JP2021090920A - ロール成膜装置 - Google Patents

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Abstract

【課題】被塗布物の表面上に塗布される膜状塗布材料の密度のバラツキ(膜状塗布材料の長さ方向についてのバラツキ)を小さくすることができるロール成膜装置を提供する。【解決手段】ホッパー40は、排出口45から上方に向かうにしたがって拡径する筒状の傾斜内面42bであって、ホッパー40をその中心軸線CLを含む位置で上下方向に切断した切断面において、ホッパー40の内側に凸の円弧形状をなす傾斜内面42bを有する。排出口45の直径Aと、塗布材料6を構成する複数の湿潤造粒体16の平均粒子径Bとは、B<A<3Bの関係を満たし、前記切断面における傾斜内面42bの円弧ARの半径Rは、R>50mmの関係を満たす。【選択図】図3

Description

本発明は、一対のロールを有するロール成膜装置に関する。
特許文献1には、間隙を隔てて互いに平行に配置されて回転する一対のロールであって、左右方向に並んで配置された一対のロールと、一対のロールの間隙に向けて、複数の湿潤造粒体(負極活物質と結着材と溶媒とを混合して造粒したもの)からなる塗布材料を供給する供給装置と、を備えるロール成膜装置が開示されている。このロール成膜装置では、供給装置から一対のロールの間隙に供給された塗布材料が、一対のロールの間隙を通過することによって膜状にされ、膜状にされた塗布材料が帯状の被塗布物(集電箔)の表面上に順次塗布される。
特開2017−228398号公報
特許文献1の供給装置は、一対のロールの上方に配置されたホッパーを有する。このホッパーの内部には、外周が歯車形状に波形加工されたロール(コルゲートロール)が設けられている。このようなホッパーを有する供給装置では、コルゲートロールの回転によって、ホッパーの内部に充填されている複数の湿潤造粒体からなる塗布材料を、ホッパーの排出口から排出する態様で、一対のロールの間隙に向けて供給する。
しかしながら、上述のような供給装置では、ホッパーから、一対のロールの間隙に向けて、複数の湿潤造粒体からなる塗布材料を、連続的に供給することができなかった。このため、上述のような供給装置を備えるロール成膜装置では、一対のロールの間隙への塗布材料の供給流量(単位時間あたりに供給される塗布材料の量)が、大きくばらつくことがあった。
これにより、一対のロールの間隙を通過することによって膜状にされた塗布材料(膜状塗布材料という)の密度のバラツキ(膜状塗布材料の長さ方向についてのバラツキ)が大きくなることがあった。このために、被塗布物の表面上に塗布される膜状塗布材料の密度のバラツキ(膜状塗布材料の長さ方向についてのバラツキ)が大きくなることがあった。
本発明は、かかる現状に鑑みてなされたものであって、被塗布物の表面上に塗布される膜状塗布材料の密度のバラツキ(膜状塗布材料の長さ方向についてのバラツキ)を小さくすることができるロール成膜装置を提供することを目的とする。
本発明の一態様は、間隙を隔てて互いに平行に配置されて回転する一対のロールであって、左右方向に並んで配置された一対のロールと、前記一対のロールの前記間隙に向けて、複数の湿潤造粒体からなる塗布材料を供給する供給装置と、を備え、前記供給装置から前記一対のロールの前記間隙に供給された前記塗布材料が、前記一対のロールの前記間隙を通過することによって膜状にされ、膜状にされた前記塗布材料が帯状の被塗布物の表面上に順次塗布されるロール成膜装置であって、前記供給装置は、上下方向に延びる筒形状をなし、前記一対のロールの前記間隙の上方に配置されたホッパーであって、当該ホッパー内の前記塗布材料を、当該ホッパーの底部に設けられた円形の排出口から下方に排出することによって、前記塗布材料を前記一対のロールの前記間隙に向けて供給するホッパーを有し、前記ホッパーは、前記排出口から上方に向かうにしたがって拡径する筒状の傾斜内面であって、前記ホッパーをその中心軸線を含む位置で上下方向に切断した切断面において、前記ホッパーの内側に凸の円弧形状をなす傾斜内面を有し、前記排出口の直径Aと、前記塗布材料を構成する複数の前記湿潤造粒体の平均粒子径Bとは、B<A<3Bの関係を満たし、前記切断面における前記傾斜内面の円弧の半径Rは、R>50mmの関係を満たすロール成膜装置である。
上述のロール成膜装置は、一対のロールの間隙に向けて、複数の湿潤造粒体からなる塗布材料を供給する供給装置を備える。この供給装置は、上下方向に延びる筒形状をなすホッパーであって、一対のロールの間隙の上方に配置されたホッパーを有する。このホッパーは、当該ホッパーの底部に設けられた円形(平面視円形)の排出口を有する。このホッパーは、当該ホッパー内の塗布材料を、当該ホッパーの排出口から下方に排出することによって、一対のロールの間隙に向けて供給する。
さらに、このホッパーは、当該ホッパーの内面のうち排出口から上方に向かって延びる内面であって、排出口から上方に向かうにしたがって拡径する筒状の傾斜内面を有する。この傾斜内面は、ホッパーをその中心軸線(上下方向に延びる中心軸線)を含む位置で上下方向(中心軸線に沿う方向)に切断した切断面において(任意に選択したいずれの切断面においても)、ホッパーの内側に凸の円弧形状をなしている。さらに、この切断面における傾斜内面の円弧の半径Rは、R>50mmの関係を満たしている。
さらに、上述のロール成膜装置では、ホッパーの排出口の直径Aと、塗布材料を構成する複数の湿潤造粒体の平均粒子径Bとは、B<A<3Bの関係を満たしている。
このようなロール成膜装置では、供給装置のホッパーから、一対のロールの間隙に向けて、複数の湿潤造粒体からなる塗布材料を、連続的に供給することができ、しかも、その供給流量(単位時間あたりに供給される塗布材料の量)のバラツキを小さくすることができる。
具体的に説明すると、ホッパーの上部(天井部)の投入口からホッパーの内部に投入された複数の湿潤造粒体(塗布材料)は、ホッパーの内部を、ホッパーの底部の排出口に向かって下方に流れてゆき、排出口の手前(上方)において、複数の湿潤造粒体が連結しつつ傾斜内面に支持される態様で一旦停止する。すなわち、排出口の手前で、複数の湿潤造粒体によってホッパーが詰まる。これにより、一時的に排出口から湿潤造粒体が排出されなくなる。そして、排出口の手前(傾斜内面で囲まれた空間内)において、複数の湿潤造粒体によってアーチ(アーチ構造を有する湿潤造粒体の集合体をいう)が形成される。
引き続いて、ホッパーの内部に投入された複数の湿潤造粒体が、このアーチの上に乗り(堆積し)、アーチの上に乗った(堆積した)湿潤造粒体の重さによってアーチが崩れる。これにより、アーチを形成していた湿潤造粒体がバラバラになって、排出口を通じてホッパーの下方に排出されて、一対のロールの間隙に向けて供給される。このようなサイクルが連続的に高速で繰り返し行われることで、供給装置のホッパーから、一対のロールの間隙に向けて、複数の湿潤造粒体からなる塗布材料を、連続的に供給することができ、しかも、その供給流量のバラツキを小さくすることができる。
これにより、一対のロールの間隙を通過することによって膜状にされた塗布材料(膜状塗布材料という)の密度のバラツキ(膜状塗布材料の長さ方向についてのバラツキ)を小さくすることができる。従って、被塗布物の表面上に塗布される膜状塗布材料の密度のバラツキ(膜状塗布材料の長さ方向についてのバラツキ)を小さくすることができる。
なお、ホッパーの排出口の直径Aと、塗布材料を構成する複数の湿潤造粒体の平均粒子径Bとが、B<Aの関係を満たすことで、ホッパーの排出口から湿潤造粒体を排出することが可能となる。また、A<3Bの関係を満たし、且つ、傾斜内面の円弧の半径RがR>50mmの関係を満たすことで、前述のアーチを適切に形成することが可能となる。
また、湿潤造粒体とは、溶媒が溶質の粒子に保持(吸収)された状態で、これらが集合(結合)した物質(粒状体)をいう。湿潤造粒体としては、例えば、電極活物質と結着材と溶媒とを混合して造粒したものが挙げられる。この湿潤造粒体は、溶媒が電極活物質の粒子と結着材に保持(吸収)された状態で、これらが集合(結合)した物質(粒状体)である。この場合、塗布材料は、電極活物質と結着材と溶媒とを混合して造粒した複数の湿潤造粒体からなる電極合材となり、被塗布物は、集電箔となる。
実施形態にかかるロール成膜装置の側面視概略図である。 同ロール成膜装置のホッパーの平面図(上面図)である。 図2のD−D断面図である。 実施形態の供給装置による塗布材料の供給の流れを説明する図である。 同供給装置による塗布材料の供給の流れを説明する他の図である。 同供給装置による塗布材料の供給の流れを説明する他の図である。 負極シートの断面概略図である。 負極合材層(膜状塗布材料を乾燥させたもの)の密度を比較する図である。 アーチ(ブリッジ)の形成を説明する図である。
以下、本発明を具体化した実施形態について、図面を参照しつつ詳細に説明する。
本実施形態では、ロール成膜装置を、リチウムイオン二次電池の電極シート(具体的には、負極シート)の製造に使用した例を示す。より具体的には、後述するように、リチウムイオン二次電池の負極シートの製造工程のうち、成膜工程において、本実施形態のロール成膜装置を使用する。
従って、本実施形態では、湿潤造粒体は、電極活物質(具体的には、負極活物質)と結着材と溶媒とを混合して造粒した湿潤造粒体16となる。この湿潤造粒体16は、溶媒が電極活物質(負極活物質)の粒子と結着材に保持(吸収)された状態で、これらが集合(結合)した物質(粒状体)である。また、本実施形態では、塗布材料は、湿潤造粒体16からなる電極合材(具体的には、負極合材6)となる。また、被塗布物は、帯状の集電箔7となる。
なお、本実施形態では、負極活物質として、粉末状の炭素材料(例えば、黒鉛)を使用する。また、溶媒として、水を使用する。また、結着材として、CMC(カルボキシメチルセルロース)を使用する。
図1は、実施形態にかかるロール成膜装置20の側面視概略図である。図2は、ロール成膜装置20のホッパー40の平面図(上面図)である。図3は、図2のD−D断面図である。本実施形態のロール成膜装置20は、図1に示すように、間隙S1を隔てて互いに平行に配置されて回転する一対のロール(第1ロール1と第2ロール2)と、一対のロール(第1ロール1と第2ロール2)の間隙S1に向けて、複数の湿潤造粒体16からなる負極合材6(塗布材料)を供給する供給装置30と、第3ロール3とを備えている。
第1ロール1と第2ロール2とは水平方向DH(図1において左右方向)に並んで配置されている。一方、第2ロール2と第3ロール3とは、鉛直方向DV(図1において上下方向)に並んで配置されている。また、第1ロール1と第2ロール2とは、わずかな間隙S1を置いて対面している。同様に、第2ロール2と第3ロール3とも、わずかな間隙S2を置いて対面している。
また、これら3つのロール1〜3の回転方向は、図1において矢印で示すように、隣り合う(対面する)2つのロールの回転方向が互いに逆方向となるように、すなわち、対面する2つのロールが互いに順方向回転となるように設定されている。そして、第1ロール1と第2ロール2との対面箇所では、これらのロールの表面が回転により下向きに移動するようになっている。また、第2ロール2と第3ロール3との対面箇所では、これらのロールの表面が回転により右向きに移動するようになっている。また、回転速度に関して、回転によるロールの表面の移動速度が、第1ロール1において最も遅く、第3ロール3において最も速く、第2ロール2ではそれらの中間となるように設定されている。
供給装置30は、上下方向(鉛直方向DV)に延びる筒形状をなすホッパー40を有する(図1〜図3参照)。ホッパー40は、直円筒形状をなす第1部位41と、この第1部位41の下方に位置する第2部位42とを有する。第2部位42の外形は、円錐台形状をなしている。このホッパー40は、当該ホッパー40の底部43(第2部位42の底部)に設けられた円形(平面視円形)の排出口45(下方開口)を有する。さらに、このホッパー40は、当該ホッパー40の天井部44(第1部位41の天井部)に設けられた円形(平面視円形)の投入口46(上方開口)を有する(図2及び図3参照)。
このホッパー40は、一対のロール(第1ロール1と第2ロール2)の間隙S1の上方に配置されている。詳細には、ホッパー40の排出口45が、一対のロール(第1ロール1と第2ロール2)の間隙S1の真上に位置するように、ホッパー40が一対のロール(第1ロール1と第2ロール2)の上方に配置されている。このホッパー40は、当該ホッパー40内の負極合材6(塗布材料)を、当該ホッパー40の排出口45から下方に排出することによって、一対のロール(第1ロール1と第2ロール2)の間隙S1に向けて供給する(図1参照)。
また、第3ロール3には、帯状の集電箔7(被塗布物)が掛け渡されている(図1参照)。集電箔7は、金属箔(銅箔)であり、第3ロール3の回転と共に、第2ロール2と第3ロール3との対面箇所を通って、第3ロール3の右下から右上へと搬送されるようになっている。なお、集電箔7(被塗布物)の搬送方向は、集電箔7の長さ方向DLに一致する。また、集電箔7の長さ方向DLは、後述する膜状負極合材8の長さ方向DLに一致する。また、第2ロール2と第3ロール3との対面箇所には、集電箔7が通されている状態で、さらに第2ロール2と集電箔7との間に若干の隙間があるようにされている。すなわち、第2ロール2と第3ロール3との間の間隙S2(集電箔7が存在していない状態での間隙S2)は、集電箔7の厚さより少し広い。
このようなロール成膜装置20では、供給装置30のホッパー40から一対のロール(第1ロール1と第2ロール2)の間隙S1に供給された負極合材6(塗布材料)が、一対のロール(第1ロール1と第2ロール2)の間隙S1を通過することによって膜状にされて、膜状負極合材8(膜状塗布材料)となる(図1参照)。このとき、第1ロール1よりも第2ロール2のほうが回転速度が速いので、負極合材6に含まれる湿潤造粒体16は、第1ロール1の表面よりも第2ロール2の表面においてより大きく引き伸ばされ、第1ロール1の表面よりも第2ロール2の表面での液架橋面積が大きくなることで、第2ロール2の表面に担持される。
第2ロール2の表面に担持された膜状の負極合材6(膜状負極合材8)は、第2ロール2の回転と共に搬送されていく(図1参照)。すると、第2ロール2と第3ロール3との対面箇所において、集電箔7と膜状負極合材8とが出会う。これにより、膜状負極合材8が、第2ロール2から、より移動速度の速い第3ロール3と共に回転している集電箔7の表面上に転写される(付着する)。このようにして、膜状負極合材8(膜状にされた塗布材料)が、帯状の集電箔7(被塗布物)の表面上に順次塗布される。これにより、集電箔7上に膜状負極合材8(膜状塗布材料)が成膜された、膜状負極合材付き集電箔9が得られる。
ところで、従来(例えば、特許文献1)の供給装置では、ホッパーから、一対のロールの間隙に向けて、複数の湿潤造粒体からなる塗布材料を、連続的に供給することができなかった。このため、従来のロール成膜装置では、一対のロールの間隙への塗布材料の供給流量(単位時間あたりに供給される塗布材料の量)が、大きくばらつくことがあった。これにより、一対のロールの間隙を通過することによって膜状にされた塗布材料(膜状塗布材料)の密度のバラツキ(膜状塗布材料の長さ方向についてのバラツキ)が大きくなることがあった。このために、被塗布物の表面上に塗布される膜状塗布材料の密度のバラツキ(膜状塗布材料の長さ方向についてのバラツキ)が大きくなることがあった。
これに対し、本実施形態のロール成膜装置20では、供給装置30のホッパー40が、当該ホッパー40の内面40bのうち排出口45から上方に向かって延びる内面40bであって、排出口45から上方に向かうにしたがって拡径する筒状内面(筒状の傾斜内面42bという)を有する。なお、この傾斜内面42bは、ホッパー40のうち下方側の部位を構成する第2部位42の内面である(図2及び図3参照)。
この傾斜内面42bは、ホッパー40をその中心軸線CL(上下方向に延びる中心軸線CL)を含む位置で上下方向(中心軸線CLに沿う方向)に切断した切断面(図3に示す切断面)において(中心軸線CLの周りについて任意の位置で切断したいずれの切断面においても)、ホッパー40の内側(中心軸線CL側)に凸の円弧形状をなしている(図3参照)。さらに、この切断面における傾斜内面42bの円弧ARの半径R(図3参照)は、R>50mmの関係を満たしている。
さらに、本実施形態のロール成膜装置20では、ホッパー40の排出口45の直径Aと、負極合材6(塗布材料)を構成する複数の湿潤造粒体16の平均粒子径B(ホッパー40の投入口46からホッパー40内に投入される湿潤造粒体16の平均粒子径B)とは、B<A<3Bの関係を満たしている。
なお、本実施形態では、湿潤造粒体16の粒子径(直径)の最小値と最大値との間の中央値を、平均粒子径Bとしている。湿潤造粒体16の粒子径(直径)は、2.5±0.2mmの範囲内としているため、平均粒子径B=2.5mmとなる。具体的には、篩によって、粒子径(直径)が(2.5−0.2)mm以上(2.5+0.2)mm以下の範囲内となる湿潤造粒体16を選別して、選別した湿潤造粒体16からなる負極合材6を使用している。
また、本実施形態では、ホッパー40の排出口45の直径Aを、負極合材6(塗布材料)を構成する湿潤造粒体16の粒子径の最大値よりも大きくしている。具体的には、本実施形態では、湿潤造粒体16の粒子径の最大値が2.7mmであるのに対し、排出口45の直径Aを3.0mm以上としている。
このようなロール成膜装置20では、供給装置30のホッパー40から、一対のロール(第1ロール1と第2ロール2)の間隙S1に向けて、複数の湿潤造粒体16からなる負極合材6(塗布材料)を、連続的に供給することができ、しかも、その供給流量(単位時間あたりに供給される負極合材6の量)のバラツキを小さくすることができる。
ここで、図4〜図6を参照して具体的に説明する。ホッパー40の上部(天井部44)の投入口46からホッパー40の内部に投入された複数の湿潤造粒体16(負極合材6)は、図4に示すように、ホッパー40の内部空間ISを、ホッパー40の底部43の排出口45に向かって下方に流れてゆくと、排出口45の手前(上方)において、複数の湿潤造粒体16が連結しつつ傾斜内面42bに支持される態様で一旦停止する。すなわち、排出口45の手前で、複数の湿潤造粒体16によってホッパー40が詰まる。これにより、一時的に排出口45から湿潤造粒体16が排出されなくなる。そうすると、図5に示すように、排出口45の手前(傾斜内面42bで囲まれた空間内)において、複数の湿潤造粒体16によってアーチAC(アーチ構造を有する湿潤造粒体16の集合体をいう)が形成される。
引き続いて、ホッパー40の内部に投入された複数の湿潤造粒体16が、このアーチACの上に乗り(堆積し)、図6に示すように、アーチACの上に乗った湿潤造粒体16の重さによってアーチACが崩れる。これにより、アーチACを形成していた湿潤造粒体16がバラバラになって、排出口45を通じてホッパー40の下方に排出されて、一対のロール(第1ロール1と第2ロール2)の間隙S1に向けて供給される。このようなサイクルが連続的に高速で繰り返し行われることで、供給装置30のホッパー40から、一対のロール(第1ロール1と第2ロール2)の間隙S1に向けて、複数の湿潤造粒体16からなる負極合材6(塗布材料)を、連続的に供給することができ、しかも、その供給流量のバラツキを小さくすることができる。
これにより、一対のロール(第1ロール1と第2ロール2)の間隙S1を通過することによって膜状にされた負極合材6(すなわち、膜状負極合材8)の密度のバラツキ(膜状負極合材8の長さ方向DLについてのバラツキ)を小さくすることができる。従って、集電箔7(被塗布物)の表面上に塗布される膜状負極合材8(膜状塗布材料)の密度のバラツキ(膜状負極合材8の長さ方向DLについてのバラツキ)を小さくすることができる。
なお、ホッパー40の排出口45の直径Aと、負極合材6(塗布材料)を構成する複数の湿潤造粒体16の平均粒子径Bとが、B<Aの関係を満たすことで、ホッパー40の排出口45から湿潤造粒体16を排出することが可能となる。また、A<3Bの関係を満たし、且つ、傾斜内面42bの円弧ARの半径RがR>50mmの関係を満たすことで、前述のアーチACを適切に形成することが可能となる。
次に、本実施形態にかかる負極シート19(電極シート、塗布物)の製造方法について説明する。
まず、造粒工程において、負極活物質(炭素材料)と結着材(CMC)と溶媒(水)とを混合しつつ造粒して多数の湿潤造粒体16を作製する。本実施形態では、公知の攪拌造粒機(図示なし)内に、負極活物質と結着材と溶媒を投入し、攪拌することで、負極活物質と結着材と溶媒を混合(分散)しつつ造粒して、多数の湿潤造粒体16にする。なお、本実施形態では、湿潤造粒体16の固形分率を65wt%以上(具体的には、71wt%)としている。
その後、選別工程において、作製した多数の湿潤造粒体16を篩にかけて、粒子径(直径)が2.3mm以上2.7mm以下の範囲内の値となる湿潤造粒体16を選別する。これにより、前記範囲(2.5±0.2mm)内の粒径を有する多数の湿潤造粒体16からなる負極合材6が得られる。負極合材6は、湿潤造粒体16の集合体である。
次に、成膜工程に進み、ロール成膜装置20を用いて、膜状負極合材付き集電箔9を作製する。具体的には、選別工程で得た負極合材6を、対向するロール(第1ロール1と第2ロール2)の間隙S1に通すことによって膜状にし、膜状にされた負極合材6を集電箔7の表面上に付着させる(図1参照)。
より具体的には、まず、ロール成膜装置20の第1ロール1と第2ロール2と第3ロール3とを回転駆動させる。なお、第3ロール3には、集電箔7が掛け渡されている。そして、ホッパー40の上部(天井部44)の投入口46から、ホッパー40の内部に、選別工程で得た負極合材6を連続的に(または断続的に)投入する。すると、図4〜図6に示す一連のサイクルが高速で連続して行われることによって、ホッパー40の排出口45から、一対のロール(第1ロール1と第2ロール2)の間隙S1に向けて、複数の湿潤造粒体16からなる負極合材6が、連続的に供給されてゆく。そして、ホッパー40から供給された負極合材6が、第1ロール1と第2ロール2の間隙S1を通過することによって膜状にされて、膜状負極合材8(膜状塗布材料)となる(図1参照)。
このとき、第1ロール1よりも第2ロール2のほうが回転速度が速いので、負極合材6に含まれる湿潤造粒体16は、第1ロール1の表面よりも第2ロール2の表面においてより大きく引き伸ばされ、第1ロール1の表面よりも第2ロール2の表面での液架橋面積が大きくなることで、第2ロール2の表面に担持される(図1参照)。
第2ロール2の表面に担持された膜状の負極合材6(膜状負極合材8)は、第2ロール2の回転と共に搬送されていく(図1参照)。すると、第2ロール2と第3ロール3との対面箇所において、集電箔7と膜状負極合材8とが出会う。これにより、膜状負極合材8が、第2ロール2から、より移動速度の速い第3ロール3と共に回転している集電箔7の表面上に転写される(付着する)。このようにして、膜状負極合材8(膜状にされた塗布材料)が、集電箔7(被塗布物)の表面上に塗布される。これにより、集電箔7上に膜状負極合材8が成膜された、膜状負極合材付き集電箔9が得られる。
その後、乾燥工程に進み、膜状負極合材付き集電箔9を乾燥させる(膜状負極合材8を乾燥させる)。これにより、膜状負極合材8(湿潤造粒体16)に吸収(保持)されている溶媒(水)が除去されて(蒸発して)、膜状負極合材8が負極合材層18(電極合材層)になる。これにより、集電箔7の表面上に負極合材層18を有する負極シート19が得られる(図7参照)。なお、膜状負極合材8(負極合材層18)は、集電箔7の片面のみに形成するようにしても良いし、両面に形成するようにしても良い。
作製した負極シート19は、その後、正極シート及びセパレータと組み合わされて、電極体を形成する。次いで、この電極体に端子部材を取り付けた後、電池ケース内に電極体及び電解液を収容する。これにより、リチウムイオン二次電池が完成する。
<実施例1〜3と比較例1,2>
実施例1〜3及び比較例1,2として、ホッパー40の排出口45の直径Aの寸法と傾斜内面42bの円弧ARの半径Rの寸法との組み合わせが異なるホッパー40を用意した。具体的には、実施例1では、ホッパー40について、排出口45の直径Aを3mmとし、傾斜内面42bの円弧ARの半径Rを75mmとした。実施例2では、ホッパー40について、排出口45の直径Aを6mmとし、傾斜内面42bの円弧ARの半径Rを100mmとした。実施例3では、ホッパー40について、排出口45の直径Aを6mmとし、傾斜内面42bの円弧ARの半径Rを75mmとした。比較例1では、ホッパー40について、排出口45の直径Aを6mmとし、傾斜内面42bの円弧ARの半径Rを50mmとした。比較例2では、ホッパー40について、排出口45の直径Aを12mmとし、傾斜内面42bの円弧ARの半径Rを75mmとした。
そして、各々のホッパー40を用いて、投入口46からホッパー40の内部に複数の湿潤造粒体16を投入して、排出口45の手前(傾斜内面42bで囲まれた空間内)において、複数の湿潤造粒体16からなるアーチAC(ブリッジ、図5参照)を適切に形成することができるか否かを調査した。その結果を表1に示す。なお、湿潤造粒体16の粒子径(直径)は、2.5±0.2mmの範囲内(2.3mm以上2.7mm以下の範囲内)としているため、平均粒子径B=2.5mmとなる。
Figure 2021090920
表1に示すように、実施例1〜3では、アーチAC(ブリッジ、図5参照)を適切に形成することができた。一方、比較例1,2では、アーチAC(ブリッジ)を形成することができなかった。
ここで、実施例1〜3及び比較例1,2について、ホッパー40の排出口45の直径Aと、湿潤造粒体16の平均粒子径Bと、ホッパー40の傾斜内面42bの円弧ARの半径Rとの関係を検討する。
まず、実施例1と実施例3と比較例2について検討する。これらの例では、いずれも、R=75mmとされている。一方、これらの例では、Aの値が異なっている。具体的には、実施例1ではA=3mm、実施例3ではA=6mm、比較例2では、A=12mmとされている。これらの例の中では、実施例1と3がA<3Bの関係を満たしている。一方、比較例2は、A<3Bの関係を満たしておらず、A>3Bとされている。これら3つの例では、実施例1と実施例3ではアーチACを適切に形成することができたが、比較例2ではアーチACを形成することができなかった。この結果から、アーチACを適切に形成するためには、A<3Bの関係を満たす必要があるといえる。
次に、実施例2と実施例3と比較例1について検討する。これらの例では、いずれも、A=6mmとされている。従って、A<3Bの関係を満たしている。一方、これらの例では、Rの値が異なっている。具体的には、実施例2ではR=100mm、実施例3ではR=75mm、比較例1では、R=50mmとされている。これらの例の中では、実施例2,3が、R>50mmの関係を満たしている。一方、比較例1では、R>50mmの関係を満たしていない。これら3つの例では、実施例2と実施例3ではアーチACを適切に形成することができたが、比較例1ではアーチACを形成することができなかった。この結果から、アーチACを適切に形成するためには、R>50mmの関係を満たす必要があるといえる。
ここで、傾斜内面42bの円弧ARの半径Rの値が、前述のアーチACを適切に形成することができるか否かの要因になると考えられることについて、図9を参照して説明する。なお、図9は、ホッパー40の下端側(排出口45側)の部位を、中心軸線CLを含む位置で中心軸線CLに沿って切断した断面図である。
湿潤造粒体16によってアーチAC(ブリッジ)が形成されるときに、湿潤造粒体16に働く力は、上下方向に分けると以下の通りである。
F1(上向きに働く力)=Fw・cosθw+Fp
F2(下向きに働く力)=湿潤造粒体16に働く重力
ここで、Fwは、湿潤造粒体16と傾斜内面42bとの間に働く摩擦力である。また、Fpは、隣接する湿潤造粒体16との間に働く摩擦力である。
F1≧F2の関係を満たす場合にアーチACが形成され、F1<F2の関係を満たす場合にはアーチACは形成されない(アーチACが崩れる)と考えることができる。そして、F1の値は、Fw・cosθwの値が大きくなるほど大きくなる。従って、cosθwの値が大きくなるほど、アーチACが形成され易くなると考えられる。そして、傾斜内面42bの円弧ARの半径Rの値が大きくなるほど、cosθwの値は大きくなる。従って、傾斜内面42bの円弧ARの半径Rの値を大きくするほど、アーチACが形成され易くなると考えられる。上述した実施例1〜3及び比較例1,2の結果より、アーチACを適切に形成するためには、R>50mmの関係を満たす(より好ましくは、R≧75mmの関係を満たす)必要があると考えられる。
以上の結果より、A<3Bの関係を満たし、且つ、傾斜内面42bの円弧ARの半径RがR>50mmの関係を満たすことで、アーチACを適切に形成することができるといえる。また、B<Aの関係を満たすことで、ホッパー40の排出口45から湿潤造粒体16を排出することが可能となる。
従って、B<A<3Bの関係を満たし、且つ、傾斜内面42bの円弧ARの半径RがR>50mmの関係を満たすことで、供給装置30のホッパー40から、一対のロール(第1ロール1と第2ロール2)の間隙S1に向けて、複数の湿潤造粒体16からなる負極合材6(塗布材料)を、連続的に供給することができ、しかも、その供給流量のバラツキを小さくすることができるといえる。
これにより、一対のロール(第1ロール1と第2ロール2)の間隙S1を通過することによって膜状にされた負極合材6(すなわち、膜状負極合材8)の密度のバラツキ(膜状負極合材8の長さ方向DLについてのバラツキ)を小さくすることができるといえる。従って、集電箔7(被塗布物)の表面上に塗布される膜状負極合材8(膜状塗布材料)の密度のバラツキ(膜状負極合材8の長さ方向DLについてのバラツキ)を小さくすることができるといえる。
<成膜試験>
次に、実施例3のホッパー40を備えるロール成膜装置20を用いて、膜状負極合材付き集電箔9を作製し、これを乾燥させて負極シート19を作製した。そして、作製した負極シート19について、負極合材層18の密度のバラツキを調査した。なお、本試験でも、粒子径(直径)が2.5±0.2mmの範囲内(2.3mm以上2.7mm以下の範囲内)とされた湿潤造粒体16からなる負極合材6を用いている。また、本試験では、2000mmの長さの膜状負極合材付き集電箔9を作製し、これを乾燥させて2000mmの長さの負極シート19を作製している。そして、負極シート19の長さ方向DLの全体にわたって、長さ方向DLの位置が異なる10箇所について、負極合材層18の密度(g/cm)を測定した。この結果を図8に示す。
また、比較例2のホッパー40を備えるロール成膜装置20を用いて、膜状負極合材付き集電箔9を作製し、これを乾燥させて負極シート19を作製した。なお、比較例2でも、実施例3と同様に、粒子径(直径)が2.5±0.2mmの範囲内とされた湿潤造粒体16からなる負極合材6を用いている。そして、作製した比較例2の負極シート19の長さ方向DLの全体にわたって、長さ方向DLの位置が異なる10箇所について、負極合材層18の密度(g/cm)を測定した。この結果を図8に示す。
図8に示すように、実施例3では、比較例2に比べて、負極合材層18の密度のバラツキ(長さ方向DLについてのバラツキ)が小さくなった。具体的には、比較例2では、負極合材層18の密度が、1.2〜1.45(g/cm)の範囲でばらついた(変動した)。これに対し、実施例3では、負極合材層18の密度のバラツキの範囲を、1.25〜1.33(g/cm)の範囲に縮小することができた。なお、比較例2では、負極合材層18の密度の標準偏差σが0.0742となり、実施例3では、負極合材層18の密度の標準偏差σが0.0191となった。
ここで、負極シート19における負極合材層18の密度のバラツキ(長さ方向DLについてのバラツキ)は、集電箔7(被塗布物)の表面上に塗布される膜状負極合材8(膜状塗布材料)の密度のバラツキ(長さ方向DLについてのバラツキ)に相当する。
従って、本試験によって、B<A<3Bの関係を満たし、且つ、傾斜内面42bの円弧ARの半径RがR>50mmの関係を満たすロール成膜装置20を用いることで、集電箔7(被塗布物)の表面上に塗布される膜状負極合材8(膜状塗布材料)の密度のバラツキ(長さ方向DLについてのバラツキ)を小さくすることができることが確認できた。
以上において、本発明を実施形態(実施例1〜3)に即して説明したが、本発明は前記実施形態に限定されるものではなく、その要旨を逸脱しない範囲で、適宜変更して適用できることはいうまでもない。
例えば、実施形態では、ロール成膜装置20を、電池の負極シート19の製造に使用した例を示した。しかしながら、本発明のロール成膜装置を、電池の正極シートの製造に使用するようにしても良い。
1 第1ロール(一対のロール)
2 第2ロール(一対のロール)
3 第3ロール
6 負極合材(塗布材料)
7 集電箔(被塗布物)
8 膜状負極合材(膜状にされた塗布材料)
16 湿潤造粒体
18 負極合材層(電極合材層)
19 負極シート(電極シート)
20 ロール成膜装置
30 供給装置
40 ホッパー
42b 傾斜内面
43 底部
45 排出口
46 投入口
AC アーチ
CL 中心軸線
DL 長さ方向
S1 間隙

Claims (1)

  1. 間隙を隔てて互いに平行に配置されて回転する一対のロールであって、左右方向に並んで配置された一対のロールと、
    前記一対のロールの前記間隙に向けて、複数の湿潤造粒体からなる塗布材料を供給する供給装置と、を備え、
    前記供給装置から前記一対のロールの前記間隙に供給された前記塗布材料が、前記一対のロールの前記間隙を通過することによって膜状にされ、膜状にされた前記塗布材料が帯状の被塗布物の表面上に順次塗布される
    ロール成膜装置であって、
    前記供給装置は、
    上下方向に延びる筒形状をなし、前記一対のロールの前記間隙の上方に配置されたホッパーであって、当該ホッパー内の前記塗布材料を、当該ホッパーの底部に設けられた円形の排出口から下方に排出することによって、前記塗布材料を前記一対のロールの前記間隙に向けて供給するホッパーを有し、
    前記ホッパーは、
    前記排出口から上方に向かうにしたがって拡径する筒状の傾斜内面であって、前記ホッパーをその中心軸線を含む位置で上下方向に切断した切断面において、前記ホッパーの内側に凸の円弧形状をなす傾斜内面を有し、
    前記排出口の直径Aと、前記塗布材料を構成する複数の前記湿潤造粒体の平均粒子径Bとは、B<A<3Bの関係を満たし、
    前記切断面における前記傾斜内面の円弧の半径Rは、R>50mmの関係を満たす
    ロール成膜装置。
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