JP5595570B1 - 折畳み式テント - Google Patents

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Abstract

【課題】人が搭乗する車椅子や、その他の車両が、テント内への出入が可能な折畳み式テントを提供することである。
【解決手段】4枚の略矩形状壁面の内の相隣る2枚の略矩形状壁面の両側縁を、着脱可能な接合手段を介して接合することにより両壁面開口部を形成できる筒状周壁部を構成する。前記折畳み式テント内に車椅子等の車両を出入させる際には、前記接合手段を外して前記2枚の略矩形状壁面の側縁間の両壁面開口部で車両が何等の障害もなく通過できる。
【選択図】図8

Description

本発明は、災害時やアウトドアに用いられる折畳み式テントであって、4枚の壁面部の左右両側縁がそれぞれ折畳み可能に相互に結合されて4角筒状に形成された周壁部の頂縁に、屋根が結合される折畳み式テントに関するものである。
災害時等やアウトドアで夜を過す場合に用いられる特許文献1、特許文献2および特許文献3に示された折畳み式テントがあった。
意匠登録第1301096号広報 意匠登録第1301565号広報 意匠登録第1301566号広報
前記特許文献1記載の折畳み式テントでは、角部が湾曲した4枚の矩形状の合成樹脂製幕の外周縁挿通部に図示されない鋼製無端ベルトを挿入して4枚の壁面を形成し、4枚の壁面の両側縁を相互に折畳み可能に連結することにより、4角筒状周壁部が形成され、該4角筒状周壁部の上縁に合成樹脂製幕の屋根を一体に結合することにより、折畳み式テントが構成されている。
前記特許文献1記載の折畳み式テントにおいて、前記4角筒状周壁部の正面の壁面には、矩形状の開口部が形成され、該矩形状開口部のテント内側にカーテン台座が配設されている。このカーテン台座にカーテンが左右に移動可能に吊下げられているため、強風時、カーテンが捲上げられることで、テント内の状況が外部から容易に視認されて、テント内のプライバシーが確保できない不具合があった。しかも、カーテンが開かれた状態を示す斜視図や、カーテンが閉じられた状態を内部から見上げた参考図から明らかなように、カーテン台座は、鋼製パイプを多数組上げて立体的に構成されているので、テントの筒状周壁部と屋根とをコンパクトに折畳んでも、カーテン台座をコンパクトに折畳むことができず、テントの設置個所の移動を簡単に行うことができない不具合があった。
また、前記特許文献2記載の折畳み式テントでは、正面の壁面にU字の開放端が左右いずれか一方に向いたU字状ファスナー切断縁が形成されて開閉扉部が構成されている。このU字状ファスナー切断縁に設けられたファスナーには、1対のスライダーが相互に離隔または接近可能に取付けられている。折畳み式テントの利用者は、この1対のスライダーを相互に離隔させることにより、開閉扉部を開放でき、折畳み式テントへの出入が自由にできるようになっていた。
車椅子に搭乗した人が、特許文献2記載の折畳み式テントを利用する場合、開閉扉部が開放された正面の壁面の開口部を通過することとなる。その際、車椅子のタイヤがU字状ファスナー切断縁上を乗越えるため、ファスナー切断縁に大きな荷重がかかってファスナー切断縁が変形し、または、ファスナー切断縁に土砂が付着することがある。その結果、スライダーが円滑に移動できなくなる不具合が生ずる惧れがあった。また、車椅子や運搬車等がテントに出入する際に、テントのフレームやフレームに付設された幕を乗越える必要があり、テントへの出入が容易ではなく、フレームの変形や幕の破れという不具合が生ずる惧れがあった。
しかも、正面以外の壁面は密閉されているため、1対のスライダーを相互に一体に接近させて開閉扉部を閉じた状態にすると、テント内は略完全に密閉される結果、テント内の換気が行われず、また、テント外部の光がテント内に入射しないため、照明器具でテント内を明るくする必要が生じ、居住性が良くない不具合があった。
さらに、前記特許文献3記載の折畳み式テントでは、4枚の壁面の開口部下縁にファスナー切断縁が形成され、このファスナー切断縁に設けられたスライダーが移動できるようになっているため、前記特許文献2記載の折畳み式テントと同様な不具合があった。
本発明の目的は、車椅子に搭乗した人が、折畳み式テントの開口部に設けられているファスナー切断縁上を通過せずに、折畳み式テント内への出入りが可能である折畳み式テントを提供することにある。
請求項1記載の発明は、角部が湾曲した略矩形状可撓性幕の外周縁に弾性に富んだ無端フレームが付設されて1枚の略矩形状壁面が形成され、4枚の略矩形状壁面の内、相隣る2枚の略矩形状壁面の互いに対応する側縁を除く他の側縁が相互に折畳み可能に順次連続して連結されるとともに、前記相隣る2枚の略矩形状壁面の互いに対応する側縁は、着脱可能な接合手段を介して接合されることにより、前記4枚の略矩形状壁面でもって筒状周壁部が構成され、
前記接合手段を介して接合される側縁を有する2枚の略矩形状壁面の内、いずれか一方の略矩形状壁面には開閉自在な扉部が形成され、
前記接合手段を介して接合される側縁を有する2枚の略矩形状壁面により開閉自在な両壁面開口部が設けられたことを特徴とする折畳み式テントである。
請求項2に記載の発明は、前記扉部の開口下端縁にはファスナー切断縁が形成され、該ファスナー切断縁にファスナーのスライダーが移動可能に設けられたことを特徴とする請求項1記載の折畳み式テントである。
請求項3に記載の発明は、前記筒状周壁部の上部に正方形状の可撓性天幕よりなる屋根が張られた状態で、該正方形状可撓性幕の屋根の4箇所に取付けられたフックが、前記筒状周壁部における壁面の側縁上部の係止片に係脱可能に係合しうることを特徴とする請求項1または請求項2記載の折畳み式テントである。
請求項4に記載の発明は、前記接合手段を介して接合される側縁を有する2枚の略矩形状壁面の内の一方の略矩形状壁面と前記屋根とが分断され、この分断部分には相互に連結・分断可能な屋根端縁接合手段が設けられたことを特徴とする請求項1または請求項2記載の折畳み式テントである。
請求項1記載の発明によれば、該両壁面開口部に設けられている接合手段を外すことにより、該接合手段が設けられているいずれか一方の壁面を外方に向かって開放することができる。この開放部分にはテントのフレームや前記フレームに付設された幕が存在しないため、車椅子や運搬車等がテント内に出入する際に、前記略矩形状壁面の外周縁を構成する前記無端フレームを乗越えることがない結果、前記無端フレームの変形や前記無端フレームに付設された幕の破れを生じない。
請求項2記載の発明によれば、前記開閉扉部の開口下端縁にはファスナー切断縁が形成され、該ファスナー切断縁にはファスナーのスライダーが移動可能に形成されている。このため、前記開閉扉は容易に開閉することができ、また、折畳みの際にも前記開閉扉部が前記筒状周壁部から外れて折畳みを阻害することがない。さらに、両壁面間の開口部に設けられている接合手段を外すことにより、該接合手段が設けられているいずれか一方の壁面を外方に向かって開放することができる。この開放部分にはファスナー切断縁が存在しないため、車椅子や運搬車等がテント内に出入しても、ファスナー切断縁に設けられているファスナーには車椅子や運搬車等の車輪が接触することがない。その結果、前記開閉扉部はこれらの車輪による障害を受けずに円滑に開閉できる。
請求項3記載の発明によれば、正方形状可撓性幕の屋根の4箇所に取付けられたフックにより、筒状周壁部における壁面の側縁上部の係止片に係脱可能に係合しうるため、可撓性幕製の屋根が筒状周壁部から取付け・取外し自在に構成されている。災害時等に室内外周壁に観覧席のない体育館に避難する場合や、青天で野営する場合には、前記筒状周壁部に前記可撓性幕製の屋根を取付けないことにより、テント内の換気を図り、採光することができる。また、テント内の人がテント内から夜空の星を観察できる。
また、災害時等に室内外周壁に観覧席のある体育館に避難する場合や、雨天で野営する場合には、前記筒状周壁部に前記可撓性幕の屋根を取付けることにより、テント内のプライバシーを確保でき、または、テント内の人が雨に濡れずに、快適に過ごすことができる。
請求項4記載の発明によれば、前記接合手段を介して接合される側縁を有する2枚の略矩形状壁面の内の一方の略矩形状壁面と前記屋根とが分断され、この分断部分には相互に連結・分断可能な屋根端縁接合手段が設けられている。前記屋根端部接合手段を分断することで、前記屋根を前記筒状周壁部に取付けた状態であっても、前記屋根端縁接合手段が設けられている壁面を外方に向かって開放することができる。その結果、雨天時にもテント内に雨が入ることがなく、車椅子や車両等の出入をすることができる。また、この開放部分にはファスナー切断縁が存在しないため、請求項1または請求項2に記載の発明と同様の効果を得ることができる。
本願発明の折畳み式テントにおいて、筒状周壁部に屋根を一体に結合した状態を正面右側上方から見た斜視図である。 図1に図示した状態の正面図である。 図1に図示した状態の右側面図である。 図1に図示した状態の底面図である。 図1に図示した状態でテント内から屋根の下面を屋根に向かって見た図面である。 屋根を筒状周壁部から取外した状態で筒状周壁部を見た正面図である。 屋根を筒状周壁図から取外した状態で正面右側上方から筒状周壁部を見た斜視図である。 図7に図示された状態で筒状周壁部における正面の壁面を手前側に開いた状況を正面右側上方から見た斜視図である。 屋根支持棒先端を係合する屋根支持棒係合手段と、筒状周壁部の隣接する壁面の両側縁上部のループ状係止片に係止するフックを図示した図面である。 図7に図示された筒状周壁部のループ状係止片に、屋根角部のフックを係合する状態を図示した図面である。 床シートの角部に設けられた連結用孔に、筒状周壁部の両側縁下部に設けられたフックを係合する状態を図示した図面である。 屋根支持棒が複数の折畳み部片からなり、屋根支持棒が1本の棒状態に変換できる構造を図示した要部縦断面図である。 筒状周壁部を右斜方向から見た斜視図である。 筒状周壁部の手前側の側縁BFを対角位置の側縁DHに重ねた状態を図示した図面である。 図14に図示した状態から中央の側縁BD、FHを軸に右方の壁面3、4の上に左方の壁面2、5を重ねて折畳んだ状態を図示した図面である。 図15に図示した状態から角部ACに向け対角位置の角部FHを接近させると共に角部EGを角部BDに接近させる状態を図示した図面である。 図16に図示した状態からさらに角部AC−角部FH間、角部EG−角部BD間の距離を短縮した状態を図示した図面である。 図17に図示した状態からさらに角部EG−角部BD間の距離を短縮した状態を図示した図面である。 図18に図示した状態から角部FHに時計方向の捻りを加えながら重ねた角部の一方を内側に引き込む状態を図示した図面である。 図19に図示した状態から角部FH、EG同士を矢印に図示されるように交互に逆方向へ引き込む状態を図示した図面である。 図20に図示した状態から無端フレームを重ね合わせて厚円盤状に折畳んだ状態を図示した図面である。 図21に図示した厚円盤状に折畳んだテントを収納ケースに収納する状態を図示した図面である。 折畳まれた折畳み式テントを、収納ケースに収納した状態を図示した図面である。 筒状周壁部に屋根を一体に結合した折畳み式テントを正面右側上方から見た斜視図である。 図24に図示した状態から接合手段および屋根端縁接合手段を分離して、正壁面を外方に向かって開放した状態を正面右側上方から見た斜視図である。 図24に図示した状態で、隣接する壁面の内側面に設けられた屋根支持棒係合手段に屋根支持棒が係合した状態を図示した図面である。
以下、図1ないし図12に図示された本発明に係る折畳み式テント0の一実施例について説明する。
折畳み式テント0は、筒状周壁部1と屋根30とがそれぞれ別体として構成され、後で説明されるように、必要に応じて筒状周壁部1に屋根30が取付け、取外し可能に取付けられている。
筒状周壁部1では、図7に図示されるように、4枚の壁面2、3、4、5の各両側縁2a、2b、3a、3b、4a、4b、5a、5bの内、側縁3aと4b、4aと5b、5aと2bとを相互に折畳み可能に連結し、側縁2aと3bとを後述する接合手段23で接合することで筒状周壁部1が構成されている。また、4枚の壁面2、3、4、5では、角部にて湾曲した略矩形状の可撓性幕6の外周縁にベルト挿通部7が形成され、そのベルト挿通部7に、図示されない弾性に富んだ無端フレームに相当する厚さが1〜2mm、幅が5〜10mm程度の鋼製帯状無端ベルトが挿入されることによって、前記角部が湾曲した壁面2、3、4、5が構成されている。しかも、4枚の壁面2、3、4、5の側縁上部には、ループ状係止片37がそれぞれ付設されている。なお、前記可撓性幕6は、合成樹脂製シートであるが、炭素繊維で補強された合成樹脂製シートや、防水処理が施された布であってもよい。
また、この筒状周壁部1における正壁面2の右側縁2aと右壁面3の左側縁3bには、接合・分離が可能な面ファスナーのような接合手段23が設けられている。図7に図示されるように、正壁面2の右側縁2aと右壁面3の左側縁3bとは前記接合手段23により、一体に接合され、または分離される。前記分離された接合手段23によって、図8に示されるように、両壁面開口部24が構成される。この両壁面開口部24に設けられている接合手段23を外すことにより、該接合手段23が設けられているいずれか一方の壁面23を外方に向かって開放することができる。
なお、前記接合手段23は、面ファスナーであるが、線ファスナーや接合テープであってもよい。
壁面2、3、4、5の側縁上下端部は、壁面2、3、4、5の角部が湾曲した形状に形成されているため、壁面2、3、4、5の各隣接する側縁の上下端部に空隙部が存在するが、三角形に近い形状の上閉塞面20、下閉塞面19でもってこの上下の空隙部は閉塞されるようになっている。なお、正壁面2の右側縁2aと右壁面3の左側縁3bとの上下端部を塞ぐ二等辺三角形状の分割上閉塞面20a、分割下閉塞面19aは、三角形の頂角を通る中心線を境に2分割される。左右に分割された分割上閉塞面20a、分割下閉塞面19aは、前記接合手段23と同様な上閉塞面接合手段22、下閉塞面接合手段21によって、接合または分離可能に接合される。
さらに、壁面2、3、4、5の下閉塞面19には、図11に図示されるように、アンカー連結片18と床シート連結用フック52が設けられている。前記アンカー連結片18には、図示されない地中に打込まれるアンカーが必要に応じて挿入されるアンカー挿入孔17が設けられている。前記床シート連結用フック52には、図11に図示されるように、床シート50の角部の連結用孔51に係脱自在に係合される。
筒状周壁部1における正壁面2には、図1、図2、図7および図8に図示されるように、U字の開放端が左方に向いたU字状ファスナー切断縁8が形成されて開閉扉部17が構成されている。このU字状ファスナー切断縁8に設けられたファスナーには、1対のスライダー10が相互に離隔または接近可能に取付けられている。なお、前記ファスナー切断縁8の開放端の方向は、左方に限定されるものではなく、右方や上方であってもよく、その形状は、U字状に限定されるものではなく、略矩形状であってもよい。
屋根30は、前記筒状周壁部1の可撓性幕6と同様に合成樹脂製シートにより構成され、前記筒状周壁部1の平面形の正方形と相似した正方形状に形成される。その屋根30の4箇所の角部31には、図9に図示されるように、屋根支持棒40の先端が係合できる厚地布製の屋根支持棒係合手段32が一体に接合される。また、前記屋根支持棒係合手段32には、屋根接合手段33が設けられている。前記屋根接合手段33は、前記屋根支持棒係合手段32に一体に連結された先端部34にリング状連結ゴム35を介してフック36を取付けることで構成される。このフック36は、図12に図示されるように、筒状周壁部1の壁面2、3、4、5の側縁上端のループ状係止片37に係合しうるようになっている。なお、屋根30の素材は、炭素繊維で補強された合成樹脂製シートまたは防水処理が施された布であってもよい。
前記屋根支持棒係合手段32に係合できる屋根支持棒40は、図12に図示されるように、管状体であって、長手方向に亘って複数個の分割片41に分割され、分割片41の一方の端部外周面に接続管42が一体に嵌着されている。前記分割片41には、全分割片41に亘って伸縮性に富んだ弾性紐43が挿入されている。前記弾性紐43の両端は、屋根支持棒40の両端に位置した分割片41に一体に結合され、複数の分割片41が隣接する分割片41と一体の接続管42に嵌合した状態では、複数の分割片41が一直線上に一体に連結されて、1本の屋根支持棒40となる。
前記屋根支持棒係合手段32に、十字状に交差した2本の屋根支持棒40の両端を係合することにより、前記屋根30は、上方へ湾曲した屋根支持棒40の弾性復元力によりドーム状に形成される。
また、隣接する分割片41を弾性紐43の張力に逆らって引張ることにより、隣接する分割片41は相互に分離して屋根支持棒40は折曲げ可能状態となる。その結果、テント折畳み状態において、可撓性幕製の屋根30をドーム状に形成する細長い屋根支持棒の長さを短縮することで、厚円盤状ケース53内、または厚円盤状ケース内に設けられた収納部に屋根支持棒40を収納でき、屋根支持棒がテント運搬の際の障害にならない。なお、前記接続管42は、分割片41の端部内周面に嵌着されてもよい。
本実施例の図1に図示の折畳み式テント0では、前記可撓性幕製の屋根30を前記筒状周壁部1から外した状態図7参照において、該壁面開口部19に設けられている接合手段23を外すことにより、図8に図示されるように、該接合手段23が設けられているいずれか一方の壁面を外方に向かって開放することができる。この開放部分にはテント0のフレームや前記フレームに付設された可撓性幕6が存在しないため、車椅子や運搬車等がテント内に出入する際に、前記略矩形状壁面の外周縁を構成する前記無端フレームを乗越えることがないので、前記無端フレームの変形や前記無端フレームに付設された幕の破れを生じない。また、この開放部分にはファスナー切断縁8が存在しないため、車椅子や運搬車等がテント内に出入しても、ファスナー切断縁8に設けられているファスナーに車椅子や運搬車等の車輪に接触することがなく、前記ファスナー切断縁8の変形や前記ファスナー切断縁8への土砂の付着が阻止される。その結果、開閉扉部9はこれらの車輪による障害を受けずに円滑に開閉できる。
筒状周壁部1と屋根30とが一体に結合されて屋根付きテントとして構成する場合には、外気の寒暖の影響が軽減されるとともに、テント内でのプライバシーが確保される。
また、筒状周壁部1から屋根30を取外すことにより、テント内の換気を図ることができると共に、採光することができる。さらに、夜間晴天状態で屋外にテントを設置した場合には、テント内の人も夜空の星を観察できて自然の営みを体感できる。
さらに、両壁面開口部24は、正壁面2の右側縁2aと右壁面3の左側縁3bを相互に接触させて前記接続手段23でもって相互に一体に接合させて閉塞させた状態では、前記両壁面開口部外周縁の上下方外周縁に形成された上閉塞片接合手段22、下閉塞片接合手段21により確実に閉鎖される。その結果、テント内への隙間風の流入を減ずることができると共に、テント内のプライバシーを確保することができる。
折畳み式テント0の筒状周壁部1における4枚の壁面2、3、4、5について正壁面2の右側縁2aと右壁面3の左側縁3bとを接合手段23を用いて接合することにより、筒状周壁部1は、図7および図13に図示されるように、水平横断面形状が正方形の筒状体に形成される。
また、正方形の筒状周壁部1は、下記の作業により、厚円盤状に折畳むことができる。
4枚の壁面2、3、4、5の各両側縁2a、2b、3a、3b、4a、4b、5a、5bを相互に折畳み可能に接合し、4枚の壁面2、3、4、5では、各部にて湾曲した略矩形状の可撓性幕6の外周縁にベルト挿通部7を形成し、図示されない弾性に富んだ無端フレームに相当する厚さが1〜2mm程度の無端フレームを構成する鋼製帯状無端ベルトを前記ベルト挿通部7に挿入することにより前記壁面2、3、4、5を形成したため、特許文献1〜3記載のテントと同様に、前記筒状周壁部1は下記の作業を行うことにより、折畳むことができる。
具体的には、図13に図示される筒状周壁部1において、正壁面2の右側縁2aと右壁面3の左側縁3bとの上下連結部BFを、対角位置にある背壁面4の右側縁4aと左壁面5との左側縁5bの上下連結部DHに向かって接近させると、図14に図示されるように、背壁面4の右側縁4aと左壁面5の左側縁5bとの上下連結部DHの上に正壁面2の右側縁2aと右壁面3の左側縁3bとの接合部BFが重ねられる。さらに、右壁面3の右側縁3aおよび背壁面4の左側縁4bとの上下連結部CGの上に、正壁面2の左側縁2bと左壁面5の右側縁5aとの上下連結部AEが重ねられると、図15に図示される状態となる。
次に、図16、17、18に図示するように、角部FHを角部ACに接近させながら、角部EGと角部BDを接近させる。その後、図18に図示するように、鋼製帯状無端ベルトに時計方向の捻りを加えながら、角部FHを角部ACから手前に向かって離間させるように角部EGの下部へ動かすと共に、角部EGを角部BDの下部へ動かす。次に、図19に図示するように、角部EGは、角部FHを抱き込みながら平面視時計回り方向へ回し、角部ACへ接近させると共に、角部BDは、角部EGを抱込みながら平面視時計回り方向へ回し、角部FHへ接近させる。その状態で、鋼製無端ベルトを重なるように折畳むと、図21に図示されるように、筒状周壁部1は厚円盤状に折畳まれ、図22に図示されるように、厚円盤状ケース53に収納される。
このように、上述の作業を行うことにより、上下端が開口した筒状周壁部1を容易に厚円盤状に折畳むことができると共に、特別な手順を知らなくとも、鋼製帯状無端フレームの弾性復元力により、極めて容易に折畳み式テント0を組み立てることができる。
次に、図24ないし図26に図示する第二の実施例について説明する。
第二の実施例に示す折畳み式テント0では、可撓性幕製の屋根30が前記筒状周壁部1と一体に形成されている点、屋根支持棒40が係合できる合成樹脂製屋根支持棒係合手段32が壁面2、3、4、5の内側面周側縁上部に一体に接合されている点、接合手段23を介して接合される側縁を有する2枚の略矩形状壁面の内の一方の略矩形状壁面と屋根30とが分断され、この分断部分には相互に連結・分断可能な屋根端縁接合手段44が設けられている点が第一の実施例とは異なる。他の構成は第一の実施例と同様であるため、同じ符号を用いて説明する。
第二の実施例に示す折畳み式テント0では、可撓性幕製の屋根30は、前記筒状周壁部1の可撓性幕6と同様に合成樹脂製シートにより構成され、該筒状周壁部1の上部に可撓性天幕が張られて前記筒状周壁部1の平面形と相似した形状に一体に形成される。この筒状周壁部1における正壁面2の右側縁2aと右壁面3の左側縁3bには、接合・分離が可能な接合手段23が設けられている。図24に図示されるように、正壁面2の右側縁2aと右壁面3の左側縁3bとは前記接合手段23により、一体に接合され、または分離される。なお、前記接合手段23は、面ファスナーであるが、線ファスナーや接合テープであってもよい。
前記可撓性幕製の屋根30は、前記筒状周壁部1と一体に形成され、図24に図示されるように、前記接合手段23を介して接合される側縁を有する2枚の略矩形状壁面の内の一方の略矩形状壁面の上端縁2c図24、図25では正壁面上端縁と前記上端縁2cに接する可撓性天幕の一端縁30aとに前記屋根端縁接合手段44が設けられている。前記接合手段23および前記屋根端縁接合手段44によって、図25に図示されるように、両壁面開口部24が構成される。この両壁面開口部24に設けられている接合手段23および屋根端縁接合手段44を外すことにより、該接合手段が設けられているいずれか一方の壁面図25では正壁面2を外方に向かって開放することができる。なお、前記屋根端縁接合手段44は面ファスナーであるが、線ファスナーや接合テープであってもよい。
壁面2、3、4、5の内側面周側縁上部には、図26に図示するように、屋根支持棒40が係合できる合成樹脂製屋根支持棒係合手段32が一体に接合される。なお、屋根支持棒係合手段32の素材は、炭素繊維で補強された合成樹脂製シートまたは防水処理が施された布であってもよい。
前記接合手段23および屋根端縁接合手段44が設けられている壁面2を外方に向かって開放する場合、この開放部分には折畳み式テント0のフレームや可撓性幕6が存在しないため、車椅子や運搬車等が折畳み式テント0内に出入する際に、前記略矩形状壁面の外周縁を構成する前記無端フレームを乗越えることがなく、前記無端フレームの変形や前記無端フレームに付設された可撓性幕6の破れを生じない。また、この開放部分にはファスナー切断縁8が存在しないため、車椅子や運搬車等が折畳み式テント0に出入しても、ファスナー切断縁8に設けられているファスナーに車椅子や運搬車等の車輪に接触することがなく、前記ファスナー切断縁8の変形や前記ファスナー切断縁8への土砂の付着が阻止される。その結果、開閉扉部9はこれらの車輪による障害を受けずに円滑に開閉できる。さらに、可撓性幕製の屋根を取外すことなく前記両壁面開口部を開閉することができるため、雨天時にもテント内に雨が入ることがなく、車椅子や車両等の出入をすることができる。
災害時に体育館内に設置されて利用される災害用折畳み式テントであるが、アウトドアやボランティア団体で市街地に採血場所を設定する際に、採血の受付用テントにも適用される。
0…折畳み式テント、1…筒状周壁部、2…正壁面、3…右壁面、4…背壁面、5…左壁面、6…可撓性幕、7…ベルト挿通部、8…U字状ファスナー切断縁、9…開閉扉部、10…スライダー、11…巻取り手段、12…窓ファスナー切断縁、13…開閉窓幕、14…網製窓部、15…窓用スライダー、17…アンカー挿入孔、18…アンカー連結片、19…下閉塞面、20…上閉塞面、21…下閉塞面接合手段、22…上閉塞面接合手段、23…接合手段、24…両壁面開口部、30…屋根、31…角部、32…屋根支持棒係合手段、33…屋根接合手段、34…先端部、35…リング状連結ゴム、36…フック、37…ループ状係止片、40…屋根支持棒、41…分割片、42…接続管、43…弾性紐、44…屋根端縁接合手段、50…床シート、51…連結用孔、52…床シート連結用フック、53…厚円盤状ケース、2a…正壁面右側縁、2b…正壁面左側縁、3a…右壁面右側縁、3b…右壁面左側縁、4a…背壁面右側縁、4b…背壁面左側縁、5a…左壁面右側縁、5b…左壁面左側縁

Claims (4)

  1. 角部が湾曲した略矩形状可撓性幕の外周縁に弾性に富んだ無端フレームが付設されて1枚の略矩形状壁面が形成され、4枚の略矩形状壁面の内、相隣る2枚の略矩形状壁面の互いに対応する側縁を除く他の側縁が相互に折畳み可能に順次連続して連結されるとともに、前記相隣る2枚の略矩形状壁面の互いに対応する側縁は、着脱可能な接合手段を介して接合されることにより、前記4枚の略矩形状壁面でもって筒状周壁部が構成され、
    前記接合手段を介して接合される側縁を有する2枚の略矩形状壁面の内、いずれか一方の略矩形状壁面には開閉自在な扉部が形成され、
    前記接合手段を介して接合される側縁を有する2枚の略矩形状壁面により開閉自在な両壁面開口部が設けられたことを特徴とする折畳み式テント。
  2. 前記扉部の開口下端縁にはファスナー切断縁が形成され、該ファスナー切断縁にファスナーのスライダーが移動可能に設けられたことを特徴とする請求項1記載の折畳み式テント。
  3. 前記筒状周壁部の上部に正方形状の可撓性天幕よりなる屋根が張られた状態で、該正方形状可撓性幕の屋根の4箇所に取付けられたフックが、前記筒状周壁部における壁面の側縁上部の係止片に係脱可能に係合しうることを特徴とする請求項1または請求項2記載の折畳み式テント。
  4. 前記接合手段を介して接合される側縁を有する2枚の略矩形状壁面の内の一方の略矩形状壁面と前記屋根とが分断され、この分断部分には相互に連結・分断可能な屋根端縁接合手段が設けられたことを特徴とする請求項1または請求項2記載の折畳み式テント。
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