JP2013079614A - ハイブリッド過給車用冷却装置 - Google Patents
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Abstract
【課題】機器冷却のための回路構成の簡単化及び装置の小型化が図れるハイブリッド過給車用冷却装置を提供する。
【解決手段】ハイブリッド過給車用冷却装置100は、エンジン冷却水が循環する第1冷却水回路1と、第1冷却水回路1を流通する冷却水と空気との間で熱交換を行って当該冷却水を冷却する第1ラジエータ12と、第1冷却水回路1とは独立した別個の回路であって、冷却水が循環する第2冷却水回路2と、第2冷却水回路2の冷却水と空気との間で熱交換を行って当該冷却水を冷却する第2ラジエータ22と、第2冷却水回路2に設けられて、第2冷却水回路2の冷却水により冷却され、走行用モータを駆動するインバータ20と、第2冷却水回路2に設けられて、第2冷却水回路2の冷却水により冷却されるインタークーラ21と、を備える。
【選択図】図1
【解決手段】ハイブリッド過給車用冷却装置100は、エンジン冷却水が循環する第1冷却水回路1と、第1冷却水回路1を流通する冷却水と空気との間で熱交換を行って当該冷却水を冷却する第1ラジエータ12と、第1冷却水回路1とは独立した別個の回路であって、冷却水が循環する第2冷却水回路2と、第2冷却水回路2の冷却水と空気との間で熱交換を行って当該冷却水を冷却する第2ラジエータ22と、第2冷却水回路2に設けられて、第2冷却水回路2の冷却水により冷却され、走行用モータを駆動するインバータ20と、第2冷却水回路2に設けられて、第2冷却水回路2の冷却水により冷却されるインタークーラ21と、を備える。
【選択図】図1
Description
本発明は、過給機を備え、内燃機関及びモータの動力を用いて走行するハイブリッド自動車の各種機器を冷却するハイブリッド過給車用冷却装置に関する。
特許文献1には、過給機を備える自動車において、インタークーラとターボチャージャーを冷却するために、冷却水が循環する冷却水回路を備え、さらに、この回路とは独立してエンジン冷却水が循環するエンジン用冷却回路を備えることが記載されている。
特許文献1に記載の冷却装置を、過給機を備えるハイブリッド過給車両に適用する場合には、走行用モータを駆動するインバータを冷却するためのインバータ用水冷回路と水冷のインタークーラで吸入空気を冷却するためのインタークーラ用水冷回路とが必要になり、エンジンルーム内に搭載する回路構成が煩雑になるという問題がある。さらに、コンデンサ、インタークーラ冷却用のラジエータ、エンジン冷却用のラジエータに加えて、インバータ冷却用のラジエータが必要になるため、これらのラジエータを搭載した場合の必要な設置スペースが拡大化するという問題がある。
そこで本発明は、上記問題点に鑑みてなされたものであり、その目的は、機器冷却のための回路構成の簡単化及び装置の小型化が図れるハイブリッド過給車用冷却装置を提供することである。
本発明は上記目的を達成するために以下の技術的手段を採用する。なお、特許請求の範囲および下記各手段に記載の括弧内の符号は、ひとつの態様として後述する実施形態に記載の具体的手段との対応関係を示す。
請求項1は、過給機を備え、エンジン(10)による動力及び走行用モータ(11)による動力を用いて走行するハイブリッド過給車に搭載されるハイブリッド過給車用冷却装置(100,100A)に係る発明であって、
エンジンを冷却する冷却水が循環する第1冷却水回路(1)と、第1冷却水回路に設けられ、第1冷却水回路を流通する冷却水と空気との間で熱交換を行って当該冷却水を冷却する第1ラジエータ(12)と、第1冷却水回路とは独立した別個の回路であって、冷却水が循環する第2冷却水回路(2,2A)と、第2冷却水回路に設けられ、第2冷却水回路を循環する冷却水と空気との間で熱交換を行って当該冷却水を冷却する第2ラジエータ(22)と、第2冷却水回路に設けられて、第2冷却水回路を循環する冷却水により冷却され、走行用モータを駆動するインバータ(20)と、第2冷却水回路に設けられて、第2冷却水回路を循環する冷却水により冷却されるインタークーラ(21)と、を備えることを特徴とする。
エンジンを冷却する冷却水が循環する第1冷却水回路(1)と、第1冷却水回路に設けられ、第1冷却水回路を流通する冷却水と空気との間で熱交換を行って当該冷却水を冷却する第1ラジエータ(12)と、第1冷却水回路とは独立した別個の回路であって、冷却水が循環する第2冷却水回路(2,2A)と、第2冷却水回路に設けられ、第2冷却水回路を循環する冷却水と空気との間で熱交換を行って当該冷却水を冷却する第2ラジエータ(22)と、第2冷却水回路に設けられて、第2冷却水回路を循環する冷却水により冷却され、走行用モータを駆動するインバータ(20)と、第2冷却水回路に設けられて、第2冷却水回路を循環する冷却水により冷却されるインタークーラ(21)と、を備えることを特徴とする。
この発明によれば、インバータとインタークーラを、同一の第2冷却水回路を循環する冷却水で冷却することにより、ハイブリッド過給車が備える冷却水回路、冷却水配管、ラジエータ等の個数低減が図れる。これにより、冷却用装置の部品点数を低減でき、設置スペースを抑制することができる。このように、機器冷却のための回路構成の簡単化及び装置の小型化が図れるハイブリッド過給車用冷却装置を提供できる。
請求項2に記載の発明によると、インバータ(20)とインタークーラ(21)は、第2冷却水回路(2)において直列になる関係に配置されており、インバータは、第2ラジエータ(22)から流出した冷却水がインタークーラ(21)よりも先に流通するように配置されていることを特徴とする。
この発明によれば、第2ラジエータで外部空気に放熱した冷却水は温度低下した状態で、先にインバータから吸熱して冷却した後、インタークーラから吸熱して冷却する。このため、許容温度条件が厳しいインバータの冷却をエンジンの吸入空気の冷却よりも優先して、インバータの保護を図る冷却装置を提供することができる。
請求項3に記載の発明によると、インバータ(20)とインタークーラ(21)は、第2冷却水回路(2A)において並列になる関係に配置されており、第2ラジエータ(22)から流出した冷却水は、分流してインバータとインタークーラの両方を流通した後、合流する。
この発明によれば、第2ラジエータで外部空気に放熱した冷却水は温度低下した状態で分流し、インバータとインタークーラのそれぞれを流通する。このため、インバータとインタークーラの両方を効果的に冷却できるので、インバータの保護とエンジンシリンダーの吸入空気の冷却による燃費向上とを図る冷却装置を提供することができる。
以下に、図面を参照しながら本発明を実施するための複数の形態を説明する。各形態において先行する形態で説明した事項に対応する部分には同一の参照符号を付して重複する説明を省略する場合がある。各形態において構成の一部のみを説明している場合は、構成の他の部分については先行して説明した他の形態を適用することができる。各実施形態で具体的に組み合わせが可能であることを明示している部分同士の組み合わせばかりではなく、特に組み合わせに支障が生じなければ、明示していなくても実施形態同士を部分的に組み合わせることも可能である。
(第1実施形態)
本発明を適用した第1実施形態に係るハイブリッド過給車用冷却装置100について図1を参照して説明する。図1は、第1実施形態のハイブリッド過給車用冷却装置100の概要を示した構成図である。
本発明を適用した第1実施形態に係るハイブリッド過給車用冷却装置100について図1を参照して説明する。図1は、第1実施形態のハイブリッド過給車用冷却装置100の概要を示した構成図である。
図1に示すように、ハイブリッド過給車用冷却装置100は、エンジン10を流れる冷却水が循環する第1冷却水回路1と、インバータ20及びインタークーラ21を流れる冷却水が循環する第2冷却水回路2と、を備え、これらの回路に関係する各機器の作動を制御して、車両で発生する熱の移動を制御する。第2冷却水回路2は、第1冷却水回路1とは独立した別個の回路であり、両回路の冷却水は循環過程において混合しない。
第1冷却水回路1は、内燃系のエンジン10によって駆動される自動車に搭載される冷却装置の一例であり、配管によって各部品を環状に接続してなり、エンジン10を冷却する冷却水(例えば、エチレングリコールを含有する冷却水)が循環する。第1冷却水回路1には、冷却水が流れる冷却水通路と空気が通過する空気通路とを有する第1ラジエータ12と、エンジン10に接続されるヒータコア(図示せず)と、冷却水を強制的に循環させる駆動力を提供するウォータポンプ13(以下、単にポンプ13ともいう)と、が設けられている。
エンジン10は、水冷式の内燃機関であり、ポンプ13によってエンジン10内部のウォータジャケットへ送られる冷却水によって冷却される。第1冷却水回路1は、エンジン10のウォータジャケットを流れる高温の冷却水が循環する回路である。第1冷却水回路1の通路において、エンジン10、第1ラジエータ12及びポンプ13は直列に接続されている。エンジン10には、車両の走行用モータであるモータジェネレータ11が一体に取り付けられている。
第1ラジエータ12は、冷却水通路を構成する複数本のチューブと、空気通路を構成するチューブ間に配された伝熱フィンとを有し、高温の冷却水を冷却する熱交換器であり、機械式または電動式のポンプ13の駆動力によってチューブ内を流れる冷却水を外気との熱交換により冷却する。エンジン10を流出した冷却水は、第1ラジエータ12で冷却されてから再びエンジン10に戻ってくるようになっている。
図示しないヒータコアは、車室内(エンジンルームを除く車両内部)に配置される車両用空調装置の空調ユニットケース(図示せず)の内部であって、冷凍サイクルの構成部品である蒸発器(図示せず)よりも空気流れの下流に配される。ヒータコアは、送風機(図示せず)によって送風される空調空気を冷却水との熱交換により加熱する。
第2冷却水回路2は、インバータ20を構成する部品の温度調節、及びインタークーラ21での吸入空気の温度調節を行う冷却水(例えば、エチレングリコールを含有する冷却水)が循環する回路である。第2冷却水回路2には、回路中の冷却水の流れる方向に、インバータ20、インタークーラ21、第2ラジエータ22、ウォータポンプ23(以下、単にポンプ23ともいう)がこの順に配置されており、これらの機器は直列に接続されている。
第2ラジエータ22は、低温の冷却水を冷却する低温側ラジエータであり、第1ラジエータ12よりも低い温度で作動し、機械式もしくは電動式のポンプ23によって第2冷却水回路2を強制的に循環する冷却水を外気との熱交換により冷却する。第2ラジエータ22は、冷却水通路を構成する複数本のチューブと、空気通路を構成するチューブ間に配された伝熱フィンとを有し、流通する冷却水を冷却する熱交換器であり、ポンプ23によってチューブ内を流れる冷却水を外気との熱交換により冷却する。インバータ20、インタークーラ21の順に流出した冷却水は、第2ラジエータ22で冷却されてから再びインバータ20に戻ってくるようになっている。
また、第2ラジエータ22、第1ラジエータ12は、この順に車両前部(例えば、エンジンルームの前部)に並んで配置されており、第2ラジエータ22の前方には、車両用空調に使用される冷凍サイクルの構成部品の一つであるコンデンサ32が配置される。
インバータ20は、モータジェネレータ11に電力を供給して駆動する電子部品であり、この電力をパワー素子によって調整するように構成されている。パワー素子は、例えば、トランジスタ、ダイオードからなり、電力を変換、調整するために電気回路の一部をオン、オフできるスイッチング素子である。
インタークーラ21は、過給機で過給された空気を冷却水によって冷却する装置であり、吸気温度の上昇による酸素不足を改善して、エンジン10の効率を高めて燃費の悪化及び内燃機関の出力低下を抑制することができる。インタークーラ21は、第2冷却水回路2の冷却水が流れる低温水通路と、低温水通路に隣接して配置されて当該冷却水と熱交換される過給空気が流れる過給空気通路と、を備えている。
制御装置50は、第1冷却水回路1、第2冷却水回路2等の構成部品の作動を制御する電子制御ユニットである。制御装置50は、例えば車室内の空調を制御するエアコン電子制御装置や、エンジン10、モータジェネレータ11の作動を制御するハイブリッド電子制御装置等に当該制御を担当させる構成としてもよい。
制御装置50は、マイクロコンピュータと、エンジン10の起動信号、各種センサ等からの信号が入力される入力回路と、インバータ20、エンジン10等に制御用の出力信号を送る出力回路と、を備えている。制御装置50は、マイクロコンピュータが有する各種プログラムにより演算された結果に基づいて、インバータ20、エンジン10等の各作動を制御する。制御装置50には、イグニッションスイッチがオンして補機バッテリの電力が供給されることにより電源が入るようになっている。また、制御装置50は、通信コネクタに接続される通信線を介して車両の各種制御装置(例えば車両ECU)と通信可能に構成されている。
上記構成のハイブリッド過給車用冷却装置100では、発明者らが鋭意研究により知見した以下に説示する問題も解決することができる。
ガソリン車では、燃費を向上するためには、排気量を小さくし、これにより低下した出力はターボチャージャー等の過給機で補うことが有効である。過給機を用いた場合の出力は、圧縮した吸気の密度に比例するが、空気は圧縮すると高い熱を持ち温度上昇するので、エンジンの吸気温度を抑制するためにはインタークーラ21での冷却要求が大きくなる。このインタークーラ21での冷却要求により、インタークーラ21の放熱量が大きくなると、インタークーラ21の出口水温が高くなるため、同一の回路で冷却されるインバータ20の制御温度との兼ね合いが問題になる。一方、インバータ20は、耐熱性の観点からその入口水温を65℃以下に保つことが必要とされている。上記のように燃費向上を求めた場合、高温、高圧にした過給気をインタークーラ21で冷却すると、その出口水温は65℃を超える温度になることがわかっている。以上のことから、ハイブリッド過給車用冷却装置100は、第2ラジエータ22で放熱後の冷却水の上流側にインバータ20を配置し、インバータ20よりも下流にインタークーラ21を配置することで、燃費向上とインバータ20の耐熱保護とのバランスを図ることができる。
本実施形態のハイブリッド過給車用冷却装置100がもたらす作用効果について述べる。ハイブリッド過給車用冷却装置100は、エンジン冷却水が循環する第1冷却水回路1と、第1冷却水回路1とは独立した別個の回路であって、冷却水が循環する第2冷却水回路2を備える。第1冷却水回路1には、第1冷却水回路1を流通する冷却水と空気との間で熱交換を行って当該冷却水を冷却する第1ラジエータ12が設けられている。第2冷却水回路2には、第2冷却水回路2の冷却水と空気との間で熱交換を行って当該冷却水を冷却する第2ラジエータ22と、第2冷却水回路2の冷却水により冷却されモータジェネレータ11を駆動するインバータ20と、第2冷却水回路2の冷却水により冷却されるインタークーラ21と、が設けられている。
この構成によれば、インバータ20とインタークーラ21を、同一の第2冷却水回路2を循環する冷却水で冷却することにより、ハイブリッド過給車に搭載する冷却水回路、冷却水配管、ラジエータ等の各種部品数を低減することができる。これにより、冷却用装置の部品点数の低減が図れ、搭載スペースを抑制することができる。このように、機器冷却のための回路構成を簡単化するとともに、装置の小型化が図れるハイブリッド過給車用冷却装置100を提供できる。
また、これにより、エンジンルームの前方部等に重なるように配される複数のラジエータの前後方向長さを短くでき、ラジエータが占有するスペースを小さくすることができる。また、占有スペースの低減により、各ラジエータの放熱面積を拡大することができるので、冷却水の温度調節範囲を広げ、冷却能力の向上が図れる。
また、インバータ20とインタークーラ21は、第2冷却水回路2において直列に配置されており、インバータ20は、第2ラジエータ22から流出した冷却水がインタークーラ21よりも先に流通するように配置されている。
この構成によれば、第2ラジエータ22で外部空気へ放熱した冷却水は温度低下し、十分な冷却能力を有した状態で、先にインバータ20を冷却し、その後インタークーラ21から吸熱して冷却する。このため、許容温度条件が厳しいインバータ20の冷却をエンジンシリンダーの吸入空気の冷却よりも優先する冷却装置を提供でき、インバータ20の保護を確実に実施することができる。
(第2実施形態)
第2実施形態では、第1実施形態のハイブリッド過給車用冷却装置100の他の形態について図2を用いて説明する。図2は第2実施形態に係るハイブリッド過給車用冷却装置100Aの概要を示した構成図である。図2において前述の第1実施形態で説明した図1と同一符号を付した構成部品は、同様の構成部品であり、同様の作動をし、同様の作用効果を奏するものである。
第2実施形態では、第1実施形態のハイブリッド過給車用冷却装置100の他の形態について図2を用いて説明する。図2は第2実施形態に係るハイブリッド過給車用冷却装置100Aの概要を示した構成図である。図2において前述の第1実施形態で説明した図1と同一符号を付した構成部品は、同様の構成部品であり、同様の作動をし、同様の作用効果を奏するものである。
図2に示すように、ハイブリッド過給車用冷却装置100Aは、第2冷却水回路2Aにおいて、インバータ20とインタークーラ21とを並列に配置することを特徴とする。第2冷却水回路2Aは、第2ラジエータ22よりも下流側の通路部位から、インタークーラ21に至る通路とインバータ20に至る通路24とに分岐し、さらに分岐した2つの通路は第2ラジエータ22に至る前で合流する。すなわち、第2冷却水回路2Aの冷却水はポンプ23の駆動力により循環し、第2ラジエータ22で放熱した後、2つに分流し、一方の流れがインバータ20を冷却し、他方の流れがインタークーラ21を冷却し、これらが合流して1つの流れになって再び第2ラジエータ22に戻る。
本実施形態のハイブリッド過給車用冷却装置100Aがもたらす作用効果について述べる。ハイブリッド過給車用冷却装置100Aによれば、インバータ20とインタークーラ21は、第2冷却水回路2Aにおいて並列になる関係に配置されている。そして、第2ラジエータ22から流出した冷却水は、分流してインバータ20とインタークーラ21の両方を流通した後、合流し、再び第2ラジエータ22に流入する流れを形成する。
この構成によれば、第2ラジエータ22で外部空気に放熱した冷却水は温度低下した状態で分流し、インバータ20とインタークーラ21のそれぞれを流通する。これにより、ハイブリッド過給車用冷却装置100Aは、インバータ20とインタークーラ21の両方を効果的に冷却できる構造を有するので、インバータ20の熱的保護とエンジンシリンダーの吸入空気の冷却による燃費向上とを両立することができる。
本実施形態のハイブリッド過給車用冷却装置100Aにおいても、第1実施形態と同様に、同一の回路に配置されるインバータ20とインタークーラ21とを、インバータ20の制御温度を65℃以下の適正温度に維持しつつ、エンジンの吸気温度を低下させることができる。したがって、燃費向上とインバータ20の耐熱保護とのバランスを図ることができる。
(他の実施形態)
上述の実施形態では、本発明の好ましい実施形態について説明したが、本発明は上述した実施形態に何ら制限されることなく、本発明の主旨を逸脱しない範囲において種々変形して実施することが可能である。
上述の実施形態では、本発明の好ましい実施形態について説明したが、本発明は上述した実施形態に何ら制限されることなく、本発明の主旨を逸脱しない範囲において種々変形して実施することが可能である。
本発明が適用されるハイブリッド過給車は、内燃機関及びモータが走行用の駆動力を提供する形態の自動車、内燃機関が発電機と組み合わされて発電用に使用されてモータが走行用の駆動力を提供する形態の自動車等を含むものである。したがって、本発明が適用されるハイブリッド過給車は、内燃機関による動力及びモータによる動力を用いて走行する自動車である。
上記実施形態において、第1ラジエータ12、第2ラジエータ22、コンデンサ32は、図1及び図2に示すように、積層配置され、かつ一体に構成されているが、これらは互いに離間して配置するようにしてもよい。また、熱交換する各コア部が積層されない構造であってもよい。
上記実施形態において、第2冷却水回路2,2Aを循環する冷却水によって吸熱される機器は、インバータ20、インタークーラ21であるが、さらに冷却水で吸熱される他の機器を備える形態であってもよい。例えば、EGRクーラ(排出ガス再循環装置のクーラ)、水冷コンデンサ、モータジェネレータ、モータジェネレータに対して電力を供給する複数の電池セルからなる蓄電池等を備えてもよい。
1…第1冷却水回路
2,2A…第2冷却水回路
10…エンジン
11…モータジェネレータ(走行用モータ)
12…第1ラジエータ
20…インバータ
21…インタークーラ
22…第2ラジエータ
100,100A…ハイブリッド過給車用冷却装置
2,2A…第2冷却水回路
10…エンジン
11…モータジェネレータ(走行用モータ)
12…第1ラジエータ
20…インバータ
21…インタークーラ
22…第2ラジエータ
100,100A…ハイブリッド過給車用冷却装置
Claims (3)
- 過給機を備え、エンジン(10)による動力及び走行用モータ(11)による動力を用いて走行するハイブリッド過給車に搭載されるハイブリッド過給車用冷却装置(100,100A)であって、
前記エンジンを冷却する冷却水が循環する第1冷却水回路(1)と、
前記第1冷却水回路に設けられ、前記第1冷却水回路を流通する冷却水と空気との間で熱交換を行って当該冷却水を冷却する第1ラジエータ(12)と、
前記第1冷却水回路とは独立した別個の回路であって、冷却水が循環する第2冷却水回路(2,2A)と、
前記第2冷却水回路に設けられ、前記第2冷却水回路を循環する冷却水と空気との間で熱交換を行って当該冷却水を冷却する第2ラジエータ(22)と、
前記第2冷却水回路に設けられて、前記第2冷却水回路を循環する冷却水により冷却され、前記走行用モータを駆動するインバータ(20)と、
前記第2冷却水回路に設けられて、前記第2冷却水回路を循環する冷却水により冷却されるインタークーラ(21)と、
を備えることを特徴とするハイブリッド過給車用冷却装置。 - 前記インバータ(20)と前記インタークーラ(21)は、前記第2冷却水回路(2)において直列になる関係に配置されており、
前記インバータは、前記第2ラジエータ(22)から流出した冷却水が前記インタークーラ(21)よりも先に流通するように配置されていることを特徴とする請求項1に記載のハイブリッド過給車用冷却装置。 - 前記インバータ(20)と前記インタークーラ(21)は、前記第2冷却水回路(2A)において並列になる関係に配置されており、
前記第2ラジエータ(22)から流出した冷却水は、分流して前記インバータと前記インタークーラの両方を流通した後、合流することを特徴とする請求項1に記載のハイブリッド過給車用冷却装置。
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