JP2021084716A - エレベーターシステムおよびエレベーターの呼び登録方法 - Google Patents
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本願は上記課題を解決する手段を複数含んでいるが、その一例を挙げるならば、エレベーター装置と、複数の端末装置と、前記複数の端末装置から入力された日程を管理する日程管理装置とを備えたエレベーターシステムにおいて、前記日程管理装置は、前記エレベーター装置で移動可能な複数の階床のうちの少なくとも1つに設けられた部屋の予約情報を保持する記憶部を有し、前記記憶部に保持された予約情報に基づき、前記複数の端末装置のうち所定の端末装置に対して前記部屋の予約の開始時刻の前にエレベーターの呼びの登録操作画像を表示させる登録制御部を備えるエレベーターシステムである。
図1は、第1実施形態に係るエレベーターシステム100の全体構成を示す図である。この図に示すエレベーターシステム100は、多数の従業員が働くオフィスビルに対して設けられるものである。オフィスビルは、広い床面積を有する建物であって、例えば複数の階床[F]を有する建物である。
エレベーター装置1は、ビル内の移動のために用いられるものであって、オフィスビルが複数の階床[F]を有する建物である場合、各階床[F]間を移動するために設けられている。このようなエレベーター装置1は、乗りかご11、駆動部12、操作部13、およびエレベーター制御装置14を備える。これらは、次のように構成されている。
乗りかご11は、利用者が乗車する内部空間を有する。乗りかご11は、次に説明する駆動部12の駆動によって、ビル内に設けられた走行路内を走行する。この場合、オフィスビルは、複数の階床[F]を貫いて上下方向に延びる走行路(図示省略)を有し、乗りかご11は、この走行路内を上下方向に移動する。走行路の壁面には、階床[F]毎に乗り場ドア1aが備えられ、この乗り場ドア1aから乗りかご11に対する乗降が可能となっている。なお、各階床[F]の乗り場ドア1aの周辺は、乗りかご11への乗り場[P]として設定されている。
駆動部12は、乗りかご11を走行路内において移動させるための駆動部分であって、エレベーター制御装置14に接続され、エレベーター制御装置14からの信号に基づいて乗りかご11を移動させる。このような駆動部12は、例えば巻上機である。駆動部12としての巻上機には、主ロープ12aが巻き回されている。主ロープ12aは、一方の端部に乗りかご11が固定され、他方の端部に釣り合い錘12bが固定されたものであって、中間部分が駆動部12としての巻上機に巻き回されている。
操作部13は、乗りかご11の配車、およびかごドア11aの開閉を入力するためのものである。このような操作部13は、乗りかご11内に設けられたかご内操作部13aと、各階床[F]の乗り場[P]に設けられた乗り場操作部13bとを有する。
エレベーター制御装置14は、かごドア11aおよび駆動部12の駆動を制御するためのものである。このようなエレベーター制御装置14は、かごドア11a、駆動部12、および操作部13に接続されている。またエレベーター制御装置14は、通信ネットワーク4を介して、以降に説明する日程管理装置2、および複数の端末装置3との間での通信が可能である。そして、操作部13、日程管理装置2、および複数の端末装置3からの信号に基づいて、かごドア11aおよび駆動部12の駆動を制御する。
駆動制御部14aは、次に説明する呼び登録部14bで作成した呼びの登録、および以降に説明する日程管理装置2からの指示に基づいて、かごドア11aの開閉および駆動部12による乗りかご11の走行を制御する。
呼び登録部14bは、かご内操作部13aから入力されたかご呼びと、乗り場操作部13bから入力された乗り場呼びと、次に説明する日程管理装置2からの信号に基づく乗り場呼びを登録し、各階床[F]に対する乗りかご11の配車のスケジュールを記憶する。
日程管理装置2は、通信ネットワーク4を介して、エレベーター装置1のエレベーター制御装置14、および複数の端末装置3との間での通信が可能である。この日程管理装置2は、次に説明する端末装置3からの信号に基づいて、端末装置3を所有する従業員の日程を管理し、エレベーター制御装置14に対して信号を送信する。特にこの日程管理装置2は、オフィスビル内の所定の部屋において実施される会議などの会合の日程を管理し、その日程に応じて乗りかご11を目的の階床[F]に配車するための信号をエレベーター制御装置14に送信する。
記憶部21は、利用者情報[D1]、会議室情報[D2]、予約情報[D3]を保存する。これらの各情報は、各端末装置3の操作によって入力された情報であって、通信ネットワーク4を介して日程管理装置2が受信した情報である。これらの各情報は、各端末装置3の操作によって、変更および閲覧が可能である。図2は、第1実施形態に係るエレベーターシステムにおいて記憶部が保存する情報を説明する図である。以下、図2および先の図1を参照して記憶部21に保存される各情報を説明する。
利用者情報[D1]は、このエレベーターシステムを利用する利用者の利用者名と、端末識別情報と、端末装置が配置されている階床[F]とを関連付けして保存する。この利用者情報[D1]は、例えばエレベーターシステム100の管理者が、特定の端末装置3の操作によって入力して設定した情報であることとする。
会議室情報[D2]は、オフィスビルに設けられた会議室の会議室番号と、その会議室が設けられた階床[F]とを関連付けして保存する。会議室番号は、各会議室の識別情報でもある。この会議室情報[D2]は、例えばエレベーターシステム100の管理者が、特定の端末装置3の操作によって入力して設定した情報である。なお、会議室情報[D2]は、会議室以外の部屋、例えば談話室などの情報を含んでいてもよい。
予約情報[D3]は、会議室を予約した日付であって会議を実施する日付、開始時刻、終了時刻を含む日程に関する情報と、部屋の識別情報としての会議室番号と、会議室の予約者と、会議への出席者を関連付けして保存する。このうち、予約者および出席者は、会議室を利用する利用者である。
データ更新部22は、各端末装置3から受信した情報に基づいて、記憶部21に保存された情報の更新を行う。
登録制御部23は、記憶部21に保存された利用者情報[D1]と予約情報[D3]を参照し、各端末装置3に対して所定の表示画像の表示を指示する。また登録制御部23は、利用者情報[D1]と会議室情報[D2]と予約情報[D3]とを参照し、エレベーター制御装置14に対して所定の指示を実施する。このような登録制御部23による指示の手順の詳細は、以降の第1実施形態のエレベーターの呼び登録方法において説明する。
端末装置3は、各従業員に対して割り当てられたパーソナルコンピューターであって、通信ネットワーク4を介して、エレベーター装置1のエレベーター制御装置14および日程管理装置2との間での通信が可能である。これらの端末装置3は、それぞれ端末識別情報が付与されている。各端末装置3は、日程管理装置2から送信された情報を表示するための表示部と、日程管理装置2に対して情報を送信するための操作部とを備えている。各端末装置3を保有する従業員は、これらの端末装置3により、日程管理装置2に対して、利用者情報[D1]、会議室情報[D2]、および予約情報[D3]を入力し、かつ入力したこれらの情報を閲覧することができる。
通信ネットワーク4は、このエレベーターシステム100が設置されるオフィスビル内に構築された通信用のネットワークであって、エレベーター装置1と、日程管理装置2と、複数の端末装置3との間で情報の送受信を可能とする。
以下に説明するエレベーターの呼び登録方法は、エレベーター制御装置14および日程管理装置2を構成するCPUが、ROMやRAMに保存されたプログラムを、エレベーター制御装置14および日程管理装置2の各機能要素に実行させることにより実現される。
先ずステップS101において、日程管理装置2の登録制御部23は、予約情報[D3]に、会議室の予約があるか否かの判断を実施する。この際、登録制御部23は、記憶部21に保存された予約情報[D3]における日付および開始時刻と、RTCで示された現在時刻とを参照し、現在時刻から所定の時間内(例えば20分内)に会議室の予約があるか否かの判断を実施する。予約がある(YES)と判断した場合には、ステップS102に進み、予約がある(YES)と判断されるまで、判断を繰り返す。
ステップS102において、登録制御部23は、会議室を予約した予約者(例えば予約者A)と、出席者(例えば出席者D,E,…)とを特定する。この際、登録制御部23は、記憶部21に保存された予約情報[D3]を参照し、ステップS101において予約が有る(YES)と判定された日程に該当する日付、開始時刻、および会議室番号に関連付けされた予約者Aと出席者D,E,…を抽出し、予約者および出席者として特定する。
ステップS103において、登録制御部23は、会議時刻に対して現在時刻が所定の時間にまで近づいたか否かの判断を実施する。この際、登録制御部23は、ステップS101において予約が有る(YES)と判定された日程に該当する日付および開始時刻と、RTCで示された現在時刻とを参照し、現在時刻が開始時刻に対する所定の時間(例えば10分)にまで近づいたか否かの判断を実施する。近づいた(YES)と判断した場合には、ステップS104に進み、近づいた(YES)と判断されるまで、判断を繰り返す。
ステップS104において、登録制御部23は、予約者の端末装置3に「呼び」の画面を表示する。この際、登録制御部23は、利用者情報[D1]と予約情報[D3]とを参照し、ステップS101において予約が有る(YES)と判定された日程に該当する予約者Aの端末装置3を特定する。
ステップS105において、登録制御部23は、端末装置3から呼びの登録があったか否かを判断する。この際、登録制御部23は、予約者Aの端末装置3aに「呼び」の登録をするための登録操作画像を表示させてから所定時間内(例えば5分以内)に、画像がクリックされた場合に、呼びの登録があった(YES)と判断してステップS106に進む。一方、登録制御部23は、予約者Aの端末装置3aに登録操作画像を表示させてから所定時間内(例えば5分以内)に、その画像がクリックされなかった場合に、呼びの登録はなかった(NO)と判断して処理を終了させる。
ステップS106において、登録制御部23は、出席者の端末装置3に「呼び」の登録を通知する画面を表示させる。この際、登録制御部23は、利用者情報[D1]と予約情報[D3]とに基づいて、ステップS101において予約が有る(YES)と判定された日程に該当する出席者D,E,…の端末装置3d,3e,…を特定する。
ステップS107において、登録制御部23は、エレベーター制御装置14に対して、呼びの登録と、この登録によって配車された乗りかご11の戸閉待機を指示する。この際、登録制御部23は、エレベーター制御装置14に対して、利用者情報[D1]において予約者に関連付けて保持された階床(以下、当該階床[Fr]と記す)に、乗り場呼びの登録を指示する。当該階床[F]は、呼びの登録操作画像を表示させた端末装置3aが配置された階床でもあり、例えば2階床であることとする。またこの場合の予約者とは、ステップS101において予約が有る(YES)と判定された日程に該当する予約者(ここでは例えば予約者A)である。
次に図4のステップS108において、登録制御部23は、予約者の端末装置3が操作状態にあるか否かの判断を実施する。この際、登録制御部23は、ステップS101において予約が有る(YES)と判定された日程に該当する予約者Aの端末装置3aが、操作されているか否かの判断を実施する。操作されていない(NO)と判断した場合には、ステップS109に進む。一方、操作されている(YES)と判断した場合には、ステップS111に進む。
ステップS109において、エレベーター制御装置14の呼び登録部14bは、乗り場操作部13bが操作されたか否かの判断を実施する。この際、呼び登録部14bは、ステップS107において乗り場呼びが登録された当該階床[Fr]の乗り場操作部13bにおいて、乗り場呼びの操作がなされた場合に、操作された(YES)と判断してステップS110に進む。一方、ステップS107において乗り場呼びが登録された当該階床[Fr]の乗り場操作部13bの操作がなされなかった場合には、操作されていない(NO)と判断してステップS111に進む。
ステップS110において、登録制御部23は、エレベーター制御装置14に対して、該当階床[Fr]に到着した乗りかご11のかごドア11aを開く指示を通知する。これにより、エレベーター制御装置14の駆動制御部14aは、該当階床[Fr]に到着した乗りかご11のかごドア11aを開く。
一方ステップS111において、登録制御部23は、所定時刻に達したか否かの判断を実施する。この際、登録制御部23は、ステップS101において予約が有る(YES)と判定された日程に該当する日付および開始時刻と、RTCで示された現在時刻とを参照する。そして、現在時刻が開始時刻に達した場合、または開始時刻の数分後(例えば5分後)に達した場合に、または開始時刻の数分前(例えば1分前)に達した場合に、所定時刻に達した(YES)と判断し、ステップS112に進む。それ以外の場合にはステップS108に戻る。
ステップS112において、登録制御部23は、エレベーター制御装置14に対して、予約者Aの端末装置3からの呼びの登録をキャンセルする指示を通知する。この際、登録制御部23は、ステップS107におけるエレベーター制御装置14に対する指示に基づいて、当該階床[Fr]において戸閉状態で待機している乗りかご11の待機状態を解除する指示を通知する。その後、一連の処理を終了させる。
以上説明した第1実施形態によれば、日程管理装置2に対した会議室を予約した予約者Aは、予約した会議室に向かう前に端末装置3aの操作によってエレベーターの呼びの登録を行うことができる。このため、予約した会議室に向かう際にエレベーターの乗り場[P]において待ち時間なく乗りかご11に乗車することが可能である。
図7は、第2実施形態に係るエレベーターシステム100’の全体構成を示す図である。この図に示すエレベーターシステム100’が、図1を用いて説明した第1実施形態のエレベーターシステム100と異なるところは、さらに複数の無線タグ5と受信器6とを備えたところにある。また、日程管理装置2’の記憶部21’が保存する情報と、登録制御部23’が実施する手順が異なる。その他の構成は同様である。このため以下においては、第2実施形態に係るエレベーターシステム100’が、第1実施形態のエレベーターシステム100と異なる構成要素のみを説明する。
日程管理装置2’は、上述したマイクロコンピューターなどの計算機によって構成され、記憶部21’と、データ更新部22と、登録制御部23’とを機能要素として備える。このうち、記憶部21’と登録制御部23'の構成が、第1実施形態とは異なるため、以下において説明する。
記憶部21’は、利用者情報[D1’]、会議室情報[D2]、予約情報[D3]を保存する。図8は、第2実施形態に係るエレベーターシステムにおいて記憶部21’が保存する情報を説明する図である。図8に示す情報のうち、利用者情報[D1’]の内容が第1実施形態で説明した内容とは異なり、会議室情報[D2]および予約情報[D3]の内容は第1実施形態で説明した内容と同様である。このためここでは利用者情報[D1’]のみを説明する。
利用者情報[D1’]は、このエレベーターシステムを利用する利用者の利用者名と、利用者名に対して付与された識別情報と、その利用者が通常在籍している居室の階床と、さらにその利用者が所有する無線タグ5のタグ識別情報とを関連付けして保存する。
図7に戻り、登録制御部23’は、記憶部21に保存された利用者情報[D1’]と予約情報[D3]を参照し、各端末装置3に対して所定の表示画像の表示を指示する。また登録制御部23’は、利用者情報[D1’]と会議室情報[D2]と予約情報[D3]とを参照し、エレベーター制御装置14に対して所定の指示を実施する。このような登録制御部23’による指示の手順が、先の第1実施形態の登録制御部23による指示の手順と異なるところは、以降の第2実施形態のエレベーターの呼び登録方法において説明する。
無線タグ5は、タグ識別情報が記録されたものであって、各従業員に対して割り当てられたものである。各無線タグ5は、動力源を有していないパッシブ型のものであって、次に説明する受信器6に対して近接させることにより、タグ識別情報を受信器6に読み取らせる構成のものである。無線タグ5と受信器6との通信距離は、例えば数10cm程度のHF帯のものであってよい。このような無線タグ5は、例えば従業員証と一体化したものであってよい。
受信器6は、無線タグリーダーであって、通信距離内に入った無線タグ5に記録されたタグ識別情報を読み取る。このような受信器6は、各階床[F]の乗り場[P]に設置され、例えば乗り場ドア1aに近接して配置されていることとする。また各受信器6は、読み取ったタグ識別情報を、ダグ識別情報を読み取った受信器6が配置された階床[F]の情報と関連付けし、通信ネットワーク4を介して日程管理装置2’に送信する。
図9は、第2実施形態に係るエレベーターの呼び登録方法の特徴部を示すフローチャートであって、図3に示した第1実施形態のフローチャート(その1)のステップS107に連続する手順を示している。このフローチャートに示す第2実施形態に係るエレベーターの呼び登録方法が、第1実施形態に係るエレベーターの呼び登録方法と異なるところは、ステップS109'にあり、他のステップは第1実施形態で説明したステップと同様である。このため、以下においてはステップS109’のみを説明する。
ステップS109'において、登録制御部23’は、予約者Aのタグ識別情報を受信したか否かの判断を実施する。この際、登録制御部23は、ステップS107において乗り場呼びが登録された当該階床[Fr]の受信器6において、タグ識別情報を受信した場合に、利用者情報[D1’]と予約情報[D3]とを参照する。そして、受信したタグ識別情報が、予約者Aに関連付けられたものである場合には、受信した(YES)と判断してステップS110に進む。一方、ステップS107において乗り場呼びが登録された当該階床[Fr]の受信器6において、予約者のタグ識別情報を受信できていない場合には、受信していない(NO)と判断してステップS111に進む。
本第2実施形態によれば、予約者A以外の第3者が、当該乗り場[A]において乗り場操作部13bで操作を実施した場合であっても、予約者が当該階床[F]の乗り場[A]に到着するまでは、乗りかご11のかごドア11aが開くことがない。したがって、第1実施形態の効果に加えて、予約者Aが確実に乗りかご11に乗車することが可能になると言った効果を得ることができる。
2…日程管理装置
3…端末装置
3a…所定の端末装置
4…通信ネットワーク
5…無線タグ
6…受信器
11…乗りかご
11a…かごドア
14b…呼び登録部
21…記憶部
23…登録制御部
100…エレベーターシステム
[D1]…利用者情報
[D2]…会議室情報(部屋情報)
[D3]…予約情報
[F]…階床
[Fr]…当該階床(特定した階床)
[P]…乗り場
Claims (12)
- エレベーター装置と、複数の端末装置と、前記複数の端末装置から入力された日程を管理する日程管理装置とを備えたエレベーターシステムにおいて、
前記日程管理装置は、前記エレベーター装置で移動可能な複数の階床のうちの少なくとも1つに設けられた部屋の予約情報を保持する記憶部を有し、
前記記憶部に保持された予約情報に基づき、前記複数の端末装置のうち所定の端末装置に対して前記部屋の予約の開始時刻の前にエレベーターの呼びの登録操作画像を表示させる登録制御部を備える
エレベーターシステム。 - 前記記憶部は、前記予約情報として、前記部屋の識別情報と、前記部屋の予約の開始時刻を含む日程情報と、前記部屋の予約者とを関連付けした情報を保存し、
前記登録制御部は、前記端末装置のうち前記予約者が保持する端末装置に対して、前記登録操作画像を表示させる
請求項1に記載のエレベーターシステム。 - 前記記憶部は、前記複数の端末装置のそれぞれを保持する利用者と、前記複数の端末装置のそれぞれに付与された端末識別情報と、前記複数の端末装置が配置された階床とを関連付けた利用者情報を保持し、
前記登録制御部は、前記利用者情報と前記予約情報とに基づいて特定した端末装置に対して、前記登録操作画像を表示させる
請求項1に記載のエレベーターシステム。 - 前記記憶部は、前記予約情報として、前記部屋の識別情報と、前記部屋の予約の開始時刻を含む日程情報とに関連付けて、前記部屋の利用者に関する情報を保持する
請求項3に記載のエレベーターシステム。 - 前記登録制御部は、前記所定の端末装置に表示された呼びの登録操作画像が操作された場合に、前記利用者情報と前記予約情報とに基づいて特定した前記部屋の利用者が保持する端末装置に対し、前記呼びが登録されたことを通知する画像を表示させる
請求項4に記載のエレベーターシステム。 - 前記エレベーター装置は、エレベーターの呼び登録部を備え、
前記登録制御部は、前記所定の端末装置に表示された呼びの登録操作画像が操作された場合に、前記呼び登録部に対して、前記呼びの登録操作画像を表示させた前記端末装置が配置された階床に乗り場呼びを登録させる
請求項1に記載のエレベーターシステム。 - 前記記憶部は、前記部屋の識別情報と、前記部屋が配置された階床とを関連付けた部屋情報を保持し、
前記登録制御部は、前記予約情報と前記部屋情報とに基づいて特定した階床に対する乗り場呼びの登録を、前記呼び登録部に対して指示する
請求項6に記載のエレベーターシステム。 - 前記登録制御部は、前記乗り場呼びの登録に基づいて前記乗りかごが前記階床に到着した場合に、前記階床においての前記乗りかごの戸閉状態での待機を、前記エレベーター装置に対して指示する
請求項6に記載のエレベーターシステム。 - タグ識別情報が記録された複数の無線タグと、
前記無線タグのタグ識別情報を読み取る受信器とを備え、
前記受信器は、前記複数の階床における前記エレベーター装置に対する各乗り場に設けられ、
前記記憶部は、前記複数の端末装置のそれぞれを保持する利用者と、前記利用者に付与された前記無線タグのタグ識別情報とを関連付けた利用者情報と、前記部屋の識別情報と、前記部屋の予約の開始時刻を含む日程情報と、前記部屋の予約者とを関連付けした予約情報とを保存し、
前記登録制御部は、前記利用者情報と前記予約情報とに基づき、前記所定の端末装置に表示された呼びの登録操作画像が操作された後、前記受信器が前記予約者に付与された前記無線タグのタグ識別情報を受信した場合に、乗りかごのかごドアを開くように、前記エレベーター装置に対して指示する
請求項1に記載のエレベーターシステム。 - 前記登録制御部は、前記部屋の予約開始時刻において前記受信器が前記予約者に付与された前記無線タグのタグ識別情報を受信しなかった場合に、前記乗りかごの戸閉状態での待機の解除を、前記エレベーター装置に対して指示する
請求項9に記載のエレベーターシステム。 - 前記エレベーター装置と、前記複数の端末装置と、前記日程管理装置との間で情報の送受信を行うための通信ネットワークを備えた
請求項1〜10のうちの何れか1項に記載のエレベーターシステム。 - エレベーター装置と、複数の端末装置と、前記複数の端末装置から入力された日程を管理する日程管理装置とを備えたエレベーターシステムにおけるエレベーターの呼び登録方法であって、
前記日程管理装置の記憶部は、前記エレベーター装置で移動可能な複数の階床のうちの少なくとも1つに設けられた部屋の予約情報を保持し、
登録制御部は、前記エレベーター装置で移動可能な複数の階床の内の少なくとも1つに設けられた部屋の予約情報に基づき、前記複数の端末装置のうち所定の端末装置に対して前記部屋の予約の開始時刻の前にエレベーターの呼びの登録操作画像を表示させる
エレベーターの呼び登録方法。
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