JP2021116151A - テープカッター - Google Patents

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JP2021116151A
JP2021116151A JP2020010118A JP2020010118A JP2021116151A JP 2021116151 A JP2021116151 A JP 2021116151A JP 2020010118 A JP2020010118 A JP 2020010118A JP 2020010118 A JP2020010118 A JP 2020010118A JP 2021116151 A JP2021116151 A JP 2021116151A
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明彦 粂川
Akihiko Kumegawa
明彦 粂川
孝典 葭葉
Takanori Ashiba
孝典 葭葉
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YUNI KOGYO KK
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Abstract

【課題】切断されたテープに非粘着部を形成する使用態様と切断されたテープに非粘着部を形成しない通常の使用態様との切り換えを容易に行うことができるテープカッターを提供すること。【解決手段】本発明によれば、ロールRから引き出されたテープTを切断するためのテープカッター10であって、上端に開口部14を有し、片面が非粘着性のシート片Sを積層することによって構成されたシート片ブロックKをシート片ブロックの上端が開口部から露出するように収容するシート片収容部12と、開口部のテープ引き出し方向下流側に設けられた固定切断刃18と、本体部と本体部の先端に設けられた可動切断刃とを有する可動カッター20であって、シート片収容部の開口部と固定切断刃とを覆う閉鎖位置と、シート片収容部の開口部と固定切断刃とを露出させる開放位置との間で移動可能に構成されている可動カッターと、を備えているテープカッター提供される。【選択図】図1

Description

本発明はテープカッターに関し、詳細には、ロールに巻回されたセロハンテープ等の長尺状のテープを切断するために使用されるテープカッターに関連する。
片面が粘着面とされロールに巻回されているセロハンテープ等の長尺状のテープは、テープディスペンサに装着され、テープの先端部を必要量だけ引出し、ディスペンサに取付けられているテープカッターで引出部分の後端が切断されて使用されるのが一般的である。
貼付けたテープの剥離を容易にするため、貼り付けるテープの一端に非粘着性の領域(非粘着部)を設け、この領域を剥離時の抓み代とすることが、しばしば、行われている。
このような非粘着部形成方法には、貼り付けるテープの一端部を折り返して粘着面同士を付着させる方法があるが、正確に折り返すことが容易ではなく、大量且つ迅速な貼り付け作業には不向きであるという問題がある。
また、他の非粘着部形成方法とし、貼り付けるテープの一端部の粘着面に非粘着性のシート片を貼り付ける方法がある。このような方法を実現するための装置として、テープディスペンサーのテープカッターの上流側(即ち、テープロール側)のテープ下方位置に、非粘着性のシート(付箋)を積層して配置する付箋取付け台を設け、テープ切断時に、テープの粘着面に付箋を付着させ、非粘着部を形成するように構成したカッター装置が知られている(特許文献1)。
また、テープディスペンサーのテープカッターの上流側(即ち、テープ装着部側)のテープ下方位置に、内部に非粘着性のラベルが積層配置されたラベルカセットを配置することによって、テープ切断時に、テープ粘着面にラベルを付着させ、非粘着部を形成するように構成したカッター装置も知られている(特許文献2)。
特開2004-217415号公報 実用新案登録第3160001号公報
ここで、テープディスペンサに設けられたテープカッターには、切断されたテープに非粘着部を形成する使用態様と切断されたテープに非粘着部を形成しない通常の使用態様との切り換えを容易に行うことが求められている。
しかしながら、特許文献1のカッター装置では、付箋が貼り付けられている付箋取付け台がテープホルダにねじ止めされているので、非粘着部を形成する使用態様への切り換えが容易では無いという問題があった。
また、特許文献2のカッター装置においても、非粘着部を形成しない通常の使用態様に切り換える際には、内部に非粘着性のラベルが積層配置されたラベルカセットを取外す作業が必要であり、使用態様への切り換えが容易ではないという問題があった。
本発明はこのような点に鑑みてなされたものであり、切断されたテープに非粘着部を形成する使用態様と切断されたテープに非粘着部を形成しない通常の使用態様との切り換えを容易に行うことができるテープカッターを提供することを目的とする。
本発明によれば、
片面が粘着面とされた長尺状のテープが巻回されているロールから引き出されたテープを切断するためのテープカッターであって、
上端に開口部を有し、片面が非粘着性のシート片を積層することによって構成されたシート片ブロックを該シート片ブロックの上端が前記開口部から露出するように収容するシート片収容部と、
前記開口部のテープ引き出し方向下流側に設けられた固定切断刃と、
本体部と、該本体部の先端に設けられた可動切断刃と、を有する可動カッターであって、前記シート片収容部の開口部と前記固定切断刃とを覆う閉鎖位置と、前記シート片収容部の開口部と前記固定切断刃とを露出させる開放位置との間で移動可能に構成されている可動カッターと、を備えている、
ことを特徴とするテープカッターが提供される。
このような構成によれば、可動カッターを閉鎖位置から開放位置に移動させるという操作だけで、切断されたテープに非粘着部を形成する使用態様と切断されたテープに非粘着部を形成しない通常の使用態様との切り換えを行うことができる。
本発明の他の好ましい態様によれば、
前記可動カッターが、前記本体部の基端側に配置された回動機構を中心に、前記閉鎖位置と前記開放位置との間を回動する。
このような構成によれば、可動カッターの移動が回動機構という単純な構成で達成できる。
本発明の他の好ましい態様によれば、
前記回動機構が、前記可動カッターの本体部の基端側部分に取付けられたシャフトと、前記テープカッターの静止部に設けられ前記シャフトが挿通される孔部とを有している。
このような構成によれば、
シャフトと該シャフトが挿通される孔部という簡単な構成で回動機構を形成できる。
本発明の他の好ましい態様によれば、
前記シャフトは、前記孔部に連結され前記シャフトと前記静止部の間の相対回転を阻止する断面形状を有する連結部と、前記孔部内で回転可能であり前記シャフトと前記静止部の間の相対回転を可能となる断面形状を有する非連結部とを有し、
前記連結部が前記孔部内に配置され前記シャフトの前記静止部に対する相対回転が阻止される連結位置と、前記非連結部が前記孔部内に配置され前記シャフトの前記静止部に対する回転が可能となる非連結位置との間で軸線方向に移動可能に構成されている。
本発明の他の好ましい態様によれば、
前記孔部が正方形であり、前記連結部が前記孔部に嵌合する正方形の断面形状を有し、前記非連結部が前記孔部に外接しない直径の円形の断面形状を有している。
本発明の他の好ましい態様によれば、
前記孔部は、前記シャフトの連結部が第1の角度位置で前記孔部に嵌合したとき、前記可動カッターが、前記閉鎖位置をとるように配置されている。
このような構成によれば、
別体のロック機構を設けること無く、可動カッターを閉鎖位置に固定できる。
本発明の他の好ましい態様によれば、
前記シャフトの連結部が第1の角度位置から前記シャフト周りを270度回転した第3の回転位置で前記孔部に嵌合したとき、前記可動カッターが前記開放位置に配置される。
このような構成によれば、
開放位置において、可動刃が固定切断刃から270度回転した角度位置に配置されることになるので、固定刃による切断作業中に、作業者が可動刃で怪我をすること等が防止される。
本発明の他の好ましい態様によれば、
前記シャフトを前記連結位置に付勢する付勢手段を有し、
前記シャフトは前記付勢手段の付勢力に抗して、前記連結位置から非連結位置に移動可能である。
本発明によれば、切断されたテープに非粘着部を形成する使用態様と切断されたテープに非粘着部を形成しない通常の使用態様との切り換えを容易に行うことができるテープカッターが提供される。
テープディスペンサに設けられ切断されたテープの先端部に非粘着部を形成する使用態様にあるテープカッターの斜視図である。 テープディスペンサに設けられ切断されたテープの先端部に非粘着部を形成しない使用態様にあるテープカッターの斜視図である。 図1のテープディスペンサの平面図である。 図1のVI-VI線に沿ったテープディスペンサの縦断面である。 図1のテープディスペンサのシート片収容部の斜視図である。 可動カッターの斜視図である。 可動カッターの回動を説明する図面である。 図6に示された可動カッターの分解斜視図である。 可動カッターが回動不能な状態で閉鎖位置に配置されているテープカッターの斜視図である。 可動カッターが回動不能な状態で閉鎖位置に配置されているテープカッターの斜視図である。 可動カッターが回動可能な状態で解放位置に配置されているテープカッターの斜視図である。
以下、本発明の好ましい実施形態のテープカッター10を図面に沿って説明する。
本実施形態のテープカッター10は、片面が粘着面とされロールRに巻回されている長尺状のテープ(例えば、セロハンテープ)Tを切断するためにテープディスペンサ1に設けられているテープカッターである。
テープカッター10は、可動カッター20を回動させることにより、切断されたテープの先端部に非粘着部を形成する使用態様と切断されたテープの先端部に非粘着部を形成しない通常の使用態様とを切り換えことができる構成を有している。
具体的には、本実施形態のテープカッター10は、切断されたテープの先端部に非粘着部を形成する使用態様において、切断されるテープの先端部の粘着面に非粘着性のシート片を付着させることによって非粘着部を形成するテープカッターである。
図1は、テープディスペンサに設けられ切断されたテープの先端部に非粘着部を形成する使用態様にあるテープカッターの斜視図である。図2は、テープディスペンサに設けられ切断されたテープの先端部に非粘着部を形成しない使用態様にあるテープカッターの斜視図である。
図1および図2に示されているように、テープディスペンサ1は、片面が粘着面とされロール状に巻回されている長尺状のテープ(例えばセロハンテープ)TのロールRを、本体中央に回転可能に収容する。テープディスペンサ1は、ロールRから引出されたテープTの先端部分を切断するために、一端側(矢印Aで示すテープ引出方向の下流側)に本実施形態のテープカッター10を備えている。
図3は、図1のテープディスペンサ1の平面図であり、図4は、図1のVI-VI線に沿ったテープディスペンサ1の縦断面状態である。
本発明の好ましい実施形態のテープカッター10は、シート片Sを収容するシート片収容部12を有している。シート片収容部12は上方に向かって開口する開口部14を有している。シート片Sは、切断されたテープの先端部の粘着面に付着させられ非粘着部を形成するために使用されるシート片である。本実施形態では、シート片Sは、紙等の薄いシートから構成され、テープTと略同一の幅を有する矩形の形状を有している。
シート片Sは、片面が剥離可能な粘着面、片面が非粘着性であり、剥離可能な粘着面を上方に向けた状態で積層されたシート片スタックKとして、シート片収容部12内に収容されている。
本実施形態のテープカッター10では、シート片収容部12に収容されているシート片スタックKは、シート片収容部12に設けられた付勢機構によって、上方の開口部14に向けて付勢されている。
図5は、シート片収容部12の構成を詳細に示す斜視図である。図5に示されているように、シート片収容部12は、一方の側面が開放した角筒状の本体部12aと、本体部12aの下端部に配置された回転軸12bを中心に本体部12aに対して回動可能に連結された可動側部12cとを有している。可動側部12cは、本体部12aの一方の側面を覆う閉鎖位置と、一方の側面を開放する開放位置(図6)との間で回動可能とされている。
本体部12aの内部には、上方にシートスタックKが載置される角柱状のフロート12eが配置され、フロート12eは、下方に配置された支持板12f上に載置されている。
支持板12fは突出部12gを有し、この突出部12gが本体部12aの後面に上下方向に延びるように設けられた長孔12hを通して外方に突出している。また、本体部12aの後面の長孔12hの上方位置には、フック12iが設けられている。
長孔12hから突出する突出部12gとフック12iとの間には、コイルバネ12jが配置され、突出部12gを介して、支持板12f、フロート12e、フロート12e上に載置されたシート片スタックKを上方に向かって付勢している。このように本実施形態では、支持板12f、コイルバネ12j等によって付勢機構が構成されている。
開口部14の左右両側には、上方に向かって付勢されているシート片スタックKの上方への移動を制限するストッパ16、16が設けられている。ストッパ16、16は、開口部14の左右両側縁から内側方向に延び上方に向かって付勢されるシート片スタックKの頂面に当接することにより、シート片スタックKの頂面即ち最上部のシート片Sが開口部14から露出するようにシート片スタックKの上下方向位置を制限する。
このストッパ16、16、付勢機構の作用により、シート片収容部12内で上方に向かって付勢されているシート片スタックKは、最上部のシート片Sを開口部14から露出させた状態で、シート片収容部12内に保持されることになる。
また、本実施形態のテープカッター10では、開口部14を形成するシート片収容部12の上端のテープ巻出し方向(矢印A方向)下流側部分には、上方に向かって延びる固定切断刃18が設けられている。この固定切断刃18は、開口部14の下流側位置で、従来技術のディスペンサの切断刃と同様にロールRから引き出されたテープTの先端部を切断するように構成されている。
更に、本実施形態のテープカッター10は可動カッター20を備えている。図6は、可動カッター20の斜視図である。図6に示されているように、可動カッター20は、板状の本体部22と、板状の本体部22の先端に設けられた切断刃である可動切断刃24とを有している。さらに、本実施形態のテープカッター10の可動カッター20は、本体部22の基端部分に箱状部分26が形成されている。この箱状部分26には、後述する回動機構を構成するシャフト28が貫通して延びる配置で固定され、可動カッター20がシャフト28と一体的に回転するように構成されている。
可動カッター20は、板状の本体部22の基端側に設けられた回動機構によって、幅方向に延びる軸線Xを中心として回動可能であり、本体部22がシート片収容部12の開口部14と固定切断刃18とを覆う閉鎖位置(図2)と、シート片収容部12の開口部14と固定切断刃18とを覆わず、これら開口部14と固定切断刃18が上方に向かって露出している開放位置(図1、図3、図4)との間で回動可能に構成されている。
図7は、可動カッターの回動を説明する図面である。図7に示されているように、本実施形態のテープカッター10の可動カッター20は、参照符号20aで示される開放位置では、本体部22が可動切断刃24を下方に向けて鉛直方向に配向され、参照符号20gで示される閉鎖位置20gでは、本体部22が可動切断刃24をテープ搬送方向下流側に向けた水平方向に配向されている。
そして、可動カッター20は、本体部22の幅方向(図7において紙面に直交する方向)に延びる軸線Xを中心として、図7に矢印Bで示されるように、参照符号20b、20c、20d、20e、20fで示される位置を取りながら、開放位置20aと閉鎖位置20gとの間で回動可能に構成されている。
閉鎖位置(図2)においては、可動カッター20の本体部22がシート片収容部12の開口部14と固定切断刃18とを覆っている。このため、ロールRから引き出されたテープは、図2に示されているように、可動カッター20の本体部22上を通過するので、ロールRから引き出されたテープTを利用者が手で押し下げると、テープは開口部14から露出するシート片Sおよび固定切断刃18に接触することなく可動カッター20の先端の可動切断刃24によって切断される。したがって、可動カッター20が閉鎖位置にあるとき、テープカッター10は、切断されたテープに非粘着部を形成しない通常の使用態様となる。
一方、開放位置(図1、図3、図4)においては、可動カッター20は、本体部22が可動切断刃24を下方に向けて鉛直方向に配向され、本体部22がシート片収容部12の開口部14と固定切断刃18とを覆っていないので、固定切断刃18は露出している。この結果、ロールRから引き出されたテープTを利用者が手で押し下げると、テープTは、図4等に示されているように、固定切断刃18で切断され、その際、粘着面であるテープTの下側面が、開口部14から露出するシート片Sに接触し、このシート片Sを粘着面に付着させることになる。シート片Sの下側面は非粘着面であるので、付着したシート片Sによって切断されたテープの端部に非粘着部が形成される。したがって、可動カッター20が開放位置に配置されたとき、テープカッター10は、切断されたテープに非粘着部を形成する使用態様となる。
次に、可動カッターを回動させる回動機構について説明する。図8は、図6に示された可動カッター20の分解斜視図である。
回動機構は、可動カッター20の回動中心となるシャフト28を備えている。シャフト28は、可動カッター20の本体部22の基端側の箱状部分26の両側壁26a、26bにそれぞれ形成され正方形の一対の窓部30(一方のみを図示)に挿通された状態で、可動カッター20に固定されている。このような構成によって、可動カッター20は、シャフト28と一体的に回転する。
回動機構は、巻回されたテープのロールRを支持するテープディスペンサ1の左右の側壁1a、1bの先端側(テープカッタ側)部分に設けられた正方形の孔部32a、32bを備えている。本実施形態では、テープディスペンサ1の側壁1a、1bの先端側(テープカッタ側)部分が、テープカッター10の静止部を構成している。
本実施形態のテープカッター10では、シャフト28を孔部32a、32bに挿通させることにより、シャフト28に連結された可動カッター20がテープディスペンサ1に取付けられることになる。
本実施形態のテープカッター10のシャフト28は、テープディスペンサ1の側壁に設けられた正方形の孔部32a、32bに嵌合する寸法形状を有する正方形の断面形状を備えた連結部(角軸部)34と、孔部32a、32bに外接しない円形の断面形状を備えた非連結部(丸軸部)36、38とを有している。
本実施形態では、図8に示されているように、シャフト28の長手方向中央部分が正方形の断面形状を備えた連結部(角軸部)34とされ、連結部(角軸部)34の基端側に基端側非連結部(丸軸部)36が、連結部(角軸部)34の先端側に先端側非連結部(丸軸部)38がそれぞれ配置されている。
また、シャフト28は、基端に大径の竜頭40が連結され、先端にピン42が連結されている。ピンは、先端に、外れ防止用のテープフランジ状の拡径部が設けられている。
さらに、基端側非連結部(丸軸部)36と竜頭40の間には、ロック部材42が固定されている。ロック部材42は、四角形の断面形状を有するナット状の部材である。ロック部材42は、テープディスペンサ1の側壁の正方形の孔部32に連結可能な断面形状を有し、孔部32に外方側から嵌合可能なように先端が先細りしている。
次に、可動カッター20の取付け及び回動について説明する。図9は、可動カッター20が回動不能な状態で閉鎖位置に配置されているテープカッター10の斜視図である。
図9に示されているように、テープカッター10は、可動カッター20の箱状部分26の基端側の側壁26aとテープディスペンサ1の基端側の側壁1aとの間に圧縮バネ44が介装された状態で、テープディスペンサ1に取付けられる。
シャフト28は、テープディスペンサ1に取付けられると、圧縮バネ44の付勢力によって先端方向(矢印C方向)に付勢される。この結果、シャフト28は、ロック部材42がテープディスペンサ1の側壁1aの孔部32aに嵌合しシャフト28の連結部34の先端部分がテープディスペンサ1の他方の側壁1bの孔部32bに嵌合し、テープディスペンサ1(静止部)に対する相対回転が阻止された連結位置に配置される。したがって、可動カッター20のテープディスペンサ1(静止部)に対する相対回転が阻止される。
図9に示す状態では、可動カッター20の本体部22がシート片収容部12の開口部14と固定切断刃18とを覆う閉鎖位置にあるので、可動カッター20は圧縮バネ44の付勢力で閉鎖位置からの回動が阻止されていることになる。
可動カッター20の回動動作について説明する。図10は、可動カッター20が回動可能な状態で閉鎖位置に配置されているテープカッター10の斜視図である。
本実施形態のテープカッター10では、閉鎖位置と開放位置との間で可動カッター20を回動させるときには、まず、竜頭40を、圧縮バネ44の付勢力に抗して、テープディスペンサ1の側壁1aから離す方向に引いて、シャフト28を軸線方向に基端側に移動させる。
この移動によって、シャフト28のロック部材42および連結部34が軸線方向に移動し、ロック部材42および連結部34がテープディスペンサ1の側壁1aの孔部32a、32bから抜け出し、代わって、基端側非連結部(丸軸部)36および先端側非連結部(丸軸部)38が孔部32a、32b内に配置される(図10)。
上述したように、基端側非連結部(丸軸部)36および先端側非連結部(丸軸部)38は孔部32a、32bに外接しない即ち孔部32a、32b内で回転可能な寸法を有しているので、基端側非連結部(丸軸部)36および先端側非連結部(丸軸部)38が孔部32a、32b内に配置されることにより、シャフト28は静止部(テープディスペンサ1)に対する相対回転が可能な非連結位置に配置されることになる。
この状態で竜頭40を引きながら時計回り方向に回転させることによって、可動カッターを図7に示すように回転させる。図10に示されている状態から、竜頭40を引きながら時計回り方向に270度回転させることにより、可動カッターは、図7に矢印Bで示すように回転させられ、図11に示す開放位置に配置される。
可動カッター20が図11の位置に配置された段階で、竜頭40を解放すると、圧縮バネ44の付勢力で、シャフトが図9に示される軸線方向位置に戻り、ロック部材42および連結部34がテープディスペンサ1の側壁1a、1bの孔部32a、32bにそれぞれ嵌合し、側壁1a、1bに対するシャフトの相対回転が阻止される。
このように本実施形態のテープカッター10では、竜頭40を、引き出しながら回転させるという簡単な操作で、切断されたテープの先端部に非粘着部を形成する使用態様と切断されたテープの先端部に非粘着部を形成しない通常の使用態様との間での切り換えことを行うことができる。
さらに、圧縮バネ44の付勢力によって、可動カッター20のテープディスペンサ1(静止部)に対する相対回転を阻止し、可動カッター20を閉鎖位置あるいは開放位置に固定的に配置することができる。
本発明の前記実施形態に限定されることなく、特許請求の範囲に記載された技術的思想の範囲内で種々の変更、変形が可能である。
1:テープディスペンサ
10:テープカッター
12:シート片収容部
14:開口部
16:ストッパ
18:固定切断刃
20:可動カッター
22:本体部
24:可動切断刃
26:箱状部分
28:シャフト
32a、32b:孔部
34:連結部(角軸部)
36:基端側非連結部(丸軸部)
38:先端端側非連結部(丸軸部)
40:竜頭
42:ロック部材
43:ピン
44:圧縮バネ

Claims (8)

  1. 片面が粘着面とされた長尺状のテープが巻回されているロールから引き出されたテープを切断するためのテープカッターであって、
    上端に開口部を有し、片面が非粘着性のシート片を積層することによって構成されたシート片ブロックを該シート片ブロックの上端が前記開口部から露出するように収容するシート片収容部と、
    前記開口部のテープ引き出し方向下流側に設けられた固定切断刃と、
    本体部と、該本体部の先端に設けられた可動切断刃と、を有する可動カッターであって、前記シート片収容部の開口部と前記固定切断刃とを覆う閉鎖位置と、前記シート片収容部の開口部と前記固定切断刃とを露出させる開放位置との間で移動可能に構成されている可動カッターと、を備えている、
    ことを特徴とするテープカッター。
  2. 前記可動カッターが、前記本体部の基端側に配置された回動機構を中心に、前記閉鎖位置と前記開放位置との間を回動する、
    請求項1に記載のテープカッター。
  3. 前記回動機構が、前記可動カッターの本体部の基端側部分に取付けられたシャフトと、前記テープカッターの静止部に設けられ前記シャフトが挿通される孔部とを有している、
    請求項2に記載のテープカッター。
  4. 前記シャフトは、前記孔部に連結され前記シャフトと前記静止部の間の相対回転を阻止する断面形状を有する連結部と、前記孔部内で回転可能であり前記シャフトと前記静止部の間の相対回転を可能となる断面形状を有する非連結部とを有し、
    前記連結部が前記孔部内に配置され前記シャフトの前記静止部に対する相対回転が阻止される連結位置と、前記非連結部が前記孔部内に配置され前記シャフトの前記静止部に対する回転が可能となる非連結位置との間で軸線方向に移動可能に構成されている、
    請求項3に記載のテープカッター。
  5. 前記孔部が正方形であり、前記連結部が前記孔部に嵌合する正方形の断面形状を有し、前記非連結部が前記孔部に外接しない直径の円形の断面形状を有している、
    請求項4に記載のテープカッター。
  6. 前記孔部は、前記シャフトの連結部が第1の角度位置で前記孔部に嵌合したとき、前記可動カッターが前記閉鎖位置をとるように配置されている、
    請求項5に記載のテープカッター。
  7. 前記シャフトの連結部が第1の角度位置から前記シャフト周りを270度回転した第3の回転位置で前記孔部に嵌合したとき、前記可動カッターが前記開放位置に配置される、
    請求項6に記載のテープカッター。
  8. 前記シャフトを前記連結位置に付勢する付勢手段を有し、
    前記シャフトは前記付勢手段の付勢力に抗して、前記連結位置から非連結位置に移動可能である、
    請求項4ないし7のいずれか1項に記載のテープカッター。
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