JP2011093373A - インホイールモータ用ハブ及びインホイールモータ - Google Patents

インホイールモータ用ハブ及びインホイールモータ Download PDF

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靖之 松田
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Abstract

【課題】ハブとモータ本体とを含んで構成されるインホイールモータにおいて、車輪側からのボルトでハブをインホイールモータの筐体に取り付けることを実現すること。
【解決手段】インホイールモータ用ハブ100は、ハブ内輪101と、ハブ内輪101を回転可能に支持するハブ外輪102とで構成される。ハブ内輪101にはボルト貫通部108が設けられ、ハブ外輪102には支持体側貫通孔107が設けられる。ハブ外輪102は、ボルト105によって取付対象に取り付けられる。ボルト貫通部108は、ハブ内輪101を回転軸Zrと平行な方向に貫通し、ボルト105の頭部105hが通過可能な寸法である。そして、ボルト貫通部108を、支持体側貫通孔107の位置でハブ外輪102に投影すると、ボルト貫通部108の投影像に支持体側貫通孔107が包含される。
【選択図】 図3

Description

本発明は、ホイール内に配置されるインホイールモータに適用されるハブに関する。
インホイールモータは、車両が備える車輪のホイールの内側に配置されて、前記車輪を駆動するモータである。インホイールモータを保護する観点から、インホイールモータは、できる限りホイールの内側に収めることが好ましい。特許文献1には、車輪側からボルトを用いて、ハブ内輪に相当するハブ(20)を回転可能に支持する、ハブ外輪に相当するケース(30)を、モータのケース(31)に取り付ける構造のインホイールモータが開示されている。
特開2005−81871号公報(特許文献1中の図1)
しかし、車輪側からボルトをハブ外輪のボルト孔に差し込む場合、ハブ内輪が邪魔をしてボルトを前記ボルト孔に差し込むことができない。特許文献1には、車輪側からボルトをハブ外輪のボルト孔に差し込む具体的な手法は開示されておらず、車輪側からのボルトでハブをインホイールモータの筐体に取り付けることが実現できるか否かは不明である。
本発明は、ハブとモータ本体とを含んで構成されるインホイールモータにおいて、車輪側からのボルトでハブをインホイールモータの筐体に取り付けることを実現できるインホイールモータ用ハブ及びインホイールモータを提供することを目的とする。
上述した課題を解決し、目的を達成するために、本発明に係るインホイールモータ用ハブは、回転体と、当該回転体を回転可能に支持するとともに、ボルトによって取付対象に取り付けられる支持体と、当該支持体に設けられて、前記ボルトを貫通させる支持体側貫通孔と、前記回転体を前記回転体の回転軸と平行な方向に貫通するとともに前記回転体のフランジに少なくとも1個設けられて、前記ボルトの軸方向と直交する方向における当該ボルトの最大寸法部分が通過可能なボルト貫通部と、を含み、当該ボルト貫通部を、前記支持体側貫通孔の位置で前記支持体に投影すると、前記ボルト貫通部の投影像に前記支持体側貫通孔が包含されることを特徴とする。
本発明では、取付対象であるインホイールモータの筐体にハブを構成する支持体を取り付けるボルトの軸方向と直交する方向における当該ボルトの最大寸法部分が通過可能なボルト貫通部を回転体に設ける。そして、ボルト貫通部を、前記支持体側貫通孔の位置で前記支持体に投影すると、前記ボルト貫通部の投影像に前記支持体側貫通孔が包含されるように構成する。これによって、支持体を筐体に取り付けるためのボルトを、ボルト貫通部を通過させて締め付けることができる。その結果、本発明は、ハブとモータ本体とを含んで構成されるインホイールモータにおいて、車輪側からのボルトでハブをインホイールモータの筐体に取り付けることが実現できる。
本発明の望ましい態様としては、前記ボルト貫通部の形状は円形であることが好ましい。これによって、ボルト貫通部を形成しやすくなる。
本発明の望ましい態様としては、前記回転体のフランジは、前記回転軸と平行な方向に前記回転体を貫通するハブボルト取付孔を有し、また、前記支持体は、前記ハブボルトと直交する方向における当該ハブボルトの最大寸法部分が通過可能な切り欠きを外周部に有しており、当該切り欠きを、前記ハブボルト取付孔の位置で前記回転体に投影すると、前記切り欠きの投影像に前記ハブボルト取付孔が包含されることが好ましい。これによって、ハブボルトを、切り欠きを通過させてハブボルト取付孔に取り付けることができる。その結果、ハブとモータ本体とを含んで構成されるインホイールモータにおいて、ハブボルトを車輪とは反対側から回転体に取り付けることができる。
本発明の望ましい態様としては、前記回転軸と前記ボルト貫通部の中心との距離は、前記回転軸と前記支持体側貫通孔の中心との距離と等しいことが好ましい。これによって、ボルト貫通部と支持体側貫通孔とを重ね合わせた場合、ボルト貫通部の中心と、支持体側貫通孔の中心とが一致するので、ボルト貫通部の直径を無闇に大きくしなくともボルトはボルト貫通部を通過できる。
本発明の望ましい態様としては、前記ボルト貫通部は、前記回転軸の周りに複数かつ等間隔で設けられることが好ましい。これによって、回転体の回転バランスの低下が抑制される。
上述した課題を解決し、目的を達成するために、本発明に係るインホイールモータは、前記インホイールモータ用ハブを有することを特徴とする。これによって、ハブとモータ本体とを含んで構成されるインホイールモータにおいて、車輪側からのボルトでハブをインホイールモータの筐体に取り付けることが実現できる。
本発明は、ハブとモータ本体とを含んで構成されるインホイールモータにおいて、車輪側からのボルトでハブをインホイールモータの筐体に取り付けることを実現できる。
図1は、本実施形態に係るインホイールモータの構成を示す断面図である。 図2は、本実施形態に係るインホイールモータ用ハブの斜視図である。 図3は、本実施形態に係るインホイールモータ用ハブの側面図である。 図4は、本実施形態に係るインホイールモータ用ハブを構成するハブ内輪の正面図である。 図5は、本実施形態に係るインホイールモータ用ハブを構成するハブ外輪の正面図である。 図6は、内輪が有するボルト貫通部と外輪を取付対象に取り付けるボルトとの関係を示す正面図である。 図7は、内輪が有するハブボルト取付孔と外輪に設けられた切り欠きとの関係を示す正面図である。
以下、本発明につき図面を参照しつつ詳細に説明する。なお、下記の発明を実施するための形態(以下、実施形態という)により本発明が限定されるものではない。また、下記の実施形態で開示する構成要素には、当業者が容易に想定できるもの、実質的に同一のもの、いわゆる均等の範囲のものが含まれる。
本実施形態に係るインホイールモータの構成を説明する。図1に示すように、インホイールモータ1は、モータ本体1Aと、インホイールモータ用ハブ(以下、ハブという)100とを含んで構成される。モータ本体1Aは、筐体2と、ステータ11と、ロータ12と、外周部にロータ12が取り付けられる中空シャフト20と、中空シャフト20の内部に配置される減速装置50とを含んで構成される。インホイールモータ1は、例えば、車両の車輪を構成するホイールの内部に配置されて、前記車輪を駆動する。この場合、少なくとも2個の車輪にインホイールモータ1を取り付ける。なお、本実施形態において、インホイールモータ1は、中空シャフト20の内部に減速装置50を備える構成であるが、減速装置50は必ずしも必要ではなく、また、減速装置50を備える場合であっても、その構造は本実施形態のものに限定されない。
モータ本体1Aを構成する筐体2は、筒状(本実施形態では円筒形状)の第1筐体2Aと、第1筐体2Aの両端部に取り付けられる、皿状の第2筐体2B、第3筐体2Cと、ハブ取付部を有する第4筐体2Dとで構成される。第1筐体2Aと第2筐体2B及び第3筐体2Cとは、ボルト等で締結されて一体化される。また、第4筐体2Dは、ボルト3で第2筐体2Bに締結され取り付けられる。このように、筐体2は、第1筐体2A、第2筐体2B、第3筐体2C及び第4筐体2Dが一体に構成される。
第1筐体2Aの内側には、モータ10が配置される。モータ10は、ステータ11と、ロータ12とで構成される。ステータ11は、鉄芯に電線が巻き付けられて構成される複数のコイル11Cを有する。コイル11Cは、第1筐体2Aの周方向に向かって配列される。本実施形態において、ステータ11は、第1筐体2Aに圧入されて固定され、第1筐体2Aの内壁に設けられる。ロータ12は、筒状(円筒状)の部材であって、ステータ11の内周面に対して所定の間隔をもって配置される。ロータ12は、ステータ11のコイル11Cが作り出す回転磁界によって、回転軸Zrを中心として回転する。
ロータ12の内周には、筒状(本実施形態では円筒形状)の中空シャフト20が取り付けられ、固定される。なお、中空シャフト20から見ると、中空シャフト20の外周には、ロータ12が取り付けられることになる。中空シャフト20の両端部には、一対の軸受13A、13Bが取り付けられる。それぞれの軸受13A、13Bは、第2筐体2B及び第3筐体2Cにそれぞれ取り付けられる。このような構成により、中空シャフト20は、一対の軸受13A、13Bを介して第1筐体2Aに回転可能に支持される。したがって、ロータ12は、筐体2に回転可能に支持される。ここで、ロータ12及び中空シャフト20の回転軸はともにZrであり、これはインホイールモータ1の回転軸である。ロータ12は、中空シャフト20とともに回転するので、ロータ12の回転力は、中空シャフト20を介して出力される。なお、本実施形態では、軸受13A、13Bは玉軸受を用いる。
図1に示すように、中空シャフト20は、筒状(円筒形状)の側部21と、側部21の内側に設けられる円板状部材22とで構成される。円板状部材22の板面は、中空シャフト20の回転軸Zrと直交する。そして、円板状部材22は、中空シャフト20、より具体的には中空シャフト20の側部21の内部を、中空シャフト20の回転軸Zr方向に対して仕切る。本実施形態では、中空シャフト20の側部21と円板状部材22とは一体として構成される。例えば、鍛造等で中空シャフト20の形状を大まかに成型し、熱処理をした後、切削により中空シャフト20の内部及び外部を仕上げる。中空シャフト20の内部を切削する際に用いる工具の長さには限界があるため、中空シャフト20のそれぞれの端面から円板状部材22までの距離は、切削工具で切削できる大きさに設定される。
図1に示すように、中空シャフト20の内部、より具体的には、中空シャフト20の側部21と円板状部材22とで形成される空間であって、ロータ12側の空間には、減速装置50が配置される。このように、中空シャフト20の内部に減速装置50を配置すると、インホイールモータ1の回転軸Zr方向における寸法を小さくできる。減速装置50は、遊星歯車装置を利用した減速装置である。減速装置50は、サンギヤ31と、遊星歯車51と、リングギヤ52と、キャリア53との4要素を回転要素として構成される。
本実施形態において、減速装置50の回転要素であるサンギヤ31は、動力伝達手段であるサンギヤシャフト30の第1端部30T1に設けられる。なお、動力伝達手段の第1端部に設けられる減速装置50の回転要素は、サンギヤ31に限定されるものではないが、減速比を大きくしたい場合には、動力伝達手段の第1端部に設けられる減速装置50の回転要素をサンギヤ31とすることが好ましい。
サンギヤシャフト30の第2端部30T2は、モータ10を構成する中空シャフト20の円板状部材22に取り付けられる。なお、第2端部30T2と円板状部材22との間には、円板状部材22に対するサンギヤシャフト30の回転を規制する回転規制部が設けられる。また、サンギヤシャフト30の第2端部30T2側は、全ねじ5を介して固定部材40と連結されている。この固定部材40は、中空シャフト20の円板状部材22に固定される。このような構成により、サンギヤ31は、モータ10の回転力、すなわち、ロータ12の回転力を中空シャフト20から減速装置50へ伝達する。なお、インホイールモータ1が搭載される車輪が制動力を発生する場合、前記制動力は、サンギヤシャフト30を介して中空シャフト20へ伝達される。
サンギヤシャフト30は、第1端部30T1にサンギヤ31が形成され、第2端部30T2は中空シャフト20を構成する円板状部材22に差し込まれて取り付けられる。このように、サンギヤシャフト30は、中空シャフト20とは別部材で構成される。ここで、サンギヤシャフト30と中空シャフト20とを一体で構成すると、サンギヤシャフト30の第1端部30T1が中空シャフト20の内部に位置するため、サンギヤ31を形成する加工は非常に困難である。また、中空シャフト20にサンギヤシャフト30を形成する加工も手間を要する。
しかし、本実施形態のように、中空シャフト20とサンギヤシャフト30とを別部材で構成することにより、サンギヤ31は、ホブ盤等で簡単に加工できる。また、中空シャフト20も、コップ状の大まかな形状に成形した部材に対して、切削加工をすることにより製造できる。このように、中空シャフト20とサンギヤシャフト30とを別部材で構成することにより、それぞれの加工が容易になる。その結果、インホイールモータ1の製造が容易になる。また、サンギヤシャフト30の加工に要するスペースを考慮しなくてもよいので、サンギヤシャフト30の回転軸Zr方向における寸法増加を抑制でき、その結果として、インホイールモータ1の回転軸Zr方向における寸法増加を抑制できる。
本実施形態において、減速装置50のリングギヤ52は、ボルト4によって第4筐体2Dに取り付けられて固定される。キャリア53は、インホイールモータ1のドライブシャフト60と連結されている。これによって、モータ10の回転力は、減速装置50を介して増大されてドライブシャフト60へ出力される。ここで、サンギヤ31と、キャリア53とは、それぞれ共通の回転軸Zr(減速装置50の回転軸)を中心に回転する。また、ドライブシャフト60も、回転軸Zrを中心に回転する。回転軸Zrは、モータ10の回転軸、すなわち、ロータ12及び中空シャフト20の回転軸なので、サンギヤ31と、キャリア53と、ドライブシャフト60と、ロータ12と、中空シャフト20とは、いずれも共通の回転軸Zrを中心として回転する。
第4筐体2Dの一端部には、ハブ100が取り付けられる。すなわち、ハブ100の取付対象は、第4筐体2Dである。ハブ100は、回転体であるハブ内輪101と、支持体であるハブ外輪102と転動体120とを含んで構成される。なお、本実施形態において、ハブ100は、ハブ内輪101とハブ外輪102との両方に、それぞれハブ内輪フランジ101Fとハブ外輪フランジ102Fとを有する。ハブ内輪101には、ドライブシャフト60が取り付けられている。このため、ハブ100を構成するハブ内輪101の回転軸は、ドライブシャフト60の回転軸Zrとなる。
ハブ外輪102は、転動体120を介してハブ内輪101を回転可能に支持する。そして、ハブ外輪102は、ボルト105によって第4筐体2Dに締結され、取り付けられる。ハブ内輪101にはハブボルト103が取り付けられている。車両の車輪は、ハブボルト103を介してハブ内輪101に取り付けられる。このような構成により、モータ10の出力は、減速装置50、ドライブシャフト60、及びハブ内輪101を介して車輪へ伝達されて、当該車輪を回転させる。なお、図1に示す例では、ディスクローター121がハブ内輪101に取り付けられている。
次に、ハブ100の構造を説明する。図2、図3に示すように、ハブ内輪101は、ハブ内輪フランジ101Fと、これに一体で形成されるハブ内輪胴部101Bとで構成される。また、図2、図3に示すように、ハブ内輪101は、ハブ内輪フランジ101Fにボルト貫通部108と、ハブボルト取付孔109とを有する。ハブボルト取付孔109は、ハブ内輪フランジ101Fをハブ内輪101の回転軸Zrと平行な方向に貫通するとともに、ハブ内輪フランジ101Fに少なくとも1個設けられる。そして、ボルト貫通部108の寸法は、ボルト105の最大寸法部分(ボルト105の軸方向と直交する方向における最大寸法部分)、より具体的には、ボルト105の頭部(ボルト頭部)105hが通過可能な大きさに構成される。ここで、ボルト105の軸方向は、ボルト105の軸(ボルト軸)105sがボルト頭部105hから延出する方向である。
図4に示すように、本実施形態において、ボルト貫通部108の平面視の形状、すなわち、ボルト貫通部108の貫通方向と平行な方向からボルト貫通部108を見たときにおけるボルト貫通部108の形状は円形である。すなわち、本実施形態において、ボルト貫通部108は、貫通孔となる。なお、ボルト105の最大寸法部分が通過できれば、平面視におけるボルト貫通部108の形状は円形に限定されるものではない。また、ボルト貫通部108は貫通孔に限定されるものではなく、切り欠きであってもよい。切り欠きは、例えば、ハブ内輪フランジ101Fの外周部に開口するようなものがある。なお、平面視におけるボルト貫通部108の形状を円形にすると、ドリル等の穿孔手段によって比較的簡単にボルト貫通部108をハブ内輪フランジ101Fに形成できるので好ましい。また、ボルト貫通部108の形状は、円の一部や楕円の一部のような曲線を用いて構成されることが好ましい。このようにすれば、過度の応力集中を回避できる。
図4に示すように、ボルト貫通部108は、ハブ内輪フランジ101Fの周方向に向かって、回転軸Zrの周りに複数(本実施形態では4個だが、これに限定されない)、かつ等間隔でハブ内輪フランジ101Fに設けられる。ボルト貫通部108は、少なくとも1個がハブ内輪フランジ101Fに設けられていればよいが、このように、ボルト貫通部108を複数かつ等間隔で設ければ、ハブ内輪101の回転バランスの低下が抑制されるので、ハブ内輪101は滑らかに回転できる。その結果、振動や騒音を抑制できる。なお、ボルト貫通部108をハブ内輪フランジ101Fに1個設ける場合、例えば、ボルト貫通部108の近傍に錘を取り付けて、ハブ内輪101の回転バランスをとってもよい。
また、ボルト貫通部108を複数設ける場合に、不等間隔で設けてもよい。この場合、例えば、複数のボルト貫通部108の中でボルト貫通部108の大きさを異ならせたり、ハブ内輪101に錘を取り付けたりすることにより、ハブ内輪101の回転バランスをとってもよい。なお、ボルト貫通部108を複数かつ等間隔で設ける場合、ボルト貫通部108の大きさを積極的に異ならせたり、錘をハブ内輪101に設けたりする必要はなく、同じ大きさのボルト貫通部108をハブ内輪フランジ101Fに設けることで、ハブ内輪101の回転バランスの低下を抑制できる。このため、ボルト貫通部108を複数かつ等間隔で設ける場合には、ハブ内輪101の加工が比較的容易になり、また、ハブ内輪101の質量増加を抑制できるという利点がある。ハブ内輪101の質量増加が抑制されることにより、ばね下質量の軽減や、消費電力の低減といった効果も得られる。
図2、図3に示すように、ハブ内輪101のハブ内輪フランジ101Fは、ハブボルト取付孔109を有する。ハブボルト取付孔109は、回転軸Zrと平行な方向にハブ内輪フランジ101Fを貫通する。なお、図4に示すように、ハブボルト取付孔109は、ハブ内輪フランジ101Fの周方向に向かって、回転軸Zrの周りに複数(本実施形態では4個)、かつ等間隔でハブ内輪フランジ101Fに設けられる。図4に示すように、ハブボルト取付孔109とボルト貫通部108とは、ハブ内輪フランジ101Fへ交互に設けられる。
ハブボルト取付孔109は、図3に示すように、ハブボルト103、より具体的にはハブボルト103の軸(ハブボルト軸)103sが貫通する。そして、ハブボルト取付孔109の直径よりも大きい外形寸法を有するハブボルト103の頭部(ハブボルト頭部)103hが、ハブ内輪101の車輪取付側とは反対側に係り合う。これによって、ハブボルト103がハブボルト取付孔109に取り付けられる。
図2、図3に示すように、ハブ外輪102は、ハブ外輪フランジ102Fと、これと一体で形成されるハブ外輪胴部102Bとで構成される。ハブ外輪102のハブ外輪フランジ102Fには、ボルト105、より具体的にはボルト軸105sを貫通させる支持体側貫通孔107が設けられる。そして、図2、図3に示すように、ボルト105は、ボルト軸105sが支持体側貫通孔107を貫通する。また、ボルト頭部105hとハブ外輪102との間には座金106が設けられる。
図5に示すように、支持体側貫通孔107は、ハブ外輪フランジ102Fの周方向に向かって、回転軸Zrの周りに複数かつ等間隔でハブ外輪フランジ102Fに設けられる。また、図2、図5に示すように、ハブ外輪フランジ102Fは、外周部102sに切り欠き110を有している。切り欠き110は、ハブ外輪フランジ102Fの外周部102sに開口している。次に、ボルト105とボルト貫通部108との関係をより詳細に説明する。
図6に示すように、本実施形態において、ハブ外輪102を締結するボルト105は、ボルト頭部105hに六角形の穴(六角穴)105kを有する六角穴付ボルトである。この六角穴105kと噛み合う六角形のキーを六角穴105kに差し込んで、ボルト105を回転させる。ボルト105が六角穴付ボルトの場合、ボルト頭部105hは円形なので、ボルト頭部105hの直径がボルト105の軸方向と直交する方向における最大寸法となる。なお、六角穴付きボルトは、強度が大きくかつボルト頭部の直径が小さいため好ましい。
上述したように、ボルト貫通部108の寸法は、ボルト105の最大寸法部分、すなわちボルト頭部105hが通過可能な大きさに構成されるので、ハブ内輪フランジ101Fが有するボルト貫通部108の直径をD1とし、ボルト頭部105hの直径をD2とすると、D1>D2となる。これによって、図6に示すように、ボルト貫通部108を、支持体側貫通孔107の位置でハブ外輪102に投影すると、ボルト貫通部108の投影像に支持体側貫通孔107が包含されるように構成される。その結果、ボルト貫通部108をボルト105が通過できる。なお、本実施形態において、D1は、D2よりも少なくとも1mm以上大きくしてある。これによって、ボルト貫通部108をボルト105が確実に通過できるようになる。
本実施形態において、図4に示す、回転軸Zrとボルト貫通部108の中心c1との距離R1は、図5に示す、回転軸Zrと支持体側貫通孔107の中心c2との距離R2と等しいことが好ましい。すなわち、ボルト貫通部108のピッチ円の直径と、支持体側貫通孔107のピッチ円の直径とを等しくすることが好ましい。このようにすれば、ボルト貫通部108と支持体側貫通孔107とを重ね合わせた場合、ボルト貫通部108の中心c1と、支持体側貫通孔107の中心c2とが一致するので、ボルト貫通部108の直径を無闇に大きくしなくともボルト105はボルト貫通部108を確実に通過できる。
ボルト105でハブ外輪102をインホイールモータ1の第4筐体2D(図1参照)に締結して取り付ける場合、ボルト105のボルト軸105s、ボルト頭部105hの順にハブ内輪101のボルト貫通部108を通過させる。そして、ハブ外輪フランジ102Fの支持体側貫通孔107(図3、図5参照)にボルト軸105sを差し込み、ボルト105でハブ外輪102を第4筐体2Dに締結する。これによって、車輪側からのボルト105でハブ100をインホイールモータ1の筐体2(より具体的には第4筐体2D)に取り付けることを実現できる。また、ハブ内輪フランジ101Fとハブ外輪フランジ102Fとの間からボルト105を支持体側貫通孔107に差し込まなくてもよいので、ハブ内輪フランジ101Fとハブ外輪フランジ102Fとの間隔を小さくできる。その結果、図1に示す回転軸Zrと平行な方向におけるインホイールモータ1の寸法を小さくできる。
また、本実施形態では、インホイールモータ1の筐体2(より具体的には第4筐体2D)の外側からハブ100を取り付けることができる。このようにすることで、ハブ100の取り付け、取り外しが容易になるので、ハブ100を保守、点検するために第4筐体2Dから取り外したり、ハブ100を交換したりする作業は、ハブ100をインホイールモータ1の筐体2の内側から取り付ける場合と比較して、格段に容易になる。
なお、インホイールモータ1の回転軸Zrと平行な方向に筐体2を貫通するボルトを用いてハブ100を第4筐体2Dに取り付ける構造も考えられるが、インホイールモータ1の内部構造物(例えば、図1に示すステータ11やロータ12)を避けて前記ボルトを貫通させる必要がある。このため、前記構造では、インホイールモータ1の設計の自由度が低下したり、インホイールモータ1に要求される性能が得られなかったり、インホイールモータ1が大型になったりする問題が発生することがある。本実施形態では、インホイールモータ1の筐体2の外側から筐体2にハブ100を取り付けるので、前記構造における上述した問題を回避できるという利点もある。
また、本実施形態においては、ボルト105をハブ内輪フランジ101Fとハブ外輪フランジ102Fとの間からハブ外輪フランジ102Fの支持体側貫通孔107に差し込む必要はない。これによって、ハブ内輪フランジ101Fとハブ外輪フランジ102Fとの距離を、ボルト105の軸方向長さよりも小さくできるので、ハブ内輪フランジ101Fとハブ外輪フランジ102Fとが接触しない範囲で前記距離を接近させることができる。その結果、回転軸Zrと平行な方向におけるインホイールモータ1の寸法増加を抑制できる。次に、ハブ外輪102に設けられる切り欠き110について説明する。
図7に示すように、ハブ外輪フランジ102Fが外周部102sに有する切り欠き110は、ハブボルト103の最大寸法部分(ハブボルト103の軸方向と直交する方向における最大寸法部分)、より具体的には、ハブボルト頭部103hが通過可能な寸法である。切り欠き110は、円の一部を切り取った形状であり、曲線で構成される。本実施形態では、切り欠き110の形状は半円形状である。このように、切り欠き110の形状を、円の一部や楕円の一部のような曲線を用いて構成することにより、過度の応力集中を回避できる。
そして、切り欠き110を、ハブボルト取付孔109の位置でハブ内輪101に投影すると、切り欠き101の投影像にハブボルト取付孔109が包含されるように構成される。ここで、ハブボルト103の軸方向は、ハブボルト軸103sがハブボルト頭部103hから延出する方向である。
ハブボルト103をハブ内輪101が有するハブボルト取付孔109に取り付ける場合、切り欠き110をハブボルト取付孔109の位置に合わせてハブボルト軸103sをハブボルト取付孔109に差し込む。このとき、ハブボルト頭部103hは切り欠き110を通過できるので、ハブ外輪102とは干渉しない。これによって、ハブ内輪101のハブ外輪102側、すなわち、ハブ内輪101に車輪を取り付ける側とは反対側からハブボルト103をハブボルト取付孔109に取り付けることができる。これによって、ハブ内輪101を分解しなくてもハブボルト103をハブボルト取付孔109に取り付けることができるので、ハブボルト103の取り付け、取り外しが容易になり、ハブボルト103の交換に要する手間を低減できる。
なお、本実施形態において、切り欠き110はハブ外輪フランジ102Fに1個設けられるが、これに限定されるものではない。例えば、ハブ外輪フランジ102Fの強度が許容できる範囲内で切り欠き110を複数設けることにより、ハブ外輪フランジ102Fの軽量化を図ることができる。その結果、インホイールモータ1全体を軽量化できるので、ばね下質量の軽減や消費電力の低減といった効果が得られる。
また、本実施形態においては、ハブボルト103をハブ内輪フランジ101Fとハブ外輪フランジ102Fとの間からハブ内輪フランジ101Fのハブボルト取付孔109に差し込む必要はない。これによって、ハブ内輪フランジ101Fとハブ外輪フランジ102Fとの距離を、ハブボルト103の軸方向長さよりも小さくできるので、ハブ内輪フランジ101Fとハブ外輪フランジ102Fとが接触しない範囲で前記距離を接近させることができる。その結果、回転軸Zrと平行な方向におけるインホイールモータ1の寸法増加を抑制できる。
以上のように、本発明に係るインホイールモータ用ハブ及びインホイールモータは、ハブとモータ本体とを含んで構成されるインホイールモータにおいて、車輪側からのボルトでハブをインホイールモータの筐体に取り付けることに有用である。
1 インホイールモータ
1A モータ本体
2 筐体
2D 第4筐体
10 モータ
11C コイル
11 ステータ
12 ロータ
20 中空シャフト
30 サンギヤシャフト
31 サンギヤ
50 減速装置
60 ドライブシャフト
100 ハブ(インホイールモータ用ハブ)
101 ハブ内輪
101B ハブ内輪胴部
101F ハブ内輪フランジ
102 ハブ外輪
102B ハブ外輪胴部
102F ハブ外輪フランジ
102s 外周部
103 ハブボルト
103h ハブボルト頭部
103s ハブボルト軸
105 ボルト
105h ボルト頭部
105s ボルト軸
105k 六角穴
107 支持体側貫通孔
108 ボルト貫通部
109 ハブボルト取付孔
120 転動体

Claims (6)

  1. 回転体と、
    当該回転体を回転可能に支持するとともに、ボルトによって取付対象に取り付けられる支持体と、
    当該支持体に設けられて、前記ボルトを貫通させる支持体側貫通孔と、
    前記回転体を前記回転体の回転軸と平行な方向に貫通するとともに前記回転体のフランジに少なくとも1個設けられて、前記ボルトの軸方向と直交する方向における当該ボルトの最大寸法部分が通過可能なボルト貫通部と、を含み、
    当該ボルト貫通部を、前記支持体側貫通孔の位置で前記支持体に投影すると、前記ボルト貫通部の投影像に前記支持体側貫通孔が包含されることを特徴とするインホイールモータ用ハブ。
  2. 前記ボルト貫通部の形状は円形である請求項1に記載のインホイールモータ用ハブ。
  3. 前記回転体のフランジは、前記回転軸と平行な方向に前記回転体を貫通するハブボルト取付孔を有し、また、前記支持体は、前記ハブボルトと直交する方向における当該ハブボルトの最大寸法部分が通過可能な切り欠きを外周部に有しており、
    当該切り欠きを、前記ハブボルト取付孔の位置で前記回転体に投影すると、前記切り欠きの投影像に前記ハブボルト取付孔が包含される請求項1又は2に記載のインホイールモータ用ハブ。
  4. 前記回転軸と前記ボルト貫通部の中心との距離は、前記回転軸と前記支持体側貫通孔の中心との距離と等しい請求項1から3のいずれか1項に記載のインホイールモータ用ハブ。
  5. 前記ボルト貫通部は、前記回転軸の周りに複数かつ等間隔で設けられる請求項1から4のいずれか1項に記載のインホイールモータ用ハブ。
  6. 請求項1から5のいずれか1項に記載のインホイールモータ用ハブを有することを特徴とするインホイールモータ。
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