JP2021092906A - 原子力災害時の避難判断支援システムおよび原子力災害時の避難判断支援方法 - Google Patents

原子力災害時の避難判断支援システムおよび原子力災害時の避難判断支援方法 Download PDF

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英樹 堀江
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美香 田原
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Abstract

【課題】原子力災害時に最適な避難経路および避難タイミングの決定の判断を迅速に支援することができる原子力災害時の避難判断支援技術を提供する。【解決手段】原子力災害時の避難判断支援システム1は、特定機関3から提供され、風向および風速の観測結果と未来の状態を示す予測結果の少なくともいずれか一方を含む提供データを集積する集積データベース10と、原子力施設24の周辺地域の避難者が避難に要する時間を予め推定した避難時間推計データを記憶する避難時間推計データベース9と、提供データと避難時間推計データに基づいて避難経路20および避難タイミングの決定の判断を支援する避難判断支援モデル19を作成する判断支援部11とを備える。【選択図】図11

Description

本発明の実施形態は、原子力災害時の避難判断支援システムおよび原子力災害時の避難判断支援方法に関する。
近年、原子力災害対策指針が策定されている。特に、原子力施設の周辺地域の住民が避難に要する時間を予め推定する避難時間推計(ETE:Evacuation Time Estimation)の実施が規定されている。この指針では、放射性物質放出前の施設の状況、または、放射性物質放出後の放射線量のモニタリングに基づいて、避難のタイミングを定めている。地方自治体は、地理的な条件などの特性に基づくETEを実施している。現状のETEでは、外部シナリオ条件の設定、推計の対象とする区域の条件の設定、基本シナリオ・施策シナリオの設定を掛け合わせて評価している。また、ETEに直接関わるものではないが、大気中に放出された放射性物質の拡散状況を予測する放射性物質拡散予測システムも知られている。
特許第3709330号公報 特許第5717608号公報
「原子力災害を想定した避難時間推計 基本的な考え方と手順 ガイダンス」平成28年4月11日 内閣府(原子力防災担当)
現状のETEでは、自然災害などの事情により避難経路が使用できない場合を想定して、予め複数の避難経路を設定している。このように複数の避難経路が設定されているものの、その選択は道路の状況、日中または夜間といった時間帯、降雨などの悪天候などの条件に応じた判断であり、被ばく線量を左右する風速、風向条件は考慮されていない。ETEは、住民の避難完了までの時間が最短になるものであり、必ずしも被ばく線量が最小になるものではない。実際の原子力災害時における風向、風速の条件は、時々刻々と変化するため、ベントなどの事情による放射性物質放出後に、事前にETEで想定した避難経路および避難タイミングで非難すると、想定以上に被ばくする可能性がある。また、放射性物質拡散予測システムによる予測精度は高いが、その計算に時間を要すると考えられるため、素早い判断に利用することは難しいという課題がある。
本発明の実施形態は、このような事情を考慮してなされたもので、原子力災害時に最適な避難経路および避難タイミングの決定の判断を迅速に支援することができる原子力災害時の避難判断支援技術を提供することを目的とする。
本発明の実施形態に係る原子力災害時の避難判断支援システムは、特定機関から提供され、風向および風速の観測結果と未来の状態を示す予測結果の少なくともいずれか一方を含む提供データを集積する集積データベースと、原子力施設の周辺地域の避難者が避難に要する時間を予め推定した避難時間推計データを記憶する避難時間推計データベースと、前記提供データと前記避難時間推計データに基づいて避難経路および避難タイミングの決定の判断を支援する避難判断支援モデルを作成する判断支援部と、を備える。
本発明の実施形態により、原子力災害時に最適な避難経路および避難タイミングの決定の判断を迅速に支援することができる原子力災害時の避難判断支援技術が提供される。
原子力災害時の避難判断支援システムを示す構成図。 第1実施形態の避難判断支援システムを示すブロック図。 避難判断支援モデルの表示態様を示す画面図。 気象条件が変化したときの避難判断支援モデルの表示態様を示す画面図。 第1実施形態の避難判断支援方法を示すフローチャート。 第2実施形態の避難判断支援システムを示すブロック図。 第2実施形態の避難判断支援方法を示すフローチャート。 第3実施形態の避難判断支援システムを示すブロック図。 放射性物質放出時の避難判断支援モデルの表示態様を示す画面図。 放出から30分経過後の避難判断支援モデルの表示態様を示す画面図。 放出から60分経過後の避難判断支援モデルの表示態様を示す画面図。 第3実施形態の避難判断支援方法を示すフローチャート。
(第1実施形態)
以下、図面を参照しながら、原子力災害時の避難判断支援システムおよび原子力災害時の避難判断支援方法の実施形態について詳細に説明する。まず、第1実施形態の原子力災害時の避難判断支援システムおよび原子力災害時の避難判断支援方法について図1から図5を用いて説明する。
図1の符号1は、原子力災害時の避難判断支援システムである。この避難判断支援システム1は、主に地方自治体の職員により使用される。この避難判断支援システム1は、原子力災害時に、原子力施設の周辺地域の住民または一時滞在者などの避難者の避難計画を作成するときに用いられる。この避難計画には、避難者が避難するときに通過する避難経路と、避難者が避難を開始する避難タイミングを示す情報が含まれる。なお、地方自治体の職員のみならず、民間事業者または個人が避難判断支援システム1を使用して避難計画を作成しても良い。
本実施形態の避難判断支援システム1は、地方自治体の職員が使用するコンピュータに実装される。例えば、デスクトップPC、ノートPC、またはタブレット型PCなどの所定のコンピュータに実装される。
避難判断支援システム1は、インターネット2に接続されている。この避難判断支援システム1は、特定機関から気象に関する提供データの提供を受ける。この提供データは、風向および風速の観測結果と未来の状態を示す予測結果の少なくともいずれか一方を含む。さらに、提供データは、降水量の観測結果と未来の状態を示す予測結果の少なくともいずれか一方を含む。
なお、特定機関とは、平常時においても提供データを提供する機関である。この機関には、例えば、気象庁3が含まれる。また、特定機関は、民間気象事業者4でも良いし、地方自治体が独自に設けている気象観測部5でも良い。これらの特定機関は、インターネット2を介して提供データを地方自治体が有する避難判断支援システム1に提供する。第1実施形態では、所定の地方自治体が気象庁3のみから提供データを受ける態様を例示する。
地方自治体では、災害が起きる前の平常時に予め原子力施設の周辺地域の住民が避難に要する時間を予め推定する避難時間推計(ETE:Evacuation Time Estimation)を実施する。また、避難経路の候補となるルートも作成する。
避難時間推計のシナリオは、外部シナリオ条件の設定、推計の対象とする区域の条件設定、基本シナリオ・施策シナリオの設定を掛け合わせて作成する。外部シナリオ条件には、季節、平日または休日、時間帯、天候などの条件が設定される。推計の対象とする区域の条件には、予防的防護措置を準備する区域(PAZ:Precautionary Action Zone)、緊急時防護措置を準備する区域(UPZ:Urgent Protective Action Planning Zone)などの条件が設定される。基本シナリオには、指針を踏まえた現行の避難計画に基づき設定するシナリオ、予防的防護措置に関する基本シナリオ、緊急時防護措置に関する基本シナリオなどの条件が設定される。施策シナリオには、施策の効果を評価するためのシナリオ、避難経路の設定に関する事項、避難手段の検討に関する事項、交通施策に関する事項、避難退域時検査場所または避難先の運用に関する事項などの条件が設定される。また、これらのシナリオ以外にも、自家用車利用率、自主避難率などのその他の想定条件が設定されても良い。
災害の発生時において、避難判断支援システム1のユーザ(地方自治体の職員)は、避難時間推計と、そのときに取得している提供データとを用いて避難計画を作成する。そして、ユーザは、作成した避難計画に基づいて避難者を避難させる。また、避難者が使用(所持)し、かつ避難者とともに移動可能な端末に対し、避難計画を含む避難情報を送信しても良い。なお、避難者が使用する端末には、スマートフォン6、携帯電話7、カーナビゲーション8などの端末が含まれる。このようにすれば、個々の避難者に対して避難経路および避難タイミングを直接伝達することができる。なお、避難の対象者は、避難時間推計に基づいて予め設定される。
本実施形態では、平常時においても入手可能な気象庁などから送られるデータであって、刻々と変化する風向、風速、降水量などの観測データまたは予測データに基づいて、放射性物質の汚染分布図を定期的(例えば、30分毎)に作成し、その作成タイミングにおける最適な避難経路および避難タイミングの選択を迅速に支援することができる。
なお、最適な避難経路および避難タイミングとは、風速および風向の条件の変化に対応して被ばく線量を最も抑えられるものを示す。
次に、避難判断支援システム1のシステム構成を図2に示すブロック図を参照して説明する。
避難判断支援システム1は、避難時間推計データベース9と集積データベース10と判断支援部11と情報入力部12と避難情報送信部13と表示装置14とメイン制御部15とを備える。避難時間推計データベース9と集積データベース10は、メモリまたはHDDに記憶され、検索または蓄積ができるよう整理された情報の集まりである。
また、判断支援部11は、地理表示制御部16と提供データ特定部17と気象表示制御部18とを備える。これらは、メモリまたはHDDに記憶されたプログラムがCPUによって実行されることで実現される。
本実施形態の避難判断支援システム1は、CPU、ROM、RAM、HDDなどのハードウェア資源を有し、CPUが各種プログラムを実行することで、ソフトウェアによる情報処理がハードウェア資源を用いて実現されるコンピュータで構成される。さらに、本実施形態の避難判断支援方法は、各種プログラムをコンピュータに実行させることで実現される。
避難時間推計データベース9は、原子力施設の周辺地域の避難者が避難に要する時間を予め推定した避難時間推計データを記憶する。この避難時間推計データベース9には、事前に地方自治体によって策定された複数の避難経路、平日または休日、日中または夜間、時間帯による交通量、工事区間、通行止めといった情報に基づいて推定された避難時間が記憶されている。
集積データベース10は、特定機関としての気象庁3から提供される気象に関する提供データを集積する。提供データを集積は、平常時から行うとともに災害発生時にも行うようにする。つまり、気象庁3から入手した風向、風速、降水量のデータは、事故が発生していない通常時から、常に任意の時間間隔で集積データベース10に集積される。
気象庁3の提供データには、例えば、AMeDASのデータ、数値予報データである局地数値予報モデルLFMのデータ、メソアンサンブル数値予報モデルMEPSのデータが含まれる。AMeDASのデータは、10分毎に更新される。局地数値予報モデルLFMのデータは、例えば、約2km間隔の位置毎のデータを、現在から1時間30分以内に、30分間隔で10時間先までのデータとして配信される。メソアンサンブル数値予報モデルMEPSのデータは、例えば、約5km間隔の位置毎のデータを、現在から4時間以内に、3時間間隔で39時間先までのデータとして配信される。これらのデータが集積データベース10に集積される。
情報入力部12は、避難判断支援システム1を使用するユーザの操作に応じて所定の情報が入力される。この情報入力部12には、マウスまたはキーボードなどの入力装置が含まれる。つまり、これら入力装置の操作に応じて所定の情報が情報入力部12に入力される。本実施形態の入力操作には、マウスを用いたクリック操作、またはタッチパネルを用いたタッチ操作が含まれる。
避難情報送信部13は、避難者が使用するスマートフォン6、携帯電話7、カーナビゲーション8などの端末に対して避難情報を、インターネット2を介して送信する。避難情報には、地方自治体の職員が決定した避難経路および避難タイミングが含まれる。なお、インターネット2を用いずに、所定の電話回線を介して避難情報を送信しても良い。
表示装置14は、所定の画面を表示するディスプレイなどの装置である。判断支援部11は、ディスプレイに表示される画像の制御を行う。なお、ディスプレイはコンピュータ本体と別体であっても良いし、一体であっても良い。さらに、ネットワークを介して接続される他のコンピュータが備えるディスプレイに表示される画像の制御を判断支援部11が行っても良い。
なお、本実施形態では、表示装置14としてディスプレイを例示するが、その他の態様であっても良い。例えば、紙媒体に情報を印字するプリンタをディスプレイの替りとして用いても良い。つまり、判断支援部11が制御する対象として、プリンタが含まれても良い。
メイン制御部15は、避難判断支援システム1を統括して制御する。メイン制御部15では、メモリまたはHDDに記憶されたプログラムがCPUによって実行されることで所定の機能が実現される。
判断支援部11は、提供データと避難時間推計データに基づいて避難経路および避難タイミングの決定の判断を支援する避難判断支援モデル19(図3参照)を作成する。
地理表示制御部16は、避難時間推計データベース9に記憶されている避難時間推計データに基づいて、少なくとも避難経路20を含む地理的モデル(地図)を表示装置14に表示する制御を行う。
提供データ特定部17は、表示装置14に表示される地理的モデルに対応する時刻の風向、風速、降雨量などの気象条件を、集積データベース10に集積された提供データに基づいて特定する。
気象表示制御部18は、提供データ特定部17で特定された風向、風速、降雨量を示す情報を地理的モデルに重ねて表示する制御を行う。
なお、避難判断支援モデルとは、地理的モデルに対応する時刻の風向、風速、降雨量を示す情報が重畳されたモデルのことである(図3参照)。
本実施形態では、気象表示制御部18が風向、風速、降水量を地理的モデルに重ねて表示する簡素な計算処理で避難経路および避難タイミングの決定の判断を支援することができる。また、地方自治体の職員は、風向、風速、降水量を考慮して避難経路および避難タイミングの決定の判断を行うことができる。つまり、スーパーコンピューターなどの大規模な計算機を用いずとも、一般に普及しているパソコン程度の計算機でシステムを動作させることができる。
図3に示すように、表示装置14の画面には、避難判断支援モデル19が表示される。この避難判断支援モデル19には、陸地21と海洋22などの地形を示す情報と、避難経路20を示す情報とを含む地理的モデル(地図)が含まれている。例えば、複数の避難経路20が表示される場合がある。
また、表示装置14の画面には、表示中の避難判断支援モデル19の日付および時刻を示す時刻情報23が表示される。避難判断支援モデル19は、未来の状態を示すものなっているため、表示される時刻情報23も予想される未来の時点の時刻となっている。この画面には、任意の時間毎に、風向、風速、降水量がハザードマップとして表示される。
避難判断支援モデル19(地理的モデル)には、原子力発電所などの原子力施設24と住民が居住する居住地区25と避難先26とを示す情報が表示される。また、座標位置を示すグリッド線27が表示されるとともに、それぞれの座標位置(グリッド線27の交点)に対応して風向および風速を示すベクトル28が表示される。なお、ベクトル28の向きが風向を示し、ベクトル28の長さが風速を示す。また、所定量以上の降水量がある降水地域29を示す表示もなされる。ベクトル28および降水地域29の表示は、集積データベース10に集積された提供データに基づいて作成される。
図4に示すように、ベクトル28および降水地域29の表示は、時間の経過とともに変化する。地方自治体の職員は、表示装置14に表示される避難判断支援モデル19が示す状況に基づき、最適な避難経路20および避難タイミングを決定することができる。例えば、風向、風速、降水量を示す予測データと、避難時間推計データベース9に基づいて予測される避難に要する時間の情報に基づき、避難経路20および避難タイミングを判断する。つまり、本実施形態の避難判断支援システム1は、地方自治体の職員の最終的な避難計画の意思決定の支援を行う。
このように、避難判断支援モデル19により未来の状況を分かり易く表示することにより、地方自治体の職員の意思決定を迅速に行うことができる。具体的には、避難経路20が原子力施設24の風下にある時間帯を避けるようにして避難タイミングを決定する。例えば、図3の状態から6時間後に図4の状態に、風向、風速が変化するとともに、その状態が、8時間継続することが分かれば、万が一、原子力施設24から放射性物質が放出されたとしても、被ばく量をより小さく抑えられる避難経路20で避難者を避難させることが可能となる。
次に、避難判断支援システム1を用いて実行される避難判断支援方法について図5のフローチャートを用いて説明する。なお、図2に示すブロック図を適宜参照する。
図5に示すように、まず、ステップS11において、集積データベース10は、特定機関としての気象庁3から提供される気象に関する提供データを集積する。
次のステップS12において、避難時間推計データベース9は、原子力施設の周辺地域の避難者が避難に要する時間を予め推定した避難時間推計データを記憶する。
次のステップS13において、判断支援部11の地理表示制御部16は、避難時間推計データベース9に記憶されている避難時間推計データに基づいて、避難経路20、原子力施設24、住民が居住する居住地区25、避難先26などの情報を含む地理的モデル(地図)を作成する。
次のステップS14において、判断支援部11の提供データ特定部17は、地理表示制御部16が作成した地理的モデルに対応する時刻の風向、風速、降雨量などの気象条件を、集積データベース10に集積された提供データに基づいて特定する。
次のステップS15において、判断支援部11は、避難判断支援モデル19を作成し、この避難判断支援モデル19を表示装置14の画面に表示する制御を行う。具体的には、気象表示制御部18が、提供データ特定部17で特定された風向、風速、降雨量を示す情報を、地理表示制御部16が作成した地理的モデル(地図)に重ねて表示する制御を行う。
次のステップS16において、避難判断支援システム1のユーザである地方自治体の職員は、表示装置14の画面に表示された避難判断支援モデル19に基づいて、避難経路20および避難タイミングを判断する。この判断結果を含む避難情報が情報入力部12を用いて入力される。
次のステップS17において、避難情報送信部13は、避難者が使用するスマートフォン6、携帯電話7、カーナビゲーション8などの端末に対して避難情報を、インターネット2を介して送信する。そして、処理を終了する。
このように、避難判断支援システム1を用いることで、原子力災害時に最適な避難経路20および避難タイミングの決定の判断を迅速に支援することができる。そして、避難者に迅速に避難情報を提供することができる。
また、避難者が使用する端末に対して避難情報を送信することで、地方自治体の職員の指示で集団避難する住民だけでなく、独自に非難する住民も放射性物質による被ばく量をより小さく抑えられる避難経路20で避難することができる。
(第2実施形態)
次に、第2実施形態の原子力災害時の避難判断支援システム1Aおよび原子力災害時の避難判断支援方法について図6から図7を用いて説明する。なお、前述した実施形態に示される構成部分と同一構成部分については同一符号を付して重複する説明を省略する。
図6に示すように、第2実施形態の避難判断支援システム1Aは、前述の第1実施形態の構成に加えて、気象予測評価モデル作成部30を備える。また、第2実施形態では、特定機関としての気象庁3と民間気象事業者4と地方自治体の気象観測部5のそれぞれから、提供データの提供を受ける。そして、これらの提供データが集積データベース10に集積される。
気象予測評価モデル作成部30は、複数の特定機関からそれぞれ提供された提供データに基づいて、風向、風速、降水量を示す気象予測評価モデルを作成する。複数の特定機関からそれぞれ提供された提供データは、それぞれ異なるフォーマットとなっている場合がある。その場合であっても、気象予測評価モデル作成部30が提供データを気象予測評価モデルとして変換するため、判断支援部11で用いることができるようになる。
なお、提供データを気象予測評価モデルとして変換する態様には、地理的モデルの座標位置を示すグリッド線27(図3)に合わせて提供データのフォーマットを変換する態様が含まれても良い。また、グリッド線27の間の幅を、提供データのフォーマットに合わせて変換する態様が含まれても良い。
ユーザが情報入力部12を用いて入力した情報に基づいて、複数の特定機関からそれぞれ提供された提供データのうち、いずれの提供データを用いるべきかを選択できる。また、最も精度の高い提供データをユーザが情報入力部12を用いて選択しても良い。また、これらの処理を自動的に行っても良い。
気象予測評価モデルは、過去の風向、風速、降水量などのデータに基づいて、現時点の風向、風速、降水量データから、将来の風向、風速、降水量を予測して作成される。
なんらかの理由により気象庁3から提供データの提供を受けられなくなった場合に、民間気象事業者4が提供する提供データ、または、地方自治体の気象観測部5が提供する提供データに基づいて、気象予測評価モデルを作成することができる。この気象予測評価モデルと、避難時間推計データベース9に記憶されている避難に要する時間の情報に基づいて、地方自治体の職員は、避難経路および避難タイミングを判断することができる。
次に、第2実施形態の避難判断支援システム1Aを用いて実行される避難判断支援方法について図7を用いて説明する。なお、図6に示すブロック図を適宜参照する。
なお、第2実施形態の避難判断支援方法は、ステップS13Aが第1実施形態の避難判断支援方法(図5参照)と異なっているが、他のステップは第1実施形態と同様である。
図7に示すように、まず、ステップS11において、避難判断支援システム1Aは、気象庁3と民間気象事業者4と地方自治体の気象観測部5から成る複数の特定機関から気象に関する提供データの提供を受ける。集積データベース10は、これらの特定機関から提供される気象に関する提供データを集積する。
次のステップS12からS13を実行後に進むステップS13Aにおいて、気象予測評価モデル作成部30は、複数の特定機関からそれぞれ提供された提供データに基づいて、風向、風速、降水量を示す気象予測評価モデルを作成する。
以後のステップS14からS17は、第1実施形態の避難判断支援方法(図5参照)と同様である。なお、地理的モデル(地図)に重ねて表示される風向、風速、降雨量を示す情報は、気象予測評価モデルに基づいて特定される。
第2実施形態では、複数の特定機関のうちのいずれか1つが利用できなくなった場合でも、避難経路および避難タイミングの決定の判断を迅速に支援することができる。
(第3実施形態)
次に、第3実施形態の原子力災害時の避難判断支援システム1Bおよび原子力災害時の避難判断支援方法について図8から図12を用いて説明する。なお、前述した実施形態に示される構成部分と同一構成部分については同一符号を付して重複する説明を省略する。
図8に示すように、第3実施形態の避難判断支援システム1Bは、前述の第2実施形態の構成に加えて、通過経路評価モデル作成部31を備える。また、判断支援部11は、通過経路表示制御部32を備える。
通過経路評価モデル作成部31は、原子力施設から放出される放射性物質が通過する通過経路を評価可能な通過経路評価モデルを作成する。
通過経路表示制御部32は、通過経路評価モデル作成部31で作成された通過経路評価モデルに基づいて放射性物質の通過経路を予測し、その予測結果を含む情報を地理的モデルに重ねて表示する制御を行う。
第3実施形態では、原子力施設24において、ベントなどの処置を実行した場合に大気中に放出される放射性物質の通過経路33(図10)の予測を行う。避難判断支援システム1のユーザである地方自治体の職員は、原子力施設24からベントを行う時刻である放出時刻を含む放出情報の提供を受ける。なお、放出情報には、ベントにより放出される放射性物質の放出量および性状などの情報が含まれていても良い。
ユーザは、放出時刻などの放出情報を、情報入力部12を用いて通過経路評価モデル作成部31に入力する。つまり、情報入力部12は、放出情報を入力する放出情報入力部となっている。この入力に基づいて、通過経路評価モデルが作成される。
図9に示すように、表示装置14の画面に表示される避難判断支援モデル19には、任意の指定間隔(時間間隔)で、原子力施設24から放出される放射性物質を含むガスの塊34が表示される。ここで、任意の指定間隔とは、気象情報の更新間隔以上、例えば、AMeDASデータの10分間隔、またはLFMデータの30分間隔よりも長い間隔のことである。
図10に示すように、このガスの塊34が移動すると、その通過経路33も表示される。例えば、ガスの塊34が刻々と変化する風向および風速によって通過経路33が表示される。
なお、ガスの塊34および通過経路33は、通過経路評価モデル作成部31が作成した通過経路評価モデルに基づいて表示される。なお、ガスの塊34は、拡散を考慮せずに、所定の大きさの円形の図形として表示される。
通過経路表示制御部32では、放射性物質放出後、将来の風向、風速の予測データに基づいて、原子力施設24の周辺の放射性物質のガスの塊34の通過経路33を簡易に予測する。つまり、避難判断支援システム1Bでは、放射性物質のガスの拡散などを考慮せず、風向および風速などに基づく単純な計算のみで通過経路33が計算される。また、通過経路評価モデルは、放射性物質の拡散を評価しない極めて簡易なモデルであり、風向、風速のみで算出する。
なお、放射性物質のガスの塊34が現れる時間、放出量は、原子力施設24から提供の放出情報に依るところが大きいため、地方自治体の職員の判断により、任意に入力できるものとする。つまり、原子力施設24から放出情報の提供を受けなくても、地方自治体の職員が想定した放出時刻を入力しても良い。
図11に示すように、30分毎に放出される放射性物質のガスの塊34をそれぞれ個別の円形の図形として表示しても良い。それぞれのガスの塊34の通過経路33を個別に計算することで計算処理が簡素化される。
表示装置14には、放射性物質の上空から見た通過経路33が表示されている。なお、通過経路33の幅は、ベントに用いた煙突などの放射性物質の放出口の大きさによる。ここでは、画面上での見易さの便宜上、数10メートルから数100メートルの幅を持たせることができる。これらの幅もユーザが任意に入力しても良い。
なお、放射性物質のガスの塊34の30分毎の到達位置(特定時間毎の到達位置)を固定的に表示しても良い。この時間間隔は、予め任意に設定できる。これらのガスの塊34の表示は、30分毎に放射性物質のガスの塊34が通過したと予測される地点を示すものである。複雑な計算をせずに単純なガスの塊34の移動として計算するため、計算処理が簡素化される。
このように、原子力施設24から放出された放射性物質のガスの塊34の通過経路33が、表示装置14の画面上の避難判断支援モデル19に表示されるため、避難経路20および避難タイミングの判断のための有用な情報を追加的に付与することができる。そして、放射性物質による被ばく量をより小さく抑えられる避難経路20で住民を避難させることができる。
次に、第3実施形態の避難判断支援システム1Bを用いて実行される避難判断支援方法について図12を用いて説明する。なお、図8に示すブロック図を適宜参照する。
なお、第3実施形態の避難判断支援方法は、ステップS13BからS13Cが第2実施形態の避難判断支援方法(図7参照)と異なっているが、他のステップは第2実施形態と同様である。
図12に示すように、ステップS11からS13Aを実行後に進むステップS13Bにおいて、避難判断支援システム1のユーザである地方自治体の職員は、放射性物質の放出時刻などの放出情報を、情報入力部12を用いて通過経路評価モデル作成部31に入力する。
次のステップS13Cにおいて、通過経路評価モデル作成部31は、原子力施設24から放出される放射性物質のガスの塊34が通過する通過経路33を評価可能な通過経路評価モデルを作成する。
以後のステップS14からS17は、第2実施形態の避難判断支援方法(図7参照)と同様である。なお、判断支援部11は、地理的モデル、気象予測評価モデル、通過経路評価モデルに基づいて、避難判断支援モデル19を作成し、この避難判断支援モデル19を表示装置14の画面に表示する制御を行う。
第3実施形態では、放射性物質が通過する通過経路33を含めて避難経路20および避難タイミングの決定の判断を行うことができる。また、放射性物質が通過する通過経路33を地理的モデルに重ねて表示する簡素な計算処理で避難経路20および避難タイミングの決定の判断を支援することができる。
本実施形態に係る原子力災害時の避難判断支援システムおよび原子力災害時の避難判断支援方法を第1実施形態から第3実施形態に基づいて説明したが、いずれか1の実施形態において適用された構成を他の実施形態に適用しても良いし、各実施形態において適用された構成を組み合わせても良い。
なお、本実施形態のフローチャートにおいて、各ステップが直列に実行される形態を例示しているが、必ずしも各ステップの前後関係が固定されるものでなく、一部のステップの前後関係が入れ替わっても良い。また、一部のステップが他のステップと並列に実行されても良い。
本実施形態のシステムは、専用のチップ、FPGA(Field Programmable Gate Array)、GPU(Graphics Processing Unit)、またはCPU(Central Processing Unit)などのプロセッサを高集積化させた制御装置と、ROM(Read Only Memory)またはRAM(Random Access Memory)などの記憶装置と、HDD(Hard Disk Drive)またはSSD(Solid State Drive)などの外部記憶装置と、ディスプレイなどの表示装置と、マウスまたはキーボードなどの入力装置と、通信インターフェースとを備える。このシステムは、通常のコンピュータを利用したハードウェア構成で実現できる。
なお、本実施形態のシステムで実行されるプログラムは、ROMなどに予め組み込んで提供される。もしくは、このプログラムは、インストール可能な形式または実行可能な形式のファイルでCD−ROM、CD−R、メモリカード、DVD、フレキシブルディスク(FD)などのコンピュータで読み取り可能な非一過性の記憶媒体に記憶されて提供するようにしても良い。
また、このシステムで実行されるプログラムは、インターネットなどのネットワークに接続されたコンピュータ上に格納し、ネットワーク経由でダウンロードさせて提供するようにしても良い。また、このシステムは、構成要素の各機能を独立して発揮する別々のモジュールを、ネットワークまたは専用線で相互に接続し、組み合わせて構成することもできる。
以上説明した少なくとも1つの実施形態によれば、提供データと避難時間推計データに基づいて避難経路および避難タイミングの決定の判断を支援する避難判断支援モデルを作成する判断支援部を備えることにより、原子力災害時に最適な避難経路および避難タイミングの決定の判断を迅速に支援することができる。
本発明のいくつかの実施形態を説明したが、これらの実施形態は、例として提示したものであり、発明の範囲を限定することは意図していない。これら実施形態は、その他の様々な形態で実施されることが可能であり、発明の要旨を逸脱しない範囲で、種々の省略、置き換え、変更、組み合わせを行うことができる。これら実施形態やその変形は、発明の範囲や要旨に含まれると同様に、特許請求の範囲に記載された発明とその均等の範囲に含まれるものである。
1(1A,1B)…避難判断支援システム、2…インターネット、3…気象庁、4…民間気象事業者、5…気象観測部、6…スマートフォン、7…携帯電話、8…カーナビゲーション、9…避難時間推計データベース、10…集積データベース、11…判断支援部、12…情報入力部、13…避難情報送信部、14…表示装置、15…メイン制御部、16…地理表示制御部、17…提供データ特定部、18…気象表示制御部、19…避難判断支援モデル、20…避難経路、21…陸地、22…海洋、23…時刻情報、24…原子力施設、25…居住地区、26…避難先、27…グリッド線、28…ベクトル、29…降水地域、30…気象予測評価モデル作成部、31…通過経路評価モデル作成部、32…通過経路表示制御部、33…通過経路、34…ガスの塊。

Claims (8)

  1. 特定機関から提供され、風向および風速の観測結果と未来の状態を示す予測結果の少なくともいずれか一方を含む提供データを集積する集積データベースと、
    原子力施設の周辺地域の避難者が避難に要する時間を予め推定した避難時間推計データを記憶する避難時間推計データベースと、
    前記提供データと前記避難時間推計データに基づいて避難経路および避難タイミングの決定の判断を支援する避難判断支援モデルを作成する判断支援部と、
    を備える、
    原子力災害時の避難判断支援システム。
  2. 前記判断支援部は、
    少なくとも前記避難経路の地理的モデルを表示する制御を行う地理表示制御部と、
    表示される前記地理的モデルに対応する時刻の前記風向および前記風速を前記提供データに基づいて特定する提供データ特定部と、
    前記提供データ特定部で特定された前記風向および前記風速を示す情報を前記地理的モデルに重ねて表示する制御を行う気象表示制御部と、
    を備える、
    請求項1に記載の原子力災害時の避難判断支援システム。
  3. 前記提供データは、降水量の観測結果と未来の状態を示す予測結果の少なくともいずれか一方を含み、
    前記提供データ特定部は、表示される前記地理的モデルに対応する時刻の前記降水量を前記提供データに基づいて特定し、
    前記気象表示制御部は、前記提供データ特定部で特定された前記降水量を示す情報を前記地理的モデルに重ねて表示する制御を行う、
    請求項2に記載の原子力災害時の避難判断支援システム。
  4. 原子力施設から放出される放射性物質が通過する通過経路を評価可能な通過経路評価モデルを前記提供データに基づいて作成する通過経路評価モデル作成部を備える、
    請求項1から請求項3のいずれか1項に記載の原子力災害時の避難判断支援システム。
  5. 前記判断支援部は、
    少なくとも前記避難経路の地理的モデルを表示する制御を行う地理表示制御部と、
    前記通過経路評価モデル作成部で作成された前記通過経路評価モデルを前記地理的モデルに重ねて表示する制御を行う通過経路表示制御部と、
    を備える、
    請求項4に記載の原子力災害時の避難判断支援システム。
  6. 複数の前記特定機関からそれぞれ提供された前記提供データに基づいて前記風向および前記風速を示す気象予測評価モデルを作成する気象予測評価モデル作成部を備える、
    請求項1から請求項5のいずれか1項に記載の原子力災害時の避難判断支援システム。
  7. 前記避難者が使用し、かつ前記避難者とともに移動可能な端末に対し、決定された前記避難経路および前記避難タイミングを含む避難情報を送信する避難情報送信部を備える、
    請求項1から請求項6のいずれか1項に記載の原子力災害時の避難判断支援システム。
  8. 特定機関から提供され、風向および風速の観測結果と未来の状態を示す予測結果の少なくともいずれか一方を含む提供データを集積するステップと、
    原子力施設の周辺地域の避難者が避難に要する時間を予め推定した避難時間推計データを記憶するステップと、
    前記提供データと前記避難時間推計データに基づいて避難経路および避難タイミングの決定の判断を支援する避難判断支援モデルを作成するステップと、
    を含む、
    原子力災害時の避難判断支援方法。
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