JP2021116858A - 冷却装置 - Google Patents

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大輔 床桜
Daisuke Tokozakura
大輔 床桜
拓也 兒玉
Takuya Kodama
拓也 兒玉
晴規 井上
Haruki Inoue
晴規 井上
隆志 松本
Takashi Matsumoto
隆志 松本
堅大 田渕
Kenta Tabuchi
堅大 田渕
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Abstract

【課題】エンジンを冷却する冷媒及び電力変換装置等を冷却する冷媒の双方を用いて、駆動装置の潤滑油をより効率的に冷却することが可能な技術を提供する。
【解決手段】本開示の一実施形態に係るECU40は、エンジン冷却水を冷却するラジエータ111を含み、エンジン冷却水を循環させて、エンジン10を冷却するエンジン冷却回路110から、エンジン10の上流のエンジン冷却水を導入し、トランスアクスル20から導入するTAオイルとエンジン冷却水との間で熱交換させる熱交換層131Aと、PCU冷却水を冷却するラジエータ121を含み、PCU冷却水を循環させて、PCU30を冷却するPCU冷却回路120から、PCU冷却水を導入し、熱交換層131Aによる熱交換後のTAオイルとPCU冷却水との間で熱交換させる熱交換層131Bと、を備える。
【選択図】図2

Description

本開示は、冷却装置に関する。
従来、エンジンを冷却する冷却回路と、電力変換装置等を冷却する冷却回路の双方から冷媒を導入し、駆動装置から導入される潤滑油とそれぞれの冷媒との間で熱交換を行わせる技術が知られている(例えば、特許文献1参照)。
特開2016−125629号公報
しかしながら、上記の文献では、エンジンを通過後の相対的に高い温度の冷媒と潤滑油との間で熱交換が行われる。そのため、場合によっては、エンジン冷却用の冷媒の温度が駆動装置の潤滑油より高くなり、潤滑油を効率的に冷却することができない可能性がある。
そこで、上記課題に鑑み、エンジンを冷却する冷媒及び電力変換装置等を冷却する冷媒の双方を用いて、駆動装置の潤滑油をより効率的に冷却することが可能な技術を提供することを目的とする。
上記目的を達成するため、本開示の一実施形態では、
第1の冷媒を冷却する第1のラジエータを含み、前記第1の冷媒を循環させて、エンジンを冷却する第1の冷却回路から、前記エンジンの上流の前記第1の冷媒を導入し、駆動装置から導入する潤滑油と前記第1の冷媒との間で熱交換させる第1の熱交換部と、
第2の冷媒を冷却する第2のラジエータを含み、前記第2の冷媒を循環させて、電力変換装置を冷却する第2の冷却回路から前記第2の冷媒を導入し、前記第1の熱交換部による熱交換後の前記潤滑油と前記第2の冷媒との間で熱交換させる第2の熱交換部と、を備える、
冷却装置が提供される。
本実施形態によれば、冷却装置は、第1のラジエータによる冷却後、且つ、エンジンを通過していない相対的に低い温度の第1の冷媒を用いて、駆動装置の潤滑油を冷却することができる。また、冷却装置は、エンジンを冷却するための相対的に温度が高い第1の冷媒を用いて、潤滑油を冷却し、その後、電力変換装置を冷却するための相対的に温度が低い第2の冷媒を用いて、潤滑油を更に冷却する形で段階的に潤滑油を冷却することができる。そのため、冷却装置は、より効率的に駆動装置の潤滑油を冷却することができる。
上述の実施形態によれば、エンジンを冷却する冷媒及び電力変換装置等を冷却する冷媒の双方を用いて、駆動装置の潤滑油をより効率的に冷却することが可能な技術を提供することができる。
車両の構成の一例を示す図である。 オイルクーラの一例を示す側面図である。 オイルクーラの一例を示す上面図である。 エンジン用の冷却水とトランスアクスルの潤滑油との間の熱交換を説明する図である。 パワーコントロールユニット用の冷却水とトランスアクスルの潤滑油との間の熱交換を説明する図である。
以下、図面を参照して実施形態について説明する。
[車両の構成]
まず、図1を参照して、本実施形態に係る車両1の構成について説明する。
図1は、本実施形態に係る車両1の構成の一例を示す図である。
図1に示すように、車両1は、エンジン10と、トランスアクスル20と、パワーコントロールユニット(以下、「PCU(Power Control Unit)」)30とを含む。
エンジン10は、車両1の駆動力源の一つである。エンジン10は、例えば、ガソリンや軽油を燃料として稼働するガソリンエンジンやディーゼルエンジンである。
トランスアクスル20(駆動装置の一例)は、車両1を駆動させる動力(トルク)を、左右のドライブシャフトを介して駆動輪に出力する。トランスアクスル20は、例えば、モータジェネレータ(以下、「MG(Motor Generator)」)21,22を含む。
トランスアクスル20は、例えば、遊星歯車機構を中心とする動力分割機構を含み、動力分割機構を用いて、車両1の走行状況に応じて、エンジン10の動力を、駆動輪を駆動する動力とMG21を駆動し発電させる動力とに分割する。また、トランスアクスル20は、例えば、MG22を用いて、エンジン10を補助し、車両1の駆動輪に出力する動力を相対的に高める。
PCU30(電力変換装置の一例)は、MG21,22の駆動制御を行う。PCU30は、例えば、車両1の駆動用のバッテリから供給される電力を昇圧する昇圧コンバータ、昇圧コンバータの出力(直流電力)を三相交流電力に変換するインバータ等を含む。また、PCU30は、例えば、昇圧コンバータ及びインバータ等を駆動し、MG21,22の駆動制御を行うECU(Electronic Control Unit)等を含む。
また、車両1は、エンジン10、トランスアクスル20、及びPCU30等を冷却する冷却システム100を含む。
冷却システム100は、エンジン10を冷却するためのエンジン冷却回路110と、PCU30を冷却するためのPCU冷却回路120と、トランスアクスル20を冷却するためのトランスアクスル冷却回路130とを含む。
エンジン冷却回路110(第1の冷却回路の一例)は、所定の冷却水(以下、便宜的に「エンジン冷却水」)(第1の冷媒の一例)を循環させ、エンジン10を冷却する。エンジン冷却回路110は、ラジエータ111と、ウォータポンプ112と、流路L11〜L14とを含む。エンジン冷却水は、例えば、LLC(Long Life Coolant)等であってよい。
ラジエータ111(第1のラジエータの一例)は、内部に通流するエンジン冷却水と外気との間で熱交換を行い、エンジン冷却水を冷却する。ラジエータ111で冷却されたエンジン冷却水は、下流の流路L11に流出する。
流路L11は、一端がラジエータ111に接続され、他端が流路L12と流路L13とに分岐する。
流路L12は、一端が流路L11の先端部に接続され、他端がウォータポンプ112に接続される。ラジエータ111で冷却されたエンジン冷却水は、流路L12からウォータポンプ112に吸い込まれる。
ウォータポンプ112は、流路L12から冷却水を吸い込み、エンジン10の内部の流路(例えば、ウォータジャケット)に吐出する。これにより、ウォータポンプ112は、エンジン冷却回路110にエンジン冷却水を循環させることができる。そして、エンジン冷却水とエンジン10との間で熱交換が行われる。これにより、エンジン冷却回路110は、エンジン10を冷却することができる。
流路L13は、一端が流路L11の先端部に接続され、他端が後述するオイルクーラ131に接続される。
流路L14は、一端がオイルクーラ131に接続され、他端が流路L12の中間部に合流する形で接続される。これにより、ウォータポンプ112は、流路L12を介して、流路L14からも冷却水を吸い込むことができる。そのため、流路L11の冷却水は、流路L12だけでなく、流路L13にも流入し、オイルクーラ131及び流路L14を通過した後、流路L12に合流する。よって、ウォータポンプ112は、流路L11から、直接、流路L12に冷却水を通流させる経路に加えて、流路L11から流路L13、オイルクーラ131、及び流路L14を迂回して、流路L12に合流する経路でもエンジン冷却水を循環させることができる。
エンジン10の内部の流路を通過し、相対的に高い温度になったエンジン冷却水は、流路L15に流出する。
流路L15は、一端がエンジン10に接続され、他端がラジエータ111に接続される。これにより、エンジン10を冷却し、相対的に温度が高くなったエンジン冷却水は、ラジエータ111によって、冷却され、エンジン10を冷却可能な温度状態に戻ることができる。
このように、エンジン冷却回路110は、オイルクーラ131を通過後の冷却水を、エンジン10の下流の流路L15ではなく、エンジン10の上流の流路L12に合流させる。これにより、エンジン10を通過するエンジン冷却水の流量が相対的に多くなる。そのため、エンジン10をより効率的に冷却することができる。
また、エンジン冷却回路110は、ラジエータ111を通過し、且つ、エンジン10を通過していないエンジン冷却水をオイルクーラ131に導入する。即ち、エンジン冷却回路110は、ラジエータ111の下流且つエンジン10の上流の流路L11の冷媒を、流路L13を通じてオイルクーラ131に導入する。これにより、エンジン10を通過後のエンジン冷却水がオイルクーラ131に導入される場合に比して、オイルクーラ131に導入されるエンジン冷却水の温度を低下させることができる。特に、エンジン10を通過後のエンジン冷却水は、トランスアクスル20の潤滑油(以下、「TA(Trans Axle)オイル」)よりも温度が高くなってしまう場合がありうる。これに対して、ラジエータ111と通過し、且つ、エンジン10を通過していないエンジン冷却水は、TAオイルよりも温度が確実に低くなる。そのため、オイルクーラ131は、エンジン冷却水を用いて、効率的にTAオイルを冷却することができる。
PCU冷却回路120(第2の冷却回路の一例)は、所定の冷却水(以下、便宜的に「PCU冷却水」)(第2の冷媒の一例)を循環させ、PCU30を冷却する。PCU冷却水は、例えば、エンジン冷却水と同様、LLCであってよい。PCU冷却回路120は、ラジエータ121と、ウォータポンプ122と、流路L21〜流路L24とを含む。
ラジエータ121(第2のラジエータの一例)は、内部に通流するPCU冷却水と外気との間で熱交換を行い、PCU冷却水を冷却する。ラジエータ121で冷却されたPCU冷却水は、下流の流路L21に流出する。
流路L21は、一端がラジエータ121に接続され、他端がPCU30に接続される。
流路L22は、一端がPCU30に接続され、他端がオイルクーラ131に接続される。
流路L23は、一端がオイルクーラ131に接続され、他端がウォータポンプ122に接続される。
ウォータポンプ122は、流路L23からPCU冷却水を吸い込み、下流の流路L24に吐出する。これにより、ウォータポンプ122は、PCU冷却回路120にPCU冷却水を循環させることができる。そのため、流路L21からPCU30の内部の流路(例えば、ウォータジャケット)に、ラジエータ121で冷却されたPCU冷却水が流入し、PCU冷却水とPCU30との間で熱交換が行われる。よって、PCU冷却回路120は、PCU30を冷却することができる。また、オイルクーラ131には、流路L22からPCU冷却水が導入される。そのため、オイルクーラ131は、PCU冷却水とTAオイルとの間の熱交換によって、TAオイルを冷却することができる。
流路L24は、一端がウォータポンプ122に接続され、他端がラジエータ121に接続される。これにより、PCU30を冷却し、相対的に温度が高くなったPCU冷却水は、ラジエータ121によって、冷却され、PCU30を冷却可能な温度状態に戻ることができる。
このように、ラジエータ121を基準にして、PCU30は、オイルクーラ131よりも上流に配置される。これにより、オイルクーラ131の方がPCU30より上流側に配置される場合のように、オイルクーラ131を通過し、TAオイルと熱交換して温度が相対的に上昇したPCU冷却水がPCU30に導入される事態を抑制することができる。そのため、PCU冷却回路120は、PCU30をより効率的に冷却することができる。
また、ラジエータ121に対して、PCU30及びオイルクーラ131が直列配置される。そのため、ラジエータ121に対して、PCU30及びオイルクーラ131が並列配置される場合に比して、PCU30を通過するPCU冷却水の流量が相対的に多くなる。よって、PCU冷却回路120は、より効率的にPCUを冷却することができる。
トランスアクスル冷却回路130は、TAオイルを循環させ、トランスアクスル20に含まれるMG21,22等を冷却する。トランスアクスル冷却回路130は、オイルクーラ131と、オイルポンプ132と、流路L31〜L34とを含む。
オイルクーラ131(冷却装置の一例)は、上述の如く、ラジエータ111で冷却されたエンジン冷却水、及びラジエータ121で冷却されたPCU冷却水のそれぞれと、流路L31から導入されるTAオイルとの間で熱交換を行い、TAオイルを冷却する。オイルクーラ131により冷却されたTAオイルは、流路L32に流出する。
流路L31は、一端がオイルポンプ132に接続され、他端がオイルクーラ131に接続される。これにより、オイルポンプ132から吐出されるTAオイルが流路L31を通じてオイルクーラ131に導入される。
流路L32は、一端がオイルクーラ131に接続され、他端が流路L33と流路L34とに分岐する。
流路L33は、一端が流路L32の先端部に接続され、他端がMG21に接続される。これにより、流路L33を通じて、オイルクーラ131により冷却されたTAオイルがMG21に供給され、MG21が冷却される。
流路L34は、一端が流路L32の先端部に接続され、他端がMG22に接続される。これにより、流路L34を通じて、オイルクーラ131により冷却されたTAオイルがMG22に供給され、MG22が冷却される。
トランスアクスル20の内部のMG21,MG22を通過したTAオイルは、トランスアクスル20の下端部に設けられる貯蔵部(例えば、オイルパン)に集約される。
オイルポンプ132は、トランスアクスル20の下端部の貯蔵部に貯蔵されるTAオイルを吸い込み、流路L31に吐出する。これにより、オイルポンプ132は、トランスアクスル冷却回路130にTAオイルを循環させることができる。
このように、トランスアクスル冷却回路130は、オイルクーラ131を用いて、エンジン冷却回路110のエンジン冷却水及びPCU冷却回路120のPCU冷却水のそれぞれと、TAオイルとの間で熱交換を行わせ、トランスアクスル20を冷却することができる。
[オイルクーラの構造]
次に、図2〜図5を参照して、本実施形態に係るオイルクーラ131の具体的な構造について説明する。
図2は、オイルクーラ131の一例を示す側面図である。図3は、オイルクーラ131の一例を示す上面図である。図4は、エンジン冷却水とTAオイルとの間の熱交換を説明する図である。図5は、PCU冷却水とTAオイルとの間の熱交換を説明する図である。
図2、図3に示すように、オイルクーラ131は、トランスアクスル20の上面に取り付けられる。この場合、流路L31〜L34は、トランスアクスル20の内部に設けられる。
尚、オイルクーラ131の車両1への搭載方法は、一例であり、任意の態様で車両1に搭載されてよい。例えば、オイルクーラ131は、トランスアクスル20の上面に取り付けられる代わりに、側面等に取り付けられてもよい。また、オイルクーラは、トランスアクスル20以外の部品(例えば、車体部品)に取り付けられてもよい。
オイルクーラ131は、熱交換層131A,131Bを含む。
熱交換層131A(第1の熱交換部の一例)は、例えば、オイルクーラ131の下部に設けられる。熱交換層131Aでは、エンジン冷却水とTAオイルとの間の熱交換が行われる。
熱交換層131B(第2の熱交換部の一例)は、オイルクーラ131の上部に設けられる。熱交換層131Bでは、PCU冷却水とTAオイルとの間の熱交換が行われる。
図2に示すように、オイルクーラ131の下面には、TAオイルの流入口OLin及び流出口OLoutが設けられる。例えば、図3に示すように、オイルクーラ131の下面において、流入口OLinは、左後の隅部に設けられ、流出口OLoutは、前後左右の中央部に設けられる。
図2、図3に示すように、オイルクーラ131の上面には、エンジン冷却水の流入口WT1in及び流出口WT1outが設けられる。例えば、オイルクーラ131の上面において、流入口WT1inは、左前の隅部に設けられ、流出口WT1outは、右後の隅部に設けられる。同様に、オイルクーラ131の上面には、PCU冷却水の流入口WT2in及び流出口WT2outが設けられる。例えば、オイルクーラ131の上面において、流入口WT2inは、左端部且つ前後の中央部に設けられ、流出口WT2outは、右端部且つ前後の中央部に設けられる。
流入口OLinから流入するTAオイルは、上下方向に延びる管路1311を通じて、熱交換層131Aの内部のTAオイルが通流可能な空間(以下、「TAオイル空間」)に導入される。TAオイル空間に導入されたTAオイルは、水平方向に移動し、熱交換層131Aと熱交換層131Bとの間で上下方向に延びる管路1312を通じて、熱交換層131Bに導入される。例えば、図4に示すように、管路1312は、熱交換層131A,131Bに跨る部分において、右前の隅部に設けられる。そして、左後の隅部の管路1311から熱交換層131AのTAオイル空間に導入されたTAオイルは、右前の隅部の管路1312に向かって、全体として、右斜め前方向(図中の実線の矢印参照)に移動する態様であってよい。
一方、流入口WT1inから流入するエンジン冷却水は、オイルクーラ131の上面から熱交換層131Bを貫通して下向きに延びる管路1316を通じて、熱交換層131Aの内部のエンジン冷却水が通流可能な空間(以下、「エンジン冷却水空間」)に導入される。エンジン冷却水空間に導入されたエンジン冷却水は、水平方向に移動し、熱交換層131Aから熱交換層131Bを貫通して流出口WT1outまで上向きに延びる管路1317を通じて、オイルクーラ131の外部の流路L13に流出する。例えば、図4に示すように、左前の隅部の管路1316から導入されたエンジン冷却水は、右後の隅部の管路1317に向かって、全体として、右斜め後方向(図中の一点鎖線の矢印参照)に移動する態様であってよい。
熱交換層131Aにおいて、TAオイル空間とエンジン冷却水空間とは、TAオイルとエンジン冷却水との間での熱交換を許容する態様で区画される。例えば、熱交換層131Aにおいて、TAオイル空間及びエンジン冷却水空間は、TAオイル空間が上側でエンジン冷却水空間が下側になるように、上下方向で積層されてよい。これにより、熱交換層131Aにおいて、TAオイル空間のTAオイルとエンジン冷却水空間のエンジン冷却水との間で熱交換を行わせることができる。ラジエータ111により冷却され且つエンジン10を通過していないエンジン冷却水の温度は、上述の如く、通常、TAオイルの温度よりも低い状態にある。そのため、熱交換層131Aでは、エンジン冷却水との間での熱交換によって、TAオイルが冷却される。
TAオイルは、管路1312を通じて、熱交換層131Bの内部のTAオイル空間に導入される。TAオイル空間に導入されたTAオイルは、水平方向に移動し、熱交換層131Bからオイルクーラ131の上面に向かって上向きに延びる管路1313に導入される。例えば、図5に示すように、右前の隅部の管路1312から導入されたTAオイルは、左後の隅部の管路1313に向かって、左斜め後方向(図中の実線の矢印参照)に移動する態様であってよい。
一方、流入口WT2inから流入するPCU冷却水は、オイルクーラ131の上面から下向きに延びる管路1318を通じて、熱交換層131Bの内部のPCU冷却水が通流可能な空間(以下、「PCU冷却水空間」)に導入される。PCU冷却水空間に導入されたPCU冷却水は、水平方向に移動し、熱交換層131Bからオイルクーラ131の上面(流出口WT2out)まで上向きに延びる管路1319を通じて、オイルクーラ131の外部の流路L23に流出する。例えば、左端部且つ上下の中央部の管路1318に導入されたPCU冷却水は、右端部且つ上下の中央部の管路1319に向かって、右方向(図中の点線の矢印参照)に移動する態様であってよい。
熱交換層131Bにおいて、TAオイル空間とPCU冷却水空間とは、TAオイルとPCU冷却水との間での熱交換を許容する態様で区画される。例えば、熱交換層131Bにおいて、TAオイル空間及びPCU冷却水空間は、TAオイル空間が上側でPCU冷却水空間が下側になるように、上下方向に積層されてよい。これにより、熱交換層131Bにおいて、TAオイル空間のTAオイルとPCU冷却水空間のPCU冷却水との間で熱交換を行わせることができる。ラジエータ121及びPCU30を通過したPCU冷却水は、通常、ラジエータ111を通過し且つエンジン10を通過していないエンジン冷却水よりも温度が低い状態にある。そのため、ラジエータ121及びPCU30を通過したPCU冷却水は、熱交換層131Aでエンジン冷却水により冷却された後のTAオイルよりも温度が低い状態にある。よって、熱交換層131Bでは、PCU冷却水との間での熱交換によって、TAオイルが更に冷却される。
また、PCU冷却水は、エンジン冷却水によって冷却済みの相対的に温度が低いTAオイルとの間で熱交換を行う。これにより、オイルクーラ131は、エンジン冷却水及びPCU冷却水の間の温度の高低に合わせて、TAオイルを段階的に冷却することができる。そのため、オイルクーラ131は、TAオイル(トランスアクスル20)の冷却効率を向上させることができる。また、オイルクーラ131は、PCU冷却水の温度が相対的に大きく上昇してしまうような事態を抑制することができる。
管路1313に導入されたTAオイルは、オイルクーラ131の上面から露出する管路1314、及びオイルクーラ131の上面から下面(流出口OLout)まで熱交換層131B及び熱交換層131Aを下向きに貫通する管路1315を通じて、オイルクーラ131の外部の流路L32に流出する。
このように、オイルクーラ131は、最初に、熱交換層131Aにおいて、トランスアクスル20から導入されるTAオイルとエンジン冷却水との間で熱交換を行わせてTAオイルを冷却する。そして、オイルクーラ131は、続いて、熱交換層131Bにおいて、熱交換層131Aによる熱交換後のTAオイル、即ち、エンジン冷却水による冷却後のTAオイルとPCU冷却水との間で熱交換を行わせてTAオイルを更に冷却する。これにより、オイルクーラ131は、エンジン10を冷却するための相対的に温度が高いエンジン冷却水を用いて、TAオイルを冷却し、その後、PCU30を冷却するための相対的に温度が低いPCU冷却水を用いて、TAオイルを更に冷却する形で段階的にTAオイルを冷却することができる。そのため、オイルクーラ131は、TAオイル(トランスアクスル20)の冷却効率を向上させることができる。また、オイルクーラ131は、PCU冷却水の温度上昇を抑制し、PCU冷却回路120によるPCU30の冷却効率を向上させることができる。
以上、実施形態について詳述したが、本開示はかかる特定の実施形態に限定されるものではなく、特許請求の範囲に記載された要旨の範囲内において、種々の変形・改良が可能である。
1 車両
10 エンジン
20 トランスアクスル(駆動装置)
30 パワーコントロールユニット(電力変換装置)
100 冷却システム
110 エンジン冷却回路(第1の冷却回路)
111 ラジエータ(第1のラジエータ)
112 ウォータポンプ
120 PCU冷却回路(第2の冷却回路)
121 ラジエータ(第2のラジエータ)
122 ウォータポンプ
130 トランスアクスル冷却回路
131 オイルクーラ(冷却装置)
131A 熱交換層(第1の熱交換部)
131B 熱交換層(第2の熱交換部)
132 オイルポンプ
1311〜1319 管路
L11〜L14 流路
L21,L22 流路
L31〜L34 流路

Claims (1)

  1. 第1の冷媒を冷却する第1のラジエータを含み、前記第1の冷媒を循環させて、エンジンを冷却する第1の冷却回路から、前記エンジンの上流の前記第1の冷媒を導入し、駆動装置から導入する潤滑油と前記第1の冷媒との間で熱交換させる第1の熱交換部と、
    第2の冷媒を冷却する第2のラジエータを含み、前記第2の冷媒を循環させて、電力変換装置を冷却する第2の冷却回路から前記第2の冷媒を導入し、前記第1の熱交換部による熱交換後の前記潤滑油と前記第2の冷媒との間で熱交換させる第2の熱交換部と、を備える、
    冷却装置。
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* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2004100956A (ja) * 2002-09-06 2004-04-02 Ford Global Technologies Llc ハイブリッド電気自動車の冷却システム及び方法
JP2016125629A (ja) * 2015-01-07 2016-07-11 トヨタ自動車株式会社 車両用冷却装置
JP2019119245A (ja) * 2017-12-28 2019-07-22 ダイハツ工業株式会社 ハイブリッド車の冷却装置

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