JP2021116854A - ロータユニット - Google Patents

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裕介 吉泉
Yusuke Yoshiizumi
裕介 吉泉
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Abstract

【課題】製造性を悪化させることなく、ロータの高速回転時に生じる異音を低減できるロータユニットを提供する。【解決手段】ロータユニット3は、ロータシャフト10と、ロータシャフト10と同軸で一体回転する連結シャフト20と、ロータシャフト10の外周面14に固定されたロータ30と、を備える。ロータシャフト10の軸方向の第1端部11には、第1ねじ部41が形成されている。連結シャフト20の第1端部21には、第2ねじ部42が形成されている。第1ねじ部41と第2ねじ部42とが螺合により締結することによって、ロータシャフト10と連結シャフト20とが連結されている。【選択図】図2

Description

本発明は、回転電機ユニットなどに搭載されるロータユニットに関する。
従来から、回転電機ユニットなどには、ロータユニットが搭載されている。ロータが固定されているロータシャフトと、ロータシャフトに軸方向で連結する連結シャフトとは、スプライン結合によって連結されているのが一般的である。例えば、特許文献1には、ロータシャフトと、プラネタリギヤを構成するサンギヤの凸状端部の突出部とがスプライン結合されている、2つの回転部材の取付構造が開示されている。
特開2005−249088号公報
しかしながら、ロータユニットの2つのシャフトがスプライン結合によって連結されている場合、スプラインのバックラッシによって、2つのシャフトがそれぞれ自由に回転可能な遊び部分が生じる。また、2つのシャフトがスプライン結合によって連結されている場合、軸方向には固定されない。そのため、ロータの回転時、特に高速回転時において、2つのシャフトは、径方向(ラジアル方向)の変位及び軸方向(スラスト方向)の変位が大きくなり、ガタ音による異音が大きくなる。さらに、ロータの高速回転時においては、ガタ音による異音に加えて、2つのシャフトが共振してしまい、大きな異音が発生する場合がある。
一方、2つのシャフトから生じる騒音を防止すべく、2つのシャフトを一体とした一体シャフトをロータユニットに用いた場合、一体シャフトは軸長が長くなるため、ロータユニットの製造において、ロータを一体シャフトに組み付けて固定する際の製造性が悪化する。
本発明は、製造性を悪化させることなく、ロータの高速回転時に生じる異音を低減できるロータユニットを提供する。
本発明は、
軸方向の第1端部に第1ねじ部が形成された第1シャフトと、
前記第1シャフトと同軸で一体回転し、軸方向において、前記第1シャフトの前記第1端部と対向する側の端部に第2ねじ部が形成された第2シャフトと、
前記第1シャフトの外周面に固定されたロータと、を備えるロータユニットであって、
前記第1シャフトと前記第2シャフトとは、前記第1ねじ部と前記第2ねじ部とが螺合により締結することによって連結されている。
本発明によれば、第1シャフトに形成された第1ねじ部と、第2シャフトに形成された第2ねじ部とが螺合により締結することによって、第1シャフトと第2シャフトとが連結されているので、ロータの高速回転時に生じる異音を低減できる。さらに、第1シャフトと第2シャフトとは、それぞれ別体のシャフトであるので、ロータユニットの製造において、ロータシャフトにロータを組み付けて固定した後に、第1シャフトと第2シャフトとを連結することができるため、ロータユニットの製造性が悪化しない。これにより、ロータユニットは、製造性を悪化させることなく、ロータの高速回転時に生じる異音を低減できる。
本発明の一実施形態のロータユニットが搭載された回転電機ユニットの要部断面図である。 図1のロータユニットの要部拡大図である。
以下、本発明のロータユニットの一実施形態を、添付図面に基づいて説明する。なお、図面は符号の向きに見るものとする。
<回転電機ユニット>
図1に示すように、本実施形態のロータユニット3は、回転電機ユニット1に搭載されている。回転電機ユニット1は、入力シャフト2と、ロータユニット3と、ステータ4と、ケース5と、を備える。入力シャフト2、ロータユニット3、及びステータ4は、ケース5に収容されている。
入力シャフト2は、不図示の駆動源に連結されている。駆動源は、例えばエンジンである。入力シャフト2にはギヤ2aが設けられている。
ロータユニット3は、ロータシャフト10と、連結シャフト20と、ロータ30と、を備える。
ロータシャフト10は、中空のシャフトであり、軸方向の第1端部11及び第2端部12が開口した中空部13を有する。ロータシャフト10の外周面14には、径方向に拡がる略円環形状のフランジ部15が設けられている。
ロータシャフト10は、ケース5に固定された第1ベアリング51によって第1端部11が軸支されており、ケース5に固定された第2ベアリング52によって第2端部12が軸支されている。第1ベアリング51及び第2ベアリング52は、例えば、ボールベアリングである。
連結シャフト20は、中空のシャフトであり、軸方向の第1端部21及び第2端部22が開口した中空部23を有する。連結シャフト20は、第1端部21がロータシャフト10の第1端部11と軸方向で連結している。そして、ロータシャフト10と連結シャフト20とは、同一の回転軸CLで一体に回転する。連結シャフト20の第2端部22は、ケース5に固定された第3ベアリング53によって軸支されている。
連結シャフト20の外周面24には、ギヤ25が形成されている。ギヤ25は、入力シャフト2のギヤ2aと噛み合っている。したがって、駆動源が駆動すると、駆動源の動力が入力シャフト2のギヤ2aを介して連結シャフト20に伝達し、連結シャフト20が回転する。そして、連結シャフト20の回転に伴って、ロータシャフト10も連結シャフト20と一体に回転する。
ロータ30は、ロータシャフト10のフランジ部15よりも第1端部11側の外周面14に固定されている。ロータ30は、略円環形状を有し、ロータシャフト10の回転軸CLと平行な磁石挿入孔33が外周側に周方向に沿って複数設けられたロータコア31と、各磁石挿入孔33に挿入された永久磁石35と、ロータコア31の軸方向両端面に配置された第1端面板371及び第2端面板372と、を備える。
ロータコア31は、複数の電磁鋼板310が軸方向に積層されて構成されている。ロータコア31は、軸方向において、ロータシャフト10の第1端部11側の端面である第1端面311と、ロータシャフト10の第2端部12側の端面である第2端面312と、を有する。
第1端面板371及び第2端面板372は、いずれもロータコア31と径方向で略同一となる略円環形状を有する。軸方向において、第1端面板371は、ロータコア31の第1端面311側に配置されており、第2端面板372は、ロータコア31の第2端面312側に配置されている。
第1端面板371は、軸方向において、ロータコア31の第1端面311と対向する軸方向内側端面371aと、軸方向内側端面371aと反対側の軸方向外側端面371bと、を有する。第1端面板371の軸方向内側端面371aは、ロータコア31の第1端面311に当接している。第1端面板371の軸方向外側端面371bには、ロータシャフト10の外周面14に配置されたカラー16が当接している。カラー16は、ロータシャフト10の外周面14に圧入等によって固定されている。
第2端面板372は、軸方向において、ロータコア31の第2端面312と対向する軸方向内側端面372aと、軸方向内側端面372aと反対側の軸方向外側端面372bと、を有する。第2端面板372の軸方向内側端面372aは、ロータコア31の第2端面312に当接している。第2端面板372の軸方向外側端面372bは、ロータシャフト10のフランジ部15が当接している。
カラー16は、第1端面板371、ロータコア31、及び第2端面板372をロータシャフト10の第2端部12側に押圧している。これにより、ロータ30は、ロータシャフト10のフランジ部15とカラー16とによって挟持されてロータシャフト10に軸方向で固定されている。
ステータ4は、ボルトによってケース5に固定されている。ステータ4は、内周面に環状に設けられた複数のティース部(不図示)を有する略円環形状のステータコア4aと、ティース部に巻線を巻回して構成されるコイル4bと、を備える。ステータ4は、ロータ30の外周面から径方向に所定の間隔を隔てて対向するように配置されている。
このように構成された回転電機ユニット1は、駆動源が駆動すると、駆動源の動力が入力シャフト2のギヤ2aを介して連結シャフト20に伝達し、連結シャフト20が回転し、それに伴ってロータシャフト10も連結シャフト20と一体に回転する。これにより、ロータ30がロータシャフト10と一体に回転し、ロータ30及びステータ4によって発電する。したがって、回転電機ユニット1は、駆動源の動力によって発電する発電機として機能する。
<ロータシャフトと連結シャフトとの連結>
図2に示すように、ロータシャフト10の第1端部11には、中空部13の内周面13aに、第1ねじ部41が形成されている。第1ねじ部41は、雌ねじである。連結シャフト20の第1端部21には、外周面24に、第2ねじ部42が形成されている。第2ねじ部42は、雄ねじである。
ロータシャフト10と連結シャフト20とは、雌ねじである第1ねじ部41と雄ねじである第2ねじ部42とが螺合することによって締結され、連結されている。
一般に、ロータが固定されているロータシャフトと、ロータシャフトに軸方向で連結する連結シャフトとは、スプライン結合によって連結されている。ロータシャフトと連結シャフトがスプライン結合によって連結されている場合、スプラインのバックラッシによって、ロータシャフト及び連結シャフトがそれぞれ自由に回転可能な遊び部分が生じる。また、軸方向には固定されていない。そのため、ロータの回転時、特に高速回転時において、ロータシャフトと連結シャフトとは、径方向(ラジアル方向)の変位及び軸方向(スラスト方向)の変位が大きくなり、ガタ音による異音が大きくなる。さらに、ロータの高速回転時においては、ガタ音による異音に加えて、ロータシャフトと連結シャフトとが共振してしまい、大きな異音が発生する場合がある。
一方、ロータシャフト及び連結シャフトから生じる騒音を防止すべく、ロータシャフトと連結シャフトとを一体とした一体シャフトを用いた場合、一体シャフトは軸長が長くなるため、ロータユニットの製造において、ロータを一体シャフトに組み付けて固定する際の製造性が悪化する。
本実施形態のロータシャフト10と連結シャフト20とは、雌ねじである第1ねじ部41と雄ねじである第2ねじ部42とが螺合することによって連結されているので、ロータシャフト10及び連結シャフト20は、それぞれ自由に回転可能な遊び部分が生じず、また、軸方向にも固定されている。したがって、ロータシャフト10と連結シャフト20とは、第1ねじ部41と第2ねじ部42の螺合による締結が緩まない限り、ガタ音による異音が生じず、共振による異音も生じない。
さらに、ロータシャフト10と連結シャフト20とは、それぞれ別体のシャフトであるので、ロータユニット3の製造において、ロータシャフト10にロータ30を組み付けて固定した後に、ロータシャフト10と連結シャフト20とを連結することができるため、ロータユニット3の製造性が悪化しない。
これにより、ロータユニット3は、製造性を悪化させることなく、ロータ30の高速回転時に生じる異音を低減できる。
なお、ロータシャフト10第1ねじ部41と連結シャフト20の第2ねじ部42とが螺合している部分に、マウントブラケット締結の際などに用いられる緩み防止剤を設けてもよい。
本実施形態では、軸方向に連結シャフト20の第2端部22側(図2の右側)から見て、入力シャフト2は、右回りに回転する。入力シャフト2のギヤ2a及び連結シャフト20のギヤ25を介して、ロータ30、ロータシャフト10及び連結シャフト20は左回り(図2中の矢印方向)に回転する。
ロータユニット3は、駆動源からの駆動力の供給が増加すると、入力シャフト2のギヤ2a及び連結シャフト20のギヤ25を介して、駆動源の駆動力によって連結シャフト20に左回りの回転力が生じる。そして、連結シャフト20の左回りの回転力によって、ロータシャフト10及びロータ30が回転する。連結シャフト20の左回りの回転力によって、ロータシャフト10及びロータ30が回転する場合、ロータシャフト10の第1ねじ部41と連結シャフト20の第2ねじ部42との間には、左回りのトルクが生じる。連結シャフト20の回転力によって、ロータシャフト10及びロータ30が回転する場合の、ロータシャフト10の第1ねじ部41と連結シャフト20の第2ねじ部42との間に生じる左回りの最大トルクを左回り最大トルクTL−maxとする。
ロータユニット3は、駆動源から駆動力が供給されている状態から、駆動源からの駆動力の供給が低下または停止すると、連結シャフト20は、左回りの回転速度が低下する。一方で、ロータ30及びロータシャフト10は、慣性力による左回りの回転力が生じている。したがって、慣性力によるロータ30及びロータシャフト10の左回りの回転力によって、連結シャフト20が回転する。ロータ30及びロータシャフト10の左回りの回転力によって、連結シャフト20が回転する場合、ロータシャフト10の第1ねじ部41と連結シャフト20の第2ねじ部42との間には、右回りのトルクが生じる。ロータ30及びロータシャフト10の回転力によって、連結シャフト20が回転する場合の、ロータシャフト10の第1ねじ部41と連結シャフト20の第2ねじ部42との間に生じる右回りの最大トルクを右回り最大トルクTR−maxとする。
左回り最大トルクTL−maxが、右回り最大トルクTR−maxよりも大きい場合、ロータシャフト10の第1ねじ部41及び連結シャフト20の第2ねじ部42の締付方向は、左回りであることが好ましい。このようにすると、第1ねじ部41及び第2ねじ部42に生じる最も大きいトルクである左回り最大トルクTL−maxが生じた場合に、第1ねじ部41及び第2ねじ部42が締め付けられることとなる。これにより、第1ねじ部41及び第2ねじ部42の螺合による締結が緩むことを抑制できる。
一方、左回り最大トルクTL−maxが、右回り最大トルクTR−maxよりも小さい、すなわち、右回り最大トルクTR−maxが、左回り最大トルクTL−maxよりも大きい場合、ロータシャフト10の第1ねじ部41及び連結シャフト20の第2ねじ部42の締付方向は、右回りであることが好ましい。このようにすると、第1ねじ部41及び第2ねじ部42に生じる最も大きいトルクである右回り最大トルクTR−maxが生じた場合に、第1ねじ部41及び第2ねじ部42が締め付けられることとなる。これにより、第1ねじ部41及び第2ねじ部42の螺合による締結が緩むことを抑制できる。
ロータシャフト10の外周面14は、ロータ30及びカラー16が固定された第1外周面141と、第1端部11に形成された、第1外周面141よりも小径の第2外周面142と、第2外周面142の軸方向内側端部から軸方向に対して垂直に径方向外側に延びる第1段差面14aと、を有する。本実施形態ではさらに、第1外周面141の軸方向において第1端部11側の端部から軸方向外側に向かうにしたがって径方向内側に延びる第2段差面14bと、軸方向において第1外周面141と第2外周面142の間で、第1段差面14aの径方向外側端部から第2段差面14bの径方向内側端部へと延びる、第1外周面141よりも小径かつ第2外周面142よりも大径の第3外周面143と、を有する。
ロータシャフト10は、第2外周面142が第1ベアリング51の内周面51aに当接しており、第1段差面14aが第1ベアリング51の軸方向側面51bに当接している。したがって、連結したロータシャフト10及び連結シャフト20のラジアル方向及びスラスト方向の位置が固定される。
一方、連結シャフト20は、第1ベアリング51と接触していない。したがって、第1ねじ部41及び第2ねじ部42が螺合することによって生じる軸力が、第1ベアリング51にかかることを防止できる。
これにより、第1ベアリング51において、連結したロータシャフト10及び連結シャフト20を安定して軸支できる。
以上、本発明の実施形態を説明したが、本発明は、上記実施形態に限定されるものではなく、適宜、変形、改良、等が可能である。
例えば、本実施形態では、回転電機ユニット1は、駆動源の駆動力によって発電する発電機として機能するものとしたが、外部電源の電力によって駆動する電動機として機能するものであってもよい。その場合、入力シャフト2は、駆動源ではなく回転電機ユニット1の駆動力によって駆動する負荷に接続される。
また、例えば、ロータシャフト10の中空部13は、第1端部11及び第2端部12が開口した軸方向に貫通するものとしたが、第1端部11が開口していればよく、第2端部12は開口していなくてもよい。
また、例えば、連結シャフト20は、第1端部21及び第2端部22が開口した中空部23を有するものとしたが、中実のシャフトであってもよい。
また、例えば、ロータ30、ロータシャフト10及び連結シャフト20は、軸方向に連結シャフト20の第2端部22側(図2の右側)から見て、左回りに回転するものとしたが、右回りに回転するものであってもよい。
また、本明細書には少なくとも以下の事項が記載されている。なお、括弧内には、上記した実施形態において対応する構成要素等を示しているが、これに限定されるものではない。
(1) 軸方向の第1端部(第1端部11)に第1ねじ部(第1ねじ部41)が形成された第1シャフト(ロータシャフト10)と、
前記第1シャフトと同軸で一体回転し、軸方向において、前記第1シャフトの前記第1端部と対向する側の端部(第1端部21)に第2ねじ部(第2ねじ部42)が形成された第2シャフト(連結シャフト20)と、
前記第1シャフトの外周面(外周面14)に固定されたロータ(ロータ30)と、を備えるロータユニット(ロータユニット3)であって、
前記第1シャフトと前記第2シャフトとは、前記第1ねじ部と前記第2ねじ部とが螺合により締結することによって連結されている、ロータユニット。
(1)によれば、第1シャフトに形成された第1ねじ部と、第2シャフトに形成された第2ねじ部とが螺合により締結することによって、第1シャフトと第2シャフトとが連結されているので、ロータの高速回転時に生じる異音を低減できる。さらに、第1シャフトと第2シャフトとは、それぞれ別体のシャフトであるので、ロータユニットの製造において、ロータシャフトにロータを組み付けて固定した後に、第1シャフトと第2シャフトとを連結することができるため、ロータユニットの製造性が悪化しない。これにより、ロータユニットは、製造性を悪化させることなく、ロータの高速回転時に生じる異音を低減できる。
(2) (1)に記載のロータユニットであって、
前記第1シャフトは、前記第1端部の端面が開口した中空部(中空部13)を有し、前記第1端部がベアリング(第1ベアリング51)によって軸支されており、
前記第1ねじ部は、前記第1シャフトの前記中空部の内周面(内周面13a)に形成された雌ねじであり、
前記第2ねじ部は、前記第2シャフトの外周面(外周面24)に形成された雄ねじであり、
前記第1シャフトの前記外周面は、前記ロータが固定された第1外周面(第1外周面141)と、前記第1端部に形成された、前記第1外周面よりも小径の第2外周面(第2外周面142)と、前記第2外周面の軸方向内側端部から軸方向に対して垂直に径方向外側に延びる段差面(第1段差面14a)と、を有し、
前記第1シャフトは、前記第2外周面及び前記段差面が、前記ベアリングと当接しており、
前記第2シャフトは、前記ベアリングと接触していない、ロータユニット。
(2)によれば、第1シャフトの第2外周面及び段差面が、ベアリングと当接しているので、連結した第1シャフト及び第2シャフトのラジアル方向及びスラスト方向の位置が固定される。一方、第2シャフトはベアリングと接触していないので、第1ねじ部及び第2ねじ部が螺合することによって生じる軸力がベアリングにかかることを防止できる。これにより、第1シャフトの第1端部を軸支するベアリングにおいて、連結した第1シャフト及び第2シャフトを安定して軸支できる。
(3) (1)または(2)に記載のロータユニットであって、
前記ロータ、前記第1シャフト及び前記第2シャフトは、第1回転方向(左回り)に回転し、
前記第2シャフトの回転力によって前記第1シャフト及び前記ロータが回転する場合に前記第1ねじ部及び前記第2ねじ部に生じる、前記第1回転方向の最大トルクである第1回転方向最大トルク(左回り最大トルクTL−max)は、前記ロータ及び前記第1シャフトの回転力によって前記第2シャフトが回転する場合に前記第1ねじ部及び前記第2ねじ部に生じる、前記第1回転方向と反対方向の第2回転方向(右回り)の最大トルクである第2回転方向最大トルク(右回り最大トルクTR−max)より大きく、
前記第1ねじ部及び前記第2ねじ部の締付方向は、前記第1回転方向である、ロータユニット。
(3)によれば、第2シャフトの回転力によって第1シャフト及びロータが回転する場合に第1ねじ部及び第2ねじ部に生じる、第1回転方向の最大トルクである第1回転方向最大トルクは、ロータ及び第1シャフトの回転力によって第2シャフトが回転する場合に第1ねじ部及び第2ねじ部に生じる、第1回転方向と反対方向の第2回転方向の最大トルクである第2回転方向最大トルクより大きい。そして、第1ねじ部及び第2ねじ部の締付方向は第1回転方向であるので、第1ねじ部及び第2ねじ部に生じる最も大きいトルクである第1回転方向最大トルクが生じた場合に、第1ねじ部及び第2ねじ部が締め付けられることとなる。これにより、第1ねじ部及び第2ねじ部の螺合による締結が緩むことを抑制できる。
(4) (1)または(2)に記載のロータユニットであって、
前記ロータ、前記第1シャフト及び前記第2シャフトは、第1回転方向(左回り)に回転し、
前記第2シャフトの回転力によって前記第1シャフト及び前記ロータが回転する場合に前記第1ねじ部及び前記第2ねじ部に生じる、前記第1回転方向の最大トルクである第1回転方向最大トルク(左回り最大トルクTL−max)は、前記ロータ及び前記第1シャフトの回転力によって前記第2シャフトが回転する場合に前記第1ねじ部及び前記第2ねじ部に生じる、前記第1回転方向と反対方向の第2回転方向(右回り)の最大トルクである第2回転方向最大トルク(右回り最大トルクTR−max)より小さく、
前記第1ねじ部及び前記第2ねじ部の締付方向は、前記第2回転方向である、ロータユニット。
(4)によれば、第2シャフトの回転力によって第1シャフト及びロータが回転する場合に第1ねじ部及び第2ねじ部に生じる、第1回転方向の最大トルクである第1回転方向最大トルクは、ロータ及び第1シャフトの回転力によって第2シャフトが回転する場合に第1ねじ部及び第2ねじ部に生じる、第1回転方向と反対方向の第2回転方向の最大トルクである第2回転方向最大トルクより小さい。そして、第1ねじ部及び第2ねじ部の締付方向は第2回転方向であるので、第1ねじ部及び第2ねじ部に生じる最も大きいトルクである第2回転方向最大トルクが生じた場合に、第1ねじ部及び第2ねじ部が締め付けられることとなる。これにより、第1ねじ部及び第2ねじ部の螺合による締結が緩むことを抑制できる。
3 ロータユニット
10 ロータシャフト(第1シャフト)
11 第1端部
13 中空部
13a 内周面
14 外周面
14a 第1段差面(段差面)
141 第1外周面
142 第2外周面
20 連結シャフト(第2シャフト)
21 第1端部(端部)
24 外周面
30 ロータ
41 第1ねじ部
42 第2ねじ部
51 第1ベアリング(ベアリング)
L−max 左回り最大トルク(第1回転方向最大トルク)
R−max 右回り最大トルク(第2回転方向最大トルク)

Claims (4)

  1. 軸方向の第1端部に第1ねじ部が形成された第1シャフトと、
    前記第1シャフトと同軸で一体回転し、軸方向において、前記第1シャフトの前記第1端部と対向する側の端部に第2ねじ部が形成された第2シャフトと、
    前記第1シャフトの外周面に固定されたロータと、を備えるロータユニットであって、
    前記第1シャフトと前記第2シャフトとは、前記第1ねじ部と前記第2ねじ部とが螺合により締結することによって連結されている、ロータユニット。
  2. 請求項1に記載のロータユニットであって、
    前記第1シャフトは、前記第1端部の端面が開口した中空部を有し、前記第1端部がベアリングによって軸支されており、
    前記第1ねじ部は、前記第1シャフトの前記中空部の内周面に形成された雌ねじであり、
    前記第2ねじ部は、前記第2シャフトの外周面に形成された雄ねじであり、
    前記第1シャフトの前記外周面は、前記ロータが固定された第1外周面と、前記第1端部に形成された、前記第1外周面よりも小径の第2外周面と、前記第2外周面の軸方向内側端部から軸方向に対して垂直に径方向外側に延びる段差面と、を有し、
    前記第1シャフトは、前記第2外周面及び前記段差面が、前記ベアリングと当接しており、
    前記第2シャフトは、前記ベアリングと接触していない、ロータユニット。
  3. 請求項1または2に記載のロータユニットであって、
    前記ロータ、前記第1シャフト及び前記第2シャフトは、第1回転方向に回転し、
    前記第2シャフトの回転力によって前記第1シャフト及び前記ロータが回転する場合に前記第1ねじ部及び前記第2ねじ部に生じる、前記第1回転方向の最大トルクである第1回転方向最大トルクは、前記ロータ及び前記第1シャフトの回転力によって前記第2シャフトが回転する場合に前記第1ねじ部及び前記第2ねじ部に生じる、前記第1回転方向と反対方向の第2回転方向の最大トルクである第2回転方向最大トルクより大きく、
    前記第1ねじ部及び前記第2ねじ部の締付方向は、前記第1回転方向である、ロータユニット。
  4. 請求項1または2に記載のロータユニットであって、
    前記ロータ、前記第1シャフト及び前記第2シャフトは、第1回転方向に回転し、
    前記第2シャフトの回転力によって前記第1シャフト及び前記ロータが回転する場合に前記第1ねじ部及び前記第2ねじ部に生じる、前記第1回転方向の最大トルクである第1回転方向最大トルクは、前記ロータ及び前記第1シャフトの回転力によって前記第2シャフトが回転する場合に前記第1ねじ部及び前記第2ねじ部に生じる、前記第1回転方向と反対方向の第2回転方向の最大トルクである第2回転方向最大トルクより小さく、
    前記第1ねじ部及び前記第2ねじ部の締付方向は、前記第2回転方向である、ロータユニット。
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