JP2021112944A - タイヤ - Google Patents

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Abstract

【課題】トレッド表面にサイプを有するタイヤにおいて、氷上性能及びウェット性能を向上させる。【解決手段】タイヤのトレッド部は少なくとも1本のサイプを有している。前記サイプは、前記サイプ内の空間と向き合うサイプ壁面から突出し、前記サイプ壁面上に点在する複数の微小突起が、前記サイプ壁面1mm2あたり5個以上の密度で設けられた突起領域を有していることを特徴とする。【選択図】図4

Description

本発明は、トレッド表面にサイプを有するタイヤに関する。
従来、タイヤにおいて、氷上性能を高めるために、ブロックにサイプを複数本配置することが行われる場合がある(例えば、特許文献1参照)。
特表2017−500247号公報
近年、降雪地であっても降雪量が少ない傾向がある。雪の量が少なく、また、除雪が行き届いた路面は、ウェットコンディションになりやすいため、冬用タイヤには、氷上性能に加え、ウェット性能の向上が要求されている。しかし、ブロックにサイプを設けた従来の冬用タイヤでは、接地してサイプ内に吸い上げられた水が、タイヤの転動中にうまく排出されず、次に接地したときの吸水が阻害される場合がある。サイプによる吸水が阻害されると、路面上の水膜を除去する性能が低下し、氷上性能が悪化してしまう。
そこで、本発明は、トレッド表面にサイプを有するタイヤにおいて、氷上性能及びウェット性能を向上させることを目的とする。
本発明の一態様は、タイヤであって、
トレッド部は少なくとも1本のサイプを有し、
前記サイプは、前記サイプ内の空間と向き合うサイプ壁面から突出し、前記サイプ壁面上に点在する複数の微小突起が、前記サイプ壁面1mm2あたり5個以上の密度で設けられた突起領域を有している、ことを特徴とする。
前記微小突起の突出方向の先端の隣り合う間隔は0.1mm以下であることが好ましい。
前記微小突起は、錐体又は錐台形状であることが好ましい。
前記トレッド部は、さらに少なくとも1本の溝を備え、
前記サイプは前記溝に接続されていないことが好ましい。
前記微小突起の突出方向と直交する前記微小突起の幅の前記サイプのサイプ幅に対する比は、0.05〜0.3であることが好ましい。
前記サイプのサイプ幅に対する前記微小突起の突出高さの比は、0.075〜0.5であることが好ましい。
前記サイプは、前記サイプの深さ方向に沿って前記突起領域よりも奥側に位置し、前記微小突起の密度が前記突起領域よりも小さい前記サイプ壁面の領域をさらに有していることが好ましい。
前記微小突起は、前記サイプ壁面上の互いに平行な複数の直線それぞれに沿って列をなすよう配置されており、
前記直線のうちの隣り合う2本の直線の間隔は、当該2本の直線のうちの1本に沿って配置される微小突起の隣り合う間隔と比べ短いことが好ましい。
上述の態様によれば、トレッド表面にサイプを有するタイヤにおいて、氷上性能及びウェット性能を向上させることができる。
本実施形態の空気入りタイヤの断面を示すタイヤ断面図である。 図1の空気入りタイヤに適用されたトレッドパターンの一例を示す図である。 サイプ壁面の一例を示す図である。 突起領域の一部を拡大して示す図である。 微小突起による撥水性を説明する図である。
以下、本実施形態のタイヤを詳細に説明する。本発明のタイヤは、空気入りタイヤであることが好ましく、本実施形態のタイヤは、空気入りタイヤである。空気入りタイヤとリムで囲まれる空洞領域には、空気、窒素等の不活性ガス、あるいはその他の気体を充填することができる。本実施形態には、後述する種々の実施形態含まれる。
(タイヤの全体説明)
図1は、本実施形態の空気入りタイヤ(以降、単にタイヤという)10の、タイヤ径方向に沿って切断した断面を示すタイヤ断面図である。
タイヤ10は、例えば、乗用車用タイヤである。乗用車用タイヤは、JATMA YEAR BOOK 2012(日本自動車タイヤ協会規格)のA章に定められるタイヤをいう。この他、B章に定められる小型トラック用タイヤおよびC章に定められるトラック及びバス用タイヤに適用することもできる。
なお、以下の説明において、タイヤ幅方向は、タイヤ10の回転軸と平行な方向である。タイヤ幅方向外側は、タイヤ幅方向において、タイヤ赤道面を表すタイヤセンターラインCLから離れる方向である。また、タイヤ幅方向内側は、タイヤ幅方向において、タイヤセンターラインCLに近づく側である。タイヤ周方向は、タイヤ10の回転軸を回転の中心として回転する方向である。タイヤ径方向は、タイヤ10の回転軸に直交する方向である。タイヤ径方向外側は、前記回転軸から離れる側をいう。また、タイヤ径方向内側は、前記回転軸に近づく側をいう。
(タイヤ構造)
図1は、本実施形態のタイヤ10のプロファイル断面図を示す。タイヤ10は、トレッドパターンを有するトレッド部10Tと、一対のビード部10Bと、トレッド部10Tの両側に設けられ、一対のビード部10Bとトレッド部10Tに接続される一対のサイド部10Sと、を備える。
タイヤ10は、骨格材として、カーカスプライ層12と、ベルト層14と、ビードコア16とを有し、これらの骨格材の周りに、トレッドゴム部材18と、サイドゴム部材20と、ビードフィラーゴム部材22と、リムクッションゴム部材24と、インナーライナゴム部材26と、を主に有する。
カーカスプライ層12は、一対の円環状のビードコア16の間を巻きまわしてトロイダル形状を成した、有機繊維をゴムで被覆したカーカスプライ材で構成されている。カーカスプライ材は、ビードコア16の周りに巻きまわされてトレッドゴム部材18のショルダー領域のタイヤ径方向内側まで延びている。カーカスプライ層12のタイヤ径方向外側に2枚のベルト材14a,14bで構成されるベルト層14が設けられている。ベルト層14は、タイヤ周方向に対して、所定の角度、例えば20〜30度傾斜して配されたスチールコードにゴムを被覆した部材であり、下層のベルト材14aが上層のベルト材14bに比べてタイヤ幅方向の幅が長い。2層のベルト材14a,14bのスチールコードの傾斜方向は互いに逆方向である。このため、ベルト材14a,14bは、交錯層となっており、充填された空気圧によるカーカスプライ層12の膨張を抑制する。
ベルト層14のタイヤ径方向外側には、トレッドゴム部材18が設けられ、トレッドゴム部材18の両端部には、サイドゴム部材20が接続されてサイド部10Sを形成している。トレッドゴム部材18は、例えば、トレッド表面に配置される発泡ゴムを有している。サイドゴム部材20のタイヤ径方向内側の端には、リムクッションゴム部材24が設けられ、タイヤ10を装着するリムと接触する。ビードコア16のタイヤ径方向外側には、ビードコア16の周りに巻きまわす前のカーカスプライ層12の部分と、ビードコア16の周りに巻きまわしたカーカスプライ層12の巻きまわした部分との間に挟まれるようにビードフィラーゴム部材22が設けられている。タイヤ10とリムとで囲まれる空気を充填するタイヤ空洞領域に面するタイヤ10の内表面には、インナーライナゴム部材26が設けられている。
この他に、タイヤ10は、ビードコア16の周りに巻きまわしたカーカスプライ層12とビードフィラーゴム部材22との間にビード補強材28を備え、さらに、ベルト層14のタイヤ径方向外方からベルト層14を覆う、有機繊維をゴムで被覆した3層のベルトカバー層30を備える。
タイヤ10は、このようなタイヤ構造を有するが、本発明のタイヤのタイヤ構造は、図1に示すタイヤ構造に限定されない。
(トレッドパターン)
タイヤ10のトレッド面の領域には、トレッドパターン50が形成されている。図2は、図1に示すタイヤ10のトレッド面の領域に形成されるトレッドパターン50のタイヤ周上の一部分を平面上に展開した一例のパターン展開図である。
トレッドパターン50は、一対の周方向主溝52,54と、傾斜溝56,58と、を備える。
周方向主溝52,54は、タイヤ周方向に延びる溝である。周方向主溝52は、タイヤセンターラインCLを境としたタイヤ幅方向の第1の側(図2の左方)の半トレッド領域に設けられ、周方向主溝54は、第2の側(図2の右方)の半トレッド領域に設けられている。トレッドパターン50は、周方向主溝52,54のタイヤ幅方向外側に位置するショルダー領域62,64と、周方向主溝52,54の間に位置し、タイヤセンターラインCLが通るセンター領域66と、を有している。
傾斜溝56,58は、タイヤ周方向に対し傾斜して延びる溝である。
傾斜溝56は、センター領域66のうちの第2の側の領域に位置する基端部56aから、タイヤセンターラインCLを横切って第1の側のパターンエンドに向かってタイヤ幅方向に延びている。基端部56aは、傾斜溝58に接続されている。傾斜溝56は、センター領域66の第1の側の領域において、延在方向の途中の2箇所で分岐し、計3本の分岐溝56b,56c,56dを有している。分岐溝56b〜56dは、タイヤ周方向に互いに間隔をあけて配置され、それぞれ周方向主溝52を横切ってショルダー領域62内を延びている。傾斜溝56は、タイヤ周方向に間隔をあけて複数配置されている。
傾斜溝58は、センター領域66のうちの第1の側の領域に位置する基端部58aから、タイヤセンターラインCLを横切って第2の側のパターンエンドに向かってタイヤ幅方向に延びている。基端部58aは、傾斜溝56に接続されている。傾斜溝58は、センター領域66の第2の側において、延在方向の途中の2箇所で分岐し、計3本の分岐溝58b,58c,58dを有している。分岐溝58b〜58dは、タイヤ周方向に互いに間隔をあけて配置され、それぞれ周方向主溝54を横切ってショルダー領域64内を延びている。傾斜溝58は、タイヤ周方向に間隔をあけて複数配置されている。
ショルダー領域62には、傾斜溝56及び周方向主溝52により区画された複数のブロック62aが配置されている。
ショルダー領域64には、傾斜溝58及び周方向主溝54により区画された複数のブロック64aが配置されている。
センター領域66には、傾斜溝56,58により区画された複数のブロック66aが配置されている。センター領域66のブロック66aには、傾斜溝56,58よりも溝幅が狭く、浅い細溝67が設けられている。なお、図1において、細溝67及びサイプ62b,64b,66bの断面の図示は省略されている。
ブロック62a,64a,66aのそれぞれには、タイヤ周方向に間隔をあけて、タイヤ幅方向に延びる複数のサイプ62b,64b,66bが設けられている。これにより、氷上路面を引っ掻くトレッド表面のエッジ成分が増え、氷上性能が向上する。サイプ62b,64b,66bは、それぞれ、サイプ内の空間と向き合う一対のサイプ壁面を有している。サイプ62b,64b,66bは、サイプ壁面同士の間隔が一定である部分、すなわち、互いに平行なサイプ壁面の部分を有しており、好ましくは、互いに平行なサイプ壁面からなるが、トレッド表面側の領域に、トレッド表面に近づくに連れてサイプ壁面同士の間隔が広がるようトレッド表面の法線方向に対し傾斜した面取り面を有していてもよい。以降の説明では、サイプ壁面同士の間隔が一定であるサイプ62b,64b,66bを例に説明する。サイプ62b,64b,66bのサイプ幅は、例えば、0.4〜1mmである。なお、サイプ幅とは、一対のサイプ壁面のうち、互いに平行なサイプ壁面の部分の間隔を意味する。
ブロック62a,64aのサイプ62b,64bは、タイヤ幅方向の一端が周方向主溝52,54と接続され、他端がショルダー領域62,64内で閉塞している。
ブロック66aのサイプ66bは、タイヤ幅方向の両端のそれぞれが周方向主溝52,54、傾斜溝56,58、及び細溝67のいずれか1本に接続されている。
サイプ62b,64b、及び、一部のサイプ66bは、タイヤ幅方向中央の領域において、トレッド表面にジグザグ形状の開口端が表れるよう、タイヤ周方向両側のそれぞれに交互に屈曲しながら延びており、サイプ壁面が三次元形状を有している。以降の説明では、この形態のサイプを三次元サイプといい、上記一部のサイプ66bを除く残りのサイプ66bのように、トレッド表面に直線状の開口端が表れるよう直線状に延びており、サイプ壁面が二次元形状を有している。この点で、二次元サイプは、三次元サイプと区別される。
図2に示すトレッドパターン50は、トレッド表面に、サイプ62b,64b,66bのうちの一部に対し、タイヤ周方向の一方の側からタイヤ周方向に直線状に延びて接続される凹部を有している。凹部は、サイプ62b,64b,66bの延在方向の途中の位置においてサイプ62b,64b,66bと接続される。凹部のトレッド表面からの深さは、例えば、0.1〜2.0mmである。
トレッドパターン50は、このように構成されるが、本発明のタイヤのトレッドパターンは、図2に示すトレッドパターンに限定されない。
(突起領域)
サイプ62b,64b,66bは、複数の微小突起が所定の密度で設けられた突起領域を有している。
図3は、サイプ66bのサイプ壁面のうちの一方のサイプ壁面66cを示す図である。図3に示すサイプ66bは三次元サイプである。図3において、突起領域の図示は省略されている。図4に、図3のサイプ壁面66cの一点鎖線の円で囲んだ部分を拡大して突起領域40の一部を示す。
以降の説明では、サイプ66bの突起領域40を例にして説明する。
突起領域40には、複数の微小突起41が、サイプ壁面の1mm2あたり5個以上の密度で設けられている。微小突起41は、サイプ壁面66cから突出し、サイプ壁面66c上に点在している。
微小突起41のサイズは、後述する排水性を向上させる効果が得られるよう定められている。一実施形態によれば、微小突起41の突出方向と直交する微小突起41の幅のサイプのサイプ幅に対する比は、0.05〜0.3であることが好ましい。微小突起41の幅が上記範囲にあることで、後述するようにサイプ内壁の撥水性が高くなり、排水性を向上させる効果が得られやすい。なお、微小突起41の幅が、突出方向に一定でない場合あるいはサイプ壁面66cにおける方位方向によって一定でない場合の微小突起41の上記幅は、最大幅を意味する。サイプ幅が0.4〜1mmである場合、一実施形態によれば、微小突起41の幅は、好ましくは0.05〜0.3mmであり、より好ましくは0.07〜0.25mmであり、特に好ましくは、0.1〜0.2mmである。
一実施形態によれば、サイプ幅に対する微小突起41の突出高さの比は、0.075〜0.5であることが好ましい。微小突起41の突出高さが上記範囲にあると、微小突起41の突出方向の先端41a同士の間隔を所定範囲内に維持しやすいため、撥水性の程度を突起領域40内で均一にしやすい。なお、微小突起41の突出高さとは、微小突起41が接続されるサイプ壁面66cの基部(微小突起41と接するサイプ壁面66cの縁)からの微小突起41の高さを意味する。サイプ幅が0.4〜1mmである場合、一実施形態によれば、微小突起41の突出高さは、好ましくは0.03〜0.5mmであり、より好ましくは0.05〜0.2mmである。
微小突起41の突出方向は、一実施形態によれば、図4に示すように、サイプ壁面66cの法線方向と一致していることが好ましいが、微小突起41の突出方向は、サイプ壁面66cの法線方向に対し傾斜していてもよい。その傾斜角度は、サイプ壁面の法線方向に対し、例えば10°以下である。
一実施形態によれば、微小突起41の先端41aの隣り合う間隔Dは0.1mm以下であることが好ましく、0.08mm以下であることがより好ましい。間隔Dが上記範囲内にあることで、サイプ内壁の撥水性が高くなり、排水性を向上させる効果が得られやすい。間隔Dが0.1mmを超えると、微小突起41の先端41aによって保持される水の接触角が小さくなり、サイプ内壁の撥水性を高め難くなる。なお、間隔Dは、微小突起41の先端41aの隣り合う間隔が突起領域40内で一定でない場合は、平均間隔を意味する。平均間隔は、突起領域40内の隣り合う先端41aの複数の間隔の中から選択した複数の間隔の平均値である。また、微小突起41の先端にサイプ壁面と平行な先端面が設けられている場合の間隔Dは、隣り合う先端面の間の長さをいう。なお、間隔Dの下限値は、0mmを超え、例えば、0.001mmである。
一実施形態によれば、サイプ壁面66cと接続される微小突起41の底部(底面)の隣り合う間隔dは、サイプ壁面66cに沿った微小突起41の底部(底面)の幅より狭いことが好ましい。間隔dが底部の幅より狭いことで、突起領域40内の微小突起41の密度を高くしやすく、サイプ内壁の撥水性が高められやすい。なお、間隔dは、底部の隣り合う間隔が一定でない場合は平均間隔を意味する。平均間隔は、突起領域40内の隣り合う底部の複数の間隔の中から選択した複数の間隔の平均値である。さらに一実施形態によれば、微小突起41の隣り合う底部は、図4に示す例のように、互いに接していることが好ましい。
一実施形態によれば、微小突起41は、図4に示すように、先端41a又は底部の隣り合う間隔が等間隔となるよう配置されていることが好ましい。これにより、突起領域40内の微小突起41の密度を均一にし、サイプ壁面の撥水性の程度を突起領域40内で均一にすることができる。
一実施形態によれば、微小突起41は、錐体又は錐台形状であることが好ましい。このような形状の微小突起41は、その先端によって水を保持させやすく、サイプ内壁の撥水性向上に寄与する。錐体の例として、三角錐、四角錐、五角錐、六角錐等の多角錐、円錐が挙げられる。多角錐は正多角錐であることが好ましい。錘台の例として、三角錐台、四角錐台、五角錐台、六角錐台等の多角錐台、円錐台が挙げられる。多角錐台は正多角錐台であることが好ましい。図4に示す例において、微小突起41は円錐形状である。一方で、一実施形態によれば、微小突起41は、突出方向に延びる柱形状であってもよい。柱形状の例として、三角柱、四角柱、五角柱、六角柱等の多角柱、円柱が挙げられる。
一実施形態によれば、サイプ壁面66cに沿った微小突起41の底部(底面)の形態に関して、底部(底面)の最小長さに対する最大長さの比は、1〜2であることが好ましく、1〜1.5であることがより好ましい。上記比がこのような範囲内にあることで、突起領域40の先端の隣り合う間隔のばらつきを抑え、撥水性の程度を均一にしやすい。このため、底部の形状は、一実施形態によれば、正多角形又は円であることが好ましい。
一実施形態によれば、1つの突起領域40内で、微小突起41の幅、高さ、形状、及び、先端又は底部の隣り合う間隔は等しいことが好ましい。
上述したように、突起領域40の微小突起41の密度は、サイプ壁面1mm2あたり5個以上である。微小突起41の密度が上記範囲内にあることで、図5に示すように、微小突起41の先端41aによって保持される水(水滴や水膜)Wの、先端41aを通る面に対する接触角が大きくなり、サイプ内壁の撥水性が高くなる。これにより、ウェット路面に接地し、サイプ内に吸い上げられた水は、接地面から蹴り出され、次に接地するまでの間に、遠心力によって容易にサイプの外に排出される。本実施形態のタイヤ10によれば、このように排水性が向上していることで、水を吸い上げたサイプが、次に接地したときに新たな水を吸い上げる性能(吸水性能)が高いので、ウェット路面の水膜を除去する性能(水膜除去性能)が向上している。このため、ウェット路面における操縦安定性能(ウェット性能)が向上する。一方で、氷上路面は、接地されることで僅かに溶け、表面に水膜が表れる場合があるが、本実施形態のタイヤ10は、上述したように、サイプの吸水性能が高く、水膜除去性能が向上しているため、氷上性能が向上する。すなわち、本実施形態のタイヤ10によれば、氷上性能及びウェット性能を向上させることができる。図5は、微小突起41による撥水性を説明する図である。
突起領域40の微小突起41の密度が、サイプ壁面1mm2あたり5個未満であると、サイプ壁面の撥水性を十分に高めることができず、排水性が向上しない。微小突起41の密度は、例えば、突起領域40の中の複数(例えば5〜10箇所)の測定領域(例えば、一辺1mm2の正方形の領域)の微小突起41の密度の平均値として計算することができる。突起領域40の微小突起41の密度は、サイプ壁面1mm2あたり、好ましくは10〜260個であり、より好ましくは20〜200個であり、さらに好ましくは50〜10180個である。
一実施形態によれば、微小突起41の密度は、突起領域40内で、ばらついていてもよいが、所定範囲内にあることが好ましく、一定であることがより好ましい。これにより、サイプ内壁の撥水性の程度が均一になる。上記所定範囲の好ましい例は、サイプ壁面1mm2あたり、10〜50個、50〜100個、100〜150個、150〜200個、200〜260個である。
一実施形態によれば、微小突起41は、図4に示すように、サイプ壁面66c上の互いに平行な複数の仮想直線それぞれに沿って列をなすよう配置されており、これらの仮想直線のうちの隣り合う2本の仮想直線の間隔(列の隣り合う間隔)は、当該2本の仮想直線のうちの1本に沿って配置される微小突起41の隣り合う間隔と比べ短いことが好ましい。図4に示す配置態様は、微小突起41が、正三角形を敷き詰めてなる格子(正三角形格子)の格子点に配置されることで、上記形態に該当している。このような形態によれば、微小突起41を、正方形を敷き詰めてなる格子(正方格子)の格子点に配置した場合と比べ、微小突起41の密度を高くすることができる。
一実施形態によれば、このように微小突起41の密度を高くする観点から、サイプ壁面66cと接続される微小突起41の底部の隣り合う間隔dは、サイプ壁面66cに沿った底部の幅より短いことが好ましい。
サイプ壁面66cの突起領域40の数は、1つであってもよく、複数個であってもよい。例えば、三次元サイプのように、一対のサイプ壁面が、互いに平行な壁面の部分を複数有している場合は、当該部分ごとに、サイプ壁面のそれぞれに突起領域40が1つあることが好ましい。この場合、互いに平行な壁面の部分をなすサイプ壁面66cの部分(以降、平坦面ともいう)に設けられた突起領域40の面積は、当該平坦面の面積の、好ましくは50%以上、より好ましくは70%以上を占める。
上述したように、サイプ壁面66cの突起領域40の数が複数個である場合に、さらに一実施形態によれば、微小突起41の密度は、突起領域40の間で、所定範囲内にあることが好ましく、一定であることがより好ましい。これにより、サイプ66bにおけるサイプ内壁の撥水性の程度が均一になる。
また、突起領域40は、一実施形態によれば、一対のサイプ壁面のそれぞれに設けられていることが好ましい。これにより、排水性はさらに向上する。この場合に、両サイプ壁面の突起領域40の密度の差は所定範囲内にあることが好ましく、両サイプ壁面の突起領域40の密度は等しいことがより好ましい。また、微小突起41の幅、高さ、形状、及び、先端又は底部の隣り合う間隔は、一対のサイプ壁面の間で等しいことが好ましい。さらに、微小突起41の配置位置は、一対のサイプ壁面の間で、先端41a同士が互いに向き合うよう定められていることが好ましいが、互いに向き合わないよう定められていてもよい。
一実施形態によれば、微小突起41の密度は、ブロック62a,64a,66aごとに定められ、互いに異なっていてもよく、等しくてもよい。微小突起41の密度は、ブロック62a,64a,66aの間で、所定範囲内にあることが好ましい。
一実施形態によれば、サイプ66bは、サイプ66bの深さ方向に沿って突起領域40よりも奥側に位置する領域であって、微小突起41の密度が突起領域40よりも小さいサイプ壁面66cの領域(低密度領域)をさらに有していることが好ましい。低密度領域内の微小突起の形態は、突起領域40の微小突起41の形態と同様である。低密度領域内の微小突起の密度は、サイプ壁面1mm2あたり5個未満であり、0個であってもよい。
また、一実施形態によれば、突起領域40は、サイプ66bの深さ方向に沿って、トレッド表面側から順に、微小突起41の密度の高い第1の領域と、微小突起41の密度の低い第2の領域と、を有していることも好ましい。
サイプ66bの排水性は、突起領域40がトレッド表面に近い位置にあるほど高くなるため、上記態様によって、高い排水性が確保される。
一実施形態によれば、突起領域40は、少なくとも、サイプ壁面66cのタイヤ幅方向中央の領域に設けられていることが好ましい。タイヤ幅方向中央の領域とは、サイプ壁面のタイヤ幅方向の中心からタイヤ幅方向両側にサイプ壁面の幅方向長さの例えば30%以下の長さ、40%以下の領域をいう。突起領域40を有するサイプ66b内に吸い上げられた水は、上述したように、遠心力を受けて容易にトレッド表面からサイプの外に排出される。このため、サイプ66bが溝52,54,56,58,67に接続されている場合に、サイプ66b内の水がタイヤ幅方向にスムーズに移動して溝52,54,56,58,67内に流れ込むようタイヤ幅方向両端部のサイプ壁面の領域に突起領域を設ける必要がない。
一実施形態によれば、トレッド部10Tは、上述したように、さらに少なくとも1本の溝52,54,56,58,67を備えている。この場合に、サイプ66bは溝52,54,56,58,67に接続されていないことが好ましい。特に、これらの溝のうち溝深さの深い52,54,56,58に接続されていないことがより好ましい。サイプが溝に接続されていると、サイプ内の水は溝内に移動するので排水性は向上するが、ブロック剛性が低下し、操縦安定性が低下する場合がある。
突起領域40は、例えば、サイプ壁面を成型するための板状の刃の壁面に所定の加工を施したものをタイヤ成形用金型の内壁に装着し、これを用いてタイヤ10の成型を行うことにより形成される。上記刃の壁面の加工方法として、例えば、レーザ光の照射により、微小突起41と対応する複数の孔を打刻するレーザ加工が挙げられる。
(実施例、比較例、従来例)
本発明の効果を確認するために、タイヤサイズ225/60R18のタイヤを、以下の実施例、比較例、従来例ごとに4本ずつ作製し、排気量2Lの前輪駆動の乗用車を試験車両として装着して、氷上性能及びウェット性能を調べた。車両のリムサイズは18×7.0Jであり、空気圧は220kPaとした。
従来例、比較例、実施例1〜7のタイヤは、表1及び下記に示す点を除いて、図1に示すタイヤ構造とし、図2に示すトレッドパターン50を基調とした。
サイプ62b,64b,66bは、面取り面を有さず、サイプ幅は0.6mmとした。
比較例、実施例1〜7のいずれも、全てのサイプ62b,64b,66bの一対のサイプ壁面それぞれに、突起領域を設けた。突起領域は、表1及び下記に示す点を除いて、図4に示す突起領域を基調とした。三次元サイプには、平坦面ごとに、ジグザグ形状の屈曲位置を除くタイヤ幅方向の領域に突起領域を設けた。
比較例、実施例1〜7のいずれも、突起領域の密度は、突起領域内で一定、かつ、突起領域の間で一定とした。また、比較例、実施例1〜7のいずれも、微小突起の突出方向を、溝壁面の法線方向と一致させた。
比較例、実施例1〜5,7では、サイプ壁面のうち、トレッド表面からサイプ深さの70%の深さ領域に突起領域を設けた。表1に「踏面側」で示される。
実施例6では、サイプ壁面のうち、サイプ深さ方向の中央に位置するサイプ深さの70%の領域に突起領域を設けた。表1に「中央」で示される。
実施例7では、全てのサイプについて、溝と接続させず、サイプの両端を閉塞させた。サイプの閉塞端と溝との距離は3.0mmとした。
表1に示した「密度」は、突起領域のうち無作為に選んだ10箇所の一辺1mm2の正方形の測定領域での密度の平均値とした。「32超」は、32本/mm2を超える密度を意味する。
表1の「先端の隣り合う間隔D」の欄に関して、「0.1超」は0.1mm超を意味し、「0.1以下」は0.1mm以下を意味する。
表1の「微小突起の配置」の欄に関して、「正方形」は、微小突起を正方格子の格子点に配置し、「正三角形」は、正三角形格子の格子点に配置したことを意味する。
氷上性能
各試験タイヤを、試験車両に装着し、ハンドリング試験のための氷上路面のテストコースを3周したときのラップタイムの平均値の逆数を用い、従来例を100とする指数で示した。この指数が大きいほど、氷上性能が優れていることを意味する。
ウェット性能
各試験タイヤを、試験車両に装着し、水深3mmのウェット路面のテストコースにて0〜80km/時のレンジでテストドライバーが走行したときの操舵性、直進性等について官能評価を行い、従来例を100とする指数で示した。この指数が大きいほど、ウェット性能が優れていることを意味する。
この結果、氷上性能及びウェット性能の指数がいずれも101以上だった場合を、氷上性能及びウェット性能を向上させることができると評価した。
Figure 2021112944
従来例と実施例1の比較から、サイプが突起領域を有していることにより、氷上性能及びウェット性能が向上することがわかる。
比較例と実施例1の比較から、突起領域の微小突起の密度がサイプ壁面1mm2あたり5個以上であることで、氷上性能及びウェット性能が向上することがわかる。
実施例1と実施例2の比較から、突起領域の微小突起の密度がサイプ壁面1mm2あたり10個以上であることで、氷上性能及びウェット性能がさらに向上することがわかる。
実施例2と実施例3の比較から、微小突起の先端の隣り合う間隔が0.1mm以下であることで、氷上性能及びウェット性能がさらに向上することがわかる。
実施例3と実施例4の比較から、微小突起の形状が錐体又は錘台であることで、氷上性能及びウェット性能がさらに向上することがわかる。
実施例4と実施例5の比較から、微小突起が三角形格子の格子点に配置されていることで、氷上性能及びウェット性能がさらに向上することがわかる。
実施例5と実施例6の比較から、突起領域が踏面側に位置していることで、氷上性能及びウェット性能がさらに向上することがわかる。
実施例5と実施例7の比較から、サイプが溝に接続されていないことで、氷上性能及びウェット性能がさらに向上することがわかる。
以上、本発明のタイヤについて詳細に説明したが、本発明は上記実施形態及び実施例に限定されず、本発明の主旨を逸脱しない範囲において、種々の改良や変更をしてもよいのはもちろんである。
10 タイヤ
12 カーカスプライ層
14 ベルト層
16 ビードコア
18 トレッドゴム部材
20 サイドゴム部材
22 ビードフィラーゴム部材
24 リムクッションゴム部材
26 インナーライナゴム部材
28 ビード補強材
30 ベルトカバー層
40 突起領域
41 微小突起
50 トレッドパターン
51 微小突起
51a 先端
52,54 周方向主溝
56,58 傾斜溝
62a,64a,66a ブロック
62b,64b,66b サイプ
66c サイプ壁面
67 細溝

Claims (8)

  1. タイヤであって、
    トレッド部は少なくとも1本のサイプを有し、
    前記サイプは、前記サイプ内の空間と向き合うサイプ壁面から突出し、前記サイプ壁面上に点在する複数の微小突起が、前記サイプ壁面1mm2あたり5個以上の密度で設けられた突起領域を有している、ことを特徴とするタイヤ。
  2. 前記微小突起の突出方向の先端の隣り合う間隔は0.1mm以下である、請求項1に記載のタイヤ。
  3. 前記微小突起は、錐体又は錐台形状である、請求項1または2に記載のタイヤ。
  4. 前記トレッド部は、さらに少なくとも1本の溝を備え、
    前記サイプは前記溝に接続されていない、請求項1から3のいずれか1項に記載のタイヤ。
  5. 前記微小突起の突出方向と直交する前記微小突起の幅の前記サイプのサイプ幅に対する比は、0.05〜0.3である、請求項1から4のいずれか1項に記載のタイヤ。
  6. 前記サイプのサイプ幅に対する前記微小突起の突出高さの比は、0.075〜0.5である、請求項1から5のいずれか1項に記載のタイヤ。
  7. 前記サイプは、前記サイプの深さ方向に沿って前記突起領域よりも奥側に位置し、前記微小突起の密度が前記突起領域よりも小さい前記サイプ壁面の領域をさらに有している、請求項1から6のいずれか1項に記載のタイヤ。
  8. 前記微小突起は、前記サイプ壁面上の互いに平行な複数の直線それぞれに沿って列をなすよう配置されており、
    前記直線のうちの隣り合う2本の直線の間隔は、当該2本の直線のうちの1本に沿って配置される微小突起の隣り合う間隔と比べ短い、請求項1から7のいずれか1項に記載のタイヤ。
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