JP2021067985A - 情報処理装置、情報処理方法および情報処理プログラム - Google Patents

情報処理装置、情報処理方法および情報処理プログラム Download PDF

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Abstract

【課題】顧客の属性を把握していなくても、その顧客が興味を持った商品を推定する情報処理装置、情報処理方法及び情報処理プログラムを提供する。【解決手段】ユーザー端末と情報処理装置がネットワークを介して接続された情報処理システムにおいて、情報処理装置100は、取得部と、推定部と、予測部と、提供部とを備える。取得部は、ユーザとともに移動するユーザ端末が検知した検知情報を取得する。推定部は、取得部が取得した検知情報に対応する対象物を推定する。予測部は、推定部が推定した対象物に基づいて他の対象物を予測する。提供部は、予測部が予測した他の対象物の関連情報をユーザ端末に提供する。【選択図】図4

Description

本発明は、情報処理装置、情報処理方法および情報処理プログラムに関する。
従来、ユーザが所有する端末装置から位置情報を取得し、取得した位置情報に基づいて各種情報処理を行う技術が提案されている。
このような技術の一例として、顧客の携帯端末の現在位置を取得し、この端末位置がデパートを基準として所定圏内に含まれているかをチェックし、デパートの近辺に居れば、その顧客の属性に合ったテナントや売り場を選択して、そのテナントや売り場に関する案内情報をその携帯端末へ送信する技術が知られている。
特開2002−279285号公報
しかしながら、顧客が来店したからといって、その顧客が来店した店舗で取り扱われている商品等の所定の対象物に対して興味を持っているとは限らないので、特典の付与が無駄になる恐れがある。また、その顧客の属性に合ったテナントや売り場を案内するためには、その顧客の属性をあらかじめ把握している必要がある。
本願は、上記に鑑みてなされたものであって、顧客の属性を把握していなくても、その顧客が興味を持った商品を推定することができる情報処理装置、情報処理方法および情報処理プログラムを提供することを目的とする。
本願に係る情報処理装置は、ユーザとともに移動する端末装置が検知した検知情報を取得する取得部と、前記取得部が取得した検知情報に対応する対象物を推定する推定部とを備えたことを特徴とする。
実施形態の一態様によれば、顧客の属性を把握していなくても、その顧客が興味を持った商品を推定することができる。
図1は、実施形態に係る情報処理方法の概要を示す説明図である。 図2は、実施形態に係る情報処理システムの構成例を示す図である。 図3は、実施形態に係るユーザ端末の構成例を示す図である。 図4は、実施形態に係る情報処理装置の構成例を示す図である。 図5は、実施形態に係る陳列場所情報の一例を示す図である。 図6は、実施形態に係るPDR履歴情報の一例を示す図である。 図7は、実施形態に係る学習モデルの一例を示す図である。 図8は、実施形態に係る商品関連情報の一例を示す図である。 図9は、実施形態に係る処理手順を示すフローチャートである。 図10は、情報処理装置の機能を実現するコンピュータの一例を示すハードウェア構成図である。
以下に、本願に係る情報処理装置、情報処理方法、および情報処理プログラムを実施するための形態(以下、「実施形態」と記載する)について図面を参照しつつ詳細に説明する。なお、この実施形態により本願に係る情報処理装置、情報処理方法、および情報処理プログラムが限定されるものではない。また、以下の実施形態において同一の部位には同一の符号を付し、重複する説明は省略される。
〔1.情報処理方法の概要〕
まず、図1を参照し、実施形態に係る情報処理装置が行う情報処理方法の概要について説明する。図1は、実施形態に係る情報処理方法の概要を示す説明図である。以下では、実施形態に係る情報処理装置が、例えば店舗内を巡回するユーザが興味を持った商品を推定し、ユーザ端末にその商品の関連情報を提供する場合を例に挙げて説明する。
図1に示すユーザ端末10(端末装置)は、例えばスマートフォンやタブレット端末等のスマートデバイス、又はその他の携帯型/可搬式の電子機器(ガジェット)であって、ユーザUとともに移動し、センサ(加速度センサ、ジャイロセンサ、磁気センサ、気圧センサ等)を利用したPDR(Pedestrian Dead Reckoning:歩行者自律航法)技術を利用して、ユーザ端末10の屋内位置や移動方位を検出する。このとき、ユーザ端末10は、店舗内に複数のフロア(階)がある場合には、PDR情報に「高度」又は「階」に関する情報を追加してもよい。また、ユーザ端末10には、眼鏡型や時計型の情報処理端末であるウェアラブルデバイス(wearable device)も含まれる。なお、ユーザ端末10は、店舗内で使用されるショッピングカート(以下、単に「カート」と表記する)と連動/一体化していてもよい。例えば、ユーザ端末10は、有線通信又は無線通信により、カートに搭載された各種センサおよび電子機器から情報を取得してもよい。また、ユーザ端末10は、タッチパネル式の情報表示装置として、カートに搭載されていてもよい。また、ユーザ端末10は、カートに限らず、買い物かご(バスケット)やトレイと連動/一体化していてもよい。また、ユーザ端末10は、ユーザUが店舗入場(入店)した時に店舗側から貸与され、ユーザUが商品を決済/店舗から退場(退店)する時に店舗側に返却するものでもよい。
図1に示す情報処理装置100は、例えばデスクトップPC(Personal Computer)、サーバ、あるいはメインフレーム又はワークステーション等である。また、情報処理装置30は、分散コンピューティングやクラウドコンピューティングを実現する複数台のサーバのうちの一台でもよい。情報処理装置100は、1又は複数のユーザ端末10と通信し、ユーザ端末10の屋内位置や移動方位に関するPDR情報に基づいて、ユーザUが興味を持った商品を推定し、さらに推定された商品からユーザUが興味を持ちそうな商品を予測し、これらの商品の関連情報をユーザ端末10に提供する。
図1に示すように、ユーザ端末10は、そのユーザUとともに店舗内を巡回し、例えば店舗内で第1商品が陳列された陳列棚に接近し(ステップS1)、ユーザUが第1商品の購入を検討したときに(ステップS2)、ユーザ端末10の屋内位置や移動方位に関する第1のPDR情報を、実施形態に係る情報処理装置100に通知する(ステップS3)。なお、陳列棚は、店舗什器の一例である。陳列棚には、冷凍・冷蔵ショーケースも含まれる。また、陳列棚は、例えば店舗内の特定の位置に配置され、おすすめ商品や特売商品等を載置した台(陳列台、販売台)やワゴン、屋台、カート等でもよい。また、商品はフックやハンガーラックにかけられていてもよい。また、商品は、床置きされていてもよいし、壁面や天井に配置されていてもよいし、天井から吊り下げられていてもよい。
例えば、ユーザ端末10は、第1商品が陳列された陳列棚の前で停止/減速したり、その陳列棚の前を低速(所定速度以下)で通過したりしたときに、第1商品が陳列された陳列棚への接近や、第1商品の購入の検討が行われたと判断し、その時点で第1のPDR情報を情報処理装置100に通知してもよい。また、第1商品の購入の検討は、第1商品を実際に購入したか否かは問わず、例えば第1商品を手に取ってみたり、カートに入れてみたりしたこと、もしくは第1商品を手に取らずとも所定時間その場に留まってみたことや、第1商品が陳列された陳列棚に何度も接近することも含む。なお、ユーザ端末10がカートと連動している場合には、陳列棚の周囲でのカートの積載物の質量の増減/変化量により、第1商品がカートに入れられたことを検出し、その時点で第1のPDR情報を情報処理装置100に通知してもよい。
情報処理装置100は、ユーザ端末10から第1のPDR情報の通知を受けると、第1のPDR情報から第1商品を推定する(ステップS4)。例えば、情報処理装置100は、第1のPDR情報と、店舗内の商品の陳列場所情報とに基づいて、ユーザUが購入を検討した商品が第1商品であると推定する。このとき、情報処理装置100は、例えばスーパーマーケットやコンビニエンスストア、量販店、ドラッグストア等の店舗内のように陳列棚が通路を挟んで向かい合っている場合であっても、第1のPDR情報に基づいて、ユーザ端末10の屋内位置や移動方位を特定し、ユーザUがどれだけの時間、何の商品を見ていたのか、陳列棚単位での興味度から第1商品を推定する。また、ユーザUが店舗に入場(入店)してから最初に向かった/購入を検討した商品を知ることで、ユーザUが最も興味を持っている商品や、ユーザUの嗜好を推定することができる。
なお、一般的には、店舗内の陳列棚には1つの商品に限らず複数の商品が陳列されていることが多いため、通常は、この時点で第1商品を特定することは困難である。また、例えば陳列棚の3段目に焼きそばの麺、4段目にうどんの麺が陳列されている場合には、位置情報だけでは、どちらの商品の購入を検討したのか判断できない。したがって、第1商品は、焼きそばの麺又はうどんの麺のいずれかであると漠然と推定することになる。このとき、情報処理装置100は、さらに第1のPDR情報やユーザUのモーションに関するセンサ情報等に基づいて、ユーザUが陳列棚の3段目にある焼きそばの麺を手に取ったと判断し、第1商品が焼きそばの麺であると推定するようにしてもよい。
次に、ユーザ端末10は、そのユーザUとともに、例えば店舗内で第1商品が陳列された陳列棚から第2商品が陳列された陳列棚へ移動する(ステップS5)。ユーザ端末10は、第2商品が陳列された陳列棚に接近し(ステップS6)、ユーザUが第2商品の購入を検討したときに(ステップS7)、ユーザ端末10の屋内位置や移動方位に関する第2のPDR情報を、実施形態に係る情報処理装置100に通知する(ステップS8)。
なお、第2商品は、1つに限らず複数でもよい。例えば、ユーザUが複数の商品を購入する場合において、ある商品を第1商品としたときに、それ以外の商品を第2商品とする。すなわち、第1商品は主たる商品であり、第2商品は従たる商品である。したがって、ユーザUが第1商品と第2商品とを取得する際の順序は反対でもよい。
情報処理装置100は、ユーザ端末10から第2のPDR情報の通知を受けると、第2のPDR情報から第2商品を推定する(ステップS9)。例えば、情報処理装置100は、第2のPDR情報と、店舗内の商品の陳列場所情報とに基づいて、ユーザUが追加で購入を検討した商品が第2商品であると推定する。第2商品が陳列された陳列棚がもやしやキャベツ等の陳列棚である場合には、情報処理装置100は、第2商品がもやしやキャベツ等であると漠然と推定する。
また、情報処理装置100は、第2商品から第1商品を高精度に推定する(ステップS10)。例えば、情報処理装置100は、第1商品が焼きそばの麺又はうどんの麺のいずれかであると推定し、第2商品がもやしやキャベツ等であると推定した場合、機械学習による学習モデル等を基に「焼きそばの麺、もやし、キャベツ」の組合せを連想し、第1商品が焼きそばの麺であると特定する。すなわち、第1商品と第2商品との関係性から、第1商品に関する推定の確度や尤度を向上させる。無論、情報処理装置100は、商品によっては、第1商品から第2商品を高精度に推定することも可能である。
さらに、情報処理装置100は、高精度に推定した第1商品から第3商品を予測する(ステップS11)。例えば、情報処理装置100は、第1商品が焼きそばの麺であると特定した場合、第2商品がもやしやキャベツ等であることから、機械学習による学習モデル等を基に、さらに第3商品として豚肉や鰹節を購入することを予想する。
情報処理装置100は、第1商品、第2商品および第3商品ののうち少なくとも1つの商品の関連情報をユーザ端末10に提供する(ステップS12)。例えば、情報処理装置100は、上記の関連情報として、第1商品、第2商品および第3商品の割引クーポンの配布、購入時のポイント加算およびお役立ち情報、予測された第3商品の陳列場所の位置案内、タイムセールの予告等、第1商品、第2商品および第3商品に関する有益な情報をユーザ端末10に提供する。ここでは、情報処理装置100は、第3商品の関連情報をユーザ端末10に提供するものとする。
次に、ユーザ端末10は、情報処理装置100から第3商品の関連情報の提供を受けて、そのユーザUとともに、例えば店舗内で第2商品が陳列された陳列棚から第3商品が陳列された陳列棚へ移動する(ステップS13)。ユーザ端末10は、第3商品が陳列された陳列棚に接近し(ステップS14)、ユーザUが第3商品の購入を検討したときに(ステップS15)、ユーザ端末10の屋内位置や移動方位に関する第3のPDR情報を、実施形態に係る情報処理装置100に通知する(ステップS16)。
これにより、情報処理装置100は、第3商品の関連情報の提供に応じて、ユーザUが実際に第3商品の陳列棚へ移動したことを知ることができる。また、第3商品の予測が正しかったことを確認することができる。また、ユーザUが最終的に店舗を出るまで第3商品の陳列棚へ移動しなかった場合や、予測された第3商品とは異なる商品を購入した場合には、PDR情報により、そのことを知ることで、機械学習による学習モデルに反映し、次回以降の第3商品の予測に役立てることができる。
なお、上記のステップS12の情報提供は必須ではない。仮に第3商品の関連情報の提供がなくても、商品の関係性から、ユーザUが自発的に第3商品の陳列棚へ移動することがあり得るため、第3商品の予測が正しかったか否かを確認することはできる。すなわち、情報処理装置100は、必ず情報提供を行わなければならないわけではない。上記のステップS12において、情報処理装置100が情報提供を行うか否かは任意である。また、情報処理装置100が情報提供を行うタイミングについても任意である。例えば、上記のステップS12の情報提供について、情報処理装置100は、ユーザ端末10(すなわちユーザU)の入店から決済/退店までの間に、任意のタイミングで情報提供を行うようにしてもよい。
〔2.情報処理システムの構成〕
次に、図2を用いて、実施形態に係る情報処理装置100が含まれる情報処理システム1の構成について説明する。図2は、実施形態に係る情報処理システム1の構成例を示す図である。図2に例示するように、実施形態に係る情報処理システム1には、ユーザ端末10と情報処理装置100とが含まれる。これらの各種装置は、ネットワークNを介して、有線又は無線により通信可能に接続される。また、図2に示す情報処理システム1に含まれる各装置の数は図示したものに限られない。例えば、情報処理システム1には、複数台のユーザ端末10が含まれてもよい。
ユーザ端末10は、ユーザによる操作や、ユーザ端末10が有する機能に応じて、自装置のPDR情報を取得し、記憶する情報処理端末である。例えば、ユーザ端末10は、自装置に搭載された各種センサを利用することによってPDR情報を取得する。そして、ユーザ端末10は、取得したPDR情報を情報処理装置100に送信する。
情報処理装置100は、上述のように、ユーザ端末10からPDR情報を取得し、PDR情報と陳列場所情報とに基づいて、ユーザUが関心を持った商品を推定し、推定された商品からユーザUが関心を持ちそうな商品を予測するサーバ装置である。なお、情報処理装置100は、種々のサービスを提供するサービスサーバとしての機能を有していてもよい。例えば、情報処理装置100は、サービスに係るウェブサイトを提供するウェブサーバとしての機能を有していてもよい。
〔3.ユーザ端末の構成〕
次に、図3を用いて、実施形態に係るユーザ端末10の構成について説明する。図3は、実施形態に係るユーザ端末10の構成例を示す図である。図3に示すように、ユーザ端末10は、通信部11と、入力部12と、表示部13と、検知部14と、記憶部15と、制御部16とを有する。
(通信部11について)
通信部11は、ネットワークNと有線又は無線で接続され、情報処理装置100等との間で情報の送受信を行う。通信部11は、例えばアンテナやNIC(Network Interface Card)等によって実現される。
(入力部12および表示部13について)
入力部12は、ユーザUから各種操作を受け付ける入力装置である。例えば、入力部12は、ユーザ端末10に備えられた操作キー等によって実現される。表示部13は、各種情報を表示するための表示装置である。例えば、表示部13は、液晶ディスプレイ(Liquid Crystal Display:LCD)や有機ELディスプレイ(Organic Light-Emitting Diode:OLED)等によって実現される。なお、ユーザ端末10にタッチパネルが採用される場合には、入力部12の一部と表示部13とは一体化される。
(検知部14について)
検知部14は、ユーザ端末10に関する各種情報を検知する。具体的には、検知部14は、ユーザ端末10に対するユーザUの操作や、ユーザ端末10の所在する位置情報や、ユーザ端末10と接続されている機器に関する情報や、ユーザ端末10における環境や、ユーザ端末10を所持するユーザUの挙動や状態等を検知する。図3に示す例では、検知部14は、操作検知部141と、位置検知部142と、外部装置検知部143と、環境検知部144と、動作検知部145とを有する。
(操作検知部141について)
操作検知部141は、ユーザ端末10に対するユーザUの操作を検知する。例えば、操作検知部141は、入力部12に入力された情報に基づいて、ユーザUの操作を検知する。すなわち、操作検知部141は、入力部12に画面をタッチする操作の入力があったことや、音声の入力があったこと等を検知する。また、操作検知部141は、ユーザUによって所定のアプリケーション(以下、単に「アプリ」と表記する)が起動されたことを検知してもよい。例えば、かかるアプリがユーザ端末10内の撮像装置を動作させるアプリである場合、操作検知部141は、ユーザUによって撮像機能が利用されていることを検知する。また、操作検知部141は、ユーザ端末10内に備えられた加速度センサやジャイロセンサ等で検知されたデータに基づき、ユーザ端末10自体が動かされているといった操作を検知してもよい。
(位置検知部142について)
位置検知部142は、ユーザ端末10の現在位置を検知する。具体的には、位置検知部142は、PDR技術を利用して自装置の屋内位置を検知する。例えば、位置検知部142は、ユーザ端末10のセンサ(加速度センサ、ジャイロセンサ、磁気センサ、気圧センサ等)を使い、ユーザ端末10を持っているユーザUの移動方向や移動量、移動距離などを計測して現在位置を推定する。
また、位置検知部142は、種々の手法により位置を検知することができる。例えば、位置検知部142は、PDR技術に加えて、位置補正等のための補助的な測位手段として、ユーザ端末10の様々な通信機能を利用して位置を検知してもよい。
(Wi−Fi測位)
例えば、位置検知部142は、ユーザ端末10のWi−Fi(登録商標)通信機能や、各通信会社が備える通信網を利用して、ユーザ端末10の位置を検知する。具体的には、位置検知部142は、Wi−Fi通信等を行い、付近の基地局やアクセスポイントとの距離を測位することにより、自装置の位置を検知する。
(ビーコン測位)
また、位置検知部142は、ユーザ端末10のBluetooth(登録商標)機能を利用して位置を検知してもよい。例えば、位置検知部142は、Bluetooth機能によって接続されるビーコン(beacon)発信機と接続することにより、自装置の位置を検知する。
(地磁気測位)
また、位置検知部142は、予め測定された構造物の地磁気のパターンと、自装置が備える地磁気センサとに基づいて、自装置の位置を検知する。
(RFID測位)
また、例えば、ユーザ端末10が駅改札や商店等で使用される非接触型ICカードと同等のRFID(Radio Frequency Identification)タグの機能を備えている場合、もしくはRFIDタグを読み取る機能を備えている場合、ユーザ端末10によって決済等が行われた情報とともに、使用された位置が記録される。位置検知部142は、かかる情報を取得することで、ユーザ端末10の位置を検知してもよい。また、位置は、ユーザ端末10が備える光学式センサや、赤外線センサ等によって検知されてもよい。
(GPS測位)
また、位置検知部142は、GPS(Global Positioning System)衛星から送出される電波を受信し、受信した電波に基づいてユーザ端末10の現在位置を示す位置(例えば、緯度および経度)を検知してもよい。但し、GPSは、ユーザ端末10が建物内に存在する場合には位置の検出精度が低下するため、屋内での位置検出には不向きである。したがって、GPSを利用する場合は、補助的な利用、又は屋外での利用を想定している。
位置検知部142はPDR技術と、必要に応じて上述した補助的な測位手段の一つ又は組合せを用いて、自装置の位置を検知する。そして、後述する取得部161は、位置検知部142が検知した位置と、検知した時間との情報に基づいて、ユーザ端末10の位置情報を取得する。
(外部装置検知部143について)
外部装置検知部143は、ユーザ端末10に接続される外部装置を検知する。例えば、外部装置検知部143は、外部装置との相互の通信パケットのやり取りなどに基づいて、外部装置を検知する。そして、外部装置検知部143は、検知した外部装置をユーザ端末10と接続される端末として認識する。また、外部装置検知部143は、外部装置との接続の種類を検知してもよい。例えば、外部装置検知部143は、外部装置と有線で接続されているか、無線通信で接続されているかを検知する。また、外部装置検知部143は、無線通信で用いられている通信方式等を検知してもよい。また、外部装置検知部143は、外部装置が発する電波を検知する電波センサや、電磁波を検知する電磁波センサ等によって取得される情報に基づいて、外部装置を検知してもよい。
(環境検知部144について)
環境検知部144は、ユーザ端末10における環境を検知する。環境検知部144は、ユーザ端末10に備えられた各種センサや機能を利用し、環境に関する情報を検知する。例えば、環境検知部144は、ユーザ端末10の周囲の音を収集するマイクロフォンや、ユーザ端末10の周囲の照度を検知する照度センサや、ユーザ端末10の物理的な動きを検知する加速度センサ(又は、ジャイロセンサなど)や、ユーザ端末10の周囲の湿度を検知する湿度センサや、ユーザ端末10の所在位置における磁場を検知する地磁気センサ等を利用する。そして、環境検知部144は、各種センサを用いて、種々の情報を検知する。例えば、環境検知部144は、ユーザ端末10の周囲における騒音レベルや、ユーザ端末10の周囲が撮像に適する照度であるか等を検知する。さらに、環境検知部144は、カメラで撮影された写真や映像に基づいて周囲の環境情報を検知してもよい。
(動作検知部145について)
動作検知部145は、例えばモーションセンサ等を利用して、ユーザ端末10を所持するユーザUの動作や状態を検知する。モーションセンサは、加速度センサ、ジャイロセンサ、歩数センサ、および生体センサ等を含む。加速度センサは、ユーザ端末10の加速度を検知するセンサである。ジャイロセンサは、ユーザ端末10の姿勢および角速度等を検知するセンサである。歩数センサは、ユーザ端末10のユーザUが歩行した歩数を計数するセンサである。生体センサは、ユーザ端末10のユーザUの心拍数や体温等を検知するセンサである。
(記憶部15について)
記憶部15は、各種情報を記憶する。記憶部15は、例えば、RAM(Random Access Memory)、フラッシュメモリ(Flash Memory)等の半導体メモリ素子、又は、ハードディスク、光ディスク等の記憶装置によって実現される。例えば、記憶部15は、検知部14によって検知された各種情報を、検知された日時と対応付けて記憶する。具体的には、記憶部15は、検知部14によって検知された各種情報に基づくPDR情報を記憶する。また、記憶部15は、ユーザ端末10にインストールされたアプリに関する情報を記憶する。
(制御部16について)
制御部16は、例えば、コントローラ(controller)であり、CPU(Central Processing Unit)やMPU(Micro Processing Unit)等によって、ユーザ端末10内部の記憶装置に記憶されている各種プログラムがRAMを作業領域として実行されることにより実現される。また、制御部16は、コントローラであり、例えば、ASIC(Application Specific Integrated Circuit)やFPGA(Field Programmable Gate Array)等の集積回路により実現される。
制御部16は、情報処理装置100にユーザ端末10のPDR情報を提供する処理を制御する。例えば、制御部16は、ユーザ端末10のPDR情報の提供処理を実現するためのプログラム(アプリ)を実行制御する。プログラムは、情報処理装置100にアクセスすることによりユーザ端末10にダウンロードされ実行されてもよいし、ユーザ端末10を有するユーザUによる操作に従ってサーバ装置(情報処理装置100、又は、各種プログラムを提供する外部サーバ)からダウンロードされ、ユーザ端末10にインストールされてもよい。
図3に示すように、制御部16は、取得部161と、受信部162と、送信部163とを有し、以下に説明する情報処理の機能や作用を実現又は実行する。例えば、制御部16は、RAMを作業領域として上述したプログラムを実行することにより、以下に説明する情報処理の機能や作用を実現する。なお、制御部16の内部構成は、図3に示した構成に限られず、後述する情報処理を行う構成であれば他の構成であってもよい。また、制御部16が有する各処理部の接続関係は、図3に示した接続関係に限られず、他の接続関係であってもよい。
(取得部161について)
取得部161は、各種情報を取得する。例えば、取得部161は、検知部14を制御することにより、検知部14によって検知される各種情報を取得する。例えば、取得部161は、位置検知部142によって検知された情報に基づいて、ユーザ端末10の位置情報を取得する。なお、取得部161は、位置情報に限らず、ユーザ端末10の周囲の環境に関する情報等の各種センサ情報を含む、ユーザ端末10のコンテキストに関する情報を取得する。取得部161は、検知部14によって検知される各種情報に基づいて、PDR情報を取得する。
取得部161は、所定の時間ごとにPDR情報を取得するようにしてもよい。例えば、取得部161は、定期的(10秒ごと、1分ごと、5分ごと等)に、上述した検知部14を制御すること等により、PDR情報を取得する。なお、取得部161がPDR情報を取得するタイミングは、情報処理装置100によって設定されてもよい。
(受信部162について)
受信部162は、各種情報を受信する。例えば、受信部162は、情報処理装置100から送信される商品関連情報を受信する。制御部16は、受信部162が受信した商品関連情報を、表示部13に表示したり、記憶部15に記憶したりする。
(送信部163について)
送信部163は、各種情報を送信する。具体的には、送信部163は、PDR情報を情報処理装置100に送信する。例えば、送信部163は、ユーザ端末10を識別するための識別情報と、ユーザUを識別するための識別情報と、取得部161によって取得されたPDR情報と、PDR情報の取得日時を示す情報とを対応付けて、情報処理装置100に送信する。
〔4.情報処理装置の構成〕
次に、図4を用いて、実施形態に係る情報処理装置100の構成について説明する。図4は、実施形態に係る情報処理装置100の構成例を示す図である。図4に示すように、情報処理装置100は、通信部110と、記憶部120と、制御部130とを有する。なお、情報処理装置100は、情報処理装置100を利用する管理者等から各種操作を受け付ける入力部(例えば、キーボードやマウス等)や、各種情報を表示するための表示部(例えば、液晶ディスプレイ等)を有してもよい。
(通信部110について)
通信部110は、例えばNIC等によって実現される。通信部110は、ネットワークNと有線又は無線で接続され、ネットワークNを介して、ユーザ端末10等との間で情報の送受信を行う。
(記憶部120について)
記憶部120は、例えば、RAM、フラッシュメモリ等の半導体メモリ素子、又は、ハードディスク、光ディスク等の記憶装置によって実現される。記憶部120は、陳列場所情報121と、PDR履歴情報122と、学習モデル123と、商品関連情報124とを有する。
(陳列場所情報121について)
陳列場所情報121は、店舗内の陳列棚に陳列されている商品の識別情報と、その商品が陳列されている陳列場所とが対応付けられた情報である。なお、陳列場所情報121には、店舗内における全商品の識別情報とその陳列場所とが含まれていてもよいし、店舗内における特定の商品(セール対象商品、広告掲載商品等)の識別情報とその陳列場所のみが含まれていてもよい。陳列場所情報121は、店舗ごとに個別に用意されていてもよいし、対象となる全店舗について店舗IDで識別して一元管理されていてもよい。
ここで、図5に、実施形態に係る陳列場所情報121の一例を示す。図5は、実施形態に係る陳列場所情報121の一例を示す図である。図5に示した例では、陳列場所情報121は、「商品ID」、「店舗ID」、「陳列場所」といった項目を有する。また、「陳列場所」の項目は、「位置」、「方位」、「各種センサ情報」といった小項目を有する。
「商品ID」は、店舗内の陳列棚に陳列されている商品を識別する識別情報を示す。例えば、商品IDは、商品名、商品識別コード等である。商品IDは、情報処理装置100が商品を識別可能な識別情報であればよい。「店舗ID」は、その商品が陳列されている陳列棚が配置されている店舗を識別する識別情報を示す。店舗ごとに陳列棚や商品の配置は異なっているため、店舗を識別することが好ましい。なお、陳列場所情報121が店舗ごとに個別に用意されている場合や、情報処理装置100が特定の店舗内でのみ利用される店舗装置である場合には、「店舗ID」は省略してもよい。例えば、「店舗ID」の項目自体を削除してもよいし、「店舗ID」の項目に対して空白(未入力)/データなし(N/D:No Data)/ダミーデータの入力等により対応してもよい。
「陳列場所」は、店舗内における陳列棚および商品の所在場所を示す。例えば、「位置」は、店舗内の陳列棚に陳列されている商品の位置を示す。「方位」は、店舗内の陳列棚に陳列されている商品の方位を示す。「各種センサ情報」は、店舗内の陳列棚に陳列されている商品の周囲で各種センサによって検知される情報を示す。
本実施形態では、「陳列場所」は、陳列されている商品についてPDR情報に対応する情報を示す。したがって、「陳列場所」の項目に含まれる「位置」、「方位」および「各種センサ情報」は、ユーザ端末10から通知されるPDR情報に対応している。具体的には、「位置」は、ユーザUが店舗内の陳列棚に陳列されている商品を見たり手に取ったりする際の位置を示す。「方位」は、ユーザUが店舗内の陳列棚に陳列されている商品を見たり手に取ったりする際の方位を示す。すなわち、「方位」は、ユーザUがその「位置」から見て商品が存在する方位を示す。「各種センサ情報」は、ユーザUが店舗内の陳列棚に陳列されている商品を見たり手に取ったりする際に各種センサによって検知される情報を示す。
すなわち、図5では、陳列場所情報121に記憶されるデータの一例として、商品ID「C1」の商品が、店舗ID「L1」の店舗において、位置「P1」、方位「A1」、各種センサ情報「X1」となる陳列場所に陳列されていることを示している。また、商品ID「C2」の商品が、店舗ID「L1」の店舗において、位置「P2」、方位「A2」、各種センサ情報「X2」となる陳列場所に陳列されていることを示している。
(PDR履歴情報122について)
PDR履歴情報122は、ユーザ端末10から通知されたPDR情報を蓄積する。ここで、図6に、実施形態に係るPDR履歴情報122の一例を示す。図6は、実施形態に係るPDR履歴情報122の一例を示す図である。図6に示した例では、PDR履歴情報122は、「端末ID」、「ユーザID」、「店舗ID」、「PDR情報」、「推定商品」、「予測商品」、「提供情報」といった項目を有する。また、「PDR情報」の項目は、「取得日時」、「位置」、「方位」、「各種センサ情報」といった小項目を有する。
「端末ID」は、ユーザUが利用するユーザ端末10を識別する識別情報を示す。「ユーザID」は、ユーザUを識別する識別情報を示す。なお、ユーザ端末10とユーザUとが1対1の関係である場合には、「端末ID」と「ユーザID」とに同一/共通の識別情報を使用してもよい。この場合、「端末ID」と「ユーザID」とを集約してもよい。
また、各ユーザUは、複数のユーザ端末10を所有していてもよい。この場合、情報処理装置100は、ユーザUを一意に識別する識別情報を利用することで、複数のユーザ端末10から通知されたPDR情報とユーザUとを対応付ける。なお、ユーザUの識別情報とは、例えば、情報処理装置100が提供するサービスにおいて各ユーザUに付与されるサービス用ID(ユーザアカウント)等である。かかるIDは、情報処理装置100のみならず、情報処理装置100と提携した事業者によって発行されてもよい。これにより、情報処理装置100は、一人のユーザUが複数のユーザ端末10を利用していたり、異なる環境でサービスにログインしていたりする場合でも、当該ユーザUを一意に特定してPDR情報を取得することができる。また、情報処理装置100は、ユーザUの識別情報として、サービスを利用した際のクッキー(Cookie)情報や、端末固有の端末ID等を利用してもよい。
「店舗ID」は、ユーザUが来店した店舗を識別する識別情報を示す。なお、店舗IDは、ユーザUがその店舗に入店した時点で特定してもよいし、ユーザ端末10から第1のPDR情報が通知された時点で特定してもよい。例えば、ユーザ端末10がGPS情報等を情報処理装置100に通知し、情報処理装置100はGPS情報等に基づいて店舗を特定し、店舗IDを決定する。ユーザ端末10が店舗IDを認識可能な場合には、ユーザ端末10が店舗IDを情報処理装置100に通知してもよい。なお、店舗を識別する必要がない場合には、当該「店舗ID」は省略してもよい。
「取得日時」は、PDR情報がユーザ端末10によって検知(取得)された日時を示す。取得日時は、PDR情報とともにユーザ端末10から通知される。「位置」は、ユーザ端末10の具体的な位置を示す。「方位」は、ユーザ端末10の具体的な方位を示す。図6では、位置を「P1」、方位を「A1」といった概念で表記しているが、実際には、位置の項目には、ユーザ端末10の屋内位置を示す具体的な情報(例えば座標系の数値等)が記憶される。方位の項目には、ユーザ端末10の移動方位を示す具体的な情報(例えば方位角の数値、方角を示す情報等)が記憶される。
「各種センサ情報」は、位置が検知された際に、各種センサによって検知された情報を示す。図6では、各種センサ情報を「X1」といった概念で表記しているが、実際には、各種センサ情報の項目には、ユーザUが商品を見たり手に取ったりした際のユーザ端末10の加速度や傾き、ユーザUが商品をカートに入れた際のカートの記載物の質量の変化量等、各種センサによって取得された具体的な情報が記憶される。
例えば、情報処理装置100は、陳列場所情報121に記憶された「位置」、「方位」、「各種センサ情報」と、PDR履歴情報122に記憶された「位置」、「方位」、「各種センサ情報」とをそれぞれ比較し、互いに一致又は誤差が許容範囲内である場合に、ユーザUが購入を検討したのは、陳列場所情報121に記憶された「位置」、「方位」、「各種センサ情報」に対応する「商品ID」で識別される商品であると推定する。なお、実際には、情報処理装置100は、「位置」、「方位」、「各種センサ情報」をPDR履歴情報122に記憶する前に、ユーザ端末10から通知されたPDR情報に含まれる「位置」、「方位」、「各種センサ情報」と、陳列場所情報121に記憶された「位置」、「方位」、「各種センサ情報」とをそれぞれ比較し、その比較結果をPDR履歴情報122に記憶するようにしてもよい。
「推定商品」は、情報処理装置100がPDR情報に基づいて推定した商品を識別する識別情報を示す。ここでは、情報処理装置100は、上述した比較の結果として、陳列場所情報121に記憶された「商品ID」の値を、PDR履歴情報122の「推定商品」の値として入力する。なお、推定商品の候補となる商品IDが複数存在する場合には、一旦、それらの商品IDの全てを推定商品の項目に入力する。そして、情報処理装置100は、その後に他のPDR情報に基づいて推定された他の商品(他の推定商品)との関係で、推定商品の候補を絞り込み、推定商品の項目の値を更新する。
「予測商品」は、情報処理装置100が推定商品に基づいて予測した商品を識別する識別情報を示す。予測商品の項目の値は、推定商品の項目の値と同じく、陳列場所情報121に記憶された商品IDに対応している。
「提供情報」は、情報処理装置100がユーザ端末10に実際に提供した推定商品や予測商品の関連情報を識別する識別情報を示す。推定商品や予測商品の関連情報は、後述する商品関連情報124に記憶されている。
すなわち、図6では、PDR履歴情報122に記憶されるデータの一例として、端末ID「D1」のユーザ端末10を利用するユーザID「U1」のユーザUが、店舗ID「L1」の店舗において、PDR情報が位置「P1」、方位「A1」、各種センサ情報「X1」となる陳列場所において、商品ID「C1」の商品と推定される商品(推定商品)の購入を検討していることが示されている。さらに、同一のユーザUが、同一店舗内において、PDR情報が位置「P2」、方位「A2」、各種センサ情報「X2」となる陳列場所において、商品ID「C2」の商品と推定される商品(推定商品)の購入を検討していることが示されている。
なお、図6での図示は省略したが、PDR履歴情報122には、PDR情報とともに、ユーザUの属性情報等が記憶されていてもよい。具体的には、PDR履歴情報122は、属性情報として、ユーザUの年齢や性別や職業や年収や居住地等の種々の具体的な情報を記憶する。
また、PDR履歴情報122には、ユーザUの購入履歴や行動履歴等に基づいて、ユーザUの興味関心情報や、ユーザUの行動履歴情報等が記憶されていてもよい。例えば、興味関心情報は、過去の購買履歴に基づいて、情報処理装置100によってユーザUに設定される情報(ユーザUの購買履歴から、ユーザUが興味関心を抱いていると想定されるカテゴリや情報の内容等)である。また、行動履歴情報は、店舗内におけるユーザUの行動履歴(店舗内の移動履歴や、商品の購買履歴等)である。
(学習モデル123について)
学習モデル123は、複数の推定商品の関係性から個々の推定商品の確度や尤度を向上させ、推定商品からユーザが興味を持ちそうな商品を予測するために使用される学習モデルである。情報処理装置100は、第1商品と第2商品とを推定した際に、推定された第1商品の候補が複数存在する場合、学習モデル123に基づいて、第1商品と第2商品との関係性から、推定された第1商品を特定し、第1商品の推定の精度を向上させる。また、情報処理装置100は、学習モデル123に基づいて、第1商品と第3商品との関係性から、ユーザが興味を持ちそうな商品として第3商品を予測する。
ここで、図7に、実施形態に係る学習モデル123の一例を示す。図7は、実施形態に係る学習モデル123の一例を示す図である。図7に示した例では、学習モデル123は、「モデルID」、「店舗ID」、「カテゴリ」、「関連商品」といった項目を有する。「モデルID」は、学習モデルを識別する識別情報を示す。「店舗ID」は、その学習モデルが適用可能な店舗を識別する識別情報を示す。「カテゴリ」は、その学習モデルの適用対象となるカテゴリを示す。「関連商品」は、そのカテゴリに属する個々の商品を識別する識別情報を示す。例えば、カテゴリが「焼きそば」である場合には、「関連商品」として、焼きそばの材料となる「焼きそばの麺」、「もやし」、「キャベツ」、「豚肉」、「鰹節」等の各々を示す商品IDが対応付けられて記憶される。
すなわち、図7では、学習モデル123に記憶されるデータの一例として、モデルID「M1」の学習モデルが、店舗ID「L1」の店舗において適用可能であり、カテゴリ「F1」で識別される対象物の関連商品として、商品ID「C1」、「C2」および「C3」の各々で識別される商品が対応付けられて記憶されていることを示している。また、モデルID「M2」の学習モデルが、店舗ID「L1」の店舗において適用可能であり、カテゴリ「F2」で識別される対象物の関連商品として、商品ID「C4」、「C5」および「C6」の各々で識別される商品が対応付けられて記憶されていることを示している。
例えば、推定商品として商品ID「C1」の商品と商品ID「C4」の商品とが候補に挙がっている場合、モデルID「M1」の学習モデルとモデルID「M2」の学習モデルの両方が適用対象となる。しかし、さらにユーザUが商品ID「C2」の推定商品を手に取ることで、モデルID「M1」の学習モデルに絞り込むことができる。これにより、情報処理装置100は、モデルID「M1」の学習モデルに基づいて、先の推定商品が商品ID「C1」の商品であると特定し、さらに予測商品として商品ID「C3」の商品を候補に挙げることができる。情報処理装置100は、この情報に基づいて、図6に示すPDR履歴情報122の「予測商品」の項目に商品ID「C3」を入力する。
なお、図7での図示は省略したが、学習モデル123には、学習モデルの精度に関する情報等が記憶されていてもよい。具体的には、学習モデル123は、学習モデルの精度に関する情報として、各ユーザUの購入履歴等から、実際に各ユーザUが「関連商品」に記憶されている商品の組合せの通りに購入した回数等の種々の具体的な情報を記憶する。また、学習モデル123には、学習モデルの優先度に関する情報等が記憶されていてもよい。
また、学習モデル123は、図7に示したようなテーブル(表)形式である必要はなく、第1商品、第2商品および第3商品の関係等、各商品の関係を示す形式であれば良い。
(商品関連情報124について)
商品関連情報124は、店舗内における特定の商品の識別情報と、その商品に関する情報とが対応付けられた情報である。ここで、図8に、実施形態に係る商品関連情報124の一例を示す。図8は、実施形態に係る商品関連情報124の一例を示す図である。図8に示した例では、商品関連情報124は、「情報ID」、「店舗ID」、「商品ID」、「提供情報」といった項目を有する。「情報ID」は、情報処理装置100からユーザ端末10に提供される情報を識別する識別情報を示す。「店舗ID」は、その情報がユーザ端末10に提供される店舗を識別する識別情報を示す。「商品ID」は、その情報の対象となる商品を識別する識別情報を示す。
「提供情報」は、商品に関する情報である。例えば、「提供情報」は、商品の広告や、商品の割引クーポン、タイムセールの案内、商品の陳列場所の位置案内等である。なお、商品の広告や、商品の陳列場所の位置案内等については、ユーザUが既に商品を手に取っている場合には不要であるため、ユーザUが未だ商品を手に取っていない予測商品についてのみ提供される情報としてもよい。図8の例では、推定商品、予測商品を問わず「制限なし」で提供される情報として「割引クーポン」を示し、「予測商品のみ」に提供される情報として「位置案内」を示している。
すなわち、図8では、商品関連情報124に記憶されるデータの一例として、情報ID「R1」の情報は、店舗ID「L1」の店舗において、商品ID「C1」の商品に関する情報として提供されることを示している。情報ID「R2」の情報は、店舗ID「L1」の店舗において、商品ID「C2」の商品に関する情報として提供されることを示している。情報ID「R3」の情報は、店舗ID「L1」の店舗において、商品ID「C3」の商品に関する情報として提供されることを示している。
(制御部130について)
制御部130は、例えば、コントローラであり、CPUやMPU等によって、情報処理装置100内部の記憶装置に記憶されている各種プログラム(推定プログラムの一例に相当)がRAMを作業領域として実行されることにより実現される。また、制御部130は、コントローラであり、例えば、ASICやFPGA等の集積回路により実現される。
図4に示すように、制御部130は、取得部131と、推定部132と、予測部133と、提供部134と、学習部135とを有し、以下に説明する情報処理の機能や作用を実現又は実行する。なお、制御部130の内部構成は、図4に示した構成に限られず、後述する情報処理を行う構成であれば他の構成であってもよい。また、制御部130が有する各処理部の接続関係は、図4に示した接続関係に限られず、他の接続関係であってもよい。
(取得部131について)
取得部131は、通信部110を介して、ユーザ端末10から通知されるPDR情報を取得する。また、取得部131は、取得したPDR情報をPDR履歴情報122に登録して蓄積する。例えば、取得部131は、ユーザUが第1商品の購入を検討した際にユーザ端末10から通知される第1のPDR情報を取得する。また、ユーザUが第2商品の購入を検討した際にユーザ端末10から通知される第2のPDR情報を取得する。そして、取得部131は、第1のPDR情報(位置「P1」、方位「A1」、各種センサ情報「X1」等)および第2のPDR情報(位置「P2」、方位「A2」、各種センサ情報「X2」等)をPDR履歴情報122に記憶する。
(推定部132について)
推定部132は、ユーザ端末10から通知されたPDR情報と陳列場所情報121に基づいて、ユーザUが購入を検討した商品を推定する。例えば、推定部132は、陳列場所情報121の中から、第1のPDR情報に対応する商品の情報を検索し、第1のPDR情報に対応する商品があれば、その商品が、ユーザUが購入を検討した第1商品であると推定する。その結果として、推定部132は、PDR履歴情報122の第1のPDR情報に対応する「推定商品」の項目に候補となる第1商品の商品ID「C1、C4」を記憶する。また、推定部132は、陳列場所情報121の中から、第2のPDR情報に対応する商品の情報を検索し、第2のPDR情報に対応する商品があれば、その商品が、ユーザUが購入を検討した第2商品であると推定する。その結果として、推定部132は、PDR履歴情報122の第2のPDR情報に対応する「推定商品」の項目に候補となる第2商品の商品ID「C2」を記憶する。
なお、推定部132は、ユーザ端末10から通知されたPDR情報を利用する際、取得部131から出力されたPDR情報を受け取ってもよいし、PDR履歴情報122に記憶されているPDR情報を読み出してもよい。
さらに、推定部132は、PDR情報から推定された商品と、記憶部120に記憶されている学習モデル123とに基づいて、PDR情報から推定された商品をより高精度に推定する。例えば、推定部132は、学習モデル123を利用して、推定した第2商品から、第1商品の推定の精度を向上させる。具体的には、第1商品に該当する商品の候補が複数存在していても(商品ID「C1、C4」)、推定した第2商品(商品ID「C2」)と、学習モデル123に記憶されている第1商品と第2商品との組合せに関する情報(モデルID「M1」)とに基づいて、第1商品に該当する商品を絞り込む(商品ID「C1」)。その結果として、推定部132は、PDR履歴情報122の「推定商品」の項目の内容を、絞り込んだ第1商品の商品ID「C1」に更新する。
(予測部133について)
予測部133は、PDR情報から推定された商品と、記憶部120に記憶されている学習モデル123とに基づいて、ユーザUが興味を持ちそうな商品を予測する。例えば、予測部133は、推定部132により推定された第1商品(商品ID「C1」)および第2商品(商品ID「C2」)と、学習モデル123に記憶されている第1商品と第2商品と第3商品との組合せに関する情報(モデルID「M1」)とに基づいて、ユーザUが興味を持ちそうな商品として第3商品(商品ID「C3」)を予測する。その結果として、予測部133は、PDR履歴情報122の「予測商品」の項目に第3商品の商品ID「C3」を記憶する。
(提供部134について)
提供部134は、PDR情報から推定された商品と、推定された商品に基づいて予測された商品とのうち少なくとも1つの商品に関連する情報を提供する。例えば、提供部134は、商品関連情報124の中から、推定部132により推定された第1商品および第2商品と、予測部133により予測された第3商品とに対応する情報を検索し、これらの商品に対応する情報があれば、これらの情報のうち少なくとも1つの情報をユーザ端末10に提供する。その結果として、提供部134は、PDR履歴情報122の「提供情報」の項目に、第1商品に対応する情報、第2商品に対応する情報および第3商品に対応する情報のうち少なくとも1つの情報IDを記憶する。
(学習部135について)
学習部135は、提供部134からユーザ端末10に情報が提供された後、ユーザ端末10からのフィードバックとしてPDR情報の通知があった場合に、このPDR情報から推定された商品に基づいて、機械学習を行う。具体的には、学習部135は、予測部133により予測された第3商品の関連情報がユーザ端末10に提供されたことにより、ユーザUが実際に第3商品に興味を持ったか確認し、学習モデル123に反映する。
例えば、ユーザ端末10から第3のPDR情報が通知され、この第3のPDR情報に対応する商品が第3商品であった場合、学習部135は、この第3商品の予測に用いた学習モデルの精度が高いと判断し、この学習モデルの精度情報および優先度を向上させる。また、提供部134からユーザ端末10に第3商品の関連情報が提供された後、間をおかずに、ユーザ端末10から第3のPDR情報が通知された場合には、学習部135は、第3商品に対するユーザUの関心度が高いと判断し、この学習モデルの精度情報および優先度をさらに向上させる。
反対に、提供部134が情報をユーザ端末10に提供してからユーザUが店舗を出るまでの間に、ユーザ端末10から通知されたPDR情報の中に、第3商品に対応するPDR情報がなかった場合には、この第3商品の予測に用いた学習モデルの精度が低いと判断し、この学習モデルの精度情報および優先度を低下させる。また、学習部135は、第1商品および第2商品と、ユーザ端末10から通知されたPDR情報に対応する商品とに基づいて、新たな学習モデルを作成する。
なお、学習部135が行う機械学習は、上記に限らず、例えばディープニューラルネットワークを利用したディープラーニング(深層学習)等でもよい。また、学習部135は、データマイニングやその他の機械学習アルゴリズムを利用してもよい。
〔5.処理手順〕
次に、図9を用いて、実施形態に係る情報処理装置100による処理の手順について説明する。図9は、実施形態に係る処理手順を示すフローチャートである。
図9に示すように、制御部130は、ユーザ端末10から通知されたGPS情報、ユーザUのアプリ操作による利用開始情報、又は店舗側から通知されたユーザ端末10の検出情報等に基づいて、ユーザ端末10とともに移動するユーザUが店舗内に入ったことを検出する(ステップS101)。
その後、ユーザUは、ユーザ端末10とともに店舗内を巡回する。このとき、ユーザUが所定の陳列棚の前でしばらく立ち止まり、その棚に陳列されている商品を手に取って購入を検討した際に、ユーザ端末10はその時点の屋内位置および方位を示すPDR情報を情報処理装置100に通知する。
取得部131は、通信部110を介してユーザ端末10から通知されたPDR情報を取得し、PDR履歴情報122にPDR情報を登録する(ステップS102)。
推定部132は、PDR情報と陳列場所情報121とに基づいて、PDR情報に対応する商品を推定し、PDR履歴情報122に推定商品を登録する(ステップS103)。
推定部132は、同一のユーザ端末10又はユーザUについて、PDR履歴情報122に複数の推定商品が登録されているか否かを判定する(ステップS104)。推定部132は、同一のユーザ端末10又はユーザUについて、PDR履歴情報122に複数の推定商品が登録されていないと判定した場合には(ステップS104;No)、ユーザ端末10とともにユーザUが店舗内を移動している間、現行の実施形態に係る処理手順を継続する(ステップS110に移行)。
推定部132は、同一のユーザ端末10又はユーザUについて、PDR履歴情報122に複数の推定商品が登録されていると判定した場合には(ステップS104;Yes)、学習モデル123に基づいて、複数の推定商品の間(推定商品同士)に関係があるか否か判定する(ステップS105)。推定部132は、複数の推定商品の間に関係がないと判定した場合には(ステップS105;No)、ユーザ端末10とともにユーザUが店舗内を移動している間、現行の実施形態に係る処理手順を継続する(ステップS110に移行)。
推定部132は、複数の推定商品の間に関係があると判定した場合には(ステップS105;Yes)、推定商品間の関係性に基づいて個々の推定商品の候補を絞り込み、個々の推定商品を高精度に推定し、PDR履歴情報122に登録されている推定商品の情報を更新する(ステップS106)。
予測部133は、学習モデル123に基づいて、個々の推定商品から、ユーザUが興味を持ちそうな商品を予測し、PDR履歴情報122に予測商品を登録する(ステップS107)。
提供部134は、商品関連情報124に基づいて、PDR履歴情報122に登録されている推定商品および予測商品のうち少なくとも1つに対応する関連情報を提供し、PDR履歴情報122に提供情報を登録する(ステップS108)。
学習部135は、提供部134からユーザ端末10に情報が提供された後、ユーザ端末10からのフィードバックとしてPDR情報の通知があった場合に、このPDR情報から推定された商品に基づいて機械学習を行い、学習モデル123を更新する(ステップS109)。
制御部130は、ユーザ端末10からユーザUが商品を決済/店舗から退場(退店)したことを示す情報等に基づいて、ユーザUが商品の購入を完了したか否か判定する(ステップS110)。例えば、制御部130は、ユーザ端末10から通知された決済用の店舗端末の前/店舗の出入口にいることを示すPDR情報や、店舗外にいることを示すGPS位置情報、ユーザUのアプリ操作による利用終了情報、又は店舗側から通知されたユーザUの商品購入情報等に基づいて、ユーザUが商品の購入を完了したか否か判定する。制御部130は、ユーザUが商品の購入を完了していないと判定した場合には(ステップS110;No)、ユーザ端末10から新たなPDR情報が通知されるまで待機する(ステップS102に移行)。制御部130は、ユーザUが商品の購入を完了したと判定した場合には(ステップS110;Yes)、上記の実施形態に係る処理手順を終了する。
〔6.変形例〕
上述したユーザ端末10および情報処理装置100は、上記実施形態以外にも種々の異なる形態にて実施されてよい。そこで、以下では、実施形態の変形例について説明する。
上記の実施形態では、PDR情報はユーザ端末10側で生成しているが、実際には、ユーザ端末10側に設置された各種センサが検出した検出情報(センサ情報)をユーザ端末10から情報処理装置100に送信し、情報処理装置100側でPDR情報を生成してもよい。すなわち、上記の実施形態において、ユーザ端末10から情報処理装置100に送信しているPDR情報は、情報処理装置100側でPDR情報の生成に用いられる各種センサの検出情報であってもよい。
また、PDR情報は、所定の位置を基準とした相対的な情報であってもよい。例えば、建物の2Fのこの棚の前といった絶対的な情報ではなく、建物の入り口から上下左右に何メートル進んだ位置に、建物の入り口方向から何度傾いた方向を向いているといった情報でもよい。
また、上記の実施形態では、推定部132が推定した商品に基づいて、予測部133が関連性のある商品を予測することを例に説明しているが、実際には予測部133が商品を予測しない場合があってもよい。例えば、推定部132が推定した商品によっては、関連性のある商品が存在しない/陳列棚に陳列されていない場合もあり得るため、予測部133が常に関連性のある商品を予測できるとは限らない。また、予測部133が存在しない実施形態もあり得る。すなわち、推定部132が商品を推定し、提供部134が推定商品の関連情報を通知するだけの実施形態もあり得る。
また、上記の実施形態では、商品を例に説明しているが、実際には商品に限らず、図書館/図書室の書架に収納された書籍や雑誌、資料等を対象にすることも可能である。例えば、ユーザ端末10は、ユーザUが第1のジャンルの書籍を閲覧した際に第1のPDR情報を情報処理装置100に通知し、ユーザUが第2のジャンルの書籍を閲覧した際に第2のPDR情報を情報処理装置100に通知する。情報処理装置100は、第1のPDR情報と第2のPDR情報とから第1のジャンルの書籍と第2のジャンルの書籍とを推定し、第1のジャンルの書籍および第2のジャンルの書籍に興味を持っているユーザUが興味を持ちそうな第3のジャンルの書籍(第1のジャンルの書籍および第2のジャンルの書籍と関連性が高い書籍等)を予測し、第3のジャンルの書籍の関連情報(所在場所の案内情報等)をユーザ端末10に提供する。
また、陳列棚や商品に限らず、サービス等を対象にすることも可能である。例えば、実施形態における商品は、店舗内で提供されているサービスでもよい。商品とサービスを組み合わせることで、商品に関連するサービスの情報を提供することも可能となる。
また、屋内型のテーマパークやアミューズメント施設等で、ユーザUがアトラクション等を利用した際に、ユーザ端末10がPDR情報を情報処理装置100に通知するようにしてもよい。この場合、ユーザ端末10は、ユーザUが第1のアトラクションを利用した際に第1のPDR情報を情報処理装置100に通知し、ユーザUが第2のアトラクションを利用した際に第2のPDR情報を情報処理装置100に通知する。情報処理装置100は、第1のPDR情報と第2のPDR情報とから第1のアトラクションと第2のアトラクションとを推定し、第1のアトラクションと第2のアトラクションとに基づいてユーザUが興味を持ちそうな第3のアトラクションを予測し、第3のアトラクションの関連情報(内容、位置案内、待ち時間等)をユーザ端末10に提供する。
同様に、役所/郵便局/銀行/駅等で、ユーザUがサービス等を利用した際に、ユーザ端末10がPDR情報を情報処理装置100に通知するようにしてもよい。例えば、ユーザ端末10は、ユーザUが第1のサービスを利用した際に第1のPDR情報を情報処理装置100に通知し、ユーザUが第2のサービスを利用した際に第2のPDR情報を情報処理装置100に通知する。情報処理装置100は、第1のPDR情報と第2のPDR情報とから第1のサービスと第2のサービスとを推定し、第1のサービスおよび第2のサービスと関連性が高い第3のサービスを予測し、第3のサービスの関連情報(窓口の場所や申込書の案内情報、待ち時間等)をユーザ端末10に提供する。
また、店舗内の陳列棚に限らず、ショッピングセンター(ショッピングモール)のテナント等を対象にすることも可能である。例えば、ユーザ端末10は、ユーザUが第1のテナントの前で停止又は入店した際に第1のPDR情報を情報処理装置100に通知し、ユーザUが第2のテナントの前で停止又は入店した際に第2のPDR情報を情報処理装置100に通知する。情報処理装置100は、第1のPDR情報と第2のPDR情報とから第1のテナントと第2のテナントとを推定し、第1のテナントと第2のテナントとに基づいてユーザUが興味を持ちそうな第3のテナントを予測し、第3のテナントの関連情報をユーザ端末10に提供する。すなわち、ショッピングセンターが実施形態における「店舗」に相当し、テナントが「陳列棚」に相当する。なお、アーケード商店街や地下街についても、上記のショッピングセンターの場合と同様である。
また、上記の実施形態では、同一の店舗内での商品の購入検討を例に説明しているが、実際には異なる複数の店舗での商品の購入検討を対象にすることも可能である。例えば、ユーザ端末10は、ユーザUが第1の店舗で第1商品の購入を検討した際に第1のPDR情報を情報処理装置100に通知し、同日又は所定の期間内に、ユーザUが第2の店舗で第2商品の購入を検討した際に第2のPDR情報を情報処理装置100に通知する。情報処理装置100は、ユーザUが第2の店舗内にいる場合には、第2の店舗で販売されている第3商品の関連情報をユーザ端末10に提供する。なお、実際には、情報処理装置100は、第1の店舗と第2の店舗のそれぞれで販売されている第3商品の関連情報をユーザ端末10に提供してもよい。また、情報処理装置100は、第3商品を販売している近隣の店舗への案内情報をユーザ端末10に提供してもよい。例えば、情報処理装置100は、ある店舗でユーザUが陳列棚から焼きそばの麺とキャベツを手に取ったと推定した場合、次はその店舗から一番近い精肉店の豚肉を推奨する案内情報をユーザ端末10に提供してもよい。
〔7.ハードウェア構成〕
上述してきた実施形態に係る情報処理装置100やユーザ端末10は、例えば図10に示すような構成のコンピュータ1000によって実現される。以下、情報処理装置100を例に挙げて説明する。図10は、情報処理装置100やユーザ端末10の機能を実現するコンピュータ1000の一例を示すハードウェア構成図である。コンピュータ1000は、CPU1100、RAM1200、ROM(Read Only Memory)1300、HDD(Hard Disk Drive)1400、通信インターフェイス(I/F)1500、入出力インターフェイス(I/F)1600、およびメディアインターフェイス(I/F)1700を有する。
CPU1100は、ROM1300又はHDD1400に記憶されたプログラムに基づいて動作し、各部の制御を行う。ROM1300は、コンピュータ1000の起動時にCPU1100によって実行されるブートプログラムや、コンピュータ1000のハードウェアに依存するプログラム等を記憶する。
HDD1400は、CPU1100によって実行されるプログラム、および、かかるプログラムによって使用されるデータ等を記憶する。通信インターフェイス1500は、通信網500(図2に示したネットワークNに対応)を介して他の機器からデータを受信してCPU1100へ送り、CPU1100が生成したデータを、通信網500を介して他の機器へ送信する。
CPU1100は、入出力インターフェイス1600を介して、ディスプレイやプリンタ等の出力装置、および、キーボードやマウス等の入力装置を制御する。CPU1100は、入出力インターフェイス1600を介して、入力装置からデータを取得する。また、CPU1100は、入出力インターフェイス1600を介して生成したデータを出力装置へ出力する。
メディアインターフェイス1700は、記録媒体1800に記憶されたプログラム又はデータを読み取り、RAM1200を介してCPU1100に提供する。CPU1100は、かかるプログラムを、メディアインターフェイス1700を介して記録媒体1800からRAM1200上にロードし、ロードしたプログラムを実行する。記録媒体1800は、例えばDVD(Digital Versatile Disc)、PD(Phase change rewritable Disk)等の光学記録媒体、MO(Magneto-Optical disk)等の光磁気記録媒体、テープ媒体、磁気記録媒体、又は半導体メモリ等である。
例えば、コンピュータ1000が実施形態に係る情報処理装置100やユーザ端末10として機能する場合、コンピュータ1000のCPU1100は、RAM1200上にロードされたプログラムを実行することにより、制御部130の機能を実現する。また、HDD1400には、記憶部120内のデータが記憶される。コンピュータ1000のCPU1100は、これらのプログラムを記録媒体1800から読み取って実行するが、他の例として、他の装置から通信網500を介してこれらのプログラムを取得してもよい。
以上、本願の実施形態を説明したが、これら実施形態の内容により本発明が限定されるものではない。また、前述した構成要素には、当業者が容易に想定できるもの、実質的に同一のもの、いわゆる均等の範囲のものが含まれる。さらに、前述した構成要素は適宜組み合わせることが可能である。さらに、前述した実施形態の要旨を逸脱しない範囲で構成要素の種々の省略、置換又は変更を行うことができる。
〔8.その他〕
また、上記実施形態において説明した各処理のうち、自動的に行われるものとして説明した処理の全部又は一部を手動的に行うこともでき、あるいは、手動的に行われるものとして説明した処理の全部又は一部を公知の方法で自動的に行うこともできる。この他、上記文書中や図面中で示した処理手順、具体的名称、各種のデータやパラメータを含む情報については、特記する場合を除いて任意に変更することができる。例えば、各図に示した各種情報は、図示した情報に限られない。
また、図示した各装置の各構成要素は機能概念的なものであり、必ずしも物理的に図示の如く構成されていることを要しない。すなわち、各装置の分散・統合の具体的形態は図示のものに限られず、その全部又は一部を、各種の負荷や使用状況などに応じて、任意の単位で機能的又は物理的に分散・統合して構成することができる。
また、上述してきた実施形態および変形例は、処理内容を矛盾させない範囲で適宜組み合わせることが可能である。
〔9.効果〕
上述してきたように、実施形態に係る情報処理装置100は、取得部131と、推定部132と、提供部134とを備える。取得部131は、ユーザUとともに移動するユーザ端末10が検知した検知情報を取得する。推定部132は、取得部131が取得した検知情報に対応する対象物を推定する。これにより、情報処理装置100は、ユーザUの属性を把握していなくても、リアルタイムでユーザUが興味を持った商品を推定することができる。
また、推定部132は、取得部131が取得した検知情報に対応する場所に配置された対象物を示す対象物配置場所情報(陳列場所情報121)と、取得部131が取得した検知情報とを比較し、比較結果に基づいて取得部131が取得した検知情報に対応する対象物を推定する。これにより、商品の陳列場所情報121に基づいて、取得部131が取得した検知情報に対応する場所に陳列されている商品を推定することができる。
また、実施形態に係る情報処理装置100は、予測部133をさらに備える。予測部133は、推定部132が推定した対象物に基づいて他の対象物を予測する。これにより、情報処理装置100は、ユーザUの属性を把握していなくても、リアルタイムでユーザUが興味を持ちそうな商品を予測することができる。
また、実施形態に係る情報処理装置100は、提供部134をさらに備える。提供部134は、推定部132が推定した対象物の関連情報として、推定部132が推定した対象物に関する情報と、予測部133が予測した他の対象物に関する情報とのうち少なくとも1つをユーザ端末10に提供する。これにより、情報処理装置100は、推定した商品と、予測した商品とのうち少なくとも1つについての有益な情報をユーザUに知らせることができる。
また、推定部132は、取得部131が第1の検知情報を取得した場合には第1の検知情報に対応する第1の対象物を推定し、取得部131が第2の検知情報を取得した場合には第2の検知情報に対応する第2の対象物を推定し、第1の対象物と第2の対象物との関係性に基づいて、第1の対象物をより高精度に推定する。これにより、情報処理装置100は、第1の対象物の推定の確度や尤度を向上させることができ、推定された第1の対象物の信頼性を高めることができる。
また、予測部133は、第1の対象物と第2の対象物とに基づいて、第1の対象物と第2の対象物とに関連する第3の対象物を予測する。これにより、情報処理装置100は、ユーザUに対して、第1の対象物および第2の対象物とともに、第3の対象物をそろえることを推奨できる。
また、前記第1の対象物と前記第2の対象物と前記第3の対象物との関係性について機械学習を行う学習部135をさらに備える。これにより、情報処理装置100は、ユーザ端末10からフィードバックを受け、商品の関係性について学習部135により機械学習を行うことで、そのフィードバックの内容を学習モデルに反映し、商品の推定や予測の妥当性を高めることができる。
ユーザ端末10が検知した検知情報は、例えば歩行者自律航法に基づく屋内位置情報である。すなわち、ユーザ端末10が検知した検知情報は、PDR情報であってもよい。なお、ユーザ端末10は、自装置から情報処理装置100側へ送信している情報がPDR情報であると認識していなくてもよい。ユーザ端末10は、情報処理装置100側でPDR情報として認識できる情報や、情報処理装置100側でPDR情報を生成するために使用される情報を送信していればよい。
以上、本願の実施形態をいくつかの図面に基づいて詳細に説明したが、これらは例示であり、発明の開示の欄に記載の態様を始めとして、当業者の知識に基づいて種々の変形、改良を施した他の形態で本発明を実施することが可能である。
また、上述してきた「部(section、module、unit)」は、「手段」や「回路」などに読み替えることができる。例えば、取得部は、取得手段や取得回路に読み替えることができる。
1 情報処理システム
10 ユーザ端末
100 情報処理装置
11、110 通信部
12 入力部
13 表示部
14 検知部
15、120 記憶部
121 陳列場所情報
122 PDR履歴情報
123 学習モデル
124 商品関連情報
16、130 制御部
131 取得部
132 推定部
133 予測部
134 提供部
135 学習部

Claims (10)

  1. ユーザとともに移動する端末装置が検知した検知情報を取得する取得部と、
    前記取得部が取得した検知情報に対応する対象物を推定する推定部と
    を備えたことを特徴とする情報処理装置。
  2. 前記推定部は、前記取得部が取得した検知情報に対応する場所に配置された対象物を示す対象物配置場所情報と、前記取得部が取得した検知情報とを比較し、比較結果に基づいて前記取得部が取得した検知情報に対応する対象物を推定する
    ことを特徴とする請求項1に記載の情報処理装置。
  3. 前記推定部が推定した対象物に基づいて他の対象物を予測する予測部
    をさらに備えることを特徴とする請求項1または2に記載の情報処理装置。
  4. 前記推定部が推定した対象物に関する情報と、前記予測部が予測した他の対象物に関する情報とのうち少なくとも1つを前記端末装置に提供する提供部
    をさらに備えることを特徴とする請求項3に記載の情報処理装置。
  5. 前記推定部は、前記取得部が第1の検知情報を取得した場合には前記第1の検知情報に対応する第1の対象物を推定し、前記取得部が第2の検知情報を取得した場合には前記第2の検知情報に対応する第2の対象物を推定し、前記第1の対象物と前記第2の対象物との関係性に基づいて、前記第1の対象物をより高精度に推定する
    ことを特徴とする請求項3または4に記載の情報処理装置。
  6. 前記予測部は、前記第1の対象物と前記第2の対象物とに基づいて、前記第1の対象物と前記第2の対象物とに関連する第3の対象物を予測する
    ことを特徴とする請求項5に記載の情報処理装置。
  7. 前記第1の対象物と前記第2の対象物と前記第3の対象物との関係性について機械学習を行う学習部
    をさらに備えることを特徴とする請求項6に記載の情報処理装置。
  8. 前記端末装置が検知した検知情報は、歩行者自律航法に基づく屋内位置情報であることを特徴とする請求項1〜7のうちいずれか1つに記載の情報処理装置。
  9. コンピュータが実行する情報処理方法であって、
    ユーザとともに移動する端末装置が検知した検知情報を取得する取得工程と、
    前記取得工程で取得した検知情報に対応する対象物を推定する推定工程と
    を含むことを特徴とする情報処理方法。
  10. ユーザとともに移動する端末装置が検知した検知情報を取得する取得手順と、
    前記取得手順で取得した検知情報に対応する対象物を推定する推定手順と
    をコンピュータに実行させることを特徴とする情報処理プログラム。
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