JP2021107613A - テント - Google Patents

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Abstract

【課題】通気性や採光性を確保しつつ直射日光または外からの視線を有効に遮ることがテント内に居ながらにして簡単にできるテントを供する。【解決手段】テント内空間の上方を覆う天井シート部(2)と同天井シート部(2)の周縁から下方に連続してテント内空間の側方を覆う側壁シート部(3)とを備えるテントにおいて、天井シート部(2)は、天井中央部から全方位に広がる部分がメッシュシート(2M)で構成され、メッシュシート(2M)の内面の一部に沿って着脱自在に張設される遮蔽シート(30)を備える。【選択図】図1

Description

本発明は、アウトドアまたは災害時に室内で用いられるテントに関する。
テントには、テント内の通気のため、天井シート部にメッシュ部(メッシュシート)を設けた例が多く知られている(例えば、特許文献1参照)。
特開2008−95351号公報
特許文献1に開示されたテントは、アウトドア用のテントであり、天井中央部の近辺にメッシュ部が設けられ、同メッシュ部により通気性が確保されている。
このように、テントの天井シート部に設けられたメッシュ部は通気に利用されるが、その他に、採光や虫除けとしても利用される。
なお、アウトドア用のテントの場合、雨天の際にメッシュ部から雨水が浸入するのを防止するため、特許文献1に開示されたテントでは、メッシュ部の上方をシートフライが覆うようにしている。
一方で、災害時等に室内で用いられるテントの場合には、天井シート部に設けられたメッシュ部は通気および採光とともに、テント内の状況を外から視認するためにも利用される。
アウトドア用のテントの場合、メッシュ部は、採光に利用されるが、時には、直射日光がメッシュ部を透過してテント内に差し込み、夏日などにテント内が直射日光に晒されることがある。
また、室内で用いられるテントの場合、テント内部のプラバシーが最低限守られても、常時、天井のメッシュ部を通してテント内部が見られる状態にあると、不特定多数の必要もない余計な視線を受けて気が休まらない場合もある。
本発明は、かかる点に鑑みなされたもので、その目的とする処は、通気性や採光性を確保しつつ直射日光または外からの視線を有効に遮ることがテント内に居ながらにして簡単にできるテントを供する点にある。
上記目的を達成するために、本発明は、
テント内空間の上方を覆う天井シート部と、同天井シート部の周縁から下方に連続してテント内空間の側方を覆う側壁シート部とを備えるテントにおいて、
前記天井シート部は、天井中央部から全方位に広がる部分がメッシュシートで構成され、
前記メッシュシートの内面の一部に沿って着脱自在に張設される遮蔽シートを備えることを特徴とするテントを提供する。
天井シート部の天井中央部から全方位に広がる部分に構成されるメッシュシートが、遮蔽シートによりメッシュシートの内面の一部に沿って着脱自在に張設されるので、遮蔽シートによりメッシュシートが部分的に遮蔽されることになり、通気性や採光性が確保される。
メッシュシートの内面の所要の部分に沿って遮蔽シートが張設されることで、直射日光または外からの視線を有効に遮ることができる。
遮蔽シートはメッシュシートの内面に沿って着脱自在に張設されるので、テント内に居て、直射日光または視線を遮りたい部分を見つけ、そのままテント内にあって見つけた遮りたい部分を的確に遮蔽シートにより容易に遮蔽することができ、作業性が良い。
本発明の好適な実施形態では、
前記天井シート部は角錐状を形成し、
前記天井シート部の中央に中央被掛止部材がテント内側に向けて吊設され、
前記天井シート部における前記メッシュシートの周縁より外側の周縁部分と前記天井シート部の角錐状を形成する複数の稜線とが交わる交差部分に、それぞれ周縁被掛止部材がテント内側に向けて吊設され、
前記遮蔽シートは、前記天井シート部の隣合う稜線間の三角形部分に対向する三角形状をなし、同三角形状の1頂点の端部に前記中央被掛止部材に掛止される中央掛止部材が設けられ、同三角形状の他の2頂点に2つの前記周縁被掛止部材にそれぞれ掛止される周縁掛止部材が設けられる。
この構成によれば、遮蔽シートは、天井シート部の隣合う稜線間の三角形部分に対応する三角形状をなし、同三角形状の1頂点の端部に設けられた中央掛止部材が中央被掛止部材に掛止され、同三角形状の他の2頂点にそれぞれ設けられた周縁掛止部材が隣合う2つの周縁被掛止部材にそれぞれ掛止されることで、メッシュシートの内面の隣合う稜線間の三角形部分に沿って張設されるので、テント内にあって、簡単な作業でメッシュシートの内面の所要の部分を遮蔽シートで遮蔽することができる。
ここに角錐状とは、概形が角錐に近似している形状のことをいう。
本発明の好適な実施形態では、
前記天井シート部の各稜線には、前記中央被掛止部材と前記周縁被掛止部材との間に少なくとも1つの中間被掛止部材がテント内側に向けて吊設され、
前記遮蔽シートの三角形状の前記稜線に対応する辺には、前記中間被掛止部材に掛止する中間掛止部材(37)が設けられる。
この構成によれば、天井シート部の各稜線には、中央被掛止部材と周縁被掛止部材との間に少なくとも1つの中間被掛止部材がテント内側に向けて吊設され、遮蔽シートの三角形状の前記稜線に対応する辺には、中間被掛止部材に掛止する中間掛止部材が設けられるので、天井シート部の稜線に遮蔽シートの三角形状の対応する辺をできるだけ近接させることができ、メッシュシートの内面の所要の隣合う稜線間の三角形部分をより隙間なく遮蔽することができる。
本発明の好適な実施形態では、
前記天井シート部の各稜線は、前記側壁シート部の稜線にそれぞれ連続しており、
連続した稜線に沿ってポールスリーブが設けられ、
前記テントは、複数のポールスリーブに順次ポールを挿入して、アーチ状に架設することで、自立する自立型のテントである。
この構成によれば、天井シート部の各稜線は、側壁シート部の稜線にそれぞれ連続しており、連続した稜線に沿ってポールスリーブが設けられ、テントは、複数のポールスリーブに順次ポールを挿入して、アーチ状に架設することで、自立する自立型のテントであるので、アウトドアまたは災害時に室内で、簡単にかつ迅速に組み立てて設営することができる。
本発明は、天井シート部の天井中央部から全方位に広がる少なくとも中央周辺部分に構成されるメッシュシートが、遮蔽シートにより部分的に遮蔽されるので、通気性や採光性が確保される。
メッシュシートの内面の所要の部分に沿って遮蔽シートを張設することで、直射日光または外からの視線を有効に遮ることができる。
遮蔽シートはメッシュシートの内面に沿って着脱自在に張設されるので、テント内に居て、直射日光または視線を遮りたい部分を見つけ、そのままテント内にあって見つけた遮りたい部分を的確に遮蔽シートにより容易に遮蔽することができ、作業性が良い。
本発明の一実施の形態に係るテントの斜視図である。 同テントの正面図である。 同テントの上面図である。 同テントの下面図である。 ポールの起立状態を示す部分斜視図である。 天井シート部の下面図である。 遮蔽シートの展開図である。 メッシュシートに遮蔽シートを張設した状態を示すテント内から視た天井シート部の要部斜視図である。 メッシュシートの1つの二等辺三角形部分に遮蔽シートを張設した状態の天井シート部の下面図である。 メッシュシートの2つの二等辺三角形部分にそれぞれ遮蔽シートを張設した状態の天井シート部の下面図である。
以下、本発明に係る一実施の形態について図1ないし図9に基づいて説明する。
図1は、本発明を適用した一実施の形態に係るテント1の斜視図であり、同テント1の正面図を図2に、同テント1の上面図を図3に、同テント1の下面図を図4に示す。
本テント1は、災害時に室内で用いられるテントであるが、アウトドアでも使用可能である。
本テント1は、テント内空間の上方を覆う天井シート部2と、同天井シート部2の周縁から下方に連続してテント内空間の側方を覆う側壁シート部3と、テント内空間の床面に敷かれる床シート4とにより居住空間が区画されて構成される。
天井シート部2と側壁シート部3は、ポリエステル等の合成樹脂製である。
床シート4は、難燃性の合成樹脂製である。
本テント1は、天井シート部2が正四角錐状を形成し、この天井シート部2に連続する側壁シート部3が概ね正四角柱状を形成するドーム型テントである。
図4を参照して、床シート4は、正方形状をしており、4隅の角部に布帯11が放射方向に延びて取り付けられている。
布帯11の先端側部分にスリーブ状の袋体11bが形成されている(図5参照)。
天井シート部2の正四角錐状を形成する4本の稜線2sが天井頂点Pから正四角錐の正四角形の底面の4隅の角部に向けて延びている。
天井シート部2の斜めに傾斜する4本の稜線2sは、正四角筒状の側壁シート部3の略鉛直に延びる4本の稜線3sにそれぞれ連続している。
天井シート部2は、天井頂点Pのある天井中央部2cから全方位に広がる部分がメッシュシート2Mで構成されている。
メッシュシート2Mは、天井中央部2cから全方位に天井シート部2の周縁(天井シート部2の正四角錐の底面の正四角形の4辺)2eの近くまで大きく展開して、メッシュシート2Mの周縁2Meは、天井シート部2の正四角形の周縁2eを一回り小さくした正四角形の4辺をなす。
したがって、天井シート部2は、メッシュシート2Mの周縁2Meの外側に周縁部分2fを有する。
天井シート部2と側壁シート部3の連続する4本の稜線2s,3sには、それぞれリング状の布帯であるポールスリーブ12が略等間隔に外側に突出して取り付けられている。
天井中央部2cには補強布5が添着され、その天井頂点Pにポールスリーブ12が取り付けられ、側壁シート部3の稜線3sの下端部近傍にポールスリーブ12が取り付けられ、天井頂点Pのポールスリーブ12と稜線3sの下端部近傍のポールスリーブ12との間に4つのポールスリーブ12が取り付けられている。
本テント1は、天井シート部2と側壁シート部3の互いに対角線上に交差する連続する稜線2s,3sに取り付けられるそれぞれの複数のポールスリーブ12に順次ポール7,7を挿入して、両ポール7,7をアーチ状に架設することで自立させることができる自立型テントである。
ポール7は、グラスファイバー製の管状体であり、複数に分割された各分割ポールを接続管8を介して順次連結して1本の長尺のポールとして使用する。
テント1を組み立てるときは、まず室内の床面に敷いた床シート4の上に、天井シート部2と側壁シート部3を四角に展開して載せ、その上で分割ポールを順次連結しながらポール7を、側壁シート部3の最も端のポールスリーブ12から稜線3s,2sに沿って順次ポールスリーブ12に挿入し、天井頂点Pのポールスリーブ12に挿入した後は、天井シート部2のポールスリーブ12、次いで側壁シート部3のポールスリーブ12に順次挿入して、ポール7の両端部を突出させておく。
対角線上に交差する他方の稜線3s,2sに沿って同じように、もう1本のポール7を、ポールスリーブ12に順次挿入して、2本のポール7,7を直角に交差しておく。
こうして対角線上に交差したポール7,7の一端を、それぞれ、床シート4の隣合う角部の布帯11,11のスリーブ状の袋体11b,11bに挿入し、次いでポール7,7の他端を、ポール7,7の袋体11b,11bに挿入された一端に近づけるようにして、ポール7,7をアーチ状に湾曲させると、複数のポールスリーブ12を介して、天井シート部2と側壁シート部3が吊り上げられて立ち上がる。
そして、図5を参照して、ポール7,7の他端を布帯11,11の他方の布帯11,11のスリーブ状の袋体11b,11bに挿入することで、両端を固定されてアーチ状に弾性変形して架設されたポール7,7によりテント1は簡単に組み立てられる。
図1に示されるように、側壁シート部3の正面シート3Fは、中央を上部から下端まで縦に切断されて、左右の片面シート3Fa,3Fbに上部を残して分断されている。
左右の片面シート3Fa,3Fbは、互いの切断縁がファスナー21となっている。
ファスナー21を係脱するスライダー22は、内側と外側に引手を有している。
互いに離脱しているファスナー21の上端に位置しているスライダー22を下げると、ファスナー21は順次係合して閉じる(図2参照)。
逆に、互いに係合しているファスナー21の下端に位置しているスライダー22を上げると、ファスナー21は順次離脱して開く。
図1を参照して、ファスナー21が開いた片面シート3Fa,3Fbは、それぞれの切断端縁部を内側にして渦巻き状に巻き、裏面に取り付けられた布ループ23により束ねて、表面に取り付けられた留め具24に布ループ23を掛止することで、片面シート3Fa,3Fbを左右に開いた状態を保持して、出入口を構成する。
天井シート部2の下面図である図6を参照して、天井頂点Pから四方に稜線2sが延びている。
天井頂点Pに、中央被掛止部材である中央被掛止布ループ15がテント内側に向けて吊設されている。
天井頂点Pから四方に延びる稜線2sが天井シート部2の周縁部分2fと交わる4つの交差部分に、それぞれ周縁被掛止部材である周縁被掛止三角布16がテント内側に向けて吊設されている。
周縁被掛止三角布16には、円孔16hが形成されている。
各稜線2sには、中央被掛止布ループ15と周縁被掛止三角布16との間に略等間隔に2つの中間被掛止三角布17,17がテント内側に向けて吊設されている。
中間被掛止三角布17には、円孔17hが形成されている。
本テント1は、天井シート部2のメッシュシート2Mを内側から部分的に遮蔽する遮蔽シート30を備えている。
図7に示されるように、遮蔽シート30は、天井シート部2の隣合う稜線2s,2s間の二等辺三角形部分に対向する二等辺三角形状をなしている。
遮蔽シート30は、ポリエステル等の合成樹脂製で、遮光性を有する。
遮蔽シート30には、二等辺三角形状の頂点の端部に布ループ35cを介して中央掛止部材である中央掛止フック35が取り付けられ、二等辺三角形状の他の2つの頂点である二等辺三角形状の底辺の両端部にそれぞれ布ループ36cを介して周縁掛止部材である周縁掛止フック36が取り付けられている。
そして、遮蔽シート30の稜線2sに対応する二等辺三角形状の等辺には、それぞれ両端の間に等間隔に布ループ37c,37cを介して中間掛止部材である中間掛止フック37,37が取り付けられている。
図8を参照して、設営されたテント1内で、天井シート部2の天井頂点Pから吊設された中央被掛止布ループ15に、遮蔽シート30の中央掛止フック35を掛止し、稜線2sが天井シート部2の周縁部分2fと交わる4つの交差部分から吊設された4つの周縁被掛止三角布16のうち隣合う2つの周縁被掛止三角布16の円孔16hに、それぞれ遮蔽シート30の周縁掛止フック36を掛止することで、遮蔽シート30がメッシュシート2Mの内面の隣合う稜線間の二等辺三角形部分に沿って張設される。
さらに、この遮蔽シート30の二等辺三角形状の等辺に対応する天井シート部2の稜線2sの中間被掛止三角布17,17の円孔17h,17hに、遮蔽シート30の中間掛止フック37,37が掛止されることで、天井シート部2の稜線2sに遮蔽シート30の二等辺三角形状の等辺をできるだけ近接させることができ、メッシュシート2Mの内面の隣合う稜線間の二等辺三角形部分をより隙間なく遮蔽することができる(図8,図9参照)。
このように、正四角錐状のメッシュシート2Mの隣合う稜線間の二等辺三角形状の4面のうちの1面が、1枚の遮蔽シート30により内面から覆われて遮蔽される。
緊急災害時等に避難施設として使用される体育館等に、本テント1が設置された場合、広い空間を間仕切りして、中に数名の大人が横臥できる閉じられた空間が形成され、主に家族単位のプライバシーを最低限確保することができる。
本テント1の天井シート部2には、天井中央部2cから全方位にメッシュシート2Mが大きく展開しているので、採光性および通気性が良好である。
また、必要な時には、メッシュシート2Mを透かして外からテント内の状況が視認でき、テント内の異変を外部の人が容易に知ることができる。
しかし、天井シート部2の天井中央部2cから全方位に広がるメッシュシート2Mにより、全方位からテント内が視認できる状態にあるので、必要もない余計な視線を受けて気が休まらない場合もある。
そこで、テントが設営された場所によって、テント内の人が必要もない余計な視線を特に多く感じる方位のメッシュシート2Mの所要の面(所要の隣合う稜線間の二等辺三角形の面)を、遮蔽シート30により遮蔽することで、外からの余計な視線を有効に遮ることができ、気が休まりくつろげる。
例えば、体育館等の避難施設の広い室内に多数のテントが設営される場合、設営されたテントの通路側は特に通行人の必要もない余計な視線を受けるので、メッシュシート2Mの通路側の面を、遮蔽シート30により遮蔽することで、通行人の余計な視線を有効に遮ることができる。
メッシュシート2Mは、4面のうち1面が遮蔽シート30により遮蔽されるので、遮蔽されない3面により通気性や採光性が十分確保される。
遮蔽シート30は、メッシュシート2Mの内面に沿って着脱自在に張設されるので、テント1内に居て、メッシュシート2Mの視線を遮りたい面を見つけることができ、そのままテント1内にあって、メッシュシート2Mの見つけた遮りたい面を的確に遮蔽シート30により容易に遮蔽することができ、作業性が良い。
また、天井シート部2の内側に吊設された中央被掛止布ループ15,周縁被掛止三角布16,中間被掛止三角布17に、遮蔽シート30の中央掛止フック35,周縁掛止フック36,中間掛止フック37がそれぞれ掛止されて遮蔽シート30が取り付けられるので、取り付けも取り外しも簡単である。
設営されたテントは、そのままに、メッシュシート2Mの遮りたい面を別の面に変更することも容易にできる。
その際に、天井シート部2の内側に吊設された中央被掛止布ループ15に掛止した遮蔽シート30の中央掛止フック35は、そのままに、周縁被掛止三角布16と中間被掛止三角布17に掛止した周縁掛止フック36と中間掛止フック37の掛止を解き、別の所要の周縁被掛止三角布16と中間被掛止三角布17に周縁掛止フック36と中間掛止フック37を掛止すればよい。
また、メッシュシート2Mの視線を遮りたい面が1面では足りない場合は、遮蔽シート30を増やし、例えば図10に示されるように、隣合う2面を遮蔽シート30がそれぞれ遮蔽することもできる。
この場合、メッシュシート2Mの遮蔽する隣合う2面の間の共通する稜線2s上の中央被掛止布ループ15,周縁被掛止三角布16,中間被掛止三角布17には、2枚の遮蔽シート30の中央掛止フック35,周縁掛止フック36,中間掛止フック37がそれぞれともに掛止される。
さらには、メッシュシート2Mの3面を、3枚の遮蔽シート30により遮蔽することもできる。
メッシュシート2Mの2面または3面を遮蔽する場合でも、遮蔽されない面により通気性および採光性は確保される。
以上の実施の形態では、災害時に室内で用いられるテント1について、説明したが、同テント1はアウトドアでも使用可能である。
ただし、床シート4の4隅の角部に取り付けられた布帯11を地面に固定する必要がある。
アウトドアでの使用時は、メッシュシート2Mの内面に沿って張設される遮蔽シート30は、外からの視線を遮るというよりも直射日光のテント内への差し込みを遮る等のために、用いられる。
したがって、設営されたテント1におけるメッシュシート2Mの4面のうち直射日光の当たる面の内面に沿って遮蔽シート30を張設することで、直射日光のテント内への差し込みを遮ることができる。
メッシュシート2Mの遮蔽されない面により通気性や採光性が確保される。
テント1に対する太陽の位置は、時々刻々変化するので、メッシュシート2Mの直射日光が当たる面がいままで遮蔽シート30により遮っていた面から隣りの面に移ったときは、遮蔽シート30を隣りの面に移動することになる。
その際、メッシュシート2Mの移る前の面と後の面の間の稜線2s上の中央被掛止布ループ15,周縁被掛止三角布16,中間被掛止三角布17にそれぞれ掛止されていた遮蔽シート30の中央掛止フック35,周縁掛止フック36と中間掛止フック37はそのままに、移る前の面の他方の稜線2s上の周縁被掛止三角布16と中間被掛止三角布17にそれぞれ掛止されていた遮蔽シート30の周縁掛止フック36と中間掛止フック37の掛止を解き、その掛止を解いた周縁掛止フック36と中間掛止フック37を、移ろうとする隣りの面の他方の稜線2s上の周縁被掛止三角布16,中間被掛止三角布17に掛止する簡単な作業で、メッシュシート2Mの隣りの面に、遮蔽シート30を移動することができる。
以上、本発明に係る一実施の形態に係るテントについて説明したが、本発明の態様は、上記実施の形態に限定されず、本発明の要旨の範囲で、多様な態様で実施されるものを含むものである。
例えば、本発明のテントは、天井シート部が正四角錐状に形成されるものに限らず、四角錐状あるいは三角錐状や五角錐状、その他の多角錐状を形成するものも含む。
また、本発明のテントは、側壁シート部が多角柱状を形成するものや天井シート部と同じ多角錐状を形成するものを含む。
本発明は、天井シート部2におけるメッシュシート2Mの周縁2Meより外側の周縁部分2fが天井シート部2の周縁2eと一致して、天井シート部2の殆どがメッシュシート2Mで構成される場合もある。
1…テント、2…天井シート部、2M…メッシュシート、2f…周縁部分、2s…稜線、3…側壁シート部、3F…正面シート、3Fa,3Fb…片面シート、3s…稜線、4…床シート、5…補強布、7…ポール、8…接続管、
11…布帯、11b…袋体、12…ポールスリーブ、15…中央被掛止布ループ、16…周縁被掛止三角布、16h…円孔、17…中間被掛止三角布、17h…円孔、
21…ファスナー、22…スライダー、23…布ループ、24…留め具、
30…遮蔽シート、35…中央掛止フック、35c…布ループ、36…周縁掛止フック、36c…布ループ、37…中間掛止フック、37c…布ループ。
上記目的を達成するために、本発明は、
テント内空間の上方を覆う天井シート部と、同天井シート部の周縁から下方に連続してテント内空間の側方を覆う側壁シート部とを備えるテントにおいて、
前記天井シート部は、天井中央部から全方位に広がる部分がメッシュシートで構成され、
前記メッシュシートの内面の一部に沿って着脱自在に張設される遮蔽シートを備え
前記天井シート部の中央に中央被掛止部材が設けられ、
前記天井シート部における前記メッシュシートの周縁に沿って複数の周縁被掛止部材が間隔をあけて配設され、
前記遮蔽シートには、前記中央被掛止部材に掛止される中央掛止部材と、少なくとも2つの前記周縁被掛止部材にそれぞれ掛止される周縁掛止部材が、設けられることを特徴とするテントを提供する。


Claims (4)

  1. テント内空間の上方を覆う天井シート部(2)と、同天井シート部(2)の周縁(2e)から下方に連続してテント内空間の側方を覆う側壁シート部(3)とを備えるテント(1)において、
    前記天井シート部(2)は、天井中央部から全方位に広がる部分がメッシュシート(2M)で構成され、
    前記メッシュシート(2M)の内面の一部に沿って着脱自在に張設される遮蔽シート(30)を備えることを特徴とするテント。
  2. 前記天井シート部(2)は角錐状を形成し、
    前記天井シート部(2)の中央に中央被掛止部材(15)がテント内側に向けて吊設され、
    前記天井シート部(2)における前記メッシュシート(2M)の周縁(2Me)より外側の周縁部分(2f)と前記天井シート部(2)の角錐状を形成する複数の稜線(2s)とが交わる交差部分に、それぞれ周縁被掛止部材(16)がテント内側に向けて吊設され、
    前記遮蔽シート(30)は、前記天井シート部(2)の隣合う稜線(2s)間の三角形部分に対向する三角形状をなし、同三角形状の1頂点の端部に前記中央被掛止部材(15)に掛止される中央掛止部材(35)が設けられ、同三角形状の他の2頂点に2つの前記周縁被掛止部材(16)にそれぞれ掛止される周縁掛止部材(36)が設けられることを特徴とする請求項1に記載のテント。
  3. 前記天井シート部(2)の各稜線(2s)には、前記中央被掛止部材(15)と前記周縁被掛止部材(16)との間に少なくとも1つの中間被掛止部材(17)がテント内側に向けて吊設され、
    前記遮蔽シート(30)の三角形状の前記稜線(2s)に対応する辺には、前記中間被掛止部材(17)に掛止する中間掛止部材(37)が設けられることを特徴とする請求項2に記載のテント。
  4. 前記天井シート部(2)の各稜線(2s)は、前記側壁シート部(3)の稜線(3s)にそれぞれ連続しており、
    連続した稜線(2s,3s)に沿ってポールスリーブ(12)が設けられ、
    前記テント(1)は、複数のポールスリーブ(12)に順次ポール(7)を挿入して、アーチ状に架設することで、自立する自立型のテントであることを特徴とする請求項2または請求項3に記載のテント。
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