JP2021104821A - 食品包装用シート - Google Patents

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Takehiro Yamamoto
雄大 山本
雅也 長谷川
Masaya Hasegawa
雅也 長谷川
檜垣 高志
Takashi Higaki
高志 檜垣
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【課題】食品包装用シートについて、食品の付着を抑制する機能と、食品の包装状態を維持する包装状態保持機能とを両立させる。【解決手段】食品包装用シート10は、アルミニウム箔11と、アルミニウム箔11の片面であって、食品を包装する際にその食品が接触する側の面に積層された離型コート層12と、を備える。ここで離型コート層12が積層された側の面の摩擦係数は、0.12〜0.4に設定されている。アルミニウム箔の外面の摩擦係数は0.50以上であることから、食品との接触面の摩擦係数をそれより低くすることで滑り性が良くなり、食品付着が抑制される。一般的な食品包装用シートの食品との接触面の摩擦係数は0.10以下であるため、それよりも摩擦係数を高くすることで、通常の持ち運び態様では包装が開いてしまわない程度の範囲に滑り性が規制されることになり、包装状態保持機能も併せ持つ。【選択図】図2

Description

本発明は、おにぎりなどの食品を包装するための、食品包装用シートに関する。
おにぎりなどの食品を持ち運びする際に、包装材としてアルミニウム箔を用いることがよく行われているが、そのアルミニウム箔の食品と接触する側の面に、おにぎりの米粒など、食品の一部が付着しやすい欠点がある。
このことから、特許文献1のように、アルミニウム箔の食品と接触する側の面にシリコン樹脂などからなる離型コート層が積層された食品包装用シートも開発されている。なお、特許文献1の食品包装用シートは、食品をフライパンや蒸し器などで加熱調理する際に、その下に敷かれるクッキングシートとしても兼用される。
特許第2983523号公報
しかしながら、特許文献1のような食品包装用シートの場合、一般に離型コート層の滑りが良すぎる材質であることに起因して、包装した食品を持ち運びしていると、弁当箱などの容器にその食品が衝突したり、また振動によりシートの合わせ面同士がずれ動いたりするなどして、包装が徐々に緩んで開いてしまうことが懸念される。
包装が開いてしまうと、食品に菌や塵埃が付着して不衛生であるなど、食品の品質の低下をもたらしてしまう。
そこで本発明の解決すべき課題は、食品包装用シートについて、食品の付着を抑制する機能と、食品の包装状態を維持する包装状態保持機能とを両立させることである。
上記した課題を解決するため、発明にかかる食品包装用シートを、アルミニウム箔と、前記アルミニウム箔の片面に積層された離型コート層と、を備え、前記離型コート層が積層された側の面の摩擦係数(動摩擦係数)が、0.12〜0.4である構成を採用したのである。
このように構成すると、一般的なアルミニウム箔の外面の摩擦係数は0.50以上であることから、食品との接触面の摩擦係数をそれよりも有意に低くすることで、滑り性が良くなり、食品のシートに対する付着が抑制される。
また、一般的な食品包装用シートの食品との接触面の摩擦係数は0.10以下であるため、それよりも有意に接触面の摩擦係数を高くすることで、その滑り性が過剰に良くなることを防ぐことができる。これにより、通常の持ち運び態様では包装が開いてしまわない程度の範囲に滑り性が規制されることになり、包装状態保持機能も併せ持つことができる。
発明にかかる食品包装用シートにおいて、前記離型コート層は、ワックスからなる構成を採用することが好ましい。なお、ワックスとしては、各種樹脂(アクリル樹脂、ウレタン樹脂、エチルセルロース樹脂など)との混合物からなるものも使用することができ、本明細書ではこのようなものも便宜上単にワックスと表現する。
このように構成すると、離型コート層の材質にシリコン樹脂などを採用する場合に比べて、塗膜量の範囲を大きく設定することができる(塗膜量が大きくなると製造時の塗膜乾燥工程に時間がかかってしまうため、一般にアルミニウム箔へのシリコン樹脂の最大塗布膜は1.0g/m程度が限度なのに対して、ワックスの最大塗布膜は1.5g/m程度まで可能)ため、シートが所望の滑り性および包装状態保持性を有する範囲に、表面の摩擦係数を調整することが容易となる。
フライパンや蒸し器などの調理器具に載せて食品の調理器具に対する焦げ付きやこびり付きを防ぐ調理用シートとしても兼用される場合とは異なり、食品包装専用のシートの場合、高い耐熱性は必要とされないため、シリコン樹脂等ほどの耐熱性を有しないが、滑り性が過剰となることのないワックスを好適に用いることができる。
ワックスは、シリコン樹脂等に比べて塗布後の乾燥に要する熱量が少なく済むため、製造時の省エネ化および省コスト化も図られる。
発明にかかる食品包装用シートにおいて、前記ワックスは、植物系ワックス、動物系ワックス、鉱物系ワックス、石油系ワックス、合成ワックスなど例示でき、その中でも特に、カルナバロウ、キャンデリラワックス、木蝋またはライスワックスのいずれかである構成を採用することが好ましい。
ワックスを以上のものから選択すると、人体に無害であるため包装対象となる食品に付着しても安全であり、また過剰にならない適度の滑り性を得られるように調整しやすい。
発明にかかる食品包装用シートにおいて、前記ワックスの塗布量は、0.1〜1.0g/mである構成を採用するのが好ましい。コート量が0.1g/mを下回ると、離型コート層12を安定して形成することが困難となり、1.0g/mを上回ると膜厚が厚くなりすぎてコスト高となる。
ワックスの塗布量を上記範囲とすることで、適度な滑り性を有する離型コート層を、そのコート層の形成不良を起こすことなく、またコストが嵩むことなく形成することが可能となる。
発明にかかる食品包装用シートにおいて、前記ワックスからなる離型コート層は、アルミニウム箔のケシ面(マット面、つや消し面)に積層されている構成を採用するのが好ましい。
離型コート層をツヤ面(光沢面、鏡面、つや有り面)に設けると、光の干渉作用によりコート側の面に虹状の干渉模様が現れ、違和感が生じるおそれがある。離型コート層をケシ面に設けることで、干渉模様の発現が抑制される。
発明にかかる食品包装用シートにおいて、前記アルミニウム箔の厚みは、5〜30μmである構成を採用するのが好ましい。厚みが5μmを下回ると、薄すぎて破れやすくなり、30μmを上回ると、厚すぎて食品の外面に沿うように変形させにくくなる。
アルミニウム箔の厚みを上記範囲とすることで、シートの破孔や離型コート層の剥離の恐れのない食品包装用シートとすることができる。
また、発明にかかる食品包装用シートはおにぎり包装用であるのが好ましい。
米粒がシートに付着しやすいおにぎりについて、離型コート層の存在によりその付着を好適に抑制することができる。
おにぎりは極端に高温であることはないため、離型コート層がワックスなどの比較的熱に弱い材質からなる場合にも、変質することはなく、その食品の付着抑制機能と、包装状態保持機能とを好適に発揮することができる。
食品包装用シートを以上のように構成したので、食品の付着を抑制する機能と、食品の包装状態を維持する包装状態保持機能とを両立させることが可能となった。
食品包装用シートの使用状態を示す平面図 食品包装用シートの断面図
以下、図面を参照しつつ本発明の実施形態について説明する。
図1および図2に示す、実施形態の食品包装用シート10は、食品Fを包装するために用いられ、その食品が付着するのが防止されつつも、持ち運びの際に開いてしまわないように包装状態を保持することができるものである。
食品Fの種類は特に限定されないが、図示のようなおにぎりに食品包装用シート10は好適に用いられる。
図1および図2のように、実施形態の食品包装用シート10は、アルミニウム箔11と、アルミニウム箔11の片面であって、食品Fを包む際にその食品Fに接触する内面となる面に積層された離型コート層12と、を備える。
アルミニウム箔11としては、一方の面がツヤ面であり他方の面がケシ面である箔が用いられており、離型コート層12はそのケシ面に積層されている。
食品包装用シート10の形状は、図1では略正方形となっているが、食品を包みやすい形状であれば特に限定されず、略円形、略楕円形、略三角形などでもよく、使用時に所望の大きさにカットできるように、ロール状に巻き取られたものでもよい。
図2のアルミニウム箔11は、包装対象物となる食品Fを包装した際に、包装が開いてしまわないように、食品包装用シート10に包装状態保持性を与えるためのものである。
アルミニウム箔11の種類は特に限定されず、ここにいうアルミニウム箔にはアルミニウム合金箔も含まれる。このようなアルミニウム箔11の具体例としては、東洋アルミエコープロダクツ株式会社製の商品名「サンホイル(登録商標)」が挙げられる。
アルミニウム箔11の厚みも特に限定されないが、5〜30μmが好ましく、8〜12μmがより好ましく、10〜11μmがさらにより好ましい。
アルミニウム箔11の厚みが5μmを下回ると、薄すぎて食品包装の際の折り曲げ時に、シートが破孔等する可能性があり、30μmを上回ると、剛性が高くなりすぎて食品包装の際の折り曲げ時に離型コート層が剥離等する可能性がある。
アルミニウム箔11には、意匠性を付与する等の目的で印刷が施されていてもよい。
図1および図2の離型コート層12は、食品包装用シート10に、包装対象物となる食品Fが付着しないように、アルミニウム箔11の包装状態保持性を阻害しない範囲で、離型性を与えるためのものである。
離型コート層12の素材は、食品Fの付着を防止ないし抑制できる限りにおいて特に限定されないが、ワックス(植物系ワックス、動物系ワックス、鉱物系ワックス、石油系ワックス、合成ワックスなど)、シリコン樹脂、アクリル樹脂、ウレタン樹脂、エチルセルロース樹脂、鉱物油およびこれらの組み合わせが例示できる。なお、シリコン樹脂であっても、後述するように摩擦係数が0.12〜0.4となるように調整可能な限りにおいて離型コート層に使用可能である。
離型コート層12の素材は、上掲のなかでもワックスが好ましく、さらにはカルナバロウ、キャンデリラワックス、木蝋またはライスワックスがより好ましい。
また、離型コート層12には、抗菌剤等、離型性を与える材料以外の材料を含ませてもよい。
ここで図2のように、実施形態では、離型コート層12は、食品包装用シート10の片面にのみ形成しているが、両面に形成することもできる。
離型コート層12のアルミニウム箔11に対する積層の態様は特に限定されないが、エタノール等でワックス等を希釈したうえで塗布したり、押出成形したりすることが例示できる。
離型コート層12のコート量は特に限定されないが、0.1g/m〜1.0g/mが好ましく、0.2g/m〜0.5g/mがより好ましい。
コート量が0.1g/mを下回ると、離型コート層12を安定して形成することが困難となり、1.0g/mを上回ると膜厚が厚くなりすぎてコスト高となるからである。
実施形態の食品包装用シート10では、離型コート層12が形成された側の面(食品との接触面)の摩擦係数が0.12〜0.4となるように調整されている。より好ましい摩擦係数は0.15〜0.25である。
摩擦係数をこのような範囲に規定することは、離型コート層12の材料、コート量等を調整することで実現することができる。
ここで上記したワックスとしてのカルナバロウは、極めて硬い性質を持ち、またヒドロキシ酸エステルが多く、安定したエマルジョンが作りやすいため、その塗布により摩擦係数をかかる範囲に調整するのに好適である。
一般的なアルミニウム箔の外面の摩擦係数は0.50以上であることから、それよりも摩擦係数を低くすることで、食品との接触面の滑り性が高まり、食品のシートに対する付着が抑制される。
また、一般的な食品包装用シートの離型コート層が設けられた側の面の摩擦係数は0.10以下であるため、それよりも摩擦係数を高くすることで、食品との接触面の滑り性が、通常の持ち運び態様では包装が開いてしまわない程度の範囲に規制されることになり、アルミニウム箔11による包装状態の保持性を阻害することはない。
以下、本発明の実施例および比較例を挙げて、本発明の内容を一層明確にする。
実施例1として、アルミニウム箔(厚み11μm)のケシ面にワックス(種類:天然ワックスであるカルナバロウとエチルセルロース樹脂の混合物、塗布量:0.2g/m)からなる離型コート層を積層したシートを準備した。
また、実施例2として、ワックスの塗布量を0.4g/mとした以外は実施例1と同様にしてアルミニウム箔に離型コート層を積層したシートを準備した。
さらに、実施例3として、グラシン紙(厚み27μm、坪量25.8g/m)の片面に実施例1で用いたワックスを塗布量0.4g/mとして積層し、このグラシン紙のワックスを塗布した面と反対側の面とアルミニウム箔のケシ面とをエステル系ウレタン接着剤によるドライラミネーションにて接着することで、グラシン紙を介してアルミニウム箔に対して離型コート層を積層したシートを準備した。
また、比較例1として、東洋アルミエコープロダクツ株式会社製の商品名「サンホイル(登録商標)」単体を準備し、比較例2として、実施例1で用いたのと同じアルミニウム箔のケシ面にシリコン樹脂(種類:環状構造を持つシロキサンから構成されるシリコン樹脂、塗布量:0.2g/m)からなる離型コート層を積層したシートを準備した。
これら実施例および比較例のシートにつき、離型コート層が積層された側の面(比較例1ではケシ面)の摩擦係数を測定した。
試験機器としては、摩擦摩耗試験機である新東株式会社製のHEIDONー14DRを用い、シートにかける荷重は0.2kg/cm、シートの引張速度は100mm/分とし、シートの5つの検体につき、それぞれ9回測定したものの平均値を算出した。
その結果、実施例1のシートでは、摩擦係数は0.20、実施例2のシートでは、摩擦係数は0.16、実施例3のシートでは、摩擦係数は0.15、比較例1のシートでは、摩擦係数は0.50、比較例2のシートでは、摩擦係数は0.10となった。
(包装状態保持性テスト)
つぎに、実施例および比較例のシートにつき、縦20cm×横25cmにカットし、その離型コート層が積層された側の面(比較例1ではケシ面)の中央に、コンビニエンスストアで販売されている三角形の塩おにぎり(重量は109g、1辺の長さ8.5cm)を、その一辺がシートの横辺と平行になるようにそれぞれ載置した。そのうえで、実施例および比較例のシートにつき、まず、おにぎりの左斜辺を起点に折り込み、ついで、おにぎりの右斜辺を起点に折り込み、最後におにぎりの底辺を起点に折り込むことで、おにぎりを完全に包んだ。
これらおにぎりを包んだ実施例および比較例のシートにつき、JIS L 1076のピリング試験に準じておにぎりの包装状態保持性のテストをおこなった。
試験機器としては、株式会社大栄科学精器製作所製のピリング試験機P−9を用い、おにぎりを包んだ実施例および比較例のシートが収納される、ピリング試験機の回転軸に取り付けられた回転箱(立方体の木箱、なお、一般的なピリング試験では木箱の内面にコルク層を積層しているが、本試験ではコルク層は用いていない)の寸法は、縦230mm×横230mm×高さ230mmとし、その回転速度は1回転/秒とした。
回転箱の回転にしたがって、実施例および比較例のシートには、回転箱の内面に衝突することにより振動や衝撃が加えられることになるが、これに伴うおにぎりの包装状態の変化を10回転ごとに回転を停止させて目視により観察した。実施例および比較例につき、かかる試験を3回おこなった。
結果を次表1に示す。表1中、〇は回転箱の回転数が20回の時点でシートが開いておらずおにぎりが外部から視認できないことを、×は回転箱の回転数が20回の時点でシートが開きおにぎりが外部から視認できたことを、それぞれ示す。
Figure 2021104821
表1から、比較例2では、離型コート層の滑りが良すぎる(摩擦係数が小さい)ことに起因して、包装状態保持性が劣るのに対して、実施例1〜3では、離型コート層の滑り性が所定範囲に抑えられていることから、離型コート層が設けられていない比較例1と同等の包装状態保持性を有していることが確認された。
(食品付着性テスト)
つぎに、実施例および比較例のシートにつき、縦20cm×横25cmにカットし、その離型コート層が積層された側の面(比較例1ではケシ面)の中央に、コンビニエンスストアで販売されている三角形の塩おにぎり(重量は109g、1辺の長さ8.5cm)を、その一辺がシートの横辺と平行になるようにそれぞれ載置した。そのうえで、実施例および比較例のシートにつき、まず、おにぎりの左斜辺を起点に折り込み、ついで、おにぎりの右斜辺を起点に折り込み、最後におにぎりの底辺を起点に折り込むことで、おにぎりを完全に包んだ。このようにして、実施例および比較例それぞれのシートを用いておにぎりを包んだものを各5個ずつ準備した。そして、おにぎりを包んだ実施例および比較例のシートを常温で4時間放置し、4時間経過後に包装を開いてその離型コート層が設けられた側の面(比較例1ではケシ面)に、米粒が付着しているかどうかを目視により観察した。
結果を次表2に示す。表2中、〇は米粒が1粒も付着していないことを、×は米粒が1粒以上付着していることを、それぞれ示す。
Figure 2021104821
表2から、比較例1では、シートに米粒が付着しやすいのに対して、実施例および比較例2では、離型コート層が機能することで、シートに米粒が付着しにくいことが確認された。
以上のように、表1および表2から、比較例1のシートは、食品付着を抑制する機能が劣り、比較例2のシートは、包装状態を保持する機能が劣るのに対して、実施例1〜3のシートは、食品付着を抑制する機能と、包装状態を保持する機能とが、いずれも良好であることが確認された。
今回開示された実施形態および実施例はすべての点で例示であって制限的なものではない。本発明の範囲は特許請求の範囲によって示され、特許請求の範囲内およびこれと均等の意味でのすべての修正と変形を含む。
たとえば、実施形態では、食品包装用シート10を、アルミニウム箔11と、離型コート層12の二層構造としたが、さらに他の層をアルミニウム箔11と離型コート層12の間に積層することもできる。
そのような他の層の例としては、グラシン紙などからなる紙層が挙げられ、かかる他の層が紙層とフィルム層からなるなど複数層を構成していてもよい。
10 食品包装用シート
11 アルミニウム箔
12 離型コート層
F 食品

Claims (7)

  1. アルミニウム箔と、
    前記アルミニウム箔の片面に積層された離型コート層と、を備え、
    前記離型コート層が積層された側の面の摩擦係数は、0.12〜0.4である、食品包装用シート
  2. 前記離型コート層は、ワックスからなる請求項1に記載の食品包装用シート。
  3. 前記ワックスは、カルナバロウ、キャンデリラワックス、木蝋またはライスワックスのいずれかである請求項2に記載の食品包装用シート。
  4. 前記ワックスの塗布量は、0.1〜1.0g/mである請求項2または3に記載の食品包装用シート。
  5. 前記ワックスからなる離型コート層は、アルミニウム箔のケシ面に積層されている請求項2から4のいずれかに記載の食品包装用シート。
  6. 前記アルミニウム箔の厚みは、5〜30μmである請求項1から5のいずれかに記載の食品包装用シート。
  7. おにぎり包装用である、請求項1から6のいずれかに記載の食品包装用シート。
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