JP2021087314A - 電気接続箱 - Google Patents

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Abstract

【課題】他の部品の組付を必要とすることなく、基体からのボルトの脱落を抑制可能にした電気接続箱を提供する。【解決手段】電機接続箱1は、頭部21及び頭部21から延びるねじ部22を有するボルト20と、ボルト20を支持する基体10と、を備えている。電機接続箱1は、ねじ部22に対するナット7の装着によって電線の端子3が基体10に締結される。基体10は、ボルト20の軸方向両側への頭部21の移動を規制する規制部32を備えている。【選択図】図2

Description

本開示は、電気接続箱に関する。
従来、電線同士を接続する電気接続箱として、例えば特許文献1に記載の電気接続箱は、下側ケース及び上側ケースからなるケースと、ケースに設けられた一対のボルトと、各ボルトに装着されるナットと、各ボルトに貫通される一対の貫通孔を有するバスバーとを備える。各ボルトは、バスバー及び下側ケースに頭部が挟まれることにより、ケースに支持されている。そして、複数の電線の各々の端部に設けられた端子を、ボルト及びナットによってバスバーと共に下側ケースに締結固定することで、複数の電線同士がバスバーを介して電気的に接続される。
特開2015−139287号公報
上記の電気接続箱では、基体となるケースにボルトを保持するために、バスバーの組み付けを行う必要があるため、この点においてなお改善の余地があった。
本開示は、他の部品の組付を必要とすることなく、基体からのボルトの脱落を抑制可能にした電気接続箱を提供することを目的とする。
本開示の電気接続箱は、頭部及び前記頭部から延びるねじ部を有するボルトと、前記ボルトを支持する基体と、を備え、前記ねじ部に対するナットの装着によって電線の端子が前記基体に締結される電気接続箱であって、前記ねじ部は、前記頭部から前記ボルトの軸方向の両側にそれぞれ延びており、前記基体は、前記軸方向に沿って前記基体を貫通する嵌合孔を有し、該嵌合孔には、前記頭部が嵌合され、前記基体は、前記軸方向の両側への前記頭部の移動を規制する規制部を備えている。
本開示によれば、他の部品の組付を必要とすることなく、基体からのボルトの脱落を抑制可能にした電気接続箱を提供することが可能となる。
図1は、一実施形態の端子を取り付けた状態の電気接続箱の斜視図である。 図2は、同形態において端子を取り付けた状態の電気接続箱の断面図である。 図3は、同形態における基体及びボルトを互いに離間して示す分解斜視図である。 図4は、同形態における基体にボルトを組み付けた状態を示す断面図である。
[本開示の実施形態の説明]
最初に本開示の実施態様を列記して説明する。
本開示の電気接続箱は、
[1]頭部及び前記頭部から延びるねじ部を有するボルトと、前記ボルトを支持する基体と、を備え、前記ねじ部に対するナットの装着によって電線の端子が前記基体に締結される電気接続箱であって、前記ねじ部は、前記頭部から前記ボルトの軸方向の両側にそれぞれ延びており、前記基体は、前記軸方向に沿って前記基体を貫通する嵌合孔を有し、該嵌合孔には、前記頭部が嵌合され、前記基体は、前記軸方向の両側への前記頭部の移動を規制する規制部を備えている。
上記態様によれば、ボルトにおける一対のねじ部の各々に対して端子を締結固定する構成にできる。また、基体に設けた規制部によって、嵌合孔に嵌合する頭部の移動を規制するので、ナットやバスバーなどの他の部品の組付を必要とすることなく、基体からのボルトの脱落を抑制することができる。
[2]前記頭部は、前記嵌合孔から前記軸方向の両側に突出していることが好ましい。
上記態様によれば、各端子同士を、頭部を介して電気的に接続することが可能となる。その結果、各端子同士を電気的に接続するための導通部材を別途設けなくて済むので、部品点数の増加を抑えることが可能となる。
[3]前記頭部は、その外周面に溝部を備え、前記規制部は、前記嵌合孔の内周面から前記嵌合孔内に突出し、前記溝部に挿入されていることが好ましい。
上記態様によれば、溝部に挿入された規制部によって、ボルトの軸方向両側への移動を規制する。これにより、規制部によってボルトを基体に好適に保持させることが可能となる。また、規制部が嵌合孔の内部に設けられるので、基体に締結固定される端子などに対して規制部が干渉しない構成にできる。
[4]前記頭部は、前記軸方向に直交する断面形状が円形の円柱部と、前記軸方向に直交する断面形状が多角形の多角柱部と、を備え、前記嵌合孔は、前記円柱部が嵌合された第1嵌合部と、前記多角柱部が嵌合された第2嵌合部と、を備えていることが好ましい。
上記態様によれば、非円形である多角柱部が嵌合孔の第2嵌合部に嵌合している。これにより、基体に対するボルトの相対回転が規制される。そのため、ボルトにナットを締結し易く、端子の組み付け性を向上できる。
[5]前記溝部は、前記円柱部の外周面に対してその全周に亘って形成され、前記規制部は、前記第1嵌合部の内周面に設けられていることが好ましい。
上記態様によれば、規制部が挿入される溝部を、円柱部の外周面に容易に形成することができる。
[6]前記規制部は、前記嵌合孔の周方向において部分的に設けられていることが好ましい。
上記態様によれば、ボルトの頭部を嵌合孔に挿入するに際し、頭部と規制部との摩擦を軽減できる。これにより、嵌合孔に対する頭部の挿入にかかる荷重を軽減でき、ひいては、基体に対するボルトの組み付け性向上に寄与できる。
[7]前記規制部における前記軸方向の端面には、前記軸方向に対して傾斜した傾斜面が形成されていることが好ましい。
上記態様によれば、嵌合孔への頭部の挿入時において頭部が規制部の傾斜面に当たることで、頭部の挿入にかかる荷重を軽減でき、ひいては、基体に対するボルトの組み付け性向上に寄与できる。
[本開示の実施形態の詳細]
以下、本開示の電気接続箱の具体例を、以下に図面を参照しつつ説明する。なお、本開示はこれらの例示に限定されるものではなく、特許請求の範囲によって示され、特許請求の範囲と均等の意味および範囲内でのすべての変更が含まれることが意図される。
図1に示すように、電気接続箱1は、複数の電線2同士を電気的に接続するものであり、例えば車両に搭載される。電線2は、例えばそれぞれバッテリや、車載の電気機器などに接続されている。電気接続箱1は、車両において、バッテリと電気機器とを電気的に接続する。各電線2には、その一端に例えば圧着などによって端子3が設けられている。本実施形態の端子3は、例えば丸形端子である。電気接続箱1は、端子3を介して取り付けられた複数の電線2を互いに接続する。
電気接続箱1は、基体10と、基体10に支持されるボルト20とを備えている。基体10は、例えば絶縁性の樹脂材からなる。ボルト20は、例えば金属材からなる。電気接続箱1では、ボルト20に対してナット7を装着することによって、端子3を基体10に締結固定する。本実施形態の場合、ボルト20は、基体10に2つ設けられている。
基体10には、端子3の取り付け部分を保護するためのカバー4が取り付けられる。カバー4は、基体10を挟んで、上側に配置される上側カバー5と、下側に配置される下側カバー6とを有している。電気接続箱1は、例えばカバー4を介して車両に組み付けられる。
図2に示すように、基体10は、ボルト20の軸線Lに沿って、基体10を貫通する嵌合孔11を備えている。ボルト20は、嵌合孔11に設けられ、嵌合孔11を通って基体10を貫通している。以下の説明では、単に「軸方向」、「径方向」、「周方向」と記載した場合には、軸線Lの軸方向、径方向、周方向をそれぞれ意味するものとする。また、軸方向において、一方側を軸方向L1、他方側を軸方向L2と記載する。
ボルト20は、頭部21と、頭部21から延びたねじ部22とを備えている。頭部21及びねじ部22は、一体に形成されている。頭部21は、嵌合孔11に嵌合されている。頭部21は、嵌合孔11から軸方向両側へ突出している。頭部21は、ねじ部22よりも大径に設けられている。ねじ部22は、頭部21から軸方向の両側に、それぞれ延びている。各ねじ部22には、ナット7が装着され、端子3が基体10に締結固定される。すなわち、1つのボルト20には、基体10を挟んで2つの端子3が取り付けられる。なお、ナット7の外径は、嵌合孔11よりも大きく形成されている。
図3に示すように、ボルト20の頭部21は、円柱部23と、多角柱部24とを備えている。円柱部23は、軸方向に直交する断面形状が円形である。多角柱部24は、軸方向に直交する断面形状が多角形状である。本実施形態の多角柱部24は、断面矩形状に設けられ、円柱部23よりも大径に設けられている。頭部21において、軸方向L2側に円柱部23が設けられ、軸方向L1側に多角柱部24が設けられている。
頭部21は、その外周面に溝部31を有している。溝部31は、円柱部23の外周面の全周に亘って連続して設けられている。溝部31は、円柱部23の外周面より径方向内側に向かって凹んでいる。
基体10の嵌合孔11の内周面は、頭部21を挿入可能にするとともに、頭部21の外周面より僅かに大きい径で形成されている。嵌合孔11は、円柱部23が嵌合する第1嵌合部12と、多角柱部24が嵌合する第2嵌合部13とを有している。第1嵌合部12及び第2嵌合部13は、連通している。また、第1嵌合部12及び第2嵌合部13の間には、多角柱部24と軸方向において対向する座面14が設けられている。
基体10は、頭部21の軸方向両側への移動を規制する規制部32を備えている。規制部32は、嵌合孔11において、第1嵌合部12の内周面に設けられている。規制部32は、周方向において、第1嵌合部12の内周面に部分的に設けられ、第1嵌合部12の内周面から径方向内側へ向かって突出している。また、規制部32は、基体10に一体に形成され、弾性変形可能に構成されている。
図4に示すように、規制部32は、周方向において、第1嵌合部12の対向する位置に2つ設けられている。また、規制部32の軸方向L1側の端面には、軸方向に対して傾斜した傾斜面32aを有している。本実施形態の傾斜面32aは、規制部32の突出した先端に向かって、軸方向L2へ傾斜している。
ボルト20の基体10への組み付けについて説明する。本実施形態の場合、ボルト20は、軸方向L2に沿って基体10の嵌合孔11内に挿入される。このとき、頭部21において円柱部23が、規制部32の傾斜面32aに接する。規制部32は、弾性変形可能であり、円柱部23の挿入を許容する。頭部21が嵌合孔11に嵌合する位置まで挿入されていくと、溝部31内に規制部32が挿入され、頭部21が基体10へ組み付けられた状態となる。この組付状態において、ボルト20の頭部21において軸方向の両端が、嵌合孔11から突出している。
本実施形態の作用について説明する。
ボルト20が基体10に組み付けられた状態において、規制部32は、溝部31内へ挿入されている。すなわち、規制部32の突出した先端は、円柱部23の外周面よりも径方向の内側に位置している。ボルト20が基体10に対して軸方向に移動する場合、溝部31と規制部32とが軸方向で接触する。そのため、頭部21は、基体10に対する軸方向両側への移動が規制される。これにより、ボルト20が基体10に保持される。
嵌合孔11の座面14は、多角柱部24と軸方向で対向している。頭部21は、基体10に対して軸方向L2側へ移動する場合、嵌合孔11内の座面14に多角柱部24が接触するので、それ以上軸方向L2へ向かって移動することができない。すなわち、頭部21は、嵌合孔11から軸方向L2側へは引き抜くことができない。
本実施形態の場合、頭部21は、軸方向L1側へは引き抜き可能となっている。溝部31及び規制部32が係合した状態で保持する保持力を超える荷重によってボルト20が引き抜かれた場合、頭部21は、嵌合孔11から引き抜かれる。この場合も、規制部32は、弾性変形することにより、円柱部23の動作を許容する。すなわち、ボルト20は、基体10に対して着脱可能になっている。なお、頭部21の軸方向L1側への引き抜きにかかる荷重、すなわち保持力は、例えば100N以上であることが好ましい。なお、ここでいう荷重とは、頭部21の動作に伴い、規制部32の弾性変形にかかる力や、ボルト20側及び基体10側の間で生じる摩擦などの動作抵抗などに基づき、ボルト20にかかる力を含む。
溝部31及び規制部32による上記保持力は、規制部32の径方向における突出長に関係する。本実施形態の規制部32は、径方向において、嵌合孔11の内周面から0.3mm突出するように設定されている。また、溝部31の径方向における溝深さは、規制部32に対して長く設定され、例えば0.5mmに設定される。
規制部32には、軸方向に対して傾斜した傾斜面32aが設けられている。頭部21が嵌合孔11に挿入される際、円柱部23が規制部32の傾斜面32aに接触する。そのため、傾斜面32aによって、規制部32を押し広げるように、径方向外側へ力がはたらく。沿って挿入され、挿入にかかる荷重が軽減される。軸方向L2に沿った嵌合孔11への頭部21の挿入にかかる荷重は、軸方向L1に沿った嵌合孔11からの頭部21の引き抜きにかかる荷重、すなわち保持力よりも小さい。例えば、頭部21の挿入にかかる荷重は、50N以下であることが好ましい。
規制部32は、嵌合孔11において、第1嵌合部12の周方向において部分的に設けられている。規制部32を第1嵌合部12の全周に亘って設けた場合と比較して、頭部21の挿入時、挿入にかかる荷重が軽減される。
頭部21は、組付状態において、非円形である多角柱部24が基体10の第2嵌合部13に嵌合している。頭部21が基体10に対して回転した場合、多角柱部24の外周面と第2嵌合部13の内周面とが接触するため、基体10に対するボルト20の相対回転が規制される。ボルト20が、基体10に相対回転不能に組み付けられていることにより、例えばナット7の締結時にボルト20が基体10に対して回転することがない。
ボルト20は、軸方向の両側にねじ部22を有している。基体10に端子3を取り付ける際、基体10を挟んでボルト20の両側に、ナット7が螺合される。ボルト20にとって、両側に螺合されたナット7は、基体10からの抜け止めとなる。
ボルト20の頭部21は、嵌合孔11よりも軸方向の両側に突出している。そのため、ボルト20の両側に締結される端子3は、頭部21の端部にそれぞれ接する。すなわち、各端子3は、頭部21の両端にそれぞれ接するように締結される。これにより、ボルト20の両側に取り付けられた2つの端子3同士が、頭部21を介して電気的に接続する。すなわち、ボルト20は、端子3を基体10に固定するとともに、両側に取り付けられた端子3同士を電気的に接続する。
本実施形態の効果について説明する。
(1)ねじ部22は、頭部21からボルト20の軸方向の両側にそれぞれ延びている。基体10は、軸方向に沿って基体10を貫通する嵌合孔11を有している。この嵌合孔11には、頭部21が嵌合されている。基体10は、ボルト20の軸方向両側への頭部21の移動を規制する規制部32を備えている。これによれば、ボルト20における一対のねじ部22の各々に対して端子3を締結固定する構成にできる。また、基体10に設けた規制部32によって、嵌合孔11に嵌合する頭部21の移動を規制するので、ナット7などの他の部品の組付を必要とすることなく、基体10に設けた規制部32によって基体10からのボルト20の脱落を抑制することができる。
(2)頭部21は、嵌合孔11から軸方向両側に突出している。これによれば、各ねじ部22に対して締結固定される各端子3を、嵌合孔11からの頭部21の突出部位に接触させることができる。これにより、頭部21の両側に接触した端子3同士を、頭部21を介して電気的に接続することができる。その結果、端子3同士の電気接続のための導通部材を別途設けなくて済むので、部品点数の増加を抑制できる。
(3)頭部21は、その外周面に溝部31を備えている。また、規制部32は、嵌合孔11の内周面から嵌合孔11内に突出し、溝部31に挿入されている。この構成によれば、溝部31に挿入された規制部32によって、ボルト20の軸方向両側への移動を規制できる。従って、規制部32によってボルト20を基体10に好適に保持させることが可能となる。また、規制部32が嵌合孔11の内部に設けられるので、嵌合孔11の外部に設けられたねじ部22に締結固定される端子3などに対して規制部32が干渉しないように構成できる。
(4)頭部21は、軸方向に直交する断面形状が、円形の円柱部23と、多角形の多角柱部24と、を備えている。嵌合孔11は、円柱部23が嵌合された第1嵌合部12と、多角柱部24が嵌合された第2嵌合部13とを備えている。これによれば、非円形である多角柱部24が基体10の第2嵌合部13に嵌合しているため、基体10に対するボルト20の相対回転が規制される。よって、ナット7の装着時にボルト20が基体10に対して回転することがないので、ナット7を締結し易く、端子3の組み付け性を向上できる。
(5)溝部31及び規制部32は、それぞれ円柱部23及び第1嵌合部12に設けられている。これによれば、多角柱部24の外周面に設けるのと比較して、円柱部23の外周面に溝部31を容易に設けることができる。
(6)規制部32は、嵌合孔11の周方向の一部に設けられている。頭部21の挿入時、第1嵌合部12において規制部32を設けていない部分と円柱部23との間には、円柱部23のがたつきを許容する隙間がある。これによって、頭部21の挿入時に、円柱部23と第1嵌合部12とが接触して、基体10へ過大な荷重がかかるといった事態の発生が抑制される。これは、基体10へのボルト20の組み付け性の向上に寄与する。
(7)規制部32は、軸方向の端面に、軸方向に対して傾斜した傾斜面32aが形成されている。これによれば、頭部21が嵌合孔11に挿入される際、円柱部23が規制部32の傾斜面32a当たることで、頭部21の挿入にかかる荷重が軽減できる。これは、基体10に対するボルト20の組み付け性向上に寄与する。
本実施形態は、以下のように変更して実施することができる。本実施形態及び以下の変更例は、技術的に矛盾しない範囲で互いに組み合わせて実施することができる。
・多角柱部24は、断面矩形状に設けることに限定されず、五角形でもよいし、六角形でもよい。すなわち、断面多角形であればよい。
・頭部21は、全体が断面矩形状でもよいし、断面円形状でもよいし、断面多角形状でもよい。
・嵌合孔11は、円筒状に設けることに限定されず、断面多角形状の筒状でもよい。これは、仕様に応じて適宜変更可能である。
・溝部31は、頭部21の全周に連続して設けることに限定されず、複数に分割されていてもよいし、周方向において一部に設けられていてもよい。また、軸方向に並んで複数設けられていてもよい。
・規制部32の傾斜面32aは、省略可能である。
・規制部32は、周方向において、嵌合孔11の一部に設けることに限定されず、全周に設けてもよい。
・規制部32の突出長は、本実施形態に限定されない。また、溝部31の深さ長は、本実施形態に限定されない。これらは、仕様に応じて適宜変更可能であり、例えば必要とされる保持力や、ボルト20の挿入にかかる荷重に応じて設定される。
・溝部31及び規制部32が係合した状態で保持する保持力は、本実施形態に限定されず、100N以上であってもよいし、100N未満でもよい。また、頭部21の挿入にかかる荷重は、50N以下であってもよいし、50Nを超えてもよい。
・規制部32は、嵌合孔11に凹状に設けられてもよい。この場合、頭部21に規制部32に挿入される凸状のリブを設けてもよい。
・規制部32は、嵌合孔11内に設けられることに限定されず、例えば基体10の上面及び下面の少なくとも一方から突出するように設けられていてもよい。
・頭部21の基体10への係合は、溝部31に規制部32が挿入されるものに限定されず、種々の構成を用いてもよい。また、頭部21は、基体10に対して着脱可能に保持されることに限定されない。
・基体10及びボルト20の組み付け方法は、嵌合孔11にボルト20を一方から挿入してもよいし、ボルト20を基体10で挟み込むように組み付けてもよい。
・頭部21は、端子3に接触するように構成することに限定されず、端子3同士を電気接続するバスバーなどの他の部材が用いられてもよい。
・端子3は、特に限定されない。丸形端子でもよいし、U型端子でもよく、種々の形状とすることができる。
・カバー4は、特に限定されず、省略可能である。
・基体10は、特に限定されず、例えば隣り合うボルト20の間に隔壁を設けてもよい。これは、仕様に応じて適宜変更可能である。
・ボルト20の個数は、本実施形態に限定されず、1つだけでもよいし、3つ以上であってもよい。
・電気接続箱1に接続される電線2は、特に限定されない。電気接続箱1は、電線2同士を接続することによって、バッテリと車載の電気機器とを接続していてもよいし、電気機器同士を接続してもよいし、コンバータなどの他の機器と電気機器とを接続してもよい。
・電気接続箱1は、車両に搭載されるものに限定されない。種々の装置に搭載可能である。
L…軸線
L1…軸方向
L2…軸方向
1…電気接続箱
2…電線
3…端子
4…カバー
5…上側カバー
6…下側カバー
7…ナット
10…基体
11…嵌合孔
12…第1嵌合部
13…第2嵌合部
14…座面
20…ボルト
21…頭部
22…ねじ部
23…円柱部
24…多角柱部
31…溝部
32…規制部
32a…傾斜面

Claims (7)

  1. 頭部及び前記頭部から延びるねじ部を有するボルトと、
    前記ボルトを支持する基体と、を備え、
    前記ねじ部に対するナットの装着によって電線の端子が前記基体に締結される電気接続箱であって、
    前記ねじ部は、前記頭部から前記ボルトの軸方向の両側にそれぞれ延びており、
    前記基体は、前記軸方向に沿って前記基体を貫通する嵌合孔を有し、該嵌合孔には、前記頭部が嵌合され、
    前記基体は、前記軸方向の両側への前記頭部の移動を規制する規制部を備えている電気接続箱。
  2. 前記頭部は、前記嵌合孔から前記軸方向の両側に突出している、請求項1に記載の電気接続箱。
  3. 前記頭部は、その外周面に溝部を備え、
    前記規制部は、前記嵌合孔の内周面から前記嵌合孔内に突出し、前記溝部に挿入されている、請求項1又は2に記載の電気接続箱。
  4. 前記頭部は、前記軸方向に直交する断面形状が円形の円柱部と、前記軸方向に直交する断面形状が多角形の多角柱部と、を備え、
    前記嵌合孔は、前記円柱部が嵌合された第1嵌合部と、前記多角柱部が嵌合された第2嵌合部と、を備えている、請求項3に記載の電気接続箱。
  5. 前記溝部は、前記円柱部の外周面に対してその全周に亘って形成され、
    前記規制部は、前記第1嵌合部の内周面に設けられている、請求項4に記載の電気接続箱。
  6. 前記規制部は、前記嵌合孔の周方向において部分的に設けられている、請求項3から請求項5のいずれか一項に記載の電気接続箱。
  7. 前記規制部における前記軸方向の端面には、前記軸方向に対して傾斜した傾斜面が形成されている、請求項3から請求項6のいずれか一項に記載の電気接続箱。
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