JP2021090679A - 構造体 - Google Patents

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Kunio Nishiyama
国男 西山
忍 藤澤
Shinobu Fujisawa
忍 藤澤
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【課題】カバー材をなす一枚物の部分を、比較的簡便な構成で面方向に縮小させて基材に被覆しておくことにある。【解決手段】立体形状を有している基材(6P)と、基材(6P)の外面を覆うカバー材(6S)と、カバー材(6S)の少なくとも一部をなす一枚物のカバー部位30とを備え、カバー部位30によって、立体形状をなすように起伏した基材(6P)の起伏部位10が被覆されている構造体において、カバー部位30は、その一部を中表状に折り畳むことで形成された短縮部42A等が設けられて、元の展開状態よりも面方向に縮小しており、起伏部位10を、第一領域10Aと、第一領域10Aの周囲に位置する第二領域10Bとに区分けした場合、カバー部位30は、短縮部42A等による縮小量が第一領域10Aよりも第二領域10Bで多くなった状態で起伏部位10を被覆している。【選択図】図6

Description

本発明は、立体形状を有する基材と、基材を覆うカバー材と、カバー材の少なくとも一部をなすカバー部位とを備え、カバー部位が、一枚物の面材で構成されて、基材の外面をなす起伏部位を被覆している構造体に関する。
この種の構造体として、特許文献1に開示の車両用シートが公知である。この車両用シートは、シート外形をなすパッドと、このパッドを被覆する表皮材とを有している。パッドは、本発明の基材に相当する発泡体であり、その着座面側には、天板メイン部と、左右一対の天板サイド部と、左右一対のカマチ部と、左右一対の凹溝とが形成されている。ここで天板メイン部は、パッドの中央に設けられた概ね平坦な箇所であり、通常走行時に乗員が着座する部分となっている。また各天板サイド部は、天板メイン部よりも着座側に山なりに突出している部位であり、天板メイン部の右側と左側に分かれて設けられている。また各カマチ部は、シートの側面をなす部位であり、対応する天板サイド部の外側に位置している。そして凹溝は、天板メイン部と天板サイド部の間に設けられている溝状の凹み箇所であり、天板メイン部の右端と左端に分かれて設けられている。
また表皮材は、本発明のカバー材に相当する面材であり、天板メイン部と各天板サイド部と各カマチ部を網羅可能な面積を有した一枚物の面材で構成されている。この表皮材の左右には、表皮を中表状に折り畳んだ折り返し個所が設けられており、この折り返し個所では、重ねられた表皮部分が溶着されて固着されている。そして公知技術では、パッドの外面に表皮材をあてがいながら、折り返し個所をパッドの凹溝に挿入しておく。この状態で表皮材をパッドに圧着(接着)し、さらに各折り返し個所を凹溝内に引き込み状に圧着することで、パッドの外面を表皮材で被覆することができる。
特許第5721956号公報
ところで上述の構造体の分野では、仕上がり性などを考慮して、カバー材を、皺や弛みのない状態で基材に馴染ませて被覆しておきたいとの要請がある。しかし公知技術のように一枚物の表皮材(カバー材)を用いる場合、パッド(基材)中央の天板メイン部では仕上がり性良く圧着できるが、パッドの外側に向かうにつれて次第に表皮材に余りが生じることが避けられない。このため表皮材の余った部分を裁断したのち縫合するなどして、表皮材を元の状態から面方向に縮小させるのであるが、このような煩雑な処理は構成の複雑化を招き、製造コスト低減の観点から極力省略することが望ましい。本発明は上述の点に鑑みて創案されたものであり、本発明が解決しようとする課題は、カバー材をなす一枚物の部分を、比較的簡便な構成で面方向に縮小させて基材に被覆しておくことにある。
上記課題を解決するための手段として、第1発明の構造体は、立体形状を有している基材と、基材の外面を覆うカバー材と、カバー材の少なくとも一部をなす一枚物のカバー部位とを備え、カバー部位によって、立体形状をなすように起伏した基材の起伏部位が被覆されている。この種の構成では、カバー材をなす一枚物の部分を、比較的簡便な構成で面方向に縮小させて基材に被覆しておくことが望ましい。
そこで本発明のカバー部位は、その一部を中表状に折り畳むことで形成された短縮部が設けられて、元の展開状態よりも面方向に縮小している。そして起伏部位を、第一領域と、第一領域の周囲に位置する第二領域とに区分けした場合、カバー部位は、短縮部による縮小量が第一領域よりも第二領域で多くなった状態で起伏部位を被覆している。本発明のカバー部位は、その一部を中表状に折り畳むことで形成された短縮部にて面方向に縮小しているため、裁断や縫合といった手間のかかる処理を極力省略することが可能となっている。そしてカバー部位は、一枚物の面材であることから、起伏部位の外側で余りやすい(周長差が生じやすい)構成となっている。このため本発明のカバー部位は、短縮部による縮小量が、起伏部位の外側に位置する第二領域で多くなっていることから、起伏部位を仕上がり性良く被覆しておくことが可能となっている。
第2発明の構造体は、第1発明の構造体において、起伏部位には、短縮部を収容可能な溝状の収容部が設けられている。本発明では、起伏部位に設けられた収容部に短縮部を収容して、短縮部の過度の外部露出を極力回避することにより、カバー材の優れた仕上がり性の確保に資する構成となっている。
第3発明の構造体は、第2発明の構造体において、第二領域には、第一領域よりも多くの収容部が設けられているとともに、第二領域の少なくとも一部では、複数の収容部が、第一領域を中心に放射状に配置されている。本発明では、短縮部によるカバー部位の縮小量を考慮して、第二領域に相対的に多くの収容部を設けている。そして第二領域の各収容部を第一領域に対して放射状に設けて、第二領域の広範囲にわたって短縮部を収容可能な状態としておくことにより、カバー部位を面方向にバランス良く縮小しておくことが可能となる。
第4発明の構造体は、第2発明又は第3発明の構造体において、カバー部位は、起伏部位の外面に接着されているとともに、収容部内の短縮部は、収容部の底に接着された接着状態と、収容部の底から離間して配置された非接着状態とのいずれかの状態とされている。本発明では、接着状態と非接着状態を選択して、短縮部によるカバー部位の縮小量を調整することで、カバー材の優れた仕上がり性の確保にさらに資する構成となっている。
第5発明の構造体は、第1発明の構造体において、短縮部は、カバー部位の裏側に折り込まれて収容されている。本発明では、カバー部位の裏側に短縮部を収容することができるため、基材の構成の簡略化に資する構成となっている。そして本発明では、基材側に何らかの理由で収容部が設けられない場合においても、カバー部位を、短縮部にて面方向に縮小させることができる。
第6発明の構造体は、第1発明〜第5発明のいずれかの構造体において、基材としてのシートパッドと、カバー材としてのシートカバーとを有して、乗物用シートのシート構成部材として使用可能である。またシートパッドは、乗員の着座可能な天板メイン部と、天板メイン部のシート幅方向における側部に形成されて着座側に突出する天板サイド部とを有している。そして起伏部位は、天板メイン部の少なくとも一部に形成された第一領域と、第一領域以外の天板メイン部及び天板サイド部にて形成された第二領域とに区分けされて、シートカバーのカバー部位にて被覆されている。本発明では、基材としてのシートパッドに、乗員の着座性向上のために天板メイン部と天板サイド部を設け、これら両部によって起伏部位を形成している。そしてこのような構成においても、短縮部を適宜の位置に設けたカバー部位によって、起伏部位をなす天板メイン部と天板サイド部を仕上がり性良く被覆しておくことが可能となる。
第7発明の構造体は、第6発明の構造体において、シートパッドは、天板サイド部のシート幅方向における側部に形成されてシート側面をなすカマチ部を有している。そして起伏部位は、第一領域と、第一領域以外の天板メイン部及び天板サイド部及びカマチ部にて形成された第二領域とに区分けされて、シートカバーのカバー部位にて被覆されている。本発明では、比較的広範囲のシートパッド部分(天板メイン部と天板サイド部とカマチ部)を、短縮部を適宜の位置に設けたカバー部位によって仕上がり性良く被覆しておくことができる。
本発明に係る第1発明によれば、カバー材をなす一枚物の部分を、比較的簡便な構成で面方向に縮小させて基材に被覆しておくことができる。また第2発明によれば、カバー材をなす一枚物の部分を、仕上がり性良く基材に被覆しておくことができる。また第3発明によれば、カバー材をなす一枚物の部分を、より仕上がり性良く基材に被覆しておくことができる。また第4発明によれば、カバー材をなす一枚物の部分を、さらに仕上がり性良く基材に被覆しておくことができる。また第5発明によれば、カバー材をなす一枚物の部分を、より簡便な構成で面方向に縮小させて基材に被覆しておくことができる。また第6発明によれば、シートカバーをなす一枚物の部分を、比較的簡便な構成で面方向に縮小させてシートパッドに被覆しておくことができる。そして第7発明によれば、シートカバーをなす一枚物の部分を、比較的簡便な構成で面方向に縮小させて、比較的広範囲のシートパッド部分に被覆しておくことができる。
乗物用シートの斜視図である。 乗物用シートの後面図である。 シートパッドの概略斜視図である。 図3のIV−IV線断面図である。 シートカバーの概略斜視図である。 シートバックの前面図である。 シートバックの下面図である。 図6のVIIIで囲った部分のシートカバーを破断して示す斜視図である。 短縮部の収容手法を示す図6のIX−IX線断面図である。 別例1の短縮部の収容手法を示すシートバックの断面図である。 シートカバーの上面左側を裏側から見た斜視図である。 図2のXII−XII線断面図である。 図2のXIII−XIII線断面図である。 カマチ部を覆うシートカバーの元の展開状態の側面図である。 図14に示すシートカバーを縮小させた状態の側面図である。 シートバックの側面図である。 別例2の短縮部の収容手法を示すシートカバーの側面図である。 別例2の短縮部の収容手法を示すシートバックの断面図である。 図16のXIX−XIX線断面図である。 係止構造をなす各部材の斜視図である。 実施例2の構造体の斜視図である。 実施例2の基材の斜視図である。 実施例2のカバー材の展開図である。
以下、本発明を実施するための形態を、図1〜図23を参照して説明する。ここで図1〜図20は、実施例1の構造体(乗物用シート)を示す図であり、その前後方向と左右方向と上下方向を示す矢線を適宜図示する。また図21〜図23は、実施例2の構造体を示す図であり、その前後方向と左右方向と上下方向を示す矢線を適宜図示する。そして図1、図3、図5、図6、図22及び図23では、便宜上、平坦部(第一領域)にハッチをつけて立体部(第二領域)と区別している。
[実施例1]
図1の乗物用シート2は、乗物室内に設置される乗物内装品であり、シート構成部材として、シートクッション4とシートバック6を有する。これらシート構成部材(4,6)は、各々、シート骨格をなすシートフレーム(4F,6F)と、シート外形をなすシートパッド(4P,6P)と、シートの意匠面を構成するシートカバー(4S,6S)を有する。そしてシートクッション4の後部には、シートバック6(詳細後述)の下部が図示しないリクライナを介して起倒可能に連結されている。また起立状態のシートバック6の上部には、図示しないヘッドレストを必要に応じて配設することができる。
[シートバック(構造体としてのシート構成部材)]
図1及び図2に示すシートバック6は、乗員の背凭れとなる正面視で略矩形の部材であり、上述の基本構成6F,6P,6Sを備えている(各部材の詳細は後述)。このシートバック6は、シート外形をなすシートパッド6Pを、シートフレーム6F上に配置したのちシートカバー6Sで被覆することで形成されている。ここでシートフレーム6F(図示省略)は、正面視で概ねアーチ状をなす枠体であり、剛性に優れる金属や硬質樹脂で形成されている。またシートパッド6P(詳細後述)は、本発明の基材に相当する部材であり、後述するようにシート外形に倣った立体形状を有している。またシートカバー6S(詳細後述)は、本発明のカバー材に相当する部材であり、シートパッド6Pの外面を被覆してシートの意匠面を形成している。またシートバック6の左右の側面下部には、それぞれリクライナ用のシールドSMが配設され、シートバック6の後面には板状のバックボードBBが配設されている。
そして本実施例では、図1及び図2を参照して、シートパッド6Pの所定の部位(起伏部位10(10A,10B))を、一枚物の面材で形成されたシートカバー部分(カバー部位30)で被覆している。この種の構成では、シートの仕上がり性を考慮して、シートカバー6Sのカバー部位30を、起伏部位10に沿うようにきれいに配設するのであるが、このときカバー部位30に生じる余り(起伏部位10との周長差)を比較的簡便な手法で吸収することが望ましい。そこで本実施例では、後述する構成(短縮部40,41,42A〜42M)にて、カバー部位30を、比較的簡便な構成で部分的に縮小させて、起伏部位10を仕上がり性良く被覆することとした。以下、各構成について詳述する。
[シートパッド(基材)]
図1及び図3を参照して、シートパッド6Pは、本発明の基材に相当する部材であり、シートバック6の外形に倣った立体形状を有している。ここでシートパッド6Pの素材は特に限定しないが、乗員を弾性的に支持可能な素材であることが望ましく、ポリウレタンフォーム(密度:10kg/m3〜60kg/m3)等の発泡樹脂を例示できる。そしてシートパッド6Pの外面の少なくとも一部には、その立体形状をなすように起伏している起伏部位10が設けられている。例えば本実施例の起伏部位10は、後述するシートパッド6Pの前面及び周面で構成され、さらに後述する第一領域としての平坦部10Aと第二領域としての立体部10Bに区分けすることができる(各図では、便宜上、平坦部にハッチをつけて立体部と区別している)。そして起伏部位10をなす平坦部10Aと立体部10Bには、後述するように複数又は単数の収容部(20,21,22A〜22M)が形成されている。
[起伏部位]
図3に示す起伏部位10は、シートパッド6Pの前面をなす上下一対の天板メイン部11,12及び左右一対の天板サイド部13,14と、シートパッド6Pの周面をなす各部15〜18(詳細後述)で形成されている。ここで各天板メイン部(下天板メイン部11,上天板メイン部12)は、シートパッド6Pのシート幅方向(図3の左右方向)中央をなす部位であり、通常走行時に乗員の着座が可能である。そして下天板メイン部11は、シートパッド6Pの中央下部側をなす部分であって、正面視で概ね矩形状をなす平坦な部位である。また上天板メイン部12は、シートパッド6Pの中央上部側をなす部分であって、下天板メイン部11よりも前方(着座側)に盛り上がっている部位である。また各天板サイド部(左天板サイド部13,右天板サイド部14)は、各天板メイン部11,12の左右に位置している部分であり、相対的に前方に大きく突出している。
また図3に示すシートパッド6Pの周面は、左右一対のカマチ部15,16と、上面部17と、下面部18とで形成されている。ここで上面部17は、シートパッド6Pの上面部分をなし、下面部18は、シートパッド6Pの下面部分をなしている。また各カマチ部(左カマチ部15,右カマチ部16)は、対応するシートパッド6Pのシート幅方向におけるシート側面をなす部位である。すなわち左カマチ部15は、シートパッド6Pの左側面をなして左天板サイド部13の左外側に位置し、右カマチ部16は、シートパッド6Pの右側面をなして右天板サイド部14の右外側に位置している。
[平坦部(第一領域)、立体部(第二領域)]
そして図1及び図3に示す起伏部位10は、上述したように、平坦部10Aと、平坦部10Aの周囲に位置する立体部10Bとに区分けすることができる。例えば本実施例では、概ねシート中央に位置する下天板メイン部11が、本発明の第一領域に相当する平坦部10Aとなって起伏部位10の概ね中央に位置している。また本発明の第二領域に相当する立体部10Bは、主として上天板メイン部12(第一領域以外の天板メイン部)と各天板サイド部13,14と各カマチ部15,16とで形成され、平坦部10Aをなす下天板メイン部11の周囲に位置している。そして本実施例では、シートパッド6Pの上面部17と下面部18も立体部10Bに含めることができる。
[収容部]
また図3に示す起伏部位10の適宜の位置には、複数種類の収容部(境界収容部20、中収容部21、複数の外収容部22A〜22M)が設けられている。これら各収容部20,21,22A〜22Mは、起伏部位10に設けられた溝状の凹み箇所であり、図6に示す短縮部40,41,42A〜42Mを収容することができる。そして図3に示す境界収容部20は、平坦部10Aと立体部10Bを区画するように設けられた凹み箇所であり、平坦部10Aとなる下天板メイン部11を縁取るように形成されている。この境界収容部20は、正面視で概ね逆U字状に形成されており、上辺をなす上収容部位20aと、左辺をなす左収容部位20bと、右辺をなす右収容部位20cとを有している。そして上収容部位20aは、上下の各天板メイン部11,12を区画するように左右方向に延びており、その左右端側は下方に向けて湾曲している。また左収容部位20bは、下天板メイン部11と左天板サイド部13を区画するように上下方向に延び、さらにシートパッド6Pの下面部18側まで延設されている。また右収容部位20cは、下天板メイン部11と右天板サイド部14を区画するように上下方向に延び、さらにシートパッド6Pの下面部18側まで延設されている。
[平坦部(第一領域)の収容部]
ここで図3に示す平坦部10Aと立体部10Bにおける収容部の形成数は、後述するカバー部位の余り量(周長差)に応じて設定できる。本実施例では、後述するようにカバー部位30の余りが外側に向かうほど多くなることを考慮して、収容部の形成数が平坦部10Aよりも立体部10Bで多くされている。そして図3に示す平坦部10Aでは、収容部の形成数が立体部10Bよりも少なく設定されておればよく、収容部が形成されていなくともよい。例えば本実施例では、単数の収容部(中収容部21)が、平坦部10Aをなす下天板メイン部11に形成されている。この中収容部21は、下天板メイン部11を縦断するようにその左右方向中央で上下に延び、さらにシートパッド6Pの下面部18側まで延設されている。
[立体部(第二領域)の収容部]
また図3に示す立体部10Bには、複数の収容部(第一外収容部22A〜第十三外収容部22M)が形成されている。ここで立体部10Bをなすシートパッド6Pの前面上部(上天板メイン部12、各天板サイド部13,14)には第一外収容部22A〜第四外収容部22Dが設けられている。そして左側の第一外収容部22Aと右側の第二外収容部22Bは、境界収容部20の上収容部位20aから上方に延びる収容部であり、上天板メイン部12を上下に概ね縦断するように形成されている。そして第一外収容部22Aと第二外収容部22Bは、上方に向かうにつれて次第に互いに離れる向き(図3の左右方向)に傾斜し、上方に向かうほど互いに離間している。
また図3に示す第三外収容部22Cは、境界収容部20の左収容部位20bの上部側から上方且つ左方に傾斜して延びている収容部であり、左天板サイド部13を横断しつつ左カマチ部15に延設されている。この第三外収容部22Cは、右隣に位置する第一外収容部22Aに対して上方に向かうほど左方に離間している。また第四外収容部22Dは、境界収容部20の右収容部位20cの上部側から上方且つ右方に傾斜して延びている収容部であり、右天板サイド部14を横断しつつ右カマチ部16に延設されている。この第四外収容部22Dは、左隣に位置する第二外収容部22Bに対して上方に向かうほど右方に離間している。
また図3を参照して、立体部10Bをなすシートパッド6Pの周面(左右のカマチ部15,16、上面部17)には第五外収容部22E〜第十三外収容部22Mが設けられている。ここで左カマチ部15と右カマチ部16には概ね同一構成の収容部が設けられているため、以下に、左カマチ部15を一例に詳細を説明する。この左カマチ部15には、その最も上側に第三外収容部22Cが形成され、さらにその下に、第五外収容部22Eと第六外収容部22Fと第七外収容部22Gと第八外収容部22Hがこの順で形成されている。これら第五外収容部22E〜第八外収容部22Hは、左カマチ部15の前側から後端側に向けて延びつつ、上下に適宜の間隔をあけて配置されている。また右カマチ部16にも、左カマチ部15と左右対称となるように複数の別の外収容部が形成されている(図3では、便宜上、別の外収容部に対応する符号(22E)、(22F)、(22G)、(22H)を付す)。
そして図3を参照して、シートパッド6Pの上面部17にも、第九外収容部22Iと第十外収容部22Jと第十一外収容部22Kと第十二外収容部22Lと第十三外収容部22Mが左から右に適宜の間隔をあけて形成されている。ここで第十一外収容部22Kは、上面部17の左右方向中央で前後に延び、上面部17の後端側まで延長している。また左端の第九外収容部22Iは、シートパッド6Pの左肩口付近に形成され、さらに右隣の第十外収容部22Jと概ねV字をなすようにつながっている。また右端の第十三外収容部22Mは、シートパッド6Pの右肩口付近に形成され、さらに左隣の第十一外収容部22Kと概ねV字をなすようにつながっている。
[立体部(第二領域)の収容部の配置関係]
ここで図3に示す立体部10Bの各収容部は、下天板メイン部11(平坦部10A)を中心に放射状に配置することが望ましい。例えば第一外収容部22A〜第四外収容部22Dは、平坦部10Aに設けられた基準点(BP)を中心に放射状に形成されており、外方に向かうにつれて次第に互いに離間していく。このように各外収容部22A〜22Dを放射状に設けることで、後述するように立体部10B側のカバー部位を広範囲にわたってバランス良く縮小しておくことが可能となる。なお左カマチ部15の各外収容部22E〜22Hも、上下に適宜の間隔をあけて配置されていることから、平坦部10A(下天板メイン部11)を中心に放射状に配置されているとみなすことができる。また上面部17の各外収容部22I〜22Mも、左右に適宜の間隔をあけて配置されていることから、平坦部10Aを中心に放射状に配置されているとみなすことができる。そして下面部18側の各収容部(20,21)部分も、左右に適宜の間隔をあけて配置されていることから、平坦部10Aを中心に放射状に配置されているとみなすことができる。
[収容部の奥行寸法]
また図3に示す各収容部20,21,22A〜22Mの奥行寸法は、カバー部位の縮小量を考慮して設定することができる。例えば起伏部位10では、起伏の差が急に大きくなる箇所で相対的にカバー部位が余りやすくなるため、当該箇所では収容部の奥行寸法を大きくすることが望ましいといえる。そして本実施例では、概ね平坦な下天板メイン部11(平坦部10A)と、相対的に前方に突出する上天板メイン部12等(立体部10B)の境は起伏の差が大きい箇所といえる。このため図3及び図4に示す第一外収容部22Aの奥行寸法D1は、上下方向に徐々に変化しており、上側では小さく底浅となっているが、下側に向かうほど大きく底深となっている。そして図3に示すその他の前面側の外収容部(22B〜22D)の奥行寸法も、第一外収容部22Aと同様に上下方向に徐々に変化させている。なお境界収容部20と中収容部21も、天板メイン部11(平坦部10A)側で相対的に底深とされており、シートパッド6Pの下面部18(立体部10B)側で次第に底浅となっている。なお周面側の各外収容部(22E〜22M)の深さ寸法は、概ね一定としてもよく、カバー部位の縮小量に応じて変化させてもよい。
[シートカバー(カバー材)]
図1及び図2に示すシートカバー6Sは、本発明のカバー材に相当する面材であり、カバー部位30と、後述する複数の短縮部40,41,42A〜42Mを有している。ここでシートカバー6Sの素材は、シート外観を構成可能な各種の素材を用いることができ、シートパッド6Pに加熱接着する場合には、通気性を備えた素材を用いることが望ましい。この種の通気性を備えた素材として、織物や編物などのファブリック製の素材を例示でき、この素材の裏側には、ウレタンラミなどの通気性を備えたパッド材、不織布製の裏材、ホットメルト用のフィルム材(低通気性)などを取付けることができる。なおカバー部位30をシートカバー6Sの一部に形成する場合には、シートカバー6Sのその他の部分を非通気性の素材(皮革等)で形成することもできる。
[カバー部位]
そして図1及び図2に示すカバー部位30は、シートパッド6Pの起伏部位10を被覆可能な一枚物の面材で構成された部位であり、本実施例ではシートカバー6S全体がカバー部位30となっている。このカバー部位30は、シートパッド6Pの起伏部位10を網羅可能な面材であり、図5に示す元の展開状態においては起伏部位よりも大きな面積を有している。そしてカバー部位30は、一枚物の面材であることから、その中央から外側に向かうほど起伏部位との周長差(面積差)が大きくなり余りが生じる傾向にある(図5では、便宜上、カバー部位30の余りとなる部分に破線のハッチをつけて図示する)。
[シートカバー(カバー部位)の被覆作業]
図1及び図2を参照して、シートカバー6S(カバー部位30)を、シートパッド6Pの起伏部位10に被覆する。例えば本実施例では、起伏部位10の外面とカバー部位30の裏面の少なくとも一方にホットメルト用のフィルム材又は接着剤を付与しておく。この状態でカバー部位30を起伏部位10に真空吸引したのち、加熱接着(熱プレスによる圧着,温風や蒸気による接着)することでこれらを固定することができる。そしてカバー部位30と起伏部位10は、図9を参照して、これらの間に形成された接着層19にて比較的強固に固定される。この種の構成では、シートの仕上がり性を考慮して、カバー部位30を、起伏部位10に沿うようにきれいに配設するのであるが、このときカバー部位30に生じる余りを比較的簡便な手法で吸収することが望ましい。
そこで本実施例のカバー部位30は、図5〜図7を参照して、その一部を中表状に折り畳むことで形成された各短縮部40,41,42A〜42M(詳細後述)が設けられて、元の展開状態よりも面方向に縮小している。そして起伏部位10を、平坦部10A(第一領域)と、平坦部10Aの周囲に位置する立体部10B(第二領域)とに区分けした場合、カバー部位30は、短縮部による縮小量が平坦部10Aよりも立体部10Bで多くなった状態で起伏部位10を被覆している。すなわち本実施例では、カバー部位30が、比較的簡便な構成の各短縮部40,41,42A〜42Mによる折り畳みの分だけ縮小することで、仕上がり性よく起伏部位10を被覆している。そこで以下に、各短縮部40,41,42A〜42Mの構成をその収容方法とともに説明する。
[短縮部]
ここで図5〜図7に示すカバー部位30には、複数種類の短縮部(境界短縮部40、中短縮部41、複数の外短縮部42A〜42M)が設けられる。そして各短縮部40,41,42A〜42Mは、図3に示すシートパッド6Pの対応する収容部(20,21,22A〜22M)に収容可能な位置に形成することができる。例えば図5及び図6を参照して、カバー部位30の中央下部側には、正面視で概ね逆U字状の境界短縮部40が形成され、境界収容部20(各収容部位20a,20b,20c)に収容可能な位置に配置される(収容部への収容手法は後述)。この境界短縮部40の左側と右側は、図6及び図7に示すように上下方向に延び、さらにカバー部位30の下側部まで延設されている。そしてカバー部位30では、境界短縮部40によって、平坦部10Aと立体部10Bの間の部分を縮小しておくことができる。
[平坦部(第一領域)における短縮部]
そしてカバー部位30は、図5に示す元の展開状態において、その中央から外側に向かうほど起伏部位との周長差によって余りが生じやすい傾向にある。そこで本実施例では、図6及び図7を参照して、短縮部によるカバー部位30の縮小量を立体部10B側で多くしており、その一つの手法として、短縮部の形成数を平坦部10A側よりも立体部10B側で多くしている。すなわち平坦部10A側のカバー部位30では、図6及び図7に示すように単数の短縮部(中短縮部41)が形成されて、中収容部21に収容可能な位置に配置されている。この中短縮部41は、平坦部10A側のカバー部位30を縦断するように左右方向中央で上下に延び、さらにカバー部位30の下側部まで延設されている。そしてカバー部位30では、中短縮部41によって、平坦部10A側の部分を縮小しておくことができる。
[立体部(第二領域)における短縮部]
また図5及び図6を参照して、立体部10B側のカバー部位30の前面上部及び周側部には、複数の短縮部(第一外短縮部42A〜第十三外短縮部42M)が形成される。このようにカバー部位30では、複数の外短縮部42A〜42Mが設けられることにより、立体部10B側の部分の縮小量を相対的に多くしておくことができる。ここでカバー部位30の前面上部には、第一外短縮部42Aと第二外短縮部42Bと第三外短縮部42Cと第四外短縮部42Dが放射状に形成されて、対応する外収容部22A〜22Dに収納可能な位置に配置されている。すなわち左側の第一外短縮部42Aと右側の第二外短縮部42Bは、境界短縮部40の上縁側から上方に延び、カバー部位30の前面上側を概ね上下に縦断するように形成されている。そして第一外短縮部42Aは、第一外収容部22Aに収容可能な位置に形成され、第二外短縮部42Bは、第二外収容部22Bに収容可能な位置に形成されている。また第三外短縮部42Cは、境界短縮部40の左上側から上方且つ左方に傾斜して延び、第三外収容部22Cに収容可能な位置に形成されている。そして第四外短縮部42Dは、境界短縮部40の右上側から上方且つ右方に傾斜して延び、第四外収容部22Dに収容可能な位置に形成されている。
また図5及び図6を参照して、立体部10B側のカバー部位30の周側部には、第五外短縮部42E〜第十三外短縮部42Mが形成される。ここでカバー部位30の右側部と左側部には概ね同一構成の短縮部が設けられているため、以下に、カバー部位30の左側部の各短縮部を一例に詳細を説明する。このカバー部位30の左側部には、その最も上側に第三外短縮部42Cが形成され、さらにその下に、第五外短縮部42Eと第六外短縮部42Fと第七外短縮部42Gと第八外短縮部42Hがこの順で形成されている。これら第五外短縮部42E〜第八外短縮部42Hは、カバー部位30の左側を前後に横断しつつ上下に適宜の間隔をあけて形成され、対応する外収容部22E〜22Hに収納可能な位置に配置されている。またカバー部位30の右側部にも、カバー部位30の左側と左右対称となるように複数の別の外短縮部が形成されている(各図では、便宜上、別の外短縮部に対応する符号(42E)、(42F)、(42G)、(42H)を付す)。
そして図2、図5及び図6を参照して、カバー部位30の上側部には、第九外短縮部42Iと第十外短縮部42Jと第十一外短縮部42Kと第十二外短縮部42Lと第十三外短縮部42Mが左から右に適宜の間隔をあけて形成される。これら各外短縮部42I〜42Mは、カバー部位30の上側で左右に適宜の間隔で形成され、対応する外収容部22I〜22Mに収容可能な位置に配置されている。すなわち第十一外短縮部42Kは、カバー部位30の上側の左右方向中央で前後に延びつつ後端まで延長している。また左端の第九外短縮部42Iは、カバー部位30の左肩口付近に形成され、さらに右隣の第十外短縮部42Jと概ねV字をなすようにつながっている。また右端の第十三外短縮部42Mは、カバー部位30の右肩口付近に形成され、さらに左隣の第十二外短縮部42Lと概ねV字をなすようにつながっている。
[各短縮部の寸法(カバー部位の縮小量)]
ここで図6に示す各短縮部40,41,42A〜42Mの寸法(カバー部位の折り畳み量)は、カバー部位30の縮小量を考慮して設定することができる。例えば図3に示す起伏部位10では、起伏の差が急に大きくなる箇所で相対的にカバー部位が余りやすくなるため、当該箇所ではカバー部位の縮小量を大きくすることが望ましいといえる。そして本実施例では、上述したように、概ね平坦な下天板メイン部11(平坦部10A)と、相対的に前方に突出する上天板メイン部12等(立体部10B)の境は起伏の差が大きい箇所といえる。このため図6に示すカバー部位30の前面上側に位置する各外短縮部(42A〜42D)では、その寸法を両領域10A,10Bの境付近で大きくしている。例えば図8に示す第一外短縮部42Aを一例に説明すると、この第一外短縮部42Aの寸法L1は、上下方向に徐々に変化しており、上側では小さく寸小となっているが、下側に向かうにつれて次第に大きく寸大となっている。また図7を参照して、境界短縮部40と中短縮部41も、上側で相対的に寸大とされ、下側で次第に寸小となっている。なお図6に示す周面側の各外短縮部(42E〜42M)の寸法は、概ね一定としてもよく、カバー部位30の縮小量に応じて変化させてもよい。
[短縮部の収容手法(収容部への収容)]
そして図5〜図7を参照して、各短縮部40,41,42A〜42Mは、カバー部位30を面方向に縮小させた状態で、起伏部位10の対応する各収容部20,21,22A〜22Mに収容できる。ここで各短縮部の収容部への収容手法は概ね同一であるため、以下に第一外短縮部42Aを一例に説明する。この第一外短縮部42Aは、図8に示すようにカバー部位30を左右に縮小させた状態で後方に向けて突出しており、第一外収容部22Aに収容されることとなる。そこで図9を参照して、第一外短縮部42Aを、第一外収容部22A内に配置しつつ熱プレスすることで、第一外収容部22A内に木目込み状に収容しておくことができる(収容部の底側への接着・非接着状態については後述)。そして図4に示す第一外収容部22Aの奥行寸法D1は、上述したように上下方向に徐々に変化しているため、第一外短縮部42Aを収まりよく収容しておくことができる。こうして第一外収容部22Aに第一外短縮部42Aを収容して、第一外短縮部42Aの過度の外部露出(突出)を極力回避することで、シートカバー6Sの優れた仕上がり性の確保に資する構成となる。
[短縮部の接着状態と、非接着状態(別例1)の選択]
ここで第一外短縮部42Aの収容に際しては、第一外短縮部42Aの後端側を、第一外収容部22Aの底側に接着した状態としてもよく、接着しない非接着状態としてもよい。例えば図9に示すように、第一外短縮部42Aの後端側を、第一外収容部22Aの底22に接着層19を介して固定した接着状態とする。この接着状態の第一外短縮部42Aは、比較的多量のカバー部位30を折り畳んだ状態で第一外収容部22A内に収容されるため、カバー部位30の縮小量を相対的に多くすることができる。また別例1として、第一外短縮部42Aの後端側を、図10に示すように第一外収容部22Aの底22から離間させた非接着状態としておくこともできる。この非接着状態の第一外短縮部42Aは、比較的少量のカバー部位30を折り畳んだ状態で第一外収容部22A内に収容されるため、カバー部位30の縮小量を相対的に少なくすることができる。こうして本実施例のカバー部位30では、短縮部毎に接着状態と非接着状態を選択して、カバー部位30の縮小量を調整することにより、カバー部位30の周長差を適切に吸収することが可能となっている。なお図10に示す非接着状態の第一外短縮部42Aでは、その周囲のカバー部位30が起伏部位10に接着層19で固定されている。このように周囲の接着層19によって、第一外短縮部42Aの収容状態を維持することで、非接着状態の第一外短縮部42Aの意図しない抜け外れ(突出)を極力回避することができる。
[短縮部のつまみ縫い]
また図5〜図7を参照して、各短縮部40,41,42A〜42Mは、単に折り畳んだ状態で配置してもよいが、必要に応じてつまみ縫いを施して短寸化しておくこともできる。例えば本実施例のカバー部位30は、その周面四隅(左上、右上、左下、右下)に相対的に大きな余りが生じやすい構成となっている。そこで図2、図11〜図13に示す左上の第九外短縮部42Iを一例に説明すると、この第九外短縮部42Iは、図11の破線で示す形成当初において概ね三角形状をなし、前側の頂点から後側の底辺に向かうにつれて次第に寸法(余り)が大きくなっている。そこで第九外短縮部42Iでは、第九外収容部の開口側に位置される外側部分を、ステッチSEWにて縫合しつつ(つまみ縫いを施しつつ)、後側の底辺部分を裁断して除去しておく。こうすることで図2、図12及び図13を参照して、第九外短縮部42Iの後側を短寸にすることにより、その前側と同様に第九外収容部22Iに収まり良く収容しておくことができる。なお図12に示す右上の第十三外短縮部42Mにおいても、第九外短縮部42Iと同様につまみ縫いが施されて短寸化されている。
[別例2の短縮部の収容手法(カバー部位の裏側への収容)]
また図5〜図7を参照して、各短縮部40,41,42A〜42Mは、対応する収容部に収容してもよく、カバー部位30の裏側に折り込んで収容することもできる。例えば図14及び図15に示す第五外短縮部42Eを一例に説明すると、この第五外短縮部42Eは、カバー部位30を上下に縮小しつつ前後方向に延長した状態で形成される。そこで第五外短縮部42Eを、図16に示すように第五外収容部22Eに収納したり、図17及び図18に示すようにカバー部位30の裏側に折り込んで収容したりすることができる。そして第五外短縮部42Eの折り込みによる収容手法(別例2)は、対応する収容部を必要としないため、シートパッド6P(基材)の構成の簡略化に資する構成となり、とりわけ何らかの原因で収容部が形成できない場合に好適である。例えば左カマチ部15のシートパッド6Pは、その裏側にエアバッグ(図示省略)が配置されていることがあり、このエアバッグの外側へのスムーズな膨出のために薄くなっていることがある。そしてシートパッド6Pが薄い場合には、その剛性確保の観点から収容部を設けることは極力回避すべきである。こうして折り込みによる収容手法(別例2)であれば、シートパッド6Pに何らかの理由で収容部が設けられない場合においても、カバー部位30を、短縮部にて面方向に縮小させることが可能となる。
そして図1、図2及び図16を参照して、シートカバー6S(カバー部位30)を、シートパッド6Pの起伏部位10に被覆してシートバックを形成し、さらにシートバック6の後面側にバックボードBBを配設しておく。こうすることでカバー部位30の後端30BEがバックボードBBで被覆された状態となり、シートの優れた見栄えを確保することができる。また各カマチ部15,16の下側は内側に段差状に凹んでおり、この凹み箇所6PXには、リクライナ用のシールドSMが配設される。そして凹み箇所6PX側に位置するカバー部位30の下端30DEは、後述する係止構造50を介してシートパッド6P側に係止されることとなる。
[係止構造]
ここで図16、図19及び図20を参照して、係止構造50は、シートパッド6Pに一体化されている第一係止部51と、カバー部位30を取付けている第二係止部52とで形成されている。第一係止部51は、図19及び図20を参照して、側面視において概ね半円状の板状の部材であり、凹み箇所6PXの上面の外縁側に埋設されて一体化されている。この第一係止部51は、半円状をなして外部に露出している外側部位51aと、この外側部位51aの内側から上側に張り出したのち左方に向けて張り出している内側部位51bとを有している。そして外側部位51aと内側部位51bの間には、第二係止部52を係止可能な係止溝部51cが形成され、この係止溝部51cが、凹み箇所6PXの外縁から外部に露出している。また第二係止部52は、第一係止部51に倣った半円状の板状の部材であり、カバー部位30の下端30DEに覆われる断面L字状の被覆部位52aと、この被覆部位52aの右内側から右方に突出する複数の係止片部52bとを有している。また被覆部位52aの外面下側には、カバー部位30の下端30DEが縫合して取付けられている。そして係止構造50による係止に際しては、第一係止部51の係止溝部51cに第二係止部52の係止片部52bを嵌め込んで係止しておく。こうすることでカバー部位30の下端30DEを、係止構造50を介して凹み箇所6PXに安定的に係止しておくことができる。
[シートカバーの見栄え]
上述の作業で形成されたシートバック6では、図1及び図2に示すように、シートカバー6Sが仕上がり性良く配設されている。すなわちシートカバー6Sのカバー部位30は、各短縮部40,41,42A〜42Mによって面方向に縮小された状態でシートパッド6Pの起伏部位10を覆っている。そしてカバー部位30は、各短縮部40,41,42A〜42Mによる縮小量が、余りの生じやすい立体部10B側で多くなっている。このためカバー部位30は、その余り(起伏部位との周長差)が適切に吸収されて、皺や弛みのほとんどない状態で起伏部位10に被覆されることから、シートの優れた仕上がり性の確保に資する構成となっている。さらにシートバック6の外面側には、木目込みされた各短縮部40,41,42A〜42Mによる意匠線が形成され、これら意匠線によっても意匠性の向上を図ることが可能となっている。
以上説明した通り本実施例のカバー部位30は、その一部を中表状に折り畳むことで形成された短縮部40,41,42A等にて面方向に縮小しているため、裁断や縫合といった手間のかかる処理を極力省略することが可能となっている。そしてカバー部位30は、一枚物の面材であることから、起伏部位10の外側で余りやすい(周長差が生じやすい)構成となっている。このため本実施例のカバー部位30は、短縮部40,41,42A等による縮小量が、起伏部位10の外側に位置する立体部10B(第二領域)で多くなっていることから、起伏部位10を仕上がり性良く被覆しておくことが可能となっている。こうして本実施例によれば、カバー部位30(カバー材をなす一枚物の部分)を、比較的簡便な構成で面方向に縮小させてシートパッド6P(基材)に被覆しておくことができる。特に本実施例では、基材としてのシートパッド6Pに、乗員の着座性向上のために天板メイン部(11,12)と天板サイド部(13,14)を設け、これら両部によって起伏部位10を形成している。そしてこのような構成においても、短縮部40,41,42A等を適宜の位置に設けたカバー部位30によって、起伏部位10をなす天板メイン部(11,12)と天板サイド部(13,14)を仕上がり性良く被覆しておくことが可能となる。そして本実施例では、比較的広範囲のシートパッド6P部分(11〜16)を、短縮部40,41,42A等を適宜の位置に設けたカバー部位30によって仕上がり性良く被覆しておくことができる。
さらに本実施例では、起伏部位10に設けられた収容部20,21,22A等に短縮部40,41,42A等を収容して、短縮部40,41,42A等の過度の外部露出を極力回避することにより、カバー材(6S)の優れた仕上がり性の確保に資する構成となっている。また本実施例では、短縮部40,41,42A等によるカバー部位30の縮小量を考慮して、立体部10Bに相対的に多くの収容部20,21,22A等を設けている。そして立体部10Bの各収容部20,21,22A等を、平坦部10A(第一領域)に対して放射状に設けて、立体部10Bの広範囲にわたって短縮部40,41,42A等を収容可能な状態としておくことにより、カバー部位30を面方向にバランス良く縮小しておくことが可能となる。また本実施例では、接着状態と非接着状態(別例1)を選択して、短縮部40,41,42A等によるカバー部位30の縮小量を調整することで、カバー材(6S)の優れた仕上がり性の確保にさらに資する構成となっている。また本実施例では、上述の別例2によってカバー部位30の裏側に短縮部40,41,42A等を収容できるため、基材(6P)の構成の簡略化に資する構成ともなっている。そして別例2によれば、基材側に何らかの理由で収容部が設けられない場合においても、カバー部位30を、短縮部40,41,42A等にて面方向に縮小させることができる。
[実施例2]
図21〜図23に示す実施例2の構造体2Xでは、実施例1の構成とほぼ同一の基本構成を備える構成については、対応する符号を付す等して詳細な説明を省略する。この構造体2Xは、図21に示すように短筒形状の部材であり、樹脂製又は金属製の基材4Xと、この基材4Xの外面を覆うカバー材6Xとを有している。なお構造体2Xの使用用途として、乗物用シートのシールド(シート構成部材の一例)や清掃用具の外装等の各種用途が想定される。ここで図22に示す基材4Xは、構造体2Xの外形をなす部分であり、上方視で概ね円形状の天井壁部400Xと、この天井壁部400Xの周縁を下方に湾曲させてなる周面壁部410Xとを有している。そして本実施例では、基材4Xの外面全面が起伏部位10Xとされ、さらに天井壁部400Xが第一領域としての平坦部10XAとなり、周面壁部410Xが第二領域としての立体部10XBとなる(図22では、便宜上、平坦部にハッチをつけて立体部と区別している)。
また図22に示す天井壁部400X(平坦部10XA)には、3個の中収容部20X,21X,22Xが形成されている。これら各中収容部20X〜22Xは、天井壁部400Xの中心(400C)から概ね120°間隔で放射状に延設されている。また周面壁部410X(立体部10XB)には、その下縁から上方に延びる複数の外収容部23Xが周回りに等間隔で形成されており、これら外収容部23Xの形成数(図22では12個)は、中収容部20X〜22Xよりも多くなっている(各図では、便宜上、各外収容部に共通の符号23Xを付す)。そして各外収容部23Xは、天井壁部400Xの中心(400C)を基準に概ね放射状に形成されている。
そして図21及び図23に示すカバー材6Xは、その全てが一枚物の面材で形成されたカバー部位30Xとなっており、基材4Xの起伏部位10Xの概ね全面を覆っている。このカバー部位30Xは、一枚物の面材であることから、その中央から外側に向かうほど起伏部位10Xとの面積差(周長差)が大きくなり余りが生じる傾向にある(図23では、便宜上、カバー部位の余りとなる部分にハッチをつけて図示する)。そこで本実施例のカバー部位30Xにおいても、複数の短縮部(天井短縮部40X,41X,42X,複数の周面短縮部43X)が形成され、各短縮部40X〜43Xが、対応する収容部に収容されている(各図では、便宜上、各周面短縮部に共通の符号43Xを付す)。そして本実施例のカバー部位30Xにおいても、天井壁部400Xよりも周面壁部410Xに多くの短縮部(43X)が形成されており、立体部10XB側のカバー部位30Xの縮小量が大きくなっている。このため本実施例においても、カバー部位30Xを、比較的簡便な構成で面方向に縮小させて起伏部位10Xに被覆しておくことができる。そして本実施例では、すべての収容部20X〜23Xをより適切に放射状に形成しているため、カバー部位30Xを、起伏部位10X全面に対してバランス良く縮小させておくことができる。
本実施形態の構造体は、上述した実施形態に限定されるものではなく、その他各種の実施形態を取り得る。本実施形態では、カバー材(6S等)及びカバー部位30等の構成(形状,寸法,配置位置など)を例示したが、カバー材とカバー部位の構成を限定する趣旨ではない。例えばカバー材は、基材の外面の少なくとも一部(例えば外部に露出する部分)を被覆することができる。またカバー材の取付け手法も適宜変更でき、基材の外面に接着されている場合のほか、面ファスナなどの掛着部材やクリップやホグリングなどの係止部材を介して基材に取付けられていてもよい。またカバー部位は、カバー材の適宜の位置に単数又は複数設けることができる。そして短縮部も、カバー部位に複数又は単数設けることができ、その形成位置も、基材の立体形状を考慮して設定することができる。なお短縮部を収容部内に配設した状態では、短縮部をなす折り畳み部分が、互いに密着していてもよく、若干離れていてもよい。なお短縮部の収容手法として、収容部への収納(つまみ縫い)、カバー材の裏側への収納を適宜選択して採用することができる。
また本実施形態では、基材(6P等)の構成を例示したが、基材の構成を限定する趣旨ではない。基材の立体形状は、基材の用途に応じて適宜設定することが可能である。また起伏部位は、基材の適宜の位置に設けることができ、例えば実施例1では、各天板メイン部(第一領域)と各天板サイド部(第二領域)のみで形成することができる。また第一領域は、上下の天板メイン部の少なくとも一つで形成でき、第二領域は、各天板サイド部と各カマチ部の少なくとも一つで形成することができる。なお第一領域として平坦部を例示したが、第一領域は必ずしも平坦である必要はなく、その外形は適宜変更可能である。また第二領域として立体部を例示したが、第二領域の外形も適宜変更可能である。そして収容部は、適度な幅を持って所定の方向に延びる溝状の部位でもよく、所定の方向に延びる切目(スリット)で形成された溝状の部位であってもよい。また収容部は、直線的又は曲線的に延長していてもよく、段差状やジグザグ状に延長していてもよく、その延長方向も適宜設定できる。そして収容部は、必ずしも放射状に形成する必要はなく、起伏部位の適宜の位置に一定の規則性をもって又はランダムに形成しておくことができる。
また本実施形態では、短縮部によるカバー部位の縮小量を第二領域側で多くする手法として、短縮部(収容部)の形成数を増減させる手法を例示した。この種の手法として、短縮部の寸法を調整する手法を例示でき、例えば短縮部毎の折り畳み量や長さ寸法を調整することが可能である。また収容部においても、その形成数を調整する場合のほか、奥行寸法や長さ寸法や幅寸法を調整する手法を例示できる。例えば第一領域と第二領域にまたがって収容部を形成した場合、収容部の幅寸法や長さ寸法や奥行寸法を第二領域側で大きくすることができる。
また本実施形態では、二種類の構造体(6,2X)を例示したが、この種の構造体として、立体形状を備えた各種の部材を想定でき、乗物内装品や乗物外装品、家庭用の内装品や清掃用具等の用具類を例示できる。なお乗物内装品として、乗物用シートのシート構成部材のほか、ドア部やインストルメントパネルや天井部やコンソールなどの各種部材を例示でき、本実施例の構成は、車両や航空機や電車や船舶などの乗物に搭載される乗物内装品に適用できる。また乗物用シートにおいては、シートバックのほか、シートクッションやヘッドレストやアームレスト等の各種シート構成部材に本実施形態の構成を適用でき、シートバックとシートクッション(またはヘッドレスト)が一体となったシート構成部材にも適用できる。
2 乗物用シート
4 シートクッション
6 シートバック(本発明の構造体としてのシート構成部材)
6F シートフレーム
6P シートパッド(本発明の基材)
6PX 凹み箇所
6S シートカバー(本発明のカバー材)
10 起伏部位
10A 平坦部(本発明の第一領域)
10B 立体部(本発明の第二領域)
11 下天板メイン部(本発明の第一領域となる天板メイン部)
12 上天板メイン部(本発明の第一領域以外の天板メイン部)
13 左天板サイド部
14 右天板サイド部
15 左カマチ部
16 右カマチ部
17 上面部
18 下面部
19 接着層
20 境界収容部
20a 上収容部位
20b 左収容部位
20c 右収容部位
21 中収容部
22A 第一外収容部
22B 第二外収容部
22C 第三外収容部
22D 第四外収容部
22E 第五外収容部
22F 第六外収容部
22G 第七外収容部
22H 第八外収容部
22I 第九外収容部
22J 第十外収容部
22K 第十一外収容部
22L 第十二外収容部
22M 第十三外収容部
22 収容部の底
30 カバー部位
30BE カバー部位の後端
30DE カバー部位の下端
40 境界短縮部
41 中短縮部
42A 第一外短縮部
42B 第二外短縮部
42C 第三外短縮部
42D 第四外短縮部
42E 第五外短縮部
42F 第六外短縮部
42G 第七外短縮部
42H 第八外短縮部
42I 第九外短縮部
42J 第十外短縮部
42K 第十一外短縮部
42L 第十二外短縮部
42M 第十三外短縮部
50 係止構造
51 第一係止部
51a 外側部位
51b 内側部位
51c 係止溝部
52 第二係止部
52a 被覆部位
52b 係止片部
BB バックボード
SM シールド
SEW ステッチ
2X 実施例2の構造体
4X 実施例2の基材
6X 実施例2のカバー材
10X 実施例2の起伏部位
10XA 実施例2の平坦部
10XB 実施例2の立体部
20X〜22X 中収容部
23X 外収容部
30X 実施例2のカバー部位
40X〜42X 天井短縮部
43X 周面短縮部
400X 天井壁部
410X 周面壁部

Claims (7)

  1. 立体形状を有している基材と、前記基材の外面を覆うカバー材と、前記カバー材の少なくとも一部をなす一枚物のカバー部位とを備え、前記カバー部位によって、立体形状をなすように起伏した前記基材の起伏部位が被覆されている構造体において、
    前記カバー部位は、その一部を中表状に折り畳むことで形成された短縮部が設けられて、元の展開状態よりも面方向に縮小しており、
    前記起伏部位を、第一領域と、前記第一領域の周囲に位置する第二領域とに区分けした場合、前記カバー部位は、前記短縮部による縮小量が前記第一領域よりも前記第二領域で多くなった状態で前記起伏部位を被覆している構造体。
  2. 前記起伏部位には、前記短縮部を収容可能な溝状の収容部が設けられている請求項1に記載の構造体。
  3. 前記第二領域には、前記第一領域よりも多くの前記収容部が設けられているとともに、前記第二領域の少なくとも一部では、複数の前記収容部が、前記第一領域を中心に放射状に配置されている請求項2に記載の構造体。
  4. 前記カバー部位は、前記起伏部位の外面に接着されているとともに、前記収容部内の前記短縮部は、前記収容部の底に接着された接着状態と、前記収容部の底から離間して配置された非接着状態とのいずれかの状態とされている請求項2又は3に記載の構造体。
  5. 前記短縮部は、前記カバー部位の裏側に折り込まれて収容されている請求項1に記載の構造体。
  6. 前記基材としてのシートパッドと、前記カバー材としてのシートカバーとを有して、乗物用シートのシート構成部材として使用可能であり、
    前記シートパッドは、乗員の着座可能な天板メイン部と、前記天板メイン部のシート幅方向における側部に形成されて着座側に突出する天板サイド部とを有し、
    前記起伏部位は、前記天板メイン部の少なくとも一部に形成された前記第一領域と、第一領域以外の天板メイン部及び天板サイド部にて形成された前記第二領域とに区分けされて、前記シートカバーの前記カバー部位にて被覆されている請求項1〜5のいずれか一項に記載の構造体。
  7. 前記シートパッドは、前記天板サイド部のシート幅方向における側部に形成されてシート側面をなすカマチ部を有し、
    前記起伏部位は、前記第一領域と、前記第一領域以外の天板メイン部及び前記天板サイド部及び前記カマチ部にて形成された前記第二領域とに区分けされて、前記シートカバーの前記カバー部位にて被覆されている請求項6に記載の構造体。
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* Cited by examiner, † Cited by third party
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