JP2021101077A - 構造体、およびその施工方法 - Google Patents

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Abstract

【課題】新しい構造を有するパイルキャップ、およびそれを含む構造体を提供すること。【解決手段】構造体は、少なくとも一本の杭、ベースプレート、およびパイルキャップを備える。ベースプレートは、少なくとも一本の杭上に位置し、少なくとも一本の杭に固定される。パイルキャップはベースプレート上に位置し、少なくとも一本の杭の軸に対して平行に延伸する複数の杭頭定着筋を有する。複数の杭頭定着筋の少なくとも一つは、杭が延伸する方向において杭と重ならないように配置される。【選択図】図1

Description

本発明の実施形態の一つは、鉄筋コンクリートを含む構造体、およびその施工方法に関する。例えば本発明の実施形態の一つは、パイルキャップを有する構造体とその施工方法に関する。
マンションや学校、病院などに代表される、鉄筋コンクリートを使用して建設される大型の建築物では、基礎構造として杭基礎が採用されることが多い。このような建築物では、地中に固定される杭、および杭に連結される柱や基礎梁が基本的な構造体として用いられる。このような構造体を施工する際には、杭の上端部(杭頭)にはパイルキャップ、あるいはフーチング(以下、これらを総じてパイルキャップと記す)が設けられ、パイルキャップに基礎梁や柱が固定・接続される。パイルキャップは、平常時には建築物の重量や建物内の積載物によって生じる鉛直荷重を杭に伝達する役割を有するとともに、地震時には、地震動によって構造体に生じる応力を杭、基礎梁、柱の間で相互に伝達する役割を有する。特許文献1では、鋼管−コンクリート複合パイルを杭(以下、この杭をSC杭と記す)として用い、SC杭上に円盤状の座板を介してパイルキャップを構成する工法が開示されている。
特許第3088385号公報
本発明の実施形態の一つは、新しい構造を有するパイルキャップ、およびそれを含む構造体を提供することを課題の一つとする。あるいは本発明の実施形態の一つは、施工性の向上と施工コストの削減が可能な構造を有するパイルキャップ、パイルキャップを含む構造体、ならびにパイルキャップと構造体の施工方法を提供することを課題の一つとする。
本発明の実施形態の一つは構造体である。この構造体は、少なくとも一本の杭、ベースプレート、およびパイルキャップを備える。ベースプレートは、少なくとも一本の杭上に位置し、少なくとも一本の杭に固定される。パイルキャップはベースプレート上に位置し、少なくとも一本の杭の軸に対して平行に延伸する複数の杭頭定着筋を有する。複数の杭頭定着筋の少なくとも一つは、杭が延伸する方向において杭と重ならないように配置される。
本発明の実施形態の一つは構造体の施工方法である。この施工方法は、第1の杭を埋設すること、第1の杭の上端にベースプレートを固定すること、およびベースプレート上にパイルキャップを形成することを含む。パイルキャップは、第1の杭の軸に対して平行に延伸する複数の杭頭定着筋を含む。複数の杭頭定着筋は、少なくとも一つが第1の杭が延伸する方向において第1の杭と重ならないようにベースプレート上に固定される。
本発明の実施形態により、新しい構造を有するパイルキャップ、およびそれを含む構造体が提供される。あるいは本発明の実施形態により、施工性の向上と施工コストの削減が可能な構造を有するパイルキャップ、パイルキャップを含む構造体、ならびにパイルキャップと構造体の施工方法が提供される。
本発明の実施形態の一つである構造体の模式的斜視図。 本発明の実施形態の一つである構造体の模式的側面図と上面図。 本発明の実施形態の一つである構造体のベースプレートの模式的上面図。 本発明の実施形態の一つである構造体の模式的上面図と側面図。 本発明の実施形態の一つである構造体の模式的上面図と側面図。 本発明の実施形態の一つであるパイルキャップの一部の模式的上面図、および従来のパイルキャップの一部の模式的上面図。 本発明の実施形態の一つである構造体の模式的上面図と側面図。 本発明の実施形態の一つである構造体の模式的上面図と側面図。 本発明の実施形態の一つである構造体の模式的斜視図。 本発明の実施形態の一つである構造体の模式的上面図。 本発明の実施形態の一つである構造体の模式的斜視図。 本発明の実施形態の一つである構造体のベースプレートの模式的底面図。 本発明の実施形態の一つである構造体の模式的側面図と上面図。 本発明の実施形態の一つである構造体の模式的側面図と上面図。 本発明の実施形態の一つである構造体の施工方法を示す模式的断面。 本発明の実施形態の一つである構造体の施工方法を示す模式的上面図と断面。 本発明の実施形態の一つである構造体の施工方法を示す模式的側面図。 本発明の実施形態の一つである構造体の施工方法を示す模式的側面図。 本発明の実施形態の一つである構造体の施工方法を示す模式的側面図。 本発明の実施形態の一つである構造体の施工方法を示す模式的側面図。
以下、本発明の各実施形態について、図面等を参照しつつ説明する。ただし、本発明は、その要旨を逸脱しない範囲において様々な態様で実施することができ、以下に例示する実施形態の記載内容に限定して解釈されるものではない。
図面は、説明をより明確にするため、実際の態様に比べ、各部の幅、厚さ、形状などについて模式的に表される場合があるが、あくまで一例であって、本発明の解釈を限定するものではない。本明細書と各図において、既出の図に関して説明したものと同様の機能を備えた要素には、同一の符号を付して、重複する説明を省略することがある。符号が付された要素の一部を表記する際には、符号に小文字のアルファベットが添えられる。
以下、「ある構造体が他の構造体から露出するという」という表現は、ある構造体の一部が他の構造体によって覆われていない態様を意味し、この他の構造体によって覆われていない部分は、さらに別の構造体によって覆われる態様も含む。
以下、コンクリートとは、原料の一つであるセメントが水と反応して生成する水和物が硬化し、流動性を示さないものを指す。一方、セメントと水を含む混合物が完全に硬化せずに流動性を有する状態は生コンクリートと呼ばれ、以下、レディーミクストコンクリートと記す。
1.全体構造
本節では、本発明の実施形態の一つであるパイルキャップ104、およびそれを含む構造体100の構造について説明する。添付される全ての図面には構造体100の全体、または一部が示されており、以下、便宜上、水平な地表面をxy平面とし、鉛直方向がz軸方向であるとして説明を行う。
構造体100の模式的斜視図を図1に、側面図と上面図を図2(A)、図2(B)にそれぞれ示す。構造体100は、地中に埋設されて固定される少なくとも一本の杭102、杭102上に設けられ、杭102に固定されるベースプレート110、ベースプレート110の上に設けられるパイルキャップ104を有する。杭102の端部には端板103が連結されていてもよい。この場合、端板103にベースプレート110が固定される。後述するように、少なくとも一本の杭102は複数の杭102を含んでもよい。構造体100はさらに、パイルキャップ104の上に設けられ、鉛直方向に延伸する柱106や、パイルキャップ104に接続される梁(基礎梁)108を備えてもよい。一つのパイルキャップ104に接続される柱106の数や形状に制約はなく、例えば一つのパイルキャップ104上に複数の柱106が設けられてもよい。また、一つのパイルキャップ104に接続される梁108も一つでもよく、複数でもよい。梁108は地上に配置してもよく、地中に配置してもよい。図2(A)では、隣接する二つのパイルキャップ104、パイルキャップ104の間に位置する梁108、パイルキャップ104上の柱106の一部も示されている。この構造体100に壁や床を設置することで、種々の建築物を施工することができる。
杭102は構造体100の基礎となるものであり、地中に埋め込まれ、固定される。杭102の上端(杭頭)は地表面から露出してもよく、地表面よりも低くてもよい。杭102は地中の支持層(岩盤)に固定されていてもよく、支持層には達しない摩擦杭でもよい。杭102は鉄筋コンクリートで構成されていてもよく、断面が円形若しくは角形の中空管構造を有する鋼材(鋼管)、あるいはH形鋼材などの鋼材で構成されていてもよい。あるいは鋼管とコンクリートの両者で構成されていてもよい。この場合、典型的には、断面が円形の鋼管の内表面に接する円筒状のコンクリートが設けられたSC杭が使用される。
図1に示されるように、ベースプレート110は、長方形、正方形、菱形、平行四辺形、台形などに例示される四角形形状を有する鋼板である。ベースプレート110の厚さは任意に設定することができ、例えば1.6mm以上100mm以下、2.0mm以上50mm以下、または5.0mm以上20mm以下の範囲から選択すればよい。大きさも任意に設定され、一つのパイルキャップ104に杭102が一つ設けられる場合、一辺の長さは杭の外径以上であり、外径の5倍以下の範囲から選択すればよい。具体的には、一辺の長さは0.3m以上6m以下、または0.5m以上5m以下、または1m以上3m以下の範囲から選択される。一つのパイルキャップ104に複数の杭102が設けられる場合には、一辺の長さは杭の外径以上であり、外径の15倍以下の範囲から選択すればよい。具体的には、一辺の長さは0.3m以上18m以下、1m以上15m以下、または5m以上10m以下の範囲から選択される。
ベースプレート110は、杭102の軸(長手方向に延びる中心軸)が鉛直になるように杭102を地中に埋設した際、上面が水平面(すなわち、xy平面)と平行になるよう、杭102の端部に固定される。固定方法に制約はなく、例えばボルトによる固定や溶接による固定でもよい。SC杭を用いる場合には、杭102の外周面を形成する鋼管と溶接してもよいが、後述するように端板103にねじ穴103a(後述)を設け、このねじ穴103aを利用してねじ105で固定することで、ベースプレート110を杭102に容易に固定することができる。
図3(A)に示すように、ベースプレート110は開口を持たない鋼板でもよいが、図3(B)に示すように、杭102と重なる開口110aを有してもよい。この場合、鉛直方向において開口110aの全体が杭102と重なることが好ましい。杭102がSC杭である場合、開口110aの全体がSC杭のコンクリートの内表面に囲まれる中空部と重なることが好ましい。ベースプレート110が固定された杭102が地中に埋設されている場合、この開口110aを通して捨てコンクリートを注入することができる。開口110aを設ける場合、杭102の埋設後に開口110aを塞ぐキャッピングプレート112を設けてもよい(図3(C))。キャッピングプレート112はベースプレート110の上に設けられ、パイルキャップ104内に配置される。キャッピングプレート112を設けることで、パイルキャップ104を施工する際、レディーミクストコンクリートがSC杭の中空部へ流れ込むことを防ぐことができる。
パイルキャップ104は杭102とベースプレート110の上に設けられる。ベースプレート110が存在するため、杭102はパイルキャップ104内には挿入されないことになる。パイルキャップ104は鉄筋コンクリートで構成することができる。パイルキャップ104の形状に制約はなく、例えば、水平面に平行な断面形状がベースプレート110の形状と同一でもよい。あるいは、水平面に平行な断面はベースプレート110の上面よりも小さくてもよい。図示しないが、パイルキャップ104は一部が地表面の下に位置し、他の一部が地表面から露出するように配置してもよい。あるいは、パイルキャップ104を地表面上に直接設けてもよく、杭102を囲むように設けられる捨てコンクリート上に設けてもよい。
柱106はパイルキャップ104を介して杭102に接続される。柱106は鉄筋コンクリートで構成されてもよく、鉄筋を含まないコンクリート、または鉄骨で構成されてもよい。杭102と柱106がそれぞれ一本の場合、柱106の中心軸は杭102やパイルキャップ104の中心軸と一致するように設けられることが好ましい。柱106の形状にも制約はなく、例えば円柱や四角柱であってよい。
梁108はパイルキャップ104の側面に接続され、柱106と交差する。梁108は水平方向に延伸してもよく、水平方向から傾くように延伸してもよい。梁108も鉄筋コンクリートで構成することができる。
2.鉄筋ユニット
上述したように、パイルキャップ104や柱106、梁108は、鉄筋コンクリートで形成することができる。本節では、鉄筋コンクリートで形成されるパイルキャップ104や柱106、梁108に組み込まれる鉄筋ユニットの一例を図4(A)から図6(A)、図7(A)、図7(B)を用いて説明する。これらの図では、鉄筋ユニット以外の構成の一部は省略される、または点線で示されている。
図4(A)と図4(B)に、それぞれ構造体100の上面模式図と側面模式図を示す。これらの図では、パイルキャップ104を構成する鉄筋の一部、および柱106と梁108を構成する鉄筋が示されており、後述するパイルキャップ104内の一部の鉄筋は、見やすさを考慮して図示されていない。
パイルキャップ104内部には、複数の杭頭定着筋120が設けられる。杭頭定着筋120により、構造体100に対して水平方向に力が加えられた際、杭頭に作用する曲げモーメントをパイルキャップ104や梁108に効果的に伝達することができる。図4(A)、図4(B)に示すように、複数の杭頭定着筋120は、杭102が延伸する方向において(すなわち、xy平面において)、少なくとも一つ(例えば図4(A)における杭頭定着筋120c)が杭102と重ならないように設けられる。柱筋130や梁筋140は杭頭の上方に配置されることが多いため、上記配置によって杭頭定着筋120が柱筋130や梁筋140と干渉することを防ぐことができる。その結果、杭頭定着筋120の配置の自由度が向上し、構造体100の設計や施工が容易となる。
図5(A)、図5(B)に示すように、全ての杭頭定着筋120が杭102と重ならずにxy平面において杭102を囲むように設けてもよい。xy平面において杭102を囲むように設けることにより、ベースプレート110の外周により近い位置に杭頭定着筋120を配置することができる。このため、応力中心間距離を大きくすることができ、少ない杭頭定着筋120で大きな曲げモーメントを負担することが可能となる。
杭頭定着筋120は、杭102の軸に平行な方向(杭102が鉛直方向に埋設された際には、鉛直方向)に延伸し、杭102ではなく、ベースプレート110に溶接によって固定される。溶接方法に制約はなく、アーク溶接でもガス溶接でもよい。杭頭定着筋120はベースプレート110の上面に溶接固定されるため、アーク溶接を利用するスタッド溶接(アークスタッド溶接)が簡便で好ましい。具体的には、スタッドとして機能する杭頭定着筋120とベースプレート110の間に大電流を供給してアークを発生させ、このアークで発生した熱で杭頭定着筋120の下端部とベースプレート110の表面を溶融する。溶融した金属が杭頭定着筋120とベースプレート110の間で凝固することで、杭頭定着筋120とベースプレート110が固定される。杭頭定着筋120は、構造体100を施工する現場においてベースプレート110に固定されるが、この方法は、短時間で溶接ができ、作業者の技量によって大きな影響を受けない点が特徴である。杭102に杭頭定着筋120を直接溶接する場合には、フレア溶接を利用して杭102の側面に杭頭定着筋120溶接する必要があり、作業者の技量に大きく左右され、また、長い作業時間が要求される。したがって、ベースプレート110を杭102の上に設け、杭頭定着筋120をスタッド溶接によってベースプレート110の上面に固定することで、構造体100、および構造体100を含む建築物の施工時間の短縮やコストの削減が可能である。
パイルキャップ104と柱106の内部には、鉛直方向に柱106内部を延伸する複数の柱筋130が配置される。図示しないが、構造体100は、複数の柱筋130と交差し、柱筋130を囲む補強筋を柱106内、および/またはパイルキャップ104内に有していてもよい。柱筋130の配置は任意であり、四角形の外周上に、かつ柱106から露出しないように配置すればよい(図4(A)、図5(A)参照)。柱のxy断面形状が円の場合には、円周上に、かつ柱106から露出しないように配置すればよい。
梁108は複数の梁筋140を有しており、各梁筋140は柱筋130や杭頭定着筋120と交差する。梁筋140は、一部が隣接する二つの杭頭定着筋120の間を通過するように配置される。構造体100はさらに、複数の梁筋140と交差し、梁筋140を囲む補強筋142を備えてもよい。梁筋140は、構造体100に作用する荷重を杭102や柱106へ伝達する機能を有する。図4(B)、図5(B)では梁筋140が水平方向に梁108内部を延伸する例が示されているが、梁108が水平方向から傾くように設けられる場合には、梁筋140も水平方向から傾く。
ここで、図4(A)、図5(A)に示すように、複数の杭頭定着筋120は、任意に選択される少なくとも三つ(例えば隣接する三つの杭頭定着筋120a、120b、120c)がベースプレート110の上面において一つの直線上に配列されるように配置することができる。この場合、複数の杭頭定着筋120は、四角形または実質的に四角形の輪郭を形成するように、すなわち、鎖線L1で示された四角形の外周上に配列するように設けることができる。この四角形は、正方形、長方形、菱形、台形、平行四辺形のいずれでもよく、ベースプレート110の上面形状に対して相似でもよい。複数の杭頭定着筋120は、等間隔に配置してもよく、隣接する杭頭定着筋120の間隔はパイルキャップ104内で異なっていてもよい。また、図示しないが、複数の杭頭定着筋120はジグザグ状に配置されてもよい。
上述したように、梁筋140は、一部が隣接する二つの杭頭定着筋120の間を通過するように配置される。このため、例えば図6(A)に示すように、四角形の外周上に配列するように複数の杭頭定着筋120を等間隔で設けることにより、梁筋140が延伸する方向に垂直な方向(図6(A)に示すx方向に延伸する梁筋140にとってはy方向)において、隣接する杭頭定着筋120の間隔d1がパイルキャップ104内においてすべて同一となる。これにより、梁筋140の配置設計が容易となり、梁筋140を一定の間隔d2で梁108内に配置することが可能となる。
これに対し、図6(B)に示すように、例えばベースプレート110を円盤形状または円形とし、複数の杭頭定着筋120を円周上に配置した場合には、杭頭定着筋120を円周方向で同じ間隔d3で配置しても、梁筋140が延伸する方向に垂直な方向(図6(B)に示す梁筋140にとってはy方向)においては、隣接する杭頭定着筋120間の間隔は同一にならない。例えば図6(B)の例では、y方向における杭頭定着筋120dと120eの間の間隔d4と杭頭定着筋120eと120fの間の間隔d5は異なる。このため、梁筋140を配置するための設計の自由度が大きく低下する。また、梁筋140が配置可能な数が制限される、あるいは梁筋140を配置できない空間が生じる。これは、パイルキャップ104の側面に近づくにつれて隣接する杭頭定着筋の間隔は小さくなるからである。例えば図6(B)に示した例では、y方向においてパイルキャップ104の側面の近くで互いに隣接する杭頭定着筋120hと120gの間隔d6は、間隔d4やd5よりも小さい。したがって、x方向に延伸する梁筋140は、杭頭定着筋120hと120gの間に配置できない、あるいは杭頭定着筋120hと120gと干渉する。このことは、パイルキャップ104内の配筋計画や配筋作業が困難となる原因である。
したがって、本実施形態のように、ベースプレート110の表面において四角形の外周上に配列するように複数の杭頭定着筋120を固定することで、高い強度を有するパイルキャップ104や梁108、およびパイルキャップ104を含む構造体100を施工することができ、かつ、鉄筋ユニットの設計のための高い自由度を確保することができる。
パイルキャップ104内には、杭頭定着筋120以外の鉄筋もさらに設けられる。例えば上面模式図(図7(A))と側面模式図(図7(B))に示すように、パイルキャップ104内には、複数の横補強筋122、複数のはかま筋126、および任意の構成として複数の基礎筋(以下、ベース筋)124が配置される。なお、図7(A)と図7(B)では、見やすさを考慮し、梁筋140または柱筋130は図示されていない。
複数のはかま筋126は、それぞれU字形状を有する鉄筋であり、U字形状の開いた部分が下になるように配置される(図7(B))。複数のはかま筋126の一部はx方向に延伸し、他の一部はy方向に延伸する。これらは互いに交差し、xy平面において杭102と重なる格子形状を形成するように配置される(図7(A)、図7(B))。図示しないが、柱筋130(図4(B)参照)の少なくとも一部は、複数のはかま筋126によって形成される格子を貫通する。はかま筋126を設けることで、パイルキャップ104のひび割れを抑制することができる。
はかま筋126と同様、複数のベース筋124もそれぞれU字形状を有する鉄筋であり、U字形状の開いた部分が上になるように配置される(図7(B))。複数のベース筋124の一部はx方向に、他の一部はy方向に延伸する。これらも互いに交差し、xy平面において杭102と重なる格子形状を形成するように配置される(図7(A)、図7(B))。ベース筋124もパイルキャップのひび割れを防止する機能を有する。
梁筋140と同様、はかま筋126やベース筋124も、少なくとも一部は隣接する杭頭定着筋120の間を通るように配置することができる。上述した理由から理解されるように、ベースプレート110の表面において四角形の外周上に配列するように杭頭定着筋120を固定することで、はかま筋126やベース筋124の一部が隣接する杭頭定着筋120の間を通るように配置される場合でも、はかま筋126やベース筋124の配置の自由度が確保される。
横補強筋122は杭頭定着筋120やはかま筋126、ベース筋124を囲むように設けられ、はかま筋126やベース筋124によって構築される鉄筋ユニットの構造を維持する。
上述した鉄筋によって鉄筋ユニットが構築される。コンクリートは横補強筋122、杭頭定着筋120、柱筋130の一部、梁筋140の一部、はかま筋126を埋め込むように設けられ、これらによってパイルキャップ104が構成される。ベース筋124を設ける場合、ベース筋124もコンクリート内に埋め込まれる。一方、柱106は、柱筋130の他の一部とこれを埋め込むように打設されるコンクリートを含み、梁108は梁筋140の他の一部とこれを埋め込むように打設されるコンクリートを含む。
3.変形例
3−1.変形例1
上述した例では、xy平面におけるベースプレート110とパイルキャップ104の断面形状は同一である。したがって、ベースプレート110とパイルキャップ104の側面は同一平面上に位置することができる。一つの実施形態では、xy平面における断面形状は同一である必要は無く、例えば図8(A)、図8(B)に示すように、xy平面におけるベースプレート110の断面形状はパイルキャップ104のそれよりも小さくてもよい。この場合、パイルキャップ104の底面の一部はベースプレート110と接触せず、ベースプレート110から露出する。図示しないが、逆にxy平面におけるパイルキャップ104の断面形状はベースプレート110のそれよりも大きくてもよい。この場合には、ベースプレート110の上面の一部がパイルキャップ104から露出する。
3−2.変形例2
上述した例では、一本の杭102に一つのベースプレート110が固定されるが、図9に示すように、構造体100の一つのパイルキャップ104にはさらに一つ以上の杭102が固定されていてもよい。換言すると、各々のパイルキャップ104において、複数の杭102の全てが一つのベースプレート110に固定されていてもよい。開口110aを設ける場合には、一つのベースプレート110に固定される杭102と同数の開口110aを設ければよい。各開口110aは、対応する一つの杭102と重なるように配置される(図10)。
複数の杭102を設ける場合も、杭102が延伸する方向において少なくとも一つの杭頭定着筋120が全ての杭102と重ならないように設けられる。ベースプレート110の上面において杭頭定着筋120を四角形の外周上に配列するように配置する場合、単一の四角形の外周上に配置してもよく、あるいは図10に示すように、一部の杭頭定着筋120(図10における杭頭定着筋120i)は、ベースプレート110の上面において、この四角形(図10の鎖線L1)を複数の四角形の領域に分割する一つまたは複数の直線(図10の二点鎖線L2)上に配列するように固定されていてもよい。各領域は、対応する一つの杭102と重なるよう杭頭定着筋120が配置される。あるいは、一つの領域は、複数の杭102から選択される少なくとも一つの杭102と重なるように杭頭定着筋120が配置される。このように杭頭定着筋120を配置することで、梁筋140が延伸する方向に垂直な方向(すなわちx方向とy方向)において、梁筋140の配置の自由度を確保することができる。
3−3.変形例3
図11の斜視図に示すように、構造体100はさらに、ベースプレート110を支持する少なくとも一つの補強板114を有していてもよい。補強板114も鋼板として形成することができ、一辺が杭102の外周に固定され、一辺がベースプレート110の底面に固定されるように設けることができる。補強板114の固定はボルト留めによって行ってもよく、あるいは溶接で行ってもよい。補強板114を設けることで、杭頭定着筋に曲げモーメントが作用した際、ベースプレートが曲がってしまうことを防ぐことができる。
補強板114の配置も任意に選択することができる。例えば図12(A)から図12(D)の模式的底面図に示されるように、補強板114は、一つの角がベースプレート110の辺や角に到達するように構成してもよく(図12(A)、図12(B))、辺や角に到達しないように構成してもよい(図12(C))。補強板114の数にも制約はなく、一つでもよく、あるいは図12(D)に示すように、放射状に配置される八つの補強板114を設けてもよい。
3−4.変形例4
上述した例では、梁108は鉄筋コンクリートによって構成される、いわゆるRC造と呼ばれる構造を有するが、梁108は鉄筋コンクリートと鉄骨を組み合わせたハイブリッド構造を有してもよい。この構成の一例を図13(A)から図14(B)に示す。図13(A)、図13(B)はそれぞれ構造体100の模式的側面図と上面図であり、内部に配置される鉄筋ユニットを示す模式的側面図と上面図を図14(A)、図14(B)に示す。なお、図14(A)、図14(B)では、見やすさを考慮し、一部の鉄筋は図示されていない。
図13(A)、図13(B)に示すように、ハイブリッド構造を有する梁108は、パイルキャップ104に接続される鉄筋コンクリート部(以下、RC部)108a、およびRC部108aに接続され、隣接する二つのRC部108aに挟まれる鉄骨部(S部とも呼ばれる)108bを有する。
図14(A)、図14(B)に示すように、梁108はパイルキャップ104に接続される鉄骨108cを有する。鉄骨108cは、図13(A)に示すようにH形の断面を有する鋼(H形鋼)でもよく、図示しない中空管構造を有する鋼管でもよい。鉄骨108cはパイルキャップ104を貫通しない。一方、梁筋140は鉄骨108cの一部と重なり、さらにパイルキャップ104内にも配置される。パイルキャップ104を介して二つの鉄骨108cが隣接する場合は、梁筋140はパイルキャップ104を貫通する(図14(B))。梁筋140と鉄骨108cの少なくとも一部は、杭頭定着筋120の間を通過するように設けられる。
梁108はさらに、複数の梁筋140と重なり、かつ梁筋140を取り囲む補強筋142を備える。補強筋142、および補強筋142に囲まれた鉄骨108cはコンクリートで一体化されてRC部108aを構成し、これにより鉄骨108cがパイルキャップ104と強固に固定される。補強筋142の配置密度はRC部108aにおいて均一である必要は無く、RC部108aの両端部の配置密度が高くなるよう、補強筋142を配置してもよい。
4.構造体の施工方法
本節では、構造体100の施工方法の一例を図15(A)から図20(B)を用いて説明する。図15(A)から図15(C)と図16(B)はxz平面の断面図であり、図16(A)はxy平面図である。図17から図20(B)はxz平面の側面図であり、図2(A)に対応する。これらの側面図では見やすさを考慮し、鉄筋の一部は省略されている場合がある。ここでは、管状に設けられたコンクリート102aを取り囲む鋼管102bを有するSC杭を杭102として用いる例を用いて説明する。
まず、杭102を地面に埋設する(図15(A))。例えば、杭102を全体が地表(図15(A)における鎖線GL)よりも低くなるように埋設し、その後杭102の周囲を掘削し、露出した地面に捨てコンクリート154を打設する(図15(B))。捨てコンクリート154を打設する際、杭102内部の一部をコンクリート152で充填してもよい。
この後、ベースプレート110を杭102の上端に固定する(図15(C))。固定方法は任意に選択でき、例えば溶接やねじで固定してもよい。溶接で固定する場合には、工場で杭を製造する際にあらかじめ端板103にベースプレート110を溶接しておく、あるいは端板103を設けずにベースプレート110を直接鋼管102bに溶接しておいてもよい。あるいは、杭102を地中に埋設したあとにベースプレート110を端板103または鋼管102bに溶接してもよい。ねじ留めによって固定する場合には、固定用のねじ穴103aを有する端板103(図16(A)参照)を杭102の上端に設け、このねじ穴を利用してねじ(またはボルト)105で接合固定してもよい(図16(B))。端板103は杭102の埋設前に取り付ければよい。
ベースプレート110に開口110aが設けられる場合には、杭102の埋設後、開口110aを塞ぐようにキャッピングプレート112を設ける(図17)。キャッピングプレート112はベースプレート110とボルト留めや溶接によって固定される。
次に、杭頭定着筋120をベースプレート110に固定する(図17)。杭頭定着筋120は、ベースプレート110の上面において、少なくとも一つが杭102と重ならないように固定され、例えば四角形の外周上に配列するように固定される。上述したように、スタッド溶接によって杭頭定着筋120を固定することで、構造体100、および構造体100を含む建築物の施工時間の短縮が可能であり、溶接品質の向上と施工コストの削減を図ることができる。スタッド溶接によって固定する場合には、ベースプレート110の上面と杭頭定着筋120の間にアークを発生させ、アークによってベースプレート110と杭頭定着筋120の一部が溶融することで形成される溶融池の中に杭頭定着筋120を押し付ければよい。溶融池が凝固することで、溶接継手部128を介し、杭頭定着筋120が強固にベースプレート110に固定される(図17中の拡大図参照)。
次に、構造体100を構成する鉄筋ユニットを構築する。すなわち、ベースプレート110上に上述した鉄筋(ベース筋124、横補強筋122、柱筋130、梁筋140、はかま筋126、補強筋142など)を組み立て、固定する(図18(A))。梁108が鉄骨108cを含むハイブリッド構造である場合には、鉄骨108cを所定の位置に設置した後、梁筋140を有する鉄筋ユニットを構築する。鉄筋ユニットの構築は公知の方法を適宜利用することで行うことができるので、詳細な説明は割愛する。
引き続き、鉄筋ユニットとベースプレート110を取り囲むように型枠150を形成する(図18(B))。型枠150も公知の方法を適宜利用することで形成される。図18(B)に示すように、型枠150をベースプレート110の側面に接するように形成することで、後に形成されるパイルキャップ104の側面とベースプレート110の側面が同一平面上に位置することができる。ただし、型枠150は、ベースプレート110を取り囲まず、ベースプレート110上にベースプレート110と重なるように設けてもよい(図19(A))。このように型枠150を設けることで、変形例1で述べたように、パイルキャップ104のxy平面に平行な断面形状をベースプレート110の上面よりも小さくすることができる。
この後、型枠150内にレディーミクストコンクリート156を流し込む(図19(B))。これにより、鉄筋ユニットのすべて、あるいは一部がレディーミクストコンクリート156によって覆われる。必要に応じ、レディーミクストコンクリート156が型枠150内で均一に充填されるよう、バイブレータなどを用いて振動を与える。梁108がハイブリッド構造である場合には、鉄筋ユニットと鉄骨108cを配置した後、鉄骨108cと補強筋142の一部が覆われるようにレディーミクストコンクリート156を型枠150内に流し込む。
この後、レディーミクストコンクリート156を硬化させ、硬化後に型枠150を除去する。これにより、構造体100が施工される。ベース筋124や横補強筋122、杭頭定着筋120などのパイルキャップ104を構成する鉄筋のみだけでなく、梁筋140や柱筋130も埋め込むように型枠150内にレディーミクストコンクリート156を流し込み硬化させることで、パイルキャップ104と柱筋130、梁108が一体化された構造体100を施工することができる。
xy平面におけるパイルキャップ104の断面形状をベースプレート110のそれよりも大きくする場合には(変形例1参照)、図20(A)に示すように、型枠150のうちz方向に延伸する部分がベースプレート110から離隔するように型枠150を形成し、その後レディーミクストコンクリート156を型枠150内に流し込めばよい(図20(B))。これにより、ベースプレート110がx方向またはy方向においてRC部108aから離隔した構造を得ることができる。
本発明の実施形態として上述した各実施形態は、相互に矛盾しない限りにおいて、適宜組み合わせて実施することができる。各実施形態を基にして、当業者が適宜構成要素の追加、削除もしくは設計変更を行ったものも、本発明の要旨を備えている限り、本発明の範囲に含まれる。
上述した各実施形態によりもたらされる作用効果とは異なる他の作用効果であっても、本明細書の記載から明らかなもの、または、当業者において容易に予測し得るものについては、当然に本発明によりもたらされるものと理解される。
100:構造体、102:杭、102a:コンクリート、102b:鋼管、102c:溶接継手部、103:端板、103a:ねじ穴、104:パイルキャップ、105:ねじ、106:柱、108:梁、108a:RC部、108b:鉄骨部、108c:鉄骨、110:ベースプレート、110a:開口、112:キャッピングプレート、114:補強板、120:杭頭定着筋、120a:杭頭定着筋、120b:杭頭定着筋、120c:杭頭定着筋、120d:杭頭定着筋、120e:杭頭定着筋、120f:杭頭定着筋、120g:杭頭定着筋、120h:杭頭定着筋、120i:杭頭定着筋、122:横補強筋、124:ベース筋、126:はかま筋、128:溶接継手部、130:柱筋、140:梁筋、142:補強筋、150:型枠、152:コンクリート、154:捨てコンクリート、156:レディーミクストコンクリート

Claims (12)

  1. 少なくとも一本の杭、
    前記少なくとも一本の杭上に位置し、前記少なくとも一本の杭に固定されるベースプレート、および
    前記ベースプレート上のパイルキャップを備え、
    前記パイルキャップは、前記少なくとも一本の杭の軸に対して平行に延伸する複数の杭頭定着筋を有し、
    前記複数の杭頭定着筋の少なくとも一つは、前記杭が延伸する方向において前記杭と重ならないように配置される、構造体。
  2. 前記複数の杭頭定着筋のうち少なくとも三つは、前記ベースプレートの上面において直線上に配列する、請求項1に記載の構造体。
  3. 前記複数の杭頭定着筋のうち少なくとも一部は、前記ベースプレートの前記上面において四角形の外周上に配列する、請求項2に記載の構造体。
  4. 前記ベースプレートは四角形形状を有する、請求項1に記載の構造体。
  5. 前記ベースプレートは、前記少なくとも一本の杭と重なる開口を有する、請求項1に記載の構造体。
  6. 前記開口を覆うキャッピングプレートを前記パイルキャップ内にさらに備える、請求項5に記載の構造体。
  7. 前記複数の杭頭定着筋の他の一部は、前記ベースプレートの前記上面において、前記四角形を複数の四角形の領域に分割する複数の直線上に配列する、請求項3に記載の構造体。
  8. 前記少なくとも一本の杭は複数の杭を含み、
    前記複数の領域の一つは、前記複数の杭のうち少なくとも一つと重なる、請求項7に記載の構造体。
  9. 前記複数の領域の数と前記複数の杭の数は同一であり、
    前記複数の領域の各々は、前記複数の杭のうち対応する一つと重なる、請求項8に記載の構造体。
  10. 前記ベースプレートと前記少なくとも一本の杭に固定される補強板をさらに備える、請求項1に記載の構造体。
  11. 前記パイルキャップに接続される梁と柱をさらに含む、請求項1に記載の構造体。
  12. 第1の杭を埋設すること、
    前記第1の杭の上端にベースプレートを固定すること、および
    前記ベースプレート上にパイルキャップを形成することを含み、
    前記パイルキャップは、前記第1の杭の軸に対して平行に延伸する複数の杭頭定着筋を含み、
    前記複数の杭頭定着筋は、少なくとも一つが前記第1の杭が延伸する方向において前記第1の杭と重ならないように前記ベースプレート上に固定される、構造体の施工方法。
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