JP2021097184A - 発光サイリスタ、光プリントヘッド、及び画像形成装置 - Google Patents

発光サイリスタ、光プリントヘッド、及び画像形成装置 Download PDF

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裕典 古田
兼一 谷川
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兼一 谷川
伸哉 十文字
Shinya Jumonji
伸哉 十文字
元一郎 松尾
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元一郎 松尾
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Hiroto Kawada
寛人 川田
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Abstract

【課題】発光サイリスタの光取り出し効率を向上させる。【解決手段】発光サイリスタ100は、N型の第1半導体層101と、P型の第2半導体層102と、N型の第3半導体層103と、P型の第4半導体層104とを含み、第1半導体層101、第2半導体層102、第3半導体層103、及び第4半導体層104が順に積層されている発光素子部105を有する。発光素子部105は、第1半導体層101、第2半導体層102、第3半導体層103、及び第4半導体層104に平行な回折格子部(回折格子109)を含む。【選択図】図1

Description

本発明は、発光サイリスタ、光プリントヘッド、及び画像形成装置に関するものである。
ライン状に配列された複数の発光サイリスタを有する光プリントヘッドを用いた電子写真方式の画像形成装置が普及している。例えば、特許文献1を参照。
特開2015−109417号公報
しかしながら、特許文献1に記載されている発光サイリスタでは、発光層であるP型ゲート層の屈折率がP型ゲート層に隣接する層であるN型カソード層及びN型ゲート層の屈折率よりも大きいため、P型ゲート層とこれに隣接する層との界面で、P型ゲート層で発生した光の一部が全反射する。このため、全反射した光を外部に取り出すことができず、光取り出し効率を上げることができないという問題があった。
本発明は、上記課題を解決するためになされたものであり、発光サイリスタの光取り出し効率を向上させることを目的とする。
本発明の一態様に係る発光サイリスタは、第1導電型の第1半導体層と、前記第1導電型と異なる第2導電型の第2半導体層と、前記第1導電型の第3半導体層と、前記第2導電型の第4半導体層とを含み、前記第1半導体層、前記第2半導体層、前記第3半導体層、及び前記第4半導体層が順に積層されている発光素子部を有する。前記発光素子部は、前記第1半導体層、前記第2半導体層、前記第3半導体層、及び前記第4半導体層に平行な回折格子部を含む。
本発明によれば、発光サイリスタの光取り出し効率を向上させることができる。
第1の実施形態に係る発光サイリスタの構造を概略的に示す断面図である。 第1の実施形態に係る発光サイリスタ及び発光サイリスタアレイの構造を概略的に示す平面図である。 (A)及び(B)は、回折格子の一部を拡大して示す平面図及び断面図である。 (A)から(F)は、第1の実施形態に係る発光サイリスタの製造プロセスを示す断面図である。 第1の実施形態に係る発光サイリスタのAl組成比及び屈折率の例を示す図である。 (A)及び(B)は、回折格子の機能を示す図である。 第2の実施形態に係る発光サイリスタの構造を概略的に示す断面図である。 (A)から(F)は、第2の実施形態に係る発光サイリスタの製造プロセスを示す断面図である。 第3の実施形態に係る発光サイリスタの構造を概略的に示す断面図である。 (A)から(F)は、第3の実施形態に係る発光サイリスタの製造プロセスを示す断面図である。 (A)から(D)は、第3の実施形態に係る発光サイリスタの製造プロセスを示す断面図である。 (A)及び(B)は、回折格子の機能を示す図である。 第4の実施形態に係る発光サイリスタの構造を概略的に示す断面図である。 (A)から(F)は、第4の実施形態に係る発光サイリスタの製造プロセスを示す断面図である。 第5の実施形態に係る光プリントヘッドの発光サイリスタアレイを示す概略平面図である。 第5の実施形態に係る光プリントヘッドの発光サイリスタアレイを示す概略斜視図である。 第5の実施形態に係る光プリントヘッドを概略的に示す断面図である。 第6の実施形態に係る画像形成装置を概略的に示す断面図である。
以下に、本発明の実施の形態に係る発光サイリスタ、光プリントヘッド、及び画像形成装置を、図面を参照しながら説明する。以下の実施の形態は、例にすぎず、本発明の範囲内で種々の変更が可能である。
《1》第1の実施形態
図1は、第1の実施形態に係る発光サイリスタ100の構造を概略的に示す断面図である。図2は、発光サイリスタ100及び発光サイリスタアレイ510の構造を概略的に示す平面図である。図1は、図2の構造をI−I線で切る断面を示している。
発光サイリスタ100は、基材部110と、基材部110上に配置された半導体積層構造である発光素子部105とを有する。基材部110は、例えば、GaAs(ガリウム・ヒ素)で形成される半導体層である。発光素子部105は、第1導電型の第1半導体層としてのP型アノード層101と、第1導電型と異なる第2導電型の第2半導体層としてのN型ゲート層102と、第1導電型の第3半導体層としてのP型ゲート層103と、第2導電型の第4半導体層としてのN型カソード層104とを含む。基材部110上には、P型アノード層101、N型ゲート層102、P型ゲート層103、及びN型カソード層104が、この順に積層されている。また、発光素子部105は、半導体層の一部として形成されている回折格子部としての回折格子109を含む。回折格子109は、例えば、P型アノード層101、N型ゲート層102、P型ゲート層103、及びN型カソード層104に平行な層である。回折格子109は、発光素子部105内においてエバネッセント光が存在する場所に配置される。第1の実施形態では、回折格子109は、N型ゲート層102内においてP型ゲート層103に接する位置に形成されている反射型回折格子(第1の回折格子)である。
発光素子部105を構成する半導体材料は、AlGaAs(アルミニウム・ガリウム・ヒ素)系半導体材料である。発光素子部105を構成する半導体材料として、InP(インジウム・リン)系半導体材料、AlInGaP(アルミニウム・インジウム・ガリウム・リン)系半導体材料、又はGaN(窒化ガリウム)系半導体材料などの他の半導体材料を用いることもできる。
また、発光サイリスタ100は、P型アノード層101に電気的に接続されている第1電極としてのアノード電極106と、P型ゲート層103に電気的に接続されている第2電極としてのゲート電極108と、N型カソード層104に電気的に接続されている第3電極としてのカソード電極107とを有する。
図2には、基材部110上に備えられたカソード接続パッド117、ゲート接続パッド118、及び外部接続パッド150が示されている。ただし、図2には、発光素子部105上の絶縁層、カソード電極107とカソード接続パッド117とを接続する配線層、及びゲート電極108とゲート接続パッド118とを接続する配線層は示されていない。
図3(A)及び(B)は、回折格子109の一部を拡大して示す平面図及び断面図である。回折格子109は、規則的に配列された複数の凹部(すなわち、穴部)109aを有する2次元回折格子である。複数の凹部109aのうちの互いに隣接する凹部の中心位置の間隔である格子間隔Lは、発光素子部105内において発生する光の発光中心波長λより小さく、発光中心波長λを回折格子を構成する発光層(実施の形態1では、P型ゲート層103)の屈折率nで割ることで得られた長さλ/nより大きいことが望ましい。つまり、回折格子109は、以下の式(1)の条件を満たすことが望ましい。
λ/n<L<λ (1)
なお、λは、例えば、760nmであり、nは、例えば、3.61である。
また、回折格子109の複数の凹部109aの開口の面積の総和は、回折格子109の面積の50%以下であることが望ましい。これは、複数の凹部109aの開口の面積の総和が、50%以上になると、N型ゲート層102とP型ゲート層との間の電気抵抗が大きくなり過ぎるからである。
また、回折格子109の凹部109aの深さDは、10nm以上150nm以下であることが望ましい。深さDが150nm以下であることが望ましい理由は、深さDが大きすぎる場合には、N型ゲート層102の電気抵抗値が大きくなり過ぎるからである。なお、図3(A)には、複数の凹部109aは、正方形の頂点上に配置される正方格子配列が示されているが、複数の凹部109aは、正三角形の頂点上に配置された三角格子配列であってもよい。
図4(A)から(F)は、発光サイリスタ100の製造プロセスを示す断面図である。先ず、図4(A)に示されるように、基材部110上にP型アノード層101及びN型ゲート層102を順に形成する。次に、図4(B)に示されるように、フォトリソグラフィ及びエッチングを用いてN型ゲート層102の表面を加工することで凹部109a(図3)を有する回折格子109を形成する。
次に、図4(C)に示されるように、別基板である成長基材120上に犠牲層121、P型ゲート層103、及びN型カソード層104を順に形成し、図4(D)に示されるように、犠牲層121をエッチングすることによりP型ゲート層103及びN型カソード層104からなる半導体薄膜(例えば、エピタキシャル成長膜)を成長基材120から分離する。
次に、図4(B)の回折格子109上に、図4(D)のP型ゲート層103及びN型カソード層104からなる半導体薄膜を張り合わせ、高温処理を行うことによって、図4(E)に示される構造を得る。張り合わせ後の高温処理は、強固な接合を得ることによって貼り合わせ界面の電気抵抗値を小さくするために行われる。高温処理は、例えば、450℃以上の処理であることが望ましい。その後、フォトリソグラフィ及びエッチングを用いて、図4(F)に示される半導体構造を形成し、その後、アノード電極106、カソード電極107、及びゲート電極108を形成する。
図5は、発光サイリスタ100のAl組成比及び屈折率の例を示す図である。図5には、発光サイリスタ100がAlGaAs系半導体である。屈折率は、Al組成比が高いほど高くなる。図5の例では、P型ゲート層103の屈折率が3.61であり、N型ゲート層102の屈折率が3.53、N型カソード層104の屈折率が3.50である例が示されている。ただし、これらは、屈折率の例に過ぎない。
図6(A)及び(B)は、回折格子109の機能を示す図である。図6(A)は、回折格子を有していない比較例の発光サイリスタのP型ゲート層で発生した光のうちの、P型ゲート層内で全反射を繰り返してP型ゲート層内を伝搬する光線を示す。図6(B)は、第1の実施形態に係る発光サイリスタ100のP型ゲート層103で発生した光のうちの、P型ゲート層103内で全反射し、回折格子109で反射角を変えて、P型ゲート層103とN型カソード層104の臨界角以下の光となり、P型ゲート層103から取り出される光線を示す。図6(B)に示されるように、P型ゲート層103とN型カソード層104の界面での反射を抑制することができる。
以上に説明したように、第1の実施形態に係る発光サイリスタ100によれば、N型ゲート層102に、P型ゲート層103との界面に接する回折格子109を設けたので、全反射によって伝搬する光であるエバネッセント光を、発光素子部105の上面から取り出すことができる。このため、光取り出し効率を向上させることができる。
また、第1の実施形態では、発光素子部105のP型ゲート層103より基材部110側に回折格子109を設けているので、回折格子109の面積を広くすることができ、光取り出し効率の改善効果が大きい。
《2》第2の実施形態
上記第1の実施形態においては、N型ゲート層102のP型ゲート層103に接する位置に回折格子109を形成する構造を説明したが、第2の実施形態においては、回折格子はP型ゲート層から離れた位置に形成されている。
図7は、第2の実施形態に係る発光サイリスタ200の構造を概略的に示す断面図である。発光サイリスタ200は、基材部210と、基材部210上に配置された発光素子部205とを有する。第2の実施形態における基材部210、P型アノード層201、P型ゲート層203、及びN型カソード層204は、第1の実施形態における基材部110、P型アノード層101、P型ゲート層103、及びN型カソード層104とそれぞれ同じである。また、第2の実施形態におけるN型ゲート層202は、回折格子部としての回折格子209がP型ゲート層203から離れた位置に形成されている点において、第1の実施形態におけるN型ゲート層102と異なる。N型ゲート層202は、P型アノード層201に接する第1の部分202aと、その上に形成された回折格子209と、その上に形成されP型ゲート層203に接する第2の部分202bとを有する。回折格子209は、エバネッセント光が存在する場所に形成される。回折格子209の構造は、第1の実施形態における回折格子109の構造と同じである。
また、第2の実施形態におけるアノード電極206、ゲート電極208、及びカソード電極207は、第1の実施形態におけるアノード電極106、ゲート電極108、及びカソード電極107とそれぞれ同じである。
図8(A)から(F)は、発光サイリスタ200の製造プロセスを示す断面図である。先ず、図8(A)に示されるように、基材部210上にP型アノード層201、N型ゲート層の一部202cを順に形成する。次に、図8(B)に示されるように、フォトリソグラフィ及びエッチングを用いてN型ゲート層の一部202cの表面を加工することで凹部を有する回折格子209を形成する。このプロセスによって、N型ゲート層の一部202cは、N型ゲート層の第1の部分202aと回折格子209とを有する。
次に、図8(C)に示されるように、成長基材220上に犠牲層221、N型ゲート層の第2の部分202b、P型ゲート層203、N型カソード層204を順に形成し、図8(D)に示されるように、犠牲層221をエッチングすることによりN型ゲート層の第2の部分202b、P型ゲート層203、及びN型カソード層204からなる半導体薄膜(例えば、エピタキシャル成長膜)を成長基材220から分離する。
次に、図8(B)の回折格子209上に、図8(D)の半導体薄膜を張り合わせ、高温処理を行うことによって、図8(E)に示される構造を形成する。その後、フォトリソグラフィ及びエッチングを用いて、図8(F)に示される半導体構造を形成し、その後、アノード電極206、カソード電極207、及びゲート電極208を形成する。
N型ゲート層202の第2の部分202bの厚さ、すなわち、回折格子209とP型ゲート層203との間の距離Bは、発光素子部205内において発生する光の発光中心波長λをN型ゲート層202の屈折率nで割ることで得られた長さλ/n以下であることが望ましい。以下に、その理由を説明する。
P型ゲート層203で発生した光の一部は、N型ゲート層202との界面で全反射するが、全反射する光はN型ゲート層202の極わずかな領域にエバネッセント光として染み出す。P型ゲート層203とN型ゲート層202の界面の座標を0とし、N型ゲート方向にZ軸をとると、エバネッセント光の強度Eは、以下の式(2)で表される。
Figure 2021097184
ここで、Aは基準振幅、nはN型ゲート層202の屈折率、nはP型ゲート層203の屈折率、θは入射角を示す。式(2)によれば、エバネッセント光の強度Eは、全反射界面からN型ゲート層202内に進む方向に指数関数的に減衰するが、回折格子209とP型ゲート層203との間の距離がλ/n(ここでは、λ/n)以下であれば、エバネッセント光は回折格子209の影響を受けることができ、第1の実施形態の場合と同様に、回折格子209の効果により光を取り出すことが可能となる。
以上に説明したように、第2の実施形態に係る発光サイリスタ200によれば、N型ゲート層202における、P型ゲート層203との界面から、エバネッセント光が染み出る領域に回折格子209を設けたので、P型ゲート層203を伝搬する光を発光素子部205の上面に取り出すことができる。このため、光取り出し効率を向上させることができる。
また、回折格子209は、N型ゲート層202内のP型ゲート層203の極めて近い場所に形成されているので、pnジャンクション界面ではない面での回折格子209のエッチング加工及び張り合わせが可能となる。このため、エッチング加工及び張り合わせによるpnジャンクションでの中間準位及び欠陥を抑制することができ、電気特性を改善することができる。
上記以外の点に関し、第2の実施形態は、第1の実施形態と同じである。
《3》第3の実施形態
上記第1及び第2の実施形態においては、N型ゲート層102、202内に回折格子109、209を形成する構造を説明したが、第3の実施形態においては、N型カソード層304に回折格子部としての回折格子309が形成されている。
図9は、第3の実施形態に係る発光サイリスタ300の構造を概略的に示す断面図である。発光サイリスタ300は、基材部310と、基材部310上に配置された発光素子部305とを有する。第3の実施形態における基材部310、P型アノード層301及びP型ゲート層303は、第1の実施形態における基材部110、P型アノード層101、及びP型ゲート層103とそれぞれ同じである。また、第3の実施形態は、N型ゲート層302が回折格子を含んでいない点、N型カソード層304が回折格子309を含んでいる点が、第1の実施形態と異なる。回折格子309は、エバネッセント光が存在する場所に形成される。回折格子309の構造は、第1の実施形態における回折格子109の構造と同じであるが、回折格子309の凹部以外の部分である凸部がP型ゲート層303に向かって突き出ている。
回折格子309は、N型カソード層304内においてP型ゲート層303に接する位置に形成されている透過型回折格子(第2の回折格子)である。
なお、回折格子309は、N型カソード層304内においてP型ゲート層303から距離L離れた位置に形成されている透過型回折格子であってもよい。回折格子309とP型ゲート層303との間の距離は、発光素子部305内において発生する光の発光中心波長λをN型カソード層304の屈折率nで割ることで得られた長さ以下であることが望ましい。
また、第3の実施形態におけるアノード電極306、ゲート電極308、及びカソード電極307は、第1の実施形態におけるアノード電極106、ゲート電極108、及びカソード電極107とそれぞれ同じである。
図10(A)から(F)は、発光サイリスタ300の製造プロセスを示す断面図である。先ず、図10(A)に示されるように、基材部310上にP型アノード層301、N型ゲート層302、P型ゲート層303及び回折格子309の元になる半導体層303aを順に形成する。次に、図10(B)に示されるように、フォトリソグラフィ及びエッチングを用いて層303aの表面を加工することで凹部を有する回折格子309を形成する。
次に、図10(C)に示されるように、成長基材320上に犠牲層321、N型カソード層の一部304aを形成し、図10(D)に示されるように、犠牲層321をエッチングすることによりN型カソード層の一部304aからなる半導体薄膜(例えば、エピタキシャル成長膜)を成長基材320から分離する。
次に、図10(B)の回折格子309上に、図10(D)の半導体薄膜を張り合わせ、高温処理を行うことによって、図10(E)に示される構造を形成する。このプロセスによって、回折格子309は、N型カソード層304の一部となる。その後、フォトリソグラフィ及びエッチングを用いて、図10(F)に示される半導体構造を形成し、その後、アノード電極306、カソード電極307、及びゲート電極308を形成する。
図11(A)から(D)は、発光サイリスタ300の他の製造プロセスを示す断面図である。先ず、図11(A)に示されるように、基材部310上にP型アノード層301、N型ゲート層302、P型ゲート層303及び回折格子309の元になる半導体層303aを順に形成する。次に、図11(B)に示されるように、フォトリソグラフィ及びエッチングを用いて層303aの表面を加工することで凹部を有する回折格子309を形成する。
次に、図11(C)に示されるように、回折格子309上に、半導体層をエピタキシャル成長によって形成することで、回折格子309を含むN型カソード層304を形成する。その後、フォトリソグラフィ及びエッチングを用いて、図11(D)に示される半導体構造を形成し、その後、アノード電極306、カソード電極307、及びゲート電極308を形成する。
図12(A)及び(B)は、回折格子309の機能を示す図である。図12(A)は、回折格子を有していない比較例の発光サイリスタのP型ゲート層で発生した光のうちの、P型ゲート層内で全反射を繰り返してP型ゲート層内を伝搬する光線を示す。図12(B)は、第3の実施形態に係る発光サイリスタ300のP型ゲート層303で発生した光のうちの、P型ゲート層303内で全反射し、回折格子309で反射角を変えて、P型ゲート層303とN型カソード層304の臨界角以下の光となり、P型ゲート層303から回折格子309を透過して取り出される光線を示す。図12(B)に示されるように、P型ゲート層303とN型カソード層304の界面での反射を抑制することができる。
以上に説明したように、第3の実施形態に係る発光サイリスタ300によれば、N型カソード層304内におけるエバネッセント光が染み出る領域に透過型回折格子である回折格子309を設けたので、P型ゲート層303からN型カソード層304に染み出た光を上面に取り出すことができる。このため、光取り出し効率を向上させることができる。
上記以外の点に関し、第3の実施形態は、第1又は第2の実施形態と同じである。また、第3の実施形態の回折格子を、第1又は第2の実施形態の構造に組み入れることも可能である。
《4》第4の実施形態
上記第3の実施形態においては、N型カソード層304とP型ゲート層303とが直接接している構造を説明したが、第4の実施形態においては、N型カソード層404とP型ゲート層403との間にエッチングストップ層411が配置されている。
図13は、第4の実施形態に係る発光サイリスタ400の構造を概略的に示す断面図である。発光サイリスタ400は、基材部410と、基材部410上に配置された発光素子部405とを有する。第4の実施形態における基材部410、P型アノード層401、N型ゲート層402、P型ゲート層403、及びN型カソード層404は、第3の実施形態における基材部310、P型アノード層301、N型ゲート層302、P型ゲート層303、及びN型カソード層304とそれぞれ同じである。また、第4の実施形態は、N型カソード層404とP型ゲート層403との間にエッチングストップ層411が配置されている点において、第3の実施形態と異なる。エッチングストップ層は、例えば、InGaP(インジウム・ガリウム・リン)から形成される。回折格子部としての回折格子409は、エバネッセント光が存在する場所に形成される。回折格子409の構造は、第3の実施形態における回折格子309の構造と同じであり、凸部がP型ゲート層403を向いている。
回折格子409は、N型カソード層404内においてP型ゲート層403から距離L離れた位置に形成されている透過型回折格子である。回折格子409とP型ゲート層403との間の距離は、発光素子部405内において発生する光の発光中心波長λをN型カソード層404の屈折率nで割ることで得られた長さ以下であることが望ましい。
また、第4の実施形態におけるアノード電極406、ゲート電極408、及びカソード電極407は、第1の実施形態におけるアノード電極106、ゲート電極108、及びカソード電極107とそれぞれ同じである。
図14(A)から(F)は、発光サイリスタ400の製造プロセスを示す断面図である。先ず、図14(A)に示されるように、基材部410上にP型アノード層401、N型ゲート層402、P型ゲート層403、エッチングストップ層411、及び回折格子409の元になる半導体層403aを順に形成する。次に、図14(B)に示されるように、フォトリソグラフィ及びエッチングを用いて半導体層403aを加工することで穴を形成することで凹部を有する回折格子409を形成する。
次に、図14(C)に示されるように、成長基材420上に犠牲層421、N型カソード層の一部404aを形成し、図14(D)に示されるように、犠牲層421をエッチングすることによりN型カソード層の一部404aからなる半導体薄膜(例えば、エピタキシャル成長膜)を成長基材420から分離する。
次に、図14(B)の回折格子409上に、図14(D)の半導体薄膜を張り合わせ、高温処理を行うことによって、図14(E)に示される構造を形成する。このプロセスによって、回折格子409は、N型カソード層404の一部となる。その後、フォトリソグラフィ及びエッチングを用いて、図14(F)に示される半導体構造を形成し、その後、アノード電極406、カソード電極407、及びゲート電極408を形成する。
以上に説明したように、第4の実施形態に係る発光サイリスタ400によれば、N型カソード層404内におけるエバネッセント光が染み出る領域に透過型回折格子である回折格子409を設けたので、P型ゲート層403からN型カソード層404に染み出た光を発光素子部405の上面に取り出すことができる。このため、光取り出し効率を向上させることができる。
また、第4の実施形態では、回折格子409の下にエッチングストップ層411を追加したため、ゲート電極408が形成される面がエッチングストップ層411を用いて正確に形成されるため、ゲート電極408の位置を一定に保つことができる。
また、第4の実施形態では、エッチングストップ層411を用いることによって、エッチング深さに対するマージンを減少させることができるため、P型ゲート層403の厚さを薄くすることが可能となり、スイッチング特性及び発光特性の改善を図ることができる。
また、第4の実施形態では、回折格子409の深さ方向の位置のばらつきによる回折効率の変化を抑制でき、発光サイリスタアレイを構成した際の発光素子間の光量のばらつきを減らすことが可能となる。
上記以外の点に関し、第4の実施形態は、第3の実施形態と同じである。また、第4の実施形態の回折格子を、第1又は第2の実施形態の構造に組み入れることも可能である。
《5》第5の実施形態
図15は、第5の実施形態に係る光プリントヘッドの発光サイリスタアレイ510を示す概略平面図である。発光サイリスタアレイ510は、基材部110上に規則的に配列された複数の発光サイリスタ100を有する。基材部110内又は基材部110上には、複数の発光サイリスタ100を駆動する駆動回路111が備えられている。発光サイリスタアレイ510の発光サイリスタは、第1から第4の実施形態のいずれかのものを使用できる。
図16は、光プリントヘッドの発光サイリスタアレイ510を有する基板ユニットを示す概略斜視図である。基板ユニットは、実装基板であるプリント配線板501と、アレイ状に配置された複数の発光素子チップである発光サイリスタアレイ510とを有する。発光サイリスタアレイ510は、プリント配線板501上に熱硬化樹脂等により固定されている。発光サイリスタアレイ510の外部接続パッド150とプリント配線板501の接続パッド502の間は、ボンディングワイヤ503により電気的に接続されている。なお、プリント配線板501には、図示しない各種配線パターン、電子部品、コネクタ等が搭載されている。
図17は、第5の実施形態に係る光プリントヘッド500の構造を概略的に示す断面図である。光プリントヘッド500は、電子写真プロセスを用いる画像形成装置としての電子写真プリンタの露光装置である。図17に示されるように、光プリントヘッド500は、ベース部材511と、プリント配線板501と、発光サイリスタアレイ510と、複数の正立等倍結像レンズを含むレンズアレイ513と、レンズホルダ514と、バネ部材であるクランパ515とを備えている。ベース部材511は、プリント配線板501を固定するための部材である。ベース部材511の側面には、クランパ515を用いて、プリント配線板501及びレンズホルダ514をベース部材511に固定するための開口部512が設けられている。レンズホルダ514は、例えば、有機高分子材料などを射出成形することによって形成される。レンズアレイ513は、発光素子チップである発光サイリスタアレイ510から出射された光を像担持体としての感光体ドラム上に結像させる光学レンズ群である。レンズホルダ514は、レンズアレイ513をベース部材511の所定の位置に保持する。クランパ515は、ベース部材511の開口部512及びレンズホルダ514の開口部を介して、各構成部品を挟み付けて保持する。
光プリントヘッド500では、印刷データに応じて、発光サイリスタが選択的に発光し、発光サイリスタから出射された光はレンズアレイ513により一様帯電している感光体ドラム上で結像される。これにより、感光体ドラムに静電潜像が形成され、その後、現像工程、転写工程、定着工程を経て、記録媒体(例えば、用紙)上に現像剤からなる画像が形成される。
第5の実施形態に係る光プリントヘッド500は、光取り出し効率の高い第1から第4の実施形態のいずれかの発光サイリスタを備えているので、これを画像形成装置に搭載することで、印字品質を向上させることができる。
《6》第6の実施形態
図18は、第6の実施形態に係る画像形成装置600の構造を概略的に示す断面図である。画像形成装置600は、光プリントヘッド500を用いた電子写真式プリンタである。図18に示されるように、画像形成装置600は、記録媒体605の搬送経路に沿って順に配置された、イエロー(Y)、マゼンタ(M)、シアン(C)、及びブラック(K)の各色の画像を電子写真方式を用いて形成する4つのプロセスユニット(「画像形成ユニット」又は「イメージドラムユニット」とも言う)601Y、601M、601C、601Kと、記録媒体605を収納する記録媒体カセット606と、記録媒体605を1枚ずつ分離して搬送するためのホッピングローラ607と、記録媒体605の搬送方向においてホッピングローラ607の下流に配置されるピンチローラ608、609と、ピンチローラ608と共に記録媒体605を挟み込み記録媒体605を搬送する搬送ローラ610と、記録媒体605の斜行を修正してプロセスユニット601Y、601M、601C、601Kに搬送するレジストローラ611とを有する。また、画像形成装置600は、プロセスユニット601Y、601M、601C、601Kに対向して配置され、半導電性のゴム等からなり、感光体ドラム602に形成された画像(「トナー像」又は「現像剤像」とも言う)を記録媒体605に転写する転写手段としての転写ローラ612を有する。また、画像形成装置600は、記録媒体605上のトナー像を加熱・加圧して定着させる定着装置613と、排出ローラ614、615と、排出部のピンチローラ616、617と、用紙スタッカ部618とを有する。
プロセスユニット601Y、601M、601C、601Kは、トナーの色以外については、互いに同じ構成を有する。各プロセスユニット601Y、601M、601C、601Kは、静電潜像を担持する像担持体としての感光体ドラム602と、この感光体ドラム602の周囲に配置され、感光体ドラム602の表面を一様帯電させる帯電装置603と、帯電された感光体ドラム602の表面に選択的に光を照射して静電潜像を形成する露光手段としての光プリントヘッド500と、感光体ドラム602の表面に形成された静電潜像にトナー(現像剤)を供給して現像する現像手段としての現像装置620とを有する。また、各プロセスユニット601Y、601M、601C、601Kは、感光体ドラム602上に現像された画像を記録媒体605に転写した後に感光体ドラム602に残留したトナーを除去するクリーニング装置619を有する。なお、画像形成装置600は、記録媒体605の印刷面を反転させる反転経路を含む反転部630を有してもよい。
第6の実施形態に係る画像形成装置600は、光プリントヘッド500を用いており、光取り出し効率の高い、第1から第4の実施形態に係る発光サイリスタを備えているので、印字品質を向上させることができる。
《7》変形例
上記実施の形態では、第1導電型がP型であり、第2導電型がN型である場合を説明したが、第1導電型がN型であり、第2導電型がP型であってもよい。
また、上記実施の形態では、第1導電型の第3半導体層であるP型ゲート層上にゲート電極を形成した構造を説明したが、第2導電型の第2半導体層であるN型ゲート層上にゲート電極を形成することも可能である。
また、上記実施の形態では、N型ゲート層又はN型カソード層に回折格子を配置した構造を説明したが、第1導電型の第1半導体層であるP型アノード層に反射型回折格子(第3の回折格子)を備えてもよい。
さらに、第1又は第2の実施形態において、第4の実施形態と同様に、回折格子の下にエッチングストップ層を追加配置してもよい。この場合には、回折格子の深さを正確に制御することができる。
また、発光素子部105、205、305、405内に複数の回折格子、すなわち、上記第1から第3の回折格子のいずれか2つ以上を備えてもよく、回折格子の組み合わせによってより効率の高い発光サイリスタを作成することが可能である。
100、200、300、400 発光サイリスタ、 101、201、301、401 P型アノード層(第1半導体層)、 102、202、302、402 N型ゲート層(第2半導体層)、 103、203、303、403 P型ゲート層(第3半導体層)、 104、204、304、404 N型カソード層(第4半導体層)、 105、205、305、405 発光素子部、 106、206、306、406 アノード電極(第1電極)、 107、207、307、407 カソード電極(第3電極)、 108、208、308、408 ゲート電極(第2電極)、 109、209 回折格子(第1の回折格子)、 309、409 回折格子(第2の回折格子)、 109a 凹部、 110、210、310、410 基材部、 500 光プリントヘッド、 510 発光サイリスタアレイ、 600 画像形成装置、 λ 発光中心波長、 L 格子間隔、 D 深さ。

Claims (19)

  1. 第1導電型の第1半導体層と、前記第1導電型と異なる第2導電型の第2半導体層と、前記第1導電型の第3半導体層と、前記第2導電型の第4半導体層とを含み、前記第1半導体層、前記第2半導体層、前記第3半導体層、及び前記第4半導体層が順に積層されている発光素子部を有し、
    前記発光素子部は、前記第1半導体層、前記第2半導体層、前記第3半導体層、及び前記第4半導体層に平行な回折格子部を含む
    ことを特徴とする発光サイリスタ。
  2. 前記回折格子部は、前記発光素子部内においてエバネッセント光が存在する場所に形成されていることを特徴とする請求項1に記載の発光サイリスタ。
  3. 前記回折格子部は、前記第2半導体層内において前記第3半導体層に接する位置に形成されている反射型回折格子である第1の回折格子を含むことを特徴とする請求項1又は2に記載の発光サイリスタ。
  4. 前記回折格子部は、前記第2半導体層内において前記第3半導体層から離れた位置に形成されている反射型回折格子である第1の回折格子を含むことを特徴とする請求項1又は2に記載の発光サイリスタ。
  5. 前記第1の回折格子と前記第3半導体層との間の距離は、前記発光素子部内において発生する光の発光中心波長を前記第2半導体層の屈折率で割ることで得られた長さ以下であることを特徴とする請求項4に記載の発光サイリスタ。
  6. 前記回折格子部は、前記第4半導体層内において前記第3半導体層に接する位置に形成されている透過型回折格子である第2の回折格子を含むことを特徴とする請求項1から5のいずれか1項に記載の発光サイリスタ。
  7. 前記回折格子部は、前記第4半導体層内において前記第3半導体層から離れた位置に形成されている透過型回折格子である第2の回折格子を含むことを特徴とする請求項1から5のいずれか1項に記載の発光サイリスタ。
  8. 前記第3半導体層と前記第4半導体層との間にエッチングストップ層を更に有することを特徴とする請求項7に記載の発光サイリスタ。
  9. 前記第2の回折格子と前記第3半導体層との間の距離は、前記発光素子部内において発生する光の発光中心波長を前記第4半導体層の屈折率で割ることで得られた長さ以下であることを特徴とする請求項6から8のいずれか1項に記載の発光サイリスタ。
  10. 前記回折格子部は、前記第1半導体層内において前記第2半導体層に接する位置に形成されている反射型回折格子である第3の回折格子を含むことを特徴とする請求項1から9のいずれか1項に記載の発光サイリスタ。
  11. 前記回折格子部は、前記第2半導体層内において前記第3半導体層から離れた位置に形成されている反射型回折格子である第3の回折格子を含むことを特徴とする請求項1から9のいずれか1項に記載の発光サイリスタ。
  12. 前記回折格子部は、規則的に配列された複数の凹部を有する2次元回折格子であり、
    前記複数の凹部のうちの互いに隣接する凹部の中心位置の間隔である格子間隔は、前記発光素子部内において発生する光の発光中心波長より小さく、前記発光中心波長を前記回折格子部を構成する半導体層の屈折率で割ることで得られた長さより大きい
    ことを特徴とする請求項1から11のいずれか1項に記載の発光サイリスタ。
  13. 前記回折格子部は、規則的に配列された複数の凹部を有する2次元回折格子であり、
    前記複数の凹部の開口の面積の総和は、前記回折格子部の面積の50%以下であることを特徴とする請求項1から12のいずれか1項に記載の発光サイリスタ。
  14. 前記回折格子部は、規則的に配列された複数の凹部を有する2次元回折格子であり、
    前記回折格子部の前記複数の凹部の深さは、10nm以上150nm以下であることを特徴とする請求項1から13のいずれか1項に記載の発光サイリスタ。
  15. 基材部と、
    前記第1半導体層に電気的に接続されている第1電極と、
    前記第3半導体層又は前記第2半導体層に電気的に接続されている第2電極と、
    前記第4半導体層に電気的に接続されている第3電極と、を更に有し、
    前記発光素子部は、前記第1半導体層が前記基材部に最も近くなるように、前記基材部上に配置されている
    ことを特徴とする請求項1から14のいずれか1項に記載の発光サイリスタ。
  16. 前記第1導電型はP型であり、前記第2導電型はN型であることを特徴とする請求項1から15のいずれか1項に記載の発光サイリスタ。
  17. 前記第1導電型はN型であり、前記第2導電型はP型であることを特徴とする請求項1から15のいずれか1項に記載の発光サイリスタ。
  18. 請求項1から17のいずれか1項に記載の発光サイリスタを有することを特徴とする光プリントヘッド。
  19. 請求項18に記載の光プリントヘッドを有することを特徴とする画像形成装置。
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