JP2021089097A - Incineration facility control device, incineration facility control method and program - Google Patents
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Abstract
Description
本開示は、燃焼設備の制御装置、燃焼設備の制御方法およびプログラムに関する。 The present disclosure relates to a combustion equipment control device, a combustion equipment control method and a program.
特許文献1には、ごみ燃焼炉の撮影データから得られた温度分布に基づいて、着火点および燃え切り点を判定して排ガスの酸素濃度を検出し、酸素濃度が所定範囲内となる総供給空気量を求めて当該総供給空気量から乾燥域とおき燃焼域の必要空気量を減算して燃焼空気量を求めて風箱に供給する技術が開示されている。
In
燃焼設備で燃焼させる廃棄物やバイオマスなどの被焼却物は、燃焼性状の変動が大きく、燃焼状態が変動して被焼却物の未燃分が変動する問題がある。
本開示は、上記課題を解決するためになされたものであって、燃焼設備の制御装置、燃焼設備の制御方法およびプログラムを提供することを目的とする。
Incinerators such as waste and biomass burned in combustion equipment have a problem that the combustion properties fluctuate greatly, the combustion state fluctuates, and the unburned content of the incinerator fluctuates.
The present disclosure has been made to solve the above problems, and an object of the present disclosure is to provide a control device for combustion equipment, a control method and program for combustion equipment.
本開示に係る燃焼設備の制御装置は、処理空間を画成する炉本体と、処理空間において搬送方向に被焼却物を搬送する火格子と、処理空間に空気を供給する風箱と、を備える燃焼設備の制御装置であって、処理空間が搬送方向に区画された区画が写る処理画像を取得する画像取得部と、処理画像に基づいて、被焼却物の燃焼による火炎の搬送方向後側の端である燃え切り点を特定する点特定部と、燃え切り点に基づいて、区画の火格子の速度の補正値である第1速度補正値を演算する第1速度演算部と、第1速度補正値に基づいて区画の火格子の速度を制御する速度制御部と、を備える。 The control device for the combustion equipment according to the present disclosure includes a furnace body that defines the processing space, a grate that transports the incinerated material in the transport direction in the processing space, and a wind box that supplies air to the processing space. An image acquisition unit that is a control device for combustion equipment and acquires a processed image showing a section in which the processing space is divided in the transport direction, and a rear side in the transport direction of the flame due to combustion of the incinerated material based on the processed image. A point identification unit that specifies the burnout point at the end, a first speed calculation unit that calculates a first speed correction value that is a correction value of the speed of the grate of the partition based on the burnout point, and a first speed. It is provided with a speed control unit that controls the speed of the grate of the partition based on the correction value.
本開示に係る燃焼設備の制御方法は、処理空間を画成する炉本体と、処理空間において搬送方向に被焼却物を搬送する火格子と、処理空間に空気を供給する風箱と、を備える燃焼設備の制御装置において、処理空間が前記搬送方向に区画された区画が写る処理画像を取得するステップと、処理画像に基づいて、被焼却物の燃焼による火炎の搬送方向後側の端である燃え切り点を特定するステップと、燃え切り点に基づいて、区画の火格子の速度の補正値である第1速度補正値を演算するステップと、第1速度補正値に基づいて区画の前記火格子の速度を制御するステップと、を有する。 The method for controlling the combustion equipment according to the present disclosure includes a furnace body that defines the treatment space, a grate that conveys the incinerated material in the transport direction in the treatment space, and a wind box that supplies air to the treatment space. In the control device of the combustion equipment, the step of acquiring the processed image in which the processing space is divided in the transport direction and the rear end in the transport direction of the flame due to the combustion of the incinerated object based on the processed image. A step of specifying a burnout point, a step of calculating a first speed correction value which is a correction value of the speed of the grate of the partition based on the burnout point, and a step of calculating the first speed correction value based on the first speed correction value, and the fire of the section based on the first speed correction value. It has a step of controlling the speed of the lattice.
本開示に係るプログラムは、処理空間を画成する炉本体と、処理空間において搬送方向に被焼却物を搬送する火格子と、処理空間に空気を供給する風箱と、を備える燃焼設備の制御装置の、コンピュータを、処理空間が前記搬送方向に区画された区画が写る処理画像を取得するステップと、処理画像に基づいて、被焼却物の燃焼による火炎の搬送方向後側の端である燃え切り点を特定するステップと、燃え切り点に基づいて、区画の火格子の速度の補正値である第1速度補正値を演算するステップと、第1速度補正値に基づいて区画の前記火格子の速度を制御するステップと、を実行させる。 The program according to the present disclosure controls a combustion facility including a furnace body that defines a processing space, a grate that transports an object to be incinerated in the transport direction in the processing space, and a wind box that supplies air to the processing space. Based on the step of acquiring a processed image in which the processing space is divided in the transport direction and the processed image, the computer of the apparatus burns, which is the rear end of the flame due to the combustion of the incinerated object in the transport direction. A step of specifying a cut point, a step of calculating a first speed correction value which is a correction value of the speed of the grate of the section based on the burnout point, and a step of calculating the first speed correction value based on the first speed correction value, and the grate of the section based on the first speed correction value. To execute the steps to control the speed of.
本開示の燃焼設備の制御装置、燃焼設備の制御方法およびプログラムによれば、燃焼設備において被焼却物を安定的に焼却させることができる。 According to the control device of the combustion equipment, the control method and the program of the combustion equipment of the present disclosure, the incinerator can be stably incinerated in the combustion equipment.
〈第1の実施形態〉
《燃焼装置の構成》
以下、第1の実施形態に係る燃焼設備100の構成について説明する。第1の実施形態に係る燃焼設備100は、被焼却物400としての廃棄物を焼却処理するための設備である。燃焼設備100の例としては、ごみ焼却ストーカ炉と、バイオマス流動床ボイラと、が挙げられる。第1の実施形態に係る燃焼設備100は、ごみ焼却ストーカ炉である。
<First Embodiment>
<< Combustion device configuration >>
Hereinafter, the configuration of the
図1は、第1の実施形態に係る燃焼設備100の構成を示す図である。燃焼設備100は、ストーカ炉1と、排熱回収ボイラ8と、減温塔9と、集塵装置11と、煙突12と、制御装置300と、を備える。
FIG. 1 is a diagram showing the configuration of the
ストーカ炉1は、被焼却物400を搬送しながら燃焼させる炉である。上記被焼却物400の例としては、廃棄物と、バイオマスと、が挙げられる。図1における被焼却物400は廃棄物である。ストーカ炉1による被焼却物400の燃焼に伴って、当該ストーカ炉1からは排ガスが発生する。この排ガスは、ストーカ炉1の上部に設けられた排熱回収ボイラ8に送られる。
The
排熱回収ボイラ8は、排ガスと水との間で熱交換を行うことで水を加熱して蒸気を発生させる。この蒸気は、図示しない外部の機器で利用される。排熱回収ボイラ8を通過した排ガスは、減温塔9で冷却された後、集塵装置11に送られる。集塵装置11でススや塵埃が除去された後、排ガスは煙突12を通じて大気中に放散される。
The exhaust heat recovery boiler 8 heats water by exchanging heat between the exhaust gas and water to generate steam. This steam is used in an external device (not shown). The exhaust gas that has passed through the exhaust heat recovery boiler 8 is cooled by the
次いで、ストーカ炉1の構成について説明する。図1に示すように、ストーカ炉1は、炉本体10と、炉本体10から上方に延びる火炉7と、被焼却物400を一時的に貯留するホッパ3と、ホッパ3から炉本体10内に被焼却物400を供給するフィーダ31と、炉本体10の底部に設けられたストーカ6と、を有する。また、ストーカ炉1は、焼却された被焼却物400を外部に排出する排出シュート13と、ストーカ6の下方に設けられた風箱2と、被焼却物400を排出シュート13に移動させるクリンカローラ210と、炉本体10の収納空間Vの画像を撮影するカメラ220と、を有する。また、ストーカ炉1は、一次空気ラインL1及び二次空気ラインL2に空気を送り込む送風機B1と、風箱2に空気を供給する一次空気ラインL1と、火炉7に空気を供給する二次空気ラインL2と、を有する。
Next, the configuration of the
図2は、第1の実施形態に係る燃焼設備100におけるストーカ6を示す図である。図2に示すように、ストーカ6は複数の火格子61により構成させる。火格子61には、固定火格子61Aと、可動火格子61Bとがある。固定火格子61Aは、固定されている火格子61である。可動火格子61Bは、一定の速度で搬送方向+Daと搬送逆方向−Daへの作動により、当該火格子61の上にある被焼却物400を攪拌させる火格子61である。搬送方向+Daは、ホッパ3から排出シュート13へ向かう方向である。搬送逆方向−Daは、搬送方向Daの逆向きの方向である。図2に示す固定火格子61Aと可動火格子61Bの組み合わせの構成は一例であり、異なる組み合わせの構成であっても良い。
FIG. 2 is a diagram showing a
炉本体10の内部には、被焼却物400を燃焼させるための処理空間Vが形成されている。この処理空間V内では、ストーカ6によって被焼却物400がフィーダ31から排出シュート13へ向かう搬送方向+Daに搬送される。燃焼した被焼却物400は、排出シュート13を通じて外部に排出される。本実施形態ではストーカ6は水平に設けられている。一方で、他の実施形態に係るストーカ6は、水平面に対して傾斜して設けられても良い。
A processing space V for burning the
炉本体10は、搬送方向+Daの上流側から順に、乾燥段21、燃焼段22及び後燃焼段23に分けて設計される。乾燥段21、燃焼段22、後燃焼段23は、処理空間Vを搬送方向Daに区画する。乾燥段21は、ホッパ3から供給された被焼却物400を、燃焼に先立って乾燥させるための区画である。燃焼段22及び後燃焼段23では、乾燥した状態の被焼却物400を燃焼させるための区画である。燃焼段22においては、被焼却物400から発生する熱分解ガスにより火炎Fが生じる。後燃焼段23においては、被焼却物400の固定炭素の燃焼がなされるため、火炎Fが生じない。つまり、燃焼に伴う火炎Fは、主として燃焼段22の上方に形成される。
The
火炉7は、炉本体10の上部から上方に向かって延びている。火炉7を通じて、処理空間V内の排ガスが排熱回収ボイラ8に送られる。一次空気ラインL1は、送風機B1と風箱2とを接続している。送風機B1を駆動することで、一次空気ラインL1を通じて空気が風箱2に供給される。風箱2は、火格子61の下方から空気を供給する。二次空気ラインL2は、送風機B1と火炉7内とを接続している。二次空気ラインL2を通じて、燃焼用の空気が火格子61の上方から火炉7内に供給される。風箱2は、処理空間Vの底面を形成している。風箱2は、搬送方向Daに複数配列されている。
The
クリンカローラ210は、回転することにより被焼却物400を後燃焼段23から排出シュート13に移動させる。クリンカローラ210は、制御装置300により設定された時間ごとに回転する。
The
カメラ220は、処理空間Vの乾燥段21と、燃焼段22と、後燃焼段23とが写る処理画像を撮影する。カメラ220が処理空間Vを撮影することで、カメラ220が生成する処理画像には、被焼却物400から発生する輝炎が写る。カメラ220の例としては、可視カメラ及び遠赤外線カメラを有するカメラが挙げられる。
The
測定部230は、処理空間Vの蒸気流量と酸素濃度を測定する装置である。被焼却物400は、乾燥段21で乾燥し、水分が蒸発するため蒸気が発生する。測定部230は、被焼却物400の乾燥による蒸気流量を測定する。乾燥段21で被焼却物400の乾燥が強く行われるほど、蒸気流量は多くなる。他方、燃焼段22では、被焼却物400が処理空間Vの酸素を用いて燃焼する。すなわち、燃焼段22被焼却物400の燃焼が強く行われるほど、酸素濃度は低くなる。
The measuring
制御装置300は、火格子61の速度補正値及び風箱2が供給する空気量補正値を演算して火格子61及び風箱2を制御する。図3は、制御装置300の構成を示す概略ブロック図である。制御装置300は、取得部310と、点特定部320と、第1速度演算部330と、第1空気量演算部340と、流量濃度演算部350と、速度制御部360と、空気量制御部370と、を備える。制御装置300は、有線または無線で燃焼設備100と接続される。
The
取得部310は、画像測定部の一例であり、カメラ220から処理画像を取得し、測定部230から蒸気流量及び酸素濃度を取得する。
The
点特定部320は、取得部310が取得した処理画像に基づいて、被焼却物400の燃焼による火炎Fの搬送方向Da後側の端である燃え切り点Zを特定する。具体的には、点特定部320は、以下の動作で燃え切り点Zを特定する。
The
点特定部320は、取得部310が取得した処理画像を受け入れる。その後、点特定部320は、処理画像の輝度に基づいて予め設定された閾値で二値化する。点特定部320は、二値化された処理画像の値が変化する点の平均値をもって、燃え切り点Zを特定する。被焼却物400の燃焼によって火炎Fが発生している場所に係る画像の輝度は高く、火炎Fが発生していない場所に係る画像の輝度は低い。そのため、点特定部320は、上記のような二値化により燃え切り点Zを特定することができる。
The
第1速度演算部330は、点特定部320が特定した燃え切り点Zに基づいて、乾燥段21、燃焼段22、及び後燃焼段23のそれぞれの火格子61の速度の補正値である第1速度補正値を演算する。具体的には、第1速度演算部330は、以下のような動作で第1速度補正値を演算する。
The first
第1速度演算部330は、点特定部320が特定した燃え切り点Zを取得する。その後、第1速度演算部330は、乾燥段21に関連付けられた基準燃え切り点と、燃え切り点Zとの差分を算出して、当該差分をPID(Proportional−Integral−Differentail)演算して、乾燥段21に関連付けられた第1速度補正値を算出する。第1速度演算部330は、燃焼段22と、後燃焼段23についても上記のような動作で、燃焼段22に関連付けられた第1速度補正値と、後燃焼段23に関連付けられた第1速度補正値と、を算出する。
また、基準燃え切り点とは、乾燥段21、燃焼段22及び後燃焼段23のそれぞれにおいて、被焼却物400が安定的に乾燥、燃焼および後燃焼するため、それぞれにおいて予め設定された点である。基準燃え切り点の例としては、被焼却物400の未燃分の割合が特定の値となるように設定された燃え切り点が挙げられる。
The first
Further, the reference burn-out point is a point set in advance in each of the drying
第1空気量演算部340は、点特定部320が特定した燃え切り点Zに基づいて、風箱2が乾燥段21、燃焼段22、及び後燃焼段23のそれぞれに供給する空気量の補正値である第1空気量補正値を演算する。具体的には、第1空気量演算部340は、以下のような動作で第1空気量補正値を演算する。
The first air
第1空気量演算部340は、点特定部320が特定した燃え切り点Zを取得する。その後、乾燥段21に関連付けられた基準燃え切り点と、燃え切り点Zとの差分を算出して、当該差分をPID演算して、乾燥段21に関連付けられた第1空気量補正値を算出する。第1空気量演算部340は、燃焼段22と、後燃焼段23についても上記のような動作で、燃焼段22に関連付けられた第1空気量補正値と、後燃焼段23に関連付けられた第1空気量補正値と、を算出する。基準燃え切り点と燃え切り点Zとの差分は、燃え切り点Zが基準燃え切り点より上流側に位置するときに正値となる。基準燃え切り点の位置は、乾燥段21、燃焼段22、および後燃焼段23のそれぞれで異なる。乾燥段21の基準燃え切り点の位置が最も搬送方向+Daの上流側に位置し、後燃焼段23の基準燃え切り点の位置が最も搬送方向+Daの下流側に位置する。
The first air
流量濃度演算部350は、測定部230が取得した蒸気流量及び酸素濃度に基づいて、基本補正値を演算する。具体的には、流量濃度演算部350は、以下のような動作で基本補正値を演算する。
The flow rate
流量濃度演算部350は、測定部230が取得した蒸気流量及び酸素濃度を受け入れる。流量濃度演算部350は、基準蒸気流量から、取得した蒸気流量を除算して差分を算出する。流量濃度演算部350は、上記差分に、蒸気流量に関連付けられた重みを乗算して蒸気流量補正値を算出する。また、流量濃度演算部350は、基準酸素濃度から、取得した酸素濃度を除算して差分を算出する。流量濃度演算部350は、上記差分に、酸素濃度に関連付けられた重みを乗算して酸素濃度補正値を算出する。流量濃度演算部350は、蒸気流量補正値と、酸素濃度補正値とを加算して、基本補正値を算出する。
The flow rate
速度制御部360は、第1速度演算部330が演算した第1速度補正値に基づいて乾燥段21、燃焼段22、及び後燃焼段23のそれぞれの火格子61の速度を制御する。具体的には、速度制御部360は、以下のような動作で火格子61の速度を制御する。
The
速度制御部360は、第1速度演算部330が演算した第1速度補正値のうち、乾燥段21に関連付けられた第1速度補正値を取得する。速度制御部360は、乾燥段21に関連付けられた第1速度補正値が、予め設定された下限値以下である場合は当該下限値を、第1速度補正値として用いる。また、速度制御部360は、乾燥段21に関連付けられた第1速度補正値が、予め設定された上限値以上である場合は当該上限値を、第1速度補正値として用いる。ここで、第1速度補正値の上限値および下限値は、いずれも正値である。そのため、燃え切り点Zが基準燃え切り点より下流側に位置する場合、第1速度補正値は下限値に等しくなる。これは、燃え切り点Zが基準燃え切り点より下流側に位置する場合に基準燃え切り点と燃え切り点Zとの差分は負値となるためである。つまり、第1速度補正値は、燃え切り点Zが基準位置を超えて上流側に存在する場合に、燃え切り点Zの下流側への移動を促進するための値である。
The
その後、速度制御部360は、乾燥段21に関連付けられた基本火格子速度に、第1速度補正値を加算して、乾燥段21に関連付けられた補正後速度を算出する。速度制御部360は、乾燥段21の可動火格子61Bのアクチュエータに、可動火格子61Bが補正後速度で可動するように電気信号を送る。上記電気信号を受けた可動火格子61Bは、補正後速度で可動する。
速度制御部360は、燃焼段22の火格子61及び後燃焼段23の火格子61についても、上記と同様な動作を行う。
After that, the
The
空気量制御部370は、第1空気量演算部340が演算した第1空気量補正値及び流量濃度演算部350が演算した基本補正値に基づいて、風箱2が乾燥段21、燃焼段22、及び後燃焼段23のそれぞれに供給する空気量を制御する。具体的には、空気量制御部370は、以下のような動作で風箱2を制御する。
In the air
空気量制御部370は、第1空気量演算部340が演算した第1空気量補正値のうち、乾燥段21に関連付けられた第1空気量補正値を取得する。空気量制御部370は、乾燥段21に関連付けられた第1空気量補正値が、予め設定された下限値以下である場合は当該下限値を、第1空気量補正値として用いる。また、空気量制御部370は、空気量制御部370は、乾燥段21に関連付けられた第1空気量補正値が、予め設定された上限値以上である場合は当該上限値を、第1空気量補正値として用いる。
ここで、第1空気量補正値の上限値および下限値は、いずれも正値である。そのため、燃え切り点Zが基準燃え切り点より下流側に位置する場合、第1空気量補正値は下限値に等しくなる。これは、燃え切り点Zが基準燃え切り点より下流側に位置する場合に基準燃え切り点と燃え切り点Zとの差分は負値となるためである。つまり、第1空気量補正値は、燃え切り点Zが基準位置を超えて上流側に存在する場合に、燃え切り点Zの下流側への移動を促進するための値である。
The air
Here, the upper limit value and the lower limit value of the first air amount correction value are both positive values. Therefore, when the burnout point Z is located on the downstream side of the reference burnout point, the first air amount correction value becomes equal to the lower limit value. This is because the difference between the reference burnout point and the burnout point Z becomes a negative value when the burnout point Z is located on the downstream side of the reference burnout point. That is, the first air amount correction value is a value for promoting the movement of the burnout point Z to the downstream side when the burnout point Z exists on the upstream side beyond the reference position.
その後、空気量制御部370は、流量濃度演算部350が演算した基本補正値を取得する。空気量制御部370は、乾燥段21に関連付けられた第1空気量補正値と、基本補正値とを加算して算出される補正後空気量を算出する。空気量制御部370は、乾燥段21の風箱2に、風箱2が乾燥段21に供給する空気量が補正後空気量となるように電気信号を送る。電気信号を受けた風箱2は、風箱2が備えるダンパの開度を変更して、風箱2が乾燥段21に供給する空気量が補正後空気量となるようにする。
空気量制御部370は、燃焼段22の風箱2及び後燃焼段23の風箱2についても、上記と同様な動作を行う。
After that, the air
The air
《火格子速度の制御に係る動作》
以下、燃焼設備100の火格子61の速度の制御に係る動作について説明する。図4は、火格子61の速度の制御に係る動作を示すフローチャートである。
<< Operation related to grate speed control >>
Hereinafter, the operation related to the control of the speed of the grate 61 of the
第1速度演算部330は、点特定部320が特定した燃え切り点Zを取得する(ステップS1)。
第1速度演算部330は、ステップS1で取得した燃え切り点Zと、乾燥段21、燃焼段22及び後燃焼段23のそれぞれに関連付けられた基準燃え切り点と、燃え切り点Zとの差分を算出して、当該差分をPID演算して、乾燥段21、燃焼段22及び後燃焼段23のそれぞれに関連付けられた第1速度補正値を算出する(ステップS2)。
The first
The first
速度制御部360は、乾燥段21、燃焼段22及び後燃焼段23のそれぞれに関連付けられた第1速度補正値を取得する(ステップS3)。
速度制御部360は、乾燥段21、燃焼段22及び後燃焼段23のそれぞれに関連付けられた第1速度補正値が、乾燥段21、燃焼段22及び後燃焼段23のそれぞれに関連付けられた上限値以上である場合(ステップS4:YES)は当該上限値を、第1速度補正値として用いる(ステップS6)。
また、速度制御部360は、乾燥段21、燃焼段22及び後燃焼段23のそれぞれに関連付けられた第1速度補正値が、乾燥段21、燃焼段22及び後燃焼段23のそれぞれに関連付けられた下限値以下である場合(ステップS5:YES)は当該下限値を、第1速度補正値として用いる(ステップS7)。
The
In the
Further, in the
速度制御部360は、乾燥段21、燃焼段22及び後燃焼段23のそれぞれに関連付けられた基本火格子速度に、乾燥段21、燃焼段22及び後燃焼段23のそれぞれに関連付けられた第1速度補正値を加算して、乾燥段21、燃焼段22及び後燃焼段23のそれぞれに関連付けられた補正後速度を算出する(ステップS8)。
The
速度制御部360は、乾燥段21、燃焼段22及び後燃焼段23のそれぞれの可動火格子61Bのアクチュエータに、可動火格子61Bが補正後速度で可動するように電気信号を送る(ステップS9)。
ステップS9により電気信号を受けた可動火格子61Bは、補正後速度で可動する(ステップS10)。
The
The
図5は、火格子61の速度の制御を示す参考図である。
第1速度演算部330は、乾燥段21、燃焼段22及び後燃焼段23のそれぞれに関連付けられた基準燃え切り点と、点特定部320が取得した燃え切り点ZをPID演算して第1速度補正値を算出する。その後、速度制御部360は、上下限制限に基づいて、第1速度補正値を確定させて、当該第1速度補正値と、基準火格子速度とに基づいて、可動火格子61Bに信号を送信して、可動火格子61Bを補正後速度に可動させる。
FIG. 5 is a reference diagram showing control of the speed of the grate 61.
The first
上記の動作により、燃焼設備100のユーザは、特定された燃え切り点Zに基づいて、火格子61の速度を制御することができるため、燃焼設備100において被焼却物400を安定的に乾燥、燃焼、後燃焼させることができる。燃え切り点Zの位置が乾燥段21に近接する場合は、被焼却物400の未燃分の割合が低下するため、燃焼設備100を用いた被焼却物400の単位時間当たりの処理量が少なくなり、燃焼設備100の効率が低下する。また、燃え切り点Zの位置がクリンカローラ210に近接する場合は、被焼却物400の未燃分の割合が上昇するため、後燃焼後の被焼却物400の埋め立てが困難になる。
By the above operation, the user of the
そこで、本実施形態に係る制御装置300は、燃え切り点Zの位置が乾燥段21に近接する場合は、火格子61の速度を低下させて被焼却物400の攪拌を活発にして未燃分の割合を上昇させ、燃え切り点Zがクリンカローラ210に近接する場合には、火格子61の速度を上昇させて被焼却物400の攪拌を上昇させて、未燃分の割合を低下させる。
Therefore, in the
《空気量の制御に係る動作》
以下、燃焼設備100の空気量の制御に係る動作について説明する。図6は、空気量の制御に係る動作を示すフローチャートである。
<< Operation related to air volume control >>
Hereinafter, the operation related to the control of the air amount of the
第1空気量演算部340は、点特定部320が特定した燃え切り点Zを取得する(ステップS21)。
第1空気量演算部340は、ステップS21で取得した燃え切り点Zと、乾燥段21、燃焼段22及び後燃焼段23のそれぞれに関連付けられた基準燃え切り点と、燃え切り点Zとの差分を算出して、当該差分をPID演算して、乾燥段21、燃焼段22及び後燃焼段23のそれぞれに関連付けられた第1空気量補正値を算出する(ステップS22)。
The first air
The first air
空気量制御部370は、乾燥段21、燃焼段22及び後燃焼段23のそれぞれに関連付けられた第1空気量補正値を取得する(ステップS23)。
空気量制御部370は、乾燥段21、燃焼段22及び後燃焼段23のそれぞれに関連付けられた第1空気量補正値が、乾燥段21、燃焼段22及び後燃焼段23のそれぞれに関連付けられた上限値以上である場合(ステップS24:YES)は当該上限値を、第1空気量補正値として用いる(ステップS26)。
また、空気量制御部370は、乾燥段21、燃焼段22及び後燃焼段23のそれぞれに関連付けられた第1空気量補正値が、乾燥段21、燃焼段22及び後燃焼段23のそれぞれに関連付けられた下限値以下である場合(ステップS25:YES)は当該下限値を、第1空気量補正値として用いる(ステップS27)。
The air
In the air
Further, in the air
空気量制御部370は、流量濃度演算部350が演算した基本補正値に、乾燥段21、燃焼段22及び後燃焼段23のそれぞれに関連付けられた第1空気量補正値を加算して、乾燥段21、燃焼段22及び後燃焼段23のそれぞれに関連付けられた補正後空気量を算出する(ステップS28)。
The air
空気量制御部370は、乾燥段21、燃焼段22及び後燃焼段23のそれぞれの風箱2に、風箱2が補正後空気量を、乾燥段21、燃焼段22及び後燃焼段23のそれぞれに供給するように電気信号を送る(ステップS29)。
ステップS29により電気信号を受けた風箱2は、風箱2のダンパの開度を変更して、補正後空気量に係る空気を供給する(ステップS30)。
The air
The
図7は、風箱2の制御を示す参考図である。
第1空気量演算部340は、乾燥段21、燃焼段22及び後燃焼段23のそれぞれに関連付けられた基準燃え切り点と、点特定部320が取得した燃え切り点ZをPID演算して第1空気量補正値を算出する。その後、空気量制御部370は、上下限制限に基づいて、第1空気量補正値を確定させて、当該第1空気量補正値と、基準補正値とに基づいて、風箱2に信号を送信して、補正後空気量を供給する。
FIG. 7 is a reference diagram showing the control of the
The first air
上記の動作により、燃焼設備100のユーザは、特定された燃え切り点Zに基づいて、風箱2を制御することができるため、燃焼設備100において被焼却物400を安定的に乾燥、燃焼、後燃焼させることができる。
燃え切り点Zの位置が乾燥段21に近接する場合は、被焼却物400の未燃分の割合が低下するため、燃焼設備100を用いた被焼却物400の単位時間当たりの処理量が少なくなり、燃焼設備100の効率が低下する。また、燃え切り点Zの位置がクリンカローラ210に近接する場合は、被焼却物400の未燃分の割合が上昇するため、後燃焼後の被焼却物400の埋め立てが困難になる。
By the above operation, the user of the
When the position of the burnout point Z is close to the drying
そこで、本実施形態に係る制御装置300は、燃え切り点Zの位置が乾燥段21に近接する場合は、風箱2のダンパの開度を低めて被焼却物400の未燃分の割合を上昇させ、燃え切り点Zがクリンカローラ210に近接する場合には、風箱2のダンパの開度を高くして未燃分の割合を低下させる。
Therefore, in the
上記において説明する実施形態では、燃焼設備100の制御装置300は、速度制御部360による火格子61の制御の後に、空気量制御部370による風箱2の制御が行われる。その他、空気量制御部370による風箱2の制御の後に、速度制御部360による火格子61の制御が行われても良い。
In the embodiment described above, in the
《作用・効果》
本開示に係る燃焼設備100の制御装置300は、処理空間Vを画成する炉本体10と、処理空間Vにおいて搬送方向Daに被焼却物400を搬送する火格子61と、処理空間Vに空気を供給する風箱2と、を備える燃焼設備100の制御装置300であって、処理空間Vが搬送方向Daに区画された区画が写る処理画像を取得する画像取得部と、処理画像に基づいて、被焼却物400の燃焼による火炎Fの搬送方向後側の端である燃え切り点Zを特定する点特定部320と、燃え切り点Zに基づいて、区画の火格子61の速度の補正値である第1速度補正値を演算する第1速度演算部330と、第1速度補正値に基づいて区画の火格子61の速度を制御する速度制御部360と、を備える。
《Action / Effect》
The
燃焼設備100のユーザは、特定された燃え切り点Zに基づいて、火格子61の速度を制御することができるため、燃焼設備100において被焼却物400を安定的に燃焼させることができる。
Since the user of the
また、燃焼設備100の制御装置300の、処理空間Vが区画されたそれぞれの区画は、搬送方向Daの上流側から乾燥段21、燃焼段22、及び後燃焼段23であって、画像取得部は、乾燥段21、燃焼段22、及び後燃焼段23が写る処理画像を取得し、第1速度演算部330は、乾燥段21、燃焼段22、及び後燃焼段23のそれぞれの第1速度補正値を演算し、速度制御部360は、第1速度補正値のそれぞれに基づいて、乾燥段21、燃焼段22、及び後燃焼段23の火格子61の速度を制御する。
Further, each section of the
燃焼設備100のユーザは、特定された燃え切り点Zに基づいて、火格子61の速度を制御することができるため、燃焼設備100において被焼却物400を安定的に乾燥、燃焼、後燃焼させることができる。
Since the user of the
また、燃焼設備100の制御装置300は、燃え切り点Zに基づいて、それぞれの区画に供給する空気量の補正値である第1空気量補正値を演算する第1空気量演算部340と、第1空気量補正値に基づいて、風箱2がそれぞれの区画に供給する空気量を制御する空気量制御部370と、を備える。
Further, the
燃焼設備100のユーザは、特定された燃え切り点Zに基づいて、風箱2を制御することができるため、燃焼設備100において被焼却物400を安定的に乾燥、燃焼、後燃焼させることができる。
Since the user of the
〈第2の実施形態〉
以下、第2の実施形態に係る燃焼設備100について説明する。第2の実施形態に係る燃焼設備100は、乾燥段21、燃焼段22及び後燃焼段23における負荷値に基づいて、火格子61の速度を制御し、風箱2を制御する。
<Second embodiment>
Hereinafter, the
図8は、第2の実施形態に係る制御装置300の構成を示す概略ブロック図である。第2の実施形態に係る制御装置300の構成は、第1の実施形態に係る制御装置300の構成に加えて、判定部379と、負荷値特定部380と、第2速度演算部381と、第2空気量演算部382と、第2速度制御部383と、第2空気量制御部384と、を備える。
FIG. 8 is a schematic block diagram showing the configuration of the
判定部379は、点特定部320から燃え切り点Zを取得して、当該燃え切り点Zが予め設定された範囲内であるか否かの判定を行う。燃え切り点の設定範囲は、例えば、後燃焼段の基準燃え切り点より下流に設定される。つまり、判定部379は、燃焼状態が燃え切り不良状態であるか否かを判定する。
The
負荷値特定部380は、処理画像の輝度、被焼却物400の水分量、被焼却物400の低位発熱量のうち、少なくとも1つに基づいて、乾燥段21、燃焼段22、及び後燃焼段23のそれぞれの負荷状態を示す値である負荷値を特定する。具体的には、負荷値特定部380は、以下のような動作で負荷値を特定する。負荷値は、燃焼に係る負荷が大きいほど大きい値となる。負荷は、被焼却物の発熱量が高いほど高くなり、被焼却物の水分量が多いほど低くなる。
The load
負荷値特定部380は、取得部310が取得した処理画像を、乾燥段21、燃焼段22、後燃焼段23の区域に分けて、当該区域に係る画像の輝度の平均値を算出して、乾燥段21、燃焼段22、後燃焼段23の負荷値を特定する。これは、燃焼に係る負荷が大きいほど、火炎が強くなることから、処理画像における輝度が高いほど負荷が大きいことが推定されるためである。また、負荷値特定部380は、燃焼設備100に投入する被焼却物400から取得したサンプルの被焼却物400の単位質量当たりの水分量に基づいて、乾燥段21、燃焼段22、後燃焼段23の負荷値を特定する。また、負荷値特定部380は、燃焼設備100に投入する被焼却物400から取得したサンプルの被焼却物400の単位質量当たりの低位発熱量に基づいて、乾燥段21、燃焼段22、後燃焼段23の負荷値を特定する。
The load
第2速度演算部381は、予め設定された値と負荷値との差に基づいて、乾燥段21、燃焼段22、及び後燃焼段23のそれぞれの火格子61の速度の補正値である第2速度補正値を演算する。具体的には、第2速度演算部381は以下の動作により第2速度補正値を演算する。
The second
第2速度演算部381は、負荷値特定部380が特定した乾燥段21に関連付けられた負荷値を取得する。第2速度演算部381は、予め設定された値と負荷値との差分を算出して、当該差分をPID演算して第2速度補正値を算出する。第2速度演算部381は、燃焼段22、後燃焼段23についても、上記と同様の動作を行って、第2速度補正値を算出する。
The second
第2空気量演算部382は、基準負荷値と負荷値との差に基づいて、乾燥段21、燃焼段22、及び後燃焼段23のそれぞれの風箱2が供給する空気量の補正値である第2空気量補正値を演算する。具体的には、第2空気量演算部382は以下の動作により第2空気量補正値を演算する。
The second air
第2空気量演算部382は、負荷値特定部380が特定した乾燥段21に関連付けられた負荷値を取得する。第2空気量演算部382は、基準負荷値と負荷値との差分を算出して、当該差分をPID演算して第2空気量補正値を算出する。第2空気量演算部382は、燃焼段22、後燃焼段23についても、上記と同様の動作を行って、第2空気量補正値を算出する。
The second air
第2速度制御部383は、判定部379が燃え切り点Zが予め設定された範囲内であると判断した場合、第2速度補正値に基づいて、乾燥段21、燃焼段22、及び後燃焼段23のそれぞれの火格子61の速度を制御する。具体的には、第2速度制御部383は、以下のような動作で火格子61の速度を制御する。判定部379が燃え切り点Zが予め設定された範囲内でないと判断した場合、第2速度制御部383は動作せず、速度制御部360又は空気量制御部370が動作して、燃え切り点Zを一定範囲内とする。
When the
第2速度制御部383は、第2速度演算部381が演算した第2速度補正値のうち、乾燥段21に関連付けられた第2速度補正値を取得する。第2速度制御部383は、乾燥段21に関連付けられた第2速度補正値が、予め設定された下限値以下である場合は当該下限値を、第2速度補正値として用いる。また、第2速度制御部383は、乾燥段21に関連付けられた第2速度補正値が、予め設定された上限値以上である場合は当該上限値を、第2速度補正値として用いる。ここで、第2速度補正値の上限値は正値であり、下限値は負値である。したがって、第2速度制御部は、負荷が基準より低い場合、すなわち燃焼状態が低負荷状態である場合に、負荷が増大するように被焼却物の移動を促進し、負荷が基準より高い場合、すなわち燃焼状態が過負荷状態である場合に、負荷が減少するように被焼却物の移動を促進する。
The second
その後、第2速度制御部383は、乾燥段21に関連付けられた基本火格子速度に、第2速度補正値を加算して、乾燥段21に関連付けられた第2補正後速度を算出する。第2速度制御部383は、乾燥段21の可動火格子61Bのアクチュエータに、可動火格子61Bが第2補正後速度で可動するように電気信号を送る。上記電気信号を受けた可動火格子61Bは、第2補正後速度で可動する。
第2速度制御部383は、燃焼段22の火格子61及び後燃焼段23の火格子61についても、上記と同様な動作を行う。
After that, the second
The second
第2空気量制御部384は、判定部379が燃え切り点Zが予め設定された範囲内であると判断した場合、第2空気量演算部382が演算した第2空気量補正値及び流量濃度演算部350が演算した基本補正値に基づいて、風箱2が乾燥段21、燃焼段22、及び後燃焼段23のそれぞれに供給する空気量を制御する。具体的には、第2空気量制御部384は、以下のような動作で風箱2を制御する。
When the
第2空気量制御部384は、第2空気量演算部382が演算した第2空気量補正値のうち、乾燥段21に関連付けられた第2空気量補正値を取得する。第2空気量制御部384は、乾燥段21に関連付けられた第2空気量補正値が、予め設定された下限値以下である場合は当該下限値を、第2空気量補正値として用いる。また、第2空気量制御部384は、第2空気量制御部384は、乾燥段21に関連付けられた第2空気量補正値が、予め設定された上限値以上である場合は当該上限値を、第2空気量補正値として用いる。ここで、第2速度補正値の上限値は正値であり、下限値は負値である。したがって、第2速度制御部は、負荷が基準より低い場合、すなわち燃焼状態が低負荷状態である場合に、負荷が増大するように被焼却物の移動を促進し、負荷が基準より高い場合、すなわち燃焼状態が過負荷状態である場合に、負荷が減少するように被焼却物の移動を促進する。
The second air
その後、第2空気量制御部384は、流量濃度演算部350が演算した基本補正値を取得する。第2空気量制御部384は、乾燥段21に関連付けられた第2空気量補正値と、基本補正値とを加算して算出される第2補正後空気量を算出する。第2空気量制御部384は、乾燥段21の風箱2に、風箱2が乾燥段21に供給する空気量が第2補正後空気量となるように電気信号を送る。電気信号を受けた風箱2は、風箱2が備えるダンパの開度を変更して、風箱2が乾燥段21に供給する空気量が第2補正後空気量となるようにする。
第2空気量制御部384は、燃焼段22の風箱2及び後燃焼段23の風箱2についても、上記と同様な動作を行う。
After that, the second air
The second air
《作用・効果》
本開示に係る燃焼設備100の制御装置300は、処理画像の輝度、被焼却物400の水分量、被焼却物400の低位発熱量のうち、少なくとも1つに基づいて、それぞれの区画の負荷状態を示す値である負荷値を特定する負荷値特定部380と、予め設定された値と負荷値との差に基づいて、それぞれの区画の火格子61の速度の補正値である第2速度補正値を演算する第2速度演算部381と、第2速度補正値に基づいて、それぞれの区画の火格子61の速度を制御する第2速度制御部383と、を備える。
《Action / Effect》
The
燃焼設備100のユーザは、特定された負荷値に基づいて、火格子61の速度を制御することができるため、燃焼設備100において被焼却物400を安定的に燃焼させることができる。
Since the user of the
本開示に係る燃焼設備100の制御装置300は、予め設定された値と負荷値との差に基づいて、風箱2がそれぞれの区画に供給する空気量の補正値である第2空気量補正値を演算する第2空気量演算部382と、第2空気量補正値に基づいて、風箱2がそれぞれの区画に供給する空気量を制御する第2空気量制御部384と、を備える。
The
燃焼設備100のユーザは、特定された負荷値に基づいて、風箱2を制御することができるため、燃焼設備100において被焼却物400を安定的に燃焼させることができる。
Since the user of the
〈第3の実施形態〉
以下、第3の実施形態に係る燃焼設備100について説明する。第3の実施形態に係る燃焼設備100は、乾燥段21に投入された被焼却物400の量を特定して二次空気ラインL2が供給する空気量を制御する。
<Third embodiment>
Hereinafter, the
図9は、第3の実施形態に係る制御装置300の構成を示す概略ブロック図である。第3の実施形態に係る制御装置300の構成は、第1の実施形態に係る制御装置300の構成に、判定部379と、量特定部385と、量判定部386と、二次空気制御部387と、を加えた構成である。
FIG. 9 is a schematic block diagram showing the configuration of the
第3の実施形態に係る測定部230は、処理空間Vの蒸気流量、酸素濃度及びガス温度を測定する装置である。取得部310は、測定部230から蒸気流量、酸素濃度及びガス濃度を取得する。
判定部379は、点特定部320から燃え切り点Zを取得して、当該燃え切り点Zが予め設定された範囲内であるか否かの判定を行う。
The measuring
The
量特定部385は、取得部310が取得した処理画像に基づいて、乾燥段21に流入した被焼却物400の量を特定する。具体的には、量特定部385は、取得部310がカメラ220から取得した処理空間Vの火炎透視画像のうち、予め設定された乾燥段21がフィーダ31と接続している区域における画像において、当該区域に該当する画像における被焼却物400が占める面積の割合を計算することで、被焼却物400の量を特定する。
The
量判定部386は、量特定部385により特定された被焼却物400の量が、予め設定された値以上であるか否かの判定を行う。当該閾値は、ホッパにおいて被焼却物400の詰まりが解消され、被焼却物400が大量に炉本体10に投入された状態を検出可能な値に設定される。
The
二次空気制御部387は、判定部379が燃え切り点Zが予め設定された範囲内であると判断した場合、量判定部386の判定の内容及び取得部310が取得した酸素濃度及びガス温度に基づいて、二次空気ラインL2が供給する空気量を制御する。具体的には、二次空気制御部387は、以下のような動作で空気量を制御する。
When the secondary
判定部379が燃え切り点Zが予め設定された範囲内であると判断し、かつ量特定部385により特定された被焼却物400の量が、予め設定された値以上であると判定された場合、二次空気制御部387は、取得部310からガス温度及び酸素濃度を受け入れ、量特定部385から被焼却物400の量を受け入れる。二次空気制御部387は、受け入れた被焼却物400の量、ガス温度、酸素濃度を、予め設定された被焼却物400の量と、ガス温度と、酸素濃度と、空気量とが関連付けられた情報に照らし合わせて、二次空気ラインL2が供給する空気量を特定する。二次空気制御部387は、当該空気量を示す信号を二次空気ラインL2に送信し、二次空気ラインL2が供給する空気量を、上記で特定した供給量に制御する。
The
他方、判定部379が燃え切り点Zが予め設定された範囲内であると判断し、かつ量特定部385により特定された被焼却物400の量が、予め設定された値以上でないと判定された場合、二次空気制御部387は、取得部310からガス温度及び酸素濃度を受け入れる。二次空気制御部387は、受け入れたガス温度、酸素濃度を、予め設定されたガス温度と、酸素濃度と、空気量とが関連付けられた情報に照らし合わせて、二次空気ラインL2が供給する空気量を特定する。二次空気制御部387は、当該空気量を示す信号を二次空気ラインL2に送信し、二次空気ラインL2が供給する空気量を、上記で特定した供給量に制御する。
On the other hand, the
《二次空気制御部の制御に係る動作》
以下、二次空気制御部387の制御に係る動作を説明する。図10は、判定部379が燃え切り点Zが予め設定された範囲内であると判断した場合、二次空気制御部387の制御に係る動作を示すフローチャートである。また、第3の実施形態における火格子61の速度の制御又は風箱2のダンパの開度の制御は、第1の実施形態に係る動作と同様である。
<< Operation related to the control of the secondary air control unit >>
Hereinafter, the operation related to the control of the secondary
量特定部385は、取得部310が取得した処理画像に基づいて、乾燥段21に流入した被焼却物400の量を特定する(ステップS41)。
量判定部386は、量特定部385により特定された被焼却物400の量が、予め設定された値以上であるか否かの判定を行う(ステップS42)。
The
The
量特定部385により特定された被焼却物400の量が、予め設定された値以上でないと判定された場合(ステップS43:NO)、二次空気制御部387は、取得部310からガス温度及び酸素濃度を受け入れる。二次空気制御部387は、受け入れたガス温度、酸素濃度を、予め設定されたガス温度と、酸素濃度と、空気量とが関連付けられた情報に照らし合わせて、二次空気ラインL2が供給する空気量を特定する。二次空気制御部387は、当該空気量を示す信号を二次空気ラインL2に送信し、二次空気ラインL2が供給する空気量を、上記で特定した供給量に制御する(ステップS44)。
When it is determined that the amount of the
他方、量特定部385により特定された被焼却物400の量が、予め設定された値以上であると判定された場合(ステップS43:YES)、二次空気制御部387は、量特定部385から被焼却物400の量を受け入れ、取得部310からガス温度及び酸素濃度を受け入れる。二次空気制御部387は、受け入れた被焼却物400の量、ガス温度、酸素濃度を、予め設定された被焼却物400の量、ガス温度と、酸素濃度と、空気量とが関連付けられた情報に照らし合わせて、二次空気ラインL2が供給する空気量を特定する。二次空気制御部387は、当該空気量を示す信号を二次空気ラインL2に送信し、二次空気ラインL2が供給する空気量を、上記で特定した供給量に制御する(ステップS45)。
On the other hand, when it is determined that the amount of the
上記の動作により、燃焼設備100のユーザは、被焼却物400の量に基づいても、二次空気ラインL2から供給する空気の量を制御することができ、当該空気を用いて燃焼される被焼却物400の燃焼状態を安定的に維持することができる。
被焼却物400が大量に炉本体10に投入された場合、燃焼設備100における被焼却物400の未燃分の割合が上昇するなど、燃焼状態が不安定となる。そのため、被焼却物400が大量に炉本体10に投入された状態を検出して、当該状態の場合は燃焼に用いられる二次空気ラインL2からの空気をより多く供給することによって、安定的に被焼却物400の燃焼を行うことができる。
By the above operation, the user of the
When a large amount of the
《作用・効果》
本開示の実施形態に係る燃焼設備100は火格子61の上方から空気を供給する二次空気ラインL2をさらに備え、処理画像に基づいて、区画に流入した被焼却物400の量を特定する量特定部385と、特定された量が、予め設定された値以上であるか否かの判定を行う量判定部386と、判定の内容に基づいて、二次空気ラインL2が供給する空気量を制御する二次空気制御部387と、を備える。
《Action / Effect》
The
燃焼設備100のユーザは、被焼却物400の量に基づいても、二次空気ラインL2から供給する空気の量を制御することができ、当該空気を用いて燃焼される被焼却物400の燃焼状態を安定的に維持することができる。
The user of the
〈第4の実施形態〉
以下、第4の実施形態に係る燃焼設備100について説明する。第4の実施形態に係る燃焼設備100は、燃え切り点Zと、火格子61の速度などにより生成される学習済みモデルを用いて、第1速度補正値を演算する。
<Fourth Embodiment>
Hereinafter, the
図11は、第4の実施形態に係る制御装置300の構成を示すブロック図である。第4の実施形態に係る制御装置300の構成は、第1の実施形態に係る制御装置300の構成に加え、モデル生成部390と、モデル記憶部391と、候補生成部392と、流量算出部393と、加える構成である。
FIG. 11 is a block diagram showing a configuration of the
モデル生成部390は、入力された入力サンプル及び出力サンプルからなるデータセットに基づいて、学習済みモデルを生成してモデル記憶部391に記録する。学習済みモデルは、燃焼設備の状態を示す状態量と、燃焼設備の制御量の組み合わせを入力することで、燃焼設備の蒸気流量を出力するように学習された機械学習モデルである。モデル生成部390の動作の一例を以下に説明する。
The
モデル生成部390は、入力サンプルとして、燃焼段22における着火点と、燃え切り点Zと、乾燥段21の乾燥状態と、燃焼段22の燃焼状態と、後燃焼段23の後燃焼状態と、酸素濃度と、被焼却物400の低位発熱量と、収納空間Vの圧力値と、ガス温度と、蒸気流量と、風箱2のダンパの開度と、集塵装置11のストロークと、乾燥段21の火格子61の速度と、燃焼段22の火格子61の速度と、後燃焼段23の火格子61の速度と、を用いる。すなわち、燃焼段22における着火点と、燃え切り点Zと、乾燥段21の乾燥状態と、燃焼段22の燃焼状態と、後燃焼段23の後燃焼状態と、酸素濃度と、被焼却物400の低位発熱量と、収納空間Vの圧力値と、ガス温度は、燃焼設備の状態を示す状態量である。また、風箱2のダンパの開度と、集塵装置11のストロークと、乾燥段21の火格子61の速度と、燃焼段22の火格子61の速度と、後燃焼段23の火格子61の速度は、燃焼設備の制御量である。上記乾燥段21の乾燥状態と、燃焼段22の燃焼状態と、後燃焼段23の後燃焼状態は、例えば、点特定部320が特定した燃え切り点Zの位置や負荷値によって特定することができる。
The
また、モデル生成部390は出力サンプルとして蒸気流量を用いる。モデル生成部390は、上記の入力サンプルと上記の出力サンプルとからなるデータセットを用いて、機械学習モデルの学習処理を行う。モデル生成部390が用いる機械学習モデルの例としては、LSTM(Long Short−Term Memory)又はGRU(Gated Recurrent Unit)が挙げられる。機械学習モデルは、内部に重み係数を有する関数である。モデル生成部390は、学習手法を用いて入力サンプルから出力サンプルが得られるように機械学習モデルの重み係数を更新することで、学習済みモデルを生成する。モデル生成部390は、学習済みモデルをモデル記憶部391に記録する。学習済みモデルは、機械学習モデルと、学習処理によって更新された重み係数の組み合わせである。
Further, the
モデル記憶部391は、モデル生成部390が生成した学習済みモデルを記憶する。
候補生成部392は、乾燥段21、燃焼段22、及び後燃焼段23のそれぞれの火格子61の速度の候補を生成する。例えば、候補生成部392は、乾燥段21、燃焼段22、及び後燃焼段23のそれぞれの火格子61の速度および風箱2のダンパの開度率を関連付けた候補を生成する。
The
The
流量算出部393は、点特定部320が特定した燃え切り点Z、燃焼段22における着火点、乾燥段21の乾燥状態、燃焼段22の燃焼状態、後燃焼段23の後燃焼状態、酸素濃度、被焼却物400の低位発熱量、収納空間Vの圧力値、ガス温度、および蒸気流量と、候補生成部392が生成した乾燥段21、燃焼段22、及び後燃焼段23のそれぞれの火格子61の速度の候補とを、モデル記憶部391が記憶する学習済みモデルに入力して蒸気流量を算出する。
The flow
第4の実施形態に係る第1速度演算部330は、候補生成部392が生成した速度の候補のうち、蒸気流量の計測値と、流量算出部393が算出する蒸気流量の値との差が小さくなるような、候補に基づいて第1速度補正値を演算する。
In the first
例えば、第4の実施形態に係る候補生成部392は、燃焼設備100の燃焼状態に基づいて、乾燥段21、燃焼段22、および後燃焼段23それぞれの基準火格子速度および基準ダンパ開度を算出する。候補生成部392は、基準火格子速度に所定の変動幅に基づく補正値を加算することで、複数の火格子速度の候補を生成する。候補生成部392は、基準ダンパ開度に所定の変動幅に基づく補正値を加算することで、複数のダンパ開度の候補を生成する。
For example, the
流量算出部393は、現在の燃焼設備100の状態を示す状態量として、点特定部320が特定した燃え切り点Z、燃焼段22における着火点、乾燥段21の乾燥状態、燃焼段22の燃焼状態、後燃焼段23の後燃焼状態、酸素濃度、被焼却物400の低位発熱量、収納空間Vの圧力値、ガス温度、および蒸気流量を特定する。流量算出部393は、特定した状態量と候補生成部392が生成した各制御量の候補とを用いて、制御量の候補ごとに、蒸気流量を算出する。第1速度演算部330は、制御量の候補ごとに算出された蒸気流量と、蒸気流量の計測値との差が最も小さい制御量の候補に係る火格子速度を、第1速度補正値に決定する。
The flow
他の実施形態においては、候補の生成および第1速度補正値の決定は、例えば遺伝的アルゴリズムに基づいてなされてもよいし、候補が乱数に基づいて生成されてもよい。また、他の実施形態においては、候補生成部392は1つの候補を生成し、第1速度演算部330は当該候補の値を蒸気流量の差が小さくなるように更新することで第1速度補正値を求めても良い。
In other embodiments, the generation of candidates and the determination of the first velocity correction value may be made, for example, based on a genetic algorithm, or the candidates may be generated based on random numbers. Further, in another embodiment, the
また、他の実施形態においては、学習済みモデルに入力される燃焼設備100の状態量は、少なくとも燃え切り点Zの位置を含むものであればよく、他の状態量は適宜変更されても良い。また、学習済みモデルに入力される制御量は、少なくともそれぞれの区画の火格子61の速度を含むものであればよく、他の制御量は適宜変更されてもよい。
Further, in another embodiment, the state quantity of the
《作用・効果》
本開示に係る燃焼設備100の制御装置300は、燃え切り点Zと、それぞれの区画の火格子61の速度とを含む入力サンプルと、被焼却物400での乾燥による蒸気流量を含む出力サンプルからなるデータセットを用いた教師あり学習によって学習された学習済みモデルを記憶するモデル記憶部391と、それぞれの区画の火格子61の速度の候補を生成する候補生成部392と、燃え切り点Zと、それぞれの区画の火格子61の速度の候補とを学習済みモデルに入力して蒸気流量を算出する流量算出部393と、を備え、第1速度演算部330は、候補生成部392が生成した速度の候補のうち、蒸気流量の計測値と、流量算出部393が算出する蒸気流量の値との差が小さくなるような、候補に基づいて第1速度補正値を演算する。
《Action / Effect》
The
燃焼設備100のユーザは、燃え切り点Zと、それぞれの区画の火格子61の速度とを含む入力サンプルで生成された学習済みモデルを用いて火格子61の速度を制御することができ、安定的に燃焼設備100において燃焼を行うことができる。
The user of the
〈第5の実施形態〉
以下、第5の実施形態に係る燃焼設備100について説明する。第5の実施形態に係る燃焼設備100は、第1の実施形態に係る制御に加え、火炎Fの位置を特定して二次空気ラインL2を制御して乾燥段21の温度を変化させる。
<Fifth Embodiment>
Hereinafter, the
図12は、第5の実施形態に係る制御装置300の構成を示すフローチャートである。第5の実施形態の制御装置300の構成は、第1の実施形態の制御装置300の構成に加えて、火炎特定部394と、温度特定部395と、二次空気演算部396と、第2二次空気制御部397と、を備える。
FIG. 12 is a flowchart showing the configuration of the
火炎特定部394は、取得部310が取得した処理画像に基づいて、火炎Fの位置を特定する。例えば、火炎特定部394は、処理画像の輝度により燃焼領域を特定した上で、当該領域のうち、乾燥段21への距離を最小とする点を着火点として特定し、当該着火点を火炎Fの位置として特定する。
The
温度特定部395は、取得部310が取得した処理画像に基づいて、乾燥段21における被焼却物400の温度を特定する。例えば、温度特定部395は、処置画像のうち、乾燥段21に該当する区域の輝度の平均値を、輝度と温度とが関連付けられた情報に照らし合わせて、乾燥段21における被焼却物400の温度を特定する。
The
二次空気演算部396は、火炎特定部394が特定した火炎Fの位置に基づいて、温度特定部395が特定した温度と予め設定された値との差を最小とする二次空気の量及び二次空気の供給角度を演算する。二次空気演算部396は、以下のような動作で演算する。
二次空気演算部396は、火炎特定部394が特定した火炎Fの位置である着火点の位置と、温度特定部395が特定した温度を受け入れる。二次空気演算部396は、予め設定された値から受け入れた温度を減算して温度差を算出する。
The secondary
The secondary
二次空気演算部396は、温度特定部395が特定した乾燥段21の温度が、乾燥段21の目標温度より所定の温度差以上低いか否かを判定する。また二次空気演算部396は、火炎特定部394が特定した火炎Fの位置が乾燥段21より後段に位置するか否かを判定する。二次空気演算部396は、乾燥段21の温度が目標温度より所定の温度差以上低く、かつ火炎Fの位置が乾燥段21より後段に位置する場合に、火炎位置が乾燥段21へ近づくように二次空気の量および角度を演算する。例えば、二次空気演算部396は、予め火炎Fの位置に関連付けて、火炎を乾燥段21へ近づけるための二次空気の量および角度を記憶しておき、火炎特定部394が特定した火炎の位置に関連付けられた二次空気の量および角度を読み出すことで、二次空気の量および角度を演算することができる。
The secondary
第2二次空気制御部397は、二次空気演算部396により演算された二次空気の量及び供給角度に基づいて、二次空気ラインL2を制御する。すなわち、第2二次空気制御部397は、二次空気ラインL2が供給する二次空気の量と、供給角度が、二次空気演算部396により演算された二次空気の量及び供給角度になるように、ダンパの開度の開口の角度を制御する。
The secondary secondary air control unit 397 controls the secondary air line L2 based on the amount of secondary air and the supply angle calculated by the secondary
《作用・効果》
本開示に係る燃焼設備100の制御装置300は、火格子61の上方から空気を供給する二次空気ラインL2を備え、処理画像に基づいて、火炎Fの位置を特定する火炎特定部394と、処理画像に基づいて、区画における被焼却物400の温度を特定する温度特定部395と、火炎Fの位置に基づいて、温度と予め設定された値との差を最小とする二次空気の量及び二次空気の供給角度を演算する二次空気演算部396と、演算された量及び供給角度に基づいて、二次空気ラインL2を制御する第2二次空気制御部397と、を備える。
《Action / Effect》
The
燃焼設備100のユーザは、火炎Fの位置により二次空気の量と供給角度を制御できるため、火炎Fの態様を変化させて乾燥段21に近づけることができ、区画における被焼却物400の処理を安定的に行うことができる。
Since the user of the
〈他の実施形態〉
以上、図面を参照して一実施形態について詳しく説明してきたが、具体的な構成は上述のものに限られることはなく、様々な設計変更等をすることが可能である。
<Other Embodiments>
Although one embodiment has been described in detail with reference to the drawings, the specific configuration is not limited to the above, and various design changes and the like can be made.
燃焼設備100の制御装置300は、乾燥段21、燃焼段22及び後燃焼段23を別々に制御しても良い。例えば、乾燥段21のみ制御しても、乾燥段21、燃焼段22及び後燃焼段23をまとめて制御しても良い。また、乾燥段21、燃焼段22及び後燃焼段23における複数の風箱2に優先度を付けて制御しても良い。
The
図13は、少なくとも1つの実施形態に係るコンピュータの構成を示す概略ブロック図である。
コンピュータ1100は、プロセッサ1110、メインメモリ1120、ストレージ1130、インタフェース1140を備える。
上述の制御装置300は、コンピュータ1100に実装される。そして、上述した各処理部の動作は、プログラムの形式でストレージ1130に記憶されている。プロセッサ1110は、プログラムをストレージ1130から読み出してメインメモリ1120に展開し、当該プログラムに従って上記処理を実行する。また、プロセッサ1110は、プログラムに従って、上述した各記憶部に対応する記憶領域をメインメモリ1120に確保する。
FIG. 13 is a schematic block diagram showing the configuration of a computer according to at least one embodiment.
The
The
プログラムは、コンピュータ1100に発揮させる機能の一部を実現するためのものであってもよい。例えば、プログラムは、ストレージ1130に既に記憶されている他のプログラムとの組み合わせ、または他の装置に実装された他のプログラムとの組み合わせによって機能を発揮させるものであってもよい。なお、他の実施形態においては、コンピュータ1100は、上記構成に加えて、または上記構成に代えてPLD(Programmable Logic Device)などのカスタムLSI(Large Scale Integrated Circuit)を備えてもよい。PLDの例としては、PAL(Programmable Array Logic)、GAL(Generic Array Logic)、CPLD(Complex Programmable Logic Device)、FPGA(Field Programmable Gate Array)が挙げられる。この場合、プロセッサ1110によって実現される機能の一部または全部が当該集積回路によって実現されてよい。
The program may be intended to realize some of the functions exerted by the
ストレージ1130の例としては、磁気ディスク、光磁気ディスク、半導体メモリ等が挙げられる。ストレージ1130は、コンピュータ1100のバスに直接接続された内部メディアであってもよいし、インタフェース1140または通信回線を介してコンピュータに接続される外部メディアであってもよい。また、このプログラムが通信回線によってコンピュータ1100に配信される場合、配信を受けたコンピュータ1100が当該プログラムをメインメモリ1120に展開し、上記処理を実行してもよい。少なくとも1つの実施形態において、ストレージ1130は、一時的でない有形の記憶媒体である。
Examples of the
また、当該プログラムは、前述した機能の一部を実現するためのものであってもよい。さらに、当該プログラムは、前述した機能をストレージ1130に既に記憶されている他のプログラムとの組み合わせで実現するもの、いわゆる差分ファイル(差分プログラム)であってもよい。
Further, the program may be for realizing a part of the above-mentioned functions. Further, the program may be a so-called difference file (difference program) that realizes the above-mentioned function in combination with another program already stored in the
〈付記〉
各実施形態に記載の燃焼設備100の制御装置300は、例えば以下のように把握される。
<Appendix>
The
(1)本開示に係る燃焼設備100の制御装置300は、処理空間Vを画成する炉本体10と、処理空間Vにおいて搬送方向Daに被焼却物400を搬送する火格子61と、処理空間Vに空気を供給する風箱2と、を備える燃焼設備100の制御装置300であって、処理空間Vが搬送方向Daに区画された区画が写る処理画像を取得する画像取得部と、処理画像に基づいて、被焼却物400の燃焼による火炎Fの搬送方向後側の端である燃え切り点Zを特定する点特定部320と、燃え切り点Zに基づいて、区画の火格子61の速度の補正値である第1速度補正値を演算する第1速度演算部330と、第1速度補正値に基づいて区画の火格子61の速度を制御する速度制御部360と、を備える。
(1) The
燃焼設備100のユーザは、特定された燃え切り点Zに基づいて、火格子61の速度を制御することができるため、燃焼設備100において被焼却物400を安定的に燃焼させることができる。
Since the user of the
(2)また、燃焼設備100の制御装置300の、処理空間Vが区画されたそれぞれの区画は、搬送方向Daの上流側から乾燥段21、燃焼段22、及び後燃焼段23であって、画像取得部は、乾燥段21、燃焼段22、及び後燃焼段23が写る処理画像を取得し、第1速度演算部330は、乾燥段21、燃焼段22、及び後燃焼段23のそれぞれの第1速度補正値を演算し、速度制御部360は、第1速度補正値のそれぞれに基づいて、乾燥段21、燃焼段22、及び後燃焼段23の火格子61の速度を制御する。
(2) Further, each section of the
燃焼設備100のユーザは、特定された燃え切り点Zに基づいて、火格子61の速度を制御することができるため、燃焼設備100において被焼却物400を安定的に乾燥、燃焼、後燃焼させることができる。
Since the user of the
(3)また、燃焼設備100の制御装置300は、燃え切り点Zに基づいて、それぞれの区画に供給する空気量の補正値である第1空気量補正値を演算する第1空気量演算部340と、第1空気量補正値に基づいて、風箱2がそれぞれの区画に供給する空気量を制御する空気量制御部370と、を備える。
(3) Further, the
燃焼設備100のユーザは、特定された燃え切り点Zに基づいて、風箱2を制御することができるため、燃焼設備100において被焼却物400を安定的に乾燥、燃焼、後燃焼させることができる。
Since the user of the
(4)本開示に係る燃焼設備100の制御装置300は、処理画像の輝度、被焼却物400の水分量、被焼却物400の低位発熱量のうち、少なくとも1つに基づいて、それぞれの区画の負荷状態を示す値である負荷値を特定する負荷値特定部380と、予め設定された値と負荷値との差に基づいて、それぞれの区画の火格子61の速度の補正値である第2速度補正値を演算する第2速度演算部381と、第2速度補正値に基づいて、それぞれの区画の火格子61の速度を制御する第2速度制御部383と、を備える。
(4) The
燃焼設備100のユーザは、特定された負荷値に基づいて、火格子61の速度を制御することができるため、燃焼設備100において被焼却物400を安定的に燃焼させることができる。
Since the user of the
(5)本開示に係る燃焼設備100の制御装置300は、予め設定された値と負荷値との差に基づいて、風箱2がそれぞれの区画に供給する空気量の補正値である第2空気量補正値を演算する第2空気量演算部382と、第2空気量補正値に基づいて、風箱2がそれぞれの区画に供給する空気量を制御する第2空気量制御部384と、を備える。
(5) The
燃焼設備100のユーザは、特定された負荷値に基づいて、風箱2を制御することができるため、燃焼設備100において被焼却物400を安定的に燃焼させることができる。
Since the user of the
(6)本開示の実施形態に係る燃焼設備100は火格子61の上方から空気を供給する二次空気ラインL2をさらに備え、処理画像に基づいて、区画に流入した被焼却物400の量を特定する量特定部385と、特定された量が、予め設定された値以上であるか否かの判定を行う量判定部386と、判定の内容に基づいて、二次空気ラインL2が供給する空気量を制御する二次空気制御部387と、を備える。
(6) The
燃焼設備100のユーザは、被焼却物400の量に基づいても、二次空気ラインL2から供給する空気の量を制御することができ、当該空気を用いて燃焼される被焼却物400の燃焼状態を安定的に維持することができる。
The user of the
(7) 本開示に係る燃焼設備100の制御装置300は、燃え切り点Zと、それぞれの区画の火格子61の速度とを含む入力サンプルと、被焼却物400での乾燥による蒸気流量を含む出力サンプルからなるデータセットを用いた教師あり学習によって学習された学習済みモデルを記憶するモデル記憶部391と、それぞれの区画の火格子61の速度の候補を生成する候補生成部392と、燃え切り点Zと、それぞれの区画の火格子61の速度の候補とを学習済みモデルに入力して蒸気流量を算出する流量算出部393と、を備え、第1速度演算部330は、候補生成部392が生成した速度の候補のうち、蒸気流量の計測値と、流量算出部393が算出する蒸気流量の値との差が小さくなるような、候補に基づいて第1速度補正値を演算する。
(7) The
燃焼設備100のユーザは、燃え切り点Zと、それぞれの区画の火格子61の速度とを含む入力サンプルで生成された学習済みモデルを用いて火格子61の速度を制御することができ、安定的に燃焼設備100において燃焼を行うことができる。
The user of the
(8)本開示に係る燃焼設備100の制御装置300は、火格子61の上方から空気を供給する二次空気ラインL2を備え、処理画像に基づいて、火炎Fの位置を特定する火炎特定部394と、処理画像に基づいて、区画における被焼却物400の温度を特定する温度特定部395と、火炎Fの位置に基づいて、温度と予め設定された値との差を最小とする二次空気の量及び二次空気の供給角度を演算する二次空気演算部396と、演算された量及び供給角度に基づいて、二次空気ラインL2を制御する第2二次空気制御部397と、を備える。
(8) The
燃焼設備100のユーザは、火炎Fの位置により二次空気の量と供給角度を制御できるため、火炎Fの態様を変化させて乾燥段21に近づけることができ、区画における被焼却物400の処理を安定的に行うことができる。
Since the user of the
(9)本開示に係る燃焼設備の制御方法は、処理空間Vを画成する炉本体10と、処理空間Vにおいて搬送方向Daに被焼却物400を搬送する火格子61と、処理空間Vに空気を供給する風箱2と、を備える燃焼設備100の制御装置300において、処理空間Vが搬送方向Daに区画された区画が写る処理画像を取得するステップと、処理画像に基づいて、被焼却物400の燃焼による火炎Fの搬送方向後側の端である燃え切り点Zを特定するステップと、燃え切り点Zに基づいて、区画の火格子61の速度の補正値である第1速度補正値を演算するステップと、第1速度補正値に基づいて区画の火格子61の速度を制御するステップと、を有する。
(9) The method for controlling the combustion equipment according to the present disclosure is to use the
燃焼設備100の制御方法のユーザは、特定された燃え切り点Zに基づいて、火格子61の速度を制御することができるため、燃焼設備100において被焼却物400を安定的に燃焼させることができる。
Since the user of the control method of the
(10)本開示に係る燃焼設備100のプログラムは、処理空間Vを画成する炉本体10と、処理空間Vにおいて搬送方向Daに被焼却物400を搬送する火格子61と、処理空間Vに空気を供給する風箱2と、を備える燃焼設備100の制御装置300の、コンピュータを、処理空間Vが搬送方向Daに区画された区画が写る処理画像を取得するステップと、処理画像に基づいて、被焼却物400の燃焼による火炎Fの搬送方向後側の端である燃え切り点Zを特定するステップと、燃え切り点Zに基づいて、区画の火格子61の速度の補正値である第1速度補正値を演算するステップと、第1速度補正値に基づいて区画の火格子61の速度を制御するステップと、を実行させる。
(10) The program of the
燃焼設備100のプログラムのユーザは、特定された燃え切り点Zに基づいて、火格子61の速度を制御することができるため、燃焼設備100において被焼却物400を安定的に燃焼させることができる。
Since the user of the program of the
1 ストーカ炉
2 風箱
3 ホッパ
4 ガス循環部
6 ストーカ
7 火炉
8 排熱回収ボイラ
9 減温塔
10 炉本体
11 集塵装置
12 煙突
13 排出シュート
21 乾燥段
22 燃焼段
23 後燃焼段
31 フィーダ
61 火格子
61A 固定火格子
61B 可動火格子
100 燃焼設備
300 制御装置
310 取得部
320 点特定部
330 第1速度演算部
340 第1空気量演算部
350 流量濃度演算部
360 速度制御部
370 空気量制御部
379 判定部
380 負荷値特定部
381 第2速度演算部
382 第2空気量演算部
383 第2速度制御部
384 第2空気量制御部
385 量特定部
386 量判定部
387 二次空気制御部
390 モデル生成部
391 モデル記憶部
392 候補生成部
393 流量算出部
394 火炎特定部
395 温度特定部
396 二次空気演算部
397 第2二次空気制御部
400 被焼却物
1100 コンピュータ
1110 プロセッサ
1120 メインメモリ
1130 ストレージ
1140 インタフェース
L1 一次空気ライン
L2 二次空気ライン
B1 送風機
F 火炎
Z 燃え切り点
1
Claims (10)
前記処理空間が前記搬送方向に区画された区画が写る処理画像を取得する画像取得部と、
前記処理画像に基づいて、前記被焼却物の燃焼による火炎の前記搬送方向後側の端である燃え切り点を特定する点特定部と、
前記燃え切り点に基づいて、前記区画の前記火格子の速度の補正値である第1速度補正値を演算する第1速度演算部と、
前記第1速度補正値に基づいて前記区画の前記火格子の速度を制御する速度制御部と、
を備える燃焼設備の制御装置。 A control device for combustion equipment including a furnace body that defines a processing space, a grate that transports incinerators in the transport direction in the processing space, and an air box that supplies air to the processing space.
An image acquisition unit that acquires a processed image in which the processing space is divided in the transport direction.
Based on the processed image, a point specifying portion for specifying a burnout point, which is the rear end of the flame due to combustion of the incinerator in the transport direction, and
A first speed calculation unit that calculates a first speed correction value, which is a correction value for the speed of the grate in the section, based on the burnout point.
A speed control unit that controls the speed of the grate of the section based on the first speed correction value, and
Combustion equipment control device equipped with.
前記画像取得部は、前記乾燥段、前記燃焼段、及び前記後燃焼段が写る処理画像を取得し、
前記第1速度演算部は、前記乾燥段、前記燃焼段、及び前記後燃焼段のそれぞれの前記第1速度補正値を演算し、
前記速度制御部は、前記第1速度補正値のそれぞれに基づいて、前記乾燥段、前記燃焼段、及び前記後燃焼段の火格子の速度を制御する、
請求項1に記載の燃焼設備の制御装置。 Each of the compartments in which the processing space is partitioned is a drying stage, a combustion stage, and a post-combustion stage from the upstream side in the transport direction.
The image acquisition unit acquires a processed image in which the drying stage, the combustion stage, and the post-combustion stage are captured.
The first speed calculation unit calculates the first speed correction value of each of the drying stage, the combustion stage, and the post-combustion stage.
The speed control unit controls the speed of the grate of the drying stage, the combustion stage, and the post-combustion stage based on each of the first speed correction values.
The control device for combustion equipment according to claim 1.
前記第1空気量補正値に基づいて、前記風箱がそれぞれの前記区画に供給する空気量を制御する空気量制御部と、
を備える請求項1又は請求項2に記載の燃焼設備の制御装置。 A first air amount calculation unit that calculates a first air amount correction value, which is a correction value of the amount of air supplied to each of the above sections, based on the burnout point.
An air amount control unit that controls the amount of air supplied by the air box to each of the sections based on the first air amount correction value.
The control device for combustion equipment according to claim 1 or 2.
予め設定された値と前記負荷値との差に基づいて、それぞれの前記区画の前記火格子の速度の補正値である第2速度補正値を演算する第2速度演算部と、
前記第2速度補正値に基づいて、それぞれの前記区画の火格子の速度を制御する第2速度制御部と、
を備える請求項1乃至請求項3のいずれか1項に記載の燃焼設備の制御装置。 A load for specifying a load value which is a value indicating a load state of each of the sections based on at least one of the brightness of the processed image, the water content of the incinerator, and the lower calorific value of the incinerator. Value identification part and
A second speed calculation unit that calculates a second speed correction value, which is a correction value for the speed of the grate in each of the sections, based on the difference between the preset value and the load value.
A second speed control unit that controls the speed of the grate of each of the sections based on the second speed correction value,
The control device for combustion equipment according to any one of claims 1 to 3.
前記第2空気量補正値に基づいて、前記風箱がそれぞれの前記区画に供給する空気量を制御する第2空気量制御部と、
を備える請求項4に記載の燃焼設備の制御装置。 A second air amount calculation unit that calculates a second air amount correction value which is a correction value of the air amount supplied by the air box to each of the sections based on the difference between the preset value and the load value. ,
A second air amount control unit that controls the amount of air supplied by the air box to each of the sections based on the second air amount correction value.
The control device for combustion equipment according to claim 4.
前記処理画像に基づいて、前記区画に流入した前記被焼却物の量を特定する量特定部と、
特定された前記量が、予め設定された値以上であるか否かの判定を行う量判定部と、
前記判定の内容に基づいて、前記二次空気ラインが供給する空気量を制御する二次空気制御部と、
を備える請求項1から請求項5の何れか1項に記載の燃焼設備の制御装置。 The combustion equipment further comprises a secondary air line that supplies air from above the grate.
An amount specifying unit that specifies the amount of the incinerator that has flowed into the section based on the processed image.
An amount determination unit that determines whether or not the specified amount is equal to or greater than a preset value.
A secondary air control unit that controls the amount of air supplied by the secondary air line based on the content of the determination.
The control device for combustion equipment according to any one of claims 1 to 5.
それぞれの前記区画の前記火格子の速度の候補を生成する候補生成部と、
前記燃え切り点と、それぞれの前記区画の前記火格子の速度の候補とを前記学習済みモデルに入力して蒸気流量を算出する流量算出部と、
を備え、
前記第1速度演算部は、前記候補生成部が生成した速度の候補のうち、蒸気流量の計測値と、前記流量算出部が算出する前記蒸気流量の値との差が小さくなるような、前記候補に基づいて前記第1速度補正値を演算する
請求項1又は請求項2に記載の燃焼設備の制御装置。 Learned by supervised learning using a dataset consisting of an input sample containing the burnout point and the velocity of the grate in each compartment and an output sample containing the vapor flow rate due to drying in the incinerated object. A model storage unit that stores the trained model
A candidate generation unit that generates a candidate for the velocity of the grate in each of the sections,
A flow rate calculation unit that calculates the steam flow rate by inputting the burnout point and the velocity candidate of the grate of each of the sections into the trained model.
With
The first speed calculation unit is such that the difference between the measured value of the steam flow rate and the value of the steam flow rate calculated by the flow rate calculation unit among the speed candidates generated by the candidate generation unit is small. The control device for combustion equipment according to claim 1 or 2, wherein the first speed correction value is calculated based on the candidate.
前記処理画像に基づいて、前記火炎の位置を特定する火炎特定部と、
前記処理画像に基づいて、前記区画における被焼却物の温度を特定する温度特定部と、
前記火炎の位置に基づいて、前記温度と予め設定された値との差を最小とする前記二次空気の量及び前記空気の供給角度を演算する二次空気演算部と、
演算された前記量及び供給角度に基づいて、前記二次空気ラインを制御する第2二次空気制御部と、
を備える請求項1から請求項5の何れか1項に記載の燃焼設備の制御装置。 The control device for the combustion equipment includes a secondary air line that supplies secondary air from above the grate.
Based on the processed image, the flame specifying part that specifies the position of the flame, and
A temperature specifying unit that specifies the temperature of the incinerator in the section based on the processed image,
A secondary air calculation unit that calculates the amount of secondary air and the supply angle of the air that minimizes the difference between the temperature and a preset value based on the position of the flame.
A secondary air control unit that controls the secondary air line based on the calculated amount and supply angle.
The control device for combustion equipment according to any one of claims 1 to 5.
前記処理空間が前記搬送方向に区画された区画が写る処理画像を取得するステップと、
前記処理画像に基づいて、前記被焼却物の燃焼による火炎の前記搬送方向後側の端である燃え切り点を特定するステップと、
前記燃え切り点に基づいて、前記区画の前記火格子の速度の補正値である第1速度補正値を演算するステップと、
前記第1速度補正値に基づいて前記区画の前記火格子の速度を制御するステップと、
を有する燃焼設備の制御方法。 In a control device for combustion equipment including a furnace body that defines a processing space, a grate that conveys an incinerator in a transport direction in the processing space, and a wind box that supplies air to the processing space.
A step of acquiring a processed image in which the processing space is divided in the transport direction, and
Based on the processed image, a step of identifying a burnout point, which is a rear end of the flame due to combustion of the incinerator in the transport direction, and
A step of calculating a first speed correction value, which is a correction value of the speed of the grate of the section, based on the burnout point.
A step of controlling the speed of the grate of the section based on the first speed correction value, and
A method of controlling combustion equipment.
前記処理空間が前記搬送方向に区画された区画が写る処理画像を取得するステップと、
前記処理画像に基づいて、前記被焼却物の燃焼による火炎の前記搬送方向後側の端である燃え切り点を特定するステップと、
前記燃え切り点に基づいて、前記区画の前記火格子の速度の補正値である第1速度補正値を演算するステップと、
前記第1速度補正値に基づいて前記区画の前記火格子の速度を制御するステップと、
を実行させるプログラム。 A computer for a control device for combustion equipment including a furnace body that defines a processing space, a grate that transports incinerated materials in the transport direction in the processing space, and a wind box that supplies air to the processing space. ,
A step of acquiring a processed image in which the processing space is divided in the transport direction, and
Based on the processed image, a step of identifying a burnout point, which is a rear end of the flame due to combustion of the incinerator in the transport direction, and
A step of calculating a first speed correction value, which is a correction value of the speed of the grate of the section, based on the burnout point.
A step of controlling the speed of the grate of the section based on the first speed correction value, and
A program that executes.
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