JP6930480B2 - インクジェットインク及び錠剤 - Google Patents

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Description

本発明は、インクジェットインク及び錠剤に関する。
インクジェット印刷用インク(以下、単に「インクジェットインク」とも称する。)には、可食性を有するものがある。そして、可食性を有するインクジェットインクに関する技術としては、例えば、特許文献1に記載したものがある。
可食性を有するインクジェットインクには、例えば、黒色顔料として植物炭末色素等の炭末色素を含んだものがある。
特開2006−169301号公報
炭末色素を顔料として含んだインクジェットインクにおいて、その顔料の濃度を高める、即ちその顔料を高濃度化すると印刷間欠再開性が低下することがある。このため、炭末色素を顔料として含んだインクジェットインクにおいて、その顔料を高濃度化することは困難であった。
本発明は、上記の事情に鑑みてなされたものであり、炭末色素を顔料として含んだインクジェットインクにおいて、その顔料を高濃度化した場合であっても印刷間欠再開性の低下を低減することができるインクジェットインク、及び、そのインクジェットインクで印刷した印刷部を備える錠剤を提供することを目的とする。
本発明の一態様に係る炭末色素は、可食性を有するインクに含める炭末色素であって、前記炭末色素1質量部を99質量部の水に分散させたときに生成する炭分散液のpHが4.0以上8.6以下の範囲内となる炭末色素である。
また、本発明の一態様に係るインクジェットインクは、可食性を有するインクジェットインクであって、炭末色素を含む顔料と、水を含む分散溶媒と、前記分散溶媒中で前記顔料を分散させるための分散剤と、を有し、前記インクジェットインクのpHが4.0以上8.6以下の範囲内である。
本発明の一態様であれば、炭末色素を顔料として含んだインクジェットインクにおいて、その顔料を高濃度化した場合であっても印刷間欠再開性の低下を低減することができる。
本実施形態に係る医療用錠剤の第1の構成例を示す平面図と断面図である。 本実施形態に係る医療用錠剤の第2の構成例を示す平面図と断面図である。
本発明の実施形態に係るインクジェットインクは、例えば、医療用錠剤の表面にインクジェット印刷法で文字や画像等を印刷する際に使用するインクジェットインクに関するものである。以下、本発明の実施形態に係る炭末色素、その炭末色素を含んだインクジェットインク及びそのインクジェットインクで印刷した印刷部を備える錠剤の構成について、詳細に説明する。
<構成>
〔炭末色素〕
本実施形態に係る炭末色素は、可食性を有するインクジェットインクに含める炭末色素であって、炭末色素1質量部を99質量部の水に分散させたときに生成する炭分散液のpHが4.0以上8.6以下の範囲内となる炭末色素である。炭末色素1質量部を99質量部の水に分散させたときに生成する炭分散液のpHを4.0以上8.6以下の範囲内にすることが可能な炭末色素であれば、その炭末色素をインクジェットインクに添加した場合にその炭末色素の沈着を抑制することができる。このため、その炭末色素を含んだインクジェットインクであれば、印刷間欠再開性の低下を低減することができる。
なお、炭末色素1質量部を99質量部の水に分散させたときに生成する炭分散液のpHが4.0未満となる炭末色素であると、その炭末色素をインクジェットインクに添加した場合にインク中における水素イオン濃度が高くなり過ぎ、インクジェットインク供給用ノズルの内部が破損する傾向がある。また、当該炭分散液のpHが8.6を超える炭末色素であると、その炭末色素をインクジェットインクに添加した場合にインク中における水素イオン濃度が低くなり過ぎ、炭末色素粒子の凝集が発生して印刷間欠再開性が低下する傾向がある。
本実施形態に係る炭末色素は、可食性を有する炭末色素であれば特に限定されるものではなく、例えば、薬用炭、木炭、備長炭、竹炭等の植物炭末色素といった経口摂取可能なカーボンである。これらの植物炭末色素の中でも特に竹炭が好ましい。竹炭は、その作成が容易であるため、炭末色素の製造コストを低減できる。したがって、インクジェットインク全体の製造コストの低減に寄与することができる。また、顔料に竹炭等の植物炭末色素を含めることにより、顔料自体に高い耐候性を付与することができる。
本実施形態に係る炭末色素の製造方法としては、例えば、炭末色素の原材料を焼成する条件をコントロールして炭末色素を製造する方法がある。具体的には、カーボンで形成された炭末色素を製造する場合には、そのカーボンの焼成時間、即ち炭焼き時間をコントロールして、本実施形態に係る炭末色素を製造してもよい。
また、本実施形態に係る炭末色素を化学的手法により製造する場合には、例えば、次亜塩素酸塩、亜塩素酸塩、塩素酸塩、過硫酸塩、過硼酸塩、過炭酸塩等のアルカリ金属塩やアンモニウム塩等の酸化剤と、炭末色素の原材料とを反応させて、本実施形態に係る炭末色素を製造してもよい。あるいは、炭末色素の原材料を、過酸化水素、オゾン、オゾン水またはM(Mはアルカリ金属)等の酸化剤で処理して、本実施形態に係る炭末色素を製造してもよい。
本実施形態に係る炭末色素の粒度分布は、例えば、メジアン径が80nm以上450nm以下の範囲内であり、且つ炭末色素の各粒の最大径は、0.15μm以上1μm未満の範囲内であってもよい。このような構成であれば、炭末色素を顔料として添加したインクジェットインクにおいて、その顔料を高濃度化した場合であっても印刷間欠再開性の低下をさらに低減することができる。ここで、「高濃度」とは、例えば、インクジェットインク全体に対し、例えば、顔料が2質量%以上添加されている状態をいう。なお、メジアン径が80nm未満であると、炭末色素粒子が凝集して沈着物を形成しやすくなり、印刷間欠再開性が低下する傾向がある。また、メジアン径が450nmを超えると、インクジェットインク供給用のノズルに炭末色素粒子が詰まり、印刷間欠再開性が低下する傾向がある。また、炭末色素の各粒の最大径が0.15μm未満であると、炭末色素粒子が凝集して沈着物を形成しやすくなり、印刷間欠再開性が低下する傾向がある。また、炭末色素の各粒の最大径が1μmを超えると、インクジェットインク供給用のノズルに炭末色素粒子が詰まり、印刷間欠再開性が低下する傾向がある。
〔インクジェットインク〕
本実施形態に係るインクジェットインクは、可食性を有するインクジェットインクであって、炭末色素を含む顔料と、水を含む分散溶媒と、分散溶媒中で顔料を分散させるための分散剤と、を有している。そして、そのインクジェットインクのpHは、4.0以上8.6以下の範囲内である。このような構成であれば、炭末色素を顔料として含んだインクジェットインクにおいて、その顔料を高濃度化した場合であっても印刷間欠再開性の低下を低減することができる。なお、インクジェットインクのpHが4.0未満であると、インク中における水素イオン濃度が高くなり過ぎ、インクジェットインク供給用ノズルの内部の金属部品を腐食する傾向がある。また、インクジェットインクのpHが8.6を超えると、炭末色素粒子表面に存在する親水性の酸性官能基(−OH、−COOH等)の数が少ないため、炭末色素粒子が凝集して沈着物を形成し印刷間欠再開性が低下する傾向がある。
(色素)
本実施形態に係るインクジェットインクに顔料として含まれる炭末色素は、上述した炭末色素と同じである。つまり、本実施形態に係る炭末色素は、炭末色素1質量部を99質量部の水に分散させたときに生成する炭分散液のpHが4.0以上8.6以下の範囲内となるような炭末色素である。
また、本実施形態に係る炭末色素は、可食性を有する炭末色素であればよく、特に竹炭が好ましい。このような構成であれば、他の顔料を含んだインクジェットインクと比較して顔料の沈着を抑制することができるため、印刷間欠再開性の低下をさらに低減することができる傾向がある。
また、本実施形態に係る炭末色素の粒度分布は、例えば、メジアン径が80nm以上450nm以下の範囲内であり、且つ炭末色素の各粒の最大径は、0.15μm以上1μm未満の範囲内であってもよい。このような構成であれば、顔料である炭末色素の分散安定性を高めることができるため、顔料を高濃度化した場合であっても印刷間欠再開性の低下をさらに低減することができる。
また、本実施形態において、インクジェットインクにおける炭末色素の添加量は、0.1質量%以上10質量%以下の範囲内が好ましく、0.3質量%以上5質量%以下の範囲内がより好ましい。炭末色素の添加量が0.1質量%未満であると印刷物としての視認性が低下し、10質量%を超えると炭末色素の分散安定性が低下する傾向がある。
本実施形態に係るインクジェットインクは、炭末色素としての上記カーボンの他に、インクの色味を調整するため、適宜、経口摂取可能な色素を有してもよい。経口摂取可能な色素としては、例えば食用色素として、公知の合成食用色素及び天然食用色素が適宜選択して用いられる。
合成食用色素として、例えば、タール系色素、天然色素誘導体、天然系合成色素等が挙げられる。タール系色素としては、食用赤色2号、食用赤色3号、食用赤色40号、食用赤色102号、食用赤色104号、食用赤色105号、食用赤色106号、食用黄色4号、食用黄色5号、食用青色1号、食用青色2号、食用赤色2号アルミニウムレーキ、食用赤色3号アルミニウムレーキ、食用赤色40号アルミニウムレーキ、食用黄色4号アルミニウムレーキ、食用5号アルミニウムレーキ、食用青色1号アルミニウムレーキ、食用青色2号アルミニウムレーキ等が挙げられる。天然色素誘導体としては、銅クロロフィル、銅クロロフィリンナトリウム、ノルビキシンカリウム等が挙げられる。天然系合成色素としては、β−カロテン、リボフラビン等が挙げられる。
天然食用色素としては、アントシアニン系色素、カロチノイド系色素、キノン系色素、フラボノイド系色素、ベタイン系色素、モナスカス色素、その他の天然物を起源とする色素が挙げられる。アントシアニン系色素としては、赤ダイコン色素、赤キャベツ色素、赤米色素、エルダーベリー色素、カウベリー色素、グーズベリー色素、クランベリー色素、サーモンベリー色素、シソ色素、スィムブルーベリー色素、ストロベリー色素、ダークスィートチェリー色素、チェリー色素、ハイビスカス色素、ハクルベリー色素、ブドウ果汁色素、ブドウ果皮色素、ブラックカーラント色素、ブラックベリー色素、ブルーベリー色素、プラム色素、ホワートルベリー色素、ボイセンベリー色素、マルベリー色素、ムラサキイモ色素、ムラサキトウモロコシ色素、ムラサキヤマイモ色素、ラズベリー色素、レッドカーラント色素、ローガンベリー色素、その他のアントシアニン系色素が挙げられる。カロチノイド系色素としては、アナトー色素、クチナシ黄色素、その他のカロチノイド系色素が挙げられる。キノン系色素としては、コチニール色素、シコン色素、ラック色素、その他のキノン系色素が挙げられる。フラボノイド系色素としては、ベニバナ黄色素、コウリャン色素、タマネギ色素、その他のフラボノイド系色素が挙げられる。ベタイン系色素としては、ビートレッド色素があげられる。モナスカス色素としては、ベニコウジ色素、ベニコウジ黄色素が挙げられる。その他の天然物を起源とする色素としては、ウコン色素、クサギ色素、クチナシ赤色素、スピルリナ青色素などが挙げられる。
(分散剤)
本実施形態に係るインクジェットインクは、上述の炭末色素以外に、上述の炭末色素を分散溶媒中で分散させるために分散剤を含有してもよい。
本実施形態に係るインクジェットインクが有する分散剤は、例えば、ポリジメチルシロキサン(PDMS)を含むものであってもよい。このような構成であれば、顔料である炭末色素の沈着を抑制することができるため、顔料を高濃度化した場合であっても印刷間欠再開性の低下をさらに低減することができる。
また、インクジェットインクにおけるポリジメチルシロキサンの添加量は、例えば、顔料1質量部に対して0.03質量部以上であってもよい。なお、顔料の分散安定性を考慮した場合、インクジェットインクにおける、ポリジメチルシロキサンの添加量に上限はない。しかしながら、インクジェットインクとしての用途を考えた場合、インクジェットインクにおけるポリジメチルシロキサンの添加量が10質量%を超えると、印刷適性(機上での乾燥など)を調整する為の溶媒設計が困難となる傾向がある。このため、インクジェットインクにおけるポリジメチルシロキサンの添加量は10質量%以下であることが好ましい。
また、本実施形態に係るインクジェットインクは、ポリジメチルシロキサンに加えて、他の分散剤を含んでもよい。他の分散剤としては、例えば、グリセリン脂肪酸エステル、ショ糖脂肪酸エステル、ソルビタン脂肪酸エステル、プロピレングリコール脂肪酸エステル(PGエステル)、有機酸モノグリセリド、ポリグリセリン脂肪酸エステル、レシチン、酵素処理レシチン、キラヤサポニンなどが挙げられ、これらのうち一つが単独、又は複数以上が混合して用いられてもよい。なお、グリセリン脂肪酸エステルは、例えば、少なくとも1種類がデカグリセリンラウレートを主成分とするポリグリセリン脂肪酸エステルであってもよい。このような構成であれば、顔料である炭末色素の分散安定性を高めることができるため、顔料を高濃度化した場合であっても印刷間欠再開性の低下をさらに低減することができる。なお、上記「主成分」とは、分散剤全体における質量比が最も大きい成分を意味する。
インクジェットインクにおける、他の分散剤の添加量は、0.1〜5質量%が好ましい。他の分散剤の添加量が0.1質量%を下回ると分散安定性が低下し、5質量%を上回ると印刷適性が低下する傾向がある。
また、分散剤は、破泡剤として酸化珪素微粉末を含んでいてもよい。酸化珪素微粉末は破泡剤であり、インキが泡立つのを防ぐことでインクジェット印刷における不吐出の原因になるノズル内エア混入を防ぐ効果がある。さらに、分散剤は、エマルジョン化されていてもよい。このような構成であれば、顔料である炭末色素の沈着を抑制することができるため、顔料を高濃度化した場合であっても印刷間欠再開性の低下をさらに低減することができる。
(分散溶媒)
本実施形態に係るインクジェットインクは、上述の炭末色素以外に、上述の色素を分散させるために分散溶媒を含有してもよい。本実施形態に係るインクジェットインクに添加可能な分散溶媒としては、例えば、精製水、エタノール、グリセリン、プロピレングリコール、ポリエチレングリコール300(平均分子量300)、1−プロパノール、2−プロパノール、乳酸エチルなどを挙げることができ、狙いとするインクの物性に合わせて上記成分を適宜混合して用いてよい。インクジェットインクのノズルでの乾燥を防止するために、グリセリン、プロピレングリコール、ポリエチレングリコール300の何れか一つ以上を合計で、インクジェットインク中に1質量%以上50質量%以下の範囲内で含有していることがより好ましい。インクジェットインク中における上記成分の含有量が1質量%より少ないと、インクの乾燥が起こりやすくなりノズルの目詰まりの原因となることがある。また、インクジェットインク中における上記成分の含有量が50質量%を超えると、錠剤表面における印字表面の乾燥が遅くなりすぎて、印刷した錠剤同士が接触したときに未乾燥のインクがもう一方の錠剤に付着して汚れとなるといった不具合の原因となることがある。
(内添樹脂)
本実施形態に係るインクジェットインクは、上述の色素や分散溶媒以外に、内添樹脂を含有してもよい。本実施形態に係るインクジェットインクに添加可能な内添樹脂は、可食性を有し、且つ水溶性粉末、ペースト、フレーク状の樹脂様物質であって、印字後の乾燥により錠剤表面に皮膜を形成可能な物質であればよい。上記内添樹脂としては、例えば、ポリビニルアルコール(PVA)、ヒドロキシプロピルセルロース(HPC)、ヒドロキシプロピルメチルセルロース(HPMC)、ポリビニルピロリドン(PVP)ポリエチレングリコール4000/ポリエチレングリコール1540等の高分子量ポリエチレングリコール(PEG)、セラック樹脂、メタクリル酸コポリマー(製品名:オイドラギットS100)、マルトデキストリン、エリスリトール等が挙げられる。
(レベリング剤)
本実施形態に係るインクジェットインクは、上述の色素や分散溶媒、或いは内添樹脂以外に、レベリング剤を含有してもよい。本実施形態に係るインクジェットインクに添加可能なレベリング剤は、可食性を有し、且つ水溶性の界面活性剤であればよく、例えば、ポリグリセリン脂肪酸エステル(例:太陽化学社製ジステアリン酸デカグリセリンQ−182S、同社製モノラウリン酸デカグリセリンQ−12S)、ソルビタン脂肪酸エステル(例:日光ケミカルズ社製NIKKOL SL−10)、シュガーエステル(例:第一工業製薬社製 DKエステルF−110)、ポリソルベート(花王社製 エマゾールS−120シリーズ)等が挙げられる。
なお、本実施形態に係るインクジェットインクは、上記以外に、着香料、防腐剤、消泡剤、静菌剤などの経口摂取可能な添加剤を有してもよい。
〔印刷方法〕
本実施形態に係るインクジェットインクは、印刷方法について特に限定されず、市販のインクジェットプリンタ等のインクジェット装置を用いた印刷が可能である。このため、本実施形態に係るインクジェットインクは、応用範囲が広く、非常に有用である。例えば、本実施形態に係るインクジェットインクは、ピエゾ素子(圧電セラミックス)をアクチュエータとする、所謂ドロップオンデマンド方式のインクジェット装置で印刷し得るし、他の方式のインクジェット装置でも印刷し得る。
ドロップオンデマンド方式のインクジェット装置としては、例えば、微小発熱素子を瞬間的に高温(200〜300℃)にすることで発生する水蒸気圧力でインクジェットインクを吐出するサーマルインクジェット方式を採用した装置や、アクチュエータを静電気振動させることでインクジェットインクを吐出する静電タイプの装置、超音波のキャビテーション現象を利用する超音波方式を採用した装置等が挙げられる。また、本実施形態に係るインクジェットインクが荷電性能を備えていれば、連続噴射式(コンティニュアス方式)を採用した装置を利用することも可能である。
〔錠剤〕
本実施形態では、本実施形態に係るインクジェットインクを、上述の印刷方法を用いて、例えば錠剤の表面に印字、印画してもよい。以下、実施形態に係るインクジェットインクで印刷した印刷画像を備える錠剤の構成について説明する。
本実施形態に係る錠剤は、例えば、医療用錠剤である。ここで、「医療用錠剤」とは、例えば、素錠(裸錠)、糖衣錠、腸溶錠、口腔内崩壊錠などのほか、錠剤の最表面に水溶性表面層が形成されているフィルムコーティング錠などを含むものである。
図1(a)及び(b)は、本実施形態に係る医療用錠剤の第1の構成例を示す平面図と、この平面図をX1−X’1で切断した断面図である。図1(a)及び(b)に示す医療用錠剤は素錠であり、基剤1の表面に画像9が印刷されている。この画像9は、例えば文字、記号又はバーコードなど任意の画像であり、上述したインクジェットインクを使用して、インクジェット印刷法により印刷されたものである。
図2(a)及び(b)は、本実施形態に係る医療用錠剤の第2の構成例を示す平面図と、この平面図をX2−X’2で切断した断面図である。図2(a)及び(b)に示す医療用錠剤はフィルムコーティング錠であり、基剤1を覆うフィルム5の表面に画像9が印刷されている。図2(a)及び(b)に示す画像9も、図1(a)及び(b)に示した画像9と同様、上述したインクジェットインクを使用して、インクジェット印刷法により印刷されたものである。
医療用錠剤中に含有される活性成分は特に限定されない。例えば、種々の疾患の予防・治療に有効な物質(例えば、睡眠誘発作用、トランキライザー活性、抗菌活性、降圧作用、抗アンギナ活性、鎮痛作用、抗炎症活性、精神安定作用、糖尿病治療活性、利尿作用、抗コリン活性、抗胃酸過多作用、抗てんかん作用、ACE阻害活性、β−レセプターアンタゴニストまたはアゴニスト活性、麻酔作用、食欲抑制作用、抗不整脈作用、抗うつ作用、抗血液凝固活性、抗下痢症作用、抗ヒスタミン活性、抗マラリア作用、抗腫瘍活性、免疫抑制活性、抗パーキンソン病作用、抗精神病作用、抗血小板活性、抗高脂血症作用等を有する物質など)、洗浄作用を有する物質、香料、消臭作用を有する物質等を含むが、それらに限定されない。
本実施形態に係る錠剤は、必要に応じて、活性成分とともにその用途上許容される担体を配合することができる。例えば、医療用錠剤であれば、医薬上許容される担体を配合することができる。医薬上許容される担体としては、製剤素材として慣用の各種有機あるいは無機担体物質が用いられ、例えば、賦形剤、滑沢剤、結合剤、崩壊剤、増粘剤等が適宜適量配合される。また必要に応じて、防腐剤、抗酸化剤、着色剤、甘味剤等の添加物を用いることもできる。
<本実施形態の効果>
(1)本実施形態に係る炭末色素は、可食性を有するインクに含める炭末色素であって、炭末色素1質量部を99質量部の水に分散させたときに生成する炭分散液のpHが4.0以上8.6以下の範囲内となる。
このような構成であれば、顔料である炭末色素を高濃度でインクジェットインクに含めた場合であっても、従来技術と比較して、炭末色素の沈着を抑制することができるため、印刷間欠再開性の低下を低減することができる。
(2)また、本実施形態に係る炭末色素の粒度分布は、メジアン径が80nm以上450nm以下の範囲内であり、炭末色素の各粒子の最大径は、0.15μm以上1μm未満の範囲内であってもよい。
このような構成であれば、インクジェットインク供給用のノズルに炭末色素が詰まること、即ち炭末色素によるノズル詰まりを抑制することができる。
(3)また、本実施形態に係る炭末色素は、竹炭を主成分としてもよい。
このような構成であれば、炭末色素の作製が容易となるので、炭末色素の製造コストを低減できる。したがって、インクジェットインクの製造コストの低減に寄与することができる。また、顔料に炭(竹炭)を含めることにより、顔料自体に高い耐候性を付与することができる。
(4)本実施形態に係るインクジェットインクは、可食性を有するインクジェットインクであって、炭末色素を含む顔料と、水を含む分散溶媒と、分散溶媒中で顔料を分散させるための分散剤と、を有し、インクジェットインクのpHが4.0以上8.6以下の範囲内である。
このような構成であれば、顔料である炭末色素の濃度を高めたインクジェットインクであっても、従来技術と比較して、炭末色素の沈着を抑制することができるため、印刷間欠再開性の低下を低減することができる。
(5)また、本実施形態に係るインクジェットインクに含まれる分散剤は、ポリジメチルシロキサンを含んでもよい。
このような構成であれば、顔料を分散溶媒中で安定に分散させることができる、即ち、顔料の分散安定性を高めることができる。
(6)また、本実施形態に係るインクジェットインクに含まれる分散剤が有するポリジメチルシロキサンの含有量は、顔料1質量部に対して0.03質量部以上であってもよい。
このような構成であれば、顔料の分散安定性をさらに高めることができる。
(7)また、本実施形態に係るインクジェットインクに含まれる分散剤は、エマルジョン化されていてもよい。
このような構成であれば、水を含む分散溶媒と、分散剤とが均一に混ざり合った状態を安定に保持することができる。
(8)また、本実施形態に係るインクジェットインクに含まれる分散剤は、ソルビタン脂肪酸エステルを含んでもよい。
このような構成であれば、ソルビタン脂肪酸エステルは、他の分散剤の乳化剤として機能する。
(9)また、本実施形態に係るインクジェットインクに含まれる分散剤は、破泡剤として酸化珪素微粉末を含んでもよい。
このような構成であれば、インクジェットインクに生じた泡を酸化珪素微粉末で破泡することができる。
(10)また、本実施形態に係るインクジェットインクに含まれる分散剤は、グリセリン脂肪酸エステルを含んでもよい。
このような構成であれば、顔料の分散安定性をさらに高めることができ、しかも、インクジェット印刷時の印刷間欠再開性をさらに高めることも可能となる。即ち、顔料の分散安定性とインクジェット印刷時の印刷間欠再開性の両立が可能となる。
(11)また、本実施形態に係るインクジェットインクに含まれるグリセリン脂肪酸エステルは、少なくとも1種類はデカグリセリンラウレートを主成分とするポリグリセリン脂肪酸エステルであってもよい。
このような構成であれば、顔料の分散安定性をさらに高めることができ、しかも、インクジェット印刷時の印刷間欠再開性を高めることも可能となる。即ち、顔料の分散安定性とインクジェット印刷時の印刷間欠再開性の両立が可能となる。
(12)また、本実施形態に係るインクジェットインクに含まれる炭末色素の粒度分布は、メジアン径が80nm以上450nm以下の範囲内であり、炭末色素の各粒子の最大径は、0.15μm以上1μm未満の範囲内であってもよい。
このような構成であれば、インクジェットインク供給用のノズルに炭末色素が詰まること、即ち炭末色素によるノズル詰まりを抑制することができる。
(13)また、本実施形態に係るインクジェットインクに含まれる炭末色素は、竹炭を主成分としてもよい。
このような構成であれば、炭末色素の作製が容易となるので、炭末色素の製造コストを低減できる。したがって、インクジェットインクの製造コストの低減に寄与することができる。また、顔料に炭(竹炭)を含めることにより、顔料自体に高い耐候性を付与することができる。
(14)また、本実施形態に係るインクジェットインクは、錠剤表面への直接印刷、食品への直接印刷、医薬品及び食品に直接触れるパッケージに用いられるものであってもよい。
このような構成であれば、錠剤表面への直接印刷、食品への直接印刷が可能となり、また、医薬品及び食品に直接触れるパッケージに使用可能となる。
(15)また、本実施形態に係る錠剤は、上述したインクジェットインクで印刷した印刷画像を備えている。
このような構成であれば、錠剤の表面に印刷された印刷画像部分に対しても可食性を付与することができる。
(16)また、本実施形態に係る錠剤は、医療用錠剤であってもよい。
このような構成であれば、医療用錠剤の表面に印刷された印刷画像部分に対しても可食性を付与することができる。
〔変形例〕
本実施形態では、錠剤として医療用錠剤を例に挙げて説明したが、本発明のこれに限定されるものではない。本実施形態に係るインクジェットインクの印刷対象は特に制限されず、例えば、飼料、肥料、洗浄剤、ラムネ菓子などの食品といった各種錠剤の表面に印刷してもよい。また、本実施形態に係るインクジェットインクは、印刷対象のサイズについても特に制限されず、種々のサイズの錠剤について適用可能である。
[実施例]
以下、本発明を実施例によりさらに詳しく説明するが、本発明は、実施例により何ら限定されるものではない。
本発明者は、実施例1〜10のインクジェットインクと、比較例1〜2のインクジェットインクとを作製した。表1に、実施例1〜10のインクジェットインクと、比較例1〜2のインクジェットインクの各成分を示す。なお、表1に記載された各分散剤の量は、炭末色素1質量部に対する各分散剤の添加量を示している。また、表1において、「−」で示した箇所は、該当する物質を添加していないことを意味している。
Figure 0006930480
また、実施例1〜10、比較例1〜2の各インクジェットインクについて、顔料の分散安定性及び印刷間欠再開性の各評価を行った。表1に、各評価の結果を示す。
(1)分散安定性の評価
実施例1〜10、比較例1〜2の各インクジェットインクを40℃にて7日間放置し、顔料のメジアン径を計測した。具体的には、インク調製直後のメジアン径に対して、40℃で7日間放置後のメジアン径の増加幅を測定した。
メジアン径の増大は、顔料である炭末色素の粒子が凝集していることを意味し、分散安定性が低いことを意味する。評価基準は以下の通りである。
◎:メジアン径の増加幅が10nm以下
○:メジアン径の増加幅が20nm以下
△:メジアン径の増加幅が30nm以下
×:メジアン径の増加幅が30nm超
なお、メジアン径の増加幅の評価、即ち分散安定性の評価が「◎」、「○」及び「△」であれば、品質上優れたものであるが、「×」であっても品質上何ら問題はない。
(2)印刷間欠再開性の評価
インクジェットヘッドには、印刷解像度が主走査方向600dpi、副走査方向(錠剤等の記録媒体の搬送方向)600dpi、トータルノズル数2,656の圧電セラミック駆動のドロップオンデマンド型インクジェットヘッドを用いた。規定時間(30分〜120分間)フラッシングなく上記インクを上記インクジェットヘッド内にて放置した後、上記インクジェットヘッドを用いて、1ドロップ6plの印刷ドロップ量にてテストパターンを印刷した。そして、テストパターンの印刷状況から、全ノズルから不吐出量なく吐出できているか否かを確認した。なお、表1では、印刷間欠再開性の評価結果として、インクの吐出が可能な放置時間を測定した。評価基準は以下の通りである。
○:30分間以上
×:30分間未満
なお、印刷間欠再開性の評価が「○」であれば品質上優れたものであるが、「×」であっても品質上何ら問題はない。
上記結果から、可食性を有するインクジェットインクであって、炭末色素を含む顔料と、水を含む分散溶媒と、分散溶媒中で顔料を分散させるための分散剤と、を有するインクジェットインクは、そのpHが4.0以上8.6以下の範囲内であれば、その顔料を高濃度化した場合であっても、顔料の粒子の凝集を抑制し顔料の沈着を抑制することができ、印刷間欠再開性の低下を低減することができることがわかる。
1 基剤
5 フィルム
9 画像

Claims (8)

  1. 可食性を有するインクジェットインクにおいて、
    炭末色素を含む顔料と、水を含む分散溶媒と、前記分散溶媒中で前記顔料を分散させるための分散剤と、を有し、
    前記インクジェットインクのpHが4.0以上8.6以下の範囲内であり、
    前記炭末色素の粒度分布は、メジアン径が80nm以上450nm以下の範囲内であり、
    前記炭末色素の各粒子の最大径は、0.15μm以上1μm未満の範囲内であり、
    前記インクジェットインクを40℃で7日間放置した後の前記炭末色素のメジアン径の増加幅が30nm以下であり、
    前記分散剤は、ポリジメチルシロキサンのみを含み、
    前記ポリジメチルシロキサンの含有量は、前記顔料1質量部に対して0.03質量部以上10質量部以下の範囲内であり、
    前記インクジェットインクにおける前記炭末色素の添加量は、0.3質量%以上5質量%以下の範囲内であることを特徴とするインクジェットインク。
  2. 前記分散剤は、エマルジョン化されていることを特徴とする請求項に記載のインクジェットインク。
  3. 前記分散剤は、破泡剤として酸化珪素微粉末を含むことを特徴とする請求項1または請求項2に記載のインクジェットインク。
  4. 前記炭末色素は、竹炭を主成分とすることを特徴とする請求項から請求項のいずれか1項に記載のインクジェットインク。
  5. 錠剤表面への直接印刷、食品への直接印刷、医薬品及び食品に直接触れるパッケージに用いられることを特徴とする請求項から請求項のいずれか1項に記載のインクジェットインク。
  6. 可食性を有するインクジェットインクにおいて、
    炭末色素を含む顔料と、水を含む分散溶媒と、前記分散溶媒中で前記顔料を分散させるための分散剤と、を有し、
    前記インクジェットインクのpHが4.0以上8.6以下の範囲内であり、
    前記分散剤は、ポリジメチルシロキサンのみを含み、
    前記ポリジメチルシロキサンの含有量は、前記顔料1質量部に対して0.03質量部以上10質量部以下の範囲内であり、
    前記インクジェットインクにおける前記炭末色素の添加量は、0.3質量%以上5質量%以下の範囲内であることを特徴とするインクジェットインク。
  7. 請求項から請求項のいずれか1項に記載のインクジェットインクで印刷した印刷部を備える錠剤。
  8. 医療用錠剤であることを特徴とする請求項に記載の錠剤。
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