JP2021082792A - リアクトル - Google Patents

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【課題】コイルと冷却器表面との間への充填剤の充填効率を向上させる。【解決手段】コイル外面が充填剤を介して冷却器表面に固定されているリアクトルであって、充填剤を介してコイル外面に対向する範囲内の冷却器表面に、コイル外面に向けて突出する凸部が形成されており、充填剤が凸部間に充填されている。【選択図】図3

Description

本明細書が開示する技術は、リアクトルに関する。
リアクトルは、通電時に発熱するために、リアクトルを冷却する技術が知られている。特許文献1に、コイルがケースに収容され、コイルとケースの間にポッティング材が充填されているリアクトルが開示されている。コイルの熱がポッティング材を介してケースに拡散するため、リアクトルが冷却される。
特開2015−176989号公報
リアクトルの冷却性能を向上させるためには、コイルとケース間の間隙を狭く設計するのが有利であるのに対し、その間隙を狭くすると、その間隙に充填材を流し込みにくいという背反問題が生じる。特許文献1には、その背反問題への対策が記載されていない。
本明細書が開示するリアクトルでは、コイル外面が充填剤を介して冷却器表面に固定されており、充填剤を介してコイル外面に対向する範囲内の冷却器表面にコイル外面に向けて突出する凸部が形成されており、充填剤が凸部間に充填されている。
ここでいう充填剤とは、前記凸部間を充填しているものをいい、流動性を持たないことがありえる。充填作業時に流動性を持っており、充填後に流動性を失ったものも、ここでいう充填剤の一種である。また、コイル外面という場合、コアに巻き付けた状態のコイルの表面が被覆されているような場合は、コイルを被覆している物の表面をいう。またケース自体が冷却器であることがあり、その場合は、ケース内面が冷却器表面となる。
以上の構成によると、冷却器表面に形成されている凸部によって、コイル外面と冷却器表面の間に間隙が確保される。この間隙の大きさ(狭さ)は凸部によって管理可能であり、間隙が狭すぎて充填剤を充填できないという問題の発生を防止することができる。冷却性と充填性を両立させることができる。
本明細書が開示する技術の詳細とさらなる改良は以下の「発明を実施するための形態」にて説明する。
第1〜第3実施例のリアクトルの斜視図である。 図1のII−II線における断面図である。 第1実施例のケースの一部を示す斜視図である。 第2実施例のケースの一部を示す斜視図である。 第3実施例のケースの一部を示す斜視図である。
(第1実施例)第1実施例のリアクトルは、ハイブリッド車や電気自動車に搭載される電力変換装置に用いられる。ハイブリッド車や電気自動車は、バッテリの出力する直流電力を昇圧するコンバータ回路や、昇圧された直流電力を走行用モータの駆動電力(三相交流電力)に変換するインバータ回路等を備える電力変換装置を搭載している。第1実施例のリアクトルは、例えば電力変換装置のコンバータ回路に使用される。
リアクトルの構成について、図1〜図3を参照して説明する。図1は、リアクトルの斜視図であり、図2は、図1のII−II線におけるリアクトルの断面図である。図3は、ケース10の一部の斜視図である。
図1及び図2に示すように、リアクトル本体2は、電力変換装置のケース10内のキャビティ11に収容されている。ケース10は金属製である。キャビティ11は、リアクトル本体2の底面近傍が収まり得る収容空間を形成している。本実施例では、金属製のケース10がポッティング材12(図2参照)を介してリアクトル本体2と接触することにより、冷却器として機能する。従って、リアクトル本体2に電流が流れることに起因して生じる熱がケース10に拡散され、リアクトル本体2を冷却することができる。特許請求の範囲では、リアクトル本体2と、それを冷却するケース10と、両者間に介在するポッティング材12を総称してリアクトルという。
リアクトル本体2は、コア4、コイル6、樹脂カバー20を備えている。コイル6は、平角線をエッジワイズに巻回したものであり、矩形筒状をなしている。コア4は、コイル6の周囲を囲むとともにコイル6の内側を通過している。コア4は、一対のE字形状の分割コア4a、4aで構成される。コア4は、コイル6のインダクタンスを高めるための磁性体部材である。樹脂カバー20は、コア4とコイル6の一部とを覆っている。図1に示すように、コイル6の上側の一部は樹脂カバー20から露出している。また、図1では隠れて見えないが、コイル6の下側の一部は樹脂カバー20から露出している。ここで、「上側」、「下側」とは、それぞれ、図1のZ軸正の方向、Z軸負の方向を意味する。
コイル6は矩形筒状をなしているので、6個の外表面を有する。ポッティング材12を介してケース10と接触する面をコイル底面6b、コイル底面6bに平行な面をコイル上面6aと称する。また、残りの4外側面のうち、コイル底面6bから湾曲部を介して連続している面をコイル側面6cと称する。
ポッティング材12は、リアクトル本体2がキャビティ11に収容されている状態で、充填口14から充填される。図2に示すように、ケース10のキャビティ11の外周に沿う範囲に平面部が形成されており、そこにコイル6の外側を囲むコア4の下面と、樹脂カバー20の下面が対向する。その位置関係で、コイル底面6bと、コイル側面6cのうちの一部分(コイル底面6bの近傍の一部であって、樹脂カバー20の下面から露出している部分)が、キャビティ11の表面に向かい合う。なお、ポッティング材12の充填時には、後記する凸部13の存在によって、キャビティ11の外周に沿って延びている平面部とコイル6の外側を囲むコア4の下面の間、前記平面部と樹脂カバー20の下面の間、コイル底面6bとキャビティ11の内面の間、コイル側面6cの前記一部分とキャビティ11の内面の間に、液状のポッティング材12が流動する間隙が確保されている。ポッティング材12は、充填時には液体であり、その後に硬化する充填剤である。ポッティング材12は、例えば、シリコンを含む充填剤である。ポッティング材12によって、コイル6で発生する熱がケース10に効率よく伝わる。また、ポッティング材12によって、リアクトル本体2の耐振動性を向上させることができる。
リアクトル本体2の冷却性能を向上させるためには、リアクトル本体2とキャビティ11の間隙を狭く設計するのが有利である。ところが、その間隙を狭くすると、その間隙にポッティング材12(液状)を効率よく充填することが難しいという問題が生じる。さらに、コイル6は平角線をエッジワイズに巻回したものであるため、コイル6の側面は複雑な形状を有している。このことも、コイル底面6b又はコイル側面6cの一部分と、キャビティ11の間の間隙にポッティング材12を効率よく充填することを困難にする一因となる。
そこで、図3に示すように、第1実施例のキャビティ11の表面には、複数の凸部13が形成されている。複数の凸部13のそれぞれは、図3のY軸方向に沿って延びている。それぞれの凸部13は、対向するコイル底面6b又はコイル側面6cの前記一部分に向けて突出している。図3ではケース10の一部のみを図示しているが、図示省略されている範囲のキャビティ11の表面にも同様の凸部13が形成されている。なお、図3では、複数の凸部13はY軸方向に沿って延びているが、このような形態には限られない。
リアクトル本体2をキャビティ11に収容する際に、凸部13によって、コイル底面6bとキャビティ11の表面の間、並びにコイル側面6cの前記一部分とキャビティ11の表面の間に、間隙が確保され、充填経路15が形成される。この間隙のサイズは凸部13によって管理でき、間隙が狭すぎて充填口14から充填される液体のポッティング材12が流れないという問題の発生を防止できる。凸部13によって、コイル6とキャビティ11の間の間隙にポッティング材12を確実に充填することができる。未充填空間が残る事態の発生が防止できる。なお、充填作業は、真空チャンバ内で実施するのが好ましい。間隙に気泡が残ることを防止できる。
(第2実施例)続いて、図4を参照して第2実施例のリアクトルを説明する。第2実施例のリアクトルは、キャビティ111の表面に形成されている凸部の態様が第1実施例と異なる点を除いて、第1実施例のリアクトルと同様である。
第2実施例のキャビティ111の表面には、一本の凸部113が形成されている。図4ではケース110及び凸部113の一部のみを図示しているが、図示省略されている範囲のキャビティ111の表面には、図4で図示している凸部113と連続している凸部113が形成されている。凸部を湾曲させることによって凸部の本数を少なくすることができる。
第1実施例と同様に、凸部113によって、コイル底面6bとキャビティ111の表面の間、並びにコイル側面6cの前記一部分とキャビティ111の表面の間に、間隙が確保され、充填経路115が形成される。この間隙のサイズは凸部113によって管理でき、間隙が狭すぎて充填口114から充填される液体のポッティング材12が流れないという問題の発生を防止できる。凸部113によって、コイル6とキャビティ111の間の間隙にポッティング材12を確実に充填することができる。
(第3実施例)続いて、図5を参照して、第3実施例のリアクトル本体2を説明する。第3実施例のリアクトルは、キャビティ211の表面に形成されている凸部の態様が第1実施例と異なる点を除いて、第1実施例のリアクトルと同様である。
第3実施例のキャビティ211の表面には、複数の凸部213が斑点状に形成されている。図5では、3つの凸部のみに符号213を付し、その他の凸部には符号213を省略した。なお、図5ではケース210の一部のみを図示しているが、図示省略されている範囲のキャビティ211の表面にも同様の凸部213が形成されている。なお、図5では、キャビティ211の表面に斑点状に形成される複数の凸部213は規則的に配置されているが、複数の凸部213は不規則に配置されてもよい。
第1実施例と同様に、凸部213によって、凸部213によって、コイル底面6bとキャビティ211の表面の間、並びにコイル側面6cの前記一部分とキャビティ211の表面の間に、間隙が確保され、充填経路215が形成される。この間隙のサイズは凸部213によって管理でき、間隙が狭すぎて充填口214から充填される液体のポッティング材12が流れないという問題の発生を防止できる。凸部213によって、コイル6とキャビティ211の間の間隙にポッティング材12を確実に充填することができる。
上記の実施例で説明した技術に関する留意点を述べる。コイル6の4個の側面であるコイル上面6a、コイル底面6b、及びコイル側面6cが、「コイル外面」の一例である。ケース10のキャビティ11の表面が、「冷却器表面」の一例である。ポッティング材12が、「充填剤」の一例である。
本実施例では、間隙に充填する際には流動性を持ち、充填後に流動性を失うポッティング材12を使用したが、充填後も流動性を失わない充填剤を使用してもよい。例えば伝熱グリスは適度な粘性を備えており、間隙に充填することができるととともに、間隙に充填された後には間隙から抜け出さない。本明細書に記載の技術は、この種の充填剤にも有効である。本実施例では、キャビティ11の表面に、露出しているコイル底面6bが対向しているが、絶縁材等で被覆された面がキャビティ11の表面に対向していてもよい。
以上、本明細書が開示する技術の具体例を詳細に説明したが、これらは例示に過ぎず、特許請求の範囲を限定するものではない。特許請求の範囲に記載の技術には、以上に例示した具体例を様々に変形、変更したものが含まれる。本明細書または図面に説明した技術要素は、単独で、あるいは各種の組合せによって技術的有用性を発揮するものであり、出願時請求項記載の組合せに限定されるものではない。また、本明細書または図面に例示した技術は複数目的を同時に達成し得るものであり、そのうちの一つの目的を達成すること自体で技術的有用性を持つものである。
2:リアクトル本体
4:コア
4a:分割コア
6:コイル
6a:コイル上面
6b:コイル底面
6c:コイル側面
10、110、210:ケース
11、111、211:キャビティ
12:ポッティング材
14、114、214:充填口
15、115、215:充填経路
20:樹脂カバー

Claims (1)

  1. コイル外面が充填剤を介して冷却器表面に固定されており、
    前記充填剤を介して前記コイル外面に対向する範囲内の前記冷却器表面に、前記コイル外面に向けて突出する凸部が形成されており、
    前記充填剤が前記凸部間に充填されているリアクトル。
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