JP2021102831A - インナーウェア - Google Patents

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【課題】 冷却衣服の内に着用された場合に確実に身体が冷却され、特に冷却衣服の外に安全帯を装着した場合でも冷却効果が得られるようなインナーウェアを提供することを目的とする。【解決手段】 本発明に係るインナーウェア1は、着用者の上半身を覆うインナーウェア1であって、厚肉に形成された厚肉部20と、厚肉部より薄く形成されており通気性を有する薄肉部30とを備える。複数の厚肉部30が間隔を置いて配置されており、隣り合う厚肉部30同士の間に線状に延びる溝Gが区画される。【選択図】 図1

Description

本発明はインナーウェアに関し、特に外気を導入して身体を冷却する衣服の内に着用されるインナーウェアに関する。
外気を内部に導入して身体を冷却するような、いわゆる空調服と呼ばれる冷却衣服が知られている(特許文献1参照)。この冷却衣服にはファンが設けられており、このファンを作動すると、強制的に空気が内部に取り入れられ、着用者の身体の周りを空気が流れることによって、身体が冷却される。そのため冷却衣服を使用する際には、その内に通気性を有するインナーウェアを着用するのが一般的である(例えば特許文献2参照)。
冷却衣服とインナーウェアとの間に空気の通路が確保されていれば、そこを空気が流れるため身体を冷却することができる。冷却衣服とインナーウェアとが密着していたり、通路があっても閉塞された箇所があると、その部分には空気が流れないため、冷却効果が得られない。
また、高所作業を行う場合は、フルハーネス等の安全帯を着用する必要がある。冷却衣服を着用したその外に安全帯を着用する場合は、安全帯が脱落しないようしっかり締結しなければならないが、そうすると、冷却衣服が身体に向けて押し付けられ、インナーウェアとの間の空気の通路が閉塞することになる。すると冷却効果が得られなくなる。
そのため、安全帯が必要となる場合は、安全帯を着用してからその外に冷却衣服を着用する方法が採用されていた(特許文献1参照)。しかしその場合、安全帯を着脱するたびに冷却衣服を脱ぐ必要があり、また冷却衣服を着脱する度に命綱の連結部を調整する必要があり、これらが着用者の負担となっていた。
そのため、外に冷却衣服を着用した際に、冷却衣服との間に空気の通路が確保されて、身体の冷却が確実に行われるようなインナーウェアが求められていた。特に、冷却衣服の外にフルハーネス等の安全帯が着用された場合でも、冷却衣服との間の空気の通路が閉塞せず、冷却効果が得られるインナーウェアが求められていた。
特開2017−014644号公報 特開2001−049509号公報
上記問題点を鑑みて、本発明は、冷却衣服の内に着用された場合に確実に身体が冷却され、特に冷却衣服の外に安全帯を装着した場合でも冷却効果が得られるようなインナーウェアを提供することを目的とする。
本発明は、上記課題を解決するためになされたもので、請求項1に記載の発明は、着用者の上半身を覆うインナーウェアであって、厚肉に形成された厚肉部と、前記厚肉部より薄く形成されており通気性を有する薄肉部とを備えることを特徴とするインナーウェアである。
請求項1に記載の発明によれば、外に着用された冷却衣服との間に空間が形成されて、そこを空気が流れることで身体が冷却されるインナーウェアを提供することができる。
請求項2に記載の発明は、複数の前記厚肉部が間隔を置いて配置されており、隣り合う前記厚肉部同士の間に線状に延びる溝が区画されることを特徴とする請求項1に記載のインナーウェアである。
請求項2に記載の発明によれば、外に着用された冷却衣服との間に空気の通路が確保され、身体が確実に冷却されるインナーウェアを提供することができる。
請求項3に記載の発明は、当該インナーウェアより外に安全帯が着用された場合に、前記安全帯のベルトと前記溝の延びる方向とが交差することを特徴とする請求項2に記載のインナーウェアである。
請求項3に記載の発明によれば、外に冷却衣服及び安全帯を着用した場合でも、冷却衣服との間に形成された溝が閉塞されるおそれがなく、身体が確実に冷却されるインナーウェアを提供することができる。
請求項4に記載の発明は、当該インナーウェアより外に安全帯が着用された場合に、前記安全帯のベルトの幅より前記溝の幅が小さいことを特徴とする請求項2に記載のインナーウェアである。
請求項4に記載の発明によれば、外に冷却衣服及び安全帯を着用した場合でも、冷却衣服との間に形成された溝が閉塞されるおそれがなく、身体が確実に冷却されるインナーウェアを提供することができる。
請求項5に記載の発明は、前記厚肉部が身頃に身丈方向に並べて配置されており、最も下の前記厚肉部の厚さが最も上の前記厚肉部の厚さより小さいことを特徴とする請求項2に記載のインナーウェアである。
請求項5に記載の発明によれば、着用者の身体の動きに対する拘束が小さいインナーウェアを提供することができる。なお、身頃には前身頃と後身頃が含まれる。
請求項6に記載の発明は、弾性を有するクッション材を前記厚肉部が有することを特徴とする請求項1〜5のいずれかに記載のインナーウェアである。
請求項6に記載の発明によれば、着用者が身体を動かした場合も外に着用された冷却衣服との間に空間が確保されるインナーウェアを提供することができる。
請求項7に記載の発明は、前記クッション材のうち、着用者の身体に近接する面に、連続する凹凸が設けられていることを特徴とする請求項6に記載のインナーウェアである。
請求項7に記載の発明によれば、厚肉部に接触する部位から発せられる熱や汗が薄肉部に誘導されるインナーウェアを提供することができる。
本発明によれば、外に着用された冷却衣服との間に空間が形成されて、空気が流れることで身体が冷却されるインナーウェアを提供することができる。
本発明の実施形態に係るインナーウェアの全体を示す図であって、(a)は正面図であり、(b)は背面図である。 本発明の実施形態に係るインナーウェアの流通部を説明する図であって、(a)は図1の部分Aを拡大して模式的に示す拡大模式図であり、(b)は(a)の断面を模式的に示す断面模式図である。 本発明の実施形態に係るインナーウェアのクッション材を示す斜視図である。 本発明の実施形態に係るインナーウェアの外に冷却衣服及び安全帯を着用した状態を示す図であって、(a)は正面図であり、(b)は背面図である。 本発明の実施形態に係るインナーウェアの流通部を説明する図であって、図4の断面B−Bを模式的に示す断面模式図である。 本実施形態の変形例に係るインナーウェアの流通部を説明する断面模式図である。
[実施形態]
次に、本発明に係る衣服の実施形態について図面を参照しながら説明する。なお、以下に述べる実施形態は、本発明の好適な実施形態であるから、技術的に好ましい種々の限定が付されているが、本発明の範囲は、以下の説明において特に本発明を限定する旨の記載がない限り、これらの態様に限られるものではない。
まず、本発明の実施形態に係るインナーウェアの全体構成について、図1に基づき説明する。図1は、本発明の実施形態に係るインナーウェアの全体を示す図であって、(a)が正面図であり、(b)が背面図である。
図1に示すように、本実施形態に係るインナーウェア1は着用者の上半身を覆うよう構成されている。インナーウェア1は厚肉に形成された厚肉部20と、厚肉部20より薄く形成された薄肉部30を有する。薄肉部30は通気性を有し、着用者が発汗した場合、薄肉部30を通過して気化して身体が冷却される。インナーウェア1のうち多くの部分を薄肉部30が占めており、厚肉部20は薄肉部30に取り囲まれるよう配置されている。
厚肉部20はそれぞれ細長いブロック状に形成されており、複数の厚肉部20が間隔を置いて配置されている。厚肉部20同士の間には薄肉部30が線状に延びている。厚肉部20と線状の薄肉部30とが交互に並んで配置された部分は、空気が流通する流通部を構成している。図1(a)に示すように、前身頃の両胸付近には前方流通部1a,1aが設けられている。また図1(a),(b)に示すように、両肩付近には肩流通部1b,1bが設けられてる。また図1(b)に示すように、後身頃の中央付近には背流通部1cが設けられている。
次に、厚肉部20と薄肉部30とが交互に並んで配置されて構成される流通部について、図2を用いて説明する。図2は、本発明の実施形態に係るインナーウェアの流通部を説明する図であって、(a)は図1の部分Aを拡大して模式的に示す拡大模式図であり、(b)は(a)の断面を模式的に示す断面模式図である。
図2には、前方流通部1aの下部の二つの厚肉部20とその周囲の薄肉部30が示されている。この部分においてインナーウェア1は、布地10、カバー布片11、クッション材21で構成されている。布地10は通気性を有する布であって、インナーウェア1の全体にわたっており、着用時には内側(身体に近い側)に位置する。カバー布片11も通気性を有し、縫合線Sで布地10に縫合されており、着用時には外側(身体から遠い側)に位置する。
布地10とカバー布片11との間にクッション材21が配置されている。具体的には、布地10とカバー布片11とは、閉じられた縫合線Sで袋状に縫合され、その中にクッション材21が収容されている。インナーウェア1において、クッション材21が配置されている部分が厚肉部20を構成し、それ以外の部分が薄肉部30a,30bとなる。厚肉部20の厚さは、布地10、クッション材21及びカバー布片11の厚さで決定され、複数ある厚肉部20毎にクッション材21の厚さを変えることにより、厚肉部20毎に厚さを変えることができる。
なお、薄肉部30aは布地10の一枚から構成され、薄肉部30bは布地10とカバー布片11の二枚が重なって構成されているが、薄肉部30a,30bいずれも厚肉部20より薄く、またいずれも通気性を有する。なお、図2で薄肉部30bとして示した箇所について、カバー布片11を切除して布地10の一枚で構成することも可能である。
図2(a)に示すように、上下に並ぶ厚肉部20同士の間には薄肉部30bが概ね左右に線状に延びている。これにより、図2(b)に示すように厚肉部20同士の間に溝Gが区画される。なお溝Gの底は薄肉部30bで構成される。流通部は、図2(a)に示す左右方向に延びる溝Gを有することになる。
次に、流通部を構成する部材について説明する。布地10及びカバー布片11の素材は任意に選択できるが、好適には伸縮性を有する素材が用いられ、具体的にはポリエステルなどの合成繊維や綿などの天然繊維からなり、伸縮性を持たせた編物や織物が使用される。布地10及びカバー布片11が伸縮性を有していると、着用時に布地10が身体に密着するように構成できる。なお、身体に密着させないよう構成することも可能であるし、伸縮性が少ない素材を使用することももちろん可能である。
次にクッション材21について図3を用いて説明する。図3は、本発明の実施形態に係るインナーウェアのクッション材を示す斜視図である。クッション材21は、弾性を有する素材からなり、図示のように略直方体状に形成されている。クッション材21の素材は任意に選択することができるが、好適には弾性が高く軽量な発泡樹脂が用いられ、さらに好適には架橋ポリエチレンフォームが用いられる。これにより、インナーウェア1が全体的に軽量となり、また着用者の身体の動きを過度に拘束することがない。
また、クッション材21には厚さ方向に貫通孔H,・・・,Hが設けられており、インナーウェア1に装着されたときに貫通孔Hが内外方向を向くよう配置される。この貫通孔Hは通気性確保に寄与するが、貫通孔Hは必須ではない。クッション材21のうち、着用者の身体に近い方の面は、波状に連続する凹凸が設けられた凹凸面21aとされている。身体に近接する面が凹凸面21aであることにより、厚肉部20に接触する部位から発せられる熱や汗を、薄肉部30に誘導することができる。なお、連続する凹凸は波状に限られず、鋸状など任意の形状の凹凸とすることができる。また、クッション材21の全ての面を平坦にすることももちろん可能である。
次に流通部にある厚肉部20及び溝Gについて図1を用いて説明する。インナーウェア1は前身頃の左右に前方流通部1a,1aを、両肩に肩流通部1b,1bを、後身頃に背流通部1cを有している。前方流通部1a及び背流通部1cは、身幅方向に延び細長く形成された複数の厚肉部20が身丈方向に並べて配置されている。そのため、前方流通部1a及び背流通部1cは、身幅方向に延びる溝Gを複数有している。
前方流通部1a及び背流通部1cそれぞれの最も下に位置する厚肉部20bは、それぞれの最も上に位置する厚肉部20aよりも薄く形成されている。前方流通部1a及び背流通部1cにおいて、上部よりも下部の厚肉部20の方が薄ければ、着用者の身体の動きに対する拘束が小さくなり、身体の曲げ伸ばしを容易にすることができる。
肩流通部1bは、身体の前後方向に延び細長く形成された複数の厚肉部20が、肩口から腕に向けて並べて配置されている。そのため肩流通部1bは、身体の前後方向に延びる溝Gを複数有している。また、溝Gがあることで着用者の腕の動きに対する拘束が小さくなり、容易に腕を動かすことができる。また肩流通部1bの腕に近い厚肉部20bは、最も肩口に近い厚肉部20aよりも薄く形成されている。
次に、本発明の実施形態に係るインナーウェアと、冷却衣服及び安全帯を併用した場合の作用について、図4,5に基づき説明する。図4は、本発明の実施形態に係るインナーウェアの外に冷却衣服及び安全帯を着用した状態を示す図であって、(a)は正面図であり、(b)は背面図である。図5は、本発明の実施形態に係るインナーウェアの流通部を説明する図であって、図4の断面B−Bを模式的に示す断面模式図である。
図4に示すように、着用者はインナーウェア1を着用した上に冷却衣服91を着用し、さらにその上に安全帯としてフルハーネス92を着用している。冷却衣服91は、図4(b)に示すように、後身頃にファン91a,91aが設けられており、ファン91aにより外部の空気が冷却衣服91の内部に導入され、襟などから排出されることで、着用者の身体が冷却される。
図4に示すフルハーネス92は、身体の複数の箇所を支えることで一部が集中的に圧迫されるのを防ぐ安全帯であり、肩ベルト92a,92a及び背ベルト92b,92bを備えている。フルハーネス92を正しく着用すると、肩ベルト92a,92aは、インナーウェア1の前方流通部1a,1a、肩流通部1b,1b(図4(a)参照)及び背流通部1c(図4(b)参照)の上に位置する。また背ベルト92bは、背流通部1cの上に位置する(図4(b)参照)。なお、フルハーネス92は使用中に脱落しないようしっかり締結する必要がある。
次にインナーウェア1と冷却衣服91との間の状態について、図5に基づき説明する。図5には、フルハーネス92の肩ベルト92aの下の前方流通部1aの断面が模式的に示される。インナーウェア1の厚肉部20の上に冷却衣服91が乗っており、さらにその上にフルハーネス92の肩ベルト92aが乗っている。なおフルハーネス92はしっかり締結されているため、冷却衣服91と肩ベルト92aはインナーウェア1に向けて押さえつけられている。
図5に示すように、厚肉部20,20の間には薄肉部30が位置しており、厚肉部20と薄肉部30によって溝Gが形成されている。冷却衣服91は肩ベルト92aによってインナーウェア1に向けて押さえつけられているが、冷却衣服91は厚肉部20に密着して、そこで留まる。そのため、溝Gは閉塞されることがなく、溝Gを通じて図5の紙面に垂直な方向に空気が流通することが可能となる。
図4に示すように、肩ベルト92aと前方流通部1a及び背流通部1cにおける溝Gの延びる方向とは、交差している。そのため肩ベルト92aが溝Gに入り込むことはなく、溝Gを通じて空気が流通することが可能となる。前方流通部1a及び背流通部1cにおいて溝Gは概ね身幅方向に延びており、そのため身幅方向に空気が流通することが可能となる。
また図4に示すように、肩流通部1bの上に肩ベルト92aが位置しているが、肩流通部1bの溝Gの幅が肩ベルト92aの幅より小さく設定されている。そのため肩ベルト92aが溝Gに入り込んで閉塞することはなく、溝Gを通じて空気が流通することが可能となる。肩流通部1bにおいて溝Gは概ね身体の前後方向に延びており、そのため身体の前後方向に空気が流通することが可能となる。
なお、図5は図4における断面B−Bを示した断面模式図であるが、フルハーネス92のベルトの下に位置する流通部は概ね同様の状態となり、溝Gの延びる方向に空気が流通することが可能となる。このように、インナーウェア1が、フルハーネス92のベルトの位置の下において、間隔を置いて配置された複数の厚肉部20を有する流通部を備えることで、冷却衣服91の内部で空気の流通が確保され、外部から導入された空気が閉塞されることなく冷却衣服91内部全体に行き渡り、まんべんなく冷却効果を確保することができる。
なお、厚肉部20は内部にクッション材21を有するため(図2参照)、フルハーネス92をしっかり締結した場合でも身体に作用する圧力は軽減される。
また安全帯を着用しない場合でも、インナーウェア1を着用することで冷却衣服91との間に空気の通路が確保されるため、冷却衣服91の内部の通気性が高まり、身体を確実に冷却することできるようになる。
[変形例]
次に本実施形態の変形例に係るインナーウェアについて、図6に基づいて説明する。図6は、本実施形態の変形例に係るインナーウェアの流通部を説明する図であり、図5に対応する断面を示す断面模式図である。
先述の実施形態に係るインナーウェアは、間隔を置いて配置された複数の厚肉部を備えて流通部を構成していたが、変形例に係るインナーウェア1は、図6に示すように、単数の厚肉部20を有する。インナーウェア1の上に冷却衣服91及びフルハーネス92を着用した場合、インナーウェア1の厚肉部20の上に冷却衣服91が乗り、さらにその上にフルハーネス92のベルトが乗る。このとき、インナーウェア1と冷却衣服91との間には、厚肉部20の隣に空隙C,Cが形成される。この空隙Cを通じて図6の紙面に垂直な方向に空気が流通することが可能となる。
また本実施形態に係るインナーウェアでは、図1に示すように厚肉部20が細長い形状であったが、形状はこれに限られず、例えば短円柱状や円錐台状、半球状に形成することも可能であり、またこれを分散して配置することも可能である。
1 インナーウェア
1a 前方流通部
1b 肩流通部
1c 背流通部
10 布地
11 カバー布片
20,20a,20b 厚肉部
21 クッション材
21a 凹凸面
30,30a,30b 薄肉部
91 冷却衣服
91a ファン
92 フルハーネス(安全帯)
92a 肩ベルト
92b 背ベルト
C 空隙
G 溝
H 貫通孔
S 縫合線
本発明は、上記課題を解決するためになされたもので、請求項1に記載の発明は、着用者の上半身を覆うインナーウェアであって、厚肉に形成された厚肉部と、前記厚肉部より薄く形成されており通気性を有する薄肉部とを備え、身幅方向に延び細長く形成された複数の前記厚肉部が間隔を置いて身頃に身丈方向に並べて配置されており、身幅方向に線状に延びるとともにその底が前記薄肉部から構成される複数の溝が、隣り合う前記厚肉部同士の間に区画されることを特徴とするインナーウェアである。
請求項1に記載の発明によれば、外に着用された冷却衣服との間に空気の通路が確保され、身体が確実に冷却されるインナーウェアを提供することができる。なお、身頃には前身頃と後身頃が含まれる。
請求項に記載の発明は、着用者の上半身を覆うインナーウェアであって、厚肉に形成された厚肉部と、前記厚肉部より薄く形成されており通気性を有する薄肉部とを備え、複数の前記厚肉部が間隔を置いて配置されており、隣り合う前記厚肉部同士の間に線状に延びる溝が区画され、前記厚肉部が身頃に身丈方向に並べて配置されており、最も下の前記厚肉部の厚さが最も上の前記厚肉部の厚さより小さいことを特徴とするインナーウェアである。
請求項に記載の発明によれば、着用者の身体の動きに対する拘束が小さいインナーウェアを提供することができる。なお、身頃には前身頃と後身頃が含まれる。
請求項に記載の発明は、弾性を有するクッション材を前記厚肉部が有することを特徴とする請求項1又は2に記載のインナーウェアである。
請求項に記載の発明によれば、着用者が身体を動かした場合も外に着用された冷却衣服との間に空間が確保されるインナーウェアを提供することができる。
請求項に記載の発明は、前記クッション材のうち、着用者の身体に近接する面に、連続する凹凸が設けられていることを特徴とする請求項に記載のインナーウェアである。
請求項に記載の発明によれば、厚肉部に接触する部位から発せられる熱や汗が薄肉部に誘導されるインナーウェアを提供することができる。

Claims (7)

  1. 着用者の上半身を覆うインナーウェアであって、
    厚肉に形成された厚肉部と、
    前記厚肉部より薄く形成されており通気性を有する薄肉部とを備える
    ことを特徴とするインナーウェア。
  2. 複数の前記厚肉部が間隔を置いて配置されており、隣り合う前記厚肉部同士の間に線状に延びる溝が区画される
    ことを特徴とする請求項1に記載のインナーウェア。
  3. 当該インナーウェアより外に安全帯が着用された場合に、前記安全帯のベルトと前記溝の延びる方向とが交差する
    ことを特徴とする請求項2に記載のインナーウェア。
  4. 当該インナーウェアより外に安全帯が着用された場合に、前記安全帯のベルトの幅より前記溝の幅が小さい
    ことを特徴とする請求項2に記載のインナーウェア。
  5. 前記厚肉部が身頃に身丈方向に並べて配置されており、
    最も下の前記厚肉部の厚さが最も上の前記厚肉部の厚さより小さい
    ことを特徴とする請求項2に記載のインナーウェア。
  6. 弾性を有するクッション材を前記厚肉部が有する
    ことを特徴とする請求項1〜5のいずれかに記載のインナーウェア。
  7. 前記クッション材のうち、着用者の身体に近接する面に、連続する凹凸が設けられている
    ことを特徴とする請求項6に記載のインナーウェア。
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