JP2021117631A - 勤怠打刻システム、打刻サーバ、勤怠打刻方法及びプログラム - Google Patents

勤怠打刻システム、打刻サーバ、勤怠打刻方法及びプログラム Download PDF

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Abstract

【課題】ユーザの携帯端末を用いたとしてもユーザによる不正打刻を防止できる勤怠打刻システム、打刻サーバ、勤怠打刻方法及びプログラムを提供する。【解決手段】勤怠打刻システム1において、打刻サーバ300は、携帯端末200から勤怠端末100に記憶された勤怠端末ID及び携帯端末200に記憶されたユーザIDに関する情報を受信する受信部と、受信部により勤怠端末ID及びユーザIDに関する情報が受信された時点のサーバ時刻を計時部から読み取るサーバ時刻読み取り部と、受信部で受信された勤怠端末ID及びユーザIDに関する情報と、サーバ時刻読み取り部により読み取られたサーバ時刻に関する情報と、を対応付けて打刻情報記憶部に登録する打刻情報登録部と、を備える。【選択図】図1

Description

本発明は、勤怠打刻システム、打刻サーバ、勤怠打刻方法及びプログラムに関する。
従業員の就業状況を適正に把握するために勤怠管理が広く行われている。携帯端末が広く普及したことに伴い、携帯端末毎に個人を識別するための識別情報を割り当て、ユーザが打刻時に携帯端末を操作し、携帯端末から打刻サーバに識別情報を送信させることで打刻を行える勤怠打刻システムが知られている。例えば、特許文献1には、携帯端末が勤怠端末に近接したことを検知すると、携帯端末のメモリに記憶された個人ID(Identification)をサーバに送信させることで打刻を行える勤怠打刻システムが開示されている。
特開2015−158838号公報
特許文献1の勤怠打刻システムにおいては、ユーザが携帯端末や勤怠端末を不正に改変し、打刻時刻を操作することを防止するための工夫がなされておらず、ユーザの打刻時刻を正確に把握する点で改善の余地がある。例えば、ユーザの携帯端末や勤怠端末に設けられたリアルタイムクロック(Real Time Clock:RTC)等を用いて打刻時刻を検出するならば、ユーザが携帯端末や勤怠端末のRTCを改変する等の不正を行う可能性もあり、適正な勤怠管理が行えないという問題がある。
本発明は、このような背景に基づいてなされたものであり、ユーザの携帯端末を用いたとしてもユーザによる不正打刻を防止できる勤怠打刻システム、打刻サーバ、勤怠打刻方法及びプログラムを提供することを目的とする。
上記目的を達成するため、本発明の第1の観点に係る勤怠打刻システムは、
勤怠端末と携帯端末と打刻サーバとを備える勤怠打刻システムであって、
前記勤怠端末は、
勤怠端末IDに関する情報を記憶する記憶部と、
前記勤怠端末の前記記憶部に記憶された勤怠端末IDに関する情報を前記勤怠端末から所定距離内に存在する前記携帯端末に送信する送信部と、を備え、
前記携帯端末は、
ユーザIDに関する情報を記憶する記憶部と、
前記勤怠端末から勤怠端末IDに関する情報を受信する受信部と、
前記携帯端末の前記受信部で受信された勤怠端末IDに関する情報と、前記携帯端末の前記記憶部に記憶されたユーザIDに関する情報と、を前記打刻サーバに送信する送信部と、を備え、
前記打刻サーバは、
前記携帯端末から勤怠端末ID及びユーザIDに関する情報を受信する受信部と、
前記打刻サーバの前記受信部で勤怠端末ID及びユーザIDに関する情報が受信された時点のサーバ時刻を計時部から読み取るサーバ時刻読み取り部と、
前記打刻サーバの前記受信部で受信された勤怠端末ID及びユーザIDに関する情報と、前記サーバ時刻読み取り部により読み取られたサーバ時刻に関する情報と、を対応付けて打刻情報記憶部に登録する打刻情報登録部と、を備える。
前記勤怠端末は、前記勤怠端末の前記記憶部に記憶された勤怠端末IDに関する情報に基づいて音声信号を生成する音声信号生成部をさらに備え、
前記勤怠端末の前記送信部は、前記音声信号生成部で生成された音声信号を発音する発音部であり、
前記携帯端末の前記受信部は、前記勤怠端末から発音された音声信号を集音する集音部であり、
前記携帯端末は、前記集音部で集音された音声信号を復調して勤怠端末IDに関する情報に変換する復調部をさらに備えてもよい。
前記携帯端末は、前記携帯端末の前記受信部が前記勤怠端末から勤怠端末IDに関する情報を受信してから前記携帯端末の前記送信部が前記打刻サーバにユーザID及び勤怠端末IDに関する情報を送信するまでの経過時間をカウントする経過時間カウント部をさらに備え、
前記携帯端末の前記送信部は、ユーザID及び勤怠端末IDに関する情報と共に前記経過時間カウント部でカウントされた経過時間に関する情報を送信し、
前記打刻サーバの前記受信部は、ユーザID、勤怠端末ID及び経過時間に関する情報を受信し、
前記打刻サーバは、前記打刻サーバの前記受信部がユーザID、勤怠端末ID及び経過時間に関する情報を受信した時点で前記計時部から読み取ったサーバ時刻から経過時間を減算することで打刻時刻を補正する打刻時刻補正部をさらに備え、
前記打刻サーバの前記打刻情報登録部は、前記打刻サーバの前記受信部で受信された勤怠端末ID及びユーザIDに関する情報と、前記打刻時刻補正部により補正された打刻時刻に関する情報と、を対応付けて前記打刻情報記憶部に登録してもよい。
前記勤怠端末は、
ユーザがICチップを有する物体を近接させた際に前記ICチップに記憶されたシリアルナンバーを読み取るシリアルナンバー読み取り部と、
前記ICチップを有する物体が前記勤怠端末に近接した時点のRTC時刻を計時部から読み取るRTC時刻読み取り部と、
前記シリアルナンバー読み取り部により読み出されたICチップのシリアルナンバーに関する情報と、前記RTC時刻読み取り部により読み取られたRTC時刻に関する情報と、を記憶するICチップ打刻情報記憶部と、を備えてもよい。
前記勤怠打刻システムは、管理者端末をさらに備え、
前記勤怠端末の前記送信部は、前記勤怠端末の前記記憶部に記憶されたシリアルナンバー及びRTC時刻に関する情報を前記管理者端末に送信し、
前記管理者端末は、
前記勤怠端末からシリアルナンバー及びRTC時刻に関する情報を受信する受信部と、
前記管理者端末の前記受信部により受信されたシリアルナンバー及びRTC時刻に関する情報を前記打刻サーバに送信する送信部と、備え、
前記打刻サーバの前記受信部は、前記管理者端末からシリアルナンバー及びRTC時刻に関する情報を受信し、
前記打刻サーバの前記打刻情報登録部は、前記打刻サーバの前記受信部により受信されたシリアルナンバー及びRTC時刻に関する情報を前記打刻情報記憶部に登録してもよい。
前記打刻サーバは、
ICチップに記憶されたシリアルナンバーとICチップを備える物体を所持するユーザのユーザIDとを対応付けて記憶するシリアルナンバー記憶部と、
同一時点における前記勤怠端末のRTC時刻と前記打刻サーバのサーバ時刻との差分であるアジャスト値を前記勤怠端末毎に記憶するアジャスト値記憶部と、
前記携帯端末からシリアルナンバー、勤怠端末ID及びRTC時刻に関する情報を受信すると、前記シリアルナンバー記憶部からシリアルナンバーに対応するユーザIDを読み取るユーザID読み取り部と、
前記打刻サーバの前記受信部で受信されたRTC時刻と、前記アジャスト値記憶部により記憶され、前記打刻サーバの前記受信部で受信した勤怠端末IDに対応するアジャスト値と、に基づいてARTC時刻を生成するARTC時刻生成部と、をさらに備え、
前記打刻サーバの前記打刻情報登録部は、前記打刻サーバの前記受信部で受信された勤怠端末ID及びユーザIDに関する情報と、前記ARTC時刻生成部により生成されたARTC時刻に関する情報と、を対応付けて前記打刻情報記憶部に登録してもよい。
前記打刻サーバは、
同一時点における前記勤怠端末のRTC時刻と前記打刻サーバのサーバ時刻との差分であるアジャスト値を前記勤怠端末毎に記憶するアジャスト値記憶部と、
前記打刻サーバの前記受信部で受信されたRTC時刻と、前記アジャスト値記憶部により記憶され、前記打刻サーバの前記受信部で受信した勤怠端末IDに対応するアジャスト値と、に基づいてARTC時刻を生成するARTC時刻生成部と、
前記携帯端末からユーザID、勤怠端末ID及びRTC時刻に関する情報を受信した時点のサーバ時刻と、前記ARTC時刻生成部により生成されたARTC時刻と、を比較することでユーザによる不正打刻がなされたかどうか判定する不正打刻判定部と、をさらに備えてもよい。
上記目的を達成するため、本発明の第2の観点に係る打刻サーバは、
携帯端末から勤怠端末に記憶された勤怠端末ID及び前記携帯端末に記憶されたユーザIDに関する情報を受信する受信部と、
前記受信部により勤怠端末ID及びユーザIDに関する情報が受信された時点のサーバ時刻を計時部から読み取るサーバ時刻読み取り部と、
前記受信部で受信された勤怠端末ID及びユーザIDに関する情報と、前記サーバ時刻読み取り部により読み取られたサーバ時刻に関する情報と、を対応付けて打刻情報記憶部に登録する打刻情報登録部と、
を備える。
上記目的を達成するため、本発明の第3の観点に係る勤怠打刻方法は、
受信部とサーバ時刻読み取り部と打刻情報登録部とを備える打刻サーバによる勤怠打刻方法であって、
前記受信部が、携帯端末から勤怠端末に記憶された勤怠端末ID及び前記携帯端末に記憶されたユーザIDに関する情報を受信するステップと、
前記サーバ時刻読み取り部が、前記受信部により勤怠端末ID及びユーザIDに関する情報が受信された時点のサーバ時刻を計時部から読み取るステップと、
前記打刻情報登録部が、前記受信部で受信された勤怠端末ID及びユーザIDに関する情報と、前記サーバ時刻読み取り部により読み取られたサーバ時刻に関する情報と、を対応付けて打刻情報記憶部に登録するステップと、
を含む。
上記目的を達成するため、本発明の第4の観点に係るプログラムは、
コンピュータを、
携帯端末から勤怠端末に記憶された勤怠端末ID及び前記携帯端末に記憶されたユーザIDに関する情報を受信する受信手段、
前記受信手段により勤怠端末ID及びユーザIDに関する情報が受信された時点のサーバ時刻を計時部から読み取るサーバ時刻読み取り手段、
前記受信手段で受信された勤怠端末ID及びユーザIDに関する情報と、前記サーバ時刻読み取り手段により読み取られたサーバ時刻に関する情報と、を対応付けて打刻情報記憶部に登録する打刻情報登録手段、
として機能させる。
本発明によれば、ユーザの携帯端末を用いたとしてもユーザによる不正打刻を防止できる勤怠打刻システム、打刻サーバ、勤怠打刻方法及びプログラムを提供できる。
本発明の実施の形態1に係る勤怠打刻システムの構成を示す図である。 本発明の実施の形態1に係る勤怠打刻システムの他の構成を示す図である。 本発明の実施の形態1に係る勤怠端末の構成を示すブロック図である。 ICカード打刻情報記憶部のデータテーブルの一例を示す図である。 本発明の実施の形態1に係る携帯端末の構成を示すブロック図である。 本発明の実施の形態1に係る打刻サーバの構成を示すブロック図である。 (a)は、打刻情報記憶部のデータテーブルの一例を示す図であり、(b)は、シリアルナンバー記憶部のデータテーブルの一例を示す図であり、(c)は、アジャスト値記憶部のデータテーブルの一例を示す図である。 本発明の実施の形態1に係る打刻受付処理の流れを示すフローチャートである。 本発明の実施の形態1に係る携帯端末打刻処理の流れを示すフローチャートである。 (a)は、携帯端末に表示される打刻受付画面の一例を示す図であり、(b)は、携帯端末に表示される打刻完了画面の一例を示す図である。 本発明の実施の形態1に係る打刻情報転送処理の流れを示すフローチャートである。 本発明の実施の形態1に係るアジャスト値生成処理の流れを示すフローチャートである。 本発明の実施の形態2に係る勤怠打刻システムの構成を示す図である。 本発明の実施の形態2に係る打刻サーバの構成を示す図である。 本発明の実施の形態2に係る携帯端末打刻処理の流れを示すフローチャートである。 本発明の実施の形態3に係る打刻サーバの構成を示す図である。 本発明の実施の形態3に係る携帯端末打刻処理の流れを示すフローチャートである。
以下、図面を参照しながら、本発明の実施の形態に係る勤怠打刻システム、打刻サーバ、勤怠打刻方法及びプログラムの実施の形態を説明する。各図面においては、同一又は同等の部分に同一の符号を付す。
(実施の形態1)
図1は、実施の形態1に係る勤怠打刻システム1の構成を示す。勤怠打刻システム1は、勤怠端末100と、携帯端末200と、打刻サーバ300と、を備える。勤怠端末100は、所定の空間S、例えば、執務室、作業場、店舗等の内部に配置され、勤怠端末100と携帯端末200とは、所定の空間S内で音声を伝送媒体とした通信によりデータを送受信する。携帯端末200と打刻サーバ300とは、インターネット等の通信ネットワーク2を介してデータを送受信する。
携帯端末200を用いた勤怠打刻におけるデータの流れを説明する。まず、ユーザがアプリケーションを起動させた状態で携帯端末200を操作すると、携帯端末200は、勤怠端末100からの音声データを受信するためにマイクを起動する。さらにユーザが携帯端末200を勤怠端末100に近接させると、勤怠端末100は、携帯端末200が近接したことを検知し、携帯端末200に勤怠端末ID及び近接検知時のRTC時刻に関する情報を音声データで送信する。
携帯端末200は、勤怠端末100から音声データを受信すると、携帯端末200に記憶されたユーザIDと、勤怠端末100から受信した勤怠端末ID及びRTC時刻に関する情報と、を打刻サーバ300に送信する。打刻サーバ300は、携帯端末200からユーザID、勤怠端末ID及びRTC時刻に関する情報を受信すると、受信時のサーバ時刻を打刻サーバ300の計時部から読み取り、当該サーバ時刻を打刻時刻として記憶部に記憶させる。
図2は、実施の形態1に係る勤怠打刻システム1の他の構成を示す図である。勤怠打刻システム1は、携帯端末200を用いた打刻に加えて、例えば、IC(Integrated Circuit)カード3を用いた打刻を行うことができる。勤怠打刻システム1は、ICカード3と、管理者端末200Aと、をさらに備える。ICカード3は、例えば、非接触式ICカードである。ICカード3は、ICチップ、アンテナ等を備え、NFC(Near Field Communication)通信規格により勤怠端末100と通信する。ICカード3のICチップには、ICカード3毎に割り振られた固有のシリアルナンバーが記憶されている。勤怠端末100と管理者端末200Aとは、Bluetooth(登録商標) Low Energy(BLE)等の近距離無線通信技術を用いてデータを送受信する。管理者端末200Aと打刻サーバ300とは、インターネット等の通信ネットワーク2を介してデータを送受信する。なお、ICカード3は、ICチップを有する物体の一例であり、例えば、ICチップを有する携帯端末を勤怠端末100に近接させることで打刻を行ってもよい。
ICカード3を用いた勤怠打刻におけるデータの流れを説明する。まず、ユーザがICカード3を勤怠端末100に近接させると、勤怠端末100は、ICカード3が近接したことを検知し、ICカード3からシリアルナンバーを読み取り、計時部から読み取った近接検知時のRTC時刻に関する情報と共に記憶部に記憶させる。管理者が所望のタイミングで管理者端末200Aを操作して、勤怠端末100にシリアルナンバー等に関する情報を要求すると、勤怠端末100は、管理者端末200Aにシリアルナンバー等に関する情報を送信する。
管理者端末200Aは、勤怠端末100から勤怠端末ID、シリアルナンバー及びRTC時刻に関する情報を受信すると、通信ネットワーク2を介して打刻サーバ300に転送する。打刻サーバ300は、管理者端末200Aから勤怠端末ID、シリアルナンバー及びRTC時刻に関する情報を受信して記憶部に記憶させる。
図3は、実施の形態1に係る勤怠端末100の構成を示すブロック図である。勤怠端末100は、例えば、リーダライタ等である。リーダライタは、ユーザがICチップを有するICカード、通信端末等の物体を近接させると当該ICチップに記憶されたデータを読み取る装置である。勤怠端末100は、操作部110と、集音部120と、発音部130と、記憶部140と、変調・復調部150と、計時部160と、近接検知部170と、通信部180と、制御部190と、を備える。勤怠端末100の各部は、内部バスを介して相互に通信可能に接続されている。
操作部110は、ユーザの操作を受け付け、受け付けた操作に対応する操作信号を制御部190に供給する。操作部110は、例えば、音量調節スイッチ、ペアリングスイッチ等を含む。また、操作部110は、例えば、USB(Universal Serial Bus)ケーブルにより勤怠端末100の本体に接続された外付けのテンキー(図示なし)であってもよい。
集音部120は、マイク121を含み、マイク121で集音した音声を電気信号に変換し、当該電気信号をA/D(アナログ/デジタル)変換し、デジタル化された電気信号を変調・復調部150に供給する。
発音部130は、スピーカ131を含み、変調・復調部150から供給された音声信号をD/A(デジタル/アナログ)変換し、アナログ化された音声信号をスピーカ131に供給し、スピーカ131で音声を出力する。なお、スピーカ131から出力される音声は、限られた空間S内に限り集音できる程度の音量に予め調整する。
記憶部140は、例えば、RAM(Random Access Memory)、ROM(Read Only Memory)、フラッシュメモリ、ハードディスク等を含む。記憶部140は、制御部190に実行されるプログラム、勤怠端末100毎に割り振られた固有の勤怠端末ID等を記憶する。また、記憶部140は、制御部190が動作するためのワークメモリとして機能する。さらに、記憶部140は、ICカード打刻情報記憶部141を備える。ICカード打刻情報記憶部141は、ICチップ打刻情報記憶部の一例である。
図4は、ICカード打刻情報記憶部141のデータテーブルの一例を示す図である。ICカード打刻情報記憶部141は、ユーザがICカード3を用いて打刻を行うことにより得られるICカード打刻情報を記憶する。ICカード打刻情報は、ICカード打刻情報は、ICチップ打刻情報の一例であり、ICカード3のシリアルナンバーに関する情報と、ICカード3が勤怠端末100に近接した時点で計時部160から読み取ったRTC時刻に関する情報と、シリアルナンバー及びRTC時刻に関する情報が打刻サーバ300に送信されたかどうかを示す送信種別(送信又は未送信)に関する情報と、を含む。
変調・復調部150は、制御部190の制御に従って、送信データを音声信号に変換し、受信した音声信号を受信データに変換する。より詳細に説明すると、変調・復調部150は、制御部190から供給された送信データで搬送波を変調し、変調された搬送波(音声信号)を発音部130に出力する。また、変調・復調部150は、集音部120のマイク121から供給された音声信号から受信データを復調し、受信データを制御部190に出力する。音声信号の変調、復調等の処理は、有線通信や無線通信で用いられているのと同様の処理を実行すればよい。
計時部160は、現在時刻を計測するRTCを備える。RTCは、例えば、電池を内蔵し、勤怠端末100の電源がオフの間も計時を継続する。計時部160は、制御部190の要求に応じて、RTC時刻に関する情報を制御部190に供給する。
近接検知部170は、例えば、高周波発振型の近接センサによって構成され、物体の近接を検知する。近接検知部170は、勤怠端末100の筐体の上面に設けられている。近接検知部170は、近接センサにより携帯端末200等の物体が近接したことを検知し、検知したことを示す検知信号を制御部190に出力する。なお、「近接」は、勤怠端末100に対して物体が離れた状態で近接する場合のみならず、勤怠端末100に物体が接触又は衝突する場合も含む。
通信部180は、制御部190の制御に従って、無線信号を送受信することが可能なインターフェースである。通信部180は、携帯端末200との間で近距離無線通信を行う非接触ICチップを備えてもよい。
制御部190は、CPU(Central Processing Unit)等を備え、勤怠端末100の各部の制御を行う。制御部190は、記憶部140に記憶されているプログラムを実行することにより図8の打刻受付処理、図11の打刻情報転送処理及び図12のアジャスト値生成処理を実行する。制御部190は、機能的には、シリアルナンバー読み取り部191と、RTC時刻読み取り部192と、ICカード打刻情報登録部193と、音声信号生成部194と、を備える。
シリアルナンバー読み取り部191は、近接検知部170によりICカード3等の物体が近接したことを検知すると、ICカード3からシリアルナンバーを読み取るためのポーリング信号を送信し、ICカード3からレスポンス信号を受信すると、レスポンス信号からシリアルナンバーを読み取る。
RTC時刻読み取り部192は、近接検知部170で携帯端末200、ICカード3等の物体が近接したことを検知すると、計時部160から近接検知時点における勤怠端末100のRTC時刻を読み取る。また、RTC時刻読み取り部192は、ICカード3が近接したことを検知した場合に、RTC時刻に応じて打刻種別を決定する。記憶部140には、出勤及び退勤を時間帯により区分する情報が記憶されており、RTC時刻がいずれの区分に該当するかに応じて、打刻種別が出勤及び退勤のいずれであるかを決定する。
ICカード打刻情報登録部193は、シリアルナンバー読み取り部191で読み取られたシリアルナンバーと、RTC時刻読み取り部192で読み取られたRTC時刻とを、打刻サーバ300に未送信であることを示す送信種別に関する情報に対応付けてICカード打刻情報記憶部141に登録する。
音声信号生成部194は、ICカード3からシリアルナンバーを読み取るためのポーリング信号を送信してから所定期間内にレスポンス信号を受信しない場合に、記憶部140に記憶された勤怠端末IDに関する情報と、RTC時刻読み取り部192により読み取られたRTC時刻に関する情報と、に各種信号処理を施すことで搬送波を変調し、発音部130のスピーカ131から出力させる音声信号を生成する。
以上が、勤怠端末100の構成である。
図5は、実施の形態1に係る携帯端末200の構成を示すブロック図である。携帯端末200は、例えば、スマートフォンである。携帯端末200は、操作部210と、表示部220と、集音部230と、発音部240と、記憶部250と、変調・復調部260と、計時部270と、通信部280と、制御部290と、を備える。携帯端末200の各部は、内部バスを介して相互に通信可能に接続されている。
操作部210は、ユーザの操作を受け付け、受け付けた操作に対応する操作信号を制御部290に供給する。表示部220は、制御部290から供給されるデータに基づいて各種の画像、画面等を表示する。操作部210と表示部220とは、タッチパネルによって一体に構成されている。タッチパネルは、ユーザによる所定の操作を受け付ける操作画面を表示すると共に、操作画面においてユーザが接触操作を行った位置に対応する操作信号を制御部290に供給する。
集音部230は、マイク231を含み、発音部240は、スピーカ241を含む。集音部230及びマイク231、発音部240及びスピーカ241は、それぞれ集音部120及びマイク121、発音部130及びスピーカ131と同一又は同等の構成を備える。
記憶部250は、例えば、RAM、ROM、フラッシュメモリ等を備える。記憶部250は、制御部290に実行されるプログラム、ユーザ毎に割り振られたユーザID等を記憶する。また、記憶部250は、制御部290が動作するためのワークメモリとしても機能する。
変調・復調部260、計時部270及び通信部280は、それぞれ変調・復調部150、計時部160及び通信部180と同一又は同等の構成を備える。
制御部290は、CPU等を備え、携帯端末200の各部の制御を行う。制御部290は、記憶部250に記憶されているプログラムを実行することにより、図9の携帯端末打刻処理、図11の打刻情報転送処理及び図12のアジャスト値生成処理を実行する。制御部290は、機能的には、経過時間カウント部291を備える。
経過時間カウント部291は、計時部270により計時されるRTC時刻に基づいて、勤怠端末100からRTC時刻等に関する情報を受信してから、打刻サーバ300に送信するまでの経過時間をカウントする。
以上が、携帯端末200の構成である。
図2に戻り、管理者端末200Aは、勤怠打刻システム1を管理する管理者が所持する携帯端末であって、例えば、スマートフォン等である。管理者端末200Aは、携帯端末200と同一又は同等の構成を備えてもよい。
図6は、実施の形態1に係る打刻サーバ300の構成を示すブロック図である。打刻サーバ300は、例えば、汎用コンピュータである。打刻サーバ300は、記憶部310と、計時部320と、通信部330と、制御部340と、を備える。打刻サーバ300の各部は、内部バスを介して相互に通信可能に接続されている。
記憶部310は、例えば、RAM、ROM、フラッシュメモリ等を備える。記憶部310は、制御部340に実行されるプログラムや各種のデータを記憶する。また、記憶部310は、制御部340が動作するためのワークメモリとしても機能する。さらに、記憶部310は、打刻情報記憶部311と、シリアルナンバー記憶部312と、アジャスト値記憶部313と、を記憶する。
図7(a)は、打刻情報記憶部311のデータテーブルの一例を示す図である。打刻情報記憶部311は、ユーザID、勤怠端末ID、打刻時刻、勤怠端末100のRTC時刻、打刻種別及び近接種別に関する情報等を記憶する。打刻時刻は、携帯端末200で打刻を行った場合、携帯端末からユーザID等を受信した時点で計時部320から読み取ったサーバ時刻であり、ICカード3で打刻を行った場合、後述の処理を実行することでRTC時刻から算出されたARTC時刻である。
RTC時刻は、勤怠端末100に携帯端末200又はICカード3が近接した時点で勤怠端末100の計時部160から読み取られた時刻である。打刻種別は、打刻が出勤及び退勤のいずれであるかを示す。近接種別は、勤怠端末100に近接されたのが携帯端末200及びICカード3のいずれであるかを示す。
図7(b)は、シリアルナンバー記憶部312のデータテーブルの一例を示す図である。シリアルナンバー記憶部312は、ICカード3のシリアルナンバーを、勤怠打刻を行うユーザに固有のユーザIDに対応付けて記憶する。同一のユーザが携帯端末200を用いた勤怠打刻も行う場合、携帯端末200に記憶されたユーザIDとICカード3のシリアルナンバーに記憶されたユーザIDとは同一又は同等であることが好ましい。
図7(c)は、アジャスト値記憶部313のデータテーブルの一例を示す図である。アジャスト値記憶部313は、アジャスト値を勤怠端末100の勤怠端末IDに対応付けて記憶する。アジャスト値は、同一時点における勤怠端末100のRTC時刻と打刻サーバ300のサーバ時刻との差分である。アジャスト値は、サーバ時刻よりもRTC時刻が先行している場合、正の値であり、RTC時刻よりもサーバ時刻が先行している場合、負の値である。
計時部320は、現在時刻を計時するタイマを備え、打刻サーバ300の内部時計として機能する。計時部320が計時する現在時刻であるサーバ時刻は、インターネット等の通信ネットワーク2を介して接続されているNTP(Network Time Protocol)サーバから定期的に受信した時刻情報に基づいて、受信した時刻情報が示す現在時刻と同期するように補正される。NTPサーバは、NTPを用いて正確な現在時刻のデータを配信するサーバである。計時部320は、制御部340の要求に応じて、サーバ時刻に関する情報を制御部340に供給する。
通信部330は、制御部340の制御に従って、有線又は無線信号を送受信することが可能なインターフェースである。通信部330は、通信ネットワーク2を介して、例えば、通信部280、NTPサーバ等と通信可能に構成されている。
制御部340は、CPU等を備え、打刻サーバ300の各部の制御を行う。制御部340は、記憶部310に記憶されているプログラムを実行することにより、図9の携帯端末打刻処理、図11の打刻情報転送処理及び図12のアジャスト値生成処理を実行する。制御部340は、機能的には、サーバ時刻読み取り部341と、打刻時刻登録部342と、ユーザID読み取り部343と、ARTC時刻生成部344と、アジャスト値生成部345と、を備える。
サーバ時刻読み取り部341は、携帯端末200からユーザID等に関する情報を受信した時点におけるサーバ時刻を計時部320から読み取る。サーバ時刻は、NTPサーバから受け取った現在時刻と同期するように補正された時刻である。
サーバ時刻登録部342は、サーバ時刻読み取り部341で読み取られたサーバ時刻を打刻時刻として、携帯端末200から送信された勤怠端末ID等に関する情報と、を対応付けて打刻情報記憶部311に登録する。サーバ時刻登録部342は、携帯端末200からユーザID等に関する情報を受信した場合、送信種別を「携帯端末」として打刻時刻等を登録する。他方、勤怠端末100に記憶されたICカード打刻情報を受信した場合、送信種別を「ICカード」として打刻時刻等を登録する。
ユーザID読み取り部343は、管理者端末200Aからの未送信ログを受信すると、未送信ログに含まれるICカード3のシリアルナンバーに対応するユーザIDをシリアルナンバー記憶部312から読み出す。未送信ログは、ICカード打刻情報記憶部141に記憶されたICカード打刻情報のうち送信種別が未送信になっているICカード打刻情報である。
ARTC時刻生成部344は、携帯端末200から送信された勤怠端末100のRTC時刻に関する情報と、アジャスト値記憶部313に記憶され、携帯端末200から送信された勤怠端末IDに対応するアジャスト値とに基づいて、ARTC時刻を生成する。ARTC時刻は、打刻サーバ300のサーバ時刻とのずれを最小化するように勤怠端末100のRTC時刻を補正した時刻である。具体的には、勤怠端末100のRTC時刻からアジャスト値を減算することでARTC時刻を算出する。
アジャスト値生成部345は、管理者端末200Aから送信されたRTC時刻及び経過時間に関する情報と、サーバ時刻読み取り部341で読み取られたサーバ時刻に関する情報とに基づいて、同一時点における勤怠端末100のRTC時刻と打刻サーバ300のサーバ時刻との差分であるアジャスト値を生成する。経過時間は、勤怠端末100からRTC時刻に関する情報を管理者端末200Aが受信してから打刻サーバ300に送信するまでに要した時間である。
具体的には、アジャスト値生成部345は、サーバ時刻読み取り部341で読み取られたサーバ時刻から経過時間を減算し、勤怠端末100のRTC時刻から経過時間を減算されたサーバ時刻を減算することでアジャスト値を生成する。言い換えると、アジャスト値生成部345は、勤怠端末100のRTC時刻からサーバ時刻を減算し、経過時間を加算することで生成される。
以上が、打刻サーバ300の構成である。
(打刻受付処理)
次に、図8のフローチャートを参照して、勤怠端末100が実行する打刻受付処理の流れを説明する。打刻受付処理は、勤怠端末100が携帯端末200又はICカード3を用いたユーザの打刻を受け付ける処理である。以下、勤怠端末100に電源が投入され、制御部190が記憶部140に記憶されたプログラムを起動しているものとする。
まず、勤怠端末100の制御部190は、近接検知部170からの検知信号の有無に基づいて勤怠端末100に物体が近接したかどうかを判定する(ステップS111)。勤怠端末100に物体が近接したと判定された場合(ステップS111;Yes)、シリアルナンバー読み取り部191は、通信部180にICカード3からシリアルナンバーを読み取るためのポーリング信号を送信させる(ステップS112)。他方、勤怠端末100に物体が近接していないと判定された場合(ステップS111;No)、所定時間待機した後、処理をステップS111に戻す。
ステップS112の処理の実行後、シリアルナンバー読み取り部191は、ポーリング信号を送信してから所定時間内にICカード3からレスポンス信号を受信したかどうかを判定する(ステップS113)。所定時間内にレスポンス信号を受信したと判定された場合(ステップS113;Yes)、シリアルナンバー読み取り部191は、レスポンス信号からICカード3のシリアルナンバーを読み取る(ステップS114)。
次に、RTC時刻読み取り部192は、ICカード3が勤怠端末100に近接した時点のRTC時刻を計時部160から読み取り、読み取られたRTC時刻に応じて打刻種別を決定する(ステップS115)。記憶部140には、出勤及び退勤を時間帯により区分する情報が記憶されており、RTC時刻読み取り部192は、RTC時刻がいずれの区分に該当するかに応じて、打刻種別が出勤及び退勤のいずれであるかを決定する。
次に、ICカード打刻情報登録部193は、ステップS114で読み取られたシリアルナンバーに関する情報と、ステップS115で読み取られたRTC時刻に関する情報とを、未送信であることを示す送信種別に関する情報と共にICカード打刻情報記憶部141に記憶させ(ステップS116)、ステップS119に移動する。
他方、所定時間内にレスポンス信号を受信していないと判定された場合(ステップS113;No)、RTC時刻読み取り部192は、携帯端末200が勤怠端末100に近接した時点のRTC時刻を計時部160から読み取る(ステップS117)。
次に、音声信号生成部194は、記憶部140に記憶された勤怠端末IDに関する情報と、ステップS117の処理で計時部160から読み取ったRTC時刻に関する情報と、に基づいて音声信号を生成し、生成された音声信号を携帯端末200に送信させる(ステップS118)。具体的には、変調・復調部150を用いて勤怠端末ID及びRTC時刻に基づいて搬送波を処理することで音声信号を生成し、生成された音声信号を発音部130のスピーカ131から出力させる。
ステップS116又はステップS118の処理の終了後、制御部190は、ユーザに打刻が完了した旨の情報を報知し(ステップS119)、処理をステップS111に戻す。具体的には、例えば、勤怠端末100の上面に設けられたLED(Light Emitting Diode)ランプを点灯させてもよく、発音部130からアラーム、メッセージ等を発音させてもよい。
以上が、勤怠端末100が実行する打刻受付処理の流れである。
(携帯端末打刻処理)
図9のフローチャートを参照して、携帯端末200及び打刻サーバ300が協働して実行する携帯端末打刻処理の一連の流れを説明する。携帯端末打刻処理は、ユーザが勤怠端末100に携帯端末200を近接させて打刻を行った場合に、打刻サーバ300に打刻時刻を登録する処理である。
まず、携帯端末200を所持するユーザが携帯端末200にインストールされたアプリケーションを起動すると、携帯端末200は、表示部220に図10(a)に示す打刻受付画面を表示させる。ユーザは、打刻したいタイミングで図10(a)に示す画面上の「出勤」ボタン又は「退勤」ボタンをタップする。
携帯端末200の制御部290は、ユーザの操作を受け付けると(ステップS121)、勤怠端末100からの音声信号を受信するためにマイク121を起動する(ステップS122)。ユーザが携帯端末200を勤怠端末100に近接させると、勤怠端末100の制御部190は、図8の打刻受付処理を実行し、勤怠端末100から勤怠端末ID及びRTC時刻に関する情報(音声信号)を送信する。
携帯端末200の制御部290は、勤怠端末100から勤怠端末ID及びRTC時刻に関する情報(音声信号)を受信すると(ステップS123)、操作部210の操作に基づく打刻種別に関する情報と、記憶部240に記憶されたユーザIDに関する情報と、勤怠端末100から受信した勤怠端末ID及びRTC時刻に関する情報とを、通信ネットワーク2を介して打刻サーバ300に送信させる(ステップS124)。打刻種別は、出勤又は退勤の種別を示し、ユーザが「出勤」ボタン及び「退勤」ボタンのいずれをタップしたかにより決定される。
次に、携帯端末200の制御部290は、表示部220を制御して、ユーザに向けて勤怠登録が完了した旨を報知させ(ステップS125)、処理を終了する。具体的には、例えば、表示部220に図10(b)に示す打刻完了画面を表示させる。
打刻サーバ300のサーバ時刻読み取り部341は、携帯端末200からユーザID、勤怠端末ID及びRTC時刻に関する情報を受信すると(ステップS131)、ユーザID、勤怠端末ID及びRTC時刻に関する情報を受信した時点のサーバ時刻を計時部320から読み取る(ステップS132)。
次に、打刻サーバ300の打刻情報登録部342は、ステップS131で受信した打刻種別、ユーザID及び勤怠端末IDに関する情報と、ステップS132で読み取られたサーバ時刻(打刻時刻)とを、携帯端末200による打刻が行われたことを示す近接種別に関する情報と共に打刻情報記憶部311に記憶させる(ステップS133)。近接種別は、ユーザによる打刻が携帯端末200及びICカード3のいずれで行われたかを示し、図8の携帯端末打刻処理の場合は「携帯端末」が選択される。
以上が、携帯端末打刻処理の流れである。
(打刻情報転送処理)
次に、図11を参照して、勤怠端末100、管理者端末200A及び打刻サーバ300が協働して実行する打刻情報転送処理の一連の流れを説明する。打刻情報転送処理は、勤怠端末100のICカード打刻情報記憶部141に記憶され、打刻サーバ300に未送信のICカード打刻情報を含む未送信ログを打刻サーバ300に転送する処理である。
管理者が所望のタイミングで管理者端末200Aの操作部を操作し、勤怠端末100への未送信ログの送信を要求すると、管理者端末200Aの制御部は、通信部を制御して、勤怠端末100に未送信ログの送信を要求する旨の情報を送信させる(ステップS221)。
勤怠端末100の制御部190は、管理者端末200Aからの要求を受け付けると(ステップS211)、ICカード打刻情報記憶部141から送信種別が未送信となっている未送信ログを読み取る(ステップS212)。次に、勤怠端末100の制御部190は、通信部180を制御して、ステップS212の処理で読み取られた未送信ログを管理者端末200Aに向けて送信させ(ステップS213)、処理を終了する。未送信ログは、ICカード3のシリアルナンバー、RTC時刻及び打刻種別に関する情報に加えて、勤怠端末IDに関する情報をも含む。
管理者端末200Aの制御部290は、勤怠端末100から未送信ログを受信すると(ステップS222)、通信部280を制御して未送信ログを打刻サーバ300に送信させ(ステップS223)、処理を終了する。
打刻サーバ300のユーザID読み取り部343は、管理者端末200Aからの未送信ログを受信すると(ステップS231)、未送信ログに含まれるICカード3のシリアルナンバーに対応するユーザIDに関する情報をシリアルナンバー記憶部312から読み出す(ステップS232)。
次に、打刻サーバ300のARTC時刻生成部344は、ステップS231で受信されたRTC時刻に関する情報と、アジャスト値記憶部313に記憶され、ステップS231で受信された勤怠端末IDに対応するアジャスト値とに基づいて、ARTC時刻を生成する(ステップS233)。
次に、打刻サーバ300の打刻情報登録部342は、ステップS231で受信された勤怠端末ID、RTC時刻、打刻種別に関する情報と、ステップS233で生成されたARTC時刻に関する情報とを、ICカード3で打刻されたことを示す近接種別に関する情報と共に打刻情報記憶部311に記憶させ(ステップS234)、処理を終了する。
以上が、打刻情報転送処理の流れである。
(アジャスト値生成処理)
図12を参照して、勤怠端末100、管理者端末200A及び打刻サーバ300が協働して実行するアジャスト値生成処理の一連の流れを説明する。アジャスト値生成処理は、勤怠端末100が管理者端末200AからRTC時刻の送信の要求を受けた時点における勤怠端末100のRTC時刻と打刻サーバ300のサーバ時刻との差分を示すアジャスト値を生成する処理である。アジャスト値生成処理は、管理者が所望のタイミングで管理者端末200Aを操作することで実行される。
管理者が管理者端末200Aにインストールされたアプリケーションを起動し、管理者端末200Aを操作すると、管理者端末200Aの制御部は、ユーザの操作を受け付け(ステップS321)、勤怠端末100からの音声信号を受信するためにマイク121を起動する(ステップS322)。その後、管理者は、アプリケーションを起動した携帯端末200を勤怠端末100に近接させる。
勤怠端末100の制御部190は、近接検知部170からの検知信号の有無に基づいて勤怠端末100に物体が近接したことを検知すると(ステップS311)、RTC時刻読み取り部192は、RTC時刻を要求する旨の情報を受信した時点のRTC時刻を計時部160から読み取る(ステップS312)。次に、勤怠端末100の制御部190は、記憶部140に記憶された勤怠端末IDに関する情報と、ステップS312で読み取られたRTC時刻に関する情報と、を勤怠端末100に近接した管理者端末200Aに送信させ(ステップS313)、処理を終了する。
管理者端末200Aの制御部が勤怠端末100から勤怠端末ID及びRTC時刻に関する情報を受信させると(ステップS323)、管理者端末200Aの経過時間カウント部は、RTC時刻を要求する旨の情報を勤怠端末100に送信した時点から勤怠端末100からRTC時刻を受信する時点までの経過時間のカウントを開始する(ステップS324)。
次に、管理者端末200Aの経過時間カウント部は、打刻サーバ300との通信が確立すると、経過時間のカウントを終了し、勤怠端末100から受信したRTC時刻に関する情報と、ステップS323でカウントを開始した経過時間に関する情報とを、通信ネットワーク2を介して打刻サーバ300に送信させ(ステップS325)、処理を終了する。
打刻サーバ300のサーバ時刻読み取り部341は、管理者端末200Aから勤怠端末ID、RTC時刻及び経過時間に関する情報を受信すると(ステップS331)、勤怠端末ID、RTC時刻及び経過時間に関する情報を受信した時点のサーバ時刻を計時部320から読み取る(ステップS332)。
次に、打刻サーバ300のアジャスト値生成部345は、ステップS331で受信したRTC時刻及び経過時間に関する情報と、ステップS332で読み取られたサーバ時刻に関する情報とに基づいて、アジャスト値を生成する(ステップS333)。
次に、アジャスト値生成部345は、ステップS333で生成されたアジャスト値を、ステップS331で受信した勤怠端末IDと対応付けてアジャスト値記憶部313に記憶させ(ステップS334)、処理を終了する。アジャスト値記憶部313に記憶されたアジャスト値は、勤怠端末100で読み取られたRTC時刻をARTC時刻に変換するために用いられる。
以上が、アジャスト値生成処理の流れである。
以上説明したように、実施の形態1に係る勤怠打刻システム1は、勤怠端末ID及びユーザIDに関する情報を取得された時点のサーバ時刻を計時部320から読み取り、勤怠端末ID及びユーザIDに関する情報と、読み取られたサーバ時刻に関する情報と、を対応付けて打刻情報記憶部311に登録する。このため、携帯端末200のRTC時刻を用いずともユーザが打刻操作を行った打刻時刻を特定でき、ユーザが携帯端末200のRTCを操作することによる不正打刻を防止できる。また、勤怠端末100のRTC時刻を用いる必要もないため、管理者による勤怠端末100の時刻合わせが不要であり、管理者による勤怠管理の手間を減らすことできる。
実施の形態1に係る勤怠打刻システム1では、勤怠端末100と携帯端末200との間において音声を伝送媒体とした通信により勤怠端末IDに関する情報を送受信する。このため、勤怠端末100から送信された勤怠端末IDに関する情報を受信できる領域を制限でき、実際に出勤していないユーザが携帯端末200の通信機能を用いることによる不正打刻を防止できる。
実施の形態1に係る勤怠打刻システム1は、勤怠端末100に携帯端末200が近接した場合に携帯端末200による打刻操作を受け付け、勤怠端末100にICカード3が近接した場合にICカード3よる打刻操作を受け付けることができる。このため、携帯端末200及びICカード3のいずれによる打刻も受け付けることができ、ユーザの利便性を向上させることができる。
実施の形態1に係る勤怠打刻システム1は、ICカード3を用いて打刻を行った場合に、ICカード3の近接検知時に勤怠端末100から読み取ったRTC時刻と、アジャスト値記憶部313に記憶され、勤怠端末100の勤怠端末IDに対応するアジャスト値と、に基づいてARTC時刻を生成し、ARTC時刻を打刻時刻として打刻情報記憶部311に登録する。このため、ICカード3を用いて打刻を行った場合であっても正確な打刻時刻を登録することができる。
(実施の形態2)
次に、実施の形態2に係る勤怠打刻システム1、打刻サーバ300、勤怠打刻方法及びプログラムを説明する。実施の形態2では、勤怠端末100から勤怠端末ID及びRTC時刻に関する情報を受信してからユーザID等に関する情報を打刻サーバ300に送信するまでの経過時間を加味した打刻時刻を生成する。
図13は、実施の形態2に係る勤怠打刻システム1の構成を示す図である。携帯端末200は、勤怠端末100から勤怠端末ID及びRTC時刻に関する情報を受信すると、ユーザID、勤怠端末ID及びRTC時刻に関する情報を打刻サーバ300に送信するまでの経過時間tをカウントし、ユーザID等に関する情報と共に経過時間tに関する情報を打刻サーバ300に送信させる。
図14は、実施の形態2に係る打刻サーバ300の構成を示すブロック図である。打刻サーバ300の制御部340は、機能的には、打刻時刻補正部346をさらに備える。打刻時刻補正部346は、サーバ時刻読み取り部341により読み取られたサーバ時刻から携帯端末200から取得した経過時間を減算することで打刻時刻を補正する。
(携帯端末打刻処理)
図15のフローチャートを参照して、携帯端末200及び打刻サーバ300が協働して実行する携帯端末打刻処理の流れを説明する。
携帯端末200の制御部290は、図9のステップS121〜ステップS123と同一の処理を実行し、経過時間カウント部291は、勤怠端末100から勤怠端末ID及びRTC時刻に関する情報を受信した時点から経過時間のカウントを開始する(ステップS123a)。
次に、経過時間カウント部291は、打刻サーバ300との通信を確立し、勤怠端末ID及びRTC時刻に関する情報を打刻サーバ300に送信する準備が終了すると、経過時間のカウントを停止させ、ユーザID、勤怠端末ID及びRTC時刻に関する情報と共に経過時間に関する情報を打刻サーバ300に送信させ(ステップS124)、ステップS125の処理を実行して、処理を終了する。
打刻サーバ300のサーバ時刻読み取り部341は、携帯端末200からユーザID、勤怠端末ID、RTC時刻及び経過時間に関する情報を受信すると(ステップS131)、ステップS132の処理を実行する。
次に、打刻時刻補正部346は、ステップS132で読み取られたサーバ時刻からステップS131で取得した経過時間を減算することで打刻時刻を補正する(ステップS132a)。次に、打刻情報登録部342は、ステップS132aで補正されたサーバ時刻を打刻時刻として打刻情報記憶部311に記憶させ(ステップS133)、処理を終了する。
以上が、携帯端末打刻処理の流れである。
以上説明したように、実施の形態2に係る勤怠打刻システム1は、読み取られたサーバ時刻から携帯端末200から取得した経過時間を減算することで、補正されたサーバ時刻を生成する。このため、携帯端末200の電波受信状況等に起因して携帯端末200から打刻サーバ300への送信に時間を要した場合であっても、ユーザが打刻操作を行った時点の正確な打刻時刻を登録できる。
(実施の形態3)
次に、実施の形態3に係る勤怠打刻システム1、打刻サーバ300、勤怠打刻方法及びプログラムを説明する。実施の形態3では、打刻サーバ300で読み取られたサーバ時刻と、勤怠端末100から読み取られたRTC時刻に基づくARTC時刻とを比較することで、携帯端末200を用いた打刻において勤怠端末100から出力される音声を予め録音して打刻を行う不正がなされているかどうかを判定する。
図16は、実施の形態3に係る打刻サーバ300の構成を示すブロック図である。打刻サーバ300は、機能的には、不正打刻判定部347をさらに備える。不正打刻判定部347は、サーバ時刻読み取り部341により読み取られたサーバ時刻と、ARTC時刻生成部344により生成されたARTC時刻とを比較することで、ユーザによる不正打刻がなされたかどうか判定する。例えば、サーバ時刻読み取り部341により読み取られたサーバ時刻と、ARTC時刻生成部344により生成されたARTC時刻との差分の絶対値が閾値以上である場合に不正打刻がなされたと判定し、打刻時にエラーが発生した旨の情報(エラー情報)を管理者端末200Aに送信させる。閾値は、図12のアジャスト値生成処理が実行される頻度、勤怠端末100の計時部160の精度等を考慮して設定されるが、例えば10秒程度であってもよい。
(携帯端末打刻処理)
図17のフローチャートを参照して、打刻サーバ300が実行する携帯端末打刻処理の流れを説明する。
まず、打刻サーバ300のサーバ時刻読み取り部341は、ステップS131、ステップS132の処理を順次実行する。
次に、ARTC時刻生成部344は、ステップS131で取得したRTC時刻と、アジャスト値記憶部313に記憶され、ステップS131で取得した勤怠端末IDに対応するアジャスト値とに基づいて、ARTC時刻を生成する(ステップS132b)。
次に、不正打刻判定部347は、ステップS132の処理で読み取られたサーバ時刻と、ステップS132bの処理で生成されたARTC時刻とを比較し、ユーザによる不正打刻がなされたかどうかを判定する(ステップS132c)。例えば、ステップS132の処理で読み取られたサーバ時刻と、ステップS132bの処理で生成されたARTC時刻との差分を算出し、算出された差分の絶対値が閾値以上である場合に、ユーザによる不正打刻がなされたと判定する。
ユーザによる不正打刻がなされたと判定された場合(ステップS132c;Yes)、不正打刻判定部347は、通信部330を制御して、打刻時にエラーが発生した旨のエラー情報を管理者端末200Aに向けて送信させ(ステップS132d)、ステップS133の処理に移動し、処理を終了する。
他方、ユーザによる不正打刻がなされていないと判定された場合(ステップS132c;No)、ステップS133の処理に移動し、処理を終了する。
以上が、携帯端末打刻処理の流れである。
以上説明したように、実施の形態3に係る打刻サーバ300は、サーバ時刻とARTC時刻とを比較することでユーザによる不正打刻がなされたかどうか判定する。このため、携帯端末200を用いた打刻において勤怠端末100から出力される音声を予め録音して打刻を行うような不正打刻を防止できる。
そして、本発明はこれに限られず、以下に述べる変形も可能である。
(変形例)
上記実施の形態では、音声を伝送媒体とした通信により勤怠端末ID及びRTC時刻に関する情報を勤怠端末100から携帯端末200に送信していたが、本発明はこれに限られない。例えば、BLE等の近距離無線通信技術を用いて勤怠端末ID及びRTC時刻に関する情報を勤怠端末100から携帯端末200に送信してもよい。
上記実施の形態では、携帯端末200からユーザID、勤怠端末ID及びRTC時刻に関する情報を打刻サーバ300に送信していたが、本発明はこれに限られない。例えば、携帯端末200からユーザID及び勤怠端末IDに関する情報を打刻サーバ300に送信し、RTC時刻に関する情報については打刻サーバ300に送信しなくともよい。
上記実施の形態では、管理者端末200Aが勤怠端末100のICカード打刻情報記憶部141から未送信ログを読み取り、打刻サーバ300に送信していたが、本発明はこれに限られない。例えば、勤怠端末100が、ユーザが打刻時に勤怠端末100に対して携帯端末200を近接させた際に、勤怠端末ID及びRTC時間に関する情報と共に未送信ログを携帯端末200に送信し、携帯端末200がこれらの情報を打刻サーバ300に送信するようにしてもよい。
上記実施の形態では、勤怠端末100からRTC時刻に関する情報を管理者端末200Aが受信してから打刻サーバ300に送信するまでに要した時間を加味してアジャスト値を生成していたが、本発明はこれに限られない。管理者端末200Aと打刻サーバ300との間の通信の確立に時間を要しない場合は、当該経過時間を考慮せず、管理者端末200Aから送信されたRTC時刻からサーバ時刻読み取り部341で読み取られたサーバ時刻を減算することでアジャスト値を生成してもよい。
上記実施の形態では、勤怠端末100の記憶部140に勤怠端末IDに関する情報及びICカード打刻情報を記憶していたが、本発明はこれに限られない。例えば、記憶部140に勤怠端末100の管理に必要な勤怠端末100の状態に関する情報(管理情報)を記憶させてもよい。管理者は、管理者端末200Aを操作して、勤怠端末100との通信を確立し、記憶部140に記憶された管理情報を読み出してもよい。
上記変形例に関連して、勤怠端末100は、ユーザが打刻時に勤怠端末100に対して携帯端末200を近接させた際に、勤怠端末100が勤怠端末100の記憶部140から管理情報を読み取り、勤怠端末ID及びRTC時刻に関する情報と共に携帯端末200に管理情報を送信するようにしてもよい。この場合、携帯端末200は、勤怠端末100から管理情報等を受け取ると、この情報を打刻サーバ300に送信し、打刻サーバ300は、管理情報を受信すると、管理情報を記憶部310に記憶させればよい。管理者は、必要に応じて記憶部310に記憶された管理情報を管理者端末200Aに転送すればよい。
上記実施の形態では、勤怠端末100が発音部130と通信部180とを備えていたが、本発明はこれに限られない。勤怠端末100と携帯端末200との間で音声を伝送媒体とした通信によりデータを送受信する場合には、通信部180は不要であり、勤怠端末100と携帯端末200との間で無線通信によりデータを送受信する場合には、発音部130は不要である。また、勤怠端末100は、発音部130を備える音声信号送信装置と、音声信号送信装置とは別体であって通信部180を備える無線信号送信装置と、を備えてもよい。
上記実施の形態では、携帯端末200がスマートフォンであったが、本発明はこれに限られない。携帯端末200は、音声を集音するマイクを備える他の機器であってもよく、例えば、ICレコーダ、スマートウォッチのようなウェアラブルデバイスであってもよい。また、音声を伝送媒体とした通信によりデータを送受信しないのであれば、携帯端末200は必ずしも発音部240を備える必要はない。
上記実施の形態では、勤怠端末100の記憶部140、携帯端末200の記憶部250及び打刻サーバ300の記憶部310が各種データを記憶していたが、本発明はこれに限られない。例えば、上記の処理で用いる各種データは、その全部又は一部が通信ネットワークを介して外部のサーバやコンピュータ等に記憶されてもよい。
上記実施の形態では、勤怠端末100、携帯端末200及び打刻サーバ300は、記憶部140、250、310に記憶されたプログラムに基づいて動作していたが、本発明はこれに限られない。例えば、プログラムにより実現された機能的な構成をハードウェアにより実現してもよい。
上記実施の形態では、勤怠端末100、携帯端末200及び打刻サーバ300が実行する処理は、上述の物理的な構成を備える装置が記憶部140、250、310に記憶されたプログラムを実行することによって実現されていたが、本発明は、プログラムとして実現されてもよく、そのプログラムが記録された記憶媒体として実現されてもよい。
また、上述の処理動作を実行させるためのプログラムを、フレキシブルディスク、CD−ROM(Compact Disk Read-Only Memory)、DVD(Digital Versatile Disk)、MO(Magneto-Optical Disk)等のコンピュータにより読み取り可能な記録媒体に格納して配布し、そのプログラムをコンピュータにインストールすることにより、上述の処理動作を実行する装置を構成してもよい。
上記実施の形態は例示であり、本発明はこれらに限定されるものではなく、特許請求の範囲に記載した発明の趣旨を逸脱しない範囲でさまざまな実施の形態が可能である。各実施の形態や変形例で記載した構成要素は自由に組み合わせることが可能である。また、特許請求の範囲に記載した発明と均等な発明も本発明に含まれる。
1 勤怠打刻システム
2 通信ネットワーク
3 ICカード
100 勤怠端末
200 携帯端末
200A 管理者端末
300 打刻サーバ
110,210 操作部
220 表示部
120,230 集音部
121,231 マイク
130,240 発音部
131,241 スピーカ
140,250,310 記憶部
141 ICカード打刻情報記憶部
311 打刻情報記憶部
312 シリアルナンバー記憶部
313 アジャスト値記憶部
150,260 変調・復調部
160,270,320 計時部
170 近接検知部
180,280,330 通信部
190,290,340 制御部
191 シリアルナンバー読み取り部
192 RTC時刻読み取り部
193 ICカード打刻情報登録部
194 音声信号生成部
291 経過時間カウント部
341 サーバ時刻読み取り部
342 打刻時刻登録部
343 ユーザID読み取り部
344 ARTC時刻生成部
345 アジャスト値生成部
346 打刻時刻補正部
347 不正打刻判定部

Claims (10)

  1. 勤怠端末と携帯端末と打刻サーバとを備える勤怠打刻システムであって、
    前記勤怠端末は、
    勤怠端末IDに関する情報を記憶する記憶部と、
    前記勤怠端末の前記記憶部に記憶された勤怠端末IDに関する情報を前記勤怠端末から所定距離内に存在する前記携帯端末に送信する送信部と、を備え、
    前記携帯端末は、
    ユーザIDに関する情報を記憶する記憶部と、
    前記勤怠端末から勤怠端末IDに関する情報を受信する受信部と、
    前記携帯端末の前記受信部で受信された勤怠端末IDに関する情報と、前記携帯端末の前記記憶部に記憶されたユーザIDに関する情報と、を前記打刻サーバに送信する送信部と、を備え、
    前記打刻サーバは、
    前記携帯端末から勤怠端末ID及びユーザIDに関する情報を受信する受信部と、
    前記打刻サーバの前記受信部で勤怠端末ID及びユーザIDに関する情報が受信された時点のサーバ時刻を計時部から読み取るサーバ時刻読み取り部と、
    前記打刻サーバの前記受信部で受信された勤怠端末ID及びユーザIDに関する情報と、前記サーバ時刻読み取り部により読み取られたサーバ時刻に関する情報と、を対応付けて打刻情報記憶部に登録する打刻情報登録部と、を備える、
    勤怠打刻システム。
  2. 前記勤怠端末は、前記勤怠端末の前記記憶部に記憶された勤怠端末IDに関する情報に基づいて音声信号を生成する音声信号生成部をさらに備え、
    前記勤怠端末の前記送信部は、前記音声信号生成部で生成された音声信号を発音する発音部であり、
    前記携帯端末の前記受信部は、前記勤怠端末から発音された音声信号を集音する集音部であり、
    前記携帯端末は、前記集音部で集音された音声信号を復調して勤怠端末IDに関する情報に変換する復調部をさらに備える、
    請求項1に記載の勤怠打刻システム。
  3. 前記携帯端末は、前記携帯端末の前記受信部が前記勤怠端末から勤怠端末IDに関する情報を受信してから前記携帯端末の前記送信部が前記打刻サーバにユーザID及び勤怠端末IDに関する情報を送信するまでの経過時間をカウントする経過時間カウント部をさらに備え、
    前記携帯端末の前記送信部は、ユーザID及び勤怠端末IDに関する情報と共に前記経過時間カウント部でカウントされた経過時間に関する情報を送信し、
    前記打刻サーバの前記受信部は、ユーザID、勤怠端末ID及び経過時間に関する情報を受信し、
    前記打刻サーバは、前記打刻サーバの前記受信部がユーザID、勤怠端末ID及び経過時間に関する情報を受信した時点で前記計時部から読み取ったサーバ時刻から経過時間を減算することで打刻時刻を補正する打刻時刻補正部をさらに備え、
    前記打刻サーバの前記打刻情報登録部は、前記打刻サーバの前記受信部で受信された勤怠端末ID及びユーザIDに関する情報と、前記打刻時刻補正部により補正された打刻時刻に関する情報と、を対応付けて前記打刻情報記憶部に登録する、
    請求項1又は2に記載の勤怠打刻システム。
  4. 前記勤怠端末は、
    ユーザがICチップを有する物体を近接させた際に前記ICチップに記憶されたシリアルナンバーを読み取るシリアルナンバー読み取り部と、
    前記ICチップを有する物体が前記勤怠端末に近接した時点のRTC時刻を計時部から読み取るRTC時刻読み取り部と、
    前記シリアルナンバー読み取り部により読み出されたICチップのシリアルナンバーに関する情報と、前記RTC時刻読み取り部により読み取られたRTC時刻に関する情報と、を記憶するICチップ打刻情報記憶部と、を備える、
    請求項1から3のいずれか1項に記載の勤怠打刻システム。
  5. 前記勤怠打刻システムは、管理者端末をさらに備え、
    前記勤怠端末の前記送信部は、前記勤怠端末の前記記憶部に記憶されたシリアルナンバー及びRTC時刻に関する情報を前記管理者端末に送信し、
    前記管理者端末は、
    前記勤怠端末からシリアルナンバー及びRTC時刻に関する情報を受信する受信部と、
    前記管理者端末の前記受信部により受信されたシリアルナンバー及びRTC時刻に関する情報を前記打刻サーバに送信する送信部と、備え、
    前記打刻サーバの前記受信部は、前記管理者端末からシリアルナンバー及びRTC時刻に関する情報を受信し、
    前記打刻サーバの前記打刻情報登録部は、前記打刻サーバの前記受信部により受信されたシリアルナンバー及びRTC時刻に関する情報を前記打刻情報記憶部に登録する、
    請求項4に記載の勤怠打刻システム。
  6. 前記打刻サーバは、
    ICチップに記憶されたシリアルナンバーとICチップを備える物体を所持するユーザのユーザIDとを対応付けて記憶するシリアルナンバー記憶部と、
    同一時点における前記勤怠端末のRTC時刻と前記打刻サーバのサーバ時刻との差分であるアジャスト値を前記勤怠端末毎に記憶するアジャスト値記憶部と、
    前記携帯端末からシリアルナンバー、勤怠端末ID及びRTC時刻に関する情報を受信すると、前記シリアルナンバー記憶部からシリアルナンバーに対応するユーザIDを読み取るユーザID読み取り部と、
    前記打刻サーバの前記受信部で受信されたRTC時刻と、前記アジャスト値記憶部により記憶され、前記打刻サーバの前記受信部で受信した勤怠端末IDに対応するアジャスト値と、に基づいてARTC時刻を生成するARTC時刻生成部と、をさらに備え、
    前記打刻サーバの前記打刻情報登録部は、前記打刻サーバの前記受信部で受信された勤怠端末ID及びユーザIDに関する情報と、前記ARTC時刻生成部により生成されたARTC時刻に関する情報と、を対応付けて前記打刻情報記憶部に登録する、
    請求項5に記載の勤怠打刻システム。
  7. 前記打刻サーバは、
    同一時点における前記勤怠端末のRTC時刻と前記打刻サーバのサーバ時刻との差分であるアジャスト値を前記勤怠端末毎に記憶するアジャスト値記憶部と、
    前記打刻サーバの前記受信部で受信されたRTC時刻と、前記アジャスト値記憶部により記憶され、前記打刻サーバの前記受信部で受信した勤怠端末IDに対応するアジャスト値と、に基づいてARTC時刻を生成するARTC時刻生成部と、
    前記携帯端末からユーザID、勤怠端末ID及びRTC時刻に関する情報を受信した時点のサーバ時刻と、前記ARTC時刻生成部により生成されたARTC時刻と、を比較することでユーザによる不正打刻がなされたかどうか判定する不正打刻判定部と、をさらに備える、
    請求項1から6のいずれか1項に記載の勤怠打刻システム。
  8. 携帯端末から勤怠端末に記憶された勤怠端末ID及び前記携帯端末に記憶されたユーザIDに関する情報を受信する受信部と、
    前記受信部により勤怠端末ID及びユーザIDに関する情報が受信された時点のサーバ時刻を計時部から読み取るサーバ時刻読み取り部と、
    前記受信部で受信された勤怠端末ID及びユーザIDに関する情報と、前記サーバ時刻読み取り部により読み取られたサーバ時刻に関する情報と、を対応付けて打刻情報記憶部に登録する打刻情報登録部と、
    を備える打刻サーバ。
  9. 受信部とサーバ時刻読み取り部と打刻情報登録部とを備える打刻サーバによる勤怠打刻方法であって、
    前記受信部が、携帯端末から勤怠端末に記憶された勤怠端末ID及び前記携帯端末に記憶されたユーザIDに関する情報を受信するステップと、
    前記サーバ時刻読み取り部が、前記受信部により勤怠端末ID及びユーザIDに関する情報が受信された時点のサーバ時刻を計時部から読み取るステップと、
    前記打刻情報登録部が、前記受信部で受信された勤怠端末ID及びユーザIDに関する情報と、前記サーバ時刻読み取り部により読み取られたサーバ時刻に関する情報と、を対応付けて打刻情報記憶部に登録するステップと、
    を含む勤怠打刻方法。
  10. コンピュータを、
    携帯端末から勤怠端末に記憶された勤怠端末ID及び前記携帯端末に記憶されたユーザIDに関する情報を受信する受信手段、
    前記受信手段により勤怠端末ID及びユーザIDに関する情報が受信された時点のサーバ時刻を計時部から読み取るサーバ時刻読み取り手段、
    前記受信手段で受信された勤怠端末ID及びユーザIDに関する情報と、前記サーバ時刻読み取り手段により読み取られたサーバ時刻に関する情報と、を対応付けて打刻情報記憶部に登録する打刻情報登録手段、
    として機能させるためのプログラム。
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