JP2021094199A - 除菌機器管理装置、除菌機器、給湯器、除菌機器管理方法及びプログラム - Google Patents

除菌機器管理装置、除菌機器、給湯器、除菌機器管理方法及びプログラム Download PDF

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Abstract

【課題】予測される耐用寿命まで安定して使用できる除菌機器管理装置、除菌機器、給湯器、除菌機器管理方法及びプログラムを提供する。【解決手段】紫外線照射器管理装置2Aは、除菌機器が動作する毎に除菌機器の除菌時間を計時する計時部21と、除菌機器の動作を管理するため設定された設定期間毎に計時部21が計時した除菌時間を集計する集計部22と、設定期間内で集計部22が集計した時間が除菌機器の設定期間内での上限時間を超えた場合に、除菌機器を次回の設定期間まで停止させる動作管理部25と、を備える。【選択図】図3

Description

本開示は除菌機器管理装置、除菌機器、給湯器、除菌機器管理方法及びプログラムに関する。
除菌機器には、浴槽に貯められた温水を除菌するものがある。
例えば、特許文献1には、浴槽の温水に紫外線を照射して除菌する紫外線除菌機器が開示されている。
特許文献1に記載の紫外線除菌機器は、紫外線を含む光を発する紫外線ランプを備えている。そして、この紫外線除菌機器は、長期間の使用により紫外線ランプが発する光の紫外線量が低下することを防ぐため、紫外線ランプの累積動作時間の長さに比例して紫外線ランプへの通電量を増加させる。これにより、この紫外線除菌機器は、紫外線量の低下に起因するランプ交換の時期を延ばしている。
特開平11−207330号公報
特許文献1に記載の紫外線除菌機器では、ユーザーが一日に長時間使用してしまうと、予測されるランプの耐用寿命よりも短くなってしまう。その結果、紫外線除菌機器を予測される耐用寿命まで安定して使用することができない。
本開示は上記の課題を解決するためになされたもので、予測される耐用寿命まで安定して使用できる除菌機器管理装置、除菌機器、給湯器、除菌機器管理方法及びプログラムを提供することを目的とする。
上記の目的を達成するため、本開示に係る除菌機器管理装置は、計時部、集計部及び動作管理部を備える。計時部は、除菌機器が動作する毎に除菌機器の除菌時間を計時する。集計部は、除菌機器の動作を管理するため設定された設定期間毎に計時部が計時した除菌時間を集計する。動作管理部は、設定期間内で集計部が集計した時間が除菌機器の設定期間内での上限時間を超えた場合に、除菌機器を次回の設定期間まで停止させる。
本開示の構成によれば、集計部によって設定期間内に集計された時間が除菌機器の設定期間内での上限時間を超えた場合に、動作管理部が除菌機器を次回の設定期間まで停止させる。このため、除菌機器が設定期間内で上限時間を大幅に超えることがない。これにより、除菌機器が設定期間内に予想外の長さで動作することがない。その結果、除菌機器を予測される耐用寿命まで安定して使用できる。
実施の形態1に係る給湯器のブロック図 実施の形態1に係る給湯器が備えるコントローラのブロック図 実施の形態1に係る給湯器が備える紫外線照射器管理装置のブロック図 実施の形態1に係る給湯器が備える紫外線照射器管理装置のハードウエアの構成図 実施の形態1に係る給湯器が備える紫外線照射器管理装置が実施する紫外線照射器管理処理のフローチャート 実施の形態1に係る給湯器が備える紫外線照射器管理装置が実施する集計処理のフローチャート 実施の形態1に係る給湯器が備える紫外線照射器管理装置が実施する上限時間更新処理のフローチャート 実施の形態2に係る給湯器が備えるコントローラのブロック図
以下、本開示の実施の形態に係る除菌機器管理装置、除菌機器、給湯器、除菌機器管理方法及びプログラムについて図面を参照して詳細に説明する。なお、図中、同一又は同等の部分には同一の符号を付す。
(実施の形態1)
実施の形態1に係る給湯器は、紫外線照射器を備える給湯器である。この給湯器では、紫外線照射器が紫外線を照射して浴槽に貯められた温水を除菌する。その紫外線照射器の動作を管理するため、この給湯器には、紫外線照射器管理装置が組み込まれている。まず、図1及び図2を参照して給湯器の構成について説明する。
図1は、実施の形態1に係る給湯器1Aのブロック図である。図2は、給湯器1Aが備えるコントローラ14のブロック図である。なお、図1では、理解を容易にするため、コントローラ14と給湯器1Aが備える各機器との接続を省略している。
図1に示すように、給湯器1Aは、水道管から給水された水を温水に変換して貯蔵する貯水タンク11と、水道管から給水された水と貯水タンク11の温水を混合して所望の温度の温水に変換し、その温水を浴槽3に供給する混合弁12と、浴槽3に貯められた温水を除菌する紫外線照射器13と、混合弁12と紫外線照射器13を制御するコントローラ14と、備える。
貯水タンク11は、図示しない水道管とつながった給水管15と接続され、その給水管15から水の供給を受ける。これにより、貯水タンク11は、水を貯める。
また、貯水タンク11は、貯めた水を温めるため、ヒータ111に導水する導水管112と接続されている。
導水管112は、その中間部にヒータ111が設けられている。ヒータ111は、導水管112の内部の水を加熱して温水に変換する。その温水が導水管112と貯水タンク11を循環することにより、貯水タンク11内の水が温水に変換される。
貯水タンク11は、変換された温水を排出するため、排出管16と接続されている。排出管16は、後述するポンプ19が水を吸い上げることにより、貯水タンク11の温水を排水する。排出管16の、貯水タンク11に接続された端部と反対側の端部には、混合弁12が接続され、排水された温水は、混合弁12へ流れる。
混合弁12は、排出管16に加え、分岐管151と接続されている。排出管16は、上述したように温水を混合弁12に供給する。分岐管151は、給水管15が貯水タンク11に接続される前にその給水管15から分岐している。分岐管151は、給水管15と同様に水道水が流れる。分岐管151には、混合弁12に水道水を供給する。
混合弁12は、コントローラ14の指令に基づき、内部の弁の開度を調整する。そして、混合弁12は、その開度に基づいた混合割合で、排水管16の温水と分岐管151の水道水を混合する。これにより、混合弁12は、コントローラ14が決定した割合で温水と水道水を混合する。その結果、混合弁12は、貯水タンク11から排出された温水を所望の温度の温水に変換する。
混合弁12は、浴槽3まで延びる給湯管17に接続されている。混合弁12は、所望の温度に変換した温水を給湯管17に排出する。これにより、混合弁12は、浴槽3に給湯する。
給湯管17には、電磁弁18とポンプ19が設けられている。電磁弁18とポンプ19は、浴槽3に向かって、すなわち、下流側へこの順序で配置されている。
電磁弁18は、図示しない弁を開閉して給湯管17内の温水の流れを制御する。詳細には、電磁弁18は、コントローラ14の開閉指示に基づいて弁を開く。これにより、電磁弁18は、混合弁12が混合した温水が給湯管17の下流側へ流れることを許可する。また、電磁弁18は、コントローラ14の開閉指示に基づいて弁を閉じる。これにより、電磁弁18は、温水の下流側へ流れを遮断する。
一方、ポンプ19は、給湯管17の、それ自身よりも上流側の内部空間を減圧する。詳細には、ポンプ19は、電磁弁18が開けられたときに、コントローラ14の指令に基づいて、給湯管17の、それ自身よりも上流側の内部空間を減圧する。これにより、ポンプ19は、混合弁12が弁の開度が調整され、その弁が開けられている場合に、給湯管17と排水管16の内部空間を減圧する。その結果、ポンプ19は、貯水タンク11の温水を吸い上げさせる。そして、ポンプ19は、その吸い上げた温水を混合弁12で分岐管151の水道管の水と混合させる。さらに、ポンプ19は、混合された温水を給湯管17へ送る。これにより、ポンプ19は、混合された温水を浴槽3に送る。
浴槽3には、混合された温水が貯められる。その温水は、人のみならず、菌の繁殖にも適温である。このため、温水に菌が増殖して、ぬめり又は匂いが発生することがある。
そこで、温水を除菌するため、給湯器1Aには、紫外線照射器13が設けられている。詳細には、紫外線照射器13は、浴槽3に貯められた温水が浴槽3から給湯管17へ循環する循環路に設けられている。
その循環路について詳細に説明すると、給湯管17の、電磁弁18とポンプ19の間には、浴槽3から延びる循環用分岐管20が分岐している。この循環用分岐管20には、電磁弁18が閉じられ、かつポンプ19が駆動することにより、浴槽3に貯められた温水が流れ込む。さらに、流れ込んだ温水は、図1の矢印Aに示すように、循環用分岐管20から給湯管17へ流れる。そして、ポンプ19を経由して浴槽3に戻る。紫外線照射器13は、この循環路を形成する循環用分岐管20に設けられている。
なお、矢印Aに示す循環路は、本明細書でいうところの水を循環させる管路の一例である。
紫外線照射器13は、図示しないが、循環用分岐管20とつながった流路と、その流路に紫外線を照射する紫外線LED(Light Emitting Diode)素子と、を備える。なお、紫外線LED素子は、本明細書でいうところの水を除菌する光源の一例である。
紫外線照射器13は、電磁弁18が閉じられ、かつポンプ19が動作している場合に、コントローラ14の指令に基づき、紫外線LED素子を点灯する。これにより、紫外線照射器13は、流路を流れる温水を除菌する。この流路は、上述したように循環用分岐管20とつながっているので、除菌された温水は、上述した循環路によって浴槽3に戻る。これにより、紫外線照射器13は、浴槽3の温水を除菌する。
このように、給湯器1Aは、貯水タンク11の温水を浴槽3に供給する。また、浴槽3の温水を除菌する。給湯器1Aは、紫外線照射器13、電磁弁18等の各機器に給湯又は除菌を実現する動作をさせるため、これらの機器を制御するコントローラ14を備える。
図2に示すように、コントローラ14は、ユーザーが給湯又は除菌の動作のいずれかを選択可能にするため、操作部141及び液晶ディスプレイ145を備える。
操作部141は、電源ボタン142、浴槽3に供給する温水の温度を入力するための温度設定ボタン143、浴槽3に温水を供給する給湯モードと浴槽3の温水を除菌する除菌モードの各動作モードを選択するためのモード選択ボタン144の各種操作ボタンを備える。
これに対して、液晶ディスプレイ145は、操作部141から入力された各種情報を表示する。例えば、液晶ディスプレイ145は、給湯器1Aに設定した温度、給湯器1Aの選択された動作モードを表示する。
コントローラ14は、図示しない外部電源から電力の供給を受ける。また、コントローラ14は、図1に示す、貯水タンク11に設けられた温度センサ113が検出する貯水温度データと、分岐管151に設けられた温度センサ114が検出する水道水温度データを受信する。
図2に戻って、コントローラ14は、電源ボタン142が押され、かつ温度設定ボタン143によって設定温度が入力された場合に、入力された設定温度と温度センサ113が検出した貯水温度データに基づいてヒータ111の発熱量を決定する。そして、コントローラ14は、決定した発熱量に応じた電力をヒータ111に供給する。これにより、コントローラ14は、ヒータ111を発熱させて、貯水タンク11の水を加熱する。その結果、コントローラ14は、貯水タンク11の水を設定温度に応じた温度の温水にする。
また、コントローラ14は、温度設定ボタン143によって設定温度が入力され、かつモード選択ボタン144が押されて給湯モードが選択された場合に、温度センサ113の貯水温度データと温度センサ114の水道水温度データに基づいて、貯水タンク11の温水と水道水との混合割合を決定する。そして、コントローラ14は、決定した混合割合に応じた弁の開度で混合弁12を開ける。また、コントローラ14は、電磁弁18を開けると共に、ポンプ19を駆動する。これにより、コントローラ14は、所望の温度の温水を浴槽3に供給する。
コントローラ14は、浴槽3に温水が供給された状態で、モード選択ボタン144が押されて除菌モードが選択された場合に、電磁弁18を閉じると共に、ポンプ19を駆動する。さらに、コントローラ14は、紫外線照射器13に電力を供給して、紫外線LED素子を点灯する。これにより、浴槽3の温水を除菌する。
このように、コントローラ14は、除菌モードが選択された場合、紫外線照射器13を動作させて浴槽3の温水を除菌する。このとき、紫外線照射器13の累積動作時間が一定時間を超えると、紫外線照射器13の紫外線の照射量が低下したり紫外線それ自体を照射しなくなったりすることがある。
そこで、紫外線照射器13の照射量低下又は不照射を防ぐため、給湯器1Aの製造者、販売者は、上記一定時間を基に紫外線照射器13の耐用寿命を定めて、ユーザーにその耐用寿命で紫外線照射器13を交換することを推奨している。
ここで、耐用寿命とは、物理的な条件によって装置、機器が使用できなくなる期間、又は装置、機器の信頼性、安全性が確保できなくなると予測される期間のことである。
しかしながら、ユーザーによって一日当たりの紫外線照射器13の使用時間が異なったり、同じユーザーでも一日に長く紫外線照射器13を使用したりするのが実情である。その結果、紫外線照射器13の耐用寿命を定めても、その耐用寿命よりも早く紫外線照射器13の照射量低下又は不照射が発生してしまうことがある。その結果、耐用寿命よりも早く紫外線照射器13を交換することとなってしまうことがある。
そこで、コントローラ14には、紫外線照射器13を予測される耐用寿命まで安定して使用するため、紫外線照射器管理装置2Aが組み込まれている。続いて、図3及び図4を参照して、その紫外線照射器管理装置2Aについて説明する。
図3は、紫外線照射器管理装置2Aのブロック図である。図4は、紫外線照射器管理装置2Aのハードウエアの構成図である。なお、図3では、理解を容易にするため、コントローラ14が備える構成のうち、クロック部148だけを示している。
図3に示すように、紫外線照射器管理装置2Aは、紫外線照射器13の動作時間を計時する計時部21と、計時部21が計時した動作時間を集計する集計部22と、紫外線照射器13の一日当たりの動作の上限時間を記憶する記憶部23と、記憶部23に記憶された上限時間を更新する上限時間更新部24と、集計部22が集計した時間が記憶部23に記憶された上限時間を超えた場合に、紫外線照射器13を停止させる停止信号を出力する動作管理部25と、を備える。
計時部21は、上述したコントローラ14が紫外線照射器13に電力を供給して紫外線LED素子を点灯する毎に、紫外線照射器13の動作時間を計時する。なお、紫外線照射器13の動作時間は、本明細書でいうところの除菌時間の一例である。
詳細には、コントローラ14が紫外線照射器13に電力を供給する供給開始時と供給終了時に供給開始信号と供給終了信号を出力するところ、計時部21は、これら供給開始信号と供給終了信号を受信する。そして、計時部21は、これら供給開始信号と供給終了信号から紫外線照射器13の動作時間を計時する。
ここで、計時部21は、日ごとの紫外線照射器13の動作時間を計時する。これは、紫外線照射器管理装置2Aが紫外線照射器13の一日当たりの動作時間を管理することを目的とするからである。
計時部21は、供給開始信号受信後、供給終了信号を受信する前に時刻が0時を過ぎてしまった場合、その時刻0時を境目にして、供給開始信号受信した日の紫外線照射器13の動作時間と、その時刻0時以降の、翌日の紫外線照射器13の動作時間と、を計時する。
この計時方法を詳細に説明すると、コントローラ14が時刻を測るクロック部148を備えるところ、計時部21は、そのクロック部148から現在時刻を定期的に取得する。そして、計時部21は、前回取得時刻が0時00分00秒よりも前であり、かつ現在取得時刻が0時00分00秒以降である場合に、時刻0時00分00秒に供給終了信号を受信したものとして、時刻0時までの紫外線照射器13の動作時間を計時する。また、計時部21は、時刻0時00分00秒に供給開始信号を受信したものとする。そして、計時部21は、その後、コントローラ14から供給終了信号を受信した場合に、時刻0時00分00秒からその供給終了信号を受信するまでの紫外線照射器13の動作時間を計時する。
計時部21は、計時した動作時間を集計部22に送信する。また、計時部21は、計時した動作時間に加えて、コントローラ14から供給終了信号を受信した時刻を集計部22に送信する。或いは、時刻0時00分00秒に供給終了信号を受信したものとした場合、その0時00分00秒の時刻を集計部22に送信する。なお、供給終了信号を受信した時刻と供給終了信号を受信したものとした時刻のことを、以下、供給終了時刻というものとする。
集計部22は、計時部21が送信した紫外線照射器13の動作時間を一日単位で集計する。
詳細には、集計部22は、紫外線照射器13の動作時間がその日初めての動作か、2回目以降の動作かにより、集計方法が異なることから、まず、計時部21から受信した供給終了時刻の判定を行う。すなわち、集計部22は、計時部21から動作時間を受信する毎に、計時部21から受信した供給終了時刻が、前回受信した供給終了時刻と同じ日であるか否かを判定する。
集計部22は、前回受信した供給終了時刻と同じ日でないと判定した場合、集計時間を0時間とする。すなわち、集計時間を0時間にリセットする。そして、集計部22は、リセットされた集計時間に計時部21から受信した動作時間を加算し、加算して得た時間を新たな集計時間とする。
一方、前回受信した供給終了時刻と同じ日であると判定した場合、集計部22は、前回集計時間に、計時部21から受信した動作時間を加算する。そして、加算して得た時間を新たな集計時間とする。なお、以下、新たな集計時間のことを単に集計時間というものとする。
集計部22は、集計時間を得る毎に、その集計時間を、計時部21から受信した供給終了時刻と共に上限時間更新部24に送信する。
また、集計部22は、前回受信した供給終了時刻と同じ日でないと判定した場合、日付が変わったことを示す日付変更信号を上限時間更新部24に送信する。
上限時間更新部24は、紫外線照射器13の一日当たりの動作の上限時間を更新する構成である。
上述したように、給湯器1Aの創造者、販売者は、紫外線照射器13の使用開始時期から動作可能期間だけを経過したときに紫外線照射器13を交換することをユーザーに推奨している。その動作可能期間は、紫外線照射器13が照射量低下又は不照射となる耐用寿命を、一日当たりの想定動作時間で除算することにより得ている。この一日当たりの想定動作時間を超えてユーザーが一日に紫外線照射器13を使用してしまうことを防ぐため、紫外線照射器管理装置2Aでは上限時間が設定されている。
しかし、ユーザーの給湯器1Aの使用状態によって紫外線照射器13の一日当たりの動作時間が変動するのが一般的である。このため、上述した一日当たりの想定動作時間を上限時間に設定して、その上限時間を固定値にすると、固定値にされた上限時間よりも紫外線照射器13の使用時間が短いユーザーには、結果的に、早期に紫外線照射器13を交換してしまうことになる。
そこで、紫外線照射器管理装置2Aでは、上述した想定動作時間を上限時間として予め記憶部23に記憶させておき、ユーザーの給湯器1Aの使用状態に応じてその記憶部23に記憶された上限時間を、日付が変わる毎に更新する。上限時間更新部24は、この上限時間の更新を行う構成である。
詳細には、上限時間更新部24は、集計部22から集計時間と供給終了時刻を受信する毎に、それらデータと共に、日付変更信号を受信したか否かを判定する。上限時間更新部24は、日付変更信号を受信したと判定した場合、記憶部23から集計時間と上限時間を読み出す。
ここで、記憶部23から読み出した集計時間は、集計部22から今回受信した集計時間よりも前の、前回集計時間である。そして、この前回集計時間は、上限時間更新部24が日付変更信号を受信したと判定していることから、前日最後の集計時間である。
上限時間更新部24は、その前日最後の集計時間を、記憶部23から読み出した上限時間から減算する。これにより、上限時間更新部24は、上限時間と集計時間の差を求める。すなわち、紫外線照射器13の、前日の上限時間よりも使用しなかった時間又は、前日の上限時間を超えて使用した時間を求める。
求めた上限時間と集計時間の差は、上限時間が集計時間よりも大きい場合、正の値となり、上限時間が集計時間よりも小さい場合、負の値となる。すなわち、求めた上限時間と集計時間の差は、正又は負の値を含む。
上限時間更新部24は、記憶部23から上述した上限時間を読み出し、読み出した上限時間に、上記の上限時間と集計時間の差を加算する。そして、上限時間更新部24は、加算して得た値を新たな上限時間にする。これにより、上限時間更新部24は、上限時間を更新する。その結果、上限時間更新部24は、前日に上限時間まで使用しなかった紫外線照射器13の動作時間を翌日の上限時間に反映させる。或いは、前日に上限時間を超えて使用してしまった紫外線照射器13の動作時間を翌日の上限時間に反映させる。
上限時間更新部24は、更新した上限時間を記憶部23に記憶する。その後、集計部22から受信した集計時間と供給終了時刻を記憶部23に記憶する。
一方、上限時間更新部24は、日付変更信号を受信していないと判定した場合、上限時間を更新せず、集計部22から受信した集計時間と供給終了時刻だけを記憶部23に記憶する。
動作管理部25は、記憶部23から上限時間更新部24が記憶させた集計時間と上限時間を読み出す。そして、動作管理部25は、読み出した集計時間と上限時間を比較する。その比較の結果、動作管理部25は、集計時間が上限時間を超えていると判定した場合に、停止信号をコントローラ14に出力する。コントローラ14は、停止信号を受信することにより、紫外線照射器13への電力の供給を停止させて、紫外線照射器13の動作を停止させる。これにより、動作管理部25は、紫外線照射器13が一日に予定されている最大動作時間以上に動作し続けることを防ぐ。その結果、動作管理部25は、紫外線照射器13が一日に予想外の時間的長さで使用されることを防ぐ。
一方、動作管理部25は、集計時間が上限時間以下である場合、停止信号を出力しない。その結果、動作管理部25は、紫外線照射器13を、一日に予定されている最大動作時間まで動作可能にする。
なお、紫外線照射器管理装置2Aは、図4に示すように、CPU(Central Processing Unit)40と、紫外線照射器管理プログラムを展開するメモリ41と、操作部141の電源ボタン142、温度設定ボタン143、モード選択ボタン144、液晶ディスプレイ145、コントローラ14のクロック部148等の各機器と接続するためのI/Oポート42と、を備えている。上述した計時部21、集計部22、上限時間更新部24、動作管理部25は、記憶部23に格納された紫外線照射器管理プログラムを実行することにより実現されている。なお、CPU40は、コンピュータの一例である。
次に、図5−図7を参照して、給湯器1Aでの紫外線照射器管理装置2Aの動作について説明する。
以下の説明では、給湯器1Aが備えるコントローラ14には、外部電源から常時電力が供給され、クロック部148が常時時刻を測るものとする。
また、コントローラ14は、ユーザーがモード選択ボタン144を押して、除菌モードからそれ以外のモードに切り換えたときに、紫外線照射器13への電力の供給を終了させ、供給終了信号を出力するものとする。また、コントローラ14は、外部電源からの電力供給が停止したり、外部電源からの電力が低下したりした異常時に、紫外線照射器13への電力の供給を終了させ、供給終了信号を出力するものとする。
さらに、記憶部23には、紫外線照射器13の製造後かつ使用前の段階で、最初の上限時間が予め記憶されているものとする。
図5は、紫外線照射器管理装置2Aが実施する紫外線照射器管理処理のフローチャートである。図6は、紫外線照射器管理装置2Aが実施する集計処理のフローチャートである。図7は、紫外線照射器管理装置2Aが実施する上限時間更新処理のフローチャートである。
まず、ユーザーによって、給湯器1Aが備えるモード選択ボタン144が押されて除菌モードが選択されると、CPU40によって紫外線照射器管理プログラムが実行される。その結果、紫外線照射器管理処理のフローが開始される。
紫外線照射器管理処理のフローが開始されると、まず、計時部21は、紫外線照射器13に電力の供給を開始したことを示す供給開始信号をコントローラ14から受信したか否かを判定する(ステップS1)。
計時部21は、供給開始信号を受信していないと判定した場合(ステップS1のNo)、ステップS1の前に戻る。すなわち、ステップS1の判定を繰り返す。
一方、計時部21は、供給開始信号を受信したと判定した場合(ステップS1のYes)、コントローラ14が備えるクロック部148から現在時刻を取得し、その現在時刻を供給開始時刻とする。これにより、計時部21は計時を開始する(ステップS2)。
次に、計時部21は、紫外線照射器13に電力の供給を終了させたことを示す供給終了信号をコントローラ14から受信したか否かを判定する(ステップS3)。
計時部21は、供給終了信号を受信していないと判定した場合(ステップS3のNo)、ステップS3の前に戻る。すなわち、ステップS3の判定を繰り返す。
一方、計時部21は、供給終了信号を受信したと判定した場合(ステップS3のYes)、クロック部148から現在時刻を取得し、その現在時刻を供給終了時刻とする。これにより、計時部21は計時を終了する。計時部21は、供給開始時刻と供給終了時刻から紫外線照射器13の動作時間を求める(ステップS4)。
ここで、ステップS1−S4の紫外線照射器13の動作時間を計時するステップは、本明細書でいうところの計時ステップの一例である。
なお、図示しないが、ステップS4で供給終了時刻が供給開始時刻の日付の翌日である場合、上述したように、時刻0時00分00秒を供給終了時刻として、供給開始時刻の日付の、紫外線照射器13の動作時間を求める。この場合、ステップS2の供給開始時刻を時刻0時00分00秒とし、受信した現在時刻を供給終了時刻として、翌日の紫外線照射器13の動作時間を求める。
次に、集計部22は、計時部21が求めた紫外線照射器13の動作時間を用いて集計処理を行う(ステップS5)。
集計処理が始まると、図6に示すように、まず、集計部22は、今回、計時部21が動作時間を求めたときの供給終了時刻ETが前回の動作時間を求めたときの供給終了時刻ETn−1と同日であるか否かを判定する(ステップS51)。
集計部22は、供給終了時刻ETが同日でないと判定した場合(ステップS51のNo)、前回集計時間ATn−1をリセットする(ステップS52)。これにより、計時部21は、前回集計時間ATn−1を0時間とする。
なお、給湯器1Aの除菌モードが初めて使用され、その結果、ここでいう前回に存在しない場合、計時部21は、供給終了時刻が同日でないと判定して、前回集計時間ATn−1をリセットする。
集計部22は、供給終了時刻が同日でない場合、後述する上限時間更新部24による上限時間の更新が必要となるため、ステップS52に続いて、日付が変わったことを示す日付変更信号を上限時間更新部24に送信する(ステップS53)。
次に、集計部22は、前回集計時間ATn−1に、今回、計時部21が求めた動作時間OTを加算する(ステップS54)。これにより、今回集計時間ATを求める。
一方、集計部22は、供給終了時刻ETが同日であると判定した場合(ステップS51のYes)、上述したステップS54に進む。これにより、計時部21は、前回集計時間ATn−1に、今回、計時部21が求めた動作時間OTを加算して、その日の、供給終了時刻ETまでの紫外線照射器13の累積動作時間を求める。すなわち、今回集計時間ATを求める。
ステップS54を実施すると、集計部22は、集計処理を終了させ、紫外線照射器管理処理に戻る。
なお、ステップS5、すなわち、ステップS51−S54は、本明細書でいうところの集計ステップの一例である。
図5に示す紫外線照射器管理処理に戻って、上限時間更新部24は、上限時間更新処理を行う(ステップS6)。
上限時間更新処理が始まると、上限時間更新部24は、上限時間の更新が必要であるか否かを確認するため、前回から供給終了時刻ETの日付が変わっているのか否かを判定する。詳細には、上限時間更新部24は、図7に示すように、ステップS53の日付変更信号を受信したか否かを判定する(ステップS61)。
上限時間更新部24は、日付変更信号を受信したと判定した場合(ステップS61のYes)、記憶部23から集計時間ATn−1と上限時間TLn−1を読み出す(ステップS62)。
続いて、上限時間更新部24は、読み出した集計時間ATn−1と上限時間TLn−1に基づいて上限時間TLを更新する(ステップS63)。詳細には、まず、読み出した上限時間TLn−1から集計時間ATn−1を減算して、上限時間TLn−1と集計時間ATn−1の差を求める。続いて、求めた差を上限時間TLn−1に加算する。そして、加算して得た時間を上限時間TLとする。これにより、上限時間TLを更新する。
上限時間更新部24は、上限時間TLを更新した後、上限時間TLを記憶部23に記憶する(ステップS64)。このとき、上限時間TLn−1に更新した上限時間TLを上書きする。すなわち、上限時間TLn−1を上限時間TLに入れ替える。
さらに、上限時間更新部24は、次回以降の上限時間更新のためのデータとするため、ステップS5の集計処理で求めた集計時間ATとその集計処理で用いた供給終了時刻ETを記憶部23に記憶する(ステップS65)。
一方、上限時間更新部24は、日付変更信号を受信していないと判定した場合(ステップS61のNo)、上限時間TLを更新しない。詳細には、上限時間更新部24は、記憶部23から上限時間TLn−1を読み出し(ステップS67)、読み出した上限時間TLn−1を上限時間TLとする(ステップS68)。続いて、上限時間更新部24は、ステップS64に進み、その後、ステップS65に進む。
ステップS65を実施すると、上限時間更新部24は、上限時間更新処理を終了させ、その後、図5に示す紫外線照射器管理処理に戻る。
紫外線照射器管理処理のステップS6に続いて、動作管理部25は、ステップS5の集計処理で求めた集計時間ATがステップS6の上限時間更新処理で決めた上限時間TLを超えているか否かを判定する(ステップS7)。詳細には、動作管理部25は、ステップS64、S65で記憶部23に記憶された上限時間TLと集計時間ATとを読み出し、読み出した集計時間ATが上限時間TLを超えているか否かを判定する。
動作管理部25は、集計時間ATが上限時間TLを超えていると判定した場合(ステップS7のYes)、停止信号を出力する(ステップS8)。これにより、給湯器1Aのコントローラ14は、紫外線照射器13への電力供給を停止させる。その結果、紫外線照射器13の動作を停止する。また、コントローラ14はポンプ19の動作も停止させる。これにより、浴槽3と給湯管17の間で循環していた温水の流れが停止する。さらに、コントローラ14は、停止信号に基づいて、操作部141の液晶ディスプレイ145に紫外線照射器13の動作時間が上限時間を超えた旨の警告を表示する。
動作管理部25は、図示しないが、読み出した集計時間ATをコントローラ14に送信する。コントローラ14は、集計時間ATを受信し、上記の警告と共に、その受信した集計時間ATを液晶ディスプレイ145に表示する。これにより、ユーザーに紫外線照射器13の動作時間の確認を促す。
動作管理部25は、ステップS8の実施後、紫外線照射器管理処理を終了させる。
なお、コントローラ14は、紫外線照射器13とポンプ19の動作も停止させた後、続いて、除菌モードの選択を解除する。コントローラ14は、液晶ディスプレイ145に除菌モードの選択が解除されたことを表示する。
一方、動作管理部25は、集計時間ATが上限時間TLを超えていないと判定した場合(ステップS7のNo)、ステップS1の前に戻る。このとき、ユーザーがモード選択ボタン144を押して、除菌モードからそれ以外のモードに切り換えている場合、強制的に紫外線照射器管理処理を終了させる。
なお、ステップS7−S8は、本明細書でいうところの動作管理ステップの一例である。
以上のように、実施の形態1に係る給湯器1Aは、紫外線照射器13の動作を管理する紫外線照射器管理装置2Aを備える。そして、紫外線照射器管理装置2Aでは、集計部22によって集計された一日の紫外線照射器13の動作時間が一日の上限時間を超えた場合に、動作管理部25が停止信号を出力して、紫外線照射器13の動作を翌日まで停止させる。このため、紫外線照射器13が一日に上限時間を大幅に超えて動作することがない。その結果、紫外線照射器13が一日に予想外の時間、使用されることがなく、紫外線照射器13を予測される耐用寿命まで安定して使用できる。
動作管理部25が時間を用いて、紫外線照射器13の動作を管理するので、紫外線照射器13又は給湯器1Aに計時以外の特別なセンサを設ける必要がない。その結果、紫外線照射器管理装置2Aの構成が簡易である。
また、紫外線照射器管理装置2Aが、紫外線照射器13の前日の使用時間に応じて上限時間を更新する上限時間更新部24を備える。このため、紫外線照射器13が照射量低下又は不照射を起こす耐用寿命まで、長期に渡って紫外線照射器13を使用することができる。その結果、耐用寿命よりも早く紫外線照射器13を交換したり修理したりすることを防ぐ。
(実施の形態2)
実施の形態1に係る給湯器1Aが備える紫外線照射器管理装置2Aでは、集計部22が紫外線照射器13の一日の動作時間を集計し、動作管理部25が集計された紫外線照射器13の一日の動作時間と一日の上限時間とを比較している。しかし、紫外線照射器管理装置2Aはこれに限定されない。集計部22が紫外線照射器13の動作時間を集計する期間は、紫外線照射器13の動作を管理するために設定された設定期間であれば良い。この場合、上限時間は、その設定期間内で紫外線照射器13の動作が許容される上限時間であれば良い。実施の形態2に係る給湯器1Bでは、それら設定期間と上限時間をユーザーが所望の値に設定可能にされている。
以下、図8を参照して、実施の形態2に係る給湯器1Bについて説明する。実施の形態2では、実施の形態1と異なる構成を中心に説明する。
図8は、実施の形態2に係る給湯器1Bが備えるコントローラ14のブロック図である。
図8に示すように、コントローラ14が備える操作部141には、実施の形態1で説明した電源ボタン142、温度設定ボタン143、モード選択ボタン144のほかに、期間設定ボタン146と上限設定ボタン147が設けられている。
期間設定ボタン146は、紫外線照射器13の動作時間を管理する期間を設定するためのボタンである。図示しないが、期間設定ボタン146により、紫外線照射器13の動作を管理する期間を所望の期間に設定可能である。実施の形態1で説明した一日、すなわち24時間のほか、例えば、12時間、36時間等の時間単位で設定可能である。或いは、日数単位、週単位で設定可能である。
なお、この紫外線照射器13の動作時間を管理する期間は、本明細書でいうところの設定期間の一例である。以下、この期間のことを設定期間というものとする。また、実施の形態1で説明した一日の期間は、本明細書でいうところの設定期間の一例である。
また、期間設定ボタン146は、設定期間の始期を所望の時刻に設定可能である。実施の形態1では、当日、翌日等の日付管理を、時刻0時00分00秒を始期にして管理している。これに対して、期間設定ボタン146では、この始期を、例えば、時刻8時00分00秒、時刻12時00分00秒等、ユーザーが望む時刻に合わせることが可能である。
一方、上限設定ボタン147は、紫外線照射器13の一日当たりの動作の上限時間を設定するためのボタンである。詳細には、上限設定ボタン147は、紫外線照射器管理装置2Aが動作を開始するときの最初の上限時間を設定することが可能である。
実施の形態1では、一日当たりの想定動作時間を最初の上限時間とする。この一日当たりの想定動作時間は、例えば、一般的なユーザーの一日当たりの使用時間、又は一日に予定されている最大動作時間である。これに対して、上限設定ボタン147は、この最初の上限時間を、期間設定ボタン146で設定した設定期間に対応した、ユーザーが所望する時間に変更可能にする。
実施の形態2に係る給湯器1Bの紫外線照射器管理装置2Aでは、期間設定ボタン146を用いて設定期間が入力された場合に、計時部21が、その設定期間内の紫外線照射器13の動作時間を計時する。また、集計部22は、その設定期間内の紫外線照射器13の動作時間を集計する。計時部21と集計部22は、設定期間の始期を期間設定ボタン146によって設定された始期とする。
また、この紫外線照射器管理装置2Aでは、上限設定ボタン147を用いて上限時間が設定された場合に、上限時間更新部24が設定された上限時間に基づいて上限時間を更新する。また、動作管理部25は、設定された上限時間と上限時間更新部24が更新した上限時間に基づいて紫外線照射器13の動作時間がそれら上限時間を超えているか否かを判定する。
以上のように、実施の形態2に係る給湯器1Bは、紫外線照射器13の動作時間を管理する期間を所望の期間に設定可能である。また、上限時間を所望の時間に設定可能である。このため、ユーザーの給湯器1Bの使用状況に応じた紫外線照射器13の動作管理が可能である。換言すると、ユーザーのライフスタイルに応じた紫外線照射器13の動作管理が可能である。
以上、本開示の実施の形態に係る紫外線照射器管理装置2A、給湯器1A、1B、紫外線照射器管理方法及びプログラムについて説明したが、紫外線照射器管理装置2A、給湯器1A、1B、紫外線照射器管理方法及びプログラムはこれに限定されない。
例えば、実施の形態1及び2では、紫外線照射器13の動作時間を、コントローラ14の紫外線照射器13への電力の供給開始、供給終了の信号から検出している。しかし、紫外線照射器13の動作時間の検出方法はこれに限定されない。例えば、計時部21は、紫外線照射器13の動作時間を、浴槽3から給湯管17への温水の循環時間とみなしても良い。詳細には、計時部21は、電磁弁18が閉鎖され、かつポンプ19が動作している時間を、紫外線照射器13の動作時間とみなしても良い。
その他、紫外線照射器管理装置2Aが、循環用分岐管20内の流量を検出するセンサを備えても良い。そして、計時部21は、そのセンサが閾値よりも大きい流量を検出している時間を、紫外線照射器13の動作時間として計時しても良い。
また、紫外線照射器管理装置2Aが、紫外線照射器13の紫外線を検出するセンサを備えても良い。そして、計時部21は、そのセンサが閾値よりも強い紫外線を検出している時間を、紫外線照射器13の動作時間として計時しても良い。
また、実施の形態1及び2では、計時部21が紫外線照射器13の動作時間を計時し、集計部22が、計時された動作時間を集計している。しかし、計時部21の計時対象と集計部22の集計対象はこれに限定されない。計時部21は、紫外線照射器13が除菌をするその除菌時間を計時すれば良い。そして、集計部22は、計時された除菌時間を集計すれば良い。この除菌時間は、例えば、紫外線LED素子の点灯時間、すなわち、紫外線照射器13の照射時間、上述した浴槽3から給湯管17への温水の循環時間であっても良い。換言すると、紫外線照射器13のユーザーによる使用時間であっても良い。
また、実施の形態1及び2では、給湯器1A、1Bが紫外線照射器13を備え、その紫外線照射器13が除菌している。しかし、給湯器1A、1Bはこれに限定されない。給湯器1A、1Bは、紫外線照射方法以外の除菌方法で除菌する除菌機器を備えていると良い。除菌機器は、紫外線照射方式の他、例えば、吸着方式、濾過方式の除菌機器であっても良い。給湯器1A、1Bが除菌機器を備える場合、紫外線照射器管理装置2Aは、除菌機器管理装置であれば良い。吸着方式の除菌機器の場合、例えば、活性炭の寿命から設定期間、上限時間が規定された除菌機器管理装置であれば良い。また、濾過方式の除菌機器の場合、例えば、フィルターの寿命から設定期間、上限時間が規定された除菌機器管理装置であれば良い。
実施の形態1及び2では、上限時間更新部24が更新する前の最初の上限時間が、紫外線照射器13の一日当たりの想定動作時間である。例えば、最初の上限時間は、一般的なユーザーの一日当たりの使用時間又は、一日に予定されている最大動作時間である。しかし、上限時間はこれに限定されない。上限時間は、紫外線照射器13、換言すると、除菌機器それ自体の耐用寿命又は、除菌機器を構成する部品の耐用寿命を除菌機器の動作予定日数で除算して得られる時間であると良い。例えば、紫外線照射器13の耐用寿命が2000時間であり、紫外線照射器13の動作予定日数が3650日、すなわち87600時間である場合、上限時間は、0.23時間、すなわち、13分であると良い。
実施の形態1及び2では、紫外線照射器管理装置2Aが上限時間を更新する上限時間更新部24を備えるが、紫外線照射器管理装置2Aでは、上限時間更新部24の有無は任意である。換言すると、除菌機器管理装置は、上限時間更新部24を備えなくても良い。この場合、上限時間は固定値である。
実施の形態1及び2では、紫外線照射器管理装置2Aがコントローラ14に組み込まれているが、一体化されても良い。すなわち、1つの装置であっても良い。例えば、図4に示す紫外線照射器管理装置2AのCPU40は、コントローラ14のCPUであっても良い。また、紫外線照射器管理装置2Aは、給湯器1A、1Bに設けられているが、紫外線照射器13に設けられて良い。換言すると、除菌機器管理装置は、給湯器1A、1Bに設けられても良いが、除菌機器それ自体に設けられても良い。例えば、紫外線照射器13の点灯制御装置と一体化されることにより、紫外線照射器13に設けられて良い。
実施の形態1及び2では、給湯器1A、1Bに紫外線照射器管理装置2A、換言すると除菌機器管理装置が適用されている。しかし、除菌機器管理装置の適用装置は、給湯器1A、1Bに限定されない。除菌機器が用いられる機器、装置、システム全般に適用可能である。
1A,1B 給湯器、2A 紫外線照射器管理装置、3 浴槽、11 貯水タンク、12 混合弁、13 紫外線照射器、14 コントローラ、15 給水管、16 排水管、17 給湯管、18 電磁弁、19 ポンプ、20 循環用分岐管、21 計時部、22 集計部、23 記憶部、24 上限時間更新部、25 動作管理部、40 CPU、41 メモリ、42 I/Oポート、111 ヒータ、112 導水管、113 温度センサ、114 温度センサ、141 操作部、142 電源ボタン、143 温度設定ボタン、144 モード選択ボタン、145 液晶ディスプレイ、146 期間設定ボタン、147 上限設定ボタン、148 クロック部、151 分岐管、A 矢印。

Claims (10)

  1. 除菌機器が動作する毎に前記除菌機器の除菌時間を計時する計時部と、
    前記除菌機器の動作を管理するため設定された設定期間毎に前記計時部が計時した前記除菌時間を集計する集計部と、
    前記設定期間内で前記集計部が集計した時間が前記除菌機器の前記設定期間内での上限時間を超えた場合に、前記除菌機器を次回の前記設定期間まで停止させる動作管理部と、
    を備える除菌機器管理装置。
  2. 前記設定期間が経過する毎に、前記上限時間から前記集計部が集計した前記除菌時間を減算して、前記上限時間と前記除菌時間の差を求め、求めた差を前記上限時間に加えた時間を新たな上限時間とすることにより、前記上限時間を更新する上限時間更新部をさらに備える、
    請求項1に記載の除菌機器管理装置。
  3. 前記上限時間は、前記除菌機器それ自体の耐用寿命又は、前記除菌機器を構成する部品の耐用寿命を前記除菌機器の動作予定日数で除算して得た時間であり、
    前記設定期間は、一日の時間に相当する24時間である、
    請求項2に記載の除菌機器管理装置。
  4. 請求項1から3のいずれか1項に記載の除菌機器管理装置を備える、
    除菌機器。
  5. 請求項1から3のいずれか1項に記載の除菌機器管理装置と、
    前記除菌機器と、
    を備え、
    前記除菌機器は、浴槽に貯められた水を除菌する、
    給湯器。
  6. 前記除菌機器は、前記浴槽に貯められた水を循環させる管路に設けられ、前記管路を流れる水を除菌する、
    請求項5に記載の給湯器。
  7. 前記計時部は、前記除菌機器が前記管路を流れる水を除菌する前記除菌時間を計時する代わりに、前記管路を水が流れている時間を計時し、計時した時間を前記除菌時間とみなす、
    請求項6に記載の給湯器。
  8. 前記除菌機器は、前記水に紫外線を照射して、前記水を除菌する光源を有する、
    請求項6又は7に記載の給湯器。
  9. 除菌機器が動作する毎に前記除菌機器の除菌時間を計時する計時ステップと、
    前記除菌機器の動作を管理するため設定された設定期間毎に前記計時ステップで計時した前記除菌時間を集計する集計ステップと、
    前記設定期間内で前記集計ステップで集計した時間が前記除菌機器の前記設定期間内での上限時間を超えた場合に、前記除菌機器を次回の前記設定期間まで停止させる動作管理ステップと、
    を備える除菌機器管理方法。
  10. コンピュータを、
    除菌機器が動作する毎に前記除菌機器の除菌時間を計時する計時部、
    前記除菌機器の動作を管理するため設定された設定期間毎に前記計時部が計時した前記除菌時間を集計する集計部及び、
    前記設定期間内で前記集計部が集計した時間が前記除菌機器の前記設定期間内での上限時間を超えた場合に、前記除菌機器を次回の前記設定期間まで停止させる動作管理部、
    として機能させるためのプログラム。
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