JP2021082787A - 部品実装機 - Google Patents

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【課題】 部品実装機において、異常が生じた箇所を効率良く特定することができる技術を提供する。【解決手段】 部品実装機は、回路基板に電子部品を実装する。部品実装機は、複数の電源と、複数の稼働部と、複数の電源のそれぞれと複数の稼働部のそれぞれとを電気的に接続する複数の配線と、複数の電源と複数の稼働部との間に配置され、複数の配線が経由する中間基板とを備える。中間基板は、複数の配線のそれぞれに対応する複数の出力部を備えており、出力部は、対応する配線の導通状態に異常が生じているか否かを出力する。【選択図】図4

Description

本明細書に開示する技術は、部品実装機に関する。
特許文献1には、部品実装機が開示されている。この部品実装機は、ヘッドに装着されたノズルにより電子部品を吸着し、吸着した電子部品を回路基板に実装する。
特開2008−218654号公報
部品実装機は、複数の稼働部を稼働させることにより電子部品を回路基板に実装する。このため、部品実装機には、複数の稼働部のそれぞれを稼働させるために複数の電源や複数の配線が設けられており、当該複数の配線のいずれかの導通状態に異常が生じているために動作エラーが発生することがある。このような場合には、発生した動作エラーに基づいて、順に配線の状態を調査する必要があり、当該動作エラーの真因を特定するために多くの工数を要する。本明細書では、部品実装機において、異常が生じた箇所を効率良く特定することができる技術を提供する。
本明細書に開示する部品実装機は、回路基板に電子部品を実装する。前記部品実装機は、複数の電源と、複数の稼働部と、複数の配線と、中間基板とを備える。前記複数の配線は、前記複数の電源のそれぞれと前記複数の稼働部のそれぞれとを電気的に接続する。前記中間基板は、前記複数の電源と前記複数の稼働部との間に配置され、前記複数の配線が経由する。前記中間基板は、前記複数の配線のそれぞれに対応する複数の出力部を備えており、前記出力部は、対応する前記配線の導通状態に異常が生じているか否かを出力する。
上記の部品実装機では、複数の電源のそれぞれと複数の稼働部のそれぞれとを電気的に接続する複数の配線のそれぞれが、中間基板を経由する。すなわち、複数の配線が中間基板において集約される。この中間基板には、複数の配線のそれぞれに対応する複数の出力部が設けられている。すなわち、中間基板において、複数の配線の全てについて、導通状態に異常が生じているか否かが出力される。したがって、部品実装機に動作エラーが生じた場合、中間基板の各出力部を確認することにより、いずれの配線の導通状態に異常が生じているかを効率良く特定することができる。このように、上記の部品実装機では、配線の状態を順に調査することを要することなく、部品実装機に生じた動作エラーの真因を早期に特定することができる。
実施例に係る部品実装機の構成を模式的に示す図。 中間基板の構成を示す図。 実施例に係る部品実装機の電気系統の構成を示す図。 ケースAにおける中間基板の撮像画像を示す図。 ケースBにおける中間基板の撮像画像を示す図。
本技術の一実施形態では、前記複数の配線の少なくとも1つの導通状態に異常が生じているか否かを判断する判断部と、前記複数の配線の少なくとも1つの導通状態に異常が生じていると前記判断部が判断する場合に、前記中間基板に設けられた前記複数の出力部を撮像する撮像部と、をさらに備えてもよい。
このような構成では、複数の配線のいずれかの導通状態に異常が生じた場合、撮像部が中間基板を撮像する。このため、例えば、複数の配線の全ての導通状態が正常である場合の中間基板の画像を予め取得しておくことにより、当該画像と、異常が生じたときに撮像された中間基板の画像とを比較して、複数の配線のうち、いずれの配線の導通状態に異常が生じたか否かを特定することができる。
本技術の一実施形態では、前記部品実装機の外部に配置され、ユーザにより視認可能な表示部をさらに備えていてもよい。前記表示部は、撮像部により前記中間基板が撮像された場合に、前記中間基板の画像を表示してもよい。
このような構成では、複数の配線のいずれかの導通状態に異常が生じた際に、ユーザは撮像された中間基板の画像を確認することができる。このため、ユーザは、いずれの配線の導通状態に異常が生じたか、すなわち、部品実装機に生じた動作エラーの真因を早期に把握することができる。
本技術の一実施形態では、前記複数の出力部のそれぞれは、LED(light emitting diode)によって構成されていてもよい。
(実施例)
以下、図面を参照して、実施例の部品実装機10について説明する。部品実装機10は、回路基板2に電子部品4を実装する装置である。部品実装機10は、表面実装機やチップマウンタと称される。通常、部品実装機10は、はんだ印刷機及び基板検査機といった他の基板作業機とともに併設され、一連の実装ラインを構成する。
図1に示すように、部品実装機10は、ハウジング11と、複数の部品フィーダ12と、フィーダ保持部14と、ヘッド16と、ヘッド移動機構19と、基板搬送装置20と、撮像ユニット22と、中間基板24と、タッチパネル30と、制御部32を備える。
各々の部品フィーダ12は、複数の電子部品4を収容している。部品フィーダ12は、フィーダ保持部14に着脱可能に取り付けられ、ヘッド16へ電子部品4を供給する。本実施例では、部品フィーダ12は、巻テープ上に複数の電子部品を収容するテープ式フィーダである。各部品フィーダ12は、リール12aと、テープ送出機構12bを有している。
リール12aには、複数の電子部品4を一定間隔で収容する長尺のテープ13が巻かれている。テープ13は、ベーステープ13aとカバーテープ13bを有しており、ベーステープ13aとカバーテープ13bの間に電子部品4が収容されている。
テープ送出機構12bは、電子部品4を収容するテープ13を、リール12aから一定量ずつ送り出す。テープ送出機構12bによるテープ13の送り出し量は、テープ13に収容された電子部品4の間隔に応じて設定される。送り出されたテープ13上の電子部品4は、所定の吸着位置において、ヘッド16により取り上げられる。
部品実装機10が稼働を続けていくと、電子部品4が取り出された後のベーステープ13a及びカバーテープ13bが、空テープとして部品フィーダ12から排出される。空テープとなったベーステープ13aは、ダクト40を通じて部品実装機10の下部へ送られる。ダクト40の下端にはカッター42が設けられている。部品実装機10の下部へ送られたベーステープ13aは、カッター42により所定の長さに切断され、回収カゴ44に収容される。空テープとなったカバーテープ13bについても同様に所定の長さに切断された上で、回収カゴ44に収容される。なお、部品フィーダ12の具体的な構成は特に限定されず、例えば、トレイ上に複数の電子部品4を収容するトレイ式フィーダ、又は、容器内に複数の電子部品4をランダムに収容するバルク式フィーダのいずれであってもよい。
フィーダ保持部14は、複数のスロットを有しており、複数のスロットのそれぞれには、部品フィーダ12が着脱可能に設置される。フィーダ保持部14は、部品実装機10に固定されたものであってもよいし、部品実装機10に対して着脱可能なものであってもよい。
ヘッド16は、電子部品4を吸着するノズル6を着脱可能に構成されている。ヘッド16は、移動ベース17に固定されている。ヘッド16は、装着したノズル6をZ方向(すなわち、鉛直方向)に移動させるためのアクチュエータ(不図示)を備えており、部品フィーダ12や回路基板2に対してノズル6を近接及び離反させる。例えば、ヘッド16は、部品フィーダ12から電子部品4をノズル6によって吸着するとともに、ノズル6に吸着された電子部品4を回路基板2上に実装することができる。なお、ヘッド16は、単一のノズル6を着脱可能な構成に限られず、複数のノズル6を着脱可能であってもよい。
ヘッド移動機構19は、移動ベース17をX方向及びY方向(すなわち、水平方向)に移動させるXYロボットである。ヘッド移動機構19は、移動ベース17を案内するガイドレールや、移動ベース17をガイドレールに沿って移動させるアクチュエータ等によって構成される。ヘッド移動機構19は、部品フィーダ12及び基板搬送装置20の上方に設置されている。
基板搬送装置20は、回路基板2の搬入、支持及び搬出を行う、基板搬送装置20は、回路基板2をX方向に搬送する。本実施例では、基板搬送装置20は、一対のベルトコンベアと、ベルトコンベアに取り付けられるとともに、回路基板2を下方から支持する支持装置(不図示)と、ベルトコンベアを駆動するアクチュエータ(不図示)によって構成されている。
撮像ユニット22は、移動ベース17に取り付けられている。このため、ヘッド16が移動すると、撮像ユニット22も一体となって移動する。撮像ユニット22は、カメラ支持部22aと、カメラ22bを備えている。カメラ22bは、ヘッドの側方に配置されている。カメラ22bは、撮像光軸が下方を向くように配置されている。本実施例では、カメラ22bは、中間基板24を撮像する。撮像ユニット22は、実装時においては、例えば、回路基板2に付されたマークを撮像し、その位置情報に基づいて電子部品4を回路基板2上に正確に実装できるようにするものである。
中間基板24は、部品フィーダ12と基板搬送装置20との間に配置されている。ただし、中間基板24が設けられる位置は特に限定されず、カメラ22bによって撮像可能な範囲に設ければよい。中間基板24には、部品実装機10の電気系統の複数の配線が経由している。すなわち、部品実装機10の電気系統の配線が、中間基板24で集約されている。図2に示すように、中間基板24は、複数の出力部25を有している。各出力部25は、LEDにより構成されている。各出力部25は、後述する複数の配線に接続されている。図2に示すように、部品実装機10が正常に稼働している状態(以下、正常時という。)では、中間基板24に設けられた各出力部25が点灯(黒塗りにより示す)している。
図1に示すように、ハウジング11は、部品実装部(ヘッド16、基板搬送装置20等)を収容する。ハウジング11の上部には、カバー11aが設けられている。カバー11aを開放することにより、ハウジング11の内部に外部からアクセス可能となる。カバー11aは、ハウジング11を閉塞する閉状態と、開放する開状態とに切り換え可能に構成されている。本実施例では、カバー11aの開状態と閉状態の切り換えは、ユーザにより手動で行われる。ただし、当該状態の切り換え機構は特に限定されず、アクチュエータを駆動することにより自動で切り換えられるように構成されてもよい。カバー11aは、ロック機構64(図3参照)によってカバー11aを移動不能にするロック状態と、カバー11aを移動可能にする非ロック状態とに切り換えられる。ロック機構64には、ソレノイドコイルを利用した電磁ロック機構が用いられる。ただし、ロック機構64の構成は特に限定されず、公知の種々の機構を用いてもよい。
タッチパネル30は、ユーザからの指示や情報を受け付けるユーザインターフェースである。タッチパネル30はまた、ユーザに各種の情報を提供する表示部としても機能する。
制御部32は、各部品フィーダ12、フィーダ保持部14、ヘッド16、移動ベース17、基板搬送装置20、撮像ユニット22、及びタッチパネル30と通信可能に構成されている。制御部32は、上記各部を制御することにより、回路基板2に電子部品4を実装する処理等を実行する。また、制御部32は、部品実装機10の各部に動作エラーが生じたか否かを判断する判断部としても機能する。
図3は、部品実装機10の電気系統の構成を示すブロック図である。図3に示すように、部品実装機10は、制御ボックス52、CPUボックス54等を有している。制御ボックス52及びCPUボックス54は、制御部32に格納されている。制御ボックス52及びCPUボックス54は、図示しない外部電源に接続されており、制御ボックス52及びCPUボックス54には、当該外部電源から電力が供給される。また、部品実装機10は、図3に示すように、サーボアンプ56、セーフティリレー58、X軸駆動基板60、Y軸駆動基板62、I/O基板63、ロック機構64、スタートボタン66、カッター駆動用コイル68、ロックセンサ70、を有している。
サーボアンプ56は、XYロボットを駆動するための信号をX軸駆動基板60及びY軸駆動基板62に出力するとともに、XYロボットを駆動するための電力をモータ(不図示)に供給する。セーフティリレー58は、強制ガイド接点構造を有する有接点リレーである。X軸駆動基板60及びY軸駆動基板62は、サーボアンプ56から出力された信号に基づいてXYロボット(ヘッド移動機構19)を駆動する。I/O基板63は、CPUボックス54から出力された信号や、ロックセンサ70から出力された信号等の入出力インターフェースである。スタートボタン66は、部品実装機10を稼働させるためのボタンである。ユーザがスタートボタン66を操作することにより、部品実装機10が稼働を開始する。カッター駆動用コイル68は、カッター42を駆動するための電磁力を生成する。ロックセンサ70は、カバー11aが閉状態である場合に、カバー11aがロック状態であるのか非ロック状態であるのかを検出する。
図3に示すように、制御ボックス52とCPUボックス54は、中間基板24を介して配線110によって互いに通信可能に接続されている。サーボアンプ56は、中間基板24を介して、配線112によって制御ボックス52に接続されている。セーフティリレー58は、中間基板24を介して、配線114によって制御ボックス52に接続されている。X軸駆動基板60及びY軸駆動基板62は、中間基板24を介して、配線116、118によってそれぞれサーボアンプ56に接続されている。ロック機構64、カッター駆動用コイル68、及びロックセンサ70は、中間基板24及びI/O基板63を介して、配線120、122、124によってそれぞれCPUボックス54に接続されている。スタートボタン66は、中間基板24を介して、配線126によってCPUボックス54に接続されている。以下では、本実施例の部品実装機10において、動作エラーが生じた場合にその真因を特定する例について、ケースに分けて説明する。
(ケースA)
まず、中間基板24が図4に示す状態となるケースAについて説明する。ケースAでは、カッター42の動作にエラーが生じた状況となっている。まず、カッター42の動作にエラーが生じたことが制御部32によって判断されると、カメラ22bによって中間基板24が撮像される。撮像された中間基板24の画像は、図4に示すように、タッチパネル30に出力される。ここで、カッター42の動作指示は、CPUボックス54から中間基板24及びI/O基板63を介して、配線122によってカッター駆動用コイル68に出力される。しかしながら、本ケースでは、図4に示すように、配線122に対応する出力部25aが点灯していない(白抜きにより示す)。すなわち、カッター42を駆動するための信号がCPUボックス54から出力されていない。
ここで、カッター駆動用コイル68が作動するためには、セーフティリレー58がオン状態である必要がある。セーフティリレー58をオフ状態からオン状態に切り換える信号は、制御ボックス52から出力される。当該信号は、中間基板24を介して、配線114によって伝達される。しかしながら、中間基板24の撮像画像を正常時(図2)と比較すると、配線114に対応する出力部25bが点灯していない。すなわち、セーフティリレー58がオフ状態である。
ここで、セーフティリレー58をオン状態に切り換えるためには、カバー11aが閉状態かつロック状態である必要がある。ケースAでは、ロックセンサ70とCPUボックス54とを接続する配線124に対応する出力部25cが点灯していない。すなわち、ロックセンサ70は、カバー11aが非ロック状態であることを検出している。一方で、配線122に対応する出力部25dを確認すると、カバー11aを非ロック状態からロック状態に切り換える信号が、CPUボックス54から中間基板24及びI/O基板63を介して、配線122によってロック機構64に出力されている(すなわち、点灯している)ことがわかる。すなわち、カバー11aをロック状態にするための指示は正常に出力されている。
以上のように、本ケースでは、カッター42の動作に生じたエラーが、カバー11aのロック機構64の不良に起因するものであることが把握できる。
(ケースB)
続いて、中間基板24が図5に示す状態となるケースBについて説明する。ケースBでは、部品実装機10のスタートボタン66を操作したにも関わらず、部品実装機10が稼働しない状況となっている。まず、当該状況が生じたことが制御部32によって判断されると、カメラ22bによって中間基板24が撮像される。撮像された中間基板24の画像は、図5に示すように、タッチパネル30に出力される。ここで、スタートボタン66を操作した場合、部品実装機10を稼働させる信号が、スタートボタン66から中間基板24を介して、配線126によってCPUボックス54に入力される。撮像された画像では、配線126に対応する出力部25eが点灯している。すなわち、部品実装機10を稼働させるための信号はCPUボックス54に正常に入力されている。
スタートボタン66が操作されると、セーフティリレー58をオフ状態からオン状態に切り換える信号が出力される。セーフティリレー58をオフ状態からオン状態に切り換える信号は、ケースAと同様に、制御ボックス52から中間基板24を介して、配線114によって伝達される。本ケースでは、配線114に対応する出力部25bが点灯している。すなわち、セーフティリレー58は、オン状態に切り換わっている。
また、スタートボタン66が操作されると、サーボアンプ56の電源をオフ状態からオン状態に切り換える信号が出力される。サーボアンプ56の電源をオン状態に切り換えるための信号は、制御ボックス52から中間基板24を介して、配線112によってサーボアンプ56に出力される。本ケースでは、配線112に対応する出力部25fが点灯している。すなわち、サーボアンプ56は、オン状態に切り換わっている。
サーボアンプ56の電源がオンすると、サーボアンプ56から中間基板24を介して、XYロボットを駆動するための信号が、配線116によってX軸駆動基板60に、また、配線118によってY軸駆動基板62にそれぞれ出力される。しかしながら、中間基板24の撮像画像を正常時(図2)と比較すると、配線116に対応する出力部25gは点灯しているものの、配線118に対応する出力部25hが点灯していない。すなわち、Y軸駆動基板62に正常に信号が入力されていないことがわかる。
以上のように、本ケースでは、スタートボタン66を操作したにも関わらず、部品実装機10が稼働しない原因が、Y軸駆動基板62に接続された配線118の不良に起因するものであることが把握できる。
上述した各ケースのように、本実施例では、部品実装機10に何等かの動作エラーが生じた場合に、各配線の状態を順に調査することを要さず、中間基板24の各出力部25の出力状態を確認することによって、早期に動作エラーの真因を特定することができる。
(対応関係)
制御ボックス52、CPUボックス54が、「電源」の一例である。サーボアンプ56、セーフティリレー58、X軸駆動基板60、Y軸駆動基板62、ロック機構64、カッター駆動用コイル68が、「稼働部」の一例である。制御部32が、「判断部」の一例である。カメラ22bが、「撮像部」の一例である。タッチパネル30が、「表示部」の一例である。
上述した実施例では、部品実装機10に生じる動作エラーとして、2つのケースを挙げて説明した。しかしながら、本明細書に開示の技術は、部品実装機10の電気系統の各配線について中間基板を経由させることによって、様々な動作エラーの真因を特定することができる。
また、上述した実施例では、中間基板24を撮像した画像をタッチパネル30に表示させた。しかしながら、予め正常時の中間基板24の画像を取得しておき、当該画像と動作エラーが生じた際の中間基板24の画像とを、制御部32により自動的に比較してもよい。この場合、比較結果(例えば、制御部32によって特定した動作エラーの真因)をタッチパネル30に表示してもよい。さらには、特定した動作エラーを解消する操作手順をタッチパネル30に表示してもよい。
また、上述した実施例では、部品実装機10に動作エラーが生じたことが判断された場合に、カメラ22bにより中間基板24が撮像された。しかしながら、カメラ22bにより中間基板24を撮像するタイミングは、これに限られない。例えば、カメラ22bは、部品実装機10の稼働中に、所定の時間間隔で中間基板24を撮像してもよい。また、当該所定の時間間隔で撮像した中間基板24の画像をタッチパネル30に表示させてもよい。このような構成では、定期的に部品実装機10の稼働状況を確認することができるとともに、例えば、実装作業中には稼働させない稼働部に接続された配線に異常が生じていることを事前に把握することができる。
本明細書または図面に説明した技術要素は、単独であるいは各種の組合せによって技術的有用性を発揮するものであり、出願時請求項記載の組合せに限定されるものではない。また、本明細書または図面に例示した技術は複数目的を同時に達成するものであり、そのうちの一つの目的を達成すること自体で技術的有用性を持つものである。
2:回路基板
4:電子部品
6:ノズル
10:部品実装機
11:ハウジング
11a:カバー
12:部品フィーダ
13:テープ
14:フィーダ保持部
16:ヘッド
17:移動ベース
19:ヘッド移動機構
20:基板搬送装置
22:撮像ユニット
22a:カメラ支持部
22b:カメラ
24:中間基板
25:出力部
30:タッチパネル
32:制御部
42:カッター
44:回収カゴ
52:制御ボックス
54:CPUボックス
56:サーボアンプ
58:セーフティリレー
60:X軸駆動基板
62:Y軸駆動基板
63:I/O基板
64:ロック機構
66:スタートボタン
68:カッター駆動用コイル
70:ロックセンサ

Claims (5)

  1. 回路基板に電子部品を実装する部品実装機であって、
    複数の電源と、
    複数の稼働部と、
    前記複数の電源のそれぞれと前記複数の稼働部のそれぞれとを電気的に接続する複数の配線と、
    前記複数の電源と前記複数の稼働部との間に配置され、前記複数の配線が経由する中間基板であって、
    前記中間基板は、前記複数の配線のそれぞれに対応する複数の出力部を備えており、
    前記出力部は、対応する前記配線の導通状態に異常が生じているか否かを出力する、前記中間基板と、を備える、
    部品実装機。
  2. 前記中間基板に設けられた前記複数の出力部を撮像する撮像部をさらに備える、請求項1に記載の部品実装機。
  3. 前記複数の配線の少なくとも1つの導通状態に異常が生じているか否かを判断する判断部をさらに備えており、
    前記撮像部は、前記複数の配線の少なくとも1つの導通状態に異常が生じていると前記判断部が判断する場合に、前記複数の出力部を撮像する、請求項2に記載の部品実装機。
  4. 前記部品実装機の外部に配置され、ユーザにより視認可能な表示部をさらに備えており、
    前記表示部は、前記撮像部により前記中間基板が撮像された場合に、前記中間基板の画像を表示する、請求項2又は3に記載の部品実装機。
  5. 前記複数の出力部のそれぞれは、LED(light emitting diode)によって構成されている、請求項1〜4のいずれか一項に記載の部品実装機。


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