JP5572751B1 - 折畳み式テント - Google Patents

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Abstract

【課題】設置個所への運搬が容易で、かつ折畳み式テント内のプライバシーが確保できると共に、特に車椅子に搭乗した利用者には、折畳み式テント内への出入を楽に行うことができる折畳み式テントを提供する。
【解決手段】角部が湾曲した形状の4枚の略矩形状の可撓性幕の外周縁に、弾性に富んだ略矩形状無端フレームが一体に付設されて略矩形状壁が4枚形成され、該4枚の略矩形状壁の両側縁が相隣る略矩形状壁の両側縁にそれぞれ折畳み可能に連結されて筒状周壁体が構成された折畳み式テントにおいて、1枚の略矩形状壁に車椅子が通過可能な開口部を設ける。該開口部の上辺部の上方には、開口部の左右のいずれかの部分を遮蔽できる目隠し幕の上縁と、開口部に相対して左右に移動可能な開閉幕が吊設されたガイドレールとを設ける。
【選択図】図3

Description

本発明は、4枚の略矩形状壁の両側縁が相隣る略矩形状壁の両側縁にそれぞれ折畳み可能に連結されて筒状周壁体が構成された折畳み式テント、特に車椅子に搭乗した利用者にとって利用し易い折畳み式テントに関するものである。
従来、災害時やアウトドア等で用いられるテントには、特許文献1に示されるような組立て式テントや、特許文献2に示されるような折畳み式テントがある。
特開2008−214962号公報 意匠登録第1301096号公報
特許文献1記載の組立て式テントでは、鋼管等によって分解可能に組立てた骨組構造物の内側に、可撓性プラスチックシート製の袋状ハウス本体が吊下げられ、該ハウス本体の屋根シートおよび壁シートは別体のカバーシートで覆われるとともに、壁面の所定箇所に縦方向に切り開かれた出入口とコの字上に開口する開閉式日除け兼窓口が設けられた組立て式テントが開示されている。
特許文献1記載の組立て式テントでは、鋼管等の多数の部品でもって骨組構造物が組立てられているため、組立作業が煩雑であり、また、多数の部品を運搬するには、トラック等の運搬手段が必要となるため、地震や洪水等によって、現地へ搬入できないという不具合があった。また、常時使用する出入口は、壁面に縦方向に切り開かれており、車椅子等の出入には不便であり、開閉式日除け兼窓口を利用する際には、捲り上げ重合シートを下さなければ内部のプライバシーを確保できず、車椅子に搭乗した利用者の操作が容易ではないという不具合もあった。
特許文献2記載の折畳み式テントでは、4枚の略矩形状壁面の両側縁が相隣る略矩形状壁の両側縁にそれぞれ折畳み可能に連結されて筒状周壁体が構成され、該4枚の略矩形状壁の内の1枚の略矩形状壁には開口部が形成された折畳み式テントと、その内部に配設され、カーテンを開口部に相対し左右に開閉移動可能に吊り下げるための骨組構造体のカーテン台座とが開示されている。
前記特許文献2記載の折畳み式テントにおいて、カーテン台座にカーテンが左右に開閉移動可能に吊下げられているだけであるので、強風時、カーテンが捲上げられることで、テント内の状況が外部から容易に視認されて、テント内のプライバシーが確保できない不具合があった。
また、車椅子に搭乗した利用者は、出入の際に車椅子から身を乗り出してカーテンの開閉動作を行う必要があり、車椅子に搭乗した利用者にとって、テントへの出入が不便であった。
本発明の目的は、設置個所への運搬が容易で、かつ折畳み式テント内のプライバシーが確保できると共に、折畳み式テント内への出入が簡単で、特に車椅子に搭乗した利用者には、折畳み式テント内への出入を楽に行うことができる折畳み式テントを提供することにある。
請求項1記載の発明は、角部が湾曲した形状の4枚の略矩形状の可撓性幕の外周縁に、弾性に富んだ略矩形状無端フレームが、それぞれ一体に付設されて、略矩形状壁が4枚形成され、該4枚の略矩形状壁の両側縁が相隣る略矩形状壁の両側縁にそれぞれ折畳み可能に連結されて筒状周壁体が構成された折畳み式テントにおいて、前記4枚の略矩形状壁の内の1枚の略矩形状壁における略矩形状無端フレームの下辺部の上方には、車椅子が通過できる開口部が形成され、該開口部の上辺部の上方に位置する前記可撓性幕には、前記開口部の左右いずれか一方の部分を遮蔽できる目隠し幕の上縁が一体に取付けられるとともに、前記上辺部に沿ってガイドレールが架設され、前記ガイドレールには、開閉幕が左右に開閉移動可能に吊設されたことを特徴とする折畳み式テントである。
請求項2記載の発明は、前記ガイドレールの一端部を着脱可能に結合できる第1結合部材が、前記開口部の左右いずれか一方の上部に位置して前記開口部を有する略矩形状壁に取付けられると共に、前記ガイドレールの他端部を着脱可能に結合できる第2結合部材が、前記開口部の他方の上部に位置して前記開口部を有する略矩形状壁に取付けられたことを特徴とする請求項1記載の折畳み式テントである。
請求項3記載の発明は、前記第1結合部材は、前記ガイドレールの一端部が抜差し可能に嵌合される有底体であり、前記第2結合部材は、前記ガイドレールの他端部が貫通可能に嵌合されると共に、前記ガイドレールの他端部が、貫通嵌合状態から後退した状態で固定されることを特徴とする請求項2記載の折畳み式テントである。
請求項4記載の発明は、前記開閉幕の移動側縁またはその近傍に把持部材が付設されたことを特徴とする請求項1ないし請求項3いずれか記載の折畳み式テントである。
請求項5記載の発明は、前記把持部材は棒状であって、前記開閉幕の移動側縁の下端より下方に突説され、該棒状の把持部材が付設された前記移動側縁の下端が床面または地面に当接しうることを特徴とする請求項4記載の折畳み式テントである。
請求項6記載の発明は、前記筒状周壁体の頂部に屋根が着脱可能に付設されたことを特徴とする請求項1ないし請求項5いずれか記載の折畳み式テントである。
請求項1記載の発明によれば、4枚の前記略矩形状壁の内の1枚の略矩形状壁における略矩形状無端フレームの下辺部の上方に開口部が形成され、該開口部の上辺部の上方に位置する前記略矩形状の可撓性幕には、前記開口部の左右いずれか一方の部分を遮蔽できる目隠し幕の上縁が一体に取付けられると共に、前記上辺部に沿い架設されたガイドレールに開閉幕が左右に開閉移動可能に吊設されているため、開閉幕を目隠し幕に隣接するように移動させて開口部を閉じることにより、車椅子に搭乗した利用者は、開閉幕を操作しなくとも目隠し幕を捲り上げるだけで該テントへの出入が可能となる。
請求項2記載の発明によれば、ガイドレールの一端部を着脱可能に結合できる第1結合部材が、開口部の左右いずれか一方の上部に位置して該開口部を有する略矩形状壁に取付けられると共に、ガイドレールの他端部を着脱可能に結合できる第2結合部材が、開口部の他方の上部に位置して該開口部を有する略矩形状壁に取付けられ、ガイドレールがテントと着脱可能に結合されているので、ガイドレールをテントに対し簡単に取付け、取外し可能となり、テントの折畳みを容易に行うことができる。
請求項3記載の発明によれば、第1結合部材は、ガイドレールの一端部が抜差し可能に嵌合される有底体であり、第2結合部材は、ガイドレールの他端部が貫通可能に嵌合されると共に、該ガイドレールの他端部が、貫通嵌合状態から後退した状態で固定されるため、ガイドレールの設置の際に、ガイドレールの他端部を第2結合部材に貫通させてからガイドレールの一端部を第1結合部材に差込み、該ガイドレールの他端部が、貫通嵌合状態から後退した状態で固定することにより、ガイドレールの着脱を極めて容易に行うことができる。
また、ガイドレールの両端を固定することができるため、開閉幕の開閉時にガイドレールが確固と固定され、開閉幕操作時にガイドレールを押える必要がなくなり、車椅子に搭乗したテント利用者は容易に開閉幕の操作を行うことができる。
請求項4記載の発明によれば、開閉幕の移動側縁またはその近傍に把持部材が付設されているため、一定の形状に該移動側縁が固定され、開閉幕の操作が容易となる。
また、目隠し幕を利用してテントへ出入する際には、半開状態となっている開閉幕の移動側縁の形状が把持部材の形状に固定され、かつ該把持部材が錘の役割を果たすことで、開閉幕のはためきが抑制され、テント内部のプライバシーが確保される。
請求項5記載の発明によれば、把持部材は棒状であって、開閉幕の移動側縁の下端より下方に突説され、該棒状の把持部材が付設された前記移動側縁の下端が床面または地面に当設しうるため、開閉幕の移動側縁が地面に確実に固定されるため、風による開閉幕のはためきが抑制され、テント内部のプライバシーが確保される。
請求項6記載の発明によれば、筒状周壁体の頂部に屋根が着脱可能に付設されることで、テントの剛性が高まり、強風下でもテントの変形が阻止され、また、屋内での利用時にプライバシーが確保されると共に、屋外での利用時に雨や、直射日光が遮られ、テント内の環境が快適に保持される。
本願発明の折畳み式テントにおいて、筒状周壁体を正面右側上方から見た斜視図である。 図1に示した状態において、開閉幕を半開状態とした正面図である。 図3に示した開口部を有する略矩形状壁を、テント内側から見た図である。 開口部を有する略矩形状壁の下辺部の拡大図である。 床シートの角部に設けられた連結用孔に、筒状周壁部の両側縁下部に設けられたフックを係合する状態を図示した図面である。 ガイドレールが複数の折畳み部片からなり、ガイドレールが1本の棒状態に変換できる構造を示した要部縦断面図である。 ガイドレールを略矩形状壁に結合する第1結合部材にガイドレールの一端部が嵌合された状態を示した要部拡大図である。 ガイドレールを略矩形状壁に結合する第2結合部材にガイドレールの他端部が貫通された状態を示した要部拡大図である。 ガイドレールを略矩形状壁に結合する第2結合部材にガイドレールの他端部が固定された状態を示した要部拡大図である。 把持部材が付設された開閉幕の移動側縁下端が地面に当接している要部拡大図である。 把持部材が複数の折畳み部片からなり、把持部材が1本の棒状態に変換できる構造を示した要部縦断面図である。 筒状周壁体に屋根が付設された状態を正面右側上方から見た斜視図である。 図12に示された筒状周壁部のループ状係止片に、屋根角部のフックを係合する状態を示した図面である。
以下、図1ないし図13に示された本発明に係る折畳み式テントの一実施例について説明する。
図1に示されるように、本発明に係る折畳み式テント0は、4枚の略矩形状壁2の各両側縁2aが相隣る略矩形状壁の両側縁2aにそれぞれ折畳み可能に連結された筒状周壁体1から構成されている。
4枚の略矩形状壁2は、角部が湾曲した略矩形状の合成樹脂製の可撓性幕3の外周縁にベルト挿通部4が形成され、そのベルト挿通部4に図示されない弾性に富んだ無端フレームが挿通されることによって構成されている。前記無端フレームは、鋼製の帯状無端ベルトであって、厚さが1〜2mm、幅が5〜10mm程度に形成されている。また、4枚の略矩形状壁2の側縁上部には、ループ状係止片5がそれぞれ付設されている。なお、可撓性幕3の材質は、合成樹脂シートに限定されるものではなく、炭素繊維で補強された合成樹脂シートや、防水処理が施された布であってもよい。
略矩形状壁2の側縁2aの上下端部は、角部が湾曲した形状に形成されているため、略矩形状壁2の各隣接する側縁2aの上下端部に空隙部が存在するが、図4および図5に示されるように、三角形に近い形状の下閉塞面6、上閉塞面7によりこの上下の空隙部は閉塞されるようになっている。
図5に示されるように、略矩形状壁2の下閉塞面6には、アンカー連結片8と床シート連結用フック9が設けられている。アンカー連結片8には、図示されない地中に打込まれるアンカーが必要に応じて挿入されるアンカー挿入孔10が設けられている。床シート連結用フック9には、床シート50の角部の連結用孔51に係脱自在に係合される。
図2に示されるように、筒状周壁体1を構成する4枚の略矩形状壁2の内の1枚の略矩形状壁2における略矩形状無端フレームの下辺部2bの上方には、車椅子が通過できる矩形状の開口部11が設けられている。
開口部11の幅は車椅子の通過を想定して、少なくともその車幅よりも広く形成される。
また、開口部11の形状は、矩形状に限定されるものではなく、左右の側縁が湾曲した樽状や、下辺部が上辺部よりも長い台形状であってもよい。
図4に示されるように、下辺部2bの内、開口部11の下辺部を構成する開口部下辺部11cは、略矩形状壁2と同じ材質の可撓性幕3で構成されているが、強度の高い他の材質で構成されてもよく、該開口部下辺部11cを補強するための補強幕を重ねて構成されてもよい。この構成により、車椅子の車輪が開口部下辺部11cに乗り上げることによる開口部下辺部11cの破損を抑制することができる。なお、強度の高い他の材質としては、上述した炭素繊維で補強された合成樹脂等が挙げられる。また、鋼製の帯状無端ベルトに耐食処理が施されている場合には、開口部下辺部11cは、可撓性幕3と同一の材料で被覆されずに、鋼製の帯状無端ベルトが露出していてもよい。
図3に示されるように、開口部11の上辺部11aの上方に位置する可撓性幕3には、該開口部11の左右いずれか一方の部分を遮蔽できる目隠し幕12の上縁12aが一体に取付けられている。目隠し幕12は、筒状周壁体1と同じ可撓性幕3で構成され、一側縁12bは開口部11の一側縁11bを形成する略矩形状壁2と重なるように位置され、他側縁12dは開口部11の略中央に位置され、下縁12cは下辺部2bと重なるように位置する矩形状に形成されている。なお、目隠し幕12の幅は、開口部11と相対する部分の幅が前述した車椅子の車幅を超えていれば良く、一側縁12dの位置も開口部11や目隠し幕12の幅に応じて開口部11の中央に位置されていなくともよい。
開口部11の上辺部11aの上方に位置する可撓性幕3には、開口部11の幅よりも長いガイドレール20が、上辺部11aに沿って架設されている。
図6に示されるように、ガイドレール20は、管状態であって、長手方向に亘って複数個の分割片21に分割され、分割片21の一方の端部内周面に接続管22が一体に嵌着されている。前記分割片21には、全分割片21に亘って伸縮性に富んだ弾性紐23が一体に挿入されている。弾性紐23の両端は、ガイドレール20の両端に位置した分割片21に一体に結合され、複数の分割片21が隣接する分割片21と一体の接続管22に嵌合された状態では、複数の分割片21が一直線上に連結されて、1本のガイドレール20となる。ガイドレール20は、接続管22が分割片21の内周面に嵌着されているため、ガイドレール20の外周面に凹凸が殆ど形成されず、後述する開閉幕の移動が妨げられることがない。また、隣接する分割片21を弾性紐23の張力に逆らって引張ることにより、隣接する分割片21は相互に分離してガイドレール20は折畳み可能状態となるため、ガイドレール20を折畳むことで折畳み式テント0とともに容易に運搬できる。
ガイドレール20は、開口部11の左右の上方に位置する略矩形状壁2に取付けられた結合部材30に嵌合されることで架設されている。
図7〜図9に示されるように、結合部材30は、ガイドレール20の一端部が抜差し可能に嵌合される有底体である第1結合部材30aと、ガイドレール20の他端部が着脱可能に結合できる第2結合部材30bとで構成される。
図8に示されるように、第2結合部材30bには、着脱自在な面ファスナー31が付設されている。図8に示されるように、ガイドレール20の架設時には、面ファスナー31を外してガイドレール20の一端部を貫通させ、ガイドレール20の他端部を第1結合部材30aに差込んだ後に、図9に示されるように、ガイドレール30の他端部を貫通状態から後退させて面ファスナー31を閉じることでガイドレール20が結合部材30に取付けられる。
ガイドレール20には、開閉幕40が左右に開閉移動可能に吊設されている。
図3に示されるように、開閉幕40は、開口部11の一側縁11b側を移動側縁40aとし、開口部11の他側縁11d側を固定側縁40bとした場合に、固定側縁40bは略矩形状無端フレームの鉛直部分またはこれに隣接した部分に設けられた面ファスナーのような第1固定手段41によって取外し可能に固定されている。一方、移動側縁40aはガイドレール20に沿って開口部11の一側縁11bまで移動し、開口部11の全面を閉じるようにして、略矩形状無端フレームの鉛直部分またはこれに隣接した部分に設けられた面ファスナーのような第2固定手段42によって取外し可能に固定される。
開閉幕40の移動側縁40aまたはその近傍には、把持部材43が取外し可能に付設されている。
図10に示されるように、把持部材43は棒状であって、開閉幕40の移動側縁40a下端より下方に突設され、該棒状の把持部材43が付設された開閉幕40の移動側縁40aの下端が床面または地面に当接できるようになっている。なお、把持部材43は、開閉幕40の移動側縁40aの下端から挿入され、該下端に付設された面ファスナーのような固定手段47を用いて取付けられている。
図11に示されるように、把持部材43は、ガイドレール20と同様に分割片44と、接続管45と、弾性紐46とで構成されており、容易に折畳むことができる。なお、図11に示されるように、ガイドレール20とは異なり、接続管45は分割片44の一方の端部外周面に一体に嵌着されてもよい。
図12に示すように、筒状周壁体1には、屋根60が着脱可能に付設されてもよい。
屋根60は、前記筒状周壁体1の可撓性幕3と同様に合成樹脂製シートにより構成され、前記筒状周壁体1の平面形の正方形と相似した正方形状に形成される。
屋根60の裏面の角部には、図示されない前記屋根支持棒係合手段が設けられ、該屋根支持棒係合手段に、十字状に交差した2本の屋根支持棒61の両端を係合することにより、屋根60は、上方へ湾曲した屋根支持棒61の弾性復元力によりドーム状に形成される。
なお、屋根支持棒61は、把持部材43と同じ構造であり、容易に折畳むことができる。
図13に示されるように、その屋根60の4箇所の角部には、屋根接合手段62が設けられている。前記屋根接合手段62は、リング状連結ゴム63を介してフック64を取付けることで構成される。このフック64は、筒状周壁体1の略矩形状壁2の側縁上端に付設されたループ状係止片8に係合しうるようになっている。なお、屋根60の素材は、炭素繊維で補強された合成樹脂製シートまたは防水処理が施された布であってもよい。
本実施例の折畳み式テント0では、4枚の前記略矩形状壁2の内の1枚の略矩形状壁2における略矩形状無端フレームの下辺部2bの上方に開口部11が形成され、該開口部11の上辺部11aの上方に位置する前記略矩形状の可撓性幕3には、前記開口部11の左右いずれか一方の部分を遮蔽できる目隠し幕12の上縁12aが一体に取付けられると共に、前記上辺部11aに沿い架設されたガイドレール20に開閉幕40が左右に開閉移動可能に吊設されているため、開閉幕40を目隠し幕12に隣接するように移動させて開口部11を閉じることにより、車椅子に搭乗した利用者は、開閉幕40を操作しなくとも目隠し幕12を捲り上げるだけで該テントへの出入が可能となる。
結合部材30によって、ガイドレール20がテントと着脱可能に結合されているので、ガイドレール20を取外すことで、ガイドレール20をテントに対し簡単に取付け、取外し可能となり、テントの折畳みを容易に行うことができる。また、ガイドレール20の両端を固定することができるため、開閉幕40の開閉時にガイドレール20が確固と固定され、開閉幕40の操作時にガイドレール20を押える必要がなくなり、車椅子に搭乗したテント利用者は容易に開閉幕40の操作を行うことができる。
開閉幕40の移動側縁40aまたはその近傍には、棒状の把持部材43が付設されており、その移動側縁40aの下端部が床面や地面に設置しうる状態とされている。そのため、開閉幕40の操作時には移動側縁40aが一定の形状に該移動側縁40aが固定され、開閉幕40の操作が容易となるとともに、開閉幕40の移動側縁40aの下端部が確実に地面に固定されるため、風による開閉幕40のはためきが抑制され、テント内のプライバシーが確保される。
筒状周壁体1には、屋根60が着脱可能に付設されるため、屋内での利用時にプライバシーが確保されると共に、屋外での利用時に雨や、直射日光が遮られ、テント内の環境が快適に保持される。
前述したように、前記無端フレームは、鋼製の帯状無端ベルトであって、厚さが1〜2mm、幅が5〜10mm程度に形成されている。そのため、筒状周壁体1は、特許文献2記載のテントと同様に、容易に厚円盤状に折畳むことができ、かつ特別な手順を知らなくとも、鋼製帯状無端ベルトの弾性復元力により、極めて容易に折畳み式テント0を組み立てることができる。
折畳んだ筒状周壁体1、ガイドレール20、開閉幕40、把持部材43を一つのケースに収納することで車両を用いなくとも折畳み式テント0を容易に運搬することができる。
本発明は、災害時等の緊急用仮設テントとして利用される折畳み式テントであるが、アウトドアやイベント等における車椅子に搭乗した利用者用の休憩所等にも適用される。
0…折畳み式テント、1…筒状周壁体、2…略矩形状壁、2a…側縁、2b…下辺部、3…可撓性幕、4…ベルト挿通部、5…ループ状係止片、6…下閉塞面、7…上閉塞面、8…アンカー連結片、9…床シート連結用フック、10…アンカー挿入孔、11…開口部、11a…上辺部、11b…一側縁、11c…開口部下辺部、11d…他側縁、12…目隠し幕、12a…上縁、12b…一側縁、12c下縁、12d…他側縁、20…ガイドレール、21…分割片、22…接続管、23…弾性紐、30…結合部材、30a…第1結合部材、30b…第2結合部材、31…面ファスナー、40…開閉幕、40a…移動側縁、40b…固定側縁、41…第1固定手段、42…第2固定手段、43…把持部材、44…分割片、45…接続管、46…弾性紐、47…固定手段、50…床シート、51…連結用孔、60…屋根、61…屋根支持棒、62…屋根接合手段、63…リング状連結ゴム、64…フック

Claims (6)

  1. 角部が湾曲した形状の4枚の略矩形状の可撓性幕の外周縁に、弾性に富んだ略矩形状無端フレームが、それぞれ一体に付設されて、略矩形状壁が4枚形成され、該4枚の略矩形状壁の両側縁が相隣る略矩形状壁の両側縁にそれぞれ折畳み可能に連結されて筒状周壁体が構成された折畳み式テントにおいて、
    前記4枚の略矩形状壁の内の1枚の略矩形状壁における略矩形状無端フレームの下辺部の上方には、車椅子が通過できる開口部が形成され、
    該開口部の上辺部の上方に位置する前記可撓性幕には、前記開口部の左右いずれか一方の部分を遮蔽できる目隠し幕の上縁が一体に取付けられるとともに、前記上辺部に沿ってガイドレールが架設され、
    前記ガイドレールには、開閉幕が左右に開閉移動可能に吊設されたことを特徴とする折畳み式テント。
  2. 前記ガイドレールの一端部を着脱可能に結合できる第1結合部材が、前記開口部の左右いずれか一方の上部に位置して前記開口部を有する略矩形状壁に取付けられると共に、前記ガイドレールの他端部を着脱可能に結合できる第2結合部材が、前記開口部の他方の上部に位置して前記開口部を有する略矩形状壁に取付けられたことを特徴とする請求項1記載の折畳み式テント。
  3. 前記第1結合部材は、前記ガイドレールの一端部が抜差し可能に嵌合される有底体であり、前記第2結合部材は、前記ガイドレールの他端部が貫通可能に嵌合されると共に、前記ガイドレールの他端部が、貫通嵌合状態から後退した状態で固定されることを特徴とする請求項2記載の折畳み式テント。
  4. 前記開閉幕の移動側縁またはその近傍に把持部材が付設されたことを特徴とする請求項1ないし請求項3いずれか記載の折畳み式テント。
  5. 前記把持部材は棒状であって、前記開閉幕の移動側縁の下端より下方に突説され、該棒状の把持部材が付設された前記移動側縁の下端が床面または地面に当接しうることを特徴とする請求項4記載の折畳み式テント。
  6. 前記筒状周壁体の頂部に屋根が着脱可能に付設されたことを特徴とする請求項1ないし請求項5いずれか記載の折畳み式テント。
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