JP2021101849A - 対向型磁着式装身具用留め具 - Google Patents

対向型磁着式装身具用留め具 Download PDF

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Abstract

【課題】対向型磁着式装身具用留め具につき、該装身具の両端部の連結状態が着用者の意図することなく解除されるのを簡便な構造をもって防止できる留め具を提供する。【解決手段】対向型磁着式装身具用留め具1は、一側部材本体2aに、第1の装身具取付部2bと、第1の磁性体2cとを備えた一側部材2と、他側部材本体3aに、第2の装身具取付部3bと、第2の磁性体3cとを備えた他側部材3とからなる。磁着させた一側部材2と他側部材3とが反対方向に回動しようとする際に、一側部材2は一側部材2の全部又は一部ないしそれに取り付けられる装身具Aの一端部が対向する他側部材3に当接してその回動を規制し、及び/又は、他側部材3は他側部材3の全部又は一部ないしそれに取り付けられる装身具Aの他端部が対向する一側部材2に当接してその回動を規制する。【選択図】 図4

Description

本願発明は、着用者がネックレスやブレスレット等の各種の装身具を着脱自在に着用するために、該装身具の一端部に取り付ける一側部材と他端部に取り付ける他側部材とを磁着して、該装身具の両端部をそれぞれ連結するために用いる磁着式の装身具用留め具に関するものであり、特に一側部材と他側部材とを対向させて磁着させる対向型の磁着式装身具用留め具に関するものである。
装身具の一端部に取り付けた一側部材と他端部に取り付けた他側部材とを磁着することにより、該装身具の両端部を連結する装身具用留め具は、以前から多数提供されているところである。しかしながら、一側部材と他側部材とを磁着するだけでは、着用者が体を動かしたり、該装身具が何かに引っ掛かったりといった何らかの事情によって、該装身具の両端部の連結状態が簡単に解除されてしまうという問題があった。
そこで、該装身具の両端部の連結状態が着用者の意図することなく解除されるのを防止すべく、該一側部材と該他側部材とを相対的に回動させることによって係止状態と解除状態とを切り替えることができる係止機構を備えた磁着式装身具用留め具が提案されている。従来、前記のような係止機構付き磁着式装身具用留め具としては、以下のようなものが提案されている。即ち、図15及び16に図示するように、磁性体を備えた円柱状の一側部材の外側面に係止突起を設けるとともに、磁性体を備えた円筒状の他側部材の外側面に周方向へと伸びる係止溝を設けた係止機構付き磁着式装身具用留め具が提案されている(例えば、下記の特許文献1,2,3,4、及び5を参照)。このような係止機構付き磁着式装身具用留め具によれば、一側部材を他側部材に嵌入した上で、一側部材を他側部材に対して回動することで係止突起を係止溝に嵌合させることにより、両部材を磁着状態にするとともに係止状態にすることができ、再度一側部材を他側部材に対して回動することで係止突起を係止溝から脱出させるとともに両部材を反対方向に引っ張ることにより、両部材の係止状態と磁着状態とを解除することができるとされる。
しかしながら、前記のような係止機構付き磁着式装身具用留め具にあっては、着用者が該装身具を着脱する際に前記のような操作を行わなければならないこと、そして手元が判然としないといったときには係止突起を係止溝に嵌合させ難いといったように操作が困難な場合もあることから、該装身具を着脱するための操作が煩雑になるという問題があった。
そこで、該装身具の一端部に取り付けた一側部材と他端部に取り付けた他側部材とを密接に磁着させて、該装身具の両端部を連結するために用いる装身具用留め具であって、該装身具の両端部をそれぞれ取り付けるための装身具取付け部が一側部材と他側部材とが磁着する際に対向する側に設けられている装身具用留め具が提案されている(例えば、下記の特許文献6を参照)。
実開昭56−171713号公報 実開平6−127号公報 特開平9−238721号公報 特開2002−125730号公報 実登3108632号公報 実登3186647号公報
確かに、前記のような従来技術に係る対向型磁着式装身具用留め具は、前記のような係止機構付きの磁着式装身具用留め具とは異なり、一側部材と他側部材とを磁着させることで該装身具の両端部を連結することができる。また、両部材を固着させることにより、該装身具取付け部から該装身具の両端部が脱出し難くして、該装身具の両端部の連結状態が着用者の意図することなく解除されるのを防止することもできる。
しかしながら、着用者が該留め具の取り付いている装身具の両端部を簡便に着脱できるようにすべく、一側部材と他側部材とを磁着させるようにしただけでは、前記の通り、該装身具の両端部の連結状態が着用者の意図することなく解除されてしまうおそれが高くなる。そこで、前記のような従来技術に係る対向型磁着式装身具用留め具にあっては、一側部材と他側部材とを磁着させるだけでなく、他の係止機構を備えること等により、そのおそれを低減しようとしているが、そうすると、前記のような係止機構付き磁着式装身具用留め具と同様に、着用者が該装身具を着脱する際に煩雑であるといった問題があった。そこで、本願発明が解決しようとする第1の課題は、対向型磁着式装身具用留め具につき、特に該装身具の両端部の連結状態が着用者の意図することなく解除されるのを簡便な構造をもって防止することができる留め具を提供することにある。
また、前記の従来技術に係る対向型磁着式装身具用留め具は、一側部材と他側部材とを磁着させた際に、両部材を固着させてしまうと、該装身具取付け部から該装身具の両端部が脱出し難くなる一方で、着用者が該装身具の両端部の連結状態を解除するのが困難になってしまうという問題があった。そこで、本願発明が解決しようとする第2の課題は、対向型磁着式装身具用留め具につき、着用者が該留め具の取り付いている装身具の両端部を簡便に着脱することができる留め具を提供することにある。
本願発明は、上記の課題を解決するために提案されたものであり、以下の構成を有するものである。以下では、本願発明の構成を理解することを補助するために、本願に添付した図面に表示した番号及び符号をあわせて記載する。
請求項1に係る対向型磁着式装身具用留め具(1)は、装身具(A)の一端部に取り付ける一側部材(2)と他端部に取り付ける他側部材(3)とを対向させて磁着することにより、装身具(A)の両端部を連結するために用いる対向型磁着式装身具用留め具である。
一側部材(2)は、一側部材本体(2a)に、第1の装身具取付部(2b)と、第1の磁性体(2c)とを備えている。第1の装身具取付部(2b)は、装身具(A)の一端部を取り付けるための部位である。第1の磁性体(2c)は、磁性を帯びた部材であって、第2の磁性体(3c)に磁着することによって、一側部材(2)と他側部材(3)とを磁着させるための部材である。
他側部材(3)は、他側部材本体(3a)に、第2の装身具取付部(3b)と、第2の磁性体(3c)とを備えている。第2の装身具取付部(3b)は、装身具(A)の他端部を取り付けるための部位である。第2の磁性体(3c)は、磁性を帯びた部材であって、第1の磁性体(2c)に磁着することによって、一側部材(2)と他側部材(3)とを磁着させるための部材である。
磁着させた一側部材(2)と他側部材(3)とが反対方向に回動しようとする際に、一側部材(2)は、一側部材(2)の全部又は一部ないし一側部材(2)に取り付けられる装身具(A)の一端部が対向する他側部材(3)に当接することにより、その回動を規制するように構成されており、及び/又は、他側部材(3)は、他側部材(3)の全部又は一部ないし他側部材(3)に取り付けられる装身具(A)の他端部が対向する一側部材(2)に当接することにより、その回動を規制するように構成されている。
請求項2に係る対向型磁着式装身具用留め具(1)は、請求項1に記載した対向型磁着式装身具用留め具であって、一側部材(2)と他側部材(3)とが磁着する際に、一側部材(2)は少なくとも第1の装身具取付部(2b)の近傍において他側部材(3)との間で空間が設けられるように構成されており、及び/又は、他側部材(3)は少なくとも第2の装身具取付部(3b)の近傍において一側部材(2)との間で空間が設けられるように構成されている。
請求項3に係る対向型磁着式装身具用留め具(1)は、請求項1又は2に記載した対向型磁着式装身具用留め具であって、第1の磁性体(2c)及び第2の磁性体(3c)の内、一方の磁性体を凸状に設置するとともに、他方の磁性体を該一方の磁性体を収容するための空間(2d,3d)の内部に設置している。
請求項4に係る対向型磁着式装身具用留め具(1)は、請求項1から3までの何れかに記載した対向型磁着式装身具用留め具であって、一側部材本体(2a)及び/又は他側部材本体(3a)に、一側部材(2)と他側部材(3)とを着脱する際に、その操作を行うための操作部(2e,3e)が設けられている。
請求項5に係る対向型磁着式装身具用留め具(1)は、請求項1から4までの何れかに記載した対向型磁着式装身具用留め具であって、一側部材(2)及び/又は他側部材(3)に、一側部材(2)と他側部材(3)とを磁着した際に、一側部材(2)及び/又は他側部材(3)を相互に係止するための係止部(2f,3f)が設けられている。
請求項6に係る対向型磁着式装身具用留め具(1)は、請求項1から5までの何れかに記載した対向型磁着式装身具用留め具であって、一側部材本体(2a)及び/又は他側部材本体(3a)の外周面が丸味を帯びた形状に形成されている。
本願発明に係る対向型磁着式装身具用留め具(1)は、上記の通りの構成であるから、以下のような効果を奏することができる。
まず、請求項1に記載した対向型磁着式装身具用留め具(1)は、前記の通り、磁着させた一側部材(2)と他側部材(3)とが反対方向に回動しようとする際に、一側部材(2)は、一側部材(2)の全部又は一部ないし一側部材(2)に取り付けられる装身具(A)の一端部が対向する他側部材(3)に当接することにより、その回動を規制するように構成されており、及び/又は、他側部材(3)は、他側部材(3)の全部又は一部ないし他側部材(3)に取り付けられる装身具(A)の他端部が対向する一側部材(3)に当接することにより、その回動を規制するように構成されている。そうすると、対向型磁着式装身具用留め具(1)は、装身具(A)が何かに引っ掛かる等して、磁着させた一側部材(2)と他側部材(3)とが反対方向に回動しようとする際に、一側部材(2)が、一側部材(2)の全部又は一部ないし一側部材(2)に取り付けられる装身具(A)の一端部が対向する他側部材(3)に当接し、及び/又は、他側部材(3)が、他側部材(3)の全部又は一部ないし他側部材(3)に取り付けられる装身具(A)の他端部が対向する一側部材(2)に当接することにより、一側部材(2)及び/又は他側部材(3)が回動してしまうのを防止することができる。また、対向型磁着式装身具用留め具(1)は、特段の係止機構等を備えることなく、上記のような作用効果を奏することができる。従って、請求項1に記載した本願発明に係る対向型磁着式装身具用留め具(1)は、対向型磁着式装身具用留め具につき、特に該装身具の両端部の連結状態が着用者の意図することなく解除されるのを簡便な構造をもって防止することができる留め具を提供するという本願発明が解決しようとする第1の課題を解決することができる。
次に、請求項2に記載した対向型磁着式装身具用留め具(1)は、前記の通り、一側部材(2)と他側部材(3)とが磁着する際に、一側部材(2)は少なくとも第1の装身具取付部(2b)の近傍において他側部材(3)との間で空間が設けられるように形成されており、及び/又は、他側部材(3)は少なくとも第2の装身具取付部(3b)の近傍において一側部材(2)との間で空間が設けられるように形成されている。そうすると、対向型磁着式装身具用留め具(1)は、例えば、着用者が装身具(A)を着脱する際に、該空間にその指を挿し入れること等ができるため、前記の従来技術に係る対向型磁着式装身具用留め具のように、一側部材と他側部材とを磁着させた際に、両部材が固着してしまい、着用者が該装身具の両端部の連結状態を解除するのが困難になってしまうという問題がない。従って、請求項2に記載した本願発明に係る対向型磁着式装身具用留め具(1)は、対向型磁着式装身具用留め具につき、着用者が該留め具の取り付いている装身具の両端部を簡便に着脱することができる留め具を提供するという本願発明が解決しようとする第2の課題を解決することができる。
請求項3に係る対向型磁着式装身具用留め具(1)は、前記の通り、第1の磁性体(2c)及び第2の磁性体(3c)の内、一方の磁性体を凸状に設置するとともに、他方の磁性体を該一方の磁性体を収容するための空間を形成するための磁性体取付部(2d,3d)の内部に設置しているため、一側部材(2)と他側部材(3)とを磁着した際に、着用者の意図することなく両部材が引き離されてしまうのを防止することができる。特に、請求項3に係る対向型磁着式装身具用留め具(1)は、装身具(A)を何かに引っ掛けた際に、一側部材(2)と他側部材(3)とが反対方向に引っ張られることにより、両部材が引き離されてしまうのを防止することができ、好適である。よって、請求項3に係る対向型磁着式装身具用留め具(1)は、前記の本願発明が解決しようとする第1の課題を解決するのに一層好適である。
請求項4に係る対向型磁着式装身具用留め具(1)は、前記の通り、一側部材本体(2a)及び/又は他側部材本体(3a)に、一側部材(2)と他側部材(3)とを着脱する際に、その操作を行うための操作部(2e,3e)が設けられている。即ち、対向型磁着式装身具用留め具(1)は、様々な大きさの物を提供し得るところ、特にこれを小型の物とした場合には、一側部材(2)と他側部材(3)とを着脱する際に、その操作を行うことが困難になるおそれがある。そこで、操作部(2e,3e)を設けることにより、着用者は一側部材(2)と他側部材(3)とを着脱する操作をし易くなる。よって、請求項4に係る対向型磁着式装身具用留め具(1)は、前記の本願発明が解決しようとする第2の課題を解決するのに好適である。
請求項5に係る対向型磁着式装身具用留め具(1)は、前記の通り、一側部材(2)及び/又は他側部材(3)に、一側部材(2)と他側部材(3)とを磁着した際に、一側部材(2)と他側部材(3)とを相互に係止するための係止部(2f,3f)が設けられている。そうすると、一側部材(2)と他側部材(3)とを磁着させた際に、一側部材(2)と他側部材(3)とが回動して外れてしまうのを防止することができる。よって、請求項5に係る対向型磁着式装身具用留め具(1)は、前記の本願発明が解決しようとする第1の課題を解決するのに好適である。
請求項6に係る対向型磁着式装身具用留め具(1)は、前記の通り、一側部材本体(2a)及び/又は他側部材本体(3a)の外周面が、丸味を帯びた形状に形成されている。そうすると、何らかの事情によって対向型磁着式装身具用留め具(1)の姿勢が反転するようなことがあっても、該丸味を帯びた箇所が着用者等に当接して滑ることにより元の姿勢に回帰し易くなって、一側部材(2)と他側部材(3)とを磁着した際に、着用者の意図することなく両部材が引き離されてしまうのを防止することができる。よって、請求項6に係る対向型磁着式装身具用留め具(1)は、前記の本願発明が解決しようとする第1の課題を解決するのに一層好適である。
本願発明の第1実施形態に係る対向型磁着式装身具用留め具につき、一側部材と他側部材とを分離した状態における磁着面側を描いた概略図である。 図1の断面図である。 本願発明の第1実施形態に係る対向型磁着式装身具用留め具につき、一側部材と他側部材とを磁着した状態における概略図である。 図3の断面図である。 本願発明の第1実施形態の別の実施態様に係る対向型磁着式装身具用留め具につき、一側部材と他側部材とを分離した状態における磁着面側を描いた概略図である。 本願発明の第1実施形態の別の実施態様に係る対向型磁着式装身具用留め具につき、一側部材と他側部材とを磁着した状態における概略図である。 本願発明の第2実施形態に係る対向型磁着式装身具用留め具につき、一側部材と他側部材とを分離した状態における磁着面側を描いた概略図である。 図7の平面図である。 本願発明の第2実施形態に係る対向型磁着式装身具用留め具につき、一側部材と他側部材とを磁着した状態における概略図である。 図9の平面図である。 本願発明の第3実施形態に係る対向型磁着式装身具用留め具につき、一側部材と他側部材とを分離した状態における断面図である。 本願発明の第3実施形態に係る対向型磁着式装身具用留め具につき、一側部材と他側部材とを連結した状態における断面図である。 本願発明の第4実施形態に係る対向型磁着式装身具用留め具につき、一側部材と他側部材とを分離した状態における断面図である。 本願発明の第4実施形態に係る対向型磁着式装身具用留め具につき、一側部材と他側部材とを連結した状態における断面図である。 従来技術に係る係止機構付き装身具用留め具を示した一部断面図である。 従来技術に係る係止機構付き装身具用留め具を連結した状態を示した一部断面図である。
まず、本願発明の第1実施形態に係る対向型磁着式装身具用留め具(1)の構造について、添付図面に基づいて説明する。
対向型磁着式装身具用留め具(1)は、図1ないし4に図示するように、装身具(A)の一端部に取り付ける一側部材(2)と他端部に取り付ける他側部材(3)とを対向させて磁着することにより、装身具(A)の両端部を連結するために用いる対向型磁着式装身具用留め具である。尚、対向型磁着式装身具用留め具(1)は、それ自身に装飾を施したり、あるいはこれにバチカン等の別個の装身具用装飾体を取り付けたりすることも可能である。そのように構成することで、対向型磁着式装身具用留め具(1)ないしこれを用いる装身具(A)の装飾性を更に高めることができ、好適である。
一側部材(2)は、図1ないし4に図示するように、一側部材本体(2a)に、第1の装身具取付部(2b)と、第1の磁性体(2c)と、第1の磁性体取付部(2d)とを備えている。
一側部材本体(2a)は、図1ないし4では、平板状の部材であって、正面視略横長楕円形状であるが、特にその形状が限定されるものではない。一側部材本体(2a)は、図1ないし4に図示するように、他側部材本体(3a)と相似する形態に形成すると、対向型磁着式装身具用留め具(1)が引っ掛かったりする等して何らかの事情によって反転するようなことがあっても、その美観に影響を与えることが少なくなるため、好適である。また、一側部材本体(2a)は、一側部材(2)と他側部材(3)とが磁着する際に、少なくとも第1の装身具取付部(2b)の近傍において他側部材(3)との間で空間が設けられるように形成されている。
第1の装身具取付部(2b)は、装身具(A)の一端部を取り付けるための部位である。第1の装身具取付部(2b)は、図1ないし4では、第2の装身具取付部(3b)とは第1の磁性体(2c)及び第2の磁性体(3c)を挟んで一方側に設けられており、磁着面側の平面において第1の磁性体(2c)から装身具(A)寄りに設けられているが、特にこの位置に限定されるものではない。例えば、第1の装身具取付部(2b)を第1の磁性体(2c)及び第2の磁性体(3c)寄りに設けると、一側部材(2)と他側部材(3)の磁着状態がより解除され難くなって、好適である。また、第1の装身具取付部(2b)としては、図1ないし4に図示するような丸環の他、フック状の部材、あるいは図5及び6に図示するような一側部材本体(2a)に穿設された孔部等が該当し得るが、装身具(A)の一端部を取り付けることができれば、特に限定されるものではない。
ここで、一側部材(2)は、磁着させた一側部材(2)と他側部材(3)とが反対方向に回動しようとする際に、一側部材(2)の全部又は一部ないし一側部材(2)に取り付けられる装身具(A)の一端部が対向する他側部材(3)に当接することにより、その回動を規制するように構成されている。
即ち、本願発明の第1実施形態に係る対向型磁着式装身具用留め具(1)にあっては、図1ないし4に図示するように、第1の装身具取付部(2b)は、第1の装身具取付部(2b)の全部又は一部ないしここに取り付けられる装身具(A)の一端部が、一側部材(2)と他側部材(3)とが磁着する際に、他側部材(3)側に向き合うようにして設けられている。具体的には、特に装身具(A)が何かに引っ掛かる等した際、第1の装身具取付部(2b)である丸環が、一側部材本体(2a)において、他側部材(3)へ対向する側に設けられており、一側部材(2)と他側部材(3)とを磁着させた際に、他側部材本体(3a)の平面に当接するように構成されている。もっとも、第1の装身具取付部(2b)は、一側部材(2)と他側部材(3)とを磁着させた際に、必ずしも他側部材本体(3)の平面に当接するように構成されている必要はない。例えば、図5及び6に図示するように、第1の装身具取付部(2b)が対向する他側部材本体(3a)の箇所に切り欠きを設けておき、一側部材(2)と他側部材(3)とを磁着させた際に、第1の装身具取付部(2b)ないしここに取り付けられる装身具(A)の一端部が、該切り欠きの周縁部に当接するように構成してもよい。この場合、図5及び6に図示するように、該切り欠きを一側部材(2)と他側部材(3)とを磁着させたときに、第1の装身具取付け部(2b)を取り囲むような形態にすると、より強固に一側部材(2)と他側部材(3)とが回動して外れてしまうのを防止することができる。
第1の磁性体(2c)は、磁性を帯びた部材であって、第2の磁性体(3c)に磁着することによって、一側部材(2)と他側部材(3)とを磁着させるための部材である。第1の磁性体(2c)は、永久磁石等を用いることができるが、第2の磁性体(3c)に磁着することができる素材であれば、特にその素材は限定されない。また、第1の磁性体(2c)は、図では短円柱状であるが、第2の磁性体(3c)に磁着することができる形状であれば、特にその形状も限定されない。尚、第1の磁性体(2c)は、図1ないし4では、一側部材本体(2a)における磁着面側の中央部に配置されているが、特にこの位置に限定されるものでもない。
第1の磁性体取付部(2d)は、第1の磁性体(2c)をその内部に収容するための空間を形成するための箇所である。即ち、図1ないし4に図示するように、第1の磁性体取付部(2d)は、一側部材(2)の上面を盛り上げて第1の磁性体(2c)の周囲をリング状に取り囲むようにして形成することができる。また、第2の磁性体(3c)ないし第2の磁性体取付部(3d)を第1の磁性体取付部(2d)内に収容することを所望する場合には、それらをも収容することができる大きさ等を備える空間にすべくこれを適宜形成することができる。
他側部材(3)は、図1ないし4に図示するように、他側部材本体(3a)に、第2の装身具取付部(3b)と、第2の磁性体(3c)と、第2の磁性体取付部(3d)とを備えている。
他側部材本体(3a)は、図1ないし4では、平板状の部材であって、正面視略横長楕円形状であるが、特にその形状が限定されるものではない。他側部材本体(3a)は、図1ないし4に図示するように、一側部材本体(2a)と相似する形態に形成すると、対向型磁着式装身具用留め具(1)が引っ掛かったりする等して何らかの事情によって反転するようなことがあっても、その美観に影響を与えることが少なくなるため、好適である。また、他側部材本体(3a)は、一側部材(2)と他側部材(3)とが磁着する際に、少なくとも第2の装身具取付部(3b)の近傍において一側部材(2)との間で空間が設けられるように形成されている。図では、第1の装身具取付部(2b)及び第2の装身具取付部(3b)の近傍に空間が設けられているが、いずれか一方にのみ空間が設けられるように形成しても良い。
第2の装身具取付部(3b)は、装身具(A)の一端部を取り付けるための部位である。第2の装身具取付部(3b)は、図1ないし4では、第1の装身具取付部(2b)とは第1の磁性体(2c)及び第2の磁性体(3c)を挟んで他方側に設けられており、第2の装身具取付部(3b)は、磁着面側の平面において第2の磁性体(3c)から装身具(A)寄りに設けられているが、特にこの位置に限定されるものではない。例えば、第2の装身具取付部(3b)を第1の磁性体(2c)及び第2の磁性体(3c)寄りに設けると、一側部材(2)と他側部材(3)の磁着状態がより解除され難くなって、好適である。また、第2の装身具取付部(3b)としては、図1ないし4に図示するような丸環の他、フック状の部材、あるいは図5及び6に図示するような他側部材本体(3a)に穿設された孔部等が該当し得るが、装身具(A)の他端部を取り付けることができれば、特に限定されるものではない。
ここで、他側部材(3)は、磁着させた一側部材(2)と他側部材(3)とが反対方向に回動しようとする際に、他側部材(3)の全部又は一部ないし一側部材(2)に取り付けられる装身具(A)の一端部が対向する一側部材(2)に当接することにより、その回動を規制するように構成されている。
即ち、本願発明の第1実施形態に係る対向型磁着式装身具用留め具(1)にあっては、図1ないし4に図示するように、第2の装身具取付部(3b)は、第2の装身具取付部(3b)の全部又は一部ないしここに取り付けられる装身具(A)の他端部が、一側部材(2)と他側部材(3)とが磁着する際に、一側部材(2)側に向き合うようにして設けられている。具体的には、図1ないし4に図示するように、第2の装身具取付部(3b)である丸環が、他側部材本体(3a)において、一側部材(2)へ対向する側に設けられており、一側部材(2)と他側部材(3)とを磁着させた際に、一側部材本体(2a)の平面に当接するように構成されている。もっとも、第2の装身具取付部(3b) は、前述の第1の装身具取付部(2b) と同様に、一側部材(2)と他側部材(3)とを磁着させた際に、必ずしも一側部材本体(2)の平面に当接するように構成されている必要はない。
第2の磁性体(3c)は、磁性を帯びた部材であって、第1の磁性体(2c)に磁着することによって、一側部材(2)と他側部材(3)とを磁着させるための部材である。第2の磁性体(3c)は、永久磁石等を用いることができるが、第1の磁性体(2c)に磁着することができる素材であれば、特にその素材は限定されない。また、第2の磁性体(3c) は、図では短円柱状であるが、第1の磁性体(2c)に磁着することができる形状であれば、特にその形状も限定されない。尚、第2の磁性体(3c)は、図1ないし6では、他側部材本体(3a)における磁着面側の中央部に配置されているが、特にこの位置に限定されるものでもない。
第2の磁性体取付部(3d)は、第2の磁性体(3c)をその内部に収容するための空間を形成するための箇所である。即ち、図1ないし4に図示するように、第2の磁性体取付部(3d)は、他側部材(3)の上面を盛り上げて第2の磁性体(3c)の周囲をリング状に取り囲むようにして形成することができる。また、第2の磁性体(3c)ないし第2の磁性体取付部(3d)を第1の磁性体取付部(2d)内に収容することを所望する場合には、第2の磁性体(3c)を他側部材(3)の平面から突出させるように形成し、第1の磁性体取付部(2d)内に収容できるような大きさ等に第2の磁性体(3c)ないし第2の磁性体取付部(3d)を適宜形成することができる。
次に、本願発明の第2実施形態に係る対向型磁着式装身具用留め具(1)の構造について、添付図面に基づいて説明する。尚、本願発明の第2実施形態に係る対向型磁着式装身具用留め具(1)の構造は、下記の事項以外、前記の第1実施形態に係る対向型磁着式装身具用留め具(1)と同一である。
対向型磁着式装身具用留め具(1)は、図7ないし10に図示するように、一側部材(2)に操作部(2e)が設けられている。操作部(2e)は、一側部材(2)と他側部材(3)とを着脱する際に、その操作を行うための箇所である。例えば、図7ないし10に図示するように、一側部材本体(2a)における上縁の中央部と下縁の中央部とをそれぞれ外方に突出させることにより、着用者が摘まめるようにすることができる。尚、端的に一側部材本体(2a)の中央部の幅を他側部材本体(3a)の中央部の幅よりも広げることにより、着用者が一側部材本体(2a)を摘まめるようにすることもできる。また、操作部(2e)を磁着面側に突出させて、一側部材(2)と他側部材(3)とを磁着させた際に他側部材(3)の上縁と下縁にそれぞれ当接してこれらを係止するように構成すると、一側部材(2)と他側部材(3)とが回動して外れてしまうのを防止することができ、好適である。
上記のように、操作部(2e)を設ける際は、図7に図示するように、一側部材本体(2a)の磁着面側を平面状に形成し、そこに第1の磁性体(2c)を設置するだけでも、一側部材(2)と他側部材(3)とが回動して外れてしまうのを防止することができ、好適である。
対向型磁着式装身具用留め具(1)は、図7ないし10に図示するように、他側部材(3)に操作部(3e)が設けられている。操作部(3e)は、一側部材(2)と他側部材(3)とを着脱する際に、その操作を行うための箇所である。例えば、図7ないし10に図示するように、他側部材本体(3a)における第2の装身具取付部(3b)近傍の上縁と下縁とをそれぞれ外方へ突出させることにより、着用者がその指を置くようにすることができる。尚、他側部材本体(3a)の中央部の幅を一側部材本体(2a)の中央部の幅よりも狭めることにより、着用者が一側部材本体(2a)を摘まめるようにすることもできる。
次に、本願発明の第3実施形態に係る対向型磁着式装身具用留め具(1)の構造について、添付図面に基づいて説明する。尚、本願発明の第3実施形態に係る対向型磁着式装身具用留め具(1)の構造は、下記の事項以外、前記の第1実施形態に係る対向型磁着式装身具用留め具(1)と同一である。
一側部材本体(2a)は、図11及び12に図示するように、その外周面が丸味を帯びた形状に形成されている。具体的には、図示するように、一側部材本体(2a)における第1の磁性体取付部(2d)近傍の外周面を磁着面側とは反対側に膨出した形状に形成することで、一側部材本体(2a)が丸味を帯びた形状に形成されている。
一側部材本体(2a)は、図11及び12に図示するように、その平面視左右の幅が、一側部材本体(2a)の平面視左右の幅よりも短くなっている。そのため、第1の装身具取付部(2b)ないしここに取り付けられる装身具(A)の一端部が、一側部材(2)と他側部材(3)とが磁着する際に、他側部材(3)に当接するようにして設けられている。即ち、第1の装身具取付部(2b)である丸環のみが、一側部材本体(2a)において、他側部材(3)側に向き合うようにして設けられている。
次に、本願発明の第4実施形態に係る対向型磁着式装身具用留め具(1)の構造について、添付図面に基づいて説明する。尚、本願発明の第4実施形態に係る対向型磁着式装身具用留め具(1)の構造は、下記の事項以外、前記の第1実施形態に係る対向型磁着式装身具用留め具(1)と同一である。
対向型磁着式装身具用留め具(1)は、図13及び14に図示するように、一側部材(2)に係止部(2f)が設けられている。係止部(2f)は、一側部材(2)と他側部材(3)とを磁着した際に、他側部材(3)を係止するための箇所である。例えば、図示するように、一側部材本体(2a)の上縁部にフック状の部材を取り付け、他側部材本体(2a)の上縁部に設けた第2の装身具取付け部(3b)を収容し得る様にして、係止部(2f)とすることができる。もっとも、係止部(2f)は、一側部材(2)と他側部材(3)とを磁着した際に、一側部材(2)と他側部材(3)とを相互に係止することができれば、このような態様に限定されるものではない。
対向型磁着式装身具用留め具(1)は、図13及び14に図示するように、他側部材(3)に係止部(3f)が設けられている。係止部(3f)は、一側部材(2)と他側部材(3)とを磁着した際に、一側部材(3)を係止するための箇所である。例えば、図示するように、他側部材本体(3a)の上縁部にフック状の部材を取り付け、一側部材本体(2a)の上縁部に設けた第1の装身具取付け部(2b)を収容し得る様にして、係止部(3f)とすることができる。もっとも、係止部(3f)は、一側部材(2)と他側部材(3)とを磁着した際に、一側部材(2)と他側部材(3)とを相互に係止することができれば、このような態様に限定されるものではない。
尚、図13及び14では、一側部材(2)及び他側部材(3)の双方に、係止部(2f,3f)を設けているが、いずれか一方にのみこれを設けることも可能である。
以上が、本願発明に係る対向型磁着式装身具用留め具(1)の構造についての説明である。次に、本願発明に係る対向型磁着式装身具用留め具(1)の使用態様について添付図面に基づいて説明する。
着用者は、図3及び4に図示するように、対向型磁着式装身具用留め具(1)を取り付けた装身具(A)を着用する際、装身具(A)の一端部を取り付けた一側部材(2)と装身具(A)の他端部を取り付けた他側部材(3)とを引き寄せ、第1の磁性体(2c)と第2の磁性体(2c)とを磁着させることによって、装身具(A)の両端部を連結する。
ここで、本願発明の第2実施形態に係る対向型磁着式装身具用留め具(1)によれば、前記の通り、一側部材本体(2a)及び他側部材本体(3a)に、一側部材(2)と他側部材(3)とを着脱する際に、その操作を行うための操作部(2e,3e)が設けられている。対向型磁着式装身具用留め具(1)は、様々な大きさの物を提供し得るところ、特に小型の物とした場合には、一側部材(2)と他側部材(3)とを着脱する際に、その操作を行うことが困難になるおそれがある。そこで、操作部(2e,3e)を設けることにより、着用者は操作部(2e,3e)を指で摘まんだり指を置いたりすることで、一側部材(2)と他側部材(3)とを着脱する操作をし易くなって、好適である。
前記の通り、一側部材(2)は、磁着させた一側部材(2)と他側部材(3)とが反対方向に回動しようとする際に、一側部材(2)の全部又は一部ないし一側部材(2)に取り付けられる装身具(A)の一端部が対向する他側部材(3)に当接することにより、その回動を規制するように構成されている。そうすると、対向型磁着式装身具用留め具(1)は、装身具(A)が何かに引っ掛かる等した際、第1の装身具取付部(2b)ないしここに取り付けられる装身具(A)の一端部が、図3及び4に図示するように、他側部材本体(3a)の磁着面側に当接したり、あるいは、図6に図示するように、切り欠きの周縁部に当接したりする。
また、前記の通り、他側部材(3)は、磁着させた一側部材(2)と他側部材(3)とが反対方向に回動しようとする際に、他側部材(3)の全部又は一部ないし一側部材(2)に取り付けられる装身具(A)の一端部が対向する一側部材(2)に当接することにより、その回動を規制するように構成されている。そうすると、対向型磁着式装身具用留め具(1)は、装身具(A)が何かに引っ掛かる等した際、第2の装身具取付部(3b)ないしここに取り付けられる装身具(A)の一端部が、図3及び4に図示するように、一側部材(2)の磁着面側に当接する。
もっとも、第1の装身具取付部(2b)又は第2の装身具取付部(3b)の双方を上記の位置に設けてもよいが、図11及び12に図示する本願発明の第3実施形態に係る対向型磁着式装身具用留め具(1)のように、それらの内のいずれか一方を上記の位置に設けることでもよい。
そうすると、対向型磁着式装身具用留め具(1)は、装身具(A)が何かに引っ掛かる等して、磁着させた一側部材(2)と他側部材(3)とが反対方向に回動しようとする際に、一側部材(2)が、一側部材(2)の全部又は一部ないし一側部材(2)に取り付けられる装身具(A)の一端部が対向する他側部材(3)に当接し、及び/又は、他側部材(3)が、他側部材(3)の全部又は一部ないし他側部材(3)に取り付けられる装身具(A)の他端部が対向する一側部材(2)に当接することにより、一側部材(2)及び/又は他側部材(3)が回動してしまうのを防止することができる。従って、対向型磁着式装身具用留め具(1)は、対向型磁着式装身具用留め具につき、特に該装身具の両端部の連結状態が着用者の意図することなく解除されるのを防止することができる。
ここで、本願発明の第1実施形態に係る対向型磁着式装身具用留め具(1)によれば、図1ないし4に図示するように、第2の磁性体(3c)は凸状に設置されているとともに、第1の磁性体(2c)は第2の磁性体(3c)を収容するための空間を形成するための第1の磁性体取付部(2d)の内部に設置しているため、一側部材(2)と他側部材(3)とを磁着した際に、着用者の意図することなく両部材が引き離されてしまうのを防止することができる。特に、装身具(A)を何かに引っ掛けた際に、一側部材(2)と他側部材(3)とが反対方向に引っ張られることにより、両部材が引き離されてしまうのを防止することができ、好適である。
また、本願発明の第2実施形態に係る対向型磁着式装身具用留め具(1)によれば、図10に図示するように、操作部(2e)を磁着面側に突出させて、一側部材(2)と他側部材(3)とを磁着させた際に他側部材(3)の上縁と下縁にそれぞれ当接するように構成すると、一側部材(2)と他側部材(3)とが回動して外れてしまうのを防止することができる。
更に、本願発明の第4実施形態に係る対向型磁着式装身具用留め具(1)によれば、図14に図示するように、係止部(2f)に第2の装身具取付け部(3b)を嵌合させるとともに、係止部(3f)に第1の装身具取付け部(2b)を嵌合させることにより、一側部材(2)と他側部材(3)とが回動して外れてしまうのを防止することができる。
ここで、本願発明の第3実施形態に係る対向型磁着式装身具用留め具(1)は、前記の通り、図11及び12に図示するように、一側部材本体(2a)及び/又は他側部材本体(3a)が、丸味を帯びた形状に形成されている。そうすると、何らかの事情によって対向型磁着式装身具用留め具(1)の姿勢が反転するようなことがあっても、該丸味を帯びた箇所が当接して滑ることにより元の姿勢に復帰し易くなって、一側部材(2)と他側部材(3)とを磁着した際に、着用者の意図することなく両部材が引き離されてしまうのを防止することができ、好適である。
そして、着用者は、図1及び2に図示するように、対向型磁着式装身具用留め具(1)を取り付けた装身具(A)を取り外す際、装身具(A)の一端部を取り付けた一側部材(2)と装身具(A)の他端部を取り付けた他側部材(3)とを引き離して、第1の磁性体(2c)と第2の磁性体(3c)との磁着状態を解除し、装身具(A)の両端部を連結している状態を解除する。
このとき、対向型磁着式装身具用留め具(1)は、前記のように、一側部材本体(2a)と他側部材本体(3a)とは、一側部材(2)と他側部材(3)とが磁着する際に、一側部材(2)及び/又は他側部材(3a)の間で第1の装身具取付部(2b)及び/又は第2の装身具取付部(3b)の近傍において空間が設けられるように形成されている。そうすると、例えば、着用者が装身具(A)を着脱する際に、該空間にその指を挿し入れること等ができるため、着用者が該留め具の取り付いている装身具の両端部を簡便に着脱することができる。
また、本願発明の第2実施形態に係る対向型磁着式装身具用留め具(1)によれば、着用者は、上記のようにして着用した装身具(A)を取り外す際、操作部(2e)を指で摘まんだり、操作部(3e)を指で下方に押したりして、第1の磁性体(2c)における磁着面の反対方向に一側部材(2)を引っ張るか、及び/又は、第2の磁性体(3c)における磁着面の反対方向に他側部材(3)を引っ張ることで、一側部材(2)と他側部材(3)とが磁着している状態を解除する。
1 対向型磁着式装身具用留め具
2 一側部材
2a 一側部材本体
2b 第1の装身具取付部
2c 第1の磁性体
2d 第1の磁性体取付部
2e 操作部
2f 係止部
3 他側部材
3a 他側部材本体
3b 第2の装身具取付部
3c 第2の磁性体
3d 第2の磁性体取付部
3e 操作部
3f 係止部
A 装身具

Claims (6)

  1. 装身具の一端部に取り付ける一側部材と他端部に取り付ける他側部材とを対向させて磁着することにより、該装身具の両端部を連結するために用いる対向型磁着式装身具用留め具であって、該一側部材は、一側部材本体に、第1の装身具取付部と、第1の磁性体とを備えており、該第1の装身具取付部は、該装身具の一端部を取り付けるための部位であり、該第1の磁性体は、磁性を帯びた部材であって、第2の磁性体に磁着することによって、該一側部材と該他側部材とを磁着させるための部材であり、該他側部材は、他側部材本体に、第2の装身具取付部と、該第2の磁性体とを備えており、該第2の装身具取付部は、該装身具の他端部を取り付けるための部位であり、該第2の磁性体は、磁性を帯びた部材であって、該第1の磁性体に磁着することによって、該一側部材と該他側部材とを磁着させるための部材であり、磁着させた該一側部材と該他側部材とが反対方向に回動しようとする際に、該一側部材は、該一側部材の全部又は一部ないし該一側部材に取り付けられる該装身具の一端部が対向する該他側部材に当接することにより、その回動を規制するように構成されており、及び/又は、該他側部材は、該他側部材の全部又は一部ないし該他側部材に取り付けられる該装身具の他端部が対向する該一側部材に当接することにより、その回動を規制するように構成されていることを特徴とする対向型磁着式装身具用留め具。
  2. 請求項1に記載した対向型磁着式装身具用留め具であって、前記一側部材と前記他側部材とが磁着する際に、該一側部材は少なくとも前記第1の装身具取付部の近傍において該他側部材との間で空間が設けられるように構成されており、及び/又は、該他側部材は少なくとも前記第2の装身具取付部の近傍において該一側部材との間で空間が設けられるように構成されていることを特徴とする対向型磁着式装身具用留め具。
  3. 請求項1又は2に記載した対向型磁着式装身具用留め具であって、前記第1の磁性体及び前記第2の磁性体の内、一方の磁性体を凸状に設置するとともに、他方の磁性体を該一方の磁性体を収容するための空間の内部に設置していることを特徴とする対向型磁着式装身具用留め具。
  4. 請求項1から3までの何れかに記載した対向型磁着式装身具用留め具であって、前記一側部材本体及び/又は前記他側部材本体に、前記一側部材と前記他側部材とを着脱する際に、その操作を行うための操作部が設けられていることを特徴とする対向型磁着式装身具用留め具。
  5. 請求項1から4までの何れかに記載した対向型磁着式装身具用留め具であって、前記一側部材及び/又は前記他側部材に、該一側部材と該他側部材とを磁着した際に、該一側部材と該他側部材とを相互に係止するための係止部が設けられていることを特徴とする対向型磁着式装身具用留め具。
  6. 請求項1から5までの何れかに記載した対向型磁着式装身具用留め具であって、前記一側部材本体及び/又は前記他側部材本体の外周面が丸味を帯びた形状に形成されていることを特徴とする対向型磁着式装身具用留め具。
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