JP2021081077A - 空気調和機 - Google Patents

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Abstract

【課題】冷媒分流器の冷媒管に付着した水を適切に外部に排出することができる空気調和機を提供することを目的とする。【解決手段】空気調和機は、熱交換器14と、熱交換器14に液状冷媒を分流して流す冷媒分流器19と、底板41を有しかつ熱交換器14及び冷媒分流器19を収容する筐体40と、を備え、底板41に、排水用の第1開口41aを有する第1排水部53が設けられ、冷媒分流器19が、分岐流路を有する分流器本体50と、分流器本体50の下面50bから下方に突出したあと折り曲げられ、下面50bよりも上方で熱交換器14に接続される複数の冷媒管A,B,Cと、を備えており、全ての冷媒管A,B,Cの最下端が、上下方向において第1排水部53と重なる位置に配置されている。【選択図】図6

Description

本開示は、空気調和機に関する。
特許文献1には、熱交換器と、複数のパスに液状冷媒を分流して熱交換器に流入させる冷媒分流器とを備えた空気調和機が開示されている。冷媒分流器は、内部に分岐流路を有する分流器本体と、分流器本体の下面に接続された複数の冷媒管とを備えている。複数の冷媒管は、それぞれ熱交交換器の液ヘッダに接続されている。
特許第6522178号公報
外気温度が低い条件で暖房運転が行われると、熱交換器や冷媒管に霜が付着することがあるため、定期的に熱交換器に高温の冷媒を流すことによって霜を融解する除霜運転が行われる。しかし、除霜運転によって冷媒分流器で融解した水が空気調和機の底板上に溜まると、再度の暖房運転で凍り付き、次第に上へ向けて成長する現象(アイスアップ現象)が生じるおそれがある。
本開示は、冷媒分流器の冷媒管に付着した水を適切に外部に排出することができる空気調和機を提供することを目的とする。
(1)本開示の空気調和機は、
熱交換器と、
熱交換器に液状冷媒を分流して流す冷媒分流器と、
底板を有しかつ前記熱交換器及び前記冷媒分流器を収容する筐体と、を備え、
前記底板に、排水用の第1開口を有する第1排水部が設けられ、
前記冷媒分流器が、分岐流路を有する分流器本体と、
前記分流器本体の下面から下方に突出したあと折り曲げられ、前記下面よりも上方で前記熱交換器に接続される複数の冷媒管と、を備えており、
全ての前記冷媒管の最下端が、上下方向において前記第1排水部と重なる位置に配置されている。
以上のような構成によって、冷媒管の表面に付着した水は、冷媒管の最下端から落下し、第1排水部から筐体外に排出される。したがって、底板上で凍結した氷が上方へ向けて成長するアイスアップ現象の発生を抑制することができる。
(2) 好ましくは、前記冷媒管の最下端が、上下方向において前記第1開口と重なる位置に配置されている。
このような構成によって、冷媒管の表面に付着した水は、冷媒管の最下端から落下し、第1開口から直接的に筐体外に排出される。
(3) 好ましくは、少なくとも1つの前記冷媒管が、前記分流器本体の下面に接続され前記分流器本体の下面から下方に突出する第1接続部と、前記第1接続部の下端から水平方向に対して傾斜する方向に折り曲げられた第1傾斜部とを有し、
前記第1傾斜部の下側の端部が、前記最下端である。
このような構成によって、冷媒管に付着し第1傾斜部に到った水は、第1傾斜部に沿って下方に流れ、第1傾斜部の下側の端部から落下し、筐体外に排出される。
(4) 好ましくは、前記第1傾斜部が、水平方向に対して15度以上傾斜している。
このような構成によって、第1傾斜部の下側の端部までドレン水を流した後、落下させることができる。
(5) 好ましくは、少なくとも1つの前記冷媒管が、前記分流器本体の下面に接続され前記分流器本体の下面から下方に突出する第1接続部と、前記第1接続部から水平方向に折り曲げられた水平部とを有し、
前記水平部が、前記最下端である。
このような構成によって、冷媒管に付着し水平部に到ったドレン水は、水平部の範囲内で落下し、筐体外に排出される。
(6) 好ましくは、前記底板に、排水用の第2開口を有する第2排水部が形成され、
少なくとも1つの前記冷媒管が、前記最下端と前記熱交換器との間に、水平方向に対して傾斜する第2傾斜部と、前記第2傾斜部の端部から前記第2傾斜部とは異なる方向に折り曲げられた第3傾斜部と、を有し、
前記第3傾斜部は、前記第2傾斜部側の端部が低くなるように水平方向に対して傾斜し、
前記第2傾斜部と前記第3傾斜部との間の折り曲げ部分が、上下方向において前記第2排水部と重なる位置に配置されている。
このような構成によって、第3傾斜部に付着した水が、第3傾斜部の傾斜によって折り曲げ部分まで流れ、折り曲げ部分から落下したとしても、第2排水部から筐体外に排出される。
(7) 好ましくは、前記第2傾斜部は、前記第3傾斜部側が高くなるように傾斜し、
前記第2傾斜部の下側の端部が、前記最下端と連続している。
このような構成によって、第3傾斜部に付着したドレン水は、第3傾斜部に沿って流れて第2傾斜部に到り、第2傾斜部の傾斜によって、第2傾斜部の下側の端部である最下端から落下し、第1排水部から筐体外へ排出される。
(8) 好ましくは、前記第2傾斜部及び前記第3傾斜部が、水平方向に対して15度以上傾斜している。
このような構成によって、第2傾斜部及び第3傾斜部の下側の端部までドレン水を流した後落下させることができる。
(9) 好ましくは、前記冷媒管は、前記熱交換器に接続される第2接続部を備え、
少なくとも1つの前記冷媒管は、前記第2接続部から前記最下端までの間、鉛直方向に沿って配置されるか、又は、前記第2接続部側から前記最下端側へ向けて下り勾配に配置されている。
このような構成によって、接続端部と最下端との間で冷媒管に付着した水は、冷媒管を伝って最下端まで流れやすくなる。
(10) 好ましくは、平面視において、前記熱交換器の一端と他端とが距離をあけて配置されており、前記熱交換器の一端に前記冷媒分流器が接続され、前記熱交換器の他端にガス側配管が接続される。
特許文献1に記載されている空気調和機においては、冷媒分流器とガス側配管とが熱交換器の一端側に配置されており、冷媒分流器の周囲がガス側配管によって温められ、ドレン水の凍結やアイスアップが生じにくい。本開示の空気調和機は、冷媒分流器とガス側配管とが熱交換器の一端と他端とに振り分けて配置されているので、冷媒分流器の周囲温度がより低くなり、ドレン水の凍結及びアイスアップが生じやすくなる。したがって、冷媒分流器の冷媒管を、以上に説明したような各構成とすることが、より有用である。
本開示の一実施の形態に係る空気調和機の概略構成図である。 空気調和機の内部を示す平面図である。 空気調和機の底板、液ヘッダ及び冷媒分流器を示す斜視図である。 室外熱交換器を展開して示す概略図である。 液ヘッダ及び冷媒分流器の下部側を示す斜視図である。 液ヘッダ及び冷媒分流器の上部側を示す斜視図である。 液ヘッダ及び冷媒分流器の一部を左側から見た図である。 液ヘッダ及び冷媒分流器の一部を後側から見た図である。 図7のE−E線断面図である。 底板及び冷媒分流器の一部を後斜め上方から見た斜視図である。 筐体の底板に形成された排水部の他の実施形態を示す断面図である。
以下、本開示の実施形態について図面を参照して説明する。
図1は、本開示の一実施の形態に係る空気調和機の概略構成図である。
空気調和機1は、室外に設置される室外機2と、室内に設置される室内機3とを備えている。室外機2と室内機3とは、連絡配管によって互いに接続されている。空気調和機1は、蒸気圧縮式の冷凍サイクル運転を行う冷媒回路4を備えている。冷媒回路4には、室内熱交換器11、圧縮機12、油分離器13、室外熱交換器14、膨張弁(膨張機構)15、アキュムレータ16、四方切換弁17等が設けられており、これらが冷媒配管10によって接続されている。冷媒配管10は、液配管10Lとガス配管10Gとを含む。
室内熱交換器11は、冷媒と室内空気とを熱交換させるための熱交換器であり、室内機3に設けられている。室内熱交換器11としては、例えばクロスフィン型のフィン・アンド・チューブ熱交換器やマイクロチャネル型熱交換器等を採用することできる。室内熱交換器11の近傍には、室内空気を室内熱交換器11へ送風するための室内ファン(図示省略)が設けられている。
圧縮機12、油分離器13、室外熱交換器14、膨張弁15、アキュムレータ16及び四方切換弁17は、室外機2に設けられている。
圧縮機12は、吸入ポートから吸入した冷媒を圧縮して吐出ポートから吐出するものである。圧縮機12としては、例えば、スクロール圧縮機等の種々の圧縮機を採用することができる。
油分離器13は、圧縮機12から吐出された潤滑油及び冷媒の混合流体から潤滑油を分離するためのものである。分離された冷媒は四方切換弁17へ送られ、潤滑油は圧縮機12に戻される。
室外熱交換器14は、冷媒と室外空気とを熱交換させるための熱交換器である。本実施形態の室外熱交換器14は、マイクロチャネル型熱交換器である。室外熱交換器14の近傍には、室外空気を室外熱交換器14へ送風するための室外ファン18が設けられている。室外熱交換器14の液側端には、キャピラリ管37を有する冷媒分流器19が設けられている。
膨張弁15は、冷媒回路4において室外熱交換器14と室内熱交換器11との間に配設され、流入した冷媒を膨張させて、所定の圧力に減圧させる。膨張弁15として、例えば開度可変の電子膨張弁を採用することができる。
アキュムレータ16は、流入した冷媒を気液分離するものであり、冷媒回路4において圧縮機12の吸入ポートと四方切換弁17との間に配設されている。アキュムレータ16で分離されたガス冷媒は、圧縮機12に吸入される。
四方切換弁17は、図1において実線で示す第1の状態と、破線で示す第2の状態とに切換可能である。空気調和機1が冷房運転を行うときには、四方切換弁17は第1の状態に切り換えられ、暖房運転を行うときには、四方切換弁17は第2の状態に切り換えられる。
空気調和機1が冷房運転を行う場合、室外熱交換器14が冷媒の凝縮器として機能し、室内熱交換器11が冷媒の蒸発器として機能する。圧縮機12から吐出されたガス状冷媒は室外熱交換器14で凝縮し、その後、膨張弁15で減圧されてから室内熱交換器11で蒸発し、圧縮機12に吸引される。暖房運転によって室外熱交換器14等に付着した霜を取り除く除霜運転を行う場合にも、冷房運転と同様に、室外熱交換器14が冷媒の凝縮器として機能し、室内熱交換器11が冷媒の蒸発器として機能する。
空気調和機1が暖房運転を行う場合、室外熱交換器14が冷媒の蒸発器として機能し、室内熱交換器11が冷媒の凝縮器として機能する。圧縮機12から吐出されたガス状冷媒は室内熱交換器11で凝縮し、その後、膨張弁15で減圧されてから室外熱交換器14で蒸発し、圧縮機12に吸引される。
[室外熱交換器の構成]
図2は、空気調和機の内部を示す平面図である。図3は、空気調和機の筐体の底板、液ヘッダ及び冷媒分流器を示す斜視図である。図4は、室外熱交換器を展開して示す概略図である。
以下の説明において、向きや位置を説明するために、「上」、「下」、「左」、「右」、「前(前面)」、「後(背面)」等の表現を用いる場合がある。これらの表現は、特に断りの無い限り、図3中に描画した矢印の方向に従う。具体的に以下の説明では、図3中の矢印Xの方向を左右方向、矢印Yの方向を前後方法、矢印Zの方向を上下方向とする。なお、これらの方向や位置を表す表現は、説明の便宜上用いられるものであって、特記無き場合、室外熱交換器14全体や室外熱交換器14の各構成の向きや位置を記載の表現の向きや位置に特定するものではない。
図2に示すように、室外機2は、筐体40を備えている。筐体40は、直方体形状に形成されている。筐体40の内部には、前述した圧縮機12、油分離器13、室外熱交換器14、膨張弁15、アキュムレータ16、四方切換弁17、及び室外ファン18等が設けられている。このうち図2には、圧縮機12、室外熱交換器14、及びアキュムレータ16が示され、これらは筐体40の底板41上に設置されている。図2及び図3に示すように、底板41は、長方形状に形成されている。また、底板41には、後述するように排水用の開口41a,41bが形成されている。
本実施形態の室外熱交換器14は、平面視(上面視)において筐体40の左側面、後面、右側面、及び前面の4面に対向するように形成されている。筐体40の前面に対向する室外熱交換器14の一部は、筐体40の前面の左右方向Xの端部のみに対向するように筐体40の左右方向Xの長さよりも短く形成されている。室外熱交換器14に対向する筐体40の各面には、給気用の開口40aが形成されている。室外熱交換器14は、一対のヘッダ21,22と、熱交換器本体23とを有する。一対のヘッダ21,22及び熱交換器本体23は、アルミニウム製又はアルミニウム合金製である。
一対のヘッダ21,22は、平面視において熱交換器本体23の両端に配置されている。一方のヘッダ21は、液状冷媒(気液二相冷媒)が流れる液ヘッダである。他方のヘッダ22は、ガス状冷媒が流れるガスヘッダである。液ヘッダ21及びガスヘッダ22は、その長手方向を上下方向Zに向けた状態で配置されている。
図4に示すように、液ヘッダ21には、冷媒分流器19が接続されている。冷媒分流器19は、内部に分岐流路が形成された分流器本体50と、分流器本体50の一端から延びる主管51と、分流器本体50の他端から延びる複数のキャピラリ管37とを有する。主管51は、膨張弁15(図1参照)に接続されている。複数のキャピラリ管37は、それぞれ液ヘッダ21に接続管35を介して接続されている。ガスヘッダ22には、ガス配管24が接続されている。
熱交換器本体23は、内部を流れる冷媒と空気との間で熱交換を行う部分である。図4に示すように、熱交換器本体23は、複数の伝熱管26と、複数のフィン27とを有する。各伝熱管26は、水平に配置されている。複数の伝熱管26は、上下方向Zに並べて配置されている。各伝熱管26の長手方向の一端部は液ヘッダ21に接続されている。各伝熱管26の長手方向の他端部は、ガスヘッダ22に接続されている。
伝熱管26は、例えば、冷媒の流路となる複数の孔が水平方向に並べて形成された扁平多穴管である。複数のフィン27は、伝熱管26の長手方向に沿って並べて配置されている。冷媒は、液ヘッダ21から熱交換器本体23を通過してガスヘッダ22へ一方向に流れるか、又は、ガスヘッダ22から熱交換器本体23を通過して液ヘッダ21へ一方向に流れる。
図4に例示する熱交換器本体23は、複数の熱交換部31A〜31Kを有している。複数の熱交換部31A〜31Kは、上下方向Zに並べて配置されている。液ヘッダ21の内部は、熱交換部31A〜31Kごとに上下に区画されている。言い換えると、図3に示すように、液ヘッダ21の内部には、熱交換部31A〜31Kごとの流路33A〜33Kが形成されている。
液ヘッダ21には、複数の接続管35A〜35Kが接続されている。各接続管35A〜35Kは、各流路33A〜33Kに対応して設けられている。各接続管35A〜35Kには、冷媒分流器19のキャピラリ管37A〜37Kが接続されている。
暖房運転の際に、冷媒分流器19で分流された液状冷媒は、キャピラリ管37A〜37K及び接続管35A〜35Kを流れて液ヘッダ21内の各流路33A〜33Kに流入し、各流路33A〜33Kに接続された1又は複数の伝熱管26を通ってガスヘッダ22へ流れる。逆に、冷房運転又は除霜運転の際に、ガスヘッダ22で各伝熱管26に分流された冷媒は、液ヘッダ21の各流路33A〜33Kに流入し、各流路33A〜33Kから各キャピラリ管37A〜37Kを流れて分流器本体50で合流する。
ガスヘッダ22の内部は区画されておらず、全ての熱交換部31A〜31Kにわたって連続している。したがって、1本のガス配管24からガスヘッダ22に流入した冷媒は、全ての伝熱管26に分流され、全ての伝熱管26からガスヘッダ22に流入した冷媒は、ガスヘッダ22で合流されて1本のガス配管24に流入する。
熱交換部31A〜31K、液ヘッダ21内の流路33A〜33K、接続管35A〜35K、及びキャピラリ管37A〜37Kは、全て同数であり、これらの数は図4に示す例では11となっている。しかし、この数は限定されるものではない。
[冷媒分流器の構成]
図5Aは、液ヘッダ及び冷媒分流器の下部側を示す斜視図である。図5Bは、液ヘッダ及び冷媒分流器の上部側を示す斜視図である。図6は、液ヘッダ及び冷媒分流器の一部を左側から見た図である。図7は、液ヘッダ及び冷媒分流器の一部を後側から見た図である。図8は、図7のE−E線断面図である。図9は、底板及び冷媒分流器の一部を後斜め上方から見た斜視図である。
図2、図3、図6、及び図7に示すように、冷媒分流器19は、室外熱交換器14の液ヘッダ21の左斜め後方に配置されている。冷媒分流器19は、図5A、図5B、及び図8にも示すように、分流器本体50と、主管51と、キャピラリ管37(37A〜37K)とを有する。分流器本体50は、円筒形状に形成され、その中心が上下方向Zに沿って配置されている。分流器本体50の内部には、分岐流路が形成されている。
分流器本体50の上面(上下方向Zの一端面)50aには、1つの主管51が接続されている。主管51は、分流器本体50の上面50aから上方に延びている。この主管51は、他の冷媒配管等を介して膨張弁15(図1参照)に接続されている。主管51は、図8に示すように、分流器本体50の上面50aにおける円形状の中心に接続されている。
分流器本体50の下面(上下方向Zの他端面)50bには、複数のキャピラリ管37が接続されている。キャピラリ管37は、分流器本体50の下面50bから下方に突出したあと折り曲げられ、分流器本体50の下面50bよりも上方に延びている。
以下の説明では、分流器本体50の下面50bに接続された複数のキャピラリ管37のうち、分流器本体50の下面50bよりも上方で室外熱交換器14の液ヘッダ21に接続されるもの、具体的に、図5A及び図5Bにおいて、最も下の接続管35Aと下から2番目の接続管35Bに接続されるキャピラリ管37A,37B以外のキャピラリ管37C〜37Kについて説明する。
以下、キャピラリ管37と、液ヘッダ21から突出する接続管35とを併せて、単に「冷媒管」という。冷媒管は、次の3つの態様に分類することができる。
(1)図6に符号Aで示すように、分流器本体50の下面50bから下方に突出する第1接続部A1と、第1接続部A1の下端から約180°折り曲げられて上方へ延びる鉛直部A2と、を含む第1冷媒管A;
(2)図6及び図7に符号Bで示すように、分流器本体50の下面50bから下方に突出する第1接続部B1と、第1接続部B1の下端から斜めに傾斜して延びる第1傾斜部B2と、を含む第2冷媒管B;
(3)図7に符号Cで示すように、分流器本体50の下面50bから下方に突出する第1接続部C1と、第1接続部C1の下端から折り曲げられて略水平に延びる水平部C2を含む第3冷媒管C。
図6〜図9に示すように、分流器本体50の下方において、筐体40の底板41には、排水用の第1開口41aを有する第1排水部53が形成されている。上述の第1〜第3冷媒管A〜Cの最下端は、上下方向において第1開口41aと重なる位置に配置されている。
具体的に、図6に示すように、第1冷媒管Aは、第1接続部A1と鉛直部A2との間がU字状に湾曲しており、この湾曲した部分(湾曲部)A3が第1冷媒管Aの最下端となっている。湾曲部A3は、上下方向において第1開口41aと重なる位置に配置されている。
第2冷媒管Bは、図6及び図7に示すように、第1接続部B1側に位置する第1傾斜部B2の一端B2aが高く、他端が低い。この第1傾斜部B2の他端B2bが最下端となっている。第1傾斜部B2の他端B2bは、上下方向において第1開口41aと重なる位置に配置されている。第1傾斜部B2は、水平方向に対して15°以上の角度で傾斜している。
図7に示すように、第3冷媒管Cは、水平部C2が最下端となっている。そのため、水平部C2の全体が、上下方向において第1開口41aと重なる位置に配置されている。
以上より、第1〜第3冷媒管A〜Cの最下端A3,B2b,C2は、上下方向において第1開口41aと重なる位置に配置されている。言い換えると、第1開口41aは、第1冷媒管A、第2冷媒管B、及び第3冷媒管Cの最下端A3,B2b,C2の下方領域を含む大きさに形成されている。
暖房運転の際、冷媒分流器19の主管51には、凝縮された液冷媒が流れ、この液冷媒は、分流器本体50で分流されて各冷媒管A,B,Cを流れる。これらの冷媒管A,B,Cを流れている冷媒は、減圧されることによって温度が低下し、外気よりも低温の気液二相冷媒となる。このとき、冷媒管A,B,Cの周囲では外気が冷却されるため冷媒管A,B,Cに結露水や霜が付着することがある。冷媒管A,B,Cに付着した霜を除去するために除霜運転が行われると、霜が融解されて冷媒管A,B,Cには水が付着することがある。
以上のように冷媒管A,B,Cに水が付着すると、その水は冷媒管A,B,Cを伝って下方へ流れ、冷媒管A,B,Cの最下端A3,B2b,C2から落下する。本実施形態では、冷媒管A,B,Cの最下端A3,B2b,C2が、上下方向において第1開口41aと重なる位置に配置されているので、冷媒管A,B,Cの最下端A3,B2b,C2から落下した水は第1開口41aから外部に排出される。そのため、底板41上で水が凍結したり、凍結した氷が上方へ成長するアイスアップ現象が生じたりすることが抑制される。
図6〜図9に示すように、第2冷媒管Bは、第1接続部B1及び第1傾斜部B2の他、第2傾斜部B3と、第3傾斜部B4とを有する。第2傾斜部B3は、第1接続部B1とは反対側の第1傾斜部B2の端部B2bから折れ曲がり、水平方向に対して傾斜して延びている。第2傾斜部B3は、第2冷媒管Bの最下端B2bに連続している。第3傾斜部B4は、第1傾斜部B2とは反対側の第2傾斜部B3の端部から折れ曲がり、水平方向に対して傾斜して延びている。第3傾斜部B4は、第2傾斜部B3とは異なる方向に延びている。
第2傾斜部B3は、第1傾斜部B2側の一端が低く、第3傾斜部B4側の他端が高くなるように傾斜している。第3傾斜部B4は、第2傾斜部B3側の一端が低く、第2傾斜部B3とは反対側の他端が高くなるように傾斜している。第2冷媒管Bは、図6に示すように、第3傾斜部B4の他端から折れ曲がり上方に延びる鉛直部B5を有している。
図6〜図9に示すように、第3冷媒管Cは、第1接続部C1及び水平部C2の他、第2傾斜部C3と、第3傾斜部C4とを有する。第2傾斜部C3は、第1接続部C1とは反対側の水平部C2の端部から折れ曲がり、水平方向に対して傾斜して延びている。第3傾斜部B4は、水平部C2とは反対側の第2傾斜部C3の端部から折れ曲がり、水平方向に対して傾斜して延びている。
第2傾斜部C3は、水平部C2側の一端が低く、第3傾斜部C4側の他端が高くなるように傾斜している。第3傾斜部C4は、第2傾斜部C3側の一端が低く、第2傾斜部C3とは反対側の他端が高くなるように傾斜している。第3冷媒管Cは、図6に示すように、第3傾斜部C4の他端から折れ曲がり上方に延びる鉛直部C5を有している。第2傾斜部C3及び第3傾斜部C4は、水平方向に対して15°以上の角度で傾斜している。
図7に示すように、第2冷媒管Bの第2傾斜部B3と、第3冷媒管Cの第2傾斜部C3とは、略平行に配置されている。第2冷媒管Bの第2傾斜部B3と、第3冷媒管Cの第2傾斜部C3とは、上下方向に並べて配置されている。図6に示すように、第2冷媒管Bの第3傾斜部B4と、第3冷媒管Cの第3傾斜部C4は、略平行に配置されている。第2冷媒管Bの第3傾斜部B4と、第3冷媒管Cの第3傾斜部C4とは、上下方向に並べて配置されている。
図8に示すように、第2冷媒管Bの第2傾斜部B3と第3傾斜部B4とは、平面視において約90°の角度で折れ曲がっている。第3冷媒管Cの第2傾斜部C3と第3傾斜部C4とも、平面視において約90°の角度で折れ曲がっている。
図8及び図9に示すように、第2冷媒管Bの第3傾斜部B4及び第3冷媒管Cの第3傾斜部C4の下方において、筐体40の底板41には、第2開口41bを有する第2排水部54が設けられている。この第2開口41bは、前後方向に細長く形成されている。第2開口41bは、第1開口41aに左右方向に隣接して配置されている。第2傾斜部B3,C3と第3傾斜部B4,C4との境界B6,C6は、上下方向において第2開口41bと重なる位置に配置されている。
図8及び図9に示すように、第2冷媒管B及び第3冷媒管Cにおいて、第3傾斜部B4,C4に付着した結露水等の水は、第3傾斜部B4,C4を伝って下方に流れ、第3傾斜部B4,C4と第2傾斜部B3,C3との境界B6,C6に到る。第3傾斜部B4,C4を流れる水は、この境界B6,C6で流れが妨げられるため、下方に落下しやすくなる。境界B6,C6は、上下方向において第2開口41bと重なる位置に配置されているので、境界B6,C6から落下した水は、第2開口41bから外部に排出される。
第3傾斜部B4,C4から境界B6,C6を超えて第2傾斜部B3,C3に到った水や第2傾斜部B3,C3に付着した結露水等は、第2傾斜部B3,C3を伝ってより下方に流れる。第2傾斜部B3,C3の下端は、図7に示すように、第2、第3冷媒管B,Cの最下端B2b,C2に連続している。そのため、第2傾斜部B3,C3を伝う水は、最下端B2b,C2から落下し、第1開口41aから外部に排出される。
図5A及び図5Bに示すように、第1冷媒管A、第2冷媒管B、及び第3冷媒管Cは、略水平に配置され液ヘッダ21に接続される第2接続部A7,B7,C7を有している。第1冷媒管A、第2冷媒管B、及び第3冷媒管Cのうち、下から4番目以上の接続管35D〜35Kを含む冷媒管A,B,Cは、第2接続部A7,B7,C7と、冷媒管A,B,Cの最下端A3,B2b,C2との間において、鉛直方向に沿って配置されるか、または、第2接続部A7,B7,C7側から最下端A3,B2b,C2側へ向けて下り勾配となるように配置されている。そのため、第1〜第3冷媒管A,B,Cに付着した水は、第2接続部A7,B7,C7と最下端A3,B2b,C2との間で最下端A3,B2b、C2に向けて流れやすくなり、最下端A3,B2b,C2から落下した水を第1開口41aから外部へ排出することができる。
[その他の実施形態]
図10は、筐体の底板に形成された排水部の他の実施形態を示す断面図である。
第1開口41aを有する第1排水部53及び第2開口41bを有する第2排水部54(以下、単に「開口41a,41b」又は「排水部53,54」という)は、図10に示す形態とすることができる。図10に示す排水部53、54は、底板41から下方に凹む凹部41cと、この凹部41cの底部に形成された開口41a,41bとを有する。開口41a,41bの周囲における凹部41cの上面41c1は、開口41a,41b側が低くなるように傾斜している。排水部53,54が図10に示すように構成されている場合、第1〜第3冷媒管A,B,Cの最下端A3,B2b,C2は、上下方向において開口41a,41bと重なる位置に限らず、上下方向において凹部41cと重なる位置に配置されてもよい。凹部41cに落下した水は、上面41c1の傾斜によって開口41a、41bへ向けて流れ、開口41a、41bから外部へ排出される。
第2冷媒管Bの第1傾斜部B2は、第1接続部B1側の一端B2aが低く、第2傾斜部B3側の他端B2bが高くてもよい。この場合、第1傾斜部B3の一端B2aが、第2冷媒管Bの最下端となるので、第1傾斜部B2の一端B2aが、上下方向において第1開口41aと重なる位置に配置される。
上述した実施形態では、室外熱交換器14が、筐体40の4つの側面に対向するように形成されていたが、室外熱交換器14が、筐体40の3つの側面に対向するように、平面視で略U字状に形成されていてもよい。
上記実施形態では、冷媒分流器19が、液ヘッダ21の後斜め後方に配置されていたが、液ヘッダ21の左右方向Xの側方に配置されていてもよい。
上記実施形態では、矢印Zの方向を上下方向、矢印Yの方向を前後方向、矢印Xの方向を左右方向として空気調和機1を説明したが、これに限定されるものではなく、例えば、矢印Xの方向を前後方向、矢印Yの方向を左右方向としてもよい。
[実施形態の作用効果]
(1)上記実施形態の空気調和機1は、室外熱交換器14と、室外熱交換器14に液状冷媒を分流して流す冷媒分流器19と、底板41を有しかつ室外熱交換器14及び冷媒分流器19を収容する筐体40とを備える。底板41には、排水用の第1開口41aを有する第1排水部53が設けられる。冷媒分流器19は、分岐流路を有する分流器本体50と、分流器本体50の下面50bから下方に突出したあと折り曲げられ、下面50bよりも上方で室外熱交換器14に接続される複数の冷媒管A,B,Cとを備えている。全ての冷媒管A,B,Cの最下端A3,B2b,C2は、上下方向において第1排水部53と重なる位置に配置されている。そのため、冷媒管A,B,Cの表面に付着した水が冷媒管A,B,Cの最下端A3,B2b,C2から落下しても、当該水を第1排水部53から筐体40の外部に排出することができる。
(2)上記実施形態においては、冷媒管A,B,Cの最下端A3,B2b,C2が、上下方向において第1開口41aと重なる位置に配置されている。そのため、冷媒管A,B,Cの表面に付着した水が冷媒管A,B,Cの最下端A3,B2b,C2から落下したとき、当該水を第1開口41aから直接的に筐体40の外部に排出することができる。
(3) 上記実施形態においては、図6及び図7に示すように、少なくとも1つの冷媒管(第2冷媒管)Bが、分流器本体50の下面50bに接続され分流器本体50の下面50bから下方に突出する第1接続部B1と、第1接続部B1の下端から水平方向に対して傾斜する方向に折り曲げられた第1傾斜部B2とを有し、第1傾斜部B2の下側の端部B2bが、最下端となっている。そのため、冷媒管Bに付着し第1傾斜部B2に到った水は、第1傾斜部B2に沿って下方に流れ、第1傾斜部B2の下側の端部から落下し、筐体40の外部に排出される。
(4) 上記実施形態においては、第1傾斜部B2が、水平方向に対して15度以上傾斜している。そのため、第1傾斜部B2の下側の端部まで水が流れやすくなり、冷媒管Bの最下端B2bから水を落下させることができる。
(5) 上記実施形態においては、図7に示すように、少なくとも1つの冷媒管(第3冷媒管)Cが、分流器本体50の下面50bに接続され分流器本体50の下面50bから下方に突出する第1接続部C1と、第1接続部C1から水平方向に折り曲げられた水平部C2とを有し、水平部C2が冷媒管Cの最下端となっている。そのため、冷媒管Cに付着し水平部C2に流れた水は、水平部C2の範囲内で落下し、筐体40の外部に排出することができる。
(6) 上記実施形態においては、図7〜図9に示すように、底板41に、排水用の第2開口41bを有する第2排水部54が形成され、少なくとも1つの冷媒管B,Cが、最下端B2b,C2と室外熱交換器14(液ヘッダ21)との間に、水平方向に対して傾斜する第2傾斜部B3,C3と、第2傾斜部B3,C3の端部から第2傾斜部B3,C3とは異なる方向に折り曲げられた第3傾斜部B4,C4と、を有する。第3傾斜部B4,C4は、第2傾斜部B3,C3側の端部が低くなるように水平方向に対して傾斜し、第2傾斜部B3,C3と第3傾斜部B4,C4との間の境界(折り曲げ部分)B6,C6が、上下方向において前記第2排水部54と重なる位置に配置されている。そのため、第3傾斜部B4,C4に付着した水が、第3傾斜部B4,C4の傾斜によって境界B6,C6まで流れ、境界B6,C6から落下したとしても、第2排水部54から筐体40の外部に排出することができる。
(7) 上記実施形態においては、図6及び図7に示すように、第2傾斜部B3,C3が、第3傾斜部B4,C4側が高くなるように傾斜し、第2傾斜部B3,C3の下側の端部が、最下端B2b,C2と連続している。第2傾斜部B3,C3に付着した水は、第2傾斜部B3,C3に沿って流れて第2傾斜部B3,C3の下側の端部に連続する最下端B2b,C2に到る。そのため、当該水を最下端B2b,C2から落下させ、第1排水部53から筐体40の外部に排出することができる。
(8) 上記実施形態においては、第2傾斜部B3,C3及び第3傾斜部B4,C4が、水平方向に対して15度以上傾斜している。そのため、第2傾斜部B3,C3及び第3傾斜部B4,C4に付着した水を、第2傾斜部B3,C3及び第3傾斜部B4,C4の下側の端部まで流すことができる。
(9) 上記実施形態においては,冷媒管A,B,Cが、室外熱交換器14の液ヘッダ21に接続される第2接続部A7,B7,C7を備え、少なくとも1つの冷媒管A,B,Cは、第2接続部A7,B7,C7から最下端A3,B2b,C2までの間、鉛直方向に沿って配置されるか、又は、第2接続部A7,B7,C7側から最下端A3,B2b,C2側へ向けて下り勾配に配置されている。そのため、第2接続部A7,B7,C7と最下端A3,B2b,C2との間で冷媒管A,B,Cに付着した水は、冷媒管A,B,Cを伝って最下端A3,B2b,C2まで流れやすくなる。
(10) 上記実施形態においては、室外熱交換器14の一端と他端とが距離をあけて配置されており、室外熱交換器14の一端に冷媒分流器19が接続され、室外熱交換器14の他端にガスヘッダ(ガス側配管)22が接続される。冷媒分流器19とガスヘッダ22との双方が室外熱交換器14の一端側に配置されている場合、冷媒分流器19の周囲がガスヘッダ22を流れる高温の冷媒によって温められ、冷媒分流器19に付着した水の凍結や底板41に落下した水の凍結が生じにくいが、本実施形態のように、冷媒分流器19とガスヘッダ22とが室外熱交換器14の一端と他端とに振り分けて配置されている場合、冷媒分流器19の周囲温度がより低くなり、水の凍結が生じやすくなる。したがって、冷媒分流器19の冷媒管A,B,Cを、以上に説明したような各構成とすることが、より有用である。
本開示は、以上の例示に限定されるものではなく、特許請求の範囲によって示され、特許請求の範囲と均等の意味及び範囲内ですべての変更が含まれることが意図される。
1:空気調和機
14:室外熱交換器
19:冷媒分流器
22:ガスヘッダ(ガス側配管)
40:筐体
41:底板
41a:第1開口
41b:第2開口
50:分流器本体
50b:下面
53:第1排水部
54:第2排水部
A:冷媒管
A3:最下端
A7:第2接続部
B:冷媒管
B1:第1接続部
B2:第1傾斜部
B2b:最下端
B3:第2傾斜部
B4:第3傾斜部
B6:境界
C:冷媒管
C1:第1接続部
C2:水平部
C3:第2傾斜部
C4:第3傾斜部
C6:境界

Claims (10)

  1. 熱交換器(14)と、
    前記熱交換器(14)に液状冷媒を分流して流す冷媒分流器(19)と、
    底板(41)を有しかつ前記熱交換器(14)及び前記冷媒分流器(19)を収容する筐体(40)と、を備え、
    前記底板(41)に、排水用の第1開口(41a)を有する第1排水部(53)が設けられ、
    前記冷媒分流器(19)が、分岐流路を有する分流器本体(50)と、前記分流器本体(50)の下面(50b)から下方に突出したあと折り曲げられ、前記下面(50b)よりも上方で前記熱交換器(14)に接続される複数の冷媒管(A,B,C)と、を備えており、
    全ての前記冷媒管(A,B,C)の最下端が、上下方向において前記第1排水部(53)と重なる位置に配置されている、空気調和機。
  2. 前記冷媒管(A,B,C)の最下端(A3,B2b,C2)が、上下方向において前記第1開口(41a)と重なる位置に配置されている、請求項1に記載の空気調和機。
  3. 少なくとも1つの前記冷媒管(B)が、前記分流器本体(50)の下面(50b)に接続され前記分流器本体(50)の下面(50b)から下方に突出する第1接続部(B1)と、前記第1接続部(B1)の下端から水平方向に対して傾斜する方向に折り曲げられた第1傾斜部(B2)とを有し、
    前記第1傾斜部(B2)の下側の端部が、前記最下端である、請求項1又は2に記載の空気調和機。
  4. 前記第1傾斜部(B2)が、水平方向に対して15度以上傾斜している、請求項3に記載の空気調和機。
  5. 少なくとも1つの前記冷媒管(C)が、前記分流器本体(50)の下面(50b)に接続され前記分流器本体(50)の下面(50b)から下方に突出する第1接続部(C1)と、前記第1接続部(C1)から水平方向に折り曲げられた水平部(C2)とを有し、
    前記水平部(C2)が、前記最下端である、請求項1又は2に記載の空気調和機。
  6. 前記底板(41)に、排水用の第2開口(41b)を有する第2排水部(54)が形成され、
    少なくとも1つの前記冷媒管(B,C)が、前記最下端(B2b,C2)と前記熱交換器(14)との間に、水平方向に対して傾斜する第2傾斜部(B3,C3)と、前記第2傾斜部(B3,C3)の端部から前記第2傾斜部(B3,C3)とは異なる方向に折り曲げられた第3傾斜部(B4,C4)と、を有し、
    前記第3傾斜部(B4,C4)は、前記第2傾斜部(B3,C3)側の端部が低くなるように水平方向に対して傾斜し、
    前記第2傾斜部(B3,C3)と前記第3傾斜部(B4,C4)との間の境界(B6,C6)が、上下方向において前記第2排水部(54)と重なる位置に配置されている、請求項1〜5のいずれか1項に記載の空気調和機。
  7. 前記第2傾斜部(B3,C3)は、前記第3傾斜部(B4,C4)側が高くなるように傾斜し、
    前記第2傾斜部(B3,C3)の下側の端部が、前記最下端(B2b,C2)と連続している、請求項6に記載の空気調和機。
  8. 前記第2傾斜部(B3,C3)及び前記第3傾斜部(B4,C4)が、水平方向に対して15度以上傾斜している、請求項6又は7に記載の空気調和機。
  9. 前記冷媒管(A,B,C)が、前記熱交換器(14)に接続される第2接続部(A7,B7,C7)を備え、
    少なくとも1つの前記冷媒管(A,B,C)は、前記第2接続部(A7,B7,C7)から前記最下端(A3,B2b,C2)までの間、鉛直方向に沿って配置されるか、又は、前記第2接続部(A7,B7,C7)側から前記最下端(A3,B2b,C2)側へ向けて下り勾配に配置されている、請求項1〜8のいずれか1項に記載の空気調和機。
  10. 平面視において、前記熱交換器(14)の一端と他端とが距離をあけて配置されており、前記熱交換器(14)の一端に前記冷媒分流器(19)が接続され、前記熱交換器(14)の他端にガス側配管(22)が接続される、請求項1〜9のいずれか1項に記載の空気調和機。
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