JP2021113082A - 収容体 - Google Patents

収容体 Download PDF

Info

Publication number
JP2021113082A
JP2021113082A JP2020007409A JP2020007409A JP2021113082A JP 2021113082 A JP2021113082 A JP 2021113082A JP 2020007409 A JP2020007409 A JP 2020007409A JP 2020007409 A JP2020007409 A JP 2020007409A JP 2021113082 A JP2021113082 A JP 2021113082A
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
sheet
web
cushioning material
fibers
fiber
Prior art date
Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
Pending
Application number
JP2020007409A
Other languages
English (en)
Inventor
司 大田
Tsukasa Ota
司 大田
秀裕 ▲高▼野
秀裕 ▲高▼野
Hidehiro Takano
佐登美 吉岡
Satomi Yoshioka
佐登美 吉岡
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Seiko Epson Corp
Original Assignee
Seiko Epson Corp
Priority date (The priority date is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the date listed.)
Filing date
Publication date
Application filed by Seiko Epson Corp filed Critical Seiko Epson Corp
Priority to JP2020007409A priority Critical patent/JP2021113082A/ja
Priority to CN202110061107.7A priority patent/CN113215850A/zh
Priority to US17/151,712 priority patent/US11565498B2/en
Priority to EP21152526.6A priority patent/EP3854939B1/en
Publication of JP2021113082A publication Critical patent/JP2021113082A/ja
Pending legal-status Critical Current

Links

Images

Landscapes

  • Buffer Packaging (AREA)

Abstract

【課題】被収容物を効果的に保護することができる収容体を提供すること。【解決手段】第1底部を有する第1収容体と、前記第1収容体に収容される被収容物と接触する第1受圧面を有し、繊維、および、前記繊維同士を結合させる結合材を含む少なくとも1つの第1シート状ウェブを有する第1緩衝材と、を備え、前記第1シート状ウェブは、前記繊維が前記第1シート状ウェブの面方向に配向しているものであり、前記第1緩衝材は、前記第1シート状ウェブの端面が前記第1受圧面となる向きで用いられることを特徴とする収容体。【選択図】図8

Description

本発明は、収容体に関するものである。
例えば、特許文献1に示すように、不織布を積層して、繊維製の板状材を製造する方法が知られている。繊維を用いる包装材は、発泡スチロール製の包装材等に比べて環境負荷が軽いという利点がある。
国際公開第2007/018051号
しかしながら、繊維を用いる包装材に、衝撃に対する緩衝作用を持たせることは難しかった。
本発明の収容体は、第1底部を有する第1収容体と、
前記第1収容体に収容される被収容物と接触する第1受圧面を有し、繊維、および、前記繊維同士を結合させる結合材を含む少なくとも1つの第1シート状ウェブを有する第1緩衝材と、を備え、
前記第1シート状ウェブは、前記繊維が前記第1シート状ウェブの面方向に配向しているものであり、
前記第1緩衝材は、前記第1シート状ウェブの端面が前記第1受圧面となる向きで用いられることを特徴とする。
本発明の収容体が備える第1緩衝材を構成するシート状ウェブを製造するシート製造装置の一例を示す概略構成図である。 シート状ウェブの製造工程を示すフローチャートである。 シート状ウェブにおける繊維配向方向を説明するための図である。 シート状ウェブにおける繊維配向方向を説明するための図である。 緩衝機能を試験する試験片の構成を示す図である。 緩衝機能の試験結果を示すグラフである。 緩衝機能の発現状態を示す模式図である。 本発明の収容体の分解斜視図である。 図8中A−A線断面図である。 図8中B−B線断面図である。 第1緩衝材において、緩衝機能の発現状態を示す模式図である。 第1緩衝材において、緩衝機能の発現状態を示す模式図である。
以下、本発明の収容体を添付図面に示す好適な実施形態に基づいて詳細に説明する。
<第1実施形態>
図1は、本発明の収容体が備える第1緩衝材を構成するシート状ウェブを製造するシート製造装置の一例を示す概略構成図である。図2は、シート状ウェブの製造工程を示すフローチャートである。図3および図4は、シート状ウェブにおける繊維配向方向を説明するための図である。図5は、緩衝機能を試験する試験片の構成を示す図である。図6は、緩衝機能の試験結果を示すグラフである。図7は、緩衝機能の発現状態を示す模式図である。
また、以下では、説明の便宜上、図1、図3、図4、図5および図7中の上側を「上」または「上方」、下側を「下」または「下方」とも言う。
また、図4では、説明の便宜上、互いに直交する3軸として、X軸、Y軸およびZ軸を図示している。また、以下では、X軸に平行な方向を「X軸方向」とも言い、Y軸に平行な方向を「Y軸方向」とも言い、Z軸に平行な方向を「Z軸方向」とも言う。また、以下では、図示された各矢印の先端側を「+(プラス)」、基端側を「−(マイナス)」と言う。
図1に示すように、シート製造装置100は、供給部10と、粗砕部12と、解繊部20と、選別部40と、第1ウェブ形成部45と、回転体49と、混合部50と、分散部60と、第2ウェブ形成部70と、ウェブ搬送部79と、加工部80と、切断部90と、を備える。
シート製造装置100は、木質系パルプ材料やクラフトパルプ、古紙、合成パルプ等の後述する繊維を含む原料MAを繊維化して、シート状ウェブS1を製造する。原料MAは、セルロース繊維を含むものであるのが好ましく、例えば、木質系パルプ材料やクラフトパルプ、古紙、合成パルプ等を用いることができる。木質系パルプ材料としては、グランドパルプなど機械処理で作った機械パルプ、すなわち、メカニカルパルプや、化学処理で作った化学パルプ、すなわち、ケミカルパルプや、これらの両処理を併用して製造されたセミケミカルパルプ、ケミグランドパルプ等が挙げられる。
また、原料MAは、さらしパルプ、未さらしパルプのいずれであってもよく、例えば、N−BKP(針葉樹晒クラフトパルプ)やL−BKP(広葉樹晒クラフトパルプ)等のバージンパルプ、晒ケミサーモメカニカルパルプ(BCTM P:Bleached ChemiThermoMechanical Pulp)等が挙げられる。また、ナノセルロースファイバー(NCF)を用いてもよい。古紙は、印刷後のPPC(Plain Paper Copy)用紙、雑誌、新聞等の使用後の紙である。合成パルプとしては、例えば、三井化学株式会社製のSWPが挙げられる。SWPは、登録商標である。
また、原料MAは、上記の木質系パルプ材料、古紙、合成パルプ等に加えて、または、これらの代替として、炭素繊維、金属繊維、チクソ性繊維を含むものであってもよい。従って、原料MAは、上記の木質系パルプ材料、古紙、合成パルプ、炭素繊維、金属繊維、チクソ性繊維のうち複数の材料を混合した混合物であってもよい。原料MAおよび後述する解繊物MB、繊維材料MCは、繊維を含む材料ということができる。
供給部10は、粗砕部12に原料MAを供給する。粗砕部12は、粗砕刃14により原料MAを裁断するシュレッダーである。粗砕部12により裁断された原料MAは、管を通じて解繊部20に搬送される。
解繊部20は、粗砕部12で裁断された粗砕片を乾式で解繊して解繊物MBにする。解繊とは、複数の繊維が結着された状態の原料MAを、1本または少数の繊維に解きほぐす加工である。乾式とは、液体中ではなく、空気中等の気中において、解繊等の処理を行うことを指す。解繊物MBは、原料MAに含まれていた繊維を含む。また、解繊物MBは、原料MAに含まれていた繊維以外の物質を含むことがある。例えば、原料MAとして古紙を用いる場合、解繊物MBは、樹脂粒、インクやトナーなどの色剤、にじみ防止材、紙力増強剤等の成分を含む。
解繊部20は、例えば、筒状の固定子22と、固定子22の内部で回転するローター24とを備えるミルであり、粗砕片を固定子22とローター24との間に挟んで解繊する。解繊物MBは、配管を通じて選別部40に送られる。
原料MAに含まれる繊維または解繊物MBに含まれる繊維は、繊維長が0.1mm以上100mm以下であるのが好ましく、0.5mm以上50m以下であるのがより好ましい。また、繊維径は、0.1μm以上1000μm以下であるのが好ましく、1μm以上500μm以下であるのがより好ましい。また、これらの繊維は、複数の種類の繊維を含んでもよく、繊維長および繊維径の少なくとも一方が異なる繊維を含んでもよい。繊維長および繊維径は、例えば、ファイバーテスター(Lorentzen & Wettre社製)にて測定し、長さ加重平均値を算出することにより、求めることができる。
選別部40は、ドラム部41と、ドラム部41を収容するハウジング部43と、を有する。ドラム部41は、網、フィルター、スクリーン等の開口を有する篩であり、図示しないモーターの動力により回転する。解繊物MBは、回転するドラム部41の内部でほぐされて、ドラム部41の開口を通過して下降する。解繊物MBの成分のうちドラム部41の開口を通過しない物は、管を通じて解繊部20に搬送される。
第1ウェブ形成部45は、多数の開口を有する無端形状のメッシュベルト46を備える。第1ウェブ形成部45は、ドラム部41から下降する繊維等をメッシュベルト46に堆積させることにより、第1ウェブW1を製造する。ドラム部41から下降した成分のうちメッシュベルト46の開口より小さい物は、メッシュベルト46を通過して吸引部48により吸引除去される。これにより、解繊物MBの成分のうち、シート状ウェブS1の製造に適しない短い繊維や、樹脂粒、インク、トナー、にじみ防止剤等が除去される。
メッシュベルト46の移動経路には加湿器77が配置され、ミスト状の水または高湿度の空気により、メッシュベルト46に堆積した第1ウェブW1が加湿される。第1ウェブW1は、メッシュベルト46により搬送され、回転体49に接触する。回転体49は、複数の羽根によって第1ウェブW1を分断し、繊維材料MCとする。繊維材料MCは管54を通じて混合部50に搬送される。
混合部50は、繊維材料MCに添加材料ADを添加する添加物供給部52、および、繊維材料MCと添加材料ADとを混合する混合ブロアー56を備える。添加材料ADについては後述する。混合ブロアー56は、繊維材料MCおよび添加材料ADが搬送される管54に気流を発生させて繊維材料MCと添加材料ADとを混合し、混合物MXを分散部60に輸送する。
分散部60は、ドラム部61と、ドラム部61を収容するハウジング部63と、を有する。ドラム部61は、ドラム部41と同様に構成される円筒形状の篩であり、図示しないモーターにより駆動されて回転する。ドラム部61の回転により、混合物MXは解きほぐされてハウジング部63の内部を下降する。
第2ウェブ形成部70は、多数の開口を有する無端形状のメッシュベルト72を備える。第2ウェブ形成部70は、ドラム部61から下降する混合物MXをメッシュベルト72に堆積させて第2ウェブW2を製造する。混合物MXの成分のうちメッシュベルト72の開口より小さい物は、メッシュベルト72を通過して吸引部76により吸引される。
メッシュベルト72の移動経路には加湿器78が配置され、ミスト状の水または高湿度の空気により、メッシュベルト72に堆積した第2ウェブW2が加湿される。
第2ウェブW2は、ウェブ搬送部79によってメッシュベルト72から剥がされ、加工部80に搬送される。加工部80は、加圧部82および加熱部84を備える。加圧部82は、一対の加圧ローラーにより第2ウェブW2を挟み、所定のニップ圧で加圧して、加圧後シート状ウェブSS1を形成する。加熱部84は、一対の加熱ローラーによって加圧後シート状ウェブSS1を挟んで熱を加える。これにより、加圧後シート状ウェブSS1に含まれる繊維が、添加材料ADに含まれる樹脂により結着し、加熱後シート状ウェブSS2が形成される。加熱後シート状ウェブSS2は、切断部90に搬送される。
切断部90は、加熱後シート状ウェブSS2を、搬送方向FEと交差する方向および搬送方向FEに沿う方向の少なくとも一方に切断し、所定サイズのシート状ウェブS1を製造する。シート状ウェブS1は、排出部96に貯留される。
シート製造装置100は、制御装置110を備える。制御装置110は、解繊部20、添加物供給部52、混合ブロアー56、分散部60、第2ウェブ形成部70、加工部80および切断部90を含むシート製造装置100の各部を制御して、シート状ウェブS1の製造方法を実行する。また、制御装置110は、供給部10、選別部40、第1ウェブ形成部45および回転体49の動作を制御するものであってもよい。
添加材料ADは、複数の繊維を架橋させることにより、繊維同士を結合させる結合材である。これにより、繊維をシート形状に精度よく成形することができる。添加材料ADは、繊維同士を結着させる結合材として機能する樹脂を含み、詳細には、熱可塑性樹脂および熱硬化性樹脂のうちの少なくとも一方を含む。なお、熱可塑性樹脂は、芯鞘構造のものであってもよい。また、添加材料ADは、上記樹脂に加え、着色剤、凝集抑制剤、難燃剤等を含んでもよい。
熱可塑性樹脂としては、例えば、溶融温度が60℃以上200℃以下、変形温度が50℃以上180℃以下の樹脂を用いることができる。ここで、変形温度とは、ガラス転移点温度ということもできる。熱可塑性樹脂としては、石油由来樹脂、バイオマスプラスチック、生分解性プラスチック、天然系樹脂を用いることができる。また、石油由来樹脂としては、例えば、ポリオレフィン系樹脂、ポリエステル系樹脂、ポリアミド系樹脂、ポリアセタール、ポリカーボネート、変性ポリフェニレンエーテル、環状ポリオレフィン、ABS樹脂、ポリスチレン、ポリ塩化ビニル、ポリ酢酸ビニル、ポリウレタン、テフロン樹脂、アクリル樹脂、ポリフェニレンスルファイド、ポリテトラフロロエチレン、ポリサルフォン、ポリエーテルサルフォン、非晶ポリアリエート、液晶ポリマー、ポリエーテルエーテルケトン、熱可塑性ポリイミド、ポリアミドイミドが挙げられる。バイオマスプラスチックや生分解性プラスチックとしては、ポリ乳酸、ポリカプロラクトン、変性でんぷん、ポリヒドロキシブチレート、ポリブチレンサクシネート、ポリブチレンサクシネート、ポリブチレンサクシネートアジペート等が挙げられる。天然系樹脂としては、ロジンなどがあげられる。テフロンは登録商標である。また、熱硬化性樹脂としては、フェノール樹脂、エポキシ樹脂、ビニルエステル樹脂、不飽和ポリエステル等、また天然系熱硬化性樹脂のシェラック等が挙げられる。添加材料ADは、上記の樹脂のうちの1つまたは複数を含む。例えば、ガラス転移点温度Tgや融点が異なる複数の樹脂を含んでもよい。
また、添加材料ADに含まれる樹脂は、粒子状または繊維状であることが好ましい。粒子状の樹脂を用いる場合、重量平均粒径が0.1μm以上120μm以下の粒子であるのが好ましく、1μm以上50μm以下の粒子であるのがより好ましい。
添加材料ADは、上述した樹脂に加え、加熱により多孔質構造を形成する樹脂材料または高分子材料を含んでもよい。これらの材料は、例えば、加熱により膨張する熱膨張性材料である。熱膨張性材料は、いわゆる発泡材を用いることができる。熱膨張性材料は、粒子状であることが好ましく、粒子状に成形された熱膨張性の材料を発泡粒子ということができる。添加材料ADに含まれる発泡粒子の粒径は、発泡前重量平均粒径において0.5μm以上1000μm以下であるのが好ましく、1μm以上1000μm以下であるのがより好ましく、5μm以上800μm以下であるのがさらに好ましく、5μm以上300μm以下であるのが特に好ましい。
発泡粒子は、例えば、熱により膨張するカプセル状の熱膨張カプセルや、熱膨張性材料が混合された発泡材混合粒子を用いることができる。熱膨張カプセルは、例えば、積水化学工業株式会社製アドバンセル、株式会社クレハ製クレハスフィアー、アクゾノーベル株式会社製Expancel(エクスパンセル)、松本油脂製薬株式会社製マツモトマイクロスフィアー等が挙げられる。アドバンセル、クレハ、Expancel、エクスパンセル、および、マツモトマイクロスフィアーは、それぞれ登録商標である。発泡材混合粒子は、上述した熱可塑性樹脂に熱膨張性材料を混合して製造された粒子状の製剤である。ここで、発泡材は、例えば、アゾジカルボンアミド、N,N’−ジニトロソペンタメチレンテトラミン、4,4’−オキシビス(ベンゼンスルホニルヒドラジド)、N,N’−ジニトロソペンタメチレンテトラミン、アゾジカルボンアミド、炭酸水素ナトリウム等を用いることができる。
発泡粒子の表面が樹脂により覆われている構成である場合、発泡粒子の樹脂による被覆率が10%以上100%以下であることが好ましい。
添加材料ADは、繊維同士が結着した架橋構造をより強固にする強化材料として、上述した樹脂に加え、無機充填剤、剛繊維、チクソ性繊維を含んでもよい。無機充填剤としては、例えば、炭酸カルシウム、マイカ等を用いることができる。剛繊維としては、例えば、炭素繊維、ガラス繊維、金属繊維を用いることができる。また、ケブラーまたは他のアラミド繊維等の高剛性繊維を用いることができる。ケブラーは登録商標である。チクソ性繊維としては、セルロースナノファイバーが挙げられる。
また、添加材料ADは、上述した樹脂、発泡粒子、強化材料等の成分を混錬粉砕し、複合樹脂材料粉体として形成したものであってもよい。
次に、シート状ウェブS1の製造方法について説明する。
図2に示す製造方法は、シート製造装置100によりシート状ウェブS1を製造する工程を含む。
ステップSA1は、原料MAを粗砕する粗砕工程であり、例えば、シート製造装置100の粗砕部12による処理に相当する。粗砕工程は、原料MAを、所定サイズ以下に裁断する工程である。所定サイズは、例えば、1cm〜5cm四方である。原料MAが、裁断された状態で供給される場合、ステップSA1を省略可能である。
ステップSA2は、解繊工程であり、例えば、シート製造装置100の解繊部20による処理に相当する。ステップSA3は、解繊物MBから繊維を主とする材料を取り出す工程であり、分離工程という。分離工程は、繊維や樹脂粒等を含む解繊物MBから、樹脂や添加剤等の粒子を分離し、繊維を主な成分とする材料を取り出す工程である。分離工程は、例えば、シート製造装置100の選別部40および回転体49による処理に相当する。
ステップSA1で供給される原料MAが、シート状ウェブS1の製造に影響する粒子等を含まない場合、または、原料MAに含まれる成分から粒子等を除去する必要がない場合、ステップSA3の分離工程を省略できる。この場合、解繊物MBが、そのまま繊維材料MCとして利用される。
ステップSA4は、添加工程であり、ステップSA3で分離された繊維材料MCに添加材料ADを添加する工程である。添加工程は、例えば、シート製造装置100の添加物供給部52による処理に相当する。
ステップSA5は、混合工程であり、繊維材料MCと、添加材料ADとを混合して混合物MXを製造する工程である。混合工程は、例えば、シート製造装置100の混合部50による処理に相当する。
ステップSA6は、篩工程であり、混合物MXを篩にかけて大気中に分散させ、降下させる工程である。篩工程は、例えば、シート製造装置100の分散部60による処理に相当する。
ステップSA7は、堆積工程であり、ステップSA6の篩工程で降下する混合物MXを堆積させて、ウェブを形成する工程である。堆積工程は、例えば、シート製造装置100の第2ウェブ形成部70により第2ウェブW2を形成する処理に相当する。
ステップSA8は、加圧・加熱工程であり、ウェブに対し、加圧および加熱を行う。加圧・加熱工程は、例えば、シート製造装置100の加工部80により、第2ウェブW2を加圧および加熱し、加圧後シート状ウェブSS1および加熱後シート状ウェブSS2を経て、シート状ウェブS1を形成する処理に相当する。加圧・加熱工程における加圧と加熱の順序は限定されないが、加圧が先に行われることが好ましい。
このようなステップSA7およびステップSA8を経ることによって、後述するように、シート状ウェブS1の繊維配向方向DSは、シート状ウェブS1の面方向に沿った方向となる。
ステップSA9は、シート状ウェブS1を用いて緩衝材、すなわち、後述する第1緩衝材32および第2緩衝材34を成形する成形工程である。成形工程は、シート状ウェブS1の連結、接合、接着等の処理により、箱形状等の繊維構造体が作成される。成形工程では、複数のシート状ウェブS1を接合するため、接着材料による接着、熱可塑性樹脂の溶融を用いた熱融着、芯材による串刺し、留め部品による結束等の工法を用いることができ、シート状ウェブS1の繊維表面のラフネスによる簡易接合を採用してもよい。
図2に示した製造工程は、シート製造装置100を用いる場合に限定されず、他の装置により製造したシート状ウェブS1を用いることも勿論可能である。また、緩衝材の製造方法として図2に示した製造工程は一例であり、他の方法により製造したシート状ウェブS1を用いてもよい。
図3は、シート状ウェブS1における繊維配向方向の説明図である。図3に符号Aで示すように、シート状ウェブS1は、厚みの小さい平面形状または可撓性を有するシートである。シート状ウェブS1は、原料MAを解繊した解繊物に含まれる繊維と、粒子状または繊維状の樹脂の混合物を篩って堆積させたものである。従って、シート状ウェブS1の面をX−Y平面とするX−Y−Z直交座標系を想定すると、シート状ウェブS1に含まれる繊維Fは、X−Y平面においてランダムな方向を向く一方、Z方向においては、シート状ウェブS1の面に沿った方向となっている。シート状ウェブS1に含まれる各々の繊維Fは、積層されて互いに重なり、または、他の繊維Fと点接触して、一定の配向性を持つ構造となっている。従って、シート状ウェブS1においては、繊維Fがシート状ウェブS1のX−Y平面の面内に沿っているため、X−Y平面を繊維Fの配向方向ということができる。
さらに、シート状ウェブS1のX−Y平面内において、繊維Fの方向が偏在することがある。シート状ウェブS1をシート製造装置100により製造する場合、円筒形のドラム部61の回転に伴ってメッシュベルト72に混合物MXが堆積する工程を経る。この堆積工程(ステップSA7)で、混合物MXに含まれる繊維は、ドラム部61の回転方向に沿った方向を向きやすい。このため、第2ウェブW2において、ドラム部61の回転方向に沿う向きの繊維Fが多く含まれる傾向にある。従って、シート状ウェブS1においても、ドラム部61の回転方向を向く繊維Fが多く含まれる。
ここで、繊維Fの方向について、図3に符号Bで示す。通常、繊維Fは細長い形状を有している。繊維Fの長手方向のサイズを繊維長L1とし、繊維Fの短手方向のサイズを幅L2と呼ぶことができる。幅L2は、繊維径に相当する。本実施形態では、繊維Fの繊維長L1の方向を、配向方向DFという。配向方向DFは、1本の繊維Fの方向を示している。
シート状ウェブS1に含まれる複数の繊維Fの配向方向DFを総合して、シート状ウェブS1における繊維配向方向DSを求めることができる。例えば、シート状ウェブS1を構成する繊維Fから所定数の繊維Fを抽出し、抽出した複数の繊維Fの配向方向DFの平均の向きを求め、求めた向きを、シート状ウェブS1の繊維配向方向DSとすることができる。
本発明者らは、繊維配向方向DSを求める方法として、デジタルマイクロスコープ(キーエンス社製:VHX5000)を用いて倍率200倍以上500倍以下の条件下で、シート状ウェブS1、または後述するシート状ウェブS2の表面を観察した。本発明者らは、デジタルマイクロスコープで観察した繊維Fから50本の繊維Fを無作為に選択し、観察した表面を基準とする配向方向DFを測定し、平均値を算出し、繊維配向方向DSとした。
より詳細には、配向方向DFが所定方向である繊維Fの数をT1とし、配向方向DFが所定方向とは異なる方向である繊維Fの数をT2とし、T1/T2を求めることにより、所定方向における繊維数の割合を求めることができる。そして、この繊維数の割合が最も大きい所定方向を、シート状ウェブS1の繊維配向方向DSとすることができる。
シート状ウェブS1における繊維配向方向DSの例を、図3に符号Cで示す。シート状ウェブS1は、X−Y平面におけるサイズに比べて、厚みを示すZ方向のサイズが小さい。このため、シート状ウェブS1の繊維配向方向DSは、ほとんどの場合、図3に示すようにX−Y平面内の方向となる。繊維配向方向DSは、Y軸に平行な繊維配向方向DS1、および、X軸に平行な繊維配向方向DS2のほか、X軸およびY軸に対し傾いている繊維配向方向DS3、DS4、またはその他の方向となり得る。すなわち、繊維配向方向DSは、シート状ウェブS1の面方向であると言える。
さらに、多くの繊維Fの配向方向DFを、シート状ウェブS1の繊維配向方向DSと一致する手法が挙げられる。図4は、シート状ウェブS2における繊維配向方向DSの説明図である。シート状ウェブS2は、複数のシート状ウェブS1を積層した積層体201から、シート形状となるように切断面CUに沿って切り出された部材である。
積層体201は、複数枚のシート状ウェブS1を積層し、または、シート状ウェブS1を折りたたむことによって複数の層が重なった状態となったものに、接合処理を施して形成される。接合処理は、プレス処理、加圧処理および加熱処理、オーブンや炉内における加熱処理、接着剤による接着処理等である。
シート状ウェブS2では、積層体201をY−Z平面で切断したことにより、X方向に延びる繊維Fが短く切断されている。また、積層体201は、Z方向に延びる長い繊維Fを含まない。従って、シート状ウェブS2の繊維配向方向DSは、図中のY軸方向に平行であり、繊維配向方向DSに沿っていない繊維Fは、ほぼ短繊維である。
シート状ウェブS2は、多くの繊維Fの配向方向DFが繊維配向方向DSに平行であり、配向方向DFが良く整った状態にある。
以下、このようなシート状ウェブS1およびシート状ウェブS2を総称して、シート状ウェブSと言う。
次に、シート状ウェブSの緩衝機能と繊維配向方向DSについて説明する。
図5は、緩衝機能の試験に用いた試験片の構成を示す図である。ここで、緩衝機能とは、シート状ウェブSに衝撃が加わった場合に、シート状ウェブSから他の物体に衝撃が伝達されないように、衝撃を吸収または緩和する作用をいう。
本発明者らは、シート状ウェブSを用いて試験片210および試験片220を制作し、試験片210、220に外力を加えた場合の応力と圧縮率を測定した。また、比較対象として発泡スチロール製の試験片230を制作して、試験片210、220と同様の測定を行った。図5には、試験片210、220、230を図示し、試験において外力が加わる方向をPWで示す。
試験片210は、略直方体形状であり、試験の際に外力PWが加わる面211を有する。試験片210における繊維配向方向DSは、外力PWの方向に対し、45度(Degree)を超える角度で交差し、典型的には垂直である。別の表現では面211の法線に対して繊維配向方向DSが直交する。試験片210の密度は0.15であり、試験片210に含まれる添加材料ADの樹脂は30重量%であった。
試験片220は、略直方体形状であり、試験の際に外力PWが加わる面221を有する。試験片220における繊維配向方向DSは、外力PWの方向との角度が45度以内であり、典型的には平行である。別の表現では面211の法線に対して繊維配向方向DSが平行である。試験片220の密度は0.15であり、試験片220に含まれる添加材料ADの樹脂は30重量%であった。
試験片210および試験片220は、シート状ウェブSを積層して接合することにより、製作できる。
試験片230は、発泡スチロール製の略直方体形状の物体であり、試験の際に外力PWが加わる面231を有する。
図6は、緩衝機能の試験結果を示すグラフである。図6の横軸は圧縮率を示し、縦軸は応力を示す。圧縮率は、外力PWが加わることにより試験片210、220、230が外力PW方向に圧縮された量を、試験片210、220、230のサイズに対する割合により示している。応力は、外力PWに抗する試験片210、220、230の応力である。
図6の曲線251は試験片210の圧縮率−応力曲線であり、曲線252は試験片220の圧縮率−応力曲線である。曲線253は試験片230の圧縮率−応力曲線である。
また、図6には、対照例としての試験片の圧縮率−応力曲線である曲線254を示す。曲線254は、繊維Fの配向方向DFが乱雑である、すなわち配向方向DFが特定の方向に偏っていない、または、偏りが小さい試験片を用いた例である。この試験片は、配向方向DFが分散するようにシート製造装置100によって低密度で製造したシート状ウェブS1で構成され、密度0.09であり、添加材料ADの樹脂を33重量%含む。
曲線251、254は、圧縮率が高まるにつれて応力が増している。つまり、外力PWにより面211が陥凹するにつれて、外力PWに抗する応力が増しているので、外力PWによって圧縮され、高密度化している。
これに対し、曲線253は、圧縮率の増大に対する応力の増加が小さい。つまり、発泡スチロール製の試験片230は、外力PWによって変形して面231が凹陥しても応力が増大しない傾向がある。曲線252は、全体として曲線253と同様の傾向を示しており、圧縮率の増大に対する応力の増加が小さい傾向を示している。
曲線252、253の結果から、試験片220および試験片230は、外部から押圧力や衝撃が加わった場合に変形するが、変形の過程において応力を増大させないか、増大させにくい傾向にある。このため、試験片220や試験片230と同様の材料を包装材や収納容器として被収容物を収めた状態で、外力や衝撃が加わった場合、包装材または収納容器が変形や破壊しても、被収容物に力が加わりにくいといえる。発泡スチロール製の収納容器は緩衝機能に優れていることが評価されており、試験片220も同様に、緩衝機能に優れる包装材や収納容器の製造に好適である。一方、曲線251の結果からは、試験片210と同様の材料で構成される包装材や収納容器に被収容物を収めた状態で、外力や衝撃が加わった場合、被収容物にも力や衝撃が加わりやすいといえる。
図7は、試験片210、220、230の緩衝機能の発現状態を示す模式図である。
図7に示すように、試験片210は、繊維Fが重なった状態で外力PWにより圧縮されることで、圧縮率が高まるほど硬度および剛性が増し、応力を発現するに至ったと考察される。これに対し、試験片220は、外力PWを受けた繊維Fが、外力PWを避けるようにDV方向に移動することにより、試験片220全体が大きく変形し、外力PWに降伏したと考えられる。この場合、試験片220の変形に伴い、試験片220に含まれる繊維を、結合材によって結合した状態から互いに解離させるために外力PWの衝撃エネルギーが消費されるので、外力PWが緩和、吸収される。また、試験片220は外力PWとは異なる方向に変形するので、外力PWが加わっても試験片220が高密度化しにくい。従って、変形に伴う応力の増大が起きにくい。また、発泡スチロール製の試験片230は、外力PWにより個々のスチロール樹脂の粒が潰れるので、試験片230全体としての剛性が変化せず、応力が増大しにくいと考えられる。
このように、シート状ウェブSでは、繊維配向方向DSが、外力PWや衝撃が加わる方向と平行、または平行に近い場合に、発泡スチロール製の容器のように優れた緩衝機能を実現できる。本発明者らの知見では、高い緩衝機能を得られるのは、繊維配向方向DSが、外力PWや衝撃が作用する方向に対し、−45度以上+45度以下の角度をなす場合である。
次に、上述したようなシート状ウェブSを緩衝材として用いる収容体30について説明する。
図8は、本発明の収容体の分解斜視図である。図9は、図8中A−A線断面図である。図10は、図8中B−B線断面図である。図11および図12は、第1緩衝材において、緩衝機能の発現状態を示す模式図である。
また、図8〜図10では、説明の便宜上、互いに直交する3軸として、x軸、y軸およびz軸を図示している。また、以下では、x軸に平行な方向を「x軸方向」とも言い、y軸に平行な方向を「y軸方向」とも言い、z軸に平行な方向を「z軸方向」とも言う。また、以下では、図示された各矢印の先端側を「+(プラス)」、基端側を「−(マイナス)」と言う。
また、以下では、説明の便宜上、図8〜図12中の+z軸方向、すなわち、上側を「上」または「上方」、−z軸方向、すなわち、下側を「下」または「下方」とも言う。
図8に示すように、収容体30は、第1収容体31と、第1収容体31内に設けられた第1緩衝材32と、第2収容体33と、第2緩衝材34と、を備える。第1収容体31は、いわゆる内箱であり、複数、本実施形態では、3つの被収容物300を収容する。第2収容体33は、いわゆる外箱であり、第1収容体31を収容する。なお、図示の構成では、被収容物300は、長尺物であり、例えば、ボトルである。
第1収容体31は、第1底部である第1底板311と、第1底板311からz軸方向に立設された4つの側壁312、313、314、315と、仕切り部としての仕切り板316、317と、を有する。第1底板311は、平面視で長方形をなしている。側壁312、313は、第1底板311の長辺に沿って、すなわち、x軸方向に沿って設けられており、y軸方向に対向している。側壁314、315は、第1底板311の短辺に沿って、すなわち、y軸方向に沿って設けられており、x軸方向に対向している。
第1底板311および側壁312〜315で囲まれた空間が、被収容物300を収容する第1収容空間310である。すなわち、第1収容体31は、第1収容空間310を有する。
また、第1収容空間310は、仕切り板316、317によって、3つの空間に仕切られている。仕切り板316、317は、それぞれ、x軸方向に沿って延在する長尺な板部材で構成されている。また、仕切り板316、317は、y軸方向を厚さ方向とする向きでy軸方向に離間して設けられている。また、仕切り板316、317は、+y軸側からこの順で配置されている。仕切り板316は、側壁312から−y軸側に離間して配置されている。仕切り板317は、側壁313から+y軸側に離間して配置されている。
また、仕切り板316、317は、切り欠き318を有する。本実施形態では、仕切り板316、317は、それぞれ、2つの切り欠き318を有する。切り欠き318は、+z軸側に開放している。この切り欠き318を有することにより、第1収容体31に収容されている被収容物300を取り出す際、切り欠き318に指を入れて取り出しやすくすることができる。
また、仕切り板316、317は、後述するように第1緩衝材32および補強部319により支持、位置決めされる。補強部319は、第1底板311上に配置され、y軸方向に延在する長尺な部材で構成されている。この補強部319は、仕切り板316、317を支持するとともに、第1底板311の強度を補強する機能を有する。
次に、第1緩衝材32について説明する。
図8および図9に示すように、第1緩衝材32は、第1底板311に配置され、第1収容体31に収容されている被収容物300と接触して、被収容物300に加わる衝撃を緩和して被収容物300を保護する機能を有する。例えば、収容体30の移動に伴い、被収容物300が慣性力により移動しようとしても、その移動の際に第1収容体31と被収容物300とが衝突するのを防止または抑制し、その衝撃を緩和する機能を有する。
第1緩衝材32は、前述したシート状ウェブSを切り出して形成された部材である。具体的には、第1緩衝材32は、図3中破線で囲んだ部分、または、図4中破線で囲んだ部分を切り出して形成された部材である。そして、第1緩衝材32は、繊維配向方向DSがx−y平面に沿う向きで第1底板311上に配置されている。換言すれば、第1緩衝材32では、シート状ウェブSの厚さ方向がx軸方向に沿う向きで配置され、その端面、すなわち、側面が、図9に示す被収容物300と接触する第1受圧面aとして機能する。
また、図示の構成では、4枚のシート状ウェブSが互いに厚さ方向が一致する向きで配置されている。すなわち、第1緩衝材32は、4枚のシート状ウェブSがx軸方向に沿って積層された積層体で構成されている。
このように、第1緩衝材32は、複数の第1シート状ウェブであるシート状ウェブSを有し、複数のシート状ウェブSが厚さ方向に積層された積層体である。これにより、緩衝作用を増大させることができる。
また、第1緩衝材32は、第1底部である第1底板311に配置されている。これにより、後述するように、被収容物300が第1緩衝材32に対して、+z軸側から−z軸側に向かって押し付けられるような衝撃が収容体30に加わった場合であっても、被収容物300に過剰に衝撃が加わるのを防止することができる。
図8および図9に示すように、第1緩衝材32は、y軸方向に延在する形状をなしており、第1底板311のy軸方向の全域に設けられている。また、第1緩衝材32は、3つの位置決め部321と、2つの支持部322と、を有する。第1緩衝材32では、位置決め部321、支持部322、位置決め部321、支持部322および位置決め部321の順で並んでいる。
各位置決め部321は、+z軸側に開放する切り欠きで構成され、被収容物300が入り込む部分である。シート状ウェブSの端面のうち、位置決め部321に臨む部分が、複数個所で被収容物300と当接することにより、被収容物300の位置決めを行うことができる。すなわち、第1収容空間310内で過剰に被収容物300が移動してしまうのを防止することができる。
このように、第1緩衝材32は、被収容物300の位置決めを行う位置決め部321を有する。これにより、被収容物300の位置決めを行うことができる。よって、第1収容空間310内で過剰に被収容物300が移動してしまうのを防止することができる。
本実施形態では、シート状ウェブSの端面のうち、位置決め部321に臨む部分が、第1受圧面aとして機能する。
支持部322は、+z軸方向に開放した切り欠きで構成されている。また、この切り欠きの幅、すなわち、y軸方向の長さは、仕切り板316、317の厚さとほぼ同じである。これにより、切り欠きに仕切り板316、317を挿入することにより、仕切り板316、317を安定的に支持することができる。
このように、第1収容体31は、内部を仕切る仕切り部としての仕切り板316、317を有し、第1緩衝材32は、仕切り板316、317を支持する支持部322を有する。これにより、仕切り板316、317を安定的に支持することができる。
ここで、前述したように、第1緩衝材32は、シート状ウェブSで構成され、シート状ウェブSが、x軸方向を厚さ方向とする向きで配置されている。すなわち、シート状ウェブSの端面が第1受圧面aとして機能する。本実施形態では、図9に示すように、シート状ウェブSの端面のうち、位置決め部321に臨む端面321A、321B、321Cが第1受圧面aとなる。
また、シート状ウェブSでは、繊維配向方向DSが面方向、すなわち、y−z平面に沿っている。このような第1緩衝材32では、以下のように、優れた緩衝機能を発揮する。
まず、図11に示すように、例えば、被収容物300が第1緩衝材32に対して、+z軸側から−z軸側に向かって押し付けられるような衝撃が収容体30に加わった場合について説明する。
この場合、第1緩衝材32では、前述したように、繊維が外力を避けるように、+y軸方向または−y軸方向に移動し、端面321Aが、−z軸側に向かって湾曲するように第1緩衝材32が変形する。そして、この変形の際、繊維を、結合材によって結合した状態から互いに解離させるために外力の衝撃エネルギーが消費され、外力が緩和、吸収される。その結果、第1緩衝材32が優れた緩衝機能を発揮し、被収容物300を効果的に保護することができる。
次に、図12に示すように、例えば、被収容物300が第1緩衝材32に対して、y軸方向に押し付けられるような衝撃が収容体30に加わった場合について説明する。
この場合、第1緩衝材32では、前述したように、繊維が外力を避けるように、+z軸方向または−z軸方向に移動し、端面321Bまたは端面321Cが、+y軸側または−y軸側に向かって湾曲するように第1緩衝材32が変形する。そして、この変形の際、繊維を、結合材によって結合した状態から互いに解離させるために外力PWの衝撃エネルギーが消費され、外力が緩和、吸収される。その結果、第1緩衝材32が優れた緩衝機能を発揮し、被収容物300を効果的に保護することができる。
以上、説明したように、収容体30は、第1底部である第1底板311を有する第1収容体31と、第1収容体31に収容される被収容物300と接触する第1受圧面aを有し、繊維、および、繊維同士を結合させる結合材を含む少なくとも1つの第1シート状ウェブであるシート状ウェブSを有する第1緩衝材32と、を備える。また、シート状ウェブSは、繊維がシート状ウェブSの面方向に配向しているものであり、第1緩衝材32は、シート状ウェブSの端面が第1受圧面aとなる向きで用いられる。これにより、第1緩衝材32は、優れた緩衝機能を発揮することができ、被収容物300を効果的に保護することができる。
次に、第2収容体33および第2緩衝材34について説明する。
図8に示すように、第2収容体33は、第2底部としての第2底板331と、第2底板331からz軸方向に立設された4つの側壁332、333、334、335と、蓋体336と、を有する。第2収容体33は、第2収容空間330を有する箱体で構成され、第1収容体31の全体を十分に収容し得る程度の大きさを有している。第2底板331、側壁332、333、334、335および蓋体336で囲まれた空間が第2収容空間330である。
第2底板331は、平面視で長方形をなしている。側壁332、333は、第2底板331の長辺に沿って、すなわち、x軸方向に沿って設けられており、y軸方向に対向している。側壁334、335は、第2底板331の短辺に沿って、すなわち、y軸方向に沿って設けられており、x軸方向に対向している。
蓋体336は、第2底板331とほぼ同じ形状の板状部材で構成される。蓋体336は、本実施形態では、側壁332の+z軸側の縁部に接合されており、この接合部位を軸として回動可能に構成されている。この回動により、第2収容空間330を開放したり閉じたりすることができる。
また、蓋体336は、側壁332との接合部位以外の縁部が折り返された折り返し部337を有する。蓋体336を閉じた状態では、折り返し部337が、側壁333〜335と重なる。これにより、蓋体336を閉じた状態で外部から第2収容空間330に塵や埃等が混入するのを防止することができる。
なお、蓋体336は、上記構成に限定されず、例えば、側壁333に接合されていてもよく、側壁334に接合されていてもよく、側壁335に接合されていてもよい。また、側壁332〜335とは別体で構成されていてもよい。また、蓋体336は、省略されていてもよい。
また、第2底部としての第2底板331と、蓋体336とには、第2緩衝材34がそれぞれ2つずつ設けられている。各第2緩衝材34は、第1緩衝材32と同様に、前述したシート状ウェブSを切り出して形成された部材である。また、第2緩衝材34は、繊維配向方向DSがx−y平面に沿う向きで第2底板331および蓋体336に配置されている。換言すれば、第2緩衝材34では、シート状ウェブSの厚さ方向がx軸方向に沿う向きで配置され、その端面、すなわち、側面が第1収容体31と接触する第2受圧面bとして機能する。
このように第2緩衝材34は、第1収容体31と接触する第2受圧面bを有し、繊維、および、繊維同士を結合させる結合材を含む少なくとも1つの第2シート状ウェブであるのシート状ウェブSを有する。また、第2緩衝材34は、シート状ウェブSの端面が第2受圧面bとなる向きで用いられる。これにより、第1緩衝材32で述べたのと同様の原理で、優れた緩衝効果を発揮することができる。よって、第1収容体31、ひいては、被収容物300に過剰に衝撃が加わるのをさらに効果的に防止することができる。
また、図示の構成では、4枚のシート状ウェブSが互いに厚さ方向が一致する向きで配置されている。すなわち、第2緩衝材34は、4枚のシート状ウェブSがx軸方向に沿って積層された積層体で構成されている。これにより、緩衝作用を増大させることができる。
また、第2底板331に配置されている第2緩衝材34は、第2底板331と接する第1部分341と、側壁332と接する第2部分342と、側壁333と接する第3部分343と、を有する。すなわち、第2緩衝材34は、第2底板331、側壁332および側壁333に配置されている。これにより、第1収容体31が第2緩衝材34に対して、+z軸側から−z軸側に向かって押し付けられるような衝撃が収容体30に加わった場合、および、第1収容体31が第2緩衝材34に対して、y軸方向に押し付けられるような衝撃が収容体30に加わった場合に優れた緩衝機能を発揮することができる。
なお、本実施形態では、第2緩衝材34は、第2底板331、側壁332および側壁333に配置されているが、本発明ではこれに限定されず、これらのうちの1つまたは2つに配置されていてもよい。
また、本実施形態では、第2緩衝材34は、第2底板331、側壁332および側壁333に配置されている部分が一体的に形成されているが、本発明ではこれに限定されず、これらが別体で構成されていてもよい。
このように、第2収容体33は、第2底部である第2底板331から立設された側壁332〜335を有する。そして、第2緩衝材34は、第2底板331および側壁332〜335のうちの少なくとも一方に配置されている。これにより、第1収容体31、ひいては、被収容物300に過剰に衝撃が加わるのを防ぎ、さらに効果的に防止することができる。
また、第2収容体33は、蓋体336を有し、第2緩衝材34は、蓋体336に配置されている。これにより、第1収容体31が第2緩衝材34に対して、−z軸側から+z軸側に向かって押し付けられるような衝撃が収容体30に加わった場合に、優れた緩衝機能を発揮することができる。
また、図8および図10に示すように、蓋体336に配置されている第2緩衝材34は、蓋体336を閉じた状態において、それぞれ、z軸方向から見たとき、第2底板331に配置されている第2緩衝材34と重なって配置されている。これにより、各第2緩衝材34が、第1収容体31を+z軸側および−z軸側から挟持することができる。よって、第1収容体31を安定的に保持することができる。
また、第2緩衝材34は、第1収容体31と接する部分に、凹凸が形成されている。これにより、第1収容体31が第2緩衝材34に押し付けられた際、第2緩衝材34の凸の部分を優先的に変形させることができる。よって、さらに効果的に緩衝機能を発揮することができる。
このように、収容体30は、第2底部である第2底板331を有し、第1収容体31を収容する第2収容体33と、第2収容体33に収容される第1収容体31と接触する第2緩衝材34と、を備える。これにより、第1収容体31、ひいては、被収容物300に過剰に衝撃が加わるのをさらに効果的に防止することができる。
なお、第1収容体31および第2収容体33の構成材料としては、特に限定されないが、前述したような繊維で構成されている、すなわち、前述したシート製造装置100により製造されたものであるのが好ましい。これにより、収容体30を破棄する際、収容体30全体を焼却処分することができる。
また、第2緩衝材34は、第1緩衝材32と同様に、繊維配向方向DSがx−y平面に沿う向きで第2収容体33に配置されるが、本発明ではこれに限定されず、第2緩衝材34の繊維配向方向DSは、x−y平面とは異なる面に沿う向きで第2収容体33に配置されていてもよい。また、第2緩衝材34は、上記とは異なる構成の緩衝材、例えば、発泡スチロール、シートが裁断された小片等であってもよい。
以上、本発明の収容体を図示の実施形態に基づいて説明したが、本発明は、これに限定されるものではなく、各部の構成は、同様の機能を有する任意の構成のものに置換することができる。また、本発明の収容体には、それぞれ他の任意の構成物が付加されていてもよい。
なお、前記実施形態では、第1収容体および第2収容体は、4つの側壁を有する構成であったが、本発明ではこれに限定されず、例えば、4つの側壁のうちの1つまたは複数が省略されていてもよい。
また、第1収容体および第2収容体は、側壁のz軸方向の長さが図示の構成よりも短いトレイのような形状であってもよい。
10…供給部、12…粗砕部、14…粗砕刃、20…解繊部、22…固定子、24…ローター、30…収容体、31…第1収容体、32…第1緩衝材、33…第2収容体、34…第2緩衝材、40…選別部、41…ドラム部、43…ハウジング部、45…第1ウェブ形成部、46…メッシュベルト、48…吸引部、49…回転体、50…混合部、52…添加物供給部、54…管、56…混合ブロアー、60…分散部、61…ドラム部、63…ハウジング部、70…第2ウェブ形成部、72…メッシュベルト、76…吸引部、77…加湿器、78…加湿器、79…ウェブ搬送部、80…加工部、82…加圧部、84…加熱部、90…切断部、96…排出部、100…シート製造装置、110…制御装置、201…積層体、210…試験片、211…面、220…試験片、221…面、230…試験片、231…面、251…曲線、252…曲線、253…曲線、254…曲線、300…被収容物、310…第1収容空間、311…第1底板、312…側壁、313…側壁、314…側壁、315…側壁、316…仕切り板、317…仕切り板、318…切り欠き、319…補強部、321…位置決め部、321A…端面、321B…端面、321C…端面、322…支持部、330…第2収容空間、331…第2底板、332…側壁、333…側壁、334…側壁、335…側壁、336…蓋体、337…折り返し部、341…第1部分、342…第2部分、343…第3部分、a…第1受圧面、b…第2受圧面、AD…添加材料、CU…切断面、DF…配向方向、DS…繊維配向方向、DS1…繊維配向方向、DS2…繊維配向方向、DS3…繊維配向方向、DS4…繊維配向方向、F…繊維、FE…搬送方向、L1…繊維長、L2…幅、MA…原料、MB…解繊物、MC…繊維材料、MX…混合物、PW…外力、S…シート状ウェブ、S1…シート状ウェブ、S2…シート状ウェブ、SS1…加圧後シート状ウェブ、SS2…加熱後シート状ウェブ、W1…第1ウェブ、W2…第2ウェブ

Claims (9)

  1. 第1底部を有する第1収容体と、
    前記第1収容体に収容される被収容物と接触する第1受圧面を有し、繊維、および、前記繊維同士を結合させる結合材を含む少なくとも1つの第1シート状ウェブを有する第1緩衝材と、を備え、
    前記第1シート状ウェブは、前記繊維が前記第1シート状ウェブの面方向に配向しているものであり、
    前記第1緩衝材は、前記第1シート状ウェブの端面が前記第1受圧面となる向きで用いられることを特徴とする収容体。
  2. 前記第1緩衝材は、複数の前記第1シート状ウェブを有し、複数の前記第1シート状ウェブが厚さ方向に積層された積層体である請求項1に記載の収容体。
  3. 前記第1緩衝材は、前記第1底部に配置されている請求項1または2に記載の収容体。
  4. 前記第1緩衝材は、前記被収容物の位置決めを行う位置決め部を有する請求項1ないし3のいずれか1項に記載の収容体。
  5. 前記第1収容体は、内部を仕切る仕切り部を有し、
    前記第1緩衝材は、前記仕切り部を支持する支持部を有する請求項1ないし4のいずれか1項に記載の収容体。
  6. 第2底部を有し、前記第1収容体を収容する第2収容体と、
    前記第2収容体に収容される前記第1収容体と接触する第2緩衝材と、を備える請求項1ないし5のいずれか1項に記載の収容体。
  7. 前記第2緩衝材は、前記第1収容体と接触する第2受圧面を有し、繊維、および、前記繊維同士を結合させる結合材を含む少なくとも1つの第2シート状ウェブを有し、
    前記第2緩衝材は、前記第2シート状ウェブの端面が前記第2受圧面となる向きで用いられる請求項6に記載の収容体。
  8. 前記第2収容体は、前記第2底部から立設された側壁を有し、
    前記第2緩衝材は、前記第2底部および前記側壁のうちの少なくとも一方に配置されている請求項6または7に記載の収容体。
  9. 前記第2収容体は、蓋体を有し、
    前記第2緩衝材は、前記蓋体に配置されている請求項6ないし8のいずれか1項に記載の収容体。
JP2020007409A 2020-01-21 2020-01-21 収容体 Pending JP2021113082A (ja)

Priority Applications (4)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP2020007409A JP2021113082A (ja) 2020-01-21 2020-01-21 収容体
CN202110061107.7A CN113215850A (zh) 2020-01-21 2021-01-18 收纳体、缓冲材料、缓冲材料的制造方法、以及缓冲材料制造装置
US17/151,712 US11565498B2 (en) 2020-01-21 2021-01-19 Accommodating body, buffering material, method for manufacturing buffering material, and buffering material manufacturing apparatus
EP21152526.6A EP3854939B1 (en) 2020-01-21 2021-01-20 Accommodating body, buffering material, method for manufacturing buffering material, and buffering material manufacturing apparatus

Applications Claiming Priority (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP2020007409A JP2021113082A (ja) 2020-01-21 2020-01-21 収容体

Publications (1)

Publication Number Publication Date
JP2021113082A true JP2021113082A (ja) 2021-08-05

Family

ID=77076553

Family Applications (1)

Application Number Title Priority Date Filing Date
JP2020007409A Pending JP2021113082A (ja) 2020-01-21 2020-01-21 収容体

Country Status (1)

Country Link
JP (1) JP2021113082A (ja)

Cited By (1)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
KR20230001187U (ko) * 2021-12-03 2023-06-12 김범준 포장대상이 되는 제품의 포장용 상자

Citations (9)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JPH05169576A (ja) * 1991-12-20 1993-07-09 Yoshiki Tawada 包装用緩衝材およびその製法
JPH0610122U (ja) * 1992-07-16 1994-02-08 凸版印刷株式会社 展示兼用収納凾
JPH0919907A (ja) * 1995-07-10 1997-01-21 New Oji Paper Co Ltd 古紙ボード
JP3036200U (ja) * 1996-07-15 1997-04-15 極東印刷紙工株式会社 紙製化粧箱
JP2004059101A (ja) * 2002-07-31 2004-02-26 Taiyo Industry Kk 搬送用ケース
JP2010023889A (ja) * 2008-07-22 2010-02-04 Toshiba Corp 緩衝材および梱包箱
JP2011069006A (ja) * 2009-09-25 2011-04-07 Fujita Corp 植物繊維系断熱マットの製造方法
WO2011078666A1 (en) * 2009-12-22 2011-06-30 Haf-Holland B.V. Manufacturing method for producing a three-dimensional object, as well as an object resulting from this manufacturing method
JP2014208446A (ja) * 2013-03-27 2014-11-06 セイコーエプソン株式会社 シート製造装置、シート製造装置の制御方法

Patent Citations (9)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JPH05169576A (ja) * 1991-12-20 1993-07-09 Yoshiki Tawada 包装用緩衝材およびその製法
JPH0610122U (ja) * 1992-07-16 1994-02-08 凸版印刷株式会社 展示兼用収納凾
JPH0919907A (ja) * 1995-07-10 1997-01-21 New Oji Paper Co Ltd 古紙ボード
JP3036200U (ja) * 1996-07-15 1997-04-15 極東印刷紙工株式会社 紙製化粧箱
JP2004059101A (ja) * 2002-07-31 2004-02-26 Taiyo Industry Kk 搬送用ケース
JP2010023889A (ja) * 2008-07-22 2010-02-04 Toshiba Corp 緩衝材および梱包箱
JP2011069006A (ja) * 2009-09-25 2011-04-07 Fujita Corp 植物繊維系断熱マットの製造方法
WO2011078666A1 (en) * 2009-12-22 2011-06-30 Haf-Holland B.V. Manufacturing method for producing a three-dimensional object, as well as an object resulting from this manufacturing method
JP2014208446A (ja) * 2013-03-27 2014-11-06 セイコーエプソン株式会社 シート製造装置、シート製造装置の制御方法

Cited By (2)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
KR20230001187U (ko) * 2021-12-03 2023-06-12 김범준 포장대상이 되는 제품의 포장용 상자
KR200497758Y1 (ko) * 2021-12-03 2024-02-19 김범준 포장대상이 되는 제품의 포장용 상자

Similar Documents

Publication Publication Date Title
US9045858B2 (en) Sheet manufacturing apparatus
JP2021113082A (ja) 収容体
WO1997020090A1 (fr) Materiau absorbant les liquides et son procede de preparation
US11291961B2 (en) Stirring apparatus
CN113459236B (zh) 纤维成形体制造用原料以及纤维成形体的制造方法
US20210087727A1 (en) Fiber structure and fiber structure block
EP3854939B1 (en) Accommodating body, buffering material, method for manufacturing buffering material, and buffering material manufacturing apparatus
US20230416504A1 (en) Low density cellulose based insulating laminated products and methods of making the same
Youngquist et al. Mechanical and physical properties of air-formed wood-fiber/polymer-fiber composites
JP6769423B2 (ja) 吸音材
EP3859082B1 (en) Equipment for manufacturing fiber structure, method for manufacturing fiber structure, and fiber structure
JP2021113375A (ja) 緩衝材、緩衝材の製造方法および緩衝材製造装置
Pääkkönen et al. Energy Absorption and Resilience in Quasi-Static Loading of Foam-Formed Cellulose Fibre Materials
US20200077215A1 (en) Fiber molded product, fiber molding device, and manufacturing method of fiber molded product
JP2020036152A (ja) スピーカー用振動板、スピーカー用振動板製造装置、及び、スピーカー用振動板の製造方法
JP2021116513A (ja) 繊維構造体製造装置、繊維構造体製造方法、及び繊維構造体
EP4183920A1 (en) Buffer material
US20240018693A1 (en) Cushioning material
JP2021113363A (ja) 繊維処理システム、繊維処理方法、及び印刷装置
CN102582959B (zh) 复合式包装结构
JP2019210574A (ja) ウェブ形成装置およびシート製造装置
JP2024010313A (ja) 緩衝材
JP2024008405A (ja) 緩衝材および緩衝材構造
WO2023190569A1 (ja) 断熱シート
JPH10217415A (ja) 複合構造体

Legal Events

Date Code Title Description
RD07 Notification of extinguishment of power of attorney

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A7427

Effective date: 20200827

RD04 Notification of resignation of power of attorney

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A7424

Effective date: 20210922

RD03 Notification of appointment of power of attorney

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A7423

Effective date: 20211104

A621 Written request for application examination

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A621

Effective date: 20221209

A977 Report on retrieval

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A971007

Effective date: 20230921

A131 Notification of reasons for refusal

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A131

Effective date: 20231003

A521 Request for written amendment filed

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A523

Effective date: 20231114

A131 Notification of reasons for refusal

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A131

Effective date: 20240213

A521 Request for written amendment filed

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A523

Effective date: 20240329

A02 Decision of refusal

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A02

Effective date: 20240618