JP2021114205A - 情報処理プログラム、情報処理方法および情報処理装置 - Google Patents

情報処理プログラム、情報処理方法および情報処理装置 Download PDF

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Abstract

【課題】個々の店舗のレイアウト情報や棚割情報を外部に提供することなく、各店舗が店舗内での利用者の移動に関する情報を外部から入手できる情報処理プログラム、情報処理方法および情報処理装置を提供する。【解決手段】端末装置10は、施設内に配置されたビーコン200から電波を受信し、各ビーコンの識別情報と、ビーコンを基準点とした利用者Uの移動量と、移動方向を示す情報と、をサービス提供装置100に送信する。サービス提供装置100は、収集した情報を分析し、利用者Uの移動に関する情報を事業者装置300に提供する。事業者装置300は、施設内における複数のビーコン200の配置を示す情報に基づいて、ビーコン200ごとの利用者Uの移動に関する情報を統合し、施設内のレイアウト情報や棚割情報に基づいて、施設内における利用者の行動を解析する。【選択図】図1

Description

本発明は、情報処理プログラム、情報処理方法および情報処理装置に関する。
店舗内又は店舗間における顧客の購買行動を推定する技術が開示されている。
特開2016−004353号公報
しかしながら、上記の従来技術では、店舗のレイアウト情報や棚割情報が必要となる。特定の一店舗内だけの顧客の購買行動を推定する場合ならともかく、運営会社(事業者)が異なる複数の店舗のそれぞれにおける顧客の購買行動を推定する場合、外部の者(部外者)が各店舗のレイアウト情報や棚割情報を取得する必要がある。しかし、各店舗のレイアウト情報や棚割情報は各店舗の内部情報であるため、外部の者が取得するには支障がある。また、外部の者も、各店舗のレイアウトや棚割が変更されるたびに、通知を受けたり情報を更新したりする必要がある。そのため、個々の店舗のレイアウト情報や棚割情報を外部に提供することなく、各店舗が店舗内での利用者の移動に関する情報を外部から入手するための技術が求められている。
本願は、上記に鑑みてなされたものであって、個々の店舗のレイアウト情報や棚割情報を外部に提供することなく、各店舗が店舗内での利用者の移動に関する情報を外部から入手するための情報処理プログラム、情報処理方法および情報処理装置を提供することを目的とする。
本願に係る情報表示プログラムは、複数のビーコンが配置された施設内をビーコンの電波を受信する端末装置とともに移動した利用者の移動に関する情報であって、ビーコンごとの前記利用者の移動に関する情報を取得する取得手順と、前記施設内における前記複数のビーコンの配置を示す情報に基づいて、ビーコンごとの前記利用者の移動に関する情報を統合する統合手順とを施設側のコンピュータに実行させる。
また、本願に係る情報表示プログラムは、利用者とともに施設内を移動して前記施設内に配置された複数のビーコンのそれぞれから電波を受信した端末装置から、ビーコンの識別情報と、前記ビーコンを基準点とした前記利用者の移動量と移動方向とに関する情報を収集する収集手順と、ビーコンの識別情報と、前記ビーコンを基準点とした前記利用者の移動量と移動方向とに基づいて、前記施設内のレイアウト情報を使用せずに、ビーコンごとの前記利用者の移動を分析する分析手順と、ビーコンごとの前記利用者の移動に関する情報を施設側のコンピュータに提供する提供手順とを外部のコンピュータに実行させる。
また、本願に係る情報表示プログラムは、利用者とともに施設内を移動した際に前記施設内に配置された複数のビーコンのそれぞれから電波を受信する受信手段と、ビーコンから受信した前記電波に応じてアプリケーションソフトウェアを起動する起動手順と、前記アプリケーションソフトウェアの機能により、ビーコンの識別情報と、前記ビーコンを基準点とした前記利用者の移動量と移動方向とに関する情報を外部のコンピュータに送信する送信手順とを利用者側のコンピュータに実行させる。
実施形態の一態様によれば、個々の店舗のレイアウト情報や棚割情報を外部に提供することなく、各店舗が店舗内での利用者の移動に関する情報を外部から入手することができる。
図1は、実施形態に係る情報処理方法の概要を示す説明図である。 図2は、実施形態に係る情報処理システムの構成例を示す図である。 図3は、端末装置の構成例を示す図である。 図4は、サービス提供装置の構成例を示す図である。 図5は、ユーザ情報記憶部の一例を示す図である。 図6は、ビーコン情報記憶部の一例を示す図である。 図7は、PDR情報記憶部の一例を示す図である。 図8は、事業者装置の構成例を示す図である。 図9は、端末装置による処理手順を示すフローチャートである。 図10は、サービス提供装置による処理手順を示すフローチャートである。 図11は、事業者装置による処理手順を示すフローチャートである。 図12は、実施形態に係る情報処理装置の機能を実現するコンピュータの一例を示すハードウェア構成図である。
以下に、本願に係る情報処理プログラム、情報処理方法および情報処理装置を実施するための形態(以下、「実施形態」と記載する)について図面を参照しつつ詳細に説明する。なお、この実施形態により本願に係る情報処理プログラム、情報処理方法および情報処理装置が限定されるものではない。また、以下の実施形態において同一の部位には同一の符号を付し、重複する説明は省略される。
〔1.情報処理方法の概要〕
まず、図1を参照し、実施形態に係る情報処理装置が行う情報処理方法の概要について説明する。図1は、実施形態に係る情報処理方法の概要を示す説明図である。なお、図1では、個々の店舗のレイアウト情報や棚割情報を外部に提供することなく、各店舗が店舗内での利用者の移動に関する情報を外部から入手する場合を例に挙げて説明する。
図1に示すサービス提供装置100は、利用者Uの端末装置10に対して電子決済サービスを提供する情報処理装置であり、例えば、サーバ装置やクラウドシステム等により実現される。サービス提供装置100は、端末装置10から各種情報を受信する。なお、実際には、サービス提供装置100は、端末装置10に対して電子決済サービス以外のWebサービスを提供する情報処理装置であってもよい。
サービス提供装置100の管理者(決済代行会社/サービス提供会社等)は、店舗等の施設を運営する事業者に対してビーコン200を配布する。このとき、サービス提供装置100の管理者は、どの施設(又は事業者)に対してどのビーコン200を配布したかを記録する。店舗等の施設を運営する事業者は、店舗等の施設内の任意の箇所(天井/壁面/店舗什器等)にビーコン200を配置する。
本実施形態では、サービス提供装置100は、店舗等の施設内におけるビーコン200の配置や陳列棚/テーブル等の配置を示すレイアウト情報や、商品の陳列場所を示す棚割情報を取得しない。少なくとも、サービス提供装置100は、レイアウト情報や棚割情報を利用しない。すなわち、サービス提供装置100は、店舗等の施設内におけるビーコン200の配置や陳列棚/テーブル等の配置を知得しない。したがって、事業者は施設内におけるビーコン200の配置や陳列棚/テーブル等の配置を任意に変更することができる。
ビーコン200は、店舗等の施設内に配置され、電波を発信する。ビーコン200は、店舗等の施設内の同一のフロア(階)に、少なくとも2台以上配置される。同一の施設内に複数のフロアがある場合、各フロアにそれぞれ2台以上のビーコン200が配置される。また、ビーコン200は、例えば店舗等の施設の出入口やエレベータ、階段等、屋内外及びフロアの切り替わる場所に配置する。
図1では、ビーコン200として、第1のビーコン200Aと、第2のビーコン200Bとを例示している。第1のビーコン200Aと第2のビーコン200Bとは、互いの電波を検知できる程度の間隔であれば、互いに認識できる。第1のビーコン200Aと第2のビーコン200Bとは、電波の届くエリア(受信エリア)が一部重複していてもよいが、設置間隔が狭すぎると複数設置する意味がなくなる上に電波干渉等の問題があるため、適度な間隔を空けるようにする。例えば、第1のビーコン200Aと第2のビーコン200Bとは、店舗等の施設内を区画する陳列棚の両端に配置されてもよい。
ビーコン200が配置される施設は、小売業やサービス業の店舗等である。例えば、コンビニエンスストア、スーパーマーケット、ハンバーガーチェーン店、コーヒーチェーン店、ファミリーレストラン、その他の飲食店、大型商業施設(ショッピングセンター/ホームセンター/アウトレットモール/地下街)、レジャー施設(テーマパーク/遊園地/遊戯場/動物園/水族館/プール/入浴施設/公園/庭園/名所)、宿泊施設、スポーツ施設、寺社仏閣、公共機関、金融機関、医療機関、教育機関、サービスエリア(SA)やパーキングエリア(PA)、又は鉄道駅や道の駅、空港、港湾(乗船場)等の施設や、これらの施設内のテナント等であってもよい。
事業者装置300は、ビーコン200を配置する店舗等の施設を運営する事業者により利用される情報処理装置であり、例えば、サーバ装置やクラウドシステム等により実現される。また、事業者装置300は、後述する端末装置10と同様の端末装置であってもよい。事業者装置300は、サービス提供装置100から各種情報を受信する。
端末装置10は、利用者Uにより利用されるスマートフォンやPC(Personal Computer)等の情報処理装置であり、利用者Uが店舗等の施設内を移動する際にビーコン200から電波を受信し、サービス提供装置100に対して各種情報を送信する。
なお、利用者Uは、サービス提供装置100が提供する電子決済サービスの利用者(会員等)であって、自身に関するユーザ情報をサービス提供装置100に登録した利用者である。利用者Uは、端末装置10を所持して、店舗等の施設内を移動する。また、利用者Uは、端末装置10を用いて、電子決済等により、店舗等の施設内で購入した商品や利用したサービスに関する決済を行う。
〔1−1.端末装置を用いた決済の一例について〕
ここで、端末装置10を用いた決済の一例について説明する。なお、以下の説明では、店舗に配置されたQRコード(登録商標)等の二次元コードであって、店舗を識別する識別情報QRを用いて、利用者Uが端末装置10を用いた決済を行う例について説明するが、実施形態は、これに限定されるものではない。以下に説明する決済の一例は、任意の利用者Uが任意の端末装置10を用いて、任意の店舗にて決済を行う場合においても適用可能である。また、識別情報QRは、QRコード(登録商標)のみならず、バーコードや所定のマーク、番号等であってもよい。
例えば、利用者Uが店舗にて各種の商品やサービスといった決済対象の購入や利用に伴う決済を行う場合、利用者Uは、端末装置10に予めインストールされた決済用のアプリケーションソフトウェア(アプリ)を起動する。そして、利用者Uは、アプリケーションを介して、店舗に設置された識別情報QRを撮影する。このような場合、端末装置10は、決済対象の価格を入力するための画面を表示し、利用者U又は店舗の店員から決済額の入力を受付ける。そして、端末装置10は、利用者Uを識別する利用者情報と、識別情報QR(若しくは、識別情報QRが示す情報、すなわち、店舗を示す情報)と、決済額とを示す決済情報を決済サーバへと送信する。ここでは、決済サーバは、サービス提供装置100である。
このような場合、決済サーバは、利用者情報が示す利用者Uの口座から、識別情報QRが示す店舗の口座へと、決済額が示す額の電子マネーを移行させる。そして、決済サーバは、決済が完了した旨の通知を端末装置10へと送信する。このような場合、端末装置10は、決済が完了した旨の画面や所定の音声を出力することで、電子マネーによる決済が行われた旨を通知する。
なお、端末装置10を用いた決済は、上述した処理に限定されるものではない。例えば、端末装置10を用いた決済は、店舗に設置された決済端末(図示省略)を用いたものであってもよい。例えば、端末装置10は、利用者Uを識別するための識別情報QRを画面上に表示させる。このような場合、店舗に設置された決済端末は、端末装置10に表示された識別情報QRを読み取り、識別情報QRと、決済額と、店舗を識別する情報とを示す決済情報を決済サーバへと送信する。このような場合、決済サーバは、識別情報QRが示す利用者Uの口座から、店舗の口座へと、決済額が示す額の電子マネーを移行させ、決済端末あるいは端末装置10に対し、決済が完了した旨の画面や所定の音声を出力させることで、決済が行われた旨を通知してもよい。
また、端末装置10を用いた決済は、利用者Uが予め電子マネーをチャージした口座から店舗の口座へと電子マネーを移行させる処理のみならず、例えば、利用者Uが予め登録したクレジットカードを用いた決済であってもよい。このような場合、例えば、決済サーバは、店舗の口座に対して決済額の電子マネーを送金するとともに、利用者Uのクレジットカードの運用会社に対し、決済額を請求してもよい。
〔1−2.情報処理方法の一例について〕
ここで、実施形態に係る情報処理装置が行う情報処理方法の一例について説明する。
まず、ビーコン200は、サービス提供装置100の管理者により配布され、店舗等の施設を運営する事業者により店舗等の施設内の任意の箇所に配置され、電波を発信する(ステップS1)。
端末装置10は、利用者Uが店舗等の施設内を移動している間に、ビーコン200の電波を受信し、ビーコン200の電波に応じて、本実施形態に係る処理を行うための専用アプリを起動する(ステップS2)。
この専用アプリは、サービス提供装置100が提供する電子決済サービスを利用するための決済用アプリであってもよい。
ここで、端末装置10は、ビーコン200から電波を受信した時、その電波を受信した日時とともに、電波を発信したビーコン200の識別情報を記憶する。ビーコン200の電波には、電波を発信したビーコン200の識別情報が含まれている。
なお、ビーコン200の電波は、距離によって電波強度(受信強度)が異なる。端末装置10は、電波強度の違いによって、電波を発信したビーコン200との間の距離を計測することができる。
端末装置10は、利用者Uが店舗等の施設内を移動している間、歩行者自律航法(PDR:Pedestrian Dead-Reckoning)等の技術を用いて、ビーコン200を基準点とした利用者Uの移動量と移動方向を推定する(ステップS3)。
このとき、端末装置10は、ビーコン200を基準点とした利用者Uの移動量と移動方向に基づいて、利用者Uの位置を推定してもよい。また、端末装置10は、ビーコン200の電波を検知した時の位置と、電波を発信したビーコン200との間の距離から、端末装置10に対するビーコン200の位置を推定してもよい。
端末装置10は、専用アプリの機能により、利用者U(又は端末装置10)の識別情報と、電波を発信したビーコン200の識別情報と、ビーコン200を基準点とした利用者Uの移動量と移動方向に関する情報とを、サービス提供装置100に送信する(ステップS4)。
端末装置10がサービス提供装置100に上記のデータを送信するタイミングは、リアルタイムでもよいし、周期的(例えば10分毎)でもよいし、ビーコン200の電波を受信しなくなった時でもよいし、サービス提供装置100が提供する電子決済サービスの利用時でもよい。
サービス提供装置100は、個々の端末装置10から、利用者U(又は端末装置10)の識別情報と、ビーコン200の識別情報と、ビーコン200を基準点とした利用者Uの移動量と移動方向に関する情報とを受信し、これらの情報に基づいて、ビーコン200ごとの各利用者Uの移動を分析し、ビーコン200ごとの各利用者Uの移動に関する情報を生成する(ステップS5)。
このとき、サービス提供装置100は、利用者Uのユーザ情報(登録情報)と識別情報とから、利用者Uの識別情報に対応付けられた利用者Uの属性情報(性別、年齢層、居住地域等)を利用することができる。また、サービス提供装置100は、利用者Uの属性情報と、ビーコン200ごとの各利用者Uの移動に関する情報とを対応付けることができる。
ここでは、サービス提供装置100は、ビーコン200の識別情報と、ビーコン200を基準点とした利用者Uの移動量と移動方向に関する情報とに基づいて、ビーコン200ごとの人流や各利用者Uの動線を分析し、ビーコン200ごとの人流や各利用者Uの動線案する情報を生成する。
図1に示す例では、サービス提供装置100は、第1のビーコン200Aと第2のビーコン200Bとのそれぞれに関する人流や各利用者Uの動線を分析する。なお、サービス提供装置100は、施設内におけるビーコン200の配置や陳列棚/テーブル等の配置および棚割を知得しないため、店舗等の施設内における全体的な各利用者Uの行動(購買行動等)については不明である。すなわち、サービス提供装置100は、単にビーコン200ごとの人流や各利用者Uの動線を分析するのみである。
サービス提供装置100は、ビーコン200ごとの各利用者Uの移動に関する情報を、事業者装置300に通知する(ステップS6)。
このとき、サービス提供装置100は、上記のビーコン200ごとの各利用者Uの移動に関する情報とともに、各利用者Uの属性情報(性別、年齢層、居住地域等)も事業者装置300に通知してもよい。
事業者装置300は、サービス提供装置100から、ビーコン200ごとの各利用者Uの移動に関する情報を取得し、店舗等の施設内におけるビーコン200の配置や陳列棚/テーブル等の配置を示すレイアウト情報に基づいて、ビーコン200ごとの各利用者Uの移動に関する情報を統合する(ステップS7)。
このとき、事業者装置300は、ビーコン200ごとの人流や各利用者Uの動線を組み合わせて、店舗等の施設内における全体的な人流や各利用者Uの動線を得る。本実施形態では、店舗等の施設を運営する事業者が店舗等の施設内にビーコン200を配置しているため、事業者装置300は、個々のビーコン200の配置を示す情報を知得することができる。
事業者装置300は、店舗等の施設内におけるビーコン200の配置や陳列棚/テーブル等の配置を示すレイアウト情報と、商品の陳列場所を示す棚割情報と、統合された各利用者Uの移動に関する情報とに基づいて、店舗等の施設内における全体的な各利用者Uの行動を解析する(ステップS8)。
このように、本実施形態では、決済サーバ等のサービス提供装置100は、単にビーコン200ごとの各利用者Uの移動(例えばビーコン200ごとの人流や各利用者Uの動線)を分析するのみである。サービス提供装置100は、店舗等の施設内におけるビーコン200の配置や陳列棚/テーブル等の配置および棚割を知得していないため、ビーコン200ごとの人流や各利用者Uの動線の相互関係(つながり)や、各利用者Uの移動経路の途中や移動先に何があるかはわからない。したがって、サービス提供装置100は、店舗等の施設内における全体的な各利用者Uの行動(購買行動等)を解析することはできない。
一方、事業者装置300は、店舗等の施設内におけるビーコン200の配置や陳列棚/テーブル等の配置を示すレイアウト情報と、商品の陳列場所を示す棚割情報と、ビーコン200ごとの各利用者Uの移動に関する情報とに基づいて、店舗等の施設内における全体的な各利用者Uの行動を解析することができる。例えば、事業者装置300は、各利用者Uが店舗等の施設内をどのような流れで移動しているか、どこに人流が集中しているか(人の密度が高いか)、どの商品の陳列棚の前で立ち止まったか等を解析することができる。
ここでは、事業者装置300は、利用者Uの端末装置10から直接データを受信しない。事業者装置300がビーコン200ごとの人流や各利用者Uの動線の分析まで行うと処理の負荷が大きいため、ビーコン200ごとの人流や各利用者Uの動線の分析は処理能力の高いサービス提供装置100が行い、事業者装置300に提供するようにしている。そのため、事業者装置300は、ビーコン200ごとの人流や各利用者Uの動線の統合と、統合後の全体的な各利用者Uの行動の解析に注力することができる。
なお、事業者装置300が、サービス提供装置100から受信したビーコン200ごとの人流や各利用者Uの動線に関する情報をどのように利用するかは任意である。すなわち、事業者装置300を利用する事業者の裁量に委ねられている。
〔2.情報処理システムの構成例〕
次に、図2を用いて、サービス提供装置100が含まれる情報処理システム1の構成について説明する。図2は、実施形態に係る情報処理システム1の構成例を示す図である。図2に示すように、実施形態に係る情報処理システム1は、端末装置10と、サービス提供装置100と、ビーコン200と、事業者装置300とを含む。これらの各種装置は、ネットワークNを介して、有線又は無線により通信可能に接続される。ネットワークNは、例えば、LAN(Local Area Network)や、インターネット等のWAN(Wide Area Network)である。
また、図2に示す情報処理システム1に含まれる各装置の数は図示したものに限られない。例えば、図2では、図示の簡略化のため、端末装置10、ビーコン200および事業者装置300をそれぞれ1台のみ示したが、これはあくまでも例示であって限定されるものではなく、それぞれ2台以上であってもよい。
端末装置10は、ユーザUによって使用される情報処理装置である。例えば、端末装置10は、スマートフォンやタブレット端末等のスマートデバイス、フィーチャーフォン、PDA(Personal Digital Assistant)、スマートウォッチ、ウェアラブルデバイス(Wearable Device)、PC(Personal Computer)等である。
また、かかる端末装置10は、LTE(Long Term Evolution)、4G(4th Generation)、5G(5th Generation:第5世代移動通信システム)等の無線通信網や、Bluetooth(登録商標)、無線LAN(Local Area Network)等の近距離無線通信を介してネットワークNに接続し、サービス提供装置100と通信することができる。
サービス提供装置100および事業者装置300は、例えばPCやサーバ、あるいはメインフレーム又はワークステーション等である。なお、サービス提供装置100および事業者装置300は、クラウドコンピューティングにより実現されてもよい。また、事業者装置300は、端末装置10と同様の装置、例えばスマートフォンやタブレット端末等のスマートデバイスであってもよい。
ビーコン200は、例えばBLE(Bluetooth Low Energy)等の技術を利用してBluetooth信号を発信する発信機であり、端末装置10にインストールされた専用アプリと連動させることで、ビーコン200に近づいた特定の端末装置10だけに情報を発信することができる。また、ビーコン200は、無線LANのアクセスポイント(AP)であってもよい。すなわち、ビーコン200は、Bluetoothと無線LANとの両方に対応していてもよい。ここでは、Bluetoothの電波強度の規格として「Class2」(最大到達距離:約10m)を想定しているが、実際には、「Class1」(最大到達距離:約100m)等であってもよい。
〔3.端末装置の構成例〕
次に、図3を用いて、端末装置10の構成について説明する。図3は、端末装置10の構成例を示す図である。図3に示すように、端末装置10は、通信部11と、表示部12と、入力部13と、測位部14と、センサ部20と、制御部30(コントローラ)と、記憶部40とを備える。
(通信部11)
通信部11は、ネットワークN(図2参照)と有線または無線で接続され、ネットワークNを介して、サービス提供装置100との間で情報の送受信を行う。例えば、通信部11は、NIC(Network Interface Card)やアンテナ等によって実現される。
(表示部12)
表示部12は、位置情報等の各種情報を表示する表示デバイスである。例えば、表示部12は、液晶ディスプレイ(LCD:Liquid Crystal Display)や有機ELディスプレイ(Organic Electro-Luminescent Display)である。また、表示部12は、タッチパネル式のディスプレイであるが、これに限定されるものではない。
(入力部13)
入力部13は、利用者Uから各種操作を受け付ける入力デバイスである。入力部13は、例えば、文字や数字等を入力するためのボタン等を有する。また、表示部12がタッチパネル式のディスプレイである場合、表示部12の一部が入力部13として機能する。
(測位部14)
測位部14は、GPS(Global Positioning System)の衛星から送出される信号(電波)を受信し、受信した信号に基づいて、自装置である端末装置10の現在位置を示す位置情報(例えば、緯度および経度)を取得する。すなわち、測位部14は、端末装置10の位置を測位する。
また、測位部14は、GPS以外にも、種々の手法により位置を測位することができる。例えば、測位部14は、位置補正等のための補助的な測位手段として、下記のように、端末装置10の様々な通信機能を利用して位置を測位してもよい。
(Wi−Fi測位)
例えば、測位部14は、端末装置10のWi−Fi(登録商標)通信機能や、各通信会社が備える通信網を利用して、端末装置10の位置を測位する。具体的には、測位部14は、Wi−Fi通信等を行い、付近の基地局やアクセスポイントとの距離を測位することにより、端末装置10の位置を測位する。
(ビーコン測位)
また、測位部14は、端末装置10のBluetooth(登録商標)機能を利用して位置を測位してもよい。例えば、測位部14は、Bluetooth機能によって接続されるビーコン(beacon)発信機と接続することにより、端末装置10の位置を測位する。
(地磁気測位)
また、測位部14は、予め測定された構造物の地磁気のパターンと、端末装置10が備える地磁気センサとに基づいて、端末装置10の位置を測位する。
(RFID測位)
また、例えば、端末装置10が駅改札や商店等で使用される非接触型ICカードと同等のRFID(Radio Frequency Identification)タグの機能を備えている場合、もしくはRFIDタグを読み取る機能を備えている場合、端末装置10によって決済等が行われた情報とともに、使用された位置が記録される。測位部14は、かかる情報を取得することで、端末装置10の位置を測位してもよい。また、位置は、端末装置10が備える光学式センサや、赤外線センサ等によって測位されてもよい。
測位部14は、必要に応じて、上述した測位手段の一つ又は組合せを用いて、端末装置10の位置を測位してもよい。
(センサ部20)
センサ部20は、端末装置10に搭載される各種のセンサを含む。図3に示す例では、センサ部20は、加速度センサ21と、ジャイロセンサ22と、気圧センサ23と、気温センサ24と、音センサ25と、光センサ26と、歩数センサ27と、画像センサ(カメラ)28とを備える。
なお、上記した各センサ21〜28は、あくまでも例示であって限定されるものではない。すなわち、センサ部20は、各センサ21〜28のうちの一部を備える構成であってもよいし、各センサ21〜28に加えてあるいは代えて、湿度センサ等その他のセンサを備えてもよい。また、端末装置10が車両と連携している場合には、端末装置10に搭載された各センサ21〜28の代わりに、車両に搭載された各センサを利用してもよい。
加速度センサ21は、例えば、3軸加速度センサであり、端末装置10の移動方向、速度、および、加速度等の端末装置10の物理的な動きを検知する。ジャイロセンサ22は、端末装置10の角速度等に基づいて3軸方向の傾き等の端末装置10の物理的な動きを検知する。気圧センサ23は、例えば端末装置10の周囲の気圧を検知する。
端末装置10は、上記した加速度センサ21やジャイロセンサ22、気圧センサ23等を備えることから、これらの各センサ21〜23等を利用した歩行者自律航法(PDR:Pedestrian Dead-Reckoning)等の技術を用いて端末装置10の位置を測位することが可能になる。これにより、GPS等の測位システムでは取得することが困難な屋内での位置情報を取得することが可能になる。
気温センサ24は、例えば端末装置10の周囲の気温を検知する。音センサ25は、例えば端末装置10の周囲の音を検知する。光センサ26は、端末装置10の周囲の照度を検知する。歩数センサ27は、利用者Uの歩数を検知する。画像センサ28は、端末装置10の周囲の画像を撮像する。
上記した気圧センサ23、気温センサ24、音センサ25、光センサ26および画像センサ28は、それぞれ気圧、気温、音、照度を検知したり、周囲の画像を撮像したりすることで、端末装置10の周囲の状況等を検知することができる。これにより、端末装置10の周囲の状況等から、端末装置10の位置情報の精度を向上させることが可能になる。
(制御部30)
制御部30は、例えば、CPU(Central Processing Unit)、ROM(Read Only Memory)、RAM、入出力ポート等を有するマイクロコンピュータや各種の回路を含む。また、制御部30は、例えば、ASIC(Application Specific Integrated Circuit)やFPGA(Field Programmable Gate Array)等の集積回路等のハードウェアで構成されてもよい。制御部30は、送信部31と、受信部32と、起動部33と、処理部34とを備える。
(送信部31)
送信部31は、例えばビーコン200から発信される電波に関する情報や、ビーコン200を基準点とした利用者Uの移動量と移動方向に関する情報を、通信部11を介してサービス提供装置100へ送信することができる。
なお、送信部31は、端末装置10に搭載された各センサ21〜28によって検知された各種のセンサ情報や、測位部14によって測位された端末装置10の位置情報を、通信部11を介してサービス提供装置100へ送信するようにしてもよい。
また、送信部31は、利用者が端末装置10を用いて電子決済を行った際に、電子決済に関する各種情報を、通信部11を介してサービス提供装置100へ送信することができる。
(受信部32)
受信部32は、通信部11を介して、ビーコン200から発信される電波や、サービス提供装置100からの各種情報を受信することができる。
(起動部33)
起動部33は、ビーコン200から発信される電波に応じて、端末装置10にインストールされている専用アプリを起動する。ビーコン200から発信される電波には、専用アプリを起動するための起動信号が含まれていてもよい。
(処理部34)
処理部34は、表示部12等を含め、端末装置10全体を制御する。例えば、処理部34は、受信部32によって受信された電子決済サービスに関連する各種情報を表示部12へ出力して表示させることができる。
また、処理部34は、利用者Uが店舗等の施設内を移動している間、歩行者自律航法(PDR)等の技術を用いて、ビーコン200を基準点とした利用者Uの移動量と移動方向を推定する。
また、処理部34は、ビーコン200から発信される電波の電波強度の違いによって、電波を発信したビーコン200との間の距離を計測することもできる。
(記憶部40)
記憶部40は、例えば、RAM(Random Access Memory)、フラッシュメモリ(Flash Memory)等の半導体メモリ素子、または、HDD(Hard Disk Drive)、SSD(Solid State Drive)、光ディスク等の記憶装置によって実現される。かかる記憶部40には、各種プログラム(情報処理プログラムの一例に相当)や各種データ等が記憶される。
〔4.情報処理装置の構成例〕
次に、図4を用いて、サービス提供装置100の構成について説明する。図4は、サービス提供装置100の構成例を示す図である。図4に示すように、サービス提供装置100は、通信部110と、記憶部120と、制御部130とを有する。
通信部110は、例えば、NIC(Network Interface Card)等によって実現される。また、通信部110は、ネットワークNと有線または無線で接続される。
記憶部120は、例えば、RAM(Random Access Memory)、フラッシュメモリ(Flash Memory)等の半導体メモリ素子、または、HDD(Hard Disk Drive)、SSD(Solid State Drive)、光ディスク等の記憶装置によって実現される。図4に示すように、記憶部120は、ユーザ情報記憶部121と、ビーコン情報記憶部122と、PDR情報記憶部123とを有する。
(ユーザ情報記憶部121)
ユーザ情報記憶部121は、利用者Uに関する各種情報を記憶する。例えば、ユーザ情報記憶部121は、利用者Uの属性等の種々の情報を記憶する。図5は、ユーザ情報記憶部121の一例を示す図である。図5に示した例では、ユーザ情報記憶部121は、「ユーザID(Identifier)」、「年齢」、「性別」、「自宅」、「勤務地」、「興味」といった項目を有する。
「ユーザID」は、利用者Uを識別するための識別情報を示す。ユーザIDは、利用者Uの端末装置10を識別するための識別情報であってもよいし、利用者Uの端末装置10にインストールされた専用アプリを識別するための識別情報であってもよい。また、「年齢」は、ユーザIDにより識別される利用者Uの年齢を示す。なお、「年齢」は、例えば35歳など、ユーザIDにより識別される利用者Uの具体的な年齢であってもよい。また、「性別」は、ユーザIDにより識別される利用者Uの性別を示す。
また、「自宅」は、ユーザIDにより識別される利用者Uの自宅の位置情報を示す。なお、図5に示す例では、「自宅」は、「LC11」といった抽象的な符号を図示するが、緯度経度情報等であってもよい。また、例えば、「自宅」は、地域名や住所であってもよい。
また、「勤務地」は、ユーザIDにより識別される利用者Uの勤務地の位置情報を示す。なお、図5に示す例では、「勤務地」は、「LC12」といった抽象的な符号を図示するが、緯度経度情報等であってもよい。また、例えば、「勤務地」は、地域名や住所であってもよい。
また、「興味」は、ユーザIDにより識別される利用者Uの興味を示す。すなわち、「興味」は、ユーザIDにより識別される利用者Uが関心の高い対象を示す。なお、図5に示す例では、「興味」は、各利用者Uに1つずつ図示するが、複数であってもよい。
例えば、図5に示す例において、ユーザID「U1」により識別される利用者Uの年齢は、「20代」であり、性別は、「男性」であることを示す。また、例えば、ユーザID「U1」により識別される利用者Uは、自宅が「LC11」であることを示す。また、例えば、ユーザID「U1」により識別される利用者Uは、勤務地が「LC12」であることを示す。また、例えば、ユーザID「U1」により識別される利用者Uは、「スポーツ」に興味があることを示す。
図5に示す例では、理解の便宜のため、「U1」、「LC11」および「LC12」といった抽象的な符号を用いて図示するが、「U1」、「LC11」および「LC12」には具体的な情報が記憶されるものとする。以下、他の情報に関する図においても、抽象的な符号を図示する場合がある。
なお、ユーザ情報記憶部121は、上記に限らず、目的に応じて種々の情報を記憶してもよい。例えば、ユーザ情報記憶部121は、利用者Uのデモグラフィック属性に関する情報やサイコグラフィック属性に関する情報を記憶してもよい。例えば、ユーザ情報記憶部121は、氏名、家族構成、職業、職位、収入、資格、居住形態、車の有無、ライフスタイル等の情報を記憶してもよい。
(ビーコン情報記憶部122)
ビーコン情報記憶部122は、ビーコン200ごとの各利用者Uの動線や人流に関する各種情報を記憶する。図6は、ビーコン情報記憶部122の一例を示す図である。図6に示した例では、ユーザ情報記憶部121は、「ユーザID」、「ビーコンID」、「電波検知日時」といった項目を有する。
「ユーザID」は、利用者Uを識別するための識別情報を示す。なお、利用者Uを識別する必要がない場合や、利用者Uの属性情報を利用しない場合には、ユーザIDは不要である。この場合、ユーザIDとして、重複しない適当な数字を割り当ててもよい。「ビーコンID」は、ビーコン200を識別するための識別情報を示す。「電波検知日時」は、利用者Uの端末装置10がビーコン200の電波を検知した日時を示す。
例えば、図6に示す例において、ユーザID「U1」により識別される利用者Uの端末装置10は、ビーコンID「BC1」により識別される第1のビーコン200Aからの電波を、電波検知日時「2020/1/8 11:20」に検知したしたことを示す。また、ビーコンID「BC2」により識別される第2のビーコン200Bからの電波を、電波検知日時「2020/1/8 11:40」に検知したことを示す。
なお、ビーコン情報記憶部122は、上記に限らず、目的に応じて種々の情報を記憶してもよい。例えば、ビーコン情報記憶部122は、端末装置10とビーコン200との間の距離を示す情報を記憶してもよい。また、ビーコン情報記憶部122は、各ビーコン200が配置された店舗等の施設を示す情報を記憶してもよい。また、ビーコン情報記憶部122は、利用者Uの端末装置10が複数のビーコン200の電波を同時に検知した場合には、複数のビーコン200に関する「ビーコンID」および「電波検知日時」を同時に記憶してもよい。
(PDR情報記憶部123)
PDR情報記憶部123は、歩行者自律航法(PDR)等の技術を用いて得られたビーコン200を基準点とした利用者Uの移動量と移動方向に関する各種情報を記憶する。図7は、PDR情報記憶部123の一例を示す図である。図7に示した例では、PDR情報記憶部123は、「ユーザID」、「基準点」、「移動量」、「移動方向」、「移動日時」といった項目を有する。
「ユーザID」は、利用者Uを識別するための識別情報を示す。「基準点」は、歩行者自律航法(PDR)の基準点となるビーコン200を特定するための識別情報を示す。「移動量」は、基準点からの移動量を示す。「移動方向」は、基準点に対する移動方向を示す。
例えば、図7に示す例において、ユーザID「U1」により識別される利用者Uの端末装置10は、基準点「BC1」により特定される第1のビーコン200Aを基準点として、移動量「40m」の分だけ移動方向「西」に移動日時「2020/1/8 11:30」に移動したことを示す。また、基準点「BC2」により特定される第2のビーコン200Bを基準点として、移動量「10m」の分だけ移動方向「東」に移動日時「2020/1/8 11:50」に移動したことを示す。
なお、PDR情報記憶部123は、上記に限らず、目的に応じて種々の情報を記憶してもよい。例えば、PDR情報記憶部123は、利用者Uの位置を示す情報を記憶してもよい。
図4に戻り、説明を続ける。制御部130は、コントローラ(controller)であり、例えば、CPU(Central Processing Unit)、MPU(Micro Processing Unit)、ASIC(Application Specific Integrated Circuit)やFPGA(Field Programmable Gate Array)等によって、サービス提供装置100内部の記憶装置に記憶されている各種プログラム(情報処理プログラムの一例に相当)がRAM等の記憶領域を作業領域として実行されることにより実現される。図4に示す例では、制御部130は、受付部131と、収集部132と、分析部133と、提供部134とを有する。
(受付部131)
受付部131は、通信部110を介して、利用者Uの端末装置10から、利用者Uに関する各種情報の登録を受付け、ユーザ情報記憶部121に記憶する。
(収集部132)
収集部132は、通信部110を介して、利用者Uの端末装置10から、利用者U(又は端末装置10)の識別情報と、利用者Uの端末装置10が電波を検知したビーコン200の識別情報と、ビーコン200を基準点とした利用者Uの移動量と移動方向に関する情報とを収集する。収集部132は、端末装置10から送信されてくるこれらの情報を収集する。
(分析部133)
分析部133は、利用者Uの識別情報と、ビーコン200の識別情報と、ビーコン200を基準点とした利用者Uの移動量と移動方向に関する情報とに基づいて、ビーコン200ごとの各利用者Uの移動を分析し、ビーコン200ごとの各利用者Uの移動に関する情報を生成する。
例えば、分析部133は、個々のビーコン200の識別情報と、そのビーコン200を基準点とした利用者Uの移動量と移動方向に関する情報から、ビーコン200ごとの人流や各利用者Uの動線を分析し、ビーコン200ごとの人流や各利用者Uの動線に関する情報を生成する。
(提供部134)
提供部134は、通信部110を介して、ビーコン200ごとの各利用者Uの移動に関する情報を、事業者装置300に提供する。
〔5.事業者装置の構成例〕
次に、図8を用いて、実施形態に係る事業者装置300の構成について説明する。図8は、実施形態に係る事業者装置300の構成例を示す図である。図8に示すように、事業者装置300は、通信部310と、記憶部320と、制御部330とを有する。
通信部310は、例えば、NIC(Network Interface Card)等によって実現される。また、通信部310は、ネットワークNと有線または無線で接続される。
記憶部320は、例えば、RAM(Random Access Memory)、フラッシュメモリ(Flash Memory)等の半導体メモリ素子、または、HDD(Hard Disk Drive)、SSD(Solid State Drive)、光ディスク等の記憶装置によって実現される。図8に示すように、記憶部320は、レイアウト情報記憶部321と、棚割情報記憶部322と、行動情報記憶部323とを有する。
(レイアウト情報記憶部321)
レイアウト情報記憶部321は、店舗等の施設内におけるビーコン200の配置や陳列棚/テーブル等の配置を示すレイアウト情報を記憶する。レイアウト情報は、既存技術のものでもよく、店舗等の施設を運営する事業者が任意に作成/変更可能であるため、図示及び詳細の説明を割愛する。
(棚割情報記憶部322)
棚割情報記憶部322は、商品の陳列場所を示す棚割情報を記憶する。棚割情報は、既存技術のものでもよく、店舗等の施設を運営する事業者が任意に作成/変更可能であるため、図示及び詳細の説明を割愛する。
(行動情報記憶部323)
行動情報記憶部323は、店舗等の施設内における全体的な各利用者Uの行動に関する情報を記憶する。店舗等の施設内における全体的な各利用者Uの行動に関する情報は、店舗等の施設内におけるビーコン200の配置や陳列棚/テーブル等の配置を示すレイアウト情報と、商品の陳列場所を示す棚割情報と、ビーコン200ごとの各利用者Uの移動に関する情報とに基づいて生成/取得することができる。
図8に戻り、説明を続ける。制御部330は、コントローラ(controller)であり、例えば、CPU(Central Processing Unit)、MPU(Micro Processing Unit)、ASIC(Application Specific Integrated Circuit)やFPGA(Field Programmable Gate Array)等によって、事業者装置300内部の記憶装置に記憶されている各種プログラム(情報処理プログラムの一例に相当)がRAM等の記憶領域を作業領域として実行されることにより実現される。図8に示す例では、制御部330は、取得部331と、統合部332と、解析部333と、学習部334とを有する。
(取得部331)
取得部331は、通信部310を介して、サービス提供装置100から、ビーコン200ごとの各利用者Uの移動に関する情報を取得する。
また、取得部331は、通信部310を介して、あるいは店舗等の施設を運営する事業者が入力装置を用いて入力した情報に基づいて、店舗等の施設内におけるビーコン200の配置や陳列棚/テーブル等の配置を示すレイアウト情報や、商品の陳列場所を示す棚割情報を取得する。
(統合部332)
統合部332は、店舗等の施設内におけるビーコン200の配置や陳列棚/テーブル等の配置を示すレイアウト情報に基づいて、ビーコン200ごとの各利用者Uの移動に関する情報を統合する。
(解析部333)
解析部333は、店舗等の施設内におけるビーコン200の配置や陳列棚/テーブル等の配置を示すレイアウト情報と、商品の陳列場所を示す棚割情報と、統合された各利用者Uの移動に関する情報とに基づいて、店舗等の施設内における全体的な各利用者Uの行動を解析する。
(学習部334)
学習部334は、例えば利用者Uの属性情報と、ビーコン200の配置や陳列棚/テーブル等の配置と、商品の陳列場所と、店舗等の施設内における全体的な各利用者Uの行動について機械学習を行い、学習モデルを作成する。解析部333は、この学習モデルに基づいて、店舗等の施設内における全体的な各利用者Uの行動を解析してもよい。
機械学習は、例えばディープニューラルネットワーク(DNN:Deep Neural Network)を利用したディープラーニング(深層学習)等である。また、データマイニングやその他の機械学習アルゴリズムを利用してもよい。
〔6.処理手順〕
次に、図9〜図11を用いて端末装置10、サービス提供装置100および事業者装置300による処理手順について説明する。図9〜図11は、実施形態に係る処理手順を示すフローチャートである。なお、以下に示す処理手順は、端末装置10、サービス提供装置100および事業者装置300によって繰り返し実行される。
〔6−1.端末装置の処理手順〕
まず、図9を用いて端末装置10による処理手順について説明する。図9は、端末装置10による処理手順を示すフローチャートである。なお、以下に示す処理手順は、端末装置10の制御部30によって繰り返し実行される。
端末装置10の制御部30は、利用者Uが店舗等の施設内を移動している間に、通信部11を介して、ビーコン200の電波を検知する(ステップS101)。
このビーコン200は、サービス提供装置100の管理者により配布され、店舗等の施設を運営する事業者により店舗等の施設内の任意の箇所に配置され、電波を発信する。端末装置10は、ビーコン200の電波に応じて、専用アプリを起動する。
制御部30は、歩行者自律航法(PDR)等の技術を用いて、ビーコン200を基準点とした利用者Uの移動量と移動方向を推定する(ステップS102)。
制御部30は、ビーコン200の電波を受信している間に、他のビーコン200の電波を受信したか否かを判断する(ステップS103)。
制御部30は、他のビーコン200の電波を受信した場合には(ステップS103;Yes)、他のビーコン200の電波を検知する(ステップS101に戻る)。すなわち、制御部30は、現在のビーコン200の電波とともに、他の現在のビーコン200の電波も受信し、並行して上記の各処理を行う。
制御部30は、他のビーコン200の電波を受信していない場合には(ステップS103;No)、ビーコン200の電波の受信が継続しているか否かを判断する(ステップS104)。すなわち、制御部30は、現在のビーコン200の電波の受信が途切れていないかを判断する。
制御部30は、ビーコン200の電波の受信が継続している場合には(ステップS104;Yes)、現在のビーコン200の電波の検知を継続する(ステップS101に戻る)。
制御部30は、ビーコン200の電波の受信が継続していない場合には(ステップS104;No)、利用者U(又は端末装置10)の識別情報と、電波を発信したビーコン200の識別情報と、ビーコン200を基準点とした利用者Uの移動量と移動方向に関する情報とを、サービス提供装置100に送信する(ステップS105)。
なお、上記の例では、制御部30は、ビーコン200の電波を検知しなくなったタイミングでデータを送信しているが、実際には、リアルタイムでデータを送信してもよい。例えば、ステップS105の処理は、ステップS102とステップS103との間、又はステップS102の直後に行われてもよい。すなわち、ステップS105の処理は、ステップS102以降の任意のタイミングで行われてもよい。
〔6−2.サービス提供装置の処理手順〕
まず、図10を用いてサービス提供装置100による処理手順について説明する。図10は、サービス提供装置100による処理手順を示すフローチャートである。なお、以下に示す処理手順は、サービス提供装置100の制御部130によって繰り返し実行される。
サービス提供装置100の制御部130は、通信部110を介して、各端末装置10から、利用者U(又は端末装置10)の識別情報と、電波を発信したビーコン200の識別情報と、ビーコン200を基準点とした利用者Uの移動量と移動方向に関する情報とを収集する(ステップS201)。
制御部130は、利用者U(又は端末装置10)の識別情報と、ビーコン200の識別情報と、ビーコン200を基準点とした利用者Uの移動量と移動方向に関する情報とに基づいて、ビーコン200ごとの各利用者Uの移動を分析し、ビーコン200ごとの各利用者Uの移動に関する情報を生成する(ステップS202)。
制御部130は、通信部110を介して、ビーコン200ごとの各利用者Uの移動に関する情報を、事業者装置300に通知する(ステップS203)。
このとき、制御部130は、利用者Uの識別情報に対応付けられた利用者Uの属性情報(性別、年齢層、居住地域等)も事業者装置300に通知するようにしてもよい。
〔6−3.事業者装置の処理手順〕
まず、図11を用いて事業者装置300による処理手順について説明する。図11は、事業者装置300による処理手順を示すフローチャートである。なお、以下に示す処理手順は、事業者装置300の制御部330によって繰り返し実行される。
事業者装置300の制御部330は、通信部310を介して、サービス提供装置100から、ビーコン200ごとの各利用者Uの移動に関する情報を取得する(ステップS301)。
制御部330は、店舗等の施設内におけるビーコン200の配置や陳列棚/テーブル等の配置を示すレイアウト情報に基づいて、ビーコン200ごとの各利用者Uの移動に関する情報を統合する(ステップS302)。
制御部330は、店舗等の施設内におけるビーコン200の配置や陳列棚/テーブル等の配置を示すレイアウト情報と、商品の陳列場所を示す棚割情報と、統合された各利用者Uの移動に関する情報とに基づいて、店舗等の施設内における全体的な各利用者Uの行動を解析する(ステップS303)。
これにより、店舗等の施設を運営する事業者は、店舗等の施設内における全体的な各利用者Uの行動の解析結果に基づいて、店舗等の施設内のレイアウトや棚割、業務等を改善することができる。
〔7.変形例〕
上述した実施形態に係る情報処理装置としての端末装置10、サービス提供装置100および事業者装置300は、上記実施形態以外にも種々の異なる形態にて実施されてよい。そこで、以下では、実施形態の変形例について説明する。
上記の実施形態において、ビーコン200が、端末装置10から電波を受信し、サービス提供装置100に対してデータを送信するようにしてもよい。例えば、端末装置10は、ビーコン200から電波を受信すると、専用アプリを起動する。端末装置10は、専用アプリの機能により、ビーコン200を基準点とした利用者Uの移動量と移動方向に関する情報を、ビーコン200に送信する。ビーコン200は、ビーコン200を基準点とした利用者Uの移動量と移動方向に関する情報をサービス提供装置100に送信する。このとき、ビーコン200は、ビーコン200の識別情報と、利用者U(又は端末装置10)の識別情報と、ビーコン200を基準点とした利用者Uの移動量と移動方向に関する情報を事業者装置300に送信するようにしてもよい。
また、上記の実施形態において、事業者装置300が十分な処理能力を有している場合には、サービス提供装置100は、利用者Uの移動を分析せずに、端末装置10から受信したデータをそのまま事業者装置300に通知してもよい。あるいは、事業者装置300が、サービス提供装置100を経由せずに、端末装置10又はビーコン200から直接データを受信するようにしてもよい。すなわち、事業者装置300が、サービス提供装置100側の処理も行うようにしてもよい。
また、上記の実施形態において、2つのビーコン200が互いに近くにあり、ビーコン200ごとの人流や各利用者Uの動線が連続している場合を例に説明しているが、実際には、2つのビーコン200が互いに遠く離れていて、ビーコン200ごとの人流や各利用者Uの動線が連続していなくてもよい。すなわち、ビーコン200ごとの各利用者Uの移動に関する情報の統合とは、必ずしもビーコン200ごとの人流や各利用者Uの動線を連続させることではない。例えば、事業者は、複数のビーコン200を店舗等の施設内の要所ごとに/無作為(ランダム)に設置し、事業者装置300は各ビーコン200の周囲における各利用者Uの行動を個別に解析するようにしてもよい。
また、上記の実施形態において、端末装置10は、利用者Uが店舗等の施設内を移動している間、例えば専用アプリの機能により、端末装置10のセンサ部20を用いて周期的に/無作為に周辺環境に関する情報を収集してもよい。例えば、気温センサ24を用いて、端末装置10の周囲の気温を検知してもよい。また、音センサ25を用いて、端末装置10の周囲の音を検知してもよい。また、光センサ26を用いて、端末装置10の周囲の照度を検知してもよい。また、画像センサ28を用いて、端末装置10の周囲の画像を撮像してもよい。これにより、利用者Uの移動量と移動方向とともに、その時点での周辺環境を知ることができる。また、周辺環境に関する情報は、利用者Uの移動量と移動方向の裏付けにもなる。
また、上記の実施形態において、サービス提供装置100は、端末装置10と各ビーコン200との間の距離(電波強度)およびその変化と、端末装置10が各ビーコン200の電波を検知した日時および順番とに基づいて、利用者Uの移動を分析してもよい。例えば、端末装置10とビーコン200との間の距離が徐々に短くなっている(ビーコン200の電波強度が徐々に強くなっている)場合には、端末装置10がビーコン200に接近していると推測できる。また、第1のビーコン200Aの電波を検知した後に、第2のビーコン200Bの電波を検知した場合には、第1のビーコン200Aの方から第2のビーコン200Bの方へ移動していることが分かる。また、これらの情報と、ビーコン200ごとの利用者Uの移動量と移動方向に関する情報とを組み合わせて、利用者Uの移動を分析してもよい。このとき、事業者装置300は、店舗等の施設内におけるビーコン200の配置を示すレイアウト情報から、店舗等の施設内における全体的な利用者Uの移動に関する情報を推測できる。
また、上記の実施形態において、利用者Uが店舗等の施設内を徒歩で移動している場合を例に説明しているが、実際には、利用者Uが車両に搭乗(運転/同乗)して移動している場合にも適用できる。例えば、利用者Uが屋内駐車場(立体駐車場/地下駐車場)や車両乗り入れ可能(車両進入可能)な施設の中を車両に搭乗した状態で移動している場合にも適用できる。すなわち、上記の実施形態において、利用者Uが徒歩以外の移動手段で移動してもよい。
〔8.ハードウェア構成〕
上述してきた実施形態に係る情報処理装置としての端末装置10、サービス提供装置100および事業者装置300は、例えば図12に示すような構成のコンピュータ1000によって実現される。図12は、実施形態に係る情報処理装置の機能を実現するコンピュータ1000の一例を示すハードウェア構成図である。以下、実施形態に係る情報処理装置として、事業者装置300を例に挙げて説明する。コンピュータ1000は、CPU1100、RAM1200、ROM(Read Only Memory)1300、HDD(Hard Disk Drive)1400、通信インターフェイス(I/F)1500、入出力インターフェイス(I/F)1600、およびメディアインターフェイス(I/F)1700を有する。
CPU1100は、ROM1300又はHDD1400に記憶されたプログラムに基づいて動作し、各部の制御を行う。ROM1300は、コンピュータ1000の起動時にCPU1100によって実行されるブートプログラムや、コンピュータ1000のハードウェアに依存するプログラム等を記憶する。
HDD1400は、CPU1100によって実行されるプログラム、および、かかるプログラムによって使用されるデータ等を記憶する。なお、HDD1400は、補助記憶装置(ストレージ)の一例であり、実際にはSSD(Solid State Drive)やフラッシュメモリ(Flash Memory)等であってもよい。通信インターフェイス1500は、通信網500(図2に示したネットワークNに対応)を介して他の機器からデータを受信してCPU1100へ送り、CPU1100が生成したデータを、通信網500を介して他の機器へ送信する。
CPU1100は、入出力インターフェイス1600を介して、ディスプレイやプリンタ等の出力装置、および、キーボードやマウス等の入力装置を制御する。CPU1100は、入出力インターフェイス1600を介して、入力装置からデータを取得する。また、CPU1100は、入出力インターフェイス1600を介して生成したデータを出力装置へ出力する。
メディアインターフェイス1700は、記録媒体1800に記憶されたプログラム又はデータを読み取り、RAM1200を介してCPU1100に提供する。CPU1100は、かかるプログラムを、メディアインターフェイス1700を介して記録媒体1800からRAM1200上にロードし、ロードしたプログラムを実行する。記録媒体1800は、例えばDVD(Digital Versatile Disc)、PD(Phase change rewritable Disk)等の光学記録媒体、MO(Magneto-Optical disk)等の光磁気記録媒体、テープ媒体、磁気記録媒体、又は半導体メモリ等である。
例えば、コンピュータ1000が事業者装置300として機能する場合、コンピュータ1000のCPU1100は、RAM1200上にロードされたプログラムを実行することにより、制御部330の機能を実現する。また、HDD1400には、記憶部320内のデータが記憶される。コンピュータ1000のCPU1100は、これらのプログラムを記録媒体1800から読み取って実行するが、他の例として、他の装置から通信網500を介してこれらのプログラムを取得してもよい。
〔9.効果〕
上述してきたように、本願に係る第1の情報処理プログラムは、複数のビーコン200が配置された施設内をビーコン200の電波を受信する端末装置10とともに移動した利用者Uの移動に関する情報であって、ビーコン200ごとの利用者の移動に関する情報を取得する取得手順と、施設内における複数のビーコン200の配置を示す情報に基づいて、ビーコン200ごとの各利用者Uの移動に関する情報を統合する統合手順と、を施設側のコンピュータに実行させる。これにより、コンピュータは事業者装置300として機能し、個々の店舗のレイアウト情報や棚割情報を外部に提供することなく、各店舗が店舗内での利用者の移動に関する情報を外部から入手することができる。
統合手順は、ビーコン200ごとの各利用者Uの動線に関する情報を統合する。これにより、ビーコン200ごとの各利用者Uの動線に関する情報を合成して、店舗等の施設内における全体的な人流や各利用者Uの動線を得ることができる。
また、第1の情報処理プログラムは、施設内のレイアウト情報と、統合された利用者Uの移動に関する情報とに基づいて、施設内における利用者Uの行動を解析する解析手順をさらに施設側のコンピュータに実行させる。これにより、店舗等の施設を運営する事業者は、店舗等の施設内における全体的な各利用者Uの行動の解析結果に基づいて、店舗等の施設内のレイアウトや棚割、業務等を改善することができる。
ビーコン200ごとの各利用者Uの移動に関する情報は、前記ビーコンを基準点とした前記利用者の移動量と移動方向とに関する情報を含む。これにより、歩行者自律航法(PDR)等の技術を用いて得られた店舗等の施設内における利用者Uの行動に関する情報を利用することができる。
取得手順は、端末装置10からビーコン200ごとの各利用者Uの移動に関する情報を収集した外部のコンピュータ(サービス提供装置100)から、ビーコン200ごとの各利用者Uの移動に関する情報を取得する。このように、ビーコン200ごとの人流や各利用者Uの動線の分析は処理能力の高い外部のサービス提供装置100が行うことで、事業者装置300は、ビーコン200ごとの人流や各利用者Uの動線の統合と、統合後の全体的な人流や各利用者Uの動線の解析に注力することができる。
本願に係る第2の情報処理プログラムは、利用者Uとともに施設内を移動して施設内に配置された複数のビーコン200のそれぞれから電波を受信した端末装置10から、ビーコン200の識別情報と、ビーコン200を基準点とした利用者Uの移動量と移動方向とに関する情報を収集する収集手順と、ビーコン200の識別情報と、ビーコン200を基準点とした利用者Uの移動量と移動方向とに基づいて、施設内のレイアウト情報を使用せずに、ビーコン200ごとの各利用者Uの移動を分析する分析手順と、ビーコン200ごとの各利用者Uの移動に関する情報を施設側のコンピュータ(事業者装置300)に提供する提供手順と、を外部のコンピュータに実行させる。これにより、コンピュータはサービス提供装置100として機能し、個々の店舗のレイアウト情報や棚割情報を使用することなく、ビーコン200ごとの各利用者Uの移動をのみを分析することができる。
また、第2の情報処理プログラムは、施設内において利用者Uが端末装置10を用いて電子決済を行った際に電子決済に関する情報を受付ける受付手順と、電子決済に関する情報に基づいて、決済処理を行う決済手順と、をさらに外部のコンピュータに実行させる。このように、利用者Uの端末装置10に対して電子決済サービスを提供する決済サーバが、ビーコン200ごとの各利用者Uの移動を分析するようにすることで、既存の決済システムを利用することができる。
本願に係る第3の情報処理プログラムは、利用者Uとともに施設内を移動して施設内に配置された複数のビーコン200のそれぞれから受信した電波に応じてアプリケーションソフトウェアを起動する起動手順と、アプリケーションソフトウェアにより、ビーコン200の識別情報と、ビーコン200を基準点とした利用者Uの移動量と移動方向とに関する情報を外部のコンピュータに送信する送信手順と、を利用者側のコンピュータに実行させる。これにより、コンピュータは端末装置10として機能し、サービス提供装置100の管理者により配布され、店舗等の施設を運営する事業者により店舗等の施設内の任意の箇所に配置されたビーコン200から、電波を受信して専用アプリを起動し、歩行者自律航法(PDR)を実施することができる。
〔10.その他〕
以上、本願の実施形態を説明したが、これら実施形態の内容により本発明が限定されるものではない。また、前述した構成要素には、当業者が容易に想定できるもの、実質的に同一のもの、いわゆる均等の範囲のものが含まれる。さらに、前述した構成要素は適宜組み合わせることが可能である。さらに、前述した実施形態の要旨を逸脱しない範囲で構成要素の種々の省略、置換又は変更を行うことができる。
また、上記実施形態において説明した各処理のうち、自動的に行われるものとして説明した処理の全部又は一部を手動的に行うこともでき、あるいは、手動的に行われるものとして説明した処理の全部又は一部を公知の方法で自動的に行うこともできる。この他、上記文書中や図面中で示した処理手順、具体的名称、各種のデータやパラメータを含む情報については、特記する場合を除いて任意に変更することができる。例えば、各図に示した各種情報は、図示した情報に限られない。
また、図示した各装置の各構成要素は機能概念的なものであり、必ずしも物理的に図示の如く構成されていることを要しない。すなわち、各装置の分散・統合の具体的形態は図示のものに限られず、その全部又は一部を、各種の負荷や使用状況などに応じて、任意の単位で機能的又は物理的に分散・統合して構成することができる。
例えば、上述したサービス提供装置100や事業者装置300は、複数のサーバコンピュータで実現してもよく、また、機能によっては外部のプラットホーム等をAPI(Application Programming Interface)やネットワークコンピューティング等で呼び出して実現するなど、構成は柔軟に変更できる。
また、上述してきた実施形態および変形例は、処理内容を矛盾させない範囲で適宜組み合わせることが可能である。
また、上述してきた「部(section、module、unit)」は、「手段」や「回路」などに読み替えることができる。例えば、取得部は、取得手段や取得回路に読み替えることができる。
1 情報処理システム
10 端末装置
14 測位部
20 センサ部
31 送信部
32 受信部
33 起動部
34 処理部
100 サービス提供装置
121 ユーザ情報記憶部
122 ビーコン情報記憶部
123 PDR情報記憶部
130 制御部
131 受付部
132 収集部
133 分析部
134 提供部
200 ビーコン
300 事業者装置
321 レイアウト情報記憶部
322 棚割情報記憶部
323 行動情報記憶部
330 制御部
331 取得部
332 統合部
333 解析部
334 学習部

Claims (14)

  1. 複数のビーコンが配置された施設内をビーコンの電波を受信する端末装置とともに移動した利用者の移動に関する情報であって、ビーコンごとの前記利用者の移動に関する情報を取得する取得手順と、
    前記施設内における前記複数のビーコンの配置を示す情報に基づいて、ビーコンごとの前記利用者の移動に関する情報を統合する統合手順と
    を施設側のコンピュータに実行させるための情報処理プログラム。
  2. 前記統合手順は、ビーコンごとの前記利用者の動線に関する情報を統合する
    ことを特徴とする請求項1に記載の情報処理プログラム。
  3. 前記施設内のレイアウト情報と、統合された前記利用者の移動に関する情報とに基づいて、前記施設内における前記利用者の行動を解析する解析手順
    をさらに施設側のコンピュータに実行させることを特徴とする請求項1又は2に記載の情報処理プログラム。
  4. ビーコンごとの前記利用者の移動に関する情報は、前記ビーコンを基準点とした前記利用者の移動量と移動方向とに関する情報を含む
    ことを特徴とする請求項1〜3のうちいずれか1つに記載の情報処理プログラム。
  5. 前記取得手順は、前記端末装置からビーコンごとの前記利用者の移動に関する情報を収集した外部のコンピュータから、ビーコンごとの前記利用者の移動に関する情報を取得する
    ことを特徴とする請求項1〜4のうちいずれか1つに記載の情報処理プログラム。
  6. 利用者とともに施設内を移動して前記施設内に配置された複数のビーコンのそれぞれから電波を受信した端末装置から、ビーコンの識別情報と、前記ビーコンを基準点とした前記利用者の移動量と移動方向とに関する情報を収集する収集手順と、
    ビーコンの識別情報と、前記ビーコンを基準点とした前記利用者の移動量と移動方向とに基づいて、前記施設内のレイアウト情報を使用せずに、ビーコンごとの前記利用者の移動を分析する分析手順と、
    ビーコンごとの前記利用者の移動に関する情報を施設側のコンピュータに提供する提供手順と
    を外部のコンピュータに実行させるための情報処理プログラム。
  7. 前記施設内において前記利用者が前記端末装置を用いて電子決済を行った際に前記電子決済に関する情報を受付ける受付手順と、
    前記電子決済に関する情報に基づいて、決済処理を行う決済手順と
    をさらに外部のコンピュータに実行させることを特徴とする請求項6に記載の情報処理プログラム。
  8. 利用者とともに施設内を移動した際に前記施設内に配置された複数のビーコンのそれぞれから電波を受信する受信手段と、
    ビーコンから受信した前記電波に応じてアプリケーションソフトウェアを起動する起動手順と、
    前記アプリケーションソフトウェアにより、ビーコンの識別情報と、前記ビーコンを基準点とした前記利用者の移動量と移動方向とに関する情報を外部のコンピュータに送信する送信手順と
    を利用者側のコンピュータに実行させるための情報処理プログラム。
  9. 施設側のコンピュータが実行する情報処理方法であって、
    複数のビーコンが配置された施設内をビーコンの電波を受信する端末装置とともに移動した利用者の移動に関する情報であって、ビーコンごとの前記利用者の移動に関する情報を取得する取得工程と、
    前記施設内における前記複数のビーコンの配置を示す情報に基づいて、ビーコンごとの前記利用者の移動に関する情報を統合する統合工程と
    を含むことを特徴とする情報処理方法。
  10. 外部のコンピュータが実行する情報処理方法であって、
    利用者とともに施設内を移動して前記施設内に配置された複数のビーコンのそれぞれから電波を受信した端末装置から、ビーコンの識別情報と、前記ビーコンを基準点とした前記利用者の移動量と移動方向とに関する情報を収集する収集工程と、
    ビーコンの識別情報と、前記ビーコンを基準点とした前記利用者の移動量と移動方向とに基づいて、前記施設内のレイアウト情報を使用せずに、ビーコンごとの前記利用者の移動を分析する分析工程と、
    ビーコンごとの前記利用者の移動に関する情報を施設側のコンピュータに提供する提供工程と
    を含むことを特徴とする情報処理方法。
  11. 利用者側のコンピュータが実行する情報処理方法であって、
    利用者とともに施設内を移動した際に前記施設内に配置された複数のビーコンのそれぞれから電波を受信する受信工程と、
    ビーコンから受信した前記電波に応じてアプリケーションソフトウェアを起動する起動工程と、
    前記アプリケーションソフトウェアの機能により、ビーコンの識別情報と、前記ビーコンを基準点とした前記利用者の移動量と移動方向とに関する情報を外部のコンピュータに送信する送信工程と
    を含むことを特徴とする情報処理方法。
  12. 施設側の情報処理装置であって、
    複数のビーコンが配置された施設内をビーコンの電波を受信する端末装置とともに移動した利用者の移動に関する情報であって、ビーコンごとの前記利用者の移動に関する情報を取得する取得部と、
    前記施設内における前記複数のビーコンの配置を示す情報に基づいて、ビーコンごとの前記利用者の移動に関する情報を統合する統合部と
    を備えることを特徴とする情報処理装置。
  13. 外部の情報処理装置であって、
    利用者とともに施設内を移動して前記施設内に配置された複数のビーコンのそれぞれから電波を受信した端末装置から、ビーコンの識別情報と、前記ビーコンを基準点とした前記利用者の移動量と移動方向とに関する情報を収集する収集部と、
    ビーコンの識別情報と、前記ビーコンを基準点とした前記利用者の移動量と移動方向とに基づいて、前記施設内のレイアウト情報を使用せずに、ビーコンごとの前記利用者の移動を分析する分析部と、
    ビーコンごとの前記利用者の移動に関する情報を施設側の情報処理装置に提供する提供部と
    を備えることを特徴とする情報処理装置。
  14. 利用者側の情報処理装置であって、
    利用者とともに施設内を移動した際に前記施設内に配置された複数のビーコンのそれぞれから電波を受信する受信部と、
    ビーコンから受信した前記電波に応じてアプリケーションソフトウェアを起動する起動部と、
    前記アプリケーションソフトウェアにより、ビーコンの識別情報と、前記ビーコンを基準点とした前記利用者の移動量と移動方向とに関する情報を外部の情報処理装置に送信する送信部と
    を備えることを特徴とする情報処理装置。
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