JP2008145086A - 静電気回避構造 - Google Patents
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Abstract
【課題】ディップスイッチ操作時の作業性を悪化させることなく、静電気をアースして空気調和機の電子部品を保護することができる静電気回避構造を提供する。
【解決手段】空気調和機の筐体2に形成されている開口21を通して操作されるディップスイッチ31,31,…、及びIC30等を静電気から保護すべく、開口21を狭めるように導電性フォーム411,412が配されており、作業者は、狭められた開口21を通してディップスイッチ31,31,…を視認し、操作する。ディップスイッチ31,31,…、IC30等が実装されている制御基板3を筐体2内で固定するための固定部材511,512は導電性を有し、しかも接地端子に電気的に接続されており、導電性フォーム411,412は固定部材511,512に電気的に接続されているため、導電性フォーム411,412に近接した帯電体からの静電気がアースされる。
【選択図】図2
【解決手段】空気調和機の筐体2に形成されている開口21を通して操作されるディップスイッチ31,31,…、及びIC30等を静電気から保護すべく、開口21を狭めるように導電性フォーム411,412が配されており、作業者は、狭められた開口21を通してディップスイッチ31,31,…を視認し、操作する。ディップスイッチ31,31,…、IC30等が実装されている制御基板3を筐体2内で固定するための固定部材511,512は導電性を有し、しかも接地端子に電気的に接続されており、導電性フォーム411,412は固定部材511,512に電気的に接続されているため、導電性フォーム411,412に近接した帯電体からの静電気がアースされる。
【選択図】図2
Description
本発明は、空気調和機のプリント基板に配されているディップスイッチを含む電子部品を、静電気から保護するための静電気回避構造に関する。
近年、高速化、低消費電力化が進んでいるIC(半導体集積回路)は、静電気の悪影響を受けて誤作動し、又は破壊されることがある。このような静電気被害を防止するために、従来、IC毎にバイパスコンデンサを設けたり、ICを含む制御基板を金属筐体で囲ったりすることが行われている。
ところで、空気調和機の制御基板上には、動作設定変更用のディップスイッチが設けられている。空気調和機の設定作業者、使用者等(以下、作業者という)は、設定サービス時、メンテナンス時等に、空気調和機の筐体の開口からディップスイッチを視認し、また、この開口を通して手動でディップスイッチを操作する。
ところで、空気調和機の制御基板上には、動作設定変更用のディップスイッチが設けられている。空気調和機の設定作業者、使用者等(以下、作業者という)は、設定サービス時、メンテナンス時等に、空気調和機の筐体の開口からディップスイッチを視認し、また、この開口を通して手動でディップスイッチを操作する。
ディップスイッチを操作するためには、ディップスイッチを含む制御基板を金属筐体で囲うことはできない。また、制御基板に対する電子部品実装時、検査時、修理時等には、制御基板は金属筐体で囲われていない。
更に、帯電体(例えば人体)からの静電気が電子部品の端子へ直接放電される場合には、バイパスコンデンサで電子部品を静電気から保護することはできない。
更に、帯電体(例えば人体)からの静電気が電子部品の端子へ直接放電される場合には、バイパスコンデンサで電子部品を静電気から保護することはできない。
以上のようなことから、例えば空気調和機の製造時等には、作業者が、接地されている導電マット上で作業するか、アースバンドを手に巻いて作業する等して、静電気から電子部品を保護している。
ところが、例えば工場出荷後の設定サービス時、メンテナンス時等には、静電気対策用の導電マット、アースバンド等が準備できないことがあり、静電気から電子部品を保護しつつ作業することが困難である。
ところが、例えば工場出荷後の設定サービス時、メンテナンス時等には、静電気対策用の導電マット、アースバンド等が準備できないことがあり、静電気から電子部品を保護しつつ作業することが困難である。
導電マット、アースバンド等が準備できないときのために、従来、接地された導体を制御基板の側部に配しておき、作業者がこの導体部分に指を置いて制御基板を持つことによって、作業者が有する静電気をアースする方法が提案されている(特許文献1参照)。
特開平5−63388号公報
しかしながら、ディップスイッチを操作する場合は、作業者が制御基板を持たずに作業するため、特許文献1に開示されているような制御基板の側部に設けられている接地導体では、作業者の静電気をアースすることはできない。
また、ディップスイッチを操作する場合以外でも、例えば空気調和機の清掃時に、空気調和機の筐体開口から帯電体(具体的には帯電した雑巾、はたき等の清掃用具)が侵入することがあり、このような場合は、導電マット、アースバンド、制御基板側部の接地導体等で、帯電体からの静電気をアースすることが困難である。
空気調和機の筐体開口に対する帯電体の不要な進入を抑制するために、空気調和機の筐体開口を覆う、又は開口の寸法を小さくする等することが考えられるが、この場合、作業者が筐体開口を通してディップスイッチを視認し、また操作することが煩雑又は困難になる。
空気調和機の筐体開口に対する帯電体の不要な進入を抑制するために、空気調和機の筐体開口を覆う、又は開口の寸法を小さくする等することが考えられるが、この場合、作業者が筐体開口を通してディップスイッチを視認し、また操作することが煩雑又は困難になる。
本発明は斯かる事情に鑑みてなされたものであり、その主たる目的は、空気調和機の筐体の開口を通してディップスイッチが視認可能なように、接地端子に接続されている導電性弾性体で筐体の開口を狭める構成とすることにより、ディップスイッチ操作時の作業性を悪化させることなく、静電気をアースして電子部品を保護することができる静電気回避構造を提供することにある。
本発明の他の目的は、空気調和機のプリント基板が固定されている導電性固定部材を接地して、この導電性固定部材に導電性発泡体を接触させる構成とすることにより、更に確実に静電気をアースすることができ、しかも、導電性発泡体を簡易に接地することができる静電気回避構造を提供することにある。
本発明の他の目的は、導電性を有する接着剤又は接着テープを介して導電性発泡体を導電性固定部材に接着する構成とすることにより、導電性発泡体と導電性固定部材とを確実に接続することができる静電気回避構造を提供することにある。
本発明の他の目的は、導電性発泡体を導電性固定部材にネジ留めする構成とすることにより、導電性発泡体と導電性固定部材とを確実に接続することができる静電気回避構造を提供することにある。
本発明の他の目的は、導電性発泡体を導電性固定部材と他の部材とで挟持する構成とすることにより、導電性発泡体と導電性固定部材とを確実に接続することができる静電気回避構造を提供することにある。
本発明の他の目的は、導電性発泡体を導電性固定部材と弾性部材とで挟持する構成とすることにより、導電性発泡体と導電性固定部材とを確実に接続することができる静電気回避構造を提供することにある。
本発明の他の目的は、導電性発泡体を導電性固定部材と操作パネルとで挟持する構成とすることにより、導電性発泡体と導電性固定部材とを確実に接続することができる静電気回避構造を提供することにある。
本発明の他の目的は、導電性発泡体を導電性固定部材に一体に形成されている挟持部で挟持する構成とすることにより、導電性発泡体と導電性固定部材とを確実に接続することができる静電気回避構造を提供することにある。
本発明の他の目的は、導電性発泡体の凹部(又は導電性固定部材の凹部)の内面と、導電性固定部材(又は導電性発泡体)とを接合する構成とすることにより、導電性発泡体と導電性固定部材とを確実に接続することができる静電気回避構造を提供することにある。
本発明の更に他の目的は、導電性発泡体と、導電性発泡体に形成されている切り欠き状部分又は孔を介して露出する導電性固定部材とに連続して接着テープを接着する構成とすることにより、導電性発泡体と導電性固定部材とを確実に接続することができる静電気回避構造を提供することにある。
本発明に係る静電気回避構造は、空気調和機の筐体に収容されているプリント基板に実装されており、前記筐体に形成されている開口を通して操作されるディップスイッチを含む電子部品を、静電気から保護するための静電気回避構造であって、接地端子に接続されている導電性弾性体が、前記開口を狭めるように配されており、前記導電性弾性体によって狭められた前記開口を通して、前記ディップスイッチが視認可能にしてあることを特徴とする。
本発明に係る静電気回避構造は、前記接地端子に接続されており、前記筐体の内部で固定されている導電性固定部材を備え、前記導電性弾性体は導電性発泡体であって、前記導電性固定部材に接触するようにしてあり、前記筐体は、前記空気調和機を操作するための操作パネルを有し、前記プリント基板は、前記ディップスイッチが配されている面が前記操作パネルの内側に対面した状態で前記導電性固定部材に固定されていることを特徴とする。
本発明に係る静電気回避構造は、前記導電性発泡体は、導電性を有する接着剤又は接着テープを介して前記導電性固定部材に接着されていることを特徴とする。
本発明に係る静電気回避構造は、前記導電性発泡体は、前記導電性固定部材にネジ留めされていることを特徴とする。
本発明に係る静電気回避構造は、前記導電性発泡体は、前記導電性固定部材と、該導電性固定部材に固定されている導電性固定補助部材又は非導電性固定補助部材とに挟持されていることを特徴とする。
本発明に係る静電気回避構造は、前記導電性発泡体は、前記導電性固定部材と、前記操作パネルの内面及び前記導電性発泡体の間で圧縮させられている弾性部材とに挟持されていることを特徴とする。
本発明に係る静電気回避構造は、前記導電性発泡体は、前記導電性固定部材と、前記操作パネルの内面とに挟持されていることを特徴とする。
本発明に係る静電気回避構造は、前記導電性発泡体は、導電性を有し、前記導電性固定部材に一体に形成されている挟持部に挟持されていることを特徴とする。
本発明に係る静電気回避構造は、前記導電性発泡体及び前記導電性固定部材の少なくとも一方に凹部を設け、前記導電性発泡体の凹部(又は前記導電性固定部材の凹部)の内面と、前記導電性固定部材(又は前記導電性発泡体)とが接合されていることを特徴とする。
本発明に係る静電気回避構造は、前記導電性発泡体は、一面から該一面の反対面に貫通した複数の切り欠き状部分又は孔が形成されている板状をなし、前記反対面が前記導電性固定部材に接触した状態で、少なくとも前記一面の側と、前記切り欠き状部分又は孔を介して露出する前記導電性固定部材とに連続して、接着テープが接着されていることを特徴とする。
本発明にあっては、接地端子に接続されている導電性弾性体が、空気調和機の筐体に形成されている開口を狭めるように配されている。
作業者は、導電性弾性体によって狭められた開口を通してディップスイッチを操作する。このとき、開口へ挿入した作業者の手、又は作業用具等の帯電体が導電性弾性体に接触又は接近(以下、近接という)して、帯電体の静電気が導電性弾性体に対して放電され、アースされる。
また、不要に開口へ侵入した清掃用具のような帯電体も、導電性弾性体に近接するため、帯電体の静電気がアースされる。
作業者は、導電性弾性体によって狭められた開口を通してディップスイッチを操作する。このとき、開口へ挿入した作業者の手、又は作業用具等の帯電体が導電性弾性体に接触又は接近(以下、近接という)して、帯電体の静電気が導電性弾性体に対して放電され、アースされる。
また、不要に開口へ侵入した清掃用具のような帯電体も、導電性弾性体に近接するため、帯電体の静電気がアースされる。
以上のようにして、帯電体がディップスイッチ、電子部品、プリント基板等に近接する前に、帯電体の静電気がアースされるため、プリント基板に実装されているディップスイッチを含む電子部品が、静電気から保護される。
ここで、ディップスイッチは、導電性弾性体によって狭められた開口を通して視認可能である。つまり、導電性弾性体によって狭められた開口には十分な空間が設けられている。しかも、導電性弾性体は弾力に富み、作業者の手、又は作業用具等の物体との当接によって圧縮され、体積を減じる。以上のことから、導電性弾性体が作業者の作業を阻害することはない。
ここで、ディップスイッチは、導電性弾性体によって狭められた開口を通して視認可能である。つまり、導電性弾性体によって狭められた開口には十分な空間が設けられている。しかも、導電性弾性体は弾力に富み、作業者の手、又は作業用具等の物体との当接によって圧縮され、体積を減じる。以上のことから、導電性弾性体が作業者の作業を阻害することはない。
本発明にあっては、導電性弾性体である導電性発泡体が導電性固定部材に接触しており、導電性固定部材が接地端子に接続されている。即ち、導電性発泡体は導電性固定部材を介して接地端子に接続されている。
また、筐体が、空気調和機を操作するための操作パネルを有し、この操作パネルの内側と、プリント基板のディップスイッチが配されている面とが対面した状態で、プリント基板が導電性固定部材に固定されており、更に導電性固定部材は、筐体の内部で固定されている。
また、筐体が、空気調和機を操作するための操作パネルを有し、この操作パネルの内側と、プリント基板のディップスイッチが配されている面とが対面した状態で、プリント基板が導電性固定部材に固定されており、更に導電性固定部材は、筐体の内部で固定されている。
つまり、筐体の開口を狭めるように配されている導電性発泡体は、開口周縁部、開口内面等から筐体内部の導電性固定部材まで架け渡される。この結果、開口に挿入された帯電体が、導電性発泡体に近接し易くなる。
また、筐体の内部でプリント基板を固定するための従来から空気調和機に備えられている部材を、導電性を有する材料で形成し、且つ接地端子に接続することによって、導電性固定部材として用いることが可能になる。この結果、導電性発泡体を接地するために、空気調和機の構成を大幅に変更する必要がない。
また、筐体の内部でプリント基板を固定するための従来から空気調和機に備えられている部材を、導電性を有する材料で形成し、且つ接地端子に接続することによって、導電性固定部材として用いることが可能になる。この結果、導電性発泡体を接地するために、空気調和機の構成を大幅に変更する必要がない。
なお、筐体と導電性発泡体とは電気的に接続する必要がないため、筐体の開口に配されている導電性発泡体は、一般的な両面接着テープ、接着剤、ネジ、クリップ等を用いて、筐体に固定すればよい。
本発明にあっては、導電性発泡体を導電性固定部材に接触させるために、導電性を有する接着剤又は接着テープを介して導電性発泡体を導電性固定部材に接着する。
この場合、導電性発泡体と導電性固定部材とが接着剤、両面接着テープ等で接着され、しかも導電性発泡体と導電性固定部材との間に介在する接着剤、両面接着テープ等が導電性を有するため、導電性発泡体と導電性固定部材とが電気的に確実に接続される。
この場合、導電性発泡体と導電性固定部材とが接着剤、両面接着テープ等で接着され、しかも導電性発泡体と導電性固定部材との間に介在する接着剤、両面接着テープ等が導電性を有するため、導電性発泡体と導電性固定部材とが電気的に確実に接続される。
本発明にあっては、導電性発泡体を導電性固定部材に接触させるために、例えばボルトを用いて、導電性発泡体を導電性固定部材にネジ留めする。
この場合、導電性固定部材と例えばネジ頭との間で導電性発泡体が挟まれて、導電性発泡体が導電性固定部材に押し付けられるため、導電性発泡体と導電性固定部材とが電気的に確実に接続される。
この場合、導電性固定部材と例えばネジ頭との間で導電性発泡体が挟まれて、導電性発泡体が導電性固定部材に押し付けられるため、導電性発泡体と導電性固定部材とが電気的に確実に接続される。
本発明にあっては、導電性発泡体を導電性固定部材に接触させるために、導電性発泡体を導電性固定部材と導電性固定補助部材又は非導電性固定補助部材とで挟持する。
この場合、導電性固定部材に固定されている導電性固定補助部材又は非導電性固定補助部材によって、導電性発泡体が導電性固定部材に押し付けられるため、導電性発泡体と導電性固定部材とが電気的に確実に接続される。
この場合、導電性固定部材に固定されている導電性固定補助部材又は非導電性固定補助部材によって、導電性発泡体が導電性固定部材に押し付けられるため、導電性発泡体と導電性固定部材とが電気的に確実に接続される。
本発明にあっては、導電性発泡体を導電性固定部材に接触させるために、導電性発泡体を導電性固定部材と弾性部材(例えばクッション材)とで挟持する。
弾性部材は操作パネルの内面と導電性発泡体との間で圧縮させられており、圧縮させられている弾性部材の弾性復元力によって、導電性発泡体が導電性固定部材に押し付けられるため、導電性発泡体と導電性固定部材とが電気的に確実に接続される。
弾性部材は操作パネルの内面と導電性発泡体との間で圧縮させられており、圧縮させられている弾性部材の弾性復元力によって、導電性発泡体が導電性固定部材に押し付けられるため、導電性発泡体と導電性固定部材とが電気的に確実に接続される。
本発明にあっては、導電性発泡体を導電性固定部材に接触させるために、導電性発泡体を導電性固定部材と操作パネルの内面とで挟持する。
この場合、筐体の一部である操作パネルによって導電性発泡体が導電性固定部材に押し付けられるため、導電性発泡体と導電性固定部材とが電気的に確実に接続される。
この場合、筐体の一部である操作パネルによって導電性発泡体が導電性固定部材に押し付けられるため、導電性発泡体と導電性固定部材とが電気的に確実に接続される。
本発明にあっては、導電性発泡体を導電性固定部材に接触させるために、導電性発泡体を挟持部で挟持する。
この場合、挟持部が導電性固定部材に一体に形成されており、しかも導電性を有するため、導電性発泡体と導電性固定部材とが電気的に確実に接続される。
この場合、挟持部が導電性固定部材に一体に形成されており、しかも導電性を有するため、導電性発泡体と導電性固定部材とが電気的に確実に接続される。
本発明にあっては、導電性発泡体を導電性固定部材に接触させるために、導電性発泡体の凹部の内面と導電性固定部材との接合、及び/又は、導電性固定部材の凹部の内面と導電性発泡体との接合を行なう。
導電性発泡体(又は導電性固定部材)に設けられている凹部の周縁部は、相対的に凸状をなす。このため、導電性発泡体を撓ませて、凹部の内面を導電性固定部材(又は導電性発泡体)に強引に接合することによって、導電性発泡体(又は導電性固定部材)の凸状の部分が、導電性固定部材(又は導電性発泡体)に押し付けられる。この結果、導電性発泡体と導電性固定部材とが電気的に確実に接続される。
導電性発泡体(又は導電性固定部材)に設けられている凹部の周縁部は、相対的に凸状をなす。このため、導電性発泡体を撓ませて、凹部の内面を導電性固定部材(又は導電性発泡体)に強引に接合することによって、導電性発泡体(又は導電性固定部材)の凸状の部分が、導電性固定部材(又は導電性発泡体)に押し付けられる。この結果、導電性発泡体と導電性固定部材とが電気的に確実に接続される。
本発明にあっては、導電性発泡体を導電性固定部材に接触させるために、一面からこの一面の反対面に貫通した複数の切り欠き状部分又は孔が形成されている板状の導電性発泡体を用い、導電性発泡体の反対面を導電性固定部材に接触させた状態で、導電性発泡体の一面と、導電性発泡体に形成されている切り欠き状部分又は孔を介して露出する導電性固定部材とに連続して接着テープを接着する。
接着テープによって、導電性発泡体の複数の部分が一面側から導電性固定部材に押し付けられるため、導電性発泡体と導電性固定部材とが電気的に確実に接続される。
接着テープによって、導電性発泡体の複数の部分が一面側から導電性固定部材に押し付けられるため、導電性発泡体と導電性固定部材とが電気的に確実に接続される。
本発明の静電気回避構造による場合、空気調和機の筐体の開口に挿入された帯電体の静電気が、開口に配されている導電性弾性体に近接してアースされるため、ディップスイッチを含む電子部品を、静電気から保護することができる。
この結果、導電マット、アースバンド等の準備が不要であり、また、プリント基板本体に静電気回避用の設置導体を形成する必要がないため、設定サービス、メンテナンス等が容易であり、また、プリント基板の構成が簡易である。
この結果、導電マット、アースバンド等の準備が不要であり、また、プリント基板本体に静電気回避用の設置導体を形成する必要がないため、設定サービス、メンテナンス等が容易であり、また、プリント基板の構成が簡易である。
更に、筐体の開口に導電性弾性体が配されているため、作業者が手又は作業用具等で自主的に導電性弾性体に近接することによって、容易に静電気をアースすることができる。更にまた、故意に導電性弾性体を避けない限りは、意図せず筐体の開口へ侵入した帯電体であっても導電性弾性体に近接するため、静電気をアースすることができる。
更にまた、ディップスイッチが開口を通して視認可能であるため、作業者は、筐体の開口が導電性弾性体によって狭められていても、ディップスイッチの設定状況を目で見て容易に確認することができる。また、導電性弾性体が容易に変形するため、開口内に作業用の空間を容易に確保することができる。
このように、筐体の開口に十分な空間が設けられているため、導電性弾性体を開口に配置しても、ディップスイッチ視認時及び操作時夫々の作業性が悪化することはない。
このように、筐体の開口に十分な空間が設けられているため、導電性弾性体を開口に配置しても、ディップスイッチ視認時及び操作時夫々の作業性が悪化することはない。
本発明の静電気回避構造による場合、筐体の開口から筐体内部の導電性固定部材まで架け渡されている導電性発泡体は、開口に挿入された帯電体に近接し易くなるため、更に確実に静電気をアースすることができる。
しかも、空気調和機の構成を大幅に変更することなく、導電性発泡体を簡易に接地することができる。
また、ディップスイッチが実装されているプリント基板の一面と操作パネルの内面とが対面しているため、ディップスイッチを操作するための開口は操作パネルの近傍に形成されることになり、作業者は、操作パネルを用いての空気調和器の操作と、ディップスイッチの設定状態の視認又は操作とを容易に行なうことができる。
しかも、空気調和機の構成を大幅に変更することなく、導電性発泡体を簡易に接地することができる。
また、ディップスイッチが実装されているプリント基板の一面と操作パネルの内面とが対面しているため、ディップスイッチを操作するための開口は操作パネルの近傍に形成されることになり、作業者は、操作パネルを用いての空気調和器の操作と、ディップスイッチの設定状態の視認又は操作とを容易に行なうことができる。
本発明の静電気回避構造による場合、導電性を有する接着剤又は接着テープを介して導電性発泡体を導電性固定部材に接着することができるため、導電性発泡体と導電性固定部材とを簡易な構成で確実に接続することができる。
また、接着剤又は接着テープによる導電性発泡体と導電性固定部材との接着は容易であり、導電性発泡体の取り付けの作業工程が少ないため、空気調和機の生産性を向上させることができる。
また、接着剤又は接着テープによる導電性発泡体と導電性固定部材との接着は容易であり、導電性発泡体の取り付けの作業工程が少ないため、空気調和機の生産性を向上させることができる。
本発明の静電気回避構造による場合、ネジ留めによって導電性発泡体を導電性固定部材に押し付けることができるため、導電性発泡体と導電性固定部材とを簡易な構成で安定的且つ確実に接続することができる。
しかも、ネジ留めのためのネジ孔を導電性発泡体及び導電性固定部材夫々に予め形成しておくことによって、導電性発泡体を取り付ける際に、導電性固定部材に対する導電性発泡体の位置決めを容易に行なうことができる。
なお、同様にして、導電性発泡体を筐体にネジ留めすることにより、筐体に対する導電性発泡体の位置決めを容易に行なうことができる。
しかも、ネジ留めのためのネジ孔を導電性発泡体及び導電性固定部材夫々に予め形成しておくことによって、導電性発泡体を取り付ける際に、導電性固定部材に対する導電性発泡体の位置決めを容易に行なうことができる。
なお、同様にして、導電性発泡体を筐体にネジ留めすることにより、筐体に対する導電性発泡体の位置決めを容易に行なうことができる。
本発明の静電気回避構造による場合、導電性固定部材に固定されている導電性固定補助部材又は非導電性固定補助部材が導電性発泡体を導電性固定部材との間で挟んで導電性固定部材に押し付けるため、導電性発泡体と導電性固定部材とを簡易な構成で確実に接続することができる。特に、導電性固定補助部材を用いる場合は、この導電性固定補助部材を介して導電性発泡体と導電性固定部材との接続を更に確実にすることができる。
なお、ネジ留めによって、導電性固定補助部材又は非導電性固定補助部材を導電性固定部材に固定することにより、導電性固定部材に対する導電性固定補助部材又は非導電性固定補助部材の位置決めを容易に行なうことができ、これらに挟持される導電性発泡体の導電性固定部材に対する位置決めも容易に行なうことができる。
また、例えば両端部が導電性固定部材に接着されている接着テープで導電性発泡体を導電性固定部材に押し付ける場合は、導電性発泡体の取り付け作業を少ない作業工程で容易に行なうことができる。
また、例えば両端部が導電性固定部材に接着されている接着テープで導電性発泡体を導電性固定部材に押し付ける場合は、導電性発泡体の取り付け作業を少ない作業工程で容易に行なうことができる。
本発明の静電気回避構造による場合、操作パネルの内面と導電性発泡体との間に介在する弾性部材が導電性発泡体を導電性固定部材との間で挟んで導電性固定部材に押し付けるため、導電性発泡体と導電性固定部材とを簡易な構成で確実に接続することができる。
このような静電気回避構造を構成する場合、例えば導電性発泡体を取り付ける前に、操作パネルの内面又は導電性発泡体に弾性部材を取り付けておき、弾性部材を介して操作パネルと導電性固定部材との間で導電性発泡体を挟持するように各部材を配すればよいため、導電性発泡体を取り付ける際のネジ孔の形成、ネジ留め等の煩雑な作業が不要である。つまり導電性発泡体の取り付けの作業工程が少ないため、空気調和機の生産性を向上させることができる。
本発明の静電気回避構造による場合、筐体の一部である操作パネルが導電性発泡体を導電性固定部材との間で挟んで導電性固定部材に押し付けるため、導電性発泡体と導電性固定部材とを簡易な構成で確実に接続することができる。
しかも、導電性発泡体を導電性固定部材に押し付けるための部材を別途準備する必要がないため、空気調和機を安価に生産することができる。また、ネジ孔の形成、ネジ留め等の煩雑な作業が不要であり、導電性発泡体の取り付けの作業工程が少ないため、空気調和機の生産性を向上させることができる。
しかも、導電性発泡体を導電性固定部材に押し付けるための部材を別途準備する必要がないため、空気調和機を安価に生産することができる。また、ネジ孔の形成、ネジ留め等の煩雑な作業が不要であり、導電性発泡体の取り付けの作業工程が少ないため、空気調和機の生産性を向上させることができる。
本発明の静電気回避構造による場合、導電性を有する挟持部を介して導電性発泡体を導電性固定部材に固定することができるため、導電性発泡体と導電性固定部材とを簡易な構成で確実に接続することができる。
しかも、挟持部は予め導電性固定部材に一体に形成されているため、導電性発泡体を挟持するための部材を別途準備する必要がなく、空気調和機を安価に生産することができる。また、ネジ孔の形成、ネジ留め等の煩雑な作業が不要であり、導電性発泡体の取り付けの作業工程が少ないため、空気調和機の生産性を向上させることができる。
しかも、挟持部は予め導電性固定部材に一体に形成されているため、導電性発泡体を挟持するための部材を別途準備する必要がなく、空気調和機を安価に生産することができる。また、ネジ孔の形成、ネジ留め等の煩雑な作業が不要であり、導電性発泡体の取り付けの作業工程が少ないため、空気調和機の生産性を向上させることができる。
本発明の静電気回避構造による場合、導電性発泡体(又は導電性固定部材)の凹部の内面と、導電性固定部材(又は導電性発泡体)とを接合して導電性発泡体を導電性固定部材に押し付けるため、導電性発泡体と導電性固定部材とを簡易な構成で確実に接続することができる。
また、凸状の部分で電気的に接続されるため、導電性発泡体(又は導電性固定部材)の凹部の内面と導電性固定部材(又は導電性発泡体)との接合は、非導電性の接着剤、両面接着テープ等を用いて、容易且つ安価に接合することができる。
更に、予め凹部を形成しておくことによって、導電性発泡体を取り付ける際の作業工程を減少させることができる。
また、凸状の部分で電気的に接続されるため、導電性発泡体(又は導電性固定部材)の凹部の内面と導電性固定部材(又は導電性発泡体)との接合は、非導電性の接着剤、両面接着テープ等を用いて、容易且つ安価に接合することができる。
更に、予め凹部を形成しておくことによって、導電性発泡体を取り付ける際の作業工程を減少させることができる。
本発明の静電気回避構造による場合、接着テープによって、導電性発泡体の複数の部分を導電性固定部材に押し付けるため、導電性発泡体と導電性固定部材とを簡易な構成で確実に接続することができる。
また、接着テープは導電性発泡体の一面に接着され、導電性固定部材には導電性発泡体の他面が接触するため、例えば非導電性の片面接着テープを用いて、容易且つ安価に接合することができる。
更に、予め切り欠き状部分又は孔を形成しておくことによって、導電性発泡体を取り付ける際の作業工程を減少させることができる。
また、接着テープは導電性発泡体の一面に接着され、導電性固定部材には導電性発泡体の他面が接触するため、例えば非導電性の片面接着テープを用いて、容易且つ安価に接合することができる。
更に、予め切り欠き状部分又は孔を形成しておくことによって、導電性発泡体を取り付ける際の作業工程を減少させることができる。
以下、本発明を、その実施の形態を示す図面に基づいて詳述する。
実施の形態 1.
図1は、本発明の実施の形態1に係る静電気回避構造11を備える空気調和機Eの静電気回避構造11近傍を示す正面図である。
また、図2は、静電気回避構造11の構成を示す側面図であり、図3は、静電気回避構造11が備える導電性フォーム(導電性弾性体,導電性発泡体)411と固定部材511との接続状態を示す側面図である。
図1は、本発明の実施の形態1に係る静電気回避構造11を備える空気調和機Eの静電気回避構造11近傍を示す正面図である。
また、図2は、静電気回避構造11の構成を示す側面図であり、図3は、静電気回避構造11が備える導電性フォーム(導電性弾性体,導電性発泡体)411と固定部材511との接続状態を示す側面図である。
図1に示すように、空気調和機(以下、エアコンという)Eは筐体2を備え、筐体2の正面には、作業者がエアコンEを操作するためのダイヤル221、図示しないスイッチ等を有する操作パネル22が設けてあり、筐体2の操作パネル22の下部には、矩形状の開口21が形成されている。更にエアコンEは、筐体2内部に、エアコンEの動作を制御するための制御基板3を収容しており、制御基板3は、プリント基板を用いてなる。
図1及び図2に示すように、制御基板3の一面には、エアコンEの動作制御用のIC30、エアコンEの動作設定変更用の複数のディップスイッチ31,31,…、図示しない抵抗器等の各種の電子部品が実装してあり、ディップスイッチ31,31,…のオン/オフは、図示しない配線を介してIC30に伝達されるようにしてある。
操作パネル22におけるダイヤル221の操作結果、スイッチのオン/オフ等は、図示しない配線を介してIC30に伝達されるようにしてある。この配線の距離を最短にすべく、制御基板3は、IC30、ディップスイッチ31,31,…等が配されている面が操作パネル22の内側に対面した状態で筐体2内に配されている。更に、筐体2の開口21を通してディップスイッチ31,31,…が容易に操作されるように、制御基板3は、ディップスイッチ31,31,…が開口21に対向した状態で配されている。
以上のような状態で制御基板3を支持するために、導電性を有する金属製のアングルを用いてなる固定部材(導電性固定部材)511,512が筐体2の内部で操作パネル22に沿って固定されており、この固定部材511,512に制御基板3が固定されている。
固定部材511,512夫々は、接地端子に電気的に接続されている。
固定部材511,512夫々は、接地端子に電気的に接続されている。
制御基板3に実装されているIC30、ディップスイッチ31,31,…等の電子部品を静電気から保護するための静電気回避構造11は、数mmの厚みを有する矩形板状の導電性フォーム411,412を備える。導電性フォーム411,412は、電気抵抗値が通常の発泡体に比べて低く、静電気を帯びにくい特性を有する。
導電性フォーム411の一端部は、筐体2の開口21の上側の内面を全面的に覆い、導電性フォーム412の一端部は、筐体2の開口21の下側の内面を全面的に覆っている。
導電性フォーム411の一端部は、筐体2の開口21の上側の内面を全面的に覆い、導電性フォーム412の一端部は、筐体2の開口21の下側の内面を全面的に覆っている。
導電性フォーム411,412が配されているため、筐体2の開口21は導電性フォーム411,412の厚み分だけ狭められているが、導電性フォーム411,412は薄く、しかも弾性を有しており、物体との当接によって容易に圧縮される。このため、導電性フォーム411,412は、作業者の手、又は作業用具等の開口への挿入を阻害しない。更に、導電性フォーム411,412は開口21内面を覆い、開口21を覆わない。以上の結果、導電性フォーム411,412によって狭められた開口21を通して、ディップスイッチ31,31,…が容易に視認可能且つ操作可能である。
導電性フォーム411,412と筐体2の開口21内面とは、両面接着テープ又は接着剤を用いて接着されている。この両面接着テープ又は接着剤は導電性でも非導電性でもよいが、安価な非導電性の両面接着テープ又は接着剤の方が好ましい。なお、接着テープ又は接着剤による接着に限定されず、例えばネジ留めによって導電性フォーム411,412と筐体2の開口21内面とを接合する構成でもよい。
一方、導電性フォーム411の他端部は、筐体2内部で、図3に示すように、固定部材511の平板状部分の表面に、導電性を有する両面接着テープ61を介して接着され、同様に、導電性フォーム412の他端部は、筐体2内部で、固定部材512の平板状部分の表面に、導電性を有する図示しない両面接着テープを介して接着されている。このため、導電性フォーム411,412と固定部材511,512とは電気的に確実に接続されており、この結果、導電性フォーム411,412は、固定部材511,512を介して接地端子に電気的に接続される。なお、導電性を有する両面接着テープ61の代わりに、導電性を有する接着剤を用いてもよい。
ところで、両面接着テープ61による導電性フォーム411と固定部材511との接着は容易であり、導電性フォーム411の取り付けの作業工程が少ないため、エアコンEの生産性が向上する。
以上のような静電気回避構造11において、作業者は、導電性フォーム411,412によって狭められた開口21を通してディップスイッチ31,31,…を視認し、また、操作する。
導電性フォーム411,412が筐体2の開口21から筐体2内部の固定部材511,512まで架け渡されているため、開口21に挿入された物体(例えば作業者の手、作業用具、清掃用具等の帯電体)は、導電性フォーム411,412に近接する。
導電性フォーム411,412が筐体2の開口21から筐体2内部の固定部材511,512まで架け渡されているため、開口21に挿入された物体(例えば作業者の手、作業用具、清掃用具等の帯電体)は、導電性フォーム411,412に近接する。
開口21へ挿入した作業者の手又は作業用具等の帯電体が導電性フォーム411,412に近接するため、帯電体の静電気は導電性フォーム411,412に対して放電され、固定部材511,512を介してアースされる。また、不要に開口21へ侵入した清掃用具のような帯電体も、導電性フォーム411,412に近接するため、帯電体の静電気が固定部材511,512を介してアースされる。つまり、帯電体がIC30、ディップスイッチ31,31,…等、制御基板3に実装された電子部品に近接する前に、帯電体の静電気がアースされる。このため、制御基板3に実装されている各種の電子部品が、静電気から保護される。
具体的には、IEC規格準拠の試験機において、約10kVの静電気を有する帯電体と導電性フォーム411,412との間に約1mm以下の離隔距離がある場合でも、帯電体から導電性フォーム411,412へ静電気が放電される。
また、約10kVを下回る静電気に対しては、制御基板3自体に静電気に対する耐性があるため、静電気による電子部品の誤動作、破壊等は起こらない。
更に、約10kVを上回る静電気に対しては、帯電体と導電性フォーム411,412との間に約1mmを越える離隔距離がある場合でも放電されるため、やはり問題にならない。
また、約10kVを下回る静電気に対しては、制御基板3自体に静電気に対する耐性があるため、静電気による電子部品の誤動作、破壊等は起こらない。
更に、約10kVを上回る静電気に対しては、帯電体と導電性フォーム411,412との間に約1mmを越える離隔距離がある場合でも放電されるため、やはり問題にならない。
つまり、帯電体が導電性フォーム411,412に接触した場合のみならず、接近した場合であっても、帯電体の静電気は放電され、帯電体が制御基板3上に到達したときには、帯電体が有する静電気は、電子部品に影響のないレベルに低下している。
このような静電気回避構造11は、従来のエアコンEに導電性フォーム411,412を追加し、固定部材511,512を接地端子に接続することで容易に得られるため、簡易且つ安価である。
なお、導電性フォーム411,412の内、どちらか一方のみが備えられている構成でもよい。
なお、導電性フォーム411,412の内、どちらか一方のみが備えられている構成でもよい。
実施の形態 2.
図4は、本発明の実施の形態2に係る静電気回避構造12の構成を示す側面図である。図5は、静電気回避構造12近傍の構成を示す斜視図であるが、静電気回避構造12が備える導電性フォーム421,422の図示が省かれている。
また、図6は、導電性フォーム421と固定部材521との接続状態を示す平面図であり、図7は、導電性フォーム421と固定部材521との接続状態を示す側面図である。
図4は、本発明の実施の形態2に係る静電気回避構造12の構成を示す側面図である。図5は、静電気回避構造12近傍の構成を示す斜視図であるが、静電気回避構造12が備える導電性フォーム421,422の図示が省かれている。
また、図6は、導電性フォーム421と固定部材521との接続状態を示す平面図であり、図7は、導電性フォーム421と固定部材521との接続状態を示す側面図である。
図4に示すように、本実施の形態における静電気回避構造12は、実施の形態1の静電気回避構造11と略同様であり、静電気回避構造12の導電性フォーム421,422及び固定部材521,522は、実施の形態1の導電性フォーム411,412及び固定部材511,512に対応する。
ただし、実施の形態1の静電気回避構造11においては、導電性フォーム411と固定部材511とを両面接着テープ61で接着していたが、本実施の形態においては、図4〜図7に示すように、導電性フォーム421が固定部材521の平板状部分に、及び導電性フォーム422が固定部材522の平板状部分に、導電性を有する金属製のネジ62,62,…を用いて、夫々ネジ留めされている。
ただし、実施の形態1の静電気回避構造11においては、導電性フォーム411と固定部材511とを両面接着テープ61で接着していたが、本実施の形態においては、図4〜図7に示すように、導電性フォーム421が固定部材521の平板状部分に、及び導電性フォーム422が固定部材522の平板状部分に、導電性を有する金属製のネジ62,62,…を用いて、夫々ネジ留めされている。
導電性フォーム421,422を固定部材521,522に取り付ける作業者は、所定の位置に予めネジ孔が夫々形成されている導電性フォーム421,422及び固定部材521,522を準備し、固定部材521(又は固定部材522)に対して導電性フォーム421(又は導電性フォーム422)を、ネジ孔を基準として位置決めし、ネジ62,62を用いてネジ留めを行なう。即ち、導電性フォーム421,422を取り付ける際に、固定部材521,522に対する導電性フォーム421,422の位置決めが容易である。
図4、図6及び図7に示すように、導電性フォーム421(又は導電性フォーム422)は、固定部材521(又は固定部材522)とネジ62,62夫々のネジ頭との間に挟まれて変形し(具体的には厚み方向に圧縮され)て、固定部材521(又は固定部材522)に押し付けられるため、導電性フォーム421,422と固定部材521,522とが電気的に確実且つ安定的に接続される。
その他、実施の形態1に対応する部分には同一符号を付してそれらの説明を省略する。
以上のような静電気回避構造12においても、帯電体の静電気は導電性フォーム421,422に対して放電され、固定部材521,522を介してアースされるため、制御基板3に実装されているIC30、ディップスイッチ31,31,…等の電子部品が、静電気から保護される。
なお、ネジ62,62,…は非導電性でもよい。
なお、ネジ62,62,…は非導電性でもよい。
実施の形態 3.
図8及び図9は、本発明の実施の形態3に係る静電気回避構造が備える導電性フォーム43と固定部材53との接続状態を示す平面図及び側面図である。
本実施の形態における静電気回避構造は、実施の形態2の静電気回避構造12と略同様であり、本実施の形態の導電性フォーム43,43及び固定部材53,53は、実施の形態2の導電性フォーム421,422及び固定部材521,522に対応する。
図8及び図9は、本発明の実施の形態3に係る静電気回避構造が備える導電性フォーム43と固定部材53との接続状態を示す平面図及び側面図である。
本実施の形態における静電気回避構造は、実施の形態2の静電気回避構造12と略同様であり、本実施の形態の導電性フォーム43,43及び固定部材53,53は、実施の形態2の導電性フォーム421,422及び固定部材521,522に対応する。
ただし、実施の形態2の静電気回避構造12においては、導電性フォーム421,422と固定部材521,522とをネジ62,62,…で直接的にネジ留めしていたが、本実施の形態においては、導電性を有する金属製の細長矩形状の薄板を用いてなる固定補助部材(導電性固定補助部材)632がネジ631,631で直接的に固定部材53の平板状部分にネジ留めされ、導電性フォーム43は、ネジ留め固定されている固定補助部材632と固定部材53とに挟持されている。
固定部材53に固定補助部材632を取り付ける作業者は、所定の位置に予めネジ孔が夫々形成されている固定部材53及び固定補助部材632を準備し、固定部材53及び固定補助部材632間に導電性フォーム43を挟んだ状態で、ネジ孔を基準として位置決めし、ネジ631,631を用いてネジ留めを行なう。即ち、固定部材53に対する固定補助部材632の位置決めが容易であるため、導電性フォーム43の位置決めも容易である。
図9に示すように、導電性フォーム43は、固定部材53と固定補助部材632との間に挟まれて変形し(具体的には厚み方向に圧縮され)て、固定部材53に押し付けられるため、導電性フォーム43と固定部材53とが電気的に確実且つ安定的に接続される。
図9に示すように、導電性フォーム43は、固定部材53と固定補助部材632との間に挟まれて変形し(具体的には厚み方向に圧縮され)て、固定部材53に押し付けられるため、導電性フォーム43と固定部材53とが電気的に確実且つ安定的に接続される。
その他、実施の形態1,2に対応する部分には同一符号を付してそれらの説明を省略する。
以上のような静電気回避構造においても、帯電体の静電気は導電性フォーム43,43に対して放電され、固定部材53,53を介してアースされるため、制御基板3に実装されているIC30、ディップスイッチ31,31,…等の電子部品が、静電気から保護される。
なお、各導電性フォーム43の一面と固定部材53とが接触するため、導電性フォーム43の他面と接触する固定補助部材632は非導電性(即ち非導電性固定補助部材)でもよい。しかしながら、導電性を有する固定補助部材632の方が、導電性フォーム43と固定部材53とをより確実に電気的に接続する。
なお、各導電性フォーム43の一面と固定部材53とが接触するため、導電性フォーム43の他面と接触する固定補助部材632は非導電性(即ち非導電性固定補助部材)でもよい。しかしながら、導電性を有する固定補助部材632の方が、導電性フォーム43と固定部材53とをより確実に電気的に接続する。
実施の形態 4.
図10は、本発明の実施の形態4に係る静電気回避構造14の構成を示す側面図である。
本実施の形態における静電気回避構造14は、実施の形態1の静電気回避構造11と略同様であり、静電気回避構造14の導電性フォーム441,442及び固定部材541,542は、実施の形態1の導電性フォーム411,412及び固定部材511,512に対応する。
図10は、本発明の実施の形態4に係る静電気回避構造14の構成を示す側面図である。
本実施の形態における静電気回避構造14は、実施の形態1の静電気回避構造11と略同様であり、静電気回避構造14の導電性フォーム441,442及び固定部材541,542は、実施の形態1の導電性フォーム411,412及び固定部材511,512に対応する。
ただし、実施の形態1の静電気回避構造11においては、導電性フォーム411と固定部材511とを両面接着テープ61で接着していたが、本実施の形態における導電性フォーム441,442は、合成樹脂製のクッション材641,642と固定部材541,542の平板状部分とに挟持されている。
クッション材641のサイズは、操作パネル22内面とこの内面に対向する固定部材541の一面との離隔距離より大きいため、操作パネル22と固定部材541との間で圧縮させられている。更に詳細には、クッション材641は、操作パネル22の内面と、固定部材541に接触している導電性フォーム441との間で圧縮させられている。導電性フォーム441は、固定部材541と、圧縮させられているクッション材641とに挟持されて変形し(具体的には厚み方向に圧縮され)て、クッション材641の弾性復元力によって固定部材541に押し付けられるため、導電性フォーム441と固定部材541とが電気的に確実に接続される。
同様に、クッション材642は、筐体2内面と固定部材542(更に詳細には固定部材542に接触している導電性フォーム442)との間で圧縮させられている。導電性フォーム442は、固定部材542と、圧縮させられているクッション材642とに挟持されて変形し(具体的には厚み方向に圧縮され)て、固定部材542に押し付けられるため、導電性フォーム442と固定部材542とが電気的に確実に接続される。
導電性フォーム441,442を固定部材541,542に取り付ける作業者は、導電性フォーム441,442の一面の所定位置にクッション材641,642を予め非導電性の接着剤で接着させておく。次いで作業者は、この一面と操作パネル22内面及び筐体2内面を対向させ、更に、導電性フォーム441,442の他面を固定部材541,542に接触させた状態で、クッション材641,642を押し潰しつつ、固定部材541,542を筐体2内部で固定する。
ここで、導電性フォーム441,442の一面と接触するクッション材641及び接着剤は導電性を有する必要がない。何故ならば、導電性フォーム441,442の他面と固定部材541,542とが接触するためである。
ここで、導電性フォーム441,442の一面と接触するクッション材641及び接着剤は導電性を有する必要がない。何故ならば、導電性フォーム441,442の他面と固定部材541,542とが接触するためである。
このように、導電性フォーム441,442を取り付ける際に、導電性を有する両面接着テープ、ネジ、固定補助部材等が不要であるため、導電性フォーム441,442の取り付けが容易且つ安価である。
その他、実施の形態1〜3に対応する部分には同一符号を付してそれらの説明を省略する。
その他、実施の形態1〜3に対応する部分には同一符号を付してそれらの説明を省略する。
以上のような静電気回避構造14においても、帯電体の静電気は導電性フォーム441,442に対して放電され、固定部材541,542を介してアースされるため、制御基板3に実装されているIC30、ディップスイッチ31,31,…等の電子部品が、静電気から保護される。
実施の形態 5.
図11は、本発明の実施の形態5に係る静電気回避構造15の構成を示す側面図である。
本実施の形態における静電気回避構造15は、実施の形態1の静電気回避構造11と略同様であり、静電気回避構造15の導電性フォーム45,412及び固定部材55,512は、実施の形態1の導電性フォーム411,412及び固定部材511,512に対応する。
図11は、本発明の実施の形態5に係る静電気回避構造15の構成を示す側面図である。
本実施の形態における静電気回避構造15は、実施の形態1の静電気回避構造11と略同様であり、静電気回避構造15の導電性フォーム45,412及び固定部材55,512は、実施の形態1の導電性フォーム411,412及び固定部材511,512に対応する。
ただし、実施の形態1の静電気回避構造11においては、導電性フォーム411と固定部材511とを両面接着テープ61で接着していたが、本実施の形態における導電性フォーム45は、操作パネル22内面と固定部材55の平板状部分とに挟持されている。
導電性フォーム45は、固定部材55と操作パネル22との間に挟まれて変形し(具体的には厚み方向に圧縮され)て、固定部材55に押し付けられるため、導電性フォーム45と固定部材55とが電気的に確実に接続される。
導電性フォーム45は、固定部材55と操作パネル22との間に挟まれて変形し(具体的には厚み方向に圧縮され)て、固定部材55に押し付けられるため、導電性フォーム45と固定部材55とが電気的に確実に接続される。
導電性フォーム45を固定部材55に取り付ける作業者は、導電性フォーム45の一面と操作パネル22内面を対向させ、更に、導電性フォーム45の他面を固定部材55に接触させた状態で、固定部材55を筐体2内部で固定する。
ここで、導電性フォーム45の一面と接触する操作パネル22は、導電性を有する必要がない。何故ならば、導電性フォーム45の他面と固定部材55とが接触するためである。
このように、導電性フォーム45を取り付ける際に、導電性を有する両面接着テープ、ネジ、固定補助部材等が不要であるため、導電性フォーム45の取り付けが容易且つ安価である。
ここで、導電性フォーム45の一面と接触する操作パネル22は、導電性を有する必要がない。何故ならば、導電性フォーム45の他面と固定部材55とが接触するためである。
このように、導電性フォーム45を取り付ける際に、導電性を有する両面接着テープ、ネジ、固定補助部材等が不要であるため、導電性フォーム45の取り付けが容易且つ安価である。
その他、実施の形態1〜4に対応する部分には同一符号を付してそれらの説明を省略する。
以上のような静電気回避構造15においても、帯電体の静電気は導電性フォーム45,412に対して放電され、固定部材55,512を介してアースされるため、制御基板3に実装されているIC30、ディップスイッチ31,31,…等の電子部品が、静電気から保護される。
実施の形態 6.
図12は、本発明の実施の形態6に係る静電気回避構造が備える導電性フォーム46と固定部材561との接続の手順を説明する斜視図であり、図13は、導電性フォーム46と固定部材561との接続状態を示す側面図である。
本実施の形態における静電気回避構造は、実施の形態1の静電気回避構造11と略同様であり、本実施の形態の導電性フォーム46,46及び固定部材561,561は、実施の形態1の導電性フォーム411,412及び固定部材511,512に対応する。
図12は、本発明の実施の形態6に係る静電気回避構造が備える導電性フォーム46と固定部材561との接続の手順を説明する斜視図であり、図13は、導電性フォーム46と固定部材561との接続状態を示す側面図である。
本実施の形態における静電気回避構造は、実施の形態1の静電気回避構造11と略同様であり、本実施の形態の導電性フォーム46,46及び固定部材561,561は、実施の形態1の導電性フォーム411,412及び固定部材511,512に対応する。
ただし、実施の形態1の静電気回避構造11においては、導電性フォーム411と固定部材511とを両面接着テープ61で接着していたが、本実施の形態においては、固定部材561が、固定部材561に一体に形成されている挟持部56aを有し、この挟持部56aに、導電性フォーム46が挟持されている。
固定部材561に一体に形成されている挟持部56aは導電性を有し、また、挟持部56aは側面視U字状であって、挟持部56aの厚みは、挟持部56aが可撓性を有する厚みである。
固定部材561に一体に形成されている挟持部56aは導電性を有し、また、挟持部56aは側面視U字状であって、挟持部56aの厚みは、挟持部56aが可撓性を有する厚みである。
導電性フォーム46を固定部材561に取り付ける作業者は、挟持部56aのU字を外側に押し開くようにして、挟持部56aのU字の内部に導電性フォーム46を挿入する。このとき、挟持部56aの弾性復元力によって、導電性フォーム46が厚み方向に圧縮されて挟持部56aに挟持され、挟持部56aを介して、導電性フォーム46と固定部材561とが電気的に確実に接続される。
このように、導電性フォーム46を取り付ける際に、導電性を有する両面接着テープ、ネジ、固定補助部材等が不要であるため、導電性フォーム46の取り付けが容易且つ安価である。
このように、導電性フォーム46を取り付ける際に、導電性を有する両面接着テープ、ネジ、固定補助部材等が不要であるため、導電性フォーム46の取り付けが容易且つ安価である。
また、図12に示すように、挟持部56aは、固定部材561の一辺に沿って連続的に形成されているが、このような形状に限るものではない。
図14は、固定部材562の他の構成を示す斜視図である。
固定部材562は、固定部材561に対応するが、挟持部56aの代わりに、複数の挟持部56b,56b,…が、固定部材562の一辺に沿って複数並設されている。挟持部56b,56b,…は挟持部56aと同様の機能を有する。このため、本実施の形態の静電気回避構造は、固定部材561の代わりに固定部材562が備えられていてもよい。
図14は、固定部材562の他の構成を示す斜視図である。
固定部材562は、固定部材561に対応するが、挟持部56aの代わりに、複数の挟持部56b,56b,…が、固定部材562の一辺に沿って複数並設されている。挟持部56b,56b,…は挟持部56aと同様の機能を有する。このため、本実施の形態の静電気回避構造は、固定部材561の代わりに固定部材562が備えられていてもよい。
その他、実施の形態1〜5に対応する部分には同一符号を付してそれらの説明を省略する。
以上のような静電気回避構造においても、帯電体の静電気は導電性フォーム46,46に対して放電され、固定部材561,561(又は固定部材562,562)を介してアースされるため、制御基板3に実装されているIC30、ディップスイッチ31,31,…等の電子部品が、静電気から保護される。
実施の形態 7.
図15は、本発明の実施の形態7に係る静電気回避構造が備える導電性フォーム47と固定部材57との接続の手順を説明する正面図であり、図16は、導電性フォーム47と固定部材57との接続状態を示す正面図である。
る。
本実施の形態における静電気回避構造は、実施の形態1の静電気回避構造11と略同様であり、本実施の形態の導電性フォーム47,47及び固定部材57,57は、実施の形態1の導電性フォーム411,412及び固定部材511,512に対応する。
図15は、本発明の実施の形態7に係る静電気回避構造が備える導電性フォーム47と固定部材57との接続の手順を説明する正面図であり、図16は、導電性フォーム47と固定部材57との接続状態を示す正面図である。
る。
本実施の形態における静電気回避構造は、実施の形態1の静電気回避構造11と略同様であり、本実施の形態の導電性フォーム47,47及び固定部材57,57は、実施の形態1の導電性フォーム411,412及び固定部材511,512に対応する。
ただし、実施の形態1の静電気回避構造11においては、導電性フォーム411と固定部材511とを、導電性を有する両面接着テープ61で接着していたが、本実施の形態においては、導電性フォーム47と固定部材57の平板状部分とが、非導電性を有する接着剤67,67,…で接着されている。
導電性フォーム47の一面には、複数の凹部47a,47a,…が形成されている。
導電性フォーム47を固定部材57に取り付ける作業者は、図15に示すように、凹部47a,47a,…内面夫々に接着剤67,67,…を塗布し、凹部47a,47a,…が形成されている一面を固定部材57に対面させて、導電性フォーム47を固定部材57の一面に押し付け、凹部47a,47a,…内面夫々と固定部材57の一面とを接合(この場合は接着)する。
導電性フォーム47を固定部材57に取り付ける作業者は、図15に示すように、凹部47a,47a,…内面夫々に接着剤67,67,…を塗布し、凹部47a,47a,…が形成されている一面を固定部材57に対面させて、導電性フォーム47を固定部材57の一面に押し付け、凹部47a,47a,…内面夫々と固定部材57の一面とを接合(この場合は接着)する。
導電性フォーム47に関し、隣り合う凹部47a,47a間には凸部47b,47b,…が配されているため、凹部47a,47a,…内面夫々と固定部材57とが接着剤67,67,…によって接着することによって、図16に示すように、導電性フォーム47の凸部47b,47b,…が厚み方向に変形及び圧縮されて固定部材57に押し付けられる。この結果、非導電性の接着剤67,67,…で接着しても、導電性フォーム47と固定部材57とが電気的に確実に接続される。
このように、導電性フォーム47を取り付ける際に、導電性を有する両面接着テープ、ネジ、固定補助部材等が不要であるため、導電性フォーム47の取り付けが容易且つ安価である。
このように、導電性フォーム47を取り付ける際に、導電性を有する両面接着テープ、ネジ、固定補助部材等が不要であるため、導電性フォーム47の取り付けが容易且つ安価である。
その他、実施の形態1〜6に対応する部分には同一符号を付してそれらの説明を省略する。
以上のような静電気回避構造においても、帯電体の静電気は導電性フォーム47,47に対して放電され、固定部材57,57を介してアースされるため、制御基板3に実装されているIC30、ディップスイッチ31,31,…等の電子部品が、静電気から保護される。
実施の形態 8.
図17は、本発明の実施の形態8に係る静電気回避構造が備える導電性フォーム48と固定部材58との接続状態を示す正面図である。
本実施の形態における静電気回避構造は、実施の形態7の静電気回避構造と略同様であり、本実施の形態の導電性フォーム48及び固定部材58は、実施の形態7の導電性フォーム47及び固定部材57に対応する。
ただし、実施の形態7の静電気回避構造においては、導電性フォーム47に凹部47a,47a,…が形成してあったが、本実施の形態においては、固定部材58の少なくとも一部が矩形波状に形成されることによって、複数の凹部58a,58a,…が形成されている。
図17は、本発明の実施の形態8に係る静電気回避構造が備える導電性フォーム48と固定部材58との接続状態を示す正面図である。
本実施の形態における静電気回避構造は、実施の形態7の静電気回避構造と略同様であり、本実施の形態の導電性フォーム48及び固定部材58は、実施の形態7の導電性フォーム47及び固定部材57に対応する。
ただし、実施の形態7の静電気回避構造においては、導電性フォーム47に凹部47a,47a,…が形成してあったが、本実施の形態においては、固定部材58の少なくとも一部が矩形波状に形成されることによって、複数の凹部58a,58a,…が形成されている。
導電性フォーム48を固定部材58に取り付ける作業者は、凹部58a,58a,…内面夫々に非導電性の接着剤68,68,…を塗布し、凹部58a,58a,…が形成されている固定部材58に導電性フォーム48を対面させて、導電性フォーム48を固定部材58に押し付け、凹部58a,58a,…内面夫々と導電性フォーム48とを接合(この場合は接着)する。
固定部材58に関し、隣り合う凹部58a,58a間には凸部58b,58b,…が配されているため、凹部58a,58a,…内面夫々と導電性フォーム48とが接着することによって、導電性フォーム48が撓んで、凸部58b,58b,…に押し付けられる。この結果、非導電性の接着剤68,68,…で接着しても、導電性フォーム48と固定部材58とが電気的に確実に接続される。
このように、導電性フォーム48を取り付ける際に、導電性を有する両面接着テープ、ネジ、固定補助部材等が不要であるため、導電性フォーム48の取り付けが容易且つ安価である。
このように、導電性フォーム48を取り付ける際に、導電性を有する両面接着テープ、ネジ、固定補助部材等が不要であるため、導電性フォーム48の取り付けが容易且つ安価である。
その他、実施の形態1〜7に対応する部分には同一符号を付してそれらの説明を省略する。
以上のような静電気回避構造においても、帯電体の静電気は導電性フォーム48,48に対して放電され、固定部材58,58を介してアースされるため、制御基板3に実装されているIC30、ディップスイッチ31,31,…等の電子部品が、静電気から保護される。
実施の形態 9.
図18は、本発明の実施の形態9に係る静電気回避構造が備える導電性フォーム49と固定部材59との接続状態を示す正面図であり、図19は、導電性フォーム49の形状を示す斜視図である。
本実施の形態における静電気回避構造は、実施の形態1の静電気回避構造11と略同様であり、本実施の形態の導電性フォーム49,49及び固定部材59,59は、実施の形態1の導電性フォーム411,412及び固定部材511,512に対応する。
図18は、本発明の実施の形態9に係る静電気回避構造が備える導電性フォーム49と固定部材59との接続状態を示す正面図であり、図19は、導電性フォーム49の形状を示す斜視図である。
本実施の形態における静電気回避構造は、実施の形態1の静電気回避構造11と略同様であり、本実施の形態の導電性フォーム49,49及び固定部材59,59は、実施の形態1の導電性フォーム411,412及び固定部材511,512に対応する。
ただし、実施の形態1の静電気回避構造11においては、導電性フォーム411と固定部材511とを、導電性を有する両面接着テープ61で接着していたが、本実施の形態においては、導電性フォーム49と固定部材59の平板状部分とが、非導電性の片面接着テープ69で接合されている。
矩形板状の導電性フォーム49の一辺部には、導電性フォーム49の一面(以下、表面という)からこの一面の反対面(以下、裏面という)まで貫通した複数の矩形状の切り欠き状部分49a,49a,…が形成されている。このため、切り欠き状部分49a,49a間には突出部49b,49b,…が配されている。
矩形板状の導電性フォーム49の一辺部には、導電性フォーム49の一面(以下、表面という)からこの一面の反対面(以下、裏面という)まで貫通した複数の矩形状の切り欠き状部分49a,49a,…が形成されている。このため、切り欠き状部分49a,49a間には突出部49b,49b,…が配されている。
導電性フォーム49を固定部材59に取り付ける作業者は、導電性フォーム49の裏面を固定部材59に接触させ、導電性フォーム49の一辺部に沿って、片面接着テープ69を接着する。このとき、作業者は片面接着テープ69を、突出部49b,49b,…夫々の表面と、突出部49b,49b,…夫々に隣り合う切り欠き状部分49a,49a,…を介して露出する固定部材59とに連続して接着させる。
即ち、片面接着テープ69によって、導電性フォーム49の複数の突出部49b,49b,…が表面側から固定部材59に押し付けられるため、非導電性の片面接着テープ69で接着しても、導電性フォーム49と固定部材59とが電気的に確実に接続される。
即ち、片面接着テープ69によって、導電性フォーム49の複数の突出部49b,49b,…が表面側から固定部材59に押し付けられるため、非導電性の片面接着テープ69で接着しても、導電性フォーム49と固定部材59とが電気的に確実に接続される。
このように、導電性フォーム49を取り付ける際に、導電性を有する両面接着テープ、ネジ、固定補助部材等が不要であるため、導電性フォーム49の取り付けが容易且つ安価である。
その他、実施の形態1〜8に対応する部分には同一符号を付してそれらの説明を省略する。
その他、実施の形態1〜8に対応する部分には同一符号を付してそれらの説明を省略する。
以上のような静電気回避構造においても、帯電体の静電気は導電性フォーム49,49に対して放電され、固定部材59,59を介してアースされるため、制御基板3に実装されているIC30、ディップスイッチ31,31,…等の電子部品が、静電気から保護される。
なお、切り欠き状部分49a,49a,…の代わりに、複数の孔を形成してもよい。この場合も、導電性フォーム49の孔と孔との間に配された凸状部分が、片面接着テープによって、導電性フォーム49の表面側から固定部材59に押し付けられる。
なお、切り欠き状部分49a,49a,…の代わりに、複数の孔を形成してもよい。この場合も、導電性フォーム49の孔と孔との間に配された凸状部分が、片面接着テープによって、導電性フォーム49の表面側から固定部材59に押し付けられる。
11,12,14,15 静電気回避構造
2 筐体
21 開口
22 操作パネル
3 制御基板(プリント基板)
30 IC(電子部品)
31 ディップスイッチ(電子部品)
411,412,421,422 導電性フォーム(導電性弾性体,導電性発泡体)
43,441,442,45,46,47,48,49 導電性フォーム
47a,58a 凹部
49a 切り欠き状部分
511,512,521,522,53 固定部材(導電性固定部材)
541,542,55,561,562,57,58,59 固定部材
56a,56b 挟持部
61 両面接着テープ(導電性を有する接着テープ)
62,631 ネジ
632 固定補助部材(導電性固定補助部材)
641,642 クッション材(弾性部材)
69 片面接着テープ(接着テープ)
E エアコン(空気調和機)
2 筐体
21 開口
22 操作パネル
3 制御基板(プリント基板)
30 IC(電子部品)
31 ディップスイッチ(電子部品)
411,412,421,422 導電性フォーム(導電性弾性体,導電性発泡体)
43,441,442,45,46,47,48,49 導電性フォーム
47a,58a 凹部
49a 切り欠き状部分
511,512,521,522,53 固定部材(導電性固定部材)
541,542,55,561,562,57,58,59 固定部材
56a,56b 挟持部
61 両面接着テープ(導電性を有する接着テープ)
62,631 ネジ
632 固定補助部材(導電性固定補助部材)
641,642 クッション材(弾性部材)
69 片面接着テープ(接着テープ)
E エアコン(空気調和機)
Claims (10)
- 空気調和機の筐体に収容されているプリント基板に実装されており、前記筐体に形成されている開口を通して操作されるディップスイッチを含む電子部品を、静電気から保護するための静電気回避構造であって、
接地端子に接続されている導電性弾性体が、前記開口を狭めるように配されており、
前記導電性弾性体によって狭められた前記開口を通して、前記ディップスイッチが視認可能にしてあることを特徴とする静電気回避構造。 - 前記接地端子に接続されており、前記筐体の内部で固定されている導電性固定部材を備え、
前記導電性弾性体は導電性発泡体であって、前記導電性固定部材に接触するようにしてあり、
前記筐体は、前記空気調和機を操作するための操作パネルを有し、
前記プリント基板は、前記ディップスイッチが配されている面が前記操作パネルの内側に対面した状態で前記導電性固定部材に固定されていることを特徴とする請求項1に記載の静電気回避構造。 - 前記導電性発泡体は、導電性を有する接着剤又は接着テープを介して前記導電性固定部材に接着されていることを特徴とする請求項2に記載の静電気回避構造。
- 前記導電性発泡体は、前記導電性固定部材にネジ留めされていることを特徴とする請求項2に記載の静電気回避構造。
- 前記導電性発泡体は、前記導電性固定部材と、該導電性固定部材に固定されている導電性固定補助部材又は非導電性固定補助部材とに挟持されていることを特徴とする請求項2に記載の静電気回避構造。
- 前記導電性発泡体は、前記導電性固定部材と、前記操作パネルの内面及び前記導電性発泡体の間で圧縮させられている弾性部材とに挟持されていることを特徴とする請求項2に記載の静電気回避構造。
- 前記導電性発泡体は、前記導電性固定部材と、前記操作パネルの内面とに挟持されていることを特徴とする請求項2に記載の静電気回避構造。
- 前記導電性発泡体は、導電性を有し、前記導電性固定部材に一体に形成されている挟持部に挟持されていることを特徴とする請求項2に記載の静電気回避構造。
- 前記導電性発泡体及び前記導電性固定部材の少なくとも一方に凹部を設け、
前記導電性発泡体の凹部(又は前記導電性固定部材の凹部)の内面と、前記導電性固定部材(又は前記導電性発泡体)とが接合されていることを特徴とする請求項2に記載の静電気回避構造。 - 前記導電性発泡体は、一面から該一面の反対面に貫通した複数の切り欠き状部分又は孔が形成されている板状をなし、前記反対面が前記導電性固定部材に接触した状態で、少なくとも前記一面の側と、前記切り欠き状部分又は孔を介して露出する前記導電性固定部材とに連続して、接着テープが接着されていることを特徴とする請求項2に記載の静電気回避構造。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP2006335882A JP2008145086A (ja) | 2006-12-13 | 2006-12-13 | 静電気回避構造 |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
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JP2006335882A JP2008145086A (ja) | 2006-12-13 | 2006-12-13 | 静電気回避構造 |
Publications (1)
Publication Number | Publication Date |
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ID=39605459
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JP2006335882A Pending JP2008145086A (ja) | 2006-12-13 | 2006-12-13 | 静電気回避構造 |
Country Status (1)
Country | Link |
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JP (1) | JP2008145086A (ja) |
Cited By (2)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JP2014029563A (ja) * | 2013-11-11 | 2014-02-13 | Kaneka Corp | アクリル系保護フィルム |
JP2021099947A (ja) * | 2019-12-23 | 2021-07-01 | ダイキン工業株式会社 | 静電気防止構造を備えた空気調和機 |
-
2006
- 2006-12-13 JP JP2006335882A patent/JP2008145086A/ja active Pending
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Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
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