JP2021092845A - 画像形成装置、その制御方法、およびプログラム - Google Patents

画像形成装置、その制御方法、およびプログラム Download PDF

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Abstract

【課題】画像形成装置に接続されている複数の外部記録装置においてリビルド処理を実行できるようにしつつ、リビルド処理がホストによるアクセスに対して影響を与え難くする。【解決手段】複数の外部記録装置105,106が接続可能な画像形成装置100は、接続されている一方の外部記録装置のデータを他方の外部記録装置へコピーするリビルド処理を実行するブリッジ回路104と、ブリッジ回路104を通じて複数の外部記録装置105,106にアクセスするホストCPU101と、を有する。ホストCPU101は、ブリッジ回路104がリビルド処理を実行しているか否かに応じて、ブリッジ回路104を通じて複数の外部記録装置105,106にアクセス方法を切り換える。【選択図】図5

Description

本発明は、画像形成装置、その制御方法、およびプログラムに関する。
画像形成装置では、画像形成装置において使用するプロクラムやデータを記録するために、外部記録装置を用いることがある。画像形成装置のホストは、外部記録装置にライトアクセスによりデータを書込み、リードアクセスにより外部記録装置からデータを読出す(非特許文献1)。
特開2016‐139251公報
Serial−ATA仕様書Revision3.3、SATA−InternationalOrganization発行、令和元年6月28日検索、インターネット〈URL:<https://sata−io.org/>
ところで、外部記録装置には、書込まれたデータを不揮発的に記録する記録メディアとともに、その書込データを一時的に記録するキャッシュメモリを有するものがある。記録メディアより高速にデータの入出力が可能なキャッシュメモリを用いることにより、ホストによる外部記録装置へのアクセスが高速化できる。しかしながら、このように外部記録装置がキャッシュメモリを有する場合、キャッシュメモリに書込データが一時的に記録されている状態で、電源断などが生じると、ホストが外部記録装置へ書き込んだとしたデータが、外部記録装置から消失する可能性がある。このため、ホストは、外部記録装置へライトアクセスすると、キャッシュフラッシュコマンドを発行して、キャッシュメモリに一時的に記録されている書込データを、直ちに記録メディアへ記録するとよい。
また、画像形成装置では、外部記録装置の故障などの影響によりデータが消失しないように、複数の外部記録装置を用いて、これらに同じデータを書込むようにすることがある。この場合、画像形成装置にブリッジ回路を設け、このブリッジ回路に複数の外部記録装置を接続する。ブリッジ回路は、ホストからの一回のライトアクセスに基づいて、複数の外部記録装置のそれぞれに対してライトアクセスする。そして、このような構成において接続されている1つの外部記録装置が故障すると、故障した外部記録装置を新たなものに交換する。ブリッジ回路は、故障していない一方のデータを交換した他方の外部記録装置へコピーするリビルド処理を実行する(特許文献1)。
そして、このリビルド処理が画像形成装置のホストによるライトアクセスと同時的に発生すると、交換した他方の外部記録装置のキャッシュメモリには、ホストによる書込データと、リビルド処理のデータとが記録されることになる。この状態で、ホストがライトアクセスに続けてキャッシュフラッシュコマンドを発行すると、他方の外部記録装置では、ホストによる書込データをキャッシュメモリから記録メディアに書き込むとともにリビルド処理のデータを記録メディアに書き込む。その結果、交換した他方の外部記録装置でのキャッシュフラッシュ処理に時間がかかる。特に、ホストによる書込データについてのLBAと、リビルド処理のデータのLBAとが異なって互いに離れている場合、外部記録装置ではシークタイムなどが必要となる。画像形成装置のホストは、時間がかかる他方の外部記録装置でのキャッシュフラッシュ処理の完了を待たなければ、次のライトアクセスができない。
このように画像形成装置では、接続されている複数の外部記録装置においてリビルド処理を実行できるようにしつつ、リビルド処理がホストによるアクセスに対して影響を与え難くすることが求められている。
本発明に係る画像形成装置は、複数の外部記録装置が接続可能な画像形成装置であって、複数の前記外部記録装置が接続され、接続されている一方の前記外部記録装置のデータを他方の前記外部記録装置へコピーするリビルド処理を実行するブリッジ回路と、前記ブリッジ回路を通じて複数の前記外部記録装置にアクセスするホストと、を有し、前記ホストは、前記ブリッジ回路がリビルド処理を実行しているか否かに応じて、前記ブリッジ回路を通じて複数の前記外部記録装置にアクセス方法を切り換える。
本発明では、画像形成装置に接続されている複数の外部記録装置においてリビルド処理を実行できるようにしつつ、リビルド処理がホストによるアクセスに対して影響を与え難くできる。
本発明の実施形態に係る画像形成装置の模式的なブロック図である。 図1のブリッジ回路の動作モードおよび状態の遷移図である。 図1のブリッジ回路によるリビルド処理の基本的な流れを示すフローチャートである。 図1のブリッジ回路が、画像形成装置のホストCPUのステータス情報要求に基づいて実行する処理の流れを示すフローチャートである。 図1の画像形成装置のホストCPUによるライトアクセスのアクセス方法の設定処理の流れを示すフローチャートである。
以下、本発明の実施形態について図面を参照しながら詳細に説明する。しかしながら、以下の実施形態に記載されている構成はあくまで例示に過ぎず、本発明の範囲は実施形態に記載されている構成によって限定されることはない。
図1は、本発明の実施形態に係る画像形成装置100の模式的なブロック図である。図1の画像形成装置100は、スキャナ(Reader)107、プリンタ(Printer)108、およびコントローラ110、を有する。画像形成装置100は、この他にも操作部、ネットワークI/Fなどを有してよい。スキャナ107は、原稿を読み取って画像データを生成する。プリンタ108は、印刷用の画像データに基づいて、用紙に画像を印刷する。コントローラ110は、ホストRAM(HOST_RAM)102、ホストROM(HOST_ROM)103、およびこれらが接続されるホストCPU(HOST_CPU)101、を有する。ホストCPU101には、この他にもブリッジ回路(Bridge_IC)104、スキャナ107、プリンタ108、が接続される。ホストROM103は、ホストCPU101により実行されるファームウェアプログラムおよびデータを記録する。ホストRAM102は、データを記録する揮発性メモリである。ホストCPU101は、ホストROM103からプログラムを読み込んでホストRAM102に展開して実行する。これにより、ホストCPU101は、画像形成装置100の全体的な動作を制御するホスト制御部として機能する。
ブリッジ回路104は、ホストCPU101と、第一外部記録装置105および第二外部記録装置106とを接続するためのものである。ブリッジ回路104は、ブリッジRAM(BRIDGE_RAM)142、ブリッジROM(BRIDGE_ROM)143、および、これらが接続されるブリッジCPU(BRIDGE_CPU)141、を有する。ブリッジCPU141には、この他にもブリッジバッファ(BRIDGE_BUFFER)148、ホストコネクタ(D1)144、第一コネクタ(H1)145、第二コネクタ(H2)146、が接続される。ホストコネクタ144は、ホストCPU101に接続される。ホストコネクタ144は、SATA通信ラインまたはPCI−e通信経路によりホストCPU101と接続されてよい。第一コネクタ145には、第一外部記録装置105が取外可能に接続される。第一コネクタ145は、SATA通信ラインまたはPCI−e通信経路により第一外部記録装置105と接続されてよい。第二コネクタ146には、第二外部記録装置106が取外可能に接続される。第二コネクタ146は、SATA通信ラインまたはPCI−e通信経路により第二外部記録装置106と接続されてよい。ブリッジバッファ148は、ブリッジCPU141が、ホストCPU101とのリードアクセスおよびライトアクセスに係るデータを一時的に記録する揮発性メモリである。ブリッジバッファ148は、ホストCPU101と複数の外部記録装置105、106との間で授受するデータを記録してよい。
ブリッジROM143は、ブリッジCPU141により実行されるファームウェアプログラムを記録する不揮発性記録装置である。また、ブリッジROM143は、ブリッジCPU141が制御に用いるたとえばリビルドテーブル(REBUILD_TABLE)147などのデータを記録してよい。リビルドテーブル147は、ブリッジ回路104に接続される複数の外部記録装置の一方が新たなものに交換された場合に、他方の外部記録装置のデータを新たな一方の外部記録装置へコピーするリビルド処理において使用するデータを記録するテーブルである。リビルドテーブル147には、たとえばリビルド処理がどのLBAまで実施されたかを記録してよい。LBAの初期値は’0’でよい。また、リビルド処理が実行されると、LBAの値は’1’となる。以下において、リビルドテーブル147のLBAの値aを、TABLE(a)と表記する。ブリッジRAM142は、データを記録する揮発性メモリである。ブリッジCPU141は、ブリッジROM143に記録されているプログラムを読み込んでブリッジRAM142に展開して実行する。これにより、ブリッジCPU141は、ブリッジ回路104の動作を全体的に制御するブリッジ制御部として機能する。そして、ブリッジ制御部としてのブリッジCPU141は、ホストCPU101といったコントローラ110のほかのデバイスとは独立して自らの処理を実行する。
第一外部記録装置105は、ブリッジ回路104に対して交換可能に接続される独立した記録装置である。第一外部記録装置105は、たとえばハードディスクデバイス、半導体メモリデバイスでよい。第一外部記録装置105は、第一キャッシュメモリ(A_CACHE)152、第一記録メディア(A_MEDIA)153、およびこれらが接続される第一CPU(A_CPU)151、を有する。また、第一CPU151は、第一コネクタ145に接続される。第一キャッシュメモリ152は、第一外部記録装置105へのアクセスに係るデータを一時的に記録する揮発性メモリである。第一記録メディア153は、不揮発的にデータを記録するメディアである。たとえば第一外部記録装置105がハードディスクデバイスである場合、第一記録メディア153は、記録ディスクである。第一CPU151は、不図示のメモリに記録されているプログラムを読み込んで実行する。これにより、第一CPU151は、第一外部記録装置105の動作を全体的に制御する第一制御部として機能する。第一CPU151は、接続されているブリッジ回路104とのデータ入出力を制御し、第一キャッシュメモリ152に入出力データを記録する。また、第一CPU151は、必要に応じて、第一キャッシュメモリ152と第一記録メディア153との間でデータをコピーする。
第二外部記録装置106は、ブリッジ回路104に対して交換可能に接続される独立した記録装置である。第二外部記録装置106は、たとえばハードディスクデバイス、半導体メモリデバイスでよい。第二外部記録装置106は、第一外部記録装置105とは異なる種類の記録装置であってもよいが、第一外部記録装置105と同一種の記録装置であるのが望ましい。第二外部記録装置106は、第二キャッシュメモリ(B_CACHE)162、第二記録メディア(B_MEDIA)163、およびこれらが接続される第二CPU(B_CPU)161、を有する。また、第二CPU161は、第二コネクタ146に接続される。第二キャッシュメモリ162は、第二外部記録装置106へのアクセスに係るデータを一時的に記録する揮発性メモリである。第二記録メディア163は、不揮発的にデータを記録するメディアである。たとえば第二外部記録装置106がハードディスクデバイスである場合、第二記録メディア163は、記録ディスクである。第二CPU161は、不図示のメモリに記録されているプログラムを読み込んで実行する。これにより、第二CPU161は、第二外部記録装置106の動作を全体的に制御する第二制御部として機能する。第二CPU161は、接続されているブリッジ回路104とのデータ入出力を制御し、第二キャッシュメモリ162に入出力データを記録する。また、第二CPU161は、必要に応じて、第二キャッシュメモリ162と第二記録メディア163との間でデータをコピーする。
このようにブリッジ回路104を有する画像形成装置100には、複数の外部記録装置が接続可能である。そして、複数の外部記録装置が接続されるブリッジ回路104は、接続されている一方の外部記録装置のデータを他方の外部記録装置へコピーするリビルド処理を実行することができる。リビルド処理が完了すると、複数の外部記録装置には、同じデータが記録される。また、ホストCPU101は、ブリッジ回路104を通じて複数の外部記録装置にアクセスすることができる。
図2は、図1のブリッジ回路104の動作モードおよび状態の遷移図である。図2には、ブリッジ回路104の動作モードとして、シングル動作モードと、ミラーリング動作モードとが示されている。シングル動作モードは、ブリッジ回路104に接続されている1つの外部記録装置のみに、データを記録するモードである。ミラーリング動作モードは、ブリッジ回路104に接続されている2つの外部記録装置の双方に、データを記録するモードである。また、ミラーリング動作モードには、ミラーステート、デグレードステート、リビルドステート、ホールトステートの4つの状態がある。そして、シングル動作モードにおいて、初期リビルド機能がONの設定(デフォルトの設定)であって、2つ目の外部記録装置が接続され、ユーザからミラーリングモードへの移行指示があると、リビルドステートへ移行する。初期リビルド機能がOFFの設定であっても、ユーザからミラーリング動作モードへの移行指示があると、ミラーステートへ移行する。ミラーリング動作モードにおいて、ユーザからシングル動作モードへの移行指示を受け付けると、シングル動作モードへ移行する。
ミラーステートは、2つの外部記録装置がともに正常に動作している状態である。この状態において、ブリッジCPU141は、2つの外部記録装置の一方をマスタとし、他方をスレーブとする。ホストCPU101からリードアクセスがあると、ブリッジCPU141は、マスタの外部記録装置にリードアクセスし、マスタの外部記録装置のデータをホストCPU101へ返す。ホストCPU101からライトアクセスがあると、ブリッジCPU141は、双方の外部記録装置にライトアクセスし、双方の外部記録装置にデータを記録する。ミラーステートにおいて1つの外部記録装置(1台目の外部記録装置)が故障すると、デグレードステートへ移行する。ミラーステートにおいてブリッジCPU141からリビルドステートへの移行命令があると、リビルドステートへ移行する。
デグレードステートは、故障していない1つの外部記録装置のみで動作している状態である。この状態において、ブリッジCPU141は、故障していない1つの外部記録装置に対して、リードアクセスおよびライトアクセスする。自動リビルド機能がONの設定(デフォルトの設定)であって、故障した外部記録装置が新たなものに交換されると、リビルドステートへ移行する。自動リビルド機能がOFFの設定であっても、リビルドステートへの移行命令があると、リビルドステートへ移行する。デグレードステートにおいて故障していなかった残りの1つの外部記録装置(2台目の外部記録装置)が故障すると、ホールトステートへ移行する。
リビルドステートは、故障していない1つの外部記録装置のみで動作している状態である。この状態において、ブリッジCPU141は、故障していない1つの外部記録装置に対して、リードアクセスおよびライトアクセスする。また、ブリッジCPU141は、リビルド処理を実行する。ブリッジCPU141は、故障していない1つの外部記録装置をマスタとし、新たな外部記録装置をスレーブとする。そして、ブリッジCPU141は、マスタの外部記録装置のデータを、一定量ごとに、スレーブの外部記録装置へコピーする。リビルド処理が完了すると、ミラーステートへ移行する。リビルドステートにおいてスレーブの外部記録装置が故障すると、デグレードステートへ移行する。リビルドステートにおいてマスタの外部記録装置が故障すると、ホールトステートへ移行する。
ホールトステートは、接続されている双方の外部記録装置が故障した状態である。この場合、ブリッジCPU141は、2つの外部記録装置のいずれにもアクセスすることができない。
このようにブリッジCPU141は、独立した制御により、ブリッジ回路104の動作モードおよび状態を切り換える。ブリッジCPU141は、ブリッジ回路104に接続されている外部記録装置を自ら判断して、動作モードおよび状態を切り換えてもよい。たとえば、ブリッジCPU141は、ブリッジ回路104に対して複数の外部記録装置が接続されている場合にミラーリング動作モードとする。そして、ミラーリング動作モードにおいて、ブリッジCPU141は、ミラーステート、デグレードステート、リビルドステート、およびホールトステートの間で状態を切り換える。
図3は、図1のブリッジ回路104によるリビルド処理の基本的な流れを示すフローチャートである。ブリッジCPU141は、リビルドステートにおいて、図3のリビルド処理を実行する。ブリッジCPU141は、リビルド処理が完了するまで断続的に、図3のリビルド処理を実行する。ここで、ブリッジROM143は、図3のリビルド処理のために、変数aと、変数eとを記録する。また、SATAの汎用的なコマンドと動作仕様は、前述の非特許文献1にしたがっている。
ステップS301において、ブリッジCPU141は、リビルド処理を開始する。ブリッジCPU141は、まず、リビルド処理を行うLBAの範囲を確定させるため、identify−deviceコマンド等を用いて、第一外部記録装置105および第二外部記録装置106に共通する最小LBAを獲得する。ブリッジCPU141は、獲得した最小LBAを、変数aに代入する。ステップS303において、ブリッジCPU141は、最大LBAを、変数eに代入する。ステップS305において、ブリッジCPU141は、リビルドテーブル147から、アドレスaの値、すなわちTable(a)を読出す。ステップS307において、ブリッジCPU141は、Table(a)の値が’0’であるか否かを判断する。Table(a)が’0’である場合、リビルド処理が実行されていないので、ブリッジCPU141は、処理をステップS311へ進める。Table(a)が’0’でない場合、そのLBAについてのリビルド処理がすでに実行されているので、ブリッジCPU141は、処理をステップS317へ進める。ステップS311において、ブリッジCPU141は、マスタの外部記録装置にリードアクセスし、LBA=aのデータを読出す。ブリッジCPU141は、読出したデータを、ブリッジバッファ148に記録する。ステップS313において、ブリッジCPU141は、スレーブの外部記録装置にライトアクセスし、ブリッジバッファ148に記録したデータを書込む。データは、スレーブの外部記録装置のLBA=aに書込まれる。ステップS315において、ブリッジCPU141は、リビルドテーブル147のアドレスaの値を、’1’に更新する。ステップS317において、ブリッジCPU141は、次のLBAについての処理を実行するために、aに1を加算する。ステップS321において、ブリッジCPU141は、リビルド処理が最終LBA=eまで実行されたか否かを判断する。最終LBA=eまでのリビルド処理が実行されていない場合、ブリッジCPU141は、処理をステップS305へ戻す。ブリッジCPU141は、最終LBA=eまでのリビルド処理が実行されるまで、ステップS305からステップS321までの処理を繰り返す。最終LBA=eまでのリビルド処理が実行された場合、ブリッジCPU141は、本処理を終了する。
図4は、図1のブリッジCPU141が、画像形成装置100のホストCPU101のステータス情報要求に基づいて実行する処理の流れを示すフローチャートである。ステップS501において、ブリッジCPU141は、ホストCPU101からのステータス情報要求を受信する。ステップS502において、ブリッジCPU141は、ブリッジCPU141内部にある不図示のレジスタから、現在のステータス情報を確認する。ステータス情報は、動作モードおよび状態の双方が記録されてよい。状態には、ミラーステート、デグレードステート、リビルドステート、ホールトステートがある。ステータス情報は、ブリッジRAM142に記録しても良い。ステップS503において、ブリッジCPU141は、リビルド処理の実行中であるか否かを判断する。たとえば、状態がリビルドステートである場合、ブリッジCPU141は、リビルド処理の実行中であると判断し、処理をステップS504へ進める。リビルド処理の実行中であると判断しない場合、ブリッジCPU141は、処理をステップS505へ進める。ステップS504において、ブリッジCPU141は、ステータス情報「リビルドステート」を、ホストCPU101へ応答送信する。ステップS505において、ブリッジCPU141は、ステータス情報「リビルドステート以外のステート」を、ホストCPU101へ応答送信する。「リビルドステート以外のステート」には、ミラーステート、デグレードステート、ホールトステートが含まれる。
図5は、図1の画像形成装置100のホストCPU101によるライトアクセスのアクセス方法の設定処理の流れを示すフローチャートである。ホストCPU101は、画像形成装置100が起動されて給電が開始されるたびに、または画像形成装置100の起動中に繰り返して、図5の処理を繰り返し実行する。ホストCPU101は、外部記録装置にライトアクセスするたびに、図5の処理を繰り返し実行してもよい。ホストCPU101は、図5の設定処理により、ホストCPU101がブリッジCPU141に発行するSATAのライトコマンドの種類を設定する。
ステップS601において、ホストCPU101は、ブリッジCPU141から、ブリッジCPU141のステータス情報を取得する。ホストCPU101は、ステータス情報要求をブリッジCPU141へ送信し、その応答を受信する。これにより、ホストCPU101は、ブリッジCPU141から、ブリッジCPU141の動作モードおよび状態を取得する。ステップS602において、ホストCPU101は、取得したステータス情報がリビルドステートであるか否かを判断する。リビルドステートである場合、ホストCPU101は、処理をステップS603へ進める。リビルドステート以外のステートである場合、ホストCPU101は、処理をステップS604へ進める。ホストCPU101は、取得したブリッジCPU141の動作モードおよび状態に応じて、複数の外部記録装置へのライトアクセスに使用するコマンドを切り換える。ホストCPU101は、ブリッジCPU141がリビルド処理を実行しているか否かに応じて、ブリッジ回路104を通じた複数の外部記録装置へのアクセス方法を切り換える。
ステップS603において、ホストCPU101は、ブリッジCPU141がリビルド処理中であるため、ブリッジCPU141へ発行するライトコマンドを「キャッシュを使用しないライトコマンド」に設定する。ホストCPU101は、ブリッジCPU141がリビルド処理を実行している場合、複数の外部記録装置へのライトアクセスに使用するコマンドを、外部記録装置のキャッシュメモリを経由せずに直接に記録メディアへ書きこむコマンドとする。この場合、ホストCPU101は、外部記録装置へデータを書き込む場合、「キャッシュを使用しないライトコマンド」によりブリッジ回路104にライトアクセスする。ブリッジ回路104のブリッジCPU141は、第一外部記録装置105および第二外部記録装置106に、「キャッシュを使用しないライトコマンド」によりライトアクセスする。そして、第一外部記録装置105の第一CPU151は、ライトアクセスに係る書込データを、直接に第一記録メディア153へ記録する。第二外部記録装置106の第二CPU161は、ライトアクセスに係る書込データを、直接に第二記録メディア163へ記録する。
ステップS604において、ホストCPU101は、ブリッジCPU141がリビルド処理中でないため、ブリッジCPU141へ発行するライトコマンドを「キャッシュを使用するライトコマンド」に設定する。ホストCPU101は、ブリッジCPU141がリビルド処理を実行していない場合、複数の外部記録装置へのライトアクセスに使用するコマンドを、外部記録装置のキャッシュメモリを経由して記録メディアへ書きこむコマンドとする。この場合、ホストCPU101は、外部記録装置へデータを書き込む場合、「キャッシュを使用するライトコマンド」によりブリッジ回路104にライトアクセスする。ブリッジ回路104のブリッジCPU141は、第一外部記録装置105および第二外部記録装置106に、「キャッシュを使用するライトコマンド」によりライトアクセスする。そして、第一外部記録装置105の第一CPU151は、ライトアクセスに係る書込データを、第一キャッシュメモリ152に記録する。第二外部記録装置106の第二CPU161は、ライトアクセスに係る書込データを、第二キャッシュメモリ162に記録する。
その後に、ホストCPU101は、たとえばキャッシュフラッシュコマンドをブリッジ回路104へ発行する。ブリッジ回路104のブリッジCPU141は、第一外部記録装置105および第二外部記録装置106に、キャッシュフラッシュコマンドを発行する。第一外部記録装置105の第一CPU151は、第一キャッシュメモリ152に記録している書込データを、第一記録メディア153へ記録する。第二外部記録装置106の第二CPU161は、第二キャッシュメモリ162に記録している書込データを、第二記録メディア163へ記録する。
以上のように、本実施形態では、リビルド処理がホストによるアクセスに対して影響を与え難くなるように、画像形成装置100に接続されている複数の外部記録装置においてリビルド処理を実行することができる。本実施形態では、ホストCPU101が外部記録装置へアクセスするタイミングが、リビルド処理を実行する必要のある期間であったとしても、外部記録装置へのスループットを維持することができる。
以上、本発明をその好適な実施形態に基づいて詳述してきたが、本発明はこれら特定の実施形態に限られるものではなく、この発明の要旨を逸脱しない範囲の様々な形態も本発明に含まれる。本発明は、上述の実施の形態の1以上の機能を実現するプログラムを、ネットワークや記憶媒体を介してシステムや装置に供給し、そのシステム又は装置のコンピュータの1つ以上のプロセッサーがプログラムを読み出して実行する処理でも実現可能である。また、本発明は、1以上の機能を実現する回路(例えば、ASIC)によっても実現可能である。
たとえば上記実施形態では、ホストCPU101は、画像形成装置100の起動中に繰り返してステータス情報要求を送信し、ブリッジCPU141は、そのポーリングに応答するようにしてステータス情報を送信している。この他にもたとえば、ブリッジCPU141は、自ら周期的に、ブリッジCPU141のステータス情報を送信してよい。ブリッジCPU141は、自身のステートが変化したら、プッシュ式で、ブリッジCPU141のステータス情報を送信してよい。たとえばホストCPU101とブリッジ回路104とを2本の信号線で接続し、ブリッジ回路104のブリッジCPU141は、この2本の信号線のハイレベルとローレベルとの組み合わせにより4種類のステートを出力してよい。また、ホストCPU101とブリッジ回路104とを、割込信号線で接続してもよい。この場合、ブリッジ回路104のブリッジCPU141は、自身のステートが変化したら、割込信号をホストCPU101へ出力する。割込信号が入力されると、ホストCPU101は、ステータス情報要求をブリッジ回路104のブリッジCPU141へ送信する。
100 画像形成装置
101 ホストCPU
104 ブリッジ回路
105 第一外部記録装置
106 第二外部記録装置
141 ブリッジCPU
142 ブリッジRAM
143 ブリッジROM
151 第一CPU
152 第一キャッシュメモリ
153 第一記録メディア
161 第二CPU
162 第二キャッシュメモリ
163 第二記録メディア

Claims (6)

  1. 複数の外部記録装置が接続可能な画像形成装置であって、
    複数の前記外部記録装置が接続され、接続されている一方の前記外部記録装置のデータを他方の前記外部記録装置へコピーするリビルド処理を実行するブリッジ回路と、
    前記ブリッジ回路を通じて複数の前記外部記録装置にアクセスするホストと、
    を有し、
    前記ホストは、
    前記ブリッジ回路がリビルド処理を実行しているか否かに応じて、前記ブリッジ回路を通じて複数の前記外部記録装置にアクセス方法を切り換える、
    画像形成装置。
  2. 複数の前記外部記録装置それぞれは、データを不揮発的に記録する記録メディアへの書込データを一時的に記録するキャッシュメモリを有し、
    前記ホストは、
    前記ブリッジ回路がリビルド処理を実行していない場合、複数の前記外部記録装置へのライトアクセスに使用するコマンドを、前記外部記録装置の前記キャッシュメモリを経由して前記記録メディアへ書きこむコマンドとし、
    前記ブリッジ回路がリビルド処理を実行している場合、複数の前記外部記録装置へのライトアクセスに使用するコマンドを、前記外部記録装置の前記キャッシュメモリを経由せずに直接に前記記録メディアへ書きこむコマンドとし、
    請求項1記載の画像形成装置。
  3. 前記ブリッジ回路は、接続されている前記外部記録装置を自ら判断して動作モードおよび状態を切り換え、
    前記ホストは、
    前記ブリッジ回路から、前記ブリッジ回路の動作モードおよび状態を取得し、
    取得した動作モードおよび状態に応じて、複数の前記外部記録装置へのライトアクセスに使用するコマンドを切り換える、
    請求項1または2記載の画像形成装置。
  4. 前記ブリッジ回路は、複数の前記外部記録装置が接続されている場合にミラーリング動作モードとなり、ミラーリング動作モードにおいてミラーステート、デグレードステート、リビルドステート、およびホールトステートの間で状態を切り換える、
    請求項1から3のいずれか一項記載の画像形成装置。
  5. 複数の外部記録装置が接続可能な画像形成装置の制御方法であって、
    複数の前記外部記録装置が接続されるブリッジ回路が接続されている一方の前記外部記録装置のデータを他方の前記外部記録装置へコピーするリビルド処理を実行する工程と、
    前記画像形成装置のホストが前記ブリッジ回路を通じて複数の前記外部記録装置にアクセスする工程と、
    前記ブリッジ回路がリビルド処理を実行しているか否かに応じて、前記ブリッジ回路を通じて複数の前記外部記録装置にアクセス方法を切り換える工程と、
    を有する、画像形成装置の制御方法。
  6. 複数の外部記録装置が接続可能な画像形成装置の制御方法をコンピュータに実行させるプログラムであって、
    前記画像形成装置の制御方法は、
    複数の前記外部記録装置が接続されるブリッジ回路が接続されている一方の前記外部記録装置のデータを他方の前記外部記録装置へコピーするリビルド処理を実行する工程と、
    前記画像形成装置のホストが前記ブリッジ回路を通じて複数の前記外部記録装置にアクセスする工程と、
    前記ブリッジ回路がリビルド処理を実行しているか否かに応じて、前記ブリッジ回路を通じて複数の前記外部記録装置にアクセス方法を切り換える工程と、
    を有する、プログラム。
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