JP2021083338A - プルーファー装置及び搬送システム - Google Patents

プルーファー装置及び搬送システム Download PDF

Info

Publication number
JP2021083338A
JP2021083338A JP2019213073A JP2019213073A JP2021083338A JP 2021083338 A JP2021083338 A JP 2021083338A JP 2019213073 A JP2019213073 A JP 2019213073A JP 2019213073 A JP2019213073 A JP 2019213073A JP 2021083338 A JP2021083338 A JP 2021083338A
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
accommodating portion
product
proofer
transport
reversing means
Prior art date
Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
Granted
Application number
JP2019213073A
Other languages
English (en)
Other versions
JP7446791B2 (ja
Inventor
藤田 和英
Kazuhide Fujita
和英 藤田
高橋 良輔
Ryosuke Takahashi
良輔 高橋
誠太 大槻
Seita Otsuki
誠太 大槻
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Oshikiri Co Ltd
Original Assignee
Oshikiri Co Ltd
Priority date (The priority date is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the date listed.)
Filing date
Publication date
Application filed by Oshikiri Co Ltd filed Critical Oshikiri Co Ltd
Priority to JP2019213073A priority Critical patent/JP7446791B2/ja
Publication of JP2021083338A publication Critical patent/JP2021083338A/ja
Application granted granted Critical
Publication of JP7446791B2 publication Critical patent/JP7446791B2/ja
Active legal-status Critical Current
Anticipated expiration legal-status Critical

Links

Images

Landscapes

  • Manufacturing And Processing Devices For Dough (AREA)

Abstract

【課題】パン生地等の製品を次工程の装置に排出する際に、排出される製品の内層に発生する気泡の分散を均一化できるように上下面を制御でき、より品質の高い製品を作ることができるプルーファー装置及び搬送システムを提供すること。【解決手段】 プルーファー装置1及び搬送システム101は、製品Bを収容するための収容部3と、収容部3が揺動可能に装着され収容部3を搬送方向に沿って移動可能なコンベア2と、収容部3を反転させるための反転手段81と、反転手段81が係合可能な第1及び第2の係止部103a,103bを有し、収容部3に装着される係止手段103と、を備え、反転手段81が第1の係止部103b及び第2の係止部103aに係合することにより、収容部3が反転し、製品Bが収容部3の外部へ排出される。【選択図】図2

Description

本発明は、プルーファー装置及び搬送システムに関し、特に、プルーファー装置が備える製品の移載機構及び当該移載機構により製品が移載される次工程の装置へ搬送する搬送システムに関する。
従来より、製品の一例であるパン生地は、分割丸目工程が終了した後、中間発酵装置であるプルーファー装置に投入される。プルーファー装置内において、所定時間発酵されたパン生地は、プルーファー装置の排出装置により次工程の装置に移載される。
特許文献1は、上記のようなプルーファー装置を開示する。特許文献1に開示されるプルーファー装置では、無端コンベアが、水平方向で相互に所定間隔を空けて設置された一対の樹脂製無端ベルトと、当該無端ベルトが巻回される樹脂製プーリと、生地搬送方向に対し直交方向に延び、両端が前記一対の無端ベルトに接続される支持部材と、当該支持部材に取り付けられ、生地を受け入れる生地受けと、パン生地を排出する排出シュートとを備える。
上記構成のプルーファー装置では、前工程から、パン生地が生地受けに導入されると、生地受けが、無端生地コンベアにより搬送され、最終的に、パン生地が排出シュートを介し次の行程へ排出される。
特許第5068143号公報
しかしながら、特許文献1に開示されるプルーファー装置の排出シュートが傾斜する構成であるので、パン生地が排出シュートを通り、パン生地が次工程の装置(例えばモルダーの成型機やパンニングの焼型等の装置及び当該装置へパン生地を移送するコンベア)へ導入される構成では、パン生地の発酵により発生する気泡が内層で均一に分散することが難しい。従って、パン生地の肌理(きめ)を維持し、パンの品質をさらに高めることが難しい。
本発明は、かかる事情に鑑みてなされたものである。すなわち、本発明は、パン生地等の製品を次工程の装置に排出する際に、排出される製品の内層に発生する気泡の分散を均一化できるように上下面を制御でき、より品質の高い製品を作ることができるプルーファー装置及び搬送システムを提供することを目的とする。
上述した課題を解決し、目的を達成するために、本発明のプルーファー装置の第1の態様は、製品を収容するための収容部と、前記収容部が揺動可能に装着され前記収容部を搬送方向に沿って移動可能なコンベアと、前記収容部を反転させるための反転手段と、
前記反転手段が係合可能な第1の係止部及び第2の係止部を有し、前記収容部に装着される係止手段と、を備え、前記反転手段が前記第1の係止部及び前記第2の係止部に係合することにより、前記収容部が反転し、前記製品が前記収容部の外部へ排出される。
また、本発明のプルーファー装置の第2の態様によれば、第1の態様のプルーファー装置であって、前記第1の係止部は、前記搬送方向に対し交差する方向に延材し、前記第2の係止部は、前記搬送方向に沿って延材する。
さらに、本発明のプルーファー装置の第3の態様によれば、第1又は第2の態様のプルーファー装置であって、前記反転手段は、前記搬送方向に対向する反搬送方向及び前記搬送方向に移動可能である。
また、本発明のプルーファー装置の第4の態様によれば、第1乃至第3の態様のいずれかのプルーファー装置であって、前記反転手段は、前記収容部を所定の姿勢に維持するための姿勢維持手段を有する。
また、本発明のプルーファー装置の第5の態様によれば、第1乃至第4の態様のいずれかのプルーファー装置であって、前記収容部が前記搬送方向に移動している状態において、前記反転手段により前記収容部が反転する。
また、本発明のプルーファー装置の第6の態様によれば、第1乃至第5の態様のいずれかのプルーファー装置であって、前記反転手段は、前記搬送方向に延在するレール部材と、前記レール部材を転動可能に挟持する複数の転動部材と、前記転動部材に装着される転倒板と、を有する。
上述した課題を解決し、目的を達成するために、本発明の搬送システムの第1の態様は、第1乃至第6の態様のいずれかのプルーファー装置と、前記反転装置により前記製品が移載される搬送装置と、を備え、前記製品の上下面が逆転するように、前記反転装置により前記製品が前記搬送装置に移載される。
さらに、本明細書において、「製品」は、パンであるが、これに限らず、製造装置において製造され、所定位置に分配される任意の物品であってもよい。また、本明細書において、上面及び下面とは、それぞれ鉛直方向における製品の中央を基準とし相対的に製品の上方に位置する面と、鉛直方向に関し相対的に製品の下方に位置する面を意味し、上下面とは、前述の上面及び下面の両面を意味する。より具体的には、図4において、参照符号Uは上面を示し、参照符号Lは下面である。
本発明に係るプルーファー装置によれば、収容部を反転させるための反転手段を備えることにより、製品を所定の姿勢で収容部から排出できるので、製品の上下面を高精度で制御できる。よって、製品の内層の発酵により発生する気泡が均一に分散することを維持でき、肌理の整った品質のより高い製品を作ることができるプルーファー装置及び搬送システムを提供できる。
(a)は、本発明の実施形態に係るプルーファー装置を模式的に示す側面図であり、(b)は、本発明の実施形態に係るプルーファー装置を模式的に示す正面図である。 (a)は、反転機構の概略を示す平面図であり、(b)は、反転機構の概略を示す正面図である。 (a)は、図1に示される収容部及び第1の搬送装置と、第2の搬送装置とを模式的に示す平面図であり、(b)〜(d)は、図3(a)に示される収容部3及び第2の搬送装置と、第3の搬送装置とにより、パン生地が搬送させる工程を示す図である。 図1に示される収容部、第2の搬送装置及び第3の搬送装置に支持されるパン生地の状態を説明するための図である。
以下に、本発明の実施形態であるプルーファー装置1及び搬送システム101について図面を参照しつつ説明する。なお、この実施形態によりこの発明が限定されるものではない。以下の説明において、同一の構成には、同一の符号を付し、その説明を省略又は簡略化する。
図1(a)は、本発明の実施形態に係るプルーファー装置1を模式的に示す側面図であり、図1(b)は、本発明の実施形態に係るプルーファー装置1を模式的に示す正面図であり、図2(a)は、反転機構81の概略を示す平面図であり、図2(b)は、反転機構81の概略を示す正面図である。
プルーファー装置1は、主として、各構成要素を支持する筐体9と、筐体9に支持される第1の搬送装置11と、図1(a)、(b)において、第1の搬送装置11の下方に配置される第2の搬送装置5と、を備える。また、プルーファー装置1の近傍に第3の搬送装置7が配置されている。また、本実施形態の搬送システム101は、プルーファー装置1及び第3の搬送装置7を備える構成である。
図1(a)に示されるように、第1の搬送装置11は、転動体を構成する、上流側プーリ13と、下流側プーリ15と、上流側プーリ13と下流側プーリ15とに巻回される環状体17と、を有するコンベア2を備える。また、本実施形態では、筐体9の幅方向(図1(b)の左右方向)に離間し互いに同期される2つのコンベア2が配置され、コンベア2の各々を構成する一つの上流側プーリ13が左右に配置されている構成が、図1(b)に示されている。図1(b)には示されていないが、上流側プーリ13と同様に、2つの下流側プーリ15が、筐体9の幅方向(図1(b)の左右方向)に離間し、配置されている。
さらに、搬送方向+Cに直交する方向(図1(b)の左右方向)に配置される2つの環状体17の間には、筐体9の幅方向に(図1(b)の左右方向)に延在し、収容部3が装着される回転軸19が延在する。複数の回転軸19が、搬送方向+Cに沿って等間隔に環状体17に装着されるとともに、環状体17に対し回転可能である。
環状体17は、既知の駆動手段に連結され、駆動手段から得られる回転力により上流側プーリ13及び下流側プーリ15の間を回動する。なお、図1(a)において、上流側プーリ13から下流側プーリ15へ走行する環状体17の下側の走行経路は、往路(矢印−C:反搬送方向)とし、下流側プーリ15から上流側プーリ13へ走行する環状体17の上側の走行経路は、復路(矢印+C:搬送方向)と称する。
さらに、環状体17の上流側プーリ13の近傍には、環状体17に回転可能に装着されている収容部3を回転させるための反転手段である反転機構81が設けられている。また、図示しない駆動手段により、回転軸19は、図1(a)において時計回り(矢印R)に回転することで、収容部3の上方に位置する開口端部3bが下方を方向づけられる。そして、収容部3内に収容されている製品が、開口端部3bを通り、第2の搬送装置5のコンベア5a上に移載される。
なお、収容部3の開口端部3bが反転している状態において、収容部3の開口端部3bとコンベア5aの距離は、使用する収容部3の寸法、第2の搬送装置5及び製品の寸法、形状等により適宜設定される。
以下に反転手段である反転機構81について図2を参照しつつ説明する。図2(a)は、反転機構81の概略を示す平面図であり、図2(b)は、反転機構81の概略を示す正面図である。反転機構81は、主として、図2(b)の矢印T方向に往復運動可能な転倒板300と、転倒板300に装着され回転可能な第1の転倒ローラ301及び第2の転倒ローラ302と、を備える。転倒板300には、直線状に延びるスライドレール303上を走行するための複数のローラ361が回転可能に装着されている。本実施形態では、スライドレール303の上端部及び下端部を挟持し回動できるように転倒板300にローラ361が装着されている。なお、スライドレール303は、スライド支持部材313を介し筐体9に固定されている。また、スライドレール303は、姿勢維持手段である。
搬送方向+Cに関し転倒板300の上流側には、ジョイントロッド373の一端部が軸支され、ジョイントロッド373の他端部は、クランクアーム331に軸支され、ジョイントロッド373が揺動することにより、スライドレール303が矢印T方向に往復運動する。クランクアーム331は、クラウン用ギヤ355が装着されている軸部材に連結され、クラウン用ギヤ355が回転すると、クランクアーム331が回動する。
また、クラウン用ギヤ355は、連結ギヤ353に歯合し、駆動ギヤ351の駆動軸357は、図示しない駆動源に連結されている。したがって、駆動源からの駆動力により、駆動ギヤ351が回動すると、連結ギヤ353、クラウン用ギヤ355、クランクアーム331、及びジョイントロッド373が回動し、転倒板300が往復運動をする。
収容部3に装着されている係合手段、すなわちトレーフレーム103は、第1の係止部である垂直部103b、第2の係止部である水平部103a及び中央部103c有し、正面視(図2(b)参照。)でT字形状の板状部材である。水平部103aは、収容部3がパン生地Bを搬送している状態では、水平方向に延び、水平部103aの長手方向のほぼ中央には、中央部103cを有する。また、垂直部103bは、水平部103aに対し直交する方向に中央部103cから延びる。中央部103cに連結される駆動軸357に支持され、駆動軸357が回転されるとトレーフレーム103、すなわち収容部3が回転する。
一方、転倒板300の第1の転倒ローラ301は、図2(b)の正面視で、搬送方向+Cに関し相対的に上流側に配置され、第2の転倒ローラ302は、搬送方向+Cに関し第1の転倒ローラ301より下流側に配置されている。トレーフレーム103が、搬送方向+Cに沿って下流側に搬送されると、転倒板300が反搬送方向−C(図1(a)参照。)に移動し、垂直部103bに第1の転倒ローラ301が係合し、トレーフレーム103が時計方向に回動する。さらに、トレーフレーム103が時計方向に回動すると、傾斜した状態の水平部103aが、第2の転倒ローラ302に係合し、トレーフレーム103が反転した状態で、水平部103aがトレーフレーム103の摺動支持部305上を摺動する。ここで、摺動支持部305が、収容部3を所定の体勢に維持するための姿勢維持手段として機能する。
その後、トレーフレーム103が、搬送方向+Cに移動し、トレーフレーム103の転倒板300に対する係合が解除されると、反時計周りにトレーフレーム103が回動し、収容部3の開口端部3bが、上方を向く体勢に戻る。
また、上述した駆動ギヤ351が装着されている駆動軸357には、環状体17の外周円が歯合するタイミングプーリ333が固定されている。従って、図示しない駆動源により駆動軸357が回転すると、駆動ギヤ351を介し転倒板300が往復運動し、環状体17が回動する。なお、本実施形態では、搬送方向+Cに走行する収容部3に対し、反搬送方向−Cに転倒板300が走行することにより、収容部3を所望の速度で走行させながら、収容部3を任意の地点において転倒板300により反転し、第2の搬送装置5へ製品を移載する構成である。このように、本実施形態では、収容部3の駆動手段(図示せず)と転倒板300の駆動軸357とが異なることにより、収容部3の速度及び転倒板300の速度を互いに独立して制御することができる。よって、収容部3の移動速度に対し転倒板300の移動速度を速くすることできるので、収容部3から第2の搬送装置5へのパン生地Bの移載を高速化できる。
図1(a)(b)に示さられるように、第2の搬送装置5は、搬送方向(矢印+C)において、上流側に配置される上流側プーリ51と、下流側に配置される下流側プーリ53と、上流側プーリ51及び下流側プーリ53に巻回される環状体55とを備える。上流側プーリ51には、図示しないモータ等の駆動手段が連結され、駆動手段により上流側プーリ51が回転すると、環状体55が回動する。
図1(b)において、第2の搬送装置5の下方には、第3の搬送装置7が配置されている。第3の搬送装置7は、搬送方向(矢印+Y)において、上流側に配置される上流側プーリ71と、下流側に配置される下流側プーリ73と、上流側プーリ71と下流側プーリ73とに巻回される環状体75とを備える。上流側プーリ71には、図示しないモータ等の駆動手段が連結され、駆動手段により上流側プーリ71が回転すると、環状体75が回動する。なお、本実施形態では、第2の搬送装置5のコンベア5aの上面及び第3の搬送装置7のコンベア7aの上面であって、上流側プーリ及び下流側プーリの間の領域は、ほぼ水平方向に延びる構成である。
本実施形態の制御手段である制御部501は、プルーファー装置1、第2の搬送装置5、第3の搬送装置7の各構成要素に電気的に連結されている。制御部501は、既知のCPU(Central Processing Unit)、所定のプログラムを格納するROM(Read Only Memory)、RAM(Random Access Memory)、各種設定値を格納するEEPROM(Electrically Erasable and Programmable Read Only Memory)等を備えるともに、CPUがROM等に記憶されている制御プログラムを実行することで上述したパン生地の搬送、移載といった種々の処理を実行する。
上記構成のプルーファー装置1の第1の搬送装置11から第3の搬送装置7へ、製品が移載される工程について説明する。図3(a)は、図1に示される収容部3及び第1の搬送装置11と、第2の搬送装置5、第3の搬送装置7とを模式的に示す平面図であり、図3(b)〜図3(d)は、図3(a)に示される収容部3及び第1の搬送装置11と、第2の搬送装置5、第3の搬送装置7とにより、パン生地Bが搬送させる工程を示す図である。図4は、図1に示される収容部3及び第2の搬送装置5と、第3の搬送装置7に支持されるパン生地B1、B2、B3の状態を説明するための図である。なお、図3(a)は、収容部3、第2の搬送装置5及び第3の搬送装置7に対して、パン生地Bが載置される状態を示しており、必ずしもパン生地Bが図3(a)に示される位置で、第2の搬送装置5及び第3の搬送装置7に載置されることを意図しない。
図3(a)に示されるように、搬送方向(矢印+C)に直交する方向に配列される4つの収容部3には、それぞれパン生地Bが収容されている。図3(b)に示されるように、収容部3が搬送方向(矢印+C)に沿って走行し、第2の搬送装置5の上流側プーリ51の近傍に到達すると、反転機構81(図1、図2参照。)により、収容部3が時計回りに回転する(図3(c)参照。)。さらに、収容部3が搬送方向(矢印+C)に進行すると、収容部3の開口端部3bが下方を向き、図3(d)に示されるように、収容部3に載置されているパン生地Bがコンベア5aの上面に移載される。
なお、図3(d)では、収容部3と、第2の搬送装置5に載置されるパン生地Bが移動する状態を明確にするために、第2の搬送装置5の上方に、4つの収容部3と、各収容部3に対応して、パン生地Bが示されている。また、一のパン生地Bが、第2の搬送装置5により搬送方向(矢印+C)の下流側に進行し、第2の搬送装置5の下流端から、第3の搬送装置7のコンベア7aの上面に落下する状態が示されている。
次に、図4を用いてパン生地Bが移載される際の状態について説明する。図4は、図1に示される収容部3、第2の搬送装置5及び第3の搬送装置7に支持されるパン生地B1、B2、B3の状態を説明するための図である。図4のパン生地B1、B2、B3の内層(内部)に示されている気泡31、33、35、31´、33´、35´、31´´、33´´、35´´は模式的に示されている。従って、パン生地B1、B2、B3の内層に、気泡31、33、35が、各パン生地の上方から下方に向けて、寸法が同じ気泡31、33、35がそれぞれ3つずつ発生することを意図しているわけではない。
発明者等の鋭意研究したところ、パン生地B1の内部に発生する気泡31、33、35は、下方から上方に移動しつつ気泡の寸法が大きくなる傾向がある、という知見を得た。従って、パン生地B1は、収容部3により搬送される発酵工程の間に、パン生地B1の内部で気泡31、33、35が発生する。パン生地B1の内部で発生する気泡31、33、35は、上述の通り、パン生地B1の下面から上面に向かい相対的に寸法が大きくなる。本実施形態のように、次工程へパン生地を移載する際に、パン生地を所定の体勢で移載することができるので、各パン生地の内部の発酵状態を均一にすることが可能となる。また、複数の搬送装置にパン生地を移載しパン生地の上部及び下部の位置替えを行うことで、パン生地の発酵状態の均一化を促進できる。
さらに、パン生地Bが収容部3から落下し、第2の搬送装置5のコンベア5aの上面であってパン生地Bが着弾する部位は、水平方向に延材し、コンベア5aから落下し、第3の搬送装置7のコンベア7aの上面であってパン生地Bが着弾する部位は、水平方向に延材する。反転機構81により収容部3からコンベア5aに移載されると、パン生地B2の下面Lがコンベア5aの上面に当接する状態でコンベア5a上に載置される。さらに、コンベア7aからから第3の搬送装置7のコンベア7aに移載されると、パン生地B3の下面Lがコンベア7aの上面に当接する状態でコンベア7a上に載置される。このように、パン生地Bの上下面は、パン生地Bが移載される度に反転することにより、パン生地Bの発酵により発生する気泡が内層で均一に分散することができる。すなわち、パン生地Bは、180度回転し上面Uと下面Lとが入れ替わった状態で移載される。
なお、本実施形態は、2つの搬送装置5、7を備える構成であるが、搬送装置の数は適宜変更できることは言うまでもない。また、コンベア5、7の代わりに次工程を構成するモルダーの成型機やパンニングの焼型等に移載する構成とすることも可能である。
なお、本実施形態では、8つの収容部3が、回転軸19の長手方向に沿って等間隔に配置されているが、本発明はこの構成に限定されない。例えば、収容部3の数量、寸法又は形状が異なる構成も可能である。また、環状体17(図1、2参照。)は、上流側プーリ13と下流側プーリ15との間を往復運動する経路を構成しているが、プーリの数や位置を適宜変更することにより、環状体17の経路を適宜変更できる構成を採用しても良い。
また、本実施形態では、T字形状のトレーフレーム103が第1の転倒ローラ301及び第2の転倒ローラ302に係合する構成としているが、トレーフレーム及び転倒ローラの形状、寸法は適宜変更可能である。
1 プルーファー装置
2,5a,7a コンベア
3 収容部
3b 開口端部
5 第2の搬送装置
7 第3の搬送装置
11 第1の搬送装置
13 上流側プーリ
15 下流側プーリ
17,55,75 環状体
19 回転軸
31,33,35 気泡
51,71 上流側プーリ
53,73 下流側プーリ
81 反転機構、反転手段
101 搬送システム
103 トレーフレーム、係止手段
103a 水平部、第2の係止部
103b 垂直部、第1の係止部
103c 中央部
300 転倒板
301 第1の転倒ローラ
302 第2の転倒ローラ
303 スライドレール
305 摺動支持部、姿勢維持手段
313 スライド支持部材
331 クランクアーム
333 タイミングプーリ
351 駆動ギヤ
353 連結ギヤ
355 クラウン用ギヤ
357 駆動軸
361 ローラ
373 ジョイントロッド
B,B1,B2,B3 パン生地、製品
L 下面
U 上面

Claims (7)

  1. 製品を収容するための収容部と、
    前記収容部が揺動可能に装着され前記収容部を搬送方向に沿って移動可能なコンベアと、
    前記収容部を反転させるための反転手段と、
    前記反転手段が係合可能な第1の係止部及び第2の係止部を有し、前記収容部に装着される係止手段と、を備え、
    前記反転手段が前記第1の係止部及び前記第2の係止部に係合することにより、前記収容部が反転し、前記製品が前記収容部の外部へ排出されることを特徴とするプルーファー装置。
  2. 前記第1の係止部は、前記搬送方向に対し交差する方向に延材し、前記第2の係止部は、前記搬送方向に沿って延材することを特徴とする請求項1に記載のプルーファー装置。
  3. 前記反転手段は、前記搬送方向に対向する反搬送方向及び前記搬送方向に移動可能であることを特徴とする請求項1又は2に記載のプルーファー装置。
  4. 前記反転手段は、前記収容部を所定の姿勢に維持するための姿勢維持手段を有することを特徴とする請求項1〜3のいずれか一項に記載のプルーファー装置。
  5. 前記収容部が前記搬送方向に移動している状態において、前記反転手段により前記収容部が反転することを特徴とする請求項1〜4のいずれか一項に記載のプルーファー装置。
  6. 前記反転手段は、前記搬送方向に延在するレール部材と、前記レール部材を転動可能に挟持する複数の転動部材と、前記転動部材に装着される転倒板と、を有することを特徴とする請求項1〜5のいずれか一項に記載のプルーファー装置。
  7. 請求項1〜6のいずれか一項に記載のプルーファー装置と、
    前記反転手段により前記製品が移載される搬送装置と、を備え、
    前記製品の上下面が逆転するように、前記反転手段により前記製品が前記搬送装置に移載されることを特徴とする搬送システム。


JP2019213073A 2019-11-26 2019-11-26 プルーファー装置及び搬送システム Active JP7446791B2 (ja)

Priority Applications (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP2019213073A JP7446791B2 (ja) 2019-11-26 2019-11-26 プルーファー装置及び搬送システム

Applications Claiming Priority (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP2019213073A JP7446791B2 (ja) 2019-11-26 2019-11-26 プルーファー装置及び搬送システム

Publications (2)

Publication Number Publication Date
JP2021083338A true JP2021083338A (ja) 2021-06-03
JP7446791B2 JP7446791B2 (ja) 2024-03-11

Family

ID=76084550

Family Applications (1)

Application Number Title Priority Date Filing Date
JP2019213073A Active JP7446791B2 (ja) 2019-11-26 2019-11-26 プルーファー装置及び搬送システム

Country Status (1)

Country Link
JP (1) JP7446791B2 (ja)

Cited By (1)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
DE112022002641T5 (de) 2021-05-17 2024-04-04 Keio University Aktuator

Citations (4)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JPS5019189U (ja) * 1973-06-14 1975-03-04
JPH02138579U (ja) * 1989-04-20 1990-11-19
WO2014061049A2 (en) * 2012-10-17 2014-04-24 Novelli Ferdinando Method and apparatus for making bread
JP2017018020A (ja) * 2015-07-09 2017-01-26 株式会社オシキリ プルーファー

Patent Citations (4)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JPS5019189U (ja) * 1973-06-14 1975-03-04
JPH02138579U (ja) * 1989-04-20 1990-11-19
WO2014061049A2 (en) * 2012-10-17 2014-04-24 Novelli Ferdinando Method and apparatus for making bread
JP2017018020A (ja) * 2015-07-09 2017-01-26 株式会社オシキリ プルーファー

Cited By (1)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
DE112022002641T5 (de) 2021-05-17 2024-04-04 Keio University Aktuator

Also Published As

Publication number Publication date
JP7446791B2 (ja) 2024-03-11

Similar Documents

Publication Publication Date Title
AU2003237644B8 (en) An apparatus and method for beating and rolling a food dough belt
US7205017B2 (en) Apparatus and method for beating and rolling a food dough belt
JP2021083338A (ja) プルーファー装置及び搬送システム
KR100974617B1 (ko) 성형팬에서 케이크 시트를 분리하는 장치
JP7146666B2 (ja) 物品移載装置
JP6386799B2 (ja) パン反転装置及びパン搬送システム
US20190133140A1 (en) Dough processing assembly
CN104542782A (zh) 一种用于牛角面包自动加工生产线上的转向装置
CN209931393U (zh) 一种带有入料机构的拐杖糖输送成型机构
KR101444797B1 (ko) 냉떡국 제조방법
JP6286159B2 (ja) 整列方法及び装置
RU2281651C2 (ru) Устройство и способ для размятия и раскатывания полосы хлебного теста
JP3008139U (ja) 食品用ローラーコンベア装置
JP7388736B2 (ja) 串刺食品製造装置
CN218790129U (zh) 一种馒头搓圆成型机构
JP6828910B2 (ja) 蕎麦生地製造装置
JP2769787B2 (ja) 食品の移送方法
JP3916154B2 (ja) 生地丸め成形装置
JPH0143036Y2 (ja)
JP3557260B2 (ja) 偏平生地の載置方法およびその装置
JPH07322807A (ja) 生地延展方法及びその装置
EP2929784A1 (en) Machine for producing food products
JPH0143038Y2 (ja)
JPH0542897B2 (ja)
JPH0143035Y2 (ja)

Legal Events

Date Code Title Description
A621 Written request for application examination

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A621

Effective date: 20221026

A977 Report on retrieval

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A971007

Effective date: 20230714

A131 Notification of reasons for refusal

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A131

Effective date: 20230801

A601 Written request for extension of time

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A601

Effective date: 20230923

A521 Request for written amendment filed

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A523

Effective date: 20231112

TRDD Decision of grant or rejection written
A01 Written decision to grant a patent or to grant a registration (utility model)

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A01

Effective date: 20231212

R155 Notification before disposition of declining of application

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R155

A61 First payment of annual fees (during grant procedure)

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A61

Effective date: 20240228

R150 Certificate of patent or registration of utility model

Ref document number: 7446791

Country of ref document: JP

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R150