JP2021108545A - コバエ捕獲器 - Google Patents

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Abstract

【課題】カバー部材の形状に工夫を凝らすことでコバエの誘引効果を高め、もって捕獲率の向上を図る。【解決手段】コバエを誘引する誘引剤を収容するとともに、上部に開放口が形成された容器10と、カバー部材20とを備えたコバエ捕獲器1において、カバー部材20には、平面部21が設けられ、平面部21にコバエの侵入口21aが設けられている。【選択図】図1

Description

本発明は、例えば屋内等を飛翔するコバエを捕獲するコバエ捕獲器に関する。
従来、ハチやハエ等の飛翔昆虫を捕獲する飛翔昆虫類捕獲器が知られている(例えば特許文献1参照)。この種の飛翔害虫捕獲器は、誘引液等を収容した下部容器と、その上部を覆うカバー部材とを有しており、このカバー部材に飛翔害虫の侵入口が形成されている。
また、引用文献2には、夜行性の虫を効率よく捕獲するための虫捕獲器が開示されている。この虫捕獲器は、光源の近傍に設置されて使用されるものであり、光源から放射される光を反射して上記光源とは別の疑似光源を形成する疑似光源部を備えている。引用文献2には、疑似光源部においてコントラストを設けることで飛翔害虫の誘引性が向上することが記載されている。
特開2009−247236号公報 特開2014−96997号公報
ところで、特許文献1の飛翔昆虫類捕獲器では、カバー部材の形状が上方へ膨出するようなドーム状となっている。飛翔昆虫類捕獲器の技術分野では、特許文献1に代表されるようなドーム状もしくは曲面状のカバー部材を備えたものが一般的であり、これは主に器具の意匠性を重視したものである。つまり、カバー部材の構成に着目した時、その構成は必ずしも害虫の捕獲効果への影響を十分に考慮した構成ではなかった。従って、カバー部材を改良することによって捕獲効果を向上させる余地があった。
また、特許文献2のように疑似光源部を設置し、この疑似光源部においてコントラストを設けることで飛翔害虫の誘引性向上を図ることが考えられる。しかし、特許文献2の疑似光源部の場合、三角筒や四角筒にした例では板状のものに比べて捕獲率が低下してしまう。
本発明は、かかる点に鑑みてなされたものであり、その目的とするところは、カバー部材の形状に工夫を凝らすことでコバエの誘引効果を高め、もって捕獲率の向上を図ることにある。
上記目的を達成するために、本発明では、カバー部材に平面部を設け、この平面部に侵入口を設けるようにした。
第1の発明は、コバエを誘引する誘引剤を収容するとともに、上部に開放口が形成された容器と、前記容器の前記開放口を上方から覆うように配置されるカバー部材とを備えたコバエ捕獲器において、前記カバー部材には、平面部が設けられ、前記平面部にコバエの侵入口が設けられていることを特徴とする。
この構成によれば、カバー部材はコバエが認識しやすい部材であり、このカバー部材の平面部に侵入口を設けたので、例えば平面部に着地したコバエは、侵入口の縁を視認しやすくなり、侵入口の中に入りやすくなる。侵入口の中に入ったコバエは誘引剤の誘引効果により、カバー部材の内部に侵入しやすくなり、カバー部材の内部に侵入したコバエは容器の開放口から当該容器の内部に侵入して捕獲される。
第2の発明は、前記カバー部材には、互いに異なる方向に延びる複数の平面部が設けられ、複数の前記平面部にそれぞれ前記侵入口が設けられていることを特徴とする。
この構成によれば、カバー部材に複数の侵入口が設けられ、それぞれが異なる方向に向けて開口することになるので、様々な方向から飛来するコバエに対して侵入口の縁を視認しやすくすることができる。これにより、侵入口の中に入るコバエの数を増やすことができる。
第3の発明は、前記カバー部材には、上下方向に延びる平面部と、水平方向に延びる平面部とが設けられ、上下方向に延びる前記平面部と、水平方向に延びる前記平面部とにそれぞれ前記侵入口が設けられていることを特徴とする。
この構成によれば、カバー部材の上方から飛来するコバエと、カバー部材の側方から飛来するコバエの両方で侵入口の縁を視認しやすくなる。
第4の発明は、前記侵入口の縁部は直線状に延びていることを特徴とする。
この構成によれば、侵入口の縁部がより一層視認しやすくなるので、侵入口の中に入るコバエの数を増やすことができる。
第5の発明は、前記カバー部材には、直線状に延びるエッジが設けられていることを特徴とする。
この構成によれば、カバー部材に直線状のエッジを設けることにより、光が当たる面と陰になる面との境目にコントラストができて、その部分にコバエが誘引されてカバー部材に着地しやすくなる。コバエがカバー部材に着地すると、誘引剤の誘引効果により、カバー部材の侵入口から当該カバー部材の内部に侵入しやすくなり、カバー部材の内部に侵入したコバエは容器の開放口から当該容器の内部に侵入して捕獲される。
第6の発明は、複数の前記エッジが前記侵入口を囲むように設けられていることを特徴とする。
この構成によれば、エッジによる誘引効果がより一層高まり、それらエッジによって侵入口が囲まれているので、侵入口へ侵入するコバエの数が多くなる。
第1の発明によれば、カバー部材の平面部に侵入口を設けたので、カバー部材の形状によってコバエの誘引効果を高めることができ、これにより、コバエの捕獲率を向上できる。
第2の発明によれば、互いに異なる方向に延びる複数の平面部の各々に侵入口を設けたので、コバエの誘引効果をより一層高めることができる。
第3の発明によれば、上下方向に延びる平面部と、水平方向に延びる平面部とにそれぞれ侵入口を設けたので、コバエの誘引効果をより一層高めることができる。
第4の発明によれば、侵入口の縁部が直線状に延びていることで侵入口の縁部をコバエがより一層視認しやすくなり、コバエの誘引効果をより一層高めることができる。
第5の発明によれば、カバー部材に直線状に延びるエッジを設けたので、カバー部材の形状によるコバエの誘引効果をより一層高めることができる。
第6の発明によれば、複数のエッジが侵入口を囲むように設けられているので、侵入口へ侵入するコバエの数を多くすることができる。
本発明の実施形態に係るコバエ捕獲器の斜視図である。 本発明の実施形態に係るコバエ捕獲器の左側面図である。 本発明の実施形態に係るコバエ捕獲器の平面図である。 図2におけるA−A線断面図である。 図2におけるB−B線断面図である。 コバエ誘引剤の効力範囲を模式的に示す図である。 実施形態の変形例1に係る図1相当図である。 実施形態の変形例1に係る図2相当図である。 実施形態の変形例2に係る図2相当図である。
以下、本発明の実施形態を図面に基づいて詳細に説明する。尚、以下の好ましい実施形態の説明は、本質的に例示に過ぎず、本発明、その適用物或いはその用途を制限することを意図するものではない。
図1は、本発明の実施形態に係るコバエ捕獲器1の斜視図であり、図2は、コバエ捕獲器1の側面図であり、図3は、コバエ捕獲器1の左側面図である。また、図4は、コバエ捕獲器1の縦断面図である。図4に示すように、コバエ捕獲器1は、コバエを誘引する誘引剤Sを収容するとともに、上部に開放口10aが形成された容器10と、容器10の開放口10aを上方から覆うように配置されるカバー部材20とを備えている。コバエ捕獲器1は、例えば一般家庭、事務所、店舗、工場等の室内に設置して使用することができる。具体的には、台所のような食品を取り扱う所に設置して使用するのが好ましいが、設置場所は特に限定されるものではなく、コバエが殆ど発生しない所に予防的に設置して使用することができる。コバエ捕獲器1は、コバエを捕獲して駆除することができる器具であることからコバエ駆除器と呼ぶこともでき、また、コバエを駆除することでそれ以上、コバエの発生を予防することができる器具であることからコバエ発生予防器と呼ぶこともできる。
コバエ捕獲器1の各部の寸法は、特に限定されるものではないが、例えばコバエ捕獲器1の幅及び奥行きは、5cm〜10cm程度の範囲で設定することができる。また、コバエ捕獲器1の高さも5cm〜10cm程度の範囲で設定することができる。コバエ誘引剤Sは、吸液体Eに吸収されている。吸液体Eは、例えば不織布やスポンジ等のように液体を吸収する性質を有するもので構成することができ、容器10の底部に収容されている。尚、コバエ捕獲器1を使用する前は、容器10の開放口10aが液体不透過性のフィルム(図示せず)により密閉されており、使用開始時にはそのフィルムを剥がして使用するようになっている。吸液体Eは必須なものではなく、省略してもよい。
(誘引剤Sの構成)
コバエ誘引剤Sは、コバエを誘引するための液剤である。図6に模式的に示すように、コバエ誘引剤Sは、当該コバエ誘引剤Sが収容されるコバエ捕獲器1の近傍(近傍空間R1)にいるコバエを当該コバエ捕獲器1内部に誘引する第1誘引剤と、第1誘引剤による誘引効果が有意に作用する近傍空間R1よりもコバエ捕獲器1から離れた遠方空間にいるコバエを誘引する第2誘引剤とを含有している。第1誘引剤による誘引効果が有意に現れるのは、コバエ捕獲器1の周囲、数cm〜数十cm程度であり、このコバエ捕獲器1の近傍の空間を近傍空間R1と定義する。また、近傍空間R1よりもコバエ捕獲器1から離れた遠方空間R2は、コバエ捕獲器1から数十cm以上離れており、上限は1m〜数m程度である。
第1誘引剤は、近傍空間R1において有意な誘引効果を示すが、遠方空間R2においては有意な誘引効果を示さない。一方、第2誘引剤は、遠方空間R2において有意な誘引効果を示すが、近傍空間R1においては有意な誘引効果を示さない。有意な誘引効果とは、誘引剤の存在によって統計的に明らかにコバエが誘引される効果である。例えば、近傍空間R1における誘引効果を比較すると、第2誘引剤は第1誘引剤よりも大幅に低く、また、遠方空間R2における誘引効果を比較すると、第1誘引剤は第2誘引剤よりも大幅に低い。
第1誘引剤は、米または米麹由来の醸造調味料と、水飴と、クエン酸とを含有している。米または米麹由来の醸造調味料は、米または米麹による発酵作用を応用して得られた調味料であり、一般的に料理等に使用することができるものである。水飴は、市販されているものを用いることができ、粘液状の飴、汁飴とも呼ばれているものである。ここで、飴は、澱粉または米・甘藷かんしょなどの澱粉含有原料を麦芽・酸で糖化させた、甘味のある粘質の食品であり、砂糖を煮詰めて製したものであってもよい。また、クエン酸は、柑橘類の果実中に遊離して存するほか、生物界に広く分布する水酸基を含むカルボン酸である。
コバエ誘引剤Sに、米または米麹由来の醸造調味料と、水飴と、クエン酸とを混合するのは、本発明者らが近傍空間R1でコバエを誘引する様々な成分について実験及び研究した結果に基づくものである。すなわち、第1誘引剤を配合することにより、コバエ捕獲器1の近傍空間R1に寄ってきたコバエを、コバエ捕獲器1の内部へと効果的に誘引して捕獲することができる。
第2誘引剤は、酒と酢とを含有している。具体的には、醸造酒に花を漬け込んで得られた花由来の香り成分を含む酒と、果実を熟成した果実由来の香り成分を含む酢とを含有している。第2誘引剤を構成する酒の一例としては、米またはぶどうを酵母にてアルコール発酵させた醸造酒にキンモクセイの花を漬け込んで熟成させた混成酒(桂花酒)を挙げることができる。従って、桂花酒は、キンモクセイという花が熟成されることで得られる花由来の香り成分を含んでいる。醸造酒としては緑色系ぶどうが原料の白ワインが好ましい。白ワインは、ぶどうを熟成させたことで得られる香り成分を含む他、醸造酒であるため蒸留酒とは異なり、酵母等も含んでいる。米をアルコール発酵させた醸造酒としては、例えば日本酒が好ましい。
第2誘引剤を構成する酢の一例としては、山査子の果実を醸造してなる醸造酢(山査子酢)を挙げることができる。従って、山査子酢は、山査子という果実が熟成されることで得られる果実由来の香り成分を含んでいる。
コバエ誘引剤Sに、山査子酢と、桂花酒とを混合するのは、本発明者らが遠方空間R2でコバエを誘引する様々な成分について実験及び研究した結果に基づくものである。すなわち、一般的に酢や酒は適度な蒸散性を有するので虫を遠方から誘引する誘引剤として好適であるが、中でも特に山査子酢と桂花酒の組み合わせがコバエの誘引作用に優れている。山査子酢と桂花酒とは、体積比が1:1となるように混合することができるが、例えば4:6〜6:4の範囲で混合比を変えてもよい。
コバエ誘引剤Sは、殺虫剤を含有していてもよい。殺虫剤は、従来からコバエを殺虫するのに用いられているものであり、ほぼ無臭の薬剤である。殺虫剤としては、例えばジノテフラン等を挙げることができる。コバエ誘引剤Sは、塩を含有していてもよい。塩は、防腐剤の目的で添加することができる。コバエ誘引剤Sは、水を含有していてもよい。すなわち、コバエ誘引剤Sの全体積の10%以上40%以下の範囲で水が加えられていてもよい。水を含有していることにより、加水効果で特に酒に含まれる花由来の香り成分が飛びやすくなり、コバエの誘引効果がより一層高まる。コバエ誘引剤Sは、抗菌剤や防かび剤を含有していてもよく、このような剤としては、例えばアモルデンFS−14Dを挙げることができる。
(コバエ捕獲器1の構成)
図1〜図5に示すように、コバエ捕獲器1の容器10は、樹脂材による一体成形品であり、樹脂材を例えば射出成形することによって得ることができる。カバー部材20も同様に樹脂材による一体成形品である。従って、コバエ捕獲器1は、吸液体Eを除いて2部品で構成されているので、部品点数が少なく、組み立て工数を低減できる。容器10は、例えば黒色、茶色、紺色等のように、濃く、しかも透光性が殆ど無い樹脂材で構成されている。一方、カバー部材20は、例えば緑色、黄緑色のように、容器10に比べて明るい色の樹脂材で構成されている。
この実施形態の説明では、各図に示すように、コバエ捕獲器1の手前側及び奥側を定義し、さらに、手前側から見たときに右に位置する側を右側、左に位置する側を左側と定義する。これは実施形態の説明を容易にするために定義するだけであり、コバエ捕獲器1の使用時の姿勢を限定するものではなく、どの面が手前側に位置してもよい。
容器10は、略正方形の底壁部11と、底壁部11の周縁部から上方へ延びる周壁部12とを備えている。周壁部12は、手前側において左右方向に延びる手前側壁部12aと、奥側において左右方向に延びる奥側壁部12bと、左側において奥行き方向に延びる左側壁部12cと、右側において奥行き方向に延びる右側壁部12dとで構成されている。手前側壁部12aと奥側壁部12bとが互いに対向し、左側壁部12cと右側壁部12dとが互いに対向している。手前側壁部12a、奥側壁部12b、左側壁部12c及び右側壁部12dの上縁部は水平方向に延びており、全て同じ高さに位置している。
図4に示すように、容器10の底壁部11の中央部には、上方へ突出する柱部13が設けられている。柱部13は、底壁部11の中央部を上方へ膨出させることによって形成されており、内部が中空状になっている。この柱部13の基端部を囲むように吸液体Eが設置されている。柱部13の上端部には小径部13aが上方へ突出するように形成されている。柱部13の小径部13aよりも下の部分は、水平方向の断面が多角形(例えば正方形)とされており、後述するカバー部材20が嵌合したときに、カバー部材20が容器10に対して回転しないようになっている。この多角形断面の柱部13により、回転止め構造が構成されている。柱部13は必須なものではなく、省略してもよい。
尚、図示しないが、周壁部12の外面には上下方向に延びる複数のリブを周方向に互いに間隔をあけて設けてもよい。また、周壁部12は円筒状であってもよい。
カバー部材20は、略正方形の上面部21を備えている。上面部21は略水平に延びる平面部(第1平面部)で構成されている。上面部21の手前側に位置する縁部及び奥側に位置する縁部はそれぞれ左右方向に延びており、上面部21の左側に位置する縁部及び右側に位置する縁部はそれぞれ奥行き方向に延びている。カバー部材20は、更に、上面部21の手前側の縁部に連続し、当該縁部から下方へ延びる手前側面部22と、上面部21の奥側の縁部に連続し、当該縁部から下方へ延びる奥側面部23と、上面部21の左側の縁部に連続し、当該縁部から下方へ延びる左側面部24と、上面部21の右側の縁部に連続し、当該縁部から下方へ延びる右側面部25とを備えている。手前側面部22、奥側面部23、左側面部24及び右側面部25は、上下方向(上面部21と交差する方向)に延びる平面部(第2平面部)で構成されている。また、手前側面部22と、左側面部24及び右側面部25とは互いに交差する方向に延びている。さらに、奥側面部23と、左側面部24及び右側面部25とは互いに交差する方向に延びている。
上面部21と手前側面部22との境界部には、左右に水平方向に延びる手前側エッジ30が設けられている。上面部21と奥側面部23との境界部には、左右に水平方向に延びる奥側エッジ31が設けられている。上面部21と左側面部24との境界部には、奥行きに水平方向に延びる左側エッジ32が設けられている。上面部21と右側面部25との境界部には、奥行きに水平方向に延びる右側エッジ33が設けられている。
上面部21の中央部には、コバエの侵入口となる上側侵入口21aが当該上面部21を厚み方向に貫通するように設けられている。上側侵入口21aは、矩形状に形成されており、手前側に位置する縁部及び奥側に位置する縁部がそれぞれ左右方向に直線状に延びており、左側に位置する縁部及び右側に位置する縁部がそれぞれ奥行き方向に直線状に延びている。手前側エッジ30、奥側エッジ31、左側エッジ32及び右側エッジ33は、上側侵入口21aを囲むように設けられている。
また、上面部21における上側侵入口21aよりも手前側部分には手前側凹部21bが手前側面部22の上縁部に達するまで形成されている。上面部21における上側侵入口21aよりも奥側部分には奥側凹部21cが奥側面部23の上縁部に達するまで形成されている。上面部21における上側侵入口21aよりも左側部分には左側凹部21dが左側面部24の上縁部に達するまで形成されている。上面部21における上側侵入口21aよりも右側部分には右側凹部21eが右側面部25の上縁部に達するまで形成されている。手前側凹部21b、奥側凹部21c、左側凹部21d及び右側凹部21eの深さは浅く設定されており、これら凹部21b、21c、21d、21eの底面は、同一高さに位置する水平な平面で構成されている。尚、手前側凹部21b、奥側凹部21c、左側凹部21d及び右側凹部21eは省略してもよい。
図4に示すように、上面部21における上側侵入口21aの周縁部には、下方へ突出する中空状の支持部28が設けられている。支持部28の内部空間は、上側侵入口21aに連通しており、この上側侵入口21aを介して外部に開放されている。支持部28の上下方向に延びる部分には、複数の貫通孔28aが形成されている。貫通孔28aは、支持部28の手前側、奥側、左側及び右側においてそれぞれ形成されている。上側侵入口21aは、貫通孔28aを介して容器10の内部と連通する。
支持部28の下端部には、容器10の柱部13の外側に嵌合する嵌合部28bが形成されている。嵌合部28bが柱部13の外側に嵌合することで、カバー部材20の容器10に対する回転が阻止されるようになっている。嵌合部28bと柱部13とは、例えば係合爪によって係合させてもよいし、嵌合構造によって固定してもよいし、クリップ等の別部品によって結合してもよい。これにより、カバー部材20を容器10に取り付けた状態で固定することができる。
図1に示すように、手前側面部22には、コバエの侵入口となる手前側侵入口22aが当該手前側面部22を厚み方向に貫通するように設けられている。手前側侵入口22aは、手前側面部22の中央部近傍に開口しており、正方形、上下方向に長い長方形または左右方向に長い長方形に形成することができる。手前側侵入口22aの上縁部及び下縁部は左右方向に直線状に延びており、また、手前側侵入口22aの左縁部及び右縁部は上下方向に直線状に延びている。手前側面部22における手前側侵入口22aよりも上側部分には、手前側凹部21bと繋がるように上側凹部22bが形成されている。
図5に示すように、奥側面部23には、コバエの侵入口となる奥側侵入口23aが当該奥側面部23を厚み方向に貫通するように設けられている。奥側侵入口23aは、奥側面部23の中央部近傍に開口しており、手前側侵入口22aと同様に形成することができる。奥側侵入口23aの上縁部及び下縁部は左右方向に直線状に延びており、また、奥側侵入口23aの左縁部及び右縁部は上下方向に直線状に延びている。奥側面部23における奥側侵入口23aよりも上側部分には、奥側凹部21cと繋がるように上側凹部23b(図3に示す)が形成されている。
図4に示すように、左側面部24には、コバエの侵入口となる左側侵入口24aが当該左側面部24を厚み方向に貫通するように設けられている。左側侵入口24aは、左側面部24の中央部近傍に開口しており、手前側侵入口22aと同様に形成することができる。左側侵入口24aの上縁部及び下縁部は奥行き方向に直線状に延びており、また、左側侵入口24aの手前側の縁部及び奥側の縁部は上下方向に直線状に延びている。左側面部24における左側侵入口24aよりも上側部分には、左側凹部21dと繋がるように上側凹部24b(図3に示す)が形成されている。
図1に示すように、右側面部25には、コバエの侵入口となる右側侵入口25aが当該右側面部25を厚み方向に貫通するように設けられている。右側侵入口25aは、右側面部25の中央部近傍に開口しており、手前側侵入口22aと同様に形成することができる。右側侵入口25aの上縁部及び下縁部は奥行き方向に直線状に延びており、また、右側侵入口25aの手前側の縁部及び奥側の縁部は上下方向に直線状に延びている。右側面部25における右側侵入口25aよりも上側部分には、右側凹部21eと繋がるように上側凹部25bが形成されている。
図1に示すように、手前側面部22と右側面部25との境界部には、上下方向に延びる2つの第1エッジ34が設けられている。2つの第1エッジ34は、互いに略平行に延びており、カバー部材20の周方向に間隔をあけて配置されている。第1エッジ34は1つであってもよい。図2に示すように、手前側面部22と左側面部24との境界部には、第1エッジ34と同様に上下方向に延びる2つの第2エッジ35が設けられている。図3に示すように、奥側面部23と右側面部25との境界部には、第1エッジ34と同様に上下方向に延びる2つの第3エッジ36が設けられている。奥側面部23と左側面部24との境界部には、第1エッジ34と同様に上下方向に延びる2つの第4エッジ37が設けられている。
以上のようにカバー部材20は、略平面状の上面部21と、同じく略平面状の側面部22,23,24,25を有し、かつこれらの境界部は直線状のエッジとなっている。このようなコバエ捕獲器1を、コバエが発生する日常空間(例えばキッチンなど)に配置した場合、上面部21および側面部22,23,24,25にはそれぞれ違う角度から光(照明または日光)が当たる。このため上面部21および側面部22,23,24,25には陰影による明暗差が生じ、これにより上記エッジを挟んで視覚上のコントラストが生じる。
カバー部材20の下縁部は水平方向に直線状に延びる部分を有している。カバー部材20の下縁部と、容器10の上縁部との間には、隙間Cが設けられている。隙間Cは、容器10の全周に亘って形成されており、スリット状に開口している。隙間Cは、容器10の周方向に断続して形成されていてもよい。隙間Cにより、コバエが侵入可能なマレーズトラップ(害虫の負の走地性を利用したトラップ)を設けることができる。なお、負の走地性とは、重力に逆らって進む性質を言う。すなわち、容器12の側面に留まったコバエは当該側面を登ろうとする性質があるので、隙間Cを介してコバエ捕獲器1内に侵入して捕獲される。
手前側面部22の下縁部には、左右方向の中央部に下方へ突出する突出板部22cが形成されている。奥側面部23の下縁部には、左右方向の中央部に下方へ突出する突出板部23cが形成されている。左側面部24の下縁部には、奥行き方向の中央部に下方へ突出する突出板部24cが形成されている。右側面部25の下縁部には、奥行き方向の中央部に下方へ突出する突出板部25cが形成されている。
(コバエ捕獲器1の使用方法)
コバエ捕獲器1は、容器20を密閉している上記フィルムを剥がした後、カバー部材20を容器10に取り付けて使用する。コバエ捕獲器1を台や床面に載置すると、コバエ誘引剤Sが常温で蒸散し、上側侵入口21a、手前側侵入口22a、奥側侵入口23a、左側侵入口24a及び右側侵入口25aからカバー部材20の外方へ飛散していく。コバエ誘引剤Sは、周辺空気の対流に乗って広範囲に飛散することがある。
図6に示すコバエ捕獲器1から離れた遠方空間R2にいるコバエは、桂花酒及び山査子酢を含有する第2誘引剤によって誘引されてコバエ捕獲器1に近寄ってくる。近傍空間R1にいるコバエは、米または米麹由来の醸造調味料と、水飴と、クエン酸とを含有する第1誘引剤によって誘引されて上側侵入口21a、手前側侵入口22a、奥側侵入口23a、左側侵入口24a及び右側侵入口25aからカバー部材20の内部に侵入する。カバー部材20の内部に侵入したコバエは、容器10の開放口10aから容器10の内部に侵入し、コバエ誘引剤Sに含まれる殺虫剤によって駆除される。
(小スケールの効力試験結果)
70cm×70cm×70cmのチャンバーを用意し、このチャンバー内を試験空間とした。試験時の気温は25℃プラスマイナス3℃であり、湿度は75%プラスマイナス5%であった。
試験方法は、次のとおりである。まず、飽和塩法により湿度を保った上記チャンバー内に、定着物(オレンジの切れ端)を静置し、キイロショウジョウバエ(コバエ)20匹を放す。コバエが定着した後、定着物をチャンバー底面の隅に置き、コバエ捕獲器1をチャンバー底面の定着物と対角の隅に置く。18時間経過後にコバエ捕獲器1の捕獲数を測定する。
比較例1に係るコバエ誘引剤の処方を表1に示す。
Figure 2021108545
比較例2に係るコバエ誘引剤の処方を表2に示す。
Figure 2021108545
実施例1に係るコバエ誘引剤の処方を表3に示す。
Figure 2021108545
表2および表3中、第1誘引剤には、米または米麹由来の醸造調味料と、水飴と、クエン酸が含まれている。第1誘引剤中、水飴の含有量は約70wt%であり、残りが米または米麹由来の醸造調味料と、クエン酸である。ただし水飴の含有量は適宜調整できる。米または米麹由来の醸造調味料と、クエン酸との比率は任意に設定できるが、例えば重量比1:99〜99:1の範囲とすることができる。
比較例1の処方による捕獲数を100とすると、比較例2の処方による捕獲数は120、実施例1の処方による捕獲数は188であった。このように、第2誘引剤(この実施例では山査子酢および桂花酒)に第1誘引剤を含有させることで、小スケールでの誘引効果が著しく高まる。ただし比較例2の場合のように、小スケールにおいては、第1誘引剤のみ(第2誘引剤を含まない場合)でも、第2誘引剤より優れた誘引効果を示す。尚、第1誘引剤の含有量は、4.68gに限られるものではなく、これより多くても、少なくても同様に有意な効果が発揮される。第1誘引剤の含有量の下限を例えば2g、上限を10g程度に設定してもよい。
(大スケールの効力試験結果)
8畳の広さの部屋を用意し、この部屋の内部を試験空間とした。試験時の気温は常温であり、湿度は常湿であった。
試験方法は、次のとおりである。まず、上記部屋内に、定着物(オレンジの切れ端)を静置し、多数のカスリショウジョウバエ・キイロショウジョウバエを定着させる。その後、実施例1のコバエ誘引剤を含むコバエ捕獲器1と、比較例1のコバエ誘引剤を含むコバエ捕獲器1を定着物から等距離の場所に置き、数分から数時間後の捕獲数を測定した。
その結果、比較例1の処方による捕獲数を100とすると、実施例1の処方による捕獲数は168であった。このように、第2誘引剤(この実施例では山査子酢及び桂花酒)に第1誘引剤を含有させると、大スケールにおいても誘引効果が著しく高まる。
次に、同様の方法で、比較例1の処方と比較例2の処方を比較した結果を説明する。比較例1の処方による捕獲数を100とすると、比較例2の処方による捕獲数は8であった。このように、大スケールにおいては、第1誘引剤は単独ではほとんど誘引作用を示さない。
以上の小スケールおよび大スケールでの試験結果をふまえると、第2誘引剤は、比較的遠距離からのコバエの誘引性に優れる一方、近距離のコバエの誘引性は第1誘引剤に劣ると言える。第1誘引剤は、比較的遠距離からのコバエの誘引性は劣る一方、近距離のコバエの誘引性は第1誘引剤に勝ると言える。したがって、第1誘引剤と第2誘引剤を含有することにより、遠方(遠方空間R2)のコバエを第2誘引剤で誘引し、近くに寄ってきたコバエ(近傍空間R1に入ってきたコバエ)を第1誘引剤によって確実にコバエ捕獲器1内に誘引できる。
次に、第1誘引剤の各成分について説明する。前述のとおり、第1誘引剤は、米または米麹由来の醸造調味料と、水飴と、クエン酸とを含んでおり、水飴の含有量は約70wt%である。したがって分量で言えば水飴が主要成分であるが、比較例1の処方に水飴を配合しても誘引作用の向上は確認できなかった。また、クエン酸は不揮発性かつ無臭の物質であり、単独での誘引作用は無い。したがって、第1誘引剤中の主要な誘引成分は、米または米麹由来の醸造調味料である。これに水飴およびクエン酸を配合することにより、粘度およびpHが適切に設定され、米または米麹由来の醸造調味料による誘引作用が最大限に発揮される。
(コバエ捕獲器の形状比較試験1)
比較例の容器として、円筒状で上部が開放された容器を用意した。実施例の容器として、四角形断面を有する角筒状で上部が開放された容器を用意した。比較例の容器は、直線状のエッジはなく、湾曲したエッジのみを有している。実施例の容器は角筒状であるため、縦に延びるエッジ及び横に延びるエッジを有している。比較例の容器及び実施例の容器の色は共に黒色とし、高さ及び最大外径は同じにした。比較例の容器及び実施例の容器の内部には、それぞれ、表2に示す実施例1の処方のコバエ誘引剤を収容した。容器表面は粘着スプレーを塗布のうえ、粘着面に粘着捕獲されたショウジョウバエの数を測定した。これは、容器の表面へのコバエの着地しやすさを比較するためである。
8畳の広さの部屋を用意し、この部屋の内部を試験空間とした。試験時の気温は常温であり、湿度は常湿であった。日常空間での光の当たり具合を想定し、照明は照度230Lux程度とした。供試虫は、キイロショウジョウバエ及びカスリショウジョウバエとした。試験は2回行った。
比較例の容器では捕獲数が79であったのに対し、実施例の容器では捕獲数が98であった。このように、直線状のエッジを有する容器とすることで、コバエ誘引剤が同じであっても誘引効果を向上させることができる。すなわち、直線状のエッジを容器に設けることにより、光が当たる面と陰になる面との境目にコントラストができて、その部分にコバエが誘引されて容器に着地しやすくなるものと考えられる。
(コバエ捕獲器の形状比較試験2)
比較例の容器として、上方へ向けて湾曲したカバー部材を上部に設け、このカバー部材の中央近傍に矩形の侵入口を設けた容器を用意した。実施例の容器として、略水平な平面部を有するカバー部材を上部に設け、このカバー部材の中央近傍に比較例と同様な矩形の侵入口を設けた容器を用意した。比較例のカバー部材及び実施例のカバー部材の色は共に黒色とし、大きさは同じにした。比較例の容器及び実施例の容器の内部には、それぞれ、表2に示す実施例1の処方のコバエ誘引剤を収容した。
なお、本試験では、侵入口は上面のみとし、側面には設けない。従って、側面のエッジおよび陰影によるコントラストの影響は受けない。また上記試験とは異なり表面に粘着剤は設けず、着地したコバエが更に侵入口から内部に侵入できるようにする。すなわち、侵入口から内部への侵入のし易さを、湾曲面と平面で比較するための試験である。
8畳の広さの部屋を用意し、この部屋の内部を試験空間とした。試験時の気温は常温であり、湿度は常湿であった。供試虫は、キイロショウジョウバエ及びカスリショウジョウバエとした。試験は1回行った。
比較例の容器では捕獲数が33であったのに対し、実施例の容器では捕獲数が114であった。このように、平面部に侵入口を設けることで、コバエ誘引剤が同じであっても誘引効果を向上させることができる。この理由は不明であるが、湾局面に着地したコバエは侵入口の縁が地平線の向こうになって視認しにくいのに比べ、平面部に着地したコバエは侵入口の縁を視認しやすくなり、侵入口の中に入りやすくなるものと考えられる。
(実施形態の作用効果)
以上説明したように、この実施形態によれば、カバー部材20に直線状に延びるエッジ30〜37を設けたので、カバー部材20の形状によってコバエの誘引効果を高めることができ、これにより、コバエの捕獲率を向上できる。
また、カバー部材20の平面部21に侵入口21aを設けたので、カバー部材20の形状によってコバエの誘引効果を高めることができ、これにより、コバエの捕獲率を向上できる。
また、果実を熟成した果実由来の香り成分を含む酢と、醸造酒に花を漬け込んで得られた花由来の香り成分を含む酒と、米または米麹由来の醸造調味料とを含有しているので、比較的遠方にいるコバエの誘引性を犠牲にすることなく、コバエ捕獲器1の近傍にいるコバエをコバエ捕獲器1内部まで誘引できる。特に、近傍空間に作用する第1誘引剤と、遠方空間に作用する第2誘引剤とを含有していることで、広範囲に亘って誘引効果を高めることができる。
上述の実施形態はあらゆる点で単なる例示に過ぎず、限定的に解釈してはならない。さらに、特許請求の範囲の均等範囲に属する変形や変更は、全て本発明の範囲内のものである。
例えば、図7及び図8に示す実施形態の変形例1のように、カバー部材20に凹部を形成しなくてもよい。これにより、カバー部材20の形状がシンプルになるが、直線状のエッジ30〜37を有するとともに、例えば平面部からなる上面部21に侵入口21aを設けることができるので、上記実施形態と同様にコバエの捕獲効果を高めることができる。
また、図9に示す実施形態の変形例2のように、各侵入口24a(左側のみ図示する)の形状を円形にしてもよい。また、図示しないが、侵入口は楕円形や長円形、スリット形状であってもよいし、三角形、五角形、六角形等の多角形であってもよい。また、全ての侵入口を同じ形状及び大きさにしてもよいし、異なる形状及び大きさにしてもよい。また、例えば上面部21等に複数の侵入口を設けてもよい。
また、カバー部材20は立方体に近い形状であってもよいし、直方体に近い形状であってもよい。さらに、カバー部材20は例えば五角形の水平断面を有する角筒状であってもよいし、六角形の水平断面を有する角筒状であってもよい。
以上説明したように、本発明は、例えば屋内等を飛翔するコバエを捕獲する場合に使用することができる。
1 コバエ捕獲器
10 容器
10a 開放口
20 カバー部材
21 上面部(第1平面部)
21a 上側侵入口
22 手前側面部(第2平面部)
22a 手前側侵入口
30 手前側エッジ
34 第1エッジ
S コバエ誘引剤

Claims (6)

  1. コバエを誘引する誘引剤を収容するとともに、上部に開放口が形成された容器と、
    前記容器の前記開放口を上方から覆うように配置されるカバー部材とを備えたコバエ捕獲器において、
    前記カバー部材には、平面部が設けられ、
    前記平面部にコバエの侵入口が設けられていることを特徴とするコバエ捕獲器。
  2. 請求項1に記載のコバエ捕獲器において、
    前記カバー部材には、互いに異なる方向に延びる複数の平面部が設けられ、
    複数の前記平面部にそれぞれ前記侵入口が設けられていることを特徴とするコバエ捕獲器。
  3. 請求項2に記載のコバエ捕獲器において、
    前記カバー部材には、上下方向に延びる平面部と、水平方向に延びる平面部とが設けられ、
    上下方向に延びる前記平面部と、水平方向に延びる前記平面部とにそれぞれ前記侵入口が設けられていることを特徴とするコバエ捕獲器。
  4. 請求項1から3のいずれか1つに記載のコバエ捕獲器において、
    前記侵入口の縁部は直線状に延びていることを特徴とするコバエ捕獲器。
  5. 請求項1から4のいずれか1つに記載のコバエ捕獲器において、
    前記カバー部材には、直線状に延びるエッジが設けられていることを特徴とするコバエ捕獲器。
  6. 請求項5に記載のコバエ捕獲器において、
    複数の前記エッジが前記侵入口を囲むように設けられていることを特徴とするコバエ捕獲器。
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