JP2021105324A - 梁補強金具及び梁補強金具積み重ね構造 - Google Patents
梁補強金具及び梁補強金具積み重ね構造 Download PDFInfo
- Publication number
- JP2021105324A JP2021105324A JP2019238235A JP2019238235A JP2021105324A JP 2021105324 A JP2021105324 A JP 2021105324A JP 2019238235 A JP2019238235 A JP 2019238235A JP 2019238235 A JP2019238235 A JP 2019238235A JP 2021105324 A JP2021105324 A JP 2021105324A
- Authority
- JP
- Japan
- Prior art keywords
- reinforcing metal
- beam reinforcing
- metal fitting
- protrusion
- hole
- Prior art date
- Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
- Granted
Links
Images
Landscapes
- Rod-Shaped Construction Members (AREA)
Abstract
Description
上記特許文献1に記載のような梁の補強構造は、貫通孔に鉄骨補強部材をはめ込み、鉄骨補強部材の一方の面側の周部全周を鉄骨に溶接してあり、他方の面側の周部全周を鉄骨に溶接しないので、施工コストの増加を抑制できる。
しかし、このような梁の補強構造は、鉄骨補強部材を鉄骨の厚み方向に位置決めするのが難しかったり、あるいは、梁を寝かせた状態で貫通孔に鉄骨補強部材をはめ込み、鉄骨補強部材と梁を仮溶接してから梁を裏返し、その後、鉄骨補強部材の周部全周を梁に溶接しなければならず、作業に多大な労力を要し、コストが増大しかねなかった。
この鉄骨梁補強金具は、鉄骨梁を寝かせた状態で、貫通孔の内部に突出部を挿入し、本体部の接触端面を鉄骨梁のウェブの側面に接触させるだけで、貫通孔に対して径方向および軸線方向に位置決めされるので、仮溶接が不要であり、固定作業中に鉄骨梁を裏返す必要がなく、作業の負担を大きく軽減できる。
本発明が解決しようとする課題は、梁の貫通孔にはめ込むことにより軸線方向及び径方向に位置決めできる突起を有しているにもかかわらず、多段に積み重ねても崩れにくく、保管及び搬送に有利な梁補強金具を提供することにある。
貫通孔を必要以上に大きくしないために、突起の径方向の幅を小さくしても、突起は上下に重なる梁補強金具の収容溝に収容されるので、保管や搬送の際に崩れないよう安定して積み重ねることができる。
梁補強金具を複数並べ、左右に隣接する梁補強金具をその上下に重なる梁補強金具で連結し、しかも、上下に重なる梁補強金具は径方向および周方向に位置決めされるので、積み重ねた多数の梁補強金具は安定するだけでなく、リングを積み重ねるときや使用するときに作業員が掴み易く、また、手を挟むことも少なくすることができる。
図1は、使用状態の梁補強金具1を示し、図2は、梁補強金具1を示し、図3は、積み重ねた状態の梁補強金具1を示している。
梁補強金具1は、鋼材を鍛造あるいは鋳造して成形され、貫通孔21と同心の円環状のリング状本体10を備える。リング状本体10の外径は貫通孔21の直径より大きく、リング状本体10の内径は貫通孔21の直径よりやや小さい。
また、リング状本体10の一端面10a及び他端面10bは、互いに平行で、かつ、梁2のウェブ20の側面と平行であり、一端面10aが梁2のウェブ20の側面に接触するようになっている。他端面10bは、一端面10aの反対側の面である。
位置決め突起11の断面は角形であり、貫通孔21の直径を配管や配線に必要な寸法より無用に大きくしないために、位置決め突起11の径方向の幅は4mm〜5mmとしてある。
すなわち、収容溝12は、梁補強金具1に対して、略半幅分左右方向にずらして他の梁補強金具と別の梁補強金具を重ねた場合にそれぞれの位置決め突起の一部を収容できるようになっている。
そして、一段目の2個の梁補強金具1の内、一方の梁補強金具1(図3における左方の他の梁補強金具)の位置決め突起11の一部(図3における右側部)を二段目の梁補強金具1の一側部(図3における左側部)の2つの収容溝12に嵌合し収容させ、他方の梁補強金具1(図3における右方の別の他の梁補強金具)の位置決め突起11の一部(図3における左側部)を二段目の梁補強金具1の他側部(図3における右側部)の収容溝12に嵌合して収容させる。
この結果、左右に隣り合って並んだ梁補強金具1は上下に重なった梁補強金具1によって連結され、上下に隣り合う梁補強金具1は径方向および周方向に位置決めされ、かつ、上下に重なるリング状本体10の一端面10aと他端面10bとが接触し、多数の梁補強金具1を安定して多段に積み重ねることができる。
なお、偶数段の梁補強金具1から飛び出して重ねられた奇数段の梁補強金具1の間にスペーサを設けて安定させるようにしても良い。
本発明は上記の実施の形態に限定されるものではない。例えば以下のようなものも含まれる。
10 リング状本体
11 位置決め突起
12 収容溝
2 梁
20 ウェブ
21 貫通孔
Claims (6)
- 梁を貫通する貫通孔に固定する梁補強金具であって、
外径が前記貫通孔の直径より大きく、内径が前記貫通孔の直径より小さく、前記梁の側面に接触する一端面及び前記一端面の反対側の他端面を有するリング状本体を備え、
前記リング状本体は、
前記一端面に突設され、前記貫通孔へ挿入可能な突起と、
前記他端面の一側部と他側部とに形成された収容溝と、を備え、
前記一側部に形成された収容溝は、前記突起と同一形状の突起を有する他の梁補強金具が前記一側部に重なるときに、該他の梁補強金具の突起の一部を収容可能な形状であり、
前記他側部に形成された収容溝は、前記突起と同一形状の突起を有する別の他の梁補強金具が前記他側部に重なるときに、該別の他の梁補強金具の突起の一部を収容可能な形状である
ことを特徴とする梁補強金具。 - 前記突起が前記貫通孔と同心の円環状であり、前記収容溝が円弧状であることを特徴とする請求項1に記載の梁補強金具。
- 前記一側部に形成された収容溝は、2箇所に形成されており、該2箇所に形成された収容溝が前記他の梁補強金具の突起の一部を収容可能であり、
前記他側部に形成された収容溝は、2箇所に形成されており、該2箇所に形成された収容溝が前記別の他の梁補強金具の突起の一部を収容可能である
ことを特徴とする請求項1又は請求項2に記載の梁補強金具。 - 梁を貫通する貫通孔に固定される梁補強金具の一側部に他の梁補強金具、他側部に別の他の梁補強金具を複数積み重ねた梁補強金具積み重ね構造であって、
前記梁補強金具の各々は、外径が前記貫通孔の直径より大きく、内径が前記貫通孔の直径より小さく、前記梁の側面に接触する一端面及び前記一端面の反対側の他端面を有するリング状本体を備え、
前記リング状本体は、
前記一端面に突設され、前記貫通孔へ挿入可能な突起と、
前記他端面の一側部と他側部とに形成された収容溝と、を備え、
前記一側部に形成された収容溝は、前記突起と同一形状の突起を有する他の梁補強金具が前記一側部に重なるときに、該他の梁補強金具の突起の一部を収容可能な形状であり、
前記他側部に形成された収容溝は、前記突起と同一形状の突起を有する別の他の梁補強金具が前記他側部に重なるときに、該別の他の梁補強金具の突起の一部を収容可能な形状であり、
前記他の梁補強金具の突起の一部を、前記梁補強金具の前記収容溝に収容させるとともに、前記別の他の梁補強金具の突起の一部を、前記梁補強金具の前記収容溝に収容されて積み重ねた
ことを特徴とする梁補強金具積み重ね構造。 - 前記突起が前記貫通孔と同心の円環状であり、前記収容溝が円弧状であることを特徴とする請求項4に記載の梁補強金具積み重ね構造。
- 前記一側部に形成された収容溝は、2箇所に形成されており、該2箇所に形成された収容溝が前記他の梁補強金具の突起の一部を収容可能であり、
前記他側部に形成された収容溝は、2箇所に形成されており、該2箇所に形成された収容溝が前記別の他の梁補強金具の突起の一部を収容可能である、
ことを特徴とする請求項4又は請求項5に記載の梁補強金具積み重ね構造。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP2019238235A JP7360587B2 (ja) | 2019-12-27 | 2019-12-27 | 梁補強金具及び梁補強金具積み重ね構造 |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP2019238235A JP7360587B2 (ja) | 2019-12-27 | 2019-12-27 | 梁補強金具及び梁補強金具積み重ね構造 |
Publications (2)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JP2021105324A true JP2021105324A (ja) | 2021-07-26 |
JP7360587B2 JP7360587B2 (ja) | 2023-10-13 |
Family
ID=76919253
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP2019238235A Active JP7360587B2 (ja) | 2019-12-27 | 2019-12-27 | 梁補強金具及び梁補強金具積み重ね構造 |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JP7360587B2 (ja) |
Family Cites Families (2)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JP4442824B2 (ja) | 2005-06-09 | 2010-03-31 | 岡部株式会社 | 鋼製梁の貫通孔補強構造及びそれに用いる貫通孔補強用具 |
JP2013116785A (ja) | 2011-12-02 | 2013-06-13 | Kaiei-Kyowa Concrete Co Ltd | 廃棄物収納用コンクリート容器と、廃棄物収納済みコンクリート容器を用いて構築された構造物 |
-
2019
- 2019-12-27 JP JP2019238235A patent/JP7360587B2/ja active Active
Also Published As
Publication number | Publication date |
---|---|
JP7360587B2 (ja) | 2023-10-13 |
Similar Documents
Publication | Publication Date | Title |
---|---|---|
WO2016132650A1 (ja) | 鋼管の継手機構及び連結方法 | |
JP4413167B2 (ja) | 鉄骨鉄筋コンクリート構造材の補強構造及びその施工方法 | |
JP2021105324A (ja) | 梁補強金具及び梁補強金具積み重ね構造 | |
JP5999547B2 (ja) | 継手部構造 | |
JP7360586B2 (ja) | 梁補強金具及び梁補強金具重ね合わせ構造 | |
JP7360585B2 (ja) | 梁補強金具及び梁補強金具積み重ね構造 | |
JP2020133312A (ja) | 梁貫通孔補強金具及び梁貫通孔補強構造 | |
JP4278105B2 (ja) | 鉄骨鉄筋コンクリート構造材の補強構造及びその施工方法並びに鉄骨補強用部材 | |
JP2021105325A (ja) | 梁補強金具の積み重ね構造、積み重ね方法及び梁補強金具 | |
JP4347817B2 (ja) | 梁開口部補強構造 | |
JP6467088B1 (ja) | 鋼管柱および鋼管柱の溶接接合用凸型部材 | |
JP2020056205A (ja) | 鉄骨梁補強金具及び鉄骨梁補強構造 | |
JP5999546B2 (ja) | 継手部構造 | |
JP2005282184A (ja) | 杭用鋼管などの金属製筒材用の継ぎ手 | |
JP6692468B2 (ja) | 鋼管柱および鋼管柱の溶接接合用凸型部材 | |
JP6606037B2 (ja) | 架構型配管拘束支持具、架構型配管拘束支持構造体、架構型配管拘束支持構造体の組立て方法 | |
JP6771907B2 (ja) | 筒状構造物の補修構造および補修方法 | |
JP7256035B2 (ja) | 梁補強金具を用いた梁補強構造および梁補強方法 | |
KR101914679B1 (ko) | 결합부재가 구비된 강관 버팀보 | |
JP2019027480A (ja) | 継手、接合体および接合方法 | |
JP6508858B1 (ja) | 鋼管杭、鋼管杭の継手および溶接接合用凸型部材 | |
KR101784946B1 (ko) | 해양 구조물 지지 장치 및 상기 해양 구조물 지지 장치를 제조하는 방법 | |
JP2017160705A (ja) | 柱脚構造 | |
JP2021195804A (ja) | 柱と梁との接合構造 | |
JP2005188258A (ja) | 柱継手構造 |
Legal Events
Date | Code | Title | Description |
---|---|---|---|
A621 | Written request for application examination |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A621 Effective date: 20221110 |
|
A977 | Report on retrieval |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A971007 Effective date: 20230821 |
|
TRDD | Decision of grant or rejection written | ||
A01 | Written decision to grant a patent or to grant a registration (utility model) |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A01 Effective date: 20230829 |
|
A711 | Notification of change in applicant |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A712 Effective date: 20230907 |
|
A61 | First payment of annual fees (during grant procedure) |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A61 Effective date: 20230907 |
|
A521 | Request for written amendment filed |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A821 Effective date: 20230907 |
|
R150 | Certificate of patent or registration of utility model |
Ref document number: 7360587 Country of ref document: JP Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R150 |