JP2021116199A - 窒化珪素質基板及びパワーモジュール - Google Patents

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Abstract

【課題】角部の強度が向上された窒化珪素質基板を提供する。さらに、信頼性の高いパワーモジュールを提供する。【解決手段】窒化珪素質基板は、第1面並びに前記第1面と他の面との間に位置する第1角部を有しかつ窒化珪素質の粒体と粒界相とを含む窒化珪素質基板であって、第1角部(4a)の表面における粒界相の面積比率が、第1面(3a)における粒界相の面積比率よりも少ない。パワーモジュールは、パワー素子と、放熱体と、パワー素子と放熱体との間に位置する上記の窒化珪素質基板とを備える。【選択図】図2

Description

本開示は、窒化珪素質基板及びパワーモジュールに関する。
窒化珪素質基板は、高い熱伝導率、高い絶縁性及び高い強度を必要とする様々な部品に利用されている。従来、高い強度を有する窒化物の元基板を所望の大きさに個片化する方法として、スクライブ加工が一般に採用されている(例えば特許文献1を参照)。スクライブ加工では、元基板にレーザ光を照射することで溝を形成し、力を加えて元基板を溝に沿って破断する。
特開平6−87085号公報
窒化珪素質基板は高い強度を有するが、角部において強度を向上する余地があった。
本開示は、角部の強度が向上された窒化珪素質基板を提供することを目的とする。さらに、信頼性の高いパワーモジュールを提供することを目的とする。
本開示に係る窒化珪素質基板は、
第1面並びに前記第1面と他の面との間に位置する第1角部を有しかつ窒化珪素質の粒体と粒界相とを含む窒化珪素質基板であって、
前記第1角部の表面における前記粒界相の面積比率が、前記第1面における前記粒界相の面積比率よりも少ない。
本開示に係るパワーモジュールは、
パワー素子と、
放熱体と、
前記パワー素子と前記放熱体との間に位置する上記の窒化珪素質基板と、
を備える。
本開示によれば、角部の強度が向上された窒化珪素質基板を提供できる。さらに、信頼性の高いパワーモジュールを提供することができる。
本開示の実施形態に係る窒化珪素質基板を示す図である。 図1のC1部のSEM画像を示す。 角部表面におけるSEM画像(A)、粒界相の占有率を示す画像(B)、エルビウムのマッピング画像(C)、並びに、Oのマッピング画像(D)を示す図である。 側面におけるSEM画像(A)、粒界相の占有率を示す画像(B)、エルビウムのマッピング画像(C)、並びに、Oのマッピング画像(D)を示す図である。 比較例の窒化珪素質基板の角部表面のSEM画像(A)、角部表面における粒界相の占有率を示す画像(B)、側面のSEM画像(C)、側面における粒界相の占有率を示す画像(D)を示す図である。 別の比較例の窒化珪素質基板における角部表面と側面との境界部のSEM画像(A)、エルビウムのマッピング画像(B)、並びに、イットリウムのマッピング画像(C)を示す図である。 実施形態の窒化珪素質基板の製造工程の一例を示す説明図である。 本開示の実施形態に係るパワーモジュールを示す図である。
以下、本開示の実施形態について図面を参照して詳細に説明する。図1は、本開示の実施形態に係る窒化珪素質基板を示す図である。
本実施形態の窒化珪素質基板1は、板状の窒化珪素質セラミックスであり、短手方向(厚み方向)に沿った側面3a〜3dと、短手方向に交差する板面2a、2bと、一方の板面2aと側面3a〜3dとの間に位置する角部4a〜4dとを有する。角部4a〜4dには、側面3a〜3d及び板面2aに対して傾斜した面が含まれる。
本実施形態の窒化珪素質基板の素材に相当する窒化珪素質セラミックスとは、セラミックスを構成する全成分の合計100質量%のうち、窒化珪素を85質量%以上含有するものであり、含有量は、例えば、定量分析によって得られた窒素(N)あるいは珪素(Si)の値を、窒化珪素(Si) に換算したものである。また、窒素及び珪素以外の含有成分の定量分析を行ない、これらの合計値を100から差し引くことによって窒化珪素の含有量としてもよい。窒化珪素質セラミックは、窒化珪素質の粒体(結晶粒又は多結晶粒)と、複数の粒体の間に位置する粒界相とを含む。
<粒界相の面積比率>
図2は、図1のC1部のSEM(Scanning Electron Microscope)画像を示す。図2の画像には、板面2aと角部4aと側面3aとが含まれる。図3(A)は角部4aの表面のSEM画像、図3(B)は角部4aの表面における粒界相の占有率を示す画像、図3(C)は角部4aの表面におけるエルビウム(Er)のマッピング画像、図3(D)は角部4aの表面におけるOのマッピング画像である。図4(A)は側面3aのSEM画像、図4(B)は側面3aにおける粒界相の占有率を示す画像、図4(C)は側面3aにおけるエルビウムのマッピング画像、図4(C)は側面3aにおけるOのマッピング画像である。
本実施形態において、角部4aの表面における粒界相の面積比率(図3(B)の白い部分の面積比率)は、側面3aにおける粒界相の面積比率(図4(B)の白い部分の面積比率)よりも少ない。
このような面積比率の特徴によれば、窒化珪素質基板1の高率的な強度の向上を図るまことができる。窒化珪素質セラミックスにおいて、粒界相の強度は、粒界相により結び付けられた粒体(窒化珪素質の結晶粒又は多結晶粒)の強度よりも低い。窒化珪素質基板1に大きな荷重が加えられたとき、応力は角部4aに集中することがある。本実施形態のように、応力が集中する角部4aの粒界相の比率が低いことで、応力が集中する角部4aの強度が向上し、応力に対する窒化珪素質基板1の破壊を効率的に抑制できる。
製造工程の説明で詳述するが、角部4a〜4dは、レーザ照射によりスクライブ加工された部位に相当し、側面3a〜3dは破断面に相当する。
上記の粒界相の面積比率の特徴は、角部4aと側面3aとの間で成立するだけでなく、一方の板面2aと角部4aとの間にも、同様に成立していてもよい。さらに、上記の粒界相の面積比率の特徴は、角部4b〜4dと側面3b〜3dとの間、一方の板面2aと角部4b〜4dとの間、反対側の角部(板面2bと側面3a〜3dとの間に位置する角部)と側面3a〜3dとの間、あるいは、反対側の角部と反対側の板面2bとの間においても、同様に成立していてもよい。上記の特徴を有する角部が増えるほど、高強度の角部が増えて、応力に対して窒化珪素質基板1が角部から破壊されることをより抑制できる。
本明細書において、粒界相の面積比率が大小に異なるとは、誤差を上回るレベルで、大小異なることを意味し、面積比率の誤差とは明確に区別される。比較を行う場合、側面3aと角部4aとの両方から5箇所以上ずつランダムに選択したサンプル位置で面積比の計測を行う。そして、側面3aにおける計測値の平均値と、角部4aにおける計測値の平均値とを比較する。誤差と明確に区別される偏差は、側面3aにおける計測値の分散σと、角部4aにおける計測値の分散σとのうち、大きい方の分散から計算された偏差3σを使用する。
実施形態の窒化珪素質基板1において、角部4aのサンプル0〜サンプル5の各位置における粒界相の面積比[%]と、側面3aのサンプル0〜サンプル5の各位置における粒界相の面積比[%]とを計測すると、次の計測例の結果が得られた。これらの計測値から、角部4a及び側面3aにおける粒界相の面積比率の平均値、分散σ及び偏差3σが求められる。実施形態の窒化珪素質基板1において、角部4aにおける粒界相の面積比率の平均値3.6は、側面3aにおける粒界相の面積比率の平均値16.6よりも小さく、両者には偏差9.0(=3σ)以上の開きがある。
Figure 2021116199
粒界相の面積比率の算出方法は、次の算出方法に準ずるものとする。まず、窒化珪素質基板1の表面に、オスミウム(Os)を蒸着し、その後、アセトンを用いて超音波洗浄してサンプルを作成する。次に、日本電子製のSEMを用いて、加速電子5kV、5000倍率でサンプル表面の該当箇所におけるグレースケールSEM画像を得る。SEM画像において、窒化珪素質の粒体は暗く、粒界相は明るく写る。そこで、得られたSEM画像を、明度50%以上(256階調であれば明度128〜255)と、明度50%未満(256階調であれば明度0〜127)とで二値化画像に変換する。二値化画像中のサンプル表面の全画素数に対する明度50%以上の画素数の割合を計算し、計算された割合を粒界相の面積比率とする。
<面積比率の実現方法>
上述した角部4aと側面3aとの粒界相の面積比率の特徴は、一例として、原材料に含まれる焼結助剤の成分調整と、角部4aの形成方法の選定とによって、次のように実現できる。
燃焼助剤の成分については、希土類元素であるエルビウムとイットリウムとの割合を、モル比で7:3〜10:0とする。粒界相の成分は、セラミックスの原材料に含まれる焼結助剤の成分に相当する。したがって、上記の成分調整により、粒界相に含まれる希土類元素のうちエルビウムの成分割合が増加する。
角部4aの形成方法については、高エネルギーのレーザ照射による形成方法を採用する。より具体的には、気体レーザと比較して高いピークパワーが得られる個体レーザを用いて、板面2aの縁に沿って途切れる区間なくレーザパルスを照射する方法を採用してもよい。
酸化エルビウム(Er)の熱分解温度(昇華温度)は2344℃であり、酸化イットリウム(Y)の熱分解温度(昇華温度)は2423℃である。したがって、粒界相に含まれるエルビウムは、イットリウムよりも高エネルギーを加えられた場合に分解されやすい。角部4aが高いピークパワーのレーザ照射により形成される場合、粒界相にエルビウムが多く含まれることで、エルビウムの昇華作用と高エネルギーによる粒体同士の再焼結作用とが得られ、角部4aにおいて粒界相の比率が減少し、上述した粒界相の面積比率の特徴を実現することができる。
<粒界相の成分>
上述した燃焼助剤の成分を適用した場合、窒化珪素質基板1の粒界相に含まれるエルビウムとイットリウムとは、モル比で7:3〜10:0となる。イットリウムはほとんど含まれなくてもよく、この場合、粒界相の主成分は、エルビウムシリケート(ErSiO)及びエルビウムマグネシウムシリケート化合物(ErMgSiON)となる。本明細書において、主成分とは、モル比で97%以上を占める成分を意味する。
粒界相の成分量は、EDS(Energy dispersive X-ray spectroscopy)により、粒界相の各点における構成元素の濃度分布at%(アトミックパーセント)を分析し、モル比に換算することで得られる。図3(C)、(D)及び図4(C)、(D)の画像は、該当する成分の濃度分布をSEM画像上にマッピングして得られている。図3及び図4に示すように、エルビウムの分布(図3(C)、図4(C))、及び、酸素(シリケートの成分)の分布(図3(D)、図4(D))は、SEM画像中の粒界相の分布(図3(A)、図4(A)の明度の高い部分)と一致する。
<比較例>
図5は、比較例の窒化珪素質基板における角部表面のSEM画像(A)、角部表面における粒界相の占有率を示す画像(B)、側面のSEM画像(C)、側面における粒界相の占有率を示す画像(D)を示す。図6は、別の比較例の窒化珪素質基板における角部表面と側面との境界部のSEM画像(A)、エルビウムのマッピング画像(B)、並びに、イットリウムのマッピング画像(C)を示す図である。
図5の比較例は、焼結助剤の希土類元素として主にイットリウムを含み、角部を炭酸ガスレーザを用いて形成した例である。炭酸ガスレーザは、個体レーザに比較して、パルス発振した場合に、ピークパワーが低くなる。図5の比較例では、角部表面における粒界相の面積比率は16.5%、側面における粒界相の面積比率は12.9%であった。
図6の比較例は、燃焼助剤の希土類元素としてエルビウムよりもイットリウムの割合を多くし、かつ、個体レーザを用いて面の縁に沿って途切れる区間なくレーザパルスを照射して角部を形成した例である。図6(A)〜(C)の各画像中、範囲H1が角部表面に相当し、範囲H2が側面に相当する。図6(C)に示すように、図6の比較例では、角部表面(H1)において、イットリウムを含んだ粒界相が多く残留し、粒界相の面積比率は側面(H2)と比較して低くない。
<製造工程>
図7は、実施形態の窒化珪素質基板の製造工程の一例を示す説明図である。本実施形態に係る窒化珪素質基板1の製造工程は、パウダー状の原料を用意する工程J0、原料を練ることでセラミックグリーンシート21を生成する工程J1、セラミックグリーンシート21を焼成用の大きさにカットする工程J2、カットされた複数のセラミックグリーンシート21Aを重ねて焼成するために敷粉31を塗工する工程J3、焼成する工程J4、焼成したセラミック板22の表面を1枚ずつジェットスクラブ等により研磨(敷粉除去)する工程J5、研磨後のセラミック板22にレーザ照射によりスクライブ加工(溝41の加工)を行う工程J6、並びに、スクライブ加工されたセラミック板22に力を加えて溝41から破断して個片化する工程J7とを含む。個片化により実施形態の窒化珪素質基板1が得られる。
本実施形態に係る原料の工程J0においては、助剤の希土類元素の成分として、上述したエルビウムとイットリウムとの割合が適用される。本実施形態に係るスクライブ加工工程J6においては、個体レーザを用いて途切れる区間なくレーザパルスを照射して溝41を形成する方法が採用される。
以上のように、本実施形態の窒化珪素質基板1によれば、角部4aの表面における粒界相の面積比率が、側面3aの粒界相の面積比率よりも少ない。したがって、側面3aの強度と比較して角部4aの強度が向上する。窒化珪素質基板1に力が加わった場合、角部4aに応力が生じる場合があるので、角部4aの強度が向上することで、窒化珪素質基板1の耐破壊性能を向上できる。
さらに、本実施形態の窒化珪素質基板1によれば、側面3aは基板の短手方向に沿った面であり、角部4aは板面2aと側面3aとの間に位置し、傾斜面を含む。すなわち、角部4aは、スクライブ加工により形成できる。したがって、角部4aの粒界相の比率を低下させるために、専用の加工を必要とせず、スクライブ加工により角部4aの粒界相の比率の低下を実現できる。
さらに、本実施形態の窒化珪素質基板1によれば、粒界相に含まれるエルビウムとイットリウムとがモル比で7:3〜10:0である。又は、粒界性の主成分が、エルビウムシリケート及びエルビウムマグネシウムシリケートである。したがって、ピークパワーの高いレーザ光の照射により、粒界相の比率が低下した角部4aの形成が可能となる。
<パワーモジュール>
図8は、本開示の実施形態に係るパワーモジュールを示す図である。パワーモジュール100は、複数の電力制御用のパワー素子101と、窒化珪素質基板1と、放熱体110とが積層されて構成される。パワー素子101は、例えばパワー半導体素子である。窒化珪素質基板1の上面及び下面に金属板102が積層され、ろう材92を介して接合されてもよい。このときのろう材92は、例えばTi等の活性金属を含む活性ろう材を用いることができる。上面の金属板102は回路導体として機能し、下面の金属板102は放熱体110への伝熱板として機能する。下面の金属板102は熱伝導グリス91を介して放熱体110上に積層されてもよい。パワー素子101及び金属板102は、樹脂103でモールドされてもよい。放熱体110は、冷却液が通されてもよい。パワーモジュール100の他の実施形態として、複数のパワー素子101が金属板102に挟まれかつ樹脂103にモールドされたモールド体と、窒化珪素質基板1と、が積層された構成が採用されてもよい。窒化珪素質基板1は、金属板102と接合されていなくてもよく、上記のモールド体を挟んで窒化珪素質基板1が熱伝導グリス91を介して積層されたものであってもよい。窒化珪素質基板1とパワー素子101と放熱体110とは、パワー素子101からの放熱性を向上するために高い圧力が加えられて積層される。
本実施形態のパワーモジュール100によれば、窒化珪素質基板1により、複数のパワー素子101と放熱体110との間の高い絶縁性、並びに、高い熱伝導性が得られる。さらに、窒化珪素質基板1の強度の向上により、接合された金属板102との間の熱応力が発生しても、あるいは放熱性を向上するために高い圧力が加えられても、窒化珪素質基板1の耐破壊性能が向上する。より具体的には、熱応力あるいは窒化珪素質基板1の板面2a、2bに加わる圧力により、板面2a、2bに反りが生じたり、板面2a、2bが予め有している反りが平面状に矯正されるような場合に、角部4aに応力が集中することがある。しかし、角部4aの強度が向上していることで、窒化珪素質基板1の耐破壊性能が向上する。よって、パワーモジュール100の信頼性を向上できる。
以上、本開示の実施形態について説明した。しかし、本発明は上記実施形態に限られるものでない。例えば、上記実施形態では、スクライブ加工により板面2a側の角部4a〜4bに粒界相の面積比率が低下した構成を形成する例を示したが、反対の板面2b側の角部についても同様のレーザ照射を行って粒界相の面積比率を低下させてもよい。また、上記実施形態では、窒化珪素質基板をパワーモジュールの絶縁基板として適用した例を示したが、本開示の窒化珪素質基板は、パワーモジュール以外の絶縁基板など、強度を要する様々な基板に適用して有用である。その他、実施形態で示した細部は、発明の趣旨を逸脱しない範囲で適宜変更可能である。
1 窒化珪素質基板
2a、2b 板面
3a 側面(第1面)
3b〜3d 側面
4a 角部(第1角部)
4b〜4d 角部
100 パワーモジュール
101 パワー素子
110 放熱体

Claims (5)

  1. 第1面並びに前記第1面と他の面との間に位置する第1角部を有しかつ窒化珪素質の粒体と粒界相とを含む窒化珪素質基板であって、
    前記第1角部の表面における前記粒界相の面積比率が、前記第1面における前記粒界相の面積比率よりも少ない、
    窒化珪素質基板。
  2. 前記第1面は、前記窒化珪素質基板の短手方向に沿った側面であり、
    前記第1角部は、前記窒化珪素質基板の短手方向に交差する板面と前記第1面との間に位置し、前記板面及び前記第1面に対して傾斜した面を含む、
    請求項1記載の窒化珪素質基板。
  3. 前記粒界相に含まれるエルビウムとイットリウムとのモル比が7:3〜10:0である、
    請求項1又は請求項2記載の窒化珪素質基板。
  4. 前記粒界相の主成分が、エルビウムシリケート及びエルビウムマグネシウムシリケートである、
    請求項3記載の窒化珪素質基板。
  5. パワー素子と、
    放熱体と、
    前記パワー素子と前記放熱体との間に位置する請求項1から請求項4のいずれか一項に記載の窒化珪素質基板と、
    を備えるパワーモジュール。
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