JP2021114860A - 燃料ポンプ - Google Patents

燃料ポンプ Download PDF

Info

Publication number
JP2021114860A
JP2021114860A JP2020007052A JP2020007052A JP2021114860A JP 2021114860 A JP2021114860 A JP 2021114860A JP 2020007052 A JP2020007052 A JP 2020007052A JP 2020007052 A JP2020007052 A JP 2020007052A JP 2021114860 A JP2021114860 A JP 2021114860A
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
stator core
metal housing
fuel pump
fuel
pump
Prior art date
Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
Pending
Application number
JP2020007052A
Other languages
English (en)
Inventor
直純 村上
Naozumi Murakami
直純 村上
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Aisan Industry Co Ltd
Original Assignee
Aisan Industry Co Ltd
Priority date (The priority date is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the date listed.)
Filing date
Publication date
Application filed by Aisan Industry Co Ltd filed Critical Aisan Industry Co Ltd
Priority to JP2020007052A priority Critical patent/JP2021114860A/ja
Publication of JP2021114860A publication Critical patent/JP2021114860A/ja
Pending legal-status Critical Current

Links

Images

Landscapes

  • Motor Or Generator Frames (AREA)
  • Connection Of Motors, Electrical Generators, Mechanical Devices, And The Like (AREA)

Abstract

【課題】燃料ポンプを構成する部品の同軸度が向上する技術を提供する。【解決手段】燃料ポンプは、燃料を昇圧するポンプ部と、前記ポンプ部を覆う金属ハウジングと、前記ポンプ部を駆動するモータ部と、を備えていてもよい。前記モータ部は、ステータコアと、前記ステータコアをモールドする樹脂ボビンであってコイル線が巻かれる樹脂ボビンと、を備えていてもよい。前記金属ハウジングの一部が前記樹脂ボビンによってモールドされることにより前記金属ハウジングが前記ステータコアに固定されていてもよい。【選択図】図1

Description

本明細書に開示する技術は、燃料ポンプに関する。
特許文献1に燃料を昇圧して吐出する燃料ポンプが開示されている。特許文献1の燃料ポンプは、燃料を昇圧するポンプ部と、ポンプ部を覆う金属ハウジングと、ポンプ部を駆動するモータ部とを備えている。モータ部は、ステータコアと、ステータコアをモールドする樹脂ボビンであってコイル線が巻かれる樹脂ボビンとを備えている。特許文献1の燃料ポンプでは、ポンプ部を覆う金属ハウジングの爪が樹脂ボビンの凹部に嵌合することにより、金属ハウジングが樹脂ボビンに対して位置決めされている。
特許文献1の燃料ポンプは、更に、モータ部及び金属ハウジングを覆う樹脂ハウジングを備えている。樹脂ハウジングは、金属ハウジングの爪が樹脂ボビンの凹部に嵌合している嵌合箇所を覆ってモールド成形されている。
特開2007−104871号公報
特許文献1の燃料ポンプでは、金属ハウジングの爪が樹脂ボビンの凹部に嵌合している。そして、樹脂ハウジングが、金属ハウジングの爪が樹脂ボビンの凹部に嵌合している嵌合箇所を覆ってモールド成形されている。この構成では、金属ハウジングが樹脂ハウジングによってモールドされるが、樹脂ボビンによってはモールドされない。そのため、燃料ポンプを構成する部品の同軸度が低下することがある。例えば、嵌合用の金属ハウジングの爪の位置や樹脂ボビンの凹部の位置が加工の際に位置ずれすることによって、ステータコアに対する金属ハウジングの位置がずれてしまい、ステータコアと金属ハウジングとの同軸度が低下することがある。特許文献1の構成では、位置決め用の爪と凹部がそれぞれ独立で加工されるため、燃料ポンプを構成する部品の位置ずれが生じて同軸度が低下してしまうことがある。そこで本明細書は、燃料ポンプを構成する部品の同軸度が向上する技術を提供する。
本明細書に開示する燃料ポンプは、燃料を昇圧して吐出する燃料ポンプであって、燃料を昇圧するポンプ部と、前記ポンプ部を覆う金属ハウジングと、前記ポンプ部を駆動するモータ部と、を備えていてもよい。前記モータ部は、ステータコアと、前記ステータコアをモールドする樹脂ボビンであってコイル線が巻かれる樹脂ボビンと、を備えていてもよい。前記金属ハウジングの一部が前記樹脂ボビンによってモールドされることにより前記金属ハウジングが前記ステータコアに固定されていてもよい。
この構成によれば、モータ部のステータコアと、ポンプ部を覆う金属ハウジングとが樹脂ボビンによって一体的にモールドされるので、ステータコアに対する金属ハウジングの位置がずれることを抑制することができる。上記の構成では、従来技術のように位置決め用の爪や凹部を加工するのではなく、ステータコアと金属ハウジングとを樹脂ボビンによって一体的にモールドするので、ステータコアと金属ハウジングとの位置ずれを抑制することができ、両者の同軸度を向上させることができる。したがって、燃料ポンプを構成する部品の同軸度が向上する。
前記金属ハウジングは、前記ステータコアの軸方向に対して垂直に屈曲する屈曲部と、前記屈曲部から延びている固定部とを備えていてもよい。前記固定部が前記樹脂ボビンによりモールドされることにより前記金属ハウジングが前記ステータコアに固定されていてもよい。
この構成によれば、ステータコアの軸方向においてステータコアと金属ハウジングとを強固に一体化させることができる。そのため、ステータコアと金属ハウジングとがステータコアの軸方向に引き離されるような力が仮に作用したとしても、ステータコアの軸方向に対して垂直に延びる固定部が樹脂ボビンによってモールドされているので、上記の力に対して強く抵抗することができる。
前記金属ハウジングは、前記固定部の前記ステータコア側の面が前記ステータコアの前記固定部側の面と平行になるように配置されていてもよい。
この構成によれば、ステータコアに対して金属ハウジングを精度良く位置決めすることを容易に行うことができる。そのため、ステータコアと金属ハウジングとの同軸度が向上する。
前記固定部は、前記ステータコアと前記樹脂ボビンとによって挟持されていてもよい。
この構成によれば、金属ハウジングをステータコアに密着させることができる。そのため、ステータコアと金属ハウジングとのガタツキを抑制することができる。
前記金属ハウジングは、仮固定手段によって前記ステータコアに仮固定されていてもよい。
この構成によれば、ステータコアと金属ハウジングとの位置ずれを抑制することができ、両者の同軸度が向上する。
燃料ポンプは、前記金属ハウジングを覆わずに前記モータ部を覆う樹脂ハウジングを更に備えていてもよい。
この構成によれば、樹脂ハウジングによってモータ部を保護することができる。また、金属ハウジングが樹脂ハウジングによって覆われないので、金属ハウジングの形状の自由度が向上する。更に、樹脂の量を削減することもできる。
実施例に係る燃料ポンプの断面図である。 実施例に係る燃料ポンプの一部の断面図である。 ステータコアと金属ハウジングの斜視図である。 図2の部分IVの拡大図である。 他の実施例に係る燃料ポンプの要部の断面図である(図4に対応する図である。)。 他の実施例に係る燃料ポンプの要部の断面図である(図4に対応する図である。)。 他の実施例に係る燃料ポンプの要部の断面図である(図4に対応する図である。)。 他の実施例に係る燃料ポンプの要部の断面図である(図4に対応する図である。)。
実施例に係る燃料ポンプ2について図面を参照して説明する。図1は、実施例に係る燃料ポンプ2の断面図である。図1に示すように、燃料ポンプ2は、モータ部10と、ポンプ部20とを備えている。また、燃料ポンプ2は、金属ハウジング50と、樹脂ハウジング60とを備えている。燃料ポンプ2は、例えば、自動車の燃料(例えばガソリン)を収容する燃料タンク(不図示)内に配置される。燃料ポンプ2は、燃料タンク内に収容されている燃料を吸入してそれを昇圧して燃料タンク外に吐出する装置である。
図2に示すように、モータ部10は、ステータ11と、ロータ12とを備えている。ステータ11は、ロータ12を囲むように配置されている。ステータ11は、ステータコア13と、樹脂ボビン30とを備えている。ステータコア13は、複数のコア板14を備えている。図3に示すように、各コア板14は、略円環状の本体部81と、本体部81の内周面から本体部81の径方向の内側に向かって延びている複数(本実施例では6個)のティース82とを備えている。複数のコア板14が積層されることによりステータコア13が構成されている。各コア板14は、磁性体(例えば、鉄を含む合金)から構成されている。なお、図面の視易さのためにコア板14のハッチングは省略されている。また、ステータコア13の構成は特に限定されるものではない。例えば、磁性体を含む材料を焼結することによって作製されたステータコア13であってもよい。
図2に示すように、樹脂ボビン30は、複数のコア板14で構成されているステータコア13をモールドしている。ステータコア13の表面が樹脂ボビン30の樹脂によって被覆されている。樹脂ボビン30がステータコア13をモールドすることによって複数のコア板14の積層状態が保持されている。樹脂ボビン30には複数のコイル線35が巻かれている。樹脂ボビン30は、例えば、金型(不図示)内に樹脂を注入して硬化させる成形方法により成形される。
樹脂ボビン30は、複数の上ガイド部31と、複数の下ガイド部32とを備えている。図2では2個の上ガイド部31と、2個の下ガイド部32とが示されている。複数の上ガイド部31と、複数の下ガイド部32とは、ステータコア13のコア板14の複数のティース82(図3参照)に対応して形成されている。
複数の上ガイド部31は、ステータコア13の上面131を被覆している。各上ガイド部31は、複数のコア板14の積層方向の最も上側のコア板14の各ティース82(図3参照)の上面を被覆している。複数の下ガイド部32は、後述する金属ハウジング50の固定部53の下面151を被覆している。複数の上ガイド部31と複数の下ガイド部32の間に、ステータコア13と金属ハウジング50の固定部53とが配置されている。ステータコア13と金属ハウジング50の固定部53とが、複数の上ガイド部31と複数の下ガイド部32によって挟持されている。樹脂ボビン30は、ステータコア13と金属ハウジング50の固定部53とを一体的にモールドしている。
上ガイド部31と下ガイド部32は、それぞれ、凹部311、321を備えている。凹部311、321は、ステータコア13の軸方向(複数のコア板14の積層方向)に窪んでいる。上ガイド部31と下ガイド部32には、コイル線35が巻かれている。上ガイド部31と下ガイド部32の凹部311、321にコイル線35が収容されている。上ガイド部31と下ガイド部32の凹部311、321がコイル線35を案内している。コイル線35は、複数のコア板14のティース82を囲むように巻かれている。コイル線35が巻かれることによってコイルが構成されている。コイル線35に電流が流れることによって磁界が発生する。コイル線35は、上ガイド部31と下ガイド部32とによってステータコア13から絶縁されている。
モータ部10のロータ12は、ステータコア13に囲まれている。ロータ12は、ステータコア13の径方向の内側に配置されている。ロータ12は複数の磁石(不図示)を備えている。ロータ12は、ステータコア13の周囲に巻かれている複数のコイル線35に電流が流れることにより回転する。ロータ12が回転する原理についてはよく知られているので詳細な説明を省略する。
ロータ12には回転軸15が固定されている。回転軸15は、ロータ12の中心部からステータコア13の軸方向に沿って延びている。ロータ12が回転することによって回転軸15が回転する。図1に示すように、回転軸15の下端部155には、後述するポンプ部20のインペラ22が固定されている。ロータ12及び回転軸15が回転することによってインペラ22が回転する。モータ部10がポンプ部20のインペラ22を回転駆動する。
ポンプ部20は、金属ケーシング21と、インペラ22とを備えている。金属ケーシング21は、インペラ22と回転軸15の下端部155とを収容している。金属ケーシング21内にはポンプ室23が形成されている。ポンプ室23にインペラ22が配置されている。
金属ケーシング21の下端部には、燃料を吸入するための吸入口24が形成されている。燃料タンク(不図示)内に収容されている燃料が吸入口24から吸入される。また、金属ケーシング21の上端部には、燃料を吐出するための吐出口25が形成されている。インペラ22によってポンプ室23で昇圧された燃料が吐出口25から吐出される。ポンプ室23に配置されているインペラ22が回転することによって、燃料タンク内の燃料が吸入口24からポンプ室23に吸入され、ポンプ室23に吸入された燃料がポンプ室23で昇圧されて吐出口25から吐出される。ポンプ部20は、燃料を吸入し、昇圧し、吐出する装置である。金属ケーシング21は下ガイド部32と当接している。
金属ハウジング50は、ハウジング部51と、保持部54と、屈曲部52と、固定部53とを備えている。ハウジング部51は、ポンプ部20の周囲を覆っている。ハウジング部51は、ポンプ部20を囲むようにポンプ部20の周囲を一周している。ハウジング部51は、略円筒状に構成されている(図3参照)。ハウジング部51は、ステータコア13の軸方向及び周方向に沿って延びている。
保持部54は、ハウジング部51の下端に接続されている。保持部54は、ハウジング部51に対して傾斜している。保持部54は、ポンプ部20の周囲を覆っている。保持部54は、ポンプ部20を囲むようにポンプ部20の周囲を一周している。保持部54は、ポンプ部20の金属ケーシング21を保持している。保持部54は、カシメ固定されることによって金属ケーシング21に密着している。
屈曲部52は、ハウジング部51と固定部53の間に位置している。屈曲部52は、ハウジング部51から固定部53に向けて屈曲している。屈曲部52は、ステータコア13の軸方向(複数のコア板14の積層方向)に対して垂直に屈曲している。屈曲部52は、ステータコア13の周方向に沿って延びている。
固定部53は、屈曲部52からステータコア13の径方向の内側に向かって延びている。固定部53は、ステータコア13の軸方向(複数のコア板14の積層方向)と直交する方向に延びている。図4に示すように、固定部53は、ステータコア13の複数のコア板14と平行に延びている。固定部53は、複数のコア板14と並んで配置されている。固定部53は、複数のコア板14の最も下側のコア板14の下に積層されている。固定部53は、その上面153がステータコア13の下面132(最も下側のコア板14の下面)と平行になるように配置されている。固定部53の上面153は、ステータコア13の下面132(最も下側のコア板14の下面)に当接している。
固定部53は、ステータコア13の複数のコア板14と共に樹脂ボビン30によってモールドされている。固定部53は、樹脂ボビン30の下ガイド部32によってモールドされている。固定部53が樹脂ボビン30にモールドされることによって金属ハウジング50がステータコア13に固定されている。固定部53は、下ガイド部32とステータコア13との間に位置している。固定部53は、下ガイド部32とステータコア13によって挟持されている。
図3に示すように、金属ハウジング50の固定部53は、略円環状の本体部91と、本体部91の内周面から本体部91の径方向の内側に向かって延びている複数(本実施例では6個)のティース92とを備えている。固定部53の本体部91は、ステータコア13の最も下側のコア板14の本体部81の下に積層されている。固定部53のティース92は、ステータコア13の最も下側のコア板14のティース82の下に積層されている。
図1に示すように、樹脂ハウジング60は、モータ部10を覆っている。樹脂ハウジング60は、モータ部10をモールドしている。一方、樹脂ハウジング60は、金属ハウジング50を覆っておらず、金属ハウジング50をモールドしていない。樹脂ハウジング60は、金属ハウジング50よりも上側に配置されている。また、樹脂ハウジング60は、樹脂ボビン30の下ガイド部32を覆っておらず、下ガイド部32をモールドしていない。樹脂ハウジング60は、下ガイド部32から離間している。樹脂ハウジング60の上端部には、燃料を吐出するための吐出口65が形成されている。上述したポンプ部20で昇圧された燃料が吐出口65から吐出される。
[効果]
以上、実施例に係る燃料ポンプ2について説明した。上記の説明から明らかなように、燃料ポンプ2は、燃料を昇圧するポンプ部20と、ポンプ部20を覆う金属ハウジング50と、ポンプ部20を駆動するモータ部10とを備えている。モータ部10は、ステータコア13と、ステータコア13をモールドする樹脂ボビン30とを備えている。樹脂ボビン30にはコイル線35が巻かれている。上記の燃料ポンプ2では、金属ハウジング50の固定部53が樹脂ボビン30によってモールドされることにより金属ハウジング50がステータコア13に固定されている。
この構成によれば、ステータコア13と金属ハウジング50とが樹脂ボビン30によって一体的にモールドされるので、ステータコア13に対する金属ハウジング50の位置ずれを抑制することができる。従来技術のように樹脂ボビンの凹部に金属ハウジングの爪を嵌合させるのではなく、ステータコア13と金属ハウジング50とを樹脂ボビン30によって一体的にモールドするので、ステータコア13と金属ハウジング50との位置ずれを抑制することができる。したがって、燃料ポンプ2を構成する部品の同軸度が向上する。
金属ハウジング50は、ステータコア13の軸方向に対して垂直に屈曲する屈曲部52と、屈曲部52から延びている固定部53とを備えている。固定部53が樹脂ボビン30によりモールドされることによって金属ハウジング50がステータコア13に固定されている。この構成によれば、ステータコア13と金属ハウジング50とをステータコア13の軸方向において強固に固定することができる。そのため、ステータコア13と金属ハウジング50とをステータコア13の軸方向に引き離すような力に対して強く抵抗することができる。
金属ハウジング50は、固定部53の上面153(即ち、固定部53のステータコア13側の面)がステータコア13の下面132(即ち、ステータコア13の固定部53側の面)と平行になるように配置されている。この構成によれば、ステータコア13に対して金属ハウジング50を精度良く位置決めすることができる。そのため、ステータコア13と金属ハウジング50との同軸度が向上する。
上記の燃料ポンプ2では、固定部53がステータコア13と樹脂ボビン30の下ガイド部32とによって挟持されている。この構成によれば、金属ハウジング50をステータコア13に密着させることができ、金属ハウジング50のガタツキを抑制することができる。
また、燃料ポンプ2は、金属ハウジング50を覆わずにモータ部10を覆う樹脂ハウジング60を備えている。この構成によれば、モータ部10を保護することができる。また、金属ハウジング50が樹脂ハウジング60によって覆われないので、金属ハウジング50の形状の自由度を向上させることができる。更に、樹脂の量を削減することもできる。金属ハウジング50は樹脂ボビン30によってモールドされているので樹脂ハウジング60によって覆われなくてもよい。
以上、一実施例について説明したが、具体的な態様は上記実施例に限定されるものではない。以下の説明において、上記の説明における構成と同様の構成については、同一の符号を付して説明を省略する。
(1)上記の実施例では、金属ハウジング50の固定部53がステータコア13の下面132に当接していたが(図4参照)、この構成に限定されるものではない。他の実施例では、図5に示すように、金属ハウジング50の固定部53とステータコア13の下面132との間に樹脂層36が介在していてもよい。固定部53の上面153とステータコア13の下面132とが、樹脂層36を挟んで対面している。この樹脂層36は、例えば、ステータコア13と固定部53が一体的にモールドされるときに、ステータコア13の下面132と固定部53の上面153との隙間に樹脂が注入されることによって形成される。
(2)他の実施例では、金属ハウジング50が仮固定手段によってステータコア13に仮固定されていてもよい。より詳細には、例えば図6に示すように、金属ハウジング50の固定部53に仮固定用の孔57が形成されていてもよい。また、ステータコア13の各コア板14が仮固定用の凸部71と凹部72を備えていてもよい。複数のコア板14と固定部53とが積層されている状態で、積層方向の最も下側のコア板14の凸部71が固定部53の孔57に圧入される。これによって、金属ハウジング50がステータコア13に仮固定される。また、積層方向に並ぶ上側のコア板14の凸部71が下側のコア板14の凹部72に圧入されてもよい。これによって、複数のコア板14が仮固定される。金属ハウジング50がステータコア13に仮固定されている状態で、ステータコア13と金属ハウジング50の固定部53とが樹脂ボビン30によって一体的にモールドされる。この実施例では、最も下側のコア板14の凸部71と、固定部53の孔57との組み合わせが、「仮固定手段」の一例である。
(3)更に他の実施例では、図7に示すように、ステータコア13の各コア板14が仮固定用の孔73を備えていてもよい。複数のコア板14と金属ハウジング50の固定部53とが積層されている状態で、複数のコア板14の孔73と固定部53の孔57とに仮固定用の棒材74が圧入されてもよい。これによって、金属ハウジング50がステータコア13に仮固定される。この実施例では、複数のコア板14の孔73と、固定部53の孔57と、棒材74との組み合わせが、「仮固定手段」の一例である。
(4)更に他の実施例では、図8に示すように、金属ハウジング50の固定部53が仮固定用の凸部58を備えていてもよい。固定部53の凸部58が複数のコア板14の孔73に圧入されてもよい。これによって、金属ハウジング50がステータコア13に仮固定される。この実施例では、固定部53の凸部58と、複数のコア板14の孔73との組み合わせが、「仮固定手段」の一例である。
上記の図6−8の構成によれば、金属ハウジング50が仮固定手段によってステータコア13に仮固定されるので、ステータコア13と金属ハウジング50の固定部53とが樹脂ボビン30によって一体的にモールドされるときに、ステータコア13と金属ハウジング50との位置ずれを抑制することができる。したがって両者の同軸度が向上する。
以上、本発明の具体例を詳細に説明したが、これらは例示に過ぎず、特許請求の範囲を限定するものではない。特許請求の範囲に記載の技術には、以上に例示した具体例を様々に変形、変更したものが含まれる。本明細書又は図面に説明した技術要素は、単独であるいは各種の組合せによって技術的有用性を発揮するものであり、出願時請求項記載の組合せに限定されるものではない。また、本明細書又は図面に例示した技術は複数目的を同時に達成し得るものであり、そのうちの一つの目的を達成すること自体で技術的有用性を持つものである。
2:燃料ポンプ、10:モータ部、11:ステータ、12:ロータ、13:ステータコア、14:コア板、15:回転軸、20:ポンプ部、21:金属ケーシング、22:インペラ、23:ポンプ室、30:樹脂ボビン、31:上ガイド部、32:下ガイド部、35:コイル線、36:樹脂層、50:金属ハウジング、51:ハウジング部、52:屈曲部、53:固定部、54:保持部、60:樹脂ハウジング

Claims (6)

  1. 燃料を昇圧して吐出する燃料ポンプであって、
    燃料を昇圧するポンプ部と、
    前記ポンプ部を覆う金属ハウジングと、
    前記ポンプ部を駆動するモータ部と、を備えており、
    前記モータ部は、ステータコアと、前記ステータコアをモールドする樹脂ボビンであってコイル線が巻かれる樹脂ボビンと、を備えており、
    前記金属ハウジングの一部が前記樹脂ボビンによってモールドされることにより前記金属ハウジングが前記ステータコアに固定されている、燃料ポンプ。
  2. 請求項1に記載の燃料ポンプであって、
    前記金属ハウジングは、前記ステータコアの軸方向に対して垂直に屈曲する屈曲部と、前記屈曲部から延びている固定部とを備えており、
    前記固定部が前記樹脂ボビンによりモールドされることにより前記金属ハウジングが前記ステータコアに固定されている、燃料ポンプ。
  3. 請求項2に記載の燃料ポンプであって、
    前記金属ハウジングは、前記固定部の前記ステータコア側の面が前記ステータコアの前記固定部側の面と平行になるように配置されている、燃料ポンプ。
  4. 請求項3に記載の燃料ポンプであって、
    前記固定部は、前記ステータコアと前記樹脂ボビンとによって挟持されている、燃料ポンプ。
  5. 請求項1から4のいずれか一項に記載の燃料ポンプであって、
    前記金属ハウジングは、仮固定手段によって前記ステータコアに仮固定されている、燃料ポンプ。
  6. 請求項1から5のいずれか一項に記載の燃料ポンプであって、
    前記金属ハウジングを覆わずに前記モータ部を覆う樹脂ハウジングを更に備えている、燃料ポンプ。
JP2020007052A 2020-01-20 2020-01-20 燃料ポンプ Pending JP2021114860A (ja)

Priority Applications (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP2020007052A JP2021114860A (ja) 2020-01-20 2020-01-20 燃料ポンプ

Applications Claiming Priority (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP2020007052A JP2021114860A (ja) 2020-01-20 2020-01-20 燃料ポンプ

Publications (1)

Publication Number Publication Date
JP2021114860A true JP2021114860A (ja) 2021-08-05

Family

ID=77077302

Family Applications (1)

Application Number Title Priority Date Filing Date
JP2020007052A Pending JP2021114860A (ja) 2020-01-20 2020-01-20 燃料ポンプ

Country Status (1)

Country Link
JP (1) JP2021114860A (ja)

Similar Documents

Publication Publication Date Title
US8734133B2 (en) Fuel pump
US20070103014A1 (en) Electric motor and fuel pump having the same
CN102338098B (zh) 电动泵
KR101451005B1 (ko) 스테이터용 부재
US9369022B2 (en) Electric motor and fuel pump using the same having circumferential holding grooves for beginning and end portions of coil windings
JP5672510B2 (ja) ブラシレスモータ、および、それを用いた燃料ポンプ
US20160201692A1 (en) Fuel pump
JP2007321570A (ja) 燃料ポンプ
JP2015086860A (ja) 燃料ポンプ
JP2010220271A (ja) 電動モータ
JP4915540B2 (ja) Dcブラシレスモータ
JP2013150536A (ja) 液体ポンプ
JP5902061B2 (ja) 燃料ポンプ
JP4771137B2 (ja) モータの製造方法およびそのモータを用いた燃料ポンプ
WO2013047027A1 (ja) ポンプ
JP2012031807A (ja) 燃料ポンプ
JP5927432B2 (ja) モータおよびそれを備えたポンプ
EP3109477B1 (en) Canned motor pump and method for manufacturing canned motor pump
JP2021114860A (ja) 燃料ポンプ
JP6783198B2 (ja) ブラシレスモータ
JP2014013029A (ja) 流体ポンプ
WO2015040849A1 (ja) 燃料ポンプ
JP6562702B2 (ja) ポンプとポンプの製造方法
US20160369818A1 (en) Fuel pump
JP4935187B2 (ja) 電動モータおよび燃料ポンプ