JP2021112944A - タイヤ - Google Patents
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Abstract
Description
トレッド部は少なくとも1本のサイプを有し、
前記サイプは、前記サイプ内の空間と向き合うサイプ壁面から突出し、前記サイプ壁面上に点在する複数の微小突起が、前記サイプ壁面1mm2あたり5個以上の密度で設けられた突起領域を有している、ことを特徴とする。
前記サイプは前記溝に接続されていないことが好ましい。
前記直線のうちの隣り合う2本の直線の間隔は、当該2本の直線のうちの1本に沿って配置される微小突起の隣り合う間隔と比べ短いことが好ましい。
(タイヤの全体説明)
図1は、本実施形態の空気入りタイヤ(以降、単にタイヤという)10の、タイヤ径方向に沿って切断した断面を示すタイヤ断面図である。
タイヤ10は、例えば、乗用車用タイヤである。乗用車用タイヤは、JATMA YEAR BOOK 2012(日本自動車タイヤ協会規格)のA章に定められるタイヤをいう。この他、B章に定められる小型トラック用タイヤおよびC章に定められるトラック及びバス用タイヤに適用することもできる。
図1は、本実施形態のタイヤ10のプロファイル断面図を示す。タイヤ10は、トレッドパターンを有するトレッド部10Tと、一対のビード部10Bと、トレッド部10Tの両側に設けられ、一対のビード部10Bとトレッド部10Tに接続される一対のサイド部10Sと、を備える。
タイヤ10は、骨格材として、カーカスプライ層12と、ベルト層14と、ビードコア16とを有し、これらの骨格材の周りに、トレッドゴム部材18と、サイドゴム部材20と、ビードフィラーゴム部材22と、リムクッションゴム部材24と、インナーライナゴム部材26と、を主に有する。
この他に、タイヤ10は、ビードコア16の周りに巻きまわしたカーカスプライ層12とビードフィラーゴム部材22との間にビード補強材28を備え、さらに、ベルト層14のタイヤ径方向外方からベルト層14を覆う、有機繊維をゴムで被覆した3層のベルトカバー層30を備える。
タイヤ10のトレッド面の領域には、トレッドパターン50が形成されている。図2は、図1に示すタイヤ10のトレッド面の領域に形成されるトレッドパターン50のタイヤ周上の一部分を平面上に展開した一例のパターン展開図である。
周方向主溝52,54は、タイヤ周方向に延びる溝である。周方向主溝52は、タイヤセンターラインCLを境としたタイヤ幅方向の第1の側(図2の左方)の半トレッド領域に設けられ、周方向主溝54は、第2の側(図2の右方)の半トレッド領域に設けられている。トレッドパターン50は、周方向主溝52,54のタイヤ幅方向外側に位置するショルダー領域62,64と、周方向主溝52,54の間に位置し、タイヤセンターラインCLが通るセンター領域66と、を有している。
傾斜溝56は、センター領域66のうちの第2の側の領域に位置する基端部56aから、タイヤセンターラインCLを横切って第1の側のパターンエンドに向かってタイヤ幅方向に延びている。基端部56aは、傾斜溝58に接続されている。傾斜溝56は、センター領域66の第1の側の領域において、延在方向の途中の2箇所で分岐し、計3本の分岐溝56b,56c,56dを有している。分岐溝56b〜56dは、タイヤ周方向に互いに間隔をあけて配置され、それぞれ周方向主溝52を横切ってショルダー領域62内を延びている。傾斜溝56は、タイヤ周方向に間隔をあけて複数配置されている。
ショルダー領域64には、傾斜溝58及び周方向主溝54により区画された複数のブロック64aが配置されている。
センター領域66には、傾斜溝56,58により区画された複数のブロック66aが配置されている。センター領域66のブロック66aには、傾斜溝56,58よりも溝幅が狭く、浅い細溝67が設けられている。なお、図1において、細溝67及びサイプ62b,64b,66bの断面の図示は省略されている。
図2に示すトレッドパターン50は、トレッド表面に、サイプ62b,64b,66bのうちの一部に対し、タイヤ周方向の一方の側からタイヤ周方向に直線状に延びて接続される凹部を有している。凹部は、サイプ62b,64b,66bの延在方向の途中の位置においてサイプ62b,64b,66bと接続される。凹部のトレッド表面からの深さは、例えば、0.1〜2.0mmである。
サイプ62b,64b,66bは、複数の微小突起が所定の密度で設けられた突起領域を有している。
図3は、サイプ66bのサイプ壁面のうちの一方のサイプ壁面66cを示す図である。図3に示すサイプ66bは三次元サイプである。図3において、突起領域の図示は省略されている。図4に、図3のサイプ壁面66cの一点鎖線の円で囲んだ部分を拡大して突起領域40の一部を示す。
以降の説明では、サイプ66bの突起領域40を例にして説明する。
一実施形態によれば、このように微小突起41の密度を高くする観点から、サイプ壁面66cと接続される微小突起41の底部の隣り合う間隔dは、サイプ壁面66cに沿った底部の幅より短いことが好ましい。
また、一実施形態によれば、突起領域40は、サイプ66bの深さ方向に沿って、トレッド表面側から順に、微小突起41の密度の高い第1の領域と、微小突起41の密度の低い第2の領域と、を有していることも好ましい。
サイプ66bの排水性は、突起領域40がトレッド表面に近い位置にあるほど高くなるため、上記態様によって、高い排水性が確保される。
本発明の効果を確認するために、タイヤサイズ225/60R18のタイヤを、以下の実施例、比較例、従来例ごとに4本ずつ作製し、排気量2Lの前輪駆動の乗用車を試験車両として装着して、氷上性能及びウェット性能を調べた。車両のリムサイズは18×7.0Jであり、空気圧は220kPaとした。
従来例、比較例、実施例1〜7のタイヤは、表1及び下記に示す点を除いて、図1に示すタイヤ構造とし、図2に示すトレッドパターン50を基調とした。
比較例、実施例1〜7のいずれも、突起領域の密度は、突起領域内で一定、かつ、突起領域の間で一定とした。また、比較例、実施例1〜7のいずれも、微小突起の突出方向を、溝壁面の法線方向と一致させた。
実施例6では、サイプ壁面のうち、サイプ深さ方向の中央に位置するサイプ深さの70%の領域に突起領域を設けた。表1に「中央」で示される。
表1の「先端の隣り合う間隔D」の欄に関して、「0.1超」は0.1mm超を意味し、「0.1以下」は0.1mm以下を意味する。
表1の「微小突起の配置」の欄に関して、「正方形」は、微小突起を正方格子の格子点に配置し、「正三角形」は、正三角形格子の格子点に配置したことを意味する。
各試験タイヤを、試験車両に装着し、ハンドリング試験のための氷上路面のテストコースを3周したときのラップタイムの平均値の逆数を用い、従来例を100とする指数で示した。この指数が大きいほど、氷上性能が優れていることを意味する。
各試験タイヤを、試験車両に装着し、水深3mmのウェット路面のテストコースにて0〜80km/時のレンジでテストドライバーが走行したときの操舵性、直進性等について官能評価を行い、従来例を100とする指数で示した。この指数が大きいほど、ウェット性能が優れていることを意味する。
比較例と実施例1の比較から、突起領域の微小突起の密度がサイプ壁面1mm2あたり5個以上であることで、氷上性能及びウェット性能が向上することがわかる。
実施例2と実施例3の比較から、微小突起の先端の隣り合う間隔が0.1mm以下であることで、氷上性能及びウェット性能がさらに向上することがわかる。
実施例3と実施例4の比較から、微小突起の形状が錐体又は錘台であることで、氷上性能及びウェット性能がさらに向上することがわかる。
実施例5と実施例6の比較から、突起領域が踏面側に位置していることで、氷上性能及びウェット性能がさらに向上することがわかる。
実施例5と実施例7の比較から、サイプが溝に接続されていないことで、氷上性能及びウェット性能がさらに向上することがわかる。
12 カーカスプライ層
14 ベルト層
16 ビードコア
18 トレッドゴム部材
20 サイドゴム部材
22 ビードフィラーゴム部材
24 リムクッションゴム部材
26 インナーライナゴム部材
28 ビード補強材
30 ベルトカバー層
40 突起領域
41 微小突起
50 トレッドパターン
51 微小突起
51a 先端
52,54 周方向主溝
56,58 傾斜溝
62a,64a,66a ブロック
62b,64b,66b サイプ
66c サイプ壁面
67 細溝
Claims (8)
- タイヤであって、
トレッド部は少なくとも1本のサイプを有し、
前記サイプは、前記サイプ内の空間と向き合うサイプ壁面から突出し、前記サイプ壁面上に点在する複数の微小突起が、前記サイプ壁面1mm2あたり5個以上の密度で設けられた突起領域を有している、ことを特徴とするタイヤ。 - 前記微小突起の突出方向の先端の隣り合う間隔は0.1mm以下である、請求項1に記載のタイヤ。
- 前記微小突起は、錐体又は錐台形状である、請求項1または2に記載のタイヤ。
- 前記トレッド部は、さらに少なくとも1本の溝を備え、
前記サイプは前記溝に接続されていない、請求項1から3のいずれか1項に記載のタイヤ。 - 前記微小突起の突出方向と直交する前記微小突起の幅の前記サイプのサイプ幅に対する比は、0.05〜0.3である、請求項1から4のいずれか1項に記載のタイヤ。
- 前記サイプのサイプ幅に対する前記微小突起の突出高さの比は、0.075〜0.5である、請求項1から5のいずれか1項に記載のタイヤ。
- 前記サイプは、前記サイプの深さ方向に沿って前記突起領域よりも奥側に位置し、前記微小突起の密度が前記突起領域よりも小さい前記サイプ壁面の領域をさらに有している、請求項1から6のいずれか1項に記載のタイヤ。
- 前記微小突起は、前記サイプ壁面上の互いに平行な複数の直線それぞれに沿って列をなすよう配置されており、
前記直線のうちの隣り合う2本の直線の間隔は、当該2本の直線のうちの1本に沿って配置される微小突起の隣り合う間隔と比べ短い、請求項1から7のいずれか1項に記載のタイヤ。
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