JP2021089145A - 散気装置、放射性ガス処理装置、放射性物質処理システム、及び原子炉設備 - Google Patents

散気装置、放射性ガス処理装置、放射性物質処理システム、及び原子炉設備 Download PDF

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Abstract

【課題】より安定的に運用することが可能な散気装置、放射性ガス処理装置、放射性物質処理システム、及び原子炉設備を提供する。【解決手段】散気装置は、水が貯留されたタンク内の水面より上方に配置されて、水平方向に延びるとともに前記タンクの外部から蒸気が導入されるヘッダ管と、ヘッダ管に連通して下方に向かって延びるとともに、下端が蒸気噴出孔とされた分岐管と、を備える。上記構成によれば、ヘッダ管が水面よりも上方に配置されていることから、当該ヘッダ管が周囲の水によって冷却される可能性を低減することができる。これにより、蒸気がヘッダ管内部で凝縮することで生じる凝縮ハンマーと呼ばれる現象を回避することができる。【選択図】図2

Description

本開示は、散気装置、放射性ガス処理装置、放射性物質処理システム、及び原子炉設備に関する。
原子炉格納容器には、有事のガス放出に備えてフィルタベントが設けられている。このフィルタベントには、放射性ガスを安全に処理するための装置が接続されている。このような放射性ガス処理装置として下記特許文献1に記載されたものが知られている。特許文献1に係る装置は、フィルタベントから排気されたガスを導く排気配管と、ガス中の放射性希ガス成分を貯留する希ガス貯留タンクと、ガス中の蒸気を凝縮させて生じた凝縮水を貯留する凝縮水貯留タンクと、を備えている。
凝縮水貯留タンク内には、上記のガスを導く散気装置が設けられている。散気装置は、ガス(蒸気)が流通するヘッダ管と、このヘッダ管から下方に向かって分岐することで貯留水中に蒸気を送り込む複数の分岐管(スパージャ管)とを有する。従来、散気装置は、ヘッダ管が水面下に没した状態で配置されることが一般的であった。
特開2018−169250号公報
しかしながら、上記のようにヘッダ管が水面下に位置している場合、周囲の貯留水によって冷却されることで蒸気がヘッダ管の内部で凝縮してしまう場合がある。これにより、いわゆる凝縮ハンマー現象が発生する虞がある。また、分岐管を流通する蒸気の流量が少ない場合には、蒸気が水中に放出されて直ちに凝縮することで分岐管内部が負圧となる。この場合、負圧による分岐管内部への貯留水の吸い上げと、蒸気の放出とを連続的に繰り返すチャギングと呼ばれる現象が生じる虞もある。これら現象が生じた結果、設備の安定的な運用が阻害されてしまう。
本開示は上記課題を解決するためになされたものであって、より安定的に運用することが可能な散気装置、放射性ガス処理装置、放射性物質処理システム、及び原子炉設備を提供することを目的とする。
上記課題を解決するために、本開示に係る散気装置は、水が貯留されたタンク内の水面より上方に配置されて、水平方向に延びるとともに前記タンクの外部から蒸気が導入されるヘッダ管と、該ヘッダ管に連通して下方に向かって延びるとともに、下端が蒸気噴出孔とされた分岐管と、を備える。
本開示によれば、より安定的に運用することが可能な散気装置、放射性ガス処理装置、放射性物質処理システム、及び原子炉設備を提供することができる。
本開示の第一実施形態に係る原子炉設備の構成を示す模式図である。 本開示の第一実施形態に係る蒸気凝縮部の構成を示す模式図である。 本開示の第二実施形態に係る散気装置の構成を示す側面図である。 本開示の第三実施形態に係る散気装置の構成を示す側面図である。 本開示の第四実施形態に係るヘッダ管の構成を示す断面図である。 本開示の第五実施形態に係る散気装置の構成を示す側面図である。 本開示の第五実施形態に係る散気装置の構成を示す断面図である。 本開示の第五実施形態に係る散気装置の変形例を示す側面図である。
<第一実施形態>
(原子炉設備の構成)
以下、本開示の第一実施形態に係る原子炉設備100について、図1を参照して説明する。同図に示すように、原子炉設備100は、原子炉格納容器1及び放射性物質処理システム200を備えている。原子炉格納容器1は、原子炉、プール水が貯留されたサブレッションチェンバ及び外部からの注水を供給する注水設備等(図示省略)を収容している。
放射性物質処理システム200は、フィルタベント1A及び放射性ガス処理装置300を備えている。フィルタベント1Aは、原子炉格納容器1に接続されている。原子炉格納容器1内で多量のガスが発生した際には、フィルタベント1Aを介して原子炉格納容器1からガスの放出が行われる。フィルタベント1Aには原子炉格納容器1内で発生したガスが導入される。当該ガスには、蒸気、ヨウ素、水素、放射性微粒子、放射性希ガス及び空気等が含まれる。フィルタベント1Aでは、当該ガスを水中で散気するとともにその後にフィルタを通過させることで、当該ガスからヨウ素及び放射性微粒子の一部を除去する。これによりフィルタベント1Aは、原子炉格納容器1からのガスを処理ガスとして放出する。処理ガスには、蒸気及び非凝縮ガスが含まれている。非凝縮ガスには、放射性希ガス及び空気が含まれている。放射性希ガスは、例えばXe(キセノン)やKr(クリプトン)である。
<放射性ガス処理装置>
放射性ガス処理装置300は、フィルタベント1Aから放出される処理ガスを処理する。放射性ガス処理装置300は、蒸気凝縮部2と、希ガス処理部3と、を有する。
<蒸気凝縮部>
蒸気凝縮部2は、凝縮タンク21(タンク)と、散気装置22と、散水装置23と、貯留水循環系統Cと、水位計Mと、制御部90と、を有する。
凝縮タンク21の内部の空間には、所定の水位の水が貯留水Wとして貯留されている。詳しくは後述するが、この貯留水Wの水面高さ(水位)は、水位計Mによって検出され、電気信号として制御部90に送られる。凝縮タンク21には、フィルタベント1Aからの処理ガスが流通する供給ラインL1が接続されている。供給ラインL1の下流側の端部には、散気装置22が設けられている。
<散気装置>
散気装置22は、凝縮タンク21内に収容されているとともに、上記の供給ラインL1の下流側の端部に接続されている。散気装置22は、凝縮タンク21内の下部で貯留水内に処理ガスを散気する。図2に示すように、散気装置22は、供給ラインL1に接続されたヘッダ管61と、当該ヘッダ管61から分岐する複数の分岐管62と、を有する。ヘッダ管61は、凝縮タンク21内の下部に配置されているとともに、水平方向に延びている。なお、ここで言う「水平」とは、実質的な水平状態を示すものであって、設計上の公差や製造上の誤差は許容される。また、ヘッダ管61の延びる方向は、水平方向の成分を一部でも含んでいればよい。つまり、ヘッダ管61は、水平方向に対して傾斜していてもよい。また、このヘッダ管61は、貯留水Wの水面WLよりも上方に配置されている。つまり、ヘッダ管61は、貯留水Wに没しておらず、凝縮タンク21内の気相中に露呈している。なお、詳しくは後述するが、このような水面WLの調節は、制御部90による第一弁V1、及び第二弁V2の開閉によって実現される。
分岐管62は、ヘッダ管61から下方に向かって延びる配管である。分岐管62は、ヘッダ管61と連通している。本実施形態では、複数の分岐管62が水平方向に等間隔をあけて配列されている。分岐管62の下側の端部(下端)は、ヘッダ管61から供給された蒸気を噴出する蒸気噴出孔hsとされている。この蒸気噴出孔hsを含む分岐管62の下側の部分は、貯留水Wの水面WLよりも下方に位置している。つまり、分岐管62を通じて蒸気噴出穴hsから貯留水W中に蒸気が供給される。
<散水装置>
再び図1に示すように、散水装置23は、凝縮タンク21内の上部に設けられている。散水装置23は、散水ラインL4(後述)から供給される水を、凝縮タンク21内の空間の上部、即ち、貯留水Wの水面の上方から気相中に散水する。
<貯留水循環系統>
貯留水循環系統Cは、原子炉格納容器1と凝縮タンク21との間で貯留水Wを流通させるための配管系統である。貯留水循環系統Cは、排出ラインL2と、第一弁V1と、還流ラインL3と、第二弁V2と、ポンプ4と、冷却器5と、散水ラインL4と、を有している。
排出ラインL2は、凝縮タンク21と原子炉格納容器1とを接続している。当該排出ラインL2を通じて、凝縮タンク21から排出された貯留水Wの少なくとも一部を原子炉格納容器1へ送ることが可能である。排出ラインL2上には、当該排出ラインL2の開通状態を変化させる第一弁V1が設けられている。第一弁V1の開閉状態は、後述する制御部90によって切り替えられる。
還流ラインL3は、排出ラインL2から分岐して、貯留水の一部を凝縮タンク21内に還流させる(戻す)。還流ラインL3は、排出ラインL2における第一弁V1よりも凝縮タンク21側の位置と、凝縮タンク21の下部とを接続している。還流ラインL3上には、第二弁V2と、ポンプ4と、冷却器5とが設けられている。第二弁V2の開閉状態は、後述する制御部90によって切り替えられる。ポンプ4は、還流ラインL3内の貯留水を排出ラインL2側から還流ラインL3側に向かって圧送する。冷却器5は、還流ラインL3を流通する貯留水と熱媒体との間で熱交換させることで、貯留水を冷却する。散水ラインL4は、還流ラインL3における第二弁V2と冷却器5との間から分岐して、上述の散水装置23に貯留水を供給する。
<制御部>
制御部90は、水位計Mの検出結果に基づいて、上述の第一弁V1と、第二弁V2の開閉状態を切り替える。制御部90は、コンピュータを含む演算装置上で実行されるプログラムであり、非一過性の記憶媒体に格納されている。制御部90は、貯留水Wの水面WLが、上述のヘッダ管61の上方に位置している場合には、第一弁V1を開放し、第二弁V2を閉止することで、排出ラインL2を通じて貯留水Wを原子炉格納容器1に向かって送出する。これにより、水面WLが下降し、ヘッダ管61は水面WLよりも上方に露出した状態となる。また、制御部90は、水面WLが分岐管62の蒸気噴出孔hsよりも上方に位置するように第一弁V1と第二弁V2の開閉状態を調節する。つまり、蒸気凝縮部2の運用中にわたって、ヘッダ管61が水面WLよりも上方に位置している状態が維持される。
<希ガス処理部>
希ガス処理部3は、凝縮タンク21に対して回収ラインL5を通じて接続されている。希ガス処理部3は、この回収ラインL5を通じて凝縮タンク21内から回収した非凝縮ガスを捕捉して、除湿・濃縮した後、貯留する。
(作用効果)
次いで、本実施形態の作用効果について説明する。原子炉格納容器1内でガスが発生し、当該原子炉格納容器1内の圧力がある程度上昇すると、当該ガスが原子炉格納容器1からフィルタベント1Aに放出される。特にガスが放出される当初は、当該ガスには放射性希ガスが含まれる。フィルタベント1Aを通過して排出された処理ガスは、供給ラインL1を介して蒸気凝縮部2の凝縮タンク21へと導入される。
凝縮タンク21に導入された処理ガスは、凝縮タンク21の貯留水Wの水面下で散気装置22によって凝縮タンク21内に散気される。この過程で、処理ガスの一部の蒸気が凝縮する。また、凝縮タンク21内には、還流ラインL3及び散水ラインL4によって、凝縮タンク21から排出された水が冷却器5で冷却された後に散水装置23を介して散水される。これによって、凝縮タンク21内の気相に存在する蒸気が凝縮され、処理ガスの減容化を図ることができる。即ち、凝縮タンク21では処理ガスに水を接触させることにより、当該処理ガスに含まれる蒸気の大部分を凝縮させることができる。
凝縮されて水となった蒸気は貯留水の一部として、凝縮タンク21内に一時的に貯留される。凝縮タンク21内の水位がある程度上昇した際には、排出ラインL2の第一弁V1が開放されることによって、凝縮タンク21内の貯留水を原子炉格納容器1に送出する。このように凝縮タンク21に処理ガスが導入されることで、原子炉格納容器1内の圧力を徐々に低下させることができる。
ところで、凝縮タンク21内には、処理ガスを導く散気装置22が設けられている。従来、散気装置22は、ヘッダ管61が水面下に没した状態で配置されることが一般的であった。しかしながら、ヘッダ管61が水面下に位置している場合、周囲の貯留水によって冷却されることで蒸気がヘッダ管61の内部で凝縮してしまう場合がある。これにより、いわゆる凝縮ハンマー現象が発生する虞がある。また、分岐管62を流通する蒸気の流量が少ない場合には、蒸気が水中に放出されて直ちに凝縮することで分岐管62内部が負圧となる。この場合、負圧による分岐管62内部への貯留水の吸い上げと、蒸気の放出とを連続的に繰り返すチャギングと呼ばれる現象が生じる虞もある。これら現象が生じた結果、設備の安定的な運用が阻害されてしまう。
そこで、本実施形態では、散気装置22は、ヘッダ管61が水面WLよりも上方に位置するように構成されている。言い換えると、ヘッダ管61が水面WLから上方に露出するように水面WLの高さ(貯留水Wの水位)が調節されている。
上記構成によれば、ヘッダ管61が水面WLよりも上方に配置されていることから、当該ヘッダ管61が水面下に没している場合に比べて、周囲の水によって当該ヘッダ管61が冷却される可能性を低減することができる。これにより、蒸気がヘッダ管61内部で凝縮することで生じる凝縮ハンマーと呼ばれる現象を回避することができる。また、ヘッダ管61内で蒸気が凝縮することで当該ヘッダ管61内が負圧になった場合、ヘッダ管61に損傷を生じる虞がある。上記構成によれば、ヘッダ管61内での蒸気の凝縮が生じにくいことから、このような負圧が生じる可能性も低減することができる。
さらに、上記構成によれば、分岐管62の下方の端部は、水面WLよりも下方に配置されていることから、当該分岐管を通じて水中に蒸気を安定的に供給することができる。
上記構成によれば、制御部90によって第一弁V1、及び第二弁V2の開閉状態を切り替えることで、凝縮タンク21内の水面WLの高さ(水位)を容易に調節することができる。さらに、この水位は、ヘッダ管61が水面WLよりも上方に位置するように調節される。したがって、ヘッダ管61が水面下に没している場合に比べて、周囲の水によって冷却される可能性を低減することができる。これにより、蒸気がヘッダ管61内部で凝縮することで生じる凝縮ハンマーと呼ばれる現象を回避することができる。また、ヘッダ管61内で蒸気が凝縮することで当該ヘッダ管61内が負圧になった場合、ヘッダ管61に損傷を生じる虞がある。上記構成によれば、ヘッダ管61内での蒸気の凝縮が生じにくいことから、このような負圧が生じる可能性も低減することができる。
<第二実施形態>
次に、本開示の第二実施形態について、図3を参照して説明する。なお、上記第一実施形態と同様の構成については同一の符号を付し、詳細な説明を省略する。同図に示すように、本実施形態に係る散気装置22bでは、ヘッダ管61に複数の孔(第一孔部h1)が形成されている。第一孔部h1によって、ヘッダ管61の内部と凝縮タンク21内とが連通している。これら第一孔部h1は、ヘッダ管61の延在方向(水平方向)に等間隔をあけて配置されている。各第一孔部h1は、ヘッダ管61における分岐管62との接続部とは異なる位置に形成されている。また、本実施形態では、各第一孔部h1は水平方向に開孔している。
上記構成によれば、ヘッダ管61に第一孔部h1が形成されている。これにより、例えばヘッダ管61内を流れる蒸気の流量が小さいためにヘッダ管61の内圧が負圧になった場合には、当該第一孔部h1を通じて凝縮タンク21内の気体をヘッダ管61内に吸引させることができる。これにより、負圧によって、分岐管62の下端(蒸気噴出孔hs)を通じてヘッダ管61内に水が吸い上げられてしまう可能性を低減することができる。
<第三実施形態>
続いて、本開示の第三実施形態について、図4を参照して説明する。なお、上記の各実施形態と同様の構成については同一の符号を付し、詳細な説明を省略する。同図に示すように、本実施形態に係る散気装置22cでは、分岐管62に、当該分岐管62の内部と凝縮タンク21内とを連通する第二孔部h2が形成されている。第二孔部h2は、貯留水Wの水面WLよりも上方に位置している。言い換えると、貯留水Wの水面WLの高さは、上述の制御部90による第一弁V1、及び第二弁V2の開閉に基づいて、第二孔部h2が水面WLよりも上方に位置するように調節される。また、複数の分岐管62同士の間で、第二孔部h2の高さ位置(分岐管62の延びる方向における第二孔部h2の位置)は互いに同一である。なお、ここで言う「同一」とは実質的な同一を示すものであって、設計上の公差や製造上の誤差は許容される。
上記構成によれば、分岐管62にそれぞれ第二孔部h2が形成されていることから、分岐管62、及びヘッダ管61の内部が負圧になってしまう可能性を低減することができる。さらに、複数の分岐管62同士の間で内部の圧力状態を同等に維持することができる。これにより、各分岐管62から凝縮タンク21内に供給される蒸気の流量を均一にすることができる。
<第四実施形態>
次いで、本開示の第四実施形態について、図5を参照して説明する。なお、上記の各実施形態と同様の構成については同一の符号を付し、詳細な説明を省略する。同図に示すように、本実施形態ではヘッダ管61bが二重管構造を有している。具体的には、ヘッダ管61bは、蒸気が流通する管本体T1と、この管本体T1を隙間を介して外周側から覆う外側管T2と、これら管本体T1と外側管T2との隙間に設けられた断熱部Hiと、を有する。断熱部Hiは、管本体T1を形成する材料よりも小さい熱伝導率を有する材料で形成されている。具体的には、断熱部Hiとして発泡樹脂や、気体を用いることができる。また、当該隙間を真空状態とすることで断熱部Hiとすることも可能である。また、本実施形態では、管本体T1及び外側管T2を貫通する第一孔部h1´としての貫通孔が形成されている。つまり、この第一孔部h1´によって、管本体T1の内外が連通されている。なお、この第一孔部h1´を形成しない構成を採ることも可能である。
上記構成によれば、外側管T2の外面に、散水装置23から供給された水等が接触した場合であっても、管本体T1内を流れる蒸気から当該水への吸熱を断熱部Hiによって抑制することができる。これにより、ヘッダ管61内部で蒸気の凝縮が生じる可能性を低減することができる。
また、上記構成によれば、ヘッダ管61に第一孔部h1´としての貫通孔が形成されている。これにより、例えばヘッダ管61内を流れる蒸気の流量が小さいためにヘッダ管61の内圧が負圧になった場合には、当該第一孔部h1´を通じて凝縮タンク21内の気体をヘッダ管61内に吸引させることができる。これにより、負圧によってヘッダ管61内に水が吸い上げられてしまう可能性を低減することができる。
<第五実施形態>
次に、本開示の第五実施形態について、図6と図7を参照して説明する。なお、上記の各実施形態と同様の構成については同一の符号を付し、詳細な説明を省略する。本実施形態に係る散気装置22dは、ヘッダ管61cの上方に空間を介して配置された傘部7をさらに有している。また、ヘッダ管61cには、上述の第一孔部h1が形成されている。
図7に示すように、傘部7は、ヘッダ管61c側から外周側に向かって凸となる円弧状の断面形状を有している。言い換えれば、傘部7の内周面7Aは、ヘッダ管61cの外面の形状に沿って湾曲している。したがって、ヘッダ管61cの外面と傘部7の内周面7Aとの間の距離は、傘部7の幅方向の全域にわたって一定である。
また、第一孔部h1は、ヘッダ管61cの上部に等間隔をあけて複数形成されている。つまり、これら第一孔部h1は、傘部7を臨む領域に形成されている。さらに言い換えれば、これら第一孔部h1は、傘部7によって上方から覆われている。また、本実施形態では、各第一孔部h1は、ヘッダ管61cの外面から傘部7に向かう法線方向に延びている。
上記構成によれば、傘部7が設けられていることで、ヘッダ管61cの外面に、散水装置23から供給された水等が接触する可能性を低減することができる。これにより、当該ヘッダ管61c内を流れる蒸気から当該水への吸熱を抑制することができる。その結果、ヘッダ管61c内部で蒸気の凝縮が生じる可能性を低減することができる。また、傘部7が設けられていることで、当該傘部7の内側で蒸気を滞留・凝縮させることもできる。これにより、さらに効率的に蒸気を凝縮させることができる。
さらに、上記構成によれば、第一孔部h1を通じてヘッダ管61c内の蒸気が一部放出された場合であっても、当該蒸気を傘部7によって捕捉し、低温となった後に凝縮させることができる。これにより、さらに効率的に蒸気を凝縮させることができる。
なお、上記第後実施形態では、第一孔部h1は、ヘッダ管61cから傘部7に向かう法線方向に延びている例について説明した。しかしながら、図8に示すように、第一孔部h1´が当該法線方向対して傾斜する方向に延びている構成を採ることも可能である。より具体的には、この第一孔部h1´は、ヘッダ管61cの延在方向の一方側から他方側に向かうに従って、ヘッダ管61cから傘部7に向かって延びている。
この構成によれば、第一孔部h1´がヘッダ管61cから傘部7に向かう法線方向に最短距離で延びている場合に比べて、第一孔部h1´から放出された蒸気を傘部7の内側で滞留させやすくすることができる。これにより、さらに効率的に蒸気を凝縮させることができる。
(その他の実施形態)
以上、本開示の実施形態について図面を参照して詳述したが、具体的な構成はこの実施形態に限られるものではなく、本開示の要旨を逸脱しない範囲の設計変更等も含まれる。
例えば、上記の第二実施形態から第五実施形態で説明した各構成を互いに組み合わせて用いることも可能である。
<付記>
各実施形態に記載の散気装置22、放射性ガス処理装置300、放射性物質処理システム200、及び原子炉設備100は、例えば以下のように把握される。
(1)第1の態様に係る散気装置22は、水が貯留されたタンク21内の水面WLより上方に配置されて、水平方向に延びるとともに前記タンク21の外部から蒸気が導入されるヘッダ管61と、該ヘッダ管61に連通して下方に向かって延びるとともに、下端が蒸気噴出孔hsとされた分岐管62と、を備える。
上記構成によれば、ヘッダ管61が水面WLよりも上方に配置されていることから、当該ヘッダ管61が水面WL下に没している場合に比べて、周囲の水によって冷却される可能性を低減することができる。これにより、蒸気がヘッダ管61内部で凝縮することで生じる凝縮ハンマーと呼ばれる現象を回避することができる。また、ヘッダ管61内で蒸気が凝縮することで当該ヘッダ管61内が負圧になった場合、ヘッダ管61に損傷を生じる虞がある。上記構成によれば、ヘッダ管61内での蒸気の凝縮が生じにくいことから、このような負圧が生じる可能性も低減することができる。
(2)第2の態様に係る散気装置22では、前記分岐管62の下方の端部は、前記水面WWLよりも下方に配置されている。
上記構成によれば、分岐管62の下方の端部は、水面WLよりも下方に配置されていることから、当該分岐管62を通じて水中に蒸気を安定的に供給することができる。
(3)第3の態様に係る散気装置22bでは、前記ヘッダ管61には、該ヘッダ管61の内部と前記タンク21内とを連通する複数の第一孔部h1が形成されている。
上記構成によれば、ヘッダ管61に第一孔部h1が形成されている。これにより、例えばヘッダ管61内を流れる蒸気の流量が小さいためにヘッダ管61の内圧が負圧になった場合には、当該第一孔部h1を通じてタンク21内の気体をヘッダ管61内に吸引させることができる。これにより、負圧によってヘッダ管61内に水が吸い上げられてしまう可能性を低減することができる。
(4)第4の態様に係る散気装置22cでは、前記分岐管62には、該分岐管62の内部と前記タンク21内とを連通するとともに、前記水面WLよりも上方に位置する第二孔部h2が形成されている。
上記構成によれば、分岐管62にそれぞれ第二孔部h2が形成されていることから、分岐管62、及びヘッダ管61の内部が負圧になってしまう可能性を低減することができる。さらに、複数の分岐管62同士の間で内部の圧力状態を同等に維持することができる。これにより、各分岐管62からタンク21内に供給される蒸気の流量を均一にすることができる。
(5)第5の態様に係る散気装置22では、前記ヘッダ管61bは、前記蒸気が流通する管本体T1と、該管本体T1を外周側から隙間を介して覆う外側管T2と、前記隙間に設けられ、前記管本体T1よりも小さい熱伝導率を有する断熱部Hiと、を有する。
上記構成によれば、外側管T2の外面に水等が接触した場合であっても、管本体T1内を流れる蒸気から当該水への吸熱を断熱部Hiによって抑制することができる。これにより、ヘッダ管61b内部で蒸気の凝縮が生じる可能性を低減することができる。
(6)第6の態様に係る散気装置22は、前記管本体T1、及び前記外側管T2を貫通するとともに、該管本体T1の内部と前記外側管T2の外部とを連通する前記第一孔部h1´としての貫通孔が形成されている。
上記構成によれば、ヘッダ管61bに第一孔部h1´としての貫通孔が形成されている。これにより、例えばヘッダ管61b内を流れる蒸気の流量が小さいためにヘッダ管61bの内圧が負圧になった場合には、当該第一孔部h1´を通じてタンク21内の気体をヘッダ管61b内に吸引させることができる。これにより、負圧によってヘッダ管61b内に水が吸い上げられてしまう可能性を低減することができる。
(7)第7の態様に係る散気装置22dは、前記ヘッダ管61cを、空間を介して上方から覆う傘部7をさらに有する。
上記構成によれば、傘部7が設けられていることで、ヘッダ管61cの外面に水等が接触するか可能性を低減することができる。これにより、当該ヘッダ管61c内を流れる蒸気から当該水への吸熱を抑制することができる。その結果、ヘッダ管61c内部で蒸気の凝縮が生じる可能性を低減することができる。また、傘部7が設けられていることで、当該傘部7の内側で蒸気を滞留・凝縮させることもできる。これにより、さらに効率的に蒸気を凝縮させることができる。
(8)第8の態様に係る散気装置22dでは、前記ヘッダ管61cには、該ヘッダ管61cの内部と前記タンク21内とを連通する複数の第一孔部h1が形成され、該第一孔部h1は、前記ヘッダ管61cの外周面における前記傘部7を臨む領域に形成されている。
上記構成によれば、第一孔部h1を通じてヘッダ管61c内の蒸気が一部放出された場合であっても、当該蒸気を傘部7によって捕捉し、低温となった後に凝縮させることができる。これにより、さらに効率的に蒸気を凝縮させることができる。
(9)第9の態様に係る散気装置22dでは、前記第一孔部h1は、前記ヘッダ管61cから前記傘部7に向かう法線方向に対して傾斜する方向に延びている。
上記構成によれば、第一孔部h1が、ヘッダ管61cの外面から傘部7に向かう法線方向に対して傾斜する方向に延びている。これにより、例えば当該第一孔部h1がヘッダ管61cから傘部7に向かう法線方向に最短距離で延びている場合に比べて、第一孔部h1から放出された蒸気を傘部7の内側で滞留させやすくすることができる。これにより、さらに効率的に蒸気を凝縮させることができる。
(10)第10の態様に係る放射性ガス処理装置300は、原子炉格納容器1から排出される処理ガスを処理する放射性ガス処理装置300であって、該処理ガスに含まれる蒸気の一部を凝縮させる蒸気凝縮部2と、前記蒸気凝縮部2から前記処理ガス中の非凝縮ガスが導入される希ガス処理部3と、を備え、前記蒸気凝縮部2は、下部に貯留水Wを収容する凝縮タンク21と、該凝縮タンク21内に配置され、フィルタベント1Aから導入された前記処理ガスを前記貯留水W中に導入する上記いずれか一の態様に係る散気装置22と、を有する。
上記構成によれば、蒸気凝縮部2でより効率的に蒸気を凝縮させることができる。その結果、放射性ガス処理装置300をより安定的に運用することができる。
(11)第11の態様に係る放射性ガス処理装置300では、前記蒸気凝縮部2は、前記凝縮タンク21から排出された前記貯留水Wを前記原子炉格納容器1内に送る排出ラインL2と、該排出ラインL2上に設けられ、該排出ラインL2の開通状態を変化させる第一弁V1と、前記排出ラインL2から前記貯留水Wの一部を取り出して前記凝縮タンク21内に戻す還流ラインL3と、該還流ラインL3上に設けられ、該還流ラインL3の開通状態を変化させる第二弁V2と、前記凝縮タンク21内における前記水面WLの高さを検出する水位計Mと、該水位計Mの検出結果に基づいて、前記第一弁V1、及び前記第二弁V2の開閉状態を切り替えることで、前記ヘッダ管61が前記水面WLよりも上方に位置するように制御する制御部90と、をさらに有する。
上記構成によれば、制御部90によって第一弁V1、及び第二弁V2の開閉状態を切り替えることで、凝縮タンク21内の水面高さ(水位)を容易に調節することができる。さらに、この水位は、ヘッダ管61が水面WLよりも上方に位置するように調節される。したがって、ヘッダ管61が水面下に没している場合に比べて、周囲の水によって冷却される可能性を低減することができる。これにより、蒸気がヘッダ管61内部で凝縮することで生じる凝縮ハンマーと呼ばれる現象を回避することができる。また、ヘッダ管61内で蒸気が凝縮することで当該ヘッダ管61内が負圧になった場合、ヘッダ管61に損傷を生じる虞がある。上記構成によれば、ヘッダ管61内での蒸気の凝縮が生じにくいことから、このような負圧が生じる可能性も低減することができる。
(12)第12の態様に係る放射性物質処理システム200は、上記第11の態様に係る放射性ガス処理装置300と、前記フィルタベント1Aと、を備える。
上記構成によれば、フィルタベント1Aから放出された処理ガスを放射性ガス処理装置300によって効率的に処理することができる。これにより、放射性物質処理システム200をより安定的に運用することができる。
(13)第13の態様に係る原子炉設備100は、上記第12の態様に係る放射性物質処理システム200と、前記原子炉格納容器1と、を備える。
上記構成によれば、原子炉設備100をより安定的に運用することができる。
100 原子炉設備
200 放射性物質処理システム
300 放射性ガス処理装置
1 原子炉格納容器
1A フィルタベント
2 蒸気凝縮部
3 希ガス処理部
4 ポンプ
5 冷却器
7 傘部
7A 内周面
21 凝縮タンク
22,22b,22c,22d 散気装置
23 散水装置
61,61b,61c ヘッダ管
62 分岐管
C 貯留水循環系統
h1,h1´ 第一孔部
h2 第二孔部
hs 蒸気噴出孔
L1 供給ライン
L2 排出ライン
L3 還流ライン
L4 散水ライン
L5 回収ライン
V1 第一弁
V2 第二弁
W 貯留水
WL 水面

Claims (13)

  1. 水が貯留されたタンク内の水面より上方に配置されて、水平方向に延びるとともに前記タンクの外部から蒸気が導入されるヘッダ管と、
    該ヘッダ管に連通して下方に向かって延びるとともに、下端が蒸気噴出孔とされた分岐管と、
    を備える散気装置。
  2. 前記分岐管の下方の端部は、前記水面よりも下方に配置されている請求項1に記載の散気装置。
  3. 前記ヘッダ管には、該ヘッダ管の内部と前記タンク内とを連通する複数の第一孔部が形成されている請求項1又は2に記載の散気装置。
  4. 前記分岐管には、該分岐管の内部と前記タンク内とを連通するとともに、前記水面よりも上方に位置する第二孔部が形成されている請求項1から3のいずれか一項に記載の散気装置。
  5. 前記ヘッダ管は、
    前記蒸気が流通する管本体と、
    該管本体を外周側から隙間を介して覆う外側管と、
    前記隙間に設けられ、前記管本体よりも小さい熱伝導率を有する断熱部と、
    を有する請求項1から4のいずれか一項に記載の散気装置。
  6. 前記管本体、及び前記外側管を貫通するとともに、該管本体の内部と前記外側管の外部とを連通する貫通孔が形成されている請求項5に記載の散気装置。
  7. 前記ヘッダ管を、空間を介して上方から覆う傘部をさらに有する請求項1から6のいずれか一項に記載の散気装置。
  8. 前記ヘッダ管には、該ヘッダ管の内部と前記タンク内とを連通する複数の第一孔部が形成され、
    該第一孔部は、前記ヘッダ管の外周面における前記傘部を臨む領域に形成されている請求項7に記載の散気装置。
  9. 前記第一孔部は、前記ヘッダ管の外面から前記傘部に向かう法線方向に対して傾斜する方向に延びている請求項8に記載の散気装置。
  10. 原子炉格納容器から排出される処理ガスを処理する放射性ガス処理装置であって、
    該処理ガスに含まれる蒸気の一部を凝縮させる蒸気凝縮部と、
    前記蒸気凝縮部から前記処理ガス中の非凝縮ガスが導入される希ガス処理部と、
    を備え、
    前記蒸気凝縮部は、
    下部に貯留水を収容する凝縮タンクと、
    該凝縮タンク内に配置され、フィルタベントから導入された前記処理ガスを前記貯留水中に導入する請求項1から9のいずれか一項に記載の散気装置と、
    を有する放射性ガス処理装置。
  11. 前記蒸気凝縮部は、
    前記凝縮タンクから排出された前記貯留水を前記原子炉格納容器内に送る排出ラインと、
    該排出ライン上に設けられ、該排出ラインの開通状態を変化させる第一弁と、
    前記排出ラインから前記貯留水の一部を取り出して前記凝縮タンク内に戻す還流ラインと、
    該還流ライン上に設けられ、該還流ラインの開通状態を変化させる第二弁と、
    前記凝縮タンク内における前記水面の高さを検出する水位計と、
    該水位計の検出結果に基づいて、前記第一弁、及び前記第二弁の開閉状態を切り替えることで、前記ヘッダ管が前記水面よりも上方に位置するように制御する制御部と、
    をさらに有する請求項10に記載の放射性ガス処理装置。
  12. 請求項11に記載の放射性ガス処理装置と、
    前記フィルタベントと、
    を備える放射性物質処理システム。
  13. 請求項12に記載の放射性物質処理システムと、
    前記原子炉格納容器と、
    を備える原子炉設備。
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