JP2021117826A - 貨幣処理システム及び貨幣処理方法 - Google Patents

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Abstract

【課題】なりすましによる不正なアクセスに効率良く対応しつつ貨幣処理装置の入金データを正確かつ効率的に管理装置に通知することを課題とする。【解決手段】貨幣処理装置100への入金データを電子署名した署名データをレジ担当者が所持する携帯端末20に受け渡し、この携帯端末20から中継管理装置30に署名データを送信し、この中継管理装置30において入金データの正当性を認証し、中継管理装置30は、入金データが正当であることを条件として管理装置40に入金データの署名データを送信する。【選択図】図1

Description

本発明は、なりすましによる不正なアクセスに効率良く対応しつつ貨幣処理装置への入金又は出金に係る貨幣情報を正確かつ効率的に管理装置に通知することができる貨幣処理システム及び貨幣処理方法に関する。
従来、スーパーマーケット及び百貨店等の商業施設のレジ担当者が、レジに配設された釣銭機の収納部に収納された貨幣を取り出し、商業施設に配設された売上金入金機に貨幣を収納する貨幣処理システムが知られている。かかる貨幣処理システムでは、貨幣の運搬を業務とする警送会社の担当者が、売上金入金機から貨幣を取り出して現金センタに搬送するとともに、この貨幣の枚数を計数する。そして、警送会社の端末装置では、計数された貨幣分の金額が商業施設の顧客の銀行口座に振込処理される(例えば、特許文献1を参照)。
かかる貨幣処理システムにおいて、商業施設に設置された売上金入金機と、警送会社の端末装置とが通信可能に接続されていたならば、売上金入金機から回収された貨幣の金額を警送会社の端末装置に通知し、警送会社の端末装置が回収された貨幣の金額を顧客の銀行口座に振込処理することになる。このように、売上金入金機がオンライン運用されている場合には、警送会社の端末装置が顧客の銀行口座に振込処理する金額を特定することができる。
特開2016−162140号公報
しかしながら、上記従来技術のように売上金入金機をオンライン運用としたならば、悪意のある不正者の端末装置が売上金入金機になりすまして警送会社の管理装置又は中継管理装置に不正にアクセスし、売上金入金機から回収された貨幣の金額の改ざん又は振込先の銀行口座の改ざん等の不正が行われる可能性がある。
また、従来の商業施設に配設された売上金入金機は、オフライン運用されるケースもあるが、かかるオフライン運用を行う場合には売上金入金機から回収された貨幣の金額を手作業で処理しなければならず効率的ではなく、入力ミスが生じる可能性もある。
このため、なりすましによる不正なアクセスに効率良く対応しつつ売上金入金機から回収された正確な貨幣の金額をいかに効率良く警送会社の端末装置に通知するかが重要な課題となっている。かかる課題は、売上金入金機だけではなく各種の貨幣処理装置を用いる場合にも同様に生ずる課題である、また、貨幣処理装置に入金する場合だけではなく貨幣処理装置から出金を行う場合にも同様に生ずる課題である。さらに、警送会社の端末装置以外の管理装置に通知する場合にも同様に生ずる課題である。
本発明は、上記従来技術の課題を解決するためになされたものであって、なりすましによる不正なアクセスに効率良く対応しつつ貨幣処理装置への入金又は出金に係る貨幣情報を正確かつ効率的に管理装置に通知することができる貨幣処理システム及び貨幣処理方法を提供することを目的とする。
上述した課題を解決し、目的を達成するため、本発明は、貨幣処理装置に対する貨幣の入金又は出金を行う利用者が所持する携帯端末と、少なくとも前記貨幣処理装置に対する入金又は出金がなされた貨幣に係る貨幣情報の中継処理を行う中継管理装置とを備え、前記貨幣処理装置は、貨幣の入金又は出金を行う場合に、入金又は出金された貨幣の貨幣情報を電子署名した第1の署名データを生成して前記携帯端末に受け渡し、前記中継管理装置は、前記携帯端末から取得した前記第1の署名データの復元変換結果に基づいて前記貨幣情報が正当であると判定したならば、該貨幣情報を電子署名した第2の署名データを生成して前記貨幣情報を管理する管理装置に送信することを特徴とする。
また、本発明は、上記発明において、前記管理装置は、前記中継管理装置から受信した前記第2の署名データに含まれる前記貨幣情報が前記貨幣処理装置に入金する入金情報である場合に、該入金情報に含まれる入金金額を所定の金融機関口座に振込処理することを特徴とする。
また、本発明は、第1の秘密鍵及び第1の公開鍵が割り当てられた携帯端末と、第2の秘密鍵及び第2の公開鍵が割り当てられ、貨幣処理装置に対する貨幣の入金情報の中継処理を行う中継管理装置とを備え、前記貨幣処理装置は、前記第2の秘密鍵により前記入金情報に対して電子署名を行った第1の署名データを前記第1の公開鍵により暗号化した暗号データを生成し、生成した暗号データを前記携帯端末に受け渡し、前記携帯端末は、前記貨幣処理装置から受け渡された前記暗号データを前記第1の秘密鍵により復号化して署名データを生成し、生成した署名データを前記中継管理装置に送信し、前記中継管理装置は、前記携帯端末から受信した前記署名データを前記第2の公開鍵により復元変換して前記署名データに含まれる入金情報が正当であるか否かを判定し、前記入金情報が正当であると判定されたならば、前記入金情報を自装置に割り当てられた第3の秘密鍵により電子署名を行って第2の署名データを生成し、生成した第2の署名データを、前記入金情報を管理する管理装置に対して送信することを特徴とする。
また、本発明は、上記発明において、前記管理装置は、前記中継管理装置から受信した前記第2の署名データを前記中継管理装置に割り当てられた第3の公開鍵で復元変換して前記第2の署名データに含まれる入金情報が正当であるか否かを判定し、前記入金情報が正当であると判定されたならば、前記入金情報に含まれる入金金額を所定の金融機関口座に振込処理することを特徴とする。
また、本発明は、上記発明において、前記中継管理装置は、前記携帯端末から受信した前記第1の署名データを前記第2の公開鍵により復元変換して前記第1の署名データに含まれる入金情報が正当であるか否かを判定し、前記入金情報が正当であると判定されたならば、前記入金情報を自装置に割り当てられた第3の秘密鍵により電子署名を行って第2の署名データを生成し、生成した第2の署名データを前記携帯端末に送信することを特徴とする。
また、本発明は、上記発明において、前記携帯端末は、前記貨幣処理装置に貨幣を入金する店舗の担当者が所持する携帯端末であることを特徴とする。
また、本発明は、上記発明において、前記貨幣処理装置は、前記入金情報に対して電子署名を行った第1の署名データを図形コード化した図形コードを所定の表示部に表示し、前記携帯端末は、所定の撮像部で前記貨幣処理装置の所定の表示部を撮像し、撮像した図形コードの画像に基づいて前記第1の署名データを取得することを特徴とする。
また、本発明は、上記発明において、前記貨幣処理装置は、前記入金情報に対して電子署名を行った第1の署名データを近距離無線通信により前記携帯端末に送信することを特徴とする。
また、本発明は、上記発明において、前記中継管理装置は、学習用の複数の入金情報を用いた教師有り学習により生成された学習済みモデルに対して、前記署名データを前記第2の公開鍵により復元変換して得られる入金情報を入力し、前記学習済みモデルからの出力結果に基づいて、前記署名データに含まれる入金情報が正当であるか否かを判定することを特徴とする。
また、本発明は、貨幣処理装置に貨幣を入金する利用者が所持する携帯端末と、少なくとも前記貨幣処理装置に入金された貨幣の入金情報の中継処理を行う中継管理装置とを備え、前記貨幣処理装置は、前記入金情報に対して第1の電子署名を行った第1の署名データを前記携帯端末に受け渡し、前記携帯端末は、前記第1の署名データの復元変換結果により該第1の署名データに含まれる入金情報が正当であると判定された場合に、前記第1の署名データに含まれる前記入金情報に対して第2の電子署名を行った第2の署名データを前記中継管理装置に送信し、前記中継管理装置は、前記第2の署名データの復元変換結果により該第2の署名データに含まれる入金情報が正当であると判定された場合に、前記第2の署名データに含まれる前記入金情報に対して第3の電子署名を行った第3の署名データを、前記貨幣情報を管理する管理装置に送信することを特徴とする。
また、本発明は、上記発明において、前記管理装置は、前記第3の署名データの復元変換結果により該第3の署名データに含まれる入金情報が正当であると判定された場合に、前記第3の署名データに含まれる前記入金情報の入金金額を所定の金融機関口座に振込処理することを特徴とする。
また、本発明は、第1の秘密鍵及び第1の公開鍵が割り当てられるとともに貨幣処理装置に対する貨幣の出金を行う利用者が所持する携帯端末と、第2の秘密鍵及び第2の公開鍵が割り当てられるとともに前記貨幣処理装置に対する出金がなされた貨幣の出金情報の中継処理を行う中継管理装置とを備え、前記貨幣処理装置は、前記第2の秘密鍵により前記出金情報に対して電子署名を行った第1の署名データを前記第1の公開鍵により暗号化した暗号データを生成し、生成した暗号データを前記携帯端末に受け渡し、前記携帯端末は、前記貨幣処理装置から受け渡された前記暗号データを前記第1の秘密鍵により復号化して署名データを生成し、生成した署名データを前記中継管理装置に送信し、前記中継管理装置は、前記携帯端末から受信した前記署名データを前記第2の公開鍵により復元変換して前記署名データに含まれる出金情報が正当であるか否かを判定し、前記出金情報が正当であると判定されたならば、前記出金情報を自装置に割り当てられた第3の秘密鍵により電子署名を行って第2の署名データを生成し、生成した第2の署名データを、前記出金情報を管理する管理装置に対して送信することを特徴とする。
また、本発明は、貨幣処理装置から貨幣を出金する利用者が所持する携帯端末と、少なくとも前記貨幣処理装置から出金された貨幣の出金情報の中継処理を行う中継管理装置とを備え、前記貨幣処理装置は、前記出金情報に対して第1の電子署名を行った第1の署名データを前記携帯端末に受け渡し、前記携帯端末は、前記第1の署名データの復元変換結果により該第1の署名データに含まれる出金情報が正当であると判定された場合に、前記第1の署名データに含まれる前記出金情報に対して第2の電子署名を行った第2の署名データを前記中継管理装置に送信し、前記中継管理装置は、前記第2の署名データの復元変換結果により該第2の署名データに含まれる出金情報が正当であると判定された場合に、前記第2の署名データに含まれる前記出金情報に対して第3の電子署名を行った第3の署名データを、前記出金情報を管理する管理装置に送信することを特徴とする。
また、本発明は、貨幣処理装置に対する貨幣の入金又は出金を行う利用者が所持する携帯端末と、少なくとも前記貨幣処理装置に対する入金又は出金がなされた貨幣に係る貨幣情報の中継処理を行う中継管理装置とを有する貨幣処理システムにおける貨幣処理方法であって、前記貨幣処理装置が、貨幣の入金又は出金を行う場合に、入金又は出金された貨幣の貨幣情報を電子署名した第1の署名データを生成して前記携帯端末に受け渡す工程と、前記中継管理装置が、前記携帯端末から取得した前記第1の署名データの復元変換結果に基づいて前記貨幣情報が正当であると判定したならば、該貨幣情報を電子署名した第2の署名データを生成して前記貨幣情報を管理する管理装置に送信する工程とを含むことを特徴とする。
また、本発明は、第1の秘密鍵及び第1の公開鍵が割り当てられるとともに貨幣処理装置に対する貨幣の入金を行う利用者が所持する携帯端末と、第2の秘密鍵及び第2の公開鍵が割り当てられるとともに前記貨幣処理装置に対する入金がなされた貨幣の入金情報の中継処理を行う中継管理装置とを有する貨幣処理システムにおける貨幣処理方法であって、前記貨幣処理装置が、前記第2の秘密鍵により前記入金情報に対して電子署名を行った第1の署名データを前記第1の公開鍵により暗号化した暗号データを生成し、生成した暗号データを前記携帯端末に受け渡す工程と、前記携帯端末が、前記貨幣処理装置から受け渡された前記暗号データを前記第1の秘密鍵により復号化して署名データを生成し、生成した署名データを前記中継管理装置に送信する工程と、前記中継管理装置が、前記携帯端末から受信した前記署名データを前記第2の公開鍵により復元変換して前記署名データに含まれる入金情報が正当であるか否かを判定し、前記入金情報が正当であると判定されたならば、前記入金情報を自装置に割り当てられた第3の秘密鍵により電子署名を行って第2の署名データを生成し、生成した第2の署名データを、前記入金情報を管理する管理装置に対して送信する工程とを含むことを特徴とする。
また、本発明は、貨幣処理装置に貨幣を入金する利用者が所持する携帯端末と、少なくとも前記貨幣処理装置に入金された貨幣の入金情報の中継処理を行う中継管理装置とを有する貨幣処理システムにおける貨幣処理方法であって、前記貨幣処理装置が、前記入金情報に対して第1の電子署名を行った第1の署名データを前記携帯端末に受け渡す工程と、前記携帯端末が、前記第1の署名データの復元変換結果により該第1の署名データに含まれる入金情報が正当であると判定された場合に、前記第1の署名データに含まれる前記入金情報に対して第2の電子署名を行った第2の署名データを前記中継管理装置に送信する工程と、前記中継管理装置が、前記第2の署名データの復元変換結果により該第2の署名データに含まれる入金情報が正当であると判定された場合に、前記第2の署名データに含まれる前記入金情報に対して第3の電子署名を行った第3の署名データを、前記入金情報を管理する管理装置に送信する工程とを含むことを特徴とする。
本発明によれば、なりすましによる不正なアクセスに効率良く対応しつつ貨幣処理装置への入金又は出金に係る貨幣情報を正確かつ効率的に管理装置に通知することができる。
図1は、実施形態に係る貨幣処理システムの概要を説明するための説明図である。 図2は、図1に示した貨幣処理装置の外観構成を示す図である。 図3は、図2に示した紙幣処理ユニットの内部構成を示す図である。 図4は、図2に示した硬貨処理ユニットの内部構成を示す構成図である。 図5は、図1に示した貨幣処理装置における制御系の構成を示す図である。 図6は、図5に示した在高データ、入金データ、自装置秘密鍵データ及び携帯端末公開鍵データの一例を示す図である。 図7は、図1に示した携帯端末の構成を示す機能ブロック図である。 図8は、図7に示した自装置秘密鍵データ、中継管理装置公開鍵データ及び入金データの一例を示す図である。 図9は、図1に示した中継管理装置の内部構成を示す図である。 図10は、図9に示した自装置秘密鍵データ及び貨幣処理装置公開鍵データの一例を示す図である。 図11は、図1に示した管理装置の構成を示す機能ブロック図である。 図12は、図11に示した中継管理装置公開鍵データ及び振込処理データの一例を示す図である。 図13は、実施形態に係る貨幣処理装置の処理手順を示すフローチャートである。 図14は、変形例に係る貨幣処理システムの概要を説明するための説明図である。 図15は、紙幣識別計数機の概観を示す斜視図である。
以下に、添付図面を参照して、本発明に係る貨幣処理システム及び貨幣処理方法の好適な実施形態を詳細に説明する。なお、以下に示す実施形態では、RSA暗号と呼ばれる公開鍵暗号を本発明に適用した場合を中心に説明することとする。
<実施形態に係る貨幣処理システムの概要>
まず、本実施形態に係る貨幣処理システムの概要について説明する。図1は、本実施形態に係る貨幣処理システムの概要を説明するための説明図である。図1に示す店舗には、図示しないPOSレジ及び釣銭機並びに貨幣処理装置100が設置されている。釣銭機に収納された売上金となる貨幣は、レジ係員等によって貨幣処理装置100に運搬され、貨幣処理装置100に入金される。具体的には、釣銭機に収納された売上金となる紙幣は、例えば釣銭機の取り外し可能な紙幣カセットを介して貨幣処理装置100に入金され、釣銭機に収納された売上金となる硬貨は、袋詰めにされた状態で貨幣処理装置100に運搬され、貨幣処理装置100に入金される。その後、貨幣処理装置100内の貨幣は、警送会社等によって現金センタに運搬されるとともに、警送会社等の管理装置40が貨幣処理装置100に入金された入金金額を店舗の銀行口座に振込処理する。
ここで、この貨幣処理装置100をオンライン運用としたならば、悪意のある不正者の端末装置が貨幣処理装置100になりすまして警送会社等の管理装置40又は中継管理装置30に不正にアクセスし、貨幣処理装置100から回収された貨幣の金額の改ざん又は振込先の銀行口座の改ざん等の不正が行われる可能性がある。
また、従来の商業施設に配設された貨幣処理装置100は、オフライン運用されるケースもあるが、かかるオフライン運用を行う場合には貨幣処理装置100から回収された貨幣の金額を手作業で処理しなければならず効率的ではなく、入力ミスが生じる可能性もある。
このため、なりすましによる不正なアクセスに効率良く対応しつつ貨幣処理装置100から回収された正確な貨幣の金額をいかに効率良く警送会社等の管理装置40に通知するかが重要になる。
そこで、本実施形態に係る貨幣処理システムでは、貨幣処理装置100への入金データを電子署名した署名データをレジ担当者が所持する携帯端末20に受け渡し、この携帯端末20から中継管理装置30に署名データを送信し、この中継管理装置30において入金データの正当性を認証し、中継管理装置30は、入金データが正当であることを条件として管理装置40に入金データの署名データを送信するよう構成している。これにより、なりすましによる不正なアクセスに効率良く対応しつつ貨幣処理装置100の入金データを正確かつ効率的に管理装置40に通知することができる。
次に、各装置の概要について説明するが、事前準備として、貨幣処理装置100、携帯端末20、中継管理装置30には、それぞれ事前に公開鍵及び秘密鍵が割り当てられているものとする。具体的には、貨幣処理装置100には秘密鍵d1と公開鍵e1とが割り当てられ、携帯端末20には秘密鍵d2と公開鍵e2とが割り当てられ、中継管理装置30には秘密鍵d3と公開鍵e3とが割り当てられたものとする。
貨幣処理装置100は、スーパーマーケット等の店舗に設置されたオフライン運用される装置である。この貨幣処理装置100の記憶部には秘密鍵d1と公開鍵e2とを格納し、QRコード(登録商標)等の2次元コードを生成するプログラム、秘密鍵d1を用いて電子署名を行う電子署名プログラム、公開鍵e2を用いて暗号化を行う暗号化プログラムがインストールされている。貨幣処理装置100はオフライン運用されているため、この貨幣処理装置100のメンテナンスを担当する係員が、所定の操作を行って該貨幣処理装置100をオフラインモードに移行させ、係員端末を用いて秘密鍵d1と公開鍵e2とが設定される。なお、貨幣処理装置100に対する秘密鍵d1及び公開鍵e2の他の設定要領については後述する変形例において説明する。
この貨幣処理装置100は、貨幣の入金を受け付けたならば入金データを生成するとともに、秘密鍵d1を用いて入金データに電子署名を行って署名データを生成し、この署名データを公開鍵e2により暗号化して暗号データを生成する。その後、この暗号データを2次元コード化し、操作表示部に2次元コードを表示する。携帯端末20のカメラで2次元コードを読み取ることにより、携帯端末20に暗号データが受け渡される。
携帯端末20は、レジ係員等が所持するスマートフォン等の携帯通信端末装置であり、無線通信網を介して中継管理装置30と通信可能に接続される。携帯端末20の記憶部には秘密鍵d2が格納され、カメラにより2次元コードを読み取る2次元コードリーダのアプリと、秘密鍵d2を用いて復号化を行う復号化アプリとがインストールされている。
携帯端末20は、貨幣処理装置100から暗号データを取得したならば、該暗号データを秘密鍵d2で復号化して署名データを生成し、生成した署名データを中継管理装置30に送信する。
中継管理装置30は、携帯端末20から受信した署名データのうち、該署名データに含まれる入金データが正当であるもののみを管理装置40に送信する中継装置である。すなわち、携帯端末20になりすました不正な端末装置から偽の署名データを受信した場合には、この署名データを廃棄して管理装置40には通知しない。なお、この中継管理装置30になりすました不正な端末装置が管理装置40に偽の入金データを送信する場合に対応するために、中継管理装置30は、入金データが正当であると認証したならば、該入金データを自装置の秘密鍵d3で電子署名して署名データを生成し、生成した署名データを管理装置40に送信する。
この中継管理装置30の記憶部には秘密鍵d3と公開鍵e1とが格納され、公開鍵e1を用いて電子署名の復元変換を行う復元変換プログラムと秘密鍵d3を用いて電子署名行う電子署名プログラムとがインストールされている。
管理装置40は、警送会社に設置された管理装置であり、中継管理装置30から受信した入金データに基づいて入金者の口座に振込処理を行う。具体的には、管理装置40は、中継管理装置30から受信した署名データを公開鍵e3で復元変換し、入金データの正当性を認証する。その結果、入金データが正当であると認証したならば、入金データに含まれる入金額を入金者の口座に振込処理する。
この管理装置40の記憶部には公開鍵e3が格納され、公開鍵e3を用いて電子署名の復元変換を行う復元変換プログラムと、入金者の銀行口座に対して入金額の振込処理を行う振込プログラムがインストールされている。
次に、図1を用いて本実施形態に係る貨幣処理装置100に対する貨幣入金時の処理の流れについて説明する。レジ担当者は、図示しない店舗の釣銭機から取り外した紙幣カセットを貨幣処理装置100に装着して入金する(ステップS1)。なお、ここでは紙幣カセットを用いる場合について説明するが、紙幣カセットを使用するのではなく。レジ担当者が釣銭機から紙幣を手作業で取り出し、取り出した紙幣を手作業で貨幣処理装置100に入金してもよい。
貨幣処理装置100は、紙幣の入金を受け付けたならば、紙幣の入金額を含む入金データを生成し、貨幣処理装置100に割り当てられた秘密鍵d1で電子署名を行って署名データを生成する(ステップS2)。なお、入金データからハッシュ値を求め、求めたハッシュ値を秘密鍵d1で電子署名するよう構成することもできるが、ここでは入金データそのものを秘密鍵d1で電子署名して署名データを生成することとする。その後、貨幣処理装置100は、携帯端末20に割り当てられた公開鍵e2を用いて署名データを暗号化して暗号データを生成する(ステップS3)。なお、認証処理及び暗号化処理の詳細な説明については後述する。
貨幣処理装置100は、暗号データを2次元コードに変換して操作表示部に表示し、レジ担当者は、携帯端末20の2次元コードリーダのアプリを起動して、操作表示部に表示された2次元コードを読み取る(ステップS4)。携帯端末20は、読み取った2次元コードに含まれる暗号データを秘密鍵d2により復号化し(ステップS5)、復号化した署名データを中継管理装置30に送信する(ステップS6)。
中継管理装置30は、署名データを受信したならば、署名データを公開鍵e1で復元変換し(ステップS7)、入金データの正当性を認証する(ステップS8)。入金データが正当であるならば、中継管理装置30に割り当てられた秘密鍵d3で入金データを電子署名して署名データを生成し(ステップS9)、生成した署名データを管理装置40に送信する(ステップS10)。
管理装置40は、署名データを受信したならば、署名データを公開鍵e3で復元変換し(ステップS11)、入金データの正当性を認証する(ステップS12)。そして、入金データが正当であるならば、入金元の店舗の口座へ入金データの入金額を振込処理する(ステップS13)。
このように、本実施形態に係る貨幣処理システムでは、貨幣処理装置100への入金データを電子署名した署名データをレジ担当者が所持する携帯端末20に受け渡し、この携帯端末20から中継管理装置30に署名データを送信し、この中継管理装置30において入金データの正当性を認証し、中継管理装置30は、入金データが正当であることを条件として管理装置40に入金データの署名データを送信するよう構成している。これにより、なりすましによる不正なアクセスに効率良く対応しつつ貨幣処理装置100の入金データを正確かつ効率的に管理装置40に通知することができる。
<貨幣処理装置100の構成>
次に、貨幣処理装置100の構成について図2〜図6を用いて説明する。図2等に示すように、本実施形態に係る貨幣処理装置100は、略直方体形状の筐体101を備えており、この筐体101の内部には、紙幣の入金処理及び出金処理を行う紙幣処理ユニット110、硬貨の入金処理及び出金処理を行う硬貨処理ユニット150、及び包装硬貨(同一金種の硬貨を一定枚数(例えば、20枚や50枚)だけ棒状にまとめてフィルムや包装紙等により包装したもの)を収納する包装硬貨収納ユニット180がそれぞれ収容されている。図2に示すように、紙幣処理ユニット110及び硬貨処理ユニット150は、貨幣処理装置100を手前側から見て左右に並ぶよう配置されており、これらの紙幣処理ユニット110及び硬貨処理ユニット150の下方に包装硬貨収納ユニット180が配置されている。
図2及び図3に示すように、紙幣処理ユニット110は、筐体101の前面側の右側領域に設けられた紙幣受入部120と、筐体101の前面側において紙幣受入部120の下方に設けられた紙幣払出部122と、筐体101の内部で紙幣を1枚ずつ搬送する搬送部130と、筐体101の内部で紙幣を収納するとともに収納されている紙幣を繰出可能な複数の紙幣収納部134、136とを備えている。なお、図3において、筐体101の右側の側面が紙幣処理ユニット110の手前側の面であり、図3における左向きの方向が紙幣処理ユニット110の奥行き方向である。
図3に示すように、搬送部130は、筐体101の上部における中央位置に配置された周回搬送部130a及び複数の接続搬送部130bから構成されている。また、紙幣受入部120、紙幣払出部122、リジェクト部124、釣銭機の紙幣カセットを着脱自在に装着可能なカセット装着部126、回収カセット140及び2つの紙幣収納部134、136が、それぞれ、周回搬送部130aを取り囲むよう配置されている。
また、図3に示すように、複数の接続搬送部130bの各々により、紙幣受入部120、紙幣払出部122、リジェクト部124、カセット装着部126、回収カセット140及び2つの紙幣収納部134、136の各々と、周回搬送部130aとの間がそれぞれ接続されている。また、周回搬送部130aには識別部132が設けられており、この識別部132は、周回搬送部130aにより搬送される紙幣の金種、真偽、正損、表裏、搬送状態等の識別を行う。
周回搬送部130aは、図3における時計回りの方向及び反時計回りの方向の両方向に紙幣を1枚ずつ搬送することができる。また、搬送部130において、周回搬送部130aと各接続搬送部130bとの間で紙幣の搬送経路を切り換える経路切換部(図示せず)が、周回搬送部130aに沿って配置されている。
図2及び図3に示すように、筐体101の前面には、紙幣受入部120の紙幣受入口120aと、紙幣払出部122の紙幣取出口122aとがそれぞれ設けられている。また、カセット装着部126の前面側には扉126aが設けられており、この扉126aを開くことにより紙幣カセットをカセット装着部126に装着させたり、このカセット装着部126から紙幣カセットを取り出したりすることができる。
また、図5に示すように、カセット装着部126には、当該カセット装着部126に装着された紙幣カセットに付設されたICタグに様々なデータを書き込みまたICタグから様々なデータを読み取るリーダライタ128が設けられている。
紙幣受入部120には紙幣繰出機構121が設けられており、紙幣受入口120aに1枚あるいは複数枚の紙幣が投入されたことが検知されると、紙幣繰出機構121が駆動されることにより、紙幣が接続搬送部130bを介して周回搬送部130a側へ1枚ずつ繰り出される。
紙幣払出部122は、各紙幣収納部134、136から周回搬送部130aに繰り出された紙幣を紙幣取出口122aにより筐体101の外部へ放出する。
リジェクト部124は、出金処理時において各紙幣収納部134、136から繰り出された紙幣のうち、重送や斜行等の搬送異常により識別部132で識別することができない紙幣を出金リジェクト紙幣として収納する。また、紙幣受入部120から筐体101の内部に取り込まれた紙幣のうち、入金処理時において汚損等により識別部132で識別することができない紙幣は入金リジェクト紙幣として紙幣払出部122に返却される。
各紙幣収納部134、136は、識別部132の識別結果に基づいて紙幣を金種別に収納する。これらの紙幣収納部134、136には、釣銭機への釣銭準備金の紙幣として貨幣処理装置100から出金されるべき紙幣が収納される。例えば、紙幣収納部134には千円札が収納され、紙幣収納部136には五千円札が収納される。なお、一万円札は後述する回収カセット140に収納される。また、各紙幣収納部134、136には、それぞれ紙幣繰出機構135、137が設けられており、これらの紙幣収納部134、136に収納されている紙幣は、各紙幣繰出機構135、137により接続搬送部130bを介して周回搬送部130a側へ1枚ずつ繰り出される。
筐体101の内部における下部領域には回収カセット140が収容されており、警送会社により回収されるべき紙幣が回収カセット140に収納される。具体的には、識別部132により識別された紙幣が周回搬送部130aから接続搬送部130bを経て回収カセット140に送られる。また、回収カセット140の前面側には扉140aが設けられており、この扉140aを開くことにより回収カセット140を筐体101の内部に収容させたり筐体101の内部から回収カセット140を取り出したりすることができる。
次に、硬貨処理ユニット150の構成について説明する。図2及び図4に示すように、硬貨処理ユニット150は、筐体101の前面側の左側領域に設けられた硬貨受入部152と、筐体101の前面側において硬貨受入部152の下方に設けられた硬貨払出部166と、筐体101の内部で硬貨を収納するとともに収納されている硬貨を繰出可能な複数の収納繰出部160とを備えている。
硬貨受入部152は、硬貨投入口を介して受け入れた硬貨を1層1列状態で1枚ずつ筐体101内に取り込む。具体的には、硬貨受入部152には繰出ベルト等からなる硬貨繰出機構153(図5参照)が設けられており、硬貨受入部152に受け入れられた硬貨を検知するとこの硬貨繰出機構153が駆動されることにより、当該硬貨繰出機構153によって硬貨が筐体101の内部に1枚ずつ繰り出される。また、図4に示すように、硬貨受入部152には、当該硬貨受入部152により筐体101の内部に繰り出された硬貨を搬送する入金搬送部154が接続されている。
図4に示すように、入金搬送部154の途中には、硬貨の金種、真偽、正損、表裏、搬送状態等の識別を行う識別部156と、第1分岐部158とがそれぞれ設けられている。第1分岐部158は、識別部156による硬貨の識別結果に基づいて、硬貨払出部166から払い出されるべき硬貨(リジェクト硬貨等)を入金搬送部154から分岐させて出金搬送部162へ案内する。
一方、筐体101内に収納されるべき硬貨(正常硬貨等)は、入金搬送部154により各収納繰出部160へ搬送される。収納繰出部160は、硬貨を金種別に収納するとともに収納されている硬貨を繰出可能に構成されている。例えば、日本国で流通している硬貨の6つの金種(500円硬貨、100円硬貨、50円硬貨、10円硬貨、5円硬貨及び1円硬貨)に対応して6つの収納繰出部160が設けられており、入金搬送部154の上流側(すなわち、図4における下側)から低額順に各収納繰出部160に硬貨が金種毎に収納される。また、収納繰出部160には、当該収納繰出部160に収納された硬貨を1枚ずつ出金搬送部162に繰り出す硬貨繰出機構153(図5参照)が設けられている。
出金搬送部162は、収納繰出部160から繰り出された硬貨を硬貨払出部166へ搬送する。また、出金搬送部162は、第1分岐部158により入金搬送部154から分岐させられたリジェクト硬貨等を硬貨払出部166へ搬送する。
筐体101の内部における下部領域には回収カセット170が収容されており、警送会社により回収されるべき硬貨が回収カセット170に収納される。具体的には、図4に示すように、出金搬送部162の途中箇所には第2分岐部164が設けられており、当該第2分岐部164により出金搬送部162から分岐させられた硬貨が回収カセット170に送られて、この回収カセット170に収納される。また、回収カセット170の前面側には扉170aが設けられており、この扉170aを開くことにより回収カセット170を筐体101の内部に収容させたり筐体101の内部から回収カセット170を取り出したりすることができる。
<貨幣処理装置の制御系の構成>
次に、貨幣処理装置100の制御系の構成について説明する。図5は、貨幣処理装置100における制御系の構成を示すブロック図である。図5に示すように、貨幣処理装置100の筐体101の内部には制御部102が設けられており、当該制御部102により紙幣処理ユニット110、硬貨処理ユニット150及び包装硬貨収納ユニット180の各々の構成部位が制御される。
具体的には、制御部102には、紙幣処理ユニット110の紙幣繰出機構121、搬送部130、識別部132、紙幣繰出機構135、137、カセット装着部126、リーダライタ128等が接続されており、識別部132による紙幣の識別情報や、紙幣カセットに設けられたICタグからリーダライタ128により読み取られたデータが制御部102に送られるとともに、制御部102は紙幣処理ユニット110の各構成部位に指令信号を送ることにより、これらの構成部位の制御を行う。
また、制御部102には、硬貨処理ユニット150の硬貨繰出機構153、入金搬送部154、識別部156、第1分岐部158、各収納繰出部160、出金搬送部162及び第2分岐部164等が接続されており、識別部156による硬貨の識別情報が制御部102に送られるとともに、制御部102は硬貨処理ユニット150の各構成部位に指令信号を送ることにより、これらの構成部位の制御を行う。
また、制御部102には、包装硬貨収納ユニット180のロック機構184及び重量計186等が接続されており、重量計186による包装硬貨の測定結果が制御部102に送られるとともに、制御部102はロック機構184に指令信号を送ることにより当該ロック機構184の制御を行う。
ロック機構184は、包装硬貨収納ユニット180の引出部を筐体101の内部にロックする機構であり、引出部が筐体101の内部にロックされている状態では当該引出部を筐体101の内部から手前側に引き出すことができず、包装硬貨の収納や取出しが制限される。重量計186は、包装硬貨収納ユニット180に収納されている包装硬貨の重量を測定する。このような重量計186により測定される包装硬貨の重量に基づいて、制御部102において包装硬貨収納ユニット180に収納されている包装硬貨の数が検知される。
また、図5に示すように、制御部102には、操作表示部104及び記憶部105がそれぞれ接続されている。操作表示部104は、筐体101の上部に設けられたタッチパネル等からなり、操作者が操作するための操作画面や、紙幣処理ユニット110、硬貨処理ユニット150及び包装硬貨収納ユニット180の各々に収納されている貨幣の在高に係る情報が操作表示部104に表示される。また、このような操作表示部104において操作者は操作画面における操作ボタンに指を触れることによって制御部102に様々な指令を入力することができる。
記憶部105は、不揮発性のメモリ又はハードディスク装置等からなる記憶デバイスであり、在高データ105a、入金データ105b、自装置秘密鍵データ105c及び携帯端末公開鍵データ105dを記憶する。在高データ105aは、紙幣処理ユニット110、硬貨処理ユニット150、包装硬貨収納ユニット180、回収カセット140及び回収カセット170の各々に収納されている貨幣の在高を示す。
入金データ105bは、貨幣処理装置100の入金に関するデータであり、入金日時、入金者ID及び入金額を含む。自装置秘密鍵データ105cは、貨幣処理装置100に割り当てられた秘密鍵を示すデータであり、図1に示した秘密鍵d1に相当する。携帯端末公開鍵データ105dは、携帯端末20に割り当てられた公開鍵に関するデータであり、図1に示した公開鍵e2に相当する。
制御部102は、貨幣処理装置100の全体制御を行う制御部であり、入金管理部102a、電子署名処理部102b、暗号化処理部102c、コード化処理部102d及び表示制御部102eを有する。実際には、これらのプログラムをCPU(Central Processing Unit)にロードして実行することにより、入金管理部102a、電子署名処理部102b、暗号化処理部102c、コード化処理部102d及び表示制御部102eにそれぞれ対応するプロセスを実行させることになる。
入金管理部102aは、入金額を管理する処理部である。入金管理部102aは、紙幣カセットが装着されたならば、紙幣処理ユニット110に紙幣の収納を指示する。紙幣処理ユニット110が紙幣カセットから紙幣を繰り出して収納したならば、入金管理部102aは、収納された紙幣の金額により入金データ105bを更新する。また、入金管理部102aは、貨幣処理装置100に収納された貨幣の数量を在高データ105aとして管理する。また、入金管理部102aは、操作表示部104から所定の入金データ受渡操作を受け付けたならば、入金データ105bに電子署名を行うよう電子署名処理部102bに指示する。
電子署名処理部102bは、入金管理部102aの指示を受け付けたならば、自装置秘密鍵データ105cを用いて入金データ105bの電子署名を行う。例えば、この貨幣処理システムで共通に使用する素数nが定められており、自装置秘密鍵データ105cが「d1」であり、入金データ105bをMとしたならば、
S=M^d1 mod n (1式)
により署名データSを生成する。なお、本実施形態において、「^」はべき乗を示し、「mod」は剰余演算を示すものとする。電子署名処理部102bは、署名データを生成したならば、暗号化処理部102cに暗号化を指示する。また、本実施形態に記載された電子署名は、同様の処理が行われるものとする。なお、ここでは入金データ105b全てを電子署名の対象とする場合を示したが、各レジ担当者IDの入金額を加算した総額のみを署名対象とすることもできる。
暗号化処理部102cは、携帯端末公開鍵データ105dを用いて署名データSを暗号化する。例えば、携帯端末公開鍵データ105dが「e2」であり、署名データをSとしたならば、
C=S^e2 mod n (2式)
により暗号データCを生成する。暗号化処理部102cは、暗号データを生成したならば、コード化処理部102dにコード化を指示する。
コード化処理部102dは、暗号データCを2次元コードにコード化する処理部である。かかる2次元コード化については周知技術であるため、ここではその詳細な説明を省略する。コード化処理を終えたならば、表示制御部102eに2次元コードの表示制御を行うよう指示する。表示制御部102eは、コード化処理部102dによりコード化された2次元コードを操作表示部104に表示する。
次に、図5に示した貨幣処理装置100の記憶部105に記憶されたデータの一例について説明する。図6は、図5に示した在高データ105a、入金データ105b、自装置秘密鍵データ105c及び携帯端末公開鍵データ105dの一例を示す図である。
図6(a)に示すように、在高データ105aは、貨幣処理装置100に収納された貨幣の金種別の数量を管理している。図6(a)では、一万円札の数量が「47」枚、五千円札の数量が「3」枚である状態を示している。
また、図6(b)に示すように、入金データ105bには、入金日時、レジ担当者ID及び入金額が含まれる。具体的には、入金データ105bは、入金日時「2020/01/01 20:35:00」、レジ担当者ID「U001」及び入金額「213000円」が対応付けられている。また、入金データ105bは、入金日時「2020/01/01 20:57:00」、レジ担当者ID「U013」及び入金額「365000円」が対応付けられている。
また、図6(c)に示すように、自装置秘密鍵データ105cは、貨幣処理装置100に割り当てられた秘密鍵が「abcdefg1234567」であることを示している。また、図6(d)に示すように、携帯端末公開鍵データ105dは、携帯端末20に割り当てられた公開鍵が「zxcvbnm2345678」であることを示している。
<携帯端末20の構成>
次に、図1に示した携帯端末20の構成について説明する。図7は、図1に示した携帯端末20の構成を示す機能ブロック図である。図7に示すように、携帯端末20は、操作表示部21、カメラ22、通信部23、記憶部24及び制御部25を有する。なお、ここでは説明の便宜上、本発明と直接的に関わりの無い部位及び機能部についての説明を省略する。
操作表示部21は、液晶タッチパネル等の入出力デバイスである。カメラ22は、携帯端末20の裏面等に設けられた撮像デバイスである。通信部23は、無線通信網を介して他の端末と通信するためのインタフェース部である。
記憶部24は、不揮発性のメモリ等からなる記憶デバイスであり、自装置秘密鍵データ24a、中継管理装置公開鍵データ24b及び入金データ24cを記憶する。自装置秘密鍵データ24aは、携帯端末20に割り当てられた秘密鍵を示すデータである。中継管理装置公開鍵データ24bは、中継管理装置30に割り当てられた公開鍵を示すデータである。入金データ24cは、入金者の入金額に関するデータである。
制御部25は、携帯端末20の全体制御を行う制御部であり、入金管理部25a、復号化処理部25b及び復元変換処理部25cを有する。実際には、これらのプログラムをCPUにロードして実行することにより、入金管理部25a、復号化処理部25b及び復元変換処理部25cにそれぞれ対応するプロセスを実行させることになる。
入金管理部25aは、中継管理装置30から送信された署名データに含まれる入金データに基づいて、入金者の入金額を管理する処理部である。
復号化処理部25bは、携帯端末20に割り当てられた公開鍵で暗号化された暗号データを復号化する処理部である。自装置秘密鍵データ24aが「d2」であり、暗号データをCとし、署名データをSとしたならば、
S=C^d2 mod n (3式)
により署名データSを生成する。復号化処理部25bは、署名データを生成したならば、該署名データを中継管理装置30に送信する。
復元変換処理部25cは、中継管理装置30から送信された署名データを受信したならば、この署名データの復元変換を行う処理部である。具体的には、入金データをM、署名データをS、中継管理装置公開鍵データ24bの公開鍵をe3としたならば、
M=S^e3 mod n (4式)
により入金データMを復元変換する。ここで、復元変換された入金データMが意味のあるものである(例えば、入金データとしての意味をなす)場合には、復元変換された入金データMが正当であると認証する。入金データMが正当であると認証したならば、入金データMを入金管理部25aにおいて管理するよう指示する。
次に、図7に示した携帯端末20の記憶部24に記憶したデータの一例について説明する。図8は、図7に示した自装置秘密鍵データ24a、中継管理装置公開鍵データ24b及び入金データ24cの一例を示す図である。
図8(a)に示すように、自装置秘密鍵データ24aは、携帯端末20に割り当てられた自装置秘密鍵が「bcdefgh0123456」であることを示している。また、図8(b)に示した中継管理装置公開鍵データ24bは、中継管理装置30に割り当てられた公開鍵が「poiuytr4567890」であることを示している。
また、図8(c)に示すように、入金データ24cは、入金日時、入金額及び入金確認日時を含む。具体的には、入金データ24cは、入金日時「2020/01/01 21:00:00」、入金額「578000円」及び入金確認日時「2020/01/01 21:00:30」を対応付けている。
<中継管理装置30の構成>
次に、図1に示した中継管理装置30の構成について説明する。図9は、図1に示した中継管理装置30の構成を示すブロック図である。図9に示すように、中継管理装置30は、表示部31及び入力部32と接続され、通信部33、記憶部34及び制御部35を有する。
表示部31は、液晶パネルやディスプレイ装置等の表示デバイスである。入力部32は、キーボードやマウス等の入力デバイスである。通信部33は、インターネットに接続するためのインタフェース部である。
記憶部34は、不揮発性のメモリ又はハードディスク装置等からなる記憶デバイスであり、自装置秘密鍵データ34a及び貨幣処理装置公開鍵データ34bを記憶する。自装置秘密鍵データ34aは、中継管理装置30に割り当てられた秘密鍵を示すデータであり、図1に示した秘密鍵d3に相当する。貨幣処理装置公開鍵データ34bは、貨幣処理装置100に割り当てられた公開鍵を示すデータであり、図1に示した公開鍵e1に相当する。
制御部35は、中継管理装置30の全体制御を行う制御部であり、入金管理部35a、復元変換処理部35b及び署名処理部35cを有する。実際には、これらのプログラムをCPUにロードして実行することにより、入金管理部35a、復元変換処理部35b及び署名処理部35cにそれぞれ対応するプロセスを実行させることになる。
入金管理部35aは、貨幣処理システムに含まれる全ての貨幣処理装置100に係る入金額を管理する処理部である。
復元変換処理部35bは、署名データを受け付けたならば、正当な送信元である貨幣処理装置100の貨幣処理装置公開鍵データ34bを用いて署名データを復元変換する。具体的には、入金データをM、署名データをS、貨幣処理装置公開鍵データ34bの公開鍵をe1としたならば、
M=S^e1 mod n (5式)
により入金データMを復元変換する。ここで、復元変換された入金データMが意味のあるものである(例えば、入金データとしての意味をなす)場合には、復元変換された入金データMが正当であると認証する。入金データMが正当であると認証したならば、入金データMを入金管理部35aにおいて管理するよう指示するとともに、署名処理部35cに入金データMを署名するよう指示する。
署名処理部35cは、復元変換処理部35bから署名指示を受け付けたならば、自装置秘密鍵データ34aを用いて入金データMの電子署名を行う。例えば、自装置秘密鍵データ105cが「d3」としたならば、
S2=M^d3 mod n (6式)
により署名データS2を生成し、生成した署名データを管理装置40及び携帯端末20に送信する。
次に、図9に示した中継管理装置30の記憶部34に記憶したデータの一例について説明する。図10は、図9に示した自装置秘密鍵データ34a及び貨幣処理装置公開鍵データ34bの一例を示す図である。
図10(a)に示すように、自装置秘密鍵データ34aは、中継管理装置30に割り当てられた自装置秘密鍵が「cdefghi9012345」であることを示している。また、図10(b)に示すように、貨幣処理装置公開鍵データ34bは、貨幣処理装置100に割り当てられた公開鍵が「mnbvcxz5678901」であることを示している。
<管理装置40の構成>
次に、図1に示した管理装置40の構成について説明する。図11は、図1に示した管理装置40の構成を示す機能ブロック図である。図11に示すように、管理装置40は、表示部41及び入力部42と接続され、通信部43、記憶部44及び制御部45を有する。
表示部41は、液晶パネルやディスプレイ装置等の表示デバイスである。入力部42は、キーボードやマウス等の入力デバイスである。通信部43は、インターネットに接続するためのインタフェース部である。
記憶部44は、不揮発性のメモリ等からなる記憶デバイスであり、中継管理装置公開鍵データ44a及び振込処理データ44bを記憶する。中継管理装置公開鍵データ44aは、中継管理装置30に割り当てられた公開鍵を示すデータであり、図1に示した公開鍵e3に相当する。振込処理データ44bは、入金者の口座に対して振り込まれた振込額を示すデータである。
制御部45は、管理装置40の全体制御を行う制御部であり、復元変換処理部45a及び振込処理部45bを有する。実際には、これらのプログラムをCPUにロードして実行することにより、復元変換処理部45a及び振込処理部45bにそれぞれ対応するプロセスを実行させることになる。
復元変換処理部45aは、中継管理装置30が送信した署名データS2を受信したならば、送信元である中継管理装置30に対応する中継管理装置公開鍵データ44aを用いて復元変換を行う。具体的には、入金データをM、署名データをS2、中継管理装置公開鍵データ44aの公開鍵をe3としたならば、
M=S2^e3 mod n (7式)
により入金データMを復元変換する。ここで、復元変換された入金データMが意味のあるものである(例えば、入金データとしての意味をなす)場合には、復元変換された入金データMが正当であると認証する。入金データMが正当であると認証したならば、入金データMに基づく振込処理を行うよう振込処理部45bに指示する。
振込処理部45bは、入金者の口座に対する振込処理を行う処理部である。本実施形態では、店舗の各レジ担当者が貨幣処理装置100に入金を行うため、入金金額の合計が入金者の口座(すなわち店舗の口座)に入金されることになる。なお、複数のテナントが貨幣処理装置100を共用する場合には、テナントの口座に対してそれぞれ入金額を振り込むことになる。
次に、図11に示した管理装置40の記憶部44に記憶したデータの一例について説明する。図12は、図11に示した中継管理装置公開鍵データ44a及び振込処理データ44bの一例を示す図である。
図12(a)に示すように、中継管理装置公開鍵データ44aは、中継管理装置30に割り当てられた公開鍵が「poiuytr4567890」であることを示している。
また、図12(b)に示すように、振込処理データ44bには、振込日時、振込先口座及び振込額が含まれる。具体的には、振込処理データ44bは、振込日時「2020/01/01 21:00:00」、振込先の口座「AAA」及び振込額「578000円」が対応付けられている。
次に、貨幣処理装置100の処理手順について説明する。図13は、貨幣処理装置100の処理手順を示すフローチャートである。まず、紙幣カセット受け付けたならば(ステップS101)、紙幣を収納し(ステップS102)、入金額を基に入金データ105bを更新する(ステップS103)。
入金データ105bの更新部分のデータに対して、自装置秘密鍵データ105cを用いて電子署名を行って署名データを生成し(ステップS104)、携帯端末公開鍵データ105dを用いて署名データを暗号化する(ステップS105)。
該暗号化データを2次元コード等に変換して操作表示部104に表示し(ステップS106)、操作表示部104から表示データの読取終了の操作を受け付けたならば(ステップS107;Yes)、処理を終了する。
上述してきたように、本実施形態に係る貨幣処理システムでは、貨幣処理装置100への入金データを電子署名した署名データをレジ担当者が所持する携帯端末20に受け渡し、この携帯端末20から中継管理装置30に署名データを送信し、この中継管理装置30において入金データの正当性を認証し、中継管理装置30は、入金データが正当であることを条件として管理装置40に入金データの署名データを送信するよう構成したので、なりすましによる不正なアクセスに効率良く対応しつつ貨幣処理装置の入金データを正確かつ効率的に管理装置40に通知することができる。
なお、本実施形態では、店舗の各レジに設置された釣銭機から紙幣カセットを用いて出金した紙幣を貨幣処理装置100に入金する場合を示したが、本発明はこれに限定されるものではなく、レジ担当者が手作業で釣銭機から紙幣を出金し、出金した紙幣を手作業で貨幣処理装置100に入金する場合に適用することもできる。また、紙幣だけではなく硬貨を入金する場合に適用することもできる。
また、本実施形態では、貨幣処理装置100に貨幣を入金する場合を示したが、本発明はこれに限定されるものではなく、店舗の釣銭機、出納機、金融機関の現金自動預け払い機等の各装置に入金する場合に適用することもできる。
また、本実施形態では、スーパーマーケット等の店舗の各レジに設置された釣銭機から出金された貨幣を貨幣処理装置100に貨幣を入金する場合を示したが、本発明はこれに限定されるものではなく、複数のテナントが入店する商業施設が共同利用する貨幣処理装置100を設け、各テナントのレジに設置された釣銭機から出金された貨幣を貨幣処理装置100に貨幣を入金する場合に適用することもできる。この場合には、各テナントの銀行口座がそれぞれ振込先となるため、テナント毎に入金データを管理する必要がある。
また、本実施形態では、貨幣処理装置100に貨幣を入金する場合を示したが、本発明はこれに限定されるものではなく、貨幣処理装置100から釣銭準備金などの貨幣を出金する場合に適用することもできる。管理装置40において、貨幣の入出金状況を把握する場合に有用だからである。この場合は、図1のステップS13に示した管理装置40における振込処理は実行させないが、他の処理については図1と同様に行われる。
また、本実施形態では、貨幣処理装置100から携帯端末20に入金データ等を受け渡す場合にのみ署名データを暗号化することとしたが、本発明はこれに限定されるものではなく、携帯端末20から中継管理装置30への署名データの送信時、中継管理装置30から管理装置40への署名データの送信時、中継管理装置30から携帯端末20への署名データの送信時に、同様の暗号化処理を行うこともできる。
また、本実施形態では、署名データを復元変換した際に、復元変換された入金データMが意味のあるものである(例えば、入金データとしての意味をなす)場合には、復元変換された入金データMが正当であると認証することとしたが、本発明はこれに限定されるものではない。例えば、多層ニューラルネットワーク(CNN)に深層学習による教師有り学習をさせて学習済みモデルを生成しておき、署名データから復元変換された入金データMを学習済みモデルに入力し、学習済みモデルから出力される確率に基づいて入金データMが正当であると認証することもできる。この場合における教師データには、正解、非正解の入金データのデータパターンが用いられることになる。
また、本実施形態では、入金データそのものをメッセージとして電子署名を行う場合を示したが、本発明はこれに限定されるものではなく、入金データに一方向性関数を適用したハッシュ値に対して電子署名を行ったデータと入金データとを含むデータを署名データとすることもできる。この場合には、署名データ内に入金データそのものが含まれるため、別途暗号化処理を行うことが望ましい。
また、本実施形態では、RSA暗号による暗号化及び電子署名を用いる場合を示したが、本発明はこれに限定されるものではなく、他の暗号化及び電子署名を用いる場合にも適用することができる。
また、本実施形態では、貨幣処理装置100の入金データを管理装置40に受け渡す場合について説明したが、本発明はこれに限定されるものではなく、貨幣処理装置100の仮想通貨を管理装置40に受け渡す場合に適用することもできる。また、本実施形態では、貨幣処理装置100の入金データを2次元コード化した署名データを表示し、この2次元コードを携帯端末のカメラで読み取る場合を示したが、本発明はこれに限定されるものではなく、近距離無線通信により貨幣処理装置100から携帯端末20に署名データを受け渡すこともできる。
なお、上記の実施形態では、QRコード(登録商標)等の2次元コードを用いる場合を示したが、本発明はこれに限定されるものではなく、データを図形コード化する1次元コードなどの図形コードを用いることもできる。
また、上記の実施形態では、電子署名を行う場合に、素数nに基づく有限体GF(n)を用いた場合を示したが、本発明はこれに限定されるものではなく、原始規約多項式に基づく有限体の拡大体GF(p^m)を用いることもできる。
<変形例1>
上記の実施形態では、中継管理装置30及び管理装置40において認証処理を行うこととしたが、本発明はこれに限定されるものではなく、携帯端末20においても認証処理を行うこともできる。
具体的には、貨幣処理装置100に貨幣を入金するレジ担当者が所持する携帯端末20と、少なくとも貨幣処理装置100に入金された入金データの中継処理を行う中継管理装置30とを備え、貨幣処理装置100は、入金データに対して第1の電子署名を行った第1の署名データを携帯端末20に受け渡し、携帯端末20は、第1の署名データの復元変換結果により受渡元が貨幣処理装置100であると判定された場合に、第1の署名データに対して第2の電子署名を行った第2の署名データを中継管理装置30に送信し、中継管理装置30は、第2の署名データの復元変換結果により通知元が携帯端末20であると判定された場合に、第2の署名データに含まれる入金データに対して第3の電子署名を行った第3の署名データを管理装置に通知するよう構成することになる。
<変形例2>
上記の実施形態では、貨幣処理装置100に対して、貨幣処理システムの運用開始前に自装置秘密鍵データ105c及び携帯端末公開鍵データ105d等のデータをオフラインで設定する場合を示したが、本発明はこれに限定されるものではなく、貨幣処理システムの運用開始前あるいは運用中に、必要なデータを設定または更新するよう構成することもできる。本変形例では、設定情報処理端末200を用いて、オンラインで貨幣処理装置100のデータを設定または更新する場合について説明する。
まず、本変形例に係る貨幣処理システムの概要について説明する。図14は、本変形例に係る貨幣処理システムの概要を説明するための説明図である。図14に示す貨幣処理装置100、設定情報管理装置300及び認証装置400は、インターネット等の通信網を介して通信を行うことが可能である。また、貨幣処理装置100及び設定情報処理端末200は、BLUETOOTH(登録商標)等の近距離無線通信により通信を行うことが可能である。
設定情報処理端末200は、貨幣処理装置100のデータを設定する際、認証装置400と通信を行って端末認証を受ける(ステップS21)。この際、貨幣処理装置100に対しても端末認証が行われる(ステップS22)。認証装置400は、端末認証の結果を設定情報管理装置300に通知する(ステップS23)。
設定情報処理端末200は、設定情報管理装置300から貨幣処理装置100に係る設定データをダウンロードし(ステップS24)、該設定データを基に貨幣処理装置100の設定を行う(ステップS25)。
設定情報処理端末200は、貨幣処理装置100に対する設定が終了したならば、該設定の終了と設定情報処理端末200のGPS機能を用いた設定場所の位置情報を設定情報管理装置300に送信する(ステップS26)。設定情報管理装置300は、貨幣処理装置100に対する設定状況と設定場所の位置情報を記憶する(ステップS27)。
このように、本変形例に係る貨幣処理システムでは、設定情報管理装置300及び認証装置400を構成することにより、設定情報処理端末200を用いて、オンラインで貨幣処理装置100のデータを設定または更新することができる。
なお、上記の変形例では、貨幣処理装置100に対するデータ設定について説明したが、本発明はこれに限定されるものではなく、店舗の釣銭機、券売機、ロッカー、両替機、精算機等の装置に対して構成することもできる。
<変形例3>
また、本発明は、収納部を有していない紙幣識別計数機などの貨幣計数機に適用することもできる。図15は、紙幣識別計数機501の概観を示す斜視図である。同図において、紙幣識別計数機501は、筐体502の上部前方側に、紙幣が重積状態で充填されるホッパ部503を備え、その下方の筐体502の前面部には、紙幣の計数・識別処理を行う際に種々の設定を行うとともに、それらの処理状態等を表示するための操作表示部504を備えている。この操作表示部504は、処理操作の入力などを行うための複数の操作ボタン504Aと、該操作ボタン504Aによる入力情報や計数状態などを表示するための表示パネル504Bとを有し、操作ボタン504Aの入力操作によって、例えば複数国の紙幣の計数・識別処理などが実行される。
また、紙幣識別計数機501は、筐体502の下部前方側に、計数済みの紙幣が整列集積されるスタッカ部505を備え、その上方には、計数対象から排除された紙幣が集積されるリジェクト部506を備えている。なお、符号505Aで示す部材は、スタッカ部505に搬送されてきた紙幣を受止めて、スタッカ部505に整列集積させるための羽根車である。
上記の紙幣識別計数機501は、入金モードと出金モードを備えており、入金モードでは、入金モード中に計数した紙幣を入金データとして扱う取引が実行可能であり、出金モードでは、出金モード中に計数した紙幣を出金データとして扱う取引が実行可能である。
また、上記の実施形態及び変形例で図示した各構成は機能概略的なものであり、必ずしも物理的に図示の構成をされていることを要しない。すなわち、各装置の分散・統合の形態は図示のものに限られず、その全部又は一部を各種の負荷や使用状況などに応じて、任意の単位で機能的又は物理的に分散・統合して構成することができる。
本発明に係る貨幣処理システム及び貨幣処理方法は、なりすましによる不正なアクセスに効率良く対応しつつ貨幣処理装置への入金又は出金に係る貨幣情報を正確かつ効率的に管理装置に通知する場合に有用である。
20 携帯端末
21 操作表示部
22 カメラ
23 通信部
24 記憶部
24a 自装置秘密鍵データ
24b 中継管理装置公開鍵データ
24c 入金データ
25 制御部
25a 入金管理部
25b 復号化処理部
25c 復元変換処理部
30 中継管理装置
31 表示部
32 入力部
33 通信部
34 記憶部
34a 自装置秘密鍵データ
34b 貨幣処理装置公開鍵データ
35 制御部
35a 入金管理部
35b 復元変換処理部
35c 署名処理部
40 管理装置
41 表示部
42 入力部
43 通信部
44 記憶部
44a 中継管理装置公開鍵データ
44b 振込処理データ
45 制御部
45a 復元変換処理部
45b 振込処理部
100 貨幣処理装置
101 筐体
102 制御部
102a 入金管理部
102b 電子署名処理部
102c 暗号化処理部
102d コード化処理部
102e 表示制御部
104 操作表示部
105 記憶部
105a 在高データ
105b 入金データ
105c 自装置秘密鍵データ
105d 携帯端末公開鍵データ
110 紙幣処理ユニット
120 紙幣受入部
120a 紙幣受入口
121、135、137 紙幣繰出機構
122 紙幣払出部
122a 紙幣取出口
124 リジェクト部
126 カセット装着部
126a、140a、170a 扉
128 リーダライタ
130 搬送部
130a 周回搬送部
130b 接続搬送部
132、156 識別部
134、136 紙幣収納部
140、170 回収カセット
150 硬貨処理ユニット
152 硬貨受入部
153 硬貨繰出機構
154 入金搬送部
156 識別部
158 第1分岐部
160 収納繰出部
162 出金搬送部
164 第2分岐部
166 硬貨払出部
180 包装硬貨収納ユニット
184 ロック機構
186 重量計
200 設定情報処理端末
300 設定情報管理装置
400 認証装置
501 紙幣識別計数機
502 筐体502
503 ホッパ部
504 操作表示部504
504A 操作ボタン
504B 表示パネル
505 スタッカ
505A 羽根車
506 リジェクト部

Claims (16)

  1. 貨幣処理装置に対する貨幣の入金又は出金を行う利用者が所持する携帯端末と、少なくとも前記貨幣処理装置に対する入金又は出金がなされた貨幣に係る貨幣情報の中継処理を行う中継管理装置とを備え、
    前記貨幣処理装置は、貨幣の入金又は出金を行う場合に、入金又は出金された貨幣の貨幣情報を電子署名した第1の署名データを生成して前記携帯端末に受け渡し、
    前記中継管理装置は、前記携帯端末から取得した前記第1の署名データの復元変換結果に基づいて前記貨幣情報が正当であると判定したならば、該貨幣情報を電子署名した第2の署名データを生成して前記貨幣情報を管理する管理装置に送信する
    ことを特徴とする貨幣処理システム。
  2. 前記管理装置は、
    前記中継管理装置から受信した前記第2の署名データに含まれる前記貨幣情報が前記貨幣処理装置に入金する入金情報である場合に、該入金情報に含まれる入金金額を所定の金融機関口座に振込処理することを特徴とする請求項1に記載の貨幣処理システム。
  3. 第1の秘密鍵及び第1の公開鍵が割り当てられた携帯端末と、第2の秘密鍵及び第2の公開鍵が割り当てられ、貨幣処理装置に対する貨幣の入金情報の中継処理を行う中継管理装置とを備え、
    前記貨幣処理装置は、
    前記第2の秘密鍵により前記入金情報に対して電子署名を行った第1の署名データを前記第1の公開鍵により暗号化した暗号データを生成し、生成した暗号データを前記携帯端末に受け渡し、
    前記携帯端末は、
    前記貨幣処理装置から受け渡された前記暗号データを前記第1の秘密鍵により復号化して署名データを生成し、生成した署名データを前記中継管理装置に送信し、
    前記中継管理装置は、
    前記携帯端末から受信した前記署名データを前記第2の公開鍵により復元変換して前記署名データに含まれる入金情報が正当であるか否かを判定し、前記入金情報が正当であると判定されたならば、前記入金情報を自装置に割り当てられた第3の秘密鍵により電子署名を行って第2の署名データを生成し、生成した第2の署名データを、前記入金情報を管理する管理装置に対して送信する
    ことを特徴とする貨幣処理システム。
  4. 前記管理装置は、
    前記中継管理装置から受信した前記第2の署名データを前記中継管理装置に割り当てられた第3の公開鍵で復元変換して前記第2の署名データに含まれる入金情報が正当であるか否かを判定し、前記入金情報が正当であると判定されたならば、前記入金情報に含まれる入金金額を所定の金融機関口座に振込処理する
    ことを特徴とする請求項3に記載の貨幣処理システム。
  5. 前記中継管理装置は、
    前記携帯端末から受信した前記第1の署名データを前記第2の公開鍵により復元変換して前記第1の署名データに含まれる入金情報が正当であるか否かを判定し、前記入金情報が正当であると判定されたならば、前記入金情報を自装置に割り当てられた第3の秘密鍵により電子署名を行って第2の署名データを生成し、生成した第2の署名データを前記携帯端末に送信する
    ことを特徴とする請求項3に記載の貨幣処理システム。
  6. 前記携帯端末は、
    前記貨幣処理装置に貨幣を入金する店舗の担当者が所持する携帯端末であることを特徴とする請求項1〜5のいずれか一つに記載の貨幣処理システム。
  7. 前記貨幣処理装置は、
    前記入金情報に対して電子署名を行った第1の署名データを図形コード化した図形コードを所定の表示部に表示し、
    前記携帯端末は、
    所定の撮像部で前記貨幣処理装置の所定の表示部を撮像し、撮像した図形コードの画像に基づいて前記第1の署名データを取得する
    ことを特徴とする請求項3〜6のいずれか一つに記載の貨幣処理システム。
  8. 前記貨幣処理装置は、
    前記入金情報に対して電子署名を行った第1の署名データを近距離無線通信により前記携帯端末に送信する
    ことを特徴とする請求項3〜6のいずれか一つに記載の貨幣処理システム。
  9. 前記中継管理装置は、
    学習用の複数の入金情報を用いた教師有り学習により生成された学習済みモデルに対して、前記署名データを前記第2の公開鍵により復元変換して得られる入金情報を入力し、前記学習済みモデルからの出力結果に基づいて、前記署名データに含まれる入金情報が正当であるか否かを判定する
    ことを特徴とする請求項3〜8のいずれか一つに記載の貨幣処理システム。
  10. 貨幣処理装置に貨幣を入金する利用者が所持する携帯端末と、少なくとも前記貨幣処理装置に入金された貨幣の入金情報の中継処理を行う中継管理装置とを備え、
    前記貨幣処理装置は、
    前記入金情報に対して第1の電子署名を行った第1の署名データを前記携帯端末に受け渡し、
    前記携帯端末は、
    前記第1の署名データの復元変換結果により該第1の署名データに含まれる入金情報が正当であると判定された場合に、前記第1の署名データに含まれる前記入金情報に対して第2の電子署名を行った第2の署名データを前記中継管理装置に送信し、
    前記中継管理装置は、
    前記第2の署名データの復元変換結果により該第2の署名データに含まれる入金情報が正当であると判定された場合に、前記第2の署名データに含まれる前記入金情報に対して第3の電子署名を行った第3の署名データを、前記貨幣情報を管理する管理装置に送信する
    ことを特徴とする貨幣処理システム。
  11. 前記管理装置は、
    前記第3の署名データの復元変換結果により該第3の署名データに含まれる入金情報が正当であると判定された場合に、前記第3の署名データに含まれる前記入金情報の入金金額を所定の金融機関口座に振込処理する
    ことを特徴とする請求項10に記載の貨幣処理システム。
  12. 第1の秘密鍵及び第1の公開鍵が割り当てられるとともに貨幣処理装置に対する貨幣の出金を行う利用者が所持する携帯端末と、
    第2の秘密鍵及び第2の公開鍵が割り当てられるとともに前記貨幣処理装置に対する出金がなされた貨幣の出金情報の中継処理を行う中継管理装置とを備え、
    前記貨幣処理装置は、
    前記第2の秘密鍵により前記出金情報に対して電子署名を行った第1の署名データを前記第1の公開鍵により暗号化した暗号データを生成し、生成した暗号データを前記携帯端末に受け渡し、
    前記携帯端末は、
    前記貨幣処理装置から受け渡された前記暗号データを前記第1の秘密鍵により復号化して署名データを生成し、生成した署名データを前記中継管理装置に送信し、
    前記中継管理装置は、
    前記携帯端末から受信した前記署名データを前記第2の公開鍵により復元変換して前記署名データに含まれる出金情報が正当であるか否かを判定し、前記出金情報が正当であると判定されたならば、前記出金情報を自装置に割り当てられた第3の秘密鍵により電子署名を行って第2の署名データを生成し、生成した第2の署名データを、前記出金情報を管理する管理装置に対して送信する
    ことを特徴とする貨幣処理システム。
  13. 貨幣処理装置から貨幣を出金する利用者が所持する携帯端末と、少なくとも前記貨幣処理装置から出金された貨幣の出金情報の中継処理を行う中継管理装置とを備え、
    前記貨幣処理装置は、
    前記出金情報に対して第1の電子署名を行った第1の署名データを前記携帯端末に受け渡し、
    前記携帯端末は、
    前記第1の署名データの復元変換結果により該第1の署名データに含まれる出金情報が正当であると判定された場合に、前記第1の署名データに含まれる前記出金情報に対して第2の電子署名を行った第2の署名データを前記中継管理装置に送信し、
    前記中継管理装置は、
    前記第2の署名データの復元変換結果により該第2の署名データに含まれる出金情報が正当であると判定された場合に、前記第2の署名データに含まれる前記出金情報に対して第3の電子署名を行った第3の署名データを、前記出金情報を管理する管理装置に送信する
    ことを特徴とする貨幣処理システム。
  14. 貨幣処理装置に対する貨幣の入金又は出金を行う利用者が所持する携帯端末と、少なくとも前記貨幣処理装置に対する入金又は出金がなされた貨幣に係る貨幣情報の中継処理を行う中継管理装置とを有する貨幣処理システムにおける貨幣処理方法であって、
    前記貨幣処理装置が、貨幣の入金又は出金を行う場合に、入金又は出金された貨幣の貨幣情報を電子署名した第1の署名データを生成して前記携帯端末に受け渡す工程と、
    前記中継管理装置が、前記携帯端末から取得した前記第1の署名データの復元変換結果に基づいて前記貨幣情報が正当であると判定したならば、該貨幣情報を電子署名した第2の署名データを生成して前記貨幣情報を管理する管理装置に送信する工程と
    を含むことを特徴とする貨幣処理方法。
  15. 第1の秘密鍵及び第1の公開鍵が割り当てられるとともに貨幣処理装置に対する貨幣の入金を行う利用者が所持する携帯端末と、第2の秘密鍵及び第2の公開鍵が割り当てられるとともに前記貨幣処理装置に対する入金がなされた貨幣の入金情報の中継処理を行う中継管理装置とを有する貨幣処理システムにおける貨幣処理方法であって、
    前記貨幣処理装置が、前記第2の秘密鍵により前記入金情報に対して電子署名を行った第1の署名データを前記第1の公開鍵により暗号化した暗号データを生成し、生成した暗号データを前記携帯端末に受け渡す工程と、
    前記携帯端末が、前記貨幣処理装置から受け渡された前記暗号データを前記第1の秘密鍵により復号化して署名データを生成し、生成した署名データを前記中継管理装置に送信する工程と、
    前記中継管理装置が、前記携帯端末から受信した前記署名データを前記第2の公開鍵により復元変換して前記署名データに含まれる入金情報が正当であるか否かを判定し、前記入金情報が正当であると判定されたならば、前記入金情報を自装置に割り当てられた第3の秘密鍵により電子署名を行って第2の署名データを生成し、生成した第2の署名データを、前記入金情報を管理する管理装置に対して送信する工程と
    を含むことを特徴とする貨幣処理方法。
  16. 貨幣処理装置に貨幣を入金する利用者が所持する携帯端末と、少なくとも前記貨幣処理装置に入金された貨幣の入金情報の中継処理を行う中継管理装置とを有する貨幣処理システムにおける貨幣処理方法であって、
    前記貨幣処理装置が、前記入金情報に対して第1の電子署名を行った第1の署名データを前記携帯端末に受け渡す工程と、
    前記携帯端末が、前記第1の署名データの復元変換結果により該第1の署名データに含まれる入金情報が正当であると判定された場合に、前記第1の署名データに含まれる前記入金情報に対して第2の電子署名を行った第2の署名データを前記中継管理装置に送信する工程と、
    前記中継管理装置が、前記第2の署名データの復元変換結果により該第2の署名データに含まれる入金情報が正当であると判定された場合に、前記第2の署名データに含まれる前記入金情報に対して第3の電子署名を行った第3の署名データを、前記入金情報を管理する管理装置に送信する工程と
    を含むことを特徴とする貨幣処理方法。
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