JP2021085243A - 電気錠装置 - Google Patents

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田島 義明
Yoshiaki Tajima
義明 田島
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Abstract

【課題】電動サムターンの左右勝手の設定の操作や作業を容易且つ精度良く行う。【解決手段】本発明の電気錠装置は、通電により作動する駆動源から回転駆動力が伝達されることで回転する駆動用ギア32と、基準位置と該基準位置から左右に回転した左右の位置との間において駆動用ギア32の回転に伴って回転可能なように設けられるサムターンと、サムターンが前記基準位置にあることを検出するセンサ43と、サムターンが左右の位置にあることを検出する左右のセンサ44L,44Rと、サムターンが前記基準位置及び前記左右の位置にある時に駆動用ギア32がそれぞれの所定位置に戻るように駆動用ギア32の回転位置を検出する原点センサ45La,45Lb,45Ra,45Rbと、を有する検出部と、を備えていることを特徴とする。【選択図】図8A

Description

本発明は、施解錠信号に基づき電動で扉を施解錠することのできる電気錠装置に関するものである。
従来、例えば商業ビルや公共施設或いは一般住宅等の扉には、施解錠作業の利便性を高めるなどの目的のため、電気錠装置が設置されている。
この種の電気錠装置には、デッドボルトを進退させる電動サムターンが設けられている。この電動サムターンは、電子キーなどから施解錠信号が発信されると、例えばモータなどの駆動装置やギア機構を介して回転し、デッドボルトを電気的に進退させることで、扉を施解錠させることができるようになっている(例えば、特許文献1参照)。
特開2013−44160号公報
ところで、電動サムターンによって扉を施解錠する時の左右の回転方向は、サムターンを取り付ける扉の左右勝手によって異なる。
したがって、従来、電動サムターンを扉の左右勝手に合わせて取り付ける必要があるため、その設定のための操作や作業に手間が掛かるという問題がある。また、設定のための操作や作業を行う場合、サムターンを左右に回転させて解錠位置や施錠位置に合わせる必要があるが、その作業を精度良く行うことが難しいという問題もある。
本発明は、上記した課題を解決すべくなされたものであり、施工時における電動サムターンの左右勝手の設定の操作や作業を容易且つ精度良く行うことのできる電気錠装置を提供することを目的とする。
上記した目的を達成するため、本発明は、左右勝手を有する扉に設けられる電気錠装置であって、通電により作動する駆動源から回転駆動力が伝達されることで回転する駆動用ギアと、基準位置と該基準位置から左右に回転した左右の位置との間において前記駆動用ギアの回転に伴って回転可能なように設けられるサムターンと、前記サムターンが前記基準位置にあることを検出するセンサと、前記サムターンが前記左右の位置にあることを検出する左右のセンサと、前記サムターンが前記基準位置及び前記左右の位置にある時に前記駆動用ギアがそれぞれの所定位置に戻るように該駆動用ギアの回転位置を検出する原点センサと、を有する検出部と、を備えていることを特徴とする。
また、本発明に係る電気錠装置において、前記駆動用ギアと前記サムターンのいずれか一方の部材と一体に左右に回転可能に設けられる係合部と、前記駆動用ギアと前記サムターンのいずれか他方の部材に設けられ、前記係合部が係合した状態で摺動可能に形成される被係合部と、を備え、前記サムターンを左右いずれか一方向に回転させる場合、前記検出部の検出結果に基づき、前記基準位置において前記係合部が前記被係合部の一端側に配置され、前記駆動ギアの一方向への回転に伴って前記サムターンも一方向に回転し、該サムターンが一方向側の左右の位置にあることを検出することによって前記駆動ギアが他方向に回転し、前記係合部が前記被係合部の他端側に配置されるように前記駆動用ギア及び前記サムターンの回転位置を制御し、前記サムターンを左右いずれか他方向に回転させる場合、前記検出部の検出結果に基づき、前記基準位置において前記係合部が前記被係合部の他端側に配置され、前記駆動ギアの他方向への回転に伴って前記サムターンも他方向に回転し、該サムターンが他方向側の左右の位置にあることを検出することによって前記駆動ギアが一方向に回転し、前記係合部が前記被係合部の一端側に配置されるように前記駆動用ギア及び前記サムターンの回転位置を制御してもよい。
本発明によれば、施工時における電動サムターンの左右勝手の設定の操作や作業を電動と手動のいずれの場合にも容易に行うことができる等、種々の優れた効果を得ることができる。
本発明の第1の実施の形態に係る電気錠装置を室内側から示す斜視図である。 本発明の第1の実施の形態における電動サムターンユニットを示す側面図である。 図2のA−A断面図である。 本発明の第1の実施の形態における電動サムターンユニットのサムターンコアを示す斜視図である。 本発明の第1の実施の形態における電動サムターンユニットの駆動用ギアを示す平面図である。 本発明の第1の実施の形態における電動サムターンユニットの構成を示すブロック図である。 本発明の第1の実施の形態における電動サムターンユニットの作用を示すフローチャートである。 本発明の第1の実施の形態に係る電気錠装置において、扉が右勝手仕様の時の電動サムターンユニットの作用を示す正面図であり、サムターンの解錠状態を示している。 本発明の第1の実施の形態に係る電気錠装置において、扉が右勝手仕様の時の電動サムターンユニットの作用を示す正面図であり、サムターンが解錠位置にある場合に駆動用ギアが左方向に回転して凸部と凹部との間に隙間がない状態を示している。 本発明の第1の実施の形態に係る電気錠装置において、扉が右勝手仕様の時の電動サムターンユニットの作用を示す正面図であり、サムターンが解錠位置から左方向に90度回転してサムターンの施錠が検知された状態を示している。 本発明の第1の実施の形態に係る電気錠装置において、扉が右勝手仕様の時の電動サムターンユニットの作用を示す正面図であり、サムターンが施錠位置にある場合に原点センサが駆動用ギアを検知した状態を示している。 本発明の第1の実施の形態に係る電気錠装置において、扉が右勝手仕様の時の電動サムターンユニットの作用を示す正面図であり、サムターンの施錠状態を示している。 本発明の第1の実施の形態に係る電気錠装置において、扉が右勝手仕様の時の電動サムターンユニットの作用を示す正面図であり、サムターンが施錠位置にある場合に駆動用ギアが右方向に回転して凸部と凹部との間に隙間がない状態を示している。 本発明の第1の実施の形態に係る電気錠装置において、扉が右勝手仕様の時の電動サムターンユニットの作用を示す正面図であり、サムターンが施錠位置から右方向に90度回転した状態を示している。 本発明の第1の実施の形態に係る電気錠装置において、扉が右勝手仕様の時の電動サムターンユニットの作用を示す正面図であり、サムターンが解錠位置にある場合に原点センサが駆動用ギアを検知した状態を示している。 本発明の第2の実施の形態に係る電気錠装置において、扉が右勝手仕様の時の電動サムターンユニットの作用を示す正面図であり、サムターンの解錠状態を示している。 本発明の第2の実施の形態に係る電気錠装置において、扉が右勝手仕様の時の電動サムターンユニットの作用を示す正面図であり、サムターンが解錠位置から左方向に90度回転してサムターンの施錠が検知された状態を示している。 本発明の第2の実施の形態に係る電気錠装置において、扉が右勝手仕様の時の電動サムターンユニットの作用を示す正面図であり、サムターンの施錠状態を示している。
以下、図面を参照しつつ、本発明の実施の形態に係る電気錠装置について説明する。
まず、本発明の第1の実施の形態に係る電気錠装置10について説明する。ここで、図1は本発明の第1の実施の形態に係る電気錠装置10を室内側から示す斜視図、図2は電動サムターンユニット11を示す側面図、図3は図2のA−A断面図、図4は電動サムターンユニット11のサムターンコア17を示す斜視図、図5は電動サムターンユニット11の駆動用ギア32を示す平面図、図6は電動サムターンユニット11の構成を示すブロック図である。
図1に示すように、住宅の玄関等の扉1には、扉1の施解錠を行う電気錠装置10が設けられている。扉1の戸先側(吊元の反対側)の内部には、錠装置2が収容されている。錠装置2には、扉1の戸先側の木口1aから進退可能なようにデッドボルト3及びラッチボルト4が取り付けられている。
扉1の室内側壁面1bには、電動サムターンユニット11及びハンドル5が取り付けられている。デッドボルト3は、電動サムターンユニット11の作動により扉1の木口1aから進退し、ラッチボルト4は、ハンドル5の手動操作により扉1の木口1aから進退する。
図2〜図6に示すように、電動サムターンユニット11は、扉1の室内側壁面1bに固定されるベース12と、ベース12に取り付けられるケース13と、を備えている。ベース12は矩形平板状を有し、ケース13はベース12側が開口された箱形状を有している。
また、電動サムターンユニット11は、解錠位置と施錠位置との間で左右に回転可能に設けられるサムターン14と、サムターン14を左右に回転動作させる駆動装置15と、駆動装置15によるサムターン14の左右の回転動作を制御する制御装置16と、を備えている。
サムターン14は、ケース13内に設けられるサムターンコア17と、ケース13から室内側に突出するようにサムターンコア17の一方の端部に固定される扁平形状のツマミ18と、ベース12から扉1内に突出するようにサムターンコア17の他方の端部に固定される十字軸19と、を備えて構成されている。
図4に良く示されているように、サムターンコア17は、一方の端部側に形成されるツマミ固定部20と、他方の端部側に形成される円柱状の十字軸固定部24と、中間部分に形成される突出部22と、を備えている。十字軸固定部21には、十字軸19(図2参照)が嵌合可能な十字穴23が形成されている。
突出部22は、十字軸固定部21の外周面から径方向に突出した円環状の段差部24と、段差部24から径方向に直線状に延出した腕部25と、を備えている。腕部25の基部には凸部26が係合部として形成され、腕部25の先端部には円形状の穴27が形成されている。この穴27には、施解錠検出用のマグネット28が嵌着されている。このようにサムターン14を構成することにより、ツマミ18はサムターンコア17を介して十字軸19に連結されるため、ツマミ18を回転させることで、十字軸19に連結される錠装置2のデッドボルト3を扉1の木口1aから進退させることができる。
図6に示されているように、駆動装置15は、正逆回転可能な駆動源としてのモータ30と、モータ30の駆動力をサムターン14に伝達するためのギア機構31と、を備えて構成されている。モータ30は、図3に破線で示されているように、ケース13内の右下角部付近に配置されている。
ギア機構31は、図5に良く示されているように、駆動用ギア32を備えている。駆動用ギア32は、中心に丸穴33が形成された平板円環形状を有している。駆動用ギア32は、サムターンコア17の十字軸固定部21に嵌合され、サムターン14の十字軸19と同心状に配置される。
駆動用ギア32には、サムターンコア17の段差部24側の面に、駆動用ギア32の丸穴33に沿って扇型の凹部34が被係合部として形成され、凹部34は凸部26が係合した状態で摺動可能なように形成されている。凹部34は、サムターン14の解錠位置とサムターンの左右の施錠位置間の回転角度以上の中心角を有しており、例えば、凹部34の中心角は、115°に設定されている。なお、駆動用ギア32に凸部26が形成され、サムターンコア17の段差部24に凹部34が形成されていてもよく、或いは、駆動用ギア32とサムターンコア17の段差部24との両方に凸部が形成されていてもよい。
また、駆動用ギア32には、凹部34の周方向の中央部より径方向外側に小穴35が形成されている。この小穴35には、原点位置検出用のマグネット36が嵌着されている。
図3及び図6に示されているように、制御装置16は、ケース13内においてベース12上に配置される制御部37と、ケース13内の右上部分に配置される電源部38と、ケース13内において十字軸固定部21の周囲に配置される検出部40と、を備えて構成されている。制御部37は、基板41上に配置される各種電子部品により構成されている。電源部38は、例えば、直列接続される4本の単三電池42により構成され、モータ30や制御部37及び検出部40等に電力を供給する。
検出部40は、サムターン14が解錠位置にあることを検出する1つの解錠センサ43と、サムターン14が左右の施錠位置にあることを検出する2つの施錠センサ44L,44Rと、駆動用ギア32の回転位置を検出する4つの原点センサ45La,45Lb,45Ra,45Rbと、を備えて構成されている。なお、解錠センサ43、施錠センサ44L,44R、駆動用ギア32、及び原点センサ45La,45Lb,45Ra,45Rbには、ホールセンサが使用されるが、フォトセンサやマイクロスイッチ、または、サムターン付近に基板を配設し、この基板上に配線パターンとこの配線パターンに交差するようにサムターンに接触端子を設け、施解錠時に流れる電流によってサムターンの回転位置を判別する回路を設ける等、他のタイプのセンサが使用されても良い。
このように構成することで、サムターン14の十字軸19は駆動用ギア32と一体に回転可能となるが、モータ30は非通電の時はトルクフリーとなるため、手動によるツマミ18の回転操作は許容される。本実施の形態では、サムターン14は、ツマミ18が上下垂直姿勢の場合に前記解錠位置にあり、ツマミ18が左右水平姿勢の場合に前記左右の施錠位置にあるように設定されている。
そのため、解錠センサ43は、サムターンコア17の十字軸固定部21の上方に1つだけ配置され、施錠センサ44L,44Rは、解錠センサ43から左右にそれぞれ90°回転した位置である十字軸固定部21の左右側方に、それぞれ1つずつ、合計2つ配置されている。
原点センサ45La,45Lb,45Ra,45Rbは、サムターン14が前記解錠位置にある時に駆動用ギア32が所定位置に戻るように、十字軸固定部21の中心を通る中心線Cから左右にそれぞれα(例えば、12.5°)回転した位置と、サムターン14が前記左右の施錠位置にある時に駆動用ギア32が所定位置に戻るように、中心線Cから左右にそれぞれβ(例えば、74°)回転した位置とに、それぞれ1つずつ、合計4つ配置されている。
次に、主に図6及び図7を参照しつつ、本発明の第1の実施の形態に係る電気錠装置10の電動サムターンユニット11の作用について説明する。ここで、図7は電動サムターンユニット11の作用を示すフローチャートである。
図6に示すようにツマミ18が上下垂直姿勢の場合、制御部37は、解錠センサ43がサムターンコア17のマグネット28を検出することによって、サムターン14が解錠位置にあると判断する。そうすると、制御部37は、図7のS1に示すように、モータ30の作動を開始し、ギア機構31を介してサムターンコア17を右方向に90°回転させようとする。
そして、図7のS2に示すように、制御部37は、サムターン14の右方向への90°回転を検出したかどうかを判断する。その結果、制御部37は、右側の施錠センサ44Rがサムターンコア17のマグネット28を検出することによりサムターン14の右方向への回転を検出した場合(S2においてYesの場合)、S3に示すように、サムターン14が右側の施錠位置にあると判断し、扉1の勝手仕様を右勝手に自動設定する。
一方、前記S2において、制御部37が一定期間内にサムターン14の右方向への90°回転を検出しなかった場合(S2においてNoの場合)、制御部37は、次のステップS4において、サムターン14の左方向への90°回転を検出したかどうかを判断する。その結果、制御部37は、左側の施錠センサ44Lがサムターンコア17のマグネット28を検出することによりサムターン14の左方向への90°回転を検出した場合(S4においてYesの場合)、S5に示すように、サムターン14が左側の施錠位置にあると判断し、扉1の勝手仕様を左勝手に自動設定する。
さらに、前記S4において、制御部37が一定期間内にサムターン14の左方向への90°回転を検出しなかった場合(S4においてNoの場合)、制御部37は、次のステップS6において、モータの電流値が所定値(例えば、300mmA)を超えているかどうかを判断する。その結果、制御部37は、モータ30の電流値が所定値を超えていると判断した場合(S6においてYesの場合)には、システム異常と判断し、自動設定動作を停止する。この時、制御部37は、「自動設定不可」等のエラーメッセージを出力したり、或いは、警告音を発したりしても良い。
一方、前記S6において、制御部37がモータ30の電流値が所定値を超えていないと判断した場合(S6においてNoの場合)、前記S2に戻り、上述した動作を繰り返す。なお、上述した動作を所定回繰り返しても扉1の勝手仕様を自動設定することができない場合、制御部37は、S7に移動してシステム異常と判断し、自動設定動作を停止してもよい。
また、前記S2又は前記S4において、制御部37がサムターン14の右方向又は左方向の回転を検出した後、念のため、逆方向の回転が検出されないことを確認した上で、前記S3又は前記S5のように扉1の左右勝手を自動設定してもよい。
さらに、前記S2又は前記S4において、制御部37がサムターン14の右方向又は左方向の回転を検出する場合、90°未満の回転であっても所定角度以上回転したかどうかを基準として回転検出の判断をしてもよい。
さらにまた、上記した実施の形態では、解錠位置から施錠位置に回転される場合について説明したが、それとは反対に、施錠位置から解錠位置に回転されるように構成してもよい。
次に、図8A〜図8Hを参照しつつ、扉1の勝手仕様が右勝手の場合の電動サムターンユニット11の作用について詳細に説明する。ここで、図8A〜図8Hは扉1が右勝手仕様の時の電動サムターンユニット11の作用を示す正面図である。なお、図8A〜図8Hは、いずれも、扉1側から室外側に向かって見た時の図であるため、図8A〜図8Hにおける左右の回転方向は、室外側から扉1に向かって見た図6における回転方向と反対に示されている。
図8Aはサムターン14が解錠状態の時のサムターンコア17及び駆動用ギア32の位置を示している。この時、サムターンコア17は腕部25が垂直上方を向いた解錠位置にあり、上述したように、制御部37は、解錠センサ43がサムターンコア17のマグネット28を検出することによって、サムターン14が解錠位置にあると判断する。一方、駆動用ギア32は凹部34の左端部34a(図8Aでは右端部)が中心角度で12.5°左側(図8Aでは右側)に回転した位置にあり、左端部34aと凸部26との間には隙間がある。
この状態で制御部37がモータ30を正方向に駆動させると、図8Bに示すように、駆動用ギア32は中心角度で12.5°右方向(図8Bでは左方向)に回転して凹部34の左端部34aと凸部26との間の隙間はなくなる。この時、サムターンコア17はまだ腕部25が垂直上方を向いた解錠位置にある。
図8Cに示すように、制御部37がモータ30をさらに正方向に駆動させると、駆動用ギア32の右方向(図8Cでは左方向)の回転に伴ってサムターンコア17も同方向に回転する。そして、駆動用ギア32及びサムターンコア17が中心角度で90°右方向(図8Cでは左方向)に回転すると、上述したように、制御部37は、右側の施錠センサ44Rがサムターンコア17のマグネット28を検出することによって、サムターン14が右側の施錠位置にあると判断し、モータ30を停止させる。
その後、制御部37はモータ30を逆方向に駆動させる。そうすると、図8Dに示すように、駆動用ギア32は左方向(図8Dでは右方向)に回転し、原点センサ45Rbが駆動用ギア32のマグネット36を検出することにより、制御部37は、モータ30を停止させる。その後、駆動用ギア32は同方向にオーバーランし、図8Eに示すように、凹部34の右端部34b(図8Eでは左端部)と凸部26との間に隙間を有した状態で回転を停止し、サムターン14は施錠状態となる。
この状態で制御部37がモータ30をさらに逆方向に駆動させると、図8Fに示すように、駆動用ギア32は中心角度で12.5°左方向(図8Fでは右方向)に回転して凹部34の右端部34bと凸部26との間の隙間はなくなる。この時、サムターンコア17はまだ腕部25が右方(図8Fでは左方)を向いた施錠位置にある。
図8Gに示すように、制御部37がモータ30をさらに逆方向に駆動させると、駆動用ギア32の左方向(図8Gでは右方向)の回転に伴ってサムターンコア17も同方向に回転する。そして、駆動用ギア32及びサムターンコア17が中心角度で90°左方向(図8Gでは右方向)に回転すると、上述したように、制御部37は、解錠センサ43がサムターンコア17のマグネット28を検出することによって、サムターン14が解錠位置にあると判断し、モータ30を停止させる。
その後、制御部37はモータ30を正方向に駆動させる。そうすると、図8Hに示すように、駆動用ギア32は右方向(図8Hでは左方向)に回転し、原点センサ45Raが駆動用ギア32のマグネット36を検出することにより、制御部37は、モータ30を停止させる。その後、駆動用ギア32は同方向にオーバーランし、図8Aに示すように、凹部34の左端部(図8Aでは右端部)と凸部26との間に隙間を有した状態で回転を停止し、サムターン14は解錠状態となる。
以上、扉1が右勝手仕様の時の電動サムターンユニット11の作用について説明したが、扉1が左勝手仕様の時の電動サムターンユニット11の作用は、サムターンコア17や駆動用ギア32の回転方向が上記した説明と反対になる以外は上記した説明と同様である。
次に、図9A〜図9Cを参照しつつ、本発明の第2の実施の形態に係る電気錠装置について説明する。ここで、図9A〜図9Cは扉1の勝手仕様が右勝手の場合における電動サムターンユニット11の作用を示す正面図である。なお、図9A〜図9Cは、いずれも、扉1側から室外側に向かって見た時の図であるため、図9A〜図9Cにおける左右の回転方向は、室外側から扉1に向かって見た回転方向と反対に示されている。
本発明の第2の実施の形態に係る電気錠装置は、サムターンコア21が第1腕部52と第2腕部53の2つの腕部を備えている点と、各腕部52,53のマグネット54,55に対応して施解錠センサ56L,56Rが2個設置されている点と、原点センサ57L,57Rが2個設置されている点において、上記した第1の実施の形態に係る電気錠装置10と異なるが、その他の構成は、第1の実施の形態に係る電気錠装置10と同様である。そこで、図9A〜図9H中、第1の実施の形態に係る電気錠装置10と同様の構成については、同一の符号を付し、詳細な説明を省略する。
図9Aはサムターンが解錠状態の時のサムターンコア21及び駆動用ギア32の位置を示している。この時、サムターンコア21は2つの腕部52,53がいずれも下方を向いた解錠位置にあり、左右2個の施解錠センサ56L,56Rがそれぞれ各腕部52,53のマグネット54,55により検出されることによって、サムターンが解錠位置にあると判断される。
図9Bに示すように、モータにより駆動用ギア32が右方向(図9Bでは左方向)に回転するのに伴ってサムターンコア21も同方向に回転する。そして、駆動用ギア32及びサムターンコア21が中心角度で90°右方向(図9Bでは左方向)に回転すると、施解錠センサ56Lがサムターンコア21の第1腕部52のマグネット54により検出されることによって、サムターンが施錠位置にあると判断され、モータが停止される。
その後、モータが逆方向に駆動され、図9Cに示すように、駆動用ギア32は左方向(図9Cでは右方向)に回転し、原点センサ57Rにより駆動用ギア32のマグネット36が検出されることによって、モータ30が停止され、サムターンは施錠状態となる。
以上、扉1が右勝手仕様の時の電動サムターンユニット11の作用について説明したが、扉1が左勝手仕様の時の電動サムターンユニット11の作用は、サムターンコア21や駆動用ギア32の回転方向が上記した説明と反対になる以外は上記した説明と同様である。
上記したように本発明の実施の形態に係る電気錠装置によれば、サムターンの回転情報に基づき、施解錠の回転方向を検出して扉の左右勝手に対応して動作することができるため、作業者は、設置対象の扉のサムターンを施錠又は解錠させる回転方向に気を付けることなく扉の左右勝手の設定作業を容易且つ精度良く行うことができる。
1 扉
10 電気錠装置
14 サムターン
26 凸部 (係合部)
30 モータ(駆動源)
32 駆動用ギア
34 凹部(被係合部)
40 検出部
43 解錠センサ
44L 施錠センサ
44R 施錠センサ
45La 原点センサ
45Lb 原点センサ
45Ra 原点センサ
45Rb 原点センサ
56L 施解錠センサ
56R 施解錠センサ
57L 原点センサ
57R 原点センサ

Claims (2)

  1. 左右勝手を有する扉に設けられる電気錠装置であって、
    通電により作動する駆動源から回転駆動力が伝達されることで回転する駆動用ギアと、
    基準位置と該基準位置から左右に回転した左右の位置との間において前記駆動用ギアの回転に伴って回転可能なように設けられるサムターンと、
    前記サムターンが前記基準位置にあることを検出するセンサと、前記サムターンが前記左右の位置にあることを検出する左右のセンサと、前記サムターンが前記基準位置及び前記左右の位置にある時に前記駆動用ギアがそれぞれの所定位置に戻るように該駆動用ギアの回転位置を検出する原点センサと、を有する検出部と、
    を備えていることを特徴とする電気錠装置。
  2. 前記駆動用ギアと前記サムターンのいずれか一方の部材と一体に左右に回転可能に設けられる係合部と、
    前記駆動用ギアと前記サムターンのいずれか他方の部材に設けられ、前記係合部が係合した状態で摺動可能に形成される被係合部と、
    を備え、
    前記サムターンを左右いずれか一方向に回転させる場合、前記検出部の検出結果に基づき、前記基準位置において前記係合部が前記被係合部の一端側に配置され、前記駆動ギアの一方向への回転に伴って前記サムターンも一方向に回転し、該サムターンが一方向側の左右の位置にあることを検出することによって前記駆動ギアが他方向に回転し、前記係合部が前記被係合部の他端側に配置されるように前記駆動用ギア及び前記サムターンの回転位置を制御し、
    前記サムターンを左右いずれか他方向に回転させる場合、前記検出部の検出結果に基づき、前記基準位置において前記係合部が前記被係合部の他端側に配置され、前記駆動ギアの他方向への回転に伴って前記サムターンも他方向に回転し、該サムターンが他方向側の左右の位置にあることを検出することによって前記駆動ギアが一方向に回転し、前記係合部が前記被係合部の一端側に配置されるように前記駆動用ギア及び前記サムターンの回転位置を制御する請求項1に記載の電気錠装置。
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