JP2021086539A - 配車管理制御装置、配車管理装置、配車管理システム、配車管理方法及び配車管理プログラム - Google Patents
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Abstract
【課題】配車効率を向上させることが可能な配車管理制御装置、配車管理装置、配車管理システム、配車管理方法及び配車管理プログラムを提供する。【解決手段】配車管理制御装置は、配車注文に基づいて選択される待機所について、先頭車両以外の待機車両が抜け出し可能な構造の待機所であるか否かに関する待機所情報を取得する待機所情報取得部と、待機所に待機する待機車両のうち予め設定された特定車両の待機状態に関する待機状態情報を含む車両情報を取得する車両情報取得部と、待機所情報及び車両情報の少なくとも一方に基づいて特定車両から配車車両を選択し、配車車両に配車指示を通知する配車指示部とを備える。【選択図】図2
Description
本発明は、配車管理制御装置、配車管理装置、配車管理システム、配車管理方法及び配車管理プログラムに関する。
GPS(Global Positioning System)及び通信装置を搭載するタクシーなどの業務用の車両の位置情報および状態情報を取得して管理することによって、例えば待機所に待機する車両を顧客の指定位置に配車する配車管理システムが知られている(例えば、特許文献1参照)。
上記の待機所の構造としては、例えば複数の車両が開放されたスペースに適宜並んで待機する構造、複数の車両が一列に並んで待機する構造等が知られている。例えば複数の車両が開放されたスペースに適宜並んで待機する待機所では、先頭車両以外の車両についても待機所から抜け出すことが可能な場合があり、この場合、配車注文を受けたときには当該抜け出し可能な車両が即座に移動できる。また、例えば複数の車両が一列に並んで待機する待機所では、先頭の車両以外の車両は待機所から抜け出すことができず、配車注文を受けたときには先頭車両以外は即座に移動できない場合がある。このような待機所の構造に合わせて、例えば顧客から複数の配車注文を受けた場合に各待機所に待機する先頭車両を1台ずつ配車するのでは、配車効率が悪くなってしまう。
本発明は、上記に鑑みてなされたものであり、配車効率を向上させることが可能な配車管理制御装置、配車管理装置、配車管理システム、配車管理方法及び配車管理プログラムを提供することを目的とする。
本発明の一態様に係る配車管理制御装置は、配車注文に基づいて選択される待機所について、先頭車両以外の待機車両が抜け出し可能な構造の待機所であるか否かに関する待機所情報を取得する待機所情報取得部と、前記待機所に待機する待機車両のうち予め設定された特定車両の待機状態に関する待機状態情報を含む車両情報を取得する車両情報取得部と、前記待機所情報及び前記車両情報の少なくとも一方に基づいて前記特定車両から配車車両を選択し、前記配車車両に配車指示を通知する配車指示部とを備える。
本発明の一態様に係る配車管理装置は、上記の配車管理制御装置と、配車注文を行う複数のクライアント端末、および前記複数の車両と通信を行う通信部と、を備える。
本発明の一態様に係る配車管理システムは、上記の配車管理装置と、前記複数のクライアント端末と、車載装置を搭載する前記複数の車両と、を備える。
本発明の一態様に係る配車管理方法は、配車注文に基づいて選択される待機所について、先頭車両以外の待機車両が抜け出し可能な構造の待機所であるか否かに関する待機所情報を取得することと、前記待機所に待機する待機車両のうち予め設定された特定車両の待機状態に関する待機状態情報を含む車両情報を取得することと、前記待機所情報及び前記車両情報の少なくとも一方に基づいて前記特定車両から配車車両を選択し、前記配車車両に配車指示を通知することとを含む。
本発明の一態様に係る配車管理プログラムは、配車注文に基づいて選択される待機所について、先頭車両以外の待機車両が抜け出し可能な構造の待機所であるか否かに関する待機所情報を取得する処理と、前記待機所に待機する待機車両のうち予め設定された特定車両の待機状態に関する待機状態情報を含む車両情報を取得する処理と、前記待機所情報及び前記車両情報の少なくとも一方に基づいて前記特定車両から配車車両を選択し、前記配車車両に配車指示を通知する処理とをコンピュータに実行させる。
本発明の態様によれば、配車効率を向上させることができる。
以下、本発明に係る配車管理制御装置、配車管理装置、配車管理システム、配車管理方法及び配車管理プログラムの実施形態を図面に基づいて説明する。なお、この実施形態によりこの発明が限定されるものではない。また、下記実施形態における構成要素には、当業者が置換可能かつ容易なもの、あるいは実質的に同一のものが含まれる。
図1は、実施形態に係る配車管理システムの一例を示すブロック図である。配車管理システム1は、依頼者の配車注文に基づいて、タクシー等の業務用車両の配車を行うシステムである。配車管理システム1は、複数のクライアント端末100と、複数の車両200と、配車管理装置10と、を備える。
複数のクライアント端末100は、クライアント端末101、102、103、104、105を含む。クライアント端末101、102、103、104、105は、例えば、配車センターのオペレータが操作するパソコン、または依頼者が操作する配車用アプリケーションが搭載されたスマートフォンなどを含む。クライアント端末101、102、103、104、105は、それぞれインターネットまたは携帯電話回線等の通信ネットワークを介して配車管理装置10と通信可能である。通信ネットワークは、例えば、LTE(Long Term Evolution)などである。以下の説明において、クライアント端末101、102、103、104、105をそれぞれ区別する必要がない場合には、クライアント端末100と記載する。クライアント端末100は、配車管理装置10を介して複数の車両200の位置、車両状態等を把握することが可能である。クライアント端末100は、配車管理装置10に配車注文を発注可能である。クライアント端末100は、配車管理装置10から配車車両の情報を受け付け可能である。
複数の車両200は、実施形態において、車両201、202、203、204、205を含む。車両201、202、203、204、205は、例えば、タクシーなどの不特定多数の乗客を対象とした業務用車両である。車両201、202、203、204、205は、それぞれ車載装置210を搭載する。以下の説明において、車両201、202、203、204、205をそれぞれ区別する必要がない場合には、車両200と記載される。本実施形態において、車両200は、配車管理システム1に属する車両であり、予め設定された特定車両である。車両200は、配車管理システム1に属しない車両301、302(図6、図7等参照)とは区別される。
車載装置210は、それぞれインターネットまたは携帯電話回線等の通信ネットワークを介して配車管理装置10と通信可能である。通信ネットワークは、例えば、LTEなどである。車載装置210は、車両200の車両情報を配車管理装置10に通知する。車両情報は、車両200の車両状態情報を含む。車両状態情報は、複数の車両200の車両状態に関する情報である。車両状態は、例えば、空車状態、実車(又は賃走)状態、支払状態、迎車状態、回送状態、待機状態などの運行状態を含む。空車状態は、新規の顧客を受け付け可能な状態である。実車状態は、顧客を乗せて目的地まで走行している状態である。支払状態は、目的地に到着して停車し、顧客から料金の支払いを受けている状態である。迎車状態は、配車注文に基づいて配車位置に向かって移動している状態である。回送状態は、新規の顧客を受け付けることなく移動している状態である。待機状態は、所定の待機所で待機している状態である。また、車両情報は、例えば待機所に待機する待機車両のうち予め設定された特定車両である車両200の待機状態情報を含む。待機状態情報は、待機所における車両200の待機位置に関する情報を含む。車両200の待機位置に関する情報は、例えば先頭からの順番の情報、後述するGPSによって取得される座標等が挙げられる。
配車管理装置10は、それぞれインターネットまたは携帯電話回線等の通信ネットワークを介して複数のクライアント端末100および複数の車両200と通信可能なサーバコンピュータ(Server Computer)である。通信ネットワークは、例えば、LTEなどである。配車管理装置10は、車両200の現在地の位置を示す自車位置情報、および車両200の現在の状態を示す車両状態情報を含む車両200の状態を監視可能である。配車管理装置10は、クライアント端末100からの配車注文に基づいて、配車する車両200を選定する。配車管理装置10は、配車車両として決定した車両200に配車指示を行う。配車管理装置10は、配車車両の情報をクライアント端末100に送信する。
図2は、実施形態に係る配車管理装置の構成の一例を示すブロック図である。配車管理装置10は、通信部11と、地図情報記憶部13と、車両情報記憶部14と、待機所情報記憶部16と、配車管理制御装置20と、を備える。
通信部11は、通信ユニットである。通信部11は、複数のクライアント端末100、および複数の車両200と通信を行う。通信部11は、例えば、配車注文の注文情報などを、クライアント端末100から受信する。注文情報は、少なくとも配車位置の位置情報を含む。注文情報は、例えば、クライアント端末100によって設定された追加条件を含んでもよい。追加条件は、例えば、最大待ち時間、最大迎車距離、車両の車高、色および乗車定員数、またはペット同乗の可否などを含む。通信部11は、例えば、配車注文が発生したこと示す注文発生通知、配車指示、または配車注文が失注したことを示す失注情報などを、車両200へ送信する。通信部11は、例えば、配車する車両200の情報を含む配車情報、または設定された条件による配車ができないことを示す受注不可情報などをクライアント端末100へ送信する。配車する車両200の情報は、例えば、乗務員の氏名、車両のナンバー、および配車場所への到着予定時刻などを含む。通信部11は、配車管理制御装置20の通信制御部21から出力された制御信号に基づいて、各種通信を実行する。
地図情報記憶部13は、地図情報を記憶する。地図情報は、例えば、交差点を含む道路地図である。地図情報記憶部13は、記憶している地図情報を配車管理制御装置20の地図情報取得部23へ出力する。地図情報記憶部13は、配車管理装置10とは別の外部サーバなどの記憶装置であってもよい。地図情報記憶部13が外部サーバなどの記憶装置である場合、地図情報記憶部13は、地図情報を通信制御部21および通信部11などによる通信機能を介して地図情報取得部23へ出力する。
車両情報記憶部14は、車両200から送信された車両情報を記憶する。車両情報記憶部14は、記憶している車両情報を配車管理制御装置20の車両情報取得部24へ出力する。車両情報記憶部14は、配車管理制御装置20に含まれる内部メモリであってもよい。車両情報記憶部14は、配車管理装置10とは別の外部サーバなどの記憶装置であってもよい。車両情報記憶部14が外部サーバなどの記憶装置である場合、車両情報記憶部14は、車両情報を通信制御部21および通信部11などによる通信機能を介して車両情報取得部24へ出力する。
待機所情報記憶部16は、待機所情報を記憶する。待機所情報は、先頭車両以外の待機車両が抜け出し可能な構造の待機所であるか否かに関する抜け出し可否情報を含む。先頭車両以外の待機車両が抜け出し可能な構造としては、例えば、先頭車両が待機している状態で、先頭車両とは異なる待機車両が待機所外に走行可能なスペースが設けられる構造である。また、先頭車両以外の待機車両が抜け出し不可能な構造としては、例えば、先頭車両が待機している状態で、先頭車両とは異なる待機車両が待機所外に走行可能なスペースが設けられない構造である。なお、待機所情報は、待機所名、待機所の位置、待機可能台数等の情報を含んでもよい。待機所情報は、抜け出し可否、待機所名、待機所の位置、待機可能台数等の各項目について、予め設定された状態で待機所情報記憶部16に記憶させることができる。
配車管理制御装置20は、例えば、CPU(Central Processing Unit)などで構成された演算処理装置(制御装置)である。配車管理制御装置20は、記憶されているプログラムをメモリにロードして、プログラムに含まれる命令を実行する。配車管理制御装置20には図示しない内部メモリなどが含まれる。内部メモリは、配車管理制御装置20の各部を実現させるためのプログラムが記憶されている。この場合、配車管理制御装置20は、内部メモリなどに記憶されているプログラムを展開して実行することで、各部の機能を実現する。また、内部メモリは、配車管理制御装置20におけるデータの一時記憶などにも用いられる。
配車管理制御装置20は、バスBSによって接続された、通信制御部21と、注文情報取得部22と、地図情報取得部23と、車両情報取得部24と、記憶制御部25と、待機所情報取得部26と、検出部27と、配車指示部28と、失注情報通知部29と、配車情報通知部30とを有する。
通信制御部21は、通信部11における通信を制御する。通信制御部21は、例えば、検出部27、配車指示部28、失注情報通知部29、配車情報通知部30などから出力された通信情報を取得する。通信制御部21は、取得した通信情報を、通信部11へ出力する。通信制御部21は、例えば、通信部11が受信した情報を、注文情報取得部22、記憶制御部25、待機所情報取得部26、検出部27などへ出力する。
注文情報取得部22は、通信部11がクライアント端末100から受信した配車注文の注文情報を取得する。注文情報取得部22は、取得した注文情報を、地図情報取得部23、および配車情報通知部30へ出力する。
地図情報取得部23は、地図情報記憶部13から地図情報を取得する。地図情報取得部23は、注文情報取得部22が取得した配車位置の位置情報に基づいて、配車位置周辺の地図情報を地図情報記憶部13から取得する。配車位置周辺とは、配車位置を起点とする所定範囲である。所定範囲は、例えば、候補車両から配車位置までの直線距離、経路または所要時間などに基づく範囲である。地図情報取得部23は、取得した地図情報を、車両情報取得部24へ出力する。
車両情報取得部24は、車両情報記憶部14から車両情報を取得する。車両情報取得部24は、通信部11が車両200から受信した車両情報を、通信制御部21から直接取得してもよい。
記憶制御部25は、通信部11が車両200から受信した車両情報を車両情報記憶部14に記憶させる。
待機所情報取得部26は、配車注文に基づいて選択される待機所について、待機所情報記憶部16から待機所情報を取得する。配車注文に基づいて選択される待機所としては、例えば、配車注文において指定される配車位置に最も近い位置に存在する待機所等が挙げられる。
検出部27は、待機所情報及び車両情報の少なくとも一方に基づいて、待機所に待機する車両200の中から待機所を抜け出し可能な車両200を検出する。検出部27は、例えば、待機所に待機する車両200のそれぞれについて、待機所情報及び車両情報に基づいて、待機所を抜け出し可能か否かの判定を行う。例えば、検出部27は、待機所情報に基づいて、抜け出し可能な構造を有する待機所か否かを判定する。抜け出し可能な構造を有する待機所と判定した場合、検出部27は、当該待機所に待機する車両200について、待機所における抜け出し可能な位置に待機しているか否かを判定する。抜け出し可能な位置に待機している場合、検出部27は、当該車両200を検出する。これにより、待機所を抜け出し可能な車両200が検出部27により検出される。このため、待機所の構造については抜け出し可能ではあるが抜け出し不可能な位置で待機している車両200や、抜け出し不可能な構造の待機所に待機している車両200については、検出されない。
配車指示部28は、配車車両に配車指示を通知する。配車指示部28は、検出部27によって車両200が検出された場合、検出された車両200から配車車両を選択し、配車車両に配車指示を通知する。なお、配車指示部28は、配車注文に対して待機所を抜け出して配車位置に向かうことが可能か否かを回答させる回答指示を、検出された車両200に対して通知してもよい。この場合、配車指示部28は、待機所を抜け出して配車位置に向かうことが可能である旨の回答が得られた場合に、配車指示を通知する。また、配車指示部28は、配車注文に対応可能な車両200が検出されなかった場合、配車注文を失注とする。例えば、M、Nを、M>N>1の整数とすると、M(台)の配車注文に対して、N(台)の車両200しか検出されなかった場合、配車指示部28は、M−N(台)の配車注文については失注とする。
なお、一の待機所において配車注文が失注となった場合、配車管理制御装置20は、当該待機所に近くに存在する他の待機所に待機する車両200の中から、特定車両である先頭車両200又は待機所を抜け出し可能な車両200を検出させて、検出された車両200に配車注文を振り替えてもよい。この場合、待機所情報取得部26は、当該他の待機所についての待機所情報を取得する。また、他の待機所についての待機所情報及び車両情報に基づいて、当該待機所を抜け出し可能な車両200を検出する。配車指示部28は、検出部27によって車両200が検出された場合、検出された車両200から配車車両を選択し、配車車両に配車指示を通知する。また、配車指示部28は、検出部27により車両200が検出されなかった場合、当該待機所における配車注文を失注とする。
失注情報通知部29は、配車指示部28によって配車注文が失注となった場合、設定された条件による配車ができないことをクライアント端末100に通知するための失注情報を、通信制御部21へ出力する。
配車情報通知部30は、クライアント端末100に配車情報を通知する。より詳しくは、配車情報通知部30は、配車指示部28が決定した配車車両の情報に基づいて、配車する車両200の情報である配車情報を通知する通信情報を、通信制御部21へ出力する。
図3は、実施形態に係る車載装置の構成の一例を示すブロック図である。車載装置210は、GPS受信部211と、記憶部212と、操作部213と、通信部214と、表示部215と、報知部216と、制御部220と、を備える。
GPS受信部211は、図示しないGPS衛星から電波を受信する。GPS受信部211は、GPS受信回路、GPS受信アンテナなどから構成される。GPS受信部211は、受信した電波の信号を制御部220の自車位置情報取得部221へ出力する。
記憶部212は、車両200の車両情報を記憶する。車両情報は、少なくとも、例えば、車両状態情報を含む。記憶部212は、記憶している車両状態情報を制御部220の車両状態情報取得部223へ出力する。
操作部213は、制御部220に対する各種の操作を受付可能である。操作部213は、待機所から抜け出し可能な状態であることを示す抜け出し通知情報を通信部214に出力する操作を受け付け可能である。また、操作部213は、例えば、待機所を抜け出して配車位置に向かうことの可否を選択する操作を受け付け可能である。また、操作部213は、例えば、車両200の車両状態を設定する操作を受け付け可能である。操作部213は、受け付けた操作に応じた操作信号を制御部220の操作受付制御部230へ出力する。操作部213は、例えば、物理的なスイッチや、表示部215に設けられたタッチパネルで実現することができる。
通信部214は、通信ユニットである。通信部214は、配車管理装置10と通信を行う。通信部214は、例えば、配車注文が発生したこと示す注文発生通知、配車指示を配車管理装置10から受信する。通信部214は、例えば、車両200の自車位置情報および車両情報、待機所から抜け出し可能な状態であることを示す抜け出し通知情報、待機所を抜け出して配車位置に向かうことの可否についての回答情報などを、配車管理装置10へ送信する。通信部214は、制御部220の通信制御部240から出力された制御信号に基づいて、各種通信を実行する。
表示部215は、種々の映像を表示する。表示部215は、例えば、地図情報、配車位置の情報、配車指示の情報等を表示可能である。表示部215は、例えば、車載装置210に固有の表示装置、または、ナビゲーションシステムを含む他のシステムと共用した表示装置などである。表示部215は、例えば、液晶ディスプレイ(LCD:Liquid Crystal Display)または有機EL(Organic Electro−Luminescence)ディスプレイなどを含むディスプレイである。表示部215は、本実施形態において、車両の運転者前方の、ダッシュボード、インストルメントパネル、センターコンソールなどに配置されている。表示部215は、制御部220の表示制御部250から出力された映像信号に基づいて、映像を表示する。
報知部216は、種々の情報を報知する。報知部216は、例えば、表示部215に配置されたディスプレイ、音声によって予め定める報知情報を通知するスピーカ等によって構成される。報知部216は、例えば、配車指示を受信した旨の情報、待機所を抜け出して配車位置に向かうことの可否についての回答情報を受信した旨の情報等を報知する。報知部216は、制御部220の報知制御部260から出力された映像信号、音声信号等に基づいて、報知情報を報知する。
制御部220は、例えば、CPUなどで構成された演算処理装置(制御装置)である。制御部220は、記憶されているプログラムをメモリにロードして、プログラムに含まれる命令を実行する。制御部220には図示しない内部メモリなどが含まれる。内部メモリは、制御部220の各部を実現させるためのプログラムが記憶されている。この場合、制御部220は、内部メモリなどに記憶されているプログラムを展開して実行することで、各部の機能を実現する。また、内部メモリは、制御部220におけるデータの一時記憶などにも用いられる。制御部220は、バスBSによって接続された、自車位置情報取得部221と、記憶制御部222と、車両状態情報取得部223と、車両状態設定部224と、操作受付制御部230と、通信制御部240と、表示制御部250と、報知制御部260と、を有する。
自車位置情報取得部221は、車両200の現在地の位置を示す自車位置情報を取得する。自車位置情報取得部221は、実施形態において、GPS受信部211が取得した電波の信号に基づいて、車両200の自車位置情報を取得する。自車位置情報取得部221は、取得した自車位置情報を、通信制御部240へ出力する。
記憶制御部222は、車両状態設定部224が設定した車両状態情報を記憶部212に記憶させる。
車両状態情報取得部223は、記憶部212から車両状態情報を取得する。車両状態情報取得部223は、取得した車両状態情報を、通信制御部240および表示制御部250へ出力する。
車両状態設定部224は、車両状態を空車状態、実車状態、支払状態、迎車状態、回送状態、待機状態などに設定する。車両状態設定部224は、設定した車両状態情報を、記憶部212へ出力する。
操作受付制御部230は、操作部213が受け付けた操作の操作情報を取得する。操作受付制御部230は、例えば、車両200の車両状態を設定する操作を示す車両状態設定情報を取得して制御信号を出力する。操作受付制御部230は、取得した制御信号を、車両状態設定部224および通信制御部240へ出力する。
通信制御部240は、通信部214における通信を制御する。通信制御部240は、例えば、自車位置情報取得部221、車両状態情報取得部223または操作受付制御部230などから出力された通信情報を取得する。通信制御部240は、取得した通信情報を、通信部214へ出力する。通信制御部240は、例えば、通信部214が受信した種々情報を、表示制御部250または報知制御部260などへ出力する。
表示制御部250は、予め定められた条件および取得した表示情報に基づいて表示部215に表示するよう制御する。表示制御部250は、例えば、待機所を抜け出して配車位置に向かうことの可否についての回答させる回答画面を、表示部215に表示させる。
報知制御部260は、予め定められた条件および取得した報知情報に基づいて報知部216に報知するよう制御する。
[配車管理方法]
次に、本実施形態に係る配車管理方法について説明する。本実施形態に係る配車管理方法は、上記の配車管理システム1を用いる。依頼者がクライアント端末100等を用いて配車注文を行った場合、配車注文は配車管理装置10に送信される。配車管理装置10では、通信部11により配車注文を受信する。配車管理制御装置20の注文情報取得部22は、通信部11を介して配車注文を取得する。
次に、本実施形態に係る配車管理方法について説明する。本実施形態に係る配車管理方法は、上記の配車管理システム1を用いる。依頼者がクライアント端末100等を用いて配車注文を行った場合、配車注文は配車管理装置10に送信される。配車管理装置10では、通信部11により配車注文を受信する。配車管理制御装置20の注文情報取得部22は、通信部11を介して配車注文を取得する。
地図情報取得部23は、注文情報取得部22が取得した注文情報のうち、配車位置の位置情報に基づいて、配車位置周辺の地図情報を地図情報記憶部13から取得する。車両情報取得部24は、車両情報記憶部14から車両情報を取得する。待機所情報取得部26は、配車注文に基づいて選択される待機所について、待機所情報記憶部16から待機所情報を取得する。待機所情報記憶部16は、例えば、配車注文において指定される配車位置に最も近い位置に存在する待機所についての待機所情報を取得する。
図4は、車両情報のデータ構造の一例を示す図である。図4に示すように、車両情報は、車両ID、車両状態、当該車両状態が待機状態である場合の待機所の位置、待機所における待機順、待機所において抜け出し可能であるか否かを示す抜け出し通知情報、の各情報を含んでいる。
図5は、待機所情報のデータ構造の一例を示す図である。図5に示すように、待機所情報は、待機所名、待機所の位置、待機所における待機可能な車両の台数、先頭車両以外の待機車両が抜け出し可能な構造の待機所であるか否かの情報、の各情報を含んでいる。
図6は、待機所の一例を示す模式図である。図6は、先頭車両以外の待機車両が抜け出し不可能な構造の例を示している。図6に示す例において、待機所S1は、車両1台分が通行可能な通行可能領域R1と、車両が通行不可能な通行不可領域F1とが設けられる。この待機所S1では、先頭車両201、先頭から2番目の車両202、先頭から4番目の車両203が特定車両である。また、先頭から3番目の車両301は、本実施形態に係る配車管理システム1に属しない車両、つまり、特定車両とは異なる車両である。4台の車両201、202、301、203が1列に並んで待機する場合、先頭車両201は、進行方向の前方に移動可能である。先頭車両201は、前方に移動することにより、待機所S1から抜け出すことができる。これに対して、車両202、301、203は、先頭車両201が待機している状態においては、前方に移動することができない。したがって、車両202、301、203は、先頭車両201が待機状態である場合、待機所S1から抜け出すことができない。このため、待機所S1については、先頭車両以外の待機車両が抜け出し不可能な待機所として、待機所情報記憶部16に記憶される。
図7は、待機所の一例を示す模式図である。図7は、先頭車両以外の待機車両が抜け出し可能な構造の例を示している。図7に示す例において、待機所S2は、車両が側方に並んだ状態で停車可能な停車領域P2と、車両が通行可能な通行可能領域R2と、車両が通行不可能な通行不可領域F2とが設けられる。この待機所S2では、先頭から2番目の車両204、先頭から3番目の車両205が特定車両である。また、先頭車両302が特定車両とは異なる車両である。3台の車両302、204、205が側方に並んで待機する場合、先頭車両302、先頭から2番目の車両204、先頭から3番目の車両205は、それぞれ進行方向の前方に移動可能である。車両302、204、205は、待機所S2から抜け出すことが可能である。したがって、待機所S2については、先頭車両以外の待機車両が抜け出し可能な待機所として、待機所情報記憶部16に記憶される。この場合、車両204、205の乗務員により操作部213に対して所定の操作が行われることにより、待機所から抜け出し可能な状態であることを示す抜け出し通知情報が、通信部214に出力される。
検出部27は、待機所情報及び車両情報の少なくとも一方に基づいて、待機所に待機する車両200の中から待機所を抜け出し可能な車両200を検出する。検出部27は、例えば、待機所に待機する車両200のそれぞれについて、待機所情報及び車両情報に基づいて、待機所を抜け出し可能か否かの判定を行う。この場合、検出部27は、待機所情報に基づいて、抜け出し可能な構造を有する待機所か否かを判定する。検出部27は、待機所情報が例えば図6に示す構造の待機所S1についての情報である場合、抜け出し可能な構造を有する待機所ではないと判定する。また、検出部27は、待機所情報が例えば図7に示す待機所S2についての情報である場合、抜け出し可能な構造を有する待機所であると判定する。
抜け出し可能な構造を有する待機所と判定した場合、検出部27は、当該待機所S2に待機する車両200について、待機所S2における抜け出し可能な位置に待機しているか否かを判定する。検出部27は、例えば車両から通知される抜き出し通知情報に基づいて判定することができる。図7の例では、車両204、205の乗務員により操作部213に対して所定の操作が行われている場合、抜け出し通知情報が通信部214を介して配車管理制御装置20に送信される。検出部27は、抜き出し通知情報を検出した場合、車両204、205を検出する。これにより、待機所を抜け出し可能な車両204、205が検出部27により検出される。
配車指示部28は、検出部27によって車両204、205が検出された場合、検出された車両204、205から配車車両を選択し、配車車両に配車指示を通知する。なお、配車指示部28は、配車注文に対して待機所を抜け出して配車位置に向かうことが可能か否かを回答させる回答指示を、検出された車両200に対して通知してもよい。図8は、車両204の車載装置210に設けられる表示部215の表示内容の一例を示す図である。車両204の表示部215には、待機所を抜け出して配車位置に向かうことの可否を選択する選択画面が表示されている。この選択画面において、例えば「Yes」が選択された場合、待機所を抜け出して配車位置に向かうことが可能である旨の回答が配車管理制御装置20に送信される。また、例えば「No」が選択された場合、待機所を抜け出して配車位置に向かうことを拒否する旨の回答が配車管理制御装置20に送信される。配車指示部28は、待機所を抜け出して配車位置に向かうことが可能である旨の回答が得られた場合に、配車指示を通知することができる。また、配車指示部28は、待機所を抜け出して配車位置に向かうことを拒否する旨の回答が得られた場合に、車両205に対して上記の回答指示を通知して、同様の処理を行うことができる。一方、配車指示部28は、配車注文に対応可能な車両200が検出されなかった場合、配車注文を失注とする。
図9から図11は、配車位置周辺の地図情報の一例を示す模式図である。図9に示すように、配車位置周辺の地図情報は、配車位置206の位置情報と、待機所の位置情報と、複数の車両200の位置情報と、交差点を含む道路および線路などを含む交通情報と、が示される。なお、配車注文をしたクライアント端末100は、依頼者が操作する配車用のアプリケーションが搭載されたスマートフォンであるとする。また、依頼者が配車注文した配車位置206は、クライアント端末100を操作する依頼者の現在位置であるものとする。すなわち、図9においては、クライアント端末100として表示されている位置が配車位置である。
図9に示すように、配車位置206において配車注文が行われた場合、待機所情報取得部26は、配車位置206最も近い位置に存在する待機所S2の待機所情報を取得する。この場合、検出部27は、待機所S2から抜け出し可能な車両204、205を検出する。配車指示部28は、車両204、205のうち先頭に近い車両204を配車車両として選択し、回答指示を行う。車両204から待機所を抜け出して配車位置206へ向かうことが可能である旨の回答が得られた場合、車両204に対して配車通知を行う。車両204は、配車通知に従って待機所S2を抜け出し、配車位置206へと向かう。
また、図10に示すように、2箇所の配車位置206、207において配車注文が行われた場合、待機所情報取得部26は、待機所S2の待機所情報を取得する。検出部27は、待機所S2から抜け出し可能な車両204、205を検出する。配車指示部28は、配車注文数に応じた車両204、205の2台を配車車両として選択し、回答指示を行う。車両204、205のそれぞれから、待機所を抜け出して配車位置206、207へ向かうことが可能である旨の回答が得られた場合、車両204、205に対して配車通知を行う。車両204、205は、配車通知に従って待機所S2を抜け出し、配車位置206、207へと向かう。
また、図11に示すように、3箇所の配車位置206、207、208において配車注文が行われた場合、待機所情報取得部26は、まず、待機所S2の待機所情報を取得する。検出部27は、待機所S2から抜け出し可能な車両204、205を検出する。配車指示部28は、配車注文数の一部に対応する車両204、205の2台を配車車両として選択し、回答指示を行う。車両204、205のそれぞれから、待機所を抜け出して配車位置206、207へ向かうことが可能である旨の回答が得られた場合、車両204、205に対して配車通知を行う。車両204、205は、配車通知に従って待機所S2を抜け出し、配車位置206、207へと向かう。一方、待機所S2には、当該待機所S2を抜け出し可能な車両が2台しか存在しない。このため、3つの配車注文のうち残り1つの配車注文については、配車通知を行うことができない。したがって、この残り1つの配車注文を失注とする。
配車管理制御装置20は、当該待機所S2に近くに存在する他の待機所に待機する車両200の中から、特定車両である先頭車両200又は待機所を抜け出し可能な車両200を検出させて、検出された車両200に配車注文を振り替えてもよい。この場合、待機所情報取得部26は、当該他の待機所S1についての待機所情報を取得する。待機所S1の先頭車両は、特定車両である車両201である。配車指示部28は、先頭の車両201を配車車両として選択し、当該配車車両201に配車指示を通知する。なお、待機所S1において、当該待機所S1を抜け出し可能な車両200が検出されなかった場合、当該待機所における配車注文を失注とする。
図12は、実施形態に係る配車管理制御装置の処理の一例を示すフローチャートである。図12に示す処理は、配車管理制御装置20が、予め定められる制御プログラムおよびデータに基づいて実行する。図12に示すように、配車管理制御装置20において、注文情報取得部22は、クライアント端末100から受信した配車注文の注文情報を取得する(ステップS101)。注文情報が取得された後、地図情報取得部23は、注文情報取得部22が取得した注文情報のうち、配車位置の位置情報に基づいて、配車位置周辺の地図情報を地図情報記憶部13から取得する(ステップS102)。地図情報が取得された後、車両情報取得部24は、車両情報記憶部14から車両情報を取得する(ステップS103)。待機所情報取得部26は、配車注文に基づいて選択される待機所について、待機所情報記憶部16から待機所情報を取得する(ステップS104)。
検出部27は、待機所情報及び車両情報の少なくとも一方に基づいて、待機所に待機する車両200の中から待機所を抜け出し可能な車両200を検出する(ステップS105)。抜け出し可能な車両200が検出された場合(ステップS105のYes)、配車指示部28は、検出された車両200から配車車両を選択し、配車指示を行う(ステップS106)。配車指示部28は、配車指示を行った後、全ての配車注文に対して配車指示が行われていると判定した場合(ステップS107のYes)、処理を終了する。また、全ての配車注文に対して配車指示が行われていないと判定した場合(ステップS107のNo)、ステップS105以降の処理を行わせる。
一方、ステップS105において、抜け出し可能な車両200が検出されなかった場合(ステップS105のNo)、配車指示部28は、配車注文を失注として(ステップS108)、処理を終了する。
以上のように、本実施形態に係る配車管理制御装置20は、配車注文に基づいて選択される待機所について、先頭車両以外の待機車両が抜け出し可能な構造の待機所であるか否かに関する待機所情報を取得する待機所情報取得部26と、待機所に待機する待機車両のうち予め設定された車両200である車両200の待機状態に関する待機状態情報を含む車両情報を取得する車両情報取得部24と、待機所情報及び車両情報の少なくとも一方に基づいて車両200から配車車両を選択し、配車車両に配車指示を通知する配車指示部28とを備える。
これにより、待機所情報及び車両情報の少なくとも一方に基づいて車両200から配車車両を選択するため、配車注文に対して、待機所の構造に合わせて効率的に配車車両を選択することができる。これにより、配車効率を向上させることが可能となる。
本実施形態に係る配車管理制御装置20は、待機所に待機する車両200の中から待機所を抜け出し可能な車両200を検出する検出部27を更に備え、配車指示部28は、検出部27により車両200が検出された場合、検出された車両200から配車車両を選択し、配車車両に配車指示を通知する。このため、配車車両をより効率的に選択することができる。
本実施形態に係る配車管理制御装置20において、配車指示部28は、配車注文に対応可能な車両200が検出部27により検出されなかった場合、配車注文を失注とする。このため、配車注文が行われない場合の失注処理を効率的に行うことができる。
本実施形態に係る配車管理制御装置20において、車両200は、待機所から抜け出し可能な状態であることを示す抜け出し通知情報を出力可能であり、待機状態情報は、車両200から通知される抜け出し通知情報を含む。この構成において、配車指示部28は、待機所情報を用いることなく、抜け出し通知情報に基づいて配車車両を選択することができる。
本発明の技術範囲は上記実施形態に限定されるものではなく、本発明の趣旨を逸脱しない範囲で適宜変更を加えることができる。例えば、上記実施形態において、待機所情報は、先頭車両以外の待機車両が抜け出し可能な構造の待機所であるか否かに関する情報である場合を例に挙げて説明したが、これに限定されない。
図13は、変形例に係る待機所情報のデータ構造を示す図である。図13に示すように、待機所情報は、上記の情報に加えて、又は上記の情報に代えて、待機所において先頭車両以外の特定車両についての抜け出し可能な台数に関する情報を含んでもよい。この構成において、配車指示部28は、車両情報を用いることなく、当該待機所情報に基づいて配車車両を選択することができる。
上記実施形態において、抜け出し可否情報については、待機所情報として予め設定された状態で待機所情報記憶部16に記憶された構成としたが、これに限定されない。例えば、配車管理制御装置20は、先頭車両以外の待機車両が抜け出し可能な構造の待機所であるか否かを判定し、判定結果を抜け出し可否情報として待機所情報記憶部16に記憶させてもよい。配車管理制御装置20は、例えば地図情報に基づいて、待機車両が抜け出すスペースが検出される場合には抜け出し可能な構造であると判定することができる。また、配車管理制御装置20は、例えば待機所を撮像するカメラ等の画像に基づいて、画像内に待機車両が抜け出すスペースが検出される場合には抜け出し可能な構造であると判定することができる。
図示した配車管理装置10、車載装置210および配車管理システム1の構成要素は、機能概念的なものであり、必ずしも物理的に図示の如く構成されていなくてもよい。すなわち、記録装置の具体的形態は、図示のものに限られず、記録装置の処理負担や使用状況などに応じて、その全部または一部を任意の単位で機能的または物理的に分散または統合してもよい。
配車管理装置10および車載装置210の構成は、例えば、ソフトウェアとして、メモリにロードされたプログラムなどによって実現される。上記実施形態では、これらのハードウェアまたはソフトウェアの連携によって実現される機能ブロックとして説明した。すなわち、これらの機能ブロックについては、ハードウェアのみ、ソフトウェアのみ、または、それらの組み合わせによって種々の形で実現できる。
S1,S2…待機所、1…配車管理システム、10…配車管理装置、11,214…通信部、13…地図情報記憶部、14…情報記憶部、16…待機所情報記憶部、20…配車管理制御装置、21,240…通信制御部、22…注文情報取得部、23…地図情報取得部、24…車両情報取得部、25,222…記憶制御部、26…待機所情報取得部、27…検出部、28…配車指示部、29…失注情報通知部、30…配車情報通知部、100,101,102,103,104,105…クライアント端末、200,201,202,203,204,205,301,302…車両、206,207,208…配車位置、210…車載装置、211…GPS受信部、212…記憶部、213…操作部、215…表示部、216…報知部、220…制御部、221…自車位置情報取得部、223…車両状態情報取得部、224…車両状態設定部、230…操作受付制御部、250…表示制御部、260…報知制御部
Claims (9)
- 配車注文に基づいて選択される待機所について、先頭車両以外の待機車両が抜け出し可能な構造の待機所であるか否かに関する待機所情報を取得する待機所情報取得部と、
前記待機所に待機する待機車両のうち予め設定された特定車両の待機状態に関する待機状態情報を含む車両情報を取得する車両情報取得部と、
前記待機所情報及び前記車両情報の少なくとも一方に基づいて前記特定車両から配車車両を選択し、前記配車車両に配車指示を通知する配車指示部と
を備える配車管理制御装置。 - 前記待機所に待機する前記特定車両の中から前記待機所を抜け出し可能な前記特定車両を検出する検出部を更に備え、
前記配車指示部は、前記検出部により前記特定車両が検出された場合、検出された前記特定車両から配車車両を選択し、前記配車車両に配車指示を通知する
請求項1に記載の配車管理制御装置。 - 前記配車指示部は、前記配車注文に対応可能な前記車両が前記検出部により検出されなかった場合、前記配車注文を失注とする
請求項2に記載の配車管理制御装置。 - 前記車両は、前記待機所から抜け出し可能な状態であることを示す抜け出し通知情報を出力可能であり、
前記待機状態情報は、前記車両から通知される前記抜け出し通知情報を含む
請求項1から請求項3のいずれか一項に記載の配車管理制御装置。 - 前記待機所情報は、前記待機所において前記先頭車両以外の特定車両についての抜け出し可能な台数に関する情報を含む
請求項1から請求項4のいずれか一項に記載の配車管理制御装置。 - 請求項1から請求項4のいずれか一項に記載の配車管理制御装置と、
前記配車注文を行う複数のクライアント端末、および前記複数の車両との間で通信を行う通信部と
を備える配車管理装置。 - 請求項6に記載の配車管理装置と、前記複数のクライアント端末と、車載装置を搭載する前記複数の車両と、を備える配車管理システム。
- 配車注文に基づいて選択される待機所について、先頭車両以外の待機車両が抜け出し可能な構造の待機所であるか否かに関する待機所情報を取得することと、
前記待機所に待機する待機車両のうち予め設定された特定車両の待機状態に関する待機状態情報を含む車両情報を取得することと、
前記待機所情報及び前記車両情報の少なくとも一方に基づいて前記特定車両から配車車両を選択し、前記配車車両に配車指示を通知することと
を含む配車管理方法。 - 配車注文に基づいて選択される待機所について、先頭車両以外の待機車両が抜け出し可能な構造の待機所であるか否かに関する待機所情報を取得する処理と、
前記待機所に待機する待機車両のうち予め設定された特定車両の待機状態に関する待機状態情報を含む車両情報を取得する処理と、
前記待機所情報及び前記車両情報の少なくとも一方に基づいて前記特定車両から配車車両を選択し、前記配車車両に配車指示を通知する処理と
をコンピュータに実行させる配車管理プログラム。
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