JP2021114649A - 固体撮像素子、撮像装置、および、固体撮像素子の制御方法 - Google Patents

固体撮像素子、撮像装置、および、固体撮像素子の制御方法 Download PDF

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Abstract

【課題】カラム毎に補正係数を保持する固体撮像素子において、メモリの容量を削減する。【解決手段】アナログデジタル変換器は、複数のアナログゲインのうち選択されたアナログゲインによりアナログ信号を増減して当該増減したアナログ信号をデジタル信号に変換する。複数のメモリは、それぞれのサイズが異なる。ゲイン補正係数演算部は、選択されたアナログゲインの誤差を補正するための補正係数をデジタル信号に基づいてゲイン補正係数として演算する。削減処理部は、ゲイン補正係数の桁数をアナログゲインに応じた値に削減して複数のメモリのうち削減後の桁数に応じたサイズのメモリに保持させる。【選択図】図17

Description

本技術は、固体撮像素子に関する。詳しくは、カラム毎にアナログ信号をデジタル信号に変換する固体撮像素子、撮像装置、および、固体撮像素子の制御方法に関する。
従来より、固体撮像素子などにおいては、アナログ信号をデジタル信号に変換するために、シングルスロープ型などの各種のADCが用いられている。このADCをカラム毎に配置した場合、ADCのそれぞれのアナログゲインのばらつきに起因して筋状の固定パターンノイズが生じるおそれがある。そこで、アナログゲインのばらつきを補正するための補正係数をカラム毎に算出し、メモリに保持しておく固体撮像素子が提案されている(例えば、特許文献1参照。)。
国際公開第2019/235033号
上述の従来技術では、メモリからカラム毎の補正係数を読み出して補正に用いることにより、固定パターンノイズの低減を図っている。しかしながら、カラム数が増大するほど補正係数の個数が多くなり、それらを保持するのに必要なメモリの容量が大きくなってしまう。メモリの容量が大きくなるほど、メモリの物理的なサイズや製造コストが増大するため、メモリの容量を削減することが望ましい。
本技術はこのような状況に鑑みて生み出されたものであり、カラム毎に補正係数を保持する固体撮像素子において、メモリの容量を削減することを目的とする。
本技術は、上述の問題点を解消するためになされたものであり、その第1の側面は、複数のアナログゲインのうち選択されたアナログゲインによりアナログ信号を増減して当該増減したアナログ信号をデジタル信号に変換するアナログデジタル変換器と、サイズの異なる複数のメモリと、上記選択されたアナログゲインの誤差を補正するための補正係数を上記デジタル信号に基づいてゲイン補正係数として演算するゲイン補正係数演算部と、上記ゲイン補正係数の桁数を上記アナログゲインに応じた値に削減して上記複数のメモリのうち削減後の桁数に応じたサイズのメモリに保持させる削減処理部とを具備する固体撮像素子、および、その制御方法である。これにより、必要なメモリの容量が削減されるという作用をもたらす。
また、この第1の側面において、上記複数のメモリは、所定方向に配列され、上記複数のメモリのそれぞれの上記所定方向のサイズは互いに異なり、上記複数のメモリのそれぞれの上記所定方向に垂直な方向のサイズは略同一であってもよい。これにより、所定方向に垂直な方向のメモリのサイズが削減されるという作用をもたらす。
また、この第1の側面において、上記複数のメモリは、2つのグループにグループ化され、上記2つのグループのそれぞれに属する所定数のメモリは、互いに所定方向のサイズが異なり、上記所定方向に配列され、上記2つのグループの一方の上記所定方向に垂直な方向のサイズは、他方と異なってもよい。これにより、所定方向のメモリのサイズが削減されるという作用をもたらす。
また、この第1の側面において、上記複数のメモリのそれぞれの所定方向のサイズは略同一であり、上記複数のメモリのそれぞれの上記所定方向に垂直な方向のサイズは互いに異なり、各々が一対のメモリからなる複数の組が上記所定方向に配列され、上記一対のメモリは、前記垂直な方向に配列され、上記複数の組のそれぞれの上記垂直な方向のサイズの合計は略同一であってもよい。これにより、所定方向のメモリのサイズが削減されるという作用をもたらす。
また、この第1の側面において、上記削減処理部は、上記アナログゲインが小さいほど多くの桁数を削減してもよい。これにより、アナログゲインに応じてメモリの容量が削減されるという作用をもたらす。
また、この第1の側面において、所定レベルのテスト信号と画素信号とのいずれかを上記アナログ信号として上記アナログデジタル変換器に入力する入力切替部と、上記保持されたゲイン補正係数により上記デジタル信号の補正を行う補正部とをさらに具備し、上記ゲイン補正係数演算部は、上記テスト信号および上記デジタル信号から上記ゲイン補正係数を演算してもよい。これにより、テスト信号およびデジタル信号から演算されたゲイン補正係数がメモリに保持されるという作用をもたらす。
また、この第1の側面において、上記補正部は、上記保持されたゲイン補正係数の桁数を所定値に拡張して補正を行ってもよい。これにより、桁数が拡張されたゲイン補正係数により補正が行われるという作用をもたらす。
また、この第1の側面において、上記アナログデジタル変換器は、上記アナログ信号と所定のランプ信号とを比較して比較結果を出力するコンパレータと、上記比較結果に基づいて上記デジタル信号を生成するデジタル信号生成部とを備え、上記コンパレータは、所定の基準電圧と所定ノードの電圧との差分を増幅して上記比較結果として出力する差動増幅回路と、上記所定ノードと上記入力切替部との間に挿入された垂直信号線側容量と、上記所定ノードと上記ランプ信号を生成するデジタルアナログ変換器との間に挿入されたランプ側容量と、上記垂直信号線側容量と上記ランプ側容量との容量比を所定の制御信号に従って変更するスイッチとを備え、上記複数のアナログゲインは、上記容量比が互いに異なる複数のゲインドメインにグループ化され、上記複数のメモリのそれぞれには、互いに異なるアナログゲインに対応する上記ゲイン補正係数が保持されてもよい。これにより、ゲインドメインごとのゲイン補正係数が保持されるという作用をもたらす。
また、本技術の第2の側面は、複数のアナログゲインのうち選択されたアナログゲインによりアナログ信号を増減して当該増減したアナログ信号をデジタル信号に変換するアナログデジタル変換器と、サイズの異なる複数のメモリと、上記選択されたアナログゲインの誤差を補正するための補正係数を上記デジタル信号に基づいてゲイン補正係数として演算するゲイン補正係数演算部と、上記ゲイン補正係数の桁数を上記アナログゲインに応じた値に削減して上記複数のメモリのうち削減後の桁数に応じたサイズのメモリに保持させる削減処理部と、上記保持されたゲイン補正係数により補正されたデジタル信号を配列した画像信号を処理する画像信号処理部とを具備する撮像装置である。これにより、容量の削減されたメモリに保持されたゲイン補正係数によりデジタル信号が補正されるという作用をもたらす。
本技術の第1の実施の形態における撮像装置の一構成例を示すブロック図である。 本技術の第1の実施の形態における固体撮像素子の積層構造の一例を示す図である。 本技術の第1の実施の形態における固体撮像素子の一構成例を示すブロック図である。 本技術の第1の実施の形態における画素の一構成例を示す回路図である。 本技術の第1の実施の形態における入力切替部の一構成例を示す回路図である。 本技術の第1の実施の形態におけるカラム信号処理部の一構成例を示すブロック図である。 本技術の第1の実施の形態におけるコンパレータの一構成例を示す回路図である。 本技術の第1の実施の形態におけるゲインドメインごとのVSL(Vertical Signal Line)側容量およびランプ側容量の一例を示す図である。 本技術の第1の実施の形態における画像処理部の一構成例を示すブロック図である。 本技術の第1の実施の形態におけるゲイン誤差測定部の一構成例を示すブロック図である。 本技術の第1の実施の形態における補正値計算部の一構成例を示すブロック図である。 本技術の第1の実施の形態におけるクリップ処理部の入力値および出力値の関係の一例を示すグラフである。 本技術の第1の実施の形態における記憶部の一構成例を示すブロック図である。 本技術の第1の実施の形態における記憶部の別の構成例を示す図である。 本技術の第1の実施の形態における補正値計算部の処理の一例を示す図である。 本技術の第1の実施の形態における補正部の一構成例を示すブロック図である。 本技術の第1の実施の形態におけるアナログゲインの誤差の補正方法を説明するための図である。 本技術の第1の実施の形態における固体撮像素子の動作の一例を示すフローチャートである。 本技術の第1の実施の形態における分割処理が実行されない場合のフローチャートである。 本技術の第2の実施の形態における記憶部の一構成例を示すブロック図である。 本技術の第2の実施の形態の変形例における記憶部の一構成例を示すブロック図である。 車両制御システムの概略的な構成例を示すブロック図である。 撮像部の設置位置の一例を示す説明図である。
以下、本技術を実施するための形態(以下、実施の形態と称する)について説明する。説明は以下の順序により行う。
1.第1の実施の形態(アナログゲインに応じたサイズのメモリに補正値を保持する例)
2.第2の実施の形態(アナログゲインに応じたサイズのメモリの配列を変更し、補正値を保持する例)
3.移動体への応用例
<1.第1の実施の形態>
[撮像装置の構成例]
図1は、本技術の第1の実施の形態における撮像装置100の一構成例を示すブロック図である。この撮像装置100は、画像データ(フレーム)を撮像するための装置であり、光学部110、固体撮像素子200およびDSP(Digital Signal Processing)回路120を備える。さらに撮像装置100は、表示部130、操作部140、バス150、フレームメモリ160、記憶部170および電源部180を備える。撮像装置100としては、例えば、デジタルスチルカメラなどのデジタルカメラの他、撮像機能を持つスマートフォンやパーソナルコンピュータ、車載カメラ等が想定される。
光学部110は、被写体からの光を集光して固体撮像素子200に導くものである。固体撮像素子200は、垂直同期信号に同期して、光電変換によりフレームを生成するものである。ここで、垂直同期信号は、撮像のタイミングを示す所定周波数の周期信号である。固体撮像素子200は、生成した画像データをDSP回路120に信号線209を介して供給する。
DSP回路120は、固体撮像素子200からのフレームに対して所定の信号処理を実行するものである。このDSP回路120は、処理後のフレームをバス150を介してフレームメモリ160などに出力する。
表示部130は、フレームを表示するものである。表示部130としては、例えば、液晶パネルや有機EL(Electro Luminescence)パネルが想定される。操作部140は、ユーザの操作に従って操作信号を生成するものである。
バス150は、光学部110、固体撮像素子200、DSP回路120、表示部130、操作部140、フレームメモリ160、記憶部170および電源部180が互いにデータをやりとりするための共通の経路である。
フレームメモリ160は、画像データを保持するものである。記憶部170は、フレームなどの様々なデータを記憶するものである。電源部180は、固体撮像素子200、DSP回路120や表示部130などに電源を供給するものである。
[固体撮像素子の構成例]
図2は、本技術の第1の実施の形態における固体撮像素子200の積層構造の一例を示す図である。この固体撮像素子200は、回路チップ202と、その回路チップ202に積層された画素チップ201とを備える。これらのチップは、ビアなどの接続部を介して電気的に接続される。なお、ビアの他、Cu−Cu接合やバンプにより接続することもできる。
図3は、本技術の第1の実施の形態における固体撮像素子200の一構成例を示すブロック図である。この固体撮像素子200は、垂直走査回路210、テスト信号源220、DAC230、タイミング制御回路240、画素アレイ部250、入力切替部270、カラム信号処理部280、および、画像処理部300を備える。
また、画素アレイ部250には、複数の画素260が二次元格子状に配列される。以下、所定の水平方向に配列された画素260の集合を「行」と称し、水平方向に垂直な方向に配列された画素260の集合を「列」または「カラム」と称する。
タイミング制御回路240は、垂直同期信号Vsyncに同期して垂直走査回路210、DAC230やカラム信号処理部280の動作タイミングを制御するものである。また、タイミング制御回路240には、連続する複数のフレームを含む動画の撮像開始を指示する撮像開始信号が入力される。撮像開始信号は、例えば、外部のホストコンピュータ(不図示)により生成される。
垂直走査回路210は、行を順に選択して駆動し、アナログの画素信号を入力切替部270に出力させるものである。
画素260は、垂直走査回路210の制御に従って、光電変換により画素信号を生成するものである。画素260のそれぞれは、画素信号を垂直信号線269を介して入力切替部270へ出力する。
テスト信号源220は、画像処理部300からの制御信号Tinに従って、所定レベルの信号をテスト信号として生成し、入力切替部270に信号線229を介して供給するものである。テスト信号源220として、例えば、DAC230と別途に設けられた補正用のDACが用いられる。
入力切替部270は、画像処理部300の制御に従って、列ごとに、その列の画素信号とテスト信号とのいずれかを選択するものである。この入力切替部270は、選択した信号を入力信号としてカラム信号処理部280に信号線279を介して供給する。
DAC230は、DA(Digital to Analog)変換により参照信号を生成して、カラム信号処理部280に信号線239を介して供給するものである。参照信号として、例えば、のこぎり刃状のランプ信号が用いられる。
カラム信号処理部280は、参照信号を用いて、列ごとにアナログの入力信号をデジタル信号に変換するものである。このカラム信号処理部280は、デジタル信号を画像処理部300に信号線289を介して供給する。
画像処理部300は、デジタル信号を配列したフレームに対して所定の画像処理を行うものである。この画像処理は、固定パターンノイズを低減するための補正処理を含む。画像処理部300は、処理後のフレームをDSP回路120へ供給する。
また、タイミング制御回路240と画像処理部300とには、外部からの設定情報が入力される。この設定情報は、例えば、撮像中のアナログゲインなどの設定値を示す情報であり、ホストコンピュータなどにより生成される。
また、固体撮像素子200内の上述の回路は、画素チップ201と回路チップ202とに分散して配置される。例えば、画素アレイ部250が画素チップ201に設けられ、画素アレイ部250以外の回路(カラム信号処理部280など)は、回路チップ202に配置される。なお、画素チップ201と回路チップ202とそれぞれに配置する回路は、この組み合わせに限定されない。例えば、画素アレイ部250と、入力切替部270と、カラム信号処理部280内のコンパレータとを画素チップ201に配置し、それ以外の回路を回路チップ202に配置することもできる。
[画素の構成例]
図4は、本技術の第1の実施の形態における画素260の一構成例を示す回路図である。この画素260は、光電変換素子261、転送トランジスタ262、リセットトランジスタ263、浮遊拡散層264、増幅トランジスタ265および選択トランジスタ266を備える。
光電変換素子261は、入射光を光電変換して電荷を生成するものである。転送トランジスタ262は、垂直走査回路210からの転送信号TXに従って、光電変換素子261から浮遊拡散層264へ電荷を転送するものである。リセットトランジスタ263は、垂直走査回路210からのリセット信号RSTに従って、浮遊拡散層264の電荷量を初期化するものである。
浮遊拡散層264は、電荷を蓄積し、電荷量に応じた電圧を生成するものである。増幅トランジスタ265は、浮遊拡散層264の電圧を増幅するものである。選択トランジスタ266は、垂直走査回路210からの選択信号SELに従って、増幅された電圧の信号を画素信号SIGとして出力するものである。列数をN(Nは、整数)として、第n(nは、1乃至Nの整数)列の画素信号は、垂直信号線269−nを介して入力切替部270に伝送される。
なお、画素260の回路は、光電変換により画素信号を生成することができるものであれば、同図に例示したものに限定されない。
[入力切替部の構成例]
図5は、本技術の第1の実施の形態における入力切替部270の一構成例を示す回路図である。この入力切替部270は、複数のセレクタ271を備える。セレクタ271は、列ごとに設けられる。列数がNである場合、N個のセレクタ271が配列される。
セレクタ271は、画像処理部300からの入力切替信号SWinに従って、対応する列の画素信号SIGと、テスト信号源220からのテスト信号Toutとのいずれかを選択するものである。第n列のセレクタ271の2つの入力端子の一方は、垂直信号線269−nを介して画素アレイ部250に接続され、他方は、信号線229を介してテスト信号源220に接続される。また、第n列のセレクタ271の出力端子は、信号線279−nを介してカラム信号処理部280に接続される。セレクタ271は、選択した信号を入力信号Ainとして出力する。
[カラム信号処理部の構成例]
図6は、本技術の第1の実施の形態におけるカラム信号処理部280の一構成例を示すブロック図である。このカラム信号処理部280は、複数のADC281を備える。ADC281は、列ごとに設けられる。列数がNである場合、N個のADC281が配列される。
ADC281は、対応する列のアナログの入力信号Ainをデジタル信号Doutに変換するものである。このADC281は、コンパレータ400およびカウンタ282を備える。
コンパレータ400は、参照信号RMPと、対応する列の入力信号Ainとを比較するものである。このコンパレータ400は、比較結果CMPをカウンタ282に供給する。また、コンパレータ400には、タイミング制御回路240からのオートゼロ信号AZと、画像処理部300からの容量比制御信号Gctrlとが入力される。ここで、容量比制御信号Gctrlは、容量比の切り替えによりADC281のアナログゲインを制御するための信号である。
カウンタ282は、タイミング制御回路240の制御に従って、比較結果CMPが反転するまでの期間に亘って、計数値を計数するものである。このカウンタ282は、計数値を示す信号をデジタル信号Doutとして画像処理部300に供給する。なお、カウンタ282は、特許請求の範囲に記載のデジタル信号生成部の一例である。
同図に例示したように、コンパレータ400およびカウンタ282によりAD変換を行うADC281は、シングルスロープ型のADCと呼ばれる。
なお、コンパレータ400を用いてAD変換を行うものであれば、逐次比較型など、シングルスロープ型以外のADCをADC281として配置することもできる。逐次比較型のADCを配置する場合、カウンタ282の代わりに、SAR(Successive Approximation Register)ロジック回路と、レジスタとが配置される。このSARロジック回路は、比較結果CMPに基づいて入力信号に近似するような参照信号の値を求め、その値に参照信号を更新させるためのDAC制御信号を生成する。レジスタは、比較結果を配列したデジタル信号とDAC制御信号とを保持し、DAC230にDAC制御信号を出力しつつ、デジタル信号を画像処理部300に出力する。
[コンパレータの構成例]
図7は、本技術の第1の実施の形態におけるコンパレータ400の一構成例を示す回路図である。このコンパレータ400には、容量比切替回路410と差動増幅回路430とが配置される。容量比切替回路410は、スイッチ411乃至415などの所定数のスイッチと、容量416乃至421などの複数の容量とを備える。
容量416乃至421の一端は、ノード422に共通に接続される。容量416の他端は、信号線279−nを介して入力切替部270に接続され、容量421の他端は、信号線239を介してDAC230と接続される。
スイッチ411は、容量比制御信号Gctrlに従って容量416の他端と、容量417の他端との間の経路を開閉するものである。スイッチ412は、容量比制御信号Gctrlに従って容量417の他端と、容量418の他端との間の経路を開閉するものである。スイッチ413は、容量比制御信号Gctrlに従って容量418の他端と、容量419の他端との間の経路を開閉するものである。スイッチ414は、容量比制御信号Gctrlに従って容量419の他端と、容量420の他端との間の経路を開閉するものである。スイッチ415は、容量比制御信号Gctrlに従って容量420の他端と、容量421の他端との間の経路を開閉するものである。
画像処理部300は、容量比制御信号Gctrlにより、スイッチ411乃至415のいずれかのみを開状態にし、残りを閉状態に制御する。この制御により、垂直信号線側の信号線279−nとノード422との間に挿入された容量の合成容量と、ランプ信号側の信号線239とノード422との間に挿入された容量の合成容量との容量比が変更される。以下、垂直信号線側の合成容量を「VSL側容量」と称し、ランプ信号側の合成容量を「ランプ側容量」と称する。同図において、画像処理部300は、5つのスイッチの制御により容量比を5段階に切り替えることができる。
なお、容量比を5段階としているが、画像処理部300は、5段階以外の複数の段階に容量比を切り替えることもできる。段階数をM(Mは、整数)とすると、M個のスイッチとM+1個の容量とが容量比切替回路410に配置される。
また、容量416の容量値は最も大きく、容量417乃至421のそれぞれの容量値は同一に設定される。なお、容量416乃至421のそれぞれの容量値は、任意の値に設定することができる。
容量440は、所定の基準電圧VSHを保持するものである。
差動増幅回路430は、ノード422の電圧と、基準電圧VSHとの差分を増幅するものである。この差動増幅回路430は、pMOSトランジスタ431および432と、オートゼロスイッチ436および437と、nMOSトランジスタ433乃至435とを備える。
pMOSトランジスタ431および432は、電源に並列に接続される。pMOSトランジスタ431のゲートは、自身のドレインとpMOSトランジスタ432のゲートとに接続される。
nMOSトランジスタ433のドレインは、pMOSトランジスタ431に接続され、ソースは、コモンノードに接続される。また、nMOSトランジスタ433のゲートは、ノード422に接続される。nMOSトランジスタ434のドレインは、pMOSトランジスタ432に接続され、ソースは、コモンノードに接続される。また、nMOSトランジスタ434のゲートは、容量440に接続される。
nMOSトランジスタ435は、コモンノードと接地端子との間に挿入され、ゲートには、所定のバイアス電圧Vbiasが入力される。
オートゼロスイッチ436は、タイミング制御回路240からのオートゼロ信号AZに従ってnMOSトランジスタ433のドレインおよびゲートの間を短絡するものである。オートゼロスイッチ437は、オートゼロ信号AZに従ってnMOSトランジスタ434のドレインおよびゲートの間を短絡するものである。
また、pMOSトランジスタ432およびnMOSトランジスタ434の接続点からは、比較結果CMPがカウンタ282へ出力される。
同図に例示した構成のコンパレータ400には、AD変換期間内に、時間の経過とともにレベルが増大するランプ信号が参照信号RMPとして入力される。
図8は、本技術の第1の実施の形態におけるゲインドメインごとのVSL側容量およびランプ側容量の一例を示す図である。
ここで、ADC281のアナログゲインは、参照信号RMP(ランプ信号)のスロープの傾きと、VSL側容量およびランプ側容量の容量比とにより制御することができる。スロープの傾きを緩やかにするほど、アナログゲインが高くなる。また、容量比に応じてアナログゲインが増減する。スロープの傾きをK(Kは、整数)段階に制御し、容量比をM段階に制御した場合、K×M段階のアナログゲインを実現することができる。これらのK×M個のアナログゲインを、容量比が互いに異なるM個のグループに分類し、それらのグループを以下、「ゲインドメイン」と称する。例えば、容量比を5段階に切り替えることができる場合、ゲインドメインd0乃至d4の5つにアナログゲインをグループ化することができる。個々のゲインドメイン内においては、容量比が同一に設定され、スロープの傾きにより、複数段にアナログゲインが制御される。ホストコンピュータは、例えば、環境光の光量を測定し、測光量が高いほど、アナログゲインを低くする。
同図の縦軸は、VSL側容量またはランプ側容量を示し、横軸はアナログゲインを示す。ゲインドメインd0において、VSL側容量は、ランプ側容量と同一である。ゲインドメインd1乃至d4では、VSL側容量がランプ側容量より大きくなる。VSL側容量が大きくなるほど、アナログゲインが大きくなる。
[画像処理部の構成例]
図9は、本技術の第1の実施の形態における画像処理部300の一構成例を示すブロック図である。この画像処理部300は、ゲイン誤差測定部310、補正値計算部320、記憶部330、セレクタ340、補正部350およびコントローラ360を備える。
セレクタ340は、コントローラ360からの出力切替信号SWoutに従って、カラム信号処理部280からのデジタル信号Doutをゲイン誤差測定部310および補正部350のいずれかに出力するものである。
ゲイン誤差測定部310は、セレクタ340からのデジタル信号から、アナログゲインの誤差を表すパラメータを測定するものである。ここで、カラムごとにADC281を設けた場合、ADC281のそれぞれのアナログゲインには誤差が生じることがあり、その誤差もカラム毎に異なることが多い。このカラム間の相対的なゲイン誤差に起因して、固定のパターンノイズが生じるおそれがある。アナログゲインの誤差は、例えば、コンパレータ400内のアナログ回路の製品ばらつきや、経時劣化により生じる。そこで、ゲイン誤差測定部310は、アナログゲインを揃えるために、カラム毎およびゲインドメイン毎に複数回に亘って輝度レベルの誤差を測定し、それらを元にカラム間の相対的なゲイン誤差を求める。アナログゲインを得るためのAD変換の回数は、ホストコンピュータからの設定情報により、サンプル数として設定される。そして、ゲイン誤差測定部310は、求めた誤差を測定データとして補正値計算部320に供給する。
また、ゲイン誤差測定部310は、コントローラ360からのサンプル数に基づいて更新パルスを生成し、測定データとともに補正値計算部320に供給する。この更新パルスは、補正値の更新タイミングを指示する信号である。
補正値計算部320は、測定データに基づいて、カラム毎およびゲインドメイン毎にアナログゲインの誤差を補正するための補正値を求めるものである。ここで、補正値は、アナログゲインの誤差を補正するためのゲイン補正係数aの値と、オフセットの誤差を補正するためのオフセット補正係数bの値とを含む。カラム数がNであり、ゲインドメイン数がMである場合、N×M×2個の補正値が求められる。なお、オフセット補正係数は、必要に応じて演算される。
補正値計算部320は、求めた補正値(ゲイン補正係数およびオフセット補正係数)を記憶部330に格納する。また、補正値計算部320には、ゲイン誤差測定部310の測定対象のゲインドメインを示す測定対象ドメイン情報が入力される。補正値計算部320は、更新パルスに同期して、測定対象ドメイン情報の示すゲインドメインの補正値を更新する。
記憶部330は、カラム毎およびゲインドメイン毎に補正値を記憶するものである。
補正部350は、補正値によりセレクタ340からのデジタル信号を補正するものである。この補正部350には、補正対象のゲインドメインを示す補正対象ドメイン情報がコントローラ360により入力される。n列目のデジタル信号Doutが入力され、補正対象ドメイン情報がm(mは、0乃至M−1の整数)を示す場合、補正部350は、記憶部330から、n列目のm個目のゲインドメインのゲイン補正係数aおよびオフセット補正係数bを読み出す。そして、次の式により、デジタル信号Doutを補正する。
Dout'=Dout×a+b ・・・式1
上式において、Dout'は、補正後のデジタル信号を示す。
補正部350は、式1により求めたデジタル信号Dout'を配列した画像データ(フレーム)をDSP回路120に供給する。
コントローラ360は、キャリブレーションに関する制御を行うものである。このコントローラ360は、まず、フレームを生成する期間である映像期間の開始前において、補正値を演算させるための起動時処理を行う。この起動時処理において、コントローラ360は、入力切替信号SWinにより入力切替部270を制御してテスト信号を入力させる。また、コントローラ360は、出力切替信号SWoutによりセレクタ340を制御してゲイン誤差測定部310へデジタル信号を出力させる。また、コントローラ360は、容量比制御信号Gctrlによりコンパレータ400を制御して、M個のゲインドメインのそれぞれに順に切り替えさせる。また、コントローラ360は、測定対象ドメイン情報により、補正値計算部320に、M個のゲインドメインのそれぞれの補正値を順に演算させる。
そして、映像期間内において、コントローラ360は、入力切替信号SWinにより画素信号を入力させ、出力切替信号SWoutによりセレクタ340を制御して補正部350へデジタル信号を出力させる。また、コントローラ360は、容量比制御信号Gctrlにより、設定情報の示すアナログゲインに対応するゲインドメインに切り替えさせる。また、コントローラ360は、補正対象ドメイン情報により、設定情報の示すアナログゲインに対応するゲインドメインの補正値によってデジタル信号を補正させる。
続いて、垂直ブランキング期間において、コントローラ360は、起動時処理で行った処理を分割して行う分割処理を実行する。分割処理において、コントローラ360は、入力切替信号SWinによりテスト信号を入力させ、出力切替信号SWoutによりゲイン誤差測定部310へデジタル信号を出力させる。また、コントローラ360は、容量比制御信号Gctrlによりコンパレータ400を制御して、M個のゲインドメインのいずれかに切り替えさせる。また、コントローラ360は、測定対象ドメイン情報により、補正値計算部320に、M個のゲインドメインのいずれかの補正値を演算させる。なお、コントローラ360は、経時劣化の少ない場合などは、この分割処理を実行しなくてもよい。
起動時処理と分割処理とにおいて、コントローラ360は、設定情報の示すサンプル数をゲイン誤差測定部310に供給し、制御信号Tinによりテスト信号源220を制御して、サンプル数分のテスト信号を生成させる。
上述したように、設定情報は、映像期間に設定するアナログゲインと、起動時処理および分割処理におけるサンプル数と、駆動モードとを含む。この駆動モードは、例えば、読み出すフレームの解像度や、読み出す範囲が異なる複数のモードのいずれかを示す。
図10は、本技術の第1の実施の形態におけるゲイン誤差測定部310の一構成例を示すブロック図である。このゲイン誤差測定部310は、サンプル数カウンタ311、更新パルス生成部312、ゲイン演算部313およびオフセット演算部314を備える。
サンプル数カウンタ311は、セレクタ340から入力されるデジタル信号の個数をサンプル数として計数するものである。このサンプル数カウンタ311は、サンプル数を更新パルス生成部312に供給する。
更新パルス生成部312は、サンプル数カウンタ311により計数されたサンプル数に基づいて更新パルスを生成するものである。この更新パルス生成部312には、コントローラ360からの合計サンプル数および分割サンプル数が入力される。更新パルス生成部312には、起動時処理において、サンプル数が合計サンプル数になったときに更新パルスを生成して補正値計算部320に供給する。また、更新パルス生成部312には、分割処理において、サンプル数が分割サンプル数になるたびに更新パルスを生成して補正値計算部320に供給する。ここで、分割サンプル数は、分割処理において所定フレームに亘って取得される、ゲインドメイン毎のサンプル数の合計を意味する。
ゲイン演算部313は、カラム毎およびゲインドメイン毎に、輝度レベルの誤差を演算するものである。このゲイン演算部313は、カラム毎およびゲインドメイン毎に、傾きgを次の式により演算する。
g=(Dout−Dout)/(Ain−Ain) ・・・式2
上式において、Ainは、ハイレベルの入力信号であり、AinLは、ローレベルの入力信号である。Doutは、Ainに対応するデジタル信号であり、Doutは、Ainに対応するデジタル信号である。
ゲイン演算部313は、ゲインドメイン毎およびカラム毎に傾きgの統計量(平均や合計など)をSTgとして演算する。第n列のm個目のゲインドメインの統計量をSTgcn_dmとする。起動時処理においては、全てのゲインドメインについて、統計量STgcn_dmが演算される。一方、分割処理においては、フレームごとに、測定対象のゲインドメインについて、統計量STgcn_dmが演算される。
オフセット演算部314は、カラム毎およびゲインドメイン毎に、オフセットを演算するものである。このオフセット演算部314は、ゲインドメイン内において、カラムごとにオフセットを演算する。
オフセット演算部314は、ゲインドメイン毎およびカラム毎に、オフセットの統計量(平均や合計など)をSTоとして演算する。第n列のm個目のゲインドメインの統計量STоをSTоcn_dmとする。
ゲイン演算部313およびオフセット演算部314は、演算結果を含むデータを測定データとして補正値計算部320に供給する。なお、ゲイン誤差測定部310は、ゲインの演算に加えて、オフセットの演算を行っているが、誤差の少ない場合などは、これを行わずにゲインの演算のみを行ってもよい。
[補正値計算部]
図11は、本技術の第1の実施の形態における補正値計算部320の一構成例を示すブロック図である。この補正値計算部320は、ゲイン補正係数演算部321および削減処理部322を備える。削減処理部322は、減算器323およびデマルチプレクサ324と、複数のクリップ処理部325と、複数の小数桁削減部326とを備える。クリップ処理部325は、ゲインドメイン毎に設けられる。また、小数桁削減部326は、ゲインドメインd0乃至dM−2について、ゲインドメイン毎に設けられる。
ゲイン補正係数演算部321は、カラム毎およびゲインドメイン毎にゲイン補正係数aを演算するものである。このゲイン補正係数演算部321は、コントローラ360からの測定対象ドメイン情報がゲインドメインd0を示す際に、そのゲインドメインd0において、全てのカラムの統計量STgcn_dmの平均値を目標値AVGgd0として演算する。そして、ゲイン補正係数演算部321は、カラム毎に、AVGgd0/STgcn_dmをゲイン補正係数aとして演算する。
また、測定対象ドメイン情報がゲインドメインd1以降を示す際に、ゲイン補正係数演算部321は、測定対象のそれぞれのゲインドメインについて演算を行う。ゲイン補正係数演算部321は、ゲインドメインd1以降において、アナログゲインのリニアリティが得られるように、ゲインドメインdmの全てのカラムの統計量STgcn_dmの平均値を、ゲインドメインd0の目標値AVGgd0を基準にして修正する。そして、ゲイン補正係数演算部321は、修正後の平均値をゲインドメインdmの目標値AVGgdmとして、カラム毎に、AVGgdm/STgcn_dmをゲイン補正係数aとして演算する。第n列のm個目のゲインドメインのゲイン補正係数をacn_dmとする。
ゲイン補正係数演算部321は、演算したゲイン補正係数acn_dmを更新パルスに同期して減算器323に出力する。
減算器323は、ゲイン補正係数acn_dmから所定値を減算することにより、ゲイン補正係数の整数部を削減するものである。例えば、ゲイン補正係数が「1」前後の値である場合、「1」が減算される。この減算器323は、減算により得られたゲイン補正係数の小数部をデマルチプレクサ324へ供給する。
デマルチプレクサ324は、測定対象ドメイン情報の示すゲインドメインに対応するクリップ処理部325へ、減算器323からの小数部を供給するものである。
クリップ処理部325は、小数部の値を所定の範囲内に制限するクリップ処理を行うものである。ゲインドメインd0乃至dM−2に係るクリップ処理部325は、クリップ処理後の小数部を、対応する小数桁削減部326に供給する。ゲインドメインdM−1に係るクリップ処理部325は、クリップ処理後の小数部を、そのまま記憶部330に出力する。
小数桁削減部326は、クリップ処理後の小数部の桁数を、アナログゲインに応じた値に削減するものである。ゲインドメイン内のアナログゲインの統計量(平均値や合計値など)が大きいほど、少ない桁数に削減される。例えば、ゲインドメインd0の統計量が最も小さく、ゲインドメインd1以降は、徐々に大きくなる場合を考える。この場合、ゲインドメインd0の削減量が最も大きく、ゲインドメインd1以降は、削減量が徐々に少なくなる。小数桁削減部326は、桁数削減後の小数部をfcn_dmとして記憶部330に保持させる。なお、全てのゲインドメインにおいて、削減処理部322は、ゲイン補正係数の整数部を削減し、ゲインドメインdM−1を除き、小数桁を削減しているが、この削減方法に限定されない。ゲイン補正係数が大きな値である場合は、全てのゲインドメインにおいて、削減処理部322がゲイン補正係数の整数桁の一部を削減することもできる。一方、ゲイン補正係数が小さい場合には、全てのゲインドメインにおいて、削減処理部322が、ゲイン補正係数の整数部と小数桁の一部とを削減することもできる。
また、補正値計算部320は、必要に応じてオフセット補正係数をさらに演算し、記憶部330に保持させる。なお、同図において、オフセット補正係数を演算する回路は省略されている。
図12は、本技術の第1の実施の形態におけるクリップ処理部325の入力値および出力値の関係の一例を示すグラフである。同図における横軸は、クリップ処理部325の入力値を示し、縦軸は、クリップ処理部325の出力値を示す。
同図に例示するように、クリップ処理部325は、入力値が所定の上限値MAXを超える場合に、その入力値の代わりに上限値MAXを出力値として出力する。また、クリップ処理部325は、入力値が所定の下限値MINを下回る場合に、その入力値の代わりに下限値MINを出力値として出力する。入力値が下限値MIN以上、上限値MAX以下の場合、入力値がそのまま出力値として出力される。このクリップ処理により、小数部の値は、下限値MINから上限値MAXまでの範囲内に制限される。
[記憶部の構成例]
図13は、本技術の第1の実施の形態における記憶部330の一構成例を示すブロック図である。この記憶部330には、複数のメモリ331が所定のX方向に配列される。メモリ331は、ゲインドメインごとに設けられる。m個目のゲインドメインに対応するメモリ331を以下、「メモリ#m」とする。メモリ331として、例えば、SRAM(Static Random Access Memory)が用いられる。
メモリ#mには、m個目のゲインドメインのゲイン補正係数の小数部fcn_dmが保持される。前述したように、それぞれのゲインドメインにおいて、カラム毎にゲイン補正係数が演算されるため、メモリ#mのそれぞれには、カラム数をNとすると、N個の小数部fcn_dmが保持される。これらの小数部fcn_dmは、X方向に垂直なY方向に配列される。
また、M個のメモリ331のそれぞれのX方向の物理的なサイズは、保持する小数部fcn_dmの桁数に応じた値に設定される。前述したように小数部fcn_dmの桁数は、ゲインドメインに応じて削減されているため、M個のメモリ331のそれぞれのX方向のサイズは、異なるものとなる。m個目のメモリ331のX方向のサイズを以下、Xとする。小数部fcn_dmの2進数表記の桁数をWとすると、サイズXは、Wに比例する値となる。一方、M個のメモリ331のそれぞれのY方向の物理的なサイズYは略同一であり、列数であるNに比例する値である。ここで、略同一は、サイズが完全一致する場合、または、サイズ間の差が所定値以内である場合を意味する。なお、全てのゲインドメインにおいて、削減処理部322がゲイン補正係数の整数桁の一部を削減する場合、最大で、残りの整数桁と小数部とがメモリ331に保持される。一方、全てのゲインドメインにおいて、削減処理部322が、ゲイン補正係数の整数部と小数桁の一部とを削減する場合、最大で、残りの小数桁がメモリ331に保持される。
また、メモリ#0乃至メモリ#M−1は、最もサイズの小さいメモリ#0を起点とすると、X方向において昇順に配列される。逆にメモリ#M−1を起点と考えると、降順に配列される。
なお、記憶部330には、必要に応じてオフセット補正係数がさらに保持される。オフセット補正係数を保持するメモリは同図において省略されている。
また、メモリの配列方法は、昇順に限定されない。例えば、図14に例示するように、それぞれのX方向の合計サイズが略同一となる複数対のメモリ#mを所定の順序で配列することもできる。
図15は、本技術の第1の実施の形態における補正値計算部320の処理の一例を示す図である。同図におけるaは、ゲインドメインd0のゲイン補正係数に対する処理の一例を示す図である。同図におけるbは、ゲインドメインd0乃至d6の削減後のゲイン補正係数の一例である。
同図におけるaに例示するように、ゲインドメインd0において、2進数表記で「1.000000101101」の値がゲイン補正係数acn_d0として演算されたものとする。補正値計算部320は、そのゲイン補正係数acn_d0から「1」を減算して「0.000000101101」とする。また、減算後の符号を示す符号ビットSが生成される。
そして、補正値計算部320は、クリップ処理を行い、小数桁の第1桁から第6桁を削減し、「101101」とする。
アナログゲインが小さいほど、AD変換後のデジタル信号の誤差は比較的小さくなり、その誤差を補正するためのゲイン補正係数の絶対値も小さな値となる。したがって、補正値計算部320は、アナログゲインが小さいほど、大きな桁数を削減し、小数部のダイナミックレンジを小さくすることができる。アナログゲインに応じてゲイン補正係数の桁数を削減(言い換えれば、ダイナミックレンジを小さく)してメモリ331に保持させることにより、必要なメモリ331のサイズを削減することができる。
同図におけるbに例示するように、例えば、ゲインドメインの個数を7個とし、削減前の小数桁を12桁とし、m個目のゲインドメインにおいて削減する桁を、(6−m)桁までとする。この場合、サイズが最小の0個目のメモリ#0には、符号ビットSも含めて、カラム毎に7ビットのデータが保持される。メモリ#1には、符号ビットSも含めて、カラム毎に8ビットのデータが保持される。以下、1ビットずつデータサイズが大きくなり、サイズが最大のメモリ#6には、符号ビットSも含めて、カラム毎に13ビットのデータが保持される。これらのメモリ#0乃至#6に保持されるビット数の合計は、等差数列の和の公式を用いて下記の式により求められる。
(7/2)×(7+13)×N=70×N ・・・式3
一方、桁数を削減せずに保持する比較例を想定する。この比較例では、全てのメモリ#mのそれぞれには、符号ビットSも含めて、カラム毎に13ビットのデータが保持される。この場合、メモリ#0乃至#6に保持されるビット数の合計は、下記の式により求められる。
13×7×N=91×N ・・・式4
式3および式4に例示するように、アナログゲインに応じたサイズのメモリ331を用いることにより、比較例よりもメモリの容量を削減することができる。メモリの物理的なサイズは容量に比例するため、容量の削減により、サイズを削減することができる。
[補正部の構成例]
図16は、本技術の第1の実施の形態における補正部350の一構成例を示すブロック図である。この補正部350は、複数の桁数拡張部351と、マルチプレクサ352と、加算器353と、乗算器354とを備える。桁数拡張部351は、小数桁が削減されないゲインドメインdM−1以外の全てのゲインドメインについて設けられる。
桁数拡張部351は、対応するゲインドメインのゲイン補正係数の小数部fcn_dmの桁数をゼロパディングなどにより所定値に拡張するものである。この桁数拡張部351は、拡張後の小数部をマルチプレクサ352に供給する。なお、全てのゲインドメインにおいて、削減処理部322がゲイン補正係数の整数桁の一部を削減する場合、桁数拡張部351は、その一部の整数桁と小数桁とを拡張対象とする。一方、全てのゲインドメインにおいて、削減処理部322が、ゲイン補正係数の整数部と小数桁の一部とを削減する場合、桁数拡張部351は、その一部の小数桁を拡張対象とする。
マルチプレクサ352には、ゲインドメインdM−1の小数部と、桁数拡張部351のそれぞれからの小数部とが入力される。マルチプレクサ352には、コントローラ360からの補正対象ドメイン情報の示すゲインドメインに対応する小数部を選択し、加算器353に供給する。
加算器353は、マルチプレクサ352からの小数部に、削減した整数部(「1」など)を加算するものである。加算器353は、加算結果を乗算器354に供給する。
乗算器354は、加算器353の加算結果と、セレクタ340からのフレーム内のデジタル信号とを乗算するものである。この乗算により、整数部の削減前のゲイン補正係数によりデジタル信号を補正した結果が得られる。乗算器354は、演算結果を補正後のデジタル信号としてDSP回路120に出力する。
なお、補正部350は、必要に応じてオフセット係数を用いた補正を行う。同図において、オフセット係数による補正を行う回路は省略されている。また、補正部350は、さらにディザ処理を行うこともできる。
図17は、本技術の第1の実施の形態におけるアナログゲインの誤差の補正方法を説明するための図である。画素260は、画素信号SIGを生成し、テスト信号源220は、所定レベル(ハイレベルまたはローレベル)のテスト信号Toutを生成する。
入力切替部270内のセレクタ271は、入力切替信号SWinに従って、テスト信号Toutと対応する列の画素信号SIGとのいずれかを選択し、入力信号Ainとして、対応する列のADC281に供給する。
ADC281は、複数のアナログゲインのうち、容量比制御信号Gctrlにより選択されたアナログゲインによって、アナログの入力信号Ainを増減し、増減した入力信号Ainをデジタル信号Doutに変換する。
セレクタ340は、出力切替信号SWoutに従ってゲイン誤差測定部310および補正部350のいずれかを出力先として選択し、デジタル信号Doutを出力する。
ゲイン誤差測定部310は、アナログゲインやオフセットの誤差を補正するために、カラム毎およびゲインドメイン毎にアナログゲインおよびオフセットを測定し、測定データとして補正値計算部320に供給する。
補正値計算部320内のゲイン補正係数演算部321は、テスト信号Tout(入力)とデジタル信号Dout(出力)とに基づいて、カラム毎およびゲインドメイン毎に、アナログゲインの誤差を補正するためのゲイン補正係数を演算する。
そして、削減処理部322は、ゲイン補正係数の桁数を、対応するアナログゲインに応じた値に削減し、複数のメモリ331のうち削減後の桁数に応じたサイズのメモリに保持させる。
そして、補正部350は、出力された補正値(ゲイン補正係数など)によりデジタル信号Doutを補正する。この補正により、カラムごとのアナログゲインのばらつきに起因する縦筋状の固定パターンノイズを除去することができる。
[固体撮像素子の動作例]
図18は、本技術の第1の実施の形態における固体撮像素子200の動作の一例を示すフローチャートである。この固体撮像素子200の動作は、例えば、画像データを撮像するための所定のアプリケーションが実行されたときに開始される。
固体撮像素子200内のカラム信号処理部280は、ゲインドメインの全てについて、テスト信号をAD変換する(ステップS901)。ゲイン誤差測定部310は、カラム毎およびゲインドメイン毎にゲイン誤差を測定する(ステップS902)。そして、補正値計算部320は、カラム毎およびゲインドメイン毎に補正値を演算し、記憶部330に保持させる(ステップS903)。
そして、映像期間内にカラム信号処理部280は、全画素の画素信号をAD変換してフレームを生成する(ステップS904)。補正部350は、そのフレーム内のデジタル信号を補正値により補正する(ステップS905)。
続いて、垂直ブランキング期間内にカラム信号処理部280は、測定対象のゲインドメインについて、テスト信号をAD変換する(ステップS906)。ゲイン誤差測定部310は、そのゲインドメインについてカラム毎にゲイン誤差を測定する(ステップS907)。
補正値計算部320は、更新パルスが生成されたか否かを判断する(ステップS908)。更新パルスが生成されていない場合に(ステップS908:No)、固体撮像素子200は、ステップS904以降を繰り返す。
一方、更新パルスが生成された場合に(ステップS908:Yes)、補正値計算部320は、補正対象のゲインドメインについてカラム毎に補正値を演算し、演算結果により更新を行う(ステップS909)。ステップS909の後に固体撮像素子200は、ステップS904以降を繰り返し実行する。
なお、固体撮像素子200は、経時劣化の少ない場合などにおいて、分割処理を実行しなくてもよい。分割処理を実行しない場合、図19に例示するように、ステップS906乃至S909が実行されず、ステップS905の後に、ステップS904以降が繰り返し実行される。
このように、本技術の第1の実施の形態によれば、削減処理部322が、ゲイン補正係数の桁数をアナログゲインに応じて削減するため、桁数を変えない場合と比較して、必要なメモリの容量を削減することができる。
<2.第2の実施の形態>
上述の第1の実施の形態では、記憶部330内においてX方向に複数のメモリ331を配列していたが、この配列では、メモリ331の個数の増大に応じて、記憶部330のX方向のサイズが長くなるおそれがある。この第2の実施の形態の記憶部330は、メモリ331の配列を変えて、X方向のサイズを削減した点において第1の実施の形態と異なる。
図20は、本技術の第2の実施の形態における記憶部330の一構成例を示すブロック図である。この第2の実施の形態の記憶部330において、M個のメモリ331は、2つのグループにグループ化される。2つのグループの一方の個数をK(Kは、M−1未満の整数)個とする。その一方のグループには、メモリ#0乃至#K−1がX方向に配列される。また、他方のグループには、残りのメモリ#K乃至#M−1がX方向に配列される。
メモリ#0乃至#K−1のそれぞれのY方向のサイズは、略同一であり、そのサイズをYとする。また、メモリ#0乃至#K−1のそれぞれのX方向のサイズは異なり、アナログゲインに応じた値となる。
メモリ#K乃至#M−1のそれぞれのY方向のサイズは、略同一であり、そのサイズをYとする。このYは、Yより大きな値に設定される。メモリ#Kでは、Y方向のサイズを大きくした分、そのX方向のサイズXは、メモリ#K−1のXK−1よりも小さな値となる。例えば、メモリ#Kの小数部の2進数表記の桁数をWとすると、そのX方向のサイズXは、W×(Y/Y)に比例した値に設定される。また、メモリ#K乃至#M−1のそれぞれのX方向のサイズは異なり、アナログゲインに応じた値となる。
同図に例示するように、M個のメモリ331をY方向のサイズの異なる2つのグループに分け、各グループにおいてX方向にメモリ331を配列したため、記憶部330のX方向のサイズを削減することができる。
このように、本技術の第2の実施の形態では、M個のメモリ331をY方向のサイズの異なる2つのグループに分け、それぞれのグループにおいてメモリ331をX方向に配列したため、記憶部330のX方向のサイズを削減することができる。
[変形例]
上述の第2の実施の形態では、M個のメモリ331をY方向のサイズの異なる2つのグループに分け、それぞれのグループにおいてメモリ331をX方向に配列していた。しかし、この配列では、メモリ331のX方向のサイズが異なるものとなる。この第2の実施の形態の変形例の記憶部330は、メモリ331の配列を変えて、X方向のサイズを揃えた第1の実施の形態と異なる。
図21は、本技術の第2の実施の形態における記憶部330の一構成例を示すブロック図である。この第2の実施の形態の変形例の記憶部330において、メモリ331のそれぞれのX方向のサイズは略同一であり、Y方向のサイズがアナログゲインに応じた値である。そして、複数対のメモリ331が所定の順序でX方向に配列される。それぞれの組において一対のメモリは、Y方向に配列され、それぞれの組のY方向の合計サイズは、略同一である。
同図に例示したように、Y方向の合計サイズが略同一となる複数対のメモリ331をX方向に配列することにより、それぞれのメモリ331のX方向のサイズを略同一に揃えることができる。
このように、本技術の第2の実施の形態の変形例では、Y方向の合計サイズが略同一となる複数対のメモリ331をX方向に配列したため、それぞれのメモリ331のX方向のサイズを略同一に揃えることができる。
<3.移動体への応用例>
本開示に係る技術(本技術)は、様々な製品へ応用することができる。例えば、本開示に係る技術は、自動車、電気自動車、ハイブリッド電気自動車、自動二輪車、自転車、パーソナルモビリティ、飛行機、ドローン、船舶、ロボット等のいずれかの種類の移動体に搭載される装置として実現されてもよい。
図22は、本開示に係る技術が適用され得る移動体制御システムの一例である車両制御システムの概略的な構成例を示すブロック図である。
車両制御システム12000は、通信ネットワーク12001を介して接続された複数の電子制御ユニットを備える。図22に示した例では、車両制御システム12000は、駆動系制御ユニット12010、ボディ系制御ユニット12020、車外情報検出ユニット12030、車内情報検出ユニット12040、及び統合制御ユニット12050を備える。また、統合制御ユニット12050の機能構成として、マイクロコンピュータ12051、音声画像出力部12052、及び車載ネットワークI/F(interface)12053が図示されている。
駆動系制御ユニット12010は、各種プログラムにしたがって車両の駆動系に関連する装置の動作を制御する。例えば、駆動系制御ユニット12010は、内燃機関又は駆動用モータ等の車両の駆動力を発生させるための駆動力発生装置、駆動力を車輪に伝達するための駆動力伝達機構、車両の舵角を調節するステアリング機構、及び、車両の制動力を発生させる制動装置等の制御装置として機能する。
ボディ系制御ユニット12020は、各種プログラムにしたがって車体に装備された各種装置の動作を制御する。例えば、ボディ系制御ユニット12020は、キーレスエントリシステム、スマートキーシステム、パワーウィンドウ装置、あるいは、ヘッドランプ、バックランプ、ブレーキランプ、ウィンカー又はフォグランプ等の各種ランプの制御装置として機能する。この場合、ボディ系制御ユニット12020には、鍵を代替する携帯機から発信される電波又は各種スイッチの信号が入力され得る。ボディ系制御ユニット12020は、これらの電波又は信号の入力を受け付け、車両のドアロック装置、パワーウィンドウ装置、ランプ等を制御する。
車外情報検出ユニット12030は、車両制御システム12000を搭載した車両の外部の情報を検出する。例えば、車外情報検出ユニット12030には、撮像部12031が接続される。車外情報検出ユニット12030は、撮像部12031に車外の画像を撮像させるとともに、撮像された画像を受信する。車外情報検出ユニット12030は、受信した画像に基づいて、人、車、障害物、標識又は路面上の文字等の物体検出処理又は距離検出処理を行ってもよい。
撮像部12031は、光を受光し、その光の受光量に応じた電気信号を出力する光センサである。撮像部12031は、電気信号を画像として出力することもできるし、測距の情報として出力することもできる。また、撮像部12031が受光する光は、可視光であっても良いし、赤外線等の非可視光であっても良い。
車内情報検出ユニット12040は、車内の情報を検出する。車内情報検出ユニット12040には、例えば、運転者の状態を検出する運転者状態検出部12041が接続される。運転者状態検出部12041は、例えば運転者を撮像するカメラを含み、車内情報検出ユニット12040は、運転者状態検出部12041から入力される検出情報に基づいて、運転者の疲労度合い又は集中度合いを算出してもよいし、運転者が居眠りをしていないかを判別してもよい。
マイクロコンピュータ12051は、車外情報検出ユニット12030又は車内情報検出ユニット12040で取得される車内外の情報に基づいて、駆動力発生装置、ステアリング機構又は制動装置の制御目標値を演算し、駆動系制御ユニット12010に対して制御指令を出力することができる。例えば、マイクロコンピュータ12051は、車両の衝突回避あるいは衝撃緩和、車間距離に基づく追従走行、車速維持走行、車両の衝突警告、又は車両のレーン逸脱警告等を含むADAS(Advanced Driver Assistance System)の機能実現を目的とした協調制御を行うことができる。
また、マイクロコンピュータ12051は、車外情報検出ユニット12030又は車内情報検出ユニット12040で取得される車両の周囲の情報に基づいて駆動力発生装置、ステアリング機構又は制動装置等を制御することにより、運転者の操作に拠らずに自律的に走行する自動運転等を目的とした協調制御を行うことができる。
また、マイクロコンピュータ12051は、車外情報検出ユニット12030で取得される車外の情報に基づいて、ボディ系制御ユニット12020に対して制御指令を出力することができる。例えば、マイクロコンピュータ12051は、車外情報検出ユニット12030で検知した先行車又は対向車の位置に応じてヘッドランプを制御し、ハイビームをロービームに切り替える等の防眩を図ることを目的とした協調制御を行うことができる。
音声画像出力部12052は、車両の搭乗者又は車外に対して、視覚的又は聴覚的に情報を通知することが可能な出力装置へ音声及び画像のうちの少なくとも一方の出力信号を送信する。図22の例では、出力装置として、オーディオスピーカ12061、表示部12062及びインストルメントパネル12063が例示されている。表示部12062は、例えば、オンボードディスプレイ及びヘッドアップディスプレイの少なくとも一つを含んでいてもよい。
図23は、撮像部12031の設置位置の例を示す図である。
図23では、撮像部12031として、撮像部12101,12102,12103,12104,12105を有する。
撮像部12101,12102,12103,12104,12105は、例えば、車両12100のフロントノーズ、サイドミラー、リアバンパ、バックドア及び車室内のフロントガラスの上部等の位置に設けられる。フロントノーズに備えられる撮像部12101及び車室内のフロントガラスの上部に備えられる撮像部12105は、主として車両12100の前方の画像を取得する。サイドミラーに備えられる撮像部12102,12103は、主として車両12100の側方の画像を取得する。リアバンパ又はバックドアに備えられる撮像部12104は、主として車両12100の後方の画像を取得する。車室内のフロントガラスの上部に備えられる撮像部12105は、主として先行車両又は、歩行者、障害物、信号機、交通標識又は車線等の検出に用いられる。
なお、図23には、撮像部12101ないし12104の撮影範囲の一例が示されている。撮像範囲12111は、フロントノーズに設けられた撮像部12101の撮像範囲を示し、撮像範囲12112,12113は、それぞれサイドミラーに設けられた撮像部12102,12103の撮像範囲を示し、撮像範囲12114は、リアバンパ又はバックドアに設けられた撮像部12104の撮像範囲を示す。例えば、撮像部12101ないし12104で撮像された画像データが重ね合わせられることにより、車両12100を上方から見た俯瞰画像が得られる。
撮像部12101ないし12104の少なくとも1つは、距離情報を取得する機能を有していてもよい。例えば、撮像部12101ないし12104の少なくとも1つは、複数の撮像素子からなるステレオカメラであってもよいし、位相差検出用の画素を有する撮像素子であってもよい。
例えば、マイクロコンピュータ12051は、撮像部12101ないし12104から得られた距離情報を基に、撮像範囲12111ないし12114内における各立体物までの距離と、この距離の時間的変化(車両12100に対する相対速度)を求めることにより、特に車両12100の進行路上にある最も近い立体物で、車両12100と略同じ方向に所定の速度(例えば、0km/h以上)で走行する立体物を先行車として抽出することができる。さらに、マイクロコンピュータ12051は、先行車の手前に予め確保すべき車間距離を設定し、自動ブレーキ制御(追従停止制御も含む)や自動加速制御(追従発進制御も含む)等を行うことができる。このように運転者の操作に拠らずに自律的に走行する自動運転等を目的とした協調制御を行うことができる。
例えば、マイクロコンピュータ12051は、撮像部12101ないし12104から得られた距離情報を元に、立体物に関する立体物データを、2輪車、普通車両、大型車両、歩行者、電柱等その他の立体物に分類して抽出し、障害物の自動回避に用いることができる。例えば、マイクロコンピュータ12051は、車両12100の周辺の障害物を、車両12100のドライバが視認可能な障害物と視認困難な障害物とに識別する。そして、マイクロコンピュータ12051は、各障害物との衝突の危険度を示す衝突リスクを判断し、衝突リスクが設定値以上で衝突可能性がある状況であるときには、オーディオスピーカ12061や表示部12062を介してドライバに警報を出力することや、駆動系制御ユニット12010を介して強制減速や回避操舵を行うことで、衝突回避のための運転支援を行うことができる。
撮像部12101ないし12104の少なくとも1つは、赤外線を検出する赤外線カメラであってもよい。例えば、マイクロコンピュータ12051は、撮像部12101ないし12104の撮像画像中に歩行者が存在するか否かを判定することで歩行者を認識することができる。かかる歩行者の認識は、例えば赤外線カメラとしての撮像部12101ないし12104の撮像画像における特徴点を抽出する手順と、物体の輪郭を示す一連の特徴点にパターンマッチング処理を行って歩行者か否かを判別する手順によって行われる。マイクロコンピュータ12051が、撮像部12101ないし12104の撮像画像中に歩行者が存在すると判定し、歩行者を認識すると、音声画像出力部12052は、当該認識された歩行者に強調のための方形輪郭線を重畳表示するように、表示部12062を制御する。また、音声画像出力部12052は、歩行者を示すアイコン等を所望の位置に表示するように表示部12062を制御してもよい。
以上、本開示に係る技術が適用され得る車両制御システムの一例について説明した。本開示に係る技術は、以上説明した構成のうち、例えば、撮像部12031に適用され得る。具体的には、例えば、図1の撮像装置100は、撮像部12031に適用することができる。撮像部12031に本開示に係る技術を適用することにより、メモリのサイズを削減することがきるため、システム全体のコストを低減することが可能になる。
なお、上述の実施の形態は本技術を具現化するための一例を示したものであり、実施の形態における事項と、特許請求の範囲における発明特定事項とはそれぞれ対応関係を有する。同様に、特許請求の範囲における発明特定事項と、これと同一名称を付した本技術の実施の形態における事項とはそれぞれ対応関係を有する。ただし、本技術は実施の形態に限定されるものではなく、その要旨を逸脱しない範囲において実施の形態に種々の変形を施すことにより具現化することができる。
なお、本明細書に記載された効果はあくまで例示であって、限定されるものではなく、また、他の効果があってもよい。
なお、本技術は以下のような構成もとることができる。
(1)複数のアナログゲインのうち選択されたアナログゲインによりアナログ信号を増減して当該増減したアナログ信号をデジタル信号に変換するアナログデジタル変換器と、
サイズの異なる複数のメモリと、
前記選択されたアナログゲインの誤差を補正するための補正係数を前記デジタル信号に基づいてゲイン補正係数として演算するゲイン補正係数演算部と、
前記ゲイン補正係数の桁数を前記アナログゲインに応じた値に削減して前記複数のメモリのうち削減後の桁数に応じたサイズのメモリに保持させる削減処理部と
を具備する固体撮像素子。
(2)前記複数のメモリは、所定方向に配列され、
前記複数のメモリのそれぞれの前記所定方向のサイズは互いに異なり、
前記複数のメモリのそれぞれの前記所定方向に垂直な方向のサイズは略同一である
前記(1)記載の固体撮像素子。
(3)前記複数のメモリは、2つのグループにグループ化され、
前記2つのグループのそれぞれに属する所定数のメモリは、互いに所定方向のサイズが異なり、前記所定方向に配列され、
前記2つのグループの一方の前記所定方向に垂直な方向のサイズは、他方と異なる
前記(1)記載の固体撮像素子。
(4)前記複数のメモリのそれぞれの所定方向のサイズは略同一であり、
前記複数のメモリのそれぞれの前記所定方向に垂直な方向のサイズは互いに異なり、
各々が一対のメモリからなる複数の組が前記所定方向に配列され、
前記一対のメモリは、前記垂直な方向に配列され、
前記複数の組のそれぞれの前記垂直な方向のサイズの合計は略同一である
前記(1)記載の固体撮像素子。
(5)前記削減処理部は、前記アナログゲインが小さいほど多くの桁数を削減する
前記(1)から(4)のいずかに記載の固体撮像素子。
(6)所定レベルのテスト信号と画素信号とのいずれかを前記アナログ信号として前記アナログデジタル変換器に入力する入力切替部と、
前記保持されたゲイン補正係数により前記デジタル信号の補正を行う補正部と
をさらに具備し、
前記ゲイン補正係数演算部は、前記テスト信号および前記デジタル信号から前記ゲイン補正係数を演算する
前記(1)から(5)のいずれかに記載の固体撮像素子。
(7)前記補正部は、前記保持されたゲイン補正係数の桁数を所定値に拡張して補正を行う前記(6)の固体撮像素子。
(8)前記アナログデジタル変換器は、
前記アナログ信号と所定のランプ信号とを比較して比較結果を出力するコンパレータと、
前記比較結果に基づいて前記デジタル信号を生成するデジタル信号生成部と
を備え、
前記コンパレータは、
所定の基準電圧と所定ノードの電圧との差分を増幅して前記比較結果として出力する差動増幅回路と、
前記所定ノードと前記入力切替部との間に挿入された垂直信号線側容量と、
前記所定ノードと前記ランプ信号を生成するデジタルアナログ変換器との間に挿入されたランプ側容量と、
前記垂直信号線側容量と前記ランプ側容量との容量比を所定の制御信号に従って変更するスイッチと
を備え、
前記複数のアナログゲインは、前記容量比が互いに異なる複数のゲインドメインにグループ化され、
前記複数のメモリのそれぞれには、互いに異なるアナログゲインに対応する前記ゲイン補正係数が保持される
前記(6)または(7)に記載の固体撮像素子。
(9)複数のアナログゲインのうち選択されたアナログゲインによりアナログ信号を増減して当該増減したアナログ信号をデジタル信号に変換するアナログデジタル変換器と、
サイズの異なる複数のメモリと、
前記選択されたアナログゲインの誤差を補正するための補正係数を前記デジタル信号に基づいてゲイン補正係数として演算するゲイン補正係数演算部と、
前記ゲイン補正係数の桁数を前記アナログゲインに応じた値に削減して前記複数のメモリのうち削減後の桁数に応じたサイズのメモリに保持させる削減処理部と、
前記保持されたゲイン補正係数により補正されたデジタル信号を配列した画像信号を処理する画像信号処理部と
を具備する撮像装置。
(10)複数のアナログゲインのうち選択されたアナログゲインによりアナログ信号を増減して当該増減したアナログ信号をデジタル信号に変換するアナログデジタル変換手順と、
前記選択されたアナログゲインの誤差を補正するための補正係数を前記デジタル信号に基づいてゲイン補正係数として演算するゲイン補正係数演算手順と、
前記ゲイン補正係数の桁数を前記アナログゲインに応じた値に削減してサイズの異なる複数のメモリのうち削減後の桁数に応じたサイズのメモリに保持させる削減処理手順と
を具備する固体撮像素子の制御方法。
100 撮像装置
110 光学部
120 DSP回路
130 表示部
140 操作部
150 バス
160 フレームメモリ
170 記憶部
180 電源部
200 固体撮像素子
201 画素チップ
202 回路チップ
210 垂直走査回路
220 テスト信号源
230 DAC
240 タイミング制御回路
250 画素アレイ部
260 画素
261 光電変換素子
262 転送トランジスタ
263 リセットトランジスタ
264 浮遊拡散層
265 増幅トランジスタ
266 選択トランジスタ
270 入力切替部
271、340 セレクタ
280 カラム信号処理部
281 ADC
282 カウンタ
300 画像処理部
310 ゲイン誤差測定部
311 サンプル数カウンタ
312 更新パルス生成部
313 ゲイン演算部
314 オフセット演算部
320 補正値計算部
321 ゲイン補正係数演算部
322 削減処理部
323 減算器
324 デマルチプレクサ
325 クリップ処理部
326 小数桁削減部
330 記憶部
331 メモリ
350 補正部
351 桁数拡張部
352 マルチプレクサ
353 加算器
354 乗算器
360 コントローラ
400 コンパレータ
410 容量比切替回路
411〜415 スイッチ
416〜421、440 容量
430 差動増幅回路
431、432 pMOSトランジスタ
433〜435 nMOSトランジスタ
436、437 オートゼロスイッチ
12031 撮像部

Claims (10)

  1. 複数のアナログゲインのうち選択されたアナログゲインによりアナログ信号を増減して当該増減したアナログ信号をデジタル信号に変換するアナログデジタル変換器と、
    サイズの異なる複数のメモリと、
    前記選択されたアナログゲインの誤差を補正するための補正係数を前記デジタル信号に基づいてゲイン補正係数として演算するゲイン補正係数演算部と、
    前記ゲイン補正係数の桁数を前記アナログゲインに応じた値に削減して前記複数のメモリのうち削減後の桁数に応じたサイズのメモリに保持させる削減処理部と
    を具備する固体撮像素子。
  2. 前記複数のメモリは、所定方向に配列され、
    前記複数のメモリのそれぞれの前記所定方向のサイズは互いに異なり、
    前記複数のメモリのそれぞれの前記所定方向に垂直な方向のサイズは略同一である
    請求項1記載の固体撮像素子。
  3. 前記複数のメモリは、2つのグループにグループ化され、
    前記2つのグループのそれぞれに属する所定数のメモリは、互いに所定方向のサイズが異なり、前記所定方向に配列され、
    前記2つのグループの一方の前記所定方向に垂直な方向のサイズは、他方と異なる
    請求項1記載の固体撮像素子。
  4. 前記複数のメモリのそれぞれの所定方向のサイズは略同一であり、
    前記複数のメモリのそれぞれの前記所定方向に垂直な方向のサイズは互いに異なり、
    各々が一対のメモリからなる複数の組が前記所定方向に配列され、
    前記一対のメモリは、前記垂直な方向に配列され、
    前記複数の組のそれぞれの前記垂直な方向のサイズの合計は略同一である
    請求項1記載の固体撮像素子。
  5. 前記削減処理部は、前記アナログゲインが小さいほど多くの桁数を削減する
    請求項1記載の固体撮像素子。
  6. 所定レベルのテスト信号と画素信号とのいずれかを前記アナログ信号として前記アナログデジタル変換器に入力する入力切替部と、
    前記保持されたゲイン補正係数により前記デジタル信号の補正を行う補正部と
    をさらに具備し、
    前記ゲイン補正係数演算部は、前記テスト信号および前記デジタル信号から前記ゲイン補正係数を演算する
    請求項1記載の固体撮像素子。
  7. 前記補正部は、前記保持されたゲイン補正係数の桁数を所定値に拡張して補正を行う請求項6の固体撮像素子。
  8. 前記アナログデジタル変換器は、
    前記アナログ信号と所定のランプ信号とを比較して比較結果を出力するコンパレータと、
    前記比較結果に基づいて前記デジタル信号を生成するデジタル信号生成部と
    を備え、
    前記コンパレータは、
    所定の基準電圧と所定ノードの電圧との差分を増幅して前記比較結果として出力する差動増幅回路と、
    前記所定ノードと前記入力切替部との間に挿入された垂直信号線側容量と、
    前記所定ノードと前記ランプ信号を生成するデジタルアナログ変換器との間に挿入されたランプ側容量と、
    前記垂直信号線側容量と前記ランプ側容量との容量比を所定の制御信号に従って変更するスイッチと
    を備え、
    前記複数のアナログゲインは、前記容量比が互いに異なる複数のゲインドメインにグループ化され、
    前記複数のメモリのそれぞれには、互いに異なるアナログゲインに対応する前記ゲイン補正係数が保持される
    請求項6記載の固体撮像素子。
  9. 複数のアナログゲインのうち選択されたアナログゲインによりアナログ信号を増減して当該増減したアナログ信号をデジタル信号に変換するアナログデジタル変換器と、
    サイズの異なる複数のメモリと、
    前記選択されたアナログゲインの誤差を補正するための補正係数を前記デジタル信号に基づいてゲイン補正係数として演算するゲイン補正係数演算部と、
    前記ゲイン補正係数の桁数を前記アナログゲインに応じた値に削減して前記複数のメモリのうち削減後の桁数に応じたサイズのメモリに保持させる削減処理部と、
    前記保持されたゲイン補正係数により補正されたデジタル信号を配列した画像信号を処理する画像信号処理部と
    を具備する撮像装置。
  10. 複数のアナログゲインのうち選択されたアナログゲインによりアナログ信号を増減して当該増減したアナログ信号をデジタル信号に変換するアナログデジタル変換手順と、
    前記選択されたアナログゲインの誤差を補正するための補正係数を前記デジタル信号に基づいてゲイン補正係数として演算するゲイン補正係数演算手順と、
    前記ゲイン補正係数の桁数を前記アナログゲインに応じた値に削減してサイズの異なる複数のメモリのうち削減後の桁数に応じたサイズのメモリに保持させる削減処理手順と
    を具備する固体撮像素子の制御方法。
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