JP2021072404A - リアクトル - Google Patents

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Abstract

【課題】リアクトルの冷却性能を向上させる。【解決手段】リアクトル2は、巻回軸方向からみたときの角部4kが丸角状である二つのコイル4を備える。二つのコイル4は、各々のコイル4の一側面が伝熱シート20を介して冷却部材に接触するとともに、巻回軸方向と交差する巻回経方向に並ぶように冷却部材上に配置されている。並列配置されている二つのコイル4の外側の両端と内側の両端に対向する部位では、冷却部材に、巻回軸方向に延びているとともにコイル4の角部4kの湾曲に沿って盛り上がる壁部34が設けられており、冷却性能が高い。【選択図】図2

Description

本明細書が開示する技術は、リアクトルに関する。
リアクトルに電流が流れると、リアクトルは発熱する。このため、リアクトルを冷却する技術が知られている。例えば、特許文献1に、巻回軸方向からみたときの角部が丸角状であるコイルの一側面が伝熱シートを介して冷却部材に接触するリアクトルが開示されている。ここで、「角部が丸角状であるコイル」とは、コイルの側面を形成する範囲で導線が直線的に延びて平側面を形成し、隣接する平側面と平側面の間に位置する角部では導線が湾曲して延びているコイルをいう。すなわち、巻回軸方向からみたときに、平面、その平面から続く湾曲面、その湾曲面から続く平面が観測されるコイルをいう。特許文献1では、上記のような二つのコイルが、巻回軸方向と交差する巻回経方向に並んで配置されている。二つのコイルの巻回経方向における外側の両端に対向する部位の冷却部材には、巻回軸方向に延びているとともにコイルの角部の湾曲に沿って盛り上がる壁部が設けられている。これによってコイルと冷却部材との接触面積が増加するため、リアクトルの冷却性能が向上する。
特開2016−042563号公報
角部が丸角状のコイルが冷却部材上に二つ並んで配置される場合、コイルの角部は、並列配置されている二つのコイルの巻回経方向における外側の両端だけでなく、並列配置される二つのコイルの間(即ち、巻回経方向における内側の両端)にも位置する。特許文献1の技術は、外側の両端では冷却性能の改善を図っているが、内側の両端に対しては対策を講じていない。
本明細書は、冷却性能が改善されたリアクトルを開示する。このリアクトルは、巻回軸方向からみたときの角部が丸角状である二つのコイルを備える。二つのコイルは、各々のコイルの一側面が伝熱シートを介して冷却部材に接触するとともに、巻回軸方向と交差する巻回経方向に並ぶように冷却部材上に配置されている。並列配置されている二つのコイルには、巻回経方向における外側の両端と、巻回経方向における内側の両端に湾曲が存在する。冷却部材には、その湾曲に対向する部位において、巻回軸方向に延びているともにコイルの角部の湾曲に沿って盛り上がる壁部が設けられている。
上記の構成によると、並列配置されている二つのコイルの外側の両端のみならず、内側の両端でも、コイルの湾曲部が伝熱シートを介して冷却部材と接触する。接触面積が増加し、リアクトルの冷却性能がさらに向上する。
本明細書が開示する技術の詳細とさらなる改良は以下の「発明を実施するための形態」にて説明する。
第1及び第2実施例のリアクトルの上面図である。 図1のII−II線における第1実施例のリアクトルの断面図である。 図1のII−II線における第2実施例のリアクトルの断面図である。
(第1実施例)図面を参照して第1実施例のリアクトル2を説明する。第1実施例のリアクトル2は、ハイブリッド車や電気自動車に搭載される電力変換装置に用いられる。ハイブリッド車や電気自動車は、走行用のモータとして三相交流モータを備える。そのため、これらの車両では、バッテリの出力する直流電力を昇圧するコンバータ回路や、昇圧されたバッテリの直流電力をモータの駆動電力(三相交流電力)に変換するインバータ回路等を備える電力変換装置を搭載している。例えば、リアクトル2は、電力変換装置のコンバータ回路に使用される。
リアクトル2の構成について、図1及び図2を参照して説明する。図1は、リアクトル2の上面図を示しており、図2は、図1のII−II線におけるリアクトル2の断面図を示している。これらの図において表されている座標系X、Y、Zは、リアクトル2の長さ(X)、幅(Y)、高さ(X)それぞれの方向を示すものである。以下では、X軸方向を「巻回軸方向」、Y軸方向を「巻回経方向」、Z軸方向を「高さ方向」と称する。
図1及び図2に示すように、リアクトル2は、電力変換装置のケース30内のキャビティ31内に収容されている。ケース30は金属製である。キャビティ31は、リアクトル2が収まり得る収容空間をなす。本実施例においては、金属製のケース30は、伝熱シート20を介してリアクトル2と接触することにより、冷却部材として機能する。
リアクトル2は、コア3、コイル4、ボビン6を備えている。コア3は、コイル4のインダクタンスを高めるための磁性体部材である。コア3は、一部が平行をなす環形状である。ボビン6はコア3の周囲を覆っている。ボビン6の周りには、例えば、銅からなる平角線5がエッジワイズに巻回されており、巻回されている平角線5によってコイル4が形成されている。
平角線5は、コイル4が略四角柱状になるようにボビン6の周りに巻回されている。このように巻回された二つのコイル4が、巻回経方向(Y軸方向)に並ぶように配置され、直列に接続される。コイル4は略四角柱状であるので、4個の側面を有する。伝熱シート20を介してケース30と接触する側面をコイル底面4b、コイル底面4bに平行な側面をコイル上面4aと称する。また、残りの2側面をコイル側面4cと称する。各コイル4の4個の側面4a,4c,4b,4cはいずれも平面である。コイル4の角部4kでは、平角線5の外面が所定の曲率で湾曲している。図2に示すように、並列配置されている二つのコイル4,4を巻回軸方向から(X軸に沿って)見た場合、外側の両端と内側の両端に角部4kが存在する。コイル底面4bとコイル側面4cの間に位置するコイル4の角部4kのうち、巻回経方向(Y軸方向)において外側の両端に位置する角部4kを外側角部4koと称する。巻回経方向(Y軸方向)において内側の両端に位置する角部4kを内側角部4kiと称する。
伝熱シート20は、例えばシリコンからなる平面状の柔軟な部材である。伝熱シート20は、ケース30のキャビティ31の底面に敷かれ、リアクトル2(コイル底面4b)とケース30との間に介在する。即ち、伝熱シート20の上面はコイル底面4bと接触しており、下面は冷却部材を兼用するケース30と接触している。このような構成により、リアクトル2において発生する熱は、コイル底面4bと伝熱シート20を介してケース30に拡散される。従って、リアクトル2は冷却される。このような構成では、伝熱シート20を介したリアクトル2とケース30との接触面積が大きいほど、リアクトル2の冷却性能が向上する。
上述の通り、伝熱シート20は平面状の部材であるため、コイル底面4bと伝熱シート20とは容易に接触するが、所定の曲率で湾曲しているコイル4の角部4kにおいては、角部4kと伝熱シート20とは接触し難い。即ち、コイル4の角部4kにおいて、伝熱シート20を介したケース30との接触面積を増加させることが難しい。
そこで、第1実施例においては、リアクトル2を収容するケース30のキャビティ31の底面に、壁部33、34が設けられる。壁部33は、巻回経方向(Y軸方向)においてキャビティ31の底面の外側の両端に設けられており、巻回軸方向(X軸方向)に延びている。即ち、キャビティ31の底面には、二つの壁部33が設けられている。既に述べたように、コイル4の角部4kは所定の曲率で湾曲する丸角状である。図2に示すように、一方の壁部33は、図2の左側のコイル4の外側角部4koの湾曲に沿って盛り上がる壁部であり、他方の壁部33は、図2の右側のコイル4の外側角部4koの湾曲に沿って盛り上がる壁部である。換言すると、それぞれの壁部33には、コイル4の外側角部4koと対向する部分に、外側角部4koの湾曲に沿った湾曲部33aが設けられている。即ち、湾曲部33aの湾曲の曲率は、外側角部4koの湾曲の曲率と等しい。これにより、二つのコイル4の外側角部4koにおいて、伝熱シート20を介したリアクトル2とケース30との接触面積を増加させることができる。即ち、リアクトル2の冷却性能を向上させることができる。
また、壁部34は、巻回経方向(Y軸方向)に並列配置されている二つのコイル4、4の間に位置するキャビティ31の底面に設けられており、巻回軸方向(X軸方向)に延びている。図2に示すように、壁部34は、二つのコイル4、4の内側角部4kiと対向している。壁部34は、二つのコイル4、4の内側角部4kiの湾曲に沿って盛り上がる壁部である。換言すると、壁部34には、コイル4の内側角部4kiと対向する部分に、内側角部4kiの湾曲に沿った湾曲部34aが設けられている。即ち、壁部34には二つの湾曲部34a、34aが設けられている。一方の湾曲部34aは図2の左側のコイル4の内側角部4kiの湾曲に沿って湾曲しており、他方の湾曲部34aは図2の右側のコイル4の内側角部4kiの湾曲に沿って湾曲している。即ち、湾曲部34aの湾曲の曲率は、それぞれが対向する内側角部4kiの湾曲の曲率と等しい。これにより、二つのコイル4の内側角部4kiにおいても、伝熱シート20を介したリアクトル2とケース30との接触面積を増加させることができる。即ち、リアクトル2の冷却性能を向上させることができる。
以上によると、リアクトル2が収容されるキャビティ31の底面には、コイル4の外側角部4koの湾曲に沿って盛り上がる壁部33が設けられるとともに、コイル4の内側角部4kiの湾曲に沿って盛り上がる壁部34が設けられている。これにより、巻回経方向(Y軸方向)の外側の両端に位置するコイル4の角部4k(即ち外側角部4ko)だけでなく、並列配置される二つのコイル4の間に位置するコイル4の角部4k(即ち内側の両端における角部4k(内側角部4ki))においても、伝熱シート20を介したリアクトル2とケース30との接触面積を増加させることができる。即ち、リアクトル2の冷却性能を向上させることができる。
(第2実施例)続いて、図3を参照して第2実施例のリアクトル102を説明する。第2実施例のリアクトル102は、第1実施例のリアクトル2のケース30に設けられている壁部34に代えて、リアクトル102のケース30に二つの壁部134、135が設けられている点を除いて、第1実施例のリアクトル2と同様である。
壁部134、135は、巻回経方向(Y軸方向)に並列配置されている二つのコイル4の間に位置するキャビティ31の底面に設けられており、巻回軸方向(X軸方向)に延びている。図3に示すように、壁部134は、図3の左側のコイル4の内側角部4kiの湾曲に沿って盛り上がる壁部であり、壁部135は、図3の右側のコイル4の内側角部4kiの湾曲に沿って盛り上がる壁部である。換言すると、壁部134には、図3の左側のコイル4の内側角部4kiと対向する部分に左側のコイル4の内側角部4kiの湾曲に沿った湾曲部134aが設けられており、壁部135には、右側のコイル4の内側角部4kiと対向する部分に、右側のコイル4の内側角部4kiの湾曲に沿った湾曲部135aが設けられている。これにより、二つのコイル4の内側角部4kiにおいて、伝熱シート20を介したリアクトル2とケース30との接触面積を増加させることができる。即ち、リアクトル2の冷却性能を向上させることができる。
上記の実施例で説明した技術に関する留意点を述べる。コイル4のコイル底面4bが「コイルの一側面」の一例である。ケース30が「冷却部材」の一例である。
以上、本明細書が開示する技術の具体例を詳細に説明したが、これらは例示に過ぎず、特許請求の範囲を限定するものではない。特許請求の範囲に記載の技術には、以上に例示した具体例を様々に変形、変更したものが含まれる。本明細書または図面に説明した技術要素は、単独で、あるいは各種の組合せによって技術的有用性を発揮するものであり、出願時請求項記載の組合せに限定されるものではない。また、本明細書または図面に例示した技術は複数目的を同時に達成し得るものであり、そのうちの一つの目的を達成すること自体で技術的有用性を持つものである。
2:リアクトル
3:コア
4:コイル
4a:コイル上面
4b:コイル底面
4c:コイル側面
4k:角部
5:平角線
6:ボビン
20:伝熱シート
30:ケース
31:キャビティ
33、34、134、135:壁部
33a、34a、134a、135a:湾曲部

Claims (1)

  1. 巻回軸方向からみたときの角部が丸角状である二つのコイルを備えており、
    前記二つのコイルは、各々の前記コイルの一側面が伝熱シートを介して冷却部材に接触するとともに、前記巻回軸方向と交差する巻回経方向に並ぶように前記冷却部材上に配置されており、
    前記二つのコイルの前記巻回経方向における外側の両端と内側の両端に対向する部位の前記冷却部材に、前記巻回軸方向に延びているとともに前記コイルの前記角部の湾曲に沿って盛り上がる壁部が設けられているリアクトル。
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* Cited by examiner, † Cited by third party
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WO2013001591A1 (ja) * 2011-06-27 2013-01-03 トヨタ自動車株式会社 リアクトル、および、その製造方法

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