JP2021099947A - 静電気防止構造を備えた空気調和機 - Google Patents

静電気防止構造を備えた空気調和機 Download PDF

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Abstract

【課題】ケーシングの静電気をアースに逃がすようにできる静電気防止構造を提案する。【解決手段】静電気防止構造は、ケーシング(20)と、ケーシング(20)内に配置された素子(50)と、ケーシング(20)の内面に設けられ、静電気をアース(E)に流す第1導電性部材(60)とを備える。第1導電性部材(60)の少なくとも一部は、ケーシング(20)の素子(50)に対向する領域の周囲に設けられている。【選択図】図4

Description

本開示は、静電気防止構造および空気調和機に関する。
従来、静電気防止構造としては、電子部品が露出する本体部の表面に導電性薄肉層を設け、導電性薄肉層から本体部の側面に沿って延設部を形成する一方、延設部の近傍に、微小間隔だけ離れたグランド部を形成することにより、電子部品に帯電しようとした静電気を導電性薄肉層からグランド部を介してアースに流出させるものがある(例えば、実開平4−118598号公報(特許文献1)参照)。
実開平4−118598号公報
しかしながら、上記静電気防止構造では、本体部の基板に実装された電子部品のグランド電位であるグランド部を介して静電気をアースに流すため、電子部品そのものが破損するリスクが高いという問題がある。
上記静電気防止構造では、電子部品が露出する本体部の表面に導電性薄肉層を設けているため、意匠性が悪い。
本開示では、ケーシングの静電気をアースに逃がすようにできる静電気防止構造およびその静電気防止構造を備えた空気調和機を提案する。
本開示の静電気防止構造は、
ケーシングと、
上記ケーシング内に配置された素子と、
上記ケーシングの内面に設けられ、静電気をアースに流す第1導電性部材と
を備え、
上記第1導電性部材の少なくとも一部は、上記ケーシングの上記素子に対向する領域の周囲に設けられていることを特徴とする。
本開示によれば、ケーシングの内面に設けられた第1導電性部材の少なくとも一部が、ケーシングの素子に対向する領域の周囲に設けられていることによって、ケーシングに印加された静電気を、第1導電性部材を介してアースに流すので、ケーシングの静電気を素子側に流すことなくアースに逃がすようにできる。また、ケーシングの内面に静電気対策用の第1導電性部材が設けられているため、第1導電性部材が外側から見えないので、外観の意匠性を保つことができる。
また、本開示の1つの態様に係る静電気防止構造では、
上記ケーシングの上記素子に対向する領域に開口が設けられており、
上記第1導電性部材は、上記ケーシングの上記開口の周囲に設けられている。
本開示によれば、ケーシングの素子に対向する領域に設けられた開口の周囲に第1導電性部材が設けられているので、経年により塵埃が開口に蓄積して静電気が内部に流れ込みやすくなっても、第1導電性部材を介して静電気をアースに流すことができ、開口の近傍にある素子への静電気対策が長期間維持できる。
また、本開示の1つの態様に係る静電気防止構造では、
上記第1導電性部材は、上記ケーシングの上記開口の全周に設けられている。
本開示によれば、ケーシングの開口の全周に第1導電性部材が設けられているので、素子への静電気対策の効果が向上する。
また、本開示の1つの態様に係る静電気防止構造では、
上記ケーシング内に配置され、上記アースに電気的に接続された第2導電性部材を備え、
上記第1導電性部材は、上記第2導電性部材と非接触で電気的に接続されている。
本開示によれば、第1導電性部材が第2導電性部材と非接触で電気的に接続されているので、第1導電性部材とアースに電気的に接続された第2導電性部材とを配線などで直接接続することなく、ケーシングを取り外し容易な構造にでき、組み立て性やメンテナンス性が向上する。
また、本開示の1つの態様に係る静電気防止構造では、
上記第1導電性部材は、上記ケーシングの内面に沿って延長された延長部を有し、
上記第1導電性部材において上記延長部が上記第2導電性部材に最も近接している。
本開示によれば、第1導電性部材において延長部が第2導電性部材に最も近接していることによって、ケーシングに印加された静電気を第1導電性部材の延長部および第2導電性部材を介してアースに流すので、ケーシング内の各構成部の配置などに応じて第1導電性部材からアースに静電気を流す経路を容易に設定することができる。
また、本開示の1つの態様に係る静電気防止構造では、
上記第1導電性部材と上記素子との間の最短距離は、上記第1導電性部材と上記第2導電性部材との間の最短距離よりも長い。
本開示によれば、第1導電性部材と素子との間の最短距離が第1導電性部材と第2導電性部材との間の最短距離よりも長いので、素子に静電気を流すことなく、第1導電性部材と第2導電性部材とが最も接近している箇所で静電気を放電させて確実にアースに流すことができる。
また、本開示の空気調和機は、
上記のいずれか1つの静電気防止構造を備えたことを特徴とする。
本開示によれば、上記静電気防止構造を備えることによって、ケーシング内に配置された例えば温度センサや湿度センサなどに対して、簡単な構成でケーシングの静電気をアースに逃がすことで静電気防止対策ができる。
本開示の第1実施形態の静電気防止構造を備えた空気調和機の室内機の正面図である。 第1実施形態の室内機の前面グリルの斜視図である。 第1実施形態の前面グリルの右側面図である。 図1のIV−IV線から見た縦断面図である。 図1のV−V線から見た縦断面図である。 第1実施形態の室内機の電装品ユニットの下部と導電性テープの斜視図である。 第1実施形態の電装品ユニットの下部の斜視図である。 第1実施形態の電装品ユニットと導電性テープの斜視図である。 第1実施形態の電装品ユニットの金属カバーと導電性テープの斜視図である。
以下、実施形態を説明する。なお、図面において、同一の参照番号は、同一部分または相当部分を表わすものである。また、長さ、幅、厚さ、深さ等の図面上の寸法は、図面の明瞭化と簡略化のために実際の尺度から適宜変更されており、実際の相対寸法を表してはいない。
〔第1実施形態〕
図1は、本開示の第1実施形態の静電気防止構造を備えた空気調和機の室内機1の正面図である。第1実施形態の静電気防止構造を備えた空気調和機は、室内の壁面に据え付けられる室内機1を有する。
室内機1は、図1に示すように、前面パネル10と、前面パネル10が取り付けられた前面グリル20と、前面グリル20が取り付けられた底フレーム(図示せず)とを有する。この底フレームに室内熱交換器,ドレンパン,クロスフローファンおよび電装品ユニット40(図2に示す)などを取り付ける。
前面グリル20はケーシングの一例である。前面グリル20の前面側かつ下側に設けられた吹出口20aに水平フラップ30を回動可能に取り付けている。
図2は、室内機1の前面グリル20の斜視図である。前面グリル20は、図2に示すように、右側部21と左側部24とを有する。前面グリル20内の右側部21近傍に電装品ユニット40を収容している。
図3は、前面グリル20の右側面図であり、右側部21の下側に複数のスリット22aからなる開口22を設けている。図3において、60は第1導電性部材の一例としての導電性テープ60である(図5参照)。
また、図4は、図1のIV−IV線から見た縦断面図を示しており、電装品ユニット40は、樹脂製のベース部材41と、ベース部材41の右側中央に取り付けられた制御基板42と、ベース部材41に取り付けられ、制御基板42を覆う金属カバー43と、ベース部材41の右側かつ制御基板42の下側に取り付けられた温湿度センサ50とを有する。金属カバー43は、第2導電性部材の一例である。また、温湿度センサ50は、素子の一例であり、室内空気の温度と湿度を検出する。
前面グリル20の右側部21において、温湿度センサ50に対向する領域に開口22が位置する。この開口22から流入する空気の温度や湿度を温湿度センサ50(素子)により検出する。
図5は、図1のV−V線から見た縦断面図である。図5に示すように、右側部21の内側かつ開口22の全周に四角い枠形状の基部61を設け、開口22から離れるように右側部21の内面に沿って前方に延長された延長部62を設けている。基部61と延長部62とで導電性テープ60を構成している。
この実施形態では、第1導電性部材に導電性テープ60を用いたが、導電性テープに限らず、メッキなどにより形成された金属膜でもよいし、導電性を有する塗料でもよい。
前面グリル20と温湿度センサ50と導電性テープ60および金属カバー43で静電気防止構造を構成している。
図6は、電装品ユニット40の下部と導電性テープ60の斜視図を示し、図7は、電装品ユニット40の下部の斜視図を示している。図6,図7では、前面グリル20を省略している。
図6,図7に示すように、導電性テープ60の延長部62の先端側(図6の斜線領域)が金属カバー43に最も近接している。
また、図8は、電装品ユニット40と導電性テープ60の位置関係を示し、図9は、金属カバー43と導電性テープ60の斜視図である。図8では、金属カバー43を分かりやすくするため、灰色に塗りつぶしている。
図8,図9に示すように、導電性テープ60の延長部62の先端側と金属カバー43との空間距離Lを4.6mmとしている。金属カバー43は、アースEに電気的に接続されている。
これに対して、前面グリル20の右側部21に設けられた開口22と温湿度センサ50(素子)との空間距離を6mmとしている。
空気調和機を含む電子機器では、IEC規格6100−4−2やJIS規格6100−4−2に規定された15kVの静電気試験の条件を満たす必要がある。仮に、上記室内機1において導電性テープ60を用いない場合は、大気の絶縁距離(空間距離)を1kVで1mmとすると、温湿度センサ50(素子)を開口22から15mm以上離す必要があるが、温湿度センサ50(素子)が開口22から離れすぎると、正確な温度,湿度の検出ができなくなる。
上記室内機1では、導電性テープ60を用いた静電気防止構造を適用することにより、開口22と温湿度センサ50(素子)との空間距離を6mmとして温湿度センサ50(素子)による正確な温度,湿度の検出を可能としつつ、温湿度センサ50(素子)の静電気対策を行っている。温湿度センサ50(素子)を15kVの電圧の絶縁距離(空間距離)15mmよりも開口22に近づけて、温湿度センサ50(素子)を温度,湿度の追従性能が良好な位置に配置することができる。
第1実施形態の静電気防止構造によれば、前面グリル20(ケーシング)の内面に設けられた導電性テープ60(第1導電性部材)の一部が、前面グリル20の温湿度センサ50(素子)に対向する領域の周囲に設けられていることによって、前面グリル20に印加された静電気を、導電性テープ60および金属カバー43(第2導電性部材)を介してアースEに流すので、前面グリル20の静電気を温湿度センサ50側に流すことなくアースEに逃がすようにできる。
これにより、上記構成の室内機1は、IEC規格6100−4−2やJIS規格6100−4−2に準拠した静電気試験の結果は良好であった。
上記静電気防止構造では、前面グリル20の内面に静電気対策用の導電性テープ60が設けられているため、導電性テープ60が外側から見えないので、外観の意匠性を保つことができる。
また、前面グリル20において温湿度センサ50に対向する領域に設けられた開口22の周囲に導電性テープ60が設けられているので、経年により塵埃が開口22に蓄積して静電気が内部に流れ込みやすくなっても、導電性テープ60および金属カバー43を介して静電気をアースEに流すことができ、開口22の近傍にある温湿度センサ50への静電気対策が長期間維持できる。
また、前面グリル20の開口22の全周に導電性テープ60の基部61が設けられているので、温湿度センサ50への静電気対策の効果が向上する。
なお、この実施形態では、前面グリル20の開口22の全周に導電性テープ60の基部61を設けたが、前面グリル20の開口22の周囲の一部に導電性テープなどの第1導電性部材を設けたものでもよい。
また、導電性テープ60が金属カバー43と非接触で電気的に接続されているので、導電性テープ60とアースEと電気的に接続された金属カバー43とを配線などで接続することなく前面グリル20を取り外し容易な構造にでき、組み立て性やメンテナンス性が向上する。ここで、導電性テープ60と金属カバー43とは、非接触で大気を介して電気的に接続されている。
また、導電性テープ60において延長部62が金属カバー43に接続された金属カバー43に最も近接していることによって、前面グリル20に印加された静電気を導電性テープ60の延長部62および金属カバー43を介してアースEに流すので、前面グリル20内の各構成部の配置などに応じて導電性テープ60からアースEに静電気を流す経路を容易に設定することができる。
また、導電性テープ60と温湿度センサ50との間の最短距離が導電性テープ60とアースEに接続された金属カバー43との間の最短距離よりも長いので、温湿度センサ50に静電気を流すことなく、導電性テープ60と金属カバー43とが最も接近している箇所で静電気を放電させて確実にアースEに流すことができる。
また、第1実施形態の空気調和機によれば、上記静電気防止構造を備えることによって、前面グリル20内に配置された温湿度センサ50に対して、簡単な構成で前面グリル20の静電気をアースEに逃がすことで静電気防止対策ができる。
上記第1実施形態では、前面グリル20と温湿度センサ50と導電性テープ60(第1導電性部材)および金属カバー43(第2導電性部材)で静電気防止構造を構成したが、第2導電性部材はなくともよく、第1導電性部材によりアースEに静電気を流す経路が形成される静電気防止構造としてもよす。
〔第2実施形態〕
本開示の第2実施形態の静電気防止構造を備えた空気調和機である。
第1実施形態の静電気防止構造では、導電性テープ60(第1導電性部材)が金属カバー43を介してアースEと非接触で電気的に接続されていたのに対して、この第2実施形態の空気調和機は、ケーシングの内面に設けられた第1導電性部材と、ケーシング内に配置され、アースEに接続された第2導電性部材とが接触して電気的に接続されている。これにより、ケーシングに印加された静電気を第1導電性部材と第2導電性部材とを介してアースEに流す。
なお、第1導電性部材と第2導電性部材とは、配線などの接続部材を介して電気的に接続されていてもよい。
この第2実施形態の静電気防止構造は、第1実施形態の静電気防止構造と同様の効果を有する。
〔第3実施形態〕
本開示の第3実施形態の静電気防止構造を備えた空気清浄機である。
この第3実施形態の空気清浄機は、ケーシング内に配置された湿度センサを備えている。ケーシングの湿度センサに対向する領域に開口が設けられており、ケーシングの内面に、静電気をアースEに流す第1導電性部材が設けられている。
この第3実施形態の静電気防止構造は、第1実施形態の静電気防止構造と同様の効果を有する。
上記第1〜第3実施形態では、静電気防止構造を備えた空気調和機および空気清浄機について説明したが、温度センサなどを内蔵するリモートコントローラなどの他の装置にこの発明の静電気防止構造を適用してもよい。
上記第1〜第3実施形態では、素子としての温湿度センサ50や湿度センサに対向するケーシングの領域に開口を設けたが、開口はなくともよく、ケーシングの内面に設けられた第1導電性部材の少なくとも一部が、ケーシングの素子に対向する領域の周囲に設けられていればよい。
上記第1〜第3実施形態では、素子としての温湿度センサ50や湿度センサをケーシング内に備えた静電気防止構造について説明したが、素子はこれに限らず、臭いセンサなどやセンサ以外の素子を備えた静電気防止構造にこの発明を適用してもよい。例えば、センサ以外の素子としては、WiFi(登録商標)モジュールの構成部品などがある。
本開示の具体的な実施の形態について説明したが、本開示は上記第1〜第3実施形態に限定されるものではなく、本開示の範囲内で種々変更して実施することができる。
1…室内機
10…前面パネル
20…前面グリル(ケーシング)
20a…吹出口
21…右側部
22…開口
22a…スリット
24…左側部
30…水平フラップ
40…電装品ユニット
41…ベース部材
42…制御基板
43…金属カバー(第2導電性部材)
50…温湿度センサ(素子)
60…導電性テープ(第1導電性部材)
61…基部
62…延長部
E…アース
本開示は、静電気防止構造および空気調和機に関する。
従来、静電気防止構造としては、電子部品が露出する本体部の表面に導電性薄肉層を設け、導電性薄肉層から本体部の側面に沿って延設部を形成する一方、延設部の近傍に、微小間隔だけ離れたグランド部を形成することにより、電子部品に帯電しようとした静電気を導電性薄肉層からグランド部を介してアースに流出させるものがある(例えば、実開平4−118598号公報(特許文献1)参照)。
実開平4−118598号公報
しかしながら、上記静電気防止構造では、本体部の基板に実装された電子部品のグランド電位であるグランド部を介して静電気をアースに流すため、電子部品そのものが破損するリスクが高いという問題がある。
上記静電気防止構造では、電子部品が露出する本体部の表面に導電性薄肉層を設けているため、意匠性が悪い。
本開示では、ケーシングの静電気をアースに逃がすようにできる静電気防止構造およびその静電気防止構造を備えた空気調和機を提案する。
本開示の静電気防止構造は、
ケーシングと、
上記ケーシング内に配置されたセンサと、
上記ケーシングの内面に設けられ、静電気をアースに流す第1導電性部材と
を備え、
上記ケーシングの上記センサに対向する領域に開口が設けられており、
上記第1導電性部材の少なくとも一部は、上記ケーシングの上記センサに対向する領域の周囲に設けられていることを特徴とする。
本開示によれば、ケーシングの内面に設けられた第1導電性部材の少なくとも一部が、ケーシングのセンサに対向する領域の周囲に設けられていることによって、ケーシングに印加された静電気を、第1導電性部材を介してアースに流すので、ケーシングの静電気をセンサ側に流すことなくアースに逃がすようにできる。また、ケーシングの内面に静電気対策用の第1導電性部材が設けられているため、第1導電性部材が外側から見えないので、外観の意匠性を保つことができる。
また、本開示の1つの態様に係る静電気防止構造では、
記第1導電性部材は、上記ケーシングの上記開口の周囲に設けられている。
本開示によれば、ケーシングのセンサに対向する領域に設けられた開口の周囲に第1導電性部材が設けられているので、経年により塵埃が開口に蓄積して静電気が内部に流れ込みやすくなっても、第1導電性部材を介して静電気をアースに流すことができ、開口の近傍にあるセンサへの静電気対策が長期間維持できる。
また、本開示の1つの態様に係る静電気防止構造では、
上記第1導電性部材は、上記ケーシングの上記開口の全周に設けられている。
本開示によれば、ケーシングの開口の全周に第1導電性部材が設けられているので、センサへの静電気対策の効果が向上する。
また、本開示の1つの態様に係る静電気防止構造では、
上記ケーシング内に配置され、上記アースに電気的に接続された第2導電性部材を備え、
上記第1導電性部材は、上記第2導電性部材と非接触で電気的に接続されている。
本開示によれば、第1導電性部材が第2導電性部材と非接触で電気的に接続されているので、第1導電性部材とアースに電気的に接続された第2導電性部材とを配線などで直接接続することなく、ケーシングを取り外し容易な構造にでき、組み立て性やメンテナンス性が向上する。
また、本開示の1つの態様に係る静電気防止構造では、
上記第1導電性部材は、上記ケーシングの内面に沿って延長された延長部を有し、
上記第1導電性部材において上記延長部が上記第2導電性部材に最も近接している。
本開示によれば、第1導電性部材において延長部が第2導電性部材に最も近接していることによって、ケーシングに印加された静電気を第1導電性部材の延長部および第2導電性部材を介してアースに流すので、ケーシング内の各構成部の配置などに応じて第1導電性部材からアースに静電気を流す経路を容易に設定することができる。
また、本開示の1つの態様に係る静電気防止構造では、
上記第1導電性部材と上記センサとの間の最短距離は、上記第1導電性部材と上記第2導電性部材との間の最短距離よりも長い。
本開示によれば、第1導電性部材とセンサとの間の最短距離が第1導電性部材と第2導電性部材との間の最短距離よりも長いので、センサに静電気を流すことなく、第1導電性部材と第2導電性部材とが最も接近している箇所で静電気を放電させて確実にアースに流すことができる。
また、本開示の空気調和機は、
上記のいずれか1つの静電気防止構造を備えたことを特徴とする。
本開示によれば、上記静電気防止構造を備えることによって、ケーシング内に配置された例えば温度センサや湿度センサなどに対して、簡単な構成でケーシングの静電気をアースに逃がすことで静電気防止対策ができる。
本開示の第1実施形態の静電気防止構造を備えた空気調和機の室内機の正面図である。 第1実施形態の室内機の前面グリルの斜視図である。 第1実施形態の前面グリルの右側面図である。 図1のIV−IV線から見た縦断面図である。 図1のV−V線から見た縦断面図である。 第1実施形態の室内機の電装品ユニットの下部と導電性テープの斜視図である。 第1実施形態の電装品ユニットの下部の斜視図である。 第1実施形態の電装品ユニットと導電性テープの斜視図である。 第1実施形態の電装品ユニットの金属カバーと導電性テープの斜視図である。
以下、実施形態を説明する。なお、図面において、同一の参照番号は、同一部分または相当部分を表わすものである。また、長さ、幅、厚さ、深さ等の図面上の寸法は、図面の明瞭化と簡略化のために実際の尺度から適宜変更されており、実際の相対寸法を表してはいない。
〔第1実施形態〕
図1は、本開示の第1実施形態の静電気防止構造を備えた空気調和機の室内機1の正面図である。第1実施形態の静電気防止構造を備えた空気調和機は、室内の壁面に据え付けられる室内機1を有する。
室内機1は、図1に示すように、前面パネル10と、前面パネル10が取り付けられた前面グリル20と、前面グリル20が取り付けられた底フレーム(図示せず)とを有する。この底フレームに室内熱交換器,ドレンパン,クロスフローファンおよび電装品ユニット40(図2に示す)などを取り付ける。
前面グリル20はケーシングの一例である。前面グリル20の前面側かつ下側に設けられた吹出口20aに水平フラップ30を回動可能に取り付けている。
図2は、室内機1の前面グリル20の斜視図である。前面グリル20は、図2に示すように、右側部21と左側部24とを有する。前面グリル20内の右側部21近傍に電装品ユニット40を収容している。
図3は、前面グリル20の右側面図であり、右側部21の下側に複数のスリット22aからなる開口22を設けている。図3において、60は第1導電性部材の一例としての導電性テープ60である(図5参照)。
また、図4は、図1のIV−IV線から見た縦断面図を示しており、電装品ユニット40は、樹脂製のベース部材41と、ベース部材41の右側中央に取り付けられた制御基板42と、ベース部材41に取り付けられ、制御基板42を覆う金属カバー43と、ベース部材41の右側かつ制御基板42の下側に取り付けられた温湿度センサ50とを有する。金属カバー43は、第2導電性部材の一例である。また、温湿度センサ50は、素子の一例であり、室内空気の温度と湿度を検出する。
前面グリル20の右側部21において、温湿度センサ50に対向する領域に開口22が位置する。この開口22から流入する空気の温度や湿度を温湿度センサ50(素子)により検出する。
図5は、図1のV−V線から見た縦断面図である。図5に示すように、右側部21の内側かつ開口22の全周に四角い枠形状の基部61を設け、開口22から離れるように右側部21の内面に沿って前方に延長された延長部62を設けている。基部61と延長部62とで導電性テープ60を構成している。
この実施形態では、第1導電性部材に導電性テープ60を用いたが、導電性テープに限らず、メッキなどにより形成された金属膜でもよいし、導電性を有する塗料でもよい。
前面グリル20と温湿度センサ50と導電性テープ60および金属カバー43で静電気防止構造を構成している。
図6は、電装品ユニット40の下部と導電性テープ60の斜視図を示し、図7は、電装品ユニット40の下部の斜視図を示している。図6,図7では、前面グリル20を省略している。
図6,図7に示すように、導電性テープ60の延長部62の先端側(図6の斜線領域)が金属カバー43に最も近接している。
また、図8は、電装品ユニット40と導電性テープ60の位置関係を示し、図9は、金属カバー43と導電性テープ60の斜視図である。図8では、金属カバー43を分かりやすくするため、灰色に塗りつぶしている。
図8,図9に示すように、導電性テープ60の延長部62の先端側と金属カバー43との空間距離Lを4.6mmとしている。金属カバー43は、アースEに電気的に接続されている。
これに対して、前面グリル20の右側部21に設けられた開口22と温湿度センサ50(素子)との空間距離を6mmとしている。
空気調和機を含む電子機器では、IEC規格6100−4−2やJIS規格6100−4−2に規定された15kVの静電気試験の条件を満たす必要がある。仮に、上記室内機1において導電性テープ60を用いない場合は、大気の絶縁距離(空間距離)を1kVで1mmとすると、温湿度センサ50(素子)を開口22から15mm以上離す必要があるが、温湿度センサ50(素子)が開口22から離れすぎると、正確な温度,湿度の検出ができなくなる。
上記室内機1では、導電性テープ60を用いた静電気防止構造を適用することにより、開口22と温湿度センサ50(素子)との空間距離を6mmとして温湿度センサ50(素子)による正確な温度,湿度の検出を可能としつつ、温湿度センサ50(素子)の静電気対策を行っている。温湿度センサ50(素子)を15kVの電圧の絶縁距離(空間距離)15mmよりも開口22に近づけて、温湿度センサ50(素子)を温度,湿度の追従性能が良好な位置に配置することができる。
第1実施形態の静電気防止構造によれば、前面グリル20(ケーシング)の内面に設けられた導電性テープ60(第1導電性部材)の一部が、前面グリル20の温湿度センサ50(素子)に対向する領域の周囲に設けられていることによって、前面グリル20に印加された静電気を、導電性テープ60および金属カバー43(第2導電性部材)を介してアースEに流すので、前面グリル20の静電気を温湿度センサ50側に流すことなくアースEに逃がすようにできる。
これにより、上記構成の室内機1は、IEC規格6100−4−2やJIS規格6100−4−2に準拠した静電気試験の結果は良好であった。
上記静電気防止構造では、前面グリル20の内面に静電気対策用の導電性テープ60が設けられているため、導電性テープ60が外側から見えないので、外観の意匠性を保つことができる。
また、前面グリル20において温湿度センサ50に対向する領域に設けられた開口22の周囲に導電性テープ60が設けられているので、経年により塵埃が開口22に蓄積して静電気が内部に流れ込みやすくなっても、導電性テープ60および金属カバー43を介して静電気をアースEに流すことができ、開口22の近傍にある温湿度センサ50への静電気対策が長期間維持できる。
また、前面グリル20の開口22の全周に導電性テープ60の基部61が設けられているので、温湿度センサ50への静電気対策の効果が向上する。
なお、この実施形態では、前面グリル20の開口22の全周に導電性テープ60の基部61を設けたが、前面グリル20の開口22の周囲の一部に導電性テープなどの第1導電性部材を設けたものでもよい。
また、導電性テープ60が金属カバー43と非接触で電気的に接続されているので、導電性テープ60とアースEと電気的に接続された金属カバー43とを配線などで接続することなく前面グリル20を取り外し容易な構造にでき、組み立て性やメンテナンス性が向上する。ここで、導電性テープ60と金属カバー43とは、非接触で大気を介して電気的に接続されている。
また、導電性テープ60において延長部62が金属カバー43に接続された金属カバー43に最も近接していることによって、前面グリル20に印加された静電気を導電性テープ60の延長部62および金属カバー43を介してアースEに流すので、前面グリル20内の各構成部の配置などに応じて導電性テープ60からアースEに静電気を流す経路を容易に設定することができる。
また、導電性テープ60と温湿度センサ50との間の最短距離が導電性テープ60とアースEに接続された金属カバー43との間の最短距離よりも長いので、温湿度センサ50に静電気を流すことなく、導電性テープ60と金属カバー43とが最も接近している箇所で静電気を放電させて確実にアースEに流すことができる。
また、第1実施形態の空気調和機によれば、上記静電気防止構造を備えることによって、前面グリル20内に配置された温湿度センサ50に対して、簡単な構成で前面グリル20の静電気をアースEに逃がすことで静電気防止対策ができる。
上記第1実施形態では、前面グリル20と温湿度センサ50と導電性テープ60(第1導電性部材)および金属カバー43(第2導電性部材)で静電気防止構造を構成したが、第2導電性部材はなくともよく、第1導電性部材によりアースEに静電気を流す経路が形成される静電気防止構造としてもよす。
〔第2実施形態〕
本開示の第2実施形態の静電気防止構造を備えた空気調和機である。
第1実施形態の静電気防止構造では、導電性テープ60(第1導電性部材)が金属カバー43を介してアースEと非接触で電気的に接続されていたのに対して、この第2実施形態の空気調和機は、ケーシングの内面に設けられた第1導電性部材と、ケーシング内に配置され、アースEに接続された第2導電性部材とが接触して電気的に接続されている。これにより、ケーシングに印加された静電気を第1導電性部材と第2導電性部材とを介してアースEに流す。
なお、第1導電性部材と第2導電性部材とは、配線などの接続部材を介して電気的に接続されていてもよい。
この第2実施形態の静電気防止構造は、第1実施形態の静電気防止構造と同様の効果を有する。
〔第3実施形態〕
本開示の第3実施形態の静電気防止構造を備えた空気清浄機である。
この第3実施形態の空気清浄機は、ケーシング内に配置された湿度センサを備えている。ケーシングの湿度センサに対向する領域に開口が設けられており、ケーシングの内面に、静電気をアースEに流す第1導電性部材が設けられている。
この第3実施形態の静電気防止構造は、第1実施形態の静電気防止構造と同様の効果を有する。
上記第1〜第3実施形態では、静電気防止構造を備えた空気調和機および空気清浄機について説明したが、温度センサなどを内蔵するリモートコントローラなどの他の装置にこの発明の静電気防止構造を適用してもよい。
上記第1〜第3実施形態では、素子としての温湿度センサ50や湿度センサに対向するケーシングの領域に開口を設けたが、開口はなくともよく、ケーシングの内面に設けられた第1導電性部材の少なくとも一部が、ケーシングの素子に対向する領域の周囲に設けられていればよい。
上記第1〜第3実施形態では、素子としての温湿度センサ50や湿度センサをケーシング内に備えた静電気防止構造について説明したが、素子はこれに限らず、臭いセンサなどやセンサ以外の素子を備えた静電気防止構造にこの発明を適用してもよい。例えば、センサ以外の素子としては、WiFi(登録商標)モジュールの構成部品などがある。
本開示の具体的な実施の形態について説明したが、本開示は上記第1〜第3実施形態に限定されるものではなく、本開示の範囲内で種々変更して実施することができる。
1…室内機
10…前面パネル
20…前面グリル(ケーシング)
20a…吹出口
21…右側部
22…開口
22a…スリット
24…左側部
30…水平フラップ
40…電装品ユニット
41…ベース部材
42…制御基板
43…金属カバー(第2導電性部材)
50…温湿度センサ(素子)
60…導電性テープ(第1導電性部材)
61…基部
62…延長部
E…アース
本開示は、静電気防止構造を備えた空気調和機に関する。
従来、静電気防止構造としては、電子部品が露出する本体部の表面に導電性薄肉層を設け、導電性薄肉層から本体部の側面に沿って延設部を形成する一方、延設部の近傍に、微小間隔だけ離れたグランド部を形成することにより、電子部品に帯電しようとした静電気を導電性薄肉層からグランド部を介してアースに流出させるものがある(例えば、実開平4−118598号公報(特許文献1)参照)。
実開平4−118598号公報
しかしながら、上記静電気防止構造では、本体部の基板に実装された電子部品のグランド電位であるグランド部を介して静電気をアースに流すため、電子部品そのものが破損するリスクが高いという問題がある。
上記静電気防止構造では、電子部品が露出する本体部の表面に導電性薄肉層を設けているため、意匠性が悪い。
本開示では、ケーシングの静電気をアースに逃がすようにできる静電気防止構造を備えた空気調和機を提案する。
本開示の静電気防止構造を備えた空気調和機は、
ケーシングと、
上記ケーシング内に配置され、上記ケーシング外の雰囲気の温度、湿度または臭いのいずれかを検出するセンサと、
上記ケーシングの内面に設けられ、静電気をアースに流す第1導電性部材と
を備え、
上記ケーシングの上記センサに対向する領域に開口が設けられており、
上記第1導電性部材の少なくとも一部は、上記ケーシングの上記センサに対向する領域の周囲に設けられていることを特徴とする。
本開示によれば、ケーシングの内面に設けられた第1導電性部材の少なくとも一部が、ケーシングのセンサに対向する領域の周囲に設けられていることによって、ケーシングに印加された静電気を、第1導電性部材を介してアースに流すので、ケーシングの静電気をセンサ側に流すことなくアースに逃がすようにできる。また、ケーシングの内面に静電気対策用の第1導電性部材が設けられているため、第1導電性部材が外側から見えないので、外観の意匠性を保つことができる。
また、本開示の1つの態様に係る静電気防止構造を備えた空気調和機では、
上記第1導電性部材は、上記ケーシングの上記開口の周囲に設けられている。
本開示によれば、ケーシングのセンサに対向する領域に設けられた開口の周囲に第1導電性部材が設けられているので、経年により塵埃が開口に蓄積して静電気が内部に流れ込みやすくなっても、第1導電性部材を介して静電気をアースに流すことができ、開口の近傍にあるセンサへの静電気対策が長期間維持できる。
また、本開示の1つの態様に係る静電気防止構造を備えた空気調和機では、
上記第1導電性部材は、上記ケーシングの上記開口の全周に設けられている。
本開示によれば、ケーシングの開口の全周に第1導電性部材が設けられているので、センサへの静電気対策の効果が向上する。
また、本開示の1つの態様に係る静電気防止構造を備えた空気調和機では、
上記ケーシング内に配置され、上記アースに電気的に接続された第2導電性部材を備え、
上記第1導電性部材は、上記第2導電性部材と非接触で電気的に接続されている。
本開示によれば、第1導電性部材が第2導電性部材と非接触で電気的に接続されているので、第1導電性部材とアースに電気的に接続された第2導電性部材とを配線などで直接接続することなく、ケーシングを取り外し容易な構造にでき、組み立て性やメンテナンス性が向上する。
また、本開示の1つの態様に係る静電気防止構造を備えた空気調和機では、
上記第1導電性部材は、上記ケーシングの内面に沿って延長された延長部を有し、
上記第1導電性部材において上記延長部が上記第2導電性部材に最も近接している。
本開示によれば、第1導電性部材において延長部が第2導電性部材に最も近接していることによって、ケーシングに印加された静電気を第1導電性部材の延長部および第2導電性部材を介してアースに流すので、ケーシング内の各構成部の配置などに応じて第1導電性部材からアースに静電気を流す経路を容易に設定することができる。
また、本開示の1つの態様に係る静電気防止構造を備えた空気調和機では、
上記第1導電性部材と上記センサとの間の最短距離は、上記第1導電性部材と上記第2導電性部材との間の最短距離よりも長い。
本開示によれば、第1導電性部材とセンサとの間の最短距離が第1導電性部材と第2導電性部材との間の最短距離よりも長いので、センサに静電気を流すことなく、第1導電性部材と第2導電性部材とが最も接近している箇所で静電気を放電させて確実にアースに流すことができる。
本開示の第1実施形態の静電気防止構造を備えた空気調和機の室内機の正面図である。 第1実施形態の室内機の前面グリルの斜視図である。 第1実施形態の前面グリルの右側面図である。 図1のIV−IV線から見た縦断面図である。 図1のV−V線から見た縦断面図である。 第1実施形態の室内機の電装品ユニットの下部と導電性テープの斜視図である。 第1実施形態の電装品ユニットの下部の斜視図である。 第1実施形態の電装品ユニットと導電性テープの斜視図である。 第1実施形態の電装品ユニットの金属カバーと導電性テープの斜視図である。
以下、実施形態を説明する。なお、図面において、同一の参照番号は、同一部分または相当部分を表わすものである。また、長さ、幅、厚さ、深さ等の図面上の寸法は、図面の明瞭化と簡略化のために実際の尺度から適宜変更されており、実際の相対寸法を表してはいない。
〔第1実施形態〕
図1は、本開示の第1実施形態の静電気防止構造を備えた空気調和機の室内機1の正面図である。第1実施形態の静電気防止構造を備えた空気調和機は、室内の壁面に据え付けられる室内機1を有する。
室内機1は、図1に示すように、前面パネル10と、前面パネル10が取り付けられた前面グリル20と、前面グリル20が取り付けられた底フレーム(図示せず)とを有する。この底フレームに室内熱交換器,ドレンパン,クロスフローファンおよび電装品ユニット40(図2に示す)などを取り付ける。
前面グリル20はケーシングの一例である。前面グリル20の前面側かつ下側に設けられた吹出口20aに水平フラップ30を回動可能に取り付けている。
図2は、室内機1の前面グリル20の斜視図である。前面グリル20は、図2に示すように、右側部21と左側部24とを有する。前面グリル20内の右側部21近傍に電装品ユニット40を収容している。
図3は、前面グリル20の右側面図であり、右側部21の下側に複数のスリット22aからなる開口22を設けている。図3において、60は第1導電性部材の一例としての導電性テープ60である(図5参照)。
また、図4は、図1のIV−IV線から見た縦断面図を示しており、電装品ユニット40は、樹脂製のベース部材41と、ベース部材41の右側中央に取り付けられた制御基板42と、ベース部材41に取り付けられ、制御基板42を覆う金属カバー43と、ベース部材41の右側かつ制御基板42の下側に取り付けられた温湿度センサ50とを有する。金属カバー43は、第2導電性部材の一例である。また、温湿度センサ50は、素子の一例であり、室内空気の温度と湿度を検出する。
前面グリル20の右側部21において、温湿度センサ50に対向する領域に開口22が位置する。この開口22から流入する空気の温度や湿度を温湿度センサ50(素子)により検出する。
図5は、図1のV−V線から見た縦断面図である。図5に示すように、右側部21の内側かつ開口22の全周に四角い枠形状の基部61を設け、開口22から離れるように右側部21の内面に沿って前方に延長された延長部62を設けている。基部61と延長部62とで導電性テープ60を構成している。
この実施形態では、第1導電性部材に導電性テープ60を用いたが、導電性テープに限らず、メッキなどにより形成された金属膜でもよいし、導電性を有する塗料でもよい。
前面グリル20と温湿度センサ50と導電性テープ60および金属カバー43で静電気防止構造を構成している。
図6は、電装品ユニット40の下部と導電性テープ60の斜視図を示し、図7は、電装品ユニット40の下部の斜視図を示している。図6,図7では、前面グリル20を省略している。
図6,図7に示すように、導電性テープ60の延長部62の先端側(図6の斜線領域)が金属カバー43に最も近接している。
また、図8は、電装品ユニット40と導電性テープ60の位置関係を示し、図9は、金属カバー43と導電性テープ60の斜視図である。図8では、金属カバー43を分かりやすくするため、灰色に塗りつぶしている。
図8,図9に示すように、導電性テープ60の延長部62の先端側と金属カバー43との空間距離Lを4.6mmとしている。金属カバー43は、アースEに電気的に接続されている。
これに対して、前面グリル20の右側部21に設けられた開口22と温湿度センサ50(素子)との空間距離を6mmとしている。
空気調和機を含む電子機器では、IEC規格6100−4−2やJIS規格6100−4−2に規定された15kVの静電気試験の条件を満たす必要がある。仮に、上記室内機1において導電性テープ60を用いない場合は、大気の絶縁距離(空間距離)を1kVで1mmとすると、温湿度センサ50(素子)を開口22から15mm以上離す必要があるが、温湿度センサ50(素子)が開口22から離れすぎると、正確な温度,湿度の検出ができなくなる。
上記室内機1では、導電性テープ60を用いた静電気防止構造を適用することにより、開口22と温湿度センサ50(素子)との空間距離を6mmとして温湿度センサ50(素子)による正確な温度,湿度の検出を可能としつつ、温湿度センサ50(素子)の静電気対策を行っている。温湿度センサ50(素子)を15kVの電圧の絶縁距離(空間距離)15mmよりも開口22に近づけて、温湿度センサ50(素子)を温度,湿度の追従性能が良好な位置に配置することができる。
第1実施形態の静電気防止構造によれば、前面グリル20(ケーシング)の内面に設けられた導電性テープ60(第1導電性部材)の一部が、前面グリル20の温湿度センサ50(素子)に対向する領域の周囲に設けられていることによって、前面グリル20に印加された静電気を、導電性テープ60および金属カバー43(第2導電性部材)を介してアースEに流すので、前面グリル20の静電気を温湿度センサ50側に流すことなくアースEに逃がすようにできる。
これにより、上記構成の室内機1は、IEC規格6100−4−2やJIS規格6100−4−2に準拠した静電気試験の結果は良好であった。
上記静電気防止構造では、前面グリル20の内面に静電気対策用の導電性テープ60が設けられているため、導電性テープ60が外側から見えないので、外観の意匠性を保つことができる。
また、前面グリル20において温湿度センサ50に対向する領域に設けられた開口22の周囲に導電性テープ60が設けられているので、経年により塵埃が開口22に蓄積して静電気が内部に流れ込みやすくなっても、導電性テープ60および金属カバー43を介して静電気をアースEに流すことができ、開口22の近傍にある温湿度センサ50への静電気対策が長期間維持できる。
また、前面グリル20の開口22の全周に導電性テープ60の基部61が設けられているので、温湿度センサ50への静電気対策の効果が向上する。
なお、この実施形態では、前面グリル20の開口22の全周に導電性テープ60の基部61を設けたが、前面グリル20の開口22の周囲の一部に導電性テープなどの第1導電性部材を設けたものでもよい。
また、導電性テープ60が金属カバー43と非接触で電気的に接続されているので、導電性テープ60とアースEと電気的に接続された金属カバー43とを配線などで接続することなく前面グリル20を取り外し容易な構造にでき、組み立て性やメンテナンス性が向上する。ここで、導電性テープ60と金属カバー43とは、非接触で大気を介して電気的に接続されている。
また、導電性テープ60において延長部62が金属カバー43に接続された金属カバー43に最も近接していることによって、前面グリル20に印加された静電気を導電性テープ60の延長部62および金属カバー43を介してアースEに流すので、前面グリル20内の各構成部の配置などに応じて導電性テープ60からアースEに静電気を流す経路を容易に設定することができる。
また、導電性テープ60と温湿度センサ50との間の最短距離が導電性テープ60とアースEに接続された金属カバー43との間の最短距離よりも長いので、温湿度センサ50に静電気を流すことなく、導電性テープ60と金属カバー43とが最も接近している箇所で静電気を放電させて確実にアースEに流すことができる。
また、第1実施形態の空気調和機によれば、上記静電気防止構造を備えることによって、前面グリル20内に配置された温湿度センサ50に対して、簡単な構成で前面グリル20の静電気をアースEに逃がすことで静電気防止対策ができる。
上記第1実施形態では、前面グリル20と温湿度センサ50と導電性テープ60(第1導電性部材)および金属カバー43(第2導電性部材)で静電気防止構造を構成したが、第2導電性部材はなくともよく、第1導電性部材によりアースEに静電気を流す経路が形成される静電気防止構造としてもよ
〔第2実施形態〕
本開示の第2実施形態の静電気防止構造を備えた空気調和機である。
第1実施形態の静電気防止構造では、導電性テープ60(第1導電性部材)が金属カバー43を介してアースEと非接触で電気的に接続されていたのに対して、この第2実施形態の空気調和機は、ケーシングの内面に設けられた第1導電性部材と、ケーシング内に配置され、アースEに接続された第2導電性部材とが接触して電気的に接続されている。これにより、ケーシングに印加された静電気を第1導電性部材と第2導電性部材とを介してアースEに流す。
なお、第1導電性部材と第2導電性部材とは、配線などの接続部材を介して電気的に接続されていてもよい。
この第2実施形態の静電気防止構造は、第1実施形態の静電気防止構造と同様の効果を有する。
〔第3実施形態〕
本開示の第3実施形態の静電気防止構造を備えた空気清浄機である。
この第3実施形態の空気清浄機は、ケーシング内に配置された湿度センサを備えている。ケーシングの湿度センサに対向する領域に開口が設けられており、ケーシングの内面に、静電気をアースEに流す第1導電性部材が設けられている。
この第3実施形態の静電気防止構造は、第1実施形態の静電気防止構造と同様の効果を有する。
上記第1〜第3実施形態では、静電気防止構造を備えた空気調和機および空気清浄機について説明したが、温度センサなどを内蔵するリモートコントローラなどの他の装置にこの発明の静電気防止構造を適用してもよい。
上記第1〜第3実施形態では、素子としての温湿度センサ50や湿度センサに対向するケーシングの領域に開口を設けたが、開口はなくともよく、ケーシングの内面に設けられた第1導電性部材の少なくとも一部が、ケーシングの素子に対向する領域の周囲に設けられていればよい。
上記第1〜第3実施形態では、素子としての温湿度センサ50や湿度センサをケーシング内に備えた静電気防止構造について説明したが、素子はこれに限らず、臭いセンサなどやセンサ以外の素子を備えた静電気防止構造にこの発明を適用してもよい。例えば、センサ以外の素子としては、WiFi(登録商標)モジュールの構成部品などがある。
本開示の具体的な実施の形態について説明したが、本開示は上記第1〜第3実施形態に限定されるものではなく、本開示の範囲内で種々変更して実施することができる。
1…室内機
10…前面パネル
20…前面グリル(ケーシング)
20a…吹出口
21…右側部
22…開口
22a…スリット
24…左側部
30…水平フラップ
40…電装品ユニット
41…ベース部材
42…制御基板
43…金属カバー(第2導電性部材)
50…温湿度センサ(素子)
60…導電性テープ(第1導電性部材)
61…基部
62…延長部
E…アース

Claims (7)

  1. ケーシング(20)と、
    上記ケーシング(20)内に配置された素子(50)と、
    上記ケーシング(20)の内面に設けられ、静電気をアース(E)に流す第1導電性部材(60)と
    を備え、
    上記第1導電性部材(60)の少なくとも一部は、上記ケーシング(20)の上記素子(50)に対向する領域の周囲に設けられていることを特徴とする静電気防止構造。
  2. 請求項1に記載の静電気防止構造において、
    上記ケーシング(20)の上記素子(50)に対向する領域に開口(22)が設けられており、
    上記第1導電性部材(60)は、上記ケーシング(20)の上記開口(22)の周囲に設けられていることを特徴とする静電気防止構造。
  3. 請求項2に記載の静電気防止構造において、
    上記第1導電性部材(60)は、上記ケーシング(20)の上記開口(22)の全周に設けられていることを特徴とする静電気防止構造。
  4. 請求項1から3のいずれか1つに記載の静電気防止構造において、
    上記ケーシング(20)内に配置され、上記アース(E)に電気的に接続された第2導電性部材(43)を備え、
    上記第1導電性部材(60)は、上記第2導電性部材(43)と非接触で電気的に接続されていることを特徴とする静電気防止構造。
  5. 請求項4に記載の静電気防止構造において、
    上記第1導電性部材(60)は、上記ケーシング(20)の内面に沿って延長された延長部(62)を有し、
    上記第1導電性部材(60)において上記延長部(62)が上記第2導電性部材(43)に最も近接していることを特徴とする静電気防止構造。
  6. 請求項4または5に記載の静電気防止構造において、
    上記第1導電性部材(60)と上記素子(50)との間の最短距離は、上記第1導電性部材(60)と上記第2導電性部材(43)との間の最短距離よりも長いことを特徴とする静電気防止構造。
  7. 請求項1から6のいずれか1つに記載の静電気防止構造を備えた空気調和機。
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