JP2021100878A - シート処理装置 - Google Patents

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Abstract

【課題】画像形成されたシートの乾燥装置を不要とするシート処理装置を提供する。【解決手段】インクが塗布されたシートが所定の搬送方向に案内する受入搬送路452へ導入されたとき、折り処理部は、搬送ローラー対453により受入搬送路452を搬送されてくるシートを受け入れる。第一折り(Z折り)制御部は、折り処理部がシートの折り処理の有無に係わらず、シートへのインク塗布量に応じて、搬送ローラー対453の一時停止又は搬送速度を低速に制御することで、搬受入搬送路452内でシートを乾燥させる。【選択図】図4

Description

本発明は、例えば画像形成されたシートを後処理する装置に係り、特に、表面にインク印刷されたシートに後処理を施すシート処理装置に関する。
従来、インクジェットプリンターに後処理装置を接続したシート処理装置において、インクジェットプリンターで印刷されたシートが後処理装置へ搬送される前に該シートを乾燥すべく、所定距離の搬送経路を備え、インクジェットプリンターと後処理装置の間に配置されたシート乾燥装置が知られている(例えば、特許文献1を参照)。
また、画像形成装置から搬送されたシートを後続の装置へ搬送する第1の搬送経路と、シートに折り処理を施した後に後続の装置へ搬送する第2搬送経路を備え、シートの折り処理を施す装置(例えば、特許文献2を参照)は、特許文献1に開示されているシート乾燥装置と同等の搬送距離を有してしているものの、折り処理を施す際にシートが案内される第2搬送経は、折り処理を施す際の専用の搬送経路を形成するようにしている。
特開2017−132636 特開2006−193288
特許文献1のようにインクジェットプリンターに、特許文献2で提案されているようなシート折り装置(後処理装置)を接続する場合、インクジェットプリンターで印刷されたシートがシート折り装置に搬送されるまでに該シートを乾かすべく、インクジェットプリンターとシート折り装置の間には上述したシート乾燥装置を備える必要がある。
よって、インクジェットプリンターにシート折り装置などの後処理装置を接続する場合には、インクジェットプリンターと後処理装置の間にシート乾燥装置を設置し連結することで、装置が大型化してしまうという課題があった。
本発明は、シート乾燥装置を省略できるシート処理装置を提供することを目的とする。
上記課題を解決するため本発明のシート処理装置は、インクが塗布されたシートを所定の搬送方向に案内する搬送経路と、前記搬送経路に沿って、前記シートを搬送するシート搬送手段と、前記シート搬送手段により搬送される前記シートを受け入れ、前記シートの所定の後処理位置に所定の後処理を施す後処理手段と、前記シートを乾燥する乾燥処理を施すべく前記シート搬送手段を制御する制御手段と、を備える。
本発明の或る実施形態においては、前記制御手段は、前記後処理手段が前記シートに前記後処理を施す際の前記シート搬送手段の搬送速度よりも、前記乾燥処理を行う際の前記シート搬送手段の搬送速度を遅くすべく前記シート搬送手段を制御することで、遅らせた時間を乾燥時間に充てる。
そして、前記制御手段は、前記乾燥処理を行うべく前記シート搬送手段による前記シートの搬送を所定時間停止させることで、更に長い乾燥時間を確保できる。
この場合、前記制御手段は、前記後処理を施す前に、前記乾燥処理を施すべく前記シート搬送手段を制御するのが好適である。
本発明の他の実施形態においては、前記シートへの印刷単位当たりのインク塗布量を認識する塗布量認識手段を備え、前記制御手段は、前記塗布量認識手段によって認識された前記インク塗布量が閾値未満の場合より閾値以上の場合の方が前記シート搬送手段の搬送速度を遅くする。インク塗布量を認識することで、必要な乾燥時間が明確となる。
そして、前記制御手段は、前記塗布量認識手段によって認識された前記インク塗布量が閾値以上の場合、前記シートを乾燥するべく前記シートの搬送を所定時間停止する。
また、前記制御手段は、前記塗布量認識手段により認識された前記インク塗布量が閾値未満の場合、前記乾燥処理を行うことなく前記後処理を行うべく、前記シート搬送手段および前記後処理手段を制御する。
本発明によれば、後処理手段をシート乾燥装置の代用として用い、後処理を施さない場合も後処理専用の搬送経路にシートを案内し、この搬送経路内でシートを乾燥させることでシート乾燥装置が不要であり、シート処理装置の小型化が図れる。
シート処理装置の一実施形態の概略構成図を示す。 本発明の実施形態に係る画像形成装置の実施例である複写機の制御ブロック図を示す。 2つ折り処理部とフィニッシャーの概略正面図を示す。 Z(3つ)折り処理部の動作を概略正面断面図で示す。(a)はシートを2つに折る直前の状態の説明図、(b) はシートの2つに折っている状態の説明図である。 Z(3つ) 折り処理部の動作を概略正面断面図で示す。(a)はシートをZ(3つ)折りする直前の状態の説明図、(b)はシートのZ(3つ)折りを開始する際の状態の説明図、(c)はシートをZ(3つ)折りにして排出している状態の説明図である。 Z(3つ)折り処理部の制御ブロック図を示す。 4つ折の場合のシート折り順の説明図を示す。 折り処理部のZ折り形成時の最初の折り曲げ工程の説明図を示す。 折り処理部の図8に続く折り曲げ工程の説明図を示す。 折り処理部の図9に続く折り曲げ工程の説明図を示す。 折り処理部のフローチャートを示す。
以下、図を参照して本発明の実施形態に係るシート処理装置を説明する。図1に示すように、シート処理装置11は、用紙などのシート12に印刷を行う印刷装置などの第1装置の一例である装置本体13と、印刷されたシート12に処理を行う第2装置の一例であるフィニッシャー600と、装置本体13とフィニッシャー600との間に位置する第3装置の一例である、折り処理部400と2つ折り装置500とを備えている。フィニッシャー600、折り処理部400及び2つ折り装置500は、装置本体13から送られてくるシートに対しそれぞれ後処理を施す後処理手段であり、具体的な処理内容については後に明らかとなる。
装置本体13には、上流側搬送経路17が設けられていると共に、折り処理部400には、Z折り搬送路450が設けられている。そして、上流側搬送経路17、中間搬送経路450により、装置本体13から折り処理部400と2つ折り装置500を経由してフィニッシャー600まで続く搬送経路が構成されている。
装置本体13には、シート12を積層状態で収容可能な少なくとも1つ(図1では4つ)のカセット21が着脱可能に設けられている。そして、装置本体13は、カセット21に収容されたシート12を給送する給送部22と、給送されたシート12を搬送する上流側搬送部23と、上流側搬送部23により搬送されるシート12に印刷する印刷部24とを備えている。
給送部22は、カセット21に積層状態で配置されたシート12のうち、最上位のシート12を送り出すピックアップローラー26と、ピックアップローラー26により送り出されたシート12を1枚ずつ分離する分離ローラー対27とを備えている。さらに、給送部22は、ピックアップローラー26を回転駆動するための給送モーター28を備えている。
上流側搬送部23は、上流側搬送モーター29の駆動に伴って回転することにより、上流側搬送経路17に沿ってシート12を搬送する少なくとも1つ(図1では2つ)の上流側搬送ローラー対30を備えている。さらに、上流側搬送経路17沿いの位置には、無端状の搬送ベルト31が掛け渡された駆動プーリー32と従動プーリー33とが設けられている。そして、シート12は、搬送ベルト31の支持面(外周面)に吸着された状態で搬送ベルト31の回転に伴って搬送される。
印刷部24は、上流側搬送経路17を挟んで搬送ベルト31と対向する位置に設けられている。そして、印刷部24は、搬送ベルト31に支持されて搬送されるシート12にインクなどの液体を噴射することにより、上流側搬送部23により搬送されるシート12に液体を付着させて印刷する。なお、本実施形態の印刷部24は、シート12の搬送方向と交差(例えば直交)する幅方向に亘ってインクを同時に噴射可能な所謂ラインヘッドである。
図2に示すように、シート処理装置11は、シート処理装置11における各機構の駆動を統括的に制御するCPU回路部301を備えている。このCPU回路部301は、各種のモーターの駆動を制御することによりシート12を搬送させる。
また、装置本体13のCPU回路部301は、印刷データに基づいて印刷部24がシート12の単位領域当たりに付着させる液体の量である単位付着量を算出する算出部302と、予め設定された単位付着量に関する閾値を記憶する記憶部308とを備えている。すなわち、CPU回路部301は、シート処理装置11に印刷データが入力されると、この印刷データに基づいて単位付着量を算出する。
なお、閾値は、シート12や液体の種類、搬送経路の長さなどに応じて設定される。すなわち、印刷部24がシート12の表面(印刷面)に液体を付着させて印刷を行うと、表面を凸形状とするカールが生じることがある。このカールは、液体を吸収した表面側が膨潤するのに対し、液体が浸透していない裏面側が膨潤しないため、表裏の膨張率の差によって生じるものと考えられる。そのため、単位付着量が多いほどカールは生じやすい。そして、表面に付着した液体が裏面側に浸透したり、液体が蒸発して表面側の膨潤が低減したりするのに伴ってカールは低減する。
したがって、例えば液体が浸透しやすい媒体の場合は、液体が浸透しにくい媒体よりもカールが低減するのに要する時間が短くなる。そして、閾値は、液体が浸透しにくい媒体や、浸透や蒸発しにくい液体ほど小さく設定される。
次に、シート処理装置11が印刷を行う場合の作用について説明する。なお、以下の説明では、給送部22に給送されて搬送されるシート12を1枚目から順に第1シート12a、第2シート12b、第3シート12cとし、4枚目のシート12を第4シート12dとして説明する。
さて、印刷が実行されると、CPU回路部301は、算出された単位付着量が記憶部308に記憶された閾値よりも多いか否かに応じて給送モーター28駆動を制御する。さらに、CPU回路部301は、上流側搬送モーター29、を正転駆動する。
すなわち、シート12は、給送部22により給送されると共に、搬送部により搬送される。また、印刷部24は、シート12が印刷部24と搬送ベルト31との間を通過するタイミングでこのシート12に対して液体を噴射して印刷を行う。
[2つ折り処理]
図3を参照して2つ折り処理部500について詳述する。2つ折り処理部500は、操作部303(図2参照)からの指示に基づいて、シート束を綴じて、或いは、綴じないで2つに折り畳んで後処理600のスタックトレイ700またはスタックトレイ701上に排出するようになっている。
2つ折り処理部500に搬入されてきたシートは、入口ローラー対201を搬送され、フラッパ202に案内され、搬送ローラー対203を介して、収納ガイド204に収納される。もし、2つ折り処理部500で、シートを2つ折りにする処理を行わないとすれば、シートはフラッパ202によりフィニッシャー600に案内される。
搬送ローラー対203により搬送されるシートは、このシートの先端が可動式のシート位置決め部材205に接するまで所定枚数順次搬送されて、収納ガイド204に束状に溜められる。
また、搬送ローラー対203の下流側、すなわち、収納ガイド204の途中位置には、2対のステイプラ206が設けられており、ステイプラ206と対向する位置に配置されたアンビル207と協働して、所定枚数のシートからなるシート束の中央を綴じるようになっている。
ステイプラ206で綴じられたシート束を折り畳む場合は、ステイプル(綴じる)処理終了後に、シート束のステイプル位置が折りローラー対208の中央位置(ニップ位置)にくるように、位置決め部材205をシートのサイズに合わせて移動させ、ステイプル処理を施した位置を折り位置としてシート束を折り畳むことができる。
ステイプラ206の下流側には、折りローラー対208が設けられており、折りローラー対208の対向位置には、突き出し部材209が設けられている。この突き出し部材209を収納ガイド204に収納されたシート束に向けて突出すことにより、そのシート束は、折りローラー対208間に押し出され、折りローラー対208により折り畳まれる。そして、排紙ローラー210を介して、排出トレイ211に排出される。このように、2つ折り処理部500においては、所定枚数のシートを束にして折り処理をすることが可能である。
なお、2つ折り処理部500も後述する折り処理部400と同様に、インサータ900からのシートを受け入れて2つ折りに折ることができるようにするため、或いは2つ折りせずにフィニッシャー600に送るための、入口ローラー201に接続された補助搬送路212と、補助搬送ローラー対213とを有している。
また、2つ折り処理部500の入口には、シートの進入を検知する入口センサ214が、搬送ローラー203の下流側には通過するシートのサイズを検知するシートサイズ検知センサ215が、出口付近にはシート束の排出を検知する排出センサ216がそれぞれ設けられている。
そして、上記センサの制御を含む2つ折り処理部500の制御は、図3に示す第二折り(2つ折り)制御部217によって行われる。
図3において、フィニッシャー600は、2つ折り処理部500を介して搬送された装置本体13からのシートを取り込み、取り込んだ複数のシートを整合して1つのシート束として束ねる処理、シート束の後端側をステイプル(綴じる)するステイプル処理、ソート処理、ノンソート処理、製本処理等のシートの後処理等を行うようになっている。フィニッシャー600は図2に示すフィニッシャー制御部525により制御される。
図3に示すように、フィニッシャー600は、2つ折り処理部500を通過して搬送された装置本体13からのシートを装置内部に取り込む入口ローラー対502と、搬送ローラー対503とが設けられた後処理パス504を有している。入口ローラー対502と搬送ローラー対503の間には、入口センサ531が設けられている。
後処理パス504に導かれたシートは、搬送ローラー対503を介し、バッファローラー505に向けて搬送される。搬送ローラー対503とバッファローラー505は、正逆転可能になっている。
搬送ローラー対503とバッファローラー505との間には、パンチユニット508が設けられており、パンチユニット508は必要に応じて動作させ、搬送ローラー対503を介して搬送されたシートの後端付近に孔開け(穿孔)処理を行うようになっている。搬送ローラー対503とパンチユニット508の間にはパンチユニットセンサ555が設けられている。
バッファローラー505は、搬送ローラー対503を介して搬送されたシートを所定枚数巻き付けることが可能なローラーであり、このローラー505の回転中に押下コロ512、513、514によりシートが巻き付けられる。バッファローラー505に巻き付けられたシートは、バッファローラー505が回転する方向へ搬送される。
押下コロ513と押下コロ514との間には、第1切替フラッパ510が設けられており、押下コロ514の下流側には、第2切替フラッパ511が設けられている。
第1切替フラッパ510は、バッファローラー505に巻き付けられたシートをバッファローラー505から剥離してノンソートパス521、またはソートパス522に導くようになっている。
第1切替フラッパ510によりノンソートパス521に導かれたシートは、排出ローラー対509を介して、サンプルトレイ701上に排出される。また、ノンソートパス521の途中には、ジャム検知用の排紙センサ533が設けられている。
一方、第2切替フラッパ511は、バッファローラー505に巻き付けられたシートをバッファローラー505から剥離してソートパス522に導くようになっているとともに、バッファローラー505に巻き付けられたシートを巻き付けられた状態で、バッファローラー505に導くようにもなっている。
第1切替フラッパ510によりソートパス522に導かれたシートは、搬送ローラー対506、507を介して中間トレイ630上に積載される。中間トレイ630上に束状に積載されたシート束は、操作部303(図2参照)からの設定に応じて、整合処理やステイプル処理が行われ、その後、排出ローラー680a、680bによりスタックトレイ700上に排出される。
なお、上記のステイプル処理は、ステイプラ601により行われる。サンプルトレイ701、スタックトレイ700は、上下方向に自走可能に構成されている。
中間トレイ630からスタックトレイ700にシート束が排出されるとき、突出トレイ631(図1、図3参照)がフィニッシャー600の外部に突出して、シート束が確実にスタックトレイ700上に積載できるようになっている。
[折り処理部400]
Z折り、もしくはシート搬送方向長さを1/4に折り処理する指示がされた場合、排出ローラー対30により装置本体13から排出されたシートは折り処理部400のZ折り搬送路450へ送り込まれる。折り処理部400では、シートをZ字状に折り畳むように長さの異なる3つ折り処理が行われる。
A3、B4、A4縦、B5縦サイズのシートで且つ、Z折りモードもしくは4つ折りモードの指定が操作部303(図2参照)よりなされているような場合は、装置本体13より排出されたシートに対してZ折り処理が行われる。
一方、それ以外の場合は、装置本体13から排出されたシートに対して折り処理を行うことなく、2つ折り処理部500へ搬送されるか、或いは、2つ折り処理部を素通りさせて、そのままフィニッシャー600へと搬送される。
折り処理部400は、Z折り処理をするシート12をフラッパ451によって、図4(a)に示す受入搬送路452に案内し、搬送ローラー対453により第1折りパス469へ搬送し、第1折りパス469内に設けられたシート先端受けストッパ454で受け止める。
この際、搬送されてきたシート12がシート先端受けストッパ454上で飛び跳ねないようにするため、シート12の先端がシート先端受けストッパ454よりやや上流側に到達したとき、シート先端検知センサ457によってそれを検知し、第一折り(Z折り)制御部460(図6参照)が、搬送ローラー453を回転させている搬送モーターM21に1回目の停止をさせ、所定時間経過後に、始動(1回目の始動)させて、シート12の先端をシート先端受けストッパ454に当接させている。
その後、搬送ローラー対453は、元の回転速度で回転する搬送モーターM21によってシート12の先端をシート先端受けストッパ454に当接させたままシート12の搬送を継続する。シート12にはループが形成され、ループ状の部分が案内壁458の開口部459からはみ出して、座屈状態で、第1、第2折りローラー455、456により形成されたニップ部Xに接近する。
シート12がニップ部Xに接近したとき、第一折り(Z折り)制御部460(図2参照)は、搬送モーターM21に2回目の停止をさせ、シート12のループ状の部分の振動が収まってから、2回目の始動をさせる。このため、シート12のループ状の部分は、安定した状態でニップ部Xに送り込まれる。本実施形態においては、搬送モーターM21を完全に停止させるよう制御しているが、シート12の先端が先端受けストッパ454に当接するときのショックやシート搬送時の振動の影響を受けにくい速度まで減速してシート12の姿勢を安定させるようにしても良い。
搬送モーターM21の2回目の停止のタイミングは、前述したシート12の先端がシート先端受けストッパ454に当接する前にシート先端検知センサ457によって検知され、その後、搬送モーターM21が1回目の始動をしてからの回転数に基づいて計られる。
先端受けストッパ454はニップ部Xに送り込まれるシート12のループ状の部分がシート12のシート搬送方向先端から1/4の位置になるようシート12の先端との当接位置が設定されている。また、シート12は、シート先端受けストッパ454に当接する直前と、第1、第2折りローラー455、456のニップ部Xに送り込まれる直前において、減速、或いは、一旦停止させられるので、正確に2つに折られる。
その後、図4(b)に示すように、第1、第2折りローラー455、456により2つ折りにされたシート12(図7(a)参照)は、第2折りパス470へ搬送される。
第2折りパス470において、搬送されたシート12の折り端が、第2折りパス470内に設けられたシート折り端受けストッパ461に当接する直前に、シート折り端検知センサ462によって検知され、第一折り(Z折り)制御部460(図6参照)が、第2折りローラー456を駆動している折り駆動モーターM22に3回目の停止をさせる。
この折り駆動モーターM22は、3つの折りローラー455、456、464を回転させるようになっている。
そして、図5(a)に示すように、シート12の折り端が、シート折り端受けストッパ461に当接した後、第一折り(Z折り)制御部460が、折り駆動モーターM22を3回目の始動をさせる。この3回目の始動は、前述した、シート折り端検知センサ462がシート12の折り端を検知してから所定時間経過後に行われる。
その後、シート12は、図5(b)に示すように、折りガイド463の下端に対向するシート12の部分が変形を開始し、その部分がループ状になり、既に2つ折りにされている部分と一緒に第2、第3折りローラー456、464のニップ部Yに接近する。
折り処理部400は、第1折りローラー455の対のローラーと、第3折りローラー464の対のローラーは、共通の第2折りローラー456を用いる構成を採っている。つまり、第1折りローラー455と第2折りローラー456とがローラー対となり、第3折りローラー464と第2折りローラー456とがローラー対となる。
シート12のループ状になった部分が、第2、第3折りローラー456、464のニップ部Yにある程度接近すると、第一折り(Z折り)制御部460が折り駆動モーターM22に4回目の停止をさせる。これによって、ループ状になった部分の振動が解消される。
折り駆動モーターM22の4回目の回転停止は、折り駆動モーターM22が3回目の始動を開始してから所定時間経過後に行われる。
折り駆動モーターM22が所定時間4回目の回転停止をしてから、所定時間経過後に、折り駆動モーターM22は、4回目の始動をして、シート12のループ状の部分を第2、第3折りローラー456、464に進入させる。この状態を示したのが図5(c)である。
先端受けストッパ461はニップ部Yに送り込まれるシート12のループ状の部分がシート12の折り端から1/4の位置になるようシート12の折り端との当接位置が設定されている。この結果、シート12は正確にZ折り(図7(b)参照)にされて、第2、第3折りローラー456、464から排出される。
その後、シート12は、図1、図4に示す送り出し搬送路465を経て、2つ折り処理部500に送り込まれる。
以上の動作は、図2に示す第一折り(Z折り)制御部460によって自動的に行われる。
Z折りの指示のみの場合、2つ折り処理部500に送り込まれたシート12はそのまま2つ折り処理部500を通過し、フィニッシャー600へ送られ、指定された後処理(ソートやステイプルソート等)を施された後、スタックトレイ700へ排出される。
[4つ折りモード]
次に、4つ折りモードの指定がされた場合の制御について説明する。4つ折りモードの指定がなされている際には、2つ折り処理部500に送り込まれたZ折り形状のシート12は、図3に示すように入口ローラー対201を搬送され、フラッパ202によって折り部を先頭にして案内され、搬送ローラー対203を介して、シート位置決め部材205に突き当てられる。
図7(c)に示すように、シート位置決め部材205に折り部を突き当てられたZ折り形状のシート12の中央位置は、折りローラー対208のニップ部であり、突き出し部材209の突き出し位置と一致している。そして、シート位置決め部材205に突き当てられたシート12の搬送方向の長さは、既にZ折りの処理が施されているため、折り処理前のシート搬送方向長さの1/2である。つまり、Z折り形状のシート12は、シート位置決め部材205に突き当てられた折り部から1/2の位置を突き出し部材209によって突かれ、最終的に4つ折り処理が完了したときのシート搬送方向長さは元のシート長さの1/4となる。
この突き出し部材209を収納ガイド204に収納されたZ折り形状のシート12に向けて突出すことにより、シート12は、折りローラー対208間に押し出され、折りローラー対208により折り畳まれ、その形状は折り長さの均等な4つ折り(図7(d)参照)にされる。そして、排紙ローラー210を介して、折りシート積載手段としての排出トレイ211に排出される。
本実施の形態においては、シート搬送方向の上流側に折り処理部400、下流側に2つ折り処理部500を配置して4つ折り処理を行う構成について説明したが、これに限るものではなく、最終的な折り処理を施した直後に排紙できるような構成になっていればよい。より好ましい実施の形態として、2つの折り処理部のうちの下流側に2つ折り処理部500を配置したのは、突き出し部材209を突出すことにより、シート12が折りローラー対208間に押し出され、折り処理されると同時に、2つ折り処理部500に隣接した排出トレイ211に排出されるからである。
上記構成のシート処理装置11において、装置本体13から送られてくる印刷されたシート12を後処理手段による後処理工程で乾燥させる乾燥処理について、図8乃至図11を参照しながら説明する。本例は、折り処理部400を通過する工程で乾燥処理を行う場合を示している。
図8は折り処理を施さずにフラッパ451によりシート12を受入搬送路452へ搬送させることを示す図である。折り処理を施す場合、図9は第1、第2折りローラー455、456にてシート12を搬送する前に減速もしくは停止し乾燥時間を確保することを示す図である。折り処理を施さない場合、図10はシート12が折り処理部400の受入搬送路452に用紙を搬送してからZ折り搬送路450へシート12が合流するまでにシート12の乾燥の為の減速、停止処理を行うことを示す図である。図11は折り処理部400にてシート12の乾燥処理を示すフローチャートである。図8および図11で示す処理は、CPU回路部301の制御下において第一折り(Z折り)制御部460にて実行される。
まず、印刷が開始されると図11に示す通り、装置本体13によって印刷されたシート12が折り処理部400へ搬送される(S500)。
本体装置制御部311にて通知される印刷データを使用し、算出されるシート12の単位領域当たりに付着させる液体の量である単位付着量と、記憶部308により記憶された予め設定された単位付着量に関する閾値を第一折り(Z折り)制御部460にて比較し、搬送されるシート12の単位付着量が予め定められた閾値よりも小さいか否か判断を行う(S501)、単位付着量が閾値以上の場合(S501:No)については後述するS505の処理を行う。
単位付着量が閾値よりも小さいと判断された場合(S501:Yes)、シート12の乾燥処理は不要と判断され、操作部303にてユーザーに指定された印刷データに基づいてシート12に折り処理を施すか否かを判断する(S502)。折り処理を施すと判断された場合(S502:Yes)は、シート12をフラッパ451により、受入搬送路452へシート12を搬送させ(S503)、上述した折り処理を施す(S512)。
折り処理を施した後、上述したように2つ折り処理部500へシート12を搬送する(S504)。また、上記S502において折り処理を施さないと判断された場合(S502:No)、フラッパ451によって、シート12を2つ折り処理部500方向へ搬送すべく制御し、受入搬送路450(S513)にて、上述したように2つ折り処理部500へシート12を搬送する(S504)。
上記S501において上述したシート12の単位付着量が閾値以上と判断された場合(S501:No)、シート12を乾燥させる必要がある。よって図8に示すようにシート12をフラッパ451により、受入搬送路452へシート12を搬送させる(S505)。
次にCPU回路部301にてユーザーに指定された印刷データに基づいて第一折り(Z折り)制御部460はシート12に折り処理を施すか否かを判断する(S506)。
上記S506において折り処理を施すと判断された場合(S506:Yes)、算出部302によって算出されるシート12の単位領域当たりに付着させる液体の量である単位付着量からシート12を乾燥させる為、折り処理前にシート12を減速させるか停止させるかを第一折り(Z折り)制御部460で判断する(S507)。
上記S507にてシート12の乾燥時間を確保する必要があり、シート12を減速させる必要があると判断された場合(S507:減速)、折り処理を施す前に、図9に示すように、Z折り搬送路450から受入搬送路452内でシート12の先端がフラッパ481に到達するまでの、折り処理シート待機エリアにてシート12の乾燥時間を確保するため、図4の搬送ローラー453を回転させている搬送モーターM21の回転速度を、上述した折り処理を行う際の速度よりも遅くする(S508)。
必要な乾燥時間を確保した後、上述の折り処理を行い(S509)、2つ折り処理部500へシート12を搬送する(S504)。
上記S507にてシート12の乾燥時間を確保する必要があり、シート12を停止させる必要があると判断された場合(S507:停止)、上記折り処理シート待機エリアにて、搬送ローラー453を回転させている搬送モーターM21を停止させ(S514)乾燥時間を確保する。
必要な乾燥時間を確保した後、上述の折り処理を行い(S509)、2つ折り処理部500へシート12を搬送する(S504)。
上記S506にて折り処理を施さないと判断された場合(S506:No)、算出部302によって算出されるシート12の単位領域当たりに付着させる液体の量である単位付着量からシート12の乾燥時間を確保する必要があるか否かを判断する(S510)。
上記S510にてシート12の乾燥時間を確保する必要があり、シート12を減速させる必要があると判断された場合(S510:減速)、シート12を第1折りフラッパ481によってシート12の先端側を第1、第2折りローラー455、456にてニップし搬送する。その後、第2折りフラッパ482によってシート12の先端側を第2、第3折りローラー456、464にてニップし搬送して、図10に示すように、送り出し搬送路465を経て2つ折り処理部500へシート12を搬送するまでの折り処理部搬送エリアにてシート12の乾燥時間を確保する。また図4の搬送ローラー453を回転させている搬送モーターM21と第1、第2、第3折りローラー455、456、464を回転させている折り駆動モーターM22の回転速度を、上述した折り処理を行う際の速度よりも遅くする(S511)。
シート12の乾燥時間を確保した後、2つ折り処理部500へシート12を搬送する(S504)。
上記S510にてシート12の乾燥時間を確保する必要があり、シート12を停止させる必要があると判断された場合(S510:停止)、もしくは上記折り処理部搬送エリアにて、搬送ローラー453を回転させている搬送モーターM21と第1、第2、第3折りローラー455、456、464を回転させている折り駆動モーターM22を停止させる(S515)。シート12の乾燥時間を確保した後、2つ折り処理部500へシート12を搬送する(S504)。
上述の搬送制御を第一折り(Z折り)制御部460が行うことにより、シート12の乾燥時間を確保することが出来る。したがって、本例では、受入搬送路452が本発明に係る搬送経路、搬送ローラー対453が本発明に係るシート搬送手段、第一折り制御部460が本発明に係るシート搬送手段を制御する制御手段となる。よって、後処理手段である折り処理部400を利用して印刷されたシートの乾燥を行うために、特別な乾燥装置を必要とせず、シート処理装置を小型化できる。
以上の本実施の形態ではZ折り処理を例として説明したが、2つ折り処理部500やステイプル、断裁、パンチ等の後処理を行うフィニッシャー600を利用することができる。すなわち、シートの印刷単位当たりのインク塗布量に応じて、2つ折り処理部500やフィニッシャー600内に設けられているそれぞれのシートの受入搬送路を通過するシートの搬送の一旦停止或いは速度を調整することでインクを乾燥させることができる。
13 シート処理装置本体
400 折り処理部(後処理手段)
452 受入搬送路
453 搬送ローラー対(シート搬送手段)
460 第一折り(Z折り)制御部(制御手段)
500 2つ折り装置
301 CPU回路部(塗布量認識手段)
481 第1折りフラッパ
482 第2折りフラッパ
455 第1折りローラー
456 第2折りローラー
464 第3折りローラー
510 第1切替フラッパ
511 第2切替フラッパ
600 フィニッシャー

Claims (7)

  1. インクが塗布されたシートを所定の搬送方向に案内する搬送経路と、
    前記搬送経路に沿って、前記シートを搬送するシート搬送手段と、
    前記シート搬送手段により搬送される前記シートを受け入れ、前記シートの所定の後処理位置に所定の後処理を施す後処理手段と、
    前記シートを乾燥する乾燥処理を施すべく前記シート搬送手段を制御する制御手段と、
    を備えたシート処理装置。
  2. 前記制御手段は、前記後処理手段が前記シートに前記後処理を施す際の前記シート搬送手段の搬送速度よりも、前記乾燥処理を行う際の前記シート搬送手段の搬送速度を遅くすべく前記シート搬送手段を制御する、請求項1に記載のシート処理装置。
  3. 前記制御手段は、前記乾燥処理を行うべく前記シート搬送手段による前記シートの搬送を所定時間停止する、請求項1又は2に記載のシート処理装置。
  4. 前記制御手段は、前記後処理を施す前に、前記乾燥処理を施すべく前記シート搬送手段を制御する、請求項1乃至3の何れかに記載のシート処理装置。
  5. 前記シートへの印刷単位当たりのインク塗布量を認識する塗布量認識手段を備え、
    前記制御手段は、前記塗布量認識手段によって認識された前記インク塗布量が閾値未満の場合より閾値以上の場合の方が前記シート搬送手段の搬送速度を遅くする、請求項1乃至4の何れかに記載のシート処理装置。
  6. 前記制御手段は、前記塗布量認識手段によって認識された前記インク塗布量が閾値以上の場合、前記シートを乾燥するべく前記シートの搬送を所定時間停止する、請求項5に記載のシート処理装置。
  7. 前記制御手段は、前記塗布量認識手段により認識された前記インク塗布量が閾値未満の場合、前記乾燥処理を行うことなく前記後処理を行うべく、前記シート搬送手段および前記後処理手段を制御する、請求項5に記載のシート処理装置。
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