JP2021116816A - 物品の連結具、及びそれに用いた連結構造 - Google Patents

物品の連結具、及びそれに用いた連結構造 Download PDF

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Abstract

【課題】連結対象の物品を、その相手方となる物品に対して一方の側から手際よく連結することが可能な連結具を提供する。【解決手段】対象物品2の中空部に挿入可能な連結具4において、本体部41を構成する締付部11、21と、挿入部42を構成する掛止部12、22と、首部43を構成する接続部13、23とを含んだ複数のセグメント11を設け、締付部11、21は、中空部の内面に対して隙間が空いた基本状態と、中空部の内面に密着する作用状態との間で変位可能とし、掛止部12、22は、締付部11、12が基本状態にあるときには相手物品3の貫通部3aを通過可能であり、作用状態にあるときには貫通部3aを通過不能となるように締付部11、21と一体的に変位可能とし、外部からの操作部材5の操作により締付部11、21を基本状態から作用状態へと変位させて物品2、3を連結する。【選択図】図8

Description

本発明は、中空部を有するパイプ材等の対象物品を、板材等の相手物品に連結するための連結具等に関する。
中空部を有する対象物品を相手物品に連結する連結構造として、商品の陳列等に用いるパイプを板状のブラケットに連結するための構造であって、パイプの軸端部に摺り割付きの筒状部品を挿入し、その筒状部品の内部にブラケットの反対側からテーパ状のナットを挿入し、さらに、ブラケット側からナットに向けてボルトをねじ込むことにより、筒状部品を半径方向に拡大させてパイプを内周側から締め付け、それにより、パイプとブラケットとを連結する連結構造が知られている(特許文献1参照)。
特開2002−31112号公報
従来の連結構造では、ブラケットの一方の側にてパイプを支持しつつブラケットの反対側からボルトをねじ込む必要がある。そのため、作業に手間がかかる。ブラケットが大きい等の事情でブラケットの反対側に作業者がアクセスができない、あるいはアクセスし難い場合にはパイプを連結することができない。
そこで、本発明は、連結対象の物品を、その相手方となる物品に対して一方の側から手際よく連結することが可能な連結具等を提供することを目的とする。
本発明の一態様に係る連結具は、少なくとも一端側に開口する中空部を備えた対象物品を、貫通部を備えた相手物品に連結するための連結具であって、前記中空部に挿入可能な本体部と、前記本体部の一端側に配置され、かつ前記中空部から突出して前記貫通部を通過可能な挿入部と、前記挿入部と前記本体部とを接続し、かつ前記挿入部よりも細い首部とを有し、前記本体部の少なくとも一部から前記首部を経て前記挿入部の先端に至る部分が、前記本体部を構成する締付部と、前記挿入部を構成する掛止部と、前記首部を構成する接続部とを含んだ複数のセグメントに分割され、前記締付部は、前記中空部の内面に対して隙間が空いた基本状態と、前記基本状態よりも拡大して前記中空部の前記内面に密着する作用状態との間で変位可能に設けられ、前記掛止部は、前記締付部が前記基本状態にあるときには前記貫通部を通過可能であり、前記締付部が前記作用状態にあるときには前記貫通部を通過不能となるように前記締付部と一体的に変位可能に設けられ、前記本体部には、前記対象物品の外側から操作される操作部材の操作力を各セグメントの前記締付部に伝えるように前記操作部材と接することにより、前記締付部を前記基本状態から前記作用状態に変位させる操作入力部が設けられているものである。
本発明の一態様に係る連結構造は、少なくとも一端側に開口する中空部を備えた対象物品を、貫通部を備えた相手物品に対して、上記態様の連結具を介して連結する連結構造であって、前記挿入部及び前記首部を前記対象物品の前記一端側に突出させるようにして前記連結具の前記本体部が前記対象物品の前記中空部に挿入され、前記挿入部は、前記貫通部の一方の側から当該貫通部を通過して前記貫通部の反対側に突出し、前記操作部材の操作により、前記締付部が前記基本状態から前記作用状態に変化して、前記対象物品が前記締付部により前記中空部の内側から締め付けられ、かつ前記掛止部が前記貫通部の周囲に噛み合って前記連結具が前記相手物品から抜け止めされているものである。
本発明の一形態に係る連結構造を一部破断して示す斜視図。 連結具の正面図。 連結具の底面図。 連結具の左側面図。 分解状態の連結具を示す斜視図。 組み立て状態の連結具を示す斜視図。 連結具の締付部が基本状態にあるときの連結構造を示す図。 連結具の締付部が作用状態にあるときの連結構造を示す図。 連結具の締付部が基本状態にあるときの連結具のテーパ面と相手物品の貫通部との関係の一例を示す図。 連結具の締付部が作用状態にあるときの連結具のテーパ面と相手物品の貫通部との関係の一例を示す図。 連結具の変形例を示す図。 連結具の他の変形例を示す図。 貫通部の変形例を示す図。
図1は本発明の一形態に係る連結構造の一例を示す。図示の連結構造1は、対象物品の一例としてのパイプ2と、相手物品の一例としてのパネル3とを、パイプ2内に挿入された連結具4を介して相互に連結するものである。連結具4は、操作部材の一例としてのボルト5により、パイプ2の外側から操作可能である。ボルト5の操作に伴って、パイプ2をパネル3の一方の側における操作のみでパネル3に連結し、あるいはパネル3から取り外すことができる。パイプ2は、一例として商品、装飾物その他の各種の物品を吊り下げ支持するためのハンガーパイプである。ただし、対象物品は、その一端側に連結具4を挿入可能な中空部が存在する限りにおいて、適宜の変更が可能である。図1ではパネル3を円盤状に描いているが、パネル3の形状および大きさは適宜に設定されてよい。
図2〜図6は連結具4の詳細を示している。なお、以下において、図2のX軸方向を連結具4の前後方向と、図2のZ軸方向を連結具4の上下方向と、図2の紙面と直交するY方向を連結具4の左右方向と呼び、X軸方向の左側を連結具4の先端側、反対側を後端側と呼ぶことがある。ただし、それらの方向は説明の便宜のために定義するものであって、連結具4が使用される際の前後、左右及び上下関係を意味するものではない。
図2及び図5から明らかなように、連結具4は、一対のセグメント10、20を組み合わせた組み立て部品として構成されている。セグメント10、20は互いに分離可能な別部品として構成されている。以下では図2の上側のセグメント10を第1セグメントと、下側のセグメント20を第2セグメントと表記してそれらを区別し、両者を区別する必要がない場合にはセグメント10、20と表記することがある。ただし、「第1」、「第2」の用語はセグメント10、20を区別するために用いるものであり、主従関係、先後関係等の他の概念を意図したものではない。
図2〜図4は、セグメント10、20を互いに密着するように組み合わせた基本状態を示している。その基本状態において、連結具4はパイプ2の内部に挿入可能な本体部41と、本体部41の先端側に同軸に配置される挿入部42と、本体部41と挿入部42とを接続する首部43とを備えている。本体部41は、パイプ2の内部に挿入可能な軸状部分として構成されている。本体部41の外周面は、先端側に向かって徐々に細くなるテーパ面状である。本体部41の外径は、基本状態のときにパイプ2の内周面に対して幾らか隙間が生じる程度に設定される。
挿入部42は、パネル3に設けられる貫通孔3a(図7)を通過可能な大きさの短尺の軸状部分として構成されている。挿入部42の外径については後述する。首部43は、本体部41及び挿入部42と同軸で、かつ挿入部42よりも小径である。挿入部42と首部43との接続部分には、連結具4の後端側に向かって徐々に細くなるテーパ面44が形成されている(図9及び図10も参照)。なお、貫通孔3aは一例として円形に形成されるが、四角形状等の多角形状に貫通孔3aが形成されてもよい。本体部41及び挿入部42の先端外周には適宜の大きさの面取り加工が施されてよい。
セグメント10、20は、基本的には、本体部41から首部43を経て挿入部42の先端に至る範囲において、連結具4を軸線AXに沿って二分割した形状を有している。それにより、第1セグメント10には、本体部41、挿入部42及び首部43のそれぞれの概ね半周分を構成する締付部11、掛止部12及び接続部13が設けられている。ただし、第1セグメント10の後端側は、連結具4の後端側の全周分を構成する支持部14が設けられている。支持部14の先端側には、第1セグメント10を左右方向に貫く溝部15が設けられている。溝部15の内周面は円筒面を描くように湾曲し、その湾曲方向に沿った一方の端部は支持部14の前面14aと交差し、反対側の端部はストッパ面15aと交差する。ストッパ面15aは、第2セグメント20に対する合わせ面16と交差する。合わせ面16は、締付部11から接続部13を経て掛止部12の先端まで延ばされている。合わせ面16は、連結具4の軸線AXと平行な一平面を構成するように設けられている。
一方、第2セグメント20には、本体部41、挿入部42及び首部43のそれぞれの残りの半周分を構成する締付部21、掛止部22及び接続部23が設けられている。第2セグメント20の後端側には、第1セグメント10の溝部15に挿入可能な軸部25がその軸線方向を連結具4の軸線AXと直交する方向に向けるようにして設けられている。軸部25には、溝部15に挿入されたときにストッパ面15aと対向するストッパ面25aが設けられている。合わせ面16は、締付部11から接続部13を経て掛止部12の先端まで延ばされている。ストッパ面25aは、第1セグメント10に対する合わせ面26と交差する。合わせ面26は、締付部21から接続部23を経て掛止部22の先端まで延ばされている。合わせ面26は、連結具4の軸線AXと平行な一平面を構成するように設けられている。さらに、締付部21と軸部25との接続位置には、第1セグメント10の支持部14の前面14aとの間に隙間を生じさせる逃げ部27が設けられている。
図5から明らかなように、セグメント10、20は、第2セグメント20の軸部25を第1セグメント10の溝部15に側方から挿入することによって互いに組み合わされる。その組み合わされた状態において、図2〜図4に示したようにセグメント10、20の合わせ面16、26を互いに密着させた基本状態と、図6に示すように軸部25を溝部15内で回転させて矢印Aで示すように合わせ面16、26を互いに離間させた状態との間で連結具4を変形させることが可能である。
図2〜図4に戻って、第2セグメント20の外周には軸線AXと平行な平面状の切欠面28が設けられている。さらに、第2セグメント20には、切欠面28から合わせ面26に至るように締付部21を貫くねじ孔29が設けられている。ねじ孔29はボルト5をねじ込むためものであり、その軸線は、一例として合わせ面26と直交する。なお、切欠面28により、ねじ孔29の加工の便宜を図ることが可能であるが、必要がなければ切欠面28は省略されてもよい。
次に、図7及び図8を参照して連結具4の使用法を説明する。なお、連結具4を使用する場合、パイプ2の外周にはボルト5を通すための抜き孔2aを、パネル3には挿入部42を通過させるための貫通孔3aを予め設けておく必要がある。貫通孔3aは貫通部の一例である。貫通孔3aに代えて、パネル3を貫く溝が貫通部として設けられてもよい。
パイプ2をパネル3に連結するためには、まず、図7に示すように、連結具4の本体部41をパイプ2の一端側の内周に挿入し、抜き孔2aからボルト5を挿入して第2セグメント20のねじ孔29にボルト5をねじ込んでおく。ただし、ボルト5は、連結具4が上述した基本状態を維持できる範囲でねじ込まれていればよい。この状態からパネル3の一方の側(以下、表側)から挿入部42を貫通孔3aに通し、挿入部42の全体をパネル3の反対側(以下、裏側)に突出させる。この後、図8に示すようにボルト5をねじ込んで第1セグメント10を押し込む。このときの押込力(ボルト5の操作力)は合わせ面16を介して第1セグメント10に伝達され、その合わせ面16上に生じる反力はねじ孔29を介して第2セグメント20に伝達される。それにより、セグメント10、20が軸部25の周りに相対的に回転する。締付部11、21がパイプ2を内側から締め付けるまでボルト5をねじ込むことにより、パイプ2を連結具4から抜き取れないように拘束することができる。図8の状態が締付部11、21の作用状態に相当する。また、ねじ孔29及び第1セグメント10の合わせ面16は、ボルト5の操作力を締付部11、21に伝えるようにボルト5と接することにより、締付部11、21を基本状態から作用状態に変位させる操作入力部の一例として機能する。
一方、ボルト5の締め付けにより、掛止部12、22及び接続部13、23も締付部11、21と一体的に回転する。そのため、パネル3の裏側では掛止部12、22のそれぞれが半径方向外側に変位して挿入部42が拡大する。このとき、挿入部42の外径が貫通孔3aよりも大きくなって貫通孔3aを通過不能となるように、かつ図2〜図4の基本状態では挿入部42が貫通孔3aよりも小さくて貫通孔3aを通過可能となるように挿入部42の外径が設定されている。また、首部43は貫通孔3aの縁と干渉しないよう十分に細く形成されている。したがって、図8の作用状態では、掛止部12、22が貫通孔3aの周囲に噛み合い、連結具4を貫通孔3aから引き抜くことが不可能となる。これにより、パイプ2とパネル3とが相互に連結される。
図9及び図10は、連結具4のテーパ面44とパネル3の貫通孔3aとの関係の一例を示している。図9に示すように、連結具4の挿入部42を貫通孔3aに通した状態ではテーパ面44が貫通孔3aの縁よりも軸線AX側に後退した位置にある。一方、セグメント10、20を開いて締付部11、21を作用状態に変形させると、テーパ面44が貫通孔3aの縁と接触し、セグメント10、20のさらなる回転に伴って連結具4の全体が矢印Fで示したように前後方向先端側に引き込まれる。そのため、パイプ2をパネル3に押し当ててパイプ2の安定性を高めることができる。
連結具4の材質は、対象物品としてのパイプ2及び相手物品としてのパネル3の構成、材質等に応じて適宜に選択されてよい。例えば、鉄、ステンレス鋼、アルミニウム鋼、真鍮等の金属材料にて連結具4が構成されてもよいし、樹脂等の非金属材料にて連結具4が構成されてもよい。連結具4の材質は、連結具4に要求される剛性、強度に応じて適宜に選択可能である。
以上の説明から明らかなように、本形態の連結具4によれば、パネル3の表側における作業のみでパイプ2をパネル3に手際よく連結することができる。パネル3の裏側からボルトを挿入するといった作業が不要であるため、パネル3の裏側における作業が困難、又は不可能な環境でもパイプ2を連結することが可能である。したがって、パネル3が例えば建築物等の構造物の壁面、天井面、あるいは床面等に配置される場合でもあっても、パネル3の裏側に挿入部42が挿入可能な隙間が存在している限り、パイプ2を連結することが可能である。
本発明は上述した形態に限定されることなく、適宜の変形又は変更が施された形態にて実施されてよい。例えば、上記の形態では、セグメントは互いに分離可能な別部品として構成されることを必ずしも要しない。連結具の本体部の少なくとも一部から首部を経て挿入部の先端に至る範囲が、締付部、接続部及び掛止部に分割される限りにおいてセグメントは適宜の態様で設けられてよい。例えば、図11に示すように本体部41の後端側に貫通孔30を形成し、その貫通孔30から挿入部42の先端に向かってすり割りを形成することにより、第1セグメント10A、及び第2セグメント20Aを形成してもよい。この場合でも、ボルト5を操作することにより図7及び図8と同様にセグメント10A、20Aを変位させることが可能である。
セグメントは、本体部内の適宜の箇所で相対回転可能に設けられることを必ずしも要しない。例えば、図12に示したように、第1セグメント10Bと第2セグメント20Bとをスライド部31に沿って上下方向(矢印B方向)に平行に相対変位できるように設けてもよい。この場合でも、締付部11、21にてパイプ2を内面側から締め付けつつ、掛止部13、23を貫通孔3aの裏面側に引っ掛けて連結具4を抜け止めすることが可能である。
セグメント10、20を変位させる操作部材はボルト5に限らず、止めねじ(ホーローセット)、割りピン、楔その他の各種の部材を操作部材として利用してよい。操作部材の構成に応じて操作入力部も適宜に変形されてよい。セグメント10、20の合わせ面16、26間に楔部材を介在させ、その楔部材をパイプ2の外側から挿入されるピン等の操作部材によって前後方向に操作して、セグメント10、20を変位させることも可能である。ピンや楔を操作部材として用いる場合には、それらの抜け止めを適宜に施してもよい。ただし、楔を操作部材として用いる場合には、楔の自動止まり作用を利用して、操作部材を抜け止めしてもよい。セグメントの個数は二つに限らず、三以上の適宜数であってもよい。すなわち、連結具は三以上のセグメントに分割されてもよい。
上記の形態では、パイプ2をパネル3に連結する例を説明したが、対象物品は、一端側に開口して連結具を挿入可能な中空部を有する限り、適宜の物品が対象物品とされてよい。例えば、テーブルの脚部のような中実の物品であっても、その一端側に中空部を設けることにより、本発明の連結具を適用することが可能である。対象物品は必ずしも円筒状、あるいは円柱状であることを要しない。多角形状の断面を有する物品であっても、連結具の外周形状を中空部の内周形状に適合させることにより、本発明を適用することが可能である。相手物品も板状のパネル3に限らず、挿入部を挿入して各セグメントの掛止部をかみ合わせる対象となる貫通部を有する限りにおいて、適宜の物品が相手物品として選択されてよい。例えば、建築物の壁面それ自体に貫通部が設けられている場合には、その壁面が相手物品として利用されてよい。すなわち、相手物品は、可搬性を有する部品に限定されず、構造物等に固定された構造体もその範疇に含まれる概念である。また、相手部品は、貫通部を有するプレート等の部品を他の構造物と組み合わせた組立体であってもよい。例えば、テーブルの天板の裏面側に凹部を設け、その凹部を覆うように天板に取り付けられるプレートに貫通部を設ける一方で、脚部の上端部に本発明の連結具を装着することにより、本発明の連結具を天板と凹部との連結部分に適用することが可能である。さらに、本発明の連結具は、対象物品とは異なるさらなる部品の取り付け、あるいは支持の基礎として兼用されてもよい。例えば、図2〜図4の例において、支持部14をパイプ2及びパネル3とは異なる部品をさらに取り付けるための基礎として利用してもよい。一例として支持部14の端面に雌ねじ部を形成し、これにさらなる部品をねじ止めしてもよい。
貫通部は貫通孔に限らず、挿入部を反対側に突出させて引っ掛けることが可能な限り、適宜の貫通形状が貫通部として利用されてよい。貫通部は相手物品の裏面側まで貫通していることを必ずしも要しない。例えば、図13に示すように、貫通溝3bの先方に拡大溝3cが連ねて形成された壁部材3Aを相手物品とする場合には、連結具4の挿入部42を貫通溝3bに通して拡大溝3cまで進入させ、その後に締付部11、21を作用状態へと変位させることにより、図8の例と同様にパイプ2を壁部材3Aに連結することが可能である。図13の例でも、貫通溝3bと拡大溝3cとを互いに異なる部品に形成し、それらの部品を組み合わせて壁部材3A等の相手部品を構成してもよい。
上述した実施の形態及び変形例のそれぞれから導き出される本発明の各種の態様を以下に記載する。なお、以下の説明では、本発明の各態様の理解を容易にするために添付図面に図示された対応する構成要素を括弧書きにて付記するが、それにより本発明が図示の形態に限定されるものではない。
本発明の一態様に係る連結具(4)は、少なくとも一端側に開口する中空部を備えた対象物品(2)を、貫通部(3a;3b)を備えた相手物品(3;3A)に連結するための連結具であって、前記中空部に挿入可能な本体部(41)と、前記本体部の一端側に配置され、かつ前記中空部から突出して前記貫通部を通過可能な挿入部(42)と、前記挿入部と前記本体部とを接続し、かつ前記挿入部よりも細い首部(43)とを有し、前記本体部の少なくとも一部から前記首部を経て前記挿入部の先端に至る部分が、前記本体部を構成する締付部(11、21)と、前記挿入部を構成する掛止部(12、22)と、前記首部を構成する接続部(13、23)とを含んだ複数のセグメント(10、20;10A,20A;10B,20B)に分割され、前記締付部は、前記中空部の内面に対して隙間が空いた基本状態(一例として図7の状態)と、前記基本状態よりも拡大して前記中空部の前記内面に密着する作用状態(一例として図8の状態)との間で変位可能に設けられ、前記掛止部は、前記締付部が前記基本状態にあるときには前記貫通部を通過可能であり、前記締付部が前記作用状態にあるときには前記貫通部を通過不能となるように前記締付部と一体的に変位可能に設けられ、前記本体部には、前記対象物品の外側から操作される操作部材(5)の操作力を各セグメントの前記締付部に伝えるように前記操作部材と接することにより、前記締付部を前記基本状態から前記作用状態に変位させる操作入力部(16、29)が設けられたものである。
本発明の一態様に係る連結構造(1)は、少なくとも一端側に開口する中空部を備えた対象物品(2)を、貫通部(3a;3b)を備えた相手物品(3;3A)に対して、上記態様の連結具(4)を介して連結する連結構造であって、前記挿入部(42)及び前記首部(43)を前記対象物品の前記一端側に突出させるようにして前記連結具の前記本体部(41)が前記対象物品の前記中空部に挿入され、前記挿入部は、前記貫通部の一方の側から当該貫通部を通過して前記貫通部の反対側に突出し、前記操作部材(5)の操作により、前記締付部(11、21)が前記基本状態から前記作用状態に変化して、前記対象物品が前記締付部により前記中空部の内側から締め付けられ、かつ前記掛止部(12,22)が前記貫通部の周囲に噛み合って前記連結具が前記相手物品から抜け止めされたものである。
上記態様によれば、締付部を基本状態に維持しつつ連結具の本体部を対象物品の中空部に挿入し、かつ挿入部を相手物品の一方の側、すなわち対象物品が連結される側から貫通部に挿入してこれを反対側に突出させ、その後に操作部材を操作して締付部を作用状態に変位させることにより、締付部にて対象物品を中空部の内側から締め付けるとともに、掛止部を貫通部の周囲に噛み合わせて連結具を相手物品から抜け止めすることができる。それにより、連結具を介して対象物品が相手物品に連結される。相手物品の一方の側における作業のみで対象物品を相手物品に連結することができるので、手際よく作業を行える。相手物品の反対側での作業が不要であるため、相手部品の反対側における作業が困難、又は不可能な環境でも対象物品を連結することが可能である。
上記態様において、前記挿入部と前記首部との接続位置には、前記本体部の側に向かうほど徐々に細くなるテーパ面(44)が設けられてもよい。これによれば、掛止部の外側への変位に伴って貫通部の縁がテーパ面と接触し、それにより、連結具を相手物品の反対側へと引き込む作用が生じる。したがって、対象物品を相手部品に押し当ててその安定性を高めることが可能である。
また、前記複数のセグメントのそれぞれは、互いに分離可能な別部品として構成されてもよい。これによれば、セグメントの一部を一体化した場合と比較して、セグメントを相互に比較的自由に変位させることが可能である。したがって、締付部及び掛止部に対して連結に必要な変位を与える上で好都合である。
1 連結構造
2 パイプ(対象物品)
3 パネル(相手物品)
3A 壁部材(相手物品)
3a 貫通孔(貫通部)
3b 貫通溝(貫通部)
4 連結具
5 ボルト(操作部材)
10、10A、10B、20、20A、20B セグメント
11、21 締付部
12、22 掛止部
13、23 接続部
16 合わせ面(操作入力部)
29 ねじ孔(操作入力部)
41 本体部
42 挿入部
43 首部
44 テーパ面

Claims (4)

  1. 少なくとも一端側に開口する中空部を備えた対象物品を、貫通部を備えた相手物品に連結するための連結具であって、
    前記中空部に挿入可能な本体部と、前記本体部の一端側に配置され、かつ前記中空部から突出して前記貫通部を通過可能な挿入部と、前記挿入部と前記本体部とを接続し、かつ前記挿入部よりも細い首部とを有し、
    前記本体部の少なくとも一部から前記首部を経て前記挿入部の先端に至る部分が、前記本体部を構成する締付部と、前記挿入部を構成する掛止部と、前記首部を構成する接続部とを含んだ複数のセグメントに分割され、
    前記締付部は、前記中空部の内面に対して隙間が空いた基本状態と、前記基本状態よりも拡大して前記中空部の前記内面に密着する作用状態との間で変位可能に設けられ、
    前記掛止部は、前記締付部が前記基本状態にあるときには前記貫通部を通過可能であり、前記締付部が前記作用状態にあるときには前記貫通部を通過不能となるように前記締付部と一体的に変位可能に設けられ、
    前記本体部には、前記対象物品の外側から操作される操作部材の操作力を各セグメントの前記締付部に伝えるように前記操作部材と接することにより、前記締付部を前記基本状態から前記作用状態に変位させる操作入力部が設けられている、
    物品の連結具。
  2. 前記挿入部と前記首部との接続位置には、前記本体部の側に向かうほど徐々に細くなるテーパ面が設けられている請求項1に記載の連結具。
  3. 前記複数のセグメントのそれぞれが、互いに分離可能な別部品として構成されている請求項1に記載の連結具。
  4. 少なくとも一端側に開口する中空部を備えた対象物品を、貫通部を備えた相手物品に対して、請求項1〜3のいずれか一項に記載の連結具を介して連結する連結構造であって、
    前記挿入部及び前記首部を前記対象物品の前記一端側に突出させるようにして前記連結具の前記本体部が前記対象物品の前記中空部に挿入され、
    前記挿入部は、前記貫通部の一方の側から当該貫通部を通過して前記貫通部の反対側に突出し、
    前記操作部材の操作により、前記締付部が前記基本状態から前記作用状態に変化して、前記対象物品が前記締付部により前記中空部の内側から締め付けられ、かつ前記掛止部が前記貫通部の周囲に噛み合って前記連結具が前記相手物品から抜け止めされている、連結構造。
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