JP2021095033A - 車両用収納装置 - Google Patents

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【課題】蓋部の開閉を電動で行う場合に、置き忘れた物を取り出す時の手間を低減することができる車両用収納装置を提供すること。【解決手段】車両用収納装置100は、収納空間12を内部に有する筐体10と、収納空間12を閉塞する開閉可能な蓋部20と、蓋部20の開閉動作を電動で行う開閉機構30と、蓋部20が収納空間12を閉塞した閉状態で蓋部20を固定するロック機構40と、車両のアクセサリースイッチがオフされた後に、ロック機構40による蓋部20の固定が解除された状態で、外部から加わる力によって蓋部20の閉状態が解除されたときに起動され、開閉機構30を動作させて蓋部20を閉状態から開状態に移行させる制御部50とを備えている。【選択図】図1

Description

本発明は、蓋部の開閉を電動で行う車両用収納装置に関する。
従来から、リッド(蓋)に備わったタッチセンサパネルに対するタッチ操作を行うことにより、開閉機構がリッドを自動的に開閉させるようにした車両用収納装置が知られている(例えば、特許文献1参照。)。
特開2016−203861号公報
ところで、上述した特許文献1に開示された車両用収納装置では、タッチ操作を行うためのタッチパネルやリッドを開閉させるための開閉機構を用いているため、リッドの開閉は電源が入った状態で行われる。このため、駐車時にアクセサリスイッチを切った状態ではリッドの開閉ができず、エンジンを止めて車両から離れた後に収納装置内に置き忘れた物を取り出そうとした場合に、アクセサリスイッチを入れる必要があって取り出しに手間がかかるという問題があった。
本発明は、このような点に鑑みて創作されたものであり、その目的は、蓋部の開閉を電動で行う場合に、置き忘れた物を取り出す際の手間を低減することができる車両用収納装置を提供することにある。
上述した課題を解決するために、本発明の車両用収納装置は、収納空間を内部に有する筐体と、収納空間を閉塞する開閉可能な蓋部と、蓋部の開閉動作を電動で行う開閉機構と、蓋部が収納空間を閉塞した閉状態で蓋部を固定するロック機構と、車両のアクセサリースイッチがオフされた後に、ロック機構による蓋部の固定が解除された状態で、外部から加わる力によって蓋部の閉状態が解除されたときに起動され、開閉機構を動作させて蓋部を閉状態から開状態に移行させる制御手段とを備えている。
アクセサリースイッチをオフした後に筐体内に忘れ物をしたことに気付いた場合に、利用者が蓋部に力を加えて手動でわずかに開けることにより、電動の開閉機構を動作させて蓋部を開状態にすることができるため、忘れ物を取り出すために再度アクセサリースイッチをオンする必要がなく、忘れ物を取り出す際の手間を低減することができる。
また、上述した制御手段は、蓋部を開状態に移行させて所定時間経過の後、開閉機構を動作させて蓋部を開状態から閉状態に移行させることが望ましい。これにより、忘れ物を取り出した後に再び蓋部を閉めて、その後閉状態を維持することが可能となる。
また、上述した制御手段は、蓋部を開状態に移行させた後に動作を停止することが望ましい。また、上述した制御手段は、蓋部を閉状態に移行させた後に動作を停止することが望ましい。蓋部の開閉動作が終了した後制御手段の動作を停止することにより、アクセサリスイッチがオフ状態における電力消費を抑えることが可能となる。
また、開状態から閉状態に移行する途中で、あるいは、閉状態から開状態に移行する途中で、蓋部の移動が停止したことを検出する移動停止検出手段をさらに備え、制御手段は、移動停止検出手段によって検出した停止状態が所定時間継続したときに動作を停止することが望ましい。これにより、開閉中の蓋部に異物が挟まるなどしてその移動が停止した異常時に制御手段の動作を停止することにより、異常発生時における電力消費を抑えることができる。
一実施形態の車両用収納装置の構成を示す図である。 蓋部の開閉状態とスイッチのオン/オフ状態との関係を示す図である。 開閉検出部の具体例を示す図である。 アクセサリスイッチがオフされた後の車両用収納装置の動作手順を示す流れ図である。 車両用収納装置の変形例の動作手順を示す流れ図である。 車両用収納装置の変形例の動作手順を示す流れ図である。 開閉検出部の変形例を示す図である。 蓋部の開閉状態と2つのスイッチのオン/オフ状態との関係を示す図である。
以下、本発明を適用した一実施形態の車両用収納装置について、図面を参照しながら説明する。
図1は、一実施形態の車両用収納装置の構成を示す図である。図1に示す車両用収納装置100は、筐体10、蓋部20、開閉機構30、ロック機構40、制御部50、異物センサ60、スイッチ(SW)70、開閉検出部80、電源90を備えている。
筐体10は、収納空間12を内部に有する。運転者等の利用者は、この収納空間12に物を出し入れすることができる。例えば、筐体10は、車内のダッシュボードの一部に埋め込まれており、運転者や助手席の搭乗者からは、蓋部20のみが見えている。蓋部20は、開閉可能であって、筐体10の収納空間12を閉塞する。この蓋部20は、上部あるいは下部を支点にして回転可能な状態で筐体10に取り付けられている。また、この蓋部20は単純な板状の部材としてもよいが、空間の有効利用の観点からは、液晶表示装置を含むディスプレイ製品を蓋部20として用いたり、液晶表示装置とその画面上に重ねて配置されたタッチパネルとを含む操作パネルを蓋部20として用いるようにしてもよい。
開閉機構30は、蓋部20の開閉動作を電動で行う。例えば、モータとその駆動装置を含んでおり、モータによって蓋部20の開閉を行う。
ロック機構40は、蓋部20が収納空間12を閉塞した閉状態にあるときと、蓋部20が収納空間12の開口を開放した開状態にあるときに蓋部20を固定する。すなわち、蓋部20が閉まっているときと完全に開いているときに、ロック機構40によって蓋部20がロックされる。
制御部50は、利用者からの蓋部20の開閉指示(例えば、利用者は別に設けられた操作部を操作して、あるいは、液晶表示装置とタッチパネルを含む操作パネルを蓋部20として用いる場合にはその操作パネルを用いてこの開閉指示を行う場合が考えられる)に対応して開閉機構30やロック機構40の動作を制御する。また、制御部50は、車両のアクセサリースイッチ(図示せず)がオフされた後に、ロック機構40による蓋部20の固定が解除された状態で、外部から加わる力によって蓋部20の閉状態が解除されたとき(具体的には、利用者が手で蓋部20をわずかに持ち上げたとき)に起動され、開閉機構30を動作させて蓋部20を閉状態から開状態に移行させる。このアクセサリースイッチオフ時の動作の詳細については後述する。
異物センサ60は、開状態から閉状態に移行する途中で、あるいは、閉状態から開状態に移行する途中で、蓋部20の移動が停止したことを検出する。例えば、蓋部20の動きが停止したことを検出するポジションセンサを異物センサ60として用いられる。
スイッチ70は、蓋部20の開閉状態に連動してオン/オフされる。図2は、蓋部20の開閉状態とスイッチ70のオン/オフ状態との関係を示す図である。図2に示すように、スイッチ70は、蓋部20が閉状態のときと開状態のときにオフされ、蓋部20が閉状態から開状態に移行する開閉途中の状態のときにオンされる。利用者が手で蓋部20をわずかに持ち上げると、スイッチ70がオンされる。
開閉検出部80は、スイッチ70に接続されており、蓋部20の開閉状態を検出する。検出結果は、制御部50と電源90に送られる。
電源90は、開閉検出部80の検出結果に基づいて起動されて、制御部50の動作に必要な電力を供給する。電源90は、利用者が手で蓋部20をわずかに持ち上げたとき動作電圧を生成し、以後、制御部50の動作が開始される。
図3は、開閉検出部80の具体例を示す図である。図8に示すように、開閉検出部80は、スイッチ70がオンされたときにオンされる2つのトランジスタ81、82を含んでいる。
一方のトランジスタ81は、ベースがダイオードを介してスイッチ70に接続され、エミッタが車載のバッテリ(図示せず)の正極端子に接続され、コレクタが抵抗を介して接地されている。スイッチ70がオンされると、このトランジスタ81がオンされてコレクタの電位が上昇する。このコレクタは、電源90のイネーブル端子に接続されており、コレクタの電位が上昇すると電源90が起動されて動作電圧の生成が開始される。
また、他方のトランジスタ82は、ベースがダイオードを介してスイッチ70に接続され、エミッタが電源90の出力端に接続され、コレクタが抵抗を介して接地されている。スイッチ70がオンされると、このトランジスタ82がオンされてコレクタの電位が上昇する。このコレクタは、制御部50に接続されており、コレクタの電位の上昇に伴って制御部50が動作を開始する。
上述した制御部50が制御手段に、異物センサ60が移動停止検出手段にそれぞれ対応する。
本実施形態の車両用収納装置100はこのような構成を有しており、次にその動作を説明する。
図4は、アクセサリスイッチがオフされた後の車両用収納装置100の動作手順を示す流れ図である。アクセサリスイッチがオフされると、制御部50は、蓋部20が閉状態にあるか否かを判定する(ステップ100)。制御部50は、スイッチ70のオン/オフ状態を監視することにより、蓋部20が開閉途中の状態にないことを知ることができ、アクセサリスイッチがオフされる前の蓋部20の開閉動作を記憶しておくことにより、この判定を行うことが可能となる。蓋部20が開状態にある場合にはステップ100の判定において否定判断が行われる。この場合には、後述するステップ122に移行して待機状態になる。また、蓋部20が閉状態にある場合にはステップ100の判定において肯定判断が行われる。
次に、制御部50は、所定時間(例えば30秒)経過したか否かを判定する(ステップ102)。経過時間が30秒未満の場合には否定判断が行われ、この判定が繰り返される。また、経過時間が30秒に達するとステップ102の判定において肯定判断が行われる。
次に、制御部50は、ロック機構40に指示を送って蓋部20のロック状態を解除する(ステップ104)。これにより、利用者が手で蓋部20をわずかに持ち上げることが可能となる。その後、待機状態(スタンバイ)に移行する(ステップ106)。この待機状態では、電源90や制御部50は動作停止状態となる。
次に、利用者が収納空間12内の忘れ物を思い出してそれを取り出すために手で蓋部20がわずかに持ち上げられると、スイッチ70がオンされる(ステップ108)。開閉検出部80がこのオン状態を検出することにより、電源90が起動されて動作電圧生成が開始され(ステップ110)、制御部50が動作を開始する(ステップ112)。
次に、制御部50は、開閉機構30に指示を送って、蓋部20を開ける制御を行う(ステップ114)。また、制御部50は、蓋部20の開動作中に異物センサ60によって異物が検出されたか否か(異物によって開動作中の蓋部20の動きが止まってしまったか否か)を判定する(ステップ116)。異物なしの場合には否定判断が行われる。
その後、制御部50は、開き切った蓋部20の開状態を所定時間(例えば30秒)維持した後(ステップ118)、ロック機構40に指示を送って蓋部20をロックした後(ステップ120)、待機状態(スタンバイ)に移行する(ステップ122)。この待機状態では、電源90や制御部50は動作停止状態となる。
また、蓋部20の開動作中に異物が検出されると(異物によって開動作中の蓋部20の動きが止まってしまった場合)、ステップ116の判定において肯定判断が行われる。この場合には、制御部50は、所定時間(例えば300秒)スイッチ70がオンされた状態か否かを判定する(ステップ124)。異物が挟まって蓋部20が開動作の途中で止まってしまうとスイッチ70がオン状態を維持することになるが、この蓋部20が途中で止まった時間が300秒に達しない場合には否定判断が行われる。
次に、制御部50は、開閉機構30に指示を送って、蓋部20を閉める制御を行う(ステップ126)。また、制御部50は、蓋部20の閉動作中に異物センサ60によって異物が検出されたか否かを判定する(ステップ128)。検出していない場合には否定判断が行われる。この場合には、蓋部20の閉状態を維持し(ステップ130)、待機状態(スタンバイ)に移行する(ステップ122)。
また、ステップ126の閉動作においても異物を検出した場合にはステップ128の判定において肯定判断が行われる。この場合には、ステップ114に戻って、蓋部20の開動作から繰り返される。
また、蓋部20の開閉動作が終了せずにスイッチ70のオン状態が300秒に達するとステップ124の判定において肯定判断が行われる。この場合には、制御部50は、異常停止を行う(ステップ132)。この異常停止では、開閉機構30に指示を送って開閉動作を終了させた後、制御部50も動作を停止して、不要な電力消費を抑制する。
このように、本実施形態の車両用収納装置100では、車両のアクセサリースイッチをオフした後に筐体10内に忘れ物をしたことに気付いた場合に、利用者が蓋部20に力を加えて手動でわずかに開けることにより、電動の開閉機構30を動作させて蓋部20を開状態にすることができるため、忘れ物を取り出すために再度アクセサリースイッチをオンする必要がなく、忘れ物を取り出す際の手間を低減することができる。また、蓋部20の開動作が終了した後制御部50や電源90の動作を停止することにより、アクセサリスイッチがオフ状態における電力消費を抑えることが可能となる。
また、蓋部20の開閉動作が停止した状態が所定時間(300秒)継続したときに動作の異常停止(図4のステップ132)を行うことにより、異常発生時における電力消費を抑えることができる。
図5および図6は、車両用収納装置の変形例の動作手順を示す流れ図である。図5および図6に示した流れ図は、図4に示した流れ図に対して、ステップ118〜120、124〜130をステップ140〜152に置き換えた点が異なっている。以下では、この置き換えられたステップに着目して説明を行う。
蓋部20の開動作中に異物センサ60によって異物が検出されず、ステップ116の判定において否定判断が行われると、次に、制御部50は、開き切った蓋部20の開状態を所定時間(例えば5秒)維持する(ステップ140)。その後、制御部50は、開閉機構30に指示を送って、蓋部20を閉める制御を行う(ステップ142)。また、制御部50は、蓋部20の閉動作中に異物センサ60によって異物が検出されたか否かを判定する(ステップ144)。異物がない場合、すなわち、閉動作が正常に終了した場合には否定判断が行われる。この場合には、待機状態(スタンバイ)に移行する(ステップ122)。
また、ステップ142の閉動作において異物を検出した場合にはステップ144の判定において肯定判断が行われる。この場合には、制御部50は、開閉機構30に指示を送って、蓋部20を開ける制御を再度行うとともに(ステップ146)、ステップ144の判定において異物ありと判定された回数が3回未満か否かを判定する(ステップ148)。3回未満の場合には肯定判断が行われ、ステップ142に戻って蓋部20の再度の閉動作が繰り返される。また、異物ありの判定回数が3回に達するとステップ148の判定において否定判断が行われる。この場合には、蓋部20の開状態を維持した後(ステップ150)、待機状態(スタンバイ)に移行する(ステップ122)。
また、蓋部20の最初の開動作(ステップ114)中に異物が検出されるとステップ116の判定において肯定判断が行われる。次に、制御部50は、スタック状態(異物によって開動作中の蓋部20の動きが止まった状態)が5秒以上か否かを判定する(ステップ152)。5秒未満の場合には否定判断が行われ、ステップ142に移行して蓋部20の閉動作が行われる。また、5秒に達した場合にはステップ152の判定において肯定判断が行われる。この場合には、待機状態(スタンバイ)に移行する(ステップ122)。
このように、この変形例では、蓋部20を開状態(ステップ140)にした後、再び閉状態(ステップ142)にしており、蓋部20を開けた前の状態に戻すことができる。
図7は、開閉検出部の変形例を示す図である。図6に示す開閉検出部80Aは、図3に示した開閉検出部80に対して、主に1ショット回路83を追加した点が異なっている。また、この構成では、組み合わされるスイッチが、図1や図3に示したスイッチ70から2つのスイッチ70A、70Bに置き換えられている。
図8は、蓋部20の開閉状態と2つのスイッチ70A、70Bのオン/オフ状態との関係を示す図である。図7に示すように、一方のスイッチ70A(SW−A)は、蓋部20が閉状態のときと開状態のときにオフされ、蓋部20が閉状態から開状態に移行する開閉途中の状態のときにオンされる。すなわち、利用者が手で蓋部20をわずかに持ち上げると、スイッチ70Aがオンされる。この関係は、スイッチ70と同じである。利用者が手で蓋部20をわずかに持ち上げると、スイッチ70Aがオンされる。他方のスイッチ70B(SW−B)は、蓋部20が閉状態のときと閉状態から開状態に移行する開閉途中の状態のときにオンされ、蓋部20が完全に開いた開状態のときにオフされる。
利用者が手で蓋部20をわずかに持ち上げると一方のスイッチ70Aがオンされる。これにより、トランジスタ81がオンされて1ショット回路83の入力端の電位が上昇するため、1ショット回路83からは所定時間(例えば数ms)ハイレベルになる1ショットパルスが出力される。電源90は、この1ショットパルスがイネーブル端子に入力されたことをトリガとして動作電圧の生成を開始する。
また、蓋部20が完全に開状態になって他方のスイッチ70Bがオフされると、ハイレベルの信号が制御部50に入力される。制御部50は、トランジスタ82のコレクタから入力される信号がハイレベルになることによって、蓋部20が利用者によって持ち上げられたことを知ることができ、スイッチ70Bから入力される信号がハイレベルになることによって、蓋部20が完全に開状態になったことを知ることができる。
上述した1ショット回路83から出力される1ショットパルスがイネーブル端子に入力されて電源90が動作を開始するが、その後このイネーブル端子に入力される信号はローレベルになる。このため、例えば図4に示すステップ132のように異常停止を行う場合であっても、制御部50は電源90の動作を強制的に停止することが可能となり、蓋部20の開閉動作が途中で止まるスタック発生時の消費電力を抑制することができる。
なお、本発明は上記実施形態に限定されるものではなく、本発明の要旨の範囲内において種々の変形実施が可能である。例えば、上述した実施形態では、一方の端部を始点として回転する蓋部20を開閉する場合について本発明を適用したが、蓋部を筐体の開口部と平行に移動(スライド)させる場合などの開閉動作についても本発明を適用することができる。
上述したように、本発明によれば、駐車時等にアクセサリースイッチをオフした後に筐体内に忘れ物をしたことに気付いた場合に、利用者が蓋部に力を加えて手動でわずかに開けることにより、電動の開閉機構を動作させて蓋部を開状態にすることができるため、忘れ物を取り出すために再度アクセサリースイッチをオンする必要がなく、忘れ物を取り出す際の手間を低減することができる。
10 筐体
12 収納空間
20 蓋部
30 開閉機構
40 ロック機構
50 制御部
60 異物センサ
70、70A、70B スイッチ
80、80A 開閉検出部
81、82 トランジスタ
83 1ショット回路
90 電源
100 車両用収納装置

Claims (5)

  1. 収納空間を内部に有する筐体と、
    前記収納空間を閉塞する開閉可能な蓋部と、
    前記蓋部の開閉動作を電動で行う開閉機構と、
    前記蓋部が前記収納空間を閉塞した閉状態で前記蓋部を固定するロック機構と、
    車両のアクセサリースイッチがオフされた後に、前記ロック機構による前記蓋部の固定が解除された状態で、外部から加わる力によって前記蓋部の閉状態が解除されたときに起動され、前記開閉機構を動作させて前記蓋部を閉状態から開状態に移行させる制御手段と、
    を備えることを特徴とする車両用収納装置。
  2. 前記制御手段は、前記蓋部を開状態に移行させて所定時間経過の後、前記開閉機構を動作させて前記蓋部を開状態から閉状態に移行させることを特徴とする請求項1に記載の車両用収納装置。
  3. 前記制御手段は、前記蓋部を開状態に移行させた後に動作を停止することを特徴とする請求項1に記載の車両用収納装置。
  4. 前記制御手段は、前記蓋部を閉状態に移行させた後に動作を停止することを特徴とする請求項2に記載の車両用収納装置。
  5. 開状態から閉状態に移行する途中で、あるいは、閉状態から開状態に移行する途中で、前記蓋部の移動が停止したことを検出する移動停止検出手段をさらに備え、
    前記制御手段は、前記移動停止検出手段によって検出した停止状態が所定時間継続したときに動作を停止することを特徴とする請求項1〜4のいずれか一項に記載の車両用収納装置。
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