JP2020125561A - 衣料 - Google Patents

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Hisahiro Noda
尚浩 野田
茂樹 佐野
Shigeki Sano
茂樹 佐野
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Abstract

【課題】送風機の取り付け時に表地がよれにくい衣料を提供する。【解決手段】表地11と、裏地12と、表地11に形成される開口部20と、開口部20に取り付けられ、空気を表地11と裏地12の間に取り込む送風機30であって、送風機本体部を有する第1部分31と、第1部分31に係合し第1部分31を開口部20に固定する第2部分32とを有する送風機30と、裏地12に形成され、空気を着用者側に排出する複数の排気口28と、を有する衣料1であって、開口部20は裏縁部分23と表縁部分22とを有し、(1)または(2)を満たす。(1)第2部分32は裏縁部分23に接し、裏縁部分23の特定摩擦抵抗は、表地11の裏側面25(裏縁部分23を除く)の特定摩擦抵抗より小さい。(2)第2部分32は表縁部分22に接し、表縁部分22の特定摩擦抵抗は、表地11の表側面24(表縁部分22を除く)の特定摩擦抵抗より小さい。【選択図】図5

Description

本発明は、表地と裏地の間に空気を通すことで身体の熱を外に逃がすことができる送風機付きの衣料に関するものである。
熱中症等の対策として、現場作業時、運動時、スポーツ観戦時等に着用する送風機付きの衣服が開発されている。例えば、特許文献1には表布と裏布との間の通気ダクトに該当する箇所に介在して通気ダクトの通気可能状態を維持するスペーサー手段が設けられている衣服が開示されている。この衣服は裾ピースにおいてファンユニットを備え、ファンユニットは、裾ピースにファンユニットのハウジングが固定され、ハウジング内に空気入り口から空気を吸い込んで空気出口へ排出することができるように構成されているファン本体が収容されている。
特開2015−212447号公報
しかし、送風機本体部を有する第1部分と第1部分に係合する第2部分を有する送風機を衣料の表地に設けられる開口部に取り付けるときに、第1部分または第2部分と表地の間に摩擦が生じるため、第1部分と第2部分の係合に伴い表地の開口部周囲がよれることがあった。特に第1部分と第2部分で表地の開口部周囲を挟んで、第1部分と第2部分を互いに回転させることによって締結する場合に表地がよれやすかった。そこで、第1の観点では、送風機の取り付け時に表地がよれにくい衣料を提供することを目的とする。
また、表地に取り付けられた送風機が表地に対して滑ることで送風機の位置ずれや回転ずれが起こることがあった。そこで、第2の観点では、表地に取り付けられた送風機の位置ずれや回転ずれを防ぐことができる衣料を提供することを目的とする。
前記課題を解決することができた第1の観点の特徴を有する本発明の衣料の一実施態様は、表地と、表地よりも着用者の肌側に配置されている裏地と、表地に形成されている開口部と、開口部に取り付けられており、外部の空気を表地と裏地の間に取り込む送風機であって、送風機本体部を有する第1部分と、第1部分に係合しており第1部分を開口部に固定する第2部分とを有する送風機と、裏地に形成されており、表地と裏地の間の空気を着用者側に排出する複数の排気口と、を有している衣料であって、開口部は、その縁部分であって裏地に対向している裏縁部分と、裏縁部分とは反対側の表縁部分とを有しており、下記(1)または(2)のいずれかを満たすことを特徴とする。
(1)第2部分は裏縁部分に接しており、裏縁部分の特定摩擦抵抗は、表地の裏側面(裏縁部分を除く)の特定摩擦抵抗よりも小さい。
(2)第2部分は表縁部分に接しており、表縁部分の特定摩擦抵抗は、表地の表側面(表縁部分を除く)の特定摩擦抵抗よりも小さい。
上記(1)または(2)の要件を満たすことにより、第2部分に対する表地の滑り性が良好になるため、開口部への送風機の取り付けに際し、第1部分と第2部分の係合に伴って表地がよれることを防ぐことができる。
第2部分は、第1部分に対して回転可能に設けられていることが好ましい。これにより、第2部分を第1部分に係合させやすくなるため、表地に送風機を取り付けやすくなる。
縁部分の最小外径は、第2部分の最大外径よりも小さいことが好ましい。これにより、第2部分と縁部分の接触面積を確保することができるため、第2部分に対して表地が過度に滑ることによる送風機の位置ずれや回転ずれを防ぐことができる。
裏縁部分または表縁部分に、合成皮革が配置されていることが好ましい。合成皮革の表面は適度な滑り性を有していることから、このように合成皮革が配置されることにより、第2部分に対する表地の滑り性を高めることができる。このため、衣料の開口部への送風機の取り付けに際し、第1部分と第2部分の係合に伴って表地がよれることを防ぐことができる。
開口部の縁端部において合成皮革の端部が露出していることが好ましい。これにより、
合成皮革の端部は送風機に面するように配される。合成皮革の端部は適度な凹凸を有していることから、第1部分と第2部分の係合の際に合成皮革の端部と送風機が接触することで合成皮革の端部は滑り止めとして機能する。このため、開口部に取り付けられた送風機の位置ずれや回転ずれを防ぐことができる。
前記課題を解決することができた第2の観点の特徴を有する本発明の衣料の一実施態様は、表地と、表地よりも着用者の肌側に配置されている裏地と、表地に形成されている開口部と、開口部に取り付けられており、外部の空気を表地と裏地の間に取り込む送風機と、裏地に形成されており、表地と裏地の間の空気を着用者側に排出する複数の排気口と、表地と裏地との間または表地の表側よりも形成されており、樹脂を含む防滑層と、を有しており、開口部の縁端部において防滑層が露出していることを特徴とする。これにより、防滑層が送風機に面するように配置される。防滑層は樹脂を含むことから、表地への送風機の取り付けの際に防滑層と送風機が接触することで防滑層は滑り止めとして機能する。このため、開口部に取り付けられた送風機の位置ずれや回転ずれを防ぐことができる。
防滑層は、送風機が取り付けられている開口部の縁部分のみに設けられていることが好ましい。これにより、防滑層と送風機の接触面積を適度に設定することができるため、送風機に対する表地の滑り性が適度に確保される。このため、防滑層と送風機の間の摩擦抵抗が過度に大きくなることで、開口部への送風機の取り付けに際し表地がよれることを防ぐことができる。
防滑層は、繊維層を有することが好ましい。繊維層の繊維が防滑層の骨組みとして機能するため、防滑層の強度を高めることができる。
防滑層は、樹脂層を有することが好ましい。これにより、防滑層の強度を高めたり、弾力性、滑り性や風合いを付加したりすることができる。
開口部は、表地と防滑層との積層体をレーザー裁断して形成されたものであることが好ましい。このように開口部を形成することにより、防滑層を露出させることができるため、開口部の縁端部において、防滑層の端部を送風機と接触させることができる。また、レーザー熱により積層体の切断面が融着するため、積層体のほつれを防ぐこともできる。
防滑層は、表地よりも厚いことが好ましい。これにより、防滑層の端部において、防滑層と送風機の接触面積を大きくすることができるため、防滑層の滑り止め効果をより一層高めることができる。
また、本発明には、上記第2の観点に基づく衣料を製造する方法も含まれる。本発明の衣料の製造方法の一実施態様は、表地と表地に形成されている防滑層を有する積層体を準備する工程と、積層体をレーザー裁断して開口部を形成する工程と、開口部に送風機を取り付ける工程と、を有する。このように開口部を形成することにより、防滑層を露出させることができるため、防滑層を送風機と接触させることができる。またレーザー熱により積層体の切断面が融着するため、積層体のほつれを防ぐこともできる。
第1の観点に基づく本発明の衣料によれば、送風機の第2部分に対する表地の滑り性が良好になるため、開口部への送風機の取り付けに際し、第1部分と第2部分の係合に伴って表地がよれることを防ぐことができる。
第2の観点に基づく本発明の衣料によれば、防滑層が送風機に面するように配置される。防滑層は樹脂を含むことから、表地への送風機の取り付けの際に防滑層と送風機が接触することで防滑層は滑り止めとして機能する。このため、開口部に取り付けられた送風機の位置ずれや回転ずれを防ぐことができる。
本発明の実施の形態1に係る衣料の前身頃を表側から見た平面図を表す。 図1に示した前身頃を裏側から見た平面図を表す。 図1に示した衣料の後身頃を表側から見た平面図を表す。 図1に示した衣料の後身頃を裏側から見た平面図を表す。 図3のV−V線に沿った断面図を表し、開口部における送風機と表地の取り付け状態を示している。 図5に示した断面図の変形例を表す。 図5に示した断面図の他の変形例を表す。 図5に示した断面図のさらに他の変形例を表す。 本発明の実施の形態2に係る衣料の断面図を表し、開口部における送風機と表地の取り付け状態を示している。 図9に示した断面図の変形例を表す。 図9に示した衣料の表地と防滑層の積層体の断面図を表す。
以下、本発明に係る衣料に関して、図面を参照しつつ具体的に説明するが、本発明はもとより図示例に限定される訳ではなく、前・後記の趣旨に適合し得る範囲で適当に変更を加えて実施することも可能であり、それらはいずれも本発明の技術的範囲に包含される。
本発明において衣料とは身に着けるものであり、コート・ジャケット・ジャンパー等の上衣、ズボン・スカート等の下衣、ワンピース・つなぎ等の上衣と下衣が一体化したつなぎ服を含む。上衣には、着用者の頭部および首を覆うフードが取り付けられているものも含まれる。また、本発明の衣料は、防暑用、スポーツ用、アウトドア用として好適に用いられる。
本発明において衣料の裏側とは、衣料を着用した際の着用者の肌に向く側を意味し、衣料の表側とは、衣料を着用した際の着用者とは反対側を意味する。また、本発明において身幅方向とは着用者の左右方向を意味し、身長方向とは着用者の身長方向であって上下方向を意味する。
(実施の形態1)
図1〜図6を用いて第1の観点に基づく本発明の衣料1の構成について説明する。図1〜図2は、それぞれ本発明の実施の形態1に係る衣料1の前身頃3を表側と裏側から見た平面図を表し、図3〜図4は、それぞれ図1に示した衣料1の後身頃4を表側と裏側から見た平面図を表す。図5〜図6は、図3のV−V線に沿った断面図を表し、開口部20における送風機30と表地11の取り付け状態を示している。なお、図1および図2において、身幅方向xの一方側x1に配置されているのが右前身頃3R、他方側x2に配置されているのが左前身頃3Lである。図1〜図4では、衣料1が、袖が無いベストである例を用いて説明するが、衣料1の態様はこれに限定されるものではなく、袖付きのものであってもよい。袖部は、裏地12がなく、表地11一枚で構成されるものであってもよい。第1の観点に基づく本発明の衣料1は、表地11と、裏地12と、開口部20と、送風機30と、複数の排気口28と、を有している。
表地11は、衣料1の表側に配置されている生地であり、裏地12は、表地11よりも着用者の肌側に配置されている生地である。表地11と裏地12は、それぞれ1枚の生地から構成されていてもよく、複数の生地を積層することにより構成されていてもよい。排気口28とは別に裏地12から着用者側に空気を排出することで冷却効果を一層高めるために、裏地12は表地11よりも高い通気性を有していてもよい。
表地11や裏地12を構成する生地の材料は、衣料1に一般に使用されるものであれば特に限定されず、例えば、布地(織布、編布、不織布等)、樹脂が積層されている布地、樹脂フィルム、これらを組み合わせた材料等を用いることができる。布地を構成する繊維としては、例えば、綿・絹等の天然繊維、ポリエステル・ポリエチレン・ナイロン等の合成繊維が挙げられる。生地同士は、縫合、接着剤による接着、熱融着、超音波融着等により接合することができる。
表地11は裏地12に比べて通気度(フラジール通気度:JIS L 1096)の低い生地で構成されていてもよい。これにより、表地11から外部に空気が抜けることに起因する空気の取り込み効率が落ちることがなく、また裏地12から全体的に身体に空気を与えることができる。表地11の通気度は低いほど好ましく、例えばフラジール通気度をゼロ(測定限界以下)とすることができる。
衣料1では、表地11の縁部11aと裏地12が互いに止着されている。このように表地11の縁部11aが裏地12に止着されていることにより、表地11と裏地12の間に空気を通す流路のベースとなる部分を形成することができる。このように表地11と裏地12を互いに止着することにより、衣料1にポケットが設けられていてもよい。表地11の縁部11aは、表地11の縁から5cm以内の範囲であり、好ましくは3cm以内、さらに好ましくは1cm以内の範囲である。以下では、表地11の縁部11aと裏地12が互いに止着されている部分を第1止着部15と称する。
第1止着部15では、表地11の縁部11aと裏地12の縁部が互いに止着されていてもよい。図1〜図4に示すように、第1止着部15において、表地11の周縁部と裏地12の周縁部が互いに止着されていてもよい。第1止着部15の数は特に限定されず、複数設けられていてもよい。
第1止着部15から離間している位置において、表地11と裏地12が互いに止着されている複数の第2止着部16が設けられていてもよい。これにより表地11と裏地12の間の空気の流れを適度に分岐させることができるため、送風機30からの空気は複数のルートを通って排気口28から排出されることが可能となる。その結果、着用者が身体を曲げたり捻ったりする等、姿勢を変えても空気の流れをせき止めずに維持することができ、衣料1全体を冷却することができる。また、第2止着部16を複数設けていることにより衣料1の膨らみを抑制することができるため、スリムなシルエットを得ることもできる。
第2止着部16の数は特に限定されず、例えば身幅方向xの一方側x1と他方側x2にそれぞれ複数設けることができる。第2止着部16は、身幅方向xの一方側x1と他方側x2のそれぞれにおいて、身長方向yに離間して配置されていてもよい。また、複数の第2止着部16は、身幅方向xに離間して配置されていてもよい。第2止着部16の延在方向は特に限定されず、例えば、身長方向yや身幅方向xに延在していてもよく、身長方向yまたは身幅方向xに対して傾斜していてもよい。第2止着部16の形状は特に限定されないが、例えば、帯状または線状に形成することができる。複数の第2止着部16の長さや幅は、同じでもよく、互いに異なっていてもよい。
第1止着部15および第2止着部16において表地11と裏地12は、縫合、接着剤の塗布、ヒートシールや熱音波融着等の熱融着、鋲止め、またはこれらの組み合わせにより止着することができる。
表地11には開口部20が形成されている。送風機30は開口部20に取り付けられており、外部の空気を表地11と裏地12の間に取り込む。送風機30は、送風機本体部を有する第1部分31と、第1部分31に係合しており第1部分31を開口部20に固定する第2部分32とを有する。複数の排気口28は、裏地12に形成されており、表地11と裏地12の間の空気を着用者側に排出する。排気口28は、裏地12の表面側から裏面側へと貫通するように形成される。送風機30によって表地11と裏地12の間に取り込まれた空気が排気口28から排出されることにより、例えば汗が蒸発するときの気化熱を利用して身体の熱を逃がすことができる。
開口部20の形状は特に限定されないが、例えば、円形状、楕円形状、多角形状、またはこれらの組み合わせにすることができる。
送風機30の第1部分31と第2部分32は互いに係合する構造を有していればよい。例えば、第2部分32は、第1部分31に対して回転可能に設けられていることが好ましい。これにより、第2部分32を第1部分31に係合させやすくなるため、表地11に送風機30を取り付けやすくなる。
図5では、送風機30の第1部分31と第2部分32の構成例を示している。送風機30の第1部分31は、裏地12側(肌側)に向かって突出しており、開口部20を貫通している軸部31aと、表地11よりも表側に存在し、軸部31aの基端側に接続されて、開口部20よりも外径が大きい頭部31bと、を有している。軸部31aの先端側の表面の周方向の一部には凸部31aaが設けられている。送風機30の第2部分32は、表地11よりも肌側に存在し、第1部分31の軸部31aを受け入れる穴32aを有している。例えば、第2部分32はリング状に形成される。第2部分32の穴32aの内壁の周方向の一部には、軸部31aの凸部31aaと係合する溝32aaが形成されている。そして、第1部分31の軸部31aを第2部分32の穴32aに挿入し、第1部分31に対して第2部分32を回転させることによって、第1部分31の凸部31aaと第2部分32の溝32aaが係合し、第1部分31と第2部分32を締結することができる。
図6は、図5に示した断面図の変形例を表す。図6では、表地11から裏地12に向かう方向において、第1部分31と第2部分32の位置が図5とは反対となるように配置されている。すなわち、図6では、表地11よりも肌側に第1部分31の頭部31bが存在し、表地11よりも表側に第2部分32が存在している。
第1部分31と第2部分32の構造は、上記の態様に限定されるものではない。図示していないが、第1部分31が凹部を有しており、第2部分32が第1部分31の凹部と係合する凸部を有していてもよい。また、第1部分31と第2部分32がボルトとナットのような構造を有していてもよい。
送風機30は、衣料1を着用したときに邪魔にならない位置に配置されていればよい。例えば衣料1が上衣2の場合、送風機30は前身頃3と後身頃4の少なくともいずれか一方に形成されていることが好ましく、後身頃4に形成されていることがより好ましい。具体的には、送風機30は、身長方向yにおいて肩甲骨よりも下方に配置されていることが好ましく、着用者の腰に対応する位置に配置されていることがより好ましく、また、袖には形成されていないことが好ましい。
送風機30の数は特に限定されないが、身体全体を効率よく冷却するために、送風機30は、身幅方向xの一方側x1と他方側x2にそれぞれ取り付けられていることが好ましく、後身頃4の左側と右側にそれぞれ取り付けられていることがより好ましい。送風機30は、身幅方向xに離間して配置されていてもよい。なお、本発明において身幅方向xの一方側x1と他方側x2はそれぞれ身幅方向xの中央線Cの右側と左側を意味する。
衣料1は、前身頃3と後身頃4を有する上衣2であり、送風機30は、後身頃4に取り付けられていることが好ましい。これにより送風機30を衣料1の着用時に邪魔にならない位置に配置しつつ、第2止着部16によって前身頃3と後身頃4の両方で空気の流れ方向が制御されるため、衣料1全体を効率よく冷却することができる。
身長方向yにおいて、送風機30は、最も下方側に配置されている第2止着部16の下方端よりも上方に配置されていることが好ましい。これにより、送風機30からの空気は、最も下方側に並んで配置されている2つの第2止着部16間を通りやすくなるため、空気が様々な方向に流れやすくなって衣料1全体に行き渡りやすくなる。
図示していないが、身長方向yにおいて、送風機30は、最も下方側に配置されている第2止着部16の下方端よりも下方に配置されていてもよい。これにより、送風機30からの空気は身幅方向xに並んで配置されている2つの第2止着部16間を通り、身長方向yに沿って流れやすくなる。
排気口28は、汗をかきやすい所に形成されていることが好ましく、例えば、頭部、首、脇の下、胸、左右の肩甲骨の間、膝の裏に対応する位置に形成されていることが好ましい。複数の排気口28は、左右対称に配置されていてもよい。図2および図4では、排気口28が、前身頃3および後身頃4の脇の下に対応する位置、後身頃4の左右の肩甲骨の間に対応する位置(特に図4では身幅方向xの中央線Cに重なる位置)、前身頃3の胸部に対応する位置に設けられている例を示している。
排気口28の開口面積は特に限定されないが、例えば10mm2以上であることが好ましく、20mm2以上であることがより好ましく、30mm2以上であることがさらに好ましく、また、300mm2以下であることが好ましく、280mm2以下であることがより好ましく、250mm2以下であることがさらに好ましい。排気口28が円形である場合、排気口28の直径は、5mm以上、好ましくは7mm以上とすることができ、20mm以下、好ましくは15mmの範囲としてもよい。
排気口28の数は特に限定されないが、身体全体を効率よく冷却するために、排気口28は、身幅方向xの一方側x1と他方側x2にそれぞれ形成されていることが好ましく、後身頃4の左側と右側にそれぞれ形成されていることがより好ましい。また、複数の排気口28は、身幅方向xの一方側x1と他方側x2にそれぞれにおいて身長方向yに離間して配置されていてもよい。
排気口28が、身幅方向xの一方側x1と他方側x2のそれぞれにおいて少なくとも2つずつ配置されており、身幅方向xの一方側x1と他方側x2のそれぞれにおいて、排気口28の開口面積は、空気の流れ方向の下流側ほど大きいことが好ましい。これにより空気の流れ方向の下流側で空気を積極的に排出しやすくなるため、空気の流速が高められ、衣料1を素早く冷却することができる。
身長方向yにおいて衣料1を上側y1と下側y2に二等分割したときに、上側y1に複数の排気口28が配置されており、下側y2に送風機30が配置されていることが好ましい。これにより、送風機30を衣料1の着用時に邪魔にならない位置に配置しつつ、身長方向yの下方から上方に向かって空気を流すことで衣料1全体を効率よく冷却することができる。
身幅方向xの一方側x1と他方側x2のそれぞれにおいて、身幅方向xに並んでいる一の第2止着部16と他の第2止着部16の間に複数の排気口28が配置されていることが好ましい。これにより身幅方向xに並んでいる第2止着部16間に誘導された空気を効率よく排気口28から排出することができるため、衣料1の冷却効果を高めることができる。
身長方向yにおいて、最も上方に配置されている排気口28の上方端は、最も上方に配置されている第2止着部16の上方端よりも下方に配置されていることが好ましい。また、身長方向yにおいて、最も下方に配置されている排気口28の下方端は、最も下方に配置されている第2止着部16の下方端よりも上方に配置されていることが好ましい。これにより第2止着部16で空気の流れ方向を制御しながら、空気を効率よく排気口28から排出することができる。
開口部20は、その縁部分21であって裏地12に対向している裏縁部分23と、該裏縁部分23とは反対側の表縁部分22とを有しており、下記(1)または(2)のいずれかを満たしている。
(1)第2部分32は裏縁部分23に接しており、裏縁部分23の特定摩擦抵抗は、表地11の裏側面25(裏縁部分23を除く)の特定摩擦抵抗よりも小さい。
(2)第2部分32は表縁部分22に接しており、表縁部分22の特定摩擦抵抗は、表地11の表側面24(表縁部分22を除く)の特定摩擦抵抗よりも小さい。
図5、図6はそれぞれ上記(1)、(2)の条件を示している。上記(1)または(2)の要件を満たすことにより、第2部分32に対する表地11の滑り性が良好になるため、開口部20への送風機30の取り付けに際し、第1部分31と第2部分32の係合に伴って表地11がよれることを防ぐことができる。
上記(1)および(2)において、特定摩擦抵抗とは、島津製作所製 精密万能試験機オートグラフの摩擦係数測定装置(型番:AGS−X)で計測される静摩擦係数および動摩擦係数を用いて算出される摩擦力(単位:N)である。
本発明において、開口部20の縁部分21は、開口部20の縁端部26(縁)から5cm以内の範囲を指すものとする。
図5〜図6に示すように、開口部20の縁部分21が、送風機30の第1部分31と第2部分32によって挟持されていてもよい。このように構成することにより、開口部20への送風機30の取り付けおよび取り外しを容易に行うことができる。
縁部分21の最小外径は、第2部分32の最大外径よりも小さいことが好ましい。これにより、第2部分32と縁部分21の接触面積を確保することができるため、第2部分32に対して表地11が過度に滑ることによる送風機30の位置ずれや回転ずれを防ぐことができる。
図7〜図8を用いて、表地11の縁部分21に合成皮革40が配置されている例について説明する。図7〜図8は、図5に示した断面図の変形例を表している。このように裏縁部分23または表縁部分22に、合成皮革40が配置されていることが好ましい。合成皮革40の表面は適度な滑り性を有していることから、このように合成皮革40が配置されることにより、第2部分32に対する表地11の滑り性を高めることができる。このため、衣料1の開口部20への送風機30の取り付けに際し、第1部分31と第2部分32の係合に伴って表地11がよれることを防ぐことができる。
図7に示すように、表地11の表縁部分22の表面上または裏縁部分23の表面上に合成皮革40が配置されていてもよい。すなわち、表地11の縁部分21では、表地11と合成皮革40の積層体が形成されていてもよい。これにより、表地11の表面上に合成皮革40を積層するだけで合成皮革40の配置を行うことができる。また、縁部分21における生地の強度を高めることができるため、送風機30の取り付けおよび取り外しを繰り返し行うのに適している。
また、図8に示すように縁部分21が合成皮革40から構成されていてもよい。すなわち、縁部分21が合成皮革40のみから構成されていてもよい。これにより、表地11と合成皮革40の積層が不要となるため、縁部分21の厚さの増大を抑制しながら表地11のよれを防ぐことができる。
開口部20の縁端部26において合成皮革40の端部41が露出していることが好ましい。これにより、合成皮革40の端部41は送風機30に面するように配される。合成皮革40の端部41は適度な凹凸を有していることから、第1部分31と第2部分32の係合の際に合成皮革40の端部41と送風機30が接触することで合成皮革40の端部41は滑り止めとして機能する。このため、開口部20に取り付けられた送風機30の位置ずれや回転ずれを防ぐことができる。
開口部20の縁端部26と合成皮革40の端部41が面一であることが好ましい。これにより、開口部20の縁部分21において、表地11と合成皮革40の積層体の厚さが均一になりやすいため、表地11と合成皮革40の積層体を送風機30の第1部分31と第2部分32で挟持しやすくなる。
開口部20の縁端部26よりも合成皮革40の端部41が開口部20の内方に配置されていてもよい。これにより、合成皮革40の端部41が送風機30に接触しやすくなるため、滑り止めの効果をより一層高めることができる。
合成皮革40は、開口部20の裏縁部分23の少なくとも一部、または表縁部分22の少なくとも一部に配置されていればよく、裏縁部分23全体または表縁部分22全体に配置されていてもよい。また、合成皮革40は、開口部20の周方向の一部に配置されていてもよく、周方向全体に配置されていてもよい。
合成皮革40の外形は特に限定されず、例えば、円形、楕円形、多角形、またはこれらを組み合わせた形状にすることができる。なお、合成皮革40の最大外径が開口部20の最大外径よりも大きい場合、合成皮革40には、開口部20と連通する開口が形成されることが好ましい。例えば、合成皮革40は、開口部20を取り囲んでいるリング状に形成されていてもよい。また、開口部20の周囲に複数の合成皮革40が離間して配置されていてもよい。
合成皮革40の種類は特に限定されないが、例えば、織布、編布または不織布から構成されている基布にポリアミド樹脂、ポリウレタン樹脂等の樹脂を塗布し、エンボス加工によって表面にシボ模様を付すことで天然皮革を模したものを用いることができる。
(実施の形態2)
図9〜図11を用いて、第2の観点に基づく本発明の衣料1の一実施態様について説明する。図9〜図10は、実施の形態2に係る衣料1の断面図を表し、図11は、図9に示した衣料1の表地11と防滑層50の積層体の断面図を表している。第2の観点に基づく本発明の衣料1の一実施態様は、表地11と、表地11よりも着用者の肌側に配置されている裏地12と、表地11に形成されている開口部20と、開口部20に取り付けられており、外部の空気を表地11と裏地12の間に取り込む送風機30と、裏地12に形成されており、表地11と裏地12の間の空気を着用者側に排出する複数の排気口28と、表地11と裏地12との間または表地11よりも表側に形成され、樹脂を含む防滑層50と、を有しており、開口部20の縁端部26において防滑層50が露出している。
衣料1、表地11、裏地12、開口部20、送風機30および排気口28の詳細については、実施の形態1と同様であるため、説明を省略する。その他、実施の形態1と同様の構成については説明を省略する。
上述したように、防滑層50は表地11と裏地12との間または表地11よりも表側に形成され、樹脂を含むものであり、開口部20の縁端部26において防滑層50が露出している。これにより、防滑層50が送風機30に面するように配置される。防滑層50は樹脂を含むことから、表地11への送風機30の取り付けの際に防滑層50と送風機30が接触することで防滑層50は滑り止めとして機能する。このため、開口部20に取り付けられた送風機30の位置ずれや回転ずれを防ぐことができる。
防滑層50に含まれる樹脂としては、例えば、ポリウレタン樹脂、ポリエチレン樹脂、ナイロン等のポリアミド樹脂、ポリエステル樹脂を用いることができる。
防滑層50は、送風機30が取り付けられている開口部20の縁部分21のみに設けられていることが好ましい。これにより、防滑層50と送風機30の接触面積を適度に設定することができるため、送風機30に対する表地11の滑り性が適度に確保される。このため、防滑層50と送風機30の間の摩擦抵抗が過度に大きくなることで、開口部20への送風機30の取り付けに際し表地11がよれることを防ぐことができる。
防滑層50は、繊維層51を有することが好ましい。繊維層51の繊維が防滑層50の骨組みとして機能するため、防滑層50の強度を高めることができる。また、繊維層51は適度な凹凸を有しているため、繊維層51が防滑層50の表面に位置する場合には滑り止めとして機能させることもできる。
繊維層51としては、編布、織布、不織布等の布地を用いることができる。なお、繊維層51には樹脂が含浸していてもよい。
繊維層51を構成する繊維としては、綿、絹等の天然繊維や、ポリウレタン、ポリエチレン、ポリエステル等の合成繊維が挙げられる。
防滑層50は、樹脂層52を有することが好ましい。これにより、防滑層50の強度を高めたり、弾力性、滑り性や風合いを付加したりすることができる。また、樹脂層52が防滑層50の表面に位置する場合には、適度な滑り性を確保することもできる。
樹脂層52を構成する樹脂としては、例えば、ポリウレタン樹脂、ポリエチレン樹脂、ナイロン等のポリアミド樹脂、ポリエステル樹脂を用いることができる。
図11に示すように、防滑層50は、繊維層51と、繊維層51上に形成されている樹脂層52とを有していてもよい。その場合、樹脂層52が送風機30の少なくとも一部に面するように配置されており、繊維層51が表地11に面するように配置されていることが好ましい。より好ましくは、樹脂層52が送風機30の少なくとも一部と接するように配置されており、繊維層51が表地11と接するように配置される。繊維層51は適度な凹凸を有しているため、開口部20の縁端部26において、繊維層51の端部と送風機30が接触することで繊維層51は滑り止めとして機能する。このため、開口部20に取り付けられた送風機30の位置ずれや回転ずれを防ぐことができる。他方、樹脂層52は適度な滑り性を有しているため、防滑層50と送風機30の間の摩擦抵抗が過度に大きくなることで開口部20への送風機30の取り付けに際し表地11がよれることを防ぐことができる。
送風機30が送風機本体部を有する第1部分31と、第1部分31に係合しており第1部分31を開口部20に固定する第2部分32を有している場合、樹脂層52が第1部分31に面するように配置されており、繊維層51が表地11に面するように配置されていることが好ましい。また、別の態様として、送風機30が上記第1部分31と第2部分32を有している場合、樹脂層52が第2部分32に面するように配置されており、繊維層51が表地11に面するように配置されていることが好ましい。
送風機30が第1部分31と第2部分32を有している場合、防滑層50が、第1部分31と第2部分32の間に配置されていることが好ましい。これにより、防滑層50と送風機30が接触しやすくなるため、開口部20に取り付けられた送風機30のずれ防止効果をより一層高めることができる。
防滑層50としては、合成皮革40や人口皮革、合成繊維から構成される不織布、織布、編布等の布地、プラスチックシート、プラスチックフィルムを用いることができる。
防滑層50は、表地11よりも厚いことが好ましい。これにより、防滑層50の端部53において、防滑層50と送風機30の接触面積を大きくすることができるため、防滑層50の滑り止め効果をより一層高めることができる。
開口部20の縁端部26と防滑層50の端部53が面一であることが好ましい。これにより、開口部20の縁部分21において、表地11と防滑層50の積層体の厚さが均一になりやすいため、表地11と防滑層50の積層体を送風機30の第1部分31と第2部分32で挟持しやすくなる。
開口部20の縁端部26よりも防滑層50の端部53が開口部20の内方に配置されていてもよい。これにより、防滑層50の端部53が送風機30に接触しやすくなるため、滑り止めの効果をより一層高めることができる。
防滑層50は、開口部20の裏縁部分23の少なくとも一部、または表縁部分22の少なくとも一部に配置されていればよく、裏縁部分23全体または表縁部分22全体に配置されていてもよい。また、防滑層50は、開口部20の周方向の一部に配置されていてもよく、周方向全体に配置されていてもよい。
防滑層50の外形は特に限定されず、例えば、円形、楕円形、多角形またはこれらを組み合わせた形状にすることができる。なお、防滑層50の最大外径が開口部20の最大外径よりも大きい場合、防滑層50には、開口部20と連通する開口が形成されることが好ましい。例えば、防滑層50は、開口部20を取り囲んでいるリング状に形成されていてもよい。また、開口部20の周囲に複数の防滑層50が離間して配置されていてもよい。
開口部20は、表地11と防滑層50との積層体をレーザー裁断して形成されたものであることが好ましい。このように開口部20を形成することにより、防滑層50を露出させることができるため、開口部20の縁端部26において、防滑層50の端部53を送風機30と接触させることができる。また、レーザー熱により積層体の切断面が融着するため、積層体のほつれを防ぐこともできる。
また、本発明には、上記第2の観点に基づく衣料1を製造する方法も含まれる。本発明の衣料1の製造方法の一実施態様は、表地11と表地11に形成されている防滑層50を有する積層体を準備する工程と、積層体をレーザー裁断して開口部20を形成する工程と、開口部20に送風機30を取り付ける工程と、を有する。このように開口部20を形成することにより、防滑層50を露出させることができるため、防滑層50を送風機30と接触させることができる。また、レーザー熱により積層体の切断面が融着するため、積層体のほつれを防ぐこともできる。
1:衣料
2:上衣
3:前身頃
3L:左前身頃
3R:右前身頃
4:後身頃
11:表地
12:裏地
15:第1止着部
16:第2止着部
20:開口部
21:縁部分
22:表縁部分
23:裏縁部分
24:表地の表側面(表縁部分を除く)
25:表地の裏側面(裏縁部分を除く)
26:開口部の縁端部
28:排気口
30:送風機
31:第1部分
31a:軸部
31aa:凸部
31b:頭部
32:第2部分
32a:穴
32aa:溝
40:合成皮革
41:合成皮革の端部
50:防滑層
51:繊維層
52:樹脂層
53:防滑層の端部
x:身幅方向
x1:身幅方向の一方側
x2:身幅方向の他方側
y:身長方向
y1:身長方向の上側
y2:身長方向の下側

Claims (12)

  1. 表地と、
    該表地よりも着用者の肌側に配置されている裏地と、
    前記表地に形成されている開口部と、
    該開口部に取り付けられており、外部の空気を前記表地と前記裏地の間に取り込む送風機であって、送風機本体部を有する第1部分と、該第1部分に係合しており該第1部分を前記開口部に固定する第2部分とを有する送風機と、
    前記裏地に形成されており、前記表地と前記裏地の間の空気を着用者側に排出する複数の排気口と、
    を有している衣料であって、
    前記開口部は、その縁部分であって前記裏地に対向している裏縁部分と、該裏縁部分とは反対側の表縁部分とを有しており、下記(1)または(2)のいずれかを満たすことを特徴とする衣料。
    (1)前記第2部分は前記裏縁部分に接しており、前記裏縁部分の特定摩擦抵抗は、前記表地の裏側面(前記裏縁部分を除く)の特定摩擦抵抗よりも小さい。
    (2)前記第2部分は前記表縁部分に接しており、前記表縁部分の特定摩擦抵抗は、前記表地の表側面(前記表縁部分を除く)の特定摩擦抵抗よりも小さい。
  2. 前記第2部分は、前記第1部分に対して回転可能に設けられている請求項1に記載の衣料。
  3. 前記縁部分の最小外径は、前記第2部分の最大外径よりも小さい請求項1または2に記載の衣料。
  4. 前記裏縁部分または前記表縁部分に、合成皮革が配置されている請求項1〜3のいずれか一項に記載の衣料。
  5. 前記開口部の縁端部において前記合成皮革の端部が露出している請求項4に記載の衣料。
  6. 表地と、
    該表地よりも着用者の肌側に配置されている裏地と、
    前記表地に形成されている開口部と、
    該開口部に取り付けられており、外部の空気を前記表地と前記裏地の間に取り込む送風機と、
    前記裏地に形成されており、前記表地と前記裏地の間の空気を着用者側に排出する複数の排気口と、
    前記表地と前記裏地との間または前記表地よりも表側に形成されており、樹脂を含む防滑層と、
    を有しており、前記開口部の縁端部において前記防滑層が露出していることを特徴とする衣料。
  7. 前記防滑層は、前記送風機が取り付けられている開口部の縁部分のみに設けられている請求項6に記載の衣料。
  8. 前記防滑層は、繊維層を有する請求項6または7に記載の衣料。
  9. 前記防滑層は、樹脂層を有する請求項6〜8のいずれか一項に記載の衣料。
  10. 前記開口部は、前記表地と前記防滑層との積層体をレーザー裁断して形成されたものである請求項6〜9のいずれか一項に記載の衣料。
  11. 前記防滑層は、前記表地よりも厚い請求項6〜10のいずれか一項に記載の衣料。
  12. 請求項6〜11のいずれか一項に記載の衣料を製造する方法であって、
    表地と前記表地に形成されている防滑層を有する積層体を準備する工程と、
    前記積層体をレーザー裁断して開口部を形成する工程と、
    前記開口部に送風機を取り付ける工程と、を有する方法。
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