JP2023069336A - 膨張規制ステッチ付き空調被服 - Google Patents

膨張規制ステッチ付き空調被服 Download PDF

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威喜 林
Takeyoshi Hayashi
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Abstract

【課題】空調被服が内側に取り込まれる空気により膨張する際、その膨張を均質に行い、また規制することで、空調被服の輪郭が大きく損なわれることを防止することができる。【解決手段】本発明の空調被服は、外気を内側に取り込むファンを有し、該空調被服の外面を構成する生地に、該生地の裏面側または表面側の一方に伸縮性糸を用い、表面側または裏面側の他方に非伸縮性糸を用いて、所定間隔で並行する複数のステッチを設け、前記ファンにより外気を前記空調被服内部に取り入れた場合に前記生地の膨出を前記ステッチの間で均等に分散させることを特徴とする。【選択図】図2

Description

特許法第30条第2項適用申請有り 令和3年(2021年)9月14日 株式会社コーコス信岡商談会にて展示
本発明は、空調被服であって膨張を阻止するためのステッチを被服地に施した空調被服に関する。
近年、腰部にファンを有し、外部の空気を被服内に取り込むことで、冷却を行う空調被服が広く利用されるようになっている。
ファンの高性能化もあって、空調被服内に空気を取り込むと空調被服が膨張し、装着者の動きを制約したり、また、服の輪郭も膨張して変形するためファッション性を害するという問題もあった。
特開2010-18941号 特開2007-291552号
上記特許文献1の被服はいわゆるダウンコートであり、表地(1)と裏地(2)との間に羽毛(3)を詰めて、両者をステッチで縫い合わせる構造を開示している。このステッチは、着用中の羽毛の偏りを防止するためのものである([0032]段)。
また、上記特許文献2の被服(1)は、2枚の不織布(12)、(14)との間に羽毛層13を形成した状態で、同様に羽毛を上糸(31)と下糸(32)とによりステッチを形成して、羽毛層13の移動を防止しているが、この際、下糸(32)は伸縮加工糸であることが開示されている。
しかしながら、被服について施されるいずれのステッチも二枚の生地の間に挟まれて配置される羽毛の位置を固定するためのものであって、引用文献2において伸縮加工糸を用いているが、それはこの伸縮加工糸(下糸(32))を配設する側を表生地側として、毛細繊維体が表生地の表面や縫合部分から抜け出ることを防止しすることを目的としており([0010]段等)、一枚の生地からなり、羽毛を閉じ込める必要のない空調被服に適用したとしても、その作用効果を異にする。
そこで、本発明の目的は、膨張規制ステッチ付き空調被服の内側に空気を取り入れた際、空調被服がその空気圧による膨張を規制して、被服の輪郭を適切に保つことができる空調被服を提供することにある。
上記目的を達成するため、本発明の空調被服は、外気を内側に導入するファンを有し、該空調被服の外面を構成する生地に、該生地の裏面側または表面側の一方に伸縮性糸を用い、表面側または裏面側の他方に非伸縮性糸を用いて、所定間隔で並行する複数のステッチを設け、前記ファンにより空気を前記空調被服内部に取り入れた場合に、前記生地の膨出を前記ステッチの間で均等に分散させることを特徴とする。
本発明の膨張規制ステッチ付き空調被服によれば、空調被服の外面を構成する一枚の生地に、伸縮性糸と非伸縮性糸を用いてステッチを施すことで、伸縮性糸が伸び代となる皺をステッチ周辺に形成する一方、空調被服の内側に空気を取り入れて空調被服が膨張する際には、非伸縮性糸がその膨張を所定範囲で抑えることで、被服の膨出をステッチ間で均等に分散させることができ、空調被服の輪郭を大きく崩すことがない。
(a)は本発明の第一実施形態に係る膨張規制ステッチ付き空調被服の正面図、(b)は同空調被服の背面図。 (a)は同空調被服のステッチ伸張前の、伸縮性糸と非伸縮性糸の状態を示す構造図であり、(b)は同空調被服のステッチ伸張後の、伸縮性糸と非伸縮性糸の状態を示す構造図。 (a)は同空調被服の膨張前の側面図、(b)は同空調服の膨張後の側面図。 本発明の第二実施形態の係る膨張規制ステッチ付き空調被服の正面図。
本発明の第一実施形態を、図1乃至図2を用いて説明する。図1により膨張規制ステッチ付き実施形態の空調被服の全体構造を説明し、図2によって同空調被服における伸縮性糸と非伸縮性糸の作用を説明し、さらに図3により同空調被服の作用効果を説明する。
図1(a)に空調被服Aの正面図を、図1(b)に空調被服Aの背面図である。これら図に示すように、本発明の膨張規制ステッチ付き空調被服Aは、被服表生地1の背面の腰部左右を開口し、この部分に空調装置2である、2つのファン2a,2aを取り付けて、外気を空調被服A内に取り込むことが可能な構造となっている。本実施形態において、空調被服Aはノースリーブのベストとしている。
空調装置2はファン2aを駆動するバッテリー部2bを有しており、バッテリー部2bは図示しない空調被服Aのポケットに収納されて、空調被服Aの内側に配線されるコードでファン2a、2aに駆動電力が供給される。
また、被服表生地1を構成する生地1a単体に、水平方向に複数のステッチ3を施している。ステッチ3は被服表生地1の生地1aに後述する構造により細かい皺を形成するためのものである。ステッチ3は空調被服Aの前身頃及び後身頃それぞれの正面部分に、所定面積あたり均質の密度となるように施されており、ステッチ3が形成された領域においては膨張規制に偏りが生じないようにしている。その伸縮構造については図2を用いて後述する。
空調被服Aは襟4を有し、また、前身頃の生地1aと後身頃の生地1aとを繋ぐ、両脇下の側面5a及び両側の肩部5bはステッチ3を縫い付けない、ステッチ非形成領域5を形成している。
また、空調被服Aの背面図(図1(b))に示すように、背中から襟4にかけて、空調被服Aの内部空気を襟首に送る首筋流路6を形成している。空調被服Aは正面には気密性を高めるため、ジッパー8による前開き構造としている。
このため、ファン2aを用いて、外気を空調被服A内に流入させると、空調被服Aの襟首7a、肩袖7b、腰周7cのいずれの開口部7も装着者の身体に密着しているために空気は漏れない。そのため、空調被服A内側に取り込まれた空気は首部流路6を通して排出されることになり、体温を下げるために有効な首筋部分を効果的に冷却することができる。
図2を用いて、ステッチ3の作用を説明する。図2(a)はファン2aを作動させる前、空調被服Aの内部に空気圧がかかっていない状態を示し、図2(b)はファン2aを作動させて、空調被服Aの内部に空気圧がかかった状態を示す。
ステッチ3は、被服表生地1の生地1aの表面側1Aに露出する上糸31として非伸縮性糸を用い、また同裏面1Bに露出する下糸32として伸縮性糸を用いて、構成される。縫製は下糸32を伸ばした状態で、上糸31と縫製されてステッチ3が形成される。
このため、図2(a)に示すように、ファン2aを作動させず、空調被服Aの内部に空気圧がかかっていない状態では、伸縮性糸である下糸32が縮んだ状態で、上糸31は下糸3に引っ張られてループ状となり、上糸31と下糸32との結合部33の間隔が小さくなっている。そして、生地1aが寄って細かい皺Wが形成され、空調被服A全体としてはその表面積が縮んた状態となっている。
一方、ファン2aを作動させて、空調被服Aの内部に空気圧をかけた状態では、伸縮性糸である下糸32が空気圧により伸張する。そのため、上糸31と下糸32との結合部33の間隔が大きくなり、生地1aの皺W0が広がって、空調被服A全体の表面積が広がり、全体として膨張する。
この際、非伸縮性糸である上糸31のループが伸びきると、今度はこの膨張を規制することとなり、空調被服Aが空気圧に任せて歪に膨張することを防止する。
図3を用いて、空調被服Aの作用効果を説明する。図3(a)(b)はいずれも空調被服Aの側面図であり、図3(a)は同空調被服の膨張前の状態を示し、図3(b)は同空調服の膨張後の状態を示す。
図3(a)に示すように、ファン2aを駆動する前はステッチ3が縮んでおり、その形状は通常のベストのように、身体に密着している。次に、図3(b)に示すように、ファン2aを駆動して、空調被服Aの内側に空気を取り入れることで、空調被服Aは膨張する。
この際、上述したようにステッチ3の伸縮性を有する下糸32が被服表生地1の膨張を許容するが、この際、このステッチ3は被服表生地1に所定間隔で施され、所定面積あたり均質に形成されているので、空調被服Aの膨張規制には偏りが生じることなく、空調被服Aの輪郭を大きく損ねることを防止することができる。
また、空調被服Aは、前身頃と後身頃を結合する脇下帯5aと肩帯5bは、ステッチ3が施されず、伸縮用の皺Wが形成されない非伸縮帯5としているため、ファン2aを作動させて空調被服Aを膨張させても、空調被服Aの横方向に膨張することを防止することができる。このため、膨張した際、空調被服Aの輪郭を整えることができ、ファッション性に優れたベストを実現することができる。
本発明の第二実施形態にかかる空調被服Bを、図4に基づいて説明する。図4は、同空調被服Bの正面図である。第一実施形態と同一の構成は、同じ符号を付して、説明を省略する。
空調被服Bは、複数のステッチ13を、斜めに互いが交差するように、被服表生地1の生地1a上に所定間隔を置いて施している。ステッチ13は、図2と同様に、非伸縮性糸である上糸と伸縮性糸である下糸とにより構成され、被服表生地1にはステッチ13に沿って細かい皺が形成される。
なお、第一実施形態の空調被服Aと異なり、空調被服Bは、空調被服B側面の、脇下帯15にもステッチ13を形成しており、この部分もステッチ形成領域として膨張を許容する構造となっている。
空調被服Bによれば、ステッチ13により、生地1a表面に、ステッチ13により囲まれた多数の四角形セグメント(菱形セグメント)が所定面積あたり均質に形成されるため、ファン2aを作動させて空調被服Bを膨張させた場合、このセグメント毎に均質に膨らみ、また所定量膨張した後に膨張規制されるために、空調被服Bの輪郭を大きく損なうことはない。
以上、第一及び第二実施形態の空調被服A,Bによれば、空調被服の表面に、伸縮を許容し、かつ膨張量を規制するステッチ形成領域と、伸縮を許容しないステッチ非形成領域を選択的に空調被服の適切な位置に設けることで、空調被服が膨張する際にそれを制御して、美しい輪郭を維持することができる。
(他の実施形態)
以上説明したように、空調被服A及び空調被服Bは、被服表生地1の生地1aの表面1A側に非伸縮糸を用い、裏面1B側に伸縮糸を用いてステッチ3,13を形成したが、ステッチ13をこれら糸の組み合わせによって形成すればよく、裏面1B側に非伸縮糸を用い、表面1A側に伸縮糸を用いても良い。
また、上記実施形態では、ステッチ3,13は被服表生地1単体に施したが、被服表生地1の生地1aの伸縮許容及び膨張規制が行うことができる範囲で、生地1aに裏地を付けることもできる。特に、ファン2から取り込まれた空気の流通を阻害しない、メッシュ状の裏地を付けることも可能である。
さらに、空調被服A及び空調被服Bのいずれも、袖を有さないベストとしたが、もちろん袖部を有する上衣でもよく、袖部が長袖であるジャケットであれば、その袖の表生地に同様のステッチを施して膨張を制御してもよい。さらにこのステッチを利用した被服は上衣に限られることなく、ズボンの表生地に施すこともできる。
A、B 空調被服
1 被服表生地
1a 生地
1A 生地表面
1B 生地裏面
2 空調装置
2a ファン
3 ステッチ
31 上糸(非伸縮性糸)
32 下糸(伸縮性糸)
4 襟
5 ステッチ非形成領域
5a (前身頃と後身頃の間の)脇下帯
5b 肩帯
6 首筋流路
7 開口部

Claims (7)

  1. 外気を内側に取り込むファンを有する空調被服であって、該空調被服の外面を構成する生地に、該生地の裏面側または表面側の一方に伸縮性糸を用い、表面側または裏面側の他方に非伸縮性糸を用いて、所定間隔で並行する複数のステッチを設け、前記ファンにより外気を前記空調被服内部に取り入れた場合に前記生地の膨出を前記ステッチの間で均等に分散させることを特徴とする空調被服。
  2. 請求項1記載の空調被服であって、複数の前記ステッチは前記被服の水平方向に施されることを特徴とする空調被服。
  3. 請求項1記載の空調被服であって、複数の前記ステッチは互いに交差して施されることを特徴とする空調被服。
  4. 請求項1乃至3のいずれか記載の空調被服であって、前記伸縮性糸は前記生地の裏面側に、前記非伸縮性糸は表面に用いたことを特徴とする空調被服。
  5. 請求項1乃至4のいずれか記載の空調被服であって、前記ステッチが形成されないステッチ非形成領域を設けたことを特徴とする空調被服。
  6. 請求項5記載の空調被服であって、前記ステッチ非形成領域は、前記空調被服の前身頃と後身頃の間の脇下帯または肩帯に形成したことを特徴とする空調被服。
  7. 請求項1乃至6のいずれか記載の空調被服であって、前記ステッチが施された前記生地の裏面に重ねて通気性ある裏地を縫製したことを特徴とする空調被服。
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