JP2017018020A - プルーファー - Google Patents

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Kazuhide Fujita
和英 藤田
高橋 良輔
Ryosuke Takahashi
良輔 高橋
誠太 大槻
Seita Otsuki
誠太 大槻
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Abstract

【課題】耐久性、搬送精度、装置寿命等の装置性能を更に向上できる簡素な構成のプルーファーを提供すること。
【解決手段】生地を保持するための生地保持部材と、前記生地保持部材を搬送する生地コンベアと、を備え、前記生地コンベアは、無端ベルトと、前記無端ベルトが巻回される複数の回転部材と、を有し、前記無端ベルトは、基部と、前記生地保持部材を回転可能に支持するための取付孔が設けられ、前記基部に連続する凸部と、を有し、前記取付孔にスリーブが装着され、前記生地保持部材が前記スリーブを介し前記無端ベルトに支持されているプルーファー。
【選択図】図4

Description

本発明は、パンを製造するパン製造工程、特にパン生地を発酵させるための発酵工程において用いられるプルーファーに関する。
従来より、パンは、パン生地の材料を所定の量に分割する分割工程、所定の量に分割されたパン生地を丸める成形工程、パン生地を発酵させる発酵工程、パン生地に発生する気泡を潰すガス抜き工程、そして、パン生地を焼成する焼成工程を経て製造される。また、発酵工程では、生地コンベアに載せられたパン生地を所定環境下で、所定時間保持し、パン生地の発酵を促すためにプルーファーが利用されている。
例えば、特許文献1が開示するプルーファーは、プルーファー室と、少なくとも一部が当該プルーファー室内を通る無端生地コンベアとを有し、無端生地コンベアが、水平方向で相互に離間配置される一対の無端ベルトと、前記無端一対のベルトが巻回されるプーリと、当該無端生地コンベアが回動する搬送方向に対し直交方向に延び、両端が前記一対の無端ベルトに接続される生地保持部材と、を備え、パン生地は、前記生地保持部材に取り付けられ生地受けに収容される。また、生地保持部は無端ベルトに設けられている取付孔に回転可能に装着される。上記構成のプルーファーは、生地保持部を回転させることで、生地受けを反転させ、生地受けに保持されているパン生地を排出する。
また、前記無端ベルト及び無端ベルトを回動するために巻回されるプーリは、合成樹脂製であり、無端ベルトの内周面には、複数の係合突起が、無端ベルトの長手方向で所定距離間隔で設けられ、プーリの外周面には、当該複数の係合突起が係合できるように、円周方向に所定距離間隔で係合凹部が設けられている。
上記したプルーファーにおいて、駆動源からの回転力がプーリに供給されると、前記無端生地コンベアの回動に伴い、生地を収容する生地保持部材が発酵に適した環境下にあるプルーファー室内で移動し、パン生地の発酵が促される。そして、発酵工程が完了したパン生地は、生地受けがひっくり返ることで、次工程へ搬送するための搬送手段へと移載される。
特開2006−204221号公報
特許文献1のプルーファーを利用することにより、パン生地の発酵工程において現状要求されている耐久性、搬送精度、装置寿命といった装置性能は、十分に確保できる。しかし、将来的に、プルーファーを利用する対象となるパン生地の大きさや形状の多様化が予見されることを鑑みると、更にプルーファーの動作性能の向上が求められることが予想される。
本発明は、かかる事情に鑑みてなされたものである。すなわち、耐久性、搬送精度、装置寿命等の装置性能を更に向上できる簡素な構成のプルーファーを提供することを目的とする。
上述した課題を解決し、目的を達成するために、本発明のプルーファーの第1の態様は、生地を保持するための生地保持部材と、前記生地保持部材を搬送する生地コンベアと、を備え、前記生地コンベアは、無端ベルトと、前記無端ベルトが巻回される複数の回転部材と、を有し、前記無端ベルトは、基部と、前記生地保持部材を回転可能に支持するための取付孔が設けられ、前記基部に連続する凸部と、を有し、前記取付孔にスリーブが装着され、前記生地保持部材が前記スリーブを介し前記無端ベルトに支持されている。
また、本発明のプルーファーの第2の態様によれば、第1の態様のプルーファーであって、前記スリーブが前記取付孔から脱落することを防止するための抜け止め手段を備える。
本発明のプルーファーの第3の態様によれば、第2の態様のプルーファーであって、前記抜け止め手段は、前記スリーブの外面に設けられている突起部である。
さらに、本発明のプルーファーの第4の態様によれば、第1乃至第3のいずれかの態様のプルーファーであって、前記取付孔は、前記凸部を貫通していることを特徴とする請求項1〜3のいずれか一項に記載のプルーファー。
また、本発明のプルーファーの第5の態様によれば、第1乃至第4のいずれかの態様のプルーファーであって、前記スリーブは、半径方向に延在するフランジ部を備える。
本発明に係るプルーファーによれば、生地保持部材が無端ベルトにスリーブを介し支持するという簡易な構成で、無端ベルトの強度を確保できるので、無端ベルトの耐久性及び搬送精度の向上や寿命の長期化を実現でき、プルーファーの装置性能を向上させることができる。
第1の実施形態に係るプルーファー組立体を模式的に示す側面図である。 第1の実施形態に係るプルーファー組立体を模式的に示す正面図である。 (a)は、図1(a)、(b)に示されるプルーファー組立体の生地コンベア及び生地保持部材を模式的に示す模式斜視図であり、(b)は、図1(a)、(b)に示されるプルファー組立体の無端ベルトと、生地コンベアとの連結部分を拡大して主として示す拡大部分図である。 (a)は、図1(a)、(b)、図2に示されるプルーファー組立体の生地保持部材を主として示す平面図であり、(b)は、図3(a)の側面図であり、(c)は、図3(a)の正面図である。 (a)は、第1の実施形態に係る無端ベルトの側面図であり、(b)は、図4(a)の線IVB−IVBに沿った断面図であり、(c)は、第1の実施形態に係るスリーブの側面図であり、(d)は、図4(c)の断面図である。 (a)は、第2の実施形態に係る無端ベルトの側面図であり、(b)は、図5(a)の線VB−VBに沿った断面図であり、(c)は、第2の実施形態に係るスリーブの側面図であり、(d)は、図5(c)の断面図である。 (a)は、第3の実施形態に係るスリーブの側面図であり、(b)は、図6(a)の断面図である。 (a)は、第4の実施形態に係るスリーブが装着されている状態の無端ベルトの側面図であり、(b)は、図7(a)の線VIIB−VIIBに沿った断面図であり、(c)は、第4の実施形態に係るスリーブの側面図であり、(d)は、第4の実施形態に係るスリーブの直径に沿った断面図であり、図7(e)は、第4の実施形態の変形例で図7(b)と同様に示す断面図である。 (a)は、第5の実施形態に係るスリーブが装着されている状態の無端ベルトの断面図であり、(b)は、第5の実施形態に係るスリーブの直径に沿った断面図であり、(c)は、第5の実施形態に係るスリーブの側面図であり、(d)は、第5の実施形態の変形例で図8(a)と同様に示す断面図である。 (a)は、第6の実施形態に係るスリーブ装着されている状態の無端ベルトの断面図であり、(b)は、第6の実施形態に係るスリーブの直径に沿った断面図であり、(c)は、第6の実施形態に係るスリーブの側面図であり、(d)は、第6の実施形態の変形例で図9(a)と同様に示す断面図である。
以下に、本発明のプルーファーを適用した実施形態である、パン生地の発酵工程に利用されるプルーファー組立体について図面を参照しつつ説明する。なお、この実施形態によりこの発明が限定されるものではない。
〔第1の実施形態〕
図1(a)は、第1の実施形態に係るプルーファー組立体10を模式的に示す側面図であり、図1(b)は、第1の実施形態に係るプルーファー組立体10を模式的に示す正面図であり、図2(a)は、図1(a)、(b)に示されるプルーファー組立体10の生地コンベア16及び生地保持部材24を模式的に示す模式斜視図であり、図2(b)は、図1(a)、(b)に示されるプルファー組立体10の無端ベルト18と、生地コンベア16との連結部分を拡大して主として示す拡大部分図であり、図3(a)は、図1(a)、(b)、図2に示されるプルーファー組立体10の生地保持部材24を主として示す平面図であり、図3(b)は、図3(a)の側面図であり、図3(c)は、図3(a)の正面図である。
さらに、図4(a)は、第1の実施形態に係る無端ベルト20の側面図であり、図4(b)は、図4(a)の線IVB−IVBに沿った断面図であり、図4(c)は、スリーブ103の側面図であり、図4(d)は、図4(c)の断面図である。なお、図面の明瞭化のため、図1(a)では、生地受け26を保持する生地保持部材24の一部が例示的に示され、図2(a)では、無端ベルト18、20の回動経路は簡略化し示されている。
図1(a)、(b)、図2に示されるように、第1の実施形態に係るプルーファー組立体10は、主として、パン生地Pを保持するための生地保持部材24と、生地保持部材24を搬送する生地コンベア16と、を備える。生地コンベア16は、無端ベルト18、20と、無端ベルト18、20が巻回され無端ベルト18、20を回動する複数の回転部材であるプーリ22と、を有する。
さらに、図4(a)に示されるように、無端ベルト18、20は、プーリ22に係合可能で取付孔105を有する凸部18aと、凸部18aに連続する基部18bと、を有し、生地保持部材24を回動可能に支持するためのスリーブ103が、取付孔105に装着され、生地保持部材24がスリーブ103を介し無端ベルト18、20に支持されている。以下にプルーファー組立体10の詳細について説明する。
図1(a)、(b)に示すプルーファー組立体10の筺体であるハウジング14は、床F上に載置され、ハウジング14の内部にプルーファー室12が画定される。生地コンベア16は、ベース部141内では図1(a)中の上下方向に、プルーファー室12内では水平方向に生地保持部材24を搬送するように構成されている。
パン生地Pは、ハウジング14の入り口の近傍に配置される供給シュート52を介し生地保持部材24へ供給され、前工程の搬送手段88から生地保持部材24へ移載される。その後、生地保持部材24は、生地コンベア16により上方に搬送され、プルーファー室12内へ導入される。生地コンベア16により搬送されるパン生地Pは、最終的に生地保持部材24を反転するための反転手段54により生地保持部材24が反転すると、排出シュート25を介してプルーファー室12の外部へ排出される。
さらに、図1(a)及び図2(a)に示されるように、生地コンベア16は、その下端部分の左右で対向配置される一対のプーリ22、22に同心に固定される駆動プーリ30、30を備える。さらに、駆動プーリ30、30が駆動ベルト32、32を介し一対の駆動力伝達プーリ133、133に連結されている。一対の駆動力伝達プーリ133、133は、搬送方向Cに交差する方向に延材し、回転可能に支持されている駆動力伝達シャフト135に装着されている。また、駆動力伝達シャフト135には、不図示の傘歯車等を介し駆動モータ134に連結されている。
図2(a)に示されるように、生地コンベア16を構成する一対の無端ベルト18、20は、搬送方向Cに交差する方向に関し互い離間するように上記したプーリ22に巻回されている。無端ベルト18、20間には、生地コンベア16の搬送方向Cに交差する方向に生地保持部材24が延在し、生地保持部材24の両端部が無端ベルト18、20に接続されている。さらに、生地保持部材24は、パン生地(図1(a)の参照符号P参照。)が収容又は載置される半球状の生地受け(すなわち、バケット)26を備える。
上記構成において、駆動モータ134の回転力により、一対の無端ベルト18、20が回動することで、パン生地(図1(a)の参照符号P参照。)が収容されている生地受け26を保持している生地保持部材24は、無端ベルト18、20により規定される搬送経路に沿って移動する構成である。
なお、無端ベルト18、20の材料として、ポリカーボネート系、エステル系、又はエーテル系のウレタン等の合成樹脂が利用できる。また、プーリ22の材料としては、フッ素樹脂、アセタール樹脂、シリコーン樹脂、ポリエチレン、ポリウレタン、ナイロン等の合成樹脂が利用できる。また、本実施形態では、駆動モータ134からの回転力が伝達される駆動プーリ30には無端ベルト18、20と噛合する歯付き歯車を利用し、プーリ22には無端ベルト18、20に噛合しない回転自在の歯無し歯車を利用している。
次に、図2(b)を参照しつつ、生地コンベア16と生地保持部材24との構成について説明する。なお、生地コンベア16及び生地保持部材24は、左右対称の構成であるので、図1(b)の正面視において左方に配置される構成要素を用いて説明する。図2(b)において、ハウジング14には、生地コンベア16に向けて図2(b)の左右方向に延びるシャフト38が取り付けられている。シャフト38には、プーリ22がラジアル軸受け40により回転可能に支持され、プーリ22には無端ベルト18が巻回されている。
図4(a)に示されるように、無端ベルト18は、側面視において外周側に配置される基部18bと、基部18bから内周側に突出する複数の凸部18aとを備える。複数の凸部18a間の距離は、プーリ22の外周面に刻設されている複数の凹部間の距離に対応するように配置されている。従って、無端ベルト18がプーリ22に対して凹凸嵌合し、プーリ22の回転力が無端ベルト18に伝達される。なお、本実施形態の無端ベルト18は、いわゆる歯付きベルトである。
さらに、図4(a)に示されるように、無端ベルト18の凸部18aには、その側面視でほぼ中央に、取付孔105が設けられている。また、取付孔105は、搬送方向Cに交差する方向(図4(a)の紙面に交差する方向)に延在し、所定の深さ寸法を有する。この取付孔105には、円筒形状のスリーブ103が嵌合している。スリーブ103の外径寸法は、取付孔105の内径寸法とほぼ同じか若干大きく寸法付けられ、締り嵌めによりスリーブ103が取付孔105が装着される。スリーブ103の長手方向寸法は、取付孔105の深さ寸法とほぼ同じに寸法づけられ、取付孔105にスリーブ103が装着されると、取付孔105の開口部端面191とスリーブ103の端面193が面一になるように構成されている。また、スリーブ103は、無端ベルト18の剛性や耐摩耗性を高めるために、種々の金属や、耐摩耗性に優れる合成樹脂から作製することができる。
生地保持部材24は、図3(a)〜3(c)に示されるように、一対の平行な水平板241と、水平板241の端部に固定された支持板242を有している。水平板241には、パン生地(図1(a)の参照符号P参照。)を受容する複数のバケット26が装着されている。バケット26は、メッシュ状の金属製部材、樹脂製部材等から構成される半球形状の椀状部262と、椀状部262に連続する環状の縁部である円形フランジ261とを備える。
図3(b)に示すように、円形フランジ261が、椀状部262を水平板241の間で図中下方に延在するように水平板241に係合することで、バケット26が水平板241に支持される。支持板242には、取付部材42が固定されている。取付部材42は、支持ベース板421、ピン44、収納スリーブ46、コイルバネ62を有する。支持ベース板421が、支持板242に平行に延在し、支持板242にボルト450により固定されている。また、支持ベース板421の上方中央位置には、収納スリーブ46が配置され、収納スリーブ46には、ピン44が図3(a)の左右方向で摺動可能に配置されている。
図3(a)の右方の支持ベース板421に示されるように、収納スリーブ46には左右方向に延在する貫通孔61が設けられ、ピン44の一端部は、収納スリーブ46の外部に突出し、ピン44の他端部は、収納スリーブ46内に収容されているコイルバネ62に連結されている。このコイルバネ62により、図3(a)の右方に配置されるピン44は、通常右方に付勢され、同図の左方に配置されるピン44は、左方に付勢されている。
上記構成の生地保持部材24を両無端ベルト18、20へ取り付ける際には、左右両側のピン44を収納スリーブ46内に引っ込めるようにコイルバネ62を付勢し、取付孔105のスリーブ103にピン44を整合させ、コイルバネ62への付勢力を解放すると、各ピン44がスリーブ103内に進入し、スリーブ103内に収容される(図2(b)、3(a)参照。)。
ピン44は、スリーブ103の内周面に対して回動可能な外径寸法を有する。従って、ピン44がスリーブ103内に挿入されることにより、生地保持部材24が無端ベルト18に装着され、ピン44の回転中心回りに生地保持部材24が無端ベルト18に対し回転できる。このように、生地保持部材24と、無端ベルト18、20とは、互いに相対的に回転可能に連結される。
上記したように、無端ベルト18、20の取付孔105にスリーブ103を備える構成とすることにより、ピン44が取付孔105に直接接触しないので、無端ベルト18、20の摩耗を防止できる。さらに、ピン44がスリーブ103を介して無端ベルト18、20に支持される構成であるため、ピン44から、取付孔105の内周面に掛かる面圧が相対的に下がる。よって、取付孔105の近傍の部位に、予期せずに応力が集中し、無端ベルト18、20に亀裂や破断が生じることを防止することができる。結果として、無端ベルト18、20の耐久性や搬送精度を向上できる。
〔第2の実施形態〕
第2の実施形態に係るプルーファー組立体の無端ベルト218は、第1の実施形態に係るプルーファー組立体10の無端ベルト18、20と異なる構成の無端ベルト218を備える。なお、特に説明しない第2の実施形態の構成及び効果は、第1の実施形態の構成及び効果と同じである。以下に、第2の実施形態に係る無端ベルト218について図5(a)〜(d)を参照しつつ説明する。
図5(a)は、第2の実施形態に係る無端ベルト218の側面図であり、図5(b)は、図5(a)の線VB−VBに沿った断面図であり、図5(c)は、第2の実施形態に係るスリーブ203の側面図であり、図5(d)は、図5(c)の断面図である。なお、第2の実施形態に係るプルーファー組立体の一対の無端ベルト及びスリーブ218は、同一寸法、同一構成であるので、一方の無端ベルト218について説明する。無端ベルト218は、その凸部218aのほぼ中央位置に取付孔205を備える。取付孔205は、凸部218aの厚さ方向(図4(a)の紙面に交差する方向)に延材し、無端ベルト218を貫通している。スリーブ203の長手方向寸法と、取付孔205の長手方向寸法とは、ほぼ同じであり、無端ベルト218の厚さ方向に対向する端面291とスリーブ203の軸方向の両端面293とは面一となる構成である。また、スリーブ203の外径寸法と、取付孔205の内径寸法とは、同一又は若干前者が大きく寸法付けされ、締り嵌めによりスリーブ203が取付孔205に固定されている。
なお、ピン(図2(a)、図3(a)、図3(b)の参照符号44参照。)がスリーブ203の取付孔205に挿入されることにより、生地保持部材(図3の参照符号24参照。)が無端ベルト218に装着される。
〔第3の実施形態〕
第3の実施形態は、第2の実施形態に係るプルーファー組立体のスリーブ203の変形例であり、脱落防止手段を備える。なお、特に説明しない構成及び効果については、第1及び第2の実施形態と同じである。以下に、第3の実施形態に係るスリーブ303について図6(a)、(b)を参照しつつ説明する。図6(a)は、第3の実施形態に係るスリーブ303の側面図であり、図6(b)は、第3の実施形態に係るスリーブ303の断面図である。なお、図6(b)の断面図は、スリーブ303の直径を通る面に沿って視た断面である。
スリーブ303は、その外周面上に、長手方向のほぼ中点に抜け止め防止手段である環状の突起部351が設けられている。突起部351は、直径を通る面に沿った断面視において三角形状を呈している。スリーブ303が、無端ベルト(図5(b)の参照符号205を参照。)の取付孔(図5(b)の参照符号205参照。)に装着されると、突起部351が、取付孔の内周面に食い込むことにより、スリーブ303が予期せずに無端ベルトから脱落することを防止することができる。
本実施形態に係る突起部351は、直径に沿った断面視形状が三角であるが、半円形状、矩形状等の種々の形状に変更できる。また、突起部351は、スリーブ303の周方向の全域に亘り延在する構成であるが、周方向に関し断続的に延在する構成としても良い。
本実施形態では、脱落防止手段をスリーブ303に設ける構成としたが、本発明はこの構成に限定されない。例えば、突起部を無端ベルトの取付孔の内周面に設けることも可能である。また、スリーブ303の外周面及び取付孔の内周面に、それぞれ突起部を設ける構成とすることも可能である。さらに、スリーブ303の外周面及び取付孔の内周面に、それぞれ突起部及び突起部に相補的な形状の凹部を設ける構成とすることも可能である。すなわち、互いに図6(b)の左右方向(幅方向W)に関し、スリーブ303及び無端ベルト(図5(b)の参照符号218参照。)の相対移動を係止できる種々の構成を利用できる。
〔第4の実施形態〕
第4の実施形態に係るプルーファー組立体は、生地保持部材24(図3参照。)が、フランジ部571を有するスリーブ503を介し無端ベルト518に連結される構成である。第4の実施形態に関し、図7(a)〜7(d)を参照しつつ説明する。図7(a)は、第4の実施形態に係るスリーブ503が装着されている状態の無端ベルト518の側面図であり、図7(b)は、図7(a)の線VIIB−VIIBに沿った断面図であり、図7(c)は、第4の実施形態に係るスリーブ503の側面図であり、図7(d)は、第4の実施形態に係るスリーブ503の直径に沿った断面図であり、図7(e)は、第4の実施形態の変形例で図7(b)と同様に示す断面図である。なお、特に説明しない構成及び効果については、前述の第1乃至第3の実施形態と同じである。
図7(a)に示される無端ベルト518は、第2の実施形態に係る無端ベルト218と同様に、凸部218aのほぼ中央位置に取付孔505を備える。取付孔505は、凸部518aの厚さ方向W(図7(b)参照。)に延材し、無端ベルト518を貫通している。
スリーブ503は、その軸方向に関する一端に半径方向外方に延在するフランジ部571が設けられている。スリーブ503の長手方向寸法は、フランジ部571の厚さ寸法分だけ、取付孔505の長手方向寸法より長く形成されている。従って、無端ベルト518の厚さ方向に対向する端面591の内、フランジ部571が延在しない側の端面591aは、スリーブ503の軸方向の両端面593とは面一となる構成である。また、スリーブ503の外径寸法と、取付孔505の内径寸法とは、同一又は若干前者が大きく寸法付けされ、締り嵌めによりスリーブ505が取付孔505に固定されている。
本実施形態のように、フランジ部571をスリーブ503に設けることにより、スリーブ503の幅方向Wに関し、図7(b)の右方向への移動を規制できる。
なお、ピン(図2(a)、図3(a)、3(b)の参照符号44参照。)がスリーブ503の取付孔505に挿入されることにより、生地保持部材24(図3の参照符号24参照。)が無端ベルト518に装着される。
図7(e)は、第4の実施形態の変形例を示し、スリーブ503の幅方向W寸法が、無端ベルト518の幅方向W寸法と同じに寸法付けされている。従って、スリーブ503のフランジ部571が配置される無端ベルト518の端面591bは、フランジ部571の幅方向Wの長さ寸法分の深さ寸法を有する、円環状のフランジ収容溝591cを備える。
〔第5の実施形態〕
第5の実施形態に係るプルーファー組立体は、生地保持部材24(図3参照。)がスリーブ603を介し無端ベルト518に連結される構成である。なお、特に説明しない構成及び効果については、前述の第1乃至第4の実施形態と同じである。
第5の実施形態について、図8(a)〜8(d)を参照しつつ説明する。図8(a)は、図7(b)と同様に、第5の実施形態に係るスリーブ603が装着されている状態の無端ベルト518の断面図であり、図8(b)は、第5の実施形態に係るスリーブ603の直径に沿った断面図であり、図8(c)は、第5の実施形態に係るスリーブ603の側面図であり、図8(d)は、第5の実施形態の変形例で図8(a)と同様に示す断面図である。なお、本実施形態及び変形例では、図7に示される第4の実施形態に係る無端ベルト518を用いている。
図8(a)に示されるように、無端ベルト518の取付孔505に、スリーブ603が装着される。スリーブ603は、その軸方向に関する両端に半径方向外方に延在するフランジ部671が設けられている。スリーブ603の長手方向寸法は、フランジ部671の厚さ寸法分だけ、取付孔505の長手方向寸法より長く形成されている。また、スリーブ603の外径寸法と、取付孔505の内径寸法とは、同一又は若干前者が大きく寸法付けされ、締り嵌めによりスリーブ603が取付孔505に固定されている。
本実施形態では、フランジ部571をスリーブ603に設けることにより、スリーブ603の幅方向、すなわち図中8(a)の左右方向への移動を規制できる。
図9(d)は、第5の実施形態の変形例を示し、スリーブ603の幅方向W寸法が、無端ベルト518の幅方向W寸法と同じに構成されている。従って、スリーブ603のフランジ部671、673が配置される無端ベルト518の端面591a、591bは、フランジ部671の幅方向Wの長さ寸法分の深さ寸法を有する、円環状のフランジ収容溝591cを備える。上記構成では、無端ベルト518の端面591a、591bとスリーブ671の端面673は、面一に構成される。
〔第6の実施形態〕
第6の実施形態は、図7に示される第4の実施形態に係るプルーファー組立体のスリーブ503に、図6に示される第3の実施形態と同様に脱落防止手段を備える構成である。なお、特に説明しない構成及び効果については、前述の第1乃至第5の実施形態と同じである。
以下に、第6の実施形態に係るスリーブ703について図9(a)〜(d)を参照しつつ説明する。図9(a)は、図7(b)と同様に、第6の実施形態に係るスリーブ603が装着されている状態の無端ベルト518の断面図であり、図9(b)は、第6の実施形態に係るスリーブ703の直径に沿った断面図であり、図9(c)は、第6の実施形態に係るスリーブ703の側面図であり、図9(d)は、第6の実施形態の変形例を図9(a)と同様に示す断面図である。
スリーブ703は、その外周面上に、長手方向のほぼ中点に抜け止め防止手段である環状の突起部751が設けられている。突起部751は、直径に沿った断面視において三角形状を呈している。スリーブ703が、無端ベルト(図7(a)の参照符号518を参照。)の取付孔505に装着されると、突起部751が、取付孔505の内周面に食い込むことにより、スリーブ703が予期せずに無端ベルトから脱落することを防止することができる。
また、スリーブ703は、その長手方向に関する一端に半径方向外方に延在するフランジ部771が設けられている。スリーブ703の長手方向寸法は、フランジ部771の厚さ寸法分だけ、取付孔505の長手方向寸法より長く形成されている。従って、無端ベルト(図7(a)の参照符号518参照。)の厚さ方向に対向する端面591(591a、591b)の内、フランジ部771が延在しない側の端面591aは、スリーブ703の軸方向の両端面793とは面一となる構成である。また、スリーブ703の外径寸法と、取付孔505の内径寸法とは、同一又は若干前者が大きく寸法付けされ、締り嵌めによりスリーブ703が取付孔505に固定されている。
さらに、図9(d)は、スリーブ703の幅方向W寸法が、無端ベルト518の幅方向W寸法と同じに寸法付けされている、第5の実施形態の変形例を示す。従って、スリーブ703のフランジ部771が配置される無端ベルト518の端面591bは、フランジ部571の幅方向W寸法分の深さ寸法を有する、円環状のフランジ収容溝591cを備える。
本実施形態に係る突起部751は、直径に沿った断面視形状が三角であるが、半円形状、矩形状等の種々の形状に変更できる。また、突起部751は、スリーブ703の外周面の周方向の全域に亘り延在する構成であるが、周方向に関し断続的に延在する構成としても良い。
第1〜第6の実施形態及びそれらの変形例のスリーブ及び取付孔は、円形状であるが、本発明は本構成に限定されず、三角形状、多角形状、楕円形状等の任意の形状に変更できることは言うまでもない。また、図5に示される生地コンベア218の取付孔205が設けられている凸部218aは、一定間隔で設けられているが、本発明は本構成に限定されない。取付孔205が設けられる凸部の数や、隣り合う取付孔205の間隔は、使用される生地保持部材、生地受け等の寸法や形状、生地コンベアが有する隣り合う凸部間の距離等を考慮し設定できる。
第1の実施形態では、円筒形状のスリーブ103を取付孔105であるが、有底円筒形状のスリーブを取付孔105に用いる構成とすることも可能である。この構成により、ピン44の先端面が、無端ベルト18、20に接触することが無いので、無端ベルト18、20の摩耗をさらに抑えることができ、製品寿命の長期化を実現できる。
第1〜第6の実施形態及びそれらの変形例に係るプルーファー組立体は、スリーブを有する一対の無端ベルトを備える左右対称の構成であるが、本発明はこの構成に限定されない。一対の無端ベルトの一方が、スリーブを備え、他方がスリーブを備えない構成とすることも可能である。また、無端ベルトの数を3つ以上の構成とすることも可能であることは言うまでもない。
さらに、本実施形態及びそれらの変形例では、パン生地を搬送するためのプルーファー組立体を用いて説明したが、本発明のプルーファーは、パン生地に限定されず、菓子等の食品一般に利用できる。
C 搬送方向
W 幅方向
F 床
P パン生地
10 プルーファー組立体
12 プルーファー室
14 ハウジング
16 生地コンベア
18、20、218 無端ベルト
18a、218a 凸部
18b、218b 基部
22 プーリ
24 生地保持部材
25 排出シュート
26 バケット
30 駆動プーリ
32 駆動ベルト
34 駆動モータ
38 シャフト
40 ラジアル軸受け
42 取付部材
44 ピン
46 収納スリーブ
52 供給シュート
62 コイルバネ
103、203、303、503、603、703 スリーブ
105、205 取付孔
133 駆動力伝達プーリ
135 駆動力伝達シャフト
141 ベース部
142 プルーファー部
241 水平板
242 支持板
261 円形フランジ
262 椀状部
351 突起部
421 支持ベース板
450 ボルト
591 (無端ベルトの)端面
571、671、771 フランジ部
593、793 (スリーブの)端面

Claims (5)

  1. 生地を保持するための生地保持部材と、
    前記生地保持部材を搬送する生地コンベアと、を備え、
    前記生地コンベアは、無端ベルトと、前記無端ベルトが巻回される複数の回転部材と、を有し、
    前記無端ベルトは、基部と、前記生地保持部材を回転可能に支持するための取付孔が設けられ、前記基部に連続する凸部と、を有し、
    前記取付孔にスリーブが装着され、前記生地保持部材が前記スリーブを介し前記無端ベルトに支持されていることを特徴とするプルーファー。
  2. 前記スリーブが前記取付孔から脱落することを防止するための抜け止め手段を備えることを特徴とする請求項1に記載のプルーファー。
  3. 前記抜け止め手段は、前記スリーブの外面に設けられている突起部であることを特徴とする請求項2に記載のプルーファー。
  4. 前記取付孔は、前記凸部を貫通していることを特徴とする請求項1〜3のいずれか一項に記載のプルーファー。
  5. 前記スリーブは、半径方向に延在するフランジ部を備えることを特徴とする請求項1〜4のいずれか一項に記載のプルーファー。
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