JPH11326521A - 線量等予測監視方法およびその装置 - Google Patents

線量等予測監視方法およびその装置

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JPH11326521A
JPH11326521A JP13319298A JP13319298A JPH11326521A JP H11326521 A JPH11326521 A JP H11326521A JP 13319298 A JP13319298 A JP 13319298A JP 13319298 A JP13319298 A JP 13319298A JP H11326521 A JPH11326521 A JP H11326521A
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dose
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monitoring
radioactive material
predicting
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JP13319298A
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Inventor
Nao Hirooka
奈緒 廣岡
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Toshiba Corp
Original Assignee
Toshiba Corp
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Publication date
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    • Y02EREDUCTION OF GREENHOUSE GAS [GHG] EMISSIONS, RELATED TO ENERGY GENERATION, TRANSMISSION OR DISTRIBUTION
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Abstract

(57)【要約】 【課題】放射性物質取扱い施設における万一の放射性物
質放出を想定し、この時に採り得る最大の保安手段を予
防的に講じておく観点から、地域住民の安全確保に関わ
る情報を伝達支援する線量等予測監視方法およびその装
置を提供する。 【解決手段】請求項1記載の発明に係る線量等予測監視
方法は、地図上に関連付けられた放射線線量情報と放射
性物質取扱い施設における事故情報と気象情報等を入力
して、放射性物質の拡散および拡散された放射性物質に
よる地域毎の土壌汚染状態と地域毎に予測する住民の被
曝線量等を計算し、広域情報伝達網を介して住民10に前
記計算結果等を伝達することを特徴とする。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、放射性物質取扱い
施設である、例えば原子力プラント等において外部への
放射能放出を伴う事故が発生した際に、自治体あるいは
民間の団体等から地域住民に対する安全確保のための情
報を提供する線量等予測監視方法およびその装置に関す
る。
【0002】
【従来の技術】放射性物質取扱い施設として、以下に原
子力プラントを例にして説明する。従来は原子力プラン
トからの放射能放出量や気象状態を入力して、放射性物
質の大気中の拡散状態を拡散方程式を用いて算出するモ
デルや、それを組み込んだ計算装置があった。
【0003】一方、原子力プラントの事故時に放出され
る放射能による被曝監視については、大気中に浮遊する
放射性物質を測定するものの他に、土壌に沈着した放射
性物質を測定するものがあるが、これらを予測計算する
装置はなかった。また、拡散した放射性物質からの被曝
線量を予測して、地域住民の安全に関わる情報の提供ま
でを総合的に支援する機能を備えた監視方法や装置につ
いてはなかった。
【0004】
【発明が解決しようとする課題】放射性物質取扱い施設
である原子力プラントにおいては、いかなる場合におい
ても複数の防護手段が働き、放射能放出を伴う事故が発
生する可能性は極めて少ない。そのために従来は、自治
体等により原子力プラント周辺の特定箇所で、放射線線
量の測定や監視が行われているものの、万一の場合を想
定して、地域住民の安全を確保するために必要な情報を
提供する機能を持つものとしては必ずしも十分とは言え
なかった。
【0005】従って、原子力プラントの設計は、いかな
る状態においても複数の防護手段を用いて、放射能が原
子力プラントの外部に出ることを防止することを第一優
先としている。
【0006】本発明の目的とするところは、原子力プラ
ント等の放射性物質取扱い施設における万一の放射性物
質放出を想定して、この時に採り得る最良の保安手段を
予防的に講じておく観点から、地域住民の安全確保に関
わる情報を伝達支援する線量等予測監視方法およびその
装置を提供することにある。
【0007】
【課題を解決するための手段】本発明は上記目的を達成
するため請求項1記載の発明に係る線量等予測監視方法
は、地図上に関連付けられた放射線線量情報と放射性物
質取扱い施設における事故情報と気象情報等を入力し、
放射性物質の拡散および拡散された放射性物質による地
域毎の土壌汚染状態と地域毎に予測する住民の被曝線量
等を計算して、広域情報伝達網を介して住民に前記計算
結果等を伝達することを特徴とする。
【0008】地図上に関連付けられた放射線線量測定値
と、放射性物質取扱い施設の事故状態と、気象状態を入
力して、放射性物質の拡散および拡散された放射性物質
による地域毎の土壌汚染状態と、地域毎に予測する住民
の被曝線量を計算すると共に、この計算結果を広域情報
伝達網を利用して住民に伝達する。
【0009】請求項2記載の発明に係る線量等予測監視
方法は、請求項1において、放射性物質の拡散状態の予
測計算をパスキルの拡散式を用いたことを特徴とする。
放射性物質の拡散状態の予測については、パスキルの拡
散式を用いることにより精度高く計算される。
【0010】請求項3記載の発明に係る線量等予測監視
方法は、請求項1において、放射性物質の拡散状態の予
測計算は、楔形モデルを用いたことを特徴とする。放射
性物質の拡散状態の予測計算を、楔形モデルを用いるこ
とにより簡易で高速に行われる。
【0011】請求項4記載の発明に係る線量等予測監視
方法は、請求項1において、地域毎の土壌汚染状態の予
測計算は、当該場所での放射性物質の濃度と滞留時間お
よび降雨率によると共に、信頼できる実測値が得られた
地点については、前記予測計算値よりも実測値を優先す
ることを特徴とする。
【0012】地域毎の土壌汚染状態については、当該場
所での放射性物質の濃度と滞留時間および降雨率により
予測計算するが、それにかかわらず、信頼できる実測値
が得られた地点に関しては、当該地点の予測計算値より
も実測値を優先することにより精度が向上する。
【0013】請求項5記載の発明に係る線量等予測監視
方法は、請求項1において、放射線線量情報は、測定場
所を一定として拡散放射能からの直接的な外部被曝の時
間積分と、拡散放射能を吸引することによる内部被曝の
短期線量を合計して、場所毎の線量当量を算出すること
を特徴とする。放射線線量情報については、測定場所を
一定して、拡散放射能からの直接的な外部被曝の時間積
分と、拡散放射能を吸引することによる内部被曝の短期
線量を合計して、場所毎に精度の高い線量当量を算出す
ることができる。
【0014】請求項6記載の発明に係る線量等予測監視
方法は、請求項1において、放射線線量情報は、測定場
所を一定として拡散放射能を吸引することによる内部被
曝の時間積分をして、場所毎の線量当量を算出すること
を特徴とする。放射線線量情報については、測定場所を
一定して、拡散放射能を吸引することによる内部被曝の
時間積分を行い、場所毎の線量当量を簡易であるが迅速
に算出することができる。
【0015】請求項7記載の発明に係る線量等予測監視
方法は、請求項1において、地域毎の土壌汚染状態は、
測定場所を一定とした予め定めた時間内までの時間積分
を行い放射能密度を算出することを特徴とする。拡散さ
れた放射性物質による地域毎の土壌汚染状態について
は、場所を一定とした予め定めた時間内までの時間積分
を行うことにより、放射能密度の算出を行う。
【0016】請求項8記載の発明に係る線量等予測監視
方法は、請求項1において、放射性物質の拡散状態の予
測計算は、地域毎に気象状況を勘案して最も効果的に被
曝線量を少なくできる移動方向を算出することを特徴と
する。放射性物質の拡散状態の予測計算は、地域毎の気
象状況から、算出される移動した場合に最も効果的に被
曝線量を少なくできる方向が提示される。
【0017】請求項9記載の発明に係る線量等予測監視
方法は、請求項1において、放射性物質の拡散状態の予
測計算は、予測される被曝線量が人体に有害な量となる
地域に対して気象状況を勘案し、より被曝線量が少なく
なる地域へ移動する場合に総合的な被曝線量を最小とす
る移動時期を算出することを特徴とする。放射性物質の
拡散状態の予測計算については、予測される被曝線量が
人体に有害な量となる地域に対し、より被曝線量が少な
くなる地域へ移動する場合に総合的な被曝線量を最小と
する移動時期が提示される。
【0018】請求項10記載の発明に係る線量等予測監視
方法は、請求項1において、広域情報伝達網は、テレビ
ジョンとラジオおよび同報無線等の放送の他に、携帯端
末による双方向交信によることを特徴とする。広域情報
伝達網としては、テレビジョンやラジオおよび同報無線
等の放送のような一方向通信と、この他に、携帯端末を
利用して局部的な避難誘導や情報問合わせ等の双方向交
信を行うことができる。
【0019】請求項11記載の発明に係る線量等予測監視
方法は、請求項10において、携帯端末は、地図上に関連
付けられた位置検出装置と、放射線量測定装置および無
線交信手段を備えたことを特徴とする。
【0020】携帯端末に備えられた、地図上に関連付け
た位置検出装置と放射線量測定装置により、必要に応じ
て携帯端末の現在位置と、この位置における放射線量を
測定して、この局所的な情報を管理本部等に設置した線
量等予測監視支援装置に無線で伝送する。また、携帯端
末へは線量等予測監視支援装置より、携帯端末からの問
合わせ回答や、各種情報を無線で適切に伝達される。
【0021】請求項12記載の発明に係る線量等予測監視
方法は、請求項1において、放射性物質の拡散と地域毎
の土壌汚染状態および別途与えられる地域毎の人口から
集団被曝線量を算出することを特徴とする。放射性物質
の拡散と地域毎の土壌汚染状態、さらに、別途与えられ
る地域毎の人口から集団被曝線量を算出する。
【0022】請求項13記載の発明に係る線量等予測監視
方法は、請求項1において、各種入力情報について模擬
数値を入れることにより放射能放出を伴う放射性物質取
扱い施設の事故による周辺への影響を模擬的に計算し
て、防災訓練に使用することを特徴とする。
【0023】線量等予測監視支援装置における入力デー
タに、模擬数値を入れることにより、放射性物質取扱い
施設における放射能放出を伴う事故による周辺への影響
を模擬的に計算し、防災訓練時に提示することにより、
線量等予測監視方法を用いた、効果的な防災訓練を実施
することができる。
【0024】請求項14記載の発明に係る線量等予測監視
方法は、請求項13において、携帯端末を使用して地域住
民が防災訓練を行うことを特徴とする。線量等予測監視
方法を採用した防災訓練に、各種情報の交信を行う携帯
端末を使用して、複数の地域住民が参加することによ
り、予測精度が向上すると共に、効果に優れた防災訓練
を実施することができる。
【0025】請求項15記載の発明に係る線量等予測監視
方法は、請求項1において、入力された放射線線量情報
が過去の平均値から有意な変動を示したときに異常警報
を出力すると共に、自動的に予測計算を開始することを
特徴とする。線量等予測監視方法における線量等予測監
視支援装置は、入力される放射線線量測定値が過去の平
均値から有意な変動を示した時に、これを異常として検
知して警報を出力すると共に、自動的に予測計算を開始
するので、常駐係員を不要とすることができる。
【0026】請求項16記載の発明に係る線量等予測監視
装置は、放射性物質取扱い施設における事故情報と当該
放射性物質取扱い施設の周辺からの放射線線量情報およ
び気象情報等を入力して、放射性物質の拡散および拡散
された放射性物質による地域毎の土壌汚染状態と地域毎
の住民被曝線量等を予測計算して記録すると共に、この
計算結果による各種情報を前記住民等に伝達する線量等
予測監視支援装置と、前記線量等予測監視支援装置と各
種情報等の交信を行う携帯端末とからなることを特徴と
する。
【0027】管理本部等に設置された線量等予測監視支
援装置は、放射性物質取扱い施設よりの事故情報と当該
放射性物質取扱い施設の周辺からの放射線線量情報、お
よび気象情報等を入力することにより、放射性物質取扱
い施設から放射性物質が放出された場合に、この放射性
物質の拡散および拡散された放射性物質による地域毎の
土壌汚染状態と地域毎の住民被曝線量等を予測計算して
記録する。
【0028】また、予測計算された結果の各種情報は地
域住民等に広域情報伝達網を介して伝達するが、この他
に、予め地域住民等が携帯する携帯端末と、無線で各種
情報の伝達と共に、必要に応じて携帯端末が存在する局
部的な地図上の位置と、放射線線量を前記線量等予測監
視支援装置に発信して、放射線線量情報の計算精度を高
める。
【0029】さらに、携帯端末に対して線量等予測監視
支援装置から局部的に最良の避難誘導路等の情報伝達
や、携帯端末からの問合わせに対する適切な回答を提供
することができる。
【0030】
【発明の実施の形態】本発明の一実施の形態について図
面を参照して説明する。なお請求項1乃至請求項16に係
り、図1に線量等予測監視方法の機能構成図に示す。前
記線量等予測監視支援装置1は、放射性物質取扱い施設
である、例えば原子力プラントが設置されている地域の
保安管理本部等に設置されて、地図上に関連付けられた
原子力事業者情報2と気象庁情報3、および、たとえば
自治体や民間の団体等からの独自収集情報4が入力され
る。
【0031】前記線量等予測監視支援装置1は、拡散計
算モジュール5と土壌汚染計算モジュール6、および被
曝線量計算モジュール7と安全行動支援モジュール8、
さらに地域データベース9から構成されている。また、
線量等予測監視支援装置1における出力は、表示および
記録されると共に、有線とテレビジョンやラジオおよび
同報無線等の放送により、住民10に伝達することで提供
される。
【0032】前記原子力事業者から入力される原子力事
業者情報2は、原子力プラント内の放射線線量(モニタ
リングポスト測定値)や、原子力プラントからの排気
(排気筒・非常用排気筒)の放射線線量と、原子力プラ
ント内の風向、風速、気温、大気安定度、雨量、放出放
射能の放出高さ、放出時間、核種、放射能量、事故の今
後の進展予測(いつ放出されるか、収束するか、放出が
続くか)等がある。
【0033】また、気象庁から入力される気象庁情報3
は、自治体内の各地域の風向、風速、気温、大気安定
度、雨量(現在地、予報)等であり、本線量等予測監視
支援装置1として、たとえば独自に収集する独自収集情
報4は、原子力プラント外の放射線線量(モニタリング
ステーション測定値)や、放射線線量(移動式簡易モニ
タの測定値)等である。
【0034】なお、前記原子力事業者情報2および気象
庁情報3が十分に得られない場合には、線量等予測監視
支援装置1として独自に収集するか、あるいは他の入力
情報から本線量等予測監視支援装置1内にて推論を行
う。
【0035】さらに、地域データベース9には、地形
(海、川、標高)と土地利用状況(山、草地、住宅地、
工場)、および人口分布、線路、道路、主要建物配置
(病院、学校、警察等)を予め保存している。また、拡
散計算モジュール5では、放射能核種、放出量、放出時
間、風向、風速、放出場所、大気安定度、雨量、気温、
地形等から拡散計算を行い、時間毎の放射能拡散状態11
を予測計算する。
【0036】土壌汚染計算モジュール6では、前記拡散
計算モジュール5で予測した放射能拡散状態11から、場
所毎の土壌汚染状態12を計算する。被曝線量計算モジュ
ール7は、拡散放射能を対象とした計算機能13と、汚染
土壌を対象とした計算機能14の2つを持つ。
【0037】ここで、放射能拡散状態11による場合の拡
散放射能を対象とした計算機能13は、拡散する放射能か
らの被曝放射線量が、予め設定する閾値以上となる範囲
を避難の緊急警戒対象地域15とする。また、土壌汚染状
態12による場合の汚染土壌を対象とした計算機能14は、
汚染された土壌により被曝する線量が予め設定する閾値
以上となる範囲を避難の長期警戒対象地域16としてい
る。
【0038】安全行動支援モジュール8では、地域デー
タベース9の内容に、被曝線量計算モジュール7で計算
した前記緊急警戒対象地域15と長期警戒対象地域16とを
重ね合わせて、対象となる住民10に対して広域情報伝達
網を用いて安全に関する情報17を提供する。この安全に
関する情報17としては、住民10が各自で退避行動をとる
場合の退避すべき方向、目的地、バス等の輸送手段に乗
車する場合の集合場所でもある一時避難場所と、持ち物
や服装等の退避時の注意点、および道路規制等である。
【0039】前記線量等予測監視支援装置1の拡散計算
モジュール5においては、拡散計算を放射能濃度が中心
部で最も濃く、そこから離れるのに従ってなだらかに薄
くなるような分布(ガウス分布)をすることを前提とし
た拡散式(パスキルの拡散式)を用いるものとする(請
求項2)。図2の拡散模式図は前記パスキルの拡散式に
よる拡散の例で、放射性物質放出源18から風向矢印19
(白矢印)で示す風下に対する拡散範囲について、側面
と平面および正面の状態を示す。
【0040】このパスキルの拡散式によれば、計算時間
は比較的長くかかるが、詳細な予測をすることが可能と
なる。なお、最初の時刻(t=0)に、点xにあった単
位質量の物質のxから距離y離れた任意の地点での濃度
Uは次の(1)式で表される。
【0041】
【数1】
【0042】ここで、Cは拡散係数であり、大気安定
度、気温拡散物質の重量に依存する。また風の影響で、
濃度分布は風下方向に風向の距離だけ移動する。この際
に放射能放出は時間的に継続するので、これを放射地点
毎に時間に関して積算したものが、その地点での濃度と
なる。
【0043】前記拡散計算モジュール5における拡散計
算の変形としては、水平方向については濃度が一様に分
布するものと仮定し、風下方向に向かってある角度の範
囲内では放射性物質放出源18からの距離に依存して、水
平方向に均一に分布することを前提とした簡易型の拡散
式(楔形モデル)を用いても良い(請求項3)。
【0044】図3の拡散模式図は前記楔形モデルによる
拡散の例で、放射性物質放出源18からの風向矢印19で示
す風下への拡散範囲について、側面と平面および正面の
状態を示す。この楔形モデルは簡易型であることから詳
細な予測はできないが、計算時間が短縮されることから
高速算出が可能である。
【0045】この楔形モデルでは、地点xにあった単位
質量の物質は、風向方向に風速の距離移動し、風向と垂
直方向に均質に分布するものとし、風向と垂直に分布す
る範囲は、地点xからの距離に比例するものとしてい
る。この比例定数は、大気安定度と気温拡散物質の重量
に依存するものであり、放射能放出は時間的に継続する
ので、これを放射地点毎に時間に関して積算したもの
が、その地点での濃度となる。
【0046】前記被曝線量計算モジュール7における汚
染土壌対象の計算機能14について、土壌汚染濃度は、当
該場所の地面に接するところでの放射性物質の濃度と、
その状態の持続した時間に比例する。この比例定数は、
1例としてガス性の物質でゼロ、無機要素の微粒子で毎
秒 0.005m、その他は全て 0.002mとし、さらに、降雨
があった場合には核種に関わらず降雨率に依存するもの
として予測する。
【0047】ただし、信頼できる実測値が得られた地点
に関しては、予測計算値よりも実測値を優先するように
している(請求項4)。一般に実測値は、遮蔽されるこ
とにより当該地域の最高線量よりも低くなり勝ちである
ので、特に計算値よりも実測値が上回る場合には実測値
を正とする。
【0048】前記被曝線量計算モジュール7における拡
散放射能対象の計算機能13では、拡散する放射性物質が
到達すると予測するか、または、既に到着した範囲につ
いて、拡散計算モジュール5の計算結果から、拡散放射
能よりの直接的な外部被曝線量の時間積分と、拡散放射
能を吸引することによる内部被曝による短期線量の合計
値を計算して、場所毎の線量当量を算出する(請求項
5)。
【0049】これにより、別途設定する閾値を越える範
囲を緊急警戒対象地域15とする。なお、前記短期線量と
しては、例えば最初の7日間の線量に引き続く23日間の
線量の1/2を加えた線量のことである。
【0050】前記被曝線量計算モジュール7における拡
散放射能対象の計算機能13の変形例としては、拡散する
放射能が到達すると予測するか、または、既に到着した
範囲について、拡散計算モジュール5の計算結果から、
拡散放射能を吸引することにより内部被曝による短期線
量を計算し、場所毎の線量当量を算出する(請求項
6)。
【0051】これにより、別途設定する閾値を越える範
囲を緊急警戒対象地域15とする。また、外部被曝による
線量を考慮しないことから詳細な予測はできないが、一
般に外部被曝より内部被曝による線量の方が大きくなる
ので、計算時間を短縮することが可能で、かつ有益な簡
易計算を行うことができる。
【0052】前記被曝線量計算モジュール7における汚
染土壌対象の計算機能14では、拡散された放射性物質に
よる地域毎の土壌汚染状態について、土壌汚染計算モジ
ュール6の計算結果から、核種毎の崩壊を考慮して放射
能密度を算出し、場所を一定とした時間積分を行う(請
求項7)。これにより、その地点に居住した場合の被曝
線量を予測計算し、別途設定する閾値を越える範囲を長
期的な警戒対象地域16とする。
【0053】前記安全行動支援モジュール8において
は、地域毎に気象状況から算出される移動した場合に最
も効果的に被曝線量を少なくできる方向の提示を、安全
に関する情報17として出力する(請求項8)。
【0054】放出された放射能は拡散しながら風に乗っ
て移動していくので、図4の放射性物質放出源と退避方
向の平面図に示すように、放射性物質放出源18である原
子力プラントの位置に対して、風向矢印19で示す風向
き、および退避方向矢印20,21(実線矢印)により最も
有効な退避方向を明示することができる。この結果であ
る安全に関する情報17は、別途広域情報伝達網も利用し
て住民10に告知される。
【0055】即ち、前記放射能拡散の関係から最も早く
放射能から離れるには、先ず原子力プラントの風下の場
合には、風向矢印19で示す風向と直角で、放射性物質放
出源18から遠い方向となる退避方向矢印20の方向に移動
することである。次に放射性物質放出源18の風上の場合
には、風向が変わることに備えて現在の風向には関わら
ず、退避方向矢印21の方向で放射性物質放出源18から遠
ざかることが有効である。
【0056】前記安全行動支援モジュール8において
は、予測される被曝線量が人体に有害な量となる地域に
対し気象状況を勘案して、被曝線量がより少なくなる地
域へ移動する場合に総合的に被曝する線量が最少となる
移動時期を提示する(請求項9)。
【0057】一般には、人体に有害な線量がある地域か
らは、即刻離れることが被曝線量を少なくすることとな
るが、屋外を移動する際に降雨がある場合には、雨に放
射能が含まれるため、この雨に濡れることにより被曝線
量が増加する。そこで、降雨中は屋内に留まり、雨が止
んでから移動した方が総合的な被曝線量は少なくなる。
【0058】従って、雨が止むまでの天候予報時間や場
所毎の線量から、屋内に留まった時の被曝線量と、雨中
を避難した場合の線量とを比較し、合計の被曝線量が最
も小さくなるように地域毎に避難すべき時期を判定す
る。なお、この結果は広域情報伝達網を利用して住民10
に告知する。
【0059】前記線量等予測監視支援装置1の安全行動
支援モジュール8から、多数の住民10等に対して安全に
関する情報17を伝達する広域情報伝達網として、テレビ
ジョンやラジオおよび防災用の同報無線等による一方通
行の放送の他に、各住民10が携帯端末22を携帯し、それ
ぞれと前記線量等予測監視支援装置1との間で双方向交
信を可能とする(請求項10)。
【0060】これにより、線量等予測監視支援装置1が
設置されている周辺地域で、不特定多数の住民10に対し
てテレビジョンやラジオおよび防災用の同報無線等によ
り、迅速かつ正確に安全に関する情報17を伝達すること
ができる。また、携帯端末22を利用した無線による双方
向交信23により、携帯端末22の各携帯者あるいは同地域
の携帯者に対する必要な情報を、迅速かつ詳細に提供す
ることができる。
【0061】前記住民10が携帯する携帯端末22は、情報
画面24と共に地図上に関連付けられた位置検出装置25
と、放射線量測定装置26を備えている(請求項11)。前
記線量等予測監視支援装置1においては、必要に応じて
前記携帯端末22ごとに、その携帯端末22に備えられた位
置検出装置25により、地図上における当該携帯端末22お
よび携帯者の位置の確認ができる。
【0062】また同じく、携帯端末22に備えられた放射
線量測定装置26を介して、適宜携帯端末22の所在位置に
おける放射線量の測定収集をすることができるので、線
量等予測監視支援装置1により、地図上における局部的
で詳細な線量情報の把握と共に、放射能分布を容易に知
ることができる。なおこの場合に、携帯端末22が屋内に
ある場合には線量が大きく低下するので、情報収集に際
しては携帯端末22から携帯者が屋内にいるか、屋外にい
るかのデータを入力して同時に送信させる。
【0063】前記線量等予測監視支援方法においては、
被曝線量計算モジュール7の拡散放射能対象の計算機能
13と、汚染土壌対象の計算機能14の計算結果に、地域デ
ータベース9のうちの地域毎の住民数を掛け合わせて、
集団被曝線量を算出する(請求項12)。拡散放射能につ
いては短期間の、また汚染土壌は長期的な被曝を対象と
している。従って、住民数については避難することも考
慮して、短期、長期のそれぞれで避難割合を勘案して調
整する。
【0064】この線量等予測監視支援方法は、線量等予
測監視支援装置1に対する入力情報で、原子力事業者情
報2や気象庁情報3、および独自収集情報4の代わり
に、模擬のデータを入力して防災訓練の支援を可能とす
る(請求項13)。防災訓練に際して、原子力プラントに
おける事故時を模擬した入力データを入れることによ
り、線量等予測監視支援装置1に計算を行わせて、地域
毎の被曝線量を予測計算し、その結果を知ることで、事
故発生時の具体的なイメージを形成して、防災訓練の効
果を上げることができる。
【0065】前記防災訓練に際して、線量等予測監視支
援装置1と共に地域の住民10が携帯端末22を携帯して参
加する(請求項14)。複数の地域の住民10が、それぞれ
前記携帯端末22を携帯して、それぞれが無線による線量
等予測監視支援装置1と双方向交信を行い、防災訓練に
参加することにより、事故発生時の防災訓練に対するイ
メージが一層具体的となることから、防災訓練の効果を
上げることができる。
【0066】線量等予測監視支援装置1においては、入
力される情報で原子力事業者情報2、または独自収集情
報4のうちの放射線線量情報を常時監視して、過去の平
均値から有意な変動を示したときに異常時と判断して、
警報を出力すると共に自動的に予測計算を開始する(請
求項15)。これにより、本線量等予測監視方法では、常
駐係員を配置して監視する必要がなく、異常発生に際し
て線量等予測監視支援装置1は、当該異常を検知すると
共に自動的に起動して、所定の監視結果を確実に記録し
て報知する。
【0067】また、前記線量等予測監視装置は、放射性
物質放出源18である、例えば原子力プラントにおける事
故情報と、当該原子力プラント周辺からの放射線線量情
報および気象情報等を入力する。
【0068】これにより、放射性物質の拡散や拡散され
た放射性物質による地域毎の土壌汚染状態、さらに地域
毎の住民被曝線量等を予測計算して表示記録すると共
に、この計算結果による各種情報を前記住民等に伝達す
る線量等予測監視支援装置1と、前記線量等予測監視支
援装置1と各種情報を交信する携帯端末22とから構成さ
れている(請求項16)。
【0069】線量等予測監視支援装置1においては、各
入力情報により放射性物質放出源18からの放射性物質放
出の検知と、この放出された放射性物質による地域毎の
土壌汚染状態、さらに地域毎の住民被曝線量等を予測計
算し、特に関連地域の住民10に対して、迅速かつ正確に
状況の報知と、避難時期や避難方向等の情報を提供す
る。
【0070】また、携帯端末22においては、適宜前記線
量等予測監視支援装置1との無線による双方向交信23
で、携帯端末22の地図上の位置確認と、当該位置におけ
る放射線線量情報を収集して伝送することができる。こ
れにより、線量等予測監視支援装置1における放射線線
量の分布情報の精度を向上すると共に、当該携帯端末22
の携帯者に対して、局部的にも適切な情報の提供と、各
種問合わせおよび回答が容易に行なわれる。
【0071】
【発明の効果】本発明によれば、放射性物質取扱い施設
に対する地図上で関連付けられた放射線線量測定値や、
前記放射性物質取扱い施設で発生した事故状態および気
象状態とから、放射性物質の拡散と、拡散された放射性
物質による地域毎の土壌汚染状態と被曝線量、さらに避
難条件等を正確に予測計算することができる。
【0072】また、前記計算結果を広域情報伝達網等を
利用して、迅速に住民に伝達することが容易なので、万
一、放射性物質取扱い施設において放射性物質放出を伴
う事故が発生した場合に、住民の被曝線量を最少に留め
ることができると共に、模擬情報の入力により地域防災
訓練の有効活用も行える。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明に係る一実施の形態の線量等予測監視方
法の機能構成図。
【図2】本発明に係る一実施の形態のパスキルの拡散式
による拡散模式図で、側面と平面および正面の状態を示
す。
【図3】本発明に係る一実施の形態の楔形モデルによる
拡散模式図で、側面と平面および正面の状態を示す。
【図4】本発明に係る一実施の形態で、放射性物質放出
源と風向および退避方向を示す平面図。
【符号の説明】
1…線量等予測監視支援装置、2…原子力事業者情報、
3…気象庁情報、4…独自収集情報、5…拡散計算モジ
ュール、6…土壌汚染計算モジュール、7…被曝線量計
算モジュール、8…安全行動支援モジュール、9…地域
データベース、10…住民、11…放射能拡散状態、12…土
壌汚染状態、13…拡散放射能対象の計算機能、14…汚染
土壌対象の計算機能、15…緊急警戒対象地域、16…長期
警戒対象地域、17…安全に関する情報、18…放射性物質
放出源、19…風向矢印(白矢印)、20,21…退避方向矢
印(実線矢印)、22…携帯端末、23…双方向交信、24…
情報画面、25…位置検出装置、26…放射線量測定装置。

Claims (16)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 地図上に関連付けられた放射線線量情報
    と放射性物質取扱い施設における事故情報と気象情報等
    を入力して、放射性物質の拡散および拡散された放射性
    物質による地域毎の土壌汚染状態と地域毎に予測する住
    民の被曝線量等を計算して、広域情報伝達網を介して住
    民に前記計算結果等を伝達することを特徴とする線量等
    予測監視方法。
  2. 【請求項2】 前記放射性物質の拡散状態の予測計算
    は、パスキルの拡散式を用いたことを特徴とする請求項
    1記載の線量等予測監視方法。
  3. 【請求項3】 前記放射性物質の拡散状態の予測計算
    は、楔形モデルを用いたことを特徴とする請求項1載の
    線量等予測監視方法。
  4. 【請求項4】 前記地域毎の土壌汚染状態の予測計算
    は、当該場所での放射性物質の濃度と滞留時間および降
    雨率によると共に、信頼できる実測値が得られた地点に
    ついては、前記予測計算値よりも実測値を優先すること
    を特徴とする請求項1記載の線量等予測監視方法。
  5. 【請求項5】 前記放射線線量情報は、測定場所を一定
    として拡散放射能からの直接的な外部被曝の時間積分
    と、拡散放射能を吸引することによる内部被曝の短期線
    量を合計して、場所毎の線量当量を算出することを特徴
    とする請求項1記載の線量等予測監視方法。
  6. 【請求項6】 前記放射線線量情報は、測定場所を一定
    として拡散放射能を吸引することによる内部被曝の時間
    積分をして、場所毎の線量当量を算出することを特徴と
    する請求項1記載の線量等予測監視方法。
  7. 【請求項7】 前記地域毎の土壌汚染状態は、測定場所
    を一定とした予め定めた時間内までの時間積分を行い放
    射能密度を算出することを特徴とする請求項1記載の線
    量等予測監視方法。
  8. 【請求項8】 前記放射性物質の拡散状態の予測計算
    は、地域毎に気象状況を勘案して最も効果的に被曝線量
    を少なくできる移動方向を算出することを特徴とする請
    求項1記載の線量等予測監視方法。
  9. 【請求項9】 前記放射性物質の拡散状態の予測計算
    は、予測される被曝線量が人体に有害な量となる地域に
    対して気象状況を勘案し、より被曝線量が少なくなる地
    域へ移動する場合に総合的な被曝線量を最小とする移動
    時期を算出することを特徴とする請求項1記載の線量等
    予測監視方法。
  10. 【請求項10】 前記広域情報伝達網は、テレビジョン
    とラジオおよび同報無線等の放送の他に、携帯端末によ
    る双方向交信によることを特徴とする請求項1記載の線
    量等予測監視方法。
  11. 【請求項11】 前記携帯端末は、地図上に関連付けら
    れた位置検出装置と、放射線量測定装置および無線交信
    手段を備えたことを特徴とする請求項10記載の線量等
    予測監視方法。
  12. 【請求項12】 前記線量等予測監視方法は、前記放射
    性物質の拡散と地域毎の土壌汚染状態および別途与えら
    れる地域毎の人口から集団被曝線量を算出することを特
    徴とする請求項1記載の線量等予測監視方法。
  13. 【請求項13】 前記線量等予測監視方法は、各種入力
    情報について模擬数値を入れることにより放射能放出を
    伴う放射性物質取扱い施設の事故による周辺への影響を
    模擬的に計算して、防災訓練に使用することを特徴とす
    る請求項1記載の線量等予測監視方法。
  14. 【請求項14】 前記線量等予測監視方法は、携帯端末
    を使用して地域住民が防災訓練を行うことを特徴とする
    請求項13記載の線量等予測監視方法。
  15. 【請求項15】 前記線量等予測監視方法は、入力され
    た放射線線量情報が過去の平均値から有意な変動を示し
    たときに異常警報を出力すると共に、自動的に予測計算
    を開始することを特徴とする請求項1記載の線量等予測
    監視方法。
  16. 【請求項16】 放射性物質取扱い施設における事故情
    報と当該放射性物質取扱い施設周辺からの放射線線量情
    報および気象情報等を入力して、放射性物質の拡散およ
    び拡散された放射性物質による地域毎の土壌汚染状態と
    地域毎の住民被曝線量等を予測計算して記録すると共
    に、この計算結果による各種情報を前記住民等に伝達す
    る線量等予測監視支援装置と、前記線量等予測監視支援
    装置と各種情報等の交信を行う携帯端末とからなること
    を特徴とする線量等予測監視装置。
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